東京都健康安全研究センター研究年報
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- ゆあ かなり
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1 東京健安研セ年報 Ann. Rep. Tokyo Metr. Inst.P.H., 56, 81-86, 2005 ダイエット健康食品中に含有される医薬品の検索法と健康被害を起こした 天天素清脂胶嚢 への適用 守安貴子 *, 蓑輪佳子 *, 岸本清子 *, 重岡捨身 *, 門井秀郎 * *, 安田一郎 Determination of Drugs in the Dietary Supplements for Weight Loss and Applying to Tentenso Caused Health Damage Takako MORIYASU *, Keiko MINOWA *, Kiyoko KISHIMOTO *, Sutemi SHIGEOKA *, Hideo KADOI * and Ichiro YASUDA * Keywords: 健康食品 dietary supplements, ダイエット weight loss, 食欲抑制剤 suppression appetite, 代謝機能亢進剤 advance metabolism, 瀉下剤 purgative, 利尿剤 diuretic, 薄層クロマトグラフィー TLC, 液体クロマトグラフィー / フォトダイオードアレイ HPLC/PDA, 液体クロマトグラフィー / 質量分析 HPLC/MS, 天天素清脂胶嚢 weight loss capsule tentenso 緒言健康志向の高まりにより, いわゆる 健康食品 の利用は年々増加する傾向にある. 中でもダイエットを目的としたものは, 老若男女を問わず関心が高く, 様々な商品が販売されている. その一方で, 平成 14 年に死亡者 3 名, 総患 1 者数約 700 名を出した中国製ダイエット健康食品被害事例 -3) のように, 医薬品成分が添加された薬事法違反の例は後を絶たない. 平成 17 年 6 月にも, 天天素清脂胶嚢 ( 以下, 天天素 と略す) と呼ばれる製品から, 食欲抑制剤シブトラミン及びマジンドール, 瀉下剤のフェノールフタレイン, 生薬のダイオウが検出される事例があった. このような事例による健康被害の拡大を防ぐためには, 健康食品に含有される医薬品成分を迅速に検索し, 都民に知らせることが重要である. ダイエットを目的とした健康食品に混入される可能性のある医薬品は, 食欲抑制剤, 代謝機能亢進剤, 利尿剤, 瀉下剤等様々である. また, 近年は, 既存の医薬品成分だけでなく, これらを化学修飾した新規化合物が混入される事例も多く, 成分を特定することは難しい. そこで, まず, 薄層クロマトグラフィー (TLC) を用いた一次検索により幅広く検索を行った後, 分離の良い液体クロマトグラフィー / フォトダイオードアレイ (HPLC/PDA) により二次検索を行う方法を検討した. 検出された医薬品はさらに, HPLC/MSで質量スペクトルを標準品と比較し, 確認することとした. 本法を, 健康被害を引き起こした 天天素 に適用し試験したところ, 良好な結果が得られたので報告する. 実験方法 1. 検索対象成分検索の対象とする医薬品成分 20 種はTLC 及びHPLCの試 験結果と共に表 1に示した. 2. 試料健康被害が生じたとして, 薬事監視課より分析依頼のあった 天天素 9 製品とインターネットにより購入した1 製品. 3. 試薬及び装置 1) 標準品及び試薬塩酸エフェドリン, 塩酸メチルエフェドリン, 塩酸プソイドエフェドリン, 塩酸フェニルプロパノールアミン, ニケタミド, 塩酸フェンフルラミン, メフェンテルミンヘミスルフェート, 塩酸フェンテルミン, マジンドール, ビサコジル, ピコスルファートナトリウム, ヒドロクロロチアジド, クロロチアジド及びフロセミドは Sigma 社製, センノシドA 及びセンノシドBは松浦薬業 ( 株 ) 製, フェノールフタレインは和光純薬 ( 株 ) 製, 塩酸シブトラミン (1 水和物 ) は国立医薬品食品研究所分与品, 脱 N-ジメチルシブトラミンは市販製品から単離精製したもの及びN-ニトロソフェンフルラミンは合成品を用いた. アセトニトリルは和光純薬製 HPLC 用を用い, ドラーゲンドルフ試薬は日本薬局方 4) の試薬試液によった. その他は試薬特級品を用いた. 2) HPLC/PDA 装置日本分光 ( 株 ) 製 PU-980 型ポンプ, 同 MD-915 型フォトダイオードアレイ検出器, 同 DG 型デガッサー, 同 AS-950 型オートサンプラー, 同 CO-965 型恒温槽,JASCO-BORWINデータ処理システムにより構成した装置を用いた. 3) HPLC/MS 装置日立製作所 ( 株 ) 製 M-1200Hシステムを用いた. * 東京都健康安全研究センター医薬品部医薬品研究科 東京都新宿区百人町 * Tokyo Metropolitan Public Health Research Institute , Hyakunin-cho, Shinjuku-ku, Tokyo Japan
