肉用牛 _ 生産コスト縮減に向けた主な取り組み 2 放牧 放牧は 放牧に取り組む前と比べて 飼料費を約 25% 労働費を約 35% 削減できることから 肉用牛繁殖農家の所得向上に有効な手段である また 放牧に取り組むことで 増頭につながった事例もある バヒアグラス草地への放牧 水田放牧 矮性ネピアグ
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- さや みのしま
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1 肉用牛 1. 生産コスト縮減に向けた主な取り組み 1) 低コスト 省エネ対策 1 自給飼料の増産 肉用牛経営の生産コスト低減と経営の安定を図るためには 自給飼料の増産を図ることが重要である < 飼料作物全般 > 肉用牛繁殖経営においては 規模拡大に伴い 飼料作物面積の拡大や農地の集約が進み 自給飼料増産による購入飼料費の低減が図られている < 稲 WCS> 肉用牛 _ 生産コスト縮減に向けた主な取り組み 稲 WCS は 長期保存が可能であり 嗜好性が高く 経営所得安定制度による国の支援もあり 作付面積が拡大している 近年 倒伏に強く 高栄養価 高品質の WCS 調製が可能な茎葉型の専用品種が育成され 作付けを推進している 普及にあたっての留意事項 収量性や耐病性 耐倒伏性に優れた奨励品種を選定する 刈遅れによる品質低下や倒伏の防止に努め 適期収穫で 高収量と高栄養価を確保する 適正な施肥により 収量や栄養価の低下を防ぐ < 稲わら > 稲わらは粗飼料としての利用の他 低品質のものは敷料として利用されており 低コスト生産に重要な粗飼料となっている 普及にあたっての留意事項 収集時期が集中することから 計画的な労力の確保に努める 雨天時に収穫すると カビの発生など品質が低下するため ラッピングするなど適正な保管が必要 普及にあたっての留意事項 離島や中山間地域など条件不利地における組織化については 飼料生産以外の作業も含めた事業計画の検討が必要 茎葉型専用品種 たちすずか 普及にあたっての留意事項 TDN が高く タンパク質含量が低いため 青刈りも給与するなど単品での給与は避け 必要に応じタンパク質やビタミン A を補給する 作付面積の拡大に伴い 収穫作業の負担が畜産農家に集中しており 複数品種作付による収穫期の分散や 生産の外部化 圃場の団地化などによる作業の効率化が必要 < コントラクター > 飼料生産受託組織 ( コントラクター ) に 粗飼料の生産 販売を委託することで 飼料作物作付けに係る労力が削減されるとともに 粗飼料の安定確保が可能となる 県内では 稲わら収集や WCS 収穫を行う組織が活動し 粗飼料の安定確保につながっている 肉用牛
2 肉用牛 _ 生産コスト縮減に向けた主な取り組み 2 放牧 放牧は 放牧に取り組む前と比べて 飼料費を約 25% 労働費を約 35% 削減できることから 肉用牛繁殖農家の所得向上に有効な手段である また 放牧に取り組むことで 増頭につながった事例もある バヒアグラス草地への放牧 水田放牧 矮性ネピアグラス草地への放牧 耕作放棄地への放牧 ノシバ放牧 ( 離島 ) 飼養管理の省力化 ( 労働時間の短縮 ) ( 単位 : 時間 / 繁殖牛 / 年 ) 実施前 1 実施後 2 2/1 飼料給与 調整等 % 除ふん 清掃等 % 飼養管理計 % 飼料作物関係 % 計 % 事例の条件飼養頭数 : 22 頭 ( 実施前 ) 31 頭 ( 実施後 ) 放牧面積 : 220a 資料 : 放牧事例集 ( 平成 18 年 3 月 県畜産課 ) 生産コストの低減 ( 飼料費 ) ( 単位 : 円 / 繁殖牛 / 年 ) 実施前 1 実施後 2 2/1 購入飼料費 156, , % 自給飼料費 76,408 38, % 合計 232, , % 事例の条件飼養頭数 : 17 頭 ( 実施前 ) 20 頭 ( 実施後 ) 放牧面積 : 90a 資料 : 放牧事例集 ( 平成 18 年 3 月 県畜産課 ) を基に H27 和子牛 1 頭当り生生産費 ( 第 63 次九州農林水産統計年報 ) により試算
3 肉用牛 _ 生産コスト縮減に向けた主な取り組み 肉用牛繁殖経営における 放牧体系 導入の成果 ( 畜産コンサルタント事業 より分析 ) 項 目 実施前実施後協会指標改善効果 成雌牛頭数 ( 常時 ) ( 頭 ) 子牛販売頭数 ( 頭 ) 分娩間隔 ( ヵ月 ) 以下 放牧面積 (a) 飼料自給率 (%) 成牛 1 頭当たり年間管理時間 ( ( 時間 ) 飼料作 10a 当たり栽培時間 ( ( 時間 ) 以上 以下 以下 子牛 1 頭当り 物財費 ( 円 ) 387, ,995 労働費 ( 円 ) 190, ,598 濃厚飼料費 ( 円 ) 156, ,697 所得 ( 円 ) 293, ,294 注 ) 協会指標 とは ( 一社 ) 長崎県畜産協会が実施している畜産コンサルタントにおける指標 資料 : 放牧事例集 ( 平成 18 年 3 月 県畜産課 ) 子牛 1 頭当り生産費は同資料を基に H27 和子牛 1 頭当り生産費 ( 第 63 次九州農林水産統計年報 ) により試算 遠隔地の放牧場をICT( 情報通信機器 ) で管理することで 周年放牧を可能にする スマート放牧場 が小値賀町に整備され 将来的な普及に向けた技術確立に取組んでいる スマート放牧場の導入により 分娩時の母牛の移動や補助飼料の給与といった労力が軽減され 放牧の導入効果がより一層発揮されるとともに これまで利用されていない放牧候補地の有効活用が期待される 遠隔操作の自動給餌機による給餌 普及にあたっての留意事項 草地に飼料がなくなった場合 脱柵する恐れがあるので 放牧地の草量を定期的に確認する 脱柵を防止するため 放牧馴致牛と一緒に放牧させるなど 2 頭以上で放牧させるとともに 電気柵が漏電していないか定期的に確認する 放牧実施にあたっては 地権者や周辺住民の理解を十分に得るよう努めるとともに 必要に応じ 展示圃を設置 ( お試し放牧 ) して 理解醸成を図る 農地中間管理事業の活用推進により放牧地の安定確保を図る
