第１６０９回埼玉県教育委員会定例会会議録

Size: px

Start display at page:

Download "第１６０９回埼玉県教育委員会定例会会議録"

さやなえいさか
5 years ago
Views:

1 第回埼玉県教育委員会定例会 1 日時平成 3 0 年 4 月 26 日 ( 木 ) 午前 1 0 時開会午前 1 1 時 13 分終了 2 場所埼玉県教育局教育委員会室 3 出席者小松教育長門井教育長職務代理者遠藤委員小島副教育長小澤教育総務部長渡邉県立学校部長松本市町村支援部長古垣教育総務部副部長羽田県立学校部副部長芋川県立学校部副部長関口市町村支援部副部長佐藤市町村支援部副部長石井市町村支援部参事兼義務教育指導課長清水財務課長上原高校教育指導課長浪江魅力ある高校づくり課長岡部書記長平野書記中村書記山口書記茅野書記森書記 4 会議の主宰者小松教育長 5 会議 (1) 前回議事録の承認 о 全出席委員異議なく本件記載どおり承認 о 小松教育長が委員を議事録の署名者に指名した (2) 報告事項ア県議会平成 3 0 年 2 月定例会概要について清水財務課長 ( 提出理由会期本会議の質問文教委員会における付託議案文教委員会における報告事項人材育成文化スポーツ振興特別委員会における審査事項人材育成文化スポーツ振興特別委員会の意見提言予算特別委員会における付託議案及び附帯決議について報告 ) イ平成 3 0 年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施状況について上原高校教育指導課長 ( 提出理由全日制の課程定時制の課程及び学力検査 -1-

2 の結果 ( 全日制の課程 ) について報告 ) 伊倉委員 1 ページ目の全日制課程の欠員補充ですが受検者数人入学許可候補者数人となっており差し引きをした 1 4 人の生徒はどのような進路を選択したのでしょうか上原高校教育指導課長 1 4 人の進路につきましては現在のところ詳細が分からない状況でございますただそのような生徒たちに対しましても例えば定時制課程の募集も引き続き行っておりますのでそちらの方で対応は可能かと考えております伊倉委員県内でたった 1 4 人という考え方もあるかもしれませんが中学校を卒業して自分の意思としては全日制の高校に行きたいと思っていたけれども不合格だったということですのでぜひ 1 4 人につきましては失敗したという感情を持たないようにサポートしていく必要があるのではないかと強く感じますその後どのようになったのでしょうか小松教育長そのことにつきましては松本市町村支援部長から何かありますか松本市町村支援部長調べて御報告させていただきます小松教育長入試というより中学校の進路指導の方の問題かとも思います両方がうまく連携して考えていければと思います門井教育長職務代理者 1 ページの学力検査の結果ですけれど ( 1 ) の学力検査問題の受検者平均点の平均というのは ( 2 ) の学校選択問題の受検者を含めた全体の平均点なのかそれとも学校選択問題の数学と英語を除いた方々の平均点なのでしょうか上原高校教育指導課長学力検査問題の平均点につきましては学校選択問題の受検者を除いた形で算出しております門井教育長職務代理者数学を除いた他の教科は平均点が 5 0 点を超えていますが数学が極端に低いように感じます学校選択問題についても数学が低いいわゆるレベルの高い生徒たちが受けたものと理解しているのですがそれにしてはちょっと低いなと感じます今回数学の問題は高度なものだったのでしょうか -2-

