概要 2015 年 4 月液体及びダストを中心に敷地境界外に影響を与える可能性があるリスクを広く対象としたリスク総点検を実施し, リスク低減対策の取組みは, 環境変化等を反映し適宜見直しを行っているリスク低減対策未着手の項目 ( 下記 1) については, 月末時点で 10 項目であ

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みちしげありはら
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1 資料 2 福島第一原子力発電所の敷地境界外に影響を与えるリスク総点検に関わる対応状況 2018 年 6 月 6 日東京電力ホールディングス株式会社

概要 2015 年 4 月液体及びダストを中心に敷地境界外に影響を与える可能性があるリスクを広く対象としたリスク総点検を実施し, リスク低減対策の取組みは, 環境変化等を反映し適宜見直しを行っているリスク低減対策未着手の項目 ( 下記 1) については,2018.

2 概要 2015 年 4 月液体及びダストを中心に敷地境界外に影響を与える可能性があるリスクを広く対象としたリスク総点検を実施し, リスク低減対策の取組みは, 環境変化等を反映し適宜見直しを行っているリスク低減対策未着手の項目 ( 下記 1) については, 月末時点で 10 項目であったが月末時点では 9 項目 No.121 5,6 号機周辺屋外既設設備は調査の結果対策不要 (1 5) 対策実施中 (3) の案件のうち以下の個別件名について状況報告する No.63 各瓦礫類一時保管エリア No.93~102 溜まり水のあるトレンチ 1

3 1. リスク総点検の個別進捗状況リスク総点検管理番号 63 93~ 102 リスク存在箇所リスク内容対応概要各瓦礫類一時保管エリア溜まり水のあるトレンチ瓦礫類に付着した放射性物質が降雨時に瓦礫表面から雨水へ移行し側溝等 ( 地下浸透含む ) を経由して環境へ放出される津波による建屋滞留水増加により溢水トレンチ壁の劣化等により地中に漏出 ( 高濃度のたまり水を対象 ) 一時保管エリア C の保管物整理 (2016 年 6 月 ~) 一時保管エリア C のシート養生実施中 (2018 年 3 月 ~) 降雨時のモニタリング開始 (2018 年 5 月 ~) 1 号機海水配管トレンチの充填実施中 (2017 年 12 月 ~) 集中環境施設廃棄物系共通配管ダクトの充填準備開始 (2018 年 6 月 ~) 2 号取水電源ケーブルトレンチ建屋接続部および 2,4DG 連絡ダクトの止水充填については現在計画中ステイタス対策実施中対策実施中 2

21.( リスク総点検番号 :63) 一時保管エリア C のシート養生の計画一時保管場所土砂養生エリア 1 エリア C の保管状況 (2018 年 3 月末現在 ) 約 90% 2016 年 6 月以降瓦礫類の受け入れ作業と並行してシート養生に向けた準備 ( 瓦礫類の整理 ) を実施 2018 年 3 月よりエリア 1 のシート養生に着手エリア 2 以降の工程短縮を検討中養生エリア

4 21.( リスク総点検番号 :63) 一時保管エリア C のシート養生の計画一時保管場所土砂養生エリア 1 エリア C の保管状況 (2018 年 3 月末現在 ) 約 90% 2016 年 6 月以降瓦礫類の受け入れ作業と並行してシート養生に向けた準備 ( 瓦礫類の整理 ) を実施 2018 年 3 月よりエリア 1 のシート養生に着手エリア 2 以降の工程短縮を検討中養生エリア 3 養生エリア 2 土側溝養生方法は以下の通り 1 保管物高さの均一化および上部の平坦化 2 土のうを準備し保管物上に設置 ( シート保護用 ) 3 シート設置養生エリア 4 金属森林コンクリート破砕エリア森林シート養生後は雨水が地表に触れずに排水されるよう排水経路の整備も計画 1エリア内の側溝整備 2 土側溝の清掃舗装 3 土側溝周辺のフェーシング等 5 月より降雨時のモニタリングを実施中不燃物受付場所可燃難燃物受付場所工程表年度 2017 年度 2018 年度月シート養生に向けた廃棄物の整理シート養生 1 シート養生 2~4 スケジュール保管廃棄物受け入れモニタリング開始 3

