Microsoft PowerPoint - 【資料４-②】第27回検討会資料

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ゆきさだい
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3 陸側遮水壁に関する特定原子力施設監視評価検討会への説明経緯これまでの主な論点基本シナリオ ( サブドレン海側遮水壁陸側遮水壁の順で運用 ) を特定原子力施設監視評価検討会で提示サブドレンは稼働開始海側遮水壁は閉合工事再開 ( 基本シナリオ通りの手順 ) 陸側遮水壁 ( 海側 ) の必要性 ( 海側遮水壁があれば不要作業員の被ばく増の懸念 ) 第 32 回特定原子力施設監視評価検討会で報告済み ( 必要性は以下の通り ) 1 建屋への地下水流入量抑制 2 地下水位管理の単純化 3 迅速かつ確実な地下水位制御地下水位の局所的低下による建屋滞留水漏えい時の影響評価 ( 面談で指示 ) 第 36 回特定原子力施設監視評価検討会で報告済み本日の報告内容工事進捗状況陸側遮水壁閉合後の水位管理検討状況基本シナリオ ( サブドレン稼働海側遮水壁閉合の後 ) における陸側遮水壁閉合後の水位管理陸側遮水壁 ( 山側 ) の凍結開始前に確認する事項試験凍結に関する報告無断複製転載禁止東京電力株式会社 2

6 特定原子力施設監視評価検討会における陸側遮水壁に関する議論経緯と進捗状況特定原子力施設監視評価検討会 /31 4/18 5/2 5/26 6/6 第 19 回 ~ 第 23 回監視評価検討会概要 ( 目的, 効果, 基本設計他 ) 水位管理を説明規制委員会や規制庁の指摘 ( 地盤沈下影響や地下埋設物への考慮等 ) について回答 2/9 3/4 3/25 4/22 5/22 7/1 第 31 回 ~ 第 36 回監視評価検討会 10/14 第 37 回 ( 本日 ) 陸側遮水壁閉合後の水位管理検討状況基本シナリオ ( サブドレン稼働海側遮水壁閉合の後 ) における陸側遮水壁閉合後の水位管理陸側遮水壁 ( 山側 ) の凍結開始前に確認する事項試験凍結に関する報告実施計画変更認可申請 3/7 陸側遮水壁実施計画申請山側貫通施工実施計画海側貫通施工実施計画 6/20 申請 9/17 認可 10/10 追加申請 10/10 申請 1/23 水位管理実施計画申請試験凍結実施計画 4/9 4/28 申請認可 7/3 認可 7/31 認可工事試験関係 9/20 山側貫通 6/2 施工開始埋設部貫通を除く工事着手 4/30 試験凍結開始 7/6 山側追加貫通施工開始 8/4 海側貫通施工開始 9/15 山側凍結準備完了無断複製転載禁止東京電力株式会社 5

1. 工事進捗状況 (2015/10/10 現在 ) N 陸側遮水壁 ( 海側 ) 海側遮水壁閉合工事中陸側遮水壁 ( 海側 ) 進捗状況

陸側遮水壁 ( 山側 ) : 注水井 ( 全 31 孔 ) 井戸仕上げ完了注水確認完了ブライン移送管陸側遮水壁 ( 山側 ) 進捗状況 :

:1,946/1946m(100%) 凍結プラント冷凍機, 冷却塔各 30 基他稼働中 : 海側遮水壁 : 陸側遮水壁 ( 海側 ) :

