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1 平成 27 年度 食肉衛生検査所業務概要 宮崎県

2 都城食肉衛生検査所 高崎食肉衛生検査所 小林食肉衛生検査所 都農食肉衛生検査所 日向食肉衛生検査所

3 まえがき 日頃より 本県の食肉 食鳥肉の安全性確保の取組に御理解と御協力を賜り厚 くお礼申し上げます 食肉 食鳥肉を取り巻く国際情勢が大きな転換期を迎えている中 国においては食の安全性の確保及び輸出促進を視野にHACCPの導入を義務化する目的で 平成 26 年 4 月に関係省令を改正し と畜場及び食鳥処理場がとるべき衛生管理の基準について 従来型に加えてHACCP 導入型基準を追加したところです 県においても 県民 生産者 食品関連事業者及び行政が協働し またそれぞれの責務を果たすことにより 社会全体での食の安全 安心の確保に係る取組みを進めることを目的として 宮崎県食の安全 安心推進条例 を制定したところであります このような中 食肉衛生検査所は 食肉 食鳥肉の安全を確保する砦として 獣医師による疾病の排除 抗生物質等の残留検査 処理場の衛生対策等に努めるとともに 事業者 関係機関 宮崎大学と連携し 衛生対策会議の開催や共同研究等に鋭意取り組んでおります とりわけ 処理場の衛生対策向上については 平成 8 年度からの衛生管理部会の開催や 平成 15 年度からの衛生管理指導主幹査察の実施等 全国に例のない取組みを持続 継続して実施してきた結果 平成 27 年 1 月 全国に先駆け県内全と畜場及び大規模食鳥処理場において HACCP 型管理運営基準の導入が完了したところであります 今後とも HACCP 先進県として全国の食肉 食鳥肉の衛生向上に貢献する とともに 宮崎県産食肉 食鳥肉の 衛生のブランド化 を目指して一層業務の 推進に取り組んでいきたいと考えております ここに 平成 27 年度の食肉衛生検査所業務概要を取りまとめましたので 御 高覧いただければ幸に存じます 平成 28 年 6 月 1 日 宮崎県福祉保健部 衛生管理課長竹内彦俊

4 豚丹毒 非定型蕁麻疹型 平成 25 年度に典型的な菱形疹を伴わない豚丹毒が発見されて以降 複数の検査所で散見されるようになった 下図は枝肉検査で白く隆起した丘疹が見られた事例と 中心と辺縁部のみに赤い丘疹が見られた事例で いずれも精密検査で豚丹毒菌が分離された 非定型の蕁麻疹型については 今後も症例を積み重ねて 検査員全体で情報共有していく必要がある 県内と畜場における蕁麻疹型の症例数 H25 H26 H27 17(0) 15(4) 53(5) ( ) 内は非定型の症例数

5 目 次 第 Ⅰ 章総説 1 1. 検査所の沿革 ~4 2. 検査所の機構 検査所の所掌事務 食肉衛生検査所長事務委任事項 ~6 5. 検査所の所在地及び概要 検査所の平面図 ~9 7. 検査所の年度別人員推移 検査所の人員構成 職員の所属及び職氏名 検査手数料 運用通知等 ~ 検査所の新規備品及び図書 と畜場の統廃合 と畜場の概要 大規模食鳥処理場の概要 認定小規模食鳥処理場の概要 参考 1) と畜場別使用料 ) と畜場別解体料 第 Ⅱ 章と畜検査 と畜検査の概要 と畜検査 1) 検査頭数 ( 検査所別 ) ) 手数料収入 ( 検査所別 ) ) 病畜検査頭数 ( 検査所別 ) ) 時間外検査頭数 ( 検査所別 ) 検査に基づく処分 ( 総数 ) 精密検査 1) 精密検査件数 ( 総数 ) ) 試験研究上の検査件数 ( 総数 ) ) 抗生物質等検査件数 ( 総数 ) と畜場の稼働状況 検査所の行事 ~39 7. と畜場関係の講習会等 と畜場の衛生指導 生産者フィードバック 年度別の推移 1) 検査頭数の推移 ( 畜種別総数 ) ) と畜場別検査頭数の推移 ( 畜種別 ) ~43 3) 病畜検査頭数の推移 ) 時間内病畜頭数の推移 ) 時間外病畜頭数の推移 ) 時間外健康畜検査頭数の推移 ) 全部廃棄処分の推移 ~49

6 第 Ⅲ 章と畜検査統計 検査頭数 1) 月別検査頭数 ( 総数 ) ) と畜場別月別検査頭数 ) と畜場別月別病畜検査頭数 ) と畜場別月別時間外病畜検査頭数 検査に基づく処分 1) と畜場別処分状況 ~58 3. 病類表 1) 牛 (1) 県内総数 (2) と畜場別 ~65 2) とく ( 県内総数 ) ) 豚 (1) 県内総数 (2) と畜場別 ~73 4) と畜場別種母豚の検査頭数 精密検査状況 1) 検査所別精密検査件数 ~77 2) 試験研究上の検査件数 ) 抗生物質等検査件数 ) 平成 27 年度畜水産食品の残留有害物質モニタリング検査件数 1 牛肉 豚肉 対米及び対香港等牛肉輸出状況 1) 対米牛肉輸出状況 ) 対香港牛肉輸出状況 ) 対マカオ牛肉輸出状況 ) 対タイ牛肉輸出状況 ) 対シンガポール牛肉輸出状況 ) 対カナダ牛肉輸出状況 ) 対メキシコ牛肉輸出状況 ) 対フィリピン牛肉輸出状況 ) 対米等輸出食肉の残留物質モニタリング検査件数 産地別一覧 1) 牛産地別頭数集計 ) 豚産地別頭数集計 第 Ⅳ 章食鳥検査 食鳥検査の概要 処理場別検査羽数 手数料収入 検査に基づく処分 ( 県全体 ) 検査所別精密検査状況 1) 試験研究上の検査件数 ) 抗生物質等検査件数 ) 平成 27 年度畜水産食品の残留有害物質モニタリング検査件数 大規模食鳥処理場の稼働状況 ( 処理場別開場日数 ) 検査所の行事 食鳥処理場関係の講習会等 食鳥処理場の衛生指導 生産者フィードバック 大規模食鳥処理場別検査羽数の推移 認定小規模食鳥処理場 ( 処理場別処理羽数 )

7 第 Ⅴ 章衛生管理指導業務 と畜及び食鳥検査業務における衛生管理指導 本県における衛生管理指導業務の経緯 ~99 3. 平成 27 年度衛生管理指導主幹によると畜場 食鳥処理場及び関連食肉処理 施設の査察 調査状況並びに拭き取り等による衛生検査状況 1) 平成 27 年度県内と畜場 食鳥処理場及び関連食肉処理施設の査察 99 調査状況 ) 平成 27 年度処理場別一般細菌数検査件数 ) 平成 27 年度処理場別大腸菌群数検査件数 ) 平成 27 年度処理場別腸管出血性大腸菌 O157 行政検査件数 ) 平成 27 年度処理場別枝肉総合評価点検査件数 ) 平成 27 年度処理場別と畜場の衛生管理検査件数 ( 厚生労働省 ) ) 平成 27 年度認定小規模食鳥処理場指導監視状況 第 Ⅵ 章研修 研究 その他 食肉衛生検査所研究会 ( 分科会 ) 食肉衛生検査所協議会研修会 宮崎大学との包括的連携 公衆衛生関係業務発表会 ) 学会及び誌上発表一覧 ~119 2) 平成 27 年度研究発表 1 管轄と畜場搬入豚から分離された菌株の遺伝子解析からみえた非定型 抗酸菌症の実態 と畜場でみられた豚丹毒急性型による急死事例 ~12 3 管内と畜場で発生した豚丹毒非定形蕁麻疹型の1 例 ~124 4 KIS TM test による残留有害物質スクリーニング法の検証 ~126 5 代謝障害により抗菌性物質の残留が疑われた一事例 ~128 6 特定の牛肥育生産者に多発する尿毒症についての調査 ~130 7 精密検査記録からみた牛の尿毒症 ~132 8 管内と畜場における豚の黒色腫 ~134 9 牛の腹腔内に播種性転移が見られた子宮腺癌 ~ 肺門および縦隔リンパ節の腫大を伴った牛の皮膚腫瘤 ~ リアルタイムPCR を用いた地方病性牛白血病の迅速診断法の検討 ~ 平成 21~26 年度に県内のと畜場に搬入された牛のリンパ腫の発生状況およ び診断基準の検討 ~ 宮崎県内の と畜場 及び 大規模食鳥処理場 におけるHACCP 導入の概要 144 ~ 豚カット処理施設におけるコンベア及びカット肉拭き取り検査と衛生指導 147 ~ 対米輸出を活かした衛生指導 ~ HACCP システムの助言者として スキルアップをいかになすべきか ~ 管内施設における一般的衛生管理の改善指導を通じて~ ~ 攻めの防疫 において食肉衛生検査所が果たせる役割 ~PED 流行事例から~ ~ 肉用牛における回虫類 ( 犬 猫 豚回虫 ) とトキソプラズマに対する抗体 保有状況 ~ 食鳥処理場におけるブロイラーの熱中症に関する考察 ~ 月齢別 BSE 検査頭数 検査所の位置 編集後記

8 第 Ⅰ 章総説 -1-

9 第 Ⅰ 章総説 1. 検査所の沿革 近年のめざましいと畜頭数の増加と疾病の多様化に対応し 適正な検査機能を確立するために 昭和 年 4 月 1 日 宮崎県行政組織規則を改正して 県下に 2 食肉衛生検査所 ( 本所 ) 2 支所を設置した 昭和 55 年 4 月 1 日には 新設と畜場の創業に伴い l 支所を 昭和 62 年 4 月 1 日に既存と畜場の増頭及 び新設と畜場の創業に伴い 1 支所を新設した また 平成 2 年 4 月 1 日 検査所の名称変更と牛肉の対米 輸出に対応するために 1 支所を本所化し 3 本所 3 支所体制にした また 平成 4 年 4 月 1 日から施行され た食鳥検査に的確に対応するために 検査員の増員と検査所事務室及び食鳥処理場検査員室等の整備を図 るとともに 認定小規模食鳥処理場の監視指導も検査所の所掌事務となった そして 平成 6 年 4 月 1 日 組織改正に伴い 3 支所を本所化し 6 本所体制とし 併せて都城 高崎 都農食肉衛生検査所に副所長を配 置した さらに 平成 10 年 4 月 1 日から宮崎市の中核市移行に伴い宮崎食肉衛生検査所を宮崎市に移管し 5 検査所体制になり 小林 日向食肉衛生検査所に副所長を新たに配置し 組織の強化を図った なお 総 合衛生管理システムの指導体制を強化するため平成 11年 4月 1 日に高崎 都農食肉衛生検査所に 平成 12 年 4 月 1 日に都城食肉衛生検査所に 平成 13 年 4 月 1 日に小林 日向食肉衛生検査所に衛生管理指導主幹 を配置した 49 1) 都城食肉衛生検査所 昭 宮崎県西部食肉衛生検査所として発足 都城市食肉センター及び小林市営と畜場を所管 昭 検査所の拡充 ( 増員 検査設備 ) に伴い庁舎を増改築 ( プレハブ棟 ) 昭 高崎支所の設置に伴い 所管区域の一部 ( 小林市 えびの市 北諸県郡高崎町 西諸県郡 ) が改正されたことから 小林市営と畜場を高崎支所に移管 昭 検査所庁舎新築移転 平 組織改正に伴い都城食肉衛生検査所に名称変更 平 食鳥検査法の施行に伴い 宮崎くみあいチキンフーズ 南部工場 ( 都城市上水流町 ) ( 株 ) エビス商事 ( 都城市豊満町 ) 児湯食鳥都城工場 ( 都城市横市町 ) の 3 食鳥処理場を所管 平 宮崎くみあいチキンフーズ 南部工場 ( 都城市上水流町 ) の所管を高崎食肉衛生検査所に移 管 平 宮崎食肉衛生検査所の宮崎市移管に伴い 日南市 串間市 宮崎郡 ( 佐土原町を除く) 東 諸県郡 南那珂郡を新たに所管 平 特殊疾病 ( BSE 等 ) 検査室増築 平 宮崎郡田野町が宮崎市に合併したことに伴い 宮崎郡田野町管内の認定小規模食鳥処理場の 所管を宮崎市に移管 平 都城市食肉センターは 指定管理者 ( 都城ウエルネスミート株式会社 ) による管理に移行 平 宮崎郡清武町が宮崎市に合併したことに伴い 宮崎郡清武町管内の認定小規模食鳥処理場の 所管を宮崎市に移管 2) 高崎食肉衛生検査所 昭 宮崎くみあい食肉高崎工場 ( 平成 13 年 5 月 ミヤチク高崎工場に改称 ) の設立創業に伴 い 西部食肉衛生検査所高崎支所として発足 併せて小林市営と畜場を所管 なお 小林市 営と畜場は昭和 57 年 10 月 6 日 新築移転に伴い小林市食肉センターと改称し その後昭 和 59 年 12 月 6 日増改築 昭 小林支所の設置に伴い 所管区域の一部 ( 小林市 えびの市 西諸県郡 ) が改正されたこと から 小林市食肉センターを小林支所に移管 平 組織改正に伴い高崎食肉衛生検査所に名称変更 -2-

10 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対米輸出工場として認定 平 食鳥検査法の施行に伴い 藤井物産高崎工場 ( 高崎町 ) を所管 なお 藤井物産高崎工場 は平成 6 年 7 月に 児湯食鳥高崎工場に名称変更 平 所管区域の改正に伴い宮崎くみあいチキンフーズ 南部工場 ( 都城市上水流町 ) を所管 平 特殊疾病 ( BSE 等 ) 検査室増築 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対香港輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対カナダ輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対マカオ輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対タイ輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対シンガポール輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対ニュージーランド輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対ベトナム輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対メキシコ輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 対ミャンマー輸出工場として認定 3) 小林食肉衛生検査所 昭 小林市食肉センターの増頭及び 丸正えびの食肉センター ( 平成 4 年 6 月 丸正フーズに 改称 ) の設立創業に伴い 西部食肉衛生検査所小林支所として発足 小林市食肉センター及 び 丸正フーズを所管 昭 検査所庁舎新築移転 平 組織改正に伴い高崎食肉衛生検査所小林支所に名称変更 平 食鳥検査法の施行に伴い エビスブロイラーセンター ( 野尻町 ) を所管 平 組織改正に伴い小林食肉衛生検査所に名称変更 平 特殊疾病 ( BSE 等 ) 検査室増築 平 小林市食肉センターは 指定管理者 ( サンキョーミート株式会社霧島ミート工場 ) による 管理に移行 4) 都農食肉衛生検査所 昭 宮崎県畜産公社の創業に伴い高鍋保健所都農と畜検査分室を設置 昭 宮崎県北部食肉衛生検査所として発足 宮崎県畜産公社食肉流通施設 高鍋町営と畜場及 び宮崎県総合農業試験場肉畜市場を所管 昭 高鍋町営と畜場廃止 昭 検査所庁舎新築移転 なお 宮崎県畜産公社食肉流通施設は昭和 56 年 8 月高崎工場との 合併により 宮崎くみあい食肉都農工場に名称変更 更に平成 13 年 5 月 ミヤチク都農工 場に改称 また 宮崎県総合農業試験場肉畜支場は昭和 59 年 4 月宮崎県畜産試験場川南支 場に名称変更 平 組織改正に伴い都農食肉衛生検査所に名称変更 平 食鳥検査法の施行に伴い 児湯食鳥川南工場 ( 川南町 ) 南九州食品 宮崎工場 ( 都農町 ) 宮崎くみあいチキンフーズ 中部工場 ( 高鍋町 ) の 3 食鳥処理場を所管 なお 南九州食品 宮崎工場は平成 5 年 10 月に平成ファーム 宮崎工場と名称変更後 平成 11 年 3 月廃止 平 所管区域の改正に伴い宮崎くみあいチキンフーズ 中部工場 ( 高鍋町 ) を宮崎食肉衛生検査 所に移管 平 宮崎食肉衛生検査所の宮崎市移行に伴い 宮崎ノーサン食品 ( 新富町 ) 児湯養鶏農業協 同組合成鶏肉処理加工工場 ( 新富町 ) 宮崎くみあいチキンフーズ 中部工場( 高鍋町 ) も 所管 なお 宮崎ノーサン食品 は 平成 11 年 6 月 22 日に宮崎サンフーズ と名称変更 -3-

11 平 児湯養鶏農業協同組合成鶏肉処理加工工場が廃止し 7 月から同施設において有限会社二幸 食鳥宮崎工場が操業を開始 平 特殊疾病 ( BSE 等 ) 検査室増築 平 ( 株 ) 児湯食鳥川南工場が ( 株 ) 児湯食鳥本社工場と名称変更 平 有限会社二幸食鳥宮崎工場が廃止 平 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対マカオ輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対香港輸出工場として認定 平 会議室増築 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対タイ輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対シンガポール輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対米輸出工場として認定 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対ニュージーランド輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対ベトナム輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対メキシコ輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対フィリピン輸出工場として認定 平 ( 株 ) ミヤチク都農工場 対ミャンマー輸出工場として認定 5) 日向食肉衛生検査所 昭 宮崎県北部食肉衛生検査所日向支所として発足 南日本ハム 及び延岡市営と畜場を所管 昭 検査所庁舎新築移転 なお 延岡市営と畜場は昭和 53 年 4 月の新築移転に伴い延岡市食肉 センターと名称変更 平 組織改正に伴い都農食肉衛生検査所日向支所に名称変更 平 食鳥検査法の施行に伴い 宮崎くみあいチキンフーズ 北部工場 ( 日向市 ) 日本ブロイラ ー ( 日向市 ) の 2 食鳥処理場を所管 なお 日本ブロイラー は平成 4 年 4 月 宮崎ファ ーム と名称変更し 更に 平成 7 年 4 月 日本ホワイトファーム と名称変更 平 組織改正に伴い日向食肉衛生検査所に名称変更 平 特殊疾病 ( BSE 等 ) 検査室増築 -4-

12 2. 検査所の機構 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 都城食肉衛生検査所 都城市食肉センター エビス商事 児湯食鳥都城工場 ミヤチク高崎工場高崎食肉衛生検査所 児湯食鳥高崎工場福衛宮崎くみあいチキンフーズ 南部工場 祉生小林市食肉センター小林食肉衛生検査所 丸正フーズ保管エビスブロイラーセンター 健 理 ミヤチク都農工場宮崎県簡易と畜場 ( 川南支場 ) 部 課 都農食肉衛生検査所 宮崎サンフーズ 宮崎くみあいチキンフーズ 中部工場 児湯食鳥本社工場 日向食肉衛生検査所 南日本ハム 延岡市食肉センター宮崎くみあいチキンフーズ 北部工場日本ホワイトファーム 3. 検査所の所掌事務宮崎県行政組織規則 154 条 : 食肉衛生検査所の所掌事務は次のとおりとする 1. 獣畜のとさつ又は解体の検査に関すること 2. 獣畜の肉 内臓等の検査及び試験研究に関すること 3. 食鳥の検査及び試験研究に関すること 4. と畜場及び食鳥処理場並びにそれらの附属施設の衛生保持の指導監督に関すること 4. 食肉衛生検査所長事務委任事項 1. と畜場法 ( 昭和 28 年法律第 114 号 ) による次の事務 (1 2 平成 9 年 4 月 1 日付 ) (3~9 平成 17 年 9 月 29 日付 ) 1) 第 4 条第 3 項の規定による変更の届出の受理に関すること 2) 第 13 条第 1 項第 1 号の規定による届出の受理に関すること 3) 第 13 条第 3 項の規定による指示に関すること 4) 第 14 条第 1 項から第 5 項までの規定による検査に関すること 5) 第 14 条第 3 項第 2 号の規定によると畜場外への持ち出し許可に関すること -5-

13 6) 第 16 条の規定による措置に関すること 7) 第 17 条第 1 項の規定による報告の徴収又は立入検査に関すること 8) 第 18 条第 1 項の規定により 施設の使用の制限又は停止を命ずること 9) 第 18 条第 2 項の規定により とさつ若しくは解体の業務の停止を命じ 又はとさつ若しくは解体を行 うことを禁止すること 2. と畜場法施行令 ( 昭和 28 年政令第 216 号 ) 第 4 条第 2 号の規定による許可に関すること 3. と畜場法施行細則 ( 平成 17 年宮崎県規則第 43 号 ) 第 17 条第 1 項の規定による報告の受理に関すること 4. 食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律 ( 平成 2 年法律第 70 号 ) による次の事務 (3~ 平成 3 年 3 月 30 日付 )( 一平成 4 年 4 月 1 日付 ) ( 平成 9 年 4 月 1 日付 ) 1) 第 3 条第 1 項の規定による食鳥処理の事業の許可 ( 第 16 条第 1 項の規定による政令で定める数以下の食 鳥処理の事業に係るものに限る ) に関すること 2) 第 6 条第 1 項の規定による食鳥処理場の構造又は設備の変更の許可に関すること 3) 第 6 条第 3 項の規定による軽微な変更の届出の受理に関すること 4) 第 8 条の規定による食鳥処理の事業の停止の命令に関すること 5) 第 9 条の規定による食鳥処理場の整備改善の命令及び食鳥処理場の使用の禁止並びに食鳥処理の事業 の停止の命令に関すること 6) 第 12 条第 6 項の規定による食鳥処理衛生管理者の設置及び変更の届出の受理に関すること 7) 第 13 条の規定による食鳥処理衛生管理者の解任の命令に関すること 8) 第 14 条の規定による食鳥処理場の休止及び再開の届出の受理に関すること 9) 第 15 条の規定による検査に関すること 10) 第 16 条第 1 項の規定による確認規定の認定に関すること 11) 第 16 条第 2 項の規定による確認規定の変更の認定に関すること 12) 第 16 条第 6 項の規定による食鳥処理衛生管理者の解任の命令に関すること 13) 第 16 条第 7 項の規定による確認の状況の報告の受理に関すること 14) 第 16 条第 9 項の規定による技術的な指導及び助言に関すること 15) 第 17 条第 1 項第 4 号の規定による食肉の販売の事業を行う者の届出の受理に関すること 16) 第 20 条の規定による措置に関すること 17) 第 37 条第 1 項の規定による業務の状況の報告の徴収に関すること 18) 第 38 条第 1 項の規定による立入検査 質問及び食鳥とたいの収去に関すること 5. 食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 ) による次の事務 ( と畜場内における食肉及び食鳥処理場内におけ る食鳥肉に係るものに限る ) ( 平成 4 年 4 月 1 日付 ) 1) 第 28 条第 1 項の規定による報告の徴収 臨検検査及び収去に関すること 2) 第 54 条の規定による廃棄及び廃棄の命令並びに食品衛生上の危害を防止するために必要な措置の命令 に関すること -6-

14 計 m m m m m m m 2 着工昭 55.9 昭 昭 平 昭 昭 都城食肉衛生検査所高崎食肉衛生検査所小林食肉衛生検査所えびの分室都農食肉衛生検査所日向食肉衛生検査所延岡分室 都城市平江町 38 号 1 番都城市高崎町大牟田小林市細野 2472 番地 1 えびの市大字大河平児湯郡都農町川北日向市財光寺字長江延岡市塩浜町 所在地 番地の 番地 番地 373 番地 2 丁目 2052 番地 TEL TEL TEL TEL TEL FAX FAX FAX FAX FAX 敷地面積 m 2 1,450 m 2 1,658 m 2 100m 2 1,745.7 m 2 1,916 m 2 60m 2 庁舎本館 鉄筋コンクリート 鉄骨造平屋建 鉄筋コンクリート 木造平屋建 鉄筋コンクリート 鉄筋コンクリート 鉄骨プレハブ ( 一部鉄骨 )2 階建 平屋建 ( 一部鉄骨 ) 平屋建 ( 一部鉄骨 ) 平屋建 一部 2 階建 m m m m m m m 2 特殊疾病 (BSE) 木造平屋建 木造平屋建 木造平屋建 木造平屋建 木造平屋建 検査室 m m m m m 2 車庫 鉄骨スレート建 鉄骨スレート建 鉄骨スレート建 鉄骨スレート建 車庫 動物舎併用 車庫 動物舎併用 車庫 20.0 動物舎 38.5 m m 2 動物舎 18.0 その他倉庫 プロパン室 プロパン室 プロパン室 2.13 プロパン室 10.0 プロパン室 4.5m2 10m m 2 女子休憩室 36.8 m2 会議室 m2 5. 検査所の所在地及び概要 -7- 建設費 2,520 千円 ( 備品費を除く ) 134,289 千円 89,372 千円 112,910 千円 6,405 千円 119,943 千円 108,899 千円 改築費 敷地購入費 11,493 千円借地 ( 有償 ) 8,491 千円借地 ( 有償 ) 借地 ( 有償 ) 43,598 千円借地 ( 無償 ) 完成昭 昭 昭 平 昭 昭 昭 主要備品 ( リースを含む ) 高速液体クロマトグラフ高速液体クロマトグラフレフロトロンレフロトロン高速液体クロマトグラフレフロトロンレフロトロンレフロトロンパラフィン包埋 ブレフロトロンパラフィン包埋 ブパラフィン包埋 ブパラフィン包埋 ブロック作製装置パラフィン包埋 ブロック作製装置 ロック作製装置 ロック作製装置 インキュベーター ロック作製装置 インキュベーター インキュベーター インキュベーター ディープフリーザー インキュベーター ディープフリーザー ディープフリーザー ディープフリーザー 顕微鏡用テレビカメラ装置 ディープフリーザー リアルタイム濁度測定装置 顕微鏡撮影用デジカメリアルタイム濁度測定装置リアルタイム濁度測定装置 リアルタイム濁度測定装置増幅ユニット リアルタイム濁度測定装置 増幅ユニット 増幅ユニット

15 6. 検査所の平面図 ( 単位 :m 2 ) 1) 都城食肉衛生検査所 ( 本館面積 ) 女子 WC 洗濯室 通用口 シャワー 男子 WC 倉庫 玄関 事務室 階 特殊疾病 (BSE 等 ) 検査室 会議室 38.3 男子更衣室休憩室 22.5 所長室 19.2 湯沸室 シャワー 女子更衣室休憩室 階 微生物検査室 52.6 病理検査室 理化学検査室 41.7 PS 理化学検査室 2) 高崎食肉衛生検査所 ( 本館面積 405.0) 特殊疾病 (BSE 等 ) 検査室 46.4 病理検査室 44.0 会議室 45.0 女子更衣室休憩室 男子 WC 女子 WC 浴室 通用口 浴室 湯沸室 押入 男子更衣 休憩室 24.0 所長室 18.7 理化学検査室 37.0 準備室 30.0 微生物検査室 44.0 パソコン室 事務室 73.2 玄関 -8-

16 3) 小林食肉衛生検査所 ( 本館面積 397.0) 所長室 事務室 58.6 玄関 女子 WC 微生物検査室 34.3 暗室 準備室 29.8 揮発物取扱室 8.8 男子浴室倉庫 WC 研修室男子 50.0 休憩室病理検査室 湯沸室 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 倉庫 男子更衣室 倉庫 押入 55.9 理化学検査室 シャワー シャワー WC 特殊疾病 (BSE 等 ) 検査室 46.4 女子休憩室 更衣室 4) 都農食肉衛生検査所 ( 本館面積 438.5) 所長室 21.8 湯沸室 会議室 49.0 男子 WC 倉庫 暗室 女子 WC 微生物検査室 46.4 病理検査室 33.0 特殊疾病 (BSE 等 ) 検査室 54.7 事務室 97.2 玄関 ポーチ 押入シャワー 男子更衣室休憩室 下足室 シャワー 女子更衣室休憩室 準備室 38.0 理化学検査室 35.0 会議室 ) 日向食肉衛生検査所 ( 本館面積 429.5) WC 浴室女子更衣室休憩室 微生物検査室 55.4 暗室 男子 WC 天秤室 準備室 32.7 WC 書庫 パソコン室 湯沸室 通用口 浴室 男子更衣室 男子休憩室 10.2 会議室 50.2 倉庫 玄関 理化学検査室 57.5 病理検査室 38.4 所長室 19.0 事務室 87.1 特殊疾病 (BSE 等 ) 検査室

17 7. 検査所の年度別人員推移 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 衛生管理主幹兼主任技嘱託非常勤年度所長副所長主任主査技師事務指導主幹主任師検査員事務 計 検査所の人員構成 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 職名衛生管理主幹兼主任技嘱託非常勤所長副所長主任主査技師検査所名指導主幹主任師検査員事務 計 都城食肉衛生検査所 高崎食肉衛生検査所 小林食肉衛生検査所 都農食肉衛生検査所 日向食肉衛生検査所 計 職員の所属及び職氏名 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 衛 職 名 氏 名 職 名 氏 名 職 名 生課長竹内彦俊主査岡原恵美管技術補佐壹岐和彦岐本博紀理副主幹黒木和博黒木麻衣課下村高司 所長樋口祐次主任技師有川玄樹嘱託都副所長篠原京子技師木上佳与城衛生管理指導主幹吉田正紀久保田武食主任佐藤克己清原尭樹肉川越真由美嘱託福留憲人衛生主査久保明子溝邊敬美検松川浩子佐藤友治査加藤美香山本正悟事務補助所主任技師柳美樹黒木直道鈴木郷窪田正敏 所長小田厚主任技師黒木愛嘱託高副所長黒木伸二鶴田一郎崎衛生管理指導主幹三重野由子西田憲史食主幹兼主任赤塚裕人技師中島優佳肉主任石川幸治中森沙織衛生主査今村亜樹子嘱託嘉藤浩司事務補助検主任技師佐藤美香湯地信夫査清水恵理香松田和子所北野智一井田和美田角隆行江川大祐 小 所 長 芝原政幸 技 師 福家直幸 嘱 託 林 副 所 長 岩 切 章 嘱 託 元日田 敏 食 衛生管理指導主幹 長倉祐一 太田正孝 事 務 補 助 肉 主 任 久富一郎 森下 覚 衛主査小野川美枝工藤桃利生森田美加玉得吉信 検 弓削くみ子 恒吉光明 査所 主技 任 技 師師 津江友紀兼田恵梨香 新原智子日髙修一 所長岩隈和久技師越野慶太嘱託都副所長森岡浩文矢野達也農衛生管理指導主幹坂本篤彦川上智子食主任内山浩子指宿明星肉池田三恵嘱託神田泰幸衛生主査藤本早苗寺田孝則検主任技師渡辺友子小川義男事務補助査山本香織朝飛憲一所松浦真翔村田定信坂本拓己壱岐久義 日 所 長 村上和孝 技 師 眞鍋千穂 事 務 補 助 向 副 所 長 野崎大輔 嘱 託 高取一郎 食 衛生管理指導主幹 岩下 修 樋口芳孝 肉 主 任 田中清香 河村光子 衛 主 任 技 師 藤井雅範 小玉又義 生 竹内僚子 森竹一廣 検 井上達矢 金丸友子 査所 技 師 陳田洋介奥平沙紀 塩月賢一原田久代 氏 名 野口正規武井俊一郎水元昭利鳥取宏子徳井忠義野口繁彦横山茂樹平野裕美子 熊元一徳山下浩和溝辺牧男和佐敏瀬ノ口芳文原まゆみ 馬場義孝高取瞳𠮷牟田恵美 岡澤範久川越和人鍋倉裕一椎葉憲信塩川寿美子片山みどり谷口留美 黒木真衣子 10. 検査手数料 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 単位 : 円 時間 畜種 牛 とく 1 馬 こま 2 豚 緬羊 山羊 食鳥 時間内 特例時間外 時間外 1, , 使用料及び手数料徴収条例では 生後 12 月未満の牛となっています ( と畜検査手数料 : 平成 17 年 4 月 1 日改正 ) 2 使用料及び手数料徴収条例では 生後 12 月未満の馬となっています 3 執務時間外のうち知事が別に指定する日時に該当する場合をいう -10-

18 11. 運用通知等 1) 切迫とさつの取扱要領 ( 昭 部長通知 ) 切迫とさつの判定基準は 法に定めるもののほか 次のとおりとする 共通事項 1 2 原因発生の直前まで 当該獣畜が健康であったことを獣医師により確認されたものであること 切迫とさつを行った原因が 法の条項に該当する場合であっても 他に死期を早めるような疾病があ ってはならない 3 切迫とさつ後 原則として 3 時間以内であること 個別事項 不慮の災害による負傷 急激な外圧又は電撃等によって解剖学的異常を起こし 又は虚脱状態となり と畜場に搬入するまで に生命を維持できないもの ( 注 )1 感電 転落 交通事故等によるものは該当する 2 疾病の治療中又は手術中の事故 運搬中の衰弱等は該当しない 不慮の災害により救うべからざる状態 物理的又は地理的環境の急変によって 生命の危険にさらされ 生体のままで搬出できないもの ( 注 )1 当該獣畜が病弱なために搬出できないものは含まれない 難 産 ( 1) 胎児の娩出が著しく困難なことによって生ずる解剖学的異常 ( 母畜体の損傷 器官の転位等 ) 出 血等のために胎児娩出以前に母畜の生命維持が困難となったもの ( 2) 胎児の娩出が著しく困難であったために 胎児の娩出により 解剖学的異常 ( 母畜体の損傷 器官 4 5 の転位等 ) 出血等を起こしたことを獣医師が確認し 胎児娩出に引き続いて獣医師の診療を受け たもので 胎児娩出後数時間以内のもの ( 注 )1 豚の場合 1 頭以上の胎児娩出以後の異常にあっては ( 2) を適用する 2 3 産褥麻痺 胎児の娩出困難が陣痛異常 産道異常 胎児過大 胎児の失位以外の疾病によるものは含 まない 帝王切開によるものは該当する 出産後 3 日以内に突然失神 麻痺を主徴とした無熱の疾患で獣医師の生前診断を受けているもの ( 注 )1 本症については 低カルシウム血症であることを確認するよう努めること 又 低カルシ 2 急性鼓張症 ウム血症となりうるその他の疾患の有無について注意すること 産道感染その他により有熱のものは本病に該当しないものとする 急性鼓張症を起こす原因が推測され かつその他の疾患に罹患していないことが獣医師により証明 されたもの ( 注 )1 慢性的に胃腸疾患のあるものに醗酵飼料を多給して 急性鼓張症を発した場合は該当しな 2 い 食道梗塞に継発するものについては該当する この要領は 昭和 57 年 10 月 1 日より施行する -11-

19 2) 宮崎県食肉衛生検査所研究会運営要領 ( 平 部長通知 ) 1 趣旨 この要領は 宮崎県食肉衛生検査所研究会 ( 以下 研究会 という ) の運営について 必要な事項を定める 2 目的 食肉 食鳥肉衛生に関する調査研究及び技術の研鑽を行い もって食肉 食鳥肉衛生確 保の発展向上に寄与することを目的とする 3 構成 (1) 研究会の構成員は 食肉衛生検査所及び衛生管理課に所属する獣医師とする (2) 研究会の会長及び副会長は 食肉衛生検査所長の中から選出する 4 分科会 研究会に分科会を設置し 分科会は次の事項について調査研究及び技術の研鑽等をす る また 各食肉衛生検査所長は 構成員がいずれかの分科会に所属できるよう配慮す ること (1) 微生物分科会 1 2 (2) 病理分科会 1 2 微生物学に関する調査研究及び技術の研鑽 各種疾病に関する情報の交換 病理学に関する調査研究及び技術の研鑽 各種疾病に関する情報の交換 (3) 理化学分科会 1 2 理化学に関する調査研究及び技術の研鑽 各種疾病に関する情報の交換 (4) フィードバック分科会 分科会の運営 フィードバックに関する調査研究及び技術の研鑽 フィードバックに関する情報の交換 (1) 各分科会は 分科会の運営に当たる代表委員を選出する (2) 代表委員の選出については 都城 高崎 小林 都農 日向の輪番制にし 代表 委員は各分科会の運営に当たること 6 分科会の開催 (1) 分科会の開催は 研究会長が分科会代表委員と協議の上 衛生管理課長及び各食 肉衛生検査所長に文書で通知して行うものとする (2) 各分科会の開催は それぞれ年度内 3 回程度とする 7 分科会の開催結果の報告 (1) 代表委員は 分科会の開催結果について 速やかに研究会長に文書で報告するこ と (2) 研究会長は さらに衛生管理課長及び各食肉衛生検査所長あてに報告すること (3) 分科会の出席者は 分科会において協議または研修した事項について それぞれ 所属する構成員に伝達すること この要領は 平成 27 年 4 月 1 日から施行する -12-

20 3) と畜場における炭疽処理要領 ( 昭 部長通知 ) 第 1 目 的 この要領は と畜場で炭疽又はその疑いのある獣畜を発見した場合に と畜場法に基づく措置を迅速か つ適切に実施し その危害を最小限度に防止して 公衆衛生の確保を図ることを目的とする 第 2 疑似炭疽発見時の措置 炭疽の疑いのある獣畜を発見した場合は と畜場法第 12 条の規定に基づく措置を行う ( 1) 検査員が講ずべき措置 直ちに従業員等に作業の中止を命じ 所長に報告すること 従業員等及び汚染の疑いのある物品等の移動を制限又は禁止し 従業員等への感染 二次汚染の 防止を図ること 確認検査に必要な検体採取 送付を的確速やかに行うこと ( 2) 所長が講ずべき措置 1 報告を受けたときは 炭疽に対する処理が円滑かつ迅速に行われるよう次に掲げる対策を指揮監 督すること ( 場内指導 ) ( ア ) 防疫に必要な者以外のと畜場内への出入を禁止するとともに 場内放送等により疑似獣畜の発 見を周知させること ( イ ) 当該獣畜はもとより 接触者 運搬車その他の汚染の疑いのある物品等の移動を禁止すること ( ウ ) 場内にいる者 獣畜 運搬車その他物件等の移動を制限又は禁止すること ( エ ) 汚染の疑いのある場所への立入りを禁止し 排水等の流出防止の措置を講じさせること ( 確認検査 ) ( ア ) 血液等の塗抹染色を行い鏡検するとともに アスコリー反応試験を実施すること ( イ ) 必要に応じて臓器等の培養検査 動物試験等を実施し 診断の適確を期すること ( 連絡通報 ) 別表 1 を参照のこと ( ア ) と畜場設置者 ( 管理者 ) 等にその概要を通報し 各々の措置に対する協力を得ること ( イ ) 別記疑似炭疽発生報告書 ( 様式 1 号 ) により判明した事項ごとに県に適宣速報すること ( ウ ) 当該獣畜の飼育地を所管する家畜保健衛生所に直ちに通報するとともに 連携を密にして汚染 防止を図ること ( エ ) 当該獣畜がさく乳牛の場合 ( 当該獣畜の同居牛にさく乳牛が飼育されている場合を含む ) は所管の保健所長へ通報し 食品衛生上の危害発生を防止すること ( 消毒防疫 ) 別表 2 を参照のこと ( ア ) 炭疽感染を防止するため 当該獣畜接触者を把握するとともに 手指等の消毒を行い 必要に 応じて医師の予防措置を受けるよう指導すること ( イ ) 確認検査により炭疽の疑いが濃厚と判定した時点で 当該獣畜及び汚染又は汚染の疑いのある 物品等の消毒を開始する ( ウ ) 枝肉等の安全を確保するために 二次汚染防止に必要な措置を講ずること 2 確認検査の結果炭疽でないことが判明したときは 速やかにその旨を関係者に通報するとともに 移動禁止等の措置を解除すること -13-

21 ( 3) 県が行う措置 1 2 所長からの報告に基づき 関係機関に連絡するとともに 必要に応じて協議する 防疫上 必要な事項について関係者へ指示し 調査等を依頼する 第 3 炭疽確定時の措置 炭疽と決定した場合は と畜場法第 12 条の規定に基づく必要な措置を命じ次のことを行う ( 1) 報告及び届出 1 所長は炭疽発生報告書 ( 様式 2 号 ) を県に提出すること 2 家畜伝染病予防法第 13 条第 1 項の規定に基づく患畜等の届出 ( 様式 3 号 ) を当該と畜場の所在地 及び当該獣畜の飼育地を管轄する市町村に対し行うこと ( 2) 関係機関への通報 別表 1 を参照のこと 関係機関への通報は 前記第 2 の 2 の1( 連絡通報 ) に準じて行うこと ( 3) 防疫措置 ( 4) その他 1 2 第 4 広 当該獣畜を適正に処理し その他の物品等への二次汚染を防止すること 汚染の疑いのあるけい留畜及び枝肉に対し 必要な措置を講じ 安全確保に努めること 汚染された疑いのある構内の施設及び場所等についても十分に消毒を実施すること 汚染された疑いのある構内の施設 冷蔵庫 枝肉等のふき取り検査を行い 安全を確認すること 汚染実態を調査し 全容を把握すること 検査成績記録等は 整理したうえ適切に保存すること 報 報道機関に対する広報は 関係機関と協議のうえ福祉保健部長が行う 第 5 と畜場の業務再開 ( 1) 場内の汚染箇所のふき取り検査を実施し 安全を確認する ( 2) 検査結果に基づいて 関係機関と協議のうえ と畜場法第 12 条の必要な措置を解除する 第 6 附 則 この要領は 昭和 61 年 4 月 1 日から施行する -14-