3 上原高校教育指導課長問題を作成する段階でおおむね平均点が 5 0 点から 6 0 点位になることを想定して作成しておりますただ結果といたしまして数学は学力検査の問題につきましても学校選択問題の方につきましても 4 0 点台ということでございましたのでこれは課題として受け止めております門井教育長職務代理者最後に 1 点だけお尋ねします学校選択問題の実施は今回で 3 回目でしょうか振り返ってみて制度として定着したのかどうか教育局としての見解をお尋ねします上原高校教育指導課長学校選択問題の実施については今回で 2 回目となります今回数学が点英語が点という状況でございました内容につきましてはいくつかの学校から聞き取り調査をしておりますけれど 7 月を目途にそれぞれの今回の学力検査のことについては整理をして改めて御説明したいと思っております問題といたしまして英語については昨年度点だったものが今年度点ということで学校によって受検者の得点をしっかりと把握し受検生の力を見ることができたという声もいただいているところです制度につきましてはまた精査しながら平成 3 1 年度実施につなげていきたいと思います門井教育長職務代理者学校選択問題を導入する際にいろいろと議論がありましたのでその点も踏まえてしっかりと検証していただければと思います遠藤委員関連したことですが大体平均点は 6 0 点前後に置くと思います前回も今回も数学の平均点が特に低かったようですが試験が終わった後に問題が奇問だったのか選択が難しいものがあったのか理解不能な言葉が含まれていたのかそういったことをきちんと見直しておかなければいつまでもこうした状況が続いてしまうと思いますそうした見直しはしているのでしょうか上原高校教育指導課長数学につきましてはおおむね半分程度が基礎基本的な問題で残りの半分が応用的な問題を想定して作問をしております今回の分析を現在しているところですが得点の差が生じにくく受検生の力をしっかりと見ることができなかったという学校からの聞き取りもございます応用 -3-

4 問題に手が付けられず点差が余り生じなかったということもございますので内容につきましては来年度更に改善を図っていきたいと考えております資料 3 ページ ( 2 ) の不登校の生徒などを対象とした特別な選抜の実施状況について伺います平成 2 9 年度と平成 3 0 年度を比べた場合全日制と定時制を受検した生徒が減少傾向にあるようですが今年の特色や傾向について分かっていることがあれば聞かせてください上原高校教育指導課長不登校の生徒などを対象とした特別な選抜についてですが今年度大きな傾向というものは特になかったと認識しておりますただ定時制につきましては現在昼夜開講型の定時制もございまして一人一人のニーズに応じた教育をしているということで評価をいただいているということもございます全日制につきましては受検者数が昨年度より若干減っていることはございますがおおむね例年どおりの応募者数ということで認識しております是非受検する子供たちにはいろいろな学校の在り方学び方が沢山あるということを様々なメニューを提示し知らせて欲しいと思います不登校気味だったから高校はなかなか通いづらいと生徒に思わせるのではなく不登校気味であってもしっかりと高校に通え学べるような制度や仕組みを作ってほしいと思います部活でもそれぞれの学校に特色があるということを見せてあげてほしいと思いますまた中学 3 年生の教室を見てみますと県立高校と私立高校のポスターが沢山貼ってあります予算の掛け方が違うというか工夫については高校によってかなりの開きがあるように感じます作り手担当者のセンスもあるかもしれませんがポスターを見て通ってみたいとわくわくするような学校とあまり何も感じない学校というのがありますので県としてもそれぞれの高校の魅力を引き出せるようなリーフレットやポスターを作り第三者的に見てそれぞれの学校の魅力を引き出してそれを子供たちに伝えていただければと思います上原高校教育指導課長私も高等学校というのは中学校とまた違い行動範囲も広がり再チャレンジといいますかもう 1 度学びを深めていく大きなきっか -4-