7 1. 工事進捗状況 (2015/10/10 現在 ) N 陸側遮水壁 ( 海側 ) 海側遮水壁閉合工事中陸側遮水壁 ( 海側 ) 進捗状況凍結管削孔 :518/532 本 (97%) 凍結管建込 :425/532 本 (80%) ブライン移送配管設置 :0/1,134m(0%) 陸側遮水壁 ( 山側 ) : 注水井 ( 全 31 孔 ) 井戸仕上げ完了注水確認完了ブライン移送管陸側遮水壁 ( 山側 ) 進捗状況 : 準備完了凍結管削孔 :1,036/1,036 本 (100%) 凍結管建込 :1,036/1,036 本 (100%) ブライン移送配管設置 :1,946/1946m(100%) 凍結プラント冷凍機, 冷却塔各 30 基他稼働中 : 海側遮水壁 : 陸側遮水壁 ( 海側 ) : 陸側遮水壁 ( 山側 ) 提供 : 日本スペースイメージング ( 株 ), DigitalGlobe,2014 年 12 月 25 日撮影無断複製転載禁止東京電力株式会社 6

1. 工事進捗状況 (2015/10/10 現在 ) 山側 (2~4 号建屋西側 ) 施工完了状況

辺を凍結させるための全ての工事が9 月 15 日までに完了しており, 凍結開始する準備が整っている

10 2.1 陸側遮水壁閉合後の水位管理 (1) 陸側遮水壁閉合後の水位管理計画の基本方針陸側遮水壁閉合後においても, 閉合前と同様に, 建屋滞留水の周辺地盤への漏えいを防止するために, 下記の関係を維持する建屋滞留水水位 (1)< 建屋周辺地下水位 ( サブドレン水位 )(2) 1 建屋滞留水水位原子炉建屋タービン建屋注水井サブドレン陸側遮水壁透水層建屋滞留水移送ポンプサブドレン注水井 2 建屋周辺地下水位 ( サブドレン水位 ) 地下水ドレン海側遮水壁難透水層無断複製転載禁止東京電力株式会社 9

11 2.1 陸側遮水壁閉合後の水位管理 (2) 基本シナリオサブドレンによる地下水位低下段階において, 陸側遮水壁 ( 山側 )3 辺の凍結開始した場合に, 地下水位については下記のような低下傾向を示していくものと考えられる海側遮水壁閉合各対策の実施手順サブドレン地下水ドレン凍結開始遮水性発現陸側遮水壁 ( 山側 ) 陸側遮水壁 ( 海側 ) 凍結開始遮水性発現標高地下水位低下期間建屋水位地下水位低下期間建屋水位一定維持期間 ( 以後継続 ) 建屋水位地下水位 ( サフトレン水位 ) ( サブドレンの設定水位 ) 建屋山側地下水位建屋海側地下水位建屋水位経過時間追加設置した設備稼働水位制御設備の整備状況稼働開始注水準備建屋滞留水移送装置サブドレン注水井無断複製転載禁止東京電力株式会社 10

12 2.1 陸側遮水壁閉合後の水位管理 (3) 各設備稼働状況における建屋内外水位管理の方法建屋内外の水位差を確保するために, サブドレン稼働陸側遮水壁閉合の各設備稼働状況において, それぞれ下記の方法を用いて, 建屋内外の水位を管理する設備稼働状況状態水位管理の方法サブドレン稼働前サブドレン稼働後サブドレン稼働 + 陸側遮水壁閉合後地下水位低下期間建屋水位地下水位低下期間建屋水位一定維持期間建屋滞留水移送移送ポンプにより建屋水位維持建屋滞留水移送移送ポンプにより建屋水位維持サブドレンポンプ稼働停止サブドレン稼働により地下水位低下建屋 - 地下水位近接時にはサブドレン停止建屋滞留水移送移送ポンプにより建屋水位維持サブドレンポンプ稼働停止サブドレン稼働により地下水位低下建屋 - 地下水位近接時にはサブドレン停止陸側遮水壁閉合後はゆっくりと地下水位が低下建屋滞留水移送地下水位低下に合わせて, 移送ポンプにより建屋水位を低下サブドレンポンプ稼働停止サブドレン稼働により地下水位低下建屋 - 地下水位近接時にはサブドレン停止陸側遮水壁閉合後はゆっくりと地下水位が低下建屋滞留水移送移送ポンプにより建屋水位維持サブドレンポンプ稼働停止サブドレン稼働により地下水位低下建屋 - 地下水位近接時にはサブドレン停止基本的には, 降雨浸透による地下水涵養によって, 建屋内外に水位差が生じる但し降雨の補助を目的として, 必要に応じ注水井からの注水を行う無断複製転載禁止東京電力株式会社 11

