目次 1. 高等教育を巡る社会 経済状況の変化について P2 2. 中央教育審議会における議論の動向について P13 3. 高等教育段階における負担軽減方策の検討状況について P38 4. 高大接続 入試改革について P74 5. 学校法人に対する経営指導の強化 P92 6. 概算要求について P9

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1 平成 30 年度私立短期大学教務担当者研修会 短期大学教育に関連する 文教施策の現状について 平成 30 年 10 月 30 日文部科学省高等教育局大学振興課課長補佐八島崇

2 目次 1. 高等教育を巡る社会 経済状況の変化について P2 2. 中央教育審議会における議論の動向について P13 3. 高等教育段階における負担軽減方策の検討状況について P38 4. 高大接続 入試改革について P74 5. 学校法人に対する経営指導の強化 P92 6. 概算要求について P98 1

3 1. 高等教育を巡る社会 経済状況 の変化について 2

4 人工知能やロボット等による代替可能性が高い労働人口の割合 今後 10~20 年後 (2025~2035 年 ) には 日本の労働人口の約 49% が 技術的には人工知能やロボット等により代替できるようになる可能性が高いとの推計結果が出ている 人工知能やロボット等による代替可能性が高い労働人口の割合 ( 日本 英国 米国の比較 ) 49% (2015 年 ) (2014 年 ) (2013 年 ) 日本のデータは国内 601 種類の職業について 従事する一人の業務全てを 高い確率 (66% 以上 ) でコンピューターが代わりに遂行できる (= 技術的に人工知能やロボット等で代替でできる ) 職種に就業している人数を推計し それが就業者全体に占める割合を算出 ( 米国及び英国での先行研究と同様の分析アルゴリズムを用いて実施 ) あくまで コンピューターによる技術的な代替可能性であり 実際に代替されるかどうかは労働需給を含めた社会環境要因の影響も大きいと想定されるが 本試算ではそれらの要因は考慮していない 日本のデータは 株式会社野村総合研究所と英オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授及びカール ベネディクト フレイ博士との共同研究 (2015 年 ) 出典 2015 年 12 月 2 日株式会社野村総合研究所 News Release を元に文部科学省作成 3

5 人工知能やロボット等による代替可能性が高い / 低い 100 種の職業 必ずしも特別の知識 スキルが求められない職業に加え データの分析や秩序的 体系的操作が求められる職業については 人工知能等で代替できる可能性が高い傾向 一方 芸術 歴史学 考古学 哲学 神学など抽象的な概念を整理 創出するための知識が要求される職業 他者との協調や 他者の理解 説得 ネゴシエーション サービス志向性が求められる職業は 人工知能等での代替は難しい傾向 代替可能性が高い職業 IC 生産オペレーターゴム製品成形工 ( タイヤ成形を除く ) 一般事務員こん包工鋳物工サッシ工医療事務員産業廃棄物収集運搬作業員受付係紙器製造工 AV 通信機器組立 修理工自動車組立工駅務員自動車塗装工 NC 研削盤工出荷 発送係員 NC 旋盤工じんかい収集作業員会計監査係員人事係事務員加工紙製造工新聞配達員貸付係事務員診療情報管理士学校事務員水産ねり製品製造工カメラ組立工スーパー店員機械木工生産現場事務員寄宿舎 寮 マンション管理人製パン工 CADオペレーター製粉工給食調理人製本作業員教育 研修事務員清涼飲料ルートセールス員行政事務員 ( 国 ) 石油精製オペレーター行政事務員 ( 県市町村 ) セメント生産オペレーター銀行窓口係繊維製品検査工金属加工 金属製品検査工倉庫作業員金属研磨工惣菜製造工金属材料製造検査工測量士金属熱処理工宝くじ販売人金属プレス工タクシー運転者クリーニング取次店員宅配便配達員計器組立工鍛造工警備員駐車場管理人経理事務員通関士検収 検品係員通信販売受付事務員検針員積卸作業員建設作業員データ入力係 電気通信技術者電算写植オペレーター電子計算機保守員 (IT 保守員 ) 電子部品製造工電車運転士道路パトロール隊員日用品修理ショップ店員バイク便配達員発電員非破壊検査員ビル施設管理技術者ビル清掃員物品購買事務員プラスチック製品成形工プロセス製版オペレーターボイラーオペレーター貿易事務員包装作業員保管 管理係員保険事務員ホテル客室係マシニングセンター オペレーターミシン縫製工めっき工めん類製造工郵便外務員郵便事務員有料道路料金収受員レジ係列車清掃員レンタカー営業所員路線バス運転者 アートディレクターアウトドアインストラクターアナウンサーアロマセラピスト犬訓練士医療ソーシャルワーカーインテリアコーディネーターインテリアデザイナー映画カメラマン映画監督エコノミスト音楽教室講師学芸員学校カウンセラー観光バスガイド教育カウンセラークラシック演奏家グラフィックデザイナーケアマネージャー経営コンサルタント芸能マネージャーゲームクリエーター外科医言語聴覚士工業デザイナー広告ディレクター国際協力専門家コピーライター作業療法士作詞家作曲家雑誌編集者産業カウンセラー産婦人科医 代替可能性が低い職業 歯科医師児童厚生員シナリオライター社会学研究者社会教育主事社会福祉施設介護職員社会福祉施設指導員獣医師柔道整復師ジュエリーデザイナー小学校教員商業カメラマン小児科医商品開発部員助産師心理学研究者人類学者スタイリストスポーツインストラクタースポーツライター声楽家精神科医ソムリエ大学 短期大学教員中学校教員中小企業診断士ツアーコンダクターディスクジョッキーディスプレイデザイナーデスクテレビカメラマンテレビタレント図書編集者内科医 日本語教師ネイル アーティストバーテンダー俳優はり師 きゅう師美容師評論家ファッションデザイナーフードコーディネーター舞台演出家舞台美術家フラワーデザイナーフリーライタープロデューサーペンション経営者保育士放送記者放送ディレクター報道カメラマン法務教官マーケティング リサーチャーマンガ家ミュージシャンメイクアップアーティスト盲 ろう 養護学校教員幼稚園教員理学療法士料理研究家旅行会社カウンター係レコードプロデューサーレストラン支配人録音エンジニア 50 音順 並びは代替可能性確率とは無関係職業名は 労働政策研究 研修機構 職務構造に関する研究 に対応 出典 2015 年 12 月 2 日株式会社野村総合研究所 News Release を元に文部科学省作成 4

6 Society5.0で実現する社会 2030年頃には 第4次産業革命ともいわれる IoTやビッグデータ 人工知能等をはじめとする技術革新が一層進展 狩猟社会 農耕社会 工業社会 情報社会に続く 人類史上5番目の新しい社会であるSociety 5.0の到来が予想されている 新たな社会 Society 5.0 Society 1.0 狩猟 サイバー空間とフィジカル 現実 空間を高度に 融合させたシステムにより 経済発展と社会的課題の 解決を両立する 人間中心の社会 Society Society 2.0 農耕 Society 4.0 情報 Society 3.0 工業 出典 内閣府総合科学技術 イノベーション会議ホームページ等より作成 5

7 分野を越えた技術とデータの組合せによる革新的な製品 サービス 全ての分野で 革新的な製品 サービスが創出 共通基盤技術 産業コア技術 データ 技術 関連データ 運転制御技術 事故データ カメラ情報データ 無人自動走行による移動サービス 無人自動走行車 等 生産管理技術 事故 ヒヤリハットデータ 異常 予兆の早期検知等による安全性 生産性向上 保険 格付けの高度化 等 生物データ 新規創薬 機能性食品 先端材料製 造 バイオエネルギー 等 医薬品開発技術 介護に係る技術 健康医療データ 介護データ 個別化医薬品 自立に向けた介護ケアプラン 等 エネルギー需要 設備制御技術 顧客データ エネルギーディマンドリスポンス 見守りサービス 等 金融技術 購買 商流データ 金融市場データ 取引 決済データによる与信 資産運用アドバイスサービス高度化等 バイオインフォマティクス 共通基盤技術 人工知能 IoT ロボット 革新的な製品 サービス ゲノム編集 出典 H 中央教育審議会大学分科会将来構想部会 第2回 経済産業省発表資料より抜粋 新産業構造ビジョン 一人ひとりの 世界の課題を解決する日本の未来 平成29年6月産業構造審議会新産業構造部会事務局 6

8 人生 100 年時代 の到来 健康寿命が世界一の長寿社会を迎え 2007 年に日本で生まれた子供は 107 歳まで生きる確率が 50% あると言われており 55 歳から 64 歳の就業率も日本は諸外国の中で高い水準 2007 年生まれの子どもの 50% が到達すると期待される年齢 55 歳から 64 歳の就業率 出典 平成 29 年 9 月 11 日人生 100 年時代構想会議資料 4-2 リンダ グラットン議員提出資料 ( 事務局による日本語訳 ) より 7

9 250 万人 歳人口 ( 万人 ) 歳人口と高等教育機関への進学率等の推移 18 歳人口 = 3 年前の中学校卒業者数 中等教育学校前期課程修了者数及び義務教育学校卒業者数 進学率 1 = 当該年度の大学 短大 専門学校の入学者 高専 4 年次在学者数 18 歳人口 進学率 2 = 当該年度の大学 短大の入学者数 18 歳人口 高校等卒業者数 = 高等学校卒業者数及び中等教育学校後期課程修了者数 現役志願率 = 当該年度の高校等卒業者数のうち大学 短大へ願書を提出した者の数当該年度の高校等卒業者数 収容力 = 当該年度の大学 短大入学者数当該年度の大学 短大志願者数 高校等卒業者数 ( 万人 ) 専門学校入学者数 ( 万人 ) 短大入学者数 ( 万人 ) 歳人口は 平成 21~32 年頃までほぼ横ばいで推移するが 33 年頃から再び減少することが予測されている 高専 4 年次在学者数 大学入学者数 ( 万人 ) 93.7% 収容力 ( 大学 + 短大 ) 進学率 1( 大学 + 短大 + 高専 + 専門学校 ) 80.6% 現役志願率 ( 大学 + 短大 ) 61.4% 57.3% 大学 : 52.6 % 短大 : 4.7% 高専 4 年次 : 0.9% 専門学校 : 22.4 % 進学率 2( 大学 + 短大 ) 大学 : 56.6% 短大 : 4.9% 大学 : 52.6% 短大 : 4.7% % 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 元 出典 : 文部科学省 学校基本統計 ( 平成 29 年度は速報値 ) 平成 42 年 ~52 年度については国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 29 年推計 )( 出生中位 死亡中位 ) を元に作成 進学率 現役志願率については 少数点以下第 2 位を四捨五入しているため 内訳の計と合計が一致しない場合がある 0% 年 8

10 地域ブロック別 18 歳人口の推移 (H28 以降の推計値 ) 推計によると 平成 45 年の 18 歳人口は 平成 27 年と比較し全国で約 20 万人 ( 約 16.7%) 減少 最も減少割合が大きいブロックは東北で 平成 27 年の 18 歳人口から約 28.5% 減少 ( 万人 ) 九州 東北中国 北関東 四国 北陸 近畿 東海 東京圏 北海道 北海道東北北関東東京圏甲信越静北陸 平成 東海近畿中国四国九州 甲信越静 6.4 平成 27 年 ( 実績値 ) と比較した平成 45 年 ( 推計値 ) の 18 歳人口の増減 比 H27 H45 増減比 北海道 48,922 36,514-12, % 東北 89,965 64,312-25, % 北関東 68,342 52,784-15, % 東京圏 305, ,146-22, % 甲信越静 88,860 67,761-21, % 北陸 29,886 22,899-6, % 東海 111,749 93,616-18, % 近畿 199, ,733-40, % 中国 72,485 60,029-12, % 四国 37,394 28,901-8, % 九州 147, ,099-16, % 合計 1,199, , , % 出典 : 文部科学省 学校基本統計 及び厚生労働省 人口動態調査 より国立教育政策研究所にて推計 9

11 サウジアラビアインドネシアトルコ中国ブラジルインドメキシコ南アフリカスロバキア共和国アルゼンチンロシアチリハンガリールクセンブルグスペインチェコ共和国ポーランドアイルランドポルトガルギリシャ韓国エストニアスロベニアオーストリアイタリアスイスオーストラリアノルウェーイスラエルアメリカイギリスベルギーデンマークカナダニュージーランドアイスランドスウェーデンオランダドイツフランスフィンランド日本 中国韓国スロバキア共和国ロシアポーランドチェコ共和国スロベニアカナダチリハンガリールクセンブルグトルコスイススペインブラジルオーストリアインドネシアエストニアオーストラリアサウジアラビアオランダポルトガルアイルランドアイスランドアメリカギリシャニュージーランドノルウェードイツフィンランドイギリスベルギーイタリア南アフリカデンマークスウェーデンメキシコインドフランスアルゼンチン日本イスラエル (%) 2011 年 (%) 2030 年 OECD の予測では 2030 年には日本の生産年齢人口が 57.3% にまで減少し OECD 加盟国中最下位になる ( 資料 ) Looking to 2060:Long-term global growth prospects (OECD) OECD 加盟国の生産年齢人口の将来予測 10

12 GDP の国際比較 世界の GDP に占める日本の割合は低下傾向である一方 中国においては増加傾向にある (%) アメリカ 中国 日本 ドイツ イギリス フランス インド ( 資料 ) GDP の国際比較 ( 内閣府 ) 11

13 世界の GDP の将来予測 世界の GDP に占める日本の割合について 2011 年時点では 6.7% だったが 2030 年には 4.2% になるとの予測がある 2011 年 2030 年 中国 17.0% インド 6.6% アメリカ 22.7% インド 11.1% アメリカ 17.8% 日本 4.2% その他 11.7% 日本 6.7% 中国 27.9% ユーロ圏 11.7% 他の OECD 諸国 18.2% ユーロ圏 17.1% その他 12.0% 他の OECD 諸国 15.3% ( 資料 ) Looking to 2060:Long-term global growth prospects (OECD) 12

14 2. 中央教育審議会における 議論の動向について 13

15 2040年を見据えた高等教育の将来像に関する検討の経緯 2017年3月 我が国の高等教育の将来構想について 諮問 諮問 事項 2040年頃を見据えた高等教育の 将来構想について総合的に検討 ①各高等教育機関の機能の強化に向け早急に取り組むべき方策 ②変化への対応や価値の創造等を実現するための学修の質の向上に向けた制度等の在り方 ③今後の高等教育全体の規模も視野に入れた 地域における質の高い高等教育機会の確保の在り方 ④高等教育の改革を支える支援方策 2017年12月 今後の高等教育の将来像の提示に向けた論点整理 取りまとめ 2018年6月 今後の高等教育の将来像の提示に向けた中間まとめ 取りまとめ 本日の 主な内容 2018年9月 2040年に向けた高等教育のグランドデザイン 答申案 を提示 引き続き審議し 2018年秋頃に答申予定 答申を踏まえ 法改正等の必要な対応に着手 14

16 2040年の社会の姿① 2040年という時代 今年 2018年 に生まれた子供たちが 大学 学部 を卒業するタイミング 今から22年後の未来 我が国は課題先進国として 世界の国々が今後直面する課題にいち早く対応していく必要 成熟社会を迎える中で 直面する課題を解決することができるのは 知識 とそれを組み合わせて生み出す 新しい知 その基盤となり得るのが教育 特に 高等教育については 我が国の社会や経済を支えることのみならず 世界が直面する課題への解決にいかに貢献できるかという観点が重要 2040年頃の社会変化 SDGs 持続可能な開発のための目標 Society5.0 第4次産業革命 人生100年時代 グローバル化 地方創生 全ての人が必要な教育を受け その能力を最大限に発揮でき 平和と豊かさを享受できる社会へ 現時点では想像もつかない仕事に従事 幅広い知識をもとに 新しいアイデアや構想を生み出せる力が強みに 生涯を通じて切れ目なく学び すべての人が活躍し続けられる社会へ 独自の社会の在り方や文化を踏まえた上で 多様性を受け入れる社会システムの構築へ 知識集約型経済を活かした地方拠点の創出と 個人の価値観を尊重する生活環境を提供できる社会へ 15

17 2040年の社会の姿② Society5.0 AI ビッグデータ IoT ロボティクス等の先端技術 が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れ られ 社会の在り方そのものが大きく変化する 超スマート社会 Socirty5.0 の到来が予想 人生100年時代 2007年生まれの子どもの 50%が到達すると期待される年齢 出典 内閣府総合科学技術 イノベーション会議ホームページ等より作成 在留外国人数 海外在留邦人数ともに増 社会のあらゆる分野でのつながりが 国境を越えて活性化 グローバル化 在留外国人数 海外在留邦人数推移 247万人 万人 133.8万人 3ステージではなくマルチステージの人生 出典 平成29年9月11日 人生100年時代構想会議資料4-2 リンダ グラットン議員提出資料 事務局による日本語訳 より 人口減少 千人 万人 世界一の長寿社会を迎え 教育 雇用 退職後という伝統的 な人生モデルからマルチステージの モデルへ変化 0~14歳 年少人口 15~64歳 生産年齢人口 65歳以上 老年人口 国立社会保障 人口問題研究所の予測では 少子高齢化の進行により 2040年には 年少人口が1,194万人 生産年齢人口が5,978万人まで減少 3,387万人 ,728万人 万人 1,595万人 12.5 長期滞在者 永住者 出典 在留外国人統計 法務省 平成29年6月末 出典 海外在留邦人数調査統計 外務省 平成29年要約版 推計値は出生中位 死亡中位 推計による 実績値の1950年 1970年には沖縄県を含まない 1945年については 1 15歳を年少人口 16 65歳を生産年齢人口 66歳以上を老年人口としている 3,921万人 ,978万人 ,194万人 出典 1920年 2010年 人口推計 総務省 2015年 2065年 日本の将来推計人口 平成29年推計 国立社会保障 人口問題研究所

18 2040 年に向けた高等教育のグランドデザイン ( 答申案 ) 概要 Ⅰ.2040 年の展望と高等教育が目指すべき姿 学修者本位の教育への転換 必要とされる人材像と高等教育の目指すべき姿 高等教育と社会の関係 2040 年頃の社会変化国連 :SDGs 全ての人が平和と豊かさを享受できる社会 Society5.0 第 4 次産業革命人生 100 年時代グローバル化地方創生 予測不可能な時代を生きる人材像 普遍的な知識 理解と汎用的技能を文理横断的に身に付けていく 時代の変化に合わせて積極的に社会を支え 論理的思考力を持って社会を改善していく資質を有する人材 知識の共通基盤 研究力の強化 教育と研究を通じて 新たな社会 経済システムを提案 成果を還元 多様で卓越した 知 はイノベーションの創出や科学技術の発展にも寄与 学修者本位の教育への転換 何を学び 身に付けることができたのか + 個々人の学修成果の可視化 ( 個々の教員の教育手法や研究を中心にシステムを構築する教育からの脱却 ) 学修者が生涯学び続けられるための多様で柔軟な仕組みと流動性 産業界との協力 連携地域への貢献 雇用の在り方や働き方改革と高等教育が提供する学びのマッチング 個人の価値観を尊重する生活環境を提供できる社会 に貢献 Ⅱ. 教育研究体制 多様性と柔軟性の確保 多様な学生多様な教員多様で柔軟な教育プログラム多様性を受け止める柔軟な大学の多様な 強み の強化ガバナンス 18 歳で入学する日本人を主な対象 実務家 若手 女性 外国籍など 文理横断 学修の幅を広げる教 各大学のマネジメント機能や経営 人材養成の観点から各機関のとして想定する従来のモデルからの様々な人材を登用できる制度の育 時代の変化に応じた迅速かつ力を強化し 大学等の連携 統合を 強み や 特色 をより明確化脱却し 社会人や留学生を積極的在り方の検討柔軟なプログラム編成円滑に進められる仕組みの検討し 更に伸長に受け入れる体質転換 リカレント教育 留学生交流の推進 高等教育の国際展開 教員が不断に多様な教育研究活動を行うための仕組みや環境整備 ( 研修 業績評価等 ) Ⅲ. 教育の質の保証と情報公表 学び の質保証の再構築 全学的な教学マネジメントの確立 各大学の教学面での改善 改革に資する取組に係る指針の作成 学修成果の可視化と情報公表の促進 単位や学位の取得状況 学生の成長実感 満足度 学修に対する意欲等の情報 教育成果や大学教育の質に関する情報の把握 公表の義務付け 全国的な学生調査や大学調査により整理 比較 一覧化 設置基準の見直し ( 定員管理 教育手法 施設設備等について 時代の変化や情報技術 教育研究の進展等を踏まえた抜本的な見直し ) 認証評価制度の充実 ( 法令違反等に対する厳格な対応 ) 教育の質保証システムの確立 Ⅴ. 各高等教育機関の役割等 多様な機関による多様な教育の提供 各学校種 ( 大学 専門職大学 専門職短期大学 短期大学 高等専門学校 専門学校 大学院 ) における特有の課題の検討 転入学や編入学などの各高等教育機関の間の接続を含めた流動性を高め より多様なキャリアパスを実現 学位プログラムを中心とした大学制度 複数の大学等の人的 物的資源の共有 ICT を活用した教育の促進 Ⅵ. 高等教育を支える投資 コストの可視化とあらゆるセクターからの支援の拡充 国力の源である高等教育には 引き続き 公的支援の充実が必要 社会のあらゆるセクターが経済的効果を含めた効果を享受することを踏まえた民間からの投資や社会からの寄附等の支援も重要 ( 財源の多様化 ) Ⅳ.18 歳人口の減少を踏まえた高等教育機関の規模や地域配置 あらゆる世代が学ぶ 知識基盤 高等教育機関への進学者数とそれを踏まえた規模 将来の社会変化を見据えて 社会人 留学生を含めた 多様な価値観が集まるキャンパス の実現 学生の可能性を伸ばす教育改革のための適正な規模を検討し 教育の質を保証できない機関へ厳しい評価 教育 研究コストの可視化 参考 2040 年の推計 18 歳人口 :120 万人 (2017) 88 万人 ( 現在の 74% の規模 ) 大学進学者数 :63 万人 (2017) 51 万人 ( 現在の 80% の規模 ) 高等教育全体の社会的 経済的効果を社会へ提示 国立大学の一法人複数大学制の導入 経営改善に向けた指導強化 撤退を含む早期の経営判断を促す指導 国公私立の枠組みを越えて 各大学の 強み を活かした連携を可能とする 大学等連携推進法人 ( 仮称 ) 制度の導入 学外理事の登用 地域における高等教育 複数の高等教育機関と地方公共団体 産業界が各地域における将来像の議論や具体的な連携 交流等の方策について議論する体制として 地域連携プラットフォーム ( 仮称 ) を構築 国公私の役割 歴史的経緯と 再整理された役割を踏まえ 地域における高等教育の在り方を再構築し高等教育の発展に国公私全体で取り組む 国立大学の果たす役割と必要な分野 規模に関する一定の方向性を検討 公的支援も含めた社会の負担への理解を促進 必要な投資を得られる機運の醸成 17