5 22.( リスク総点検番号 :63) 2018 年 5 月のモニタリング状況一時保管エリア C については過去のサンプリングの結果から通常 100Bq/L 程度の濃度レベルと考えていたが 5/19 にこれまでと比べて高い全 β が検出されたその後 5/24 のサンプリングではこれまでの濃度レベルに戻った陳場沢川河口及び土捨場排水路は従来同様の低濃度であり外部への影響は見られていないただしこれまでと比べて高い全 β の検出があったことを踏まえ以下の対策を実施することとした 1. 応急対策として集水枡への吸着材の追加保管エリアから側溝への流出経路の一部に土のうを設置 2. 陳場沢川のモニタリングの強化降雨時に 1 一時保管エリア C で採水をした際には 7 陳場沢川河口の採水を行う 3. さらにシート養生対策の工程短縮の検討を進める敷地北側エリアのモニタリング結果 (5 月分 ) 単位 :Bq/L 調査点採取日時 Cs134 Cs137 全 β H3 備考 2016 年 4 月 28 日 < 参考 ( 過去の結果 ) 2017 年 10 月 19 日 < <3.6 参考 ( 過去の結果 ) 1 一時保管エリアC 集水枡 2018 年 5 月 14 日 < 年 5 月 19 日年 5 月 24 日 < <6.7 2 覆土式保管エリア沈砂池流出水無 3 一時保管エリアP 排水枡 2018 年 5 月 14 日 <0.55 < 新設廃棄物エリア沈砂池出口 2018 年 5 月 14 日 <0.68 <0.89 <2.9 <6.0 5 雑固体廃棄物焼却炉 2018 年 5 月 14 日 <0.68 <0.89 <2.9 <6.0 沈砂池出口 6Fタンクエリア側溝流出水無 2018 年 5 月 14 日 <0.64 <0.82 < 陳場沢川河口 2018 年 5 月 31 日 <0.77 <0.84 <3.5 <7.8 8 土捨場排水路 2018 年 5 月 14 日 <0.89 <0.9 <2.9 <6.0 4

6 参考 ( リスク総点検番号 :63) 瓦礫類一時保管エリアのリスク低減対策について ( 経緯 ) 瓦礫類については線量率に応じた管理を行っており 0.1mSv/h 以下の低線量率の瓦礫類は屋外保管を行っている 2016 年に屋外保管しているエリアで雨水排水の調査を実施したところ一時保管エリア C の集水枡で汚染が確認された近傍を流れる陳場沢川には排水は直接流れ込んでおらず河口のサンプリング結果でも濃度上昇は見られなかった 2016 年 6 月以降保管物の受け入れをしながら保管物の整理を実施しシート養生の準備を行っていたまた 2017 年 8 月に集水枡を含む側溝周辺の清掃を実施した保管物の整理状況が整ったことから本年 3 月よりシート養生の工事を開始した 1 一時保管エリア C (0.1mSv/h 未満の瓦礫類 ) 7 陳場沢川河口表ガレキ等保管エリアからの雨水調査結果単位 :Bq/L 採取場所採取日 Cs134 Cs137 全 β H3 Sr90 1 一時保管エリアC 2016/4/28 (0.81) 集水桝 2017/10/19 (0.90) (3.6) 57 2 一時保管エリアM 側溝 2016/4/28 (0.73) 1.6 (4.6) 一時保管エリアP 集水桝 2016/4/28 (0.65) 一時保管エリアP 北側沈砂池 2016/4/28 (0.89) (3.2) 一時保管エリアW 集水桝 2016/4/ 一時保管エリアV 集水桝 2016/4/ (3.2) 陳場沢川河口 2016/4/28 (0.89) 1.2 (4.4) 一時保管エリア M ( 伐採木 ( 幹根 )) 3 一時保管エリア P (0.1mSv/h 未満の瓦礫類 ) 4 一時保管エリア W (1mSv/h 未満の瓦礫類 ) 5 一時保管エリア V ( 伐採木 ( 枝葉 ) (C)GeoEye/ 日本スペースイメージング福島第一原子力発電所 (2013 年 3 月 12 日現在 ) 5