2.1 陸側遮水壁閉合後の水位管理 (4) 建屋水位サブドレン水位計測に基づく建屋内外の水位差監視各号機のタービン建屋および原子炉建屋廃棄物処理建屋 1 毎に, 比較対象領域 ( 下図破線 ) 内の建屋滞留水水位の最高値と近傍のサブドレンピット水位の最低値間の水位差警報 2 を設定し, 建屋内外の水位差を監視している ( 運用中 ) 水位差警報の設定値 :0.

13 2.1 陸側遮水壁閉合後の水位管理 (4) 建屋水位サブドレン水位計測に基づく建屋内外の水位差監視各号機のタービン建屋および原子炉建屋廃棄物処理建屋 1 毎に, 比較対象領域 ( 下図破線 ) 内の建屋滞留水水位の最高値と近傍のサブドレンピット水位の最低値間の水位差警報 2 を設定し, 建屋内外の水位差を監視している ( 運用中 ) 水位差警報の設定値 :0.45m+ 塩分補正建屋内外の水位計設置数量は右表の通り 1: 警報は原子炉建屋廃棄物処理建屋それぞれで出力される建屋滞留水水位計サブドレンピット水位計 69 箇所 42 箇所 2: 滞留水移送装置にて建屋内水位調整出来ないエリア ( 孤立エリア ) が確認された場合は, 個別に管理するこれまでに判明している孤立エリアに対しては, 水位計と必要に応じポンプを設置する等の対応済み : 建屋滞留水水位計 : サブドレンピット水位計 N 1 号 T/B 2 号 T/B 3 号 T/B 4 号 T/B 1 号 R/B Rw/B 3 号 R/B 2 号 R/B Rw/B 4 号 R/B Rw/B 陸側遮水壁 ( 参考 ) Rw/B 無断複製転載禁止東京電力株式会社 12

14 2.1 陸側遮水壁閉合後の水位管理 (5) 建屋滞留水移送装置の系統構成滞留水移送装置は,1~4 号機の建屋にある滞留水を汚染水処理設備のあるプロセス主建屋, 高温焼却炉建屋へ移送することを目的に, 移送ポンプ, 移送ライン等で構成している設備容量は, 原子炉注水, 雨水及び地下水の浸入等により各建屋に発生する滞留水に対して, 十分対処可能な設計としている滞留水の移送は, 移送元の建屋の水位や移送先となるプロセス主建屋, 高温焼却炉建屋の水位の状況に応じて, ポンプの起動台数, 移送元, 移送先を適宜選定して実施している従来設備に加えて, 追加設置した設備は 8/28 に使用前検査を終了し現在稼働中タービン建屋タービン建屋タービン建屋タービン建屋高温焼却炉建屋プロセス主建屋へ原子炉建屋原子炉建屋原子炉建屋原子炉建屋廃棄物処理建屋廃棄物処理建屋廃棄物処理建屋廃棄物処理建屋 1 号機 2 号機 4 号機 ( 凡例 ) 無断複製転載禁止 3 号機東京電力株式会社移送ライン ( 従来設備 ) ( 追加設置設備 ) 弁ユニット集合ヘッダー 13