19 教育研究体制 多様性と柔軟性の確保 個々人の強みが最大限に活かされ 2040年の社会を生きていく能力を獲得するためには 高等教育は 多様な価値観を持つ多様な人材が集まることにより新たな価値が創造される場になることが必要 多様な教員 自前主義 からの脱却 18歳中心主義 からの脱却 学内出身者を中心とした教育研究体制 若手 18歳で入学してくる学生を中心とした教育体制 実務家 外国籍 女性 多様な学生 社会人 留学生 障害のある学生 多様で柔軟な教育プログラム 複数の大学等の人的 物的リソースを効果的に共有することで 多様な教員による 多様な学生の多様なニーズに応える多様な教育プログラムの提供が可能に 学位プログラムを中心とした大学制度 学部等の組織の枠を越えた学部横断的な教育に積極的に取り組む ことによる多様な教育プログラムの提供 高等教育機関の国際展開 諸外国の優秀な若者への我が国の高等教育へのアクセス向上 我が国の高等教育機関の教育 研究力の向上 国際通用性の強化 留学生交流の推進 実践的な教育を行える人材の確保 地域 企業等と有機的に連携した実践的な教育の充実 優秀な留学生の獲得 高度外国人材としての留学生の我が国への定着を促進 学位等の国際通用性の確保 単位互換制度の柔軟化とICT活用教育の推進 教育資源の有効活用 教育内容の豊富化 多様な教育ニーズへの対応 高等教育をめぐる激しい国際競争における 我が国の高等教育機関の魅力の向上 リカレント教育の充実 多様な年齢層の多様なニーズを持った学生への教育体制の整備 18

20 教育研究体制 多様性と柔軟性の確保 高等教育機関が 多様性 を発揮するためには 各大学は自らの強みや特色を意識して 自大学の発展の方向性の明確化や他大学との連携推進など 強み を強化していくことが必要 多様性を受け止める 柔軟なガバナンス 資源の共有化を含めた 経営力の強化 多様な価値観が集まるキャンパス の実現のた め 大学内外の人的 物的資源の結集と それを支えるガバナンスが重要 強み 特色を活かした 教育研究の高度化 大学の多様な 強み の強化 不断の大学改革により 新たな 強み を持続的に 生み出していくとともに 時代の社会を牽引するような 新たな価値を創造することが期待 国公私を通じて教育研究の高度化 経営力の強化を目指す 大学等の連携 統合の可能性 ①国立大学の一法人複数大学制の導入 ②私立大学の連携 統合の円滑化に向けた方策 ③国公私立の枠組みを越えた連携の仕組み 複数の大学等の人的 物的リソースを効果的に共有 学外理事の複数名登用促進 客観的 複眼的な外部からの意見を反映することで 大学運営の透明性を確保し 社会への説明責任を果たす 複数の高等教育機関 産業界 地方公共団体との 恒常的な連携体制の構築 地域連携プラットフォーム 仮称 の構築 学外の教員や実務家など多様な人的資源を活用し 多様な年齢層 の多様なニーズを持つ学生を受け入れていくため 必要な教育 研究分野 求人の状況 教員や学生の相互交流などについて恒常的 に意思疎通を図る 大学として中軸となる 強み や 特色 を明確化 将来の変化を見据え 大学が自らの強みや独自性を意識した上で 発展の方向性を考える 19

21 国公私を通じた大学の連携 統合等 H 第 7 回人生 100 年時代構想会議林文部科学大臣提出資料より 現状認識 それぞれの地域において 高等教育機関が産業界や地方公共団体を巻き込んで それぞれの将来像が議論されていない 国公私立の設置者の枠を越えた大学の連携が進まない 検討の方向性 地域連携プラットフォーム ( 仮称 ) において議論すべき事項について ガイドライン の策定を検討 地域連携プラットフォーム ( 仮称 ) の在り方の一つとして 国公私立の枠を越えた連携を可能とする 大学等連携推進法人 ( 仮称 ) の制度の創設を検討 ( 定員割れや赤字経営の大学の救済とならないよう留意 ) 地域連携プラットフォーム ( 仮称 ) 地方公共団体 大学等 産業界 ガイドラインに盛り込む事項 ( 案 ) 地域ごとの大学進学率 進学者数等の将来推計 地域ごとの特性や産業構造等を踏まえた将来の人材ニーズの見込み 将来の人材ニーズに対応した 大学等の規模 分野 配置の在り方 ( 国公私立の役割分担 私立大学の公立化の是非の検討等を含む ) 国公私の枠組みを超えた連携 統合の可能性 卒業生の地元定着を促進するための教育プログラムや産業界とのマッチング 18 歳学生だけではない多様な学生の受入れ 地域の教育 研究 文化拠点としての役割等 さらに発展 国立大学法人 大学等連携推進法人 ( 仮称 ) イメージ ( 一般社団法人 ) 大学等連携推進法人 大学等の機能の分担や連携を推進するための方針を決定 社員総会 意見具申 各法人が 社員 として参加 公立大学法人 大学等連携推進評議会 学校法人 ( 私立大学 ) 研究開発法人 認定 各大学の強みを活かした連携により 地域における高等教育を強化 参加する大学等の機能の分担及び教育研究や事務の連携を推進 ( 教養教育における連携や事務の共同実施 教職員の人事交流などを想定 ) 文部科学大臣 20

22 設置者ごとの大学の連携 統合等 現状認識 連携 統合等を進めるための具体的な仕組みがない H 第 7 回人生 100 年時代構想会議林文部科学大臣提出資料より 検討の方向性 国立大学の場合 私立大学の場合 国立大学法人法を改正し 一法人の下でスケールメリットを活かしてさらなる学生サービスの改善 教育研究の充実などを可能とする 学校法人が経営状況に応じて 大学間や法人間の連携 統合 合併 撤退等の適切な経営判断が行えるよう以下の取組を推進 A 大学 新国立大学法人 C 大学 B 大学 ガバナンスの強化 情報公開の推進 連携 統合の支援 経営指導の強化 破綻処理の円滑化 学部単位等での事業譲渡の円滑化 私学事業団等の情報提供機能の強化等により 強みを生かす自主的再編を促進 新たな財務指標を設定し 法人の自主的な経営改善の一層の推進と指導の強化 経営困難な場合に撤退を含めた早期の経営判断を促す指導の実施 不適切な清算人の就任の排除など 破綻手続きの明確化 学生のセーフティーネットの構築 参考 名古屋大学の指定国立大学法人構想概要より 参考 現行制度における私立大学の学部単位での事業譲渡 学校法人 学園 大学 A 学部 B 学部 1 学部の廃止 学校法人 学園 大学 A 学部 2 学部の新設 B 学部 学校法人 学園 大学 学校法人 学園 大学 A 学部 B 学部 1 大学の廃止 2 学部の新設 B 学部 8 21

23 教育の質の保証と情報公表 学び の質保証の再構築 実現すべき改革の方向性 高等教育機関がその多様なミッションに基づき 学修者が 何を学び 身に付けることができるのか を明確 にし 学修の成果を学修者が実感できる教育を行っていること このための多様で柔軟な教育研究体制が各高等教育機関に準備され こうした教育が行われていることを確認できる質の保証の在り方へ転換されていること 全学的な教学マネジメントの確立 学修成果の可視化と情報公表の促進 教学マネジメント指針 の作成 各大学は 自ら設定した 三つの方針 に基づく教育について その 成果を評価するための質的水準や具体的な実施方法などを定めた 方針 アセスメント ポリシー を策定 活用し 自己点検 評価を実施 した上で 教育の改善 改革に繋げることが重要 このようなPDCAサイクルは 大学全体 学位プログラム 個々の授 業科目のそれぞれの単位で有効に機能している必要がある 各大学における取組に際する留意点などを網羅的にまとめた 教学マネジメントに係る指針を 大学関係者が参画する 大学分科会の下で作成し 各大学へ一括して示す 教学マネジメントの確立に当たっては 学生の学修成果に関す る情報を的確に把握 測定し 教育活動の見直し等に適切に活 用する 各大学が地域社会や企業等の外部からの声や期待を意識し 積極的に説明責任を果たしていくという観点からも 大学全体の 教育成果の可視化の取組を促進し 公表する 情報によっては大学に新たに義務付けしたり 取組の参考となる よう把握や活用の在り方等について教学マネジメント指針の中 に提示したりするなど 情報公表を促進する これらの情報について 当該大学のみならず社会全体が効果的 に活用することができるよう 全国的な学生調査や大学調査を 通じて 整理し 比較できるよう一覧化する機能を設けることが 必要 22

24 学生が身に付けた能力 付加価値の見える化 H 第 7 回人生 100 年時代構想会議林文部科学大臣提出資料より 現状認識 現在の情報公開が義務化されている事項では 大学が実際にどのような教育成果をあげ 学生が実際にどのような知識や能力を修得したかなどの成果の確認が十分にできていない 検討の方向性 個々の学生の学修成果や各大学の教育成果を 学位を与える課程共通の考え方や尺度に則って評価し その結果を活用して教育活動の不断の改善を自主的に図るという改革サイクルが回る構造を定着させることが重要 積極的な情報公表によって社会に対する大学の教育研究活動の説明責任を確保していくことが必要 教学マネジメントに係る指針の策定 教学マネジメント 確立の必要性 教学マネジメント指針に盛り込むべき事項の例 教育内容の改善 ( カリキュラム編成の高度化 ) 教育方法の改善 ( シラバスの記載の充実 成績評価基準の適切な運用 ) 教職員の資質の向上 (FD SDの高度化) 等 教学マネジメントに係る具体的な指針となるものを 中央教育 審議会のもとで作成し 各大学へ一括して示す必要 学修成果の可視化と情報公表 情報の 把握 と 公表 の義務付け 把握 公表すべき情報の例 単位 学位の取得状況 卒業後の進路の状況 ( 就職率 就職先等 ) 学修時間 学生の成長実感 満足度 学生の学修に対する意欲 入学者選抜の状況 留年率 中退率 教員一人当たりの学生数 履修単位の登録上限設定の状況 早期卒業や大学院への飛び入学の状況 FD SD の実施状況等 全国的な収集 調査 参考 学生が取得した学位 資格等の学修成果を可視化し 補足する資料 ( ディプロマ サプリメント ) 1. 資格保有者 2. 資格 3. 資格レベル 4. 履修内容及び成果 ( 産業技術大学院大学 HP より作成 ) 5. 資格保有者の能力 6. 特記事項 7. 証明書 チーム活動 継続的学修 研究 コミュニケーション プランニング システム技術 拡大 マーケティング 設計技術 デザイン 技術経営 大学が把握 公表した情報に関する全国的な収集 調査を行い 情報を整理 比較 一覧化する機能を確保する必要性について議論中 23

25 (EBPMをはじめとした統計改革を推進するための調査研究 (3) 客観的な証拠の開発に資する取組 ) ( 新規 ) 31 年度要求額学生調査について 122,272 千円の内数 背景 大学教育に対する国民の満足度は低く ( 日本の学生は勉強していない 大学は学生を育てていない等 ) 各大学にどのような強みや特色があり どのような学修成果を上げているかについて 社会に対する説明や情報公表が不十分 特に 18 歳人口が減少する中 学生が何を身に付けることができたかが一層問われることとなるが 各大学が教育力の向上のためにどのように取り組み それが学生の能力の伸長にどのように結びついたのかが分かりにくい 目的 全国的な学生調査により 学修の主体である学生の目線から大学の教育力の発揮の実態を把握するとともに 学生の能力の伸長の要因等を分析する これらを各大学の取組の改善に活かすとともに 大学自らが把握 公表する教育に関する情報とあわせ 国における今後の政策立案の際のエビデンスとして活用する 調査の概要 ( イメージ ) 全国の大学生を対象に 学生が在学中に身に付けた能力や付加価値の見える化 ( 学修成果の可視化 ) に資する調査を実施 国が 学生から見た大学の姿を直接的に問う大規模な調査は初の試み 平成 31 年度より試行調査を実施 調査対象 調査方法 調査項目 集計 分析 公表の方法等については 今後 有識者会議を設置して検討予定 学生調査の内容 ( イメージ ) 調査対象 ( 案 ) 学部 1 年生 ( 入学時 ) と 4 年生 ( 卒業時 ) 学生調査の実施スキームと活用の例 文部科学省 調査の企画 実施 集計 分析 各大学の情報を整理 比較 一覧化できる形で公表 調査方法( 案 ) Webによるアンケート調査 調査項目( 案 ) 入学した大学の志望程度 志望理由 大学教育への期待度 魅力 大学教育への満足度 充実度 大学教育を通じて伸ばしたい ( 伸ばせた ) 能力 学修時間 卒業後の進路 将来展望 等 地方自治体 地方創生の活力 高校生 保護者高校関係者 何を学び 身に付けることができるか に基づく進路選択 卒業生 信頼の基盤 大学 学生 大学教育を総合的に評価 大学運営の改善に参画 企業 産業界 何を学び 身に付けることができたのか に基づく採用 研究者 他の大学 大学教育の改善 情報共有 社会人学生 リカレント教育 大学と国の競争力 教育力のある大学を分析 24

26 教育の質の保証と情報公表 学び の質保証の再構築 教育の質保証 システムの確立 何を学び 身に付けることができるのかが明確か 学んでいる学生は成長しているのか 大学の個性が発揮できる多様で魅力的な教員組織 教育課程があるか を確認する質保証システムへの転換 設置基準の見直し 認証評価制度の充実 法令違反等に対する厳格な対応 昭和31年 進学率が右上がりの時代 に制定された大学設置基準 が現状に適応するかどうか等について検討する必要 時代の変化や情報技術 大学における教育研究の進展等 を踏まえた大学設置基準とするため 抜本的な見直しを 検討する 具体的には 定員管理 教育手法 施設整備等につい て 学生 教員比率の設定や 教育課程を踏まえた教 員組織の在り方 情報通信技術を活用した授業を行う 際の施設設備の在り方などを含め 検討に着手する 定性的な規定については解釈の明確化を図り これに基 づいた設置申請や設置認可審査 認証評価を行うこと ができるよう 解釈に関する通知を発出する 認証評価機関は 自己評価書の記載内容の見直しや 他の評価等の活用により効率的に認証評価を実施す るとともに 特色ある教育研究活動を積極的に発信 認証評価機関は 自らが定める大学評価基準に適合 しているか否かを認定 受審期間の見直し 認証評価機関は 今後 学修成果や教育成果等に関 する情報公表が各大学に義務付けられた際には 共 通の定義に基づいて整理された各大学における学修 成果や教育成果等のデータを相対的に活用し 人材 育成目的や規模が近い大学同士の比較や 経年比 較による改善状況を確認 25

27 参考 : 我が国の大学の質保証のイメージ図 設置認可審査等による入口における質保証 認証評価制度や情報公表等による恒常的な質保証 ( 大学の設置申請から完成年度までの質保証 ) 3 社会への情報公表 平成 23 年から義務化 設置申請 文科大臣認可 大学新設 場 4 合年は制 4 大年学間の 完成年度 自己改善 各大学の学内での取組 (1 内部質保証 ) 教育研究活動 自己点検 評価 結果の公表 設置認可審査設置計画履行状況等調査 大学設置 学校法人審議会によるピア レビュー認可後のフォロー設置計画の履行をチェック 大学設置基準 2 認証評価 ( 第三者評価 ) 文科大臣が認証した評価団体が実施 (7 年以内に1 回 ) 教育課程 教員数 教員資格 校地 校舎面積などの最低基準を定める ( 教育研究水準を確保 ) 26

28 18歳人口の減少を踏まえた高等教育機関の規模や地域配置 あらゆる世代が学ぶ 知識基盤 実現すべき改革の方向性 18歳人口は 2040年には約88万人まで減少し 現在の74 程度の規模となることを前提に 各機関に おける教育の質を維持 向上するための適正な規模を見極めた上で 社会人及び留学生の受入れ拡大が図られていること 高等教育機関への進学者数とそれを踏まえた規模 将来の社会変化を見据えて 社会人 留学生を含めた 多様な価値観が集まるキャンパス の実現 学生の可能性を伸ばす教育改革のための適正な規模を検討し 教育の質 を保証できない機関へ厳しい評価 参考 2040年の推計 18歳人口 120万人 万人 2040 現在の 約74%の規模 大学進学者数 63万人 万人 2040 現在の 約80%の規模 あらゆる世代のための 知識の共通基盤 となりうることを見通した設定が必要 国公私の役割 歴史的経緯と 再整理された役割を踏ま え 地域における高等教育の在り方を再構築 し高等教育の発展に国公私全体で取り組む 地域における高等教育 高等教育の将来像を国が示すだけでなく それぞれの地域で 高等教育機関が産業界や地域を 巻き込んで それぞれの将来像が議論されるべき時代 全都道府県の大学の配置状況に関する客観的なデータの作成 将来の入学者減の推計を含む 地域の国公私立大学が 地方自治体 産業界を巻き込んで 将来像の議論や連携 交流の企画を行う恒常的な体制 地域連携プラットフォーム 仮称 を構築 国は 地域の実情を踏まえた議論のためのデータや仕組みづくりを 行った上で 各地域の議論を支援し それらを踏まえた全体像を提示 国立大学の果たす役割と必要な分野 規模に関する 一定の方向性を検討 27

29 大学進学者数等の将来推計について H 中央教育審議会大学分科会将来構想部会 ( 第 13 回 ) 資料 2 より 歳人口が減少し続ける中でも 大学進学率は一貫して上昇し 大学進学者数も増加傾向にあったが 2018 年以降は 18 歳人口の減少に伴い 大学進学率が上昇しても大学進学者数は減少局面に突入すると予測される ( 万人 ) 歳人口 18 歳人口のピーク 歳人口は 1992 年をピークに減少 大学進学率は一貫して右肩上がり 52.6% 56.7% 57.4% 18 歳人口 = 3 年前の中学校卒業者数 中等教育学校前期課程修了者数及び義務教育学校卒業者数 大学進学率 = 当該年度の大学進学者数 18 歳人口 % 50% 40% 30% 大学進学率 大学進学者数のピーク 20% 大学進学者数 大学進学者数は近年微増傾向であったが 2017 年をピークに減少局面に入ると予測 10% 0 0% 出典 18 歳人口 :11980 年 ~2017 年 文部科学省 学校基本統計 年 ~2029 年 文部科学省 学校基本統計 を元に推計 32030~2034 年 厚生労働省 人口動態統計 の出生数に生存率を乗じて推計 42035~2040 年については国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 29 年推計 )( 出生中位 死亡中位 ) を元に作成 (2034 年の都道府県比率で案分 ) 実績値 推計値 28

30 長野県の例 地域産業に関する基礎データ 県庁所在地 長野市 人口 2,098,804 保安 (9.39) 有効求人倍率建設 採掘 (3.02) サービス (2.54) 電気 ガス 水道一人当たり (18.85) 雇用者所得電気機械 (12.25) ( 百万円 ) 化学 (11.46) 労働生産性 ( 千円 / 人 ) 金融 保険 (9,944) 電気 ガス 熱供給 水道 (9,041) 情報通信 (5,214) 企業数 従業者数 売上高 ( 億円 ) 付加価値額 ( 億円 ) 卸売 小売 (8,613) 製造 (6,434) 建設 (6,333) 製造 (211,090) 卸売 小売 (184,160) 医療 福祉 (135,888) 製造 (59,767) 卸売 小売 (51,644) 医療 福祉 (9,257) サービス (18,937) 不動産 (10,777) 電気機械 (9,834) H 中央教育審議会大学分科会 将来構想部会合同会議資料 1-4 より 高等教育に関する基礎データ 18 歳人口 H28 21,154 高校等卒業者数 H28 18,988 大学進学者数 H28 9,194 大学進学率 H % 大学進学率 ( 国公私別 ) H28 8.6% 2.5% 32.4% 短大進学率 H28 6.7% 専門学校進学率 ( 現役 ) H % 大学数 H28 9 大学数 ( 国公私別 ) H 入学定員 H28 3,368 入学定員 ( 国公私別 ) H28 1, ,310 大学入学者数 H28 3,496 県外から流入 H28 1,928 県内から流出 H28 7,626 流出入差 ( 流入 - 流出 ) H28-5,698 自県進学率 H % 大学進学者数推計 H45 6,803 大学入学者数推計 H45 2,725 入学定員充足率推計 H % 大学学部に関する基礎データ 国 信州大学( 定員合計 :1,978) 人文学部 155 松本市 教育学部 240 長野市 経法学部 180 松本市 理学部 205 松本市 医学部 263 松本市 工学部 485 長野市 農学部 170 南箕輪村 繊維学部 280 上田市 公 長野県看護大学 ( 定員合計 :80) 看護学部 80 駒ヶ根市 私 佐久大学( 定員合計 :90) 看護学部 90 佐久市 私 諏訪東京理科大学( 定員合計 :300) 工学部 200 茅野市 経営情報学部 100 茅野市 私 清泉女学院大学 ( 定員合計 :100) 人間学部 100 長野市 私 長野大学( 定員合計 :300) 社会福祉学部 150 上田市 環境ツーリズム学部 75 上田市 企業情報学部 75 上田市 私 長野保健医療大学 ( 定員合計 :80) 保健科学部 80 長野市 私 松本大学( 定員合計 :320) 総合経営学部 160 松本市 人間健康学部 160 松本市 私 松本歯科大学 ( 定員合計 :120) 歯学部 120 塩尻市 県内高卒者の大学進学先 H28 県内大学入学者の出身高校所在地 H28 学部の分野 ( 大分類 ) 国立 : 公立 : 私立 : 人文科学 : 社会科学 : 理学 : 工学 : 農学 : 保健 : 商船 : 家政 : 教育 : 芸術 : その他 : その他, 3,086, 34% 埼玉, 649, 7% 愛知, 667, 7% 東京, 2,231, 24% 神奈川, 993, 11% 長野, 1,568,17% その他, 1,522, 43% 東京, 175, 5% 愛知, 231, 7% 長野, 1,568, 45% 29

