評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料|国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research

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1 評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善のための参考資料 ( 高等学校専門教科商業 ) ~ 新しい学習指導要領を踏まえた生徒一人一人の 学習の確実な定着に向けて ~ 平成 25 年 3 月 国立教育政策研究所 教育課程研究センター

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3 評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善のための参考資料 ( 高等学校専門教科商業 ) はじめに 新しい高等学校学習指導要領 ( 平成 21 年 3 月告示, 平成 25 年度入学生から年次進行により実施 ) のねらいを実現するためには, 各学校における生徒や地域の実態等に応じた適切な教育課程の編成 実施, 指導方法等の工夫が重要です また, 学習指導要領に示す内容が生徒一人一人に確実に身に付いているかどうかを適切に評価し, その後の学習指導の改善に生かしていくとともに学校の教育活動全体の改善に結び付けていくことが重要です この新しい学習指導要領の下での学習評価については, 平成 22 年 3 月の中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会報告では, 目標に準拠した評価を着実に実施することとされています また, 同年 5 月の文部科学省初等中等教育局長通知 小学校, 中学校, 高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録等の改善について では, 観点別学習状況の評価の観点とその趣旨等が示されています 国立教育政策研究所教育課程研究センターでは, この報告や通知を受け, 評価規準, 評価方法等の工夫改善に関する調査研究等を行い, 本資料を作成しました 本資料は, 各学校, 各教科の教員が学習評価を進める際の参考として役立てていただくことを目的として, 評価規準作成に係るものは, 新しい学習指導要領の各教科の目標, 各科目の目標及び内容, 文部科学省初等中等教育局長通知に示された評価の観点及びその趣旨等を踏まえ, 評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例を示しています また, 評価方法等の工夫改善に係るものは, 単元 ( 題材 ) の評価に関する事例に沿って, 評価規準の設定を含めた指導と評価の計画, 具体的な評価方法, 評価対象とした具体的な生徒の学習状況等について示しています 各学校におかれましては, 本資料や都道府県教育委員会等が示す評価に関する資料を参考としながら, 評価規準の設定, 評価方法等の工夫改善を図り, 新しい学習指導要領の下での学習評価を適切に行うことを期待します 最後に, 本調査研究協力者の方々をはじめとして本書の作成に御協力くださった方々に心から感謝の意を表します 平成 25 年 3 月 国立教育政策研究所教育課程研究センター長勝野頼彦

4 本参考資料の活用方法について 本参考資料は, 各高等学校で新しい学習指導要領を踏まえて目標に準拠した評価による観点別学習状況の評価や評定を実施するに当たって参考となるよう, 下記の活用方法を想定して作成しました 活用方法 1 評価の進め方や手順を参考にする 以下のように実際に評価を進める際のそれぞれの場面で活用できます 単元又は題材 単元, 小単元, 題材など, 教科等によって指導計画を作成する際の 学習内容のまとまり の捉え方が異なります そのまとまりを踏まえて指導計画上の目標を設定することが大切です 評価の進め方 留意点, 参考資料の活用場面 1 学習指導要領の目標と内容を踏まえ単元又は題材のる 目標を設定する 生徒の実態, 前単元までの学習状況等を踏まえる 評価規準 設定した目標について, 生徒がどのような学習状況を実現すればよいのかを具体的に想定したものです 観点ごとに設定し, おおむね満足できる 状況を示しています 指導と評価の計画 設定した評価規準と評価方法を指導計画に位置付けたものです 2 活用場面 1 評価規準を 単元で取り上げる内容と同じ内容の設定する第 2 編各章の評価規準に盛り込むべき事項等を参考にして, 評価規準を設定する 上記で設定した目標を踏まえるように留意する 3 活用場面 2 評価規準を 評価時期や評価方法などについて, 指導と評価の計画 第 2 編各章の評価に関する事例をに位置付ける参考にして, 指導と評価の計画 を作成する 評価の目的 学習評価を行うに当たっては, 生徒の学習状況を把握して次の指導に生かすことが重要です また, 指導要録の記載に向けて観点ごとに評価結果を記録に残し, それを総括することも必要です 4 活用場面 3 評価結果のうち 第 2 編各章の評価に関する事例を参 記録に残す場面 考にして, どんな評価資料 ( 生徒のを明確にする反応や作品など ) を基に, どのような ( おおむね満足できる 状況等の判断の ) 目安で評価するかを考える 授業を行う 5 活用場面 4 観点ごとに 第 2 編各章の評価に関する事例を参総括する考にして, 集まった評価資料やそれに基づく評価結果 (A,B,C) などを基礎資料に, 観点ごとの総括的評価 (A,B,C) を記録する

5 活用方法 2 各教科の事例から実際の評価方法を参考にする 第 2 編各章の 5 評価に関する事例 からは, 具体的な評価場面や評価方法など, 以下のことが調べられます 1 観点ごとの評価方法が調べられます 全ての事例にキーワードを付し, 各科目で紹介する内容のポイントが分かるようにしています 高等学校農業の事例 農業と環境 キーワード : 単元名 トウモロコシの栽培と利用 指導の計画から評価 (2) 農業生産の基礎 の総括まで 当該事例で扱う学習指導要領の内容と評価規準の設定例等との関連を確認できるよう, 本編で示している内容のまとまりを記しています 事例の中では, 課題を感じている先生が多い 関心 意欲 態度 や新しく整理された 思考 判断 表現 の観点の評価方法についても解説しています 2 効果的 効率的な評価の進め方が調べられます 事例では, 評価時期や評価方法について, 次の点に配慮しています 1 単位時間の中で つの観点全てについて評価規準を設定するのではなく,1 単元 ( 題材 ) 内で平均すると1 単位時間当たり1~2 回の評価回数となるよう指導と評価の計画を示しています 観察を中心とした授業中の評価と, ノートやレポート, ワークシート, 作品などによる授業後の評価を適切に組み合わせ, 全員の学習状況を適切に見取る方法を提示しています 3 おおむね満足できる 状況等の判断の根拠や目安が調べられます おおむね満足できる 状況, 十分満足できる 状況, 努力を要する 状況と判断した生徒の具体的な状況の例などを示しています 特に, 十分満足できる 状況という評価になるのは, 具体的にはどのような状況であるかを例示しています また, 努力を要する 状況に至ることのないよう配慮した点を示すとともに, 努力を要する 状況と判断した生徒への指導の手立てや働きかけを示しています 4 観点別評価の総括の仕方が調べられます 各科目の事例では, 単元 ( 題材 ) の目標, 単元の評価規準, 指導と評価の計画, 観点別評価の進め方, 観点別評価の総括の順に記述されており, 単元の評価規準の設定から総括までの一連の流れが分かるようにしています 観点別評価の総括に当たっては, 同一観点内の特定の評価規準に重み付けをして総括する場合と, 重み付けをせずに均等に扱う場合とがありますが, 双方の例を示しています

6 目次 学習評価に関する基礎事項 1 今回の学習評価の変更点 2 第 1 編 総説 3 Ⅰ. 新しい学習指導要領を踏まえた学習評価の基本的な考え方はどのよう なものか 5 1 学習評価の基本的な考え方 2 指導要録における観点別学習状況, 評定などの記録 Ⅱ. 専門教科の学習評価についてどのような点に留意したらよいか 9 Ⅲ. 目標に準拠した学習評価により観点別学習状況の評価を行うことは高 等学校の生徒にどのようなメリットがあると考えられるか 10 1 全ての生徒に確かな学力を身に付けさせる 2 生徒の学習意欲を向上させる 3 大学等が多様な資質能力を有する生徒を求めることに応え, 生徒の 様々な進路希望の実現となる 4 高等学校卒業生についての高等学校側からの質の保証となる Ⅳ. 目標に準拠した評価を進めていくに際して, 評価規準の設定等はどの ようにしたらよいのか 12 1 評価規準とは何か 2 評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例について Ⅴ. 実際に評価を行うに際しての方法はどのようにしたらよいか, その工 夫改善はどのように進めたらよいか 15 1 評価方法について 2 評価時期等の工夫について 3 各学校における指導と評価の工夫改善について 4 第 2 編各章の資料で紹介する評価方法等の事例の特徴 第 2 編 各教科における評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善 23 第 3 章 商業科における評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善 23 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨 25 1 教科目標 2 評価の観点及びその趣旨 第 2 ビジネス基礎 27 1 目標 2 評価の観点の趣旨 3 内容のまとまり 4 内容のまとまりごとの評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準 の設定例

7 5 評価に関する事例 40 (1) 商業科における観点別評価について (2) 評価規準の設定について 事例 企業の形態と経営組織 指導の計画から評価の総括まで 参考資料 59 1 評価規準, 評価方法等の工夫改善に関する調査研究について ( 平成 22 年 4 月 14 日, 国立教育政策研究所長裁定 ) 2 評価規準, 評価方法等の工夫改善に関する調査研究協力者 3 小学校, 中学校, 高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について ( 平成 22 年 5 月 11 日付け文部科学省初等中等教育局長通知 )( 抄 ) 本冊子では, 改訂後の常用漢字表 ( 平成 22 年 11 月 30 日内閣告示 ) に基づいて表記しています ( 学習指導要領及び初等中等教育局長通知等の引用部分を除く )

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9 学習評価に関する基礎事項 Q1. 目標に準拠した評価とはどのようなことか A1. 新しい学習指導要領では, きめの細かい学習指導の充実と生徒一人一人の学習内容の確実な定着を図るため, 各教科 科目における生徒の学習状況を分析的に捉える観点別学習状況の評価と総括的に捉える評定とを, 目標に準拠した評価として実施することとされている 高等学校における目標に準拠した評価は, 学習指導要領に示す各教科 科目の目標に基づき, 学校が地域や生徒の実態に即して定めた当該教科 科目の目標や内容に照らしてその実現状況を捉えるものである 生徒の学習の実現状況を適切に評価し, その評価を指導に生かすことが重要である Q2. 観点別学習状況の評価とはどのようなことか A2. 各教科 科目の目標や内容に照らして, 生徒の実現状況がどのようなものであるかを, 観点ごとに評価し, 生徒の学習状況を分析的に捉えるものである 新しい学習指導要領の下における評価の観点については, 基礎的 基本的な知識 技能については 知識 理解 や 技能 において, それらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判断力 表現力等については 思考 判断 表現 において, 主体的に学習に取り組む態度については 関心 意欲 態度 においてそれぞれ評価を行うことを基本としている 観点別学習状況の評価は, きめの細かい学習指導と生徒一人一人の学習内容の確実な定着を図るため, 日常の授業においても適切に実施されるべきものである Q3. 学習評価はこれまでどのように見直されてきたのか A3. 昭和 53 年の高等学校学習指導要領改訂に伴う指導要録の見直しにおいて, 各教科 科目の評定については学習指導要領に定める各教科 科目の目標に基づき, 学校が地域や生徒の実態に即して設定した当該教科 科目の目標や内容に照らして行うこと とされ, 評定に当たっては各教科の観点を参考とし, 一部の観点に偏した評定が行われることのないように十分留意すること とされた その後, 平成 11 年の高等学校学習指導要領改訂に伴う指導要録の見直しにおいて, 観点別学習状況の評価については, 科目のねらいや特性を勘案した具体的な評価規準を設定して行うことを求めている 今般の新しい学習指導要領における学習評価については, 引き続き目標に準拠した評価と観点別学習状況の評価を着実に実施することとされている - 1 -

10 今回の学習評価の変更点 新しい学習指導要領においては, 思考力 判断力 表現力等を育成するため, 基礎的 基本的な知識 技能を活用する学習活動を重視するとともに, 論理的に思考すること等の基盤である言語の果たす役割を踏まえ, 言語活動を充実することとしている これらの能力を適切に評価し, 一層育成していくため, 各教科 科目の内容等に即して思考 判断したことを, その内容を表現する活動と一体的に評価する観点として 思考 判断 表現 を設定し, 当該観点における 表現 との混同を避けるため, 技能 表現 については 技能 に改めることとした 新しい学習指導要領の下における評価の観点については, 1 基礎的 基本的な知識 技能は 知識 理解 技能 において, 2 これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判断力 表現力等は 思考 判断 表現 において, 3 主体的に学習に取り組む態度は 関心 意欲 態度 において, それぞれ評価を行うことを基本として整理している 従前の観点 関心 意欲 態度 思考 判断 技能 表現 知識 理解 新しい観点 関心 意欲 態度 思考 判断 表現 技能 知識 理解 - 2 -

11 第 1 編 総説 Ⅰ. 新しい学習指導要領を踏まえた学習評価の基本的な考え方はどのようなものか 1 学習評価の基本的な考え方 2 指導要録における観点別学習状況, 評定などの記録 Ⅱ. 専門教科の学習評価についてどのような点に留意したらよいか Ⅲ. 目標に準拠した学習評価により観点別学習状況の評価を行うことは高等学校の生徒にどのようなメリットがあると考えられるか 1 全ての生徒に確かな学力を身に付けさせる 2 生徒の学習意欲を向上させる 3 大学等が多様な資質能力を有する生徒を求めることに応え, 生徒の様々な進路希望の実現となる 4 高等学校卒業生についての高等学校側からの質の保証となる Ⅳ. 目標に準拠した評価を進めていくに際して, 評価規準の設定等はどのようにしたらよいのか 1 評価規準とは何か 2 評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例について Ⅴ. 実際に評価を行うに際しての方法はどのようにしたらよいか, その工夫改善はどのように進めたらよいか 1 評価方法について 2 評価時期等の工夫について 3 各学校における指導と評価の工夫改善について 4 第 2 編各章の資料で紹介する評価方法等の事例の特徴 - 3 -