2 82 4. 測定条件 1) TLC 薄層板 :MERCK 社製 Silica gel 60 F 254 (Art No.5715) を105 で1 時間乾燥したもの. スポット量 :5 μl. 検出 : 暗所にて紫外線 254 nmを照射し, 吸収スポットの有無を確認. また, ドラーゲンドルフ試薬噴霧後 10% 硫酸を噴霧し, 橙色のスポットの有無を確認. 展開溶媒 :1クロロホルム / メタノール /28% アンモニア水 (90:10:1), 21-ブタノール / 酢酸 / 水 (7:1:2) 2) HPLC/PDA カラム :Cosmosil 5C 18 -AR-Ⅱ(4.6 mm i.d. 150 mm, 5 μm), カラム温度 :40, 流速 :1 ml/min, 検出 :PDA 200~ nm, 試料注入量 :10 μl, 移動相 :1A 液 -アセトニトリル/ 水 / リン酸 (100:900:1, ラウリル硫酸ナトリウムを10mM 含有 ) とB 液 -アセトニトリル/ 水 / リン酸 (900:100:1, ラウリル硫酸ナトリウムを10mM 含有 ) のグラジェント分析,A 液 :B 液 90:10 30:70(0 分 25 分,35 分まで保持 ).2A 液 -アセトニトリル/ 水 (100: 900, 臭化テトラブチルアンモニウムを3mM 含有 ) とB 液 - アセトニトリル / 水 (900:100, 臭化テトラブチルアンモニウムを3mM 含有 ) のグラジェント分析,A 液 :B 液 100: 0 50:50(0 分 10 分,20 分まで保持 ). 3) HPLC/MS 天天素 の分析条件カラム :Cosmosil 5C 18 -AR-Ⅱ(4.6 mm i.d. 150 mm, 5 μm), カラム温度 :40, 流速 :1 ml/min, 試料注入量 ;10 μl, 移動相 :0.1% 蟻酸溶液 :0.1% 蟻酸含有アセトニトリル (65:35), 検出 :APCI +, スキャンモード, ドリフト電圧 :30 V, マルチプライアー電圧 :1800 V, ニードル電圧 :2700 V, ネブライザー温度 :200, デソルベーション温度 :. 5. 標準溶液の調製いずれの成分もTLC 用は約 1,000 ppm,hplc 用は約 50 ppm のメタノール溶液を用いた. 6. 試料溶液の調製試料は粉末とし, 約 1/2 日用量をはかりとり,70% メタノール30 mlで1 回,15 mlで1 回, 超音波 15 分及び振とう 30 分を行い抽出した 5). 遠心分離後上澄液を合わせ,50 ml にメスアップした. これを0.45 μmのメンブランフィルターでろ過したものをhplc 用試料溶液とした.TLC 用には, HPLC 用試料溶液を40 mlとり, 溶媒留去後メタノール0.5 mlに溶解したものを用いた. 結果及び考察 1. 検索対象成分本法では, これまで健康食品に混入した事例があった医薬品成分を中心に, 基礎代謝亢進, 食欲抑制, 利尿, 瀉下作用のある成分を検索の対象とした. 2.TLC 条件の検討 20 種の医薬品成分をTLCにより完全分離することは, 実際のところ難しい. しかし, 脂質, タンパク質, 糖質, 他 の化学成分など様々な夾雑物を含む健康食品に含有される, 多種類の医薬品成分を検出するには, まず, 幅広い成分検索を行う必要があり, このような場合 TLCは有用である. また,TLCは展開溶媒を変えることで試料溶液中の成分を幅広く検索することができ, 一度に大量の検体を処理できることも第一義的な検索法として適当であると考えられた. そこで, まずTLCにおける各種展開溶媒による分離及び検出条件について検討した. 1) 展開溶媒の検討展開溶媒としてクロロホルム, ヘキサン, アセトン, アルコールをそれぞれ主に用いた系について検討した. 酸性成分 ( センノシドA,B, ピコスルファートナトリウム, ヒドロクロロチアジド, クロロチアジド, フロセミド ) についてはアルコール系が, 塩基性 中性成分 ( 上記酸性成分以外の成分 ) の分離にはアンモニアを加えたクロロホルム系が良好であった. そこで, クロロホルム系とアルコール系について条件検討し, その結果を表 1 に示した. クロロホルム / メタノール / アンモニア水の組成比を変えた3 条件 TLC1~3( 詳細は表 1の欄外に記載 ) のうち,TLC1は, 分析対象とした塩基性 中性成分のRf 値がいずれも0.48 以上と高かった. 逆にTLC3ではエフェドリン類がほとんど展開せず,Rf 値は0に近い値であった. 一方, TLC2ではRf 値が0.16~0.87と適度に分離したため, 本条件を設定した. アルコール系では, 酢酸を加えた2 条件 TLC4, 5( 詳細は表 1の欄外に記載 ) とも, 分離に大きな差はなかった. しかし, 健康食品などの製品を実際に試験した場合,TLC4の方が, 夾雑物の妨害が少なかったためTLC4を設定した. 2) 検出方法の検討対象とした成分の多くは, 共役する二重結合がその構造にあるので紫外線 254 nm 付近に吸収を持つ. したがって,20 種すべての成分が, 暗所紫外線 254 nm 照射下での検出が可能であった. その他の検出法として, ドラーゲンドルフ試薬,10% 硫酸, ニンヒドリン, ブロモクレゾールグリーン, フタル酸アニリン, リンモリブデン酸,4-ジメチルアミノベンズアルデヒド,2,7ジクロロフルオレセイン, ジニトロフェニルヒドラジン等, 各噴霧試薬による発色を検討した. その結果, ドラーゲンドルフ試薬により発色する成分が最も多く, 構造の中に窒素を持つ塩基性 中性成分 12 種が橙色に発色した. また, この発色は, 更に10% 硫酸を噴霧することにより, 色調が強まることから, これらの成分の検出にはこの組み合わせを用いることとした. 一方, 酸性成分はブロモクレゾールグリーン試薬により黄色に発色したが,TLCの展開溶媒に1ではアンモニア水,2では酢酸を用いていることから, 展開後は, 薄層板全体が塩基性あるいは酸性に偏り, 成分本来の発色を示さなかった. 他の噴霧試薬でも特徴的に発色するものがなかったため, 酸性成分は, 紫外線照射のみによる検出を行うこととした. なお, ほとんどの成分において, 紫外線照射下での検出はドラーゲンドルフ試薬による発色より感度が良く, いずれの成分も500 ng/ スポット以上の検出感度があった. こ