4 _ 今後導入及び普及が期待される取り組み 2) 生産性向上対策 分娩間隔の短縮 1 年 1 産は肉用牛繁殖経営における最も重要な目標であり 分娩間隔の短縮により コスト低減及び所得向上が期待できる 長崎県の平均分娩間隔は 399 日 (H27 年 ) で 全国トップクラスの成績であるが 地域間差が大きく また 規模拡大が進む中で個体管理をいかに行うかが課題となっている < 観察 記帳の徹底 > 発情の見逃しが分娩間隔延長の一因と考えられ 発情を見逃さない対策が重要である 発情を 1 回見逃した場合の推定損失額は下記のとおりで 見逃し防止により所得向上が期待できる 発情の見逃しを防止するためには 毎日の管理の中で 観察時間を設けることが重要 観察回数 時間を増やすことで 発情発見率は向上する あわせて 繁殖台帳の整備など 繁殖記録の記帳の徹底が必要である 1 年 1 産を達成している農場においては 複数の方法により記録することで 農場内や家族間の情報共有 再確認ができる体制が整えられている 発情発見装置や補助具の活用は 発情発見率の向上に有効である 歩数計測型発情発見装置 フ リーテ ィンク カレンタ ー 繁殖カレンダー テイルペイント ヒートマウントテ ィテクター 普及にあたっての留意事項 研修会の開催やパンフレットの配布等により 発情発見の啓発を図る 専用ソフトを活用した パソコンによる管理も 早期発情発見の有効な手段となる 見逃し 1 回 =7 万円の損失額 ( 発情周期 21 日として畜産課で試算 ) 1 空胎延長による掛かり増し費用 420,995 円 (26 年子牛生産費 ( 長崎県 物財費のみ )) 21/365= 24,221 円 2 子牛生産遅延による損害 839,745 円 (28 年度県内市場平均子牛価格 ) 21/365 = 48,314 円 1+2=72,535 円
5 _ 今後導入及び普及が期待される取り組み < 妊娠鑑定及び治療 > 1 分娩後 40 日経過した時点で 牛の状態が悪い場合は 必ず獣医師の診療を受け 必要に応じ治療を受ける 2 治療後は 発情予定日に人工授精師が発情を確認し人工授精する 3 授精後は獣医師による妊娠鑑定を必ず受ける 上記のように 獣医師と人工授精師が情報共有し 適切に対応を行うシステムを構築することにより 地域全体における分娩間隔の短縮が期待できる 普及にあたっての留意事項 関係機関が連携し 地域における診療獣医師と家畜人工授精師の連携体制を構築する必要がある < 適正な飼料給与 > 繁殖雌牛には 粗飼料の充分な給与が不可欠であるが 自家産粗飼料は質や量が季節や地域によって変動することから 必要に応じ タンパク質やビタミン A を補給することで 適切な栄養状態を保つ必要がある また 分娩前後の濃厚飼料の増飼いは 栄養状態を適正に保ち 分娩後の発情回帰を促す上で重要である 項目増餌あり増餌なし 初回発情 ( 日 ) 38.7± ±10.1 初回排卵での正常発情発現割合 (%) 分娩前後の給与水準の違いによる初回発情の状況 全国肉用牛振興基金協会 黒毛和種飼養管理マニュアルより抜粋 普及にあたっての留意事項 地域の飼養管理暦等に沿った飼養管理に努めるとともに 必要に応じ 成分分析を行い 飼料設計の見直しを行うなど適正な管理をこころがける < 超早期母子分離 > 分娩後 3 日から 1 週間で母牛と子牛を分離する超早期母子分離方式により 発情回帰が早くなり空胎期間が短くなることで 分娩間隔が短縮される 人工ほ育により 下痢の減少や発育の均一化 胃の発達が促進されるなど 市場性が高い子牛の生産が可能である また 代用乳を増量して給与する強化哺乳の実施により さらに発育向上が期待できる カーフハッチにおける人工ほ育 普及にあたっての留意事項 人工ほ育に係る作業と飼料費が増加し また ほ乳スペースが必要になるなど 導入にあたっては十分な検討が必要
6 牛の発情 見逃さないで! 見逃し 1 回 = 7 万円の損失 こんな牛は発情中 授精師さんに連絡しましょう 粘液が出ている 透明な糸状の粘液 陰部が少し腫れている 出血していたら 発情は終わっています 乗る 乗られる 乗るほうは発情前後に多い 乗られても動かないのは発情期のみ 歩き回る 足跡が増える 敷料が散らかる ほかの牛 発情中の牛 他の牛が すり寄ってくる 他の牛が発情中の牛の尾根部にあごを乗せたり舐めたりする 変な声で鳴く その他にも 神経質になる ( キョロキョロ ) 目がキラキラする 食欲が落ちる しっぽを手で持ち上げやすくなるなど 発情日をカレンダーに書き込んで 個体管理 朝夕 30 分くらい 牛の行動をよく観察 分娩後の早期離乳や放牧 ( 運動 ) で 発情を回復 発情周期 21 日として試算 : 1 空胎延長による掛かり増し費用 420,995 円 (26 年子牛生産費 ( 長崎県 物財費のみ )) 21/365= 24,221 円 2 子牛生産遅延による損害 839,745 円 (28 年度県内市場平均子牛価格 ) 21/365 = 48,314 円 1+2=72,535 円 長崎県畜産課