22 様式 1 号 疑似炭疽発生報告書 発見日時 発見と畜場 疑似獣畜 ( 1) 種類 品種 性別 年齢 毛色 体重 ( 2) 所有者住所 氏名 電話番号 ( 3) 飼育状況 1 飼育地 同居牛の異常の有無 さく乳 ( 同居牛のさく乳 ) の有無 乳の出荷先 5 その他 ( 4) 搬入状況 搬入日時 搬入区分 : 一般畜 病畜 切迫畜 診療獣医師住所 氏名 電話番号 診断名 4 その他 4 検査所見 ( 1) 検査日時 ( 2) 生体又は解体前の検査 ( 3) 解体後の検査 ( 4) 試験検査 ( 鏡検 アスコリー反応等 ) 5 6 措置状況 その他 -15-

23 -16-

24 様式 3 号 患畜等の届出 家畜伝染病予防法第 13 条第 1 項の規定による届出は 次に掲げる事項について文書又は口頭でしなければ ならない 届出者の氏名又は名称及び住所 所有者の氏名又は名称及び住所 家畜伝染病の種類並びに患畜及び疑似患畜の区分 4 家畜 ( 死亡した家畜を含む ) の種類 性及び年齢 ( 不明のときは推定年齢 ) 患畜若しくは 疑似患畜又はこれらの死体の所在の場所 発見の年月日時及び発見時の状態 発病の推定年月日 その他参考となるべき事項 別表 1 炭疽処理系統図 厚生労働省 検 査 員 指示 従 業 員 等 報告 指示 報告 衛生管理課 通報 関係機関等 と畜場設置者通報届出 ( 管理者 ) 等指示食肉衛生検査所長市町村長 通報 通報 保健所長家畜保健衛生所長 通報 獣医師 飼養者 -17-

25 別表 2 消毒方法の基準 対象種類実施方法備考 と体焼却 1 焼却炉により焼却する 1 燃料は十分の量の薪 ( と体重 敷わら 2 焼却炉によらない場合は量約 2 倍量 ) 及び重油 ガソリ 木製器具類と畜場構内又は防疫上支障ン等を用いること 汚物等のない場所 ( 人家飲料水 2 大動物 ( 1 頭 ) の場合は 外 河川 道路等に近接しない穴 ( 縦横 2m 深さ 0. 8m) の底に 場所 ) に穴を掘り完全に焼内穴 ( 縦横 1m 深さ 0. 8m) を掘 却して十分に覆土する 3 4 り 焼却部とする 残った灰は埋却すること 焼却場所及びその周辺は消毒 すること 処理室 次亜塩素酸ソーダ 十分散布浸潤させ 若しくは 運搬車洗浄し 数日にわたり 3 回以 5,000ppm ホルマリン水上反復実施する ホルマリン 1: 水 34 通路次亜塩素酸ソーダ十分散布し 数日にわたり 3 土壌の場合は表面にクロール石灰 けい留所等のクロール石灰回以上反復実施する ( 消石灰 ) を散布後 深さ 20 ~ 汚染場所消石灰 30cm 起こし 搬出後 クロール 石灰等を散布する 若しくは重油 ガソリンを浸潤させて焼却する 汚水溝次亜塩素酸ソーダ汚物量の 1 / 10 以上の量遊離塩素が十分残存するまで投入 汚水汚物溜クロール石灰する 器具 機械煮沸 1 1 時間以上の煮沸 衣服等蒸気 2 15 ポンド以上の加圧蒸気左のいずれかの方法 次亜塩素酸ソーダで 30 分又は 100 の流通蒸 ホルマリン水気 1 時間以上ホルマリン 1: 水 34 3 有効塩素 500 ~ 1,000ppm 溶液に十分浸漬又は 5,000 ppm 溶液を散布浸潤する 接触者 次亜塩素酸ソーダ 手 腕等接触部位を温流水と 70 % アルコール石鹸で十分洗浄後 消毒する その他 1. と畜場内のそ族 昆虫等の駆除 2. 使用水塩素消毒の強化 -18-

26 4) と畜検査における諸疾病取扱要領 ( 平 部長通知 ) と畜検査に当って その判定基準等について特段の注意を要する疾病の取り扱いは 法令等に定めるも ののほか 次のとおりとする 1 抗酸菌症 ( 1) 保留基準一実質臓器に結核様病変を認めた場合 ( 2) 検体採取部位実質臓器 : 肝臓 脾臓 腎臓 肺 ( 3) 措置基準 ア 全部廃棄 リンパ節 : 腸間膜 下顎 第一肋骨 浅頸 腸骨下 膝窩 鼠径 内側腸骨 ( ア )1 下顎リンパ節若しくは腸間膜リンパ節と 2 複数実質臓器に結核様病変を認め 1 と 2 に 又は 2の 2 箇所以上に抗酸菌を認めたもの ( イ) 1 下顎リンパ節若しくは腸間膜リンパ節と2 一実質臓器 3 躯幹リンパ節に結核様病変を認め イ 123 の全てから抗酸菌染色により抗酸菌を認めたもの ー部廃棄 アに該当しない場合は 一部廃棄処分とする ( 4) 全部廃棄病名 2 敗血症 関節炎型豚丹毒 ( 1) 保留基準内側腸骨リンパ節が鳩卵大 ( 3 4 cm) 以上に腫大し 関節炎 ( 滑液の増量又 は絨毛の増生 ) を認めるもの ( 2) 検体採取部位内側腸骨リンパ節 滑液又は繊毛 ( 3) 措置基準検査の結果 いずれの部位からでも豚丹毒菌を検出した場合は 全部廃棄処分と する ( 4) 全部廃棄病名豚丹毒 附 則 この要領は 平成 2 年 11 月 22 日から施行する 5) 時間外の病畜検査における受付時間 ( 平 部長通知一部省略 ) 1 2 対象獣畜 突発的に発病し 緊急やむを得ないものに限る 従って 発病後長時間に及んで時間内に搬入可能であったものは除く 受付 ( 搬入 ) 時間の制限 ( 1) 平日午後 6 時まで ( 2) 土曜日及び休日午後 1 時まで ( 3) 年始 ( 1 月 1 日 ~ 1 月 3 日 ) 実施しない 3 なお 搬入開始時間は 原則として午前 8 時 30 分とし 2 の特別対応時 ( 年末 連休などの終日検 査対応時 ) の場合は 午後 5 時までとする 実施月日 平成 5 年 4 月 1 日から 但し 3 ケ月は周知期間として現行受付時間で弾力的に実施する -19-

27 6) 食肉及び食鳥肉に残留する動物用医薬品等対策要領 ( 平 部長通知 ) 趣 旨 本県における畜産振興は 県の最も重要な施策の一つであるが 生産される畜産物は 最終的に食品として 供給されるものであり 食肉 食鳥肉の安全性の確保は 極めて重要な問題である 現在 飼料の安全性確保及 び品質の改善に関する法律 ( 昭 法律第 35 号 ) 及び 薬事法 ( 昭 法律第 145 号 ) 等により飼 料添加物及び動物用医薬品として使用される抗生物質及び化学的合成品である抗菌性物質については 対象動物 ごとに用法 用量に従って使用禁止期間を設ける等の規制がされている 一方 食品衛生法 ( 昭 法律第 233 号 ) 第 7 条に基づく食品 添加物等の規格基準で 食品一般の成 分規格として 食品については抗生物質の含有を禁止しており 食肉 食鳥卵及び魚介類については 抗生物質 のほか化学的合成品たる抗菌性物質を含有してはならないと規定されていたが 平成 7 年 12 月 26 日厚生省告示 第 218 号により この食品 添加物等の規格基準が一部改正され オキシテトラサイクリン ホルモン剤 内寄 生虫用剤等 6 品目 ( 以下 動物用医薬品等 という ) の残留基準値が設定されたところである しかしながら 畜産の現状は 抗生物質等が動物用医薬品あるいは飼料添加物として使用されている このよう な状況を踏まえ 動物用医薬品等の適正使用の徹底を期し 安全で衛生的な食肉 食鳥肉の確保を図るために この対策要領を定めるものである 農政水産部の対応 1 県獣医師会 畜産関係諸団体及び畜産農家に対し 動物用医薬品を適正に使用し 食肉 食鳥肉の安全性を確保 するよう積極的に指導し 普及啓発を図ること 2 飼育者等が家畜に動物用医薬品等を投与した場合は その記録を 3 か月以上保存するように指導すること 3 動物用医薬品等の投薬を受けた家畜及び家禽等を食用に供する目的で と畜場及び食鳥処理場に出荷する場 合は 動物用医薬品等の投与経過を明記した書類 ( 診断書等 ) を添えて 出荷するよう指導すること 4 福祉保健部の対応 2 による依頼に対しては 特定の家畜及び家禽等の動物用医薬品等の使用状況について 獣 医師及び飼育者等の調査を行い 必要な措置を講ずるとともに その結果を食肉衛生検査所に情報提供すること 動物用医薬品等投与経過報告書 畜種品種性別年齢産地飼育地平成年月日時頃発病元気なし食欲なし下痢便秘せきをする呼吸困難立てない歩けない動物用医薬品等の投与状況 ) 投与の有無有無薬品名投与量投与年月日備考 ( 動物用医薬品等の飼料 飲水混入給与状況 ) 混入給与の有無有無 薬品名飼料 飲水混入の別混入量最終給与年月日備考 上記のとおり報告します 平成年月日飼養者又は申請者 食肉衛生検査所長殿住所 氏 名 ( TEL) ( ) -20-

28 福祉保健部の対応 1 と畜場の設置者 食肉関係業者及びと畜場に直接獣畜を搬入する飼育者等に対し 薬事法に基づく使用禁止期間を遵守するよう指導すること 2 獣医師の診療を受けた獣畜については 当該獣畜に係る動物医薬品等の投薬を明記した書類 ( 診断書等 ) を 獣医師の診療を受けていない獣畜については 飼育者等に対して動物用医薬品等の投与経過報告書 ( 飼料 飲水に混入して与えた場合も含む ) を提出させ とさつ解体後 これらの残留の疑いのあるものについては そのと体 ( 内臓を含む ) を一時保留し 検査実施要領に基づく検査を実施すること 検査の結果 陽性の場合は 関係者から事情を聴取し 必要によっては 家畜保健衛生所に調査を依頼し 再発防止を図るとともに食品衛生法に基づく措置を講ずること 3 動物用医薬品等の使用経過が不明で かつ 当該獣畜が死に瀕するなど緊急を要する場合は 全てそのと体を一時保留し 検査実施要領に基づく検査を実施し 陽性の場合は 上記 2 と同様 食品衛生法に基づく措置を講ずること なお この場合においても 飼育者等に対して当該獣畜に係る動物用医薬品等の使用経過を明らかにした書類を提出させるよう指導するものとし 使用禁止期間を経過していないことが明らかになった場合は 家畜保健衛生所に通報し 再発防止を図るよう指導を要請すること 4 食鳥処理場についても 上記 1 ~ 3 に準じ対応すること この要領は 平成 8 年 7月 1日より施行する 7) と畜場及び食鳥処理場における食肉 食鳥肉の残留動物用医薬品等の検査実施要領 ( 平 部長通知 ) と畜場及び食鳥処理場における食肉 食鳥肉に残留する抗生物質 化学的合成品である抗菌性物質 ホルモン剤 内部寄生虫用剤 ( 以下 動物用医薬品 という ) の検査実施要領を次のように定める 1 検査機関動物用医薬品の残留検査は 食肉衛生検査所において実施する 2 検査対象 () 1 と畜場において とさつ解体される獣畜のうち 食肉衛生検査所長が必要と認めたもの () 2 食鳥処理場において とさつ解体される家禽のうち 食肉衛生検査所長が必要と認めたもの 3 検査材料獣畜及び家禽の内臓 筋肉その他検査のために必要な部位 4 検査方法及び判定 () 1 抗生物質及び化学合成品である抗菌性物質 ( 合成抗菌剤 ) の場合ア畜水産食品中の残留物質検査法第 1 集の 5 食肉中の抗菌性物質簡易検査法 ( 改定法 ) ( 昭和 58 年 3 月 24 日環乳第 9 号 ) により実施すること イアにより陽性と判定された場合 畜水産食品中の残留物質の分別推定法 ( 改定法 ) ( 平成 6 年 7 月 1 日衛乳第 107 号通知 ) により抗生物質の系統を同定すること 系統が同定できたものを陽性とする なお テトラサイクリン系抗生物質 ( オキシテトラサイクリン ) は 公定法により定量検査を実施し 基準値を越えたものを陽性とする ウ合成抗菌剤は 畜水産食品中の残留合成抗菌剤の一斉分析法( 改定法 ) ( 平成 5 年 4 月 1 日衛乳 79 号通知 ) により実施し この方法により検出されたものを陽性とする () 2 ( 1) 以外の動物用医薬品の場合ア平成 7 年 12 月 26 日厚生省告示第 218 号による動物用医薬品の試験法 ( 公定法 ) に基づき実施すること イアによる検査の結果 食品衛生法第 7 条に基づく食品 添加物等の規格基準第 1 食品 D 各条の 食肉及び鯨肉の成分規格 の項に掲げる表の基準を超えたものを陽性とする () 3 今後 基準値が設定されたものについては ( 1) ( 2) に準じ 検査するものとする この要領は 平成 8 年 7月 1日より施行する -21-

29 8) と畜場におけるSSOP 検証等実施要領 ( 平 部長通知 ) 1 目的この要領は と畜場における SSOP 検証等を実施することにより 食肉処理の施設 設備並びに取扱いについて 一層の衛生確保を図り と畜場における HACCP 方式による衛生管理 の推進に資することを目的とする 2 実施の方法 ( 1) 衛生管理体制と畜場の設置者及び管理者 ( 以下 設置者等 という ) は 当該施設の特質を考慮した施設 設備の衛生管理及び SSOP に基づく衛生的取扱いを行わせるため 衛生管理組織を明文化し 衛生管理体制を確立すること ( 2) SSOP の実施ア SSOP を遵守すること イ作業前点検を実施すること 1 衛生管理責任者及び作業衛生責任者 ( 以下 衛生管理責任者等 という ) は 作業前 SSOP の遵守を毎日点検し 不備な箇所がある場合は 改善させたうえでなければ作業を開始させてはならない 2 検査員は 作業前 SSOP の遵守及び作業前点検が適正かの確認を毎日行うこと 不備な箇所を発見した場合は 衛生管理責任者等に指示し改善させたうえで作業を開始させること ウ作業中点検を実施すること 1 衛生管理責任者等は 作業中 SSOP の遵守の点検及びモニタリングを毎日行うこと 不備な箇所がある場合 直ちに改善のうえ 作業を実施させること 2 検査員は 作業中 SSOP の遵守及び作業中点検並びにモニタリングが適正かの確認を行うこと 不備な箇所を発見した場合は 衛生管理責任者等に改善がなされるよう指導すること ( 3) SSOP の維持管理衛生管理責任者等は SSOP に基づく衛生管理の実施による食肉の汚染防止効果を定期的に評価するとともに 施設設備 機械器具等 作業方法及び責任者の変更に応じて SSOP を最も衛生管理効果のあるものに改訂し 最新のものを維持管理すること ( 4) 改善措置ア設置者等及び衛生管理責任者等が 食肉の汚染を防ぐため当該施設の SSOP の内容 実際に行われた衛生管理の方法が不適切であると判断した場合は 適切な改善措置を講じること イ検査員が 食肉の汚染を防ぐため当該施設の SSOP の内容 実際に行われた衛生管理の方法が不適切であると判断した場合は 適切な改善措置を講じるよう設置者等及び衛生管理責任者等を指導すること ウ改善措置には 以下の事項を含むこと ( ア ) 汚染の疑いがある食肉を適切かつ確実に除去し 又は廃棄する手順 ( イ ) 機械 器具等を衛生的な状態に回復するための手順 ( ウ ) 食肉の汚染等の再発防止のための SSOP の適切な改訂 ( エ ) その他必要な措置 ( 5) 記録ア点検及びモニタリングを実施した責任者は 毎日 作業前 中点検 SSOP の各手順の実施 モニタリング結果及び改善措置の実施について記録し 記録した者が氏名及び日付を記入すること イ記録は 検査員が閲覧できる状態で 1 年以上保管すること ( 6) 食肉衛生検査所による SSOP の検証ア検査員は SSOP に記載された衛生管理手順の妥当性及び効果を衛生管理部会等で検証すること イ検証は次の事項を満たしていること ( ア ) SSOP の評価 ( イ ) 毎日の SSOP の手順 モニタリング及び改善措置の実施記録の点検 ( ウ ) SSOP の手順 モニタリング及び改善措置の現場での実際の確認 -22-

30 ( エ ) 微生物学的検査による当該施設の衛生状態の評価ウ検査員は SSOP に基づいて実施される衛生管理状況及び微生物学的検査結果を記録し 衛生管理責任者等作業従事者に対する衛生指導教育に活用すること 3 実施状況の確認食肉衛生検査所長は この要領に定める実施の方法によりに応じ衛生管理指導主幹に確認を行わせるものとする SSOP 検証等が実施されているかを 必要 この要領は 平成 15 年 7 月 1 日から施行する 9) 宮崎県と畜場 食鳥処理場衛生管理査察実施要領 ( 平 課長通知 ) ( 目的 ) 第 1 この要領は と畜場及び食鳥処理場等に対する衛生管理査察を実施することで 食肉及び食鳥肉の安全性の確保の推進を図ることを目的とする ( 対象施設 ) 第 2 査察を実施する施設は 次のとおりとする ( 1) 県内と畜場 ( 2) 県内大規模食鳥処理場 ( 査察の実施 ) 第 3 査察は 衛生管理課長の命により実施する ( 査察者 ) 第 4 査察者は 次のとおりとする ( 1) 食肉衛生検査所衛生管理指導主幹 ( 2) その他衛生管理課長が指名する者 ( 査察項目 ) 第 5 査察項目は 次のとおりとする ( 1) と畜場法に基づく 一般と畜場の構造設備基準 と畜場の衛生管理 と畜業者等の講ずべき衛生措置 ( 2) と畜場における SSOP 検証等実施要領 ( 3) 食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律に基づく構造設備基準 衛生管理等の基準 () 4 宮崎県産食肉 食鳥肉の衛生及び安全規範 ( 査察方法 ) 第 6 査察の方法は 次のとおりとする () 1 施設のウォークスルー () 2 衛生管理に関する文書 記録の確認 () 3 施設責任者及び作業者に対するインタビュー () 4 HACCP プランの検証 () 5 査察結果の講評 ( 査察回数 ) 第 7 各施設毎に年一回以上とする ( 査察報告 ) 第 8 査察者は 衛生管理課長及び食肉衛生検査所長に対し 速やかに査察結果を報告する ( 改善指導 ) 第 9 食肉衛生検査所長は 必要に応じ 査察結果に基づく改善を指導する ( 改善指導報告 ) 第 10 食肉衛生検査所長は 前条に基づく指導を実施した場合 その内容を速やかに衛生管理課長に報告する ( その他 ) 第 11 その他必要な事項については 衛生管理課長が定めるものとする -23-

31 附則この要領は 平成 16 年 4 月 1 日から施行する この要領は 平成 18 年 3 月 20 日から施行する この要領は 平成 24 年 4 月 1 日から施行する この要領は 平成 28 年 3月 11 日から施行する -24-

32 12. 検査所の新規備品及び図書 1) 平成 27 年度新規備品 品 名 都城 高崎 小林 都農 日向 品 名 都城 高崎 小林 都農 日向 ホモジナイザー 対物レンズ CO2インキュベーター ロータリーエバポレーター メディカルフリーザー 薬用冷蔵ショーケース 天秤 オートクレーブ 超音波洗浄機 顕微鏡用テレビカメラ装置 超低温フリーザー 高速振とう機 冷凍機付インキュベーター コンパクトインキュベーター 微生物センサー 強力除湿器付デシケーター 病理標本整理箱 シャフトジェネレーター 2) 平成 27 年度新規図書 図書名著者発行所 都城 高崎 小林 都農 日向 備品図書はありません 13. と畜場の統廃合 昭和 35 年には 15 と畜場を開設していたが その後と畜場の統廃整備が進んだ 昭和 36 年穆佐と畜場 昭和 38 年諸塚と畜場 昭和 42 年花山と畜場 昭和 47 年西都市営と畜場 昭和 48 年日向市営 串間市営 高千穂町営の各と畜場 昭和 55 年高鍋町営と畜場 平成 10 年 3 月 31 日日南市営と畜場がそれぞれ廃止となった 一方 昭和 47 年に開設された 宮崎県畜産公社と昭和 55 年に開設された 宮崎くみあい食肉の各と畜場が昭和 56 年 8 月 1 日合併し それぞれ 宮崎くみあい食肉都農工場 宮崎くみあい食肉高崎工場となった また 昭和 62 年 丸正えびの食肉センター ( 平成 4 年 6 月 丸正フーズに改称 ) のと畜場が新設され 昭和 63 年には 都城市食肉センターが全面改築された 宮崎市食肉センターは 宮崎市の中核市移行にともない宮崎市に平成 10 年 4 月 1 日に移管され その後平成 15 年 4 月 1 日付けで廃止された 現在 県内には 8 施設がある -25-

33 14. と畜場の概要 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) と畜場名 許可年月日 と畜場番号 許可番号 所在地 管理者及び事業主体 施設の現状処理頭数 / 日 敷地面積 (m 2 ) 建物延面積 (m 2 ) 汚水処理能力 (t) 大動物 ( 頭 ) 小動物 ( 頭 ) 都城市食肉センター S 都城市平江町 36-2 TEL 0986 (22)0743 都城市都城ウェルネスミート ( 株 ) 終末処 15,37 1 9,26 6 理場へ 60 2,00 ミヤチク高崎工場 S 都城市高崎町大牟田 TEL 0986 (62)1147 ミヤチク 50, ,24 7 1, ,05 小林市食肉センター S 小林市細野 2523 TEL 0984 (22)3479 小林市サンキョーミート ( 株 ) 霧島ミート工場 13,15 6 l, 丸正フーズ S えびの市大字大河平 4633 番地 TEL 0984 (33)4129 ( 株 ) 丸正フーズ 28,23 3 1, ミヤチク都農工場 S 児湯郡都農町大字川北 TEL 0983 (25)1188 ミヤチク 92,41 8 7,16 3 1, 宮崎県簡易と畜場 ( 川南支場 ) S 児湯郡川南町大字川南 TEL 0983 (27)0168 宮崎県 ,66-10 南日本ハム S 公 -550 日向市大字財光寺 1193 TEL 0982 (54)4186 南日本ハム 76,35 7 2,29 9 2,00-1,20 0 延岡市食肉センター S 延岡市塩浜町 TEL 0982 (34)6332 延岡市宮崎ビーフセンター 2, 終末処理場へ

34 15. 大規模食鳥処理場の概要 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 検査所名 処理場名所在地 面積 (m 2 ) 敷地建物 浄化槽能力 (t/ 日 ) 1 日平均処理羽数 食鳥処理管理者数 エビス商事 都城市豊満町 TEL ー ,06 1 3,47 1 1,00 27, 都城 児湯食鳥 都城工場 都城市南横市町 1280 TEL ,83 7 5,94 2 1,00 26, 宮崎くみあいチキンフーズ 南部工場 都城市上水流町 2832 TEL ,50 5 7,28 5 1, , 高崎 児湯食鳥 高崎工場 都城市高崎町大牟田 TELO ,33 9 6,40 9 1,00 51, 小林 エビスブロイラーセンター 小林市野尻町紙屋 3098 TEL ,35 5 4, , 児湯食鳥 本社工場 児湯郡川南町大字川南 TEL , ,51 1 2,00 67, 都農 宮崎サンフーズ 児湯郡新富町大字新田 4180 TEL ,00 0 3,48 2 1, , 宮崎くみあいチキンフーズ 中部工場 児湯郡高鍋町大字持田 1835 TEL ,75 2 2, , 宮崎くみあいチキンフーズ 北部工場 日向市美々津町 TEL ,35 8 2, , 日向 日本ホワイトファーム 日向市美々津町 2277 TEL ,81 3 6,27 6 2, ,

35 16. 認定小規模食鳥処理場の概要 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 検査所名 処理場の名称 住 所 TEL 管理者数 備 考 ( 株 ) アジアパシフィックファーム 都城市大岩田町 楠見養鶏場 都城市今町 ( 有 ) 原田養鶏 都城市平塚町 佐土平養鶏場 都城市関之尾町 イ 都城 ( 有 ) 中村養鶏 都城市美川町 くろき養鶏 都城市山田町山田 施設 ( 株 ) 鶏愛 都城市山田町山田 安藤かしわ店 都城市高城町穂満坊 ( 株 ) 東洋 都城市山之口町富吉 ( 株 ) 地頭鶏ランド日南 日南市大字毛吉田 ( 資 ) 日南地頭鶏センター 日南市大字隈谷字川北乙 株式会社 地頭鶏 恵 日南市大字塚田乙 ( 株 ) みやざき地頭鶏綾ファーム 綾町大字南俣陣ノ尾 休止中 肥田木地鳥店 都城市高崎町前田 休止中 かねまる地頭鶏農場 都城市高崎町縄瀬 東久保養鶏食品 都城市高崎町前田野平 高崎 川畑養鶏 都城市高崎町縄瀬 休止中 株式会社 地鳥屋 とりこ 都城市高崎町縄瀬 施設 椎原養鶏場 都城市高崎町縄瀬 高崎コッコー村 都城市高崎町江平 休止中 中野養鶏 都城市高崎町前田 押川食鳥 小林市真方 ( 有 ) 東康夫養鶏場 えびの市大字坂元 えびの地頭鶏 小林市北西方 えびの赤どり えびの市大字原田 飛来幸地どりファーム 小林市南西方 小林 おく松さんちの地どり えびの市大字大河内 鶴田農場 小林市北西方 施設宮浦養鶏 えびの市大字西長江浦 森山食鳥 高原町大字広原 休止中 橋口養鶏場 高原町大字後川内 今村養鶏場 小林市野尻町東麓 休止中 ( 有 ) 海老原養鶏場 高原町大字広原 出水ヨウケイ えびの市大字末永 黒木食鳥 川南町大字川南 コッコ愛卵土 木城町大字中之又 休止中 都農 吉野農場 西都市大字三宅 黒岩牧場 高鍋町大字持田 施設 甲斐養鶏処理場 西都市大字加勢字松原 ( 有 ) 美国フーズ 川南町大字平田 ( 有 ) オー エヌフーズ 西都市南方下原 休止中 ( 株 ) 地頭鶏ランド西都加工センター 西都市調殿中島 ( 有 ) 肉のさとう 延岡市塩浜町 地蔵の里 一軒家 美郷町北郷区宇納間 延岡食鳥株式会社 延岡市貝の畑町 日向 JA 日向みやざき地頭鶏処理場 美郷町西郷区田代 矢野養鶏場 延岡市舞野町 施設 古本養鶏場 日向市大字財光寺 和田鶏肉処理場 門川町大字庵川西 藤岡養鶏場 延岡市北川町川内名 宮崎ひむか地鶏有限会社 食品工場 日向市美々津町腰越 合 計 51 施設 宮崎市は中核都市のため 宮崎県とは別に認定小規模処理場を所管している -28-

36 17. 参考 1) と畜場別使用料 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 畜種とく こま牛 馬と畜場名時間 12ケ月未満 1ケ月未満 都城市食肉センター ミヤチク高崎工場 小林市食肉センタ - 丸正フーズ ミヤチク都農工場 南日本ハム 延岡市食肉センター 内外 内外 内外 内外 内外 内外 内外 2,70 2,918 5,340 8,010 3,670 4,613 ( 牛 )5,40 ( 馬 )3,240 ( 牛 )8,10 ( 馬 )3,780 5,79 8, ) と畜場別解体料 ( 平成 28 年 4 月 1 日現在 ) 486 1,080 1,040 1,560 1, 200 1,271 1,080 1, ,251 1,020 1, ,080 1,040 1,560 1, 200 1,271 1,080 1, ,251 1,020 1, 豚 ( 普 ) 486 ( 大 )1,036 ( 普 )1,080 ( 大 )1,252 1,040 1,560 ( 普 ) 678 ( 大 種 )1, 200 ( 普 )1, 200 ( 大 種 )1, , ,251 1,143 1, 緬山 羊羊 ,040 1, , 畜種とく こま牛 馬と畜場名時間 12ケ月未満 1ケ月未満 都城市食肉センター ミヤチク高崎工場 小林市食肉センター 丸正フーズ ミヤチク都農工場 南日本ハム 延岡市食肉センター 内外 内外 内外 内外 内外 内外 内外 4,860 4,968 5,860 8,790 4,860 4,968 ( 牛 )5,40 ( 馬 )3,240 ( 牛 )8, 010 ( 馬 )4, 410 6,386 9, ,320 7,560 4,536 4,590 1,160 1,740 4,536 4,590 1,080 1,350 1,318 1, ,404 2,106 4,320 4,374 1,160 1,740 4,320 4,374 1,080 1,350 1,318 1, ,404 2,106 豚 ( 普 )1,015 ( 大 )1,07 ( 種 )2,31 ( 普 )1,771 ( 大 )2,419 ( 種 )3,49 1,160 1,740 ( 普 )1, 501 ( 大 )1,447 ( 種 )2,31 ( 普 )1,771 ( 大 )2,419 ( 種 )3,49 1,112 1,393 1,318 1,978 ( 普 )1,143 ( 大 )1,40 ( 普 )1,432 ( 大 )1,750 1,404 2,106 緬山 羊羊 1,339 1,339 1,160 1,740 1,339 1, ,318 1, ,

37 第 Ⅱ 章 と畜検査 -30-

38 第 Ⅱ 章 と畜検査 1. と畜検査の概要 1) 検査体制昭和 49 年に食肉衛生検査所が設置されて 42 年が経過した その間 検査環境の変化に対応した種々の対策を講じながら 安全で衛生的な食肉の安定供給に努めている 平成 7 年度からは と畜検査電算システム を導入し タッチパネル方式による現場での検査結果の入力を行っている また と畜検査の補助的業務として プレゼンター を高崎 都農 日向の 3 食肉衛生検査所に配置し と畜検査の集計業務及び現場検査の効率化を行い 精密検査体制の充実強化を図っている なお 平成 10 年度からは宮崎市の中核市移行に伴い 県からの出向による検査体制の維持が図られていたが 宮崎市食肉センターは平成 15 年 4 月 1 日付けで廃止され と畜検査員の同市への出向体制は終了した 2) と畜検査頭数平成 27 年度の検査頭数は 総計 1,027,128 頭 畜種別に昨年度と比較すると 牛 50,588 頭で対前年度比 3.3% の減 豚 976,471 頭で対前年度比 0.6% の増 とく 44 頭 馬 25 頭であった 口蹄疫発生前の平成 21 年度と比較すると牛は 14.3% の減 豚は 8.7% の減で 徐々に口蹄疫発生前の頭数に戻りつつあったが 平成 25 年度以降 減少傾向にある 3) 検査結果に基づく措置と殺 解体禁止措置を執った獣畜は豚 1 頭 全部廃棄処分した獣畜は 1,717 頭で 検査頭数の約 0.17% であった 畜種別では 牛 453 頭 (0.90%) 豚 1,261 頭 (0.13%) とく 4 頭 (9.1%) であった 原因別では 牛は水腫 146 頭 白血病 82 頭 敗血症 72 頭 炎症 66 頭 尿毒症 51 頭の順で 豚は敗血症 546 頭 膿毒症 480 頭 炎症 81 頭 豚丹毒 62 頭 水腫 37 頭の順であった 4) 精密検査精密検査件数は 一般畜 1,301 頭 病畜 644 頭の計 1,945 頭 検査頭数の 0.19% であった 試験研究上の検査件数は 細菌検査 5,222 件 病理検査 175 件 理化学検査 8,461 件で 計 13,858 件であった 残留抗生物質等検査件数は 一般畜 5,783 頭 病畜 2,173 頭の計 7,956 頭で 全て陰性であった 5) その他電算化によると畜検査結果のフィードバック 関係機関との連携による残留抗生物質等の対策業務の導入 さらには検査精度の強化など 関係事業の強化に努めている -31-

39 2. と畜検査 1) 検査頭数 検査所 と畜場 畜種 計 牛 と 12 ヶ月未満 く 1 ヶ月未満 馬 こま 豚 緬羊 山羊 総 計 1,027, , ,47 1 都城高崎小林都農日向 都城市食肉センター ミヤチク高崎工場 小林市食肉センター 丸正フーズ ミヤチク都農工場 川南支場 南日本ハム 延岡市食肉センター 279,53 0 2, , , , , ,24 4 3, , ,91 7 8, , , , , , ,06 8 9,05 9 9, ) 手数料収入 ( 単位 円 ) 検査所 と畜場 畜種 計 牛 とく 1 12 ヶ月未満 1 ヶ月未満 馬こま 2 豚 緬羊 山羊 総 計 394,873, ,543, , , ,294,24 0 都城高崎小林都農日向 都城市食肉センター ミヤチク高崎工場 小林市食肉センター 丸正フーズ ミヤチク都農工場 川南支場 南日本ハム 延岡市食肉センター 104,183,69 0 2,086,88 0 1, , ,076, ,928, ,963, ,964, ,411,95 0 3,055,20 0 1, ,354, ,484,57 0 6,326,24 0 9,88 0 6,148, ,418,28 0 9,980, ,437, ,311, ,311,32 0 7,135,42 0 7,131,68 0 2, 使用料及び手数料条例では 12ヶ月未満の牛となっています 2 使用料及び手数料条例では 12ヶ月未満の馬となっています -32-

40 3) 病畜検査頭数 畜種 と く 計牛馬こま 豚 山羊 検査所 と畜場 時間 12 ヶ月未満 1 ヶ月未満 内 2,31 4 1, 総 計 外 計 2,54 3 1, 都城 都 城 食肉セン 内 1, 外 市 計 1, 高崎 小林 ミヤチク小林ター 市 丸正フーズ 高崎工場 食肉セン 内 外 計 内 外 計 内 外計 都農 日向 ミヤチク 延 岡 市 南日本ハム 都農工場食肉センターター-33- 内 外 計 内外計内 外計

41 4) 時間外検査頭数 畜 種 計牛とく馬 豚 検査所 総 と畜場 計 病畜 健康畜年末 15, ,07 7 健康畜年末以外 40,80 0 1, ,30 0 小計 56,69 4 2, ,40 9 都城 都 城 市 食肉センター 病畜 健康畜年末 3, ,48 5 健康畜年末以外 13, ,18 9 小計 16, ,69 8 高崎小林都農日向 ミヤチク 高崎工場 小林市丸正フーズ ミヤチク南日本ハム 延岡市 食肉センター 都農工場食肉セン 病畜 健康畜年末 3, ,74 5 健康畜年末以外 8, ,93 6 小計 12, ,68 6 病畜 健康畜年末 2,45 7 2,45 7 健康畜年末以外 8, ,99 7 小計 10, ,45 5 病 畜 健康畜年末 健康畜年末以外 小 計 病畜 健康畜年末 3, ,49 7 健康畜年末以外 7, ,47 1 小計 11, ,97 0 病 畜 健康畜年末 1,89 3 1,89 3 健康畜年末以外 2,70 2,70 小計 4,60 0 4,60 0 病 畜 健康畜年末 健康畜年末以外 小計 * 年末とは 12 月の 1 ヶ月間 -34-

42 3. 検査に基づく処分 宮崎県全体 畜種 と畜場内と殺頭数 処分実頭数 炭豚疸丹毒 細 菌 病 ウイルス リケッチア サルモネラ病 結核病 ブルセラ病 破傷風 放線菌病 その他 豚コレラ その他 疾病別頭数 病原虫病 寄生虫病 その他の疾病 その他 のう虫病 ジストマ病 その他 膿毒症 敗血症 尿毒症 黄疸 水腫 腫瘍 中毒諸症 トキソプラズマ病 よ炎る症汚又染は炎症産物に 変性又は萎縮 その他 計 禁止 牛 50,58 8 全部廃棄 一部廃棄 30, ,55 8 5,17 7 2,58 36,44 7 禁止 とく 44 全部廃棄 一部廃棄 禁止 馬 25 全部廃棄 一部廃棄 禁止 こま 全部廃棄 一部廃棄 禁止 豚 976,47 1 全部廃棄 1, ,26 0 一部廃棄 589, , ,44 7 1, ,36 5 禁止 めん羊 全部廃棄 一部廃棄 禁止 山羊 全部廃棄 一部廃棄 -35-

43 4. 精密検査 1) 精密検査件数 [ 総数 ] 区分 供試頭数 検査内容 項目 計 一般畜 病畜 細菌検査 病理検査 理化学検査 計 1,94 5 (591 ) 1,30 1 (151 ) 64 (440 )1,267(96) 291 (173 ) 387 (322 ) 豚丹毒 関節炎 その他 敗血症 642 (80) 55 (20) 87 (60) 642 (80) 尿毒症 78 (74) 27 (26) 51 (48) 78 (74) 全 トキソフ ラス マ症 黄疸 51 (27) 35 (11) 16 (16) 51 (27) 腫瘍 29 (12) 21 (4) 8 (8) 29 (12) 県 放線菌症 白血病 82 (82) 22 (22) 60 (60) 82 (82) 膿毒症 496 (16) 326 (3) 170 (13) 496 (16) 結核 変性 炎症 160 (79) 82 (11) 78 (68) 160 (79) 水腫 258 (221 ) 88 (54) 170 (167 ) 258 (221 ) ( 内は牛 とく 馬の再掲 ) 2) 試験研究上の検査件数 [ 総数 ] 供試件数 検査内容 計 細菌検査 病理検査 理化学検査 13,85 8 5, ,46 1 3) 抗生物質等検査件数 [ 総数 ] 畜種 事項計牛とく馬豚 実頭数 7,95 6 4,43 8 供試頭数 27 8 内 訳 一般畜病畜 5,78 3 2, ,17 3 1, 陽 抗生物質等残留 性 一般畜病畜 陰 性 7,95 6 4,43 8 3,48 3 2, ,

44 5. と畜場の稼働状況 ( 川南支場省略 ) 区 分 と畜場 セ高城ミン崎市ヤター工食チ場肉ク 小セ丸林ン正市ターター都食フー肉ズ 都ミ農ヤ工チ場ク 南日本ハム 延セ岡ン市食肉 一般畜開場日数 平 日 土 曜 日 日 休 祭日 計 換算頭数 284, , , , , , ,16 1 処理頭数 換算日数 日の処理頭数 * 時間外病畜切迫畜を除く換算頭数 小動物 ( 大動物 3) 病畜搬入日数 平 日 土 曜 日 日 休 祭日 計 時間外病畜搬入日数 平 日 土 曜 日 日 休 祭日 計

45 6. 検査所の行事 行 事 開催月日 開催地 関係検査所都城高崎小林都農日向 会 議 食肉衛生検査所長会議 年 3 回 宮崎市等 食肉衛生検査所副所長会議 年 3 回 宮崎市 衛生管理指導主幹会議 年 11 回 宮崎市等 微生物分科会 年 4 回 宮崎市 病理分科会 年 5 回 宮崎市 理化学分科会 年 4 回 宮崎市 フィードバック分科会 年 4 回 宮崎市 食肉衛生検査所協議会理事会 年 3 回 宮崎市 対米等輸出食肉に関する担当者会議及び研修会 4.24 東京都 平成 27 年度県央地域オーエスキー病防疫対策連絡協議会 6.30 宮崎市 業務管理 (GLP) に係る検査部門責任者会議及び検査区分責任者会議 7.8 宮崎市 米国農務省食品安全検査局査察対策会議 9.2 宮崎市 西北諸地域豚病対策連絡協議会 総会及び研修会 9.30 都城市 米国農務省食品安全検査局による査察結果総括会議 宮崎市 対米等牛肉輸出に係る関係県会議及び施設視察研修 ~20 熊本県 宮崎県食肉衛生推進対策会議 2.10 宮崎市 と畜場衛生指導マニュアル作成委員会 2.16 宮崎市 宮崎県獣医師会畜産 家畜衛生部会と公衆衛生部会の合同部会 2.23 宮崎市 業務概要担当者会議 3.14 宮崎市 対米等食肉輸出に関する担当者会議及び研修会 3.25 東京都 総会 大会宮崎県食肉衛生検査所協議会定期総会 5.9 宮崎市 宮崎県獣医師会定期総会 6.24 宮崎市 全国食肉衛生検査所長会議 全国食肉衛生検査所協議会全国大会 7/22 ~23 岡山県 第 44 回九州地区食肉衛生検査所協議会宮崎県大会 ~23 宮崎市 研修会 ( 研究発表会 ) 全国食肉衛生検査所協議会病理部会 総会及び研修会 5.14 ~15 神奈川県 と畜 食鳥肉検査員初任者研修会 6.3 宮崎市 食肉衛生検査研修 6.8~7.3 埼玉県 厚生労働科学研究 下痢症ウイルスの分子疫学と感染制御に関する研究 6.18 東京都 公衆衛生業務研究発表会 7.1 宮崎市 レンサ球菌研究会 7.3 宮崎市 牛臨床寄生虫研究会 九州沖縄産業動物臨床研究会 合同研究集会 7.11 ~12 大分県 食品衛生検査施設の業務管理 (GLP) に係る検査担当者研修会 7.28 宮崎市 衛生環境研究所 残留動物用医薬品検査実務研修 7.29 ~31 宮崎市 第 17 回宮崎県豚病研究会 8.7 宮崎市 FSIS 関連サルモネラ研修 8.27 ~28 宮崎市 公衆衛生獣医師協議会研修会 8.29 宮崎市 衛生環境研究所 細菌検査応用技術研修 9.14 ~18 宮崎市 FSIS による食肉食鳥肉検査に関する海外政府職員のための研修 9.14 ~25 ワシントン C D 宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター検疫 診断コースワーク (LAMP 研修 ) 9.26 宮崎市 全国食肉衛生検査所協議会理化学部会 総会及び研修会 10.2 茨城県 畜産食品の残留有害物質の分析研修 10.7 ~9 兵庫県 九州地区獣医師大会 獣医学術九州地区学会 熊本県 対 EU 輸出食肉取扱施設における業務研修 ~20 岐阜県 九州地区食肉衛生検査所所長会及び研究部会並びに研修会 ~23 宮崎市 日本医師会 日本獣医師会による連携シンポジウム 11.6 東京都 全国食肉衛生検査所協議会病理部会研修会 ~20 神奈川県 全国食肉衛生検査所協議会微生物部会総会及び研修会 神奈川県 食肉衛生検査技術研修会及び食肉衛生発表会 1.18 ~19 東京都 関連と畜場における検査業務と対米輸出関連業務の研修 1.28 ~29 鹿児島県 平成 27 年度長崎県食肉衛生技術研修会並びに衛生発表会 1.30 長崎県 総合衛生管理製造過程に係わる助言等を行う食品衛生監視員の養成講習会および対米及び対 EU 指名食品衛生検査員研修 総合衛生管理製造過程に係わる助言等を行う食品衛生監視員の養成講習会および対米及び対 EU 指名食品衛生検査員研修 2.3~2.5 鹿児島県 2.8~2.10 長崎県 食肉衛生検査所協議会 食品衛生監視員協議会合同研修会 2.6 宮崎市 日本獣医師会 3 学会 年次大会 2.26 ~28 秋田県 食中毒疫学研修 3.2~4 岡山県 -38-