3 東京健安研セ年報 56, れは, 薬用量が最も低いマジンドールでも, その薬用量 (0.5 mg/ 日 ) の1/5を検出できる感度である. 3.HPLC/PDA 条件の検討 TLCによる検索法は第一義な検索として有用であるが, 医薬品成分 20 種を判別するのは不可能であった. そこで, 医薬品が混入している疑いのあるものの二次検索法として, 分離能の高いHPLC/PDA 法について検討した. カラムにはC18カラムを用いることとし, まず, スルホン酸系イオン対試薬を用いたグラジェント条件 HPLC1,2 ( 条件は表 1の欄外に記載 ) を実施した. 結果を表 1に示したが, いずれの条件も, 酸性成分である, センノシドA 及びB, ピコスルファートナトリウム, ヒドロクロロチアジド及びクロロチアジドの保持が弱く, 別の条件検討が必要であった. 保持された成分についてみると,HPLC1では, エフェドリン類の溶出が早く, ニケタミド,N-ニトロソフェンフルラミン, センノシドA 及びBと保持時間が重なっていた. 一方 HPLC2では, シブトラミンと脱 N-ジメチルシ 薬効 基礎代謝亢進 食 欲 抑 制 医薬品成分名 表 1.TLC 及び HPLC 試験結果 * TLC Rf 値クロロホルム系アルコール系 TLC1 TLC2 TLC3 TLC4 TLC5 TLC 検出 UV254 ドラーゲンドルフ nm 照射試薬噴霧 HPLC 保持時間 ( 分 ) HPLC1 HPLC2 エフェドリン メチルエフェドリン プソイドエフェドリン フェニルプロパノールアミン ニケタミド フェンフルラミン HPLC3 N -ニトロソフェンフルラミン メフェンテルミン フェントラミン フェンテルミン マジンドール シブトラミン 脱 N -ジメチルシブトラミン 瀉 下 利尿 センノシドA センノシドB ビサコジル ピコスルファートナトリウム フェノールフタレイン ヒドロクロロチアジド クロロチアジド フロセミド * +: 検出,-: 不検出 TLC1: クロロホルム / メタノール / アンモニア水 (75/25/1),TLC2: 同 (90/10/1),TLC3: 同 (90/5/1) TLC4:1-ブタノール / 酢酸 / 水 (7/1/2),TLC5:1-プロパノール/ 酢酸エチル / 水 / 酢酸 (40/40/3/1) HPLC1:A 液 アセトニトリル / 水 / リン酸 (100:900:1, ヘキサンスルホン酸ナトリウムを5mM 含有 ) B 液 アセトニトリル / 水 / リン酸 (900:100:1, ヘキサンスルホン酸ナトリウムを5mM 含有 ) A 液 :B 液 90:10 55:45(0 分 25 分 ) HPLC2:A 液 アセトニトリル / 水 / リン酸 (100:900:1, ラウリル硫酸ナトリウムを10mM 含有 ) B 液 アセトニトリル / 水 / リン酸 (900:100:1, ラウリル硫酸ナトリウムを10mM 含有 ) A 液 :B 液 90:10 30:70(0 分 25 分,35 分まで保持 ) HPLC3:A 液 アセトニトリル / 水 (100:900, 臭化テトラブチルアンモニウムを3mM 含有 ) B 液 アセトニトリル / 水 (900:100, 臭化テトラブチルアンモニウムを3mM 含有 ) A 液 :B 液 100:0 50:50(0 分 10 分,20 分まで保持 )
4 84 ブトラミンとの分離が難しいものの, その他は良好な分離を示したため, 本条件を採用した. HPLC2では分析できない酸性成分は, アミン系のイオン対試薬を用いたグラジェント分析 HPLC3( 詳細は表 1の欄外に記載 ) で良好に分離したため, これらの成分についてはHPLC3を設定した. この条件では,HPLC2で分析できたフロセミド, フェノーレフタレイン, ニケタミド, ビサコジル,N-ニトロソフェンフルラミンも分析可能であった. HPLC2と3のクロマトグラムを図 1に示した. 図 2に各成分の紫外部吸収スペクトルを示した. エフェドリン類, フェンフルラミン, フェンテルミン, メフェンテルミンは吸収に起因する骨格が等しいため, 紫外部吸収スペクトルも同一であった. また, シブトラミンと脱 N-ジメチルシブトラミンも同様であったが, その他の成分については, それぞれ特徴的な吸収スペクトルを示し, 定性の上で有用であった. uau 1.5E E E+04 B D G M E A F H N O C P J K Q R I L Ⅰ S uau 1.5E E E min H E G Ⅱ D C B F A O P min 図 1. 標準品の HPLC クロマトグラム Ⅰ:HPLC2 のマックスプロット,Ⅱ:HPLC3 の 240nm プロット ( 分析条件は表 1 に記載 ) A: ピコスルファートナトリウム,B: センノシド B,C: クロロチアジド,D: ヒドロクロロチアジド,E: センノシド A,F: フロセミド,G: フェノールフタレイン,H: ニケタミド,I: フェニルプロパノールアミン,J: プソイドエフェドリン,K: エフェドリン, L: メチルエフェドリン,M: フェンテルミン,N: メフェンテルミン,O: ビサコジル, P:N- ニトロソフェンフルラミン,Q: マジンドール,R: フェンフルラミン,S: シブトラミン及び脱 N ジメチルシブトラミン D 0.06 Abs A B C E J 0.1 Abs 0.05 H I Wavelength [nm] 0.12 F 0.1 G M 0.1 L K 0 Wavelength [nm] 図 2. 標準品の紫外部吸収スペクトル A: エフェドリン類, フェンフルラミン, フェンテルミン, メフェンテルミン,B: シブトラミン, 脱 N- ジメチルシブトラミン,C: N- ニトロソフェンフルラミン,D : ニケタミド,E: マジンドール,F: センノシド A,G: センノシド B,H: ピコスルファート,I: ビサコジル, J: フェノールフタレイン,K: フロセミド,L: クロロチアジド,M: ヒドロクロロチアジド