5 けになる場と考えておりますのでそのような県立高校の魅力を引き出しながら取り組んでまいりたいと思います御指摘いただきましたポスターの件でございますが県立高校も様々な良い取組は沢山しているのですが P R 下手といいますかなかなか上手くいかない部分があるということは私も認識しておりますその点は各学校に伝えながらより積極的に良い取組を伝えられるよう努めてまいりますウ魅力ある県立高校づくり実施方策策定に向けて ( 再編整備の進め方 ) について浪江魅力ある高校づくり課長 ( 提出理由及び魅力ある県立高校づくり実施方策策定に向けて ( 再編整備の進め方 ) の概要について説明 ) 遠藤委員 3 ページにブランド力という言葉がありますが重要なキーワードになっていると思いますここに記載されているブランド力の定義はどういったものでしょうか浪江魅力ある高校づくり課長学校が主体的に地域の特性や社会のニーズに応えることによって魅力を高められるような学校を作っていくそういったところをブランド力として考えております遠藤委員そうすると今再編整備を考える中で商業系工業系と専門系の学校を想定されていると思うのですがその専門別にブランド力というものを考えているのでしょうか浪江魅力ある高校づくり課長平成 2 8 年 3 月に魅力ある県立学校づくりの方針を策定しまず各学校が学校方針というものを作りましたその中で地域の特性や社会のニーズを捉え学校としての向かうべき方向性等を定めてまいりますそれを地域で共有することで教育力を高め魅力あるものを作っていけるような方向性を打ち出しておりますのでそれぞれの学校にはこうした点を高めてもらえるよう現在進めているところでございます遠藤委員それぞれの学校が自分たちには何があるのか考えなければなりませんそうするとやはりもう 1 度ブランド力というのを分かりやすく説明しなけ -5-

6 ればならないと思います例えば先ほどの高校入学者選抜の話のところでもありましたが専門学科の外国語科は非常に倍率が高くなっていますグローバル社会になってきて子供たちには外国語を学ぼうという姿勢があるのかもしれませんそこで例えば T O E I C 等を採用してこの学校に行くと T O E I C が何点取れますよというようにするのがブランド力の一つとして考えられると思います工業系なら工業系の何らかの資格を取らせてブランド化していくこういう理解でよいのでしょうか浪江魅力ある高校づくり課長お話のあった形でよいかと思います方針の中にもある社会のニーズに応えるという意味ではグローバル人材の育成等も検討していくことになりますのでそういった中で対応させていただきたいと思います遠藤委員非常に重要なキーワードになっているのだと思います高等教育でもブランド化というのはよく話に出ていますやはり根本的にブランドというのを確立しどういう高校なのかというのを打ち出していくことが大切なのだと思います少し意地の悪い聞き方になりますが魅力ある県立高校づくりと魅力ある私立高校づくりの違いはどういったところにあるのでしょうか浪江魅力ある高校づくり課長県立高校ということですので各地域にいる高校生に対し多様なニーズに応えられ様々な選択肢や教育環境を用意することが公立学校として大切なことだと考えておりますまたそうした中で地域のニーズにも応えられるような教育環境をしっかり整えていくことが公立高校として必要であると考えております先ほど遠藤委員からもありましたブランド力というのは強め過ぎてしまうと私立の高校になってしまうのかなと感じます県立高校公の教育の果たすべき役割はどういうものかを突き詰めて考えていくとおのずと高校のこれからの在り方が分かるかと思います議会の定例会でも教育長が一人一人の子供たちがより良い人生より良い社会を築いていけるようにしていくことが学校教育の果たすべき役割であると考えていますと力強く -6-

7 答弁されています公の高校教育の果たすべき役割というのは正にこういうことなのだと思いますこれから再編整備を進めていくに当たってもそうです学校の校舎も老朽化しておりますゼロベースまで行かないにしても役割を考えていく必要があるのだと思いますそれぞれの専門的な部分に特化していくことも必要なことであると思いますまた今まで不登校になって学校へ通えなかった子供たちがどうすれば通えるようになるのか高校を卒業させられるようになるのか障害を持つ子供たちも高校を卒業した後にしっかりと社会で活躍できるような育みができるかそれが正に公の学校教育が大事にしていかなければならないところなのだと思います魅力ある県立高校づくりということで魅力やブランド力ばかり考えがちになることもありますが何のための県立高校なのかその役割を考えなければならないと思います私立高校ではなくなぜ県立高校が存在しなければならないのかを考えればおのずと再編の在り方も見えてくるのではないでしょうか結果はいろいろあると思います全員が賛成の結論を導き出すことはなかなかできないかもしれませんがやはり公立高校の果たすべき役割を突き詰めて考えていくことが一番大事なのだと思いますこれまでの通常の全日制定時制では通い続けることができなかった子供たちを高校まで卒業させてあげることは一つ大きな役割かと思いますまた現状と課題の最後にも結ばれていますが地域活性の観点からも学校の役割は大きくなっていますこれは私立の高校ではできないことです公の高校だからこそ公の組織として市町村等と連携して出来ることもたくさんあると思いますそれを今後の学校運営の中に落とし込んでいかなければ公の県立高校というのは存在価値が無くなってしまうと思いますそうした点を突き詰めて考えてこれからの再編を私も考えていきたいと思います結果を出さなければならない時期もあると思いますのでそれを第一に据えながら考えていただきたいと思います遠藤委員今正論で基本的に公立高校というのは機会均等を念頭に置いていると思います子供たちが少なくなりほぼ % の子供たちが高校進学する中で私立学校と県立学校は違っていてよ -7-