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13 第 1 編総説 本編では, 新しい学習指導要領を踏まえた学習評価を進めていくに際してのポイント等を 5 点に分けて記述している Ⅰ. 新しい学習指導要領を踏まえた学習評価の基本的な考え方はどのようなものか 国は, 各学校や設置者の参考となるよう, 学習指導要領の改訂ごとに, その趣旨を反映した学習評価の基本的な考え方を示すとともに, 指導要録に記載する事項等を提示してきた 平成 25 年度入学生から年次進行で実施される高等学校学習指導要領については, 以下の 1 及び 2 のとおり示されている 1 学習評価の基本的な考え方平成 22 年 3 月に中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会報告 児童生徒の学習評価の在り方について ( 以下 報告 という ) において次のとおり示されている 報告 の全文は, 文部科学省ホームページに掲載 ( (1) 小 中 高等学校における学習評価の改善に係る基本的な考え方 1 目標に準拠した評価による観点別学習状況の評価や評定の着実な実施 ( 学習評価の在り方の大枠は維持し, 深化を図る ) 2 学力の重要な要素を示した新しい学習指導要領等の趣旨の反映 3 学校や設置者の創意工夫を生かす現場主義を重視した学習評価の推進 (2) 高等学校における学習評価についての基本的な考え方 小 中学校の学習評価では観点別学習状況の評価の着実な浸透が見られるが, 高等学校の学習評価では, 観点別学習状況の評価の趣旨を踏まえた学習評価を行い, 授業の改善につなげるよう努力している学校がある一方で, ペーパーテストを中心としていわゆる平常点を加味した, 成績付けのための評価にとどまっている学校もあるとの指摘がある 文部科学省が平成 15 年度及び平成 21 年度に教師と保護者に対して実施した学習指導と学習評価に関する意識調査の結果より - 5 -

14 高等学校においても, 学習指導と学習評価を一体的に行うことにより, 生徒一人一人に学習内容の確実な定着を図り, 授業の改善に寄与するとの学習評価の重要性は同様であり, 学習評価の前提となる指導と評価の計画や, 観点に対応した生徒一人一人の学習状況を生徒や保護者に適切に伝えていくなど, 学習評価の一層の改善が求められる 高等学校においても, 学校教育法や新しい学習指導要領を踏まえ, 基礎的 基本的な知識 技能に加え, 思考力 判断力 表現力等主体的に学習に取り組む態度に関する観点についても評価を行うなど, 観点別学習状況の評価の実施を推進し, きめの細かい学習指導と生徒一人一人の学習の確実な定着を図っていく必要がある 高等学校における教科 科目の評価の観点は, 小 中学校との連続性に配慮しつつ, 新しい学習指導要領の趣旨に沿って整理して設定することが適当である 学習評価は, 生徒の学習状況を検証し, 結果の面から教育水準の維持向上を保障する機能を有するものである したがって, 学校が地域や生徒の実態を踏まえて設定した観点別学習状況の評価規準や評価方法等を明示するとともに, それらに基づき学校において適切な評価を行うことなどにより, 高等学校教育の質の保証を図ることが求められる 2 指導要録における観点別学習状況, 評定などの記録文部科学省は, 報告 を踏まえ, 文部科学省初等中等教育局長通知 小学校, 中学校, 高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について ( 以下 改善通知 という ) を発出 ( 平成 22 年 5 月 11 日付け ) し, 各設置者による指導要録の様式の決定や各学校における指導要録の作成の参考となるよう, 学習評価を行うに当たっての配慮事項, 各教科 科目等の学習の記録など各欄の記入方法を示すとともに, 各学校における指導要録の作成に当たっての配慮事項等を示した この 改善通知 の主な内容は次のとおりである 改善通知 は, 本資料末尾の参考資料及び文部科学省ホームページに掲載 ( (1) 学習評価の改善に関する基本的な考え方について学習評価を通じて, 学習指導の在り方を見直すことや個に応じた指導の充実を図ること, 学校における教育活動を組織として改善することが重要であり, 新しい学習指導要領の下での学習評価の改善を図っていくためには以下の基本的な考え方に沿って学習評価を行うことが必要である - 6 -

15 1 きめの細かな指導の充実や児童生徒一人一人の学習の確実な定着を図るため, 学習指導要領に示す目標に照らしてその実現状況を評価する, 目標に準拠した評価を引き続き着実に実施すること 2 新しい学習指導要領の趣旨や改善事項等を学習評価において適切に反映すること 3 学校や設置者の創意工夫を一層生かすこと (2) 学習評価における観点について新しい学習指導要領を踏まえ, 関心 意欲 態度, 思考 判断 表現, 技能 及び 知識 理解 に評価の観点を整理し, 各教科等の特性に応じて観点を示している 設置者や学校においては, これに基づく適切な観点を設定する必要がある 改善通知 に示された評価の観点の趣旨については, 以下のように整理することができる 1 関心 意欲 態度 関心 意欲 態度 の観点は, これまでと同様, 各教科の学習に即した関心や意欲, 学習への態度等を対象としたものであり, その趣旨に変更はない 2 思考 判断 表現 思考 判断 表現 の観点のうち 表現 については, 基礎的 基本的な知識 技能を活用しつつ, 各教科の内容に即して考えたり, 判断したりしたことを, 児童生徒の説明 論述 討論などの言語活動等を通じて評価することを意味している つまり 表現 とは, これまでの 技能 表現 で評価されていた 表現 ではなく, 思考 判断した過程や結果を言語活動等を通じて児童生徒がどのように表出しているかを内容としている 3 技能 技能 の観点では, 従前の 技能 表現 が対象としていた内容を引き継ぐことになる これまで 技能 表現 については, 例えば地理歴史科では資料から情報を収集 選択して, 読み取ったりする 技能 と, それらを用いて図表や作品などにまとめたりする際の 表現 とをまとめて 技能 表現 として評価してきた 今回の改訂で設定された 技能 については, これまで 技能 表現 として評価されていた 表現 をも含む観点として設定されることとなった 4 知識 理解 知識 理解 の観点は, これまでと同様, 各教科において習得した知識や重要な概念を理解しているかどうかを内容としたものであり, その趣旨に変更はない - 7 -

16 (3) 高等学校における学習評価について引き続き観点別学習状況の評価を実施し, きめの細かい学習指導と生徒一人一人の学習の確実な定着を図っていく必要がある (4) 各教科 科目の評定の記入方法について高等学校生徒指導要録における評定の記入方法は次のとおりである [ 各教科 科目等の学習の記録 ] (1) 各教科 科目の評定学習指導要領に示す各教科 科目の目標に基づき, 学校が地域や生徒の実態に即して定めた当該教科 科目の目標や内容に照らして, その実現状況を総括的に評価し, 次のように区別して記入する 十分満足できるもののうち, 特に程度が高い 状況と判断されるもの :5 十分満足できる 状況と判断されるもの :4 おおむね満足できる 状況と判断されるもの :3 努力を要する 状況と判断されるもの :2 努力を要すると判断されるもののうち, 特に程度が低い 状況と判断されるもの :1 評定に当たっては, 知識や技能のみの評価など一部の観点に偏した評定が行われることのないように, 関心 意欲 態度, 思考 判断 表現, 技能 及び 知識 理解 といった観点による評価を十分踏まえながら評定を行っていくとともに, 評定が教師の主観に流れて妥当性や信頼性等を欠くことのないよう学校として留意する その際, 改善通知 では, 各教科の評価の観点及びその趣旨を示しているので, これらを十分踏まえながらそれぞれの科目のねらいや特性を勘案して具体的な評価規準を設定するなど評価の在り方を工夫する - 8 -

17 Ⅱ. 専門教科の学習評価についてどのような点に留意したらよいか これまで, 幅広い分野で産業界を担い, 社会を支える人材を輩出してきた専門高校は, 今後も様々な情勢の変化に対応し, 職業人として必要とされる力を身に付けた人材を育成するとともに, 産業界や社会の望ましい進展に貢献するために, 引き続き重要な役割を果たすことが期待されている 専門教科の指導に当たっては, 将来のスペシャリストの育成に必要な専門性の基礎 基本を一層重視し, 専門分野に関する基礎的 基本的な知識, 技術及び技能の定着を図るとともに, ものづくりなどの体験的学習を通して実践力を育成することが大切である さらに, 職業資格や各種検定の取得, 競技会等への挑戦など, 目標をもった意欲的な学習を通して, 知識, 技術及び技能の習得 定着, 実践力の深化を図るとともに, 課題を探究し解決する力, 自ら考え行動し, 適応していく力, コミュニケーション能力, 協調性, 学ぶ意欲, 働く意欲, チャレンジ精神などの創造的で実践的な能力や態度を育成することが求められている 専門教科の学習評価については, きめの細かい学習指導の充実と生徒一人一人の学習内容の確実な定着を図るため, 知識や技能のみの評価など一部の観点に偏した評価が行われることのないように, 関心 意欲 態度, 思考 判断 表現, 技能 及び 知識 理解 といった観点別に評価を行い, それを十分踏まえながら評定を行う必要がある また, 専門教科の学習評価については, 各教科 科目で実験や実習を重視していることから, ペーパーテストを中心としていわゆる平常点を加味した, 成績付けのための評価ではなく, 実験や実習の学習状況についても十分踏まえた上で評価を行う必要がある そして, その結果を授業改善や個に応じた指導の充実, 指導計画等の改善につなげていくことが重要である - 9 -

18 Ⅲ. 目標に準拠した学習評価により観点別学習状況の評価を行うことは高等学校の生徒にどのようなメリットがあると考えられるか 1 全ての生徒に確かな学力を身に付けさせる現在, 高等学校には多様な特性をもった生徒が在籍しており, 進路希望や興味 関心が多様化する中, 全ての生徒に確かな学力を身に付けさせるためには, 適切な目標を設定して日々指導を工夫するとともに, 生徒の実現状況を確実に把握して, さらにその後の指導に生かすことが必要である 例えば, 実現状況が余り良好でない生徒には, 知識や技能を身に付けさせることを重視しつつ, 適宜生徒の興味を引く課題を提示して知識や技能を活用する指導が考えられる 一方, 実現状況が良好な生徒には, はじめに課題を提示してその課題を解決する中で知識や技能を身に付けさせる指導が考えられる このような生徒の実現状況に基づいた指導の工夫を行うには, 生徒の実現状況を目標に照らして分析的に捉えることが必要であり, それには目標に準拠した学習評価により観点別学習状況の評価を行うことが適している また, 目標に準拠した評価を行うために作成された評価規準を通して, 生徒は学習のめあてや学習の重点を明確に知ることができる そして, 学習の後の教師からの評価によって, 今後どのような点に注意して学習すべきかを考えることにもなるので, 生徒の学習を改善することにもつながる 2 生徒の学習意欲を向上させるこれまでの評価は 評定をして終わり の印象が強かったが, 目標に準拠した学習評価により観点別学習状況の評価を行うことは生徒一人一人の実現状況を確実に把握することが前提であり, それゆえ生徒一人一人の進歩したところやほかと比べて優れたところなどを把握することが重視される それら ( 例えば, 技能 の評価では十分でなくても, グループで問題を解決する際, 斬新な考えを積極的に述べ, 問題の解決に大いに寄与している, など ) を適宜生徒に伝えることで学習意欲を向上させることにもつながる 3 大学等が多様な資質能力を有する生徒を求めることに応え, 生徒の様々な進路希望の実現となる今後の知識基盤社会, グローバル社会においては, 知識や技能だけではなく, それらを活用して課題を見いだし, 解決するための思考力 判断力 表現力, コミュニケーション能力, 意欲等が重視され, 大学や企業等では, 思考力をはじめとした多面的な観点から学生や社員を求める取組が行

19 われるようになってきている 例えば, 平成 24 年度大学入学者選抜で A O 入試 ( アドミッション オフィス入試 ) を行う大学 学部数は 69 大学, 172 学部 ( 文部科学省調べ ) となっている 知識や技能を身に付けているだけではなく, それらを活用して問題を解決したり, 自分の考えを的確に表現したりする力を適切に評価し伸ばしていくことは, 大学等の高等学校卒業生の受け入れ側において生徒たちに多様な資質能力を求めていることに応えていくことにもなり, 生徒の様々な進路希望の実現に役立つこととなる 4 高等学校卒業生についての高等学校側からの質の保証となる目標に準拠した学習評価により観点別学習状況の評価を行うことは,1 生徒に身に付けさせる資質や能力を目標設定段階で明確にすることにつながること, 授業において評価の機能を生かしながら意図的計画的な授業が可能になること, これを通じて教育課程の PDCA サイクルの確立に寄与すること,2 高等学校卒業段階での当該生徒の有する意欲や様々な資質能力, 将来の可能性等を適切に評価することとなり, 高等学校卒業生についての高等学校における質の保証となる