5 85 2) HPLC/PDAの結果 HPLCのクロマトを図5に示した 4 健康被害を起こした 天天素 の分析 図3に示した 天天素 は インターネットを中心に TLCの結果同様 マジンドール シブトラミン フェノー ダイエットを目的とした健康食品として全国規模で販売 ルフタレインと保持時間が一致した 天天素 ではマジ されていた しかし これを摂取していた都内の女性が亡 ンドールとフェノールフタレインの含有量が100倍近く異 くなり 天天素 との因果関係が疑われた その後 日 なり クロマト上ではマジンドールが極小ピークとなるが 6) 紫外部吸収スペクトルをみると 標準品と完全に一致し に上った 含有されていた成分のうち マジンドールは向 確認が可能であった その他の2成分も同様に一致した 精神薬に指定されており 医師の指示の下で厳密に使用さ クロマトの上で特に妨害となるピークは認められず 良好 れるべき医薬品である また シブトラミンも欧米で使用 な試験結果であった 本全国でこれによる被害が報告され その被害者は123名 されている医薬品であるが 入手には医師の処方箋が必要 uau である フェノールフタレインは発ガン性が強く 現在は 8.0E+05 使用が禁止されている このような作用の強いあるいは有 4.0E+05 害な成分が健康食品に含有されていたのは 大変 危惧さ れるべき事である A C B 0.0E E+06 この 天天素 の試験に 本法への適用を試みた Ⅰ 8.0E+05 Ⅱ A 4.0E+05 B C [min] 0.0E 図5 天天素清脂胶嚢のHPLCクロマトグラム Ⅰ 標準溶液 Ⅱ 天天素清脂胶嚢 A:フェノールフタレイン B:マジンドール C:シブトラミン 分析条件 HPLC2 詳細は表1に記載 3) HPLC/MSによる確認 本法では多成分の一斉検索を目 的としているため 検索対象成分すべてについて 成分 個々のHPLC/MSによる確認試験の検討は行っていない し 図3 天天素清脂胶嚢の外観及び内容物 かし 検索により製品から成分を検出した場合は 精度の 高いHPLC/MSなどによる確認試験を通常行っている そこ 1) TLCの結果 天天素 のTLCの結果を図4に示した で 天天素 について HPLC/MSを用いた確認を行った マジンドール シブトラミン フェノールフタレインとRf その結果 m/z 285 マジンドール 280 シブトラミン 値が一致するスポットが得られ マジンドール及びシブト 319 フェノールフタレイン いずれもM H を検出し ラミンはドラーゲンドルフによる発色も同様であった ま TLC及びHPLC/PDAの結果を裏付ける結果が得られた た 展開溶媒①はアルカリ性であるため フェノールフタ 4) 試験結果 天天素 10検体の結果を表2に示した レインと思われるスポットは 展開中淡赤色を示し 標準 含有量は マジンドール mg/カプセル シブトラミ 品の挙動と一致した ン mg/カプセル フェノールフタレイン Ⅰ mg/カプセルであり これらはいずれも薬効を現すのに充 Ⅱ 分な量であった このように 合成医薬品は比較的検出量 ① ② ① ② に大きな差はなかったが 製品の中には生薬のダイオウを 検出するものがあり 製品の成分組成は不統一であった マジンドールとシブトラミンはどちらも食欲抑制剤であ り フェノールフタレインとダイオウも同様に瀉下剤であ る このように 同じ薬効を示すものが重なって含有され ていたことにより 作用が大変強力となり 健康被害につ ながったものと推測される A BCD ABCD ABCD ABCD 図4 天天素清脂胶嚢のTLCクロマトグラム Ⅰ 紫外線照射 Ⅱ ドラーゲンドルフ試薬噴霧 ① TLC2 ② TLC4 分析条件は表1に記載 A:シブトラミン B:天天素 C:マジンドール D:フェノールフタレイン
6 86 * 表 2. 天天素清脂胶嚢の試験結果 マジンドール シブトラミン フェノールフタレインダイオウ 検体 検出 検体 検出 検体 検出 検体 不検出 検体 不検出 検体 検出 検体 検出 検体 検出 検体 検出 検体 検出 * 単位 :mg/ カプセル 結論ダイエット健康食品中に含有される可能性が高い医薬品の検索法について検討したところ, 以下のことが明らかとなった 成分のうち塩基性 中性成分 14 種については, クロロホルム / メタノール / アンモニア水系による分離が良好であった. それ以外の成分については, ブタノール / 酢酸 / 水系を用いたTLC 分析を実施することとした. この2 条件を組み合わせることにより,20 成分の検索が可能であった. 2.HPLC/PDAを用いた検索法では, ラウリル硫酸ナト リウムと臭化テトラブチルアンモニウムをイオン対にそれぞれ用いたグラジェント分析を組み合わせることにより,20 成分の検索が可能であった. 3. 天天素 について本法を適用したところ, マジンドール, シブトラミン, フェノールフタレインを検出し, その含量は1カプセルあたり, マジンドールが1.2~1.7 mg, シブトラミンが5.6~8.8 mg, フェノールフタレインが97~ 126 mgであった. 文献 1) 厚生労働省医薬局監視指導 麻薬対策課報道発表資料 : 中国製ダイエット用健康食品による健康被害事例等, 2003 年 5 月 30 日 2) 守安貴子, 岸本清子, 蓑輪佳子他 : 東京衛研年報,54, 69 ~73,2003 3) 厚生労働省医薬局監視指導 麻薬対策課報道発表資料 : 中国製ダイエット用健康食品 ( 未承認医薬品 ) に関する調査結果,2003 年 2 月 12 日 4) 厚生労働省監修 : 第十四改正日本薬局方,155,2001 5) 浜野朋子, 瀬戸隆子, 塩田寛子他 : 東京衛研年報,52, 43 ~47,2001 6) 厚生労働省医薬局監視指導 麻薬対策課報道発表資料 : 中国製ダイエット用健康食品による健康被害事例等, 2005 年 7 月 6 日
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ソバスプラウトのフラボノイド・アントシアニン分析法
2) ソバスプラウトのフラボノイド アントシアニンの分析 ( 独 ) 農研機構東北農業研究センター渡辺満 はじめにブロッコリーやマスタードをはじめ, 多くのスプラウトが利用されるようになった. 農薬を使わないで栽培できる安全面でのメリットや, ビタミン等の栄養成分が豊富なことが大きな要因である. それに加えブロッコリースプラウトに豊富に含まれるスルフォラファンのように, スプラウトを特徴づける機能性成分の存在も魅力となっている.