7 2. 今後導入及び普及が期待される取り組み 1) 施設整備コスト低減 低コスト省力化牛舎 ( ドーム ) 牛舎の建設 _ 今後導入及び普及が期待される取り組み ドーム牛舎は 屋根材にポリカーボネート ( 半透明資材 ) と畜産波板を交互に併用し 軒高を 3 m 以上に設定した牛舎で 通常の牛舎と比較して建設単価が安く 新規参入者や規模拡大農家の施設整備に係る費用負担が軽減できる また 敷料の交換回数が減るなど 作業効率が良く 労力軽減にもつながる < ドーム牛舎の特徴 > 牛舎内が明るく発情観察がしやすい 採光性がよく 敷料の乾燥が促され 交換作業が低減される 風通しが良く 臭気が少ない 運動量が増えることで繁殖雌牛のストレスが軽減され 繁殖性の改善が期待できる < 建築単価の比較 > 平成 27 年度事業における牛舎建設単価 ( 税抜き ) ドーム牛舎 その他の牛舎 25,103 円 / m2 29,616 円 / m2 付帯施設は除く 低コスト省力化牛舎 ( ドーム牛舎 ) 風通しがよく 明るい構造 普及にあたっての留意事項 牛床を乾いた状態に保つため 以下の点に注意する 1 頭あたりの牛床面積 10 m2以上を確保し 敷料は厚さ 20cm 以上になるよう投入する 飼槽付近はぬかるみやすいので 適宜交換するか 敷料を追加する 換気扇を設置することで 床の乾燥効果が高まり 夏の暑熱対策にも効果がある
8 _ 生産コスト縮減に向けた取り組み ( 経営シミュレーション ) 3. 生産コスト縮減に向けた取り組み ( 経営シミュレーション ) H28 現状改善後削減率 (%) 項 ( 費目 ) 費用 ( 円 ) 割合 (%) 費用 ( 円 ) 割合 (%) 放牧 分娩間隔短縮 主要な取組 種付費 26, , 分娩間隔の短縮 飼料費 232, , 購入飼料費 156, , 自給飼料費 76, , 分娩間隔の短縮 放牧の実施 自給飼料の増産単収向上 奨励品種の利用 敵期収穫 施肥合理化 稲わらの利活用など 光熱水動力費 9, , 分娩間隔の短縮 獣医 医薬品費 23, , 分娩間隔の短縮 減価償却費 69, , 繁殖めす牛 33, , 分娩間隔の短縮 その他 35, , その他 26, , 分娩間隔の短縮 物財費計 387, , 労働費 190, , 放牧の実施 費用合計 578, , H28 現状対比 H28 現状は H27 和子牛 1 頭当り生産費 ( 第 63 次九州農林水産統計年報 (H27~28) 放牧の削減率は 放牧に取組んでいない農家が 1 頭あたり 5a 程度の放牧に取組んだ場合 分娩間隔の削減率は 400 日から 390 日に 10 日間短縮した場合 (390/400=97.5%)
9 肉用牛 ( 肥育 ) 肉用牛 ( 肥育 )_ 今後導入及び普及が期待される取り組み 2. 今後導入及び普及が期待される取り組み 1) 生産性向上対策 長崎型新肥育技術の推進 肉用牛肥育経営は 資材の高止まりや素牛価格の高騰により 厳しい経営状況にある中 肉質 肉量のバランスのとれた枝肉を安定的に出荷することで 所得を確保する必要がある 長崎型新肥育技術は 肥育前期に良質粗飼料を多給する肥育体系で 事故率の低減や回転率の改善により 所得向上が期待できる 農林技術開発センター畜産研究部門では 前期粗飼料多給型肥育 ( 長崎型新肥育技術 ) に取組み 県内平均よりも優れた枝肉成績を納めている 頭数 枝肉重量 (kg) ロース芯面積 (c m2 ) バラの厚さ (cm) 皮下脂肪の厚さ (cm) BMS No. 上物率 長崎型新肥育技術 % 長崎県内平均 (H24~28 年次 ) 21, % 長崎型新肥育技術は畜産研究部門 5 ヵ年の平均値 ( 去勢 ) 長崎県内平均は肉用牛改良センター新優良肉用牛生産情報システムより算出 ( 去勢 ) 超音波肉質診断装置を活用して 肥育途中で脂肪交雑の度合いや枝肉形状等を推測する事で 出荷時期の見極めや飼養管理の見直しに役立てることが期待できる 普及に当たっての留意事項 生後 12 ヵ月齢までは良質乾草を飽食させる 飼料はマニュアル等に基いた規定量を 必ず計量して給与する 生後 20 ヵ月齢以降に残飼が多い等ビタミン A の欠乏症状が見られる場合 獣医師の指示のもと 強肝剤やビタミン A 製剤を投与し 採食量の改善を図る 肉用牛 ( 肥育 )
10 kg 生後月齢 肥育前期 肥育後期大豆粕 乾草稲ワラ 濃厚飼料のピークを 18 ヵ月齢としピークを長く維持するよう努める 前期から後期への切替は 13 ヵ月齢から 15 ヵ月齢までの 2 ヵ月をかけて徐々に行う 給与量はあくまでも目安とし 採食状況に応じて加減する 生後 21 ヵ月齢以降に残飼が多い等ビタミン A の欠乏症状が見られる場合ビタミン A 剤を補給する 生後 13 ヵ月齢までは良質乾草を飽食させる 生後 17 ヵ月齢以降も稲ワラを十分給与する ( 最低でも 800g 程度を給与する ) 飼料給与 濃厚飼料は制限量のみ給与 肥育前期 良質な乾草を不断給餌 ( 飼槽には常時乾草があるようにする ) 稲ワラは後期以降に向けての馴致であり 規定量を濃厚飼料にふりかけ 摂取させる 濃厚飼料の摂取量は均等になるよう注意する ( 例 ) 飼槽に偏りのない給与 個体数に合わせた飼料の山を作る 他の牛に飼料を食べさせない強い牛がいる場合は 飼料摂取時に繋ぐなどして 飼料摂取の偏りをなくす 乾草クズが溜まらないように注意する 飼養管理 イベルメクチン製剤による内外部寄生虫駆除を実施 濃厚飼料の残飼がある場合は病気を疑い体温測定を行う 切り替え期肥育後期 飼料給与 飼料給与 残飼が無ければ 10kg/ 日 頭までは計画通り給与する 濃厚飼料の切り替えは 2 ヵ月間かけて 徐々に行う 濃厚飼料は半月毎に徐々に増加させる 濃厚飼料は最大でも 11kg/ 日 頭とする (19 ヵ月齢以降 ) 稲ワラは不断給餌とする ( 飼槽には常時稲ワラがあるようにする ) 19 ヵ月齢以降はビタミン A 欠乏症に注意する ( 例 ) 急激な残飼 (3kg/ 日 頭 ) 軟便 四肢の腫れ フケの増加 19 ヵ月齢以降ビタミン A 欠乏症と推察される急激な残飼がある場合は 半日間濃厚飼料を給与せず 健胃剤および強肝剤の投与を行う 重篤なビタミン