参考 ( リスク総点検番号 :63) これまでの陳場沢川におけるモニタリング結果流域に瓦礫類の一時保管施設等が点在する陳場沢川にて年 1 回程度水質調査を実施 2017 年 3 月時点の結果では河口付近の放射性物質濃度は低く外部への影響は見られていない 2015 年 2 月 19 日は前日から当日朝にかけ約 40mm 2017 年 3 月 22 日は前日に 14mm の降雨が見られたが

7 参考 ( リスク総点検番号 :63) これまでの陳場沢川におけるモニタリング結果流域に瓦礫類の一時保管施設等が点在する陳場沢川にて年 1 回程度水質調査を実施 2017 年 3 月時点の結果では河口付近の放射性物質濃度は低く外部への影響は見られていない 2015 年 2 月 19 日は前日から当日朝にかけ約 40mm 2017 年 3 月 22 日は前日に 14mm の降雨が見られたが特に水質に大きな変化は見られていない表陳場沢川水質調査結果調査位置図サンプリング場所陣場沢川上流 ( 敷地境界付近 ) 陣場沢川中流 (6 号機西側 ) 陣場沢川下流 ( 河口付近 ) サンプリング日 2015/2/ /3/ /3/ /2/ /3/ /3/ /2/ /3/ /3/22 セシウム 134 (Bq/L) (0.61) (0.58) (0.52) (0.64) (0.75) (0.80) (0.44) (0.90) セシウム 137 (Bq/L) 0.79 (0.64) (0.58) (0.80) (0.45) (0.85) (0.64) (0.65) 全ベータ (Bq/L) 3.3 (4.0) (4.5) (4.0) (4.5) 2.9 (4.0) (4.5) トリチウム (Bq/L) (7.7) (3.3) (3.2) 3.6 (3.2) (7.7) ストロンチウム 90 (Bq/L) (0.10) (0.19) (0.10) (0.23) (0.12) (0.29) は検出限界値未満を表し ( ) 内に検出限界値を示す 6

8 参考 ( リスク総点検番号 :63) 一時保管エリア C の状況 2017 年には土側溝及び周辺の清掃表土の回収を実施 7

参考 ( リスク総点検番号 :63) 敷地北側における雨水排水のモニタリング位置図敷地北側エリアの利用が進んでいることを踏まえ定期的なモニタリングを開始した採水場所頻度は設備の配置や排水の濃度を踏まえて設定今後の施設の新設やモニタリング結果を踏まえ必要な見直しを行っていく一時保管エリア C の対策の効果の確認もモニタリングの中で行う開始時期 :2018 年 5 月 14 日

9 参考 ( リスク総点検番号 :63) 敷地北側における雨水排水のモニタリング位置図敷地北側エリアの利用が進んでいることを踏まえ定期的なモニタリングを開始した採水場所頻度は設備の配置や排水の濃度を踏まえて設定今後の施設の新設やモニタリング結果を踏まえ必要な見直しを行っていく一時保管エリア C の対策の効果の確認もモニタリングの中で行う開始時期 :2018 年 5 月 14 日分析項目 Cs 全 β H3 採水場所及び頻度 N 採水場所採水頻度 3 1 一時保管エリア C 集水枡 7 陣場沢川河口降雨時に実施 1 F タンクエリア 6 5 5,6 号機排水路 2 覆土式保管エリア沈砂池 4 3 一時保管エリア P 排水枡 4 新設廃棄物エリア沈砂池出口 5 雑固体廃棄物焼却炉沈砂池出口 1 回 / 月 ( 降雨が無く採水できない場合もある ) 6F タンクエリア側溝 8 土捨場排水路 ( 仮称 ) 採水地点敷地北側の状況と採水位置図 8