46 行 事 開催月日 開催地 関係検査所都城高崎小林都農日向 査察九州厚生局査察 年 12 回 対米牛肉輸出に係る査察 10.1 ミヤチク高崎工場 対米牛肉輸出に係る査察 10.2 ミヤチク都農工場 ブラジル向け牛肉輸出に係る現地調査 ミヤチク都農工場 ブラジル向け牛肉輸出に係る現地調査 ミヤチク高崎工場 就職説明会等獣医系大学就職説明会 ( 鹿児島大学 ) 4.23 鹿児島県 獣医系大学就職説明会 ( 麻布大学 ) 4.27 神奈川県 獣医系大学就職説明会 ( 北海道大学 ) 5.12 北海道 獣医系大学就職説明会 ( 酪農学園大学 ) 5.13 北海道 獣医系大学就職説明会 ( 岩手大学 ) 5.14 岩手県 獣医系大学就職説明会 ( 北里大学 ) 5.15 青森県 日本大学自治体等職員採用説明会 5.18 神奈川県 宮崎大学意見交換会 8.7 宮崎市 インターンシップなど受入れ 随時受入受入数 岩手大学 3 名 都城市 日本大学 1 名 都城市 日本獣医生命科学大学 2 名 都城市 北海道大学 1 名 都城市 鹿児島大学 1 名 都城市 酪農学園大学 1 名 都城市 宮崎大学獣医系学生公衆衛生実習 28 名 都城市 宮崎大学医学部公衆衛生実習 7 名 都城市 ミラノ大学 2 名 都城市 農場管理獣医師研修会 18 名 都城市 畜産関係新規採用職員研修 9 名 都城市 宮崎県立都城西高等学校フロンティア科校外探求講座 10 名 都城市 山梨県 1 名 都農町 大分県 8 名 都農町 宮崎市 3 名 都農町 鹿児島県 2 名 都城市 ロシア公務員養成研修 13 名 都農町 7. と畜場関係の講習会等 検査所名 名 称 開催月日 対 象 人 数 内 容 都城 衛生講習 7.25 ジャパンミート ( 株 ) 従業員 40 一般衛生管理等について 衛生講習 5.1 ミヤチク高崎工場従業員 21 手洗いの講習 5.7 ミヤチク高崎工場従業員 6HACCP システムの概要について 5.11 ~6.18 ミヤチク高崎工場従業員 延 59 HACCP に関する基礎的勉強会 ( 計 7 回 ) 7.25 ミヤチク高崎工場従業員 一般生菌と大腸菌について 120 食肉処理施設従業員の基礎知識 高崎 8.11 ~9.26 ミヤチク高崎工場従業員 延 84FSIS 査察事前勉強会 ( 計 15 回 ) ~25 ミヤチク高崎工場従業員 11 ミヤチク内蔵処理班衛生講習 3.5 ミヤチク高崎工場従業員 食肉工場における衛生管理の徹底 10 牛枝肉付着物の細菌学的汚染状況調査 ミヤチク本社営業および高崎営業所宮崎県産食肉の衛生確保に関する取り組み 職員とHACCP による衛生管理 7.31 丸正フーズ従業員 46 HACCPに基づく衛生管理について 小林 3.3 丸正フーズ従業員 16 HACCPに基づく衛生管理について 5.25,2 8 小林市食肉センター従業員 50 手指洗浄について 3.24 小林市食肉センター従業員 9HACCPに基づく衛生管理について 都農 8.8 ミヤチク都農工場全体 10 衛生管理講習 日向 2.24 南日本ハム 7HACCPについて 3.9 宮崎ビーフセンター従業員 25HACCPについて -39-

47 8. と畜場の衛生指導 検査所名 名 称 実施頻度 対 象 内 容 都城 衛生管理 年 12 回 都城市食肉センター衛生管理部会 ( 牛 ) 畜産食品衛生確保の推進 衛生管理 年 12 回 都城市食肉センター衛生管理部会 ( 豚 ) 畜産食品衛生確保の推進 場内監視 毎日 都城市食肉センター 作業前 作業中点検 高崎 衛生管理 年 13 回 ( 株 ) ミヤチク高崎工場衛生管理部会 ( 牛畜産食品衛生確保の推進 衛生管理 年 12 回 ( 株 ) ミヤチク高崎工場衛生管理部会 ( 豚畜産食品衛生確保の推進 場内監視 毎日 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 作業前 作業中点検 小林 衛生管理 年 8 回 小林市食肉センター衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 年 12 回 ( 株 ) 丸正フーズ衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 場内監視 毎日 小林市食肉センター 作業前 作業中点検 毎日 ( 株 ) 丸正フーズ 作業前 作業中点検 都農 衛生管理 年 12 回 ( 株 ) ミヤチク都農工場衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 場内監視 毎日 ( 株 ) ミヤチク都農工場 作業前 作業中点検 日向 衛生管理 年 11 回 延岡市食肉センター衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 年 10 回 南日本ハム ( 株 ) 衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 場内監視 毎日 延岡市食肉センター 作業前 作業中点検 南日本ハム ( 株 ) 作業前 作業中点検 9. 生産者フィードバック 検査所名実施頻度対象人数内容 都高小都日 城 崎 林 農 向 毎日 主要生産者 26~35 と畜検査成績 毎月 ( 株 ) 林兼産業 242 キリシマドリームファーム ( 株 ) 2 ウェルネスミート 18 ( 株 ) ジャパンミート 58 ( 株 ) 肉のながやま 45 毎月 JAはまゆう豚生産者 2 と畜検査成績 JA 都城豚生産者 21 JA 宮崎中央豚生産者 6 宮崎経済連 41 ( 株 ) はざま傘下養豚場 20 肉用牛生産者 124 と畜検査成績及び体表汚染状況調査結果 毎日, 毎月サンキョーミート ( 株 ) 霧島ミート工場 1 と畜検査成績 毎日 ( 株 ) 丸正フーズ 1 随時 牛生産者 1 豚生産者 1 毎日 ( 株 ) ミヤチク都農工場 1 と畜検査成績 毎月 主要豚生産者 56 毎日 南日本ハム ( 株 ) 1 と畜検査成績 毎日 延岡市食肉センター 1 と畜検査成績 ( 生データ ) 毎月 南日本ハム ( 株 ) 生産者 91 と畜検査成績 -40-

48 10. 年度別の推移 1) 検査頭数の推移 畜種 年度 総計 1,073,46 0 1,052,80 0 1,071,29 4 1,128, , ,78 2 1,083,53 6 1,078,47 4 1,023,05 5 1,027,12 8 牛 58, , , , , , , , , ,58 8 とく 馬 豚 1,014, ,19 3 1,011,28 4 1,069, , ,82 5 1,028,85 2 1,025, , ,47 1 緬山羊 4 1 馬はこまを含む 検査頭数の推移 ( 牛 ) ( 千頭 ) ( 年度 ) 検査頭数の推移 ( 豚 ) 1,200 ( 千頭 ) 1, ( 年度 ) -41-

49 2) と畜場別検査頭数の推移 検査所 と畜場 年度 畜種 計 254, , , , , , , , , ,53 0 都城食検 都城市食肉センター 牛 8,69 2 7,39 8 6,60 4 5,87 0 5,24 9 4,86 0 4,96 6 4,35 3,01 9 2,63 0 とく 馬 こま 1 豚 245, , , , , , , , , ,87 1 緬山羊 高崎食検 ミヤチク高崎 計 228, , , , , , , , , ,22 3 牛 14, , , , , , , , , ,77 7 とく 馬 こま 豚 213, , , , , , , , , ,44 5 緬山羊 小林食検 小林市食肉センター 丸正フーズ 計 178, , , , , , , , , ,24 4 牛 2,15 9 3,48 0 3,35 4 2,42 3,03 9 2,74 4 2,26 8 2,49 8 2,70 5 3,99 1 とく 馬 こま 豚 176, , , , , , , , , ,24 8 緬山羊 計 26, , , , , , , , , ,91 7 牛 9,41 7 9,41 1 9,56 9 9,68 4 9,60 5 8,95 5 9,27 5 9,19 9,08 8,32 4 とく 馬 こま 豚 17, , , , , , , , , ,56 7 緬山羊 4 計 206, , , , , , , , , ,08 7 都農食検 ミヤチク都農 牛 13, , , ,99 8 7, , , , , ,81 6 とく 馬 こま 豚 193, , , , , , , , , ,27 0 緬山羊 川南支場 計 豚 -42-

50 検査所 と畜場 年度 畜種 日 向 食 検 南ハ日ム本 延岡市食肉セン 計 169, , , , , , , , , ,06 8 豚 169, , , , , , , , , ,06 8 計 10,00 0 9,92 0 9,79 8 9, ,13 6 9,61 3 9,01 7 9,57 2 9,61 8 9,05 9 牛 9,97 2 9,89 9,77 0 9, ,10 5 9,59 7 8,99 5 9,56 2 9,61 0 9,05 とく 馬 こま 豚 緬山羊 1 ター0 と畜場別検査頭数の推移 ( 千頭 ) 都城 高崎 小林 20 丸正 都農 川南 10 日ハム 延岡 ( 年度 ) -43-

51 3) 病畜検査頭数の推移 検査所 と畜場 年度 畜種 計 3,52 4 3,83 7 3,77 9 3,64 4 2,97 5 2,84 0 2,55 3 2,34 2 2,47 5 2,54 3 牛 1,99 7 2,39 9 2,49 3 2,37 0 1,77 9 1,64 0 1,52 0 1,43 6 1,58 8 1,70 3 豚 1,45 2 1,39 1 1,23 6 1,21 7 1,06 3 1, 都都計 1,98 1,86 3 1,72 4 1,72 6 1,66 9 1,73 3 1,62 9 1,54 2 1,57 1,47 9 牛 城城豚 1,15 6 1, , 高高計 牛 崎崎豚 小 林 小計 牛 林豚 丸計 牛 正豚 都都計 牛 農農豚 日 向 総 計 日計 ハ牛 ム豚 延計 岡豚 牛 病畜検査頭数の推移 計はとく 馬 めん 山羊を含む ( 頭 ) 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1, 牛豚その他 ( 年度 ) -44-

52 4) 時間内病畜頭数の推移 検査所 と畜場 年度 畜種 都 城 高 崎 小 林 都 農 日 向 総 計 都 城 高 崎 小 林 丸 正 都 農 日ハム 延 岡 計 3,27 8 3,57 0 3,54 7 3,34 2 2,80 2,63 7 2,36 5 2,16 3 2,27 1 2,31 4 牛 1,81 1 2,18 0 2,30 9 2,12 7 1,64 1,48 5 1,37 1,28 6 1,41 3 1,50 6 豚 1,39 6 1,34 5 1,18 9 1,16 3 1,03 1 1, 計 1,89 1 1,77 3 1,65 1 1,61 4 1,59 9 1,61 7 1,53 3 1,46 8 1,49 7 1,38 6 牛 豚 1,131 1, 計 牛 豚 計 牛 豚 計 牛 豚 計 牛 豚 計 牛 豚 計 牛 豚 計はとく 馬 めん 山羊を含む 時間内病畜検査頭数の推移 ( 頭 ) 5,000 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 牛 豚 その他 1,500 1, ( 年度 ) -45-

53 5) 時間外病畜頭数の推移 年度 検査所 と畜場 畜種 都 城 高 崎 小 林 都 農 日 向 総計 都 城 高 崎 小 林 丸 正 都 農 日ハム 延 岡 計 牛 豚 計 牛 豚 計 牛 豚 計 牛 豚 計 2 1 牛 2 1 豚計 牛 豚 計 2 1 牛豚 2 1 計 牛 豚 時間外病畜検査頭数の推移 計はとく 馬 めん 山羊を含む ( 頭 ) 牛豚その他 ( 年度 ) -46-

54 6) 時間外健康畜検査頭数の推移 検査所 都 城 高 崎 小 林 都 農 日 向 総 計 と畜場 都 城 高 崎 小 林 丸 正 都 農 日ハム 延 岡 年度 畜種 計 44, , , , , , , , , ,46 5 牛 2,44 2,51 1 2,79 3 2,58 3,06 4 1,79 3 1,85 7 1,98 4 2,05 1 2,08 8 豚 42, , , , , , , , , ,37 7 計 10, , , , , , , , , ,72 8 牛 豚 10, , , , , , , , , ,67 4 計 9, , , , , , , , , ,60 0 牛 1, , 豚 8,848 10, , , ,18 5 9, , , , ,68 1 計 2,96 1 2,39 6 3,81 0 6,19 5,44 8 4,91 3 8, ,24 7 9, ,47 5 牛 豚 2,93 5 2,39 2 3,81 0 6,18 9 5,42 7 4,91 3 8, ,24 7 9, ,45 4 計 牛 豚 計 11, , , ,55 8 2,75 6 7,98 4 9,32 9 9,10 9 8, ,49 8 牛 豚 10, , , ,89 5 2,49 7 7,60 7 8,91 4 8,64 8 8, ,96 8 計 9,76 1 9,72 0 9,10 3 9,939 4, , ,86 0 7,50 2 5,72 6 4,60 0 牛 豚 9,76 1 9,72 0 9,10 3 9,939 4, , ,86 0 7,50 2 5,72 6 4,60 0 計 牛 豚 計はとく 馬 めん 山羊を含む 時間外健康畜検査頭数の推移 ( 頭 ) 80,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10, 豚牛 ( 年度 ) -47-

55 7) 全部廃棄処分の推移 項目 計 豚丹毒 トラキズソマプ病 膿毒症 敗血症 尿毒症 黄 疸 水 腫 腫 瘍 白血病 炎 症 変 性 サルモネラ 病 年度 畜種 牛 とく 馬 豚 1,15 7 1,13 6 1,10 2 1, ,101 1,27 5 1,10 9 1,26 0 豚 牛とく馬豚牛 とく 馬 豚 牛 とく 馬 豚 牛 とく 馬 豚 牛 とく 馬 豚 牛 とく 馬 豚 牛 とく 馬 豚 牛 とく 馬豚 牛 とく 馬豚 牛 1 1 とく馬豚 牛とく 馬豚 3-48-

56 全部廃棄処分の推移 ( 牛 ) ( 頭 ) その他腫瘍水腫黄疸尿毒症敗血症 ( 年度 ) 全部廃棄処分の推移 ( 豚 ) ( 頭 ) 1,40 1,20 1, その他腫瘍黄疸膿毒症敗血症豚丹毒 ( 年度 ) -49-

57 第 Ⅲ 章 と畜検査統計 -50-

58 1. 検査頭数 1) 月別検査頭数 第 Ⅲ 章 と畜検査統計 月畜種 統 計 平 平成 計 1,027, , , , , , , , , , , , ,78 1 牛 50,58 8 4,17 7 4,13 7 4,18 4,30 4,18 6 4,04 5 4,32 8 5,06 7 4,93 7 3,62 8 3,82 9 3,77 0 とく 馬 こま 豚 976, , , , , , , , , , , , ,00 7 緬羊 山羊 月別検査頭数 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 とちく場別月別検査頭数 ( 万 ) 3 都城 2 高崎 小林 丸正 1 都農 川南 延岡 日ハム 0 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 -51-

59 2) と畜場別月別検査頭数 と 月 平 27 平 28 畜 総計 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 場畜種 県計都城市食肉センター ミヤチク高崎工場小林市食肉センター 丸正フーズ ミヤチク都農工場川南支場南日本ハム 延岡市食肉センター計 1,027, , , , , , , , , , , , ,78 1 牛 50,58 8 4,17 7 4,13 7 4,18 4,30 4,18 6 4,04 5 4,32 8 5,06 7 4,93 7 3,62 8 3,82 9 3,77 0 とく 馬 こま 豚 976, , , , , , , , , , , , ,00 7 緬羊 山羊 計 279, , , , , , , , , , , , ,26 6 牛 2, とく 馬 こま 豚 276, , , , , , , , , , , , ,06 4 緬羊 山羊 計 209, , , , , , , , , , , , ,06 5 牛 13,77 7 1,14 0 1,09 3 1,11 7 1,14 6 1,151 1,07 1,26 6 1,45 8 1, , とく 1 1 馬こま 豚 195, , , , , , , , , , , , ,10 6 緬羊 山羊 計 187, , , , , , , , , , , , ,37 4 牛 3, とく 馬こま 豚 183, , , , , , , , , , , , ,06 9 緬羊 山羊 計 25,91 7 2,24 8 1,98 2,18 3 1,92 8 2,08 2,32 2 2,17 9 2,17 6 2,36 5 2,01 5 2,24 5 2,18 7 牛 8, とく 馬こま 豚 17,56 7 1,56 4 1,31 7 1,48 9 1,23 3 1,26 7 1,63 1 1,47 2 1,53 1 1,59 4 1,35 1,62 4 1,49 2 緬羊山羊 計 184, , , , , , , , , , , , ,80 7 牛 12,81 6 1,10 9 1,04 4 1,06 3 1,05 8 1, ,04 4 1,39 4 1, とく 1 1 馬こま 豚 171, , , , , , , , , , , , ,82 7 緬羊 山羊 計牛とく馬こま豚緬羊山羊 計 132, , , , , , , , , , , , ,44 9 牛とく馬こま豚 132, , , , , , , , , , , , ,44 9 緬羊山羊 計 9, 牛 9, とく 馬 1 1 こま豚 2 2 緬羊山羊 -52-

60 3) と畜場別月別病畜検査頭数 と月平 27 平 28 畜総計 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月場畜種 県計都城市食肉センター ミヤチク高崎工場小林市食肉センター 丸正フーズ ミヤチク都農工場川南支場南日本ハム 延岡市食肉センター計 2, 牛 1, とく 馬 1 1 こま豚 緬羊山羊 計 1, 牛 とく 馬 1 1 こま豚 緬羊山羊 計 牛 とく馬こま豚 緬羊山羊 計 牛 とく 馬こま豚 緬羊山羊 計 牛 とく 馬こま豚緬羊山羊 計 牛 とく 1 1 馬こま豚 緬羊山羊 計牛とく馬こま豚緬羊山羊 計牛とく馬こま豚緬羊山羊 計 牛 とく 馬こま豚緬羊山羊 -53-

61 4) と畜場別月別時間外病畜検査頭数 と月平 27 平 28 畜総計 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月場畜種 県計都城市食肉センター ミヤチク高崎工場小林市食肉センター 丸正フーズ ミヤチク都農工場川南支場南日本ハム 延岡市食肉センター計 牛 とく馬こま豚 緬羊山羊 計 牛 とく馬こま豚 緬羊山羊 計 牛 とく馬こま豚 緬羊山羊 計 牛 とく馬こま豚 1 1 緬羊山羊 計牛とく馬こま豚緬羊山羊 計 牛 とく馬こま豚 緬羊山羊 計牛とく馬こま豚緬羊山羊 計牛とく馬こま豚緬羊山羊 計牛とく馬こま豚緬羊山羊 -54-

62 2. 検査に基づく処分 1) と畜場別処分状況都城市食肉センター炭疽豚丹毒サルモネラ病結核病ブルセラ病破傷風放線菌病その他豚コレラその他トキソプラズマ病その他のう虫病ジストマ病その他膿毒症敗血症尿毒症黄疸水腫腫瘍中毒諸症炎症又は炎症産物による汚染変性又は萎縮その他禁止全部廃棄 一部廃棄 1, , ,519 禁止全部廃棄 一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄 一部廃棄 184, ,365 2, ,582 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄 ( 株 ) ミヤチク高崎工場炭疽豚丹毒サルモネラ病結核病ブルセラ病破傷風放線菌病その他豚コレラその他トキソプラズマ病その他のう虫病ジストマ病その他膿毒症敗血症尿毒症黄疸水腫腫瘍中毒諸症炎症又は炎症産物による汚染変性又は萎縮その他禁止全部廃棄 一部廃棄 9, ,549 2, ,456 禁止全部廃棄一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止 全部廃棄 一部廃棄 117, ,624 5, ,297 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄山羊こま豚 195,445 めん羊牛 13,77 とく 1 馬と畜場内と殺頭数処分実頭数疾病別頭数細菌病ウイルス リケッチア病原虫病寄生虫病その他の疾病計山羊 2, ,871 牛とく馬こま豚めん羊細菌病ウイルス リケッチア病原虫病寄生虫病計疾病別頭数処分実頭数と畜場内と殺頭数その他の疾病 -55-

63 小林市食肉センター炭疽豚丹毒サルモネラ病結核病ブルセラ病破傷風放線菌病その他豚コレラその他トキソプラズマ病その他のう虫病ジストマ病その他膿毒症敗血症尿毒症黄疸水腫腫瘍中毒諸症炎症又は炎症産物による汚染変性又は萎縮その他禁止全部廃棄 一部廃棄 2, , ,596 禁止全部廃棄一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄 一部廃棄 102, ,72 1, ,475 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄 ( 株 ) 丸正フーズ炭疽豚丹毒サルモネラ病結核病ブルセラ病破傷風放線菌病その他豚コレラその他トキソプラズマ病その他のう虫病ジストマ病その他膿毒症敗血症尿毒症黄疸水腫腫瘍中毒諸症炎症又は炎症産物による汚染変性又は萎縮その他禁止全部廃棄 一部廃棄 3, , ,061 禁止全部廃棄 一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄 一部廃棄 12, , ,49 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄馬と畜場内と殺頭数計牛 3,991 とく 5 処分実頭数疾病別頭数細菌病ウイルス リケッチア病原虫病寄生虫病その他の疾病処分実頭数こま豚 183,248 めん羊山羊と畜場内と殺頭数疾病別頭数細菌病ウイルス リケッチア病原虫病寄生虫病その他の疾病計牛 8,324 とく 26 馬山羊こま豚 17,567 めん羊 -56-

64 ( 株 ) ミヤチク都農工場炭疽豚丹毒サルモネラ病結核病ブルセラ病破傷風放線菌病その他豚コレラその他トキソプラズマ病その他のう虫病ジストマ病その他膿毒症敗血症尿毒症黄疸水腫腫瘍中毒諸症炎症又は炎症産物による汚染変性又は萎縮その他禁止全部廃棄 一部廃棄 7, ,706 1, ,305 禁止全部廃棄一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄 一部廃棄 100, ,797 1, ,061 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄川南支場炭疽豚丹毒サルモネラ病結核病ブルセラ病破傷風放線菌病その他豚コレラその他トキソプラズマ病その他のう虫病ジストマ病その他膿毒症敗血症尿毒症黄疸水腫腫瘍中毒諸症炎症又は炎症産物による汚染変性又は萎縮その他禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄馬と畜場内と殺頭数計牛 12,816 とく 1 処分実頭数疾病別頭数細菌病ウイルス リケッチア病原虫病寄生虫病その他の疾病処分実頭数こま豚 171,270 めん羊山羊と畜場内と殺頭数疾病別頭数細菌病ウイルス リケッチア病原虫病寄生虫病その他の疾病計牛とく馬山羊こま豚めん羊 -57-

65 南日本ハム ( 株 ) と畜場炭疽豚丹毒サルモネラ病結核病ブルセラ病破傷風放線菌病その他豚コレラその他トキソプラズマ病その他のう虫病ジストマ病その他膿毒症敗血症尿毒症黄疸水腫腫瘍中毒諸症炎症又は炎症産物による汚染変性又は萎縮その他禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄 一部廃棄 72, ,550 3, ,450 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄延岡市食肉センター炭疽豚丹毒サルモネラ病結核病ブルセラ病破傷風放線菌病その他豚コレラその他トキソプラズマ病その他のう虫病ジストマ病その他膿毒症敗血症尿毒症黄疸水腫腫瘍中毒諸症炎症又は炎症産物による汚染変性又は萎縮その他禁止全部廃棄 一部廃棄 6, , ,346 7,510 禁止全部廃棄一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄 禁止全部廃棄一部廃棄禁止全部廃棄一部廃棄山羊こま豚 2 めん羊牛 9,050 とく 6 馬 1 疾病別頭数細菌病ウイルス リケッチア病原虫病寄生虫病その他の疾病計処分実頭数こま豚 132,068 めん羊山羊と畜場内と殺頭数計牛とく処分実頭数疾病別頭数細菌病ウイルス リケッチア病原虫病寄生虫病その他の疾病馬と畜場内と殺頭数 -58-

66 -59-

67 -60-

68 -61-

69 -62-

70 -63-

71 -64-

72 -65-

73 -66-

74 -67-

75 -68-

76 -69-

77 -70-

78 -71-

79 -72-

80 -73-

81 4) と畜場別種母豚の検査頭数 と畜場 年度 総計 ,713 21,922 23,096 26,903 18,098 14,412 17,067 17,089 16,590 19,088 都高小丸都川 城崎林正農南 11,544 11,114 11,283 13,0289,3117,4858,5157,4006,0247,203 2,0572,5152,6492,5612,4792,3372,7112,65 3,34 4,399 4,3404,0395,1386,4275,3893,2163,4072,70 2,8183, ,1653,6703,52 4, ,87 3,8723,9153,706 南日本 延 岡 種母豚の検査頭数 ( 年度 ) と畜場別種母豚の検査頭数 ( 千頭 ) 都城 ( 年度 ) 高崎小林都農南日本 -74-

82 4. 精密検査状況 1) 検査所別精密検査件数 検査所名 項目 区分 計 供試頭数 一般畜 病畜 細菌検査 検査内容 病理検査 理化学検査 都城食肉衛生検査所 豚丹毒 計 803 (187 ) 427 (9) 376 (178 ) 561 (39) 14 (81) 98 (67) 関節炎 その他 敗血症 229 (30) 178 (4) 51 (26) 229 (30) 0 0 尿毒症 7 (6) 0 7 (6) (6) トキソフ ラス マ症 黄疸 10 (1) 9 1 (1) (1) 腫瘍 11 (5) 6 5 (5) 0 11 (5) 0 放線菌症 白血病 33 (33) 2 (2) 31 (31) 0 33 (33) 0 膿毒症 29 (9) (9) 29 (9) 0 0 結核 変性 炎症 10 (43) 49 (1) 51 (42) 0 10 (43) 0 水腫 81 (60) 20 (2) 61 (58) (60) ( 内は牛 とく 馬の再掲 ) 検査所名 項目 区分 供試頭数検査内容 計一般畜病畜細菌検査病理検査理化学検査 高崎食肉衛生検査所 豚丹毒 計 336 (84) 297 (49) 39 (35) 228 (11) 50 (20) 58 (53) 関節炎 その他 敗血症 130 (10) 125 (6) 5 (4) 130 (10) 尿毒症 16 (14) 10 (10) 6 (4) 16 (14) トキソフ ラス マ症 黄疸 8 (7) 5 (4) 3 (3) 8 (7) 腫瘍 6 (3) 5 (2) 1 (1) 6 (3) 放線菌症 白血病 11 (11) 8 (8) 3 (3) 11 (11) 膿毒症 59 (1) 59 (1) 59 (1) 結核 0 0 変性 炎症 13 (6) 9 (3) 4 (3) 13 (6) 水腫 34 (32) 17 (15) 17 (17) 34 (32) -75-

83 検査所名 項目 区分 計 供試頭数検査内容 一般畜 病畜細菌検査病理検査理化学検査 小林食肉衛生検査所 豚丹毒 334 (106 ) 24 (18) 90 (88) 238 (32) 38 (31) 58 (43) 関節炎 その他 敗血症 134 (29) 110 (6) 24 (23) 134 (29) 尿毒症 13 (13) 2 (2) 11 (11) 13 (13) トキソフ ラス マ症 黄疸 6 (4) 3 (1) 3 (3) 6 (4) 腫瘍 9 (4) 7 (2) 2 (2) 9 (4) 放線菌症 白血病 21 (21) 4 (4) 17 (17) 21 (21) 膿毒症 81 (3) 77 4 (3) 81 (3) 結核 変性 計 炎症 8 (6) 3 (1) 5 (5) 8 (6) 水腫 39 (26) 15 (2) 24 (24) 39 (26) ( 内は牛 とく 馬の再掲 ) 検査所名 項目 区分 供試頭数 計一般畜病畜細菌検査 検査内容 病理検査 理化学検査 都農食肉衛生検査所 豚丹毒 計 410 (200 ) 27 (67) 13 (133 ) 194 (10) 52 (36) 164 (154 ) 関節炎 その他 敗血症 129 (7) 123 (1) 6 (6) 129 (7) 尿毒症 41 (40) 15 (14) 26 (26) 41 (40) トキソフ ラス マ症 0 黄疸 22 (14) 13 (5) 9 (9) 22 (14) 腫瘍 放線菌症 0 0 白血病 12 (12) 4 (4) 8 (8) 12 (12) 膿毒症 47 (3) 46 (2) 1 (1) 47 (3) 結核 0 変性 0 炎症 38 (24) 20 (6) 18 (18) 38 (24) 水腫 101 (100 ) 36 (35) 65 (65) 101 (100 ) ( 内は牛 とく 馬の再掲 ) -76-

84 検査所名 項目 区分 供試頭数検査内容 計一般畜病畜細菌検査病理検査理化学検査 日向食肉衛生検査所 豚丹毒 62 (14) 56 (8) 6 (6) 46 (4) 7 (5) 9 (5) 関節炎 その他 敗血症 20 (4) 19 (3) 1 (1) 20 (4) 尿毒症 1 (1) 1 (1) 1 (1) トキソフ ラス マ症 黄疸 5 (1) 5 (1) 5 (1) 腫瘍 放線菌症 白血病 5 (5) 4 (4) 1 (1) 5 (5) 膿毒症 結核 変性 計 炎症 水腫 3 (3) 3 (3) 3 (3) ( 内は牛 とく 馬の再掲 ) -77-

85 2) 試験研究上の検査件数 検査所名 検査内容 都城高崎小林都農 日向 小計 一般細菌数 197 (150 ) 36 (280 ) 472 (392 ) 245 (205 ) 280 (240 ) 1,56 0 (1,267 ) 大腸菌群数 197 (150 ) 36 (280 ) 472 (392 ) 245 (205 ) 280 (240 ) 1,56 0 (1,267 ) 大腸菌 197 (150 ) 286 (240 ) 472 (392 ) 245 (205 ) 240 (240 ) 1,44 0 (1,227 ) 微生物検査 サルモネラ 5 (0) 85 (82) 0 (0) 82 (82) 172 (164 ) 黄色ブドウ球菌 46 (46) 46 (46) カンピロバクター 0 (00) その他 269 (0) 175 (9) 44 (09) 小計 865 (450 ) 1,32 4 (937 ) 1,41 6 (1,176 ) 817 (697 ) 80 (720 ) 5,22 (3,980 ) 正常組織 腫瘍病変 病理検査 炎症性病変 変性性病変 寄生虫性病変 その他 小 計 残留抗菌性物質検査 ( 直接法 ) 2,44 8 1, ,69 0 1,35 5 8,03 1 残留抗菌性物質検査 ( ミニカラム ) 理化学検査 残留合成抗菌性物質検査 ( 液クロ ) 残留抗菌性物質検査 ( 薄層クロマト ) 血液生化学検査 その他 小 計 2,53 1, ,85 7 1,41 5 8,46 1 総計 3,46 6 3,02 3 2,44 2 2,69 5 2,232 13,85 8 ( ) は牛の再掲 検査内容 年度 微生物検査 5,02 7 5,67 0 5,43 2 5,96 1 6,57 5,22 病理検査 理化学検査 7,52 3 7,45 8 8,58 1 8,91 8 8,53 3 8,

86 3) 抗生物質等検査件数 検査所 総計 都城食肉衛生検査所 高崎食肉衛生検査所 小林食肉衛生検査所 都農食肉衛生検査所 日向食肉衛生検査所 事項 供試頭数 抗生物質等残留 実頭数 内訳 陽性 陰性 育種 一般畜 病畜 一般畜 病畜 計 牛 とく 馬 豚 計 牛 とく 馬 豚 計 牛 とく 馬 豚 計 牛 とく 馬 豚 計 牛 とく 馬 豚 計 牛 とく 馬 豚

87 4) 平成 27 年度畜水産食品の残留有害物質モニタリンク 検査件数 1 牛肉 食品農薬等の名称総計都城高崎小林都農日向 ( 部位名 ) 牛肉抗生物質 オキシテトラサイクリン テトラサイクリン クロルテトラサイクリン スルファジミジン フルベンダゾール トリクラベンダゾール 合 計 豚肉食品 ( 部位名 ) 農薬等の名称 総計 都城 高崎 小林 都農 日向 豚肉 抗生物質 オキシテトラサイクリン テトラサイクリン クロルテトラサイクリン スルファジミジン フルベンダゾール イベルメクチン 合 計

88 5. 対米及び対香港等牛肉輸出状況 1) 対米牛肉輸出状況 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数 平成 27 年度実績 61, ,41 1 1, , ( 株 ) ミヤチク都農工場 2, 平成 26 年度実績 51, ,01 4 1, , , 平成 25 年度実績平成 24 年度実績平成 23 年度実績平成 22 年度実績 51, ,23 5 1, , , 口蹄疫発生のため輸出実績なし 平成 21 年度実績 29, , 平成 20 年度実績 17, , 平成 19 年度実績 22, , 平成 18 年度実績 8, 平成 12~17 年度実績 平成 11 年度実績 口蹄疫及び BSE 発生のため輸出実績なし 5, 平成 10 年度実績 4, 平成 9 年度実績 3, 平成 8 年度実績 1, 平成 7 年度実績 1, 平成 6 年度実績 2, 平成 5 年度実績 1, 平成 4 年度実績 1, 平成 3 年度実績 2, 平成 2 年度実績 1, 累計 (2~27 年度計 ) 285, ,91 7 6,47 1 1, , , ) 対香港牛肉輸出状況 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 ( 株 ) ミヤチク都農工場 総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数 平成 27 年度実績 7, , , 平成 26 年度実績 , 平成 25 年度実績 3, , 平成 24 年度実績 3, , 平成 23 年度実績 5, , 平成 22 年度実績 35, , , 平成 21 年度実績 22, , 平成 20 年度実績 18, , 平成 19 年度実績 5, 累計 (19~27 年度計 ) 102, ,72 0 2, , ,25 4 1, ) 対マカオ牛肉輸出状況 平成 27 年度実績 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 ( 株 ) ミヤチク都農工場 総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数 輸出実績なし 4, 平成 26 年度実績輸出実績なし 6, 平成 25 年度実績輸出実績なし 7, 平成 24 年度実績 輸出実績なし 7, 平成 23 年度実績輸出実績なし 8, 平成 22 年度実績 , 平成 21 年度実績輸出実績なし 3, 累計 (21~27 年度計 ) , ,48 1,

89 4) 対タイ牛肉輸出状況 平成 27 年度実績 総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数 47.1 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 , ( 株 ) ミヤチク都農工場 平成 26 年度実績 1, , 平成 25 年度実績 3, 平成 24 年度実績 累計 (24~27 年度計 ) 4, , ) 対シンガポール牛肉輸出状況 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 ( 株 ) ミヤチク都農工場総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数平成 27 年度実績 , , 平成 26 年度実績 輸出実績なし 13, 平成 25 年度実績 輸出実績なし 8, 平成 24 年度実績 輸出実績なし 累計 (24~27 年度計 ) , , ) 対カナダ牛肉輸出状況 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数 平成 27 年度実績 1, 平成 26 年度実績 平成 25 年度実績 平成 24 年度実績 輸出実績なし 累計 (24~27 年度計 ) 3, ) 対メキシコ牛肉輸出状況 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 ( 株 ) ミヤチク都農工場総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数平成 27 年度実績輸出実績なし輸出実績なし 平成 26 年度実績 輸出実績なし 輸出実績なし 平成 25 年度実績 平成 24 年度実績 輸出実績なし 累計 (24~27 年度計 ) ) 対フィリピン牛肉輸出状況 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 ( 株 ) ミヤチク都農工場総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数総重量 (kg) 箱数頭数輸出件数 平成 27 年度実績輸出実績なし 平成 26 年度実績 輸出実績なし 累計 (26~27 年度計 ) 輸出実績なし 1,

90 9) 対米等輸出食肉の残留物質モニタリング検査件数 平成 23 年 3 月 30 日付け食安監発 0330 第 4 号に基づき 検体を採材し 検査を依頼した 検査の結果 すべて検出されなかった ( 株 ) ミヤチク高崎工場採取部位腎臓筋肉肝臓脂肪 総検体数 平成 27 年度実績 平成 26 年度実績 平成 25 年度実績 平成 24 年度実績 累計 (24~27 年度計 ) ( 株 ) ミヤチク都農工場採取部位腎臓筋肉肝臓脂肪 総検体数 平成 27 年度実績 平成 26 年度実績 平成 25 年度実績 平成 24 年度実績 累計 (24~27 年度計 )

91 6. 産地別一覧 1) 牛産地別頭数集計 (%) () 内の数字は % 総 計 セ城ン市ター都食肉 宮崎市 1,46 8 (2.9 ) 116 (4.4 ) 33 (0.2 ) 116 (2.9 ) 936 (7.3 ) 267 (3.0 ) 都城市 6,95 0 (13.7 ) 728 (27.7 ) 4,67 8 (34.0 ) 935 (23.4 ) 583 (4.5 ) 26 (0.3 ) 延岡市 649 (1.3 ) 16 (0.6 ) 13 (0.1 ) 607 (4.7 ) 13 (0.1 ) 日南市 1,95 6 (3.9 ) 28 (1.1 ) 1,35 7 (9.8 ) 571 (4.5 ) 小林市 5,96 2 (11.8 ) 137 (5.2 ) 3,79 0 (27.5 ) 846 (21.2 ) 720 (8.6 ) 469 (3.7 ) 日向市 69 (0.1 ) 8 (0.3 ) 61 (0.5 ) 串間市 1,25 8 (2.5 ) 35 (1.3 ) 771 (5.6 ) 1 (0.0 ) 85 (0.7 ) 36 (4.0 ) 西都市 3,60 7 (7.1 ) 17 (0.6 ) 430 (3.1 ) 5 (0.1 ) 3,15 5(24.6 ) えびの市 7,83 2 (15.5 ) 29 (1.1 ) 605 (4.4 ) 809 (20.3 ) 4,64 7 (55.8 ) 818 (6.4 ) 924 (10.2 ) 北諸県郡 556 (1.1 ) 131 (5.0 ) 409 (3.0 ) 1 (0.0 ) 15 (0.1 ) 西諸県郡 1,01 1 (2.0 ) 56 (2.1 ) 726 (5.3 ) 13 (0.3 ) 50 (0.4 ) 16 (1.8 ) 東諸県郡 938 (1.9 ) 47 (1.8 ) 54 (0.4 ) 4 (0.1 ) 771 (6.0 ) 62 (0.7 ) 児湯郡 4,89 2 (9.7 ) 67 (2.5 ) 629 (4.6 ) 343 (8.6 ) 3,01 6(23.5 ) 837 (9.2 ) 東臼杵郡 271 (0.5 ) 11 (0.4 ) 8 (0.1 ) 252 (2.0 ) 西臼杵郡 1,00 8 (2.0 ) 40 (1.5 ) 21 (0.2 ) 904 (7.1 ) 43 (0.5 ) 鹿児島県 1,92 8 (3.8 ) 786 (29.9 ) 84 (0.6 ) 372 (9.3 ) 98 (0.8 ) 58 (6.5 ) 熊本県 3,03 7 (6.0 ) 98 (3.7 ) 129 (0.9 ) 38 (9.7 ) 351 (4.2 ) 158 (1.2 ) 1,91 3 (21.1 ) 大分県 864 (1.7 ) 21 (0.8 ) 3 (0.0 ) 25 (0.6 ) 15 (0.1 ) 80 (8.8 ) 福岡県 374 (0.7 ) 1 (0.0 ) 1 (0.0 ) 4 (0.1 ) 91 (1.1 ) 16 (0.1 ) 261 (2.9 ) 佐賀県 57 (0.1 ) 27 (1.0 ) 3 (0.0 ) 20 (0.5 ) 7 (0.1 ) 長崎県 343 (0.7 ) 75 (2.9 ) 11 (0.1 ) 34 (0.3 ) 223 (2.5 ) 沖縄県 24 (0.5 ) 70 (2.7 ) 18 (0.1 ) 109 (2.7 ) 47 (0.4 ) 徳島県 121 (0.2 ) 121 (0.9 ) 愛媛県 2 (0.1 ) 1 (0.0 ) 高知県 1 (0.0 ) 1 (0.0 ) 山口県 762 (1.5 ) 22 (0.8 ) 1 (0.0 ) 739 (8.9 ) 島根県 28 (0.1 ) 25 (1.0 ) 3 (0.0 ) 広島県 10 (0.0 ) 9 (0.3 ) 1 (0.0 ) 兵庫県 1,77 6 (3.5 ) 1,77 6 (21.3 ) 愛知県 995 (2.0 ) 995 (11.0 ) 鳥取県 8 (0.0 ) 7 (0.3 ) 1 (0.0 ) 岡山県 8 (0.0 ) 8 (0.3 ) 岐阜県 2 (0.1 ) 群馬県 943 (1.9 ) 23 (0.2 ) 920 (10.2 ) 埼玉県 540 (1.1 ) 540 (6.0 ) 千葉県 106 (1.2 ) 茨城県 1 (0.0 ) 青森県 1 (0.0 ) 高ミ崎ヤ工チ場ク セ林ン市ター小食肉 北海道 9 (0.0 ) 8 (0.3 ) 1 (0.0 ) 合計 50,58 8 2, ,77 7 3,99 1 8, ,81 6 9,05 丸正フーズ 都ミ農ヤ工チ場ク 南日本ハム セ岡ン市ター延食肉 -84-