A 欠乏症 ( 盲目 ) がある場合はビタミン A 製剤を経口投与する 7.5~25 万単位 / 頭 15 ヵ月齢以降は脂肪酸カルシウム ( ライスファット ) を濃厚飼料給与量の 1.5% を給与する 飼養管理 濃厚飼料の残飼が 2kg/ 日 頭を越す場合は病気を疑い体温測定を行う 排尿の確認を怠らない ( 尿石予防 ) 尿石予防に健胃剤と尿石予防剤 (2:1 で混合 ) を 30g( 週 3 回 ) 濃厚飼料にふりかけて投与する 梅雨時期の軟便 下痢は稲ワラのカビを疑い 新鮮なワラの給与に心がける < 全期間 > 飼料給与時の観察を徹底する 水槽を常に清潔に保つ 粗飼料給与量の把握を徹底する ( 例 ) 乾草は梱包単位の重量を把握し記帳する稲ワラは予め 1 コンテナの重量を計り記帳する 飼料給与 濃厚飼料は最大でも 11kg/ 日 頭とし 飽食とする 稲ワラは不断給餌とする ( 飼槽には常時稲ワラがあるようにする ) 21 ヵ月齢以降ビタミン A 欠乏症による食欲停滞が見られる場合は 1 頭ずつ 3~4 週間おきにビタミン A 製剤を 75,000 単位経口投与する ビタミン A 欠乏症 熱発 暑熱等による急激な残飼 (3kg/ 日 頭 ) がある場合は 半日もしくは 1 日濃厚飼料を給与せず 十分に稲ワラを摂取させる 出荷当日まで飼料の摂取を行う 排尿の確認を怠らない ( 尿石予防 ) 肥育仕上げ期 飼養管理 濃厚飼料の残飼が 2kg/ 日 頭を越す場合は病気を疑い体温測定を行う 尿石予防に健胃剤と尿石予防剤 (2:1 で混合 ) を 30g( 週 3 回 ) 濃厚飼料にふりかけて投与する 梅雨時期の軟便 下痢は稲ワラのカビを疑い 新鮮なワラの給与に心がける 治療時には緊急出荷を考慮し 休薬期間の短い薬を選択する ( 参考 ) 長崎型新肥育技術マニュアル ( 農林技術開発センター畜産研究部門 )
11 肉用牛 ( 肥育 )_ 生産コスト縮減に向けた取り組み ( 経営シミュレーション ) 3. 生産コスト縮減に向けた取り組み ( 経営シミュレーション ) 項 ( 費目 ) 費用 ( 円 ) H28 現状 割合 (%) 費用 ( 円 ) 改善後 割合 (%) 削減率 (%) 主要な取組 もと畜費 574, , 飼料費 321, , 敷料費 14, , 光熱水動力費 11, , 獣医 医薬品費 減価償却費 9, , , , 長崎型新肥育技術 その他 8, , 物財費計 968, , 労働費 76, , 費用合計 1,044, ,006, H28 現状対比 H28 現状は H27 去勢若齢肥育牛 1 頭当たり生産費 ( 第 63 次九州農林水産統計年報 ) 肥育期間が 1 ヶ月短縮した場合の削減率 19 ヶ月 ( 短縮 ) 20 ヶ月 ( 通常肥育 )=95% 肉用牛 ( 肥育 )
子牛育成の参考書 ~ 子牛育成プロジェクトの調査結果から ~ 平成 26 年 3 月 東松浦農業改良普及センター唐津農業協同組合上場営農センター北部家畜保健衛生所
子牛育成の参考書 ~ 子牛育成プロジェクトの調査結果から ~ 平成 26 年 3 月 東松浦農業改良普及センター唐津農業協同組合上場営農センター北部家畜保健衛生所 はじめに 肉用牛農家の経営安定を図るとともに肉用牛の高品質化をなお一層進めるためには 肥育農家のニーズに合った 発育のより揃った高品質な肥育素牛を育成することが求められています からつ和牛改良組合青年部では 肥育農家が求める市場性が高い子牛を生産するため
国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1
国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1988 号 改正 平成 22 年 4 月 1 日 21 生畜第 2062 号 改正 平成 23 年 4
Microsoft Word - 宮崎FMDマニュアル⑦ 指針別紙(評価)
( 別紙 ) 家畜の評価額の算定方法 1 肥育牛 ( 和牛 交雑種及び乳用種 ) (1) 評価額の基本的な算定方法素畜の導入価格 + 肥育経費 (1 日当たりの生産費 飼養日数 ) (2) 素畜の導入価格及び肥育経費の算定方法 1 導入価格は 素畜の導入に要した費用とし 家畜市場の購入伝票等により確認する 2 導入価格を確認することができない場合又は素畜を自家生産している場合には 当該家畜の所有者が通常利用している家畜市場における当該素畜と同等の牛
褐毛和種(熊本系)の遺伝的能力の推移について
2017 年 6 月 26 日 褐毛和種 ( 熊本系 ) の遺伝的能力の推移について 1. はじめに家畜改良センターでは 肥育農家の同意が得られた枝肉情報等からなる和牛各品種のデータベースを管理 運営しており 褐毛和種 ( 熊本系 ) については 褐毛和種 ( 熊本系 ) 枝肉情報全国データベース ( 以下 褐毛 DB ) を管理 運営しています 褐毛 DBを構築するにあたり 肥育者情報 格付情報の調査
ふくしまからはじめよう 農業技術情報 ( 第 39 号 ) 平成 25 年 4 月 22 日 カリウム濃度の高い牧草の利用技術 1 牧草のカリウム含量の変化について 2 乳用牛の飼養管理について 3 肉用牛の飼養管理について 福島県農林水産部 牧草の放射性セシウムの吸収抑制対策として 早春および刈取
ふくしまからはじめよう 農業技術情報 ( 第 39 号 ) 平成 25 年 4 月 22 日 カリウム濃度の高い牧草の利用技術 1 牧草のカリウム含量の変化について 2 乳用牛の飼養管理について 3 肉用牛の飼養管理について 福島県農林水産部 牧草の放射性セシウムの吸収抑制対策として 早春および刈取り後のカリ肥料の増肥を行うことの効果について 平成 25 年 2 月 8 日に ふくしまからはじめよう