31 各高等教育機関の役割等 多様な機関による多様な教育の提供 各学校種 ( 大学 専門職大学 専門職短期大学 短期大学 高等専門学校 専門学校 大学院 ) における特有の課題の検討 転入学や編入学などの各高等教育機関の間の接続を含めた流動性を高め より多様なキャリアパスを実現 専門職大学 専門職短期大学 平成 31(2019) 年度から開設予定であり 理論にも裏付けられた高度な実践力を強みとして専門業務を牽引でき かつ 変化に対応し新たな価値を創造できる人材を育成するため 産業界と密接に連携して教育を行う新たな高等教育機関として期待 既存の大学 短期大学が 専門職学部や専門職学科を設置することも可能であり 各大学は自らの人材養成の目的を明確にし 強みや特色を踏まえる中で その必要に応じて専門職学部等への転換も期待 短期大学 短期であることや地域でのアクセスの容易さといった強みを生かし 高齢者も含めた社会人へのリカレント教育を通じた地域貢献などの役割も期待されるところであり 地域に必要な高等教育機関として教育の質を高めていくことが重要 2040 年に向けては 短期高等教育機関として 大学制度における短期大学の位置付けの再構築について検討が必要 高等専門学校 新たな産業を牽引する人材育成の強化 大学との連携など高専教育の高度化 日本型高等専門学校制度の海外展開と一体的に我が国の高専教育の国際化を進めていくことにより 高等専門学校の教育の質を高めていくことが重要 専門学校 地域等での産学連携による職業教育機能の強化や留学生の積極的な受入れ リカレントにも大きな役割が期待され 地域に必要な高等教育機関として 教育の質を高めていくことが重要 大学院における特有の検討課題 高度な専門的知識と普遍的なスキル リテラシー等を身に付けた 今後の社会を先導 牽引できる高度な人材を育成する教育 明確な人材養成目的と社会ニーズに基づく学位プログラムとしての大学院教育の確立に向けた体質改善 三つの方針 の策定 公表の義務付け 教育組織や教育研究体制 入試や学位授与の在り方の再点検 分野横断的なコースワークの充実 30

32 高等教育機関の役割分担のイメージ 学術重視 H 中央教育審議会大学分科会将来構想部会 ( 第 17 回 ) 資料 1-1 職業重視 学術の深奥を極めるための教育研究 高度専門職業教育 高度専門職業教育 大学院 [ 修士 博士 ] 専門職大学院 専門教育 ( 学術重視 ) 教養教育 専門教育 ( 職業重視 ) 専門教育 ( 職業 / 実際生活 ) 専門教育 ( 専門性が求められる職業 ) 教養教育 職業や実際生活に必要な能力の育成 教養の向上を目的とした教育 産業界 社会人 大学 教養教育 短期大学 専門職大学 専門職短期大学 専門教育 ( 技術者教育 ) 専修学校 高等学校等 普通科 総合学科 専門学科 高等専門学校 31

33 高等教育を支える投資 コストの可視化とあらゆるセクターからの支援の拡充 2040 年の我が国の高等教育本格的な人口減少の中 社会を支え 国民が豊かな生活を享受するためには 高等教育がイノベーションの源泉となり 地域の知の拠点として確立し 学修者一人一人の能力を最大限伸長することで未来を支える人材を育成する役割が期待 国力の源である高等教育には 引き続き 公的支援の充実が必要 社会のあらゆるセクターが経済的効果を含めた効果を享受することを踏まえた民間からの投資や社会からの寄附等の支援も重要 ( 財源の多様化 ) 教育 研究コストの可視化 高等教育全体の社会的 経済的効果を社会へ提示公的支援も含めた社会の負担への理解を促進 必要な投資を得られる機運の醸成 参考 OECD 加盟国の生産年齢人口比率の将来予測 ( 資料 ) Looking to 2060:Long-term global growth prospects (OECD) OECD の予測では 我が国の生産年齢人口比率は 2011 年には 63.3% であったのが 2030 年には 57.3% にまで減少して OECD 加盟国中最下位となる 中国韓国スロバキア共和国ロシアポーランドチェコ共和国スロベニアカナダチリハンガリールクセンブルグトルコスイススペインブラジルオーストリアインドネシアエストニアオーストラリアサウジアラビアオランダポルトガルアイルランドアイスランドアメリカギリシャニュージーランドノルウェードイツフィンランドイギリスベルギーイタリア南アフリカデンマークスウェーデンメキシコインドフランスアルゼンチン日本イスラエル (%) 2011 年 サウジアラビアインドネシアトルコ中国ブラジルインドメキシコ南アフリカスロバキア共和国アルゼンチンロシアチリハンガリールクセンブルグスペインチェコ共和国ポーランドアイルランドポルトガルギリシャ韓国エストニアスロベニアオーストリアイタリアスイスオーストラリアノルウェーイスラエルアメリカイギリスベルギーデンマークカナダニュージーランドアイスランドスウェーデンオランダドイツフランスフィンランド日本 2030 年 (%) 32

34 ( 参考 ) 大学段階における財政措置と費用負担の仕組み 基盤的経費 学生への経済的支援運営支援施設 設備支援 H 中央教育審議会大学分科会将来構想部会 ( 第 24 回 ) 資料 2 より 教育再生実行会議第八次提言参考資料 (p.24) を修正 更新 競争的な環境の下での教育研究支援 奨学金 ( 日本学生支援機構 ) 事業規模約 1.1 兆円給付分 補助金約 110 億円貸与分 政府貸付約 960 億円 財投約 7,100 億円 対象規模 給付型 :1 学年約 2 万人 ( ) 貸与型 ( 無利子 ): 約 54 万人貸与型 ( 有利子 ): 約 76 万人 平成 30 年度からの本格実施 授業料等減免 ( 約 350 億円 ) 授業料等減免 ( 約 130 億円 ) 授業料等減免 ( 約 110 億円 ) 国立大学法人運営費交付金等 ( 約 1 兆 1,000 億円 ) 私立大学等経常費補助金 ( 約 3,200 億円 ) 地方交付税 一般財源 ( 公立大学 ) ( 約 1,800 億円 ) 施設 設備補助金 (100 億円程度の内数 ) 施設整備費補助金 ( 約 380 億円 ) 競争的資金 (4,300 億円程度の内数 ) 国公私を通じた大学教育再生の戦略的推進 ( 約 260 億円 ) その他 ( 左記以外の競争的経費 ) 返還 ( 貸与分 ) 給付 貸与 奨学金給付 大学院生への経済的支援 ティーチング アシスタント(TA) リサーチ アシスタント(RA) フェローシップ( 日本学術振興会特別研究員事業 (DC)) 等 大 学 ( 国立大学 :86 校 公立大学 :90 校 私立大学 :604 校 公立短大 :17 校 私立短大 :320 校 ) 授業料等納付約 3.2 兆円 ( 国 : 約 3,200 億円 公 : 約 1,000 億円 私 :2 兆 7,500 億円 ) 医業収益等 研究収益等 寄附 国地方 保険者 患者等 ( 附属病院 ) 企業等 ( 共同 受託研究 ロイヤリティ等 ) 医療費約 2 兆 8,300 億円 ( 国公私立大学病院 ) 約 3,200 億円 学 生 ( 国立大学 : 約 61 万人 公立大学 : 約 15 万人 私立大学 : 約 21 万人 公立短大 : 約 0.7 万人 私立短大 : 約 12 万人 ) 企業 卒業生等 約 2,800 億円 注 ) 財政措置は平成 30 年度予算 ( 当初 ) をベースに算出 ( 国立大学法人運営費交付金等及び施設整備費補助金は大学共同利用機関法人等分も含む 私立大学等経常費補助金は高等専門学校を設置する学校法人分も含む 施設 設備補助金は高等学校等を設置する学校法人分も含む ) 公立大学は平成 29 年度の各都道府県市町村の各公立大学に対する当初予算を合計した数値 大学数 学生数は平成 29 年度の数値 ( 募集停止校を含む ) 授業料等納付額は平成 28 年度の数値 ( 大学学部 大学院 短期大学の合計 ) 学生への経済的支援に関しては このほか税制上の優遇措置( 勤労学生控除 扶養控除等 ) も実質的に支援の機能を有している 医療費は厚生労働省 平成 28 年度医療費の動向 による平成 28 年度の額 (Ⅲ 医療機関種類別の概算医療費 (1) 入院 入院外計表 6-1 医療費の推移 ) 研究収益等は文部科学省 大学等における産学連携等実施状況について による平成 28 年度の額 ( 共同研究全体 受託研究全体の研究費受入額 治験等の試験 調査費受入額 知的財産権等収入額 ) 33 寄附金額については 1つの法人が大学以外の学校種を設置している場合には 当該学校種に対する寄附金も含まれる点に留意

35 (%) (%) ( 参考 ) 高等教育への公財政措置等に関する国際比較 国の経済規模 (GDP) に対して 教育機関への公財政支出は OECD 諸国の中で最低の水準であり 約半分の水準 フィンランド エストニア オーストリア ノルウェー デンマーク スウェーデン ベルギー トルコ スイス カナダ 高等教育への公財政支出 ( 教育機関への支出 対 GDP) オランダ フランス ポーランド アイスランド ラトビア ドイツ メキシコ 韓国 チェコ スロベニア アメリカ ニュージーランド スペイン ポルトガル イスラエル スロバキア アイルランド チリイ タリア オーストラリア 国の経済規模 (GDP) に対して 奨学金などを含めた公財政支出でも OECD 諸国の中で最低の水準 高等教育への公財政支出 ( 家計 私的部門への支出を含む 対 GDP) ノルウェー デンマーク フィンランド スウェーデン オーストリア カナダ オランダ ニュー ドジーラン トルコ アイスランド ベルギー エストニア アメリカ オーアストラリ スイス ドイツ イギリス チリフランスポーランド メキシコ ラトビア スロベニア ( 注 ) 家計 私的部門への支出 は 奨学金等の家計や学生への支出を指す 韓国 アイルランド スロバキア H 中央教育審議会大学分科会将来構想部会 ( 第 24 回 ) 資料 2 より スペイン ポルトガル イスラエル チェコ イタリア ハンガリー ハンガリー イギリス 日本 日本 ルクセンブルグ ルクグセンブル (2014 年 ) OECD 平均 (2014 年 ) OEDC 平均 ( 出典 ) OECD 図表でみる教育 (2017) 日本は家計の負担割合が高い 100% 80% 60% 40% 20% 0% 教育費の公費 私費負担割合 独 仏 OECD 平均 米 (2014 年 ) 家計 日 その他私費 公財政 ドイツについては家計負担割合が不明 奨学金などの私的 ( 部門 ) 補助は 公費負担には含まれない ( 出典 )OECD 図表でみる教育 (2017) より作成 国立 ( 州立 ) 大学の授業料 ( ドル ) 日本は授業料が高く 奨学金受給率が低い 授業料が高く, 支援もそれほど充実していない スイス グループ 3 ( 韓国含む ) イタリアオーストリア フランス 日本 グループ4 授業料が低く, 支援はそれほど ( ドイツを含む ) 充実していない ( 出典 )OECD 図表でみる教育 (2014) より作成 イギリスグループ2 フィンランド アメリカ 授業料が高いが支援は手厚い オーストラリア グループ1 授業料が低く支援も手厚い デンマーク ニュージーランド ノルウェー オランダ スウェーデン 0 メキシコアイスランド 学生のうち奨学金等の受給率 (%) 34

36 答申後の検討課題 ( 案 ) 中教審 引き続き 中央教育審議会においては 以下の検討を行うこととする Ⅲ. 教育の質の保証と情報公表 で述べた設置基準等の質保証システムについて見直しを行うこと 教学マネジメント指針 ( 学修成果の可視化と情報公表を含む ) の策定を行うこと 国 ( 文科省 ) 国においては 以下の施策の立案にすみやかに着手する必要がある 地域連携プラットフォーム ( 仮称 ) の立ち上げに向けた各高等教育機関への助言 地方公共団体との意見交換の実施と 議論すべき事項について ガイドライン の策定 大学等連携推進法人制度 ( 仮称 ) について 制度の枠組み 認定する際の基準の内容 連携を推進するための制度的な見直し 国立大学において それぞれの大学の強み 特色や地域の事情等にも留意しつつ どのような課程や分野で どのような規模で役割を果たしていくのか という点について一定の方向性を検討 大学間の連携 統合 ( 国立大学の一法人複数大学制度 私立大学の学部単位等での事業譲渡の円滑化等 ) に必要な制度改正 制度 教育改革 WG で議論した事項のうち 設置基準の抜本的な見直しや教学マネジメント指針の策定など 引き続きの検討が必要とされたものを除き 必要な制度改正 35

37 参考 答申までの今後のスケジュール 予定 10月10日(水) 17日(水) 中教審 大学分科会 将来構想部会 団体ヒアリングを実施( ) 国立大学協会 公立大学協会 私立大学連盟 私立大学協会 日本経済団体連合会 経済同友会 全国知事会 等 計13団体 11月6日(火)16:00 18:00 中教審 大学分科会 将来構想部会 合同会議 パブリックコメントを実施予定です 詳細は文部科学省ホームページを 御覧ください c/main_b13.htm トップ 申請 手続き パブリック コメント 意見募集案内 答申案最終審議 11月26日(月)15:00 17:00 e-gov 電子政府の総合窓口 へリンク します 中教審 総会 答申を大臣に手交予定 36

38 参考 中央教育審議会大学分科会将来構想部会委員名簿 第9期中央教育審議会大学分科会 将来構想部会委員 正委員 5名 有信 睦弘 東京大学政策ビジョン研究センター特任教授 永田 恭介 筑波大学長 日比谷潤子 国際基督教大学学長 村田 治 関西学院大学学長 山田 啓二 京都産業大学法学部教授兼学長補佐 臨時委員 18名 麻生 隆史 学校法人第二麻生学園理事長 山口短期大学学長 安部恵美子 長崎短期大学学長 石田 朋靖 宇都宮大学長 金子 元久 筑波大学特命教授 黒田 壽二 金沢工業大学学園長 総長 小杉 礼子 独立行政法人労働政策研究 研修機構研究顧問 小林 雅之 東京大学大学総合教育研究センター教授 佐藤東洋士 学校法人桜美林学園理事長 桜美林大学総長 鈴木典比古 公立大学法人国際教養大学理事長 学長 鈴木 雅子 株式会社ベネフィット ワン取締役副社長 但野 茂 独立行政法人国立高等専門学校機構理事 函館工業高等専門学校校長 千葉 茂 学校法人片柳学園理事長 福田 益和 学校法人福田学園理事長 古沢由紀子 読売新聞東京本社論説委員 益戸 正樹 バークレイズ証券株式会社顧問 株式会社肥後銀行取締役 両角亜希子 東京大学大学院教育学研究科准教授 吉岡 知哉 立教大学元総長 吉見 俊哉 東京大学大学院情報学環教授 部会長 副部会長 第9期中央教育審議会大学分科会 将来構想部会制度 教育改革ワーキンググループ委員 正委員 1名 日比谷潤子 国際基督教大学学長 臨時委員 15名 安部恵美子 長崎短期大学学長 上田 紀行 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院院長 教授 金子 元久 筑波大学特命教授 川嶋太津夫 大阪大学高等教育 入試研究開発センター長 教授 小林 雅之 東京大学大学総合教育研究センター教授 篠田 道夫 桜美林大学教授 日本福祉大学学園参与 鈴木典比古 公立大学法人国際教養大学理事長 学長 但野 茂 独立行政法人国立高等専門学校機構理事 函館工業高等専門学校校長 濱名 篤 学校法人濱名学院理事長 関西国際大学学長 福島 一政 学校法人追手門学院追手門学院大学理事 学長代理 副学長 本郷 真紹 学校法人立命館理事補佐 前田 早苗 千葉大学国際教養学部教授 溝上 慎一 京都大学高等教育研究開発推進センター教育アセスメ ント室長 教授 美馬のゆり 公立はこだて未来大学システム情報科学部教授 宮城 治男 NPO法人エティック代表理事 主査 主査代理 37

39 3. 高等教育段階における負担軽減方策の検討状況について 38

40 家庭の経済状況が教育格差 経済格差につながっている 家庭の経済状況が教育格差につながり 更には経済格差を生んでいる 格差の固定化解消のためには 高等教育段階の教育費負担軽減が不可欠 高校卒業後の予定進路 世帯年収別 学歴別生涯賃金 大卒と高卒の労働者とでは生涯賃金が約7千万円異なる 両親の年収が子供の進学先にも影響 70% 56.1% 60% 50% 40% 62.9% 61.9% 約7,000万円 42.4% 4年制大学進学 32.1% 就職 30% 20% 27.8% 20.0% 10% 14.5% 400万円以下 % 8.8% 0% 出典 労働政策研究 研修機構 ユースフル労働統計 万円以上 都道府県別一人当たり県民雇用者所得と大学進学率 出典 文部科学省科学研究費基盤 B 教育費負担と学生に対する経済的支援の在り方に関する実証研究 小林雅之研究代表 2012年高卒者保護者調査 大学進学率は県民雇用者所得と相関がある 学歴別貧困率 最終学歴別完全失業率 80.0 大学 大学院卒者は失業や貧困のリスクが低い 28.2% 30% 6% 5.1% 男性 5% 4.1% 4% 4.4% 女性 3.6% 3% 3.1% 62.3 東京都 % 神奈川県 % 2.8% 70.0 大阪府 14.7% 15% 40.0 佐賀県 2% 10% 1% 7.7% % 0% 小学 中学 高校 旧中 高専 短大 大学 大学院 総務省 労働力調査(詳細集計)平成25年 2013年 平均 速報 結果 2014 より作成 沖縄県 鳥取県 ,000 0% 大卒 高卒 中卒 社会保障審議会生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会 第9回資料 2012 より作成 鹿児島県 ,500 4,000 千円 4,500 5,000 5,500 6,000 6,500 資料 1人当たり県民雇用者報酬 県民経済計算 平成24年度 内閣府 大学進学率 学校基本統計 平成24年度 文部科学省 大学進学率は高校等新卒者のうちただちに大学 学部 へ進学した者の割合 39

41 高等教育の高額な授業料が家計負担となり 少子化の最大のネックとなっている 我が国の大学の授業料はOECD諸国の中でも高額 高等教育段階の教育費が少子化の要因 少子化対策のためには 高等教育段階の教育費負担軽減が不可欠 理想の子供数を持たない理由 上位3つ 子育てにかかる経済的負担要因 上位5つ 子供が大学に進学する際に家計の貯蓄を取り崩している 教育費負担の高さは少子化につながる 子育てや教育にお金が かかりすぎる 子供1人世帯の平均貯蓄率 学校教育費 大学 短大 専門 学校など 55.6% 学習塾など学校以外の教育費 保育所 幼稚園 認定こども園 にかかる費用 高年齢で生むのは嫌だ 30歳未満 学校教育費 小学校 中学校 30 34歳 高等学校 35 39歳 欲しいけれどもできない 食費 平均貯蓄率 { 預貯金 保険掛金 預貯金引出 保険取金 } 可処分所得 出典 平成21年度文部科学白書 40 49歳 0% 0% 20% 40% 60% 80% 20% 40% 60% 万円 出典 国立社会保障 人口問題研究所 第15回出生動向基本調査結婚と出産に関する全国調査 2015 国立大学 私立大学の授業料の推移 授業料の国際比較 国公立 米ドル 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 出典 内閣府 子ども 子育てビジョンに係る点検 評価 のための指標調査報告書 H25 中間層にも 高水準の授業料が家計負担に大きな影響 8,202 5, 第1子大学 500 平均可処分所得 第2子負担 第1子負担 万円 年度 80 子供2人を大学まで卒業させるために必要な教育費は約2,700万円 小 中学校 高校は公立 幼稚園 大学は私立の場合 第1子幼稚園 第2子大学 第2子幼稚園 20 0 出典 OECD 図表でみる教育 2016 より作成 0 H元 H26 国立大学 H元 H26 私立大学 歳で第1子 34歳で第2子を出産と想定 資料 文部科学省 平成26年度子供の学習費調査 日本政策金融公庫 40

42 高等教育段階における負担軽減策 現行 約4.2 授業料減免 平成30年度予算 学 費 授 業 料 施 設 整 備 費 入 学 金 授業料減免 約15万人 約0.05兆円 国立大 約60万円 公立大 約60万円 私立大 約110万円 文系約100万円 理系約130万円 私立 専門 学校 約100万円 約保 三護 者 五 学 万生 人負 担 分 3 7 兆 国立大学 350億円 6 5万人 補助率 10 10 私立大学 130億円 7 1万人 補助率 1 2 公立大学 35億円 1 0万人 各自治体の財源により実施 地方財政措置による平成28年度実績 その他の学生生活費 自宅生 約60万円 自宅外生 約115万円 約220億円 本格実施時 家計年収 約250万 給付型 2 4万 円 約2% 奨 学 金 約800万 無利子 月額 2万 4.5/6.4万 円 利用率 約15% 事業費 約3600億円 約1100万 有利子 月額 3 12万円 利用 率 約22% 事業費 約6800億円 奨学金 給付型 6万人 本格実施時 無利子 53 5万人 有利子 75 7万人 月額 2 4万円 2 6 4万円 3 12万円 全学生の約4割 37 1 が利用 41

43 大学等奨学金事業の充実について 意欲と能力のある学生等が 経済的理由により進学等を断念することがないよう 給付型奨学金の創設 低所得世帯の子供たちに係る無利子奨学金の成績基準の実質的撤廃 無利子奨学金の貸与人員の増員 ( 残存適格者の解消 ) 所得連動返還型奨学金制度 の着実な実施など 大学等奨学金事業の充実を図る ( イメージ ) 学力 ( 評定値 ) 3.5 給付型奨学金の創設 (2 万人 ) 無利子奨学金成績基準の実質的撤廃 (2 万人 ) 年収 ( 万円 ) 低所得世帯 無利子 残存適格者 有利子 残存適格者の解消 (H28:2.4 万人 ) 有利子 現在の低金利の恩恵 金利見直し方式のほぼ無利子化 最低返還月額 30,000 返還月額 25,000 ( 円 ) 20,000 15,000 10,000 5,000 2,000 0 所得連動返還型奨学金制度 所得に応じた返還月額を設定 (0) (62) 4,700 円 300 (119 ) 8,9 00 円 400 (179 ) 13, 500 円 500 (246 ) 18,5 00 円 9% 23,5 00 円 14,400 円 600 年収 (313 )( 所得 ) 万円 参考 : 住民税非課税世帯の生徒数 児童養護施設退所者里親出身者 生活保護世帯 住民税非課税世帯 高校 1 学年あたりの生徒数 ( 概数 ) 約 2 千人 約 1.5 万人 約 14.2 万人 計 15.9 万人 高校生等奨学給付金の受給実績に基づく うち対象となるのは大学等進学者 (6.1 万人程度と推計 ) 奨学金貸与者 :4.5 万人うち無利子 :2.5 万人 42