92 2) 豚産地別頭数集計 (%) () 内の数字は % 総 計 セ城ン市ター都食肉 高ミ崎ヤ工チ場ク セ林ン市ター小食肉 丸正フーズ 都ミ農ヤ工チ場ク 南日本ハム セ岡ン市ター延食肉 宮崎市 15,68 4 (1.6 ) 9,00 2 (3.3 ) 4,55 7 (2.3 ) 2,12 5 (1.2 ) 都城市 286,14 3 (29.3 ) 117,83 3 (42.6 ) 108,67 3 (55.6 ) 22,23 9 (12.1 ) 5,19 8 (29.6 ) 16,91 5 (9.9 ) 15,28 5 (11.6 ) 延岡市 4,93 1 (0.5 ) 3,89 1 (2.3 ) 1,03 8 (0.8 ) 2 (100.0 ) 日南市 25,76 1 (2.6 ) 5,61 9 (2.0 ) 4,11 0 (2.1 ) 759 (0.4 ) 15,27 3 (8.9 ) 小林市 75,33 8 (7.7 ) 20,20 8 (7.3 ) 23,76 7 (12.2 ) 23,89 2 (13.0 ) 996 (5.7 ) 4,40 0 (2.6 ) 2,07 5 (1.6 ) 日向市 13,74 3 (1.4 ) 18 (0.0 ) 3,23 1 (1.9 ) 10,49 4 (7.9 ) 串間市 12 (0.0 ) 12 (0.0 ) 西都市 4,01 3 (0.4 ) 36 (0.0 ) 11 (0.0 ) 1,71 4 (0.9 ) 2,252 (1.3 ) えびの市 72,34 8 (7.4 ) 32,40 4 (11.7 ) 9,13 8 (4.7 ) 7,92 0 (4.3 ) 8,52 0 (48.5 ) 1 (0.0 ) 14,36 5 (10.9 ) 北諸県郡 2,45 6 (0.3 ) 2,43 3 (0.9 ) 23 (0.0 ) 西諸県郡 11,39 5 (1.2 ) 3,74 0 (1.4 ) 6,69 1 (3.4 ) 964 (0.5 ) 東諸県郡 33,67 0 (3.4 ) 1,66 (0.6 ) 23,51 0 (12.0 ) 8,49 (4.6 ) 児湯郡 190,20 9 (19.5 ) 13,86 5 (5.0 ) 7,46 7 (3.8 ) 30,40 5 (16.6 ) 2,85 0 (16.2 ) 112,09 9(65.5 ) 23,52 3 (17.8 ) 東臼杵郡 4,64 5 (0.5 ) 80 (0.0 ) 4,56 (2.7 ) 西臼杵郡 383 (0.0 ) 383 (0.3 ) 鹿児島県 104,61 2 (10.7 ) 69,96 3 (25.3 ) 6,20 (3.2 ) 27,73 2 (15.1 ) 3 (0.0 ) 712 (0.5 ) 熊本県 97,68 8 (10.0 ) 102 (0.0 ) 1,26 6 (0.6 ) 56,92 4 (31.1 ) 2,61 7 (1.5 ) 36,77 9 (27.8 ) 大分県 23,68 6 (2.4 ) 6,02 6 (3.5 ) 17,66 0 (13.4 ) 福岡県 1,73 0 (0.2 ) 1,73 0 (1.3 ) 長崎県 8,02 4 (0.8 ) 8,02 4 (6.1 ) 合計 976, , , , , , ,

93 第 Ⅳ 章 食鳥検査 -86-

94 第 Ⅳ 章 食鳥検査 1. 食鳥検査の概要 1) 検査体制 平成 28 年 4 月 1 日現在 大規模食鳥処理場は 10 ヶ所あり 6 ヶ所が年間処理羽数 1 千万羽を越 している 処理羽数に応じて検査員を 2 名または 3 名配置して検査を行っている 衛生管理の向上を目的に 午前 6 時 30 分から作業前点検を実施している 検査は各処理場とも午 前 7 時から始まり 概ね午後 4 時には終了する また 処理場側の要請に応じて土曜日や日祭日の処 理にも柔軟な検査対応を行っている なお 平成 27 年度は 認定小規模食鳥処理場 53 施設の監視指導も食肉衛生検査所が定期的に実 施している 2) 食鳥検査羽数 平成 27 年度検査羽数は 132,254,173 羽で 前年度比 1.0 % の増であった 処理場別比較では 日本ホワイトファーム ( 株 ) 21,137,376 羽 ( 株 ) 児湯食鳥本社工場 20,318,951 羽 宮崎サンフーズ ( 株 ) 15,838,293 羽 ( 株 ) 児湯食鳥高崎工場 15,415,080 羽 宮崎くみあいチキンフーズ ( 株 ) 南部工場 15,122,510 羽 ( 株 ) エビスブロイラーセンター 11,566,615 羽の順である なお 認定小規模食鳥処理場における処理確認羽数は 1,150,790 羽となっている 3) 検査結果に基づく措置 と殺 解体禁止は 308,179 羽 ( 検査羽数の 0.23 %) で 原因別では 削痩及び発育不良 163,384 羽 変性 83,925 羽 腹水症 37,905 羽の順であった 全部廃棄は 1,415,680 羽 ( 検査羽数の 1.07 %) で原因別では 大腸菌症が 788,268 羽 変性 188,366 羽 炎症 125,613 羽 腹水症 115,059 羽 削痩及び発育不良 100,114 羽等であった 一部廃棄は 炎症 1,712,515 羽等であった また マレック病が全部廃棄 9,163 羽で 前年度比 32.8% の減少となった 4) 精密検査 精密検査件数は 7,785 件で 内訳は 細菌検査 245 件 病理検査 27 件 理化学検査 7,315 件で あった また 残留抗生物質等検査は 7,513 件実施したが いずれも陰性であった 5) 衛生指導 衛生管理監視マニュアルに基づいた監視 点検を実施するとともに 平成 26 年度に全ての大規模 食鳥処理場に導入された HACCP システムについて 検証等を行いシステムのさらなる定着を図った 6) その他 生産者に農場別出荷日別の検査結果のフィードバックを実施している -87-

95 2. 処理場別検査羽数 検査所名 処理場名 総検査羽数 時間内検査羽数 時間外検査羽数 平日 土 日 都城 高崎 エビス商事 8,960,804 5,568,254 1,283,690 2,108,860 児湯食鳥都城工場 8,174,027 5,214,672 1,100,884 1,858,471 宮崎くみあいチキンフーズ 南部工場 15,122,510 9,986,692 2,408,056 2,727,762 児湯食鳥高崎工場 15,415,080 9,428,017 2,428,982 3,558,081 小林 エビスブロイラーセンター 11,566,615 7,225,728 1,676,71 2,664,176 宮崎サンフーズ 15,838,293 10,038,721 2,424,031 3,375,541 都農 宮崎くみあいチキンフーズ 中部工場 7,838,26 5,225,91 1,198,745 1,413,610 児湯食鳥本社工場 20,318,951 12,857,579 2,904,59 4,556,773 日向 宮崎くみあいチキンフーズ 北部工場 7,882,251 5,268,50 1,228,145 1,385,606 日本ホワイトファーム 21,137,376 13,562,216 2,978,95 4,596,205 総計 132,254,173 84,376,290 19,632,798 28,245, 手数料収入 検査所名 処理場名 総収入 時間内収入 時間外収入 都城 エビス商事 児湯食鳥都城工場 30,274,962 27,481,436 16,704,762 15,644,016 13,570,20 11,837,420 高崎 宮崎くみあいチキンフーズ 南部工場 児湯食鳥高崎工場 50,503,348 52,232,303 29,960,076 28,284,051 20,543,272 23,948,252 小林 エビスブロイラーセンター 39,040,732 21,677,184 17,363,548 宮崎サンフーズ 53,314,451 30,116,163 23,198,28 都農 宮崎くみあいチキンフーズ 中部工場 26,127,153 15,677,73 10,449,420 児湯食鳥本社工場 68,418,225 38,572,737 29,845,48 日向 宮崎くみあいチキンフーズ 北部工場 26,260,504 15,805,50 10,455,004 日本ホワイトファーム 70,987,28 40,686,648 30,300,640 総計 444,640, ,128, ,511,

96 4. 検査に基づく処分 ( 県全体 ) 処分羽数 一部廃棄全部廃棄禁止 疾病別羽数 クウィラミルジスア 病 細菌病 その他の疾病 鶏痘伝染性気管支炎伝染性咽頭気管炎ニューカッスル病鶏白血病封入体肝炎マレック病 9, ウィルス病その他大腸菌症 788,268 1,972 伝染性コリーザサルモネラ病ブドウ球菌症細菌病その他毒血症膿毒症敗血症真菌症原虫病寄生虫病変性 188,36 83,925 尿酸塩沈着症水腫腹水症 115,059 37,905 出血 294,623 29, 炎症 1,712, ,613 10,116 萎縮腫瘍 臓器の異常な状態 1 異常体温黄疸 外傷中毒諸症削痩及び発育不良 100, ,384 放血不良 55,232 10,253 湯漬過度 3, その他 7 合計 2,007,158 1,415, ,

97 5. 検査所別精密検査状況 1) 試験研究上の検査件数 検査内容 検査所名 都城高崎小林都農日向 小計 一般細菌数 微大腸菌群数 生大腸菌 物サルモネラ 検黄色ブドウ球菌 査カンピロバクター その他 小計 正常組織 2 2 病腫瘍病変 理炎症性病変 検変性性病変 査寄生虫性病変 その他 小計 残留抗菌性物質検査 ( 直接法 ) 1,86 1,84 9 1,02 6 1,40 2 1,35 6 7,50 1 理残留抗菌性物質検査 ( ミニカラム ) 化残留合成抗菌性物質検査 ( 液クロ ) 学残留抗菌性物質検査 ( 薄層クロマト ) 検血液生化学検査 査その他 小計 1,87 2 1,85 3 1,02 6 1,40 6 1,35 6 7,51 3 総 計 1,96 5 1,89 6 1,08 2 1,43 9 1,40 3 7,

98 2) 抗生物質等検査件数 大規模食鳥処理場 認定小規模食鳥処理場 事項抗生物質等残留抗生物質等残留供試羽数供試羽数種陽性陰性陽性陰性 計 7,357 7, ブロイラー 7,357 7,357 総 計 成鶏 アヒル 七面鳥 計 1,831 1, ブロイラー 1,831 1,831 都城食肉衛生検査所高崎食肉衛生検査所小林食肉衛生検査所都農食肉衛生検査所日向食肉衛生検査所 成鶏アヒル七面鳥計ブロイラー成鶏アヒル七面鳥計ブロイラー成鶏アヒル七面鳥計ブロイラー成鶏アヒル七面鳥計ブロイラー成鶏アヒル七面鳥 ,809 1, ,809 1, ,389 1, ,389 1, ,34 1, ,34 1,

99 3) 平成 27 年度畜水産食品の残留有害物質モニタリング件数 食品 ( 部位名 ) 農薬等の名称総計都城高崎小林都農日向 鶏肉抗生物質 オキシテトラサイクリン テトラサイクリン クロルテトラサイクリン スルファジミジン 合計 大規模食鳥処理場の稼働状況 検査所名処理場名総稼動日数平日土曜日日祭日年末年始 都城 高崎 エビス商事 児湯食鳥都城工場 宮崎くみあいチキンフーズ 南部工場 児湯食鳥高崎工場 小林 エビスブロイラーセンター 宮崎サンフーズ 都農 宮崎くみあいチキンフーズ 中部工場 児湯食鳥本社工場 日向 宮崎くみあいチキンフーズ 北部工場 日本ホワイトファーム 総計 2,942 2,

100 7. 検査所の行事 行事開催月日開催地 関係検査所都城高崎小林都農日向 会議 宮崎県高病原性鳥インフルエンザ防疫会議 宮崎市 宮崎県食鳥衛生向上連絡会議 宮崎市 食鳥処理場における高病原性鳥インフルエンザ防疫会議 11.21,6 都城市 総会 大会 宮崎県養鶏協会定時総会 5.22 宮崎市 研修会 養鶏獣医師会 宮崎市 小林市養鶏部連絡協議会研修会 小林市 九州地区鶏病技術研修会 ~23 長崎市 食鳥肉衛生技術研修会 食鳥肉衛生発表会 1.20 ~21 東京都 8. 食鳥処理場関係の講習会等 検査所名名称開催年月日対象人数内容 衛生講習 1.27 認定小規模食鳥処理業者 10 食中毒予防 鶏の疾病 食鳥肉の衛生対策について 2.3,2.1 0 エビス商事延 20 食鳥処理場における衛生管理について 都城高崎小林都農日向 2.18 エビス商事 児湯食鳥都城工場 6 営業者向け講習会 防疫演習 児湯食鳥都城工場及び関連業者 エビス商事及び関連業者 エビス商事及び関連業者 11 衛生講習 1.27 認定小規模食鳥処理業者 宮崎くみあいチキンフーズ南部工場 児湯食鳥高崎工場 7 防疫演習 チキンフーズ南部工場及び関連業者 児湯食鳥高崎工場及び関連業者 11 衛生講習 3.8 エビスブロイラーセンター 及び関連業者 11 HACCP について 3.16 エビスブロイラーセンター 及び関連業者 145 防疫演習 11.4 エビスブロイラーセンター 及び関連業者 19 衛生講習 3.28 宮崎くみあいチキンフーズ中部工場 10 衛生管理講習 3.11 宮崎サンフーズ 宮崎くみあいチキンフーズ中部工場 12 防疫演習 児湯食鳥本社工場 宮崎サンフーズ 宮崎くみあいチキンフーズ中部工場 24 衛生講習 3.18 日本ホワイトファーム株式会社 宮崎くみあいチキンフーズ北部工場 18 防疫演習 日本ホワイトファーム株式会社 宮崎くみあいチキンフーズ北部工場 22 営業者向け講習会 HPAI 防疫机上演習 HPAI 防疫机上演習 HPAI 防疫机上演習 食中毒予防 鶏の疾病 食鳥肉の衛生対策について 食鳥肉の衛生確保と HACCP について 食鳥肉の衛生確保と HACCP について HPAI 防疫机上演習 HPAI 防疫机上演習 食品衛生と手洗いについて HPAI 防疫机上演習 衛生管理講習 衛生管理講習 HPAI 防疫演習 HPAI 防疫演習 HPAI 防疫演習 HACCP について HACCP について HPAI 防疫演習 HPAI 防疫演習 -93-

101 9. 食鳥処理場の衛生指導 検査所名 名称 開催年月日 対 象 内 容 都 城衛生管理 年 11 回実施 児湯食鳥都城工場衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 年 11 回実施 エビス商事衛生管理部会 場内監視 毎日実施 児湯食鳥都城工場 作業前 作業中点検 エビス商事 高 崎衛生管理 年 10 回実施 児湯食鳥高崎工場衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 年 11 回実施 チキンフーズ南部工場衛生管理部会 場内監視 毎日実施 児湯食鳥高崎工場 作業前 作業中点検 チキンフーズ南部工場 小 林衛生管理 年 9 回実施 エビスブロイラーセンター ( 株 ) 畜産食品衛生確保の推進 場内監視 毎日実施 エビスブロイラーセンター ( 株 ) 作業前 作業中点検 都 農衛生管理年 11 回実施児湯食鳥本社工場衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 チキンフーズ中部工場衛生管理部会 宮崎サンフーズ衛生管理部会 場内監視 毎日実施 児湯食鳥本社工場 作業前点検 チキンフーズ中部工場 宮崎サンフーズ 日 向衛生管理年 10 回実施日本ホワイトファーム衛生管理部会 畜産食品衛生確保の推進 年 12 回実施チキンフーズ北部工場衛生管理部会 場内監視 毎日実施 日本ホワイトファーム工場 作業前点検 チキンフーズ北部工場 10. 生産者フィードバック 検査所名実施頻度 対 象 人数 内 容 都城高崎小林 毎日実施児湯食鳥都城工場 173 食鳥検査成績 ( 生データ ) エビス商事 108 毎日実施児湯食鳥高崎工場 136 食鳥検査成績 ( 生データ ) チキンフーズ南部工場 85 毎日実施エビスブロイラーセンター ( 株 ) 102 食鳥検査成績毎月実施エビス商事生産部 1 食鳥検査成績 生産者別成績表 毎日実施児湯食鳥 本社工場 125 食鳥検査成績 ( 当日出荷者の疾病表 ) 都 農 チキンフーズ 中部工場 94 宮崎サンフーズ 98 日 毎日実施チキンフーズ北部工場 92 食鳥検査成績向日本ホワイトファーム 99 食鳥検査成績 ( 生データ ) -94-

102 11. 大規模食鳥処理場別検査羽数の推移 検査所名 処理場名 年度 総計 ,845, ,874, ,449, ,774, ,893, ,871, ,534, ,676, ,052, ,254,17 3 都城 高崎 エビス商事 ( 株 ) ( 株 ) 児湯食鳥都城工場 宮崎くみあいチキンフーズ ( 株 ) 南部工場 ( 株 ) 児湯食鳥高崎工場 8,441,65 8,516,34 0 8,682,96 5 8,625,81 6 8,610,31 8 8,709,90 8 8,756,42 7 8,662,97 3 8,970,98 4 8,960,80 4 7,193,51 5 7,402,11 1 7,487,39 6 7,736,97 4 7,914,73 2 7,908,54 6 8,034,80 0 7,999,34 2 7,994,37 7 8,174, ,804, ,882, ,950, ,772, ,796, ,031, ,741, ,816, ,545, ,122, ,413, ,835, ,923, ,169, ,390, ,533, ,408, ,245, ,262, ,415,08 0 小林エビスブロイラーセンター ( 株 ) 10,309, ,455, ,590, ,810, ,740, ,024, ,973, ,861, ,269, ,566,61 5 都農 日向 ( 株 ) 児湯食鳥本社工場 宮崎サンフーズ ( 株 ) 宮崎くみあいチキンフーズ ( 株 ) 中部工場 ( 有 ) 二幸食鳥宮崎工場 1 宮崎くみあいチキンフーズ ( 株 ) 北部工場 日本ホワイトファーム ( 株 ) 19,011, ,632, ,643, ,934, ,225, ,032, ,858, ,150, ,176, ,318, ,707, ,138, ,398, ,469, ,131, ,441, ,577, ,884, ,910, ,838,29 3 8,094,97 6 8,274,68 7 8,372,29 0 8,217,00 4 7,161,311 7,959,29 3 7,610,63 7 7,510,96 8 7,861,63 2 7,838, , , ,60 8 8,288,89 5 8,233,89 2 8,356,23 5 8,194,57 7 7,268,48 9 7,953,97 7 7,621,67 5 7,554,18 5 7,888,06 0 7,882, ,054, ,991, ,790, ,843, ,653, ,275, ,951, ,990, ,172, ,137, 平成 20 年 9 月に廃業 百万羽 年度 -95-

103 12. 認定小規模処理場 ( 処理場別処理羽数 ) 検査所名 ブロイラー成鶏アヒル七面鳥 SONODA S FOOD 2,57 4 2,57 4 廃止 (H ) ( 株 ) アジアパシフィックファーム 11, ,31 7 楠見養鶏場 27, ,23 0 鎌田養鶏 14, ,98 0 廃止 (H ) ( 有 ) 原田養鶏 佐土平養鶏場 12, ,58 5 都城 ( 有 ) 中村養鶏 114, , 施設 くろき養鶏 23, , ,39 8 ( 株 ) 鶏愛 23, ,04 3 安藤かしわ店 6,22 7 6,22 7 ( 株 ) 東洋 6,59 6 6,59 6 ( 株 ) 地頭鶏ランド日南 98, ,68 5 ( 資 ) 日南地頭鶏センター 株式会社地頭鶏恵 ( 株 ) みやざき地頭鶏綾ファーム 0 0 休止中 肥田木地鳥店 かねまる地頭鶏農場 7,57 1 7,57 1 休止中 東久保養鶏食品 86, ,35 2 高崎川畑養鶏休止中 8 施設 330,49 4 株式会社地鳥屋とりこ 191, ,00 0 椎原養鶏場 14, ,38 0 高崎コッコー村 中野養鶏 31, ,19 1 押川食鳥 1,95 8 1,95 8 ( 有 ) 東康夫養鶏場 8,11 6 8,11 6 えびの地頭鶏 8,57 2 8,57 2 えびの赤どり 24, ,39 0 飛来幸地どりファーム 5,68 5,68 小林 おく松さんちの地どり 17, , 施設 鶴田農場 ,25 6 宮浦養鶏 森山食鳥 橋口養鶏場 3,32 4 3,32 4 今村養鶏場 処理場の名称 確認羽数 ( 有 ) 海老原養鶏場 17, ,24 2 出水ヨウケイ 5,63 5 5,63 5 黒木食鳥 27, ,43 8 休止中 休止中 休止中 コッコ愛卵土 0 休止中 吉野農場 都農黒岩牧場 11, , 施設 298,37 1 甲斐養鶏処理場 3,49 7 3,49 7 ( 有 ) 美国フーズ 58, ,64 5 ( 有 ) オー エヌフーズ 16, ,14 4 休止中 (H より ) ( 株 ) 地頭鶏ランド西都加工センター 181, ,56 4 ( 有 ) 肉のさとう 5,02 9 5,02 9 地蔵の里一軒家 3,21 5 3,21 5 延岡食鳥株式会社 4,47 1 4,47 1 日向 JA 日向みやざき地頭鶏処理場 63, , 施設 矢野養鶏場 2,35 1 2, ,27 1 古本養鶏場 2,67 0 2,67 0 和田鶏肉処理場 藤岡養鶏場 0 0 宮崎ひむか地鶏有限会社食品工場 6,71 2 6,71 2 合計 53 施設 1,150,79 計 備考 -96-

104 第 Ⅴ 章 衛生管理指導業務 -97-

105 第 Ⅴ 章 衛生管理指導業務 1. と畜及び食鳥検査業務における衛生管理指導 と畜及び食鳥検査における食肉衛生検査所の役割は 従来の疾病罹患畜の排除に加え HACCP システムを柱とした衛生管理体制構築指導の割合が大きくなっている 本県においては 衛生管理課長特命の衛生管理指導主幹を県内 5 検査所全てに配置し 衛生指導を強化している と畜場法施行規則 及び 食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律施行規則 が改正されと畜場及び食鳥処理場がとるべき衛生管理の基準に 従来型に加えて HACCP 導入型基準が加わり平成 27 年 4 月 1 日からどちらかを選択することが可能となった これを受け 平成 26 年度の主幹査察等により平成 27 年 1 月に県内全ての一般と畜場 (7 施設 ) 及び大規模食鳥処理場 (10 施設 ) の HACCP 導入型基準を満たしていることを確認した このため 今後は各処理場における HACCP の検証業務を中心とした衛生指導に取り組んでいく 2. 本県における衛生管理指導業務の経緯 1) と畜場の衛生向上運動を展開 平成元年度から 毎年 7 月に と畜場の衛生向上運動旬間 を実施し 各検査所がと畜従業員等と一体となって と畜場の自主衛生管理の強化に取り組んできている 2) 畜産食品衛生確保推進検討事業を開始 ( 平成 6~8 年度 ) 平成 6 年度地域保健推進特別事業 ( 国庫補助 ) として と畜場 食鳥処理場の食肉の処理過程における細菌の汚染状況を把握し 検査データに基づいた効果的な衛生管理を行い より安全で衛生的な食肉の生産供給を図ることを目的に 事業が開始された 畜産食品衛生確保推進検討事業検討委員会を設置し 本事業を推進した 平成 7 年度には 各処理場の設備面 細菌汚染状況等の調査を実施した また 各処理場に衛生向上対策 ( 機動 ) チームの設置を働きかけた 平成 8 年度には 各処理場に衛生向上対策チームとして 処理場を主体とし 処理場の責任者をリーダーとした衛生管理部会が設置された 食肉衛生検査所及び保健所の担当職員がオブザーバーとして参加した 畜産食品衛生確保推進検討事業検討委員会に各処理場の衛生対策の状況が適時報告された 3) 宮崎県と畜場 食鳥処理場 HACCP 導入促進検討委員会の設置 ( 平成 9 年度 ) 食肉及び食鳥肉の衛生確保を図るには と畜場及び食鳥処理場におけるとさつ及び解体処理過程での汚染防止を徹底することが極めて重要であることから HACCP の概念に基づいた総合的な衛生管理体制の確立及び早期の導入を目的として 各検査所の主任を委員とする と畜場 食鳥処理場 HACCP 導入促進検討委員会 が設置された 平成 9 年度末には 県内 8 と畜場を対象として 改正省令に対応する施設の改善状況調査と始業前点検を実施した 4) 食肉 食鳥肉の衛生確保対策強化事業検討委員会の設置 ( 平成 10~12 年度 ) 前項 3) の宮崎県と畜場 食鳥処理場 HACCP 導入促進検討委員会を食肉 食鳥肉の衛生確保対策強化事業検討委員会に改組改称して設置した 平成 10 年度に 県内 8 と畜場の 1 と畜場法施行令及び施行規則に基づく施設の改善状況 2 衛生管理関係書類 3 処理場の今後の改善計画の確認等の実態調査を実施した 平成 12 年度には 大動物 ( 牛 馬等 ) 処理施設がと畜場法施行令及び施行規則の規定を遵守しているか否かの確認調査を実施し 県内全ての大動物処理施設が政省令の規定に合致していることを確認した -98-

106 5) 衛生管理指導主幹の配置 ( 平成 11 年度 ~ 平成 13 年度 ) と畜場 食鳥処理場においては HACCP システムの概念による総合的な衛生管理体制導入の推進が さらに と畜場においては と畜場法施行令及び施行規則に準拠した施設整備 解体処理作業の改善が求められている これらに対するハード ソフト両面を整備し 継続的な衛生管理の維持向上を図り 衛生対策を一層推進するため 平成 11 年度から 13 年度にかけて順次 県内の全食肉衛生検査所に衛生管理指導主幹が配置された 6) 食肉 食鳥肉の衛生確保対策強化事業検討会の配置 ( 平成 13 年度 ~ 平成 15 年度 ) 平成 13 年度には 4) の食肉 食鳥肉の衛生確保対策強化事業検討委員会を食肉 食鳥肉の衛生確保対策強化事業検討会に改組改称し 衛生管理指導主幹をメンバーとする組織として設置した 同検討会は 平成 13 年度に 小動物 ( 豚 緬山羊等 ) 処理施設がと畜場法施行令及び施行規則の規定を遵守しているか否かの確認調査を 2 回実施した 1 回目の調査において改善を要するとして指摘した事項については 改善整備計画書を提出させ 2 回目の調査において 改善を確認した なお 2 回目の調査においては 各施設における作業前点検の状況も調査した 平成 14 年度は 小動物及び大動物処理施設の査察を行い 改善整備計画書の提出を求め確認を行った 平成 15 年度も引き続き査察を実施した 特に SSOP の検証と 食鳥処理場及び附帯する食肉 食鳥肉製造施設の査察を実施し 文書による指導を行った 7) 宮崎県産食肉 食鳥肉の衛生及び安全のブランド化推進事業 ( 平成 16 年度 ~ 平成 18 年度 ) 宮崎県産食肉 食鳥肉の 衛生のブランド化 に 安全のブランド化 を加え 宮崎県独自の衛生面及び安全面の規範を策定し 県内各と畜場及び食鳥処理場に対し 査察要領と規範に基づき査察検証を実施するとともに 規範に適合する施設を表彰し 衛生及び安全のブランド化推進を図ることを目的とした 平成 16 年度及び 17 年度は 食肉及び食鳥肉の 衛生規範 及び 安全規範 の策定と 策定された規範の検証を行った 平成 18 年度は 査察要領及び規範に基づき県内各と畜場及び大規模食鳥処理場に対して査察を実施し 優秀施設として 11 施設を表彰した 8) 県内全てのと畜場 (7 施設 ) 及び大規模食鳥処理場 (10 施設 ) の HACCP 導入型基準の確認と指導 ( 平成 26 年度 ) 平成 26 年度の衛生管理指導主幹査察で HACCP 導入型基準の適合状況を確認することとした 主幹査察終了後は と畜場 大規模食鳥処理場を管轄する検査所の担当主幹を中心に 管轄検査所の衛生管理部会担当検査員も交えて改善指導に関する協議を行い 衛生管理部会等の場を通して HACCP 導入型衛生管理基準への適合に向けた指導を行った 改善後は HACCP 導入型衛生管理に関する関連文書の提出を求め 関係文書を確認した上で 食肉衛生検査所長の決裁をもって改善確認とした 3. 平成 27 年度衛生管理指導主幹によると畜場 食鳥処理場及び関連食肉処理施設の査察 調査状況並びに拭き取り等による衛生検査状況 1) 平成 27 年度県内と畜場 食鳥処理場及び関連食肉処理施設の査察 調査状況 第 1 回調査 (H27.6~7 月 ) 第 2 回調査 (H27.8~10 月 ) 調査対象施設 大規模食鳥処理施設及び関連食鳥肉処理施設 大動物 ( 牛 ) 及び小動物 ( 豚 ) と畜場並びに付帯する食肉処理施設ほか 調査対象施設実数 10 施設 23 施設 調査実施日数 10 日 12 日 調査時間 6 時 00 分 ~17 時 00 分 7 時 00 分 ~17 時 00 分 調査人員実数衛生管理指導主幹 5 名及び担当検査員衛生管理指導主幹 5 名及び担当検査員 -99-

107 2) 平成 27 年度処理場別一般細菌数検査件数 検査所 と畜場 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 合計 都城食肉衛生検査所 都城市食肉センター 高崎食肉衛生検査所 ミヤチク高崎工場 小林食肉衛生検査所 小林市食肉センター ( 株 ) 丸正フーズ 都農食肉衛生検査所ミヤチク都農工場 日向食肉衛生検査所 南日本ハム豚処理のみ 0 延岡市食肉センター 計 ,22 7 一般細菌数検査の方法 : 牛の解体処理の終了後 ( 最終トリミング終了後 ) に その枝肉の胸部及び臀部のふきとり検体により一般細菌数を検査し 一般細菌数の評価点を算出する 3) 平成 27 年度処理場別大腸菌群数検査件数 検査所 と畜場 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 合計 都城食肉衛生検査所 都城市食肉センター 高崎食肉衛生検査所 ミヤチク高崎工場 小林食肉衛生検査所 小林市食肉センター ( 株 ) 丸正フーズ 都農食肉衛生検査所ミヤチク都農工場 日向食肉衛生検査所 南日本ハム豚処理のみ 0 延岡市食肉センター 計 ,22 7 大腸菌群数検査の方法 : 牛の解体処理の終了後 ( 最終トリミング終了後 ) に その枝肉の胸部及び臀部のふきとり検体により大腸菌群数を検査し 大腸菌群数の評価点を算出する -100-

108 4) 平成 27 年度処理場別腸管出血性大腸菌 O157 行政検査件数 検査所と畜場 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月合計 都城食肉衛生検査所都城市食肉センター 高崎食肉衛生検査所ミヤチク高崎工場 小林食肉衛生検査所 小林市食肉センター ( 株 ) 丸正フーズ 都農食肉衛生検査所ミヤチク都農工場 日向食肉衛生検査所 南日本ハム豚処理のみ 0 延岡市食肉センター 計 ,227 腸管出血性大腸菌 O15 7: 検査の方法 牛の解体処理の終了後 ( 最終トリミング終了後 ) に その枝肉の胸部及び臀部のふきとり検体により腸管出血性大腸菌 O157 の検査を行う 5) 平成 27 年度処理場別枝肉総合評価点検査件数 検査所と畜場 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月合計 都城食肉衛生検査所都城市食肉センター 高崎食肉衛生検査所ミヤチク高崎工場 小林食肉衛生検査所 小林市食肉センター ( 株 ) 丸正フーズ 都農食肉衛生検査所ミヤチク都農工場 ,083 日向食肉衛生検査所 南日本ハム豚処理のみ 0 延岡市食肉センター 計 ,867 枝肉総合評価の方法 : 牛の解体処理の終了後 ( 最終トリミング終了後 ) に その枝肉全体の目視検査実施し 獣毛等の付着をカウントし 枝肉総合評価点を算出する -101-

109 6) 平成 27 年度処理場別と畜場の衛生管理検査件数 ( 厚生労働省 ) 牛肉 豚肉 検査所 と畜場 一般細菌数 大腸菌群数 GFAP 一般細菌数 大腸菌群数 都城食肉衛生検査所 都城市食肉センター 高崎食肉衛生検査所 ミヤチク高崎工場 小林食肉衛生検査所 小林市食肉センター ( 株 ) 丸正フーズ 都農食肉衛生検査所 ミヤチク都農工場 日向食肉衛生検査所 南日本ハム 延岡市食肉センター 計 と畜場の衛生管理検査 : 平成 25 年 7 月 19 日付け食安監発 0719 第 2 号に基づき 牛枝肉 豚枝肉の胸部及び肛門周囲部の微生物等検査 牛枝肉のグリア繊維性酸性タンパク (GFAP) の残留度調査を実施する *1: 一般細菌数および大腸菌群数は 胸部および肛門周囲部で 2 検体 *2:GFAP は 頚椎周囲および外側腹部で 2 検体 7) 平成 27 年度認定小規模食鳥処理場指導監視状況検査所事項 計立入施設数 都城指導施設数 高崎小林都農日向計 立入施設数 指導施設数 立入施設数 指導施設数 立入施設数 指導施設数 立入施設数 指導施設数 立入施設数 指導施設数

110 第 Ⅵ 章 研修 研究 その他 -103-

111 1. 食肉衛生検査所研究会 ( 分科会 ) 昭和 49 年から 検査員の知識 技術の習得および検査所業務の適正化を図るため 4 分科会を設けて検査業務に関する諸問題について相互研修 研究活動を行っている ( フィードバック分科会 : 平成 22 年度 ~ 特殊疾病分科会: 平成 13~26 年度 ) 県では この研究会活動を必要な事業として 宮崎県食肉衛生検査所研究会開催要領 ( 第 Ⅰ 章掲載 ) を定め予算措置を行い 分科会の充実を図っている 開催日開催場所出席者議題 微生物分科会 病理分科会 理化学分科会 フィード バック分科会 県庁会議室 宮崎大学 宮崎大学 7 名 宮崎大学 宮崎大学 宮崎大学 県庁会議室 11 名 高崎食肉衛生検査所 都農食肉衛生検査所 県庁会議室 第 Ⅵ 章 9 名平成 27 年度代表委員選出 活動方針 ( 本課 2 名 ) 検疫 診断コースワークについてサルモネラ症の検査実施標準作業書の見直しについて 8 名 7 名 8 名 ( 家保 1 名 ) 7 名 ( 家保 1 名 ) 10 名 県庁会議室 7 名 宮崎大学 宮崎大学 宮崎大学 県庁会議室 県庁会議室 県庁会議室 県庁会議室 8 名 ( 家保 1 名 ) 9 名 ( 家保 2 名 ) 7 名 ( 家保 1 名 ) 7 名 8 名 ( 本課 1 名 ) 7 名 ( 本課 1 名 ) 8 名 ( 本課 1 名 ) 研修 研究 その他 豚丹毒の検査実施標準作業書の見直しについて講演会 豚丹毒について 日本生物科学研究所高橋欣也先生豚丹毒の検査実施標準作業書の見直しについてサルモネラ症の検査実施標準作業書の見直しについて検疫 診断学コース糞便検査宮崎大学野中成晃教授豚丹毒の検査実施標準作業書の見直しについて ( 最終 ) サルモネラ症の検査実施標準作業書の見直しについて ( 最終 ) 検診 診断学コース炭疽診断宮崎大学上村涼子助教平成 27 年度代表委員選出 活動方針症例供覧 (2 症例 ) 第 回全国病理研修会の復命病理カラーアトラス編集症例供覧 (2 症例 ) 第 70 回全国病理研修会の復命牛白血病の取り扱いについて病理カラーアトラス編集第 71 回全国病理研修会の予習牛白血病の取り扱いについて病理検査マニュアルの改訂講義 動物用ワクチン開発と獣医病理学 日本生物科学研究所布谷鉄夫先生病理カラーアトラス編集講義獣医学における免疫染色東京大学チェンバーズ ジェームズ先生病理カラーアトラス編集病理検査マニュアルの改訂平成 27 年度代表委員の選出平成 27 年度厚生労働省モニタリング計画について分別推定の研修について機器 SOP 改訂についてその他畜水産食品中の残留抗生物質の分別推定法の研修生化学検査用機器のデモその他機器 SOP の改訂について日本冷凍センター研修の復命について全国食検協理化学部会のアンケートについてその他機器 SOP の改訂について内部点検指摘事項について来年度のモニタリング計画案について来年度の検討事項についてその他平成 27 年度代表委員選出について平成 27 年度活動方針について平成 26 年度に実施したアンケート結果の報告についてフィードバックに係る協力獣医師の検討について今後の取り組みについて と畜検査データの有効活用について 7 名今年度の活動総括について ( 本課 1 名 ) 来年度の活動方針について -104-

112 2. 食肉衛生検査所協議会研修会 昭和 51 年以来 検査員の知識と技術の向上や自己啓発を図る目的で 毎年 1 回 食肉衛生検査 所協議会研修会 が開催されている 研修は専門分野の知識 技術の習得のみならず 検査員の要 望する事項について実施しており 充実した研修会となっている 本年度は 次のとおり実施した 1 期日 : 平成 28 年 2 月 6 日 ( 土 ) 14 時から 17 時まで 2 場所 : 宮崎市保健所研修室 A 3 内容 : 1 宮崎県食肉衛生検査所協議会研修会 ( 出席者 : 59 名 ) 〇 と畜場で見られる豚疾病について 動物衛生研究所病態研究領域主任研究員芝原友幸氏 2 宮崎県食品衛生監視員協議会 食肉衛生検査所協議会全体研修会 ( 出席者 : 59 名 ) 最近の交通事故情勢について 宮崎北警察署交通課企画安全係係長黒葛原健治氏 FSIS 研修 ( 復命 ) 高崎食肉衛生検査所中尾敏章主査 3. 宮崎大学との包括的連携 本県と宮崎大学とは 産学連携の強化を図るため 平成 19 年 6 月に包括的連携に関する協定を 締結した この協定第 2 条に基づき 平成 25 年 12 月に宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターと の連携協力に関する覚書を交換し 協力事項 ( 研修会の実施 検査業務に関する試験研究など ) と実施方法を具体的に定め 相互協力体制を整備した 4. 公衆衛生関係業務研究発表会 本県において 食肉衛生に関する研究発表の場として 昭和 表会 を開催してきたが 食肉衛生検査所が設置された昭和 年から 食品衛生監視員研究発 年に 食品衛生監視員 と畜検査員 合同研究発表会 と名称を改め さらに 昭和 55 年に薬務環境衛生業務関係 また昭和 56 年に臨 床検査業務関係の研究発表も加え 公衆衛生関係業務研究発表会 と発展し 現在に至っている この 公衆衛生関係業務研究発表会 は 本県の福祉保健部の食肉衛生検査所 保健所 衛生環 境研究所に勤務する公衆衛生分野の技術系職員の業績および研究発表の場として位置付けられて いる 本年度の検査所関係の演題は 後記記載のとおりである -105-