「牛歩(R)SaaS」ご紹介
牛の繁殖支援サービス FUJITSU Intelligent Society Solution 食 農クラウド Akisai 牛歩 SaaS 牛歩 SaaS ご紹介 ~ICT 技術を活用した計画繁殖のご提案 ~ 目次 1. 畜産農家を取り巻く環境 P.2 2. 繁殖牛の 1 年 1 産 実現への課題 P.3 3. 牛歩 SaaSの概要 P.4 4. 牛歩 SaaSの特長 P.5 5. 牛歩システムの導入実績
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目的 肉用牛振興関係主要事業 (H30) 肉用牛産出額は 234 億円と品目別では 13 年連続第 1 位だが 高齢化や担い手不足により飼養戸数が年々減少している 繁殖経営は畜産クラスター事業等の効果により増頭に転じているが 肥育経営は素畜費等の高騰で資金繰りが悪化し 頭数が減少 引き続き 畜産クラスター協議会との緊密な連携により 地域の課題を解決し 増頭推進 生産性向上 経営力向上を図る ( 主な目標
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自然哺育におけるにおける黒毛和種子牛黒毛和種子牛の早期離乳試験 上村圭一 谷原礼諭 山下洋治 高橋和裕 Early weaning examination of the black-haired Japanese cow calf in Natural nursing Keiichi UEMURA, Ayatsugu TANIHARA, Youji YAMASHITA, Kazuhiro TAKAHASHI
Ⅰ 酪農及び肉用牛生産の近代化に関する方針
計画期間 平成 27 年度 ~ 平成 37 年度 香美町肉用牛生産近代化計画書 平成 28 年 3 月 兵庫県香美町 目 次 Ⅰ 肉用牛生産の近代化に関する方針 1 Ⅱ 肉用牛の飼養頭数の目標 7 Ⅲ 肉用牛経営の改善目標 8 Ⅳ 肉用牛の飼養規模の拡大のための措置 9 Ⅴ 飼料の自給率の向上に関する事項 10 Ⅵ 肉用牛の共同出荷その他肉用牛の流通の合理化のための措置 11 Ⅶ その他肉用牛生産の近代化を図るために必要な事項
和牛開始マニュアル
宗谷北部地域での 和牛開始マニュアル 新たに和牛を飼い始めようとしている方々のために 平成 18 年 宗谷北部地区農業改良普及センター -1 - 1 もうかるのか もうからないのか? (1) 経営収支 表 1 和牛を取り入れた経営の経済性 ( 千円 ) 酪農 + 和牛 10 頭 ( 複合経営 ) 和牛専業 想定規模 生産量 乳牛経産 50 頭 (50ha) 15 頭 10ha 和牛繁殖合計 80 頭
安全な畜産物の生産と生産性の向上適正な飼養管理家畜の健康の維持 家畜のアニマルウェルフェア (Animal Welfare) とは 国際獣疫事務局 (OIE) のアニマルウェルフェアに関する勧告の序論では アニマルウェルフェアとは 動物が生活及び死亡する環境と関連する動物の身体的及び心理的状態をいう
アニマルウェルフェアに配慮した 家畜の飼養管理 平成 30 年 6 月 生産局畜産部畜産振興課 安全な畜産物の生産と生産性の向上適正な飼養管理家畜の健康の維持 家畜のアニマルウェルフェア (Animal Welfare) とは 国際獣疫事務局 (OIE) のアニマルウェルフェアに関する勧告の序論では アニマルウェルフェアとは 動物が生活及び死亡する環境と関連する動物の身体的及び心理的状態をいう と定義されている
1. はじめに肉用牛の飼養管理は, 頭数増加や飼育技術の進歩により変化する. たとえば, 農家当たりの飼養頭数増加は, 作業者数や 1 人当たりの作業時間に変化がなければ,1 頭当たりの作業時間を短縮させる. こうした状況は, 作業者数の増加や, 機械化による省力化を進めることで, 補うことが行われ
黒毛和種繁殖農家における経営的指視点からの母牛繁殖および子牛育成成績の検討 森本正隆 1) 森田茂 2) 1) 北海道酪農畜産協会 札幌市 060-0004 2) 農食環境学群 酪農学園大学 江別市 069-8501 The economy balance of the breeding farm of Japanese Black cattle from the aspects of the reproduction
< F31312D93FB8B8D82CC95AA95D8914F8CE382CC8E94977B8AC7979D>
乳牛の分娩前後分娩前後の飼養管理技術飼養管理技術マニュアル ( 乳牛の分娩前後分娩前後の栄養管理技術栄養管理技術の確立試験 ) 畜産試験場飼養管理研究 G 近年 乳牛は泌乳能力が著しく向上し 特に分娩前後に疾病 事故が多く 乳量や繁殖成 績等を低下させ 酪農経営に大きな損失を与えています 分娩前後の代謝障害や繁殖障害は 乾乳期の栄養管理との関連が強く 当場で実施した 乳牛の分娩前後の栄養管理技術の確立
通常 繁殖成績はなかなか乳量という生産性と結びつけて考えることが困難なのですが この平均搾乳日数という概念は このように素直に生産性 ( 儲け ) と結びつけて考えることができます 牛群検定だけでなく色々な場面で非常に良く使われている数値になりますので覚えておくと便利です 注 1: 平均搾乳日数平均
解説 新しい牛群検定成績表について ( その 28) ビデオ通信講座 ( 第 2 回繁殖編 ) 電子計算センター次長相原光夫 畜産経営支援協議会が提供する畜産経営活性化 e ラーニングにおいて 牛群検定の活用方法を動画で学習できるようになりました 内容は Step1 体細胞数 Step2 繁殖 Step3 ボディコンディションスコアの 3 編 ( 各々 20 分程度 ) で構成されています 今回はそのうち