HPLC UPLC JP UPLC システムによる 注入回数 3000 回以上 のルーチン製剤分析の実現 分析スループットの向上と使用溶媒量の削減 分析効率の向上 日本薬局方 (JP) は 薬事法第 41 条第一項の規定に基づき医薬品の品質を適性に担保するための公的な規範書であり 多くの医薬品の分析
JP システムによる 注入回数 3000 回以上 のルーチン製剤分析の実現 分析スループットの向上と使用溶媒量の削減 分析効率の向上 日本薬局方 (JP) は 薬事法第 41 条第一項の規定に基づき医薬品の品質を適性に担保するための公的な規範書であり 多くの医薬品の分析法は JP 法を基に開発されます また 一方では最新の技術を積極的に導入することによって 分析法の質を向上すると同時に効率性の向上
(Microsoft Word - \230a\225\266IChO46-Preparatory_Q36_\211\374\202Q_.doc)
問題 36. 鉄 (Ⅲ) イオンとサリチルサリチル酸の錯形成 (20140304 修正 : ピンク色の部分 ) 1. 序論この簡単な実験では 水溶液中での鉄 (Ⅲ) イオンとサリチル酸の錯形成を検討する その錯体の実験式が求められ その安定度定数を見積もることができる 鉄 (Ⅲ) イオンとサリチル酸 H 2 Sal からなる安定な錯体はいくつか知られている それらの構造と組成はpHにより異なる 酸性溶液では紫色の錯体が生成する
を加え,0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液で滴定 2.50 する.0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液の消費量は 0.2 ml 以下である ( 過酸化水素として 170 ppm 以下 ). (4) アルデヒド (ⅰ) ホルムアルデヒド標準液ホルムアルデヒド メタノール液のホルムアルデヒ
仮訳 プロピレングリコール Propylene Glycol C3H8O2:76.1 (RS)-Propane-1,2-diol [57-55-6] 本品は定量するとき, プロピレングリコール (C3H8O2) 99.7% 以上を含む. 性状本品は無色澄明の粘稠性のある液である. 本品は水, メタノール又はエタノール (95) と混和する. 本品は吸湿性である. 確認試験本品につき, 赤外吸収スペクトル測定法
本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因
HbA1c 測定系について ~ 原理と特徴 ~ 一般社団法人日本臨床検査薬協会 技術運営委員会副委員長 安部正義 本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因 HPLC 法 HPLC 法原理 高速液体クロマトグラフィー 混合物の分析法の一つ 固体または液体の固定相 ( 吸着剤 ) 中で 液体または気体の移動相 ( 展開剤 ) に試料を加えて移動させ
はじめに 液体クロマトグラフィーには 表面多孔質粒子の LC カラムが広く使用されています これらのカラムは全多孔質粒子カラムの同等製品と比べて 低圧で高効率です これは主に 物質移動距離がより短く カラムに充填されている粒子のサイズ分布がきわめて狭いためです カラムの効率が高いほど 分析を高速化で
アプリケーションノート食品 / 飲料品検査 発酵モニタリング 農薬 バイオ燃料 代替エネルギー Agilent InfinityLab Poroshell 120 HILIC-Z カラムによる糖の分析 著者 Anne Mack and Ta-Chen Wei Agilent Technologies, Inc. 概要 Agilent InfinityLab Poroshell 120 HILIC-Z
土壌溶出量試験(簡易分析)
土壌中の重金属等の 簡易 迅速分析法 標準作業手順書 * 技術名 : 吸光光度法による重金属等のオンサイト 簡易分析法 ( 超音波による前処理 ) 使用可能な分析項目 : 溶出量 : 六価クロム ふっ素 ほう素 含有量 : 六価クロム ふっ素 ほう素 実証試験者 : * 本手順書は実証試験者が作成したものである なお 使用可能な技術及び分析項目等の記載部分を抜粋して掲載した 1. 適用範囲この標準作業手順書は
食品中のシュウ酸定量分析の検討
群馬県立産業技術センター研究報告 ( 2013) 食品中のシュウ酸定量分析の検討 関口昭博 吉野功 Exaation for the deteration of oxalic acid contents in foods Akihiro SEKIGUCHI, Isao YOSHINO 食品中のシュウ酸の定量を目的に GC 法と HPLC 法を検討した 標準試料について検量線を作成したところ いずれの方法でも高い直線性を示した
健康器具の安全性調査(案)
平成 15 年度 生活科学研究ネットワーク推進事業 個人輸入によるダイエット用健康食品の調査報告書 平成 16 年 9 月 神奈川県県民部消費生活課 目 次 Ⅰ 調査の概要 1 目的 1 2 調査期間 1 3 共同研究機関 1 4 調査内容 1 Ⅱ 調査結果 1 インターネット上の表示内容調査 2 2 成分調査 ( 研究機関による分析調査 ) 7 ( 参考 ) アンケート調査 Ⅲ まとめ 12 Ⅰ
Microsoft Word - basic_21.doc
分析の原理 21 高速液体クロマトグラフの原理と応用 概要 高速液体クロマトグラフ (HPLC) は 液体の移動相をポンプなどによって加圧してカラムを通過させ 分析種を固定相及び移動相との相互作用 ( 吸着 分配 イオン交換 サイズ排除など ) の差を利用して高性能に分離して検出する (JIS K0124:2011 高速液体クロマトグラフィー通則に記載 ) 分析方法です HPLC は ガスクロマトグラフ
内容 1. セミ分取 HPLC システム 応用例 留意点 2. 超臨界流体クロマトグラフィー (SFC) を使用した分取の紹介