20 Ⅳ. 目標に準拠した評価を進めていくに際して, 評価規準の設定等はどのようにしたらよいのか 1 評価規準とは何か目標に準拠した評価を着実に実施するためには, 各教科 科目の目標だけでなく, 領域や内容項目レベルの学習指導のねらいが明確になっていること, 学習指導のねらいが生徒の学習状況として実現されたとはどのような状態になっているかが具体的に想定されていることが必要である このような状況を具体的に示したものが評価規準であり, 各学校において設定するものである 各学校において, 学習評価を行うために評価規準を設定することは, 生徒の学習状況を判断する際の目安が明らかになり, 指導と評価を着実に実施することにつながる ( 参考 ) 評価規準の設定 ( 抄 ) ( 文部省 小学校教育課程一般指導資料 ( 平成 5 年 9 月 ) より ) 新しい指導要録 ( 平成 3 年改訂 ) では, 観点別学習状況の評価が効果的に行われるようにするために, 各観点ごとに学年ごとの評価規準を設定するなどの工夫を行うこと と示されています これまでの指導要録においても, 観点別学習状況の評価を適切に行うため, 観点の趣旨を学年別に具体化することなどについて工夫を加えることが望ましいこと とされており, 教育委員会や学校では目標の達成の度合いを判断するための基準や尺度などの設定について研究が行われてきました しかし, それらは, ともすれば知識 理解の評価が中心になりがちであり, また 目標を十分達成 (+), 目標をおおむね達成 ( 空欄 ) 及び 達成が不十分 (-) ごとに詳細にわたって設定され, 結果としてそれを単に数量的に処理することに陥りがちであったとの指摘がありました 今回の改訂においては, 学習指導要領が目指す学力観に立った教育の実践に役立つようにすることを改訂方針の一つとして掲げ, 各教科の目標に照らしてその実現の状況を評価する観点別学習状況を各教科の学習の評価の基本に据えることとしました したがって, 評価の観点についても, 学習指導要領に示す目標との関連を密にして設けられています このように, 学習指導要領が目指す学力観に立つ教育と指導要録における評価とは一体のものであるとの考え方に立って, 各教科の目標の実現の状況を 関心 意欲 態度, 思考 判断, 技能 表現 ( 又は技能 ) 及び 知識 理解 の観点ごとに適切に評価するため, 評価規準を設定する ことを明確に示しているものです 評価規準 という用語については, 先に述べたように, 新しい学力観に立って子供たちが自ら獲得し身に付けた資質や能力の質的な面, すなわち, 学習指導要領の目標に基づく幅のある資質や能力の育成の実現状況の評価を目指すという意味から用いたものです

21 また, 学習評価の工夫改善を進めるに当たっては, 学習評価をその後の学習指導の改善に生かすとともに, 学校における教育活動全体の改善に結び付けることが重要である その際, 学習指導の過程や学習の結果を継続的, 総合的に把握することが必要である そのためには, 評価規準を適切に設定するとともに, 評価方法の工夫改善を進めること, 評価結果について教師同士で検討すること, 実践事例を着実に継承していくこと, 授業研究等を通じ教師一人一人の力量の向上を図ること等に, 校長のリーダーシップの下で, 学校として組織的 計画的に取り組むことが必要である 以上のような考え方を踏まえ, 本資料第 2 編では, 各学校において評価規準を設定する際の参考となるよう, 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を掲載している 主として専門学科にお 評価規準に盛り込むべき事項, 評価規準の設定例 いて開設される教科 及び評価に関する事例の作成科目 農 業 農業と環境 工 業 機械工作 商 業 ビジネス基礎 水 産 水産海洋基礎 家 庭 生活産業基礎 看 護 基礎看護 情 報 情報産業と社会 福 祉 社会福祉基礎 2 評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例について 評価規準に盛り込むべき事項 は, 新しい学習指導要領の各教科の目標, 各科目の目標及び内容, 改善通知 で示されている各教科の評価の観点及びその趣旨を踏まえて, 科目の評価の観点の趣旨を作成し, これらを基に内容のまとまりごとに作成している 評価規準の設定例 は, 評価規準に盛り込むべき事項 をより具体化したものであり, 原則として, 新しい学習指導要領の各教科の目標, 各科目の目標及び内容のほかに, 当該部分の学習指導要領解説 ( 文部科学省刊行 ) の記述を基に作成している

22 なお, 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 は, 評価の観点別に おおむね満足できる 状況を示すものである したがって, この状況を実現していれば おおむね満足できる 状況であり, 実現していなければ 努力を要する 状況となる さらに, おおむね満足できる 状況と判断される生徒の学習状況について, 質的な高まりや深まりをもっていると判断されるとき, 十分満足できる 状況という評価になる 改善通知 は, 高等学校における観点別学習状況の評価として, 十分満足できる 状況 (A), おおむね満足できる 状況 (B), 努力を要する 状況 (C) によって行うことを明示しているわけではないが, 基本的な考え方は小 中学校と同じものになると考え, 後に示す評価の事例もこれによっている 参考 改善通知 に示された中学校生徒指導要録における観点別学習状況の記入方法 ( 学習指導要領に示す必修教科の取扱いは次のとおり ) [ 各教科の学習の記録 ] Ⅰ 観点別学習状況 ( 小学校児童指導要録と同じ ) 新しい学習指導要領に示す各教科の目標に照らして, その実現状況を観点ごとに評価し, 次のように区別して記入する 十分満足できる 状況と判断されるもの :A おおむね満足できる 状況と判断されるもの:B 努力を要する 状況と判断されるもの :C 高等学校では, 学習指導要領の第 2 章以下に示していない事項を加えて指導することができることや, 特に必要がある場合には, 第 2 章及び第 3 章に示す教科及び科目の目標の趣旨を損なわない範囲内で, 各教科 科目の内容に関する事項について, 基礎的 基本的な事項に重点を置くなどその内容を適切に選択して指導することができる このため, 高等学校では, 学習指導要領に示す各教科 科目の目標に基づき, 学校が地域や生徒の実態に即して定めた当該教科 科目の目標や内容に照らしてその実現状況を評価する ことになっており, 各学校ではこの点も十分踏まえ, 第 2 編や各教育委員会が作成した学習評価関係資料を参考にしつつ, 適切な評価規準を設定することが期待される

23 Ⅴ. 実際に評価を行うに際しての方法はどのようにしたらよいか, その工夫改善はどのように進めたらよいか 1 評価方法について評価方法については, 各学校で各教科 科目の学習活動の特質, 評価の観点や評価規準, 評価の場面や生徒の発達の段階に応じて, 観察, 生徒との対話, ノート, ワークシート, 学習カード, 作品, レポート, ペーパーテスト, 質問紙, 面接などの様々な評価方法の中から, その場面における生徒の学習状況を的確に評価できる方法を選択していくことが必要である 加えて, 生徒による自己評価や生徒同士の相互評価を工夫することも考えられる 評価を適切に行うという点のみでいえば, できるだけ多様な評価を行い, 多くの情報を得ることが重要であるが, 他方, このことにより評価に追われてしまえば, 十分に指導ができなくなるおそれがある 生徒の学習状況を適切に評価し, その評価を指導に生かす点に留意する必要がある なお, ペーパーテストは, 評価方法の一つとして有効であるが, ペーパーテストにおいて得られる結果が, 目標に準拠した評価における学習状況の全てを表すものではない そこで, 例えば, ワークシート等への記述内容は, 知識 理解 の評価だけでなく, 関心 意欲 態度, 思考 判断 表現, 技能 の評価にも活用することが可能であり, 生徒の資質や能力を多面的に把握できるように工夫し, 活用することが考えられる 2 評価時期等の工夫について 報告 では, 評価時期に関して以下の 2 点が述べられている 授業改善のための評価は日常的に行われることが重要である 一方で, 指導後の生徒の状況を記録するための評価を行う際には, 単元等のある程度長い区切りの中で適切に設定した時期において おおむね満足できる 状況等にあるかどうかを評価することが求められる 関心 意欲 態度 については, 表面的な状況のみに着目することにならないよう留意するとともに, 教科の特性や学習指導の内容等も踏まえつつ, ある程度長い区切りの中で適切な頻度で おおむね満足できる 状況等にあるかどうかを評価するなどの工夫を行うことも重要である

24 各学校で年間指導計画を検討する際, それぞれの単元 ( 題材 ) において, 観点別学習状況の評価に係る最適の時期や方法を観点ごとに整理することが重要である これにより, 評価すべき点を見落としていないかを確認するだけでなく, 必要以上に評価の機会を設けて評価資料の収集 分析に多大な時間を要するような事態を防ぐことができ, 各学校において効果的 効率的な学習評価を行うことにつながると考えられる さらに, 各学校においては, 評価が学期末などに偏ることのないよう, 評価の時期を工夫したり, 学習の過程における評価を一層重視したりするなど, 評価の場面についても工夫することが考えられる 3 各学校における指導と評価の工夫改善について (1) 指導と評価の一体化新しい学習指導要領は, 基礎的 基本的な知識 技能の習得と思考力, 判断力, 表現力等をバランスよく育てることを重視している 各教科 科目の指導に当たっては, 学習意欲を向上させ, 生徒の主体的な活動を生かしながら, 目標の確実な実現を目指す指導の在り方が求められる このバランスのとれた学力を育成するためには, 学習指導の改善を進めると同時に, 学習評価においては, 各観点ごとの評価をバランスよく実施することが必要である さらに, 学習評価の工夫改善を進めるに当たっては, 学習評価をその後の学習指導の改善に生かすとともに, 学校における教育活動全体の改善に結び付けることが重要である その際, 学習指導の過程や学習の結果を継続的, 総合的に把握することが必要である 各学校では, 生徒の学習状況を適切に評価し, 評価を指導の改善に生かすという視点を一層重視し, 教師が指導の過程や評価方法を見直して, より効果的な指導が行えるよう指導の在り方について工夫改善を図っていくことが重要である (2) 学習評価の妥当性, 信頼性等 報告 では, 各学校や設置者の創意工夫を生かし, 現場主義を重視した学習評価として, 各学校では, 組織的 計画的な取組を推進し, 学習評価の妥当性, 信頼性等を高めるよう努めることが重要であるとされている この学習評価の 妥当性 は, 評価結果が評価の対象である資質や能力を適切に反映しているものであることを示す概念とされており, 妥当性 の確保のためには, 評価結果と評価しようとした目標の間に適切な関連があること ( 学習評価が学習指導の目標に対応するものとして行われていること ), 評価方法が評価の対象である資質や能力を適切に把握するものとしてふさわしいものであること等が求められるとされている

25 また, 改善通知 では, 学校や設置者において, 学習評価の妥当性, 信頼性等を高める取組を求めている 妥当性, 信頼性等を高めるためには, 各学校において, 次のような取組が有効と考えられる まず, 学習評価を進めるに当たっては, 指導の目標及び内容と対応した形で評価規準を設定することや評価方法を工夫する必要がある 特に, 評価方法を検討する際には, 評価の観点で示される資質や能力等を評価するのにふさわしい方法を選択することが, 評価の妥当性, 信頼性等を高めることになる また, 評価方法を評価規準と組み合わせて設定することが必要であり, 評価規準と対応するように評価方法を準備することによって, 評価方法の妥当性, 信頼性等が高まるものと考えられる (3) 学校全体としての組織的 計画的な取組 1 教師の共通理解と力量の向上学校全体として評価についての力量, 妥当性, 信頼性等を高めるためには, 校長のリーダーシップの下で組織的 計画的に取り組み, 学校としての評価の方針, 方法, 体制, 評価結果などについて, 日頃から教師間の共通理解を図り, 授業研究等を通じ教師一人一人の力量の向上を図る必要がある これにより担当教科, 経験年数等に左右されず, 教師が共通の認識をもって評価に当たることができるようにすることが重要である さらに, 複数の教師で, どのように学習評価を進めれば指導に生かす評価の充実が図れるのか, 教師にとって過大な負担とならないかなどについて確認し合うことが, 効果的で効率的な評価を行うことにつながる 以上のことを学校として組織的に実施するために, 校内研究 研修の在り方を一層工夫する必要がある 2 保護者や生徒への情報の提供 改善通知 では, 保護者や生徒に対して, 学習評価に関する仕組み等について事前に説明したり, 評価結果の説明を充実したりするなどして学習評価に関する情報をより積極的に提供することも重要とされている どのような評価規準, 評価方法により評価を行ったのかといった情報を保護者や生徒に分かりやすく説明し, 共通理解を図ることが重要となる 信頼される評価を行うためには, 評価が目的に応じて, 保護者や生徒などの関係者の間でおおむね妥当であると判断できるものであることも重要な意味をもつ

26 4 第 2 編各章の資料で紹介する評価方法等の事例の特徴各科目の事例について 1 単元 ( 題材 ) の評価に関する事例の提示本資料では, 事例の提示に当たって, 以下の 5 点に留意した 1)1 単元 ( 題材 ) における指導と評価の計画を示しながら, 当該科目での各観点の特徴を踏まえた評価の留意点を説明している 2) 単元 ( 題材 ) の評価規準 などを示すとともに, それらがどの 評価規準に盛り込むべき事項 や 評価規準の設定例 を参考に設定されたかが分かるようにしている 3) 指導と評価の計画 の中に, 当該単元 ( 題材 ) において, どのような評価方法を選択し, 組み合わせたかが分かるようにしている また, 必要に応じて, ワークシートや作品などの評価方法として活用したものを資料として提示したり, 具体的に工夫した点についての説明を加えたりして, 多様な方法を紹介している 4) おおむね満足できる 状況, 十分満足できる 状況, 努力を要する 状況と判断した生徒の具体的な状況の例などを示している 特に, 十分満足できる 状況という評価になるのは, 生徒が実現している学習の状況が質的な高まりや深まりをもっていると判断されるときであるが, それは具体的にはどのような状況であるかを示している また, 努力を要する 状況と判断した生徒への指導の手立てや働きかけを示したり, 努力を要する 状況に至ることのないよう配慮した点を示している 5) 当該単元 ( 題材 ) において, 観点ごとにどのような総括を行ったのかについて, その考え方や具体例などを示している 2 効果的 効率的な評価ある単元 ( 題材 ) において, 余りにも多くの評価規準を設定したり, 多くの評価方法を組み合わせたりすることは, 評価を行うこと自体が大きな負担となり, その結果を後の学習指導の改善に生かすことも十分できなくなるおそれがある 例えば,1 単位時間の中で四つの観点全てについて評価規準を設定し, その全てを評価し学習指導の改善に生かしていくことは, 現実的には困難であると考えられる 教師が無理なく生徒の学習状況を的確に評価できるように評価規準を設定し, 評価方法を選択することが必要である また, 評価の実践を踏まえ, 必要に応じて評価規準や評価方法について検討し, 見直しを行っていくことも効果的である 本資料では, 効果的 効率的な評価を進めるうえで参考となるよう以下の 3 点に配慮した 1) 評価結果を記録する機会を過度に設定することのないよう, 各観点