まえがき 我が国は いまだ経験したことのない経済社会の構造の変化に直面し 大きな転換点を迎えており 変化に対応したスピード感のある取組が求められています 酪農 肉用牛生産については 農家戸数や飼養頭数の減少など 生産基盤の弱体化により 生乳生産量が減少し また子牛価格が高騰しており この状態を放置す
酪農及び肉用牛生産の近代化 を図るための基本方針のポイント - 地域の知恵の結集による畜産再興プラン - 人 牛 飼料の視点での基盤強化 平成 2 7 年 4 月 まえがき 我が国は いまだ経験したことのない経済社会の構造の変化に直面し 大きな転換点を迎えており 変化に対応したスピード感のある取組が求められています 酪農 肉用牛生産については 農家戸数や飼養頭数の減少など 生産基盤の弱体化により 生乳生産量が減少し
1 課題 目標 山陽小野田市のうち 山陽地区においては 5 つの集落営農法人が設立されている 小麦については新たに栽培開始する法人と作付面積を拡大させる法人があり これらの経営体質強化や収量向上等のため 既存資源の活用のシステム化を図る 山陽地区 水稲 大豆 小麦 野菜 農業生産法人 A 新規 農業
法人間連携 YUI システムの確立 波及 美祢農林事務所農業部河村剛英 1 課題 目標 宇部市及び山陽小野田市のほとんどの集落営農法人は 設立時から新たな土地利用型作物 ( 小麦 大豆 ) の導入を行っている しかしながら 経営初期の大型機械の装備等には経営上のリスクや課題がある 宇部市 山陽小野田市の法人組織 山陽地区 課題 1 新たに土地利用型作物を導入 土地利用型作物の面積拡大 機械装備のための投資が大
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第 10 回全国和牛能力共進会 審査基準 Ⅰ. 種牛の部 若雄 若雌の区 (1) 審査標準の価値観 ( 審査得点 ) に基づく序列化を図る (1) 各品種の審査標準によって審査を行い, 審査得点に基づく予備的序列を決定する なお, 個体間に差がない場合は, 種牛性が優れていると見なされるものを上位とする (2) 発育については原則として発育曲線の上限, 下限の範囲にあるものとする これを超えたものは,
別記様式 ( 第四号関係 ) 記入例 農業経営改善計画認定申請書 平成 年 月 日 庄原市長様 農業法人の場合は 法人名と代表者氏名を書き 法人の設立年月日も必ず記入する 申請者 フリガナ住所 所在地 フリガナ氏名 名称 フリガナ 代表者 ショウバラシ 庄原市中本町 ノウギョウ農業 ナカホンマチ タ
別記様式 ( 第四号関係 ) 記入例 農業経営改善計画認定申請書 平成 年 月 日 庄原市長様 農業法人の場合は 法人名と代表者氏名を書き 法人の設立年月日も必ず記入する 申請者 フリガナ住所 所在地 フリガナ氏名 名称 フリガナ 代表者 ショウバラシ 庄原市中本町 ノウギョウ農業 ナカホンマチ タロウ太郎 1チョウメ一丁目 10 番 バンゴウ 1 号 生年月日昭和 年 月 日生 ( 歳 ) 印
たかということになります 従って これからは妊娠率という考え方が必要になってくると考えています もちろん 受胎率という考え方を否定しているのではありません さて 畜産経営の中の繁殖を考える上で重要なことは 繰り返しになりますが受胎率ではなく妊娠率であると考えられます しかし 人工授精や受精卵移植を行
妊娠率を UP させよう 1 妊娠率をUPさせよう 技術 情報部 部長 濱野 晴三 ヒトには物事の結果を自分なりに推測し 何も行動を起こさないことがあります 誰にでも一回や二回 この ようなことがあると思いますが 何も行動しなければ結果は得られません そして そこから芽吹くものは や っておけばよかった という後悔の念だろうと思います 一概に 失敗した後の後悔より 何もしなかった後悔 の方が大きいとも言われます
乳牛の繁殖技術と生産性向上
東海地域家畜生産性向上技術検討会 (2007.10.31) 乳牛の繁殖技術と生産性向上 山本動物診療所山本広憲 ( 愛知県常滑市 ) 当診療所の業務 ( 大動物部門 ) 定期繁殖検診業務 (12 農家 600 頭 ) 月 2 回の巡回検診 牛群検定指導 フレッシュチェック 妊娠診断 繁殖治療牛受精卵移植業務 ( 年間 800 頭 ) 受精卵の移植 ( 体内 体外 ) 採卵へのアプローチ ( 県 ET
家畜共済の特長 家畜共済は 畜産農家 特長 1 低額な掛金 NOSAI の家畜共済は 国の政策保険です 掛金の約半分を国が負担するので 生産者様の負担はぐっと小さくなります 搾乳牛 100 頭あたり 5 割補償約 473 万円 肥育牛 100 頭あたり 5 割補償約 172 万円 繁殖牛 100 頭
群馬県農業共済組合 平成 31 年 1 月から制度が一部変わります 詳しくは 9 ページをご覧ください このパンフレットに記載されている制度説明や 掛金 共済金等の金額は 概要や代表事例を示しています 詳しい内容については 裏面記載の最寄りの支所までお問い合わせください 家畜共済の特長 家畜共済は 畜産農家 特長 1 低額な掛金 NOSAI の家畜共済は 国の政策保険です 掛金の約半分を国が負担するので
戻し堆肥の敷料利用による乳房炎予防効果 西部家畜保健衛生所 三好里美 中嶋哲治 光野貴文はじめに大腸菌性乳房炎を予防するために 敷料として戻し堆肥を利用することにより 抗菌効果が期待できることが知られている 1)2) 昨年の基礎調査の結果 堆肥化処理 10 日目以降で堆肥中の大腸菌群は消失し 大腸菌に対する抗菌効果が認められることを確認した 3) そこで この効果を現場段階で乳房炎対策に活用し 大腸菌性乳房炎多発農場
031010 乳牛疾病の早期発見応急処置予防対策 酪総研