44 < 平成 30 年度予算 > ( 独 ) 日本学生支援機構大学等奨学金事業の充実 意欲と能力のある学生 生徒が 経済的理由により進学を断念することがないよう 安心して学ぶことができる環境を整備することが重要 このため 1 給付型奨学金制度の着実な実施 2 無利子奨学金の希望者全員に対する貸与の着実な実施 3 所得連動返還型奨学金制度を着実に実施するためのシステム開発等 など 大学等奨学金事業の充実を図る 1 給付型奨学金制度の着実な実施基金 :105 億円 (35 億円増 ) 平成 29 年度に創設 先行実施した制度を着実かつ安定的に実施 制度概要 対象 : 非課税世帯で 一定の学力 資質要件 ( に示すガイドラインを基に各学校が定める基準 ) を満たす学生を高校等が推薦 1 各学校の教育目標に照らして十分に満足できる高い学習成績を収めている者 2 教科以外の学校活動等で大変優れた成果を収め 各学校の教育目標に照らして概ね満足できる学習成績を収めている者 3 社会的養護を必要とする生徒等であって 特定の分野において特に優れた資質能力を有し 又は進学後の学修に意欲等があり 進学後特に優れた学習成績を収める見込みがある者 給付額 :( 国公立 自宅 ) 月額 2 万円 ( 国公立 自宅外 / 私立 自宅 ) 月額 3 万円 ( 私立 自宅外 ) 月額 4 万円 国立大学 国立高等専門学校等で授業料減免を受けた場合は減額 児童養護施設退所者等には別途 24 万円の入学一時金 給付人員 :22,800 人 うち新規 20,000 人 ( 平成 29 年度 :2,800 人 ) 2 無利子奨学金の希望者全員に対する貸与の着実な実施無利子奨学金事業費 :3,584 億円 (82 億円増 ) ほか被災学生等分 17 億円 制度を着実に実施し 貸与基準を満たす希望者全員への貸与を実施 無利子奨学金貸与人員 :53 万 5 千人 ほか被災学生等分 3 千人 ( 参考 ) 無利子奨学金及び有利子奨学金の平成 30 年度事業の概況 区分無利子奨学金有利子奨学金 貸与人員 事業費 うち一般会計復興特会等 貸与月額 貸与基準 30 年度採用者 学力 家計 返還期間 53 万 5 千人 新規貸与者分 4 万 4 千人増 他被災学生等分 3 千人 3,584 億円 (82 億円増 ) 他被災学生等分 17 億円 政府貸付金一般会計 :958 億円復興特会 : 1 億円財政融資資金 32 億円 学生が選択 ( 私立大学自宅通学の場合 ) 万円 高校評定平均値 3.5 以上 ( 予約採用時 ) 等 < 住民税非課税世帯の学生等 > 成績基準を実質的に撤廃 75 万 7 千人 (5 万 8 千人減 ) 6,771 億円 (467 億円減 ) 財政融資資金 7,043 億円 学生が選択 ( 大学等の場合 ) 2 万円 ~12 万円の 1 万単位 1 平均以上の成績 2 特定の分野において特に優秀な能力を有する 3 学修意欲がある 家計基準は家族構成等による ( 子供 1 人 ~3 人世帯の場合 ) 一定年収 (700~1,290 万円 ) 以下 卒業後 20 年以内 < 所得連動返還を選択した場合 > 卒業後の所得に応じて変動 一定年収 (870~1,670 万円 ) 以下 卒業後 20 年以内 ( 元利均等返還 ) 3 所得連動返還型奨学金制度を着実に実施するためのシステム開発等システム開発 改修費 :8 億円 (2 億円増 ) 所得連動返還型奨学金制度を着実に実施するため システムの開発 改修等を実施 返還利率 無利子 上限 3%( 在学中は無利子 ) ( 平成 30 年 3 月貸与終了者 ) 利率見直し 0.01% 利率固定 0.27% 43

45 ( 独 ) 日本学生支援機構大学等奨学金事業の推移 ( 当初予算 ) ( 単位 : 億円 ) 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, , ,316 無利子奨学金 2,210 2,337 2,427 2,483 2,498 2,502 2,549 2,597 2,767 2,912 3,068 3,173 3,258 3,528 3,601 ( 単位 : 万人 ) 144 無利子貸与人員有利子貸与人員 貸与人員合計 ,982 11,74511, ,781 11,263 10,944 10,766 10, ,055 9, , , , , ,185 8,496 9, ,677 7,966 7,238 6, ,506 7, ,512 6, ,727 4,879 5, 有利子奨学金 年度 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度予算 0 ( 注 1) 貸与人員及び事業費の計は四捨五入の関係で一致しない場合がある ( 注 2) 平成 24 年度以降の無利子奨学金には東日本大震災復興特別会計分を含む 44

46 新しい経済政策パッケージ H 閣議決定 及び 経済財政運営と改革の基本方針2018 H 閣議決定 において導入することとされている高等教育の負担軽減方策のポイント 1 基本的考え方と施策の内容 現状認識 経済状況が困難な家庭の子供ほど大学等への進学率が低い 最終学歴によって平均賃金に歴然とした差がある 我が国の教育費は 国際的に見ても家計負担の割合が高い 理想の子供数を持たない理由の1位は 子育て 教育にお金がかかり すぎること 特に高等教育段階の費用が大きな負担と認識されている 施策の方向性 貧困の連鎖を断ち切り 格差の固定化を防ぐ 少子化対策に資する しっかりとした進路への意識や進学意欲があれば 貧しい家庭に育っても 大学や専門学校等へ進学できるチャンスを確保 具体的内容 低所得世帯の真に必要な子供たちに限って 高等教育の無償化を実現 授業料減免及び給付型奨学金の支援対象者 支援額を大幅拡充 対象となる学校種 大学 短期大学 高等専門学校 専門学校 対象となる学生 住民税非課税世帯 及び それに準ずる世帯の学生 実施時期 2020年4月 2019年10月に予定されている消費税率10 への引上げによる増収分の一部を財源とする 45

47 2. 授業料減免 対象となる学校種 : 大学 短期大学 高等専門学校 専門学校 対象となる学生 : 住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯の学生 ( 支援対象の学生は 授業料及び入学金の減免に加えて 給付型奨学金も支給対象となる ) 授業料免除額の考え方 国立 : 授業料 ( 省令に規定されている各学校種の授業料標準額まで ) を免除 公立 : 国立の授業料 ( 上記 ) を上限として対応 私立 : 国立大学の授業料に加え 各学校種の私立学校の平均授業料と国立大学の授業料の差額の 2 分の 1 を加算した額まで対応 入学金免除額の考え方 国立 : 入学金 ( 省令に規定されている各学校種の入学料標準額まで ) を免除 公立 : 国立の入学金 ( 上記 ) を上限として対応 私立 : 私立の入学金の平均額を上限として対応 授業料免除 ( 上限 ) 額の考え方 ( 各学校種 ) ( 大学の場合 ) 授業料平均額 約 88 万円 約 88 万円 減免上限額 ( 差額の 1/2) 約 70 万円 約 61 万円 ( 私立大学授業料 ( 平均額 (H28)) 877,735 円 約 54 万円 大学 約 39 万円 短大 約 23 万円 高専 < 国公立 > 約 17 万円 専門学校 大学 短大 高専 < 私立 > 専門学校 差額の 1/2 ( 国立大学授業料 ) 535,800 円 国立の授業料は省令による その他は文部科学省調べによる平均額 特に私立の授業料平均額については 今後の調査により時点更新の可能性あり 私立の場合は免除の上限額を加算 授業料免除 国公立大学の場合は国立大授業料を免除 ( 1 年生は + 入学金 ( 国公立大 28 万円 私立大 25 万円 )) 2/3 1/3 年収は 両親 本人 中学生の家族 4 人世帯の場合の目安 非課税約 300 万円約 380 万円年収目安 46

48 3. 給付型奨学金 対象となる学校種 : 2. 授業料減免 と同じ 対象となる学生 : 2. 授業料減免 と同じ ( 支援対象の学生は 給付型奨学金に加えて 授業料及び入学金の減免対象となる ) 給付額の考え方 学生が学業に専念するため 学生生活を送るのに必要な生活費を賄えるよう措置を講じる 他の学生との公平性の観点を踏まえ 社会通念上妥当なものとする 高等専門学校については 寮生が多く学生生活費の実態に他の学校種と乖離がある ( 大学生の 5~7 割程度 ) ため その実態に応じた額を措置する 経費区分自宅自宅外 授業料以外の学校納付金 ( 私立学校生に限る ) 修学費 ( 教科書 参考図書等のために支出した経費 ) 私立学校生の場合授業料以外の学納金分を追加 課外活動費 通学費 自宅外の場合 支給経費として食費 ( 自宅生を超える部分 ) 住居 光熱費分を追加 2/3 食費 ( 自宅分を超える額 ) 住居 光熱費 保健衛生費 自宅生の場合 1/3 年収は 両親 本人 中学生の家族 4 人世帯の場合の目安 娯楽 嗜好費 その他の日常費 受験料 具体の支給額など 詳細な制度設計を進めているところ 非課税約 300 万円約 380 万円年収目安 47

49 4. 支援対象者の要件 高校の成績のみならず 進学の意欲や目的等を確認 評価することが必要 高校等がレポートの提出や面談等により本人の状況を確認 大学等への進学後は その学習状況等について一定の要件を課し それに満たない場合には支給しない 具体的には 毎年度の確認 において 次のいずれかに該当し 大学等が 警告 を行い それを連続で受けた場合 ⅰ 1 年間に修得した単位数が年間の標準的な修得単位数の 6 割以下の場合 ⅱ GPA( 平均成績 ) 等の客観的指標が学生の所属する学部等において下位 4 分の 1 に属する場合 ( ただし 斟酌すべきやむを得ない事情がある場合の特例措置を検討 ) ⅲ 1 年間の出席率が 8 割以下であるなど学習意欲が低いと大学等が判断した場合 2 年制以下の高等教育機関の場合 学期ごとなど年度の途中においても 警告 5. 支援措置の対象となる大学等の要件 大学等での勉学が職業に結びつくことにより格差の固定化を防ぎ 支援を受けた子どもたちが大学等でしっかりと学んだ上で 社会で自立し 活躍できるようになるという 今回の支援措置の目的を踏まえ 対象を学問追究と実践的教育のバランスが取れている大学等とするため 大学等に一定の要件を求める 実務経験のある教員による授業科目が標準単位数 (4 年制大学の場合 124 単位 ) の 1 割以上 配置されていること 例えば オムニバス形式で多様な企業等から講師を招いて指導を行っている 学外でのインターンシップや実習等を授業として位置付けているなど主として実践的教育から構成される授業科目を含む 学問分野の特性等により満たすことができない学部等については 大学等が やむを得ない理由や 実践的教育の充実に向けた取組を説明 公表することが必要 法人の 理事 に産業界等の外部人材を複数任命していること 授業計画 ( シラバス ) の作成や評価の客観的指標を設定し 適正な成績管理を実施 公表していること 法令に則り 財務諸表等の情報や 教育活動に係る情報を開示していること また 例えば 経営に問題があるとして早期の経営判断を促す経営指導の対象となっており かつ 継続的に定員の 8 割を割っている大学については 対象にしないことなどを検討 参考 新しい経済政策パッケージ ( 内閣府 HP) 経済財政運営と改革の基本方針 2018 ( 骨太の方針 )( 内閣府 HP) 高等教育の負担軽減の具体的方策について ( 報告 ) ( 文部科学省 HP) 48

50 高等教育段階の教育費負担軽減新制度 機関要件の確認への対応のポイント 案 本資料は 現時点での考え方を整理したものであり 今後の検討により内容が変更され得ることに留意願います 49

51 支援措置の対象となる大学等の要件 機関要件 について 具体的な詳細事項については今後の制度設計を通して決定 要件 確認 のスケジュールについて 大学等が要件を満たして 確認 を受けることで 在籍する学生等が授業料減免と給 付型奨学金の対象となる 2019年 事前相談 確認 申請 受付 2020年 対 象 大 学 等 の 公 表 4月 施行 制度開始は2020年4月を予定しているため 高校3年生の進路を決め始めるまでに は 対象となる大学等の一覧が公表されている必要がある 新制度の成立後 申請を受け付け 原則として申請時 2019年度 の状況により 確認 非常にタイトな申請 確認スケジュールとなる見通し また 進路選択に資するよう 大学等が確認を受けるために提出された申請書も併せて公表する 50

52 支援措置の対象となる大学等の要件 機関要件 への対応のポイント 具体的な詳細事項については今後の制度設計を通して決定 要件1 実務経験のある教員による授業科目の配置 各学校種の設置基準により 卒業に修得が必要となる単位数の1割以上 実務経験の ある教員による授業科目が配置され 学生がそれらを履修し得る環境が整っていること 例 4年制大学 124単位 13単位以上 2年制短期大学 62単位 7単位以上 専門学校 昼間学科 修業年限n年 800時間 80n時間 必修科目か 選択科目かは問わない また 学部等共通科目でも可 実務経験のある教員による授業科目 とは 担当する授業科目に関連した実務経験 を有している者が その実務経験を十分に授業に活かしつつ 実践的教育を行っている 授業科目を指す 必ずしも実務経験のある教員が直接の担当でなくとも 例えば オム ニバス形式で多様な企業等から講師を招いて指導を行う場合や 学外でのインターン シップや実習等を授業の中心に位置付けているなど 主として実践的教育から構成され る授業科目でも可 全ての学部等が要件を満たすことが必要であるが 学問分野の特性等により満たすこ とができない学部等については 大学等が やむを得ない理由や 実践的教育の充実に 向けた取組を説明 公表することで要件を満たすものとする ただし 単に 困難である といった一般的 抽象的な理由や 財政的 時間的な理 由では認められない 合理的な理由を具体的に示すことが必要である 51

53 < 大学等における留意事項 > どの授業科目が 実務経験のある教員による授業科目 であるかを授業計画 ( シラバス ) 等で学生等に対し明らかにすることが必要であり 明らかにしている授業科目を計上する 2019 年度のシラバス等に どのような実務経験を持つ担当教員が どのような授業を行うのかを明記しておくことが必要 52

54 要件 1 実務経験のある教員による授業科目の配置に関する申請様式イメージ ( 案 ) 学校名 大学 授業計画のURL 学部 学科 / 学部 学科 / 学部 / 実務経験のある教員による授業科目 の一覧 / ( 又は )WEB シラバスよりカテゴリ選択 実務経験 にチェックを入れ検索 実務経験のある教員による授業科目の単位数 学部 学科 学科 学部 全学共通科目 8 単位 学部共通科目 12 単位 - 各学部等 22 単位 4 単位 4 単位 合計 42 単位 24 単位 12 単位 設置基準上の標準単位数 182 単位 124 単位 124 単位 上記一覧と突合できるよう 学部等の記載単位を合わせること 実務経験のある教員による授業科目の配置が困難であることに係る理由 学部 ( 困難である理由等を記載 ) 53

55 要件 1 実務経験のある教員による授業科目の配置に関する申請様式イメージ ( 案 ) < 単位制でない専門学校の場合 > 専門学校名 専門学校 授業計画のURL ( 分野 ) 学科 / 学科 / ( 分野 ) 学科 / 実務経験のある教員による授業科目 の一覧 / ( 又は )WEB シラバスよりカテゴリ選択 実務経験 にチェックを入れ検索 実務経験のある教員による授業科目の時間数 分野 分野 学科 学科 学科 各学科 ( 合計 ) 240 時間 180 時間 70 時間 設置基準上の標準授業時数 2400 時間 (3 年制 ) 1600 時間 (2 年制 ) 800 時間 (1 年制 ) 上記一覧と突合できるよう 学科の記載時間を合わせること 分野共通 または他学科でも履修可能な授業科目がある場合には含むことができる 実務経験のある教員による授業科目の配置が困難であることに係る理由 学科 ( 困難である理由を記載 ) 54

56 要件 2 外部人材の理事への任命 国立大学法人 公立大学法人 学校法人及び国立高等専門学校機構の業務執行において重要な役割を有する 理事 に 任命の際現に当該大学等を設置する法人の役員や職員でない産業界等の外部人材を複数任命していること < 大学等における留意事項 > 多様な分野における経験や有意義な知見を大学の運営に生かし 自律的な運営を促進する という要件設定の趣旨に照らし 当該外部人材の理事に期待する役割を明らかにした上で それにふさわしい人材を任命することが必要 外部人材の理事が複数配置されていない場合には人選 任命が必要 ( 参考 1) 経済財政運営と改革の基本方針 2018( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 )( 抄 ) 3 大学改革 ( 経営力の強化 ) 大学に学外理事を複数名置くことは 高等教育の無償化の支援措置の対象となる大学の要件にもなっているが 経営力強化のためにも 産業界等の外部人材の理事への登用を一層進める必要がある 国立大学については 国立大学法人法を改正し 民間の外部人材を追加的に任命する場合に限り その外部人材の人数は法定の理事数を超えて任命できるようにする 私立大学については 関係団体が定める自主行動基準 ( ガバナンス コード ) を通じて 学外理事を少なくとも複数名置くことを促進する ( 参考 2) 国立大学法人法 ( 抄 ) 第 14 条学長又は文部科学大臣は それぞれ理事又は監事を任命するに当たっては その任命の際現に当該国立大学法人の役員又は職員でない者が含まれるようにしなければならない 55

57 < 理事が置かれない場合等の特例 > 次の場合には 理事への外部人材の任命に代えて 社会や産業界のニーズを踏まえた意見を学校運営に反映させられる組織や体制に 複数の外部人材が参画していることを求める 1 理事が置かれない場合 ( 地方公共団体が直接設置する公立大学 個人立の専門学校等 ) 2 学校の設置 運営を直接の目的としていない法人 ( 医療法人等 ) が運営している場合 具体的には 教育課程の編成などの学校運営についてその意見を反映させ得る組織 ( ) として置かれていることを求めるものとする 当該組織を置くことの根拠が学則等において確認できること 当該組織の権限及び運営について定めた規程が設けられていること 構成員に関する規定( その選任に係る規定を含む ) があること 外部人材 として当該学校の教職員以外の者が複数参画していること ( 例 ) 学校運営会議 教育課程編成委員会 学校関係者評価委員会 ( 評価の実施のみならず 評価結果 や意見を学校運営に反映させる仕組みがある場合に限る ) など 56

58 要件 2 外部人材の理事への任命に関する申請様式イメージ( 案 ) < 国立大学法人 学校法人 公立大学法人 国立高専機構の場合 > 学校名 大学 理事名簿の URL 理事の定数 8 名 外部人材の理事 常勤 非常勤の別 前職 / 現職任期担当する職務内容 常勤 ( 株 ) 部長 20xx.x.x~20xx.x.xx 企画 調整 非常勤 XX 弁護士事務所弁護士 20xx.x.x~20xx.x.xx コンプライアンス 5757

59 58 要件 2 外部人材の理事への任命に関する申請様式イメージ( 案 ) < 理事が置かれない場合や 学校の設置運営を直接の目的としていない法人の場合 > 学校名 専門学校 外部人材が参画する組織の名称 会議 学校運営における役割 ( 学校運営のどのような事項について協議をし どのように意見を反映させるのか具体的に記載 ) 組織の設置 運営に関する規程 ( 学則や 組織の設置根拠 組織の権限及び運営 構成員 ( その選任に係る規定を含む ) について定めた規程 ) 外部人材の構成員 前職 / 現職 任期 ( 定めている場合 ) 備考 ( 学校と関連する経歴等 ) 医療法人 理事 20xx.x.x~20xx.x.xx - ( 一社 ) 理事 20xx.x.x~20xx.x.xx ( 株 ) 部長 ( 株 ) 部長 20xx.x.x~20xx.x.xx 医院 院長

60 要件 3 厳格な成績管理の実施 公表 以下の取組を通じ 厳格かつ適正な成績管理を実施 公表していること 各授業科目について 授業の方法及び内容 到達目標 成績評価の方法や基準その他の事項を記載した授業計画 ( シラバス ) の作成 公表 学習意欲の把握 試験やレポート 卒業論文などの適切な方法による学修成果の厳格かつ適正な評価 単位授与 GPAなどの成績評価に係る客観的な指標の設定 公表 成績の分布状況の把握をはじめ適切な実施 卒業の認定に関する方針の策定 公表 適切な実施 支援対象者の要件 ( 単位修得率やGPA 等の下位 4 分の1などの場合の警告等 ) を適正に機能させるための前提となる 必要に応じ学内の体制や諸規定の整備 支援対象者への成績要件の適用により 警告を受けたり 支給しないこととされた学生の数やその事由については 大学等ごとに公表する 59

61 < 大学等における留意事項 > ( 授業計画の作成 公表 ) 授業の方法及び内容 到達目標 成績評価の方法 基準その他の記載が必要な事項について 学内においてガイドライン等で定めておくことが望ましく 定めている場合には申請に当たり概要を記載すること また 要件 1のため 実務経験のある教員による授業科目については どのような実務経験のある教員がどのような教育を行うのかを記載すること ( 厳格かつ適正な評価を通じた単位又は履修の認定 ) 各授業科目において 試験やレポートの内容 学習への意欲などを どのように学修成果として評価し 単位を与え 又は履修を認定しているのかをあらかじめ設定し シラバス等により明らかにしていること ( 成績評価に係る指標の設定 公表と適切な実施 ) GPAなどの成績評価に係る指標の算定方法を定め 公表すること また 成績の下位 4 分の1に属する学生等に対する 警告 の仕組みを踏まえ 各大学等は 支援を受けている学生等の成績の相対的な位置を知るため 学生の成績の分布状況を把握していることが必要 申請に当たり 学部等ごとに学生の成績がどのように分布し 下位 4 分の1が全体のどの範囲かを示す資料 ( グラフや表 ) の添付を求めること ( 卒業の認定に関する方針の設定 公表と適切な実施 ) 各大学や学部等の教育理念に基づき 社会におけるニーズを踏まえ 卒業の認定に関する基本的な方針を定め 公表するとともに 適切に実施すること 方針は 学生が身に付けるべき資質 能力の目標を明確化するものとするとともに どのような学修成果を挙げれば卒 60 業を認定し 学位を授与するのかを記述すること