113 1) 学会及び誌上発表一覧 No 年度演題発表誌名又は学会名 1 昭 44 牛の住肉胞子虫の寄生によると見られる全身筋肉変性萎縮症について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 2 豚の食道部胃潰瘍の発生について 全国食品衛生監視員研修会 3 昭 45 南日本ハム KK と畜場における豚の TP の抗体保有状況について宮崎県食品監視員研究発表会 4 昭 46 昭和 45 年度における都城と畜場の病畜切迫とさつについて 5 都城と畜場における炭疽発生例について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 6 昭 47 牛の好酸球性筋炎について全国食品衛生監視員研修会 7 昭 48 豚の疣状心内膜炎について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 8 昭 50 食肉検査業務のまとめ 宮崎県食品監視 と畜検査業務研究発表会 と畜場における黄疸の検出法について ホジキン様疾患と多型細網肉腫例について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚の腸気泡症について と畜検査員技術研修会 12 昭 51 畜産公社と畜場における牛及び豚の腫瘍例について 宮崎県食品監視 と畜検査業務研究発表会 と畜検査結果の集計について 牛にみられた ガス壊疽様疾患 について 豚の 特異性肺炎 についての一考察 牛 豚の腫瘍検出状況について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) と畜場排水処理施設 ( 活性汚泥法 ) 管理に伴う原生動物学的調査 と畜検査員技術研修会 18 昭 52 昭 年度に実施した精密検査について 宮崎県食品監視 と畜検査業務研究発表会 豚のバンチ氏病様病変について メラノージス様病変の発生例について 放線菌症について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚の疣状心内膜炎について と畜場における尿毒症の検査法について ( 第一報 ) 血清と滑液及び眼房水の相 関関係 と畜検査員技術研修会 24 昭 53 豚の腸気泡症の病理発生についての一考察 宮崎県食品監視 と畜検査業務研究発表会 血清 滑液 眼房水における微量成分 ( ビリルビン カルシウム マグネシウ ム ) の相関関係について 県下某養豚場における豚腎虫の汚染状況について と畜検査で得られる検査所見の活用について と畜検査員技術研修会 28 肺に転移の見られた腫瘍二例について食品衛生研究誌上発表 ( 昭 月号 ) 29 昭 54 豚の問質性肝炎に関する考察日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚の肝硬変の一考察について 豚の胸椎彎曲症についての一考察 と畜検査における尿毒症判定に関する一考察 豚の胸膜炎の一考察について 宮崎県食品監視 と畜検査業務研究発表会 豚の淋巴節に見られる結核様病変についての一考察日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 35 昭 55 腹腔内に播種性増殖を示す腫瘍 15 例についてと畜検査員技術研修会 食肉中における抗菌性物質残留調査について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 地場生産豚の残留抗生物質調査について 養豚家のニーズに答える一方法について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 -106-

114 No 年度演題発表誌名又は学会名 39 悪性水腫 2 例についてと畜検査員技術研修会 40 豚の多発性筋炎並びに皮ふ砂粒症の 1 例について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 41 豚の肺炎罹患率についての一考察 42 昭 56 関節炎罹患豚から分離された菌について宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 43 中胚葉に多発した腺癌 4 例の病理学的比較検討 44 牛の若令胸腺型白血病の 1 例 豚赤痢様所見を呈する豚大腸炎の疫学的考察 食鳥の残留抗生物質の検索について 食肉中に残存する抗菌性物質の残留検査 発育不良豚 ( ヒネ豚 ) に関する一考察 健康豚が扁とうに保有する豚丹毒 溶連菌及びサルモネラの検索について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 50 豚にみられた骨髄性白血病の 1 例 51 豚赤痢について と畜検査員技術研修会 52 昭 57 豚の子宮脱について宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 牛の胃粘膜について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚血清成分に関する調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 形質細胞の出現を伴う好酸球増多性筋炎について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 56 豚の多発性皮ふ肥満細胞腫の 1 例宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 食肉中の残留抗菌性物質の同定について 県内のと畜場における食肉中抗菌性物質残留検査結果について 肥育牛に発生した伝染性血栓塞栓性髄膜脳炎 と畜検査員技術研修会 60 はく皮後の豚枝肉から発見したじん麻疹型豚丹毒の 1 例宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 61 食肉衛生検査所における情報提供活動 62 昭 58 牛のと畜検査結果について と畜場における枝肉及び冷却水の衛生学的調査 食肉検査所での病理組織標本作製上での一考察 牛の胆管炎について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 66 牛の卵巣にみられた腫癌 3 例について宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 67 豚の全部廃棄となった腫瘍について 68 過去 9 年間に全部廃棄した腫瘍についてと畜検査員技術研修会 69 昭 59 都城市食肉センターにおける食用血液の採血及び処理についてと畜検査員技術研修会 関節炎罹患豚からの豚丹毒菌の分離状況について 血清膠質反応を主とした牛の肝機能検査についての一考察 と畜場における衛生指導監視について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 九州地区食品衛生監視員協議会研修会 73 と畜場における豚の腸炎型炭疽の防疫演習畜産の研究誌上発表 ( 第 39 巻第 2 号 1985) 74 豚における Erysipellothrix insidiosa 及び Corynebacterium pyogenes の抗体保有宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 75 状況 牛のと殺前及びと殺後の血液成分の変動とその要因についての基礎調査 76 食肉衛生検査成績からみた特定養豚グループの過去 10 ケ年における疾病の発日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 生動向とその関連要因に関する考察 ( 特に肺炎と肝炎を中心として ) 日本獣医公衆衛生学会年次総会 と体の水分含量の調査について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 病理分科会の活動報告 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 -107-

115 No 年度演題発表誌名又は学会名 79 昭 60 牛の腫瘍性血尿症 5 例について宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 疣状心内膜炎に関する一考察 と畜場における枝肉汚染調査に基づく施設の改善指導結果について カブトガニの血球抽出成分を用いたゲル化反応 ( リムヌステスト ) の衛生細菌 学分野への応用 食肉衛生検査からみた豚の肺炎に関する考察日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚の寄生虫肝炎 ( いわゆるミルクスポット ) に関する諸考察 抗菌性物質の残留調査とその同定について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 86 西部食肉衛生検査所における過去 6 年間の食肉残留抗菌性物質検査成績と行政 指導について 黄疸の検査法について 日向地区における豚の標準血清蛋自分画値の試験成績について ( 第一報 ) 牛の血清及び臓器酵素活性値について 牛の骨髄増殖性疾患の一例 牛の悪性中皮腫について と畜検査員技術研修会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 輸入牛にみられた単包虫症について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚の骨髄性白血病の一症例 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 94 昭 61 豚に見られた皮膚性疾患の二事例について 醗酵オガクズ豚舎における豚疾病の動向 ( 肺炎と肝炎について ) 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 残留抗菌性物質検査における問題点と改善点について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 97 Haemophilus somnus 感染症について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 98 健康畜として搬入された豚鼻腔内からの Haemophilus pleuropneumoniae の分離 99 豚 牛の心奇形 12 例について 100 豚の黒色腫の検査方法に関する検討日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 101 豚の腸間膜リンパ節とパイエル板の病変 ( 2 症例 ) について宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 牛の放血液 心残血 腋裔残血及び眼房水中の尿素窒素に関する基礎調査 尿毒症判定基準の検討 日向地区における豚の標準血清蛋自分画値の試験成績について ( 第二報 ) と畜検査員技術研修会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 105 昭 62 宮崎市食肉センターにおける牛の肝臓の細菌汚染について ( 第一報 ) 豚のエペリスロゾーン病について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚のエペリスロゾーン病について 関節炎型豚丹毒発生農家の防疫に関する調査と同菌の増菌培地の比較について と畜検査員技術研修会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 109 腹腔内腫瘍 21 例について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 110 牛の中皮腫 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 111 と畜場搬入豚の Haemophilus pleuropneumoniae 血清型 5 に対する抗体検査成績 について 豚の尿毒症における生化学的検査法の検討について 総合診断を主体としたカラースライドアトラスの作成とその活用について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 外国産牛のと畜検査に関する考察 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 115 昭 63 全身性リンパ節炎型豚丹毒症の症例について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 関節炎型豚丹毒の発生状況と抗体検査成績について 当検査所における敗血症と豚丹毒の発生状況及び細菌分離成績について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 -108-

116 No 年度演題発表誌名又は学会名 118 プロテイン A を用いた間接蛍光抗体法 ( IFA ) による豚丹毒の同定について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚の全身性非定型抗酸菌症の判定基準について と畜場の細菌拭き取り検査結果について 残留抗菌性物質検査における判定妨害因子について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 と畜検査員技術研修会 食品衛生研究誌上発表 ( 平元. 5 月号 ) 122 当検査所が発足してから 8 年間に見られた家畜 ( 牛 豚 ) の腫瘍について宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 123 過去 10 年間の宮崎県内の家畜の悪性腫瘍について 豚の弁膜病変について 自記分光光度計による高度の黄疸判定の一考察 平元総合診断を主体にしたカラースライドアトラスの活用に関する考察 と畜場に搬入された発育不良豚群における関節炎型豚丹毒の集団発生について 関節炎型豚丹毒の発生状況及び保留豚の実態調査について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 関節炎型豚丹毒の保留基準に関する一考察 豚丹毒菌同定におけるゼラチン培地の改良について と畜場における細菌汚染の実態調査について 宮崎県食肉衛生検査所研究会病理分科会について 牛の体腔内汎発生腫瘍について と畜検査員技術研修会 全国食検協微生物部会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 全国食検協病理部会 134 ビタミン A 欠乏症と思われた牛の筋肉間水腫の発生例日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚の心肥大について 豚血清の生化学性状について 外産牛における病変と発現状況と血液の生化学的性状について と殺後の牛における残留抗生物質の消長について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 139 平 2 牛の尿石症について 140 牛の盲腸内容におけるリステリア菌の検出状況について と畜検査員技術研修会 141 大腸菌の薬剤感受性と R プラスミドの保有状況宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 対米輸出に伴う牛の解体処理の現況及び枝肉の細菌汚染について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 関節炎型豚丹毒の検査方法の見直しについて 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 144 豚丹毒菌の分離同定における嫌気性培地 GAM の有効性日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 145 豚の偏性嫌気性菌による敗血症の一例について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 146 過去 5 年間に発生した豚の悪性腫瘍について 147 都城食肉衛生検査所における過去 6 年間の食肉残留抗生物質等検査成績と 行政指導について 148 過去 1 年間における残留抗生物質等の検出状況について 149 鋸屑肝を呈する肥育牛の血液検査とビタミンA について 黒毛和種肥育牛にみられる肝病変と血液検査結果について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) メチレンブルーを使用治療した牛の症例について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 152 A 養豚場におけるフィードバック活用による寄生肝及び豚赤痢の減少事例 について 153 平 3 と畜場内の枝肉汚染に関する一考察宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 牛及び豚の枝肉におけるリステリア菌の検出状況 豚及びと畜場排水由来のサルモネラについて日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 豚丹毒の発生状況と豚舎土壌中の豚丹毒菌汚染状況について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 -109-

117 No 年度演題発表誌名又は学会名 157 牛の Vero 毒素産生性大腸菌 ( VTEC) の保有状況について全国と畜検査員研修会 158 豚における Cryptosporidium の検出法の試みについて宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 159 豚の白血病の一症例について 160 S 地区を中心に調査した尿石症の一考察について 肥育牛に発生する尿石の分類と成分 ( 無機質 ) について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 牛の筋肉間水腫の肝臓病変について 全国と畜検査員研修会 163 過去 4 年間に M 市食肉センターに搬入された時間外病畜の分析について宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 164 N 食鳥処理場における異常鶏の解剖所見について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 165 平 4 平成 2 ~ 3 年度における残留抗菌性物質等の検出状況およびミニカラムによる宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 系統別推定法の検討 166 高速液体クロマトグラフ ( HPLC) による豚肉中の残留抗菌性物質の同定につ全国と畜検査員研修会 167 いて 高速液体クロマトグラフィーによる抗生物質の分析について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 168 ECD - GC による食肉中の有機塩素系残留農薬の分析について全国食検協理化学部会 温湯洗浄による枝肉の除菌効果について 食鳥処理場における死鳥について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 食鳥検査における大規模食鳥処理場での全部廃棄疾病について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 食鳥肉の微生物制御対策に関する基礎調査 食鳥処理施設における細菌汚染とその対策 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 全国と畜検査員研修会 ブロイラーの黄色ブドウ球菌保有状況等について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 鶏の大腸菌症について ブロイラー由来のサルモネラについて 全国食検協微生物部会 九州地区鶏病技術検討会 177 ブロイラーで見られた 2 例の疣状心内膜炎宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 白色病巣を認めた鶏肝の細菌 病理学的検索日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 食鳥肉検査レーンにおける肝臓の病変について マレック病の診断における細胞診についての検討 全国食検協理化学部会 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 181 平 5 食鳥検査制度開始後のアンケート調査について宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 食鳥検査と食鳥肉の衛生等に関する調査 食鳥処理場における微生物制御対策とその効果及び今後の課題 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 食鳥処理場のサルモネラ汚染状況について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 採卵鶏及び農場のサルモネラ汚染について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 186 ブロイラーから分離された Salmonella Enteritidis について九州地区鶏病技術検討会 食鳥検査で見られる発育不良鶏のサルモネラ及びキャンピロバクターの保菌 状況について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 ブロイラーの壊死性肝炎に対するカンピロバクターの関与とウズラを用いた日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 感染モデルの作製について ブロイラーの大腸菌性敗血症について 鶏由来大腸菌の血清型別調査 食鳥処理場で見られるブロイラー病変の発生率について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 全国食検協微生物部会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 成鶏に見られたマレック病について日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 鶏マレック病における胸腺の変化について マレック病における皮膚型病変について 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 -110-

118 No 年度演題発表誌名又は学会名 豚の扁桃から分離される連鎖球菌について 豚の黒色腫について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 197 ビタミン E -セレン欠乏症が疑われた豚の一症例日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 198 合成抗菌剤分析における前処理法の検討 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 199 高速液体クロマトグラフィー ( HPLC) によるアンピシリンの分析に関する 基礎的研究について ニューキノロン系薬剤のミニカラムによる系統別推定法の検討 ブロイラーにおけるラサロシドの休薬期間中の経時的推移について 全国食鳥肉衛生技術研修会 202 牛肉中の BHC について九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 203 平 6 牛枝肉の微生物学的一考察 204 対米輸出認定工場における牛の解体処理の衛生管理状況と微生物制御法 205 豚の萎縮性鼻炎由来の Pasteurellamultocida 全国食検協微生物部会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 例の牛中皮腫の病理学的検索日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 日常検査で見られる豚の胃肝門リンパ節の病変について 牛白血病の抗体調査 豚の皮膚型メラノーマにおける吸光度法の応用 成鶏に見られる卵墜性腹膜炎について ブロイラーの皮膚炎より分離されたブドウ球菌 皮下出血を呈する食鳥肉に関する一考察 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 全国食検協病理部会 九州地区鶏病技術検討会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 213 A 食鳥処理場における微生物汚染に関する基礎調査 214 大規模食鳥処理場における深胸筋病変について 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 215 鶏マレック病における胸腺の変化について ( 第 2 報 ) 脱水症状を呈するブロイラー 鶏 ( ブロイラー ) の正常肝臓と黄疸を呈した肝臓中の総ビリルビン値 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 218 HPLC による尿中 SMM 検出法の基礎的検討日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 219 黒毛和種肥育牛における肉質と血清中ビタミンA の関係九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 220 ビタミン A 欠乏による筋肉水腫を呈した牛の血清および水腫液の生化学的日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 検討 221 平 7 3 年間の食鳥検査成績宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 222 HACCP 導入に先がけた体表汚染牛の搬入防止対策について九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 223 と畜場における枝肉汚染防止の試み 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 224 Mycobacterium avium による牛の全身性播種型非定型抗酸菌症の一症例全国食肉衛生技術研修会 ブロイラーの腹水症について 食鳥処理工程におけるサルモネラ汚染状況 食鳥肉の保存過程における低温細菌について 全国食鳥肉衛生技術研修会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 228 ブロイラーから分離された Pasteurella の性状の検討 229 牛の頸部にみられた軟部組織腫瘍 3 例 食肉衛生検査の腫瘍診断における細胞診の活用 食鳥検査でみられた疾病状況と腫瘍の診断における免疫染色の利用 ブロイラーの腫瘍について ( 免疫組織化学染色法の検討 ) 高速液体クロマトグラフィーによる食鳥の黄疸分析 管内ブロイラー農場における抗菌性物質の使用状況について 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 九州地区鶏病技術検討会 全国食検協病理部会 全国食検協理化学部会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 -111-

119 No 年度演題発表誌名又は学会名 235 平 8 生物学的製剤を中心とした動物用医薬の残留抗菌性物質検査に与える影響宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 236 高速液体クロマトグラフィーによる牛の肝細胞性および閉塞性黄疸の鑑別 全国食検協理化学部会 237 血液を検体とした HPLC による残留合成抗菌剤のスクリーニング検査の宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 238 基礎的研究 高速液体クロマトグラフィーによる牛肉中のイソプロチオランの残留分析 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 239 都城食肉衛生検査所における平成 7 年度残留抗菌性物質検査 結果報告宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 牛の全身性脂肪織炎の一症例 牛の重複腫瘍 ( 中皮腫 卵巣顆粒膜細胞腫 ) について 牛の副腎腫瘍診断の一考察 全国食肉衛生技術研修会 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 243 過去 16 年間に宮崎県内で見られた食肉動物の腫瘍宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 244 宮崎県都城食肉衛生検査所における 1974 年から 1994 年の牛腫瘍の調査 245 食鳥処理場における Listeria 菌の分布 246 と畜場における Listeria Monocytogenes 汚染要因全国食検協微生物部会 247 豚カット処理時に発見された粒状結節及び腫瘍の対策日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 248 PCR 法によるふき取り検査の基礎的研究 249 食肉衛生検査所での PCR の利用宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 250 CE 法様機構によるブロイラーのサルモネラ汚染の排除効果九州地区鶏病検討会 鶏腸内容によると体汚染の実態とその対策 食鳥肉の微生物汚染 タッチパネルを利用したと畜検査システム 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 全国食鳥肉衛生技術研修会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 現場入力システム導入に伴った生産者フィードバックの検討日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 255 食鳥処理場における衛生管理部会を活用した HACCP 導入に向けての宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 調査 指導 256 牛枝肉の微生物汚染要因の追求とその方法の HACCP 方式における有用性日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 日本獣医師会雑誌誌上発表 ( 平成 月号 ) 257 畜産食品衛生確保推進検討事業における牛処理場への HACCP システムの適用日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 258 平 9 血液を検体とした HPLC による残留合成抗菌剤のスクリーニング検査宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 ( 第二報 ) 259 と畜場におけるヨーネ病迅速診断への PCR 法の応用日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 260 PCR 法を用いたふき取り検査の基礎的研究 ( 第二報 ) 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 鶏の血管腫 牛中皮腫の疫学的検索 豚の黒色腫のリンパ管病巣 病理カラーアトラスのデータベース化 豚の非定型的抗酸菌症 食鳥処理場におけるウエルシュ菌の分布 オゾンの枝肉への効果 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 全国食肉衛生技術研修会 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 牛枝肉総合評価業務における一考察日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 食鳥処理場における微生物制御 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 認定小規模食鳥処理場における衛生指導の一考察日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 畜産食品衛生確保推進検討事業の取り組みと成果について 食鳥処理場におけるいわゆる胸ダコ 足ダコの危害度調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 全国食検協微生物部会 -112-

120 No 年度演題発表誌名又は学会名 273 平 9 一食鳥処理場での青脚発生状況 九州地区鶏病技術検討会 274 平 10 肝臓処理工程の違いによる微生物制御法の比較検討 全国食検協理化学部会 275 管内 2 と畜場における枝肉の細菌汚染実態調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 276 豚の懸垂式処理工程における微生物汚染要因 277 平成 9 年度に実施したと畜場牛解体ラインにおける衛生対策の取り組みと成果 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 278 牛解体ラインの新設に伴う総合衛生対策の取り組み 279 豚の消化性潰瘍疾患からのヘリコバクタ一分離の試み 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 280 都城食肉衛生検査所における豚丹毒発生状況と生産者へのアンケート調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 281 外国産牛に見られた肝蛭症と対策 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 282 過去三年間の食鳥検査成績と温度 湿度との関係 九州地区鶏病技術検討会 283 豚の脂肪性筋肉異常の発生状況 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 284 ブロイラーの腹腔にみられた卵黄嚢腫瘍 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 285 対米輸出食肉処理工場における HACCP システム 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 286 鶏の胸腹腔内にみられた播種性平滑筋肉腫 全国食検協病理部会 287 豚生産者フィードバックの現状と課題 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 288 食鳥処理場における Staphylococcus aureus の検出状況 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 289 管内 M と畜場搬入牛にみられる特異性と課題 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 290 抗生物質標準溶液の経時的安定性の検討 全国食検協理化学部会 291 横隔膜由来と思われる牛の肝臓腫瘍 2 症例 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 292 平 11 豚の上部消化器疾患からのヘリコバクター分離の試み ( 第 2 報 ) 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 293 ブロイラーからのバンコマイシン耐性腸球菌の分離 九州地区鶏病技術検討会 294 鶏成熟卵胞の細菌汚染状況調査 全国食検協微生物部会 295 大腸菌症におけるファブリキウス嚢の病理学的変化 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 296 鶏のと体表面に見られた末梢神経系腫瘍 全国食検協病理部会 297 豚の抗酸菌症の判定基準に関する調査研究 全国公獣協研修 調査研究発表会一 298 豚解体処理工程における汚染実態調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 299 ハエは危険か?( ハエによる枝肉汚染調査 ) 300 対米輸出食肉認定処理施設のモニタリングおよび検証システムの実態 301 HACCP 導入をめざす食鳥処理場における従業員研修の取り組み 302 豚肉中のテトラサイクリン系薬剤検査法に関する一考察 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 303 HPLC による食肉中の外因性内分泌かく乱物質 ( ビスフエノール A) 分析方法の 全国食検協理化学部会 検討 304 平 12 黒毛和種にみられた増殖性好酸球性門脈炎 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 305 鶏の卵黄嚢腫瘍と遣残卵黄の関係 全国食検協病理部会 306 食鳥処理場におけるブロイラーの腫瘍 年度 - 九州地区鶏病技術研修会 307 フルベンダゾール標準溶液に関する一考察 全国食検協理化学部会 308 口蹄疫発生に伴う食肉衛生検査所の対応 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 309 口蹄疫発生時における生体検査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 310 薬剤耐性菌に関する調査 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 311 牛胆汁中の細菌実態調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 312 病畜牛の衛生調査 ( 寝たきり病畜も牛の内 ) 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 313 食鳥処理場における細菌検査と衛生指導 全国食検協微生物部会 314 HACCP 導入食鳥処理場における衛生意識調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 -113-

121 No 年度演題発表誌名又は学会名 315 平 12 大規模食鳥処理場における HACCP 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 316 牛枝肉保管工程における温度管理等の検証 317 HACCP 方式の考え方を取り入れた小動物解体施設改善の取り組み 318 牛処理施設の改築 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 319 平 13 ヒネ豚の取扱に対する提言 全国食肉衛生検査所協議会微生物研修会 320 豚生産者フィードバックヘの一提言 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 321 微生物検査による HACCP システムの評価と課題 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 322 小動物解体施設の衛生管理と行政検証 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 323 認定小規模食鳥処理場における衛生指導の一考察 ( 第二報 ) 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 324 牛の悪性水腫の症例と食肉衛生検査所の対応 325 牛の腹腔内播種性転移の見られた神経芽細胞腫 全国食肉衛生検査所協議会病理研修会 326 豚の腸気泡症の組織所見と発生状況 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 327 黒毛和種に見られた壊死性肝炎について 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 328 食肉衛生検査所における牛海綿状脳症検査に関する一考察 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 329 フルベンタゾール試験に関する SOP 見直しの効果 全国食肉衛生検査所協議会理化学研修会 330 逆相液体クロマトグラフィーによる鶏肉中ビタミン E の分析法 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 331 食鳥検査で変性として廃棄された鶏肉の理化学的解析 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 332 枝肉の拭き取り検査への精度管理適用に関する基礎的検討 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 333 食鳥処理場でみられた壊死性表皮炎の一考察 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 334 サルモネラの薬剤耐性に関する調査 九州地区鶏病技術研修会 335 食鳥処理場における処理工程別微生物汚染調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 336 平 14 牛枝肉等の脊髄汚染状況調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 337 BSE 検査の現状と課題 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 338 BSE 検査に伴うと畜場の枝肉内臓等の保管状況について 339 管内大動物処理施設における衛生指導とその効果 340 T 処理場における豚枝肉の拭き取り方法に関する基礎的調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 341 衛生面で改善の見られた食鳥処理場と衛生管理部会との関わり 342 牛の諸臓器内に見られた多発性腫瘍 全国食肉衛生検査所協議会病理研修会 343 国内 5 府県で分離された豚抗酸菌症の原因菌と薬剤感受性および豚抗酸菌症 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) の診断 344 尿毒症官能検査における一考察 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 345 豚肉内に残留したエンフロキサシンの簡易分析法 全国食肉衛生検査所協議会理化学研修会 346 牛の肝臓および胆汁からの Campylobacter 属の検出 全国食肉衛生技術研修会 347 PCR 法による牛胆汁および肝臓中のキャンビロバクター属菌の定量的迅速 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 検出法 348 鶏の滲出性深層性皮膚炎の一考察 全国食鳥肉衛生技術研修会 349 成鶏処理場における Salmonella Corvallis の経時的汚染調査 九州地区鶏病技術研修会 350 平 15 牛海綿状脳症エライザ検査 OD 値についての一考察 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 351 残留抗生物質検査における Bacillus cereus 芽胞原液作製方法の検討 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 352 食肉衛生検査所におけるプレドニゾロン残留時の検査手順の一考察 全国食肉衛生検査所協議会理化学研修会 353 都城食肉衛生検査所における疾病データ検索システム 全国食肉衛生検査所協議会病理研修会 354 成鶏でみられた播種性の腹腔内腫瘍 九州地区鶏病技術研修会 355 牛にみられた黒色腫 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 -114-

122 No 年度演題発表誌名又は学会名 356 平 15 ササミ処理における細菌汚染要因 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 357 と体のリステリア属による汚染状況 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 358 と畜場に搬入された豚の血清 胆汁からの E 型肝炎ウイルス遺伝子の検出 日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 359 米国農務省研修における最新情報と参加者への意識調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 360 管内 A 処理場における牛解体始業前及び作業中点検の効果 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 361 豚枝肉の汚染菌数測定へのペトリフイルム直接スタンプ法の応用と 全国食肉衛生検査所協議会微生物研修会 HACCP システム検証における有用性 362 安全な牛肝臓供給への取り組み 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 363 平 16 認定小規模食鳥処理場における衛生指導 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 364 牛の正中線ずらし背割りによる特定部位 ( 脊髄 ) 除去法の検証 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 365 管内と畜場における衛生害虫対策の一考察 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 366 牛解体処理工程におけるモニタリング結果の分析を通した衛生指導 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 367 大動物解体処理施設における使用水調査 368 管内の食鳥処理場におけるレバーの汚染状況調査 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 369 牛胆汁における Campylobacter 属菌の増殖性の検討 全国食肉衛生検査所協議会微生物研修会 370 豚における ( 薬剤フリー ) ブランドシステムの確立 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 371 新たに基準の設定された動物用医薬品サラフロキサシン等の分析 全国食肉衛生検査所協議会理化学研修会 372 広範に転移を認めた肉用鶏の膵臓癌 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 373 牛の結節性多発性動脈炎 全国食肉衛生検査所協議会病理研修会 374 採卵鶏で高率に認められた腹腔内腫瘍 九州地区鶏病技術研修会 375 食肉衛生検査における病理学カラーアトラスの実用的な検索システム 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 376 平 17 PCR 法を用いた豚赤痢の迅速診断法 377 豚赤痢の浸潤実態調査 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 378 生産農場の特定された牛レバーのカンピロバクター汚染状況 全国食肉衛生検査所協議会微生物研修会 379 と畜場における肉牛の病原性大腸菌 O157 保有状況と内臓処理の問題点 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 380 牛の食肉処理場におけるけい留所での体表消毒による枝肉汚染防止効果 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 381 宮崎県産食肉 食鳥肉の衛生および安全のブランド化推進事業 に対応した 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 検査員の衛生指導の構築 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 382 宮崎県のと畜場及び食鳥処理場の衛生管理指導主幹による査察制度 383 全頭トリミング記録及び細菌検査結果にもとづくHACCPシステムの検証 384 簡易キットを用いたサルモネラ汚染調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 385 牛尿毒症における血液生化学検査結果の検証 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 386 尿毒症と診断された家畜の組織中遊離カルボン酸の定量 全国食肉衛生検査所協議会理化学研修会 387 採卵鶏にみられた心臓の腫瘍 九州地区鶏病技術研修会 388 銘柄鶏に見られたマレック病 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 389 牛腹腔内に見られた肉芽腫性炎の一事例 全国食肉衛生検査所協議会病理研修会 390 平 18 と畜場に搬入された豚の溶血性連鎖球菌保菌状況 全国食肉衛生検査所協議会微生物研修会 391 サルモネラを指標とした大規模食鳥処理場内の交差汚染調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 392 内臓摘出時の消化管破損に伴う枝肉汚染状況調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 393 認定小規模食鳥処理場への衛生指導 ( 第 1 報 ) 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 394 きれいな枝肉をつくるために 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 395 ブロイラーの腹腔内腫瘍 九州地区鶏病技術研修会 396 牛に播種性転移の見られた平滑筋肉腫 全国食肉衛生検査所協議会病理研修会 -115-

123 No 年度演題発表誌名又は学会名 397 平 18 美しい病理組織切片作成を目指して 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 398 キノキサリン-2-カルボン酸の蛍光誘導体化分析 全国食肉衛生検査所協議会理化学研修会 399 管内と畜場におけるピッシングの中止 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 400 BSE 消毒シミュレーションおよび GFAP 拭き取り調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 401 脳 脊髄組織による枝肉の汚染状況調査 九州地区食肉衛生検査所協議会研修会 402 作業前点検方法変更による衛生効果 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 403 管内食鳥処理場における衛生指導の取り組み 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 404 衛生的地鶏処理を目指した認定小規模食鳥処理場の新規許可指導事例 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 405 大規模食鳥処理場における夏期死鳥発生に関する一考察 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 406 平 19 管内食肉処理場における豚萎縮性鼻炎 (AR) に関する調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 407 肥育牛における腸管出血性大腸菌 0157の胃腸管内分布 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 408 ブロイラー小腸の出血様斑点についての一考察 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 409 と畜検査における牛白血病診断の一考察 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 410 とちく検査で見られた牛白血病の診断基準作成に向けて 九州食肉衛生検査所協議会研修会 411 鶏の複数臓器にみられた肉芽腫性炎 九州地区鶏病技術研修会 412 ブロイラーに認められる肝炎のカンピロバクター関与 全国食検協病理部会 413 食鳥と体の細菌学的検査方法の比較検討 全国食検協微生物部会 414 と畜場で得られる検査所見と豚枝肉格付けの相関関係 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 415 MPSを指標としたフィードバックデータの有効活用 日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 416 安心 安全なレバーを求めて 管内 Nと畜場の試み 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 417 カンピロバクター属菌が検出されたブロイラーの化膿性壊死性肝炎 九州食肉衛生検査所協議会研修会 418 認定小規模食鳥処理場における改善の試みと検証 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 419 認定小規模食鳥処理場における外剥ぎ解体方式による微生物汚染対策 九州食肉衛生検査所協議会研修会 420 平 20 異物混入防止を目的とした食鳥処理場の衛生管理 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 421 外剥ぎ方式による脱羽後と体における熱湯洗浄効果の検討 全国食検協微生物部会 422 食鳥処理場におけるササミ処理工程の細菌汚染状況調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 423 安全 安心な みやざき地頭鶏 確保に向けた食肉衛生検査所の初期指導の重要性 九州食肉衛生検査所協議会研修会 424 大規模食鳥処理場でのHPAI 摘発を想定して 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 425 リンス法を用いた大規模食鳥処理場の各処理工程におけると体および製品の微生 九州食肉衛生検査所協議会研修会 物汚染調査 426 豚回虫と間質性肝炎の関連及び豚フィードバックデータを基にした寄生虫対策 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 427 生食用牛肝臓に係わる衛生指導の一事例 九州食肉衛生検査所協議会研修会 428 と畜場搬入牛における地方病型白血病浸潤状況及び疫学調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 429 脾臓及び腎臓に急性壊死を認めた豚敗血症の1 症例 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 430 寄生虫感染を主因とした肝臓病変における一考察 全国食検協病理部会 431 クマリン系殺鼠剤検査及び養豚農場における薬物使用の現状 全国食検協理化学部会 432 大規模食鳥処理場におけるミンチの細菌汚染調査 九州食肉衛生検査所協議会研修会 433 食鳥処理工程における腸管内容物による細菌汚染調査 全国食検協微生物部会 434 平 21 豚解体時における枝肉汚染の原因について 九州食肉衛生検査所協議会研修会 435 大規模食鳥処理場におけるサルモネラ疫学調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 436 牛における腸管出血性大腸菌 0157の保菌状況と疫学的考察 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 437 豚の疣贅性心内膜炎を伴う敗血症の多発農場における発生要因調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 438 牛白血病ウイルス抗体陰性を示した B 細胞性リンパ腫の1 症例 全国食検協病理部会 439 免疫磁気ビーズ法と PCR 法を組み合わせた豚サルモネラ症の迅速診断法の開発 日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) -116-

124 No 年度演題発表誌名又は学会名 440 平 21 牛生産者へのと畜検査結果のフィードバック 九州食肉衛生検査所協議会研修会 441 と畜検査データを基にした豚サーコウイルス2 型ワクチン接種効果の検証 日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 442 対香港輸出認定に係る管内 M と畜場への衛生指導 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 443 平 22 と畜場で採材されたカラスの糞便から分離されたサルモネラの疫学関連調査 ( 遺 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 伝子型比較 ) 444 食肉衛生検査における牛パピローマウイルス感染症の解析 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 445 牛における腸管出血性大腸菌 O157の保菌状況 病原因子の検索および分子疫 全国食検協微生物部会 学的解析 446 食肉処理場に搬入される肥育豚のサルモネラ抗体保有状況と発生疾病 ( と畜検査 九州食肉衛生検査所協議会研修会 データ ) との関連性 447 牛パピローマウイルス1 型が検出された膀胱を病変とする牛乳頭腫症 九州食肉衛生検査所協議会研修会 448 平 23 口蹄疫特例開場の評価 九州食肉衛生検査所協議会研修会 449 口蹄疫に対する都城食肉衛生検査所の対応 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 450 口蹄疫及び鳥インフルエンザ発生時における当所の動員状況とその後の取り組み 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 451 大規模食鳥処理場で発見された高病原性鳥インフルエンザ 日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 452 食肉衛生検査所における高病原性鳥インフルエンザ防疫統括は可能か 食鳥肉衛生技術研修会 453 あなたも保留しませんか? 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 454 大規模食鳥処理場における作業者の手指の細菌汚染調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 455 今後の生食用食鳥肉を取り扱う認定小規模食鳥処理場の監視指導について 九州食肉衛生検査所協議会研修会 456 と畜場搬入豚におけるトキソプラズマ抗体調査 全国食検協微生物部会 457 と畜場搬入牛における地方病性白血病の浸潤状況及び疫学調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 458 肉芽腫性炎を呈した豚の1 症例 全国食検協病理部会 459 ニワトリの腫瘍性皮膚病変 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 460 LC/MS/MS を用いたイベルメクチン検査の効率化および宮崎県産豚肉における残 全国食検協理化学部会 留実態の調査 461 平 24 食鳥および食肉処理場の自社検査室における業務管理 九州地区鶏病技術研修会 462 金属性異物から考える安全な食肉提供の取り組み 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 463 口蹄疫からの復興をめざしている地域の豚疾病状況調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 464 豚と畜検査結果のフィードバック事業方法の検討 九州食肉衛生検査所協議会研修会 465 豚の疣贅性心内膜炎の一考察 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 466 豚の疣状心内膜炎における菌の分離と同定 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 種類の免疫磁気ビーズを用いた牛の大腸菌 (EHEC) 保有状況 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 468 家畜および家禽における Esherichia albertii 保菌調査 ( 第 1 報 ) 全国食検協微生物部会 469 豚丹毒多発農場の概要および分離株の性状 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 470 LAMP 法による Erysipelothrix rhusiopathiae の簡易迅速検出法の開発 日本獣医公衆衛生学会 ( 年次 ) 471 母豚のイベルメクチン残留調査 全国食検協理化学部会 472 衛生管理指導主幹による査察制度の発足後 11 年を経過した現況 食鳥肉衛生技術研修会 473 と畜場搬入牛における地方病性白血病の浸潤状況調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 474 牛肝臓の好酸球性増殖性小葉間静脈炎を伴った腫瘤の一例 全国食検協病理部会 475 若齢豚における肝細胞癌とαフェトプロテインの染色性 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 476 豚のリンパ腫 九州食肉衛生検査所協議会研修会 477 平 25 牛内臓処理施設の衛生管理に関する調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 478 と畜場の衛生指導における衛生標準作業書 (SSOP) の重要性 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 -117-

125 No 年度演題発表誌名又は学会名 479 平 25 対米輸出食肉認定施設における結露対策について 九州食肉衛生検査所協議会研修会 480 牛のと畜場における特定危険部位の管理 BSE 検査に係る分別管理について 九州食肉衛生検査所協議会研修会 481 認定小規模食鳥処理場における衛生意識の向上を目指して 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 482 ATP 拭き取り検査等を活用した認定小規模食鳥処理場に対する衛生指導への取 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 り組み ( 第 1 報 ) 483 LAMP 法による Erysipelothrix rhusiopathiae の簡易迅速検出法の開発 第二報 食肉衛生技術研修会 484 豚サルモネラ症 (Salmonella Choleraesuis) を疑った豚の肝臓 67 症例及び腎臓 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 11 症例 485 鶏大腸菌症由来大腸菌を指標とした薬剤耐性 九州地区鶏病技術研修会 486 と畜場における豚群の飼料を原因とする抗生物質残留事例 食肉衛生技術研修会 487 と畜場搬入牛における血中 Vitamin A 濃度と病変の関係 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 488 下顎骨および下顎骨近位の口腔粘膜における扁桃組織の有無の検討 九州食肉衛生検査所協議会研修会 489 管内と畜場における豚の黒色腫 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 490 筋肉に白色病変を認めた豚 2 症例 全国食検協病理部会 491 平 26 腸内細菌科菌群を指標とする牛枝肉拭取り検査における部位別汚染実態調査及び 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 衛生管理指導 492 と畜場における HACCP 導入型基準適合に向けての取り組み 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 493 当所管内豚処理施設の捕虫調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 494 食肉衛生検査所業務におけるリスクマネジメント 九州食肉衛生検査所協議会研修会 495 豚流行性下痢 (PED) 発生に伴うと畜場内の PED ウイルス汚染状況調査 九州食肉衛生検査所協議会研修会 496 豚流行性下痢感染拡大防止のため行った都農食肉衛生検査所の対応 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 497 鶏の体腔内腫瘤 全国食鳥肉衛生技術研修会 498 鶏の心臓腫瘍 九州地区鶏病技術研修会 499 牛の尿毒症と敗血症の関係性 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 500 豚の疣贅性心内膜炎の発生状況と疫学調査 全国食検協微生物部会 501 ブロイラーのサルモネラ属菌に関する疫学調査 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 502 肉用鶏の皮下型大腸菌症から分離した大腸菌の解析 九州食肉衛生検査所協議会研修会 503 イベルメクチン簡易スクリーニング法による残留実態調査 全国食肉衛生検査所協議会理化学部会 504 潜在性脂肪壊死症の実態調査と枝肉成績および種雄牛との関連 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 505 潜在性脂肪壊死における血中酸化ストレスについての評価 九州食肉衛生検査所協議会研修会 506 ブロイラー輸送時の低体温死事例とその再現試験結果に基づく考察 全国食鳥肉衛生技術研修会 507 平 27 管轄と畜場搬入豚から分離された菌株の遺伝子解析からみえた非定型抗酸菌症の 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 実態 508 と畜場でみられた豚丹毒急性型による急死事例 全国食検協微生物部会 509 管内と畜場で発生した豚丹毒非定形蕁麻疹型の1 例 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 510 KIS TM test による残留有害物質スクリーニング法の検証 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 511 代謝障害により抗菌性物質の残留が疑われた一事例 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 512 特定の牛肥育生産者に多発する尿毒症についての調査 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 513 精密検査記録からみた牛の尿毒症 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 514 管内と畜場における豚の黒色腫 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 515 牛の腹腔内に播種性転移が見られた子宮腺癌 全国食検協病理部会 516 肺門および縦隔リンパ節の腫大を伴った牛の皮膚腫瘤 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 517 リアルタイム PCR を用いた地方病性牛白血病の迅速診断法の検討 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) -118-