15 2.1 陸側遮水壁閉合後の水位管理 (6) 注水井の配置と注水運用基本的には, 降雨浸透による地下水涵養によって, 建屋内外に水位差が生じる但し, 降雨の補助を目的として, 必要に応じ注水井からの注水を行う注水井は下記のように配置し, ゾーンによる注水運用を行う具体的には, 建屋水位一定維持期間において, 該当ゾーンの注水井から注水を行う不足する場合には周辺のゾーンからも注水を行う注水開始のタイミングについては, 建屋水位とサブドレン水位の水位差に余裕がある段階とする全ての注水井において, 設計量 (10L/ 分 ) の注水が可能であることを確認済み注水による水位維持の効果については, 陸側遮水壁閉合後に確認する N #1T/B #2T/B #3T/B #4T/B #1R/B #2R/B #3R/B #4R/B 主排気ファン建屋注水配管陸側遮水壁注水井 (31 孔 ) 注水ゾーン (9ゾーン) サブドレン (42 孔 ) 水位計電磁弁注水配管 ( 枝管 ) 注水井電磁流量計電磁流量計ポンプ手動バルブ免震棟注水タンク注水配管 ( 本管 ) 無断複製転載禁止東京電力株式会社 14 LI

16 2.1 陸側遮水壁閉合後の水位管理参考降雨による地下水涵養について降雨原子炉建屋タービン建屋 O..+10m フェーシング地下水流入 : 0m3/ 日地下水流入 O..+4m 注水井サブドレンサブドレン注水井ウェルポイント地盤改良壁地下水ドレン陸側遮水壁山側海側遮水壁陸側遮水壁 ( 山側 )3 辺閉合後, 降雨浸透等による地下水涵養に応じて建屋 - 地下水の水位差が生じる降雨浸透は, 閉合範囲内 ( 建屋フェーシング実施部分は除く ) に平均的な降雨量約 4mm/ 日あった場合, その総量は 350m 3 / 日程度となり, その一部 ( 数 10~50% 程度 ) が地下へ浸透する降雨時の実測では, 建屋内水位上昇量 < 地下水位上昇量の関係となっている無断複製転載禁止東京電力株式会社 15

17 2.2 凍結開始前に確認する事項 ( 第 36 回監視評価検討会で示した事項に追記 ) (1) 建屋滞留水移送装置の性能確認 (16) (2) サブドレン稼働建屋滞留水移送ポンプ稼働による建屋内外の水位差管理 (17 18) (3) 建屋海側サブドレン水位が海側遮水壁閉合後において上昇維持すること海側遮水壁 - 建屋間の地下水位の変動状況 (19) (4) 注水井に設計量の注水が出来ること (20 21) (5) 試験凍結における確認事項 (24~) 無断複製転載禁止東京電力株式会社 16

18 2.2 凍結開始前に確認する事項 (1) 建屋滞留水移送装置の性能確認特定原子力施設監視評価検討会 ( 第 34 回 ) 資料再掲加筆追加設置した建屋滞留水移送装置は従来設備以上の移送性能を確保するとともに監視および制御機能の向上を図っており, それぞれの機器について所定の性能を確認している従来設備追加設置した設備滞留水移送ポンプ排水容量台数 10 台 (4 箇所 ( 各号機タービン建屋 )) 単体 12m 3 /h 18m 3 /h 全体最大約 1,920m 3 / 日 (80m 3 /h) 22 台 ( 従来設備と併せて 32 台運用可能 ) ( 各号機の各建屋 ( 原子炉建屋, タービン建屋, 廃棄物処理建屋 ) に原則として 1 箇所設置 (11 箇所 )) 従来設備以上の排水容量とする (80m 3 /h 以上 ) 水位計設置箇所数計測頻度 12 箇所 ( 各建屋 1 箇所 ) 3 回 / 日 (Web カメラによる目視確認 ) 69 箇所 ( 追加設置した水位計のみ運用 ) ( 制御用 :11 箇所, 監視用 :58 箇所 ) 連続監視, 免震棟 ( 遠隔 ) にて一括管理 ( 警報機能有り ) 耐放射線性放射線影響等によるドリフトあり耐放射線性について検証済みの水位計を採用メンテナンス性高線量下での校正が必要低線量下での校正が可能インターロック現場での手動操作手動運転警報なし免震棟での遠隔操作自動運転 ( 水位自動制御 ) も可警報出力流量計なし滞留水移送ポンプごとに設置無断複製転載禁止東京電力株式会社 17