Ⅳ 食べる ( 採食 ) 1 牛が 食べる ことの意味根室地区の経産牛 1 頭当たり乳量は8600kg いまでは1 万キロを超える牛群も珍しくはありません この高い乳量は 牛の旺盛な食欲が支えています 泌乳ピークの牛の乾物摂取量は24kgを超えますが これは一般的なTMRなら現物 60~70kgもの量です ( 写真 1) もちろん 我が家では無理して高泌乳を狙わない という方もおられるでしょう しかし
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黒毛和種における牛白血病ウイルスの母子感染状況およびまん延防止対策の検討 中央家畜保健衛生所 山下将哉 大城守 津波修 野中克治 地方病型牛白血病は 牛白血病ウイルス ( 以下 BL V) に起因する致死性のリンパ肉腫で 発症率は 5 % 以下といわれている しかし近年 沖縄県を含め全国的に発生件数が増加傾向にあり 感染拡大が懸念されている ( 図 1 ) 地方病型牛白血病 (EBL) < 原因 >
毎回紙と電卓で計算するより パソコンの表計算ソフトを利用して計算されることをすすめます パソコンは計算と記録が同時にできますから 経営だけでなく飼養管理や繁殖の記録にも利用できます 2) 飼料設計項目ア.DMI TDN CP NFC a.dmi( 乾物摂取量 ) 水分を除いた飼料摂取量のことです 飼
第 4 章繁殖雌牛の飼料設計方法と飼料給与 飼養管理の問題点を是正するには給与する飼料の飼料設計を適正に行い 決められ た給与量をきちんと給与し 牛がその給与量をきちんと摂取することが必要です A. 飼料設計方法 1) 飼料設計の基準と項目ア自場の記録 a. 日本飼養標準 肉用牛 ( 以下 飼養標準 ) 黒毛和種繁殖雌牛に飼料を給与する場合の基準となるものです 繁殖雌牛だけでなく子牛や肥育牛等に必要な栄養量が体重毎に記載されています
1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手
大区画圃場整備を契機とした力強い担い手育成への挑戦 活動期間 : 平成 16 年 ~ 継続中 射水市大門地域は10a 区画の未整備な湿田が多かったため 順次大区画圃場整備事業に取り組まれてきた 農林振興センターでは 圃場整備後の栽培管理 大区画ほ場のメリットを生かすため 組織化の合意形成及び法人設立を支援するとともに 低コスト生産や複合化を指導してきた その結果 法人は9 組織 1 経営体当たりの面積は56haと担い手育成が図られるとともに
はじめに 現在 国内酪農を取り巻く情勢は 飼料価格の上昇 後継者不足および飼養頭数の減少などの大きな変化によって 生産基盤の弱体化が懸念されており 一方で 消費者の需要の多様化や国際環境の変化等により 今後の酪農経営の発展に向けた好機となっています 近年 人口減少等により国内需要の減少が見込まれる中
家畜改良センター技術マニュアル ブラウンスイス種の特性と飼養管理技術 独立行政法人家畜改良センター はじめに 現在 国内酪農を取り巻く情勢は 飼料価格の上昇 後継者不足および飼養頭数の減少などの大きな変化によって 生産基盤の弱体化が懸念されており 一方で 消費者の需要の多様化や国際環境の変化等により 今後の酪農経営の発展に向けた好機となっています 近年 人口減少等により国内需要の減少が見込まれる中
宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス
宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成活動期間 : 平成 27 年度 ~ 継続中 震災後, 沿岸部では, 新たな大規模土地利用型経営体が一気に設立し, 内陸部では, 農地集積による急激な面積拡大など, 経営の早期安定化や地域の中核を担う経営体としての育成が急務となった そこで, 県内に 4 つのモデル経営体を設置し, 省力 低コスト生産技術及び ICT の導入を支援し, 地域の中核を担う経営体としての育成を図った
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岡山総畜セ研報 1: 35 ~ 45 岡山和牛子牛に適した人工哺乳体系の確立 笹尾浩史 木曾田繁 瀬尾総一 澤井紀子 小田亘 The establishment of artificial suckling system which is effective in Okayama's Japanese Black Calves Hirofumi SASAO,Sigeru KISODA,Souiti
アマミノクロウサギ保護増殖事業計画 平成 27 年 4 月 21 日 文部科学省 農林水産省 環境省
アマミノクロウサギ保護増殖事業計画 平成 27 年 4 月 21 日 文部科学省 農林水産省 環境省 アマミノクロウサギ保護増殖事業計画 文部科学省 農林水産省 環境省 第 1 事業の目標 アマミノクロウサギは 奄美大島及び徳之島にのみ生息する 1 属 1 種の我が国固有の種である 本種は 主に原生的な森林内の斜面に巣穴を作り これに隣接した草本類等の餌が多い沢や二次林等を採食場所として利用している
(Microsoft Word -
Ⅲ 経営計画の作成 4 機械選定の考え方 (1) 機械化計画の手順 前提条件整理 土地利用計画 耕種計画 作物別 作業ごよみ の作成 労働力計画使用機械計画 作業条件の設定 ( 機械利用条件 ) A 作業可能日数 ( 日 ) B 1 日の作業時間 ( 時間 ) C 実作業率 (%) 機械の選定 作業可能時間 ( 時間 ) A B C 必要作業能率 ( 時 /ha) 機械の種類 大きさの決定 ( 馬力
減量・コース投与期間短縮の基準