27 で 1 単元 ( 題材 ) 内で平均すると 1 単位時間当たり 1~2 回の評価回数となるよう指導と評価の計画を示した 2) ノートやレポート, ワークシート, 作品など, 授業後に教師が確認しながら評価を行えるような方法と, 授業中の見取りを適切に組み合わせて, 全員の学習状況を適切に見取りつつ, それぞれの生徒の特性にも配慮した評価方法が採用できるよう配慮した 3) 評価が円滑に実施できていないと教師が捉えている観点をはじめとして, それぞれの観点において, どのような生徒の姿や記述等を評価対象とすればよいかを明確に示した 3 総括観点別学習状況については, 個々の評価規準に照らして学習の実現状況を評価し, 得られた評価結果を基に, 単元 ( 題材 ) 全体の実現状況をまとめ, さらに学期や学年といった単位で学習の実現状況をまとめていくことになる したがって, 観点別学習状況の評価のための総括の場面としては, ア ) 単元 ( 題材 ) における観点ごとの評価の総括イ ) 学期末における観点ごとの評価の総括ウ ) 学年末における観点ごとの評価の総括の 3 段階であることが多いと考えられ, 具体的な総括の流れとしては, 以下の図に示したように, いくつかの例が考えられる 学習過程における評価情報 単元 ( 題材 ) における観点別学習状況の観点ごとの総括 学期末における観点別学習状況の観点ごとの総括 学期末の評定への総括 学年末における観点別学習状況の観点ごとの総括 学年末の評定への総括 1) 観点別学習状況の評価の観点ごとの総括単元 ( 題材 ) における観点ごとの総括は, 科目ごとに事例の中でも取り上げている 学期末や学年末における観点ごとの評価の総括, 評定への総括は, 学習評価の工夫改善に関する調査研究 ( 平成 16 年 3 月, 国立教育政策研究所 ) を基に考え方を示している なお, 各学校における総括の具体的な考え方や方法等は, これらを参考にしつつ, より一層工夫していくことが必要である

28 ア単元 ( 題材 ) における観点ごとの評価の総括単元 ( 題材 ) においては, 学習過程における評価情報を観点ごとに総括する 観点ごとの評価記録が複数ある場合の総括の方法としては, 次のようなものが考えられる ( ア ) 評価結果のA,B,Cの数ある観点でいくつかのまとまりごとに何回か行った評価結果の A,B,Cの数が多いものが, その観点の学習の実現状況を最もよく表しているとする考え方に立つ総括方法である 例えば,3 回評価を行った結果が ABB ならばBと総括する なお, AABB の総括結果をAとするかBとするかなど, 同数の場合や三つの記号が混在する場合の総括の仕方をあらかじめ決めておく必要がある ( イ ) 評価結果の A,B,C を数値に表すある観点でいくつかのまとまりごとに何回か行った評価結果 A, B,C を, 例えば,A=3,B=2,C=1 のように数値によって表して, 合計したり, 平均したりすることで総括する方法である 例えば, 総括の結果を B とする判断の基準を [1.5 平均値 2. 5] とすると, ABB の平均値は, 約 2.3[(3+2+2) 3] で総括結果は B となる このほか, 本資料では, 観点によって特定の評価機会における結果について重み付けした例なども紹介している イ学期末における観点ごとの評価の総括学期末における観点ごとの評価の総括は, 単元 ( 題材 ) ごとに総括した観点ごとの評価結果を基に行う場合と, 学習過程における評価情報から総括する場合が考えられる なお, 総括の方法は, ア ( ア ) 及び ( イ ) と同様であると考えられる ウ学年末における観点ごとの評価の総括学年末における観点ごとの総括については, 学期末に総括した観点ごとの評価結果を基に行う場合と, 単元 ( 題材 ) ごとに総括した観点ごとの評価結果を基に行う場合などが考えられる なお, 総括の方法は, ア ( ア ) 及び ( イ ) と同様であると考えられる

29 2) 観点別学習状況の評価の評定への総括評定が各教科 科目の目標や内容に照らして学習の実現状況を総括的に評価するものであるのに対し, 観点別学習状況の評価は各教科 科目の目標や内容に照らして学習の実現状況を分析的に評価するものであり, 観点別学習状況の評価が評定を行うための基本的な要素となる なお, 評定への総括の場面は, 学期末や学年末などに行われることが多い 学年末に評定へ総括する場合には, 学期末に総括した評定の結果を基にする場合と, 学年末に観点ごとに総括した評価の結果を基にする場合が考えられる 観点別学習状況の評価の評定への総括は, 各観点の評価結果を A,B, C の組合せ, 又は,A,B,C を数値で表したものに基づいて総括し, その結果を高等学校では 5 段階で表す A,B,C の組合せから評定に総括する場合, 各観点とも同じ評価がそろう場合は, AAAA であれば 4 又は 5, BBBB であれば 3, CCCC であれば 2 又は 1 とするのが適当であると考えられる それ以外の場合は, 各観点の A,B,C の数の組合せから適切に評定する必要がある なお, 観点別学習状況の評価結果は A,B,C などで表されるが, そこで表された学習の実現状況には幅があるため, 機械的に評定を算出することは適当ではない場合も予想される また, 評定は 5,4,3,2,1 という数値で表されるが, これを生徒の学習の実現状況を五つに分類したものとして捉えるのではなく, 常にこの結果の背景にある生徒の具体的な学習の実現状況を思い描き, 適切に捉えることが大切である 評定への総括に当たっては, このようなことも十分に検討する必要がある そして, 評価に対する妥当性, 信頼性等を高めるために, 各学校では観点別学習状況の評価の観点ごとの総括及び評定への総括の考え方や方法について共通理解を図り, 生徒及び保護者に十分説明し理解を得ることが大切である

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31 第 2 編 各教科における評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善 第 3 章 商業科における評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨 1 教科目標 2 評価の観点及びその趣旨第 2 ビジネス基礎 1 目標 2 評価の観点の趣旨 3 内容のまとまり 4 内容のまとまりごとの評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例 5 評価に関する事例 (1) 商業科における観点別評価について (2) 評価規準の設定について事例 企業の形態と経営組織 指導の計画から評価の総括まで

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33 第 3 章商業科における評価規準の作成, 評価方法等の工夫改善 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨 1 教科目標 商業の各分野に関する基礎的 基本的な知識と技術を習得させ, ビジネスの意義や役割について理解させるとともに, ビジネスの諸活動を主体的, 合理的に, かつ倫理観をもって行い, 経済社会の発展を図る創造的な能力と実践的な態度を育てる 2 評価の観点及びその趣旨 学習指導要領を踏まえ, 商業科の特性に応じた評価の観点及びその趣旨は以下のとおりである 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 ビジネスの諸活動にビジネスの諸活動に商業の各分野に関す商業の各分野に関す関する諸課題につい関する諸課題の解決る基礎的 基本的なる基礎的 基本的なて関心をもち, そのを目指して思考を深技術を身に付け, ビ知識を身に付け, ビ改善 向上を目指しめ, 基礎的 基本的ジネスの諸活動を合ジネスの意義や役割て主体的に取り組もな知識と技術を基に, 理的に計画し, そのを理解している うとするとともに, ビジネスの諸活動に技術を適切に活用し実践的な態度を身に携わる者として適切ている 付けている に判断し, 表現する創造的な能力を身に付けている

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35 第 2 ビジネス基礎 1 目標 ビジネスに関する基礎的な知識と技術を習得させ, 経済社会の一員としての望ましい心構えを身に付けさせるとともに, ビジネスの諸活動に適切に対応する能力と態度を育てる 2 評価の観点の趣旨 学習指導要領を踏まえ, ビジネス基礎 の特性に応じた評価の観点の趣旨は以下のとおりである 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 ビジネスについて関ビジネスの諸活動へビジネスに関する基ビジネスに関する基心をもち, ビジネスの適切な対応を目指礎的 基本的な技術礎的 基本的な知識の諸活動への適切なして思考を深め, 基を身に付け, ビジネを身に付け, 経済社対応を目指して主体礎的 基本的な知識スの諸活動への適切会の一員としての望的に取り組もうとすと技術を基に, ビジな対応を合理的に計ましい心構えについるとともに, 経済社ネスの諸活動に携わ画し, その技術を適て理解している 会の一員としての望る者として適切に判切に活用している ましい心構えや実践断し, 表現する創造的な態度を身に付け的な能力を身に付けている ている 3 内容のまとまり ビジネス基礎 においては, 学習指導要領の内容の (1) 商業の学習ガイダンス, (2) ビジネスとコミュニケーション, (3) ビジネスと売買取引, (4) 経済と流通の基礎 及び (5) 企業活動の基礎 を内容のまとまりとした

36 4 内容のまとまりごとの評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例 (1) (1) 商業の学習ガイダンス 学習指導要領の内容 ア商業を学ぶ目的と学び方イ商業の学習分野と職業 (1) 商業の学習ガイダンス の評価規準に盛り込むべき事項 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 商業の学習について商業を学ぶ目的と学商業の学習に関する商業の学習に関する関心をもち, 商業をび方, 商業の学習分資料を収集し, 得ら基礎的 基本的な知学ぶ目的と学び方, 野と職業との関連及れた情報のもつ意味識を身に付け, 商業商業の学習分野と職び卒業後の進路につを読み取り, 整理しを学ぶ目的と学び方, 業との関連及び卒業いて思考を深め, 基ている 商業の学習分野と職後の進路について探礎的 基本的な知識業との関連及び卒業究しようとしている と技術を基に適切に後の進路について理判断し, 導き出した解している 考えを表現している (1) 商業の学習ガイダンス の評価規準の設定例 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 ア ア ア ア 商業を学ぶ目的と 専門性の基礎 基 商業を学ぶ目的と 商業を学ぶ目的と 学び方について関 本の学習の重要性, 学び方に関する資 学び方に関する基 心をもち, 専門性 ビジネスの諸活動 料を収集し, 得ら 礎的 基本的な知 の基礎 基本の学 を理解し, 実践す れた情報のもつ意 識を身に付け, 専 習の重要性, ビジ る能力や豊かな人 味を読み取り, 整 門性の基礎 基本 ネスの諸活動を理 間性を育むこと, 理している の学習の重要性, 解し, 実践する能 商業の学習分野の ビジネスの諸活動 力や豊かな人間性 概要, 主体的な学 を理解し, 実践す を育むこと, 商業 び方及び専門的能 る能力や豊かな人 の学習分野の概要, 力を身に付けるこ 間性を育むこと, 主体的な学び方及 との重要性につい 商業の学習分野の び専門的能力を身 て思考を深め, 基 概要, 主体的な学 に付けることの重 礎的 基本的な知 び方及び専門的能

37 要性について探究 識と技術を基に適 力を身に付けるこ しようとしている 切に判断し, 導き との重要性につい 出した考えを表現 て理解している している イ イ イ イ 商業の学習分野と 商業の学習分野と 商業の学習分野と 商業の学習分野と 職業について関心 職業との関連及び 職業に関する資料 職業に関する基礎 をもち, 商業の学 卒業後の進路につ を収集し, 得られ 的 基本的な知識 習分野と職業との いて思考を深め, た情報のもつ意味 を身に付け, 商業 関連及び卒業後の 基礎的 基本的な を読み取り, 整理 の学習分野と職業 進路について探究 知識と技術を基に している との関連及び卒業 しようとしている 適切に判断し, 導 後の進路を考える き出した考えを表 ことの意義につい 現している て理解している

38 (2) (2) ビジネスとコミュニケーション 学習指導要領の内容 アビジネスに対する心構えイコミュニケーションの基礎ウ情報の入手と活用 (2) ビジネスとコミュニケーション の評価規準に盛り込むべき事項 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 コミュニケーションビジネスに対する心コミュニケーションコミュニケーションについて関心をもち, 構え, コミュニケーに関する基礎的 基に関する基礎的 基ビジネスに対する心ションの必要性と方本的な技術を身に付本的な知識を身に付構え, コミュニケー法及び情報の入手とけ, 適切に活用したけ, ビジネスに対すションの必要性と方活用について思考をり, ビジネスにおける心構え, コミュニ法及び情報の入手と深め, 基礎的 基本るコミュニケーショケーションの必要性活用について探究し的な知識と技術を基ンに関する資料を収及び情報の入手と活ようとしている に適切に判断し, 導集し, 得られた情報用について理解してき出した考えを表現のもつ意味を読み取いる している り, 整理したりしている (2) ビジネスとコミュニケーション の評価規準の設定例 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 ア ア ア ア ビジネスに対する ビジネスマナーの ビジネスマナーに ビジネスに対する 心構えについて関 意義や必要性, 基 関する基礎的 基 心構えに関する基 心をもち, ビジネ 本的なビジネスマ 本的な技術を身に 礎的 基本的な知 スマナーの意義や ナー, 望ましい人 付け, 適切に活用 識を身に付け, ビ 必要性, 基本的な 間関係構築の意義 している ジネスマナーの意 ビジネスマナー, や必要性及びビジ ビジネスに対する 義や必要性, 望ま 望ましい人間関係 ネスに対する望ま 心構えに関する資 しい人間関係構築 構築の意義や必要 しい心構えや考え 料を収集し, 得ら の意義や必要性及 性及びビジネスに 方について思考を れた情報のもつ意 びビジネスに対す 対する望ましい心 深め, 基礎的 基 味を読み取り, 整 る望ましい心構え 構えや考え方につ 本的な知識と技術 理している や考え方について いて探究しようと を基に適切に判断 理解している