19 2.2 凍結開始前に確認する事項 (2) サブドレン稼働建屋滞留水移送ポンプ稼働による建屋内外の水位差管理 1( 例 ;1 号機原子炉建屋廃棄物処理建屋 ) サブドレン水位計および建屋水位計に基づくサブドレン稼働建屋滞留水移送ポンプ稼働により, 建屋内外の水位差を確保しているサブドレンは稼働水位を段階的に低下させており,10/1 以降では,O..6.0~6.5m の範囲で水位管理できている各建屋毎に建屋内外の水位の状況を見ながら, 処理設備の稼働状況も考慮し, 適宜移送ポンプを稼働して建屋滞留水を移送することで, 建屋内外において適切な水位差を確保している稼働条件 ~9/2 9/3~9/16 9/17~9/30 10/1~ 稼働時間昼間 24 時間 24 時間非稼働ホンフ停止水位 1 号機原子炉建屋廃棄物処理建屋 O..6.5m O..6.5m O..6.0m /19 流量調整 : 9/ ,9,203,204 稼働停止 :8,9 水位 (O..)[m] /24 稼働再開 :8,9 流量調整 :206 9/25 流量調整 203,204,205 9/28 流量調整 :206 10/5 流量調整 :206 8/27 8/28 8/29 8/30 8/31 9/1 9/2 9/3 9/4 9/5 9/6 9/7 9/8 9/9 9/10 9/11 9/12 9/13 9/14 9/15 9/16 9/17 9/18 9/19 9/20 9/21 9/22 9/23 9/24 9/25 9/26 9/27 9/28 9/29 9/30 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 10/12 10/ 降水量 [mm/ 時 ] 1 号機 Rw/B 207 注 1)10/6 以降は追加設置した建屋滞留水水位計 ( 制御用 ) に変更注 2) 各建屋は他建屋と連通性があり, 水位が変動する降水量 203(N3) (N4) 205(N5) 206(N6) 207(N7) #1 R/B #1 Rw/B 無断複製転載禁止東京電力株式会社サブドレン水位は毎時データ ( 実線が自動稼働ピット ) 18

20 2.2 凍結開始前に確認する事項 (2) サブドレン稼働建屋滞留水移送ポンプ稼働による建屋内外の水位差管理 2( 例 ;1 号機タービン建屋 ) サブドレン水位計および建屋水位計に基づくサブドレン稼働建屋滞留水移送ポンプ稼働により, 建屋内外の水位差を確保しているサブドレンは稼働水位を段階的に低下させており,10/1 以降では,O..6.0~6.5m の範囲で水位管理できている各建屋毎に建屋内外の水位の状況を見ながら, 処理設備の稼働状況も考慮し, 適宜移送ポンプを稼働して建屋滞留水を移送することで, 建屋内外において適切な水位差を確保している稼働条件 ~9/2 9/3~9/16 9/17~9/30 10/1~ 稼働時間昼間 24 時間 24 時間非稼働ホンフ停止水位 O..6.5m1 号機タービン建屋 O..6.5m O..6.0m 10.0 水位 (O..)[m] /27 8/28 8/29 8/30 8/31 9/1 9/2 9/3 9/4 9/5 9/6 9/7 9/8 9/9 9/10 9/11 9/12 9/13 9/14 9/15 9/16 9/17 9/18 9/19 9/20 9/21 9/22 9/23 9/24 9/25 9/26 9/27 9/28 9/29 9/30 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 10/12 10/13 9/19 流量調整 :8,9 9/23 稼働停止 :8,9 9/24 稼働再開 :8,9 降水量 [mm/ 時 ] 27 注 1)10/6 以降は追加設置した建屋滞留水水位計 ( 制御用 ) に変更降水量 (N1) 202(N2) #1 T/B サブドレン水位は毎時データ ( 実線が自動稼働ピット ) 無断複製転載禁止東京電力株式会社 19