8 いのですが県立学校なりのブランド力や新たな特色を出していかなければ子供が少なくなればなるほどどんどん私立の方に行ってしまうのではないかという恐れを私も持っていますそうした中で県立高校は機会均等の役割を果たすだけでよいのかそうではなくやはりこの高校は何を与えてくれるのか県立高校だからある程度低額の学費でこれだけのことを与えてくれるそれも新たな特色なのではないかと思います県立高校に行くと将来が危うくなるということはなくどの県立高校に行っても将来が見えてくるような県立高校の在り方こそがブランド力なのだと思います伊倉委員保護者の立場から述べさせていただきます私には高校 3 年生の娘がおりまして P T A の副会長をしているのですが高校というところは決して地域に近くはないと思います小中学校と比べて身近ではなく壁がとても高く感じます県では体育施設の開放をしており利用者数も数値的には伸びているということを聞いてはおりますが地域の方々が高校の施設を利用して活動している場面を見たことはありません近所の人たちが高校の中に入ってきているのを見たことは 1 度もないですそういう意味ではこちらの資料にも地域活性の観点から地域における学校の役割が大きくなってきているとありますが学校にいる生徒たちがそこで成長していくのに合わせて学校の施設というハード面も地域社会にとって魅力があるのだという打ち出し方がとても重要だと感じています特に埼玉県は施設が不足していると思いますがその中で高校の施設が活用されていないのは非常にもったいないと思います地域の住民が高校の再編に興味があるかというと恐らく余り興味がないそれは身近ではないからですこれが小中学校で再編によって近くの学校が無くなってしまうとなったら大きな話題となってパブリックコメントも結構出るのだと思いますが高校の再編となった時にどれだけの県民が興味関心を持てるのかというところも県としては様々なアプローチの仕方を考える必要があるのではないかと思いますこちらの資料を読ませていただくと学校が頑張れと言っているように感じるのですが県の施策として高校の施設をどのように地域に還元していくのか県民の財産として活用していくのかという部分をも -8-

9 う少し出していくと県民が県立高校をどう考えていくのか自分の問題として考えることができるのではないかと強く感じます地域の住民が県立高校に入ることで例えば 5 学級以下の高校であっても地域の人間の力で高校生たちが成長するという場面も作れるのではないかと思いますですので県として施設全体のことを考えることで生徒たちの成長も含めてもう少し幅広く考えていくことができるのではないかと思います今の状態では県立高校はもったいないように感じます浪江魅力ある高校づくり課長いろいろな御意見や貴重なお話を伺えました今後の再編に当たっては丁寧に進めていきたいと思います高校の再編整備について申し上げますと今伊倉委員からもお話がありましたが一方で高校というのは長くその地にあった歴史というのもありますし輩出された O B の方々もいらっしゃいます地域に根差している部分もあると思っておりますので県としてどう進めていくのかについては地域の皆様に丁寧に御説明させていただきたいと思っておりますしその努力もしていきたいと思っておりますそれから地域が生徒を成長させるというお話もありましたが昨年度から学校と地域の関係というのはお話としてありまして私どもも意を用いるようにしてまいりました学校が地域の中で支えていただくことや地域と連携することにつきましても今回言及させていただいております今後地域の中でこうしたことを進めていく上では県の趣旨をよく御説明し発展していけるよう努めていきたいと思いますそれから多様な生徒がいる中で公立高校として何ができるかという部分についてですが先ほどお話があったようにあらゆる層について公立高校としてチャンネルというか進路を用意する必要があるかと思いますのでこちらも丁寧に働き掛けていきたいと思います小松教育長地域との関係については確かに学校や地域によります都市部では地域がどの範囲を指すのかということについて学校自身が迷っている面もあると思います一方で非常に地域と密着している学校では地域の方々と一緒に教育活動をやる学科によっても地域の方々にお力を借りているところもあります今後より社会に開かれた教育課程を作っていくという意味でも -9-