39 している し, 導き出した考 えを表現している イ イ イ イ コミュニケーショ ビジネスの諸活動 ビジネスの場面に コミュニケーショ ンについて関心を を円滑に行う上で 応じたコミュニケ ンに関する基礎的 もち, ビジネスの のコミュニケーシ ーションの方法に 基本的な知識を 諸活動を円滑に行 ョンの必要性と方 関する基礎的 基 身に付け, ビジネ う上でのコミュニ 法について思考を 本的な技術を身に スの諸活動を円滑 ケーションの必要 深め, 基礎的 基 付け, 適切に活用 に行う上でのコミ 性と方法について 本的な知識と技術 している ュニケーションの 探究しようとして を基に適切に判断 コミュニケーショ 必要性について理 いる し, 導き出した考 ンの必要性と方法 解している えを表現している に関する資料を収集し, 得られた情報のもつ意味を読み取り, 整理している ウ ウ ウ ウ 情報の入手と活用 ビジネスの諸活動 情報の入手と活用 情報の入手と活用 について関心をも に必要な情報の所 に関する資料を収 に関する基礎的 ち, ビジネスの諸 在及び情報の信頼 集し, 得られた情 基本的な知識を身 活動に必要な情報 性を見極めること 報のもつ意味を読 に付け, ビジネス の所在及び情報の の重要性について み取り, 整理して の諸活動に必要な 信頼性を見極める 思考を深め, 基礎 いる 情報の所在及び情 ことの重要性につ 的 基本的な知識 報の信頼性を見極 いて探究しようと と技術を基に適切 めることの重要性 している に判断し, 導き出 について理解して した考えを表現し いる ている

40 (3) (3) ビジネスと売買取引 学習指導要領の内容 ア売買取引とビジネス計算の基礎イ代金決済 (3) ビジネスと売買取引 の評価規準に盛り込むべき事項 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 売買取引について関売買契約の意義や売ビジネス計算に関す売買取引に関する基心をもち, 売買契約買取引の流れ, ビジる基礎的 基本的な礎的 基本的な知識の意義や売買取引のネス計算及び代金決技術を身に付け, 適を身に付け, 売買契流れ, ビジネス計算済の手段について思切に活用したり, 売約の意義や売買取引及び代金決済の手段考を深め, 基礎的 買取引に関する資料の流れ及び代金決済について探究しよう基本的な知識と技術を収集し, 得られたの手段について理解としている を基に適切に判断し, 情報のもつ意味を読している 導き出した考えを表み取り, 整理したり現している している (3) ビジネスと売買取引 の評価規準の設定例 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 ア ア ア ア 売買取引とビジネ 流通活動における ビジネス計算に関 売買取引に関する ス計算について関 売買契約の意義, する基礎的 基本 基礎的 基本的な 心をもち, 流通活 条件, 締結と履行 的な技術を身に付 知識を身に付け, 動における売買契 及びビジネス計算 け, 適切に活用し 流通活動における 約の意義, 条件, について思考を深 ている 売買契約の意義, 締結と履行及びビ め, 基礎的 基本 流通活動における 条件及び締結と履 ジネス計算につい 的な知識と技術を 売買契約の意義, 行について理解し て探究しようとし 基に適切に判断し, 条件及び締結と履 ている ている 導き出した考えを 行に関する資料を 表現している 収集し, 得られた情報のもつ意味を読み取り, 整理している イ イ イ イ 代金決済について 代金決済の手段と 代金決済に関する 代金決済に関する

41 関心をもち, その 仕組みについて思 資料を収集し, 得 基礎的 基本的な 手段と仕組みにつ 考を深め, 基礎的 られた情報のもつ 知識を身に付け, いて探究しようと 基本的な知識と 意味を読み取り, その手段と仕組み している 技術を基に適切に 整理している について理解して 判断し, 導き出し いる た考えを表現している

42 (4) (4) 経済と流通の基礎 学習指導要領の内容 ア経済の基礎イビジネスの役割と発展ウ経済活動と流通エビジネスの担い手 (4) 経済と流通の基礎 の評価規準に盛り込むべき事項 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 経済と流通について生産要素の希少性, 経済と流通に関する経済と流通に関する 関心をもち, 生産要経済主体の役割, ビ資料を収集し, 得ら基礎的 基本的な知 素の希少性, 経済主ジネスの役割と発展, れた情報のもつ意味識を身に付け, 生産 体の役割, ビジネス流通の意義と役割, を読み取り, 整理し要素の希少性, 経済 の役割と発展, 流通ビジネスの担い手のている 主体の役割, ビジネ の意義と役割, ビジ役割などについて思 スの役割と発展, 流 ネスの担い手の役割考を深め, 基礎的 通の意義と役割, ビ などについて探究し基本的な知識と技術 ジネスの担い手の役 ようとしている を基に適切に判断し, 割などについて理解 導き出した考えを表 している 現している (4) 経済と流通の基礎 の評価規準の設定例 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 ア ア ア ア 経済について関心 生産要素の希少性, 経済に関する資料 経済に関する基礎 をもち, 生産要素 経済主体の役割, を収集し, 得られ 的 基本的な知識 の希少性, 経済主 トレード オフと た情報のもつ意味 を身に付け, 生産 体の役割, トレー 機会費用及び経済 を読み取り, 整理 要素の希少性, 経 ド オフと機会費 活動の循環につい している 済主体の役割, ト 用及び経済活動の て思考を深め, 基 レード オフと機 循環について探究 礎的 基本的な知 会費用及び経済活 しようとしている 識と技術を基に適 動の循環について 切に判断し, 導き 理解している 出した考えを表現している

43 イ イ イ イ 企業が行う経済的 ビジネスの意義や 企業が行う経済的 企業が行う経済的 諸活動について関 役割, 我が国にお 諸活動に関する資 諸活動に関する基 心をもち, ビジネ けるビジネスの発 料を収集し, 得ら 礎的 基本的な知 スの意義や役割, 展及びビジネスの れた情報のもつ意 識を身に付け, ビ 我が国におけるビ 課題について思考 味を読み取り, 整 ジネスの意義や役 ジネスの発展及び を深め, 基礎的 理している 割, 我が国におけ ビジネスの課題に 基本的な知識と技 るビジネスの発展 ついて探究しよう 術を基に適切に判 及びビジネスの課 としている 断し, 導き出した 題について理解し 考えを表現してい ている る ウ ウ ウ ウ 流通について関心 経済活動における 流通に関する資料 流通に関する基礎 をもち, 経済活動 流通の意義や役割 を収集し, 得られ 的 基本的な知識 における流通の意 及び流通の役割の た情報のもつ意味 を身に付け, 経済 義や役割及び流通 拡大について思考 を読み取り, 整理 活動における流通 の役割の拡大につ を深め, 基礎的 している の意義や役割及び いて探究しようと 基本的な知識と技 流通の役割の拡大 している 術を基に適切に判 について理解して 断し, 導き出した いる 考えを表現している エ エ エ エ ビジネスの担い手 ビジネスの担い手 ビジネスの担い手 ビジネスの担い手 について関心をも の役割や仕事の概 に関する資料を収 に関する基礎的 ち, その役割や仕 要及び求められる 集し, 得られた情 基本的な知識を身 事の概要及び求め 倫理について思考 報のもつ意味を読 に付け, その役割 られる倫理につい を深め, 基礎的 み取り, 整理して や仕事の概要及び て探究しようとし 基本的な知識と技 いる 求められる倫理に ている 術を基に適切に判 ついて理解してい 断し, 導き出した る 考えを表現している

44 (5) (5) 企業活動の基礎 学習指導要領の内容 ア企業の形態と経営組織イ資金調達ウ企業活動と税エ雇用 (5) 企業活動の基礎 の評価規準に盛り込むべき事項 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 企業活動について関企業の形態と経営組企業活動に関する資企業活動に関する基 心をもち, 企業の形織, 資金調達, 企業料を収集し, 得られ礎的 基本的な知識 態と経営組織, 資金活動と税及び雇用のた情報のもつ意味をを身に付け, 企業の 調達, 企業活動と税形態と雇用に伴う企読み取り, 整理して形態と経営組織, 資 及び雇用の形態と雇業の責任について思いる 金調達, 企業活動と 用に伴う企業の責任考を深め, 基礎的 税及び雇用の形態と について探究しよう基本的な知識と技術 雇用に伴う企業の責 としている を基に適切に判断し, 任について理解して 導き出した考えを表 いる 現している (5) 企業活動の基礎 の評価規準の設定例 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 ア ア ア ア 企業の形態と経営 企業の形態と経営 企業の形態と経営 企業の形態と経営 組織などについて 組織の種類と特徴 組織などに関する 組織などに関する 関心をもち, その などについて思考 資料を収集し, 得 基礎的 基本的な 種類と特徴などに を深め, 基礎的 られた情報のもつ 知識を身に付け, ついて探究しよう 基本的な知識と技 意味を読み取り, その種類と特徴な としている 術を基に適切に判 整理している どについて理解し 断し, 導き出した ている 考えを表現している イ イ イ イ 資金調達について 資金調達の方法と 資金調達に関する 資金調達に関する 関心をもち, その 特徴について思考 資料を収集し, 得 基礎的 基本的な

45 方法と特徴につい を深め, 基礎的 られた情報のもつ 知識を身に付け, て探究しようとし 基本的な知識と技 意味を読み取り, その方法と特徴に ている 術を基に適切に判 整理している ついて理解してい 断し, 導き出した る 考えを表現している ウ ウ ウ ウ 企業活動にかかる 企業活動にかかる 企業活動にかかる 企業活動にかかる 税について関心を 税の種類と概要及 税に関する資料を 税に関する基礎的 もち, その種類と び申告と納付の概 収集し, 得られた 基本的な知識を 概要及び申告と納 要について思考を 情報のもつ意味を 身に付け, その種 付の概要について 深め, 基礎的 基 読み取り, 整理し 類と概要及び申告 探究しようとして 本的な知識と技術 ている と納付の概要につ いる を基に適切に判断 いて理解している し, 導き出した考えを表現している エ エ エ エ 雇用について関心 我が国における雇 雇用に関する資料 雇用に関する基礎 をもち, 我が国に 用形態の特徴と多 を収集し, 得られ 的 基本的な知識 おける雇用形態の 様化及び雇用に伴 た情報のもつ意味 を身に付け, 我が 特徴と多様化及び う企業の責任につ を読み取り, 整理 国における雇用形 雇用に伴う企業の いて思考を深め, している 態の特徴と多様化 責任について探究 基礎的 基本的な 及び雇用に伴う企 しようとしている 知識と技術を基に 業の責任について 適切に判断し, 導 理解している き出した考えを表現している

46 ( 参考 ) 各科目の評価の観点の趣旨 学習指導要領を踏まえ, 各科目の特性に応じた評価の観点の趣旨は以下のとおりである 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 マーケティングマーケティングにマーケティング活マーケティングにマーケティングについて関心をも動を計画的, 合理関する基礎的 基関する基礎的 基ち, マーケティン的に行うことを目本的な技術を身に本的な知識を身にグ活動を計画的, 指して思考を深付け, マーケティ付け, マーケティ合理的に行うことめ, 基礎的 基本ング活動を合理的ングの意義や役割を目指して主体的的な知識と技術をに計画し, その技について理解してに取り組もうとす基に, ビジネスの術を適切に活用しいる るとともに, マー諸活動に携わる者ている ケティング活動をとして適切に判断行う実践的な態度し, 表現する創造を身に付けてい的な能力を身に付る けている ビジネス経済経済について関心経済事象について経済事象の考察に経済に関する基礎をもち, 経済事象理解することを目関する基礎的 基的 基本的な知識について理解する指して思考を深本的な技術を身にを身に付け, 経済ことを目指して主め, 基礎的 基本付け, 経済事象のの仕組みや概念に体的に取り組もう的な知識と技術を考察を合理的に計ついて理解していとするとともに, 基に, ビジネスの画し, その技術をる 経済事象を主体的諸活動に携わる者適切に活用していに考える実践的なとして適切に判断る 態度を身に付けてし, 表現する創造いる 的な能力を身に付けている 簿記簿記について関心適正な会計処理を簿記に関する基礎簿記に関する基礎をもち, 適正な会行うことを目指し的 基本的な技術的 基本的な知識計処理を行うことて思考を深め, 基を身に付け, 適正を身に付け, そのを目指して主体的礎的 基本的な知な会計処理を行う基本的な仕組みにに取り組もうとす識と技術を基に, ことを合理的に計ついて理解しているとともに, 会計ビジネスの諸活動画し, その技術をる 処理を行う実践的に携わる者として適切に活用していな態度を身に付け適切に判断し, 表る ている 現する創造的な能力を身に付けてい