21 2.2 凍結開始前に確認する事項 (3) 海側遮水壁 - 建屋間の地下水位の変動状況 (1 号機海側 ) 1 号機周辺において, 海側遮水壁の閉合工事進捗にあわせた海側遮水壁 ~ 建屋海側間の地下水ドレン観測孔サブドレン水位への影響が確認出来るホント A 0-1 ホント B 1 号スクリーンポンプ室 N 2 号スクリーンポンプ室海側遮水壁は鋼管矢板の二次打設が完了しており, 現在継手処理を実施中 (10 月末完了予定 ) である引き続き, 海側遮水壁閉合による建屋海側の地下水位の挙動を確認していく Co-15 1T-4 1T-3 SD2 SD1 Co 降水量 Co-15 Co-14 1T-3 1T-4 No.0-1 ポンドA ポンドB SD2 SD1 鋼管矢板打設開始一次打設完了 9/ #1 T/B #1T/B #2T/B 5.5 SD 二次打設完了 Co 水位 (O..)[m] T-3 SD2 ホント B 継手処理実施中 (~10 月末 ) 1T Co ホント A 50 降水量 [mm/ 日 ] /2 7/9 7/16 7/23 7/30 8/6 8/13 8/20 8/27 9/3 9/10 9/17 9/24 10/1 10/8 10/15 海側遮水壁 ~ 建屋間の地下水位の変動状況 (1 号機建屋海側 ) 無断複製転載禁止東京電力株式会社ポンド A B は 10/13 まで観測孔サブドレンは 10/12 までのデータを表示 20

Δs 2 Δs 1 Q=5, 10, 15 L/ 分地表面から越流しないことを確認 VC 管地表面遮水モルタル地表面止水ベントナイトスクリーン充填材 ( けい砂 ) 注水前地下水位孔内水位上昇量孔口標高地表面許容される結果中粒砂岩層

22 2.2 凍結開始前に確認する事項 (4) 注水井に設計量の注水が出来ることの確認 1 確認方法注水量を 5,10,15L/ 分とし, それぞれ, 孔内水位が上昇し安定するまで, 継続して注水する注水量毎に安定した孔内水位上昇量を計測し, 孔口標高 ( 地表面 ) を水位が越えないことを確認する注水時間 5L/min:60 分以上 10L/min:60 分以上 15L/min:120 分以上許容されない結果 ( 孔口から越流した場合 ) 注水孔口標高地表面孔内水位上昇量 Δs Δs 3 Δs 2 Δs 1 Q=5, 10, 15 L/ 分地表面から越流しないことを確認 VC 管地表面遮水モルタル地表面止水ベントナイトスクリーン充填材 ( けい砂 ) 注水前地下水位孔内水位上昇量孔口標高地表面許容される結果中粒砂岩層水位計注水管洗浄ポンプ管洗浄ポンプ ΔS (m) 理想的な結果泥質部注水量 Q (L/ 分 ) 評価方法イメージ井戸孔径掘削孔径注水確認イメージ砂溜りベントナイト砂溜りモルタル鋼管 ( 砂溜部 ) 無断複製転載禁止東京電力株式会社 21

23 2.2 凍結開始前に確認する事項 (4) 注水井に設計量の注水が出来ることの確認 2 設計量の 10L/ 分の注水が出来ることの確認は全 31 孔で実施し, 全ての注水井で 10L/ 分以上の注水が可能であることを確認した N RW31 RW30 RW29 RW28 RW27 RW26 RW25 RW24 RW23 RW22 RW20 RW1 #1T/B #2T/B #3T/B #4T/B RW2 RW3 #1R/B #2R/B #3R/B #4R/B RW20 RW19 主排気ファン建屋 RW4 RW6 RW8 RW10 RW12 RW14 RW16 RW18 孔内水位上昇量 Δs(m) Δs(m) 注水量 Q(L/ 分 ) RW5 RW7 RW9 RW11 RW13 RW15 RW17 注水試験結果 RW1 RW2 RW3 RW4 RW5 RW6 RW7 RW8 RW9 RW10 RW11 RW12 RW13 RW14 RW15 RW16 RW17 RW18 RW19 RW20 RW21 RW22 RW23 RW24 RW25 RW26 RW27 RW28 RW29 RW30 RW31 無断複製転載禁止東京電力株式会社 22