126 No 年度演題発表誌名又は学会名 518 平 27 平成 21 ~ 26 年度に県内のと畜場に搬入された牛のリンパ腫の発生状況および診 九州食肉衛生検査所協議会研修会 断基準の検討 519 宮崎県内の と畜場 及び 大規模食鳥処理場 における HACCP 導入の概要 九州食肉衛生検査所協議会研修会全国食肉衛生技術研修会 食品衛生研究 2015 年 6 月号 520 豚カット処理施設におけるコンベア及びカット肉拭き取り検査と衛生指導 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 521 対米輸出を活かした衛生指導 宮崎県公衆衛生関係業務研究発表会 522 HACCP システムの助言者として スキルアップをいかになすべきか~ 管内施設 九州食肉衛生検査所協議会研修会 における一般的衛生管理の改善指導を通じて~ 523 攻めの防疫 において食肉衛生検査所が果たせる役割 ~ PED 流行事例から~ 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 524 肉用牛における回虫類 ( 犬 猫 豚回虫 ) とトキソプラズマに対する抗体保有状 日本獣医公衆衛生学会 ( 九州地区 ) 況 525 食鳥処理場におけるブロイラーの熱中症に関する考察 九州地区鶏病技術研修会 -119-

127 管轄と畜場搬入豚から分離された菌株の遺伝子型解析からみえた非定型抗酸菌症の実態 高崎食肉衛生検査所 黒木麻衣 小田厚 宮崎大学獣医微生物学教室 山本智喜 後藤義孝 1 はじめに本人の非定型抗酸菌症 ( 以下 AM 症 ) は 慢性の難治性感染症疾患であり とくにMycobacteriumavium subsp. Hominissuis(Mah) によるAM 症は我が国はじめ欧米で増加傾向にあり問題となっている Mahは繁殖飼育されている豚からも分離され 本菌による豚 AM 症の集団発生がしばしばみられることから わが国では養豚農家の衛生管理の問題として取り上げられることが多い 一方 欧州では同一遺伝子型を示す株が複数の農場にまたがって感染拡大を起こすことや繁殖障害を起こすことが分かり それらの株とヒトAM 症由来菌株とが遺伝的に近縁であることから 豚由来のMah が環境を介してヒトに感染する危険性が指摘され 公衆衛生上の問題として捉えられるようになってきている 今回 宮崎県における豚 AM 症の実態と 分離されるMah 株の遺伝子型を調べ ヒトへの感染拡大の危険性について考察した 我が国のヒト患者のそれとは違っており ヒトへの感染リスクは低いと思われるが 幾つかの株はマウスに肉芽腫病変を形成することが分かった また一部の豚由来株はヒト由来株と同じプロファイルであったことから こうした株がヒトに感染する可能性は十分考えられるので公衆衛生上も注意が必要であろう 2 材料及び方法管轄と畜場で豚 AM 症として廃棄された臓器から分離し Mah と同定した株について MIRU-VNTR 法による遺伝子プロファイル解析を行った また同一農場において複数個体から分離され 遺伝的に同一のプロファイルを示した株を近交系マウス (C57BL/6) に尾静脈接種し それらの病原性について調べた 3 成績 AM 症は 13 農場から出荷された豚からみつかり それらから計 113 株の Mah を分離した それらの株について 7 か所の VNTR 領域を PCR 法により増幅後 遺伝子プロファイルを作成し 各株の近縁性ならびに国内外の既知の豚由来株やヒト由来株の遺伝子型との比較を行った 同一の遺伝子プロファイルをもつ株が間をおいて分離される例が 3 農場でみられ これらの農場では特定の遺伝子プロファイルをもつ株が感染を広げている可能性が示唆された ただ 欧州の報告例のように同一プロファイルの株が幾つかの農場に汚染拡大しているような状況は認めなかった またマウスへの感染実験では株間で病原性に違いがみられ 同一農場で頻回に分離される株の多くはマウス体内でよく増殖し 肝臓や脾臓に多数の肉芽腫病変を形成した 4 まとめ 今回分離された菌株の多くは 遺伝子プロファイルが -120-

128 と畜場でみられた豚丹毒急性型による急死事例 都城食肉衛生検査所 松川浩子久保明子 はじめに 豚丹毒は 豚丹毒菌 (Erys ipelothrix rhus iopathia e) 他の搬入豚群の状態及び生産農場からの情報をもとに豚 を起因菌とする豚の急性又は慢性感染症であり 家畜伝 染病予防法により届出伝染病に指定されている [1] また 本病は人獣共通感染症であり 公衆衛生面からも重視さ れている 豚丹毒の急性型である敗血症型では急死や発 熱 暗赤色斑あるいは黒紫色のチアノーゼの出現などの 臨床症状がみられる [2] これらの症状は法定伝染病に指 定されている豚コレラの臨床症状と類似しており 類症 鑑別が必要となる 今回 管内と畜場に搬入された豚群 で複数の急死事例 蕁麻疹型例が確認され 検査の結果 豚丹毒と診断したので その概要を報告する 材料及び方法 平成 27 年 4 月 前日に A 農場より搬入された豚 ( 交雑 種 6ヶ月齢 )10 0 頭中 2 頭の死亡を生体検査開始時に確 認した 死亡した豚はいずれもチアノーゼ様暗赤色斑が 確認された 死亡豚以外にも同農場の複数の豚で 元気 消失 歩行困難 チアノーゼ等の症状がみられ 中には 皮膚に境界明瞭な赤色発疹が多発している個体も確認さ れた 発生状況より 急性の感染性疾病を疑い 原因が判明 するまで当該農場豚の処理を停止するよう指示した ま た と畜場を通じ食肉処理業者へ連絡し 出荷前の豚群 の状況について確認するよう指示した 搬入した残りの 豚群のうち 重篤な症状を呈していた 2 頭 (No. 1 2) に ついては 病畜舎へ移動し 原因究明のための解体検査 及び精密検査を直ちに実施した No. 1は 横臥姿勢で起立不能を呈しており 皮膚に境 界明瞭な赤色発疹が多数認められたが 皮下組織には著 変は認められなかった 内臓所見として肝臓の煮肉様変 性と胸膜炎 肺炎の他 結腸に部分的に炎症が認められ た No. 2も起立不能であり 肝臓に鬱血が見られた他は 著変は認められなかった これら 2 頭について実施した 血液検査所見にも好中球核の左方移動などの著変は認め られなかった 血液塗抹についてグラム染色を実施した ところ 菌の確認はされなかったが これら 2 頭につい ては検査保留とし 原因究明のため 主要臓器及び皮膚 を細菌学的検査に供した 生産農場からの情報により 出荷 2~3 日前より豚群全 体に元気消失等の症状が若干見られたものの 死亡豚の 増加や急性伝染病を疑う所見は見られなかったこと 農 場に残る豚群に異常は見られなかったことを確認した 病畜舎における解体 血液検査所見の結果と 同農場の コレラ及び豚の炭疽の急性敗血症型を否定し 処理停止 させていた当該農場の豚の処理を 当日の一般畜処理ラ インの最後に実施するようと畜場に指示した 一般畜最 終ラインで処理した同農場の豚 96 頭中 1 頭において上 肩部及び臀部皮下に数カ所の菱形疹を確認したので 豚 丹毒疑い畜として検査保留し (No. 3) No. 1 No.2 ととも に細菌学的検査に供した 材料は No. 1 2については 心臓 肝臓 腎臓 脾臓 リンパ節 皮膚を No. 3については 皮膚を用いた 菌分離は 羊血液寒天培地 ( 好気 嫌気 ) DHL 寒天培地 ( 好気 ) CV アザイド培地 ( 好気 ) ゲンタマイシン カナ マイシン加トリプトソイブイヨン ( 好気 ) を用い 時間培養を実施 分離菌は市販の簡易同定キットによ り同定し 遺伝子学的検査は LAM P 法 豚丹毒主要防御抗 原 Spa A 遺伝子の高度変異領域配列のシークエンスを実施 した 血清型別試験は 寒天ゲル内沈降反応により実施 した 成績 No. 1 2において臓器からは 好気培養 嫌気培養に て有意菌陰性であった 皮膚からは No のすべて の検体からグラム陽性桿菌が純培養状に分離され 簡易 同定キットと LAM P 法により E.rhusiopathia eと同定した Spa A 遺伝子の高度変異領域は 609 番目が G 769 番目が A であった 血清型は判別不能株だった 考察 これらの結果から 本症例は No.1 2 を豚丹毒による 急性型事例 No. 3を豚丹毒によるじん麻疹型と診断した 当該畜 3 頭を全部廃棄処分とした後 発生状況について 家畜保健衛生所へ連絡し 情報の共有を図った 出荷農 場へは 食肉処理業者を通じて農場での観察を徹底し 今後本病を疑う豚を確認した際は 治療 治癒後に出荷 するよう指示し 飼養 衛生管理やワクチン接種等の見 直しについては 家畜保健衛生所へ相談するよう助言し た 豚丹毒は 平成 12 年の豚コレラワクチンの接種中止 に伴い 豚丹毒のワクチンを中止した農家も多く 全国 的に発生も増加傾向にある [3][4] 豚丹毒菌は人の類丹 毒の原因ともなり 創傷感染により 皮膚炎や まれに 心内膜炎や敗血症などの重症例に移行する場合もある -121-

129 [5] 特に発病した豚との接触が多い獣医師や食肉業者は注意が必要であり 発生の情報を共有するとともに 取扱いについて啓発が必要と考えられる また 近年の豚丹毒発生増加に伴い と畜場において今回のような事例に遭遇する機会も増えてくる可能性があるが その際には 豚丹毒敗血症型の症状と類似した豚コレラとの類症鑑別等が必要となってくる 豚コレラの診断はウイルス抗原による証明によらなければならないが と畜検査は判定を下すまでに時間的制約があり 複雑な諸検査は実施しえない場合が多い [6] 今回は 搬入された同農場の他の豚に著変が認められなかったこと 血液像において好中球核の左方移動が認められなかったこと 豚丹毒の典型例である菱形疹が確認される個体がいたこと 病変部より豚丹毒菌が分離されたことにより 豚コレラを否定し 豚丹毒と判定した しかし 急死事例の多発や脾臓の出血性梗塞 大腸粘膜のボタン状潰瘍 著しい白血球の減少と血液像における好中球核の左方移動など [7] 豚コレラを疑う所見があった場合には すべての豚のと畜を中止し 所管する家畜保健衛生所への通報や その後の消毒など 発生時に備えた対応を実施する必要がある 今後の課題として 急性感染症疑い事例が搬入された際の対応手順や 解体 精密検査時の判断の基準を明確化し 検査員全員が共通の認識を持つ必要があると考えられた 1) 山本欣也 : 豚用ワクチンの概説豚丹毒ワクチン ( 不 活化 混合不活化ワクチン ) 2) 全国家畜衛生職員会 : 病性鑑定マニュアル第 3 版 ) 下地善弘 : 豚丹毒総論臨床獣医 2012.Mar.vol.3 0,No ) 今田由美子 : 豚丹毒の防除対策と発生時の対処方法 養豚の友 年 10 月 ) 小寺聡ら :Erys ipelothrix rhusiopathia eによる感 染性心内膜炎の 1 例 感染症学雑誌第 80 巻第 4 号 ) 全国食肉衛生検査所協議会 : 新 食肉衛生検査マニ ュアル ) 全国食肉衛生検査所協議会 : 新 食肉衛生検査マニ ュアル

130 管内と畜場で発生した豚丹毒非定型蕁麻疹型の 1 例 高崎食肉衛生検査所 佐藤美香今村亜樹子 1. はじめに豚丹毒 (Erysipelothrix rhusiopathiae) は 急性型 ( 敗血型 ) 蕁麻疹型 慢性型( 関節炎型 心膜炎型 ) に分けられ 蕁麻疹型では 隆起した淡紅色の菱形丘疹が背部 臀部等に好発する と畜場における生体検査で発見すればと殺禁止 解体後に判定すれば 全部廃棄対象疾病である 豚丹毒は古くから知られている感染症であり ワクチンによる予防対策が講じられているが 2009 年以降 全国の届出頭数が年間 2000 頭を超え増加傾向にある ( 表 1) 管内と畜場の届出頭数は 平成 24 年度 16 頭 25 年度 4 頭 26 年度 5 頭 27 年度は 6 月までに 4 頭である このうちの 1 頭について枝肉に典型的な淡紅色の菱形丘疹ではなく 白色の丘疹が見られ 精密検査で豚丹毒と判定した ( 以後白丹毒という ) 事例があった この1 事例を含め県内で発生した豚丹毒について生化学的性状および薬剤感受性試験 遺伝子解析を実施したのでその概要を報告する 5,000 4,000 3,000 戸 2,000 頭 1, 表 1 豚丹毒の発生状況 ( 農林水産省監視伝染病発生年報より ) 2. 材料及び方法 1) 材料平成 26 年 8 月から平成 27 年 5 月までの期間 管内および都城食肉衛生検査所管内と畜場で分離した豚丹毒菌 12 株 ( 蕁麻疹型 9 株 ( 白丹毒株 1 株を含む ) 関節炎型 2 株 心膜炎型 1 株 ) 2) 方法 1 分離方法宮崎県微生物検査マニュアルに沿って分離した 1) 2 生化学的性状豚丹毒用 SIM 培地 豚丹毒用 TSI 培地 ゼラチン培地 ( 県マニュアルのゼラチン培地 (A) 0.1% Tween80 加ゼラチン培地 (B) GAM ブイヨン加 2) ゼラチン培地 (C) アピコリネキットによる同定を実施した ゼラチン培地 (A) Nutrient Gelatin 128g 酵母エキス 1.5g 蒸留水 1000ml 0.1%Tween80 加ゼラチン培 A の培地に Tween80 を 1ml 加地 (B) えたもの GAMゼラチン培地 (C) GAM ブイヨン 1000ml ゼラチン 200g 3 薬剤感受性試験 ( ディスク法 ) 3) 0.1%Tween80 加 TSA 培地に菌液をコンラージで一面に塗り拡げ 乾燥後抗生物質のディスクを乗せ 24 時間培養後 阻止円径を測定した 使用した薬剤は ペニシリン系 ベンジルペニシリン (PCG) アモキシリン (AMPC) アンピシリン (ABPC) セフェム系 セファゾリン (CEZ) リンコマイシン系 リンコマイシン (LCM) マクロライド系 エリスロマイシン (EM) テトラサイクリン系 ドキシサイクリン (DOXY) オキシテトラサイクリン (OTC) キノロン系 ジクロキサシリン (MDIPC) ノルフロキサシン (NFLX) の 10 種類である 4 遺伝子的解析 LAMP 法を用いてターゲット DNA を増幅させるための簡易試薬キット LoopampDNA 増幅試薬キット ( 栄研化学 ) と山崎ら 4) の豚丹毒プライマーを用いての遺伝子診断のほかに 宮崎大学獣医公衆衛生学研究室に依頼し マトリックス支援レーザー脱離イオン化法 (MALDI/TOFMS 法 ) による細菌同定を行った 3. 成績 112 株とも血液寒天培地で 露滴状 α 溶血で透明感のあるコロニーを形成 グラム陽性桿菌であった 2 生化学的性状 SIM 培地では すべての株で硫化水素の産生 インドール陰性 運動性陰性であった TSI 培地ではすべての株でガス産生 硫化水素は 24 時間で産生しない株もあったが 培養を続けると数日後にすべての株が硫化水素を産生した マニュアルでは ブドウ糖 乳糖 白糖を分解し 培地が -123-

131 黄変するとあるが 24 時間培養で色の変化は明らかではなかった ゼラチン培地では A および B の培地ではブラシ状発育を認めなかったが C の培地では すべての株でブラシ状発育を認めた 白丹毒株の生化学的性状に他の菌株との相違は認められなかった アピコリネキットでは 12 株すべて豚丹毒菌と同定した 3 薬剤感受性試験感受性は最も CEZ が高く 次いで PCG MDIPC NFLX であった ABPC OTC DOXY EM LCM は感受性が中間であり AMPC には耐性を示した 白丹毒株は PCG の感受性が他の株に比べて低かった ( 阻止円径平均 31.4mmのところ 21.7mm( 平均比 69%) ) 4 LAMP 法による遺伝子診断および MALDI/TOFMS 法で全ての株を豚丹毒菌と同定した 4. 考察今回の白丹毒株は 生体検査では豚丹毒を強く疑うものではなかったが 枝肉検査に隆起した丘疹があったため保留とし 精密検査で分離したものである 豚丹毒蕁麻疹型の菱形疹は 冷蔵保管するとはっきりしてくることがあるが 白丹毒豚の枝肉は 冷蔵 2 日後に隆起した部分がやや赤みを帯びていたが 典型的な菱形疹とはいえなかった 生化学的性状については 他の豚丹毒分離株との違いは認めなかった 生化学的性状および遺伝子解析で白丹毒も豚丹毒菌と同定された 薬剤感受性試験では 白丹毒株は PCG の感受性が他の株に比べて低かった なお豚丹毒に特徴的なブラシ状発育は県マニュアルのゼラチン培地では認められず GAM ゼラチン培地では認められた 白丹毒が発生する要因は今回の調査では不明であるが 県外では豚丹毒が多発している農場において経過観察時に見られたという報告がある 5) 関与する要因としては 個体差 感受性 感染菌量 感染してからの期間等考えられるが これらを検証するにはさらなる解析と白丹毒の症例数を重ねる必要があると思われる 今回の事例では 生体検査において腰部から臀部にかけての若干の赤斑を認めたものの 典型的な菱型疹ではなかったため豚丹毒としてと殺禁止にせず念のために他の豚と区別してと畜を実施したものである 剖検所見が皮下の丘疹のみであるため枝検査において見逃される可能性もあることから生体検査員と内臓及び枝肉検査員の連携の重要性を改めて認識させられる事例であった 年度改訂 ) 2) 豚丹毒菌同定におけるゼラチン培地の改良について 日向食肉衛生検査所高山博文他 3) 豚丹毒菌の薬剤感受性試験法の改良と耐性状況 鹿児島大学河本敏夫他 4) LAMP 法による Erysipelothrix rhusiopathiae の簡易迅速検出法の開発 小林食肉衛生検査所山崎安子他 5) 管内と畜場における豚丹毒の発生状況 大口食肉衛生検査所矢代浩子他 参考文献 1) 宮崎県食肉衛生検査所研究会微生物分科会 ( 平成

132 KIS TM test による残留有害物質スクリ - ニング法の検証 都城食肉衛生検査所加藤美香 はじめに 畜水産動物の疾病の予防および治療を目的に多 くの動物医薬品や飼料添加物等が使用され, 畜水 産物の安定供給に大きく貢献している しかし 一方では使用された動物医薬品の畜水産物への残 留が食品衛生上問題となっており 動物用医薬品 等の適切な使用が求められている 平成 6 年 7 月 1 日に出された厚生労働省通知 衛乳第 107 号中の 畜水産食品中の残留抗生物 質簡易検査法 ( 以下簡易法 )( 改定 ) 1) は 比 較的幅広い範囲の薬剤に適応し 方法も大変簡易 で 日常的に利用されている しかし本法は 検出限界が残留基準値に達しな い薬剤も多く 3) さらに一晩培養しなければ結果 が得られないため迅速性に欠けるなど問題点があ る 今回 米国農務省食品安全検査局 ( 以下 FSI S) の通知 2) に基づき チャームサイエンス社 ( 米国 ) が 米国と畜施設の検査官に提供している kidne y inhibition t( 以下 swab KIS TM tes t) を用い て 従来法と比較を行い 若干の知見を得たので 報告する KIS TM test について KIS TM tes tは 培地の中に Bacillus stearothermophilus の芽胞を含んでおり 64 前後になると菌が急速に増殖し これにより ph が変化するため培地の色が変化する 抗生物質が 残留していた場合 増殖を抑制するので 培地の 色が変化することはない KIS TM tes tは 年に開始された米国残留物 2) 質検査制度の下 FSI Sの通知に基づき チャー ムサイエンス社が と畜施設の検査官に提供して いる 材料 試料 : あらかじめ抗生剤が残留していないことを 確認した牛腎臓 1 検体を用いた 抗生剤 (7 種類 ): ベンジルペニシリン アンピシ リン セファゾリン タイロシン カナマイシン オキシテトラサイクリン スルファジミジン 標準溶液 : 上記薬剤を滅菌水またはメタノールで 希釈し作成した 試験溶液 : 牛腎臓を採取し冷凍した後 解凍し得 られた抽出液で 抗生物質を希釈し薬剤の濃度 を調製した 方法 1 KIS TM tes t( チャームサイエンス社輸入元 株式会社分析技術研究所 ) を使用した 方法 : 説明書に準拠して行った 2 簡易法 供試試験菌 : 試験菌は1Micrococcu sluteu s ATC C9341 ( 以下 M.luteu s)2bacillu ssubtili s ATC C663 3( 以下 B.subtili s)3 Bacillus mycoide s ATC C11778 ( 以下 B. mycoid es) を用いた 試験 菌液は 1) に準拠して調製した 検査用平板 : Difc o 社の Antibiotic Medium 5お よび 8 を用いて 1) に準拠して行った 結果 OTC 以外の薬剤では KIS TM tes tは 簡易法に 比べ感度が高かった 特に β ラクタム系の薬剤 ( ペニシリン アンピシリン セファゾリン ) で は 非常に感度が高く 基準値を感知できた ま たスルファジミジンやタイロシンでは 基準値を 感知することはできなかったが 簡易法に比較す ると 5~10 倍程度感度が高かった 反応時間 も 3 時間で 当日に判定することが可能であり 迅速性があった 考察 β ラクタム系抗生物質は 農場で頻繁に使用さ れる抗生物質の 1 つである 2) 平成 26 年 12 月 ~ 平成 27 年 3 月末までに当検査所に搬入され た牛病畜の抗生物質使用状況をみると β ラクタ ム系 ( ペニシリン アンピシリン セファゾリン ) を使用した農場が 全体の過半数を占めている しかし現在汎用されている簡易法は これらの 抗生物質検出限界が基準値よりも高く 2) 基準値 をとらえることが難しい これに比較すると KIS TM tes tは 使用率の高い抗生物質を 基準値でとら -125-

133 えることができる簡易で 迅速性のある 非常に 有効なスクリーニング方法であると考えられた 現在のところ KIS TM tes tは 動物の腎臓 飼 料 尿 血清 水で使用できると 説明書に記さ れている しかし 食肉衛生検査所で このよう なスクリーニング法を利用するのであれば 動物 の筋肉で検査が可能でなければ 利用価値がある とは言えない 今後は 筋肉で検査したときの精 度を精査する必要がある また KIS TM tes tは 大変検出感度が高く迅速性 はあるが 大変高価なキットである 1 検体あた りの単価は 約 1000 円であり 簡易法と比較 すると極めて高額になる 当検査所のように 病 畜搬入数が牛 豚を合わせて年間 1000 頭を超 える検査所では 経済的負担は非常に大きい し かし 菌の調製や継代 培地の作成などの労力を 総合して考えた場合 迅速性や 感度を重視すれ ば 十分 費用対効果は高いと考えられた しかし このようなキットは あくまでもファ ーストスクリーニング法である KIS TM test をフ ァーストスクリーニングとして用いる場合 陽性 または疑陽性が出た後 その後の検査体制を適切 に確立しておく必要があると思われた 参考文献 1) 厚生労働省通知衛乳第 107 号 畜水産 食品中の残留抗菌性物質簡易検査法 ( 改訂 ) 2) 岩手県食肉衛生検査所平成 27 年 3 月発 行平成 26 年度調査研究事業のご紹介 残留抗菌性物質の検査結果と薬剤使用状況 について 3) 神保勝彦他 ; 畜水産食品中の残留抗菌性 物質検査における微生物学的簡易法の検出 感度,525, ) FSI S notice USI NG THE KIDNEY INHIBITION STM) SWAB TEST (KI TO DETECT ANTIMICROBIAL DRUG RESIDUES LIVESTOCK IN SLAUGHTER ESTAB PHASE V(201 I2) 5) プレミテストによる残留抗菌性物質の簡易 法の検討 ( 仙台市食肉衛生検査所平成 20 年 度業務概要 ) 6) Marilyn J.Schneide r Steve nj.lehotay ;A compa rison ofthefast, Premi andkis TM tes t forscreening antibiotic residue sinbeef kidney juice m,200 7and seru 表 1 KIS TM tes tと簡易法の検出感度の比較陽性を示した抗生物質の濃度 (ppm) KIS TM tes t 陽性を示した濃度 最小発育阻止濃度 腎臓の基準 ベンジルペニシリン アンピシリン セファゾリン カナマイシン > オキシテトラサイクリン TC 系で 1.0 スルファジミジン 0.5 > タイロシン 値 簡易法の検出感度は 試験溶液をペーパーディスクに浸漬させ 簡易法に合わせて 5 倍した参考値を記載 -126-

134 代謝障害により抗菌性物質の残留が疑われた一事例 鶴田一郎 1) 渡邊利奈 2) 田頭宗幸 2) 1) 高崎食肉衛生検査所 2) 宮崎県衛生環境研究所 はじめに 産業動物の疾病の治療や予防を目的に数多くの動物 用医薬品が用いられ 畜産物の安定供給に大きく貢献し ている しかし 一方では使用した薬剤の食肉中への残 留が食品衛生上 大きな問題となる 現在 県内の食肉衛生検査所では 動物用医薬品等の 残留が疑われる獣畜について と殺解体後に一時保留し 県の実施要領に基づき微生物学的試験を実施している 今回 管内 A と畜場において敗血症により全部廃棄の行 政処分となった牛において 抗菌性物質の残留が疑われ たことから衛生環境研究所の LC/MS/M Sで分析したところ マルボフロキサシンが検出された そこで と畜検査記録を踏まえた原因の推定ならびに 今後の理化学検査のあり方について検討したので その 概要を報告する 材料および方法 1. 検体 : 牛 ( 黒毛和種繁殖牛 98 月齢 ) 由来の腎 臓と筋肉 血液性状 :BUN 140mg/d l 以上 解体所見 : 肝膿瘍 脾膿瘍 化膿性腎盂腎炎 結腸 炎 著しい削痩 2. 微生物学的試験 : 腎臓と筋肉を供与し 畜産物中の 残留抗生物質簡易検査法および分別推定法 に準じ BS 培地 (Bacill ussubtili satc C663 3) ML 培地 (Kocu ria rhizpil aatcc 9341) BM 培地 (Bacillus mycoide satcc ) 上の阻止円の有無を確認 3. 理化学的試験 : 筋肉 100g を衛生環境研究所に搬 入し 以下の試験法で分析 (1) マルボフロキサシン ( 以下 MBF Xとする ) 分析 QuEChER S 法を応用した一斉試験法 (2) セファゾリン ( 以下 CEZ とする ) 分析 HPL Cによる動物用医薬品等の一斉試験法 Ⅱ( 畜水産 物 ) を応用した一斉試験法 成績 微生物学的試験において 腎臓と筋肉を直接培地に接 種した場合に明瞭な阻止円が形成されたが (BS+++ ML+ +) 分別推定試験において得られた阻止円のパターンでは抗 生物質の同定をすることはできなかった このため 衛 生環境研究所に検体を搬入し LC/MS で分析した結果 マルボフロキサシンの残留が確認された 考察 平成 23 年度と 24 年度に宮崎県理化学分科会で実施 した母豚におけるイベルメクチンの残留調査において 加齢に伴う代謝機能の低下によりと畜時にイベルメクチ ンの筋肉内残留の可能性があることが示唆された [1][2] 今回の牛は加齢による影響は不明であるが 肝臓 及び腎臓に重度の病変を認めたことから 代謝および排 泄機能の低下により MBF Xが検出されたと考えられた また 平成 26 年度に A と畜場に搬入された 292 頭 の牛の診療記録から動物用医薬品の使用頭数を調べたと ころ 今回分析対象とした CEZ と MBFX は使用頻度の高い 薬剤であることが判明した ( 表 1) しかしながら 検査所で実施可能な試験法では上記の 2 薬剤を含め使用頻度の高いと思われるもののほとんど を分析することができず 今後も抗菌性物質の残留を疑 う事例が出た場合は LC/MS やLC/MS/M Sによる確認検査を 実施する必要性が出てくる 今回の事例と動物用医薬品の使用状況から 検査所に おける理化学試験体制を見直す必要性が考えられた まず 高額ではあるが 検査所への LC/MS/M Sの導入で ある 通知試験法として動物用医薬品では 199 項目を 対象とした一斉試験法と約 50 通りの個別試験法が示さ れているが その分析手法のほとんどが LC/ MS/M Sを想定 しているため 検査所へ導入することで分析可能な薬剤 が増え かつ精度の高い分析の実施が可能となる 次に 通知試験法以外の HPL Cによる新たな分析法の導 入である 通知試験法で LC/ MS や LC/MS/MS による分析法 が定められている薬物において HPL Cによる分析法も検証 されており [3][4] 前処理の工夫により試料由来の夾雑 物が除去でき 対象化合物の安定した回収率が得られれ ば 既存の蛍光検出器やフォトダイオードアレイ (DAD 検出器 ) により定量と定性が可能と考えられる 以上の事から 今後の理化学検査の方向性として LC/MS/M Sの導入 導入されるまでは HPL Cによる新たな分 析法に取り組み 残留有害物質モニタリング検査項目を 実際の使用状況に合わせたものにしていく必要がある -127-

135 表 1 Aと畜場搬入牛の動物用医薬品の使用状況 ( 平成 26 年度 N=292) および分析法と測定器 薬剤 使用頭数 ( 使用率 ) 通知試験法 測定機器 抗生物質 アンピシリン 31 頭 (10.6%) なし 蛍光検出器 ( 誘導体化が必要 ) クロキサシリン 10 頭 (3.4%) 一斉試験法 Ⅱ MS( 質量分析計 )) ベンジルペニシリン 3 頭 (1.0%) 個別試験法 薄層板 カナマイシン 3 頭 (1.0%) なし オキシテトラサイクリン 3 頭 (1.0%) 個別試験法 蛍光検出器 セファゾリン 25 頭 (8.6%) 個別試験法 一斉試験法 Ⅱ MS( 質量分析計 ) セフチオフル 9 頭 (3.6%) 個別試験法 DAD 検出器 合成抗菌剤 マルボフロキサシン 11 頭 (3.8%) 一斉試験法 Ⅰ MS( 質量分析計 ) ダノフロキサシン 3 頭 (1.0%) 一斉試験法 Ⅰ MS( 質量分析計 ) フロルフェニコール 5 頭 (1.7%) 一斉試験法 Ⅱ MS( 質量分析計 ) 鎮静剤 キシラジン 2 頭 (0.7%) 一斉試験法 Ⅰ MS( 質量分析計 ) ホルモン剤 デキサメタゾン 12 頭 (4.1%) 一斉試験法 Ⅰ MS( 質量分析計 ) 整胃剤 メトクロプラミド 6 頭 (2.1%) なし 現在検査所で分析可能な薬剤 参考文献 [1] 西田憲史他 LC/ MS/M Sを用いたイベルメクチン検査の 効率化および宮崎県産豚肉における残留実態の調査. 平 成 23 年度宮崎県食肉衛生検査所常務概要 [2] 鶴田一郎他 母豚のイベルメクチン残留調査. 平成 24 年度宮崎県食肉衛生検査所常務概要 [3]Adnan H.M ahmoo d et al.,determi nation of trovafloxaci n and marbof loxacin shee p plasma samples byhplc using UVdetection.J.Pharmac eutica l andbiomedica lanalysi s.,2012;62: [4] 松本浩明他 食肉残留性のアンピシリンを含むペニ シリン系抗生物質の高速液体クロマトグラフィーによる 同時分析改良法 J.Jpn. VetMedAssoc.,200 6;59:

136 特定の牛肥育生産者に多発する尿毒症についての調査 都農食肉衛生検査所 : 渡辺 友子 はじめに尿毒症は 一般に 腎機能不全および尿排出不全により 尿中の代謝産物が血中に蓄積され その結果起こる症候群をいう と定義されている [1] 牛解体処理中に尿毒症を疑う獣畜が処理されると 腹腔中に貯留された尿による施設の汚染など 処理場の衛生状態にも影響を与える また と畜検査における尿毒症の判定は 全国食肉衛生検査所協議会で設けられた血中尿素窒素値 (BUN 値 )100mg/dl 以上は全部廃棄という判定基準があるものの その値未満の場合は 官能試験や解体後検査から総合的に判定しなければならず煩雑な検査となる 今回 Mと畜場では尿毒症の発生がA 農場に特徴的に見られることから 発生原因究明の足がかりとして Mと畜場の他の農場のと畜検査データと比較検討を行った また 検査の一助とするため 内臓所見とB UN 値の比較検討を行った その結果 若干の知見を得たので報告する が増加する傾向にあった ( 図 3) 雌雄別にみるとA 農場と他の農場の傾向は同様で 去勢がほとんどであった 年齢においてもA 農場と他の農場の傾向は同様で 月齢による差はなかった ( 図 4) また A 農場の飼養期間及び月齢とBUN 値の関連性はなかった ( 図 5) そして A 農場と他の農場と解体後検査結果を比べると A 農場は膀胱破裂が多い傾向であった ( 図 6) 図 1 材料および方法 1 健康畜の採材及び方法平成 27 年 5 月 1 日から 6 月 10 日までにA 農場から管内 Mと畜場に健康畜として搬入された牛の血液からBUN 値測定を行い 膀胱 腎臓の肉眼検査を実施 2 尿毒症として保留となった牛の検査期間及び方法平成 18 年 4 月 1 日から平成 27 年 6 月 17 日までに A 農場及び他の農場から管内 Mと畜場に搬入された牛で 尿毒症として保留されたものを年度別 雌雄別 年齢別 飼育期間別に分類解析を行った 3 尿毒症として保留になった牛の解体後検査結果平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 6 月 17 日までに A 農場及び他の農場から管内 Mと畜場に搬入された牛で 尿毒症として保留されたものの解体後検査の結果とBUN 値との関連を調べた 図 2 結果今回の解析で得られたデータを図に示した まず A 農場から搬入された牛の血液検査結果 BUN 値は正常範囲 (10~16mg/dl) より若干高い値のものがあるものの 特に異常は認められなかった ( 図 1) 次に年度別に頭数をみるとA 農場と他の農場の傾向は同様で 寒い時期に増加する傾向であった ( 図 2) また A 農場において平成 25 年度より尿毒症の件数 図

137 図 4 することが原因と考えられた 雌雄については 雄 ( 去勢 ) がほとんどであったが 動物の雄の尿道がS 字状に湾曲している解剖学的な原因で 尿道結石が多かったためと思われた 今回の調査では 月齢や飼育期間による発生率やB UN 値に違いは認められなかったが 解体後検査の結果により 管理者の目が行き届いてないことで発症牛の探知が遅れることによるものが多いと推察された 今後 調査を継続し 更に尿のPH 測定や飼料の調査等を行い 尿毒症の発生を抑え 安心 安全な食肉の供給に寄与していきたい 引用文献 [1] 新 食肉衛生検査マニュアル全国食肉衛生検査所協議会 編 図 5 図 6 考察 A 農場の健康畜には 尿毒症の病変としてよく見られる腎臓や膀胱に結石は認められなかった また 血液検査でもBUN 値が高い値を示す牛はいなかったため A 農場の牛が高度に尿石症に罹患している あるいは 尿毒症予備軍を抱えているわけではないと推察された A 農場の尿毒症の年度別発生件数をみると 近年発生率が増加傾向となっていることがわかる A 農場のと畜検査成績から尿毒症牛を多く抱えているわけでは無いことから A 農場の飼育頭数の増加によって管理が行き届かなくなっていることが要因と考えられた 季節別発生状況を見てみると 12 月から 5 月の寒い時期に多くなる傾向で Mと畜場全体の発生状況と同じ傾向であった これは 寒い時期には飲水量が低下 -130-

138 精密検査記録からみた牛の尿毒症 高崎食肉衛生検査所北野智一 (1) はじめに牛の尿毒症は 慢性腎不全末期または急性腎不全の乏尿期に高窒素血症を伴い 窒素成分の体外排出が不十分となり血中に入ることにより 一種の中毒症状を発現するもので 腎炎に由来するものは真性尿毒症 尿路異常によるものは仮性尿毒症と言われている 初期症状として食欲低下 活力低下 遅発性症状として昏睡を伴う事があるが と畜検査においては生体検査時に尿毒症を疑う所見を認める例は少なく 解体検査中に異常を見つけることが多く 平成 26 年度の本所における廃棄頭数に占める尿毒症の割合は 29%(18/62 頭 ) と非常に高い割合となっている 食肉衛生検査所における牛の尿毒症の検査では 全国食肉衛生検査所協議会で定められた血中尿素窒素 (BUN) 値 100mg/dl 以上を全部廃棄とする判定基準があるが 基本的に生体検査所見 内臓検査所見 血液生化学検査 官能検査等の結果に基づき 総合的に判断している 今回 当所で保管されている過去 5 年間の牛尿毒症に関する臨床獣医師の診断書 解体検査記録 理化学的検査記録並びに官能検査記録等のデータを総合的に分析し若干の知見を得たので その概要を報告する (2) 材料および方法平成 22 年 4 月から平成 27 年 4 月にかけて 管内 A と畜場に搬入された牛のうち 尿毒症の疑いで保留した 132 頭 ( 保留後合格 28 頭 全部廃棄 104 頭 ) の臨床獣医師の診断書 生体検査所見 内臓検査所見 血液生化学検査結果 官能検査結果等の記録を材料とした これらの記録を基に 1 搬入時の獣医師の診断名と解体所見の関係 2 品種別 性別による尿毒症の発生状況 3 解体時採血した血液中の BUN 値と廃棄状況 4 病変の発現率 5 発生農家の特定 6 季節的変動状況並びに 7 官能検査結果と BUN 値の相関について解析を行った 2 品種別 性別による尿毒症の発生状況 132 頭のうち尿毒症で全部廃棄となったものは 104 頭であった うち 88 頭が黒毛和種の去勢で 発生率が高かった 3 解体時採血した血液中の BUN 値と廃棄状況尿毒症で廃棄処分となった牛の BUN 値は 9~ 517mg/dl であった BUN 値が 100mg/dl に満たない場合でも 45 頭が廃棄となっていた (3) 結果 1 搬入時の獣医師の診断名と解体所見 132 頭のうち臨床診断後搬入されたものは 111 頭であった 111 頭の診断の内訳は 71 頭 (64%) が尿石症などの泌尿器疾患で最も多く 次いで肝炎が 11 頭 (9.9%) ビタミン A 欠乏症が 4 頭 (3.6%) であった 尿石症などの泌尿器疾患が診断となっていた 71 頭中 50 頭 (70.4%) で解体検査において 腎臓 膀胱および尿道のいずれかに結石が認められた 4 病変の発現率尿毒症で全部廃棄となった牛では 膀胱炎 腎炎 腹水貯留 膀胱結石 腹膜炎の順に多くみられた また 132 頭中全部廃棄となった 104 頭中 72 頭 (69.2%) において腎臓 膀胱および尿道のいずれかに結石が認められた -131-

139 5 発生農家の特定調査期間中 尿毒症を発症し全部廃棄となった生産者は期間を通じて 62 戸であった 複数頭の尿毒症罹患牛を出荷した生産者も 40% にあたる 24 戸であった 6 季節的変動状況調査期間中 尿毒症で全部廃棄された牛は通年で認められたが 2011 年 6 月に多いのを除くと 気温の下がる 11 月 ~1 月の時期に増加傾向にあった 7 官能検査結果と BUN 値の相関官能検査結果を嗅覚試験結果と味覚試験結果に分け 検査員が異常と判断した割合と BUN 値の関係を散布図にてプロットしたが 相関は認められなかった (4) 考察管内と畜場における牛の尿毒症を原因とした全部廃棄頭数は 過去 5 年間を見ても水腫 全身性腫瘍に次いで多く その経済的損失は小さくない 今回の調査期間において 搬入時臨床診断が付されたものは尿石症と診断された牛が多かったが 一般畜として搬入されたものは生体検査で異常を把握できたものはな かった 尿毒症で全部廃棄となった牛では 膀胱炎 腎炎 腹水貯留 膀胱結石 腹膜炎が多く見られ 解体検査時にこれらの病変を見逃さない目が必要と思われる 品種別 性別による尿毒症の発生状況では 黒毛和種の去勢牛に発生が多く認められた 育成期から肥育末期の去勢牛では尿石症を多発することが知られており [1] このこととも一致する結果であった また発生時期の調査により冬場に出荷される牛において尿毒症で全部廃棄となる牛が比較的多いことが分かった 一般的に寒冷時期では飲水量が低下し 尿量の減少と濃縮尿の排泄が尿石形成を促進することが知られており [1] このことが原因の一つであることが推察された また 尿毒症として全部廃棄された生産者について調査した結果 尿毒症で 2~4 頭廃棄となっている農家が 40% を占めていた 成書によると牛の尿毒症は 糸球体や尿細管上皮細胞に存在する蛋白質であるクローティング 16 の欠損により発症する遺伝性疾患を原因とするものや早期去勢 ビタミン A 欠乏飼料の過剰給与 飲水不足などの飼養環境に起因して尿石症などから派生して起こることが知られており 今後このような生産者がどのような血統の牛を好んで導入しているか複数発生農家の飼育環境 ( 飼料 使用水 牛舎環境 ) など それ以外の生産者と比較検討することにより 本症の裾野をより広く捉え食肉検査所における尿毒症の判定をより正確に行うことができるものと考える 官能検査結果について 血中 BUN 値との相関を分析したが 嗅覚試験と BUN 値 味覚試験と BUN 位のどちらも相関は認められなかった このことから 官能検査に基づいた牛の尿毒症の判定基準の確立は困難と考えられたが 最終的に尿毒症の診断を下す際 BUN 値 解体所見等と合わせて 重要な判断の根拠となる検査手技でもあることも再確認できた 食肉衛生検査所は 安心 安全な食肉のみを消費者に供給し 国民の健康の保持を図ることを責務としている 今回分析を行った尿毒症の症例の中には 肉眼的所見が軽微なもの BUN 値が正常範囲のものなど様々な多様性が確認された 我々検査員は 食の安全を守るという使命の下 一つの視点にとらわれず複数の情報を総合し 適正な判断を下すために常に研鑽に努め 知識 経験 感覚を駆使し判定にあたらなければならない そのためには今回の尿毒症に関する調査結果などの基礎となる様々なデータの活用を図りながら 判定精度の向上に努めていくことが重要であると考える 引用文献 [1] 川村清市 : 腎不全および尿毒症, 新獣医内科学, 村上大蔵ら編, 第 8 版, , 文永堂出版, 東京 (2003) -132-