62 要件 3 厳格な成績管理の実施 公表に関する申請様式イメージ ( 案 ) 学校名 1 大学要件 各授業科目について 授業の方法及び内容 到達目標 成績評価の方法や基準その他の事項を記載した授業計画 ( シラバス ) を作成し 公表している 実施に係る諸規定や実施内容の概要 大学授業計画作成ガイドライン 各学部の授業科目のシラバス一覧 授業履修の手引き ( 刊行物 ) ( 授業計画の作成 公表に係る取組の概要を記載 ) 2 学習意欲の把握 試験やレポート 卒業論文などの適切な方法により 学修成果を厳格かつ適正に評価して単位を与え 又は 履修を認定している 単位の認定の方針について credit/ ( 学修成果の評価に係る取組の概要を記載 ) 3 成績評価において GPAなどの客観 GPAの算定について 的な指標を設定し 公表するとともに 成績の分布状況の把握をはじめ 適切 (GPAなど客観的な指標の算定方法等を記載) に実施している 4 卒業の認定に関する方針を定め 公表するとともに 適切に実施している 大学ディプロマポリシー ( 卒業の認定に係る取組の概要を記載 ) 6161

63 支援対象者の要件との関係で学内ルールの明確化 整備が必要な事項の例 退学 停学その他の処分の基準の設定修業年限で卒業できないことの確定基準 ( 進級要件の明確化など ) の設定年間に修得 実施すべき標準的な単位数 授業時数の設定 GPAなどの成績評価の客観的指標の設定 2 年制以下の場合の年度途中における学習状況の確認方法 体制の整備 休学 復学の手続の整備 ( 正式の手続を経て休学する場合には支援を停止し のちに再開が可能 ) ( 参考 ) 支援対象者の要件 < 直ちに打ち切り> ⅰ 大学等により 退学 停学その他の処分を受けた場合 ⅱ 修業年限で卒業できないことが確定したと大学等が判断した場合 ⅲ 1 年間に修得した単位数が年間の標準的な修得単位数の5 割以下の場合 ⅳ 1 年間の出席率が5 割以下であるなど学習意欲が著しく低いと大学等が判断した場合 < 警告 ( 連続で打切り )> ⅰ 1 年間に修得した単位数が年間の標準的な修得単位数の6 割以下の場合 ⅱ GPA( 平均成績 ) 等の客観的指標が学生の所属する学部等において下位 4 分の1に属する場合 ⅲ 1 年間の出席率が8 割以下であるなど学習意欲が低いと大学等が判断した場合ただし ⅱによる警告を連続で受ける場合においても 斟酌すべきやむを得ない事情がある場合の特例措置について検討を行う 2 年制以下の高等教育機関の場合 学期ごとなど年度の途中においても 上記と同様に 警告 を行い それを連続で受けた場合には支給しないこととする 警告 や 打ち切り の学生等の数やその事由については大学等ごとに公表 62

64 要件 4 財務 経営情報の開示 < 財務諸表等について> 国立大学法人 公立大学法人 国立高等専門学校機構及び学校法人にあっては 各法において準用する独立行政法人通則法や 私立学校法によって開示や閲覧が義務づけられている財務諸表等を開示していることを要件とする < 教育活動に係る情報について> 学生が安心して質の高い教育を受けられる環境を確保する観点から 大学等の経営情報の一環として 卒業の認定に関する方針 教育課程の編集及び実施に関する方針 入学者の受入れに関する方針 ( 三つの方針 ) や 定員充足状況 ( 収容定員や在学生数 ) 進学 就職の状況などの教育活動に係る情報を開示していることを要件とする 大学及び高等専門学校については 学校教育法第 109 条に基づく自己点検 評価の結果及び同法施行規則第 172 条の2に定める教育研究活動等の情報について開示していることが必要であり 申請に当たっては 法令上開示が必要な情報に加え 任意記載事項も含め 所定の様式に沿って記載して提出することとし 教育活動に関する情報の概要が明らかになるようにする予定 < 開示の方法 > ホームページ等で一般に公開していることを求める 63

65 要件 4 財務 経営情報の開示 ( 専門学校についての特例 ) < 財務諸表等について> 専門学校を設置するその他の法人についても それぞれの法律に則り作成する財務諸表等について学校法人に準じて開示していることを求める なお 貸借対照表 損益 ( 収支 ) 計算書の作成について法律に定めのない 又は任意である設置者 ( 健康保険組合 宗教法人等 ) があるが 財務 経営面での透明性を確保する観点から これらの設置者についても両書類を作成 開示していることを求める 設置者が個人である場合は 確定申告の際の添付書類として作成する書類の例を踏まえ 貸借対照表 損益計算書に相当するものを開示していることを求める < 教育活動に係る情報について> 専門学校については 専門学校における情報提供等への取組に関するガイドライン ( 平成 25 年 3 月文部科学省生涯学習政策局 ) を踏まえた共通様式による情報開示を行っていることが必要 また 教育活動に係る情報の一環として 外部者が参画した学校評価 ( 学校関係者評価 ) を実施し その結果を開示していることが必要 なお 申請に当たっては これらの情報の概要を一定の様式に従って記載することを求める予定 学校関係者評価 ( 自己評価と一体的に実施 ) の実施に向けた早急な準備が必要 64

66 参考 主な法人類型別開示対象財務諸表等の情報 財務諸表等 国立大学 法人 公立大学 法人 学校法人 一般社団 法人 医療法人 社会福祉 法人 独立行政 法人 個人 貸借対照表 収支計算書 又は損益計算書 財産目録 事業報告書 監事による 監査報告書 監事を置 く場合 65

67 要件 4 財務 経営情報の開示に関する申請様式イメージ ( 案 ) 大学 高専の例 学校名 大学 設置者名 学校法人 学園 ( 財務諸表等の情報 ) 財務諸表等 年度 開示方法 貸借対照表 収支計算書又は損益計算書 財産目録 事業報告書 監事による監査報告書 事業計画 ( 任意 ) 年度開示方法 単年度計画 中長期計画 2015~ 任意 は任意記載事項 66

68 要件 4 財務 経営情報の開示に関する申請様式イメージ ( 案 )( つづき ) ( 教育活動に係る情報 ) 学校教育法第 109 条第 1 項に基づく自己点検 評価の結果 学校教育法施行規則第 172 条の 2 第 1 項に掲げる情報の概要 1 大学の教育研究上の目的 学校教育法施行規則第 165 条の 2 第 1 項の規定により定める方針の概要 2 教育研究上の基本組織に関すること 教育研究上の目的 学部 学科 学科 卒業の認定に関する方針 教育課程の編成及び実施に関する方針 入学者の受入れに関する方針 学部 学科 学科 教育研究上の目的卒業の認定に関する方針教育課程の編成及び実施に関する方針入学者の受入れに関する方針 67

69 要件 4 財務 経営情報の開示に関する申請様式イメージ ( 案 )( つづき ) 合計人人 % 人人 % 人人 68 3 教員組織 教員の数並びに各教員が有する学位及び業績に関すること a. 専任教員数 学部 学部 b. 兼任教員数 学部 学部 教授准教授講師助教 教員の学位及び業績 ( 教員データーベース URL 等 ) c. FD( ファカルティ デベロップメント ) の状況 ( 任意 ) 助手その他 計 設置基準上の必要専任教員数 人人人人人人人 人人人人人人人 人人人人人人 - 人人人人人人 - 4 入学者の数 収容定員及び在学する学生の数 卒業又は修了した者の数並びに進学者数及び就職者数その他進学及び就職等の状況に関すること ( 直近の年度の状況を記載 ) a. 入学者の数 収容定員 在学する学生の数等 学部 ( 科 ) 名入学定員 (a) 入学者数 (b) b/a 収容定員 (c) 在学者数 (d) d/c 編入学定員 編入学者数 学部人人 % 人人 % 人人 学部人人 % 人人 % 人人

70 要件4 財務 経営情報の開示に関する申請様式イメージ 案 つづき b.卒業者数 進学者数 就職者数 直近の年度の状況を記載 卒業者数 人 100 人 100 人 100 学部 学部 合計 就職者数 自営業を含む 進学者数 人 人 人 人 人 人 その他 人 人 人 主な進学先 就職先 任意 c.修業年限期間内に卒業する学生の割合 留年者数 中途退学者数 直近の年度の状況を記載 任意 20XX年度 入学者数 学部 学部 合計 人 100 人 100 人 100 修業年限期間内 卒業者 留年者 人 人 人 中途退学者 人 人 人 人 人 人 備考 留学による留年が多いなど特記事項がある場合は注記 69

71 要件4 財務 経営情報の開示に関する申請様式イメージ 案 つづき ⑤授業科目 授業の方法及び内容並びに年間の授業の計画に関すること 要件3の申請様式より再掲 大学授業計画作成ガイドライン 各学部の授業科目のシラバス一覧 授業履修の手引き 刊行物 ⑥学修の成果に係る評価及び卒業又は修了の認定に当たっての基準に関すること 要件3の申請様式より再掲 単位の認定の方針について credit/ 大学ディプロマポリシー GPAの算定について 学部名 学部 学部 学科名 学科 学科 学科 学科 GPAの活用状況 任意 学生の学修状況に係る参考情報 任意 卒業に必要となる単位数 GPA制度の採用 任意 単位 単位 単位 単位 有 無 有 無 有 無 有 無 年間履修単位の 登録上限 任意 単位 単位 単位 単位 学生等の学外試験や資格取得の状況や受賞 表彰歴等の状況 学生の在学中の学修時間の 傾向 成長実感 満足度 学修に対する意欲など 学生の学修状況が分かるもの ⑦校地 校舎等の施設及び設備その他の学生の教育研究環境に関すること 各キャンパスの概要のほか 運動施設の概要 課外活動の状況及びそのために用いる施設 休息を行う環境その他の学習環境 主な交通手段等の 状況をできるだけ明らかにすることに留意すること 70

72 要件4 財務 経営情報の開示に関する申請様式イメージ 案 つづき ⑧授業料 入学料その他の大学が徴収する費用に関すること 学部 学部 学科 学科 入学金 円 円 円 授業料 年間 円 円 円 円 円 円 円 円 円 施設設備整備費 初年度のみ 以下 必要に応じ追加 合計 ⑨大学が行う学生の修学 進路選択及び心身の健康等に係る支援に関すること a.学生の修学に係る支援に関する取組の概要 b.進路選択に係る支援に関する取組の概要 c.学生の心身の健康等に係る支援に関する取組の概要 ⑩教育活動に係る情報の公表の方法 ウェブサイト URL 刊行物 名称 発行年月日 その他 媒体の名称 公表年月日 71

73 経営に課題のある法人の設置する大学等の取扱い ( 検討中 ) 骨太の方針 報告書の記載 教育の質が確保されておらず 大幅な定員割れとなり 経営に問題がある大学等について 高等教育の負担軽減により 実質的に救済がなされることがないよう 支援措置の対象となる大学等の要件において 必要な措置を講じていくこととする 例えば 経営に問題があるとして早期の経営判断を促す経営指導の対象となっており かつ 継続的に定員の 8 割を割っている大学については 対象にしないことなどを検討する 上記内容の具体化に当たり 大学 高等専門学校については 文部科学省の 学校法人運営調査における経営指導の充実について ( 平成 30 年 7 月 30 日付 30 文科高第 318 号高等教育局長通知 ) における 経営指導強化指標 を踏まえ 次のいずれにもあたる場合は対象としない方向で検討中 法人の貸借対照表の 運用資産 ( 注 1) - 外部負債 ( 注 2) が直近の決算でマイナス 法人の事業活動収支計算書の 経常収支差額 ( 注 3) が直近 3 カ年の決算で連続マイナス 直近 3 カ年において連続して 在籍する学生数が各校の収容定員の 8 割を割っている場合なお 専門学校の取扱いについては引き続き検討 ( 注 1) 運用資産 : すぐに換金可能な資産 学校法人会計基準 ( 昭和 46 年文部省令第 18 号 ) 第 35 条第七号様式における, 固定資産のうちの特定資産及び有価証券, 流動資産のうちの現金預金及び有価証券の合計 ( 注 2) 外部負債 : 外部から返済を求められる負債 学校法人会計基準 ( 昭和 46 年文部省令第 18 号 ) 第 35 条第七号様式における, 固定負債のうちの長期借入金, 学校債及び長期未払金, 流動負債のうちの短期借入金,1 年以内償還予定学校債, 手形債務及び未払金の合計 ( 注 3) 経常収支差額 : 資産の売却など臨時的な要素となる特別収支を除いた収支 学校法人会計基準 ( 昭和 46 年文部省令第 18 号 ) 第 23 条第五号様式における,( 教育活動収入計 + 教育活動外収入計 )-( 教育活動支出計 + 教育活動外支出計 ) 72

74 高等教育の負担軽減方策の実施に向けたスケジュール ( 案 ) 事項 2018 年度 2019 年度 2020 年度 給付型奨学金 高校 3 年生の予約採用 高校 3 年生が高校を通じて 日本学生支援機構 (JASSO) に申込 ( 在学生も対象 ) 1 採用申込 2JASSO による所得要件等の確認 3 採用候補者の決定 給付開始 授業料減免 学生が大学等に申請 ( 在学生も対象 ) 制度設計 (2019 年通常国会法案提出予定 ) 広報 周知 大学等進学後の手続 1 減免申請 2 大学等による所得要件等の確認 (JASSO と連携 ) 3 授業料減免 機関要件の確認 支援措置の対象となる大学等は機関要件の確認を申請 制度設計広報 周知 1 確認申請 2 機関要件の確認 対象大学等の公表 ( 注 ) 年度内の点線は 四半期の区分を意図しているが あくまで現時点の想定である 73

75 4. 高大接続 入試改革について 74

76 高大接続改革の進捗状況 2018年3月時点 高等学校教育改革 大学教育改革 学力の3要素 の確実な育成 学力の3要素 の更なる伸長 教育課程の見直し 2016 平成28 年12月答申 幼稚園 小学校 中学校 高等学校及び特別支 援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策について 高等学校学習指導要領を改訂 育成すべき資質 能力を踏まえた教科 科目等の 見直し 2018 平成30 年3月) 学習 指導方法の改善と教師の指導力の向上 高等学校学習指導要領を改訂 主体的 対話的で深い学び アクティブ ラーニン グ の視点からの授業改善の推進 2018 平成30 年3月) 2015 平成27 年12月答申 これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上 について 教育公務員特例法等の一部を改正する法律案 教育公務員特例法 教育職員 免許法 教員研修センター法の一括改正 が成立 2016 平成28 年11月 多面的な評価の推進 高校生のための学びの基礎診断 の認定基準等を策定 2018 平成30 年3月) キャリア パスポート 仮称 の調査研究を実施 2017(平成29)年度から 高校学習指導要領の改訂を踏まえ 指導要録参考様式を見直す予定 2018 平 成30 年度以降 検定事業者による自己評価 情報公開 第三者評価ガイドライン を策定 2017 平成29 年10月 三つの方針 に基づく大学教育の質的転換 三つの方針 の一体的な策定 公表の制度化 2017(平成29)年4月施行 三つの方針 策定 運用に関するガイドラインを国が作成 配布 認証評価制度の改善 三つの方針 等を共通評価項目とし 2018(平成30)年度から認証評価に反 映 三つの方針 とは 卒業認定 学位授与の方針 教育課程の編成 実施の方 針 入学者受入れの方針を指します 大学入学者選抜改革 学力の3要素 の多面的 総合的評価 大学入学共通テスト の導入 思考力 判断力 表現力の一層の重視 大学入学共通テスト の実施方針を決定 2017 平成29 年7月 国語 数学 記述式問題を導入 英語 4技能 読む 聞く 話す 書く を適切に評価するため 民間等が実施する資格 検定試験を活用 個別入学者選抜の改革 明確な 入学者受入れの方針 に基づき 学力の3要素 を多面的 総合的に評価する選抜へ改 善 新たな評価方法の開発 普及 2016 平成28 年度から 大学入学者選抜改革推進委託事業 平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告 を決定 2017(平成29)年7月 入学者選抜に関する新たなルールの設定 調査書 提出書類の改善 75

77 高大接続システム改革のスケジュール 2018年3月時点 具体的方策 1 高等学校教育改革 2015 H27 年度 2016 H28 年度 2017 H29 年度 2018 H30 年度 2019 H31 年度 2020 H32 年度 2021 H33 年度 2022 H34 年度 2023 H35 年度 2024 H36 年度 中央教育 審議会に て審議 教育課程の見 直し 学習指導方法の 改善 教師の指 導力の向上 答 申 告 示 制度改正 中央教育 審議会に て審議 多面的な 評価の充実 高校生 のための 学びの基 礎診断 の仕組み の構築 実施方針 の策定に向 けた検討 新学習指導要領 年次進行で実施 教科書作成 検定 採択 供給 周知 徹底 制度改正に基づく教師の養成 採用 研修の充実 答 申 多面的な評価の推進 学習評価の在り方の見直しや指導要録の改善 学習成果を多面的に評価するツールとしての民間検定等の活用の促進 生徒自身の自発的なキャリア形成を促す方策の推進 公 表実 施 方 針 の 策 定 公認 表定 基 準 等 の 策 定 新学習指導要領を 踏まえた対応 各年度で申請受付 審査 認定 情報提供 各高等学校で選択し計画的に実施 検 証 見 直 し た要 新 診領 学 断に 習 開対 指 始応 導 し 具体的方策 2 大学教育改革 三つの方針に 基づく大学教 育の実現 学校教育法施行 規則 大学設置基 準等の改正 三つ の方針の策定 公 表のガイドライン の策定 各大学におい て 三つの方 針の策定 見 直し等の取組 省4 令月 施改 行正 認証評価制度 の改革 認証評価の細目を 定める省令の改正 三つの方針に関 する評価 など 評価機関にお いて 新たな評 価基準等への 改訂 各大学 への周知 各大学におい て 自己点検 評価 各大学における各方針を踏まえた卒業認定 カリキュラム改革 入学者選抜の改革 SD FD等の取組 可能なものから速やかに実施 省4 令月 施改 行正 第3サイクル評価開始 平成30年度 具体的方策 3 大学入学者選抜改革 新テストに係る実証的 専門的検討と準備 実施 大学入学共 通テスト の 導入 実施方針 の策定に向 けた検討 策 実 定施 公方 表針 の 万ス試 人ト行 規 の調 模実査 施 プ レ 5 テ 規 施試 模 行 10 調 万査 人の 実 策 実 定施 公大 表綱 の の確 実認 施試 行 調 査 通 大 テ学 ス ト入 学 実共 施 策 実領新 定施 に 学 対 公大 応 習 表綱 し 指 導 のた要 予 実領新 告施 に 学 対 大応習 綱し指 導 のた要 新学習指導要領の下での 実施 現行学習指導要領の下での実施 個別大学にお ける入学者選 抜改革 大学入学者 選抜実施要 項の見直しに ついて 高 校 大学関係 者による協議 係施 大 る要 学 予項 入 告の 学 通見 者 知直 選 し抜 に実 公の 抜 入 各 表予 方 学 大 告法者学 等選の 発者 平 出選 成 抜 実 33 施年 要度 項入 学 各 選大 抜学 実で 施 実対 新 施応 学 し習 た指 テ導 ス要 ト領 のに す選 に 新 る抜 対 学 通の 応 習 知実 し 指 施た導 に個要 関別領 公法 学 各 表等 者 大 の選学 予抜の 告方入 5 要入 平 月 項学 成 発 者 37 出選 年 抜 36 実 度 年施 大 学 各 大 選学 抜で 実 施 76

78 三つのポリシー に基づく大学教育改革の実現 イメージ案 三つのポリシー 卒業認定 学位授与の方針 ディプロマ ポリシー 教育課程編成 実施の方針 カリキュラム ポリシー 入学者の受入れ方針 アドミッション ポリシー 情 報 の 積 極 的 な 発 信 三つのポリシーの策定単位レベルの内部質保証のためのPDCAサイクル P lan 三つのポリシーの一体的な策定による 選抜 教育 卒業の各段階における目標の具体化 ①ディプロマ ポリシー ②カリキュラム ポリシー 大学の理念や社会の要請等を 踏まえ 学生が身に付けるべき 資質 能力の明確化 ③アドミッション ポリシー DPを踏まえた教育課程編成 教育内容 方法の明確化 A ction 三つのポリシーに基づく P 自己点検 評価に基づく 大学教育の改善 改革 A 個々の授業科目でも 教員による PDCAサイクルが働くことが重要 D Do 入学者選抜 体系的で組織的な教育の実施 C C 認 証 評 価 ① ②の目標 内容を踏まえ どのように入学者を受け 入れるか 入学者に求める学力の明確化 卒業認定 学位授与 heck 三つのポリシーに照らした大学の取組の評価 D の自己点検 評価 参考 三つのポリシーの策定及び運用に関するガイドライン 省令改正① 全ての大学における三つのポリシーの策定 公表 学校教育法施行規則 省令改正② 中央教育審議会大学分科会大学教育部会 参考 内 部 質 保 証 を 重 視 し た 評 価 へ の 発 展 移 行 三つのポリシーに基づく大学教育に対する認証評価項目の追加 学校教育法第百十条第二項に規定する基準を適用するに際して必要な細目を定める省令 77

79 大学入学者選抜改革 受検生の 学力の3要素 について 多面的 総合的に評価する入試に転換 ① 知識 技能 ② 思考力 判断力 表現力 ③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 高大接続改革実行プラン 高大接続システム改革会議最終報告に沿って 大学入学者選抜の改革を着実に推進 2020 平成32 年度 大学入学共通テスト 開始 記述式 英語4技能 2024 平成36 年度 新学習指導要領を前提に更に改革 2020 平成32 年度 現 行 センターが作問 出題 採点する 採点には 民間事業者 を活用 択一式問題のみ 共 通 テ ス ト 記述式問題 の導入 国語 80 120字程度の問題を含め3問程度 数学 数式 問題解決の方略などを問う問題3問程度 2024 平成36 年度から地歴 公民分野や理科分野等でも記述 式を導入 する方向で検討 英語の外部検定試験を活用し 読む 聞く 話す 書く の 4技能を評価 英語 読む 聞く のみ 4技能評価 へ転換 センターが 試験の内容と実施体制を評価し 入学者選抜に適し た試験を認定 各大学の判断で活用 高3時 2回まで 共通テストの英語試験は 認定試験の実施 活用状況等を検証しつつ 2023 平成35 年度までは継続して実施 各試験団体に 検定料の負担軽減方策を講じることを求めるとともに 各大学に 受検者の負担に配慮して できるだけ多くの種類の認定試験 の活用を求める 個 別 選 抜 学力の3要素が評価 できていない入試 早期合格による高校 生の学習意欲低下 新たなルール の設定 AO入試 推薦入試において 小論文 プレゼンテーション 教科 科 目に係るテスト 共通テスト等のうち いずれかの活用を必須化 調査書の記載内容も改善 出願時期をAO入試は8月以降から9月以降に変更 合格発表時期をAO入試は11月以降 推薦入試は12月以降に設定 これまでルールなし 78