47 情報処理 る 情報の収集 処理ビジネスの諸活動情報の収集 処理情報の収集 処理 分析 表現につにおいて情報を主 分析 表現に関 分析 表現に関いて関心をもち, 体的に活用するこする基礎的 基本する基礎的 基本ビジネスの諸活動とを目指して思考的な技術を身に付的な知識を身に付において情報を活を深め, 基礎的 け, ビジネスの諸け, 情報の意義や用することを目指基本的な知識と技活動における情報役割について理解して主体的に取り術を基に, ビジネの活用を合理的にしている 組もうとするととスの諸活動に携わ計画し, その技術もに, 情報を活用る者として適切にを適切に活用してする実践的な態度判断し, 表現するいる を身に付けてい創造的な能力を身る に付けている

48 5 評価に関する事例 (1) 商業科における観点別評価について 商業科については, 地域産業をはじめ経済社会の健全で持続的な発展を担う職業人の育成などの観点から教科目標の改善を図り, 顧客満足を実現する能力やビジネスの機会を捉えて経済社会の発展に取り組む能力などのビジネスの理解力と実践力を身に付けさせるとともに, ビジネスに必要な豊かな人間性を育むこととしている このような人材を育成するためには, 社会で役に立つ知識, 技術, 能力, 態度を身に付けさせるという実学の視点に立って指導を充実させることが大切である 本事例で取り上げている科目 ビジネス基礎 については, このことを踏まえた学習活動の例として次のものが挙げられる 商業の学習と職業との関連及び卒業後の進路に関してのガイダンスを行い, 自己の進路について考えさせる [(1) 商業の学習ガイダンス ] ビジネスの場面に応じた言葉の使い方, 話の聞き方, 話し方, 表情など基礎的なコミュニケーションの方法を習得させる [(2) ビジネスとコミュニケーション ] 流通活動における売買契約の意義, 売買契約の条件及び売買契約の締結と履行について理解させる [(3) ビジネスと売買取引 ] 環境問題, エネルギー問題, 食料問題への対応などビジネスの課題について, 具体的な事例を取り上げて理解させる [(4) 経済と流通の基礎 ] 雇用の安定や福利厚生など雇用に伴う企業の責任について, 具体的な事例の考察を通して理解させる [(5) 企業活動の基礎 ] これらの例をはじめとして, 商業科では, 単に知識や技術を習得させることにとどまらず, それを基にして, 経済社会における具体的な事例を取り上げた考察や討論, ビジネスの場面を想定した実践的な活動, 地域を学習のフィールドとした体験的な活動など様々な学習を行う そのため, ペーパーテストを中心としていわゆる平常点を加味した評価では生徒の学習状況を十分に把握することは困難であり, 設定した目標についてどのような学習状況を実現すればよいかを想定して観点ごとの評価規準を作成し, それに基づいて評価を行い, 生徒の学習状況を分析的に捉えることが必要である このような目標に準拠した評価による観点別学習状況の評価は, 生徒の学習状況を分析的に捉えてそれを生徒に還元することを通して生徒の学習の改善, 学習意欲の向上, 学習の確実な定着につながることが期待できるとともに, 生徒の学習の実現状況を分析的に捉えることを通して指導を振り返り, 学習指導の改善を図ることができるなど, 大きな意義をもつものである これらのことを踏まえ, 観点別学習状況の評価を学習指導に係るPDCAサイクルの中で適切に実施するなど, 学習評価の工夫改善に学校全体として組織的 計画的に取り組むことが大切である (2) 評価規準の設定について 本章の第 1 の 2 には, 商業科の評価の観点及びその趣旨を示している

49 関心 意欲 態度 の観点の趣旨については, 教科目標の改善等を踏まえて文言の見直しを図っている これまで 思考 判断 としていたものについては, 思考 判断 表現 としているが, 技能 表現 で評価されていた 表現 とは異なり, 思考 判断した過程や結果を, 言語活動等を通じて生徒がどのように表出しているかを評価するものである 技能 表現 としていたものについては, 技能 としているが, 図や表などで表現する技術についてはこれまで同様にこの観点で評価する この観点では, このほかに, ビジネス計算などの技術や, 様々な資料を収集し, 得られた情報のもつ意味を読み取り, 整理する技術について評価する 知識 理解 の観点の趣旨については, 文言の変更はない 次に示す事例は, このような改善が図られた評価の観点の趣旨を踏まえて作成された指導と評価の計画である 単元が科目 ビジネス基礎 の内容の (5) 企業活動の基礎 の ア企業の形態と経営組織 に対応していることから, 第 2の4で示した (5) 企業活動の基礎 の評価規準の設定例 の中の該当するものを単元の評価規準としている 指導と評価の計画を作成するに当たっては, 評価が特定の観点に偏ることがないようにするとともに, 指導のねらいや学習活動に即した形で評価規準を設定し, 評価方法と組み合わせて示すなど, 学習評価の妥当性や信頼性を高めるよう工夫している また, 評価を行うこと自体が大きな負担となると, その結果を後の学習指導の改善に生かすことが十分できなくなるおそれがあることから, 無理なく生徒の学習状況を的確に評価できるよう, 評価の観点の精選や評価時期の設定を行うとともに, 指導のねらいや学習活動に即した評価方法を工夫し, 効果的 効率的な評価を実施するようにしている 各学校においては, 第 1に示す商業科の評価の観点及びその趣旨を踏まえるとともに, 第 2に示す内容のまとまりごとの評価規準に盛り込むべき事項, 評価規準の設定例, 評価に関する事例などを参考にして, 指導計画などに基づいて適切な評価規準を設定することが望まれる

50 ビジネス基礎事例キーワード : 単元名 企業の形態と経営組織 指導の計画から評価 (5) 企業活動の基礎 の総括まで (1) 単元の目標 企業の形態と経営組織の種類と特徴について理解させる また, 起業家精神, ビジネスの 創造及び経営理念の重要性についても理解させる (2) 単元の評価規準 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 企業の形態と経営 企業の形態と経営 企業の形態と経営 企業の形態と経営 組織などについて 組織の種類と特徴 組織などに関する 組織などに関する 関心をもち, その などについて思考 資料を収集し, 得 基礎的 基本的な 種類と特徴などに を深め, 基礎的 られた情報のもつ 知識を身に付け, ついて探究しよう 基本的な知識と技 意味を読み取り, その種類と特徴な としている 術を基に適切に判 整理している どについて理解し 断し, 導き出した ている 考えを表現している (3) 指導と評価の計画 (8 時間 ) 次評価の観点ねらい 学習活動程関思技知 評価規準 評価方法 第一次 ( 企業の形態と経営組織の種類と特徴 ねらい 株式会社や個人企業など企業の形態の種類と特徴, 経営組織の種類と 特徴について理解を深める 4 総務省統計局のウェブページに掲載 企業の形態ごとの事業所数や従 時されている日本統計年鑑の 産業, 業者数の傾向について, 統計資 間経営組織別事業所数及び従業者数 料から読み取り, 整理している ) の統計資料を整理し, 気付いたこと [ ワークシート 1] をワークシート 1 にまとめる ワークシート 1 の 1,2 の表の構成を確認させ, 統計資料から必要な情報を読み取らせ完成させる その後, 個人の事業所と株式会社を中心に, 気付いたことを 3 にまとめさせる

51 出資者による企業の分類と特徴及び 私企業の形態の種類と特徴について 理解を深める 私企業や公企業など出資者による企業の分類と特徴について, 適宜発問して理解が深まるようにする 株式会社や個人企業などの私企業の形態の種類及び出資者の責任や最高意思決定機関などから見た各形態の特徴について, 適宜発問して理解が深まるようにする 水平的, 垂直的に分化した経営組織 について理解を深める 水平的, 垂直的に分化した経営組織図を示すとともに, 適宜発問して, 理解が深まるようにする 企業の形態に関する基礎的 基本的な知識を身に付け, その種類と特徴について理解している [ テスト ( 学期末 )] 経営組織に関する基礎的 基本的な知識を身に付け, その種類と特徴について理解している [ テスト ( 学期末 )] 具体的な企業の経営組織について, 経営組織について関心をもち, インターネットを活用してグループ で調べて概要をまとめる 具体的な企業の経営組織の特徴を捉えるため, 同じ業種の企業を対比することを助言する 経営組織についてインターネットで公表している企業を検索できるよう, 必要に応じて, 検索する業種などを助言する 生徒の取組の様子を観察シートに記入する 具体的な企業の経営組織につい て探究しようとしている [ 観 察 ] 様々な経営組織の長所 短所と改善 経営組織の改善策や経営組織を 策及び経営組織を円滑に機能させる 上で大切なことについて考え, ワー クシート 2 にまとめる 経営組織の水平的分化と垂直的分化の意義, 水平的分化と垂直的分化が組み合わさった経営組織を工夫することの大切さ, 経営組織は人で構成されていることなどを踏まえて考えさせる 円滑に機能させる上で大切なこ とについて思考を深め, 適切に 判断して導き出した考えを表現 している [ ワークシート 2] 第二次 ( 起業家精神 ねらい 創業者の考え方や独創性について探究し, 起業家精神の意義について 理解を深める 1 我が国や他国の創業者を取り上げ, 起業家精神について関心をも

52 時その考え方や独創性についてインタち, 創業者の考え方や独創性に 間ーネットなどを活用して調べ, ワーついて探究しようとしている ) クシート 3 の 1 にまとめてグループ [ ワークシート 3] 内で発表する グループ (4 名程度 ) の内で担当を決めさせ, それぞれ異なる創業者を調べさせる 創業者の例松下幸之助, 本田宗一郎, 盛田昭夫, 井深大, 豊田喜一郎, スティーブ ジョブズ 必要な資料を収集できるよう, 適宜助言する 起業家精神とは何か, なぜ大切かを 起業家精神の意義について理解 ワークシート 3 の 2 にまとめる している [ ワークシート 3] 創業者について調べたことを踏まえて, 自己の考えを記述させる その後, キーワードを示し, それを用いてまとめさせる キーワード起業, 新しいビジネス, 先がけ, ひら創造的アイディア, 意欲, 切り拓く 第三次 ( ビジネスの創造 ねらい ビジネスの創造が生活や経済にどのような影響を与えているかについ て, 具体的な事例を考察し, 理解を深める 2 携帯電話が普及した要因と考えられ 携帯電話に関する資料を収集 時ることについて, 携帯電話普及率にし, 携帯電話が普及した要因と 間関する統計資料やインターネットを考えられることについて, 統計 ) 活用し, 携帯電話の機能やサービス 資料などから読み取り, 整理し に着目して, ワークシート 4 の 1 にている [ ワークシート 4] まとめる 携帯電話の機能や携帯電話に関わるサービスなどの変遷を調べさせ, 得られた情報から普及した要因と考えられることを見いださせる 携帯電話に関わるビジネスの創造が ビジネスの創造が生活や経済に 生活や経済にどのような影響を与え ているかについて, 携帯電話の新規 性と市場の創造性に着目して討論し, どのような影響を与えているか について, 討論を通して思考を 深め, 適切に判断して導き出し ワークシート 4 の 2 にまとめる た考えを表現している [ ワー

53 次の流れで討論などを進めさせる グループでの討論 全体での発表 全体での討論 自己の考えのまとめ クシート 4] ビジネスの創造の視点に立って, 携 ビジネスの創造について関心を 帯電話にどのような機能やサービス などがあるとよいかを考え, ワーク シート 4 の 3 にまとめる ワークシート 4 の 1 及び 2 でまとめたことを踏まえながら, 消費者の視点から機能やサービスに着目して携帯電話の将来像を考えさせるなど, 円滑に探究できるよう適宜助言する もち, どのような機能やサービ スなどがあると消費者に受け入 れられ, ビジネスの創造につな がるかについて探究しようとし ている [ ワークシート 4] 第四次 ( 経営理念の重要性 ねらい 経営理念が企業活動に大きな影響を及ぼしている具体的な事例を考察 し, 経営理念とその重要性について理解を深める 1 経営理念とキャスト ( 従業員 ) の行 経営理念がキャスト ( 従業員 ) 時動に関するケース教材を読み, キャの行動にどのように生かされ, 間ストの行動について, 経営理念に着顧客へのサービスの提供につな ) 目してグループで討論し, それを踏 まえて自己の考えをワークシート 5 の 1 にまとめる ワークシート 5 の 1 の (1) にキャストの行動についてまとめさせた後, テーマパークの運営会社の経営理念を示し, 経営理念とキャストの行動のつながりについて討論させ,(2) にまとめさせる ケース教材を通して学んだことを踏 まえて, 経営理念とは何か, なぜ重 要かについて, キーワードを用いて 5] 各自でワークシート 5 の 2 にまとめ る 次のキーワードを示して, そのいくつかを用いてまとめさせる キーワード社会, 貢献, よりどころ, 利益の追求, 経営, 根幹, 理想, 夢, 顧客, 社員, 経営者 ワークシート 5 の 1 で取り上げた企業に特化せず, 企業一般についてまとめさせる がっているかについて, 討論を 通して思考を深め, 適切に判断 して導き出した考えを表現して いる [ ワークシート 5] 経営理念とその重要性について 理解している [ ワークシート