見れば得する! セミ分取システムの実用的な使い方 内容 1. セミ分取 HPLC システム 応用例 留意点 2. 超臨界流体クロマトグラフィー (SFC) を使用した分取の紹介 医薬品や天然物質などから 目的の化合物を高純度で単離 精製することを目的とした HPLC セミ分取 HPLC: 分取 HPLC とは カラム内径が 10mm 以上 50mm 未満のカラムを用いた分取 HPLC 分取 HPLC:
東京都健康安全研究センター研究年報
東京健安研セ年報 Ann. Rep. Tokyo Metr. Inst.P.H., 56, 135-14, 25 竹製割りばしに使用された亜硫酸の分析法の検討 山嶋裕季子 *, 田口信夫 *, 前潔 *, 中島和雄 *, 小林千種 *, 荻野周三 **, 斉藤和夫 *** *, 伊藤弘一 Determination of Sulfite in Splittable Bamboo Chopsticks
Microsoft Word - 酸塩基
化学基礎実験 : 酸 塩基と (1) 酸と塩基 の基本を学び の実験を通してこれらの事柄に関する認識を深めます さらに 緩衝液の性質に ついて学び 緩衝液の 変化に対する緩衝力を実験で確かめます 化学基礎実験 : 酸 塩基と 酸と塩基 水の解離 HCl H Cl - 塩酸 塩素イオン 酸 強酸 ヒドロニウムイオン H 3 O H O H OH - OH ー [H ] = [OH - ]= 1-7 M
札幌市-衛生研究所報37(調査報告05)
札幌市衛研年報 37,118-125(2010) 2009 年度 食品添加物一日摂取量調査 ソルビン酸 安息香酸測定結果 畠山久史浦嶋幸雄武口裕水嶋好清三觜雄 1. 緒言マーケットバスケット方式による 食品添加物一日摂取量調査 は 日本人が日常の食生活を通して摂取する食品添加物の量を推定するため 厚生労働省が中心となり 1982 年から継続的に行われている 当所は調査開始時から本事業に参加し 各種の食品添加物を分析してきた
4,4’‐ジアミノジフェニルメタン
資料 1-6 メチレンビス ( 4,1 フェニレン ) = ジイソシアネート (MDI) の測定手法検討結果報告書 平成 23 年 3 月 18 日 測定手法検討分科会 1. 目的 環気中のメチレンビス (4, 1 フェニレン )= ジイソシアネート ( 以下 MDI) の捕集と 分析方法を検討する 2.MDI の性状 MDI の性状を中央労働災害防止協会 安全衛生情報センターのモデル MSDS を参考に
LC/MS/MS によるフェノール類分析 日本ウォーターズ株式会社 2015 Waters Corporation 1 対象化合物 Cl HO HO HO フェノール 2- クロロフェノール (2-CPh) Cl 4-クロロフェノール (4-CPh) HO Cl HO Cl HO Cl Cl 2,4
LC/MS/MS による類分析 日本ウォーターズ株式会社 15 Waters Corporation 1 対象化合物 - クロロ (-CPh) 4-クロロ (4-CPh),4- ジクロロ (,4-DPh),6- ジクロロ (,6-DPh),4,6- トリクロロ (,4,6-TPh) 15 Waters Corporation 1 サンプル調製 ( 検量線 標準液 ) 5 標準溶液添加 (,,4,,,5uL)
1 2 3 5 6 7 8 9 11 10 12, 13 1 17, 18 16 19 20 21 22, 23 2 29 32 1 33 5 10 15 20 25 図 1 GC-MS のトータルイオンクロマトグラム(TIC) ( 一 部 の 成 分 のみを 示 す ピーク 番 号 の 成 分 名
- 研 究 報 告 - 大 阪 府 立 公 衆 衛 生 研 究 所 報 第 7 号 平 成 21 年 (2009 年 ) 無 承 認 無 許 可 医 薬 品 の 検 査 に 用 いるデータの 収 集 沢 辺 善 之 * 中 村 暁 彦 * 田 口 修 三 * いわゆる 健 康 食 品 に 違 法 に 含 まれる 医 薬 品 成 分 のスクリーニングに 用 いるために GC-MS 及 び HPLC による
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USP で規定された範囲内で高速化された HPLC 分析 Agilent 1200 シリーズ Rapid Resolution LC システムを用いたプラバスタチンナトリウムの USP 純度試験の事例研究 アプリケーション 製造 QA/QC 著者 Syed Lateef Agilent Technologies Bangalore, India 概要 最近改訂された米国薬局方 (USP) の General
感度に関するトラブル 2013 Nihon Waters K.K. 3 感度低下の原因分類と確認方法 標準品 保存中の分解 再調製 試料注入 注入正確性の低下 注入量を変えて測定 ( レスポンスの直線性を確認 ) 試料残量の低下 試料量を増やす LC/MS システムにおける分解 UV で分解 熱分解
よくある LC/MS トラブルとその解決法 ~ サポートセンターのノウハウ大公開 ~ 日本ウォーターズ株式会社 JASIS 2013 新技術説明会 9 月 4 日 ( 水 ) 15:50~16:15 2013 Nihon Waters K.K. 1 本日の内容 感度に関するトラブル キャリーオーバ及びゴーストピークに関するトラブル 再現性に関するトラブル 分析に関するトラブルは 原因が MS 側に起因するのか
< イオン 電離練習問題 > No. 1 次のイオンの名称を書きなさい (1) H + ( ) (2) Na + ( ) (3) K + ( ) (4) Mg 2+ ( ) (5) Cu 2+ ( ) (6) Zn 2+ ( ) (7) NH4 + ( ) (8) Cl - ( ) (9) OH -
< イオン 電離練習問題 > No. 1 次のイオンの名称を書きなさい (1) + (2) Na + (3) K + (4) Mg 2+ (5) Cu 2+ (6) Zn 2+ (7) N4 + (8) Cl - (9) - (10) SO4 2- (11) NO3 - (12) CO3 2- 次の文中の ( ) に当てはまる語句を 下の選択肢から選んで書きなさい 物質の原子は (1 ) を失ったり