80 大学入学共通テスト にかかる今後のスケジュール 2016 年度 (H28) 2017 年度 (H29) 2018 年度 (H30) 2019 年度 (H31) 2020 年度 (H32) 2021 年度 (H33) 2022 年度 (H34) 2023 年度 (H35) 2024 年度 (H36) 大学入学共通テスト の導入 実施 ( 方 29針年 7 の策月定 ) 公表 試 ( 行 29 調年査度の ) 実施 ( 試 30 行年調度査目の途実 ) 施 ( 実施 31 年大度綱初 の頭策目定途 公 ) 表 確 ( 認 31試年行度調目査途の ) 実施 大学入学共通テスト の実施 新学 実習施指大導綱要 領のに予対告応した 新 実学施習大指綱導 要の領策に定対 公応表した 新学習テ指ス導ト要の領実に施対応した フィージビリティ検証事業 試行調査試行調査確認試行調査 受検者数 約 1 千人 5 万人規模 10 万人規模 試行調査等 対象者 対象教科等 大学 1 年生 国語 数学 原則 高校 2 年生以上 ( 一部 高校 3 年生以上を含む ) 国語 数学 地歴 公民 理科 英語 特別の配慮等 原則 高校 2 年生以上 ( 一部 高校 3 年生以上を含む ) 国語 数学 地歴 公民 理科 英語 特別の配慮等 ( ) 具体の対象科目は要検討 ( 平成 29 30) 年度の結果を踏まえつつ 実施も含め 詳細について 今後検討予定 実施時期 11 月 2~3 月 11 月 ( 一部 2 月頃 ) 11 月 79

81 平成 29 年度の試行調査 ( プレテスト ) の分析 検討結果について ( 概要 ) 大学入試センター作成 1. 趣旨とねらい 3. 分析 検討方針マーク式問題を含め 知識の深い理解と思考力 判断力 表現力を一層重視した 各科目の問題構成 設問数 内容等の在り方問題作成の工夫 改善を行い解答状況等を分析するとともに 記述式問題における 1 設問ごとの正答率や誤答の選択状況 2 設問ごとの五分位図 3 設形式面 内容面にわたる正答の条件のあり方や採点体制 採点期間等について検証 問ごとの識別力 ( 2) 4 正答数の分布 5 質問紙調査 ( 試験時間 2. 実施期間等と実施科目等 11 月試行調査 ( 平成 29 年 11 月 13 日 ( 月 )~24 日 ( 金 )) 協力校数 :1,889 校 受検者数 :177,628 人 国語 数学 1( 数学 Ⅰ 数学 A) 高校 2 年生以上 数学 2( 数学 Ⅱ 数学 B) 地理歴史科 ( 世界史 B 日本史 B 地理 B) 公民 ( 現代社会 ) 理科 ( 物理 化学 生物 地学 ) 原則高校 3 年生 2 月試行調査 ( 平成 30 年 2 月 13 日 ( 火 )~3 月 3 日 ( 土 )) 協力校数 :158 校 受検者数 :6,308 人 英語 ( 筆記 ( リーディング ) 及びリスニング ( バージョン A 又はバージョン B 1))( マーク式 ) 高校 2 年生 問題量 難易度 問題文の指示の仕方や図 資料等の提示の仕方 進路等に関する質問 ) を参考にした分析 記述式問題の正答の条件の設定 採点 成績表示等の在り方 1 正答の条件の設定 2 自己採点の分析 3 解答方法 答案の読み取り 4 採点及び検収の体制及び期間 5 国語の記述式問題の成績表示 マーク式を含めた成績表示の在り方試行調査の結果を活用して 1 素点に基づいたカテゴリ別 ( 設問 領域 分野等 ) 成績の表示 2 分布情報を利用した成績の表示等を中心に検討 1 バージョン A: 読み上げ回数が全て 2 回読みの問題 バージョン B: 読み上げ回数が 1 回読みと 2 回読みの問題が混在 2 科目の正答率から当該設問を除いたものと当該設問の正答率とのピアソン相関 問題構成や内容等の在り方 ( 記述式問題 ) 国語 3 問ともに無解答率は低く 3 問の難易度についてはバランスも考える必要があるが 特に問 3(80~120 字 ) の正答率が 1 割にも満たないことは識別力等の点から課題 < 平成 30 年度の試行調査に向けて > 3 問の難易度のバランスに配慮しつつ 特に 文字数が最も多い問 3 については 言語活動の条件や場面の設定がより明瞭となるよう工夫することなどにより 3~4 割程度の正答率を目指した作問を行う 数学 3 問ともに正答率が非常に低く 無解答率が高くなっている < 平成 30 年度の試行調査に向けて > 試験問題全体の難易度のバランスの中で 記述式問題の適切な難易度を十分に考慮した作問を行う必要がある 特に 数式ではない文章で解答させる場合の問いの工夫などについては更に検討 ( マーク式問題 ) 正答数は ほとんどの科目で全問題数の半数程度 ~ やや少ない方に分布している また 科目の設問正答率幹葉図を見ると 正答率が低い問題がやや多い傾向が見られる 題材を複数提示したり 知識の深い理解を問うようにするなど新しいタイプの問題を重視して出題した こうしたねらいの結果 問題文中の情報量が増えたり 未知の場面での知識の活用が求められるなど 受検者にとって新しい出題傾向となり難易度が高くなった可能性などが考えられる < 平成 30 年度の試行調査に向けて > 提示する文章や資料の分量 問題のバランスなどを工夫し 正答率が中程度からやや高い問題を増やし より多様な学力層を識別 80

82 成績表示の在り方 記述式 国語 小問ごとの段階はあまり細分化しない方がよいが 正答 正答の条件を一部 満たす 誤答 の3段階のみでは特定の段階に受検者が集まりすぎる 大学での活用のしやすさを考えれば 小問ごとの段階だけでなく 総合評価も段階 で示した方がよいのではないか マーク式を含む結果全体 正規化得点等を活用した9段階表示 参考2 についてシミュレー ションを行った なお 段階別表示の扱いについては 素点表示が 社会的に浸透している現状を踏まえ 当面は素点と併記し各大学の 判断による活用に資するようにしていくことが適当か 参考2 9段階 スタナイン のイメージ 問3 80字 120字 は 文字数や問いたい資質 能力を勘案すれば 他の2問よ りも重く重み付けをした方がよいのではないか 平成30年度の試行調査に向けて 国語の記述式問題における段階別の成績 表示については 小問は4段階 記述式 全体の総合評価は5段階 参考1 を念 頭に 関係者から意見を聞きつつ検討 参考1 総合評価5段階イメージ 19.2% a a a b a c 19.3% b b 問 1 a d 問2 33.5% b c b d c c c d 数学 数学Ⅰの記述式問題については マーク 式問題と同様に配点する方向で検討 段階別評価は行わない d d 8.8% d 19.2% c b a 問3 H29試行調査の問3について 正答率を3割と仮定しつつ 1.5倍の重み付けをしてシミュレーションした図 正規化スコアを求めて全体を9分割する 分位点による区分法の一つ 正規分布の場合 まで0.5 刻みで分けることで 4 7 7 4 に9分割される 英語における問題作成の方向性 英語 平成30年度の施行調査に向けて 発音 アクセント問題についての教員アンケート調査の結果等を踏まえ 平成30年度 試行調査では 問いの識別性についてはこれまで以上に配慮が求められることに留意 しつつ 読むこと の能力を問うことを目的とした問題で実施し検証 リスニングの読み回数について 教員アンケートの回答の傾向や 正答率に関する分 析を踏まえ 1回読みと2回読みが混在する問題で実施し 適切な読み上げ回数を更 に検討 英語教育の改革の方向性の中で各技能をバランスよく評価することが求められている ことや 多くの資格 検定試験における四技能の配点の状況等を踏まえ 筆記 リ ーディング リスニング の配点を等分とすることなどについて引き続き検証 平成30年2月に受検上の配慮 点字問題 についての試行調査を実施した 記述式問題を通じて問いたい資質 能力は一般受検者と同様に問うことを前提とし つつ 必要となる合理的配慮として 問題文の読み取りに当たっての配慮や 特に国 語については解答時間と解答する文字数等や問数のバランスについて引き続き検討 点字解答以外の事項についても 平成30年度中に試行調査を行う予定 平成29年度の試行調査で出題された問題は あくまでも検証のためのものであり 今回の問 題構成や内容が必ずしもそのまま平成32年度からの大学入学共通テストに受け継がれるもの ではない 実際の大学入学共通テストの問題構成や内容等がどのようなものになるかは 平成30年11月 の試行調査の結果等を踏まえ更に検討 81

83 平成 30 年 11 月試行調査 ( プレテスト ) 実施概要 ( 予定 ) 大学入試センター資料を改変 1 趣旨 区分 A 日程 B 日程 2 実施日程平成 30 年 11 月 10 日 ( 土 ) 13 時 ~18 時 3 実施科目 4 試験時間 国語 ( 記述式含む ) 数学 Ⅰ 数学 A( 記述式含む ) その他アンケート 自己採点を実施 国語 :100 分 数学 Ⅰ 数学 A: 70 分 記述式やマークシート式の問題等の検証新たに試験の実施運営等も含めた総合的な検証 平成 30 年 11 月 10 日 ( 土 ) 11 日 ( 日 ) の 2 日間 現行のセンター試験とほぼ同様の時間割 国語 英語 ( リスニング含む ) 数学 Ⅰ 数学 A 数学 Ⅱ 数学 B 地理歴史 公民 物理 化学 生物 地学 物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 その他自己採点 アンケート 大学からの聞き取り等を実施 国語 : 100 分 英語 : 80 分 +リスニング45 分 数学 Ⅰ 数学 A: 70 分 その他の科目はすべて60 分 5 受検対象者高 2 生以上 <B 日程と合わせて 10 万人規模 > 原則高 3 生 <1 科目数千人 総数 2 万人程度で調整中 > 6 実施会場原則 現行センター試験のすべての大学会場現行センター試験の大学会場 ( 全都道府県 ) 7 試験監督等 8 費用負担 9 検証項目 大学教職員 会場費用 試験監督者謝金等の経費は 現行センター試験の配分の考え方を踏まえ 所要額を措置 実施 監督マニュアル 問題冊子 解答用紙 下書き用紙及び筆記用具 試験時間延長に伴う時間割等の構成と受検者の負担感等のバランス 平成 29 年度試行調査の結果を踏まえた 問の構成の在り方 問題の内容と試験時間のバランス 作問過程 採点基準 採点期間中の作問担当者を含めた採点のあり方や採点の工夫 など リスニングは 個別音源機器以外の方法で実施する予定であるため 試験時間は45 分 ( 現行の大学入試センター試験では60 分 ) 現行のセンター試験全利用大学において 原則としてA 日程 B 日程いずれかの日程で実施することを想定 各大学における試行調査の実施規模については センター試験の試験場設置や高校生の交通の利便性なども踏まえつつ検討中 82

84 大学入試英語成績提供システム参加要件を満たしていることが確認された資格 検定試験 ( アルファベット 50 音順 ) 資格 検定試験実施主体名 資格 検定試験名 ケンブリッジ英語検定 1 C2 Proficiency 2 C1 Advanced 3 B2 First for Schools Cambridge Assessment English 4 B2 First ( ケンブリッジ大学英語検定機構 ) 5 B1 Preliminary for Schools 6 B1 Preliminary 7 A2 Key for Schools 8 A2 Key 9 Educational Testing Service TOEFL ibtテスト 10 IDP:IELTS Australia International English Language Testing System(IELTS) 11 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 TOEIC Listening & Reading Test および TOEIC Speaking & Writing Tests GTEC 12 Advanced 13 株式会社ベネッセコーポレーション Basic 14 Core 15 CBT 16 Test of English for Academic Purposes(TEAP) 17 Test of English for Academic Purposes Computer Based Test(TEAP CBT) 実用英語技能検定 ( 英検 ) 18 1 級 ( 対象 : 公開会場実施 ) 公益財団法人日本英語検定協会 19 準 1 級 ( 対象 : 公開会場実施 1 日完結型 ) 20 2 級 ( 対象 : 公開会場実施 4 技能 CBT ) 21 準 2 級 ( 対象 : 公開会場実施 1 日完結型 4 技能 CBT) 22 3 級 ( 対象 : 公開会場実施 1 日完結型 4 技能 CBT ) 23 ブリティッシュ カウンシル International English Language Testing System(IELTS) 83

85 各資格 検定試験とCEFRとの対照表 文部科学省 平成30年3月 ケンブリッジ 英語検定 A 2 級 各試験CEFR 算出範囲 A1 準 1 級 139 A2 Key B1 B1 Preliminary 1 級 準 2 級 3 級 は各級合格スコア 270 CBT 各試験CEFR 算出範囲 各級CEFR 算出範囲 TEAP CBT TOEFL ibt L&R/ TOEIC S&W Advanced 200 TEAP 9.0 Basic B2 1級-3級 C1 Advanced C2 Proficiency C1 IELT S Advanced Basic Core CBT B2 First C2 実用英語技能検定 Core CEFR TOEIC GTEC 括弧内の数値は 各試験におけるCEFRとの対象関係として測定できる能力の範囲の上限と下限 表中の数値は各資格 検定試験の定める試験結果のスコアを指す スコアの記載がない欄は 各資格 検定試験において当該欄に対応する能力を有していると認定できない ことを意味する ケンブリッジ英語検定 実用英語技能検定及びGTECは複数の試験から構成されており それぞれの試験がCEFRとの対照関係として測定できる能力の範囲が定められて いる 当該範囲を下回った場合にはCEFRの判定は行われず 当該範囲を上回った場合には当該範囲の上限に位置付けられているCEFRの判定が行われる TOEIC L&R/ TOEIC S&Wについては TOEIC S&Wのスコアを2.5倍にして合算したスコアで判定する 障害等のある受検生について 一部技能を免除する場合等があるが そうした場合のCEFRとの対照関係については 各資格 検定試験実施主体において公表予定 84

86 大学入試英語成績提供システム について 活用イメージ 大学入試センターに 大学入試英語成績提供システム を設け 大学入学者選抜における 資格 検定試験の活用を支援 資格 検定試験 の成績を一元的に集約し 要請のあった大学に提供 本システムによる成績情報は 大学入学共通テストを利用しない入学者選抜 総合型選抜 学校推薦型選抜でも利用可能 大学出願時の 負担軽減 ③ 受検申請 ④ 受検 ①共通IDの申込 資格 検定試験 実施主体 受検生 大学入試センター ②共通IDの発行 ⑥大学出願 ⑤ 成績の送付 ⑦成績送付要請 大学における活用例 資格 検定試験での一定水準以上の成績を受験資格とする 資格 検定試験の成績 を一元的に集約 提供 資格 検定試験の結果に基づき 大学入学共通テストの英語の成績に加点 資格 検定試験の結果に基づき 個別試験における加点 みなし満点等 総合型選抜 学校推薦型選抜 における評価材料として活用 ⑧成績提供 大 学 業務負担の 軽減 85

87 大学入学共通テスト実施方針 追加分 平成30年8月10日文部科学省公表 大学入学共通テスト実施方針 平成29年7月文部科学省公表 では 7 英語の4技能評価 において 民間の資格 検定試験を 活用するとともに 資格 検定試験のうち 試験内容 実施体制等が入学者選抜に活用する上で必要な要件を満たしているものを大学入試セン ターが認定し その試験結果及びCEFRの段階別成績表示を要請のあった大学に提供する こととしており 具体的には大学入試セン ターにおいて 参加要件を満たしていることが確認された民間の資格 検定試験が参加する 大学入試英語成績提供システム を新 たに設ける予定である 同方針で明らかにされていなかった事項につき 次のとおり定める 1 高校2年時に大学入試英語成績提供システム参加試験 以下 参加試験 という を受検し 文部科学省が公表しているCEFR対照表のB2以上に該当する結果を有する者で 次の①または② のいずれかの負担を軽減すべき理由があり かつ 高校の学びに支障がないと学校長が認めた者は 高校3年の4月から12月の2回に代えて その結果を活用することができる 負担を軽減すべき理由 ①非課税世帯であるなど経済的に困難な事情を証明できること ②離島 へき地に居住または通学していること 2 受検年度の4月から12月を含めた一定期間海外に在住していた者は 受検年度の4月から12月 に受検した 参加試験と同種同名の海外の試験結果を活用することができる 3 病気等のやむを得ない事情により受検できなかった等の者であって特別に配慮すべきとされた者 については 受検年度の前年度の参加試験の結果を活用することができる 4 既卒者については 受検年度の4月から12月の2回までの試験結果と併せて受検年度の前年度の 試験結果を大学の判断により活用できるよう提供できるものとする 5 各大学は 障害のある受検生の試験結果について 障害の種類や程度によって不利益が生じない よう取り扱うこととする 86

88 大学入学共通テストの枠組みで実施する民間の英語資格 検定試験について ( 平成 30 年 8 月 28 日文部科学省高等教育局大学振興課 ) 項目 1. 参加要件及び参加要件を満たしていることの確認方法 2. 高等学校学習指導要領との整合性 3. 受験機会の公平性担保 受験生の経済的負担軽減等の具体的方法 4. 資格 検定試験の成績とCEFRとの対照表の確認 5. 実施及び採点の信頼性等 6. 資格 検定試験の活用に当たっての責任主体 7. 資格 検定試験を安定的に実施するための取組 8. 今後の継続的な情報発信 87

89 政府方針における大学等の受験料負担軽減方策について 新しい経済政策パッケージ ( 平成 29 年 12 月 8 日閣議決定 ) より抜粋 第 2 章人づくり革命 3. 高等教育の無償化 ( これまでの取組と基本的考え方 ) 最終学歴によって平均賃金に差があることは厳然たる事実 ( 5) である また 貧しい家庭の子供たちほど大学への進学率が低い これもまた事実である 貧困の連鎖を断ち切り 格差の固定化を防ぐため どんなに貧しい家庭に育っても 意欲さえあれば専修学校 大学に進学できる社会へと改革する 所得が低い家庭の子供たち 真に必要な子供たちに限って高等教育の無償化を実現する このため 授業料の減免措置の拡充と併せ 給付型奨学金の支給額を大幅に増やす ( 具体的内容 ) 低所得者層の進学を支援し 所得の増加を図り 格差の固定化を解消することが少子化対策になるとの観点から また 真に支援が必要な子供たちに対して十分な支援が行き届くよう 支援措置の対象は 低所得世帯に限定する 第一に 授業料の減免措置については 大学 短期大学 高等専門学校及び専門学校 ( 以下 大学等 という ) に交付することとし 学生が大学等に対して授業料の支払いを行う必要がないようにする 住民税非課税世帯の子供たちに対しては 国立大学の場合はその授業料を免除する また 私立大学の場合は 国立大学の授業料に加え 私立大学の平均授業料の水準を勘案した一定額を加算した額までの対応を図る 1 年生に対しては 入学金についても 免除する 第二に 給付型奨学金については 学生個人に対して支払うこととする これについては 支援を受けた学生が学業に専念できるようにするため 学生生活を送るのに必要な生活費 ( 8) を賄えるような措置を講じる 在学中に学生の家計が急変した場合も含め対応する また 全体として支援の崖 谷間が生じないよう 住民税非課税世帯に準ずる世帯の子供たちについても 住民税非課税世帯の子供たちに対する支援措置に準じた支援を段階的に行い 給付額の段差をなだらかにする ( 8) 他の学生との公平性の観点も踏まえ 社会通念上常識的なものとする 例えば ( 独 ) 日本学生支援機構 平成 24 年 26 年学生生活調査 の経費区分に従い 修学費 課外活動費 通学費 食費 ( 自宅外生に限る ) 住居 光熱費 ( 自宅外生に限る ) 保健衛生費 授業料以外の学校納付金等を計上 娯楽 嗜好費を除く 併せて 大学等の受験料を計上する ( 実施時期 ) こうした高等教育の無償化については 2020 年 4 月から実施する なお 上記で具体的に定まっていない詳細部分については 検討を継続し 来年夏までに一定の結論を得る 経済財政運営と改革の基本方針 2018( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) より抜粋 第 2 章力強い経済成長の実現に向けた重点的な取組.1. 人づくり革命の実現と拡大 (1) 人材への投資 2 高等教育の無償化 ( 無償化の対象範囲 ) 給付型奨学金については 住民税非課税世帯の子供たちを対象に 学生が学業に専念するため 学生生活を送るのに必要な生活費を賄えるよう措置を講じることとする 対象経費は 他の学生との公平性の観点を踏まえ 社会通念上妥当なものとすることとし 具体的には 日本学生支援機構 平成 24 年度 26 年度 28 年度学生生活調査 の経費区分に従い 修学費 課外活動費 通学費 食費 ( 自宅外生に限って自宅生分を超える額を措置 ) 住居 光熱費( 自宅外生に限る ) 保健衛生費 通信費を含むその他日常費 授業料以外の学校納付金 ( 私立学校生に限る ) を計上 娯楽 嗜好費を除く あわせて 大学 短期大学 高等専門学校 専門学校 ( 以下 大学等 という ) の受験料を計上する 88

90 大学入試英語成績提供システム 参加試験ニーズ調査について ( 概要 ) 1 趣旨 2 調査内容 3 回答者 4 提出先 5 提出期限 大学入試英語成績提供システム 参加試験の実施主体に対し 生徒の負担軽減のため さらに多くの地域における実施や検定料の配慮を求めるため 受検ニーズを把握する 2020 年度に大学入学者選抜の受検を希望する高校 1 年生 ( 平成 30 年 4 月現在 ) が 2020 年度に高校 3 年生となった時 どの試験をいつ どこで受検することが予測されるか 全ての高等学校に 受検の動向を予測した上での回答を依頼 公立学校 : 所管の教育委員会 私立学校 : 所管の都道府県私立学校担当部課 国公立大学の附属学校 : 大学の附属学校担当部署 各提出先から文部科学省への提出期限は平成 30 年 9 月 14 日 ( 金 ) まで 調査票イメージ 大学入試成績提供システム に活用しない高 1~ 高 3 の受検ニーズの調査 ( 任意 ) も併せて実施 89