140 管内と畜場における豚の黒色腫 都城食肉衛生検査所 鈴木 郷 藤井 雅範 小林食肉衛生検査所津江友紀 高崎食肉衛生検査所清水恵理香 はじめに黒色腫はメラノサイト由来の腫瘍で 豚では主に皮膚に原発し 1) リンパ行性および血行性で全身に転移しやすい悪性の腫瘍とされている 2) 管内と畜場において豚の腫瘍病変の中では黒色腫の発生が最も多く H26 年度も 11 例保留し そのうち 4 例は全部廃棄となっている リンパ節や他の臓器に黒色病変が出やすいが その病変が腫瘍の転移病巣であったり メラニン貪食細胞の集簇であったりと 転移範囲を見極めるのが難しく 行政処分を行うに当たって病理検査が重要となってくる疾病である 今回 当所で黒色腫と診断した 8 症例について 皮膚の原発病巣および各リンパ節を採材し 病理学的に比較 検討したので報告する 材料および方法平成 年度に管内と畜場に搬入された豚で 剥皮処理後の枝肉に黒色腫瘤を認めた 8 例 ( すべ て健康畜の肉豚 ) を検体とした それぞれの皮下 織の黒色腫瘤病変 各リンパ節 ( 下顎 浅頚 内 側腸骨 腸骨下 鼡径 膝窩 ) を採材後 10% 中 性緩衝ホルマリンで固定し 常法に従いパラフィ ン包埋後切片を作成した 染色はヘマトキシリ ン エオジン染色 (HE 染色 ) フォンタナマッソ ン染色および過マンガン酸カリウム シュウ酸法 ( 漂白法 ) 免疫染色(S-10 HMB4 5 MAC38 7) を 実施した 1. 肉眼所見 成績 今回 検体とした 8 例はすべて有色系統であっ た また すべての症例でリンパ節に黒色病変を 認め 8 例中 4 例においてはその他の臓器にも黒 色病変を認めた ( 表 1) 表 1 肉眼所見での黒色病変の分布 No. 品種 毛色 皮下組織病巣の場所 および大きさ (cm) リンパ節および その他の臓器 1 F1 茶系 右腹部 右腸骨下 Ly 2 B 黒 右背部 右腸骨下 Ly 右膝窩 Ly 3 F1 茶系 右腰部 直径 10 右腸骨下 Ly 脾臓 4 F1 茶系 左臀部 直径 2 左腸骨下 Ly 5 D 茶 右頚部 両側浅頚 Ly 肝臓 6 D 茶 左腰部 直径 10 左内腸骨 Ly 左腸骨下 Ly 肝臓 肺 7 F1 茶系 右腰部 右内腸骨 Ly 右腸骨下 Ly 肺 8 F1 茶系 右肩部 直径 1 両側浅頚 Ly F1: 交雑種 (D B) D: デュロック種 B: バークシャー種 Ly: リンパ節 -133-

141 2. 病理組織所見 HE 染色では すべての症例の皮下腫瘤において 真皮から皮下織にかけて メラノサイト由来の腫瘍細胞がび漫性 浸潤性に増殖していた 腫瘍細胞の配列は波状 柵状 シート状など症例によって様々であった 腫瘍細胞は大小不同で紡錘形 類円形 多角形等様々な形態を呈し 細胞質は好酸性で 細胞質内には茶褐色の色素を種々の程度に含有していた 核は小型から中型 類円形から楕円形で 明瞭な核小体を複数含有するものが目立ったが 不明瞭なものも混在した 核分裂像は 40 倍 1 視野あたり 1 2 個認めるものから稀なものまで様々であった 腫瘍間質には大型 茶褐色の色素を貪食したマクロファージが多数認められた 壊死巣 出血巣 炎症性細胞浸潤の頻度は症例によって様々であった 全 8 症例の各リンパ節についても HE 染色を実施したと ころ 肉眼的に黒色を呈したリンパ節において 2 パター ンの組織像が認められた 1 つはメラノサイト由来の腫瘍 細胞が増殖しているもので もう 1 つはメラニン貪食細 胞 ( メラノファージ ) がリンパ節の小柱を中心に集簇し ているものであった ( 表 2) すべての組織内の茶褐色色素顆粒は過マンガン酸カリ ウム シュウ酸法による漂白により除去され フォンタ ナマッソン染色により黒褐色に染色されたことより 色 素顆粒がメラニン色素であることを確認した 免疫染色ではメラノサイト由来の腫瘍細胞は S-10 に 陽性を示し メラニン貪食細胞との識別が可能であった HMB4 5 MAC38 7では有効な結果を得られなかった 表 2 皮下組織以外の黒色病巣の部位と肉眼および組織所見 皮下腫瘤 黒変リンパ節 No. 場所大きさ部位腫大肉眼所見 S-10 組織像 1 右腰 3cm 右腸骨下 墨汁様 + メラノサイト 2 右背 3cm 右腸骨下 まだら - メラノファージ 右膝窩 まだら - メラノファージ 3 右腰 10c m 右腸骨下 墨汁様 + メラノサイト 4 左臀 2cm 左腸骨下 まだら - メラノファージ 5 右頚 5cm 両側浅頚 限局的 - メラノファージ 6 左腰 10c m 7 右腰 5cm 左腸骨下 まだら - メラノファージ 左内側腸骨 薄い - メラノファージ 右腸骨下 墨汁様 + メラノサイト 右中側腸骨 まだら - メラノファージ 8 右肩 2cm 両側浅頚 まだら - メラノファージ 考察病理組織学的に リンパ節に転移を認めた症例は肉眼でも特徴的な所見を示し リンパ節は黒色化が均一かつ墨汁様で腫大を伴う例が多く認められた また メラニン貪食細胞の集簇により黒色化しているリンパ節でも腫大は起こるが リンパ節が黒色化していても腫大を伴わずリンパ節の正常構造を保っていた症例に関しては腫瘍の転移は認められなかった このことから これらの特徴は転移病巣の鑑別の指標の一つとなることが示唆された 今回の症例は腫瘍が皮下織に限局しているものが 5 例 リンパ節およびその他の臓器に転移を認めたものが 3 例であり 黒色病変が必ずしも転移病巣であるとは限らなかった 黒色腫の取り扱いについては宮崎県食肉衛生検査所協議会にて過去何度も議論をなされており 現在病理分科会にて 皮膚および複数のリンパ節もしくは実質 臓器に黒色病変を認めるものは保留し 精密検査をおこ なうこと としている 黒色腫の主な転移巣はリンパ節 に出現するため リンパ節の肉眼所見で転移の有無を判 定できれば 豚肉の商品価値を保ったまま迅速に行政処 分を行える機会が増える 今後も継続して調査を行い 肉眼所見での保留基準や組織診断における処分基準の作 成を課題とし と畜検査の一助としたい 参考文献 (1) 柏崎守他 : 豚病学第 3 版 631 (1979) 近代出 版 (2) 長谷川剛他 : 食品衛生研究 35, (1985 ) -134-

142 牛の腹腔内に播種性転移が見られた子宮腺癌 高崎食肉衛生検査所 黒木愛佐藤美香石川幸治 高千穂保健所 池田文子 1 はじめに家畜の腹膜に見られる腫瘍には 中皮腫 繊維肉腫 脂肪腫および脂肪肉腫等 [1] がある また 腹腔内に播種を生じる腫瘍として 卵巣の顆粒膜細胞腫 胃の平滑筋肉腫などが知られている 播種性で全身性に多数転移した腫瘍は とちく場法に基づき全部廃棄となる対象疾病である 今回 管内 Aと畜場に搬入された牛において 腹腔内に播種性腫瘤を認めたため 病理学的検査により 子宮又は膣を原発とする上皮系癌が腹腔内に播種性に転移し かつ縦隔リンパ節に転移している希な一症例に遭遇したので 概要を報告する 図 1: 腹腔漿膜の播種性扁平状腫瘤 2 材料および方法当該畜は平成 26 年 7 月 8 日に搬入された黒毛和種牛で 性別は雌 年齢は 78 カ月であった 臨床獣医師による診断書では直腸検査で拳大の膣内腫瘤が認められ 尾根部挙上を示していた 生体検査所見では削痩が顕著で 横隔膜 肝臓 脾臓 胆嚢 膵臓 腎臓 膀胱 子宮および卵巣 並びに縦隔リンパ節などの付属リンパ節を採在し 10% 中性緩衝ホルマリン液で固定後 常法に従いパラフィン切片を作成し HE 染色で組織学的検索を行うとともに 抗サイトケラチンモノクローナル抗体 ( ニチレイ ) 抗ビメンチンモノクローナル抗体 ( ニチレイ ) を一次抗体として反応させ 次いでヒストファインシンプルステインラット MAX-PO(MULTI)( ニチレイ ) を二次抗体に用いて免疫組織化学的染色を行った 図 2: 子宮頚部 ~ 膣にかけての肥厚部 3 成績 (1) 肉眼所見腹腔内漿膜面に粟粒小豆大の乳白色及び桃白色の扁平状の腫瘤を播種性に認めた 腫瘤の割面は乳白色充実性で実質との境界は比較的明瞭であった 主な発生部位は腹部で 横隔膜 腹壁 大網 直腸 子宮 膀胱にみられた 胸部に病変はみられなかった 子宮頚から膣にかけての 5~6cm の腫瘤は壁が肥厚し 断面は一部壊死 出血を認めた 内腸骨リンパ節や縦隔リンパ節が腫大していた 卵巣は左右とも著変を認めず 妊娠 4 月齢前後の胎児が確認された 図 3: 子宮頚から膣にかけての肥厚部 (HE 染色組織像 ) (2) 組織学的検査所見被膜の腫瘤は正常細胞との境界は概ね明瞭で 円形から楕円形の明瞭な核と好塩基性に染まるやや不明瞭な細胞質を有する立方上皮形の腫瘍細胞が 腺腔構造や 重層あるいは胞巣状構造をとって増殖し -135-

143 ており 周囲には紡錘形の細胞が取り囲んでいた 腫瘍細胞の核は N/C 比が高く分裂像を顕著に認めた 子宮から腟にかけての腫瘤の組織像は 筋層は正常で 腫瘍細胞は内膜の粘膜固有層に限局して確認された 腫瘍細胞は被膜と同様の形状をしており 多くは腺腔構造をとり 周囲には紡錘形の細胞が取り囲んでいた また 出血や充血 壊死が確認された 縦隔リンパ節において 腫瘍細胞の転移性の増殖を認め同様の所見を呈した 免疫染色では 腫瘍細胞はサイトケラチンに陽性 ビメンチンに陰性を示した 4 考察本症例では 腹腔漿膜面に 5~10mmの乳白色結節が密発し 中皮腫が疑われたが 病理組織学的検査により形態的に腺癌が疑われたため 免疫組織化学的検査を実施し サイトケラチン陽性並びにビメンチンに陰性を確認し 中皮腫を否定し腺癌と診断した 肉眼所見では子宮頚から膣にかけて 5~6cm の腫瘤がみられ 組織所見から原発部位と考えられた 子宮の腫瘍には 平滑筋腫 平滑筋肉腫 腺癌があるといわれているが 今回の事例は腺癌であった 膣であればバルトリン腺癌 [2] の可能性が考えられるが 腫瘤の組織像から子宮頚部の構造をとり また バルトリン腺もみられなかったことから子宮腺癌と診断した 牛の子宮の腺癌は見逃されがちであるが 特徴的な硬化性腺癌で腹膜に播種することが多いと言われている [3] 従って 腹腔内に播種性に発生した腫瘍を診断する場合には 中皮腫とともに子宮や腟原発の腫瘍を疑う必要があると考えられた 今後 今回の結果をと畜検査技術向上につなげていきたい 5 参考文献 [1] 日本獣医病理学会編 : 動物病理学各論, p93(2005 ) [2] T.Tanimot o, et.:adenocarcinoma al of the Major Vestibular Gland inacow,vet Pathol 31: (199 4) [3] 日本獣医病理学会編 : 動物病理学各論, p340(2005 ) -136-

144 肺門および縦隔リンパ節の腫大を伴った牛の皮膚腫瘤 宮崎県日向食肉衛生検査所橋本健二郎 1. はじめにと畜検査において 皮膚は生体検査時に最も所見 の得やすい部位である 皮膚病変の原因は 中毒性 細菌 ウイルス性 寄生虫性 腫瘍性と多岐にわたる 牛の皮膚の腫瘍性病変では 皮膚型牛白血病 乳頭腫が比較的多く発生している しかし 今回 管内と畜場において遭遇した牛の背部の皮膚腫瘤 ( 以下 背部腫瘤 ) は これらの腫瘍とは肉眼的に 異なる様相を呈するだけでなく 肺門および縦隔リンパ節の腫大を伴っていた この症例を病理学的に検索した結果 背部腫瘤および腫大した各リンパ節において一定の知見が得られたので報告する 2. 材料及び方法 (1) 当該家畜概要動物種 : 牛 品種 : ホルスタイン 性別 : 去勢 月齢 :109 毛色 : 白黒 産地 : 県外 生体所見 : 背部皮膚に腫瘤を認める 病歴 : なし ( 一般健康畜として搬入 ) (2) 肉眼所見 背部腫瘤は真皮に孤在性に生じ 大きさ約 cm の不整形を呈していた 腫瘤表面は滑らかで 周囲組織との境界は比較的明瞭であった 割面は乳白色充実性で 一部で硬固感を有していた (Fig.1) 肺門および縦隔リンパ節は顕著に腫大し ( 肺門リンパ節 : 約 5 5 3cm 縦隔リンパ節 : 約 cm)(fig.2) 割面は髄様であった Fig.2. 縦隔リンパ節 ( 肉眼写真 ) (3) 組織学的検査検体は 10% 中性緩衝ホルマリン液で固定 し 常法に従いパラフィン切片を作成した後 ヘマトキシリン エオジン (HE) 染色を行った (4) 免疫組織化学使用した一次抗体は Table.1 のとおりである また 発色基質としてジアミノベン ジジン (DAB)( 茶褐色 ) およびパーマネントレッド ( 赤色 )( 図には示さない ) を使用した Fig.1. 背部腫瘤 ( 肉眼写真 ) 3. 結果背部腫瘤は皮下織に孤在性に生じ 周囲組織と の境界には線維性被膜が認められた 腫瘤を構成している細胞の多くは 小型でクロマチンに富んだ核を有する紡錘形を呈しており 束状 波状 ときに花むしろ状に増殖していた (Fig.3A,3B) こうした構造には 細胞密度の高い領域や 細胞密度が低く 浮腫状を呈する領域 豊富な結合織 を含む領域が混在し 複雑な組織像を示していた (Fig.3C) また 血管周囲では 淡明で小型 ~ 大型の核をもつ独立円形細胞 ~ 組織球様の細胞集蔟 -137-

145 像が認められ 血管浸潤を疑わせる所見も得られた (Fig.3D) 間質では やや大型で淡明な核を有する紡錘形細胞の集蔟巣や 炎症細胞浸潤が散見 された 背部腫瘤の免疫組織化学的検索では 主として増殖していた紡錘形細胞および一部の独立円形細胞様 組織球様細胞は Vimentin に強陽性 αsma Iba-1 HLA-DR に中 ~ 強陽性を示し (Fig.4A-C) MAC387 は一部の紡錘形細胞や独立円形細胞様の小型細胞で弱 ~ 中陽性であった (Fig.4D) 一方 これらの細胞は CD3 CD79α S-100 に対して陰性であった 肺門および縦隔リンパ節では 固有構造は失われ 拡張したリンパ洞や血管内に小型 ~ 大型組織球様細胞の浸潤が高度に認められた (Fig.5A,5B) これらの組織球様細胞は 好酸性で広い細胞質を もち 一部は硝子滴様の好酸性顆粒を有していた 一方 核は淡明で核小体明瞭 異型性が強く 核分裂像は高頻度に認められた (Fig.5C) また 一部の大型細胞は赤血球や白血球貪食能を示し 多核巨細胞も散見された (Fig.5D) 各リンパ節の免疫組織化学的検索において 組織球様細胞は Vimentin Iba-1 HLA-DR に強陽性を示し (Fig.6A-C) αsma S-100 CD3 に対しては陰性であった (Fig.6D) Fig.3. 背部腫瘤 (HE 染色 ) Fig.4. 背部腫瘤 ( 免疫組織化学 ) Fig.5. 縦隔リンパ節 (HE 染色 ) Fig.6. 縦隔リンパ節 ( 免疫組織化学 ) 4. 考察本症例では 背部腫瘤と各リンパ節で腫瘍性に増殖している細胞は 形態が大きく異なっていたため 当初は関連性の無い病変だと思われた し かし 1) 背部腫瘤において 血管周囲等に組織球様腫瘍細胞が認められたこと 2) 各リンパ節の組織球様腫瘍細胞が 主にリンパ洞や血管内で増殖し 原発巣からの転移を示唆していること 3) 免疫組織化学的検索により 背部腫瘤の紡錘形 組織球様腫瘍細胞および各リンパ節の組織球 様腫瘍細胞が共に 複数のマクロファージ 抗原提示細胞マーカーに陽性を示したことから 本症例は背部腫瘤を原発巣とする組織球系腫瘍であると推察された 一方 鑑別診断として 組織形態学的には悪性線維性組織球腫が考えられた しかし 悪性線維性組織球腫の組織発生は十分に解明 されておらず 免疫組織化学あるいは超微形態学的に組織球由来とは断定されていない 1) 本症例の背部腫瘤で主として増殖していた紡錘形腫瘍細胞は 正常な組織球や典型的な組織球系の腫瘍細胞とは大きく異なる形態であったが 免疫組織化学の結果および各リンパ節の腫瘍細胞の形態は紡 錘形腫瘍細胞の組織球への分化を強く示唆するも -138-

146 のであった 従って 本症例の診断名を 肺門および縦隔リンパ節への転移を疑う牛の皮膚の悪性組織球症 とした 悪性組織球症は皮膚の他 脾臓 肺 リンパ節 骨髄等にも発生する 4) ため と畜検査においては牛白血病との鑑別が重要となる 悪性組織球症を含む組織球増殖性疾患の牛での発生は希であり 2) 3) 皮膚を原発巣とするものはさらに少ない また これまでに報告されている牛の悪性組織球症 では 腫瘍細胞の形態は組織球様であり 本症例のように紡錘形腫瘍細胞の多くがマクロファージ 抗原提示細胞マーカーに陽性を示した例は報告されていない 今回の症例では 皮膚 リンパ節以外の主要臓器に著変は認められなかったが 腫瘍細胞が強い血球貪食能を示す場合には 巨脾や肝 肥大 貧血が現れることもあるので こうした症状を呈する牛に遭遇した際には組織球系疾患も考慮に入れるべきである 参考文献 1) Donald J. Meuten Tumors in Domestic Animals 4th ed., pp.233 2) K. Matsuda Veterinary Pathology. 47(2) : ) T. Anjiki Japanese Society of Veterinary Science 4) V. E. Valli. Histological Classification of Hematopoietic Tumors of Domestic Animals. 2th ed.,pp

147 リアルタイム PCR を用いた地方病性牛白血病の迅速診断法の検討 小林食肉衛生検査所 兼田恵梨香 津江友紀 岩切章宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター目堅博久 はじめに 結果 牛白血病は と畜検査の対象疾病ならびに家畜伝染病 予防法における届出伝染病に指定されており 牛白血病 ウイルス (bovin eleukemia virus:bl V) の感染を原因と する地方病性牛白血病 (enzo otic bovine leukosis:ebl) と原因不明の散発性牛白血病 (sporadi cbov ine leukosis:sbl) に分類される 本病の発生は全国的に増 加傾向にあり 平成 26 年度には宮崎県で 56 件の報告が ある また 届出されたもののうち約 3 分の 2 は と畜 場でと殺解体処理後に牛白血病と診断され廃棄処分され たものである [1] 現在 宮崎県食肉衛生検査所における 牛白血病検査については 血液塗抹染色 病変リンパ節 のスタンプ標本 病理組織学的検査および BLV に対する 抗体検査を実施しており 診断には 3 日以上を要する 保留期間が長くなると 冷蔵庫内の衛生や保管場所 枝 肉の交差汚染などが問題として生じてくる そこでより迅速な診断法として リアルタイム PCR によ る BLV の遺伝子定量の有用性を検討した 発症牛は対照牛と比較して 抗体価 BLV 遺伝子量の いずれも高い傾向にあった 発症牛では 抗体価は 9 頭 中 8 頭で 2,048 倍以上 残り 1 頭は 256 倍であった ま た 全ての症例より BLV 遺伝子が検出され その遺伝子 量は血液で 9.5~2,717. 5コピー 病変リンパ節で ~1135 コピーであった 一方 対照牛の抗体価は 9 頭中 8 頭が 8 倍以下 ~256 倍で 残り 1 頭は 2,048 倍以上であった 抗体価が 16 倍以下であった 6 検体で BLV 遺伝子は検出されず 遺伝 子量は血液で検出限界以下 ~18.5 コピーであった 材料及び方法 年 2~7 月に当該と畜場に搬入され 血液塗抹染 色 病変リンパ節のスタンプ標本 病変部の病理組織学 的検査 血漿を用いた抗 BLV 抗体検査により EBL と診断 された牛 9 頭および比較対照として 9 頭を検体とした 発症牛 9 頭は 血液ならびに病変リンパ節を用いたリア ルタイム PCR による BLV 遺伝子定量を実施した 対照牛 は 血漿を用いた抗体検査および血液を用いたリアルタ イム PCR による BLV 遺伝子定量を実施した 抗体検査は 受身赤血球凝集反応による牛白血病抗体アッセイキット ( 日生研 ) にて行った リアルタイム PCR は DNeasy Bloo d &Tissue Kit(Qiagen ) にて DNA を抽出し Cycleav epcr 牛白血病ウイルス検出キット (TaKaRa) にて BLV 遺伝子 の定量を行った 遺伝子量は 抽出 DNA10n g 当たりの BLV 遺伝子コピー数として算出した ちなみに全ての発症牛において 肉眼所見では心臓や 第四胃などに腫瘤の形成及び複数箇所のリンパ節の腫大 を認めた 血液塗抹及び病変部のスタンプ標本では 多 数の幼弱なリンパ球や異型リンパ球を認めた また病理 組織学的検査では 病変部にリンパ球様の腫瘍細胞の浸 潤を認めた 考察 今回発症牛において 血液及び病変リンパ節から多量 の BLV 遺伝子が検出された Murakam iらは と畜検査に て EBL と診断された発症牛および抗体陽性だが発症して いない感染牛の血液ならびにリンパ節より BLV 遺伝子量 を測定したところ 血液における BLV 遺伝子 1,00 コピ ー数 /10n g 以上の割合は 発症牛で 65. 6% 感染牛で 10. 8% またリンパ節における BLV 遺伝子 1,00 コピー数 / 10n g 以上の割合は 発症牛で 70. 1% 感染牛で 0% であ ることより BLV 遺伝子量の測定が EBL の診断に有用で あると報告している [2] 今回の症例においても 発症 牛の遺伝子量には幅があるものの 1,00 コピーを超え た 3 頭はいずれも発症牛であり BLV 遺伝子定量は EBL の補助的診断としての有用性があることが示唆された また 血液の遺伝子量が 9.5 コピーの個体では 病変 リンパ節の遺伝子量は 83. 7コピーであり 血液よりも病 -140-

148 変リンパ節からの遺伝子定量がより有効であることが示唆された と畜場では まず解体検査時に肉眼的剖検所見で牛白血病を疑うことになる そこに 血液塗抹やスタンプ標本 抗体検査及び BLV 遺伝子定量を組み合わせ 従来の病理組織学的所見と比較 確認していくことで 今後より迅速で正確な EBL の診断に繋げたい 参考文献 1) 平成 27 年 4 月農林水産省経営局牛白血病に対する 家畜共済の取扱いの見直しについて 2)Yoshiko Som ura,emi giyam Sua,Hiroshi Fujikaw a, Kenji Murakam i (2014) omparison C copy of the bnum ers of leukemia bovine irus in v the nodes lymph f o cattle nzootic with vine e bo leucosis cattle wand ith latent ection.archvirol inf (2014) 59:

149 平成 21~26 年度に県内のと畜場に搬入された牛のリンパ腫の発生状況および診断基準の検討 都農食肉衛生検査所 山本香織池田文子 1) 1) 高千穂保健所 1 はじめに牛白血病は 牛白血病ウイルス (BLV) の関与する地方病性と関与しない散発性があり いずれもリンパ腫である 平成 10 年に家畜伝染病予防法の届出伝染病に指定されて以来発生数が増加傾向にあり 清浄化に向けた取組が課題となっている また 家畜共済の事務取扱要領及び事務処理要領 の一部改正により 平成 27 年 5 月 1 日から 一般畜として搬入された牛がと畜場で牛白血病と診断された場合も共済事故の対象となり 食肉衛生検査所における対応が重要性を増している 今回 平成 21 年度から平成 26 年度に宮崎県内の食肉衛生検査所でリンパ腫と診断された症例について発生状況を調査するとともに診断手順を検討したので報告する 疾患や産後の疾患などの起立不能を示すものが多く (91 頭 ) 次いで脂肪壊死症 (27 頭 ) 消化管の疾病(17 頭 ) 肝炎(16 頭 ) であった ( 表 4) 3 肉眼病変の分布状況リンパ腫 289 症例の肉眼病変は リンパ節や臓器の腫大および腫瘤形成 白色髄様等の所見であった 病変を認めたリンパ節は内腸骨リンパ節 (61%) が最も多く 次いで腸間膜リンパ節 (58%) 肺 気管支リンパ節 (52%) であった ( 図 3) また 臓器では心臓 (76%) が最も多く 次いで腎臓 (39%) 肝臓 (31%) で 好発部位とされる眼球 (7%) でも認められた また 雌では子宮 (21%) に認められた ( 図 4) 2 材料と方法平成 21 年度から平成 26 年度に 宮崎県内の食肉衛生検査所でリンパ腫と診断された症例について 症例数 品種 性別 月齢 搬入区分および病畜の臨床診断名 肉眼病変部位 BLV 抗体検査結果 と畜検査での廃棄理由を集計した Mと畜場管理者 ( 都城市 指定管理者 ) 搬入業者を参集し対応を指示した 3 成績 1 発生状況 ( 症例数 品種 性別 月齢 ) 平成 21 年度から平成 26 年度のと畜検査頭数およびリンパ腫の症例数は表 1 2のとおりであった 症例数は合計 289 頭 品種別では黒毛和種 203 頭 ホルスタイン 68 頭 交雑種 18 頭であった リンパ腫の発生率は年を追って上昇傾向を示した ( 図 1) また 289 頭中 231 頭が雌 58 頭が去勢で 61 ヶ月齢以上が 154 頭で半数以上を占め 全て雌であった ( 図 2) これら 154 頭中 103 頭が黒毛和種 46 頭がホルスタインで それぞれの発生率は 0.26% と 1.38% で ホルスタインが黒毛和種の 5 倍以上を示した ( 表 3) 61 ヶ月齢未満では 黒毛和種雌が 54 頭 ホルスタイン雌が 16 頭 黒毛和種去勢が 46 頭 ホルスタイン去勢が 6 頭で それぞれの発生率は 0.1% 0.34% 0.05% 0.01% であった ( 表 3) 2 搬入区分および病畜の臨床診断名リンパ腫 289 症例のうち 80 頭が一般畜 209 頭が病畜で 各搬入区分においてと畜検査頭数の 0.03% と 2% を占めていた また 病畜の臨床診断名は 機能的 4 BLV 抗体検査リンパ腫 289 症例のうち 265 頭で BLV 抗体検査が実施され 抗体陽性が 261 頭 (98.5%) 陰性が 4 頭 (1.5%) であった また 抗体陽性の 261 頭中 211 頭で抗体価が測定され 256 倍以上が 181 頭で全体の約 85% を占め 16 倍が 2 頭 (1%) 32 倍が 5 頭 (2%) 64 倍が 7 頭 (3%) 128 倍が 16 頭 (8%) であった ( 図 5) 5 行政処分リンパ腫と診断された 289 頭中 186 頭 ( 病畜 141 頭 一般畜 45 頭 ) が 白血病 103 頭 ( 病畜 68 頭 一般畜 35 頭 ) が 全身性腫瘍 ( 肉 臓器 骨又はリンパ節に多数発生しているもの ) で全部廃棄されていた 5 考察リンパ腫と診断された一般畜 80 頭のうち 35 頭 (43%) が確定診断以前に 全身性腫瘍 として全部廃棄されていた 宮崎県では リンパ腫の確定診断に病理組織学的検査を必須としている 結果を得るまでに 3 日間以上を要し リンパ腫の診断を待たずに 全身性腫瘍 として全部廃棄する要因の一つと考えられた そこでリンパ腫の診断をより簡易に実施する方法を検討した リンパ腫のと畜解体検査時の肉眼病変は リンパ節の腫大や白色腫瘤形成 白色髄様所見など特徴的である また 今回の集計では抗体検査を実施した症例の 98.5% が BLV 抗体陽性で 地方病性牛白血病と診断されていた 以上より 1リンパ腫に特徴的な肉眼病変を認めること 2BLV 抗体検査を行い陽性で -142-

150 あること および 3スタンプ検査や血液塗抹検査で異型リンパ球を確認することによりリンパ腫 ( 地方病性牛白血病 ) と診断することを提案する この診断基準では 12および 3は簡易かつ即日行うことが可能であるため 結果を短期間で得られる BLV 抗体陰性の症例は確定診断に病理組織学的検査が不可欠であるが 多くの症例を短期間で診断することは 生産者やと畜場の負担軽減につながると考える 年度ごとのリンパ腫の発生頭数はほぼ横ばいであったが 発生率は全国的な推移と同様に上昇傾向を示した 宮崎県では 近年と畜場に搬入された牛の BLV 抗体保有率が上昇傾向にあり [1][2][3] これに伴い発生率も上昇したと考えられる また 26 年度の発生率は減少傾向にあり 今後の推移を調査する必要がある と畜場における発生率の継続的な調査は清浄化の取組みを評価する上で役立つと考える 今後さらに牛白血病の診断や調査を充実させていきたい 6 引用文献 [1] 岩田宏美 : 平成 20 年度食肉衛生検査所業務概要宮崎県 [2] 鈴木郷 : 平成 23 年度食肉衛生検査所業務概要宮崎県 [3] 坂本拓己 : 平成 24 年度食肉衛生検査所業務概要宮崎県 -143-

151 宮崎県内の と畜場 及び 大規模食鳥処理場 における HACCP 導入の概要 宮崎県衛生管理指導主幹会 都城食肉衛生検査所 黒木伸二 高崎食肉衛生検査所 長倉祐一 小林食肉衛生検査所 岩切章 都農食肉衛生検査所 森岡浩文 日向食肉衛生検査所 三重野由子 1 はじめに HAC CP システムは 食品を製造加工する上で 国際 的な基準として世界的に普及が進んでいる衛生管理手 法の一つである 国内有数の畜産県である本県では 食の安全性の確保及び衛生のブランド化を目指し こ れまで各処理場の HACCP 導入のためのサポートを継続 してきたところである そのような中 厚生労働省が食の安全性の確保及び 輸出促進を視野に HACC P 導入を推進する目的で 平 成 26 年 4 月 28 日に と畜場法施行規則 及び 食 鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律施行規 則 を改正し と畜場及び食鳥処理場がとるべき衛生 管理の基準に 従来型に加えて HACCP 導入型基準が追 加され どちらかを選択することが可能となった これを受け 県内全ての一般と畜場 (7 施設 ) 及び 大規模食鳥処理場 (10 施設 ) が HACC Pを導入した 衛生管理に取り組んでいるので その概要を報告する 2 これまでの取り組み これまでの本県の衛生管理に関する主な取り組みは 以下のとおりである 1 平成 8 年度 : 各処理場が衛生管理部会を設置 2 平成 11~13 年度 : 県内全検査所に 衛生管 理指導主幹 を配置 3 平成 15 年度 : SSO P 検証等実施要領 の策定 4 平成 15 年度 ~ 現在 : 衛生管理指導主幹による 査察 ( 以下主幹査察 ) の実施 5 平成 16 年度 : 宮崎県と畜場 食鳥処理場衛 生管理査察実施要領 の策定 6 平成 16~18 年度 : 宮崎県の食肉 食鳥肉 の衛生及び安全のブランド化推進事業 の実施 7 平成 17 年度 : 食肉 食鳥肉の衛生及び安全 規範 の策定 8 平成 26 年度 : 主幹査察において県内全ての一 般と畜場及び大規模食鳥処理場の HACC P 導入型 基準審査票の作成及び適合状況確認作業実施 3 HACCP 導入型基準の適合に向けて 1 平成 26 年度主幹査察方針の決定 平成 26 年度の主幹査察の実施に当たり 各事業者 に対して HACC P 導入型基準の適合状況を確認すること を文書通知した また HACCP 導入型基準の確認内容 を明確化するため 主幹会議で HACC P 導入型基準審 査票 ( 以下審査票 : 表 1) を作成した 主幹査察時に は 審査票の各項目について ウォークスルー及び文 書等の審査を行い HACCP 導入型基準に向けた処理場 の取り組み状況を確認することとした 2 主幹査察の実施 大規模食鳥処理場は平成 26 年 6 月から 7 月 と畜 場及び併設する食肉処理場については 9 月から 10 月 に主幹査察を実施した HACC P 導入型基準に関して 助言をする検査員の人 材育成も重要であることから 平成 26 年度の主幹査 察では食肉衛生検査所の衛生管理部会担当者も同行さ せた ウォークスルーでは フローダイアグラム及び施設 設備配置図を基に 処理工程に沿って現場確認を行っ た 更に 各処理場が重要管理点 (CCP) として設定し ている工程において 実際の CCP モニタリング作業及 び記録手順の確認を行うとともに 逸脱が発生した場 合の改善措置方法について聞き取りを行った 終了後 は 審査票 に基づき 関連文書の整備状況を確認す ると共に 必要に応じて処理場担当者から聞き取りに よる調査も行った 当日の講評では 審査票 の各項目の不適事項につ いて 改善に向けて具体的な取り組み方法等の助言を 行った なお 主幹査察における 審査票 各項目の主 な評価結果は表 1 のとおりである 3 主幹査察終了後の指導 主幹査察終了後は 各検査所に配置された衛生管理 指導主幹を中心に 衛生管理部会等を通じて審査票の 項目ごとにその内容を更に充実させるための協議を重 ね 必要に応じて関連文書等の改定を促す作業を反復 した 各処理場とも改定作業に積極的な姿勢を見せ 検査所は改定された文書等の再審査によって HACC P 導入型基準を推進している施設であることを確認した これらの作業は 各施設がより効果的なシステムの構 -144-

152 築を目指すため 今後も継続的な取り組みとなる 4 まとめ と畜場法施行規則 及び 食鳥処理の事業の規制 及び食鳥検査に関する法律施行規則 の改正を受け HACC P 導入型基準を推進している県内全ての と畜場 及び 大規模食鳥処理場 に対する宮崎県による支援 プログラム例を示した 主幹査察の実施等 これまで の継続的な取り組みにより 県内では今回の省令改正 による HACC P 導入型基準への移行に積極的な姿勢が認 められ 全てのと畜場及び大規模食鳥処理場で平成 2 7 年 1 月までに HACCP 導入型基準項目を整備してい ることを確認した HACC Pシステムを維持管理するためには 処理場に よる検証や定期的なシステムの見直しに加えて 行政 による検証も重要と考える 検査所では 毎月の衛生 管理部会において モニタリング及び検証等の実施状 況について記録簿等を確認するとともに 事業者から CCP モニタリングや検証結果等の報告を求めることと している また より効果的な HACCP システムの構築 を図るため 事業者が年一回以上プランの見直しを実 施するように助言をしていく必要もある 更に 事業 者を対象とした指導者養成のための研修プランについ ても検討していく必要があると考える -145-

153 NO 項目審査内容適又は不適 1 2 管理体制 (HACCP チーム編成 ) 1 製品説明及び使用用途の記述 2フローダイヤグラム 3 ( 製造工程一覧図 ) 表 1 HACCP 導入型基準審査票及び主幹査察における評価結果 1 専門的な技術を有する者により構成される HACCP チームが編成されているか 2HACCP チームには 衛生管理責任者 作業衛生責任者 食鳥処理衛生管理者が含まれているか 製品説明書には 製品の名称 種類 ( 食肉又は食鳥肉 内臓の種別 ) 原材料( 獣畜又は食鳥の種主要製品については整備されているものの 副製品につい類 ) その他必要な事項 ( 包装形態 保存性 保管ての記載が漏れている施設があった 条件 流通方法 想定する使用方法等 ) が記載されているか 1 工程の流れを記載した図 ( 以下 製造工程一覧図 という ) が 獣畜又は食鳥の搬入から出荷までを基本として作成されているか 2 施設設備の配置図が作成されているか 3 当該製造工程一覧図が と畜場及び食肉処理場 食鳥処理場における実際の工程や施設設備の配置に即して適切か 適切でない場合には 製造工程一覧図の修正を行うこと と畜場衛生責任者又は食鳥処理衛生管理者を含めた HA CCP チームが適切に編成されていた 一方 専門知識を有する人材の確保又は研修の必要性が課題として上げられた 概ね整備されているものの 製品説明書と同様に 副製品に関する処理工程がもれている施設があった 4 1と畜場では獣畜の受入れ 放血 頭部処理 剥皮 内臓摘出 背割り 枝肉洗浄 内臓の処理及び冷却 食鳥においては生体の受入れ 放血 湯漬 脱羽 内臓摘出及び冷却の全ての工程ごとに 危害要因リストを作成されているか フローダイアグラムで不足を認めた施設では 不足工程の 3-1 危害分析リスト 2 各工程において管理する必要のある危害の原危害分析を再度行う必要があった 因となる物質を特定されているか 重要管理点 (CCP) 3 特定された危害の原因となる物質について 危害が発生するおそれのある工程ごとに 管理措置を科学的な根拠に基づいて検討し 危害要因リストに記載されているか と畜場においては 枝肉トリミング 枝肉保管庫温度管理 食鳥処理施設においては チラー水温管理 食肉処理施設においては 金属探知機 製品保管庫温度管理 重要管理点を記載した文書が作成されているか 等のCCP が施設の状況に応じて設定されていたが 一部未設定の施設 管理基準を含め設定の科学的根拠を整理する必要のある施設があった 管理基準 3-4 CCP のモニタリング方法 1 全ての重要管理点について 管理基準を記載した文書を作成されているか CCP と同様に 管理基準の設定の科学的根拠を整理する 2 管理基準 ( 許容限界 ) は 製品について許容可必要のある施設があった 能かどうかを判断する基準であり 温度 時間等 測定できる指標又は外観のような官能的指標であるか 1モニタリングの方法を記載した文書を作成されているか モニタリング頻度 モニタリング担当者 を含むこと 2 モニタリングは十分な頻度で実施するような方法であるか モニタリングの頻度において 作業終了時のモニタリングを設定していない施設があった 改善措置 5 検証 6 モニタリング 改善措置 検証の記録などの文書 7 危害の発生防止のために公衆衛生上必要な措置 1 改善措置を設定し 適切に実施するための方法を記載した文書が作成されているか 2 改善措置には 管理基準の不遵守により影響を受けた製品の適切な処理の方法が含まれているか 1HACCP により食品衛生上の危害の発生が適切に防止されていることを検証するための方法を記載した文書が作成されているか モニタリングの直接的観察 モニタリング機器の校正に関すること 製品の細菌検査に関すること が含まれているか 2 検証は十分な頻度で実施するよう方法であるか 1 以下の文書の記録方法並びに当該記録の保存の方法及び期間を記載した文書を作成すること モニタリングに関する事項 改善措置に関する事項 検証に関する事項 2 モニタリングの方法に関するすべての記録は モニタリングを実施した担当者及び責任者による署名を行うよう規定されているか 自主検査 衛生部会の開催 記録 HACCP 関係文書の見直し 作業前点検時の改善状況等 逸脱発生時における 影響受けた 又は影響を受けた恐れのある製品に対する具体的な措置 を設定していない施設があった 検証作業の一環として 現場におけるモニタリングの直接的観察 を設定していない施設があった モニタリング 改善措置 及び 検証 に関する記録様式を整備すべき施設があった 全ての施設で 自主検査 衛生部会を毎月実施していた また 作業前点検時の指摘事項に対する改善も随時実施してた -146-