10 もっと教育活動自体に地域の方々のお力を活用させていただきたいと思います逆に地域の問題の解決に子供たちの学習活動が使えるのではないかとも思っておりましてそういう発想のもとに学校地域 W I N - W I N プロジェクトも立ち上げております積極的に手を挙げてきている学校もあるという状況ですのでその辺もなお一層進めていきたいと思います門井教育長職務代理者魅力ある県立高校づくりについては新たな組織を立ち上げて苦労してようやくここまで来たということで事務局の方々には感謝申し上げますただいよいよこれからが正念場というところだと思いますので地域にとって高等学校の位置づけというのは非常に重要なのだと思いますどうしてもこういう議論になると先ほどからお話も出ていますが再編整備ばかりに視点が向いてしまいます自分の高校が無くなってしまうのではないかというような話ばかりが先行してしまうと本来の意味である魅力ある県立高校づくりが薄れてしまい議論が成立しづらくなると思います少子化の時代を迎えて再編整備が必要であるということは皆様御理解されていると思います再編整備ということよりも県立高校の在るべき姿としてこういう高校づくりをしていきたいという部分を丁寧に説明し御理解をいただいて進めていただければと思っております私も教育委員としてしっかりと取り組みたいと思いますのでよろしくお願いします浪江魅力ある高校づくり課長ありがとうございます社会のニーズ地域住民の皆様のニーズに応えられる学校を整えていきたいと思いますお話にもありましたように学校規模が小さくなっていく中でしっかりとした教育環境を作っていくことがこの事業の目的であると思っておりますのでその部分を外さずに地域とのバランスや地域の教育力にも配慮しながら丁寧に進めてまいりますもう 1 点違った角度からお尋ねします地域とともにという部分もあると思いますが高校の出口の部分というのも地域から必要とされているという実情を私自身感じております進学校であれば高校を卒業した後は大学に進みますので高校自体の地域における役割というのは少ないのかもしれません -10-

11 しかし工業高校商業高校農業高校はその卒業生たちが地元に就職すればそこに雇用が生まれますので地元にとってはとても大きな意味があります例えば熊谷で農業をやっていると後継ぎのことを考えて子供は熊谷農業高校に行くことになります農業のいろいろなノウハウを父親からではなく学校で教えてもらうことになります工業についても同じで中小零細企業も後継ぎをどうしようかと考えると子供たちを地元の工業高校に通わせることになりますその家の家業を継ぐためには地元の専門高校に行くことは当たり前になっていますそういう学校を子供たちが卒業して雇用が生まれるということはその地域にとってとても大きな財産になると思います労働力は今減少しております私の会社でも外国人の方を雇用することになりました特に県北部分では人手不足労働力が足りない状況があります地元で高校生たちが勉強し専門高校に通って地元で働いてくれて雇用が生まれるということはものすごく大きな経済効果もありますし地域の存続にもつながってくると思いますそうした部分も高校の役割の一つとしてあるのではないかと思いますこのことは私もいろいろな学校に訪問したり卒業生と話をしたりする中でものすごく実感しているところでもありますのでそうした面もあることを知っておいてほしいと思いますエ平成 3 0 年度埼玉県教科用図書選定審議会の答申 ( 第 1 次 ) について石井市町村支援部参事兼義務教育指導課長 ( 提出理由及び答申事項について報告 ) 一番多く出ているキーワードとして静ひつな環境の確保と会議の公開議事録の公表がありますこれについて記載して口頭で伝えるだけではなく是非具体的に徹底を図るような方策を考えてほしいと思います 2 ページ目に両立できることでありと書かれているところを見るとやはり現状としてはできていないのだろうと思いますこんなこと出来ないと言われることが多いのかもしれませんが県として徹底するような取組を是非期待したいと思います -11-