91 各大学の入学者選抜において 卒業認定 学位授与の方針 教育課程編成 実施の方針を踏まえた入学者受入れの方針に基づき 学力の 3 要素 ( 知識 技能 思考力 判断力 表現力 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 ) を多面的 総合的に評価できるよう 現行の 一般入試 A O 入試 推薦入試 の課題の改善を図る観点から 大学入学者選抜実施要項における評価方法 時期等を見直す ( 平成 32 年度から着実に導入しつつ 平成 36 年度以降も各大学において一層の深化が図られるよう 改革の制度設計を引き続き検討 ) 入試区分 一般入試 一般選抜 ( 基本形 ) AO 入試 総合型選抜 推薦入試 学校推薦型選抜 特徴 出願時期 合格発表時期 学力検査 内容面での課題 (1) 内容面での改善点 (1) 内容面での課題 (2) 内容面での改善点 (2) 実施面での課題 平成 33 年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告の内容等について [ 主なポイント ] 主として 共通テストや各大学が実施する教科 科目に係るテストに重点を置きつつ 入学希望者を多面的 総合的に評価する選抜 出願時期: 試験期日に応じて定める 合格発表時期: 設定なし 試験期日:2 月 1 日 ~4 月 15 日まで 合格発表:4 月 20 日まで 1 出題科目が1~2 科目に限定されている場合がある 2 記述式を実施していない場合がある 実施している場合でも 複数の情報を統合し構造化して新しい考えをまとめる能力などの評価が不十分である 3 話すこと 書くこと を含む 英語 4 技能を総合的に評価する必要がある 1 教科 科目に係るテストの出題科目の見直し 2 国語を中心とした記述式の導入 充実など作問の改善 3 英語 4 技能評価の導入 上記 1~3は総合型選抜 学校推薦型選抜でも推奨特に主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度の評価が不十分 上記の評価のため 調査書や志願者本人の記載する資料等 (*1) の積極的な活用調査書等をどのように活用するかについて 各大学の募集要 項等に明記 *1: その他 エッセイ 面接 ディベート 集団討論 プレゼンテーション 各種大会や顕彰の記録 総合的な学習の時間等 における探究的な学習の成果等に関する資料や面談など 主として 入学希望者が自ら表現する能力 適性 学習意欲 目的意識等を評価することに重点を置きつつ 入学希望者を多面的 総合的に評価する選抜 出願時期 :8 月 1 日以降 合格発表時期 : 設定なし 学力検査を課す場合は 左記と同様 主として 高等学校が在学中の学習成果を評価した上で 大学に対して行う推薦に重点を置きつつ 入学希望者を多面的 総合的に評価する選抜 出願時期 :11 月 1 日以降 合格発表時期 : 設定なし 現行の実施要項で 知識技能の修得状況に過度に重現行の実施要項で 原則として学力検査を免点を置いた選抜基準としない とされているが 一部 除 とされているが 一部 事実上の 学力不事実上の 学力不問 となっている場合があると指摘問 となっている場合があると指摘されている されている 上記実施要項の記載の削除 志願者本人の記載する資料 ( 例 : 活動報告書 入学希望理由書 学修計画書 ) 等を積極的に活用し 詳細な書類審査と丁寧な面接による評価の充実 活動報告書の様式例の提示 特に知識 技能及び思考力 判断力 表現力の評価が不十分 上記実施要項の記載の削除 推薦書の中で学力の 3 要素の評価を必須化 上記の評価のため 調査書等の出願書類だけでなく 各大学が実施する評価方法等 (*2) 又は大学入学共通テストのうち 少なくともいずれか一つの活用の必須化 *2: 例えば 自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法 ( 小論文等 ) プレゼンテーション 口頭試問 実技 教科 科目に係るテスト 資格 検定試験等の成績など ( 注 ) 入学者受入れの方針に基づき 活用する評価方法 ( 実施時期 内容を含む ) や比重について 各大学の募集要項等で明確化高等学校教育や本人の進路選択の観点からより適切な出願教科 科目に係るテストについて 学年暦との関係を考時期を設定する必要 また 10 月以前に合格発表を行う大学が42% を占め 高等学校教育や本人の学習意欲に影響を慮する必要 及ぼしている状況を改善する必要 一方 学校推薦型選抜の出願時期も考慮する必要 試験期日:2 月 1 日 ~3 月 25 日まで実施面での ( 現行 2 月 1 日 ~4 月 15 日まで ) 改善点 合格発表時期:3 月 31 日まで ( 現行 4 月 20 日まで ) 総合型選抜 学校推薦型選抜でも教科 科目に係るテストを課す場合は同様 出願時期 :9 月以降 ( 現行より 1 か月後ろ倒し ) 合格発表時期 :11 月以降 ( 新規 ) 出願月と同じ 11 月に合格発表を行う大学が 4 2% を占め 高等学校教育や本人の学習意欲に影響を及ぼしている状況を改善する必要 出願時期 :11 月以降 ( 現行通り ) 合格発表時期 :12 月以降 ( 新規 ) 入学前教育の充実 入学前教育の充実 90

92 ICTを活用し 主体性等 を評価する入学者選抜モデルの取組み状況 高大接続ポータルサイト JAPAN e-portfolio 文部科学省大学入学者選抜改革推進委託事業 主体性等分野 の取組の一つ 大学入学者選抜に活用できる仕組みを目指し構築中の高校eポートフォリオ 大学出願ポータルサイト 生徒が主体性等に関わる諸活動を JAPAN e-portfolio に記録 大学入学者選抜において 学力の3要素 とりわけ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 を適切に評価し多面的 総 合的評価の実現に貢献することを目指す 委託事業 主体性等 への取組み参加は 各高等学校 各大学の判断 個別入学者選抜 大学教育 高等学校教育での活用 生徒 学びのデータ の記録 振り返り 自らの学習活動を振り返り次につなげる主体的な学び メタ認知 インターネット 出願システム インターネット出願 JAPAN e-portfolioとデータ連携 〇出願情報 志望学部 学科 志願日程 科目等 入力 エビデンスとなる証明書類を添付 委託事業 主体性等 の取組みの一つ 〇生徒基本情報 振り返り 対話 〇出願利用情報 JAPAN e-portfolioに 格納したデータを大学出 願用に生徒が編集 高校Eポートフォリオ 入力内容の閲覧 承認 ①主体性等を含む 学びのデータ 承認は調査書記載の項目等に限定 データ参照 把握 連 動 教員 生徒の 学びのデータ の参照 把握 調査書 学習指導要録 作成に活用 教育の評価と指導方法の見直しへの活用 調査書 H33年度より項目が追加 変更 行動の特徴 特技等 部活動 ボランティア活動 留学 海外経験等 具体的な取組内容 期間等 取得資格 検定等 資格 検定の内容 取得スコア 取得時期等 探究活動 課外活動 資格 検定 表彰 懸賞 特別活動等のデータ 証明書類 合否判定 一般入試 各学部のAPに 基づいた 一般 入試 の評価指 判定作業 AO 推薦 各学部のAPに 基づいた 大学所定ドキュメントを 標 基準等による Web出願ポータル 〇提出書類 全国国公私立大学 Web出願サイトへのリンク 生徒基本情報登録 センター試験結果データ 原本の証明書(大学判断) 調査書 等 CP (カリキュラム ポ リシー)に基く 体系 的 組織的な教育の 実施 高校時代の 学びのデータを初年 次教育等に活用 DP(ディプロマ ポリ シー)にかなう育成 標 基準等による ②大学毎の提出書類 志望理由書 活動計画書 等 データ添付し提出 氏名 電話番号 住所 保証人氏名 高校名等 入学者確定 入試 の評価指 判定作業 三つのポリシー チェックに入学前 後のデータ活用 IR 入学者選抜で 使用した各種 データ 大学入学後の 学業成績 各 種活動実績等 のデータ AP評価指標 基準等の検証 91 三つのポリシーの検証

93 5. 学校法人に対する経営指導の強化 92

94 私立大学等の振興に関する検討会議 議論のまとめ ( 平成 29 年 5 月 ) 短期大学を含め私立大学は 高等教育の普及 先端的 独創的な研究の進展 社会貢献の促進の面で大きな役割 全大学数の約 8 割は私学が占め 学部教育を中心に我が国の高等教育の発展に大きく寄与し 社会の発展と安定に不可欠な極めて厚い中間層の形成に貢献 また 地方所在の私立大学は地域の知的基盤としての役割 一方で 私立大学をめぐる環境は高等教育のユニバーサル化 少子化の中で大きく変化 環境の変化 18 歳人口は減少し 平成 32 年度以降は急減 ( 平成 40 年代には 100 万人を下回る見通し ) ユニバーサル化による大学数の増加 地方の中小規模大学は定員割れ 財政状況悪化 教育の質を高め 社会から求められるニーズに的確に対応するとともに 高等教育へのアクセス機会の均等を果たしていくためには 大学間や自治体 産業との連携 協力を強化するとともに 社会から信頼され支援を受けるにふさわしいガバナンスの強化に取り組み より強固な経営基盤に支えられた大学づくりを進めていくことが必要 私立大学に求められる教育研究 1 高等教育にふさわしい質の確保 ユニバーサル化に対応した高等教育にふさわしい教育の質の確保のための取組の強化 産業構造や経済社会の急速な変化に対応した教育研究の推進 高度化 2 私学の多様性 機動性を活かした取組の伸長 私学のダイナミズムを活かした特色ある取組 社会的な要請に的確に対応した教育の提供 グローバル化や社会人の学び直しの推進 自治体や産業界との連携と支援の獲得 ガバナンスの強化 産業構造や経済社会の急速な高度化 変化 (AI,IoT 等新技術の急速な発展 ボーダレス化等 ) 財政基盤の在り方の工夫 見直し 必要な制度改正 規制の緩和 学校法人の公共性 公益性をさらに高め 社会からの信頼とさらなる支援につなげる 理事会機能の実質化 実効性の確保 評議員会機能の実質化及びチェック機能の充実 監事の牽制機能の実効性確保 分かりやすく開かれた情報公開の推進 大学版 ガバナンス コード のような自主的ガイドラインの策定と取組の推進 経営力強化と支援 18 歳人口の急減期を控え 強みを生かし弱みを補う連携 協力の強化 大学改革のロードマップである中長期計画の策定の促進 経営の幅広い連携 統合や国公私の設置者の枠を超えた連携 協力の在り方の検討 事業譲渡的な円滑な承継方法の検討 経営困難な学校法人に対し早期の経営判断が行われるよう支援等 私学の特色である多様性を維持しながら 社会や地域のニーズに適切に応える存在へ 93

95 学校法人制度改善検討小委員会 の開催について 1. 趣旨 私立大学等の振興に関する検討会議の 議論のまとめ を受け 今後の学校法人におけるガバナンス機能の強化等について検討を 行うため 大学設置 学校法人審議会学校法人分科会の下に学校法人制度改善検討小委員会を設置 2. 検討事項 ガバナンス体制の強化について 学校法人の経営の強化について 学校法人の破綻処理手続きの明確化について 学校法人の情報公開の推進について 学校法人の自律的なガバナンスの改善に向けた方策について その他 3. 検討スケジュール 平成 29 年 11 月 14 日に第 1 回会議を開催 平成 30 年夏を目途に 学校法人制度の改善策について を大学設置 学校法人審議会学校法人分科会へ報告予定 4. 委員構成 麻生隆史 学校法人第二麻生学園理事長 浦野光人 株式会社ニチレイ相談役 大河原遼平 弁護士 黒田壽二 金沢工業大学学園長 総長 高祖敏明 学校法人上智学院理事長 近藤彰郎 学校法人八雲学園理事長 佐野慶子 公認会計士 田中雅道 全日本私立幼稚園連合会副会長 光明幼稚園園長 西井泰彦 私学高等教育研究所主幹 学校法人就実学園理事長 座長日髙義博 学校法人専修大学理事長 ( 五十音順敬称略計 11 名 ) 水戸英則 学校法人二松学舎理事長 ( 職名は平成 29 年 10 月 1 日現在 ) 94

96 学校法人制度の改善方策について ( 案 ) 平成 30 年 8 月時点 私立大学等の振興に関する検討会議の 議論のまとめ ( 平成 29 年 5 月 ) を踏まえ 今後の学校法人におけるガバナンス機能の強化等について検討を行うため 大学設置 学校法人審議会学校法人分科会の下に学校法人制度改善検討小委員会を設置 ( 主査 : 日髙義博専修大学理事長 ) 我が国の教育に大きな役割を担う私立学校が 今後も社会からの信頼と支援を得て重要な役割を果たし続けるため 学校法人の自律的で意欲的なガバナンスの改善や経営の強化の取組 情報公開を促すとともに 学生が安心して学べる環境の整備を含めた改善方策を検討 平成 29 年 11 月に検討を開始し 8 月までに 11 回開催 今秋に最終的なとりまとめを行う予定 < 改善方策 ( 案 ) の概要 > 学校法人の自律的なガバナンスの改善 強化については 平成 16 年の私立学校法改正で規定した理事会 監事 評議員会の基本的枠組みは維持しつつ 法改正時に想定した各機関の役割を発揮できるよう 他の公益的な法人の改革も参考に 責任と権限を明確化 また 法令に基づくもののほか 私学団体等が策定する自主行動基準である 私立大学版ガバナンス コード により 私学自らの自律的なガバナンスの向上を推進 学校法人の経営強化について 多様な連携 統合の促進を図るとともに 新たな財務指標の設定による経営改善に向けた指導を強化 情報公開については 対象を限定した閲覧開示から一般への公表等を推進するとともに 社会への 経営情報の見える化 により改革を促進 解散命令時の所轄庁による適切な清算人の選任制度の導入や 学生のセーフティーネットの充実により破綻処理の円滑な実施を図る 学校法人の自律的なガバナンスの改善 強化 責任と権限の明確化による改革のためのガバナンスの改善 強化 文科大臣所轄法人における中長期計画の策定 私立大学版ガバナンス コード ( 自主行動基準 ) の策定の推進 役員の責任の明確化 ( 善管注意義務 第三者に対する損害賠償責任 役員報酬基準の策定 利益相反行為の対象拡大など ) 監事機能の充実 ( 理事の行為の差止請求など ) 評議員会の機能の充実 ( 中長期計画の策定の際の意見聴取など ) 等 学校法人の情報公開の推進 積極的な情報公開と 経営状況の 見える化 による改革の促進 貸借対照表 収支計算書 事業報告書の公表 財産目録 監査報告書の公開 ( 文科大臣所轄法人 ) 事業報告書の記載内容の充実 寄附行為 役員名簿の公開等 学校法人の経営の強化 連携 統合の推進と経営改善に向けた指導の強化 連携 統合を促進するための私学事業団等の情報提供機能の強化 学部単位等での円滑な事業譲渡の促進 ( 審査項目の簡略化など ) 新たな財務指標を設定し 法人の自主的な経営改善を一層推進するとともに 経営改善に向け指導の強化と 資金ショートの恐れを含む経営困難な場合に経営判断を促す指導の実施 ( 文科大臣所轄法人 ) 等 学校法人の破たん処理手続の明確化 学校法人の破たん処理手続の適正化による学生保護の充実 解散命令時の所轄庁による適切な清算人の選任による清算手続き及び破産申立の円滑化 学生のセーフティネットの充実 ( コンソーシアムを活用した転学支援 学生の授業料返還債権の考え方の整理 ) 等 私立学校の経営力を強化し 安心して学べる環境を整備 95

97 学校法人に対する経営指導体制 学校法人運営調査 学校法人の健全な経営の確保に資することを目的として 学校法人の管理運営組織 その活動状況及び財務状況等に ついて実態を調査するとともに 必要な指導 助言を実施 昭和59年より 2020年までの間を 私立大学等経営強化集中支援期間 と位置付け 平成27年度より制度の一層の充実を図っている 委員 構成 私学理事 長 学長 経験者 弁護士 公認会計士 研究者 教授 民間経験者 マスコミ ジャーナリスト等 H27より委員を増員 30名 35名 指導 助言 学校法人運営調査委員 H27より調査校数を拡充 年間30法人程度 50法人程度 書面審査 実地調査等を実施 指導 助言に対する 改善状況報告 管 理 運営面 財務面 教学面 各学校法人 文部科学省組織規則第45 条第1 項 第4項 及び第5項に基づき 委員としての職務を遂行 対象 全文部科学省所轄学校法人 2020年までに全学校法人の約半数に実施予定 一部の学校法人 経営改善に向けた指導 助言 経営状況が特に厳しいと認められる学校法人に対しては 経営改善計画 5か年 に基づく経営改善状況の報告を求めると ともに ヒアリング等を通じて個別に指導 助言を継続 文部科学省 経営指導 学校法人に経営改善 状況の報告を求め 経営改善の進捗状況 を把握 学校法人運営調査委 員等によるヒアリング を 通 じ て 経営 改 善 の着実な実施に向け た指導 助言を実施 経営改善計画の提出 報告 等 経営指導 等 経営指導の対象法人 経営相談 等 経営改善計画の作成支援 等 経営改善計画の作成 経営改善計画 モデル 1.経営改善計画最終年度における財務上の数値目標 現状分析含む 2.建学の精神 ミッションを踏まえた学校法人の目指す 将来像 3.実施計画 現状 問題点と原因 対応策 1 教学改革計画 ①設置校 学部等の特徴 強み弱み 環境分析 ②学部等の改組 募集停止 定員の見直し等 ③カリキュラム改革 キャリア支援等 2 学生募集対策と学生数 学納金等計画 3 外部資金の獲得 寄付の充実 遊休資産処分等計画 4 人事政策と人件費の抑制計画 5 経費抑制計画 人件費を除く 6 施設等整備計画 7 借入金等の返済計画 4.組織運営体制 1 理事長 理事会等の役割 責任とプロジェクトチーム の設置等による経営改善のための検討 実施体制 2 情報公開と危機意識の共有 5.財務計画表 6.経営改善計画実施管理表 私学事業団 経営相談 経営上の問題点につ いて現状分析 問題 点の把握 考えられ る対応策を整理して アドバイス 必要に 応じ て 人 材 バンク登録の専門家 公認会計士 弁護 士 社会保険労務士 教学専 門家等 と 共 同で実施 連携 情報共有 意見交換 96

98 1 経営指導強化指標の設定 経営悪化傾向にはあるものの直ちに適切な経営改善に取り組めば改善の余地があるという目安 運用資産 - 外部負債 がマイナス 経常収支差額が 3 か年マイナス 学校法人に対する経営指導の充実 経営指導強化指標をはじめ 経営判断指標 定員充足状況等勘案し 学校法人運営調査委員会で決定 2 学校法人運営調査対象法人 教学面 管理運営面 財務面のチェック 実地調査 必要な指導 助言 通知 新しい要素の部分 一部法人 経営判断指標の悪化状況 経営指導強化指標への該当状況 今後の経営改善に向けた取組の状況等を総合的に勘案した上で 学校法人運営調査委員会において経営基盤の安定確保が必要とされた場合 中でも 経営指導強化指標に該当した法人 経営指導強化指標に該当しなくても個別の状況を勘案し 経営指導強化指標該当法人と同様の指導が必要と学校法人運営調査委員会で判断する法人 3 経営の指導を行う法人 経営改善計画の作成 提出を求め 経営改善の進捗状況を把握 学校法人運営調査委員等によるヒアリングの実施 経営改善の着実な実施に向けた指導 助言 通知 3 年程度を目安に経営改善実績を上げるように 上記の取組をきめ細かく集中的に指導 経営改善の着実な実施に向けた指導 助言 通知 4 法人自らの経営努力等により経営指導強化指標に該当しなくなる等一定の経営改善が図られた場合には 集中的な指導の対象から除き 必要なフォローアップ等指導の扱いを変更 財務状況の悪化傾向 以下の事項が学校法人運営調査委員会で確認された場合 経営改善の実績が上がらなかった 支払不能 ( 資金ショート ) 又は債務超過に陥るリスク有 経営難の原因となっている組織の廃止に必要な額を試算の上 法人の有する資産がその額を下回るリスク有 5 文科省から学校法人に対する通知に 以下の内容を盛り込む 経営改善実績が上がっていないことや支払不能 ( 資金ショート ) 債務超過 組織廃止に必要な資産不足に陥るリスクがあること 必要と考えられる見直し内容を示して 経営上の判断をすること ( 部局の募集停止 設置校の廃止 法人解散等も含む ) 対応方策の方向性について 財務諸表や事業報告書等に明記すること 今後 各学校法人が公開した内容を文科省が公表する予定があること 6 該当学校法人において財務諸表や事業報告書等を公表 学校法人が公開した対応方策の方向について文科省がまとめて公表 組織の見直し等について指導 在学生の教育継続方策についてフォロー 措置命令や解散命令等の対象となり得るような事態に至っている場合 法令違反 所轄庁の処分違反 寄附行為違反 運営の著しい不適正が認められる場合 措置命令に従わない場合 措置命令に従わず 法令違反の状態が継続し 他の方法でも監督目的が達成できない場合 報告及び立入検査 私学法 63 条 大学設置 学校法人審議会の意見を聴いた上で 募集停止を含めた措置命令 私学法 60 条 役員の解任勧告 私学法 60 条 解散命令 私学法 62 条 97