用法 用量 通常 成人には初回投与量 (1 回量 ) を体表面積に合せて次の基準量とし 朝食後および夕食後の 1 日 2 回 28 日間連日経口投与し その後 14 日間休薬する これを 1 クールとして投与を繰り返す ただし 本剤の投与によると判断される臨床検査値異常 ( 血液検査 肝 腎機能検査 ) および消化器症状が発現せず 安全性に問題がない場合には休薬を短縮できるが その場合でも少なくとも
岡山農総セ畜研報 6: 55 ~ 59 (2016) < 研究ノート > 黒毛和種における繁殖性向上を目指した飼料給与体系の検討 福島成紀 木曽田繁 滝本英二 Examination of the Feeding Method Aiming at Improving reproductive Per
岡山農総セ畜研報 6: 55 ~ 59 (2016) < 研究ノート > 黒毛和種における繁殖性向上を目指した飼料給与体系の検討 福島成紀 木曽田繁 滝本英二 Examination of the Feeding Method Aiming at Improving reproductive Performance in Japanese Black Cattle Naruki FUKUSHIMA,
長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) 骨子 ( 案 ) に関する参考資料 1 骨子 ( 案 ) の項目と種子の生産供給の仕組み 主要農作物種子法 ( 以下 種子法 という ) で規定されていた項目については 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) の骨子 ( 案 ) において すべて盛り込むこ
長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) 骨子 ( 案 ) に関する参考資料 1 骨子 ( 案 ) の項目と種子の生産供給の仕組み 主要農作物種子法 ( 以下 種子法 という ) で規定されていた項目については 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) の骨子 ( 案 ) において すべて盛り込むことと しています また 種子法 では規定されていなかった 6 つの項目 ( 下表の網掛け部分 ) について
目 的 大豆は他作物と比較して カドミウムを吸収しやすい作物であることから 米のカドミウム濃度が相対的に高いと判断される地域では 大豆のカドミウム濃度も高くなることが予想されます 現在 大豆中のカドミウムに関する食品衛生法の規格基準は設定されていませんが 食品を経由したカドミウムの摂取量を可能な限り
平成 19 年 4 月改訂 農林水産省 ( 独 ) 農業環境技術研究所 -1 - 目 的 大豆は他作物と比較して カドミウムを吸収しやすい作物であることから 米のカドミウム濃度が相対的に高いと判断される地域では 大豆のカドミウム濃度も高くなることが予想されます 現在 大豆中のカドミウムに関する食品衛生法の規格基準は設定されていませんが 食品を経由したカドミウムの摂取量を可能な限り低減するという観点から
畜産クラスターの取組と支援のイメージ 地域畜産クラスター協議会 ( 畜産農家 地方公共団体 JA 畜産経営支援組織 畜産関連業者等 ) 繁殖雌牛の増頭と繁殖性の向上で 地域の収益性を向上しよう! 関係者が連携し 収益性の向上を図る取組を記載した畜産クラスター計画を作成 目的 中心的な経営体を核とした
参考資料 1 畜産クラスターについて 平成 27 年 3 月農林水産省生産局畜産部 畜産クラスターの取組と支援のイメージ 地域畜産クラスター協議会 ( 畜産農家 地方公共団体 JA 畜産経営支援組織 畜産関連業者等 ) 繁殖雌牛の増頭と繁殖性の向上で 地域の収益性を向上しよう! 関係者が連携し 収益性の向上を図る取組を記載した畜産クラスター計画を作成 目的 中心的な経営体を核とした繁殖雌牛の増頭や地域の関係者が連携した繁殖性向上の取組
2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄
2. 栄養管理計画のすすめ方 2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄養管理計画 ) 食事を提供する対象者の性 年齢階級 身体特性 ( 身長と体重,
25 岡山農総セ畜研報 4: 25 ~ 29 (2014) イネ WCS を主体とした乾乳期飼料の給与が分娩前後の乳牛に与える影響 水上智秋 長尾伸一郎 Effects of feeding rice whole crop silage during the dry period which exp
25 岡山農総セ畜研報 4: 25 ~ 29 (2014) イネ WCS を主体とした乾乳期飼料の給与が分娩前後の乳牛に与える影響 水上智秋 長尾伸一郎 Effects of feeding rice whole crop silage during the dry period which express on dairy cows before and after calving. Chiaki
Microsoft PowerPoint - 乳牛暑熱対策マニュアル 教科書編(第2版-1)
ミルクの国とちぎ乳牛の暑熱対策マニュアル平成 30(2018) 年 7 月改訂 ( 一社 ) 中央酪農会議の試算によると 夏季の乳量の低下や体細胞数の増加による経済的損失は 経産牛 40 頭規模で 100~200 万円にも及ぶとされています 今後も ますます暑い時期が長くなることが懸念されますので 乳牛が快適になる環境づくりや飼養管理の改善が重要です THI で暑熱ストレスを 見える化 しよう 暑熱ストレスは