10 31.( リスク総点検番号 :93~102) トレンチの対応について未対応のトレンチについては滞留水がある建屋に接続しているトレンチ等を中心に溜まり水の放射性濃度水量現場状況を勘案し下表のトレンチの溜まり水の除去や充填等の対応を実施中 2017 年度の対策及び点検の結果放射性物質濃度 10 3 Bq/L レベル以上の滞まり水は無くなりリスクは低減した今後は 10 2 Bq/L レベル以下の溜まり水の対応を検討していくまた T/B 建屋への雨水流入対策として 2 号機取水電源ケーブルトレンチ建屋接続部の止水充填を計画中溜まり水点検結果 ( 滞留水がある建屋に接続しているトレンチ等 )( ~ 実施 ) 状況区分溜まり水の放射性物質濃度 (Cs) 区分 2017 年度点検結果 2018 年度対応状況 10 6 Bq/L レベル ~ A Bq/L レベル B Bq/L レベル 0 溜まり水あり 10 3 Bq/L レベル 0 ~10 2 Bq/L レベル C 13 1 号機海水配管トレンチ :2017 年 12 月 ~ 充填実施中集中環境施設廃棄物系共通配管ダクト :2018 年 6 月 ~ 2 号取水電源ケーブルトレンチ建屋接続部 : 計画中 2,4DG 連絡ダクト : 計画中溜まり水なし 4 調査困難 8 計 25 9

11 32.( リスク総点検番号 :93~102) トレンチの対応について 1 号機電源ケーブルトレンチ (2.5m 盤 ) 2 号機薬品連絡ダクト 4 号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピット 4 号機海水配管トレンチ : 既対応箇所 : 充填予定 1 号機海水配管トレンチ充填実施中 1 号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピット 2 号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピット 3 号機ポンプ室循環水ポンプ吐出弁ピット 4 号機海水配管 (SW) トレンチ 4 号機放射性流体用配管ダクト ( 溜まり水の除去完了 ) 1 2 号機共通配管ダクト完了完了 4 号機共通配管ダクト ( 南側 ) 完了 2 号機海水配管 (SW) トレンチ部分充填 2 号機取水電源ケーブルトレンチ建屋接続部 4 号機薬品連絡ダクト廃棄物処理建屋間連絡ダクト (T.P+4.8m 以上の充填 ) 充填完了水処理建屋 ~ 1 号機 T/B 連絡ダクト 1 号機コントロールケーブルダクト 2,4DG 連絡ダクト集中環境施設廃棄物系共通配管ダクト 1 号機予備電源ケーブルダクト 3 号機オフガス配管ダクト ( 北側 ) 2017 年度充填トレンチ共用プール連絡ダクト共用プール連絡ダクト ( 閉塞済区間 ) 10

資料 1-4 廃棄物対策に関わる対応状況について資料福島第一原子力発電所固体廃棄物の保管管理計画 ~2018 年度改訂について~ 2018 年 8 月 23 日東京電力ホールディングス株式会社

資料 1-4 廃棄物対策に関わる対応状況について資料福島第一原子力発電所固体廃棄物の保管管理計画 ~2018 年度改訂について~ 2018 年 8 月 23 日東京電力ホールディングス株式会社資料 1-4 廃棄物対策に関わる対応状況について資料 1-4-1 福島第一原子力発電所固体廃棄物の保管管理計画 ~2018 年度改訂について~ 2018 年 8 月 23 日東京電力ホールディングス株式会社概要廃炉汚染水対策チーム会合 / 事務局会議 ( 第 55 回 ) 公表資料保管管理計画における管理方針に基づき 2017 年 6 月改訂版から以下の項目について改訂した〇瓦礫等