24 2.2 凍結開始前に確認する事項まとめ凍結開始前に確認する事項についての確認状況については以下の通り (1) 建屋滞留水移送装置の性能確認確認済み追加設置した建屋滞留水移送装置は従来設備以上の移送性能を確保するとともに監視および制御機能の向上を図っており, それぞれの機器について所定の性能を確認している ( 現在稼働中 ) (2) サブドレン稼働建屋滞留水移送ポンプ稼働による建屋内外の水位差管理確認済みサブドレン水位計および建屋水位計に基づくサブドレン稼働建屋滞留水移送ポンプ稼働により, 建屋内外の水位差を確保している (3) 建屋海側サブドレン水位が海側遮水壁閉合後において上昇維持すること海側遮水壁 - 建屋間の地下水位の変動状況海側遮水壁の閉合工事進捗にあわせた海側遮水壁 ~ 建屋海側間の地下水ドレン観測孔サブドレン水位への影響が確認出来る海側遮水壁は鋼管矢板の二次打設が完了しており, 現在継手処理を実施中 (10 月末完了予定 ) である引き続き, 海側遮水壁閉合による建屋海側の地下水位の挙動を確認していく (4) 注水井に設計量の注水が出来ること確認済み全ての注水井において設計量の注水が可能であることを確認した注水による水位維持の効果については陸側遮水壁閉合後に確認する (5) 試験凍結における確認事項 ( 次章で説明 ) 確認済み ( 延長 1,500m の陸側遮水壁ラインの本格凍結を実施した場合に生じる特殊な凍結条件 ( システム規模の大きさ等 ) が, 凍結性能へ及ぼす顕著な影響は確認されなかった ) 無断複製転載禁止東京電力株式会社 23

25 2.3 陸側遮水壁閉合後の水位管理検討状況まとめ 2.2で示した通り, 陸側遮水壁閉合後の水位管理に関して, 凍結開始前に確認する事項について確認した今後も引き続き, 海側遮水壁閉合による建屋海側の地下水位の挙動を確認していく建屋海側サブドレン水位が海側遮水壁閉合後において上昇維持することについて確認した後に, 早期に陸側遮水壁 ( 山側 ) の凍結を開始していく陸側遮水壁 ( 山側 ) をより早い段階で凍結開始した場合に, 期待される効果は以下の通り建屋への地下水流入量の低減サブドレン地下水ドレンくみ上げ量の低減水処理二次廃棄物発生量の抑制 : サブドレン地下水ドレンくみ上げ量の低減に伴い, 処理設備の吸着塔各種フィルタ類等の廃棄物発生量を抑制サブドレン他水処理施設の排水量の低減建屋周辺で管理する地下水量 ( 建屋への地下水流入量およびサブドレン地下水ドレンウェルポイントの各くみ上げ量 ) の総量を低減なお, 建屋山側の地下水位が高い段階で陸側遮水壁を閉合することにより, 建屋水位とサブドレン水位が接近するまで余裕を持った水位管理が出来る無断複製転載禁止東京電力株式会社 24

福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について（第276 報）

福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について ( 第 76 報 ) 平成 8 年月 8 日東京電力ホールディングス株式会社. はじめに本書は平成 3 年 6 月 9 日付東京電力株式会社福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の処理設備及び貯蔵設備等の設置について ( 指示 ) ( 平成 3 6 8 原院第 6 号 ) にて