54 (4) 観点別評価の進め方 本事例では, 第 1に示されている商業科の評価の観点及びその趣旨, 第 2に示されている科目 ビジネス基礎 の評価の観点の趣旨, 内容のまとまりごとの評価規準に盛り込むべき事項及び評価規準の設定例を踏まえて, 単元 企業の形態と経営組織 の評価規準とこの単元における学習活動に即した評価規準を設定して評価を行っている 本事例では, 観察, ワークシート, テストにより評価を行っているが, その際の留意点をまとめると次のようになる 1 観察グループで調べ, その結果をまとめる過程における個々の生徒の取組や役割などを観察し, 特徴的な様子を見いだして評価するとともに, 観察シートに記入する 2 ワークシートワークシートについては, 関心 意欲 態度, 思考 判断 表現, 技能, 知識 理解 の観点の評価に用いている 関心 意欲 態度 の観点で評価を行う場合には, ワークシートの記述から課題に取り組む状況を読み取り評価する 思考 判断 表現 の観点で評価を行う場合には, 思考の過程を記述できるようワークシートのつくりを工夫し, 具体的な課題を見いだしているか, 取り上げた課題について思考し, 知識や技術を基に判断した過程や結果を表現できているかを評価する 技能 の観点で評価を行う場合には, 必要な資料を収集し, 得られた情報のもつ意味を読み取り, 整理しているかを評価する 知識 理解 の観点で評価を行う場合には, 学習活動を通して必要な知識を身に付け, 理解が深まっているかを評価する なお, 発表やグループ内での討論の状況を, 生徒による自己評価や生徒同士の相互評価ができるようにフィードバックできる項目を用いて評価に生かすことも考えられる 3 テスト各設問への解答を基に, 知識の習得や理解の状況を読み取り評価する 本事例では, 学期末のテストで評価しているが, このほかにも, 単元ごとの小テストなど様々な場面で実施することが考えられる 上記の方法で評価した結果, 十分満足できる 状況 (A) と判断した具体例及び 努力を要する 状況 (C) と判断した生徒への指導の手立てについて, 各観点から一例ずつまとめると次のようになる 観学習活動に即した評価 十分満足できる 状況 努力を要する 状況(C) と点規準 (A) と判断した具体例判断した生徒への指導の手立て関経営組織について関心具体的な企業の経営組織身近な企業の経営組織を例とし心をもち, 具体的な企業についてグループで調べて挙げ, 興味を喚起する の経営組織について探る過程において, 中心と意究しようとしている なって取り組もうとする欲 ( 第一次 ) とともに, インターネッ

55 トを積極的に活用して, 態 意欲的に探究しようとし 度 ている 経営理念がキャスト テーマパークの運営会社 ケース教材に示されている事例 思 ( 従業員 ) の行動にど の経営理念を様々な視点 を整理させるとともに, 討論で 考 のように生かされ, 顧 から捉え, グループ内で 出された意見を示し, その中か 客へのサービスの提供 出された意見などを踏ま ら, テーマパークの運営会社の 判 につながっているかに えながら, 経営理念とキ 経営理念につながる言葉を見付 断 ついて, 討論を通して ャストの行動のつながり けさせる 思考を深め, 適切に判 について踏み込んで思考 表 断して導き出した考え し, 自己の考えを適切に 現 を表現している ( 第 表現している 四次 ) 携帯電話に関する資料 携帯電話の小型軽量化, 携帯電話の具体的な機能やサー を収集し, 携帯電話が 移動体通信事業への企業 ビスの例を示し, それが提供さ 普及した要因と考えら の参入と事業者の再編な れた時期を調べるよう指示する 技 れることについて, 統 ど様々な資料を収集し, など, 資料を収集するきっかけ 能 計資料などから読み取 携帯電話が普及した要因 を与える り, 整理している ( 第 と考えられることについ 三次 ) て, 普及との関連を示して整理している 起業家精神の意義につ グループでの発表の内容 創業者についての事例を確認さ 知 いて理解している ( 第 を踏まえて, 起業家精神 せ, 創業者の考えを整理させる 識 二次 ) とは何か, なぜ大切かを ことを通して, 起業家精神の大 様々な視点から捉えて具 切さに気付かせる 理 体的に示すなど, 起業家 解 精神の意義についてより深く理解している 観点別学習状況の評価においては, 生徒の状況を分析的に捉えることができることから, 評価の結果をその後の学習指導の改善に生かすとともに, 生徒の状況に応じて適切に手立て を講じるなどきめの細かな指導や生徒一人一人の学習を確実に定着させる指導を充実させる ことが望まれる (5) 観点別評価の総括 総括の場面としては, 単元における観点ごとの評価の総括, 学期末における観点ごとの評価の総括, 学年末における観点ごとの評価の総括が考えられる また, 評定への総括の場面としては, 学期末や学年末が考えられる 総括の考え方としては, 十分満足できる 状況と判断されるものを A, おおむね満

56 足できる 状況と判断されるものを B, 努力を要する 状況と判断されるものを C として評価を行いその組合せにより総括する方法,A,B,C を数値化してその平均値を基 にして総括する方法など様々なものがある ここでは, 単元における観点ごとの評価の総括について, 本事例での考え方をまとめる 総括の考え方 十分満足できる 状況と判断されるものを A, おおむね満足できる 状況と 判断されるものを B, 努力を要する 状況と判断されるものを C とする A を 3,B を 2,C を 1 として, 観点ごとに平均値を求める 平均値が 2.5 より大きい場合は A,1.5 以上 2.5 以下の場合は B,1.5 未満 の場合は C を単元における観点ごとの評価とする 本事例における評価方法を観点ごとに表にまとめ, 評価結果の例を表に記入すると次のよ うになる なお, 第一次のテストについては, 企業の形態に関する問題と経営組織に関する 問題をまとめて評価している [A さんの例 ] 観点 評価方法 関心 意欲 態度思考 判断 表現技能知識 理解 ワークワーク観察ワークシートワークシートテスト次程シートシート 第一次 A(3) B(2) A(3) A(3) 第二次 B(2) C(1) 第三次 A(3) B(2) A(3) 第四次 A(3) B(2) 総括 A B A B ( ) 内の数値は, 評価を数値化したものである 例えば, 関心 意欲 態度 については,A,B,A であり, 平均値が 2.7 となるこ とから A, 思考 判断 表現 については,B,B,A であり, 平均値が 2.3 となるこ とから B となる 観点別学習状況の評価の総括については, 様々な考え方があることから, 科目の特性や具 体的な学習活動などを踏まえて, 総括の場面や方法を工夫することが大切となる

57 参考資料 1 ワークシート 1 [ 第一次企業の形態と経営組織の種類と特徴 ] 企業の形態別の事業所数 従業者数 総務省統計局のウェブページに掲載されている日本統計年鑑の 産業, 経営組織別事業所数及び従業者数 の統計資料を基に,1,2 の表を完成するとともに, 気付いたことを 3 にまとめよう 技能 1 事業所数 及び 従業者数 を記入するとともに, 総数に対する割合を求めよう なお, 従業者数の単位は千人とし, 割合は小数第 2 位を四捨五入すること 総数 民営 個人 事業所数 [ ]( %) 従業者数 [ ]( %) 事業所数 事業所数 法人 事業所数 [ ]( %) [ ][ ] 従業者数 [ ]( %) ( %) ( %) 従業者数 法人でない団体 従業者数 [ ] 事業所数 [ ]( %) [ ] ( %) 従業者数 [ ]( %) ( %) 国, 地方公共団体 事業所数 [ ]( %) 従業者数 [ ]( %) 2 事業所数 及び 従業者数 を記入するとともに,1 にある 法人 を 100% とした割合を求めよう なお, 従業者数の単位は千人とし, 割合は小数第 2 位を四捨五入すること 株式会社 事業所数 [ ]( %) 従業者数 [ ]( %) 合名 合資会社 事業所数 [ ]( %) 従業者数 [ ]( %) 合同会社 事業所数 [ ]( %) 従業者数 [ ]( %) 相互会社 事業所数 [ ]( %) 従業者数 [ ]( %) 外国の会社 事業所数 [ ]( %) 従業者数 [ ]( %) 会社以外の法人 事業所数 [ ]( %) 従業者数 [ ]( %) 3 1,2 から気付いたことをまとめよう まとめ 年組番氏名

58 参考資料 2 テスト問題 [ 第一次企業の形態と経営組織の種類と特徴 ] 学期末テスト問題 1 企業の形態に関する次の問いに答えなさい 知識 理解 問 1 企業は, 誰が出資者になっているかによって次のように分類することができる 1 から3に当てはまる語句を記入しなさい 企 業 1 個人や民間の団体の出資によって設立されたもの 2 国や地方公共団体の出資によって設立されたもの 3 国や地方公共団体及び民間の共同の出資によって設立されたもの 問 2 企業の形態の特徴をまとめた次の表を完成させなさい なお,1,2には当てはまる語句を記入し,A~Cには解答群から選択して記号を記入しなさい 企業の形態 主な特徴 1 個人が単独で出資するもので, 出資者は無限責任を負う 小規模の企業に多い 合名会社 [A ] 合資会社 [B ] 2 原則として出資者の合議で事業運営に当たり, 出資者は有限責任を負う 株式会社 株式を発行して多くの人から出資を募り設立されるもので, 出資者は有限責任を負う 協同組合 [C ] 解答群 ア出資者は社員と呼ばれ, 無限責任社員と有限責任社員で構成される イ中小規模の商工業者や農林水産業者などが相互扶助の精神で組織したもので, 出資者は有限責任を負う ウ出資者は社員と呼ばれ, 全員が無限責任を負い, 事業の運営には原則として社員自らが全員で当たる 問 3 株式会社に関する次の文の1~5に当てはまる語句を記入しなさい 株式会社は, 株式を発行して多くの人から出資を募り設立されるものである 出資 者は [1 ] と呼ばれ, 出資者としての権利を与えられるとともに, 出資 額を上限として責任を負う 最高意思決定機関は,[2 ] であり, 会社 の経営業務を行う [3 ] や, 業務執行や会計処理が適正に行われている か調査する [4 ] の選任などを行う なお, 経営者は出資者である必要 はなく, 出資者以外の者に経営が委ねられることを [5 ] という 2 経営組織に関する次の文の1~3に当てはまる語句を記入しなさい 知識 理解 従業員の数が増えてくると, 製造, 販売, 経理, 人事などのように担当する仕事内容が 細かく分かれていく このことを [1 ] という また, 従業員を指揮 監督する管理者も必要になってくる 管理者には, 社長や専務取 締役など企業全体を管理する [2 ], 係長など現場で働く一般の従業 員を直接管理する [3 ], 部長や課長など [ 2 ] と [ 3 ] の間に 位置する [4 ] に分かれる このように管理の階層が細かく分かれて いくことを [5 ] という 各企業においては,[ 1 ] と [ 5 ] が組み合わさった経営組織を工夫するなどして, 事業の効率化や発展などのために最も適した経営組織が編成される 年組番氏名

59 参考資料 3 観察シート [ 第一次企業の形態と経営組織の種類と特徴 ] 年 組 観察シート 単 元 名 企業の形態と経営組織 [ 第一次 企業の形態と経営組織の種類と特徴 ] 学習活動 具体的な企業の経営組織について, インターネットを活用してグループで調べて概要をまとめる 学習活動に 経営組織について関心をもち, 具体的な 評価の観点 関心 意欲 態度 即した評価 企業の経営組織について探究しようとし 規準 ている ク ルーフ 生徒の動き 氏名評価特記事項 1 A B C A B C A B C D E F G H I J A B C A B C 1 A B C 2 A B C A B C A B C 1 A B C 2 A B C A B C A B C 1 A B C 2 A B C A B C A B C 1 A B C 2 A B C A B C A B C 1 A B C 2 A B C A B C A B C 1 A B C 2 A B C A B C A B C 1 A B C 2 A B C A B C A B C 1 A B C 2 A B C A B C A B C 1 A B C 2 A B C 3 A B C A B C 生徒の動き 欄には, グループにおける各生徒の取組や役割及び生徒の関係を, 矢印などの記号を用いて記入する 特記事項 欄には, 評価が A 又は C の生徒について, 特徴的な様子を記入する また, 評価に関わりなく, 必要に応じて気付いたことを記入する

60 参考資料 4 ワークシート 2 [ 第一次企業の形態と経営組織の種類と特徴 ] 経営組織の種類と特徴 経営組織について,1 から 5 までを考えてみよう 思考 判断 表現 1 経営者の,3 名の社員が役割を決めずに仕事をしています この経営組織の長所と 所を考えてみよう 経営者 長所 社員社員社員 短所 2 担当を決めて仕事をすることになりました この経営組織の長所と短所を考えてみよう 経営者 総務担当営業担当製造担当社員社員社員 長所 短所 3 社員が増え,2 の経営組織が次のようになりました この経営組織の問題点を考えてみよう 経営者 総 務 総 務 総 務 総 務 営 業 営 業 営 業 営 業 製 造 製 造 製 造 製 造 担 当 担 当 担 当 担 当 担 当 担 当 担 当 担 当 担 当 担 当 担 当 担 当 社 員 社 員 社 員 社 員 社 員 社 員 社 員 社 員 社 員 社 員 社 員 社 員 問題点 4 3 の経営組織の問題点を解消する組織図を考えてみよう 組織図 5 経営組織を円滑に機能させる上で大切なことを考えてみよう 年組番氏名

61 参考資料 5 ワークシート 3 [ 第二次起業家精神 ] 企業の創業者と起業家精神 1 企業の創業者の考え方や独創性について調べ, グループ内で発表しよう また, の ンバーの発表を聞いて, それを記入しよう 関心 意欲 態度 (1) 調べた概要 創業者名 ポイントと考えられること (2) のメンバーの発表の概要 創業者名 ポイントと考えられること 2 1 で調べたことを踏まえて, 起業家精神 とは何か, なぜ大切かをまとめよう 知識 理解 (1) 自由記述 (2) キーワードを用いたまとめ 年組番氏名