154 豚カット処理施設におけるコンベア及びカット肉拭き取り検査と衛生指導 高崎食肉衛生検査所 今村亜樹子 長倉祐一 都農食肉衛生検査所 山本香織 1 はじめに近年 消費者の 食の安全 安心 に対する要求は益々高まっており 食品を取り扱う事業者はこれらの要求に応えていかなければならない また 将来的な HACCP の義務化を見据えとちく場法施行規則が改正され 本年 4 月 1 日から施行された 管内 M と畜場の豚処理施設は HACCP システムに基づく衛生管理に取り組んでいる 食肉衛生検査所では 行政機関による検証の一貫として 日々の現場作業の検証に加え 関係する記録の確認等を定期的に実施すると共に 毎月開催される衛生管理部会において 会社側と意見交換し 衛生管理向上を図っているところである これまで検査所では 解体処理施設における衛生指導の一助として枝肉の拭き取り検査等を行ってきたが 最終製品を取り扱うカット室に関する検査はあまり実施していない そこで今回 最終製品を取り扱うカット室における微生物低減対策として カット室の製品コンベア等の細菌検査を実施するとともに 洗浄消毒方法の検討を試みたので その概要を報告する エ ) コンベアの消毒方法の効果を確認カット室内には 枝肉から部分肉にカットするコンベアが 3 レーンあり ( 図 1) それらを 1 清掃のみ 2 清掃後熱湯消毒実施 3 清掃後次亜塩素酸 Na 溶液 (60ppm) 消毒実施の 3 系統に分け 始業前コンベア及び始業直後にカット処理した部分肉を拭き取った また 消毒効果を検討するための拭き取りは 各系統とも 実施前 実施 1 日後 5 日連続実施後におこなった 2 材料と方法 1) 材料平成 27 年 2 月から 5 月までの期間 豚カット室のコンベア (112 箇所 ) ならびにカット処理後の部分肉 (46 検体 ) その他ナイフ 手指 まな板 カット前の枝肉 ( 胸部 臀部 ) を材料とした 2) 方法ア ) 細菌数の定量試験希釈液 10ml を加えたホワイルパックスポンジで 10cm 2 を拭き取り 材料とした 菌数測定には ペトリフィルム AC プレート ( 一般細菌 ) EC プレート ( 大腸菌 大腸菌群 ) EB プレート ( 大腸菌群科菌群 ) を使用した イ ) カット室内の器具等の菌数の把握予備検査として カット室 ( 作業中 ) のナイフ 手指 まな板 カット処理後の部分肉 コンベア カット前の枝肉 ( 胸部 臀部 ) の拭き取り検査を実施した ウ ) コンベアとカット処理後の部分肉の経時的細菌数推移の確認始業前のアルコール消毒前 (6:30) と 消毒後 (7:00) 作業中の 10:00 12:00 15:00 17:40 において コンベアならびにカット処理後の部分肉の拭き取りを実施した 3 結果 1 予備検査では カット室 ( 作業中 ) のナイフ 手指 まな板 カット前の枝肉 ( 臀部 ) カット処理後の部分肉 は 10 1 コンベア ( キャタピラ構造 ) のみ 10 2 であった ( 表 1) 2 主要なコンベアはキャタピラ構造をしており 始業前の一般生菌数は 10 2 ~10 3 と最も高い値を示し その後ほぼ横ばい状態 作業終了前 (17:40) には 10 2 と始業前と比べて若干減少していた ( 表 2) また 始業前のアルコール消毒前後で一般生菌数に差は認めなかった カット処理後の部分肉については 時間がたつにつれて菌数が減少していく傾向がみられ 大腸菌 大腸菌群 腸内細菌科菌群は菌数が少なく傾向はつかめなかった 大腸菌は 始業前および作業中のコンベア (4/ 112) カット処理後の部分肉 (6/46) で検出した 3 清掃終了後のコンベア消毒の効果について 次亜は 1 日実施後に一般生菌数が 10 4 から 10 2 に減少し 5 日連続実施後はほぼゼロとなった 熱湯による消毒で 1 日実施後 5 日連続実施後ともに 10 3 から 10 2 と減少した ( 表 3) 大腸菌は 消毒実施後では検 出されなかった -147-

155 4 考察豚カット肉の微生物汚染の原因と考えられるのは コンベア 作業者の手指 枝肉由来の汚染等であるが 予備的な拭き取り検査ではコンベアの一般生菌数が最も多かった また経時的な拭き取りで 作業前のコンベアが最も菌数が多いことが分かり カット工程での汚染の大きな要因であると推察された カット室は清掃終了後から翌朝まで 6~7 時間ほど室温 (14~23 ) 状態であり さらに主要なコンベアはキャタピラ構造で 汚れが落としにくい構造であることから 清掃で落としきれなかった細菌が夜間に増殖すると考えられた これまでコンベアのアルコール消毒を始業前と午後の作業開始前におこなっているが 一般生菌数が劇的に減ることはなく 散布量が充分ではないこと及び脂肪等が付着した状態では 十分な消毒効果は期待できないと推察した コンベアからのカット肉汚染防止対策として コンベアを分解して清掃する頻度を増やす アルコール散布量増量が考えられるが 労力面や費用面を考えると難しい 今回 清掃終了後の熱湯及び次亜消毒を実施したところ それぞれ菌数の減少効果が認められたことから M と畜場豚カット処理施設では 清掃後の次亜消毒を追加し 現在も継続している 表 1 予備検査 検体名 一般細菌数 大腸菌数 大腸菌群数 ブドウ球菌 1 コンベア ( キャタピラ構造 ) 包装コンベア ( 平滑 ) カット処理後部分肉 ( ロース ) ( ヒレ ) ( モモ ) ナイフ 手指 ヒレ整形まな板 カット前枝肉肛門部 数値は 1cm2 当たりの値 検査所による衛生管理指導は解体処理施設での枝肉汚染防止対策に目を向けがちであったが 今回カット処理施設においての豚カット肉の細菌数低減に取り組み コンベア汚染防止について検討した結果 方策を得ることができた 拭き取り検査は 会社側も定期的におこなっているが 予算の都合上綿棒を使用しているためか 検査所の結果を大きく下回っている 今回の取り組みにより 会社側に現状を正しく理解してもらうことで 危機感を引き出すことができたのがなによりの成果であったと考える 会社は 将来的に豚カット室に除湿器を設置する対応を検討している 引き続き作業者の手指 枝肉由来の汚染等も検討し さらなる最終製品の微生物低減に取り組みたい -148-

156 対米輸出を活かした衛生指導 都農食肉衛生検査所 : 郡山洋人 はじめに 国 県は農畜産物の輸出拡大を成長戦略にあげている 輸出増加により当検査所でも昨年度の輸出量がほぼ倍増 しており 人員 予算等で負荷が増大している 当該施設は対香港認定を平成 22 年 さらに平成 25 年 10 月に対米認定を受け 対米輸出食肉取扱施設とな った 施設は米国の衛生基準を満たしたものでなければ ならない そして 作業従事者に対しては衛生管理マニ ュアルに基づく作業が要求される また HACC P 手法によ る衛生管理システムの導入も義務化される それらを監 督すべく 米国農務省食品安全検査局 (FSIS ) が査察を行 う 厚生労働省は 対米輸出食肉を取り扱うと畜場等の 認定要綱 ( 以下要綱 ) に従い 月 1 回以上査察を実施し なければならない 要綱に検査所員は指名検査員として と畜検査 検証及び残留モニタリング検査を行う 厚生労働省は査察の結果 上記内容が適正に実施され ないと判断した場合は 改善措置 認定取消し 輸出証 明書発行の停止 検査員の指名取消し等の措置をとる 今回 我々は過去の厚生局査察による指摘事項を精査 し 施設側に周知 自主的取組みの啓発を行い 衛生指 導に活かしたことを報告する 当該施設の指摘状況 内容は前掛け ヘルメット等に血痕が付着等身につけるものの汚れや ナイフのサビ 脂肪付着 製品が運ばれるコンベア シュリンカー チラーの汚れ 更衣室の清掃不足等様々な指摘があがった 指摘事項の検討と対策昨年度指摘箇所 346 件を表 2に示すように カット室前室 カット室 計量室 解体室 解体室前室などに区分し 月ごとにまとめた ( 表 2) さらに指摘箇所を集計し 指摘された回数と指摘箇所を表 3にまとめた 厚生局査察は要綱に基づき実施される 指摘には口頭による指摘とさらに重い文書指摘がある 昨年度文書指摘 1 件 口頭指摘が364 件あった 文書指摘の内容は 施設 設備等の構造 材質基準関係 で 第 3 枝肉保管庫天井及び側壁表面に発生した複数の亀裂であった 即座に改修計画をあげ対応した 口頭指摘は2014 年度 465 件 2015 年度 346 件であった ( 表 1) ( 表 1) ( 表 3) 同じ月に同じ箇所を複数回指摘された場合は 1 回として 指摘総数は 268 となった そのうち 10 回指摘され た箇所は 1 カ所 7 回指摘された箇所は 2 カ所 6 回指 摘された箇所は 4 カ所 5 回指摘された箇所は 4 カ所み られた 内訳は 解体室が内臓コンベア (10 ) 背割り鋸 (7) 放血場 (7) 枝洗浄庫 (6) 可食用容器 (6) 前 掛け (5) ダウンプラ (5) カット室が真空機 (6) -149-

157 コンベア (6) 前掛け(5) シュリンカー チラー (5) であった 上記のように同一箇所が複数回指摘を受けていることが分かり 衛生講習会 総合検証会等をつうじて施設側に周知し 該当箇所の清掃担当者の人数を増やし 構造を清掃しやすいように改造してもらい 点検者に役職者を配置した さらに最終点検には懐中電灯を使用することを提案した さらに施設側には 指名検査員が行う作業前 作業中点検指摘事項の検討を指導した 検査所員にもデータに基づき 指摘の多い箇所を重点的に点検指導するよう周知した まとめ 指摘を減らすために日常から得られるデータを精査した 検査所は厚生局から受けた指摘を分析し 会社に周知し 作業前 作業中点検で複数回指摘を受けている場所を重点的にチェックした 施設側は検査所から受けた指摘を分析し 清掃担当に周知し点検法等再考した さらに清掃者はその箇所を重点的にチェックした これにより 重要な指摘が減少し 指摘の数も減少している 以前は 厚生局査察 検査員による作業前 作業中点検で指摘を受けるとその箇所を改善し 確認を受けるという流れで 場当たり的な要素が大きく非効率だった 今回データを精査することで効率的な衛生環境の改善をはかり 見えるかすることで やらなければならないという自覚が芽生え 自覚することで責任が生まれてきた 課題として 施設側だけでなく指名検査員のスキルアップ 平準化 従業員教育の推進が必要である そして双方ともに指摘されたことがどのような意味を持つのか 食品にどのような影響を及ぼすのかを理解して作業に臨まなければならない 輸出は業務量等負担が大きくなるが それを衛生指導に活用すればより効率的な指導につながるはずである -150-

158 HACCP システムの助言者として スキルアップをいかになすべきか ~ 管内施設における一般的衛生管理の改善指導を通じて ~ 宮崎県日向食肉衛生検査所 興梠恵美 橋本健二郎 井上達矢陳田洋介 三重野由子 1. はじめに 管内と畜場及び大規模食鳥処理場は 平成 27 年 1 月に HAC CP 導入型基準の導入準備が整い これに 基づく衛生管理を実施している 今年度は 衛生管 理指導主幹による査察で HACCP プランの検証や運 用状況の確認及び指導を行い 指摘事項については 各衛生管理部会 ( 以下 部会 という ) などを通 じて 部会担当者となる検査員が定期的に改善確認 及び検証作業を行っていくことになる 当所の部会担当者は ほとんどが入庁 1 2 年目 であるため 施設の HACC Pシステムを助言するには 経験が乏しく スキルアップが喫緊の課題である そこで今回 部会担当者がそれぞれの施設につい て HACC Pシステムの基礎である清掃管理状況を点検 したところ問題点が認められ 改善指導を実施した 結果 部会担当者のスキルアップに繫がったのでそ の概要を報告する 2. 管内施設の現状確認 当所は と畜場 2 箇所 (A と畜場 B と畜場 ) と大 規模食鳥処理場 2 箇所 (C 処理場 D 処理場 ) を所管 している 部会担当者が 各施設に対して清掃に関する聞き 取り調査を実施した また 併せて設備類の清掃作 業手順書について その記載内容 ( 実施頻度 担当 者 使用資材 機器類 作業箇所 方法と注意点 ) を 確認した 手順書を確認するにあたり チェックポイントや 評価方法を話し合い 工程図を参考に作業を行った 3. 指摘事項と改善指導 聞き取り調査の結果 B と畜場と C 処理場の清掃 作業に変更があることが判った B と畜場は鼠属昆 虫対策として場内側溝の清掃に関する事項 C 処理 場は食鳥処理機の清掃に関する事項であった 清掃作業手順書については A と畜場 C 及び D 処理場では備えられていたが B と畜場では機械操 作手順書として清掃方法が規定されていた B と畜 場については 後日 清掃作業手順書として清掃作 業の規定が既に整備されていたことが明らかになり 作業員によって手順書の整備に関する理解が異なっていたので 処理場における情報の共有化を図るよう指導した 記載内容については Aと畜場で担当者の規定がない 実施頻度が不明瞭 作業箇所と方法が具体的でない Bと畜場及び C 処理場で実施頻度と機材の指定が不足 D 処理場で作業箇所と方法が具体的でない 機材の用途が不明という不備が認められた そこで 清掃作業の変更あるいは手順書の更なる整備が必要と認めた施設に関して 部会にて施設担当者と協議を行った (1) Bと畜場変更事項 ; 場内側溝清掃のために高圧洗浄機を導入し 週末に清掃実施 問題点 ; 作業の実施状況が清掃作業手順書に未反映 指導 ; 作業の実施状況が清掃作業手順書に未反映 改善計画 ; 品質管理課が改定案作成中 (2)C 処理場変更事項 ; 中抜き処理機に安全カバーを新設 中抜き処理機に自動洗浄装置の追加 清掃時に豊富な量の給湯(60 程度 ) 開始 中抜き処理ラインを完全に停止しての清掃実施 問題点 ; 処理機構造の一部変更 清掃条件の変更によって発生した清掃作業の変更が清掃作業手順書に未反映 指導 ; 変更された作業方法を集約し 清掃作業手順書を修正 改善計画 ; 今年度中に清掃作業手順書を改定 変更点に加えて 施設全体の清掃状態が一定していないことも問題として協議され 作業の均一化も改善目標に追加 -151-

159 改善計画達成のために 会社の品質管理課 中抜き作業担当課 検査所が協力して1~3 に着手 1 清掃作業手順書と現状の確認清掃作業手順書と現状の清掃作業とを照合するとともに 当所の始業前点検結果をもとに清掃困難箇所を考慮した作業手順書の作成に取りかかった このとき 複数いる作業従事者の意見をまとめることで 個々で行われていた清掃方法の問題点を洗い出し 一定した衛生レベルを維持できるようにすることとした 2 清掃プログラムの作成施設は広く 多くの設備があるにも関わらず 限られた人と時間で清掃実施頻度が考慮されずに習慣的に毎日実施されている 衛生レベルを維持するためには 効果的で効率的な清掃プログラムが必要である このため と体等への微生物汚染防止を第一としてと体との接触面 と体への汚染が危惧される場所 と体へ直接的な汚染の原因とならない場所 集中して清掃が必要な清掃困難箇所とに区別して 清掃頻度を設定したプログラムを作成することとした 3 検査所による始業前点検結果のフィードバック始業前点検表は 清掃担当者が確認しやすいものとなるよう様式を見直した また 点検結果のフィードバックを速やかに行うため 月一回の部会でまとめて報告する従来の方式をやめ 点検後直ちに工場内に掲示し清掃担当者が確認できるようにした 行ったところ 清掃作業手順書の不備や変更事項 を確認し 部会においてそれらを協議することで 清掃作業手順書の改定計画の策定を速やかに行う ことが出来た また 部会を通じて具体的な指導 方法を考える良い機会が得られ 施設関係者との コミュニケーションの重要性を強く感じた 今後 始業前の指摘事項を一時的に改善させる だけでなく 清掃作業手順書の有効性を定期的に 検証するよう 適宜 助言を行うことが衛生管理 の向上に有効で 施設側のやる気を起こさせるき っかけになると感じた 部会担当者は 業務経験が少ないながらも HACCP システムの助言者として HACCP プランの検証や記 録の確認を行わなければならない 今回 清掃管 理の現状を確認したことで 手順書の成り立ち 現場との整合性が重要であることを再認識でき 担当施設の衛生管理について理解を深める一助と なり 改善指導に踏み出すことが出来た 最後に HACP システムの研修と衛生指導の実体 験を組み合わせるOJT(On-the-jobTra inin g) は 指導内容の向上に有効で 今後のプラン検証 に向けて スキルアップの一手段となると感じ 継続する必要があると思われた 4. 衛生指導のスキルアップ部会担当者のうち 1 名は総合衛生管理製造過程承認施設への助言者講習会を受講していないことから HACCP システムの概要を所内で講義した システム作成の概要を理解することで 一般的衛生管理の一つである清掃作業の重要性と毎日実施している始業前点検の意義について理解を深めてもらった また 助言者講習会はうけているものの経験が浅い担当者も現場を知った上で各施設の清掃作業手順書を確認したことで 部会における協議事項が始業前点検結果のフィードバックだけでなく 不備と認められた箇所の積極的な改善指導に踏み出すきっかけとなった 所内での衛生教育風景 5. 考察とまとめ 各施設の部会担当者が HACCP システムの基礎と なる一般的衛生管理の清掃作業について再点検を -152-

160 攻めの防疫 において食肉衛生検査所が果たせる役割 ~PED 流行事例から ~ 都城食肉衛生検査所久保明子 宮崎大学産業動物伝染病防疫学研究室関口敏 1 はじめに豚流行性下痢 ( 以下 PED 本病 ) は 平成 25 年 10 月に日本では 7 年ぶりに沖縄県で発生が確認されて以来全国に感染が広がり 現在も養豚業界に甚大な被害をもたらしている 1) 宮崎県においては平成 25 年 12 月の初発以降 平成 27 年 5 月 8 日までの期間に累計 91 戸の農場で発生が確認されており 2) 中でも当食肉衛生検査所が位置する都城市においては PED 発生農家数は 49 戸と 宮崎県全体の発生の半数以上を占めている 本病は と畜場を介した感染拡大が農場間伝播の要因のひとつとして懸念されるため 3) と畜場においては 場内および輸送トラック等の消毒を強化するとともに PED 発生農家と非発生農家を区分することなどで と畜場内での交差汚染を防ぐための対策を取っている 農林水産省の 豚流行性下痢防疫マニュアル 3) によれば 家畜の所有者は家畜が本病を疑う症状を発見した場合 直ちに獣医師又は管轄の家畜保健衛生所に通報し 指導を受けることとなっている さらに通報を受けた自治体は 病性鑑定の結果 当該畜が本病と診断されれば 発生農場についての情報を と畜場等の畜産関係者に提供することで 本病の発生および感染拡大を効率的かつ効果的に防止することとされている つまり PED 防疫においては農場段階における異常畜の早期探知と家畜保健衛生所への迅速な通報がその後の防疫に大きくかかわってくることとなる しかし 本病は感染しても無症状であるなど 感染豚の日齢や環境によりさまざまな症状を呈するため 出荷時感染しているにもかかわらず気づかぬままと畜場へ搬入され と畜場内で交差汚染し感染が拡大する可能性も否めない このように 感染豚の早期探知の難しさが本病の防疫対策を困難にしており 家畜の所有者も目に見えない敵からいかにして家畜を守るか その対策に窮しているものと推察される 本病の発生の有無は家畜保健衛生所等が実施するウイルス分離等の診断ではじめて判断されるが 補助的検査法として血中抗体検査が利用されている 血中に抗体が検出されたからといって 必ずしも感染源になりうるとは限らないが 感染歴の有無はある程度推測可能である そこで今回 PED 抗体陽性豚の早期探知を目的 として と殺放血時の血液を利用した積極的サー ベイランスが これまでになかった新たな PED 防 疫の一手法として利用できないか検討したので報 告する 2 材料と方法 材料 : 平成 26 年 5 月 ~ 平成 27 年 2 月に採取し た豚血清 810 検体 (27 農場 30 頭 ) 方法 : 中和試験を用いた PED 抗体価測定 抗体 価 2 倍以上で陽性と判定した 3 結果 中和試験の結果は表 1 および図 1 のとおりであ った 表 1 抗体保有状況 ( 単位 : 農場 ) 抗体陰性 抗体陽性 非発生農場 18 3 発生農場 0 6 非発生農場 (n=90 ) 発生農場 (n=18 0) 図 1 非発生農場 発生農場別抗体価 ( 単位 : 頭数 ) PED 非発生農場の中で抗体を保有する豚が確認 された農場は 3 農場であった また 確認された抗体価は非発生農場で最大 4 倍 発生農場で最大 16 倍で 非発生農場で抗体 価が低い傾向が見られたが有意差はなかった <2 2 倍 4 倍 8 倍 16 倍 <2 2 倍 4 倍 8 倍 16 倍 -153-

161 考察今回 PED 非発生農場から抗体陽性豚が確認された 血中に抗体が検出されたからといって 必ずしもその豚が感染性を持っているとは限らない またその値も PED 発生農場に比べ低かったことから その感染リスクは無視できるレベルである可能性もある しかし 仮にこれらの抗体保有豚が多少なりともウイルスを排出し感染性を持っていた場合 少量のウイルスでも感染が成立する本病の特徴を考慮すると と畜場内での適正な区分等の対応を取らないと と畜場において交差汚染を招き さらなる感染拡大につながる可能性もある また 今回と畜場に搬入された豚は全て下痢等の症状が見られなかったことからも 目に見えないウイルスの動きを把握するための血中抗体価測定は ウイルスの動きを可視化する手法として非常に有用であると思われる 一方 口蹄疫や PED などの家畜伝染病を経験したことで 近年 各農場における防疫意識は非常に高まり 農場段階での採血は容易なものではない しかし と畜場においてはと殺放血時の血液を採取することで 容易に血液の入手が可能であるため 農場段階での採血に比べ防疫上のリスクは低減される さらに 一度に多くの農場の個体サンプルが入手できる点からも と畜場は PED における積極的サーベイランスの場として非常に有用である つまり 本病流行時期に抗体陽性豚をと畜場でいち早く探知し それを農場や家畜保健衛生所等に情報提供することで その後の防疫対策がより効果的かつ効率的に発揮され さらなる感染拡大防止へとつながるものと思われる 先に述べたように 抗体陽性豚 = 感染豚 ( 感染性のある豚 ) と決めつけるのは早計であり 抗体陽性豚が見られた農場の対応については家畜保健衛生所の判断を仰ぐこととなる しかし 不顕性感染が多く 所有者も探知し難い本病の動きを 抗体の有無 というパラメーターを用いることで 農場内でのウイルスの動きをいち早く探知する事は非常に意義がある 抗体陽性豚が真の感染豚であった場合は 流行の早い段階で策を講じることができ 更なる感染拡大防止が可能であるし 非感染豚であった場合でも 農場側がこれまで行ってきた飼養衛生管理が効果的に機能している事の検証にもなり 生産サイドの士気向上にもつなが る また 農政部と衛生部がこれまで以上に連携す れば 本病に限らず オーエスキー病など他の伝 染性疾病のモニタリング事業におけると畜場での 採血業務や 伝染病発生時の迅速な関係機関への 防疫指導など これまで以上に効率的かつ効果的 な業務が遂行できるものと思われる このようなシステムは宮崎県だからこそできる 攻めの防疫 ではないかと思われる つまり 1 口蹄疫 高病原性鳥インフルエンザ PED などこれまで幾たびの甚大なる災害を経 験し 県全体の防疫意識が高まっている宮 崎県だからこそ 畜産関係者の理解 協力 が得られやすい 2 農政部 衛生部との人事交流が盛んで協力 体制が他県より進んでいる 3 宮崎大学などの研究機関が県内にあり 家 畜防疫に関する専門家の意見やサポート が充実し 大学側もこのような防疫体制構 築に積極的である 食肉衛生検査所でもできること 食肉衛生検査 所だからできること を相互理解した上で協力す れば 家畜保健衛生所に有益な情報を提供できる だけでなく 宮崎県全体の家畜伝染病に対する監 視システムの効率化や作業量の低減につながる可 能性がある 引用文献 1) 農林水産省 HP. 豚流行性下痢について jp/j/s youan/dou e i/ped/ped.htm l 2) 宮崎県 HP. 豚流行性下痢 (PED) について azaki. lg.jp/shi n sei-kachikuboeki/sh igoto/ chikusang y o/page00013.htm l 3) 農林水産省豚流行性下痢 (PED) マニュア ル -154-

162 肉用牛における回虫類 ( 犬 猫 豚回虫 ) とトキソプラズマに対する抗体保有状況 前田智織 1 吉田彩子 2 芝原政幸 1 野中成晃 3 1 宮崎県高崎食肉衛生検査所 2 宮崎大 医 寄生虫学 3 宮崎大 農 獣医寄生虫学 はじめに 食肉を介してヒトに感染する寄生虫には多くの種が知 られている 中でもトキソカラ属回虫 ( 犬回虫 猫回虫 ) 豚回虫といったヒト以外の動物を本来の宿主とする回虫 類感染による動物由来回虫症と トキソプラズマ原虫感 染によるトキソプラズマ症は 我が国における代表的な 食肉由来寄生虫症である 宮崎大学医学部附属病院にお いて 抗寄生虫抗体陽性で臨床的に感染ありと判断され るヒトの寄生虫症症例は年間 10 例以上にのぼり そのう ち約半数が動物由来回虫症である [1] これらの回虫類の感染ルートとしては 野菜や土など から感染性を持った幼虫包蔵卵を誤って経口摂取するこ とによるとみなされてきたが 近年ではこれらの回虫類 に感染した動物の肉や内臓を生で摂食する感染ルートが 重要であると考えられている [1] また トキソプラズ マ感染の原因食材としてはブタ肉が以前から重要視され てきたが 近年はブタ以外の食肉からの感染経路も無視 できない [2] として対策を求める声が高まっており 食 肉の寄生虫による汚染状況を評価することは重要である そこで今回 レアステーキなど生食に近い形で喫食さ れる機会のあるウシにおいて これらの寄生虫に対する 血清抗体の保有状況の調査を行った 材料と方法 1. 血清 管内 A と畜場にて採血したウシ血清 130 検体を対象と した 陰性コントロールには 定期的な疾病モニタリン グ実施農場の健常牛の血清 5 検体を用いた 2. 抗トキソカラ属回虫 ( 犬 猫回虫 ) および抗豚回虫 抗体の検出 動物由来回虫に対する血清抗体は ELIS Aとウエスタン ブロット (WB) 法により検出した ELIS Aの抗原には 豚 回虫成虫虫体抽出抗原 (As-SWAP) 犬回虫幼虫分泌 排出 抗原 (Tc-ES) 豚回虫幼虫分泌 排出抗原 (As-ES) の 3 種類を用いた As-SWA Pを用いた ELIS Aにおける陽性 陰 性判定は 陰性コントロール血清の吸光度 (OD 値 ) をも とに 便宜上 0.2 以上を陽性とした Tc-ES および As-ES を用いた ELIS Aについては 陰性コントロール血清の吸 光度 (OD 値 ) の平均に標準偏差の 3 倍を足した値 (Mean+3S D) を Cut-of 値として用いた WB 法は トキ ソカラ属回虫 ( 犬 猫回虫 ) に対する特異抗体を確認す るために実施し ヒトのトキソカラ症のウエスタンブロ ット法診断キット Toxocara WB IgG LDBI Kit O) をウシ ( 用に検査条件を改変して使用した 3. 抗トキソプラズマ抗体の検出 トキソプラズマ特異抗体の検出はラテックス凝集反応 によるブタ用トキソプラズマ抗体検査キット ( トキソチ ェック -MT 栄研 ) を用いた 陽性判定は 血清希釈倍 率 1:6 4 以上で凝集反応が確認された場合を陽性とした 成績 豚回虫成虫虫体抽出抗原 (As-SWA P) を用いた ELIS Aで は 32. 3%(42/13 0 頭 ) が陽性となった As-SWA Pはトキ ソカラ属回虫 ( 犬 猫回虫 ) と豚回虫に共通の抗原分子 を含んでおり これらの回虫の区別なく抗体を検出する ことができるため スクリーニング抗原としては優れて いるが 特異性はあまり高くないため 感染虫種の特定 は困難である そこで より虫種に対する特異性の高い犬回虫幼虫分 泌 排出抗原 (Tc-ES) と豚回虫幼虫分泌 排出抗原 (As-ES) を用いた ELIS Aを行い それぞれの OD 値の比較により感 染虫種の特定を試みた その結果 抗 As-SWA P 抗体陽性牛 42 検体においては Tc-ES を用いた ELIS Aにおいてより強い陽性反応がみら れトキソカラ属回虫感染が疑われたものが 8 検体 (19.0%) As-ES を用いた ELIS Aにおいてより強い陽性 反応がみられ豚回虫感染が疑われたものが 14 検体 (33.3%) 両者で同程度の反応がみられ虫種の特定が困 難な個体が 3 検体 (7.1%) 陰性が 17 検体 (39. 5%) あ -155-

163 った 陰性となった検体については何らかの交差反応で As-SWA Pに対して陽性となったものの 実際にはこれらの 回虫類に感染していないと考えられた さらに Tc-ES を用いた ELI SA で OD 値が 0.3 以上であ った 10 検体について トキソカラ属回虫感染に特異的な 陽性反応を検出できる WB 法を用いて確認を行ったところ 9 検体については WB 陽性 1 検体については疑陽性とな り 飼育中のトキソカラ属回虫感染が強く示唆された 抗トキソプラズマ抗体については 24.6%(32/13 0 頭 ) が抗体陽性であった その内訳は 抗体価 64 倍が 25 頭 128 倍が 4 頭 256 倍が 3 頭で 抗トキソプラズマ抗体価 が高い数値を示した個体では トキソプラズマ原虫感染 が比較的最近であった可能性が示唆された 査による抗体陽性個体が必ずしもヒトへの感染源となる ことを示すわけではないが 強陽性を示したものについ ては 感染が新しく活動期にある可能性が高いと推察さ れる また トキソプラズマにおいても抗体陽性率が 24. 6% と高く これは岐阜県における調査での肉用牛の抗体陽 性率 7.3% と比較して 3 倍以上の陽性率であった [2] ウ シは ネコの糞便中に排出されるオーシストを摂食する ことでトキソプラズマに感染していると考えられる 実 際に牛舎内に近隣のネコが入り込むケースも多く この ようなネコが飼料を汚染するなどして感染源となってい る可能性が示唆された 血清特異抗体の存在はあくまで感染経験を示すもので あり 抗体の有無がヒトへの感染源としての評価に直結 するわけではないが その感染リスクを否定することは できない 消費者に対して 食肉や内臓の生食はトキソ カラ属回虫や豚回虫といった回虫類やトキソプラズマ原 虫感染の危険性が伴うことを改めて周知するとともに 食の安全性確保の観点からも 畜産現場における陽性個 体の飼育環境の調査等により家畜への感染経路を検討し 食肉用家畜への感染リスクを減少させるための対策を講 じていく必要がある また 家畜への感染経路を検討し 対策をとることは 飼育者である生産者の寄生虫感染予 防にもなり 寄生虫による健康被害を低減させることに 繋がっていくことが期待される 最後に 本研究に御協力及び御助言をいただいた宮崎 大学医学部吉田助教 同大学農学部野中准教授に深謝い たします 引用文献 [1] 吉田彩子 丸山治彦 : 人獣共通感染症としての動 物由来回虫症日本獣医寄生虫学会誌 13( 1),21-26, [2]Matsu ok,kama ir,uetsuh,got oh,takashim ay, Nagamune K(2014): Seropre valence oftoxoplasm a gondi iinfecti onincatt le,horses, pigsand chickens injapan.paras itol.int.,63(4) : 考察 今回の調査により 肉用牛においてトキソカラ属回虫 や豚回虫といった回虫類やトキソプラズマ原虫に対する 抗体陽性個体が確認された トキソカラ属回虫や豚回虫といった回虫類に対する抗 体陽性個体は 32. 3% と 肉用牛は比較的高率にこれらの 回虫類に暴露される機会の多い環境にある可能性が示唆 された 血清抗体は寄生虫が死滅して体内に存在しなく なってからも数ヶ月にわたり陽性値を示すため 抗体検 -156-

164 食鳥処理場におけるブロイラーの熱中症に関する考察 都農食肉衛生検査所〇星忠信 1. はじめに 図 1 管内 3 処理場における月ごとの死鳥率 (2) 気温 湿度 A 処理場において 設置した3 か所の気温及び湿度の推移データがほぼ同様の波形となっていたが 配電盤でのデータが最も幅の大きい波形となっていた また 日中 30 を超えた場合 死鳥率も高く推移していた しかし 日中 30 を超えた場合であっても 夜間 15 以下であった場合には 高い死鳥率ではなかったことがわかった 湿度については 気温とは逆の相関性があり 高い気温の時には湿度が低く 低い気温の時には湿度は高く推移していたが 湿度と死鳥率は相関性がみられなかった 3. 結果 (1) 死鳥発生状況 平成 24 年度から 26 年度の管内 3 処理場にお ける月ごとの死鳥率を下図に示した ( 図 1) いず れの処理場でも気温が高い 月にかけて 死鳥率が高く推移していた 特に A 処理場 ( 最 高 :0.62 %) の死鳥率が高く推移していた (3) 体重 育成率及び廃棄率いずれの処理場も体重 育成率及び廃棄率と死鳥率は相関性がみられなかった (4) 輸送距離農場が位置する市町村役場から処理場までの輸送距離を比較したところ A 処理場及び B 処理場 食鳥検査における死鳥は夏季に集中していることから その原因のほとんどが熱中症と考えられる 夏季の生鳥搬入後のプラットホームにおける死鳥対策として いずれの処理場も送風や細霧などの対策をしているものの効果的な対策に至らず大変苦慮している 死鳥発生原因として 1 気温 湿度 2 体重 3 育成率 4 廃棄率 5 輸送距離の5 項目が考えられた 今回 プラットホームの気温及び湿度の推移データ及び食鳥検査に係る飼育状況報告を解析したところ 若干の知見を得たことから その概要を報告する 2. 方法平成 27 年 5 月中旬から6 月中旬にかけ プラットホームの気温及び湿度の推移を測定するために 温湿度データロガーを3 処理場に設置した 設置する場所は 直接日光の影響を受けない場所を選択し A 処理場では 配電盤 かご送り機 生体検査場所に B 処理場においては鉄骨の骨組み C 処理場においてはかご送り機とした さらに 食鳥検査に係る飼育状況報告 ( 体重 育成率 ) 及び検査結果等 ( 廃棄率 輸送距離 ) を分析し プラットホームにおける死鳥率との関係を比較した -157-

165 において 100 キロ以上の輸送距離でも死鳥率は低く推移していた このことから 輸送距離と死鳥率は相関性がみられなかった C 処理場において 100キロ以上の輸送距離は 100キロ未満のそれより高い死鳥率で推移していた 4. 考察 今回の結果から 高気温がプラットホームでの死鳥の主な原因であると考えられた また 管内で最も死鳥率が高い A 処理場において 朝一番で入荷する最大羽数の割に対してのプラットホームの床面積が3 処理場中最もせまかった このことから 高密度な生鳥カゴの配列にプラットホームでの高気温の環境が加わることにより 生鳥の体温上昇につながり熱死が発生したと推察された しかし 処理場への搬入から処理までの時間を考慮すると プラットホームの滞留時間も熱死の原因であることも示唆された そこで A 処理場に対し限定されたスペースを有効に使用するために 現在の積み上げ段数を 8 段から 9 段に変更すること また 送風機による風が一定に流れるように 生鳥かごの向きを統一し整列させることを提案した 今後 プラットホームの屋根を塗り替える際には 屋根の表面温度が下がることからその色を白にするよう提案した さらに 防疫上の観点から石灰を塗布する方法もあることも加えた 引用文献 (1) 田先威和夫 : 新編養鶏ハンドブック 株式会社養賢堂 -158-

166 5. 月齢別 BSE 検査頭数 平成 13 年度 (10 月 18 日以降 ) 平成 21 年度品種内訳品種内訳計 W H F1 外産牛その他 W H F1 外産牛その他 31ヶ月以上 6, , ヶ月以上 12,44 8 1, , ヶ月 ~30ヶ月 1, , ヶ月 ~30ヶ月 20, , , ヶ月 ~24ヶ月 6,74 9 2,44 2 2,39 0 3, , ヶ月 ~24ヶ月 375 4, , ヶ月 ~20ヶ月 ヶ月 ~20ヶ月 140 3, ,323 とく とく 計 14,96 5 2,90 5 3,13 0 3,29 24,29 2 計 33,37 6 8, , ,12 2 平成 14 年度 平成 22 年度品種内訳品種内訳計 W H F1 外産牛その他 W H F1 外産牛その他 31ヶ月以上 18, , ヶ月以上 12, , ヶ月 ~30ヶ月 16,13 2 1,22 0 7,92 7 5, , ヶ月 ~30ヶ月 17, , , ヶ月 ~24ヶ月 62 4,12 9 1,02 7 1,75 5 7, ヶ月 ~24ヶ月 32 3,85 2 1, , ヶ月 ~20ヶ月 114 1, , ヶ月 ~20ヶ月 112 2, ,63 5 とく とく 計 35,82 9 6,97 4 9,70 6 6, ,27 8 計 29,87 8 7, , ,27 3 平成 15 年度 平成 23 年度品種内訳品種内訳計 W H F1 外産牛その他 W H F1 外産牛その他 31ヶ月以上 19, , ヶ月以上 12, , ヶ月 ~30ヶ月 17, ,65 5 2, , ヶ月 ~30ヶ月 17, , , ヶ月 ~24ヶ月 296 5, , ヶ月 ~24ヶ月 331 4,64 8 5, , ヶ月 ~20ヶ月 115 1, , ヶ月 ~20ヶ月 129 2, ,11 0 とく とく 計 37,54 0 8, ,72 4 2, ,25 6 計 30,69 7 8, , ,92 3 平成 16 年度 平成 24 年度品種内訳品種内訳計 W H F1 外産牛その他 W H F1 外産牛その他 31ヶ月以上 16,54 5 1, , ヶ月以上 12, , ヶ月 ~30ヶ月 16, , , ヶ月 ~30ヶ月 19, , , ヶ月 ~24ヶ月 279 5,50 2 1, , ヶ月 ~24ヶ月 304 4,15 4 5,27 7 9, ヶ月 ~20ヶ月 127 2, , ヶ月 ~20ヶ月 123 2, ,11 3 とく とく 計 33,67 5 9, , ,68 5 計 32,80 6 8, , ,64 6 平成 17 年度 平成 25 年度品種内訳品種内訳計 W H F1 外産牛その他 W H F1 外産牛その他 31ヶ月以上 13,86 0 1, , ヶ月超 6, , ヶ月 ~30ヶ月 17, , , ヶ月 ~48ヶ月 2, , ヶ月 ~24ヶ月 312 5, , ヶ月 ~30ヶ月 2, , , ヶ月 ~20ヶ月 148 2, , ヶ月 ~24ヶ月 ,20 1 2,202 とく ヶ月 ~20ヶ月 ,04 7 計 31, , , ,72 3 とく 平成 18 年度計 12,26 2 2,81 5 3, ,59 4 品種内訳平成 25 年 7 月 1 日以降 BSE 検査対象牛の月齢は48ヶ月齢超とし 20ヶ月齢以下計 W H F1 外産牛その他の自主検査は廃止 31ヶ月以上 12,35 2 1, ,80 7 平成 26 年度 25ヶ月 ~30ヶ月 17, , , ヶ月 ~24ヶ月 243 5, ,89 1 W H F1 外産牛その他 12ヶ月 ~20ヶ月 108 3, , ヶ月超 4, ,83 3 とく 品種内訳 計 29, , , ,37 8 平成 27 年度 平成 19 年度品種内訳計品種内訳 W H F1 外産牛その他計 W H F1 外産牛その他 48ヶ月超 4,30 0 1, , ヶ月以上 13,68 8 1, , ヶ月 ~30ヶ月 17, , , ヶ月 ~24ヶ月 334 5, , ヶ月 ~20ヶ月 146 2, ,90 6 とく 計 31, , , , 計 計 計 計 計 計

167 5. 検査所の位置 と畜場 大規模食鳥処理場 1 都城市食肉センター 1 エビス商事 ( 株 ) 2 ( 株 ) ミヤチク高崎工場 2 ( 株 ) 児湯食鳥都城工場 3 小林市食肉センター 3 宮崎くみあいチキンフーズ ( 株 ) 南部工場 4 ( 株 ) 丸正フーズ 4 ( 株 ) 児湯食鳥高崎工場 5 ( 株 ) ミヤチク都農工場 5 エビスブロイラーセンター ( 株 ) 6 宮崎県簡易と畜場川南支場 6 宮崎サンフーズ ( 株 ) 7 南日本ハム ( 株 ) 7 宮崎くみあいチキンフーズ ( 株 ) 中部工場 8 延岡市食肉センター 8 ( 株 ) 児湯食鳥本社工場 9 宮崎くみあいチキンフーズ ( 株 ) 北部工場 10 日本ホワイトファーム ( 株 ) 8 小林食肉衛生検査所 日向食肉衛生検査所 7 都農食肉衛生検査所 高崎食肉衛生検査所 2 3 都城食肉衛生検査所

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