東京都健康安全研究センター研究年報
東京健安研セ年報 Ann. Rep. Tokyo Metr. Inst.P.H., 57, 333-337, 2006 N,N - ビス (2,4- ジスルホベンジル ) トリジン (SBT) 試薬による遊泳用プール水中の二酸化塩素, 亜塩素酸イオン及び残留塩素の定量 有賀孝成 *, 川本厚子 *, 青山照江 *, 押田裕子 *, 永山敏廣 * Photometric Determination of
東京都健康安全研究センター 研究年報59号
サボテンを用いた植物系ドラッグに含まれるメスカリンの分析 中嶋順一, 荒金眞佐子, 浜野朋子, 塩田寛子, 吉澤政夫, 鈴木幸子, 北川重美, 安田一郎, 森謙一郎, 荻野周三 東京都健康安全研究センター研究年報第 59 号別刷 2008 [ 正誤表 Errata] 東京健安研セ年報 Ann. Rep. Tokyo Metr. Inst. Pub. Health, 59, 91-95, 2008 サボテンを用いた植物系ドラッグに含まれるメスカリンの分析
DualPore OPEN使い方のコツ
DualPore OPEN 使い方のコツ 1. TLCで展開溶媒の分離条件を定める 2. パーツを組み立て カラムを前洗浄する 3. サンプルをカラムにロードする 4. カラムに溶媒をフローする 5. 使用後のカラムを洗浄する 従来シリカゲルと比べて極性溶媒の比率を 3 割ほど下げて使用すると 似たような分離挙動になります - ヘキサン : 酢酸エチル =1:1 4:1 - ヘキサン : 酢酸エチル
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清涼飲料水及びサプリメント中のミネラル濃度の分析について 山本浩嗣萩原彩子白田忠雄山本和則岡崎忠 1. はじめに近年, 健康志向が高まる中で, 多くの種類の清涼飲料水及びサプリメントが摂取されるようになった これらの多くは健康増進法に基づく食品の栄養成分表示のみでミネラル量についてはナトリウム量の表示が義務付けられているのみである 一方カリウム, リンなどはミネラルウォーターやスポーツドリンク, 野菜ジュースなどその商品の特徴として強調される製品以外には含有量について表示されることは少ない状況である
よくある指摘事項(2)
平成 27 年 3 月 19 日 定量法中の計算式の一例 表示量に対する ( 分子量 ) の量 (%) = 標準品の量 (mg) Q Ta /Q Sa 1 日量の平均質量 (mg)/ 試料の秤取量 ( mg) 100/1 日量の表示量 (mg) 錠剤, 分包散剤, 丸剤, カプセル剤のように 1 個で数えられるものにあっては, それぞれの質量偏差のために生ずるバラツキを補正し, 平均質量を知るため定量に必要とする量より多い試料をとる.
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
高速液体クロマトグラフィー (PLC) の基礎と操作法 分子機能解析化学研究室 M2 池田豊 クロマトグラフィーとは? 互いに混じり合わない二つの相 固定相とそれと接しながら流動する移動相とで構成された系の中で 物質を分離する方法のこと 移動相に液体を用いた方法が液体クロマトグラフィー (liquid chromatography LC) である PLC で測定できること UV-Vis スペクトルから物質の濃度を定量
医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2
医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 2018.7.13 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2 塩酸リトドリン錠 5mg YD 陽進堂 3 リトドリン錠 5mg PP ポーラファルマ 4 ルテオニン錠
高 1 化学冬期課題試験 1 月 11 日 ( 水 ) 実施 [1] 以下の問題に答えよ 1)200g 溶液中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 整数 ) 2)200g 溶媒中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 有効数字 2 桁 ) 3) 同じ
高 1 化学冬期課題試験 1 月 11 日 ( 水 ) 実施 [1] 以下の問題に答えよ 1)200g 溶液中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 整数 ) 2)200g 溶媒中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 有効数字 2 桁 ) 3) 同じ溶質の20% 溶液 100gと30% 溶液 200gを混ぜると質量 % はいくらになるか ( 有効数字
化学変化をにおいの変化で実感する実験 ( バラのにおいからレモンのにおいへの変化 ) 化学変化におけるにおいは 好ましくないものも多い このため 生徒は 化学反応 =イヤな臭い というイメージを持ってしまう そこで 化学変化をよいにおいの変化としてとらえさせる実験を考えた クスノキの精油成分の一つで
化学変化をにおいの変化で実感する実験 ( バラのにおいからレモンのにおいへの変化 ) 化学変化におけるにおいは 好ましくないものも多い このため 生徒は 化学反応 =イヤな臭い というイメージを持ってしまう そこで 化学変化をよいにおいの変化としてとらえさせる実験を考えた クスノキの精油成分の一つであるリナロールの誘導体には バラのにおいの成分であるゲラニオールやレモンのにおいの成分であるシトラールがある
トラネキサム 酸 純 度 試 験 試 料 溶 液 トラネキサム 酸 の 保 持 時 間 が 約 20 分 になるように 調 整 する.. Tranexamic acid 10,000 mg/l -0.8-0.6-0.4-0.2 0.0 0.2 0.4-0.8-0.6-0.4-0.2 0.0 0.2