62 参考資料 6 ワークシート 4 ( 表面 ) [ 第三次ビジネスの創造 ] 携帯電話の普及とビジネスの創造 1 次のグラフは, 携帯電話の人口普及率の推移をまとめたものです インターネットを活用して情報を収集し, 携帯電話の機能やサービスの提供などを時系列でグラフに記入するとともに, 携帯電話が普及した要因と考えられることについてまとめよう 技能 [ 普及した要因と考えられること ] 携帯電話の人口普及率の推移 % 総務省 電気通信サービスの加入契約数等の状況 より H1 H3 H5 H7 H9 H11 H13 H15 H17 H19 H21 H23 ( 年度末 ) 2 携帯電話の新規性と市場の創造性に着目し, 携帯電話に関わるビジネスの創造が生活や経済にどのような影響を与えているかについて討論し, まとめよう 思考 判断 表現 (1) グループでの討論 新規性 市場の創造性 生活や経済への影響 まとめ

63 ワークシート 4 ( 裏面 ) [ 第三次ビジネスの創造 ] (2) のグループの発表 (3) 全体での討論 (4) 自己の考えのまとめ 3 携帯電話にどのような機能やサービスがあると消費者に受け入れられ, ビジネスの創造につながるかを考えよう 関心 意欲 態度 年組番氏名

64 参考資料 7 ワークシート 5 ( 表面 ) [ 第四次経営理念の重要性 ] 経営理念とキャスト ( 従業員 ) の行動 報道等によると, 東日本大震災の際にあるテーマパークにおいて, ケース教材に示されて いるような対応が行われたと言われています これを読み,1,2 について考えてみよう ケース教材 平成 23 年 3 月 11 日 14 時 46 分に発生した地震は, あるテーマパークにも大きな影響を及ぼしました 大地震発生直後, ゲスト ( 来場者 ) に向けて, 安全のため, 座ったままでお待ちください, 頭を守ってしゃがんでください という緊急災害時用の園内放送が流されるとともに, パレードの列を誘導していたキャストなどが, 死傷者が出たり, パニックが起きたりしないよう, 冷静な行動を呼びかけました 大地震によって首都圏では, 安全確認のため鉄道などの交通機関が運行を見合わせ, 道路は混雑し, 帰宅できない人々が駅などにあふれました このテーマパークを訪れていた数万人のゲストも帰宅困難となり, 園内で一夜を過ごすことになりました 多くのゲストは幾度となく発生する余震を恐れて建物の外や広場に避難し, ビニールの袋を頭にかぶったりしながら雨と寒さから身を守っていました キャストは, お湯, 段ボール, 包装用のクッション材, レインコート, カイロなど雨や寒さをしのぐもの, おみやげ用のお菓子や袋, コーヒーといった食料品など, できる限りのものを無料で配布しました ショップの棚にあった大きなぬいぐるみは, 頭を保護する防災ずきん代わりに配って歩きました 朝にはパンと温かいコーンポタージュも配布しました 段ボールやビニール袋などは, 非日常の時間と空間を提供するこのテーマパークの中で目に触れるようなことがあってはならないものです しかし, それぞれのキャストの判断で, 園内にあるありとあらゆるものがゲストに無償で提供されました このテーマパークでは, パーク全体で年間 180 回に及ぶ避難訓練が行われていますが, 商品であるぬいぐるみを配布してもよい といった指示はありません この地震の際には, キャストは自ら考え行動しました 1 ケース教材を読み, キャストの行動について考え, まとめよう 思考 判断 表現 (1) ゲストに対するキャストの行動の良い点について, 各自で考えてみよう

65 ワークシート 5 ( 裏面 ) [ 第四次経営理念の重要性 ] (2) 経営理念とキャストの行動のつながりについて, グループで討論し, それを踏まえて 自己の考えを箇条書きでまとめよう グループ内で出された意見 自己の考え 2 経営理念とは何か, なぜ重要かについて,1 で考えたことを踏まえ, 次のキーワードを いくつか用いて各自でまとめよう 知識 理解 キーワード 社会, 貢献, よりどころ, 利益の追求, 経営, 根幹, 理想, 夢, 顧客, 社員, 経営者 年組番氏名

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67 参考資料 1 評価規準, 評価方法等の工夫改善に関する調査研究について ( 平成 22 年 4 月 14 日, 国立教育政策研究所長裁定 ) 2 評価規準, 評価方法等の工夫改善に関する調査研究協力者 3 小学校, 中学校, 高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について ( 平成 22 年 5 月 11 日付け文部科学省初等中等教育局長通知 )( 抄 )

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69 評価規準, 評価方法等の工夫改善に関する調査研究について 平成 22 年 4 月 14 日国立教育政策研究所長裁定平成 23 年 6 月 1 日一部改正 1 趣旨学習評価については, 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会において 児童生徒の学習評価の在り方について ( 平成 22 年 3 月 24 日 ) の報告がまとめられ, 新しい学習指導要領に対応した, 各教科等の評価の観点及び評価の観点に関する考え方が示されたところである これを踏まえ, 各小学校, 中学校及び高等学校における児童生徒の学習の効果的, 効率的な評価に資するため, 教科等 ( 教科並びに小学校及び中学校の特別活動 ) ごとに, 評価規準, 評価方法等の工夫改善に関する調査研究を行う 2 調査研究事項 (1) 評価規準及び当該規準を用いた評価方法に関する参考資料の作成 (2) 学校における学習評価に関する取組についての情報収集 (3) 上記 (1) 及び (2) に関連する事項 3 実施方法 調査研究に当たっては, 教科ごとに教育委員会関係者, 教員及び学識経験者等 を協力者として委嘱し,2 の事項について調査研究を行う 4 庶務 この調査研究に係る庶務は, 教育課程研究センターにおいて処理する 5 実施期間 平成 22 年 5 月 1 日 ~ 平成 25 年 3 月 31 日

70 評価規準, 評価方法等の工夫改善に関する調査研究協力者高等学校専門教科商業 ( 五十音順 ) ( 職名は平成 24 年 9 月現在 ) 笠木秀樹岡山県立津山商業高等学校指導教諭 斎藤伸行新潟県立新発田商業高等学校教諭 辻本秀樹埼玉県立幸手商業高等学校主幹教諭 豊吉利之岐阜県教育委員会教育研修課課長補佐 廣幡清広神奈川県立厚木商業高等学校総括教諭 国立教育政策研究所及び文部科学省においては, 次の関係官が担当した 西村修一国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官 このほか, 本書編集の全般にわたり, 国立教育政策研究所において以下の者が担当した 勝野 頼彦 国立教育政策研究所教育課程研究センター長 ( 平成 24 年 8 月 1 日から ) 神代 浩 前国立教育政策研究所教育課程研究センター長 ( 平成 24 年 7 月 31 日まで ) 宮内 健二 国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部長 佐瀬宣次国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官 大内克紀国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部研究開発課長 宮武 勲 国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部研究開発課指導係長 ( 平成 24 年 4 月 1 日から ) 大原 一仁 前国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部研究開発課指導係長 ( 平成 24 年 3 月 31 日まで ) 岸本 良彦 国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部研究開発課指導係専門職

71 22 文科初第 1 号平成 22 年 5 月 11 日 各都道府県教育委員会各指定都市教育委員会各都道府県知事附属学校を置く各国立大学長構造改革特別区域法第 12 条第 1 項の認定を受けた地方公共団体の長 殿 文部科学省初等中等教育局長金森越哉 ( 印影印刷 ) 小学校, 中学校, 高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について ( 通知 )( 抄 ) このたび, 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会において, 児童生徒の学習評価の在り方について ( 報告 ) ( 平成 22 年 3 月 24 日 )( 以下 報告 という ) がとりまとめられました 報告 においては, 学習指導要領において示された基礎的 基本的な知識 技能, それらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判断力 表現力等及び主体的に学習に取り組む態度の育成が確実に図られるよう, 学習評価を通じて, 学習指導の在り方を見直すことや個に応じた指導の充実を図ること, 学校における教育活動を組織として改善すること等が重要とされています また, 保護者や児童生徒に対して, 学習評価に関する仕組み等について事前に説明したり, 評価結果の説明を充実したりするなどして学習評価に関する情報をより積極的に提供することも重要とされています 指導要録は, 児童生徒の学籍並びに指導の過程及び結果の要約を記録し, その後の指導及び外部に対する証明等に役立たせるための原簿となるものであり, 各学校で学習評価を計画的に進めていく上で重要な表簿です 文部科学省においては, 報告 を受け, 各学校における学習評価が円滑に行われ

72 るとともに, 各設置者による指導要録の様式の決定や各学校における指導要録の作成の参考となるよう, 学習評価を行うに当たっての配慮事項, 指導要録に記載する事項及び各学校における指導要録の作成に当たっての配慮事項等を別紙 1~6のとおりとりまとめました ついては, 下記に示す学習評価を行うに当たっての配慮事項及び指導要録に記載する事項の見直しの要点並びに別紙について十分に御了知の上, 各都道府県教育委員会におかれては, 所管の学校及び域内の市町村教育委員会に対し, 各指定都市教育委員会におかれては, 所管の学校に対し, 各都道府県知事及び構造改革特別区域法第 12 条第 1 項の認定を受けた地方公共団体の長におかれては, 所轄の学校及び学校法人等に対し, 国立大学長におかれては, その管下の学校に対して, 報告 の趣旨も踏まえ, 指導要録の様式が適切に設定され, 新しい学習指導要領に対応した学習指導と学習評価が行われるよう, これらの十分な周知及び必要な指導等をお願いします さらに, 幼稚園, 特別支援学校幼稚部, 保育所及び認定こども園 ( 以下, 幼稚園等 という ) と小学校及び特別支援学校小学部との緊密な連携を図る観点から, 幼稚園等においてもこの通知の趣旨の理解が図られるようお願いします なお, 平成 13 年 4 月 27 日付け13 文科初第 193 号 小学校児童指導要録, 中学校生徒指導要録, 高等学校生徒指導要録, 中等教育学校生徒指導要録並びに盲学校, 聾学校及び養護学校の小学部児童指導要録, 中学部生徒指導要録及び高等部生徒指導要録の改善等について 及び平成 20 年 12 月 25 日付け20 文科初第 1081 号 小学校学習指導要領等に関する移行期間中における小学校児童指導要録等の取扱いについて のうち, 小学校及び特別支援学校小学部に関する部分は平成 23 年 3 月 3 1 日をもって, 中学校 ( 中等教育学校の前期課程を含む 以下同じ ) 及び特別支援学校中学部に関する部分は平成 24 年 3 月 31 日をもって, 高等学校 ( 中等教育学校の後期課程を含む 以下同じ ) 及び特別支援学校高等部に関する部分は平成 25 年 3 月 31 日をもって, それぞれ廃止します 記 1 学習評価の改善に関する基本的な考え方について (1) 学習評価を通じて, 学習指導の在り方を見直すことや個に応じた指導の充実を図ること, 学校における教育活動を組織として改善することが重要であること その上で, 新しい学習指導要領の下における学習評価の改善を図っていくためには以下の基本的な考え方に沿って学習評価を行うことが必要であること 1 きめの細かな指導の充実や児童生徒一人一人の学習の確実な定着を図るため, 学習指導要領に示す目標に照らしてその実現状況を評価する, 目標に準拠した評価を引き続き着実に実施すること

73 2 新しい学習指導要領の趣旨や改善事項等を学習評価において適切に反映すること 3 学校や設置者の創意工夫を一層生かすこと (2) 学習評価における観点については, 新しい学習指導要領を踏まえ, 関心 意欲 態度, 思考 判断 表現, 技能 及び 知識 理解 に整理し, 各教科等の特性に応じて観点を示している 設置者や学校においては, これに基づく適切な観点を設定する必要があること (3) 高等学校における学習評価については, 引き続き観点別学習状況の評価を実施し, きめの細かい学習指導と生徒一人一人の学習の確実な定着を図っていく必要があること (4) 障害のある児童生徒に係る学習評価の考え方は, 障害のない児童生徒に対する学習評価の考え方と基本的に変わるものではないが, 児童生徒の障害の状態等を十分理解しつつ, 様々な方法を用いて, 一人一人の学習状況を一層丁寧に把握することが必要であること また, 特別支援学校については, 新しい学習指導要領により個別の指導計画の作成が義務付けられたことを踏まえ, 当該計画に基づいて行われた学習の状況や学習の結果の評価を行うことが必要であること 2 効果的 効率的な学習評価の推進について (1) 学校や設置者においては, 学習評価の妥当性, 信頼性等を高めるとともに, 教師の負担感の軽減を図るため, 国等が示す評価に関する資料を参考にしつつ, 評価規準や評価方法の一層の共有や教師の力量の向上等を図り, 組織的に学習評価に取り組むことが重要であること (2) その際, 学習評価に関する情報の適切な管理を図りつつ, 情報通信技術の活用により指導要録等に係る事務の改善を検討することも重要であること なお, 法令に基づく文書である指導要録について, 書面の作成, 保存, 送付を情報通信技術を活用して行うことは, 現行の制度上も可能であること (3) 今後, 国においても, 評価規準等の評価の参考となる資料を作成することとしているが, 都道府県等においても, 学習評価に関する研究を進め, 学習評価に関する参考となる資料を示すとともに, 具体的な事例の収集 提示を行うことが重要であること 3 小 中学校及び特別支援学校小 中学部の指導要録について (1) 小学校及び特別支援学校小学部の外国語活動について, 設置者において, 学習指導要領の目標及び具体的な活動等に沿って評価の観点を設定することとし, 文章の記述による評価を行うこと (2) 特別活動について, 学習指導要領の目標及び特別活動の特質等に沿って, 各学

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