12 石井市町村支援部参事兼義務教育指導課長やはり公正性透明性を確保するためにはしっかりと進めていく必要があります現状を申し上げますと議事録の公表については全ての採択地区において実施されておりますまた会議の公開につきましては全ての採択地区において公開又は一部公開という状況でございますこの一部公開という採択地区につきましてはやはりこちらから直接働き掛けるなど透明性の確保に向けて取り組んでいきたいと思います一部公開というのはどのような状況なのでしょうかある程度議論されるまではクローズにして結論を出すときには公開をするといった感じでしょうか石井市町村支援部参事兼義務教育指導課長議論の場面については公開をして実際に選定する場面について非公開としているところもあります門井教育長職務代理者教科書の採択に際しては報道等でも様々に公正性透明性の話題が投げ掛けられております喉元過ぎればではないのですが段々と薄れていく部分があるのではないかと感じておりますその辺を今一度徹底していただければと思っております石井市町村支援部参事兼義務教育指導課長平成 2 8 年度に起きました教科書謝礼問題を受けまして県教育委員会としてもガイドラインを策定いたしましたこれにつきましては周知徹底を図ってきたところではございますが本年度も教職員一人一人まで浸透するように周知してまいります明日全県の小中学校の校長会議もございますのでそういった折に周知徹底を図ってまいりたいと考えております遠藤委員 2 点お願いがあります 1 点目は 2 ページ目の最後にあります児童生徒の障害の状態や教育的ニーズ等を考慮することについてです確かに今多様な障害がありますのでこの辺りは慎重にお願いできればと思っております 2 点目ですが道徳の教科については教科書の内容に関しまして様々に報じられ新聞をにぎわせている状況です私はそれを見ていて非常に不安に思っております本来道徳を教えることというのは果たしてできるのかというところから始めなければならないのですが道徳は教えるものではなくて気付か -12-

13 せる道徳心を育んでいくものそのようにしなければならないとも思っております最近のいじめ問題や S N S の問題を具体的に取り上げた教科書なんかも出ています具体的に取り上げるとかかの基準が生まれやすくそれに対する評価が先に立ってしまう恐れを感じております道徳の教科書の採択に際しては非常に慎重にやっていただきたいと思っております石井市町村支援部参事兼義務教育指導課長児童生徒の障害の状態や教育的ニーズ等について考慮するという答申をいただいておりますのでこれについても慎重に調査研究を進め子供たちに合った教育効果の上がる教科書等を採択出来るようにしてまいりたいと思いますまた道徳につきましても同様でございまして子供たちにとって教育効果が上がるように考え調査研究を進めていきたいと考えております (3) 次回委員会の開催予定について 5 月 9 日 ( 水 ) 午前 1 0 時 -13-

第１６０９回埼玉県教育委員会定例会会議録

第１６０９回埼玉県教育委員会定例会会議録第 1 8 4 5 回埼玉県教育委員会定例会 1 日時平成 3 0 年 11 月 19 日 ( 月 ) 午前 1 0 時開会午前 1 1 時 1 分終了 2 場所埼玉県教育局教育委員会室 3 出席者上條教育長職務代理者委員石川委員小島副教育長小澤教育総務部長渡邉県立学校部長松本市町村支援部長古垣教育総務部副部長羽田県立学校部副部長芋川県立学校部副部長関口市町村支援部副部長佐藤市町村支援部副部長