LC Technical Note 92 GL Sciences Inc. 日 本 薬 局 方 に 準 拠 したトラネキサム 酸 の 分 析 GL7700 HPLC シリーズを 用 いたトラネキサム 酸 の 分 析 例 です トラネキサム 酸 は 人 工 アミノ 酸 の 一 種 であり 血 液 を 溶 かして 分 解 するプラスミンの 働 きを 抑 制 する 作 用 があることから 止 血 剤 や
HPLCによるUSP関連物質分析条件のUPLC分析への移管と開発
HPL による USP 関連物質分析条件の UPL 分析への移管と開発 No. 720001866J はじめに 本アプリケーションでは HPL によるミルタザピンの純度分析 (USP) の Waters QUITY UPL システムへの移管についてご紹介します このシステムは 小さな粒子径 (1.7μm) の QUITY UPL H カラムを用い 伝統的な HPL のパフォーマンスを凌駕するものです
PowerPoint プレゼンテーション
2017 年 2 月 8 日第 19 回医薬品品質フォーラムシンポジウム 規格及び試験方法の合理化 (1) リスクベースの合理化アプローチ 国立医薬品食品衛生研究所薬品部 坂本知昭 本発表は演者の個人的見解を示すものです 現行の 規格及び試験方法 について 試験を適切に行うための情報が集約されたもの ( 試験者が操作をイメージ可能 ) 第三者でも適切な試験の実施が可能 ( 客観的情報を与える役割 )
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医薬部外品および化粧品中の紫外線吸収剤の分析に関する研究 ( 第 2 報 ) ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン, ホモサレートおよびメチルベンジリデンカンファを含む 17 成分同時分析法 宮本道子, 中村義昭, 横山敏郎, 伊藤弘一, 寺島潔, 鈴木淳子, 浜野朋子, 荻野周三 Analysis of UV Absorbents in Quasi-drugs and Cosmetics
Microsoft PowerPoint - MonoTowerカタログ_ 最終.ppt [互換モード]
次世代型シリカモノリスカートリッジカラム MonoTower TM C18 次世代型シリカモノリスカートリッジカラム MonoTower TM C18 MonoTower TM C18 モノリスカートリッジを連結することで高い理論段数を低圧力で実現 粒子充填型 ODS カラム (3 μm, 250 3.0 mm I.D.) 15.5 MPa 分離不充分 (500 3.0 mm I.D.) 14.5
環境調査(水系)対象物質の分析法
環境調査 ( 水系 ) 対象物質 物質名 分析法フローチャート 備考 水質 (1) ニトロベンゼン GC/MS(SIM) 試料 500ml 連続水蒸気蒸留抽出脱水カラム :DB-17 (2) p -クロロカラム長 :30m ニトロベンゼン NaCl 15g 内径 :0.25mm 精油定量装置無水 Na2SO4 サロゲート溶液膜厚 :0.5μm ヘキサン5ml 検出限界 : 底質 1ml 内標準溶液
現在 GPC 簡易操作マニュアル ( 詳しい使い方や流速などの変更の仕方は装置マニュアルを参考すること ) Special thanks to:dr. Sueki [ 使用前に処理 チェックしておくこと ] 使用するクロロホルムが十分であるかどうか 足りなければ 適宜フィルター
2015.05.29 現在 GPC 簡易操作マニュアル ( 詳しい使い方や流速などの変更の仕方は装置マニュアルを参考すること ) Special thanks to:dr. Sueki [ 使用前に処理 チェックしておくこと ] 使用するクロロホルムが十分であるかどうか 足りなければ 適宜フィルターを使ってろ過 この GPC はクロロホルムのみが使用可能 ( 安定化剤にアミレンを含むものは不可 エタノールを安定化剤として含むものを使うこと
第2章マウスを用いた動物モデルに関する研究
. ホルムアルデヒドおよびトルエン吸入曝露によるマウスのくしゃみ様症状の定量 およびトルエン代謝物の測定 研究協力者 : 欅田尚樹 嵐谷奎一 ( 産業医科大学産業保健学部 ) (1) 研究要旨ホルムアルデヒド曝露により特異的にくしゃみの増加が観察されたが トルエン曝露でくしゃみの誘発はなかった トルエンの曝露指標として 尿中代謝産物である馬尿酸を測定した 曝露直後には高く翌日には正常レベルに戻っており
原子吸光分光光度計 : 島津製作所 AA-6400F ホットプレート : ヤマト科学 HK-41 3 方法 1) 銅葉緑素製剤の銅含有量の測定公定法の検討において, 抽出試験での回収率を算出するため, 各製剤の銅含有量を衛生試験法 3) に示された方法に従い, 測定した. 2) 公定法の検討 CuC
銅葉緑素 ( 銅クロロフィル及び銅クロロフィリンナトリウム ) の分析について 國井敏神尾典子伊藤岩夫衛生研究所県中支所 要旨 着色料である銅葉緑素には, 銅クロロフィルと銅クロロフィリンナトリウムがあり, 食品衛生法でそれぞれ使用可能な食品とその使用量が定められている. 使用量の基準は銅葉緑素製剤量ではなく錯体核である銅の量で規定されており, 公定法では, 溶媒抽出により分別した 2 種の液層に含まれるそれぞれの銅量をもって,
有害大気汚染物質測定方法マニュアル(平成23年3月改訂)
第 2 章大気中の酸化エチレン及び酸化プロピレンの測定方法 固相捕集 - 溶媒抽出 - ガスクロマトグラフ質量分析法 1 測定方法の概要グラファイトカーボン系吸着剤を臭化水素酸に含浸させ乾燥させたものを充てんした捕集管に大気試料を通気し 酸化エチレンを誘導体化して2-ブロモエタノールとし また 酸化プロピレンを誘導体化して1-ブロモ-2-プロパノール及び2-ブロモ-1-プロパノールとして採取する 採取した試料はトルエン