99 6. 概算要求について 98

100 急激な社会の変化に対応できる人材を育成する高等教育へ 2019年度 高等教育関係概算要求 第4次産業革命 Society5.0など大きな産業構造 社会構造の変化が進むとともに 18歳人口の大幅な減少が予想される中で 我が国の成長 発展 を牽引し 新たなイノベーションを創出する人材の育成に向けて 高等教育全体の構造の転換が必要 このため ①第4次産業革命技術がもたらす変化に対応した人材育成 生産性革命 ②全ての人が元気に活躍し続けられる社会をつくるための人 材への投資 人づくり革命 ③大学改革の推進と教育研究力の強化を一体的に進める けんいん ①第4次産業革命技術がもたらす変化を見据えた人材育成 Society5.0に向けた人材育成 生産性革命 文理分断からの脱却 Society5.0に対応した高度技術人材の育成 大学における数理 データサイエンス教育の全国展開 20億円 ③大学改革の推進と教育研究力の強化 国立 私立大学の基盤的経費の充実 高専の高度化 国際化 大学改革 私立大学等の改革の推進等 国立大学改革の推進 大学院 社会人 産学連携によるサイバーセキュリティ人材 データサイエンティスト等の人材育成 国立大学法人運営費交付金等 1兆1,286億円 1兆971億円 国立大学経営改革促進事業 63億円 40億円 私立大学等経常費補助 3,189億円 3,154億円 私立高等学校等経常費等助成費補助 1,052億円 1,021億円 私立学校施設 設備の整備の推進 533億円 102億円 学部 大学における数理 データサイエンス教育の全国展開 3つの重点支援の枠組み におけるメリハリ ある重点支援の推進や 経営改革に係る共通指 標の導入を通じた改革インセンティブの向上 学長の経営改革構想の実現加速のための支援 教育の質保証や経営力強化に向けたメリハリあ る 配分を本格導入 人材育成の3つの観点 を踏まえた特色化 機能強化に取り組む大学等を重点的に支援 数理 データサイエンス等の基礎的な素養を持ち 正しく多量のデータを扱い 新たな価値を創造する人材育成 ②全ての人が元気に活躍し続けられる社会をつくるための人材への投資 学びのセーフティネットの構築 人づくり革命 大学等奨学金事業の充実 国立高等専門学校の高度化 国際化 国立高等専門学校機構運営費交付金 650億円 625億円 サイバーセキュリティ IoT ロボット等の分野における実践的 創造的な技術者育成 日本型高専教育制度 KOSEN の海外展開と海外で活躍できる技術者育成を一体的に推進 世界に誇れるトップレベルの教育研究活動の実践 世界をリードする教育拠点の形成 卓越大学院プログラム 131億円 56億円 等 イノベーション推進等を担う高度な博士人材 知のプロフェッショナル の育成 給付型奨学金の着実な実施 4.1万人 うち新規給付分2.0万人 無利子奨学金の希望者全員への貸与 57.8万人 うち新規貸与分4.3万人 2020年度からの高等教育費負担軽減に向けた準備 実施体制の整備 広報 周知 貧困の連鎖を断ち切り 意欲さえあれば進学できる社会への変革 リカレント教育の推進 産学連携による人材育成 産学コラボレーション人材育成システム構築事業 19億円 新規 実務家教員育成プログラムの開発 実施 企業と大学をつなぐマッチングシステムの仕組みの構築 多様な年齢層の多様なニーズを持った学生への教育体制の整備 カッコ内は前年度予算額 グローバル人材の育成 大学の国際化 留学生交流の充実 大学教育のグローバル展開力の強化 62億円 55億円 大学等の留学生交流の充実 368億円 345億円 世界トップレベルの大学との交流 連携の実現 加速等 日本人の海外留学の倍増 6万人 12万人 外国人留学生の受入れ倍増 14万人 30万人 新しい時代にふさわしい高大接続の実現 高大接続改革の推進 大学入学共通テスト 準備事業 33億円 13億円 大学入学者選抜改革推進委託事業 3億円 2億円 等 大学入学共通テスト の記述式問題の採点等に対応したシステム構築 教科 情報 の導入検討 個別選抜で主体性等を評価するための電子調査書の環境整備と調査書評価の在り方の調査 研究及び思考 力等を評価するためのCBTの構築等 99

101 国公私立大学を通じた大学教育再生の戦略的推進 2019年度要求 要望額 36,508百万円 (前年度予算額 26,255百万円) 世界をリードする教育拠点の形成 卓越大学院プログラム 2019年度要求 要望額 131億円 56億円 国内外のトップ大学や民間企業等の外部機関と組織的な連携を図り 企業等からの外部資金をはじめとする学内外資金を活用しつつ 世界最高 水準の教育力と研究力を結集した学位プログラムの構築 実践を通じて 人材育成 交流 及び新たな共同研究の創出が持続的に展開される拠点を 形成し あらゆるセクターを牽引する卓越した博士人材の育成を進める 博士課程教育リーディングプログラム 2019年度要求 要望額 39億円 71億円 俯瞰力と独創力を備え 広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーを養成するため 産学官の参画を得つつ 博士課程前期 後期一貫し た世界に通用する質の保証された学位プログラムを実施する リーディング大学院 を構築する 革新的 先導的教育研究プログラム開発やシステム改革の推進 大学教育再生加速プログラム(AP) 高大接続改革推進事業 2019年度要求 要望額 12億円 12億円 高等学校や社会との円滑な接続のもと 三つの方針( 卒業認定 学位授与の方針 教育課程編成 実施の方針 入学者受入れの方針 )に基づ き 入口から出口まで質保証の伴った大学教育を実現するため アクティブ ラーニング 学修成果の可視化 入試改革 高大接続 長期学外学修プ ログラム 卒業時における質保証の取組の強化を図り 大学教育改革を一層推進する 地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 2019年度要求 要望額 19億円 21億円 若年層の東京一極集中を解消するため 全学的に地域を志向する大学が他の大学等や自治体 地域の中小企業等と協働し 地域を担う人材を養 成するための教育改革を実行するとともに 各地域の実情に応じた雇用創出や学卒者の地元定着率向上を図る取組を進めることで 地(知)の拠点大 学による地方創生を推進する 100

102 国公私立大学を通じた大学教育再生の戦略的推進 Society5.0に対応した高度技術人材育成事業 2019年度要求 要望額 36,508百万円 (前年度予算額 26,255百万円) 2019年度要求 要望額 11億円 12億円 産学連携による実践的な教育ネットワークを形成し Society5.0の実現に向けて人材不足が深刻化しているサイバーセキュリティ人材やデータサイエ ンティストといった 大学等における産業界のニーズに応じた人材を育成する取組を支援する 産学コラボレーション人材育成システム構築事業 2019年度要求 要望額 19億円 新 規 産学がともに主体的に参画し 企業や業界を超えたオープンイノベーションを促進するため 大学における実務家教員育成に関するプログラムの 開発 実施や企業と大学とのコンソーシアムの形成を支える拠点づくり 人材エージェントの仕組みの整備を通じて 中長期的に持続可能な社会の要 請に応えられる産学の連携による人材育成システムを構築することで アカデミアと社会を自由に行き来できる学びと社会生活の好循環を醸成する 次世代の学校教育を担う教員養成機能強化事業 2019年度要求 要望額 5億円 新 規 次世代の学校教育を担う教員を養成するため Society5.0を見据えた新たな教育課題等に対応するアクティブ ラーニング指導法を盛り込んだ教職 課程教育を 全国に先んじて確立する取組や 教職課程全体を具体的エビデンスに基づき 不断に改善できる内部質保証システムを構築する取組 を推進する 大学改革研究委託事業 2019年度要求 要望額 1億円 0 4億円 今後の大学改革課題に機動的に対応するため 先導的な大学教育課題や政策内容に関する調査研究を大学等に委託 調査結果等の公表により 各大学の取組を支援 促進することで 大学改革の一層の推進 教育の質の向上 大学の構造転換を図る 獣医学アドバンスト教育プログラム構築推進委託事業 2019年度要求 要望額 0 3億円 0 3億円 国際水準の動物 畜産物の安全性確保に関わる即戦力となる獣医師を養成するため 家畜衛生 公衆衛生及び産業動物臨床分野における高度 獣医療技術の修得を目的とした 先導的かつ実践的な教育プログラムを構築し 獣医学教育の高度化を図る 101

103 国公私立大学を通じた大学教育再生の戦略的推進 2019年度要求 要望額 36,508百万円 (前年度予算額 26,255百万円) 大学教育のグローバル展開力の強化 スーパーグローバル大学創成支援事業 2019年度要求 要望額 47億円 40億円 我が国の高等教育の国際競争力の向上及びグローバル人材の育成を図るため 世界トップレベルの大学との交流 連携の実現 加速や多様な価 値観が集まるキャンパスを実現するための人事 教務システム改革など国際化を徹底して進める大学を重点的に支援するとともに国内外への戦略的 な情報発信を展開する 大学の世界展開力強化事業 2019年度要求 要望額 15億円 15億円 大学教育のグローバル展開力の強化を図るため 我が国にとって戦略的に重要な国 地域との間で 質保証を伴った学生交流の実施等を推進す る国際教育連携やネットワーク形成の取組を支援する 日-EU戦略的高等教育連携支援 2億円 新 規 EPA/SPA時代の日-EU双方の発展に資するため 日-EUの架け橋となる人材の育成を実施する ジョイント ディグリー ダブル ディグリー といった修士課程の共同学位プログラムを構築する大学に対して 文部科学省及び欧州委員会 EC 教育文化総局が共同で支援 EPA Economic Partnership Agreement 経済連携協定 SPA Strategic Partnership Agreement 戦略的パートナーシップ協定 高大接続改革の推進 大学入学共通テスト 準備事業 2019年度要求 要望額 33億円 13億円 2020年度から 大学入学共通テスト を円滑に実施するため 大学入試センターにおいて これまで実施した試行調査の結果等を基に 下記に係る 必要経費について支援を行う 記述式問題の作問 採点や実施運営等に関する方針の策定をはじめとした 大学入学共通テスト の企画検討 英語4技能を適切に評価するための資格 検定試験の導入や記述式問題の採点等に対応したシステム構築 教科 情報 の導入検討及びCBTを活用した試験の研究開発 等 大学入学者選抜改革推進委託事業 2019年度要求 要望額 3億円 2億円 個別選抜において ICTを活用することで次期学習指導要領を踏まえた 思考力等 や 主体性等 の評価を より実質的かつ効果的 効率的に行 える環境を構築するため 大学等がコンソーシアムを組み調査 研究を実施 その成果を発信 普及する 大学教育再生加速プログラム(AP) 高大接続改革推進事業 再掲 2019年度要求 要望額 12億円 12億円 102

104 国公私立大学を通じた大学教育再生の戦略的推進 2019年度要求 要望額 36,508百万円 (前年度予算額 26,255百万円) 高度医療人材の養成と大学病院の機能強化 先進的医療イノベーション人材養成事業 2019年度要求 要望額 21億円 11億円 我が国の医療 健康水準の向上のため 高度な教育 研究 診療機能を有する大学 大学病院において 医療ニーズに対応した戦略的な医療人材 養成拠点を形成する 次世代医療人材育成拠点形成等事業 10億円 新 規 医療現場から大規模に収集される多様なデータの利活用を推進し 質の高い医療を実現するため 医療データの活用基盤を構築 運営する 人材や これらのデータ エビデンス に基づく個別化医療を担う人材等を育成する 多様な新ニーズに対応する がん専門医療人材 がんプロフェッショナル 養成プラン 11億円 11億円 がんに係る多様な新ニーズに対応するため ゲノム医療従事者 希少がん及び小児がんに対応できる医療人材 ライフステージに応じたがん 対策を推進するがん専門医療人材を養成する 大学 大学院及び附属病院における人材養成機能強化事業 2019年度要求 要望額 9億円 8億円 医療の高度化等に対応するため 優れた高度専門医療人(医師 歯科医師 看護師 薬剤師等)を養成するための教育体制の充実を図る 課題解決型高度医療人材養成プログラム 8億円 8億円 高度な教育力 技術力を有する大学が核となって 我が国が抱える医療現場の諸課題等に対して 科学的根拠に基づいた医療が提供できる 優れた医療人材の養成を推進する アレルギー領域 2億円 新 規 外科解剖 手術領域 2億円 新 規 基礎研究医養成活性化プログラム 0 8億円 0 8億円 基礎医学を志す医師の減少に歯止めをかけるとともに 我が国の基礎医学研究における国際競争力を強化するため 複数の大学がそれぞれ の強みを生かし連携するなど 教育を活性化し 病理学や法医学分野等における優れた基礎研究医を重点的に養成する 大学における医療人養成の在り方に関する調査研究 2019年度要求 要望額 1億円 0 3億円 保健医療分野のニーズに対応するため 大学 大学院及び大学病院における医療人養成の在り方について検討するための調査研究を実施 効率的かつ質の高い医療提供体制の構築に貢献できる医療人や医療の進歩に貢献できる研究者 高度専門医療人材の養成を図る 億円単位未満は四捨五入しているため 合計額は一致しない 103

105 2019年度 私学助成関係予算要求の概要 2019年度要求 要望額 4,773億円 私 立 学 校 の 特 色 強 化 改 革 の 加 速 化 に 向け た 推 進 私立大学等経常費補助 3,189億円 35億円 4,277億円) 私立高等学校等経常費助成費等補助 1,052億円 31億円 1 一般補助 2,727億円 30億円 大学等の運営に不可欠な教育研究に係る経常的経費について支援すると ともに 教育の質保証や経営力強化に向けたメリハリある配分を本格導入 2 特別補助 (前年度予算額 462億円 4億円 2020年度以降の18歳人口の急激な減少や経済社会の急激な変化を踏ま え 自らの特色を活かして改革に取り組む大学等を重点的に支援 私立大学等改革総合支援事業 200億円 69億円 上記の一般補助及び特別補助の内数 特色ある教育研究の推進や 産業界 他大学等との連携 地域におけるプ ラットフォームを通じた資源の集中化 共有など 役割や特色 強みの明確化 に向けた改革に全学的 組織的に取り組む大学等を重点的に支援 経済的に修学困難な学生に対する授業料減免等の充実 137億円( 7億円) 上記の特別補助の内数 経済的に修学困難な学生を対象とした授業料減免等を行う大学等への支援 を充実し 高等教育を受ける機会保障を強化 1 一般補助 875億円 12億円 都道府県による私立高校等の基盤的経費への助成を支援 幼児児童生徒1人当たり単価の増額 等 2 特別補助 149億円 18億円 各私立高等学校等の特色ある取組を支援するため 都道府県による助成 を支援 ICTを活用した教育の推進や外部人材の活用等による教育の質の向上 に取り組む学校への支援の充実 特別な支援が必要な幼児の受入れや預かり保育を実施する幼稚園に 対する支援の充実 等 3 特定教育方法支援事業 28億円 1億円 特別支援学校等の教育の推進に必要な経費を支援 私立学校施設 設備の整備の推進 533億円 431億円 2018年度までとなっている耐震改築への補助制度を延長 2 教育 研究装置等の整備 185億円 132億円 教育及び研究のための装置 設備の高機能化等を支援 私立大学等の装置 設備費 117億円 102億円 私立大学等の多様で特色ある教育 研究の一層の推進を図るため 私立大学等の装 置 設備の整備を支援 私立高等学校等ICT教育設備整備推進事業 30億円 6億円 次期学習指導要領等を踏まえ アクティブ ラーニング等を推進するため 私立高等学 校等におけるICT環境の整備を支援 約95 90% 88.4% 約90 速報値 90% 90.3% 91.6 速報値 80% 80% 70% 60% ほかに 日本私立学校振興 共済事業団による融資事業 貸付見込額 625億円 うち財政融資資金 291億円 私立 私立 幼 高 70% 学校施設の耐震化完了に向けた校舎等の耐震改築 建替え 事業及び耐震補強事 業 そのほか防災機能強化を更に促進するための非構造部材の落下防止対策やブ ロック塀の安全対策等の整備を重点的に支援 幼稚園 高校等の耐震化率 大学等の耐震化率 98.8% 98.2% 100% 100% 公立 小 中 国立 約 1 耐震化等の促進 348億円 298億円 出典 私立学校耐震改修状況調査 2019年以降は各法人の耐震化計画及び整備実績を踏まえた推計値 104 単位未満四捨五入のため 計が一致しない場合がある

106 私立大学等経常費補助の概要 2019年度要求 要望額 3,189億円 (前年度予算額 3,154億円) 事業内容 私立大学等の運営に必要な経常費補助金を確保し 教育研究の質の向上に取り組む私立大学等や地域に貢献する私立大学 等に対する支援 高等教育へのアクセス格差の是正等に向けた支援を強化する 一般補助 2,727億円 2,697億円 私立大学等経常費補助に占める一般補助の割合は約86 大学等の運営に不可欠な教育研究に係る経常的経費について支援する また 教育の質保証や経営力強化に向けたメリハリある配分を実施する 一般補助における定員未充足に対する調整係数の強化 教育の質に係る指標の本格導入等を実施 特別補助 462億円 457億円 2020年度以降の18歳人口の急激な減少や経済社会の急激な変化を踏まえ 自らの特色を活かして改革に取り組む大学等を重点的に支援する 私立大学等改革総合支援事業 200億円 (131億円) 上記の一般補助及び特別補助の内数 特色ある教育研究の推進や 産業界 他大学等との連携 地域におけるプラットフォームを通じた資源の集中化 共有など 役割や特色 強みの 明確化に向けた改革に全学的 組織的に取り組む大学等を重点的に支援する 経済的に修学困難な学生に対する授業料減免等の充実 137億円(130億円) 上記の特別補助の内数 経済的に修学困難な学生を対象とした授業料減免等を行う大学等への支援を充実し 高等教育を受ける機会保障の強化を図る 減免対象人数 約 0.2 万人増 2018年度 約7.1万人 2019年度 約 7.3 万人 なお 多様化する社会ニーズへの対応として 高度専門職 障害のある学生 リカレント教育等に対する支援充実を配分段階において対応予定 復興特別会計 被災私立大学等復興特別補助 8億円(12億円) 東日本大震災により被災した福島県内の大学等の安定的教育環境の整備や被災学生の授業料減免等への支援を実施 括弧内は2018年度予算額 105

107 私立大学等改革総合支援事業 事業概要 背景 2019年度要求 要望額 200億円 (前年度予算額 131億円) 2019年度要求 要望額には 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 私立大学研究ブランディング事業の継続支援分を含む 特色ある教育研究の推進や 産業界 他大学等との連携 地域におけるプラットフォームを通じた資源の集中化 共有など 役割や特色 強みの明確化に向けた改革に全学的 組織的に取り組む大学等を重点的に支援する 課題 人材育成の3つの観点 骨太の方針2018 高度な教養と専門性を備えた 先導的な人材 具体の職業やスキルを意識した 高い実務能力を備えた人材 世界を牽引する人材 社会の変化を見据え 各大学等が自らの強みや特色を踏まえて 人材育成の観点から中軸となる機能 役割を明確化 基本スキーム イメージ 特別補助交付額 タイプ1 3 4は1校当たり1,000万円程度 タイプ2は2,000万円程度を想定 各選定校数等により変動 全タイプを通じ 成果の発信とリカレント教育へ配慮 タイプ 1 特色ある教育の展開 180校程度 学修成果の可視化に基づく教育方法の改善や文理横断的な教育プロ グラムの開発 教育の質向上に向けた特色ある教授 学習方法の展開を 通じた教育機能の強化を促進 入学者選抜体制の充実強化 高等学校教育と大学教育の連携強化 等 高大接続改革への取組を支援 タイプ 2 特色ある高度な研究の展開 50校程度 社会的要請の高い課題の解決に向けた研究やイノベーション創出等に 寄与する研究や他大学等と連携した研究など 高度な研究を基軸 とした特色化 機能強化を促進 タイプ 3 地域社会への貢献 150校程度 20 40グループ含む 地域と連携した教育課程の編成や地域の課題解決に向けた研究の推進 など 地域の経済 社会 雇用 文化の発展に寄与する取組を支援 大学間 自治体 産業界等との連携を進めるためのプラット フォーム形成を通じた大学改革の推進を支援 20 40グルー プ タイプ 4 社会実装の推進 100校程度 産業連携本部の強化や企業との共同研究 受託研究 知的財 産 技術の実用化 事業化 産業界と連携した社会実装の推進に 向けた取組を支援 106

108 私立大学等の学生の経済的負担軽減 2019年度要求 要望額 137億円 (前年度予算額 130億円) 事業内容 経済的に修学困難な学生を対象とした授業料減免等を行う大学等への支援を充実し 高等教育を受ける機会保障の強化を図る 減免対象人数を大学院生を中心に約0 2万人増 2018年度 約7 1万人 2019年度 約7 3万人 1.授業料減免事業等支援 支援対象 経済的に修学困難な学生に対し 授業料減免等の事業を 実施している私立大学等 配分方法 所要経費の1 2以内で支援 家計基準 給与所得者841万円以下 給与所得者以外355万円以下 2.各大学における特色ある経済的支援策 1 卓越した学生への経済的支援 成績優秀者等への授業料減免等を実施している私立大学等を支援 所要経費の 2 3以内で支援 収容定員毎に人数の上限有り 予算額及び対象人数推移 私立大学等の学生の経済的負担軽減 16,000 80,000 14,000 70,000 12,000 60,000 10,000 50,000 8,000 40,000 6,000 30,000 4,000 20,000 2,000 10, 2 学内ワークスタディ 教育支援活動等に従事する学生に経済的支援を実施している私立大学等を支援 所要経費を加算 加算金額について上限有り 予算 百万円 対象学生数 人 3 産学合同スカラーシップ 産業界 自治体と連携した経済的支援を実施している私立大学等を支援 産業 界等から得た金額等に応じて一定額を加算 上記の他 熊本地震及び平成30年7月豪雨により被災した学生に対し 授業料減免等の支援を実施する私立大学等を支援 所要経費の2 3以内で支援 上記137億円の内数 被災私立大学等復興特別補助 復興特別会計 において 東日本大震災により被災し経済的に修学困難な学生に対し 授業料減免等の事業を実施する福島県に所在する私立大学等を支援 所要経費の4 5以内 で支援 復興特別会計8億円の内数 107

109 私立高等学校等経常費助成費等補助の概要① 背景説明 目的 目標 私立高等学校等は 建学の精神に基づく多様な人材育 成や特色ある教育を行うことにより 我が国の学校教育の 発展に大きく貢献している 私立高等学校等が我が国の 初等中等教育に果たしている役割の重要性に鑑み 都道 府県による経常的経費への助成を支援する必要がある 私立高等学校等の教育条件の維持向上 保護者の 教育費負担の軽減及び学校経営の健全性の向上を図 ることにより 私立学校の健全な発展に資するとともに 安心して私立高等学校等で学ぶことのできる環境を持 続的に発展する 私立高等学校等経常費助成費等補助 1 一般補助 1 052億円 1,021億円 875億円 863億円 幼児児童生徒1人あたり単価の増額 対前年度 1 2 増 2 特別補助等 149億円 131億円 ICTを活用した教育の推進や外部人材の活用等による教育の質の向上に取り組む学校への支援 教育改革推進特 別経費 教育の質の向上を図る学校支援経費 37億円 の充実 特別な支援が必要な幼児の受入れ 幼稚園等特別支援教育経費 63億円 預かり保育を実施する幼稚園に 対する支援等 教育改革推進特別経費 子育て支援推進経費 47億円 の充実 過疎高等学校 2億円 授業料減免 1億円 特別支援学校等 28億円 に対する支援を引き続き実施 括弧内は2018年度予算額 単位未満四捨五入のため 計が一致しない場合がある 108

110 私立高等学校等経常費助成費等補助の概要② 2019年度要求 要望額 1,052億円 (前年度予算額 1,021億円) 事業内容 私立高等学校等の教育条件の維持向上や保護者の教育費負担の軽減及び学校経営の健全性の向上を図るとともに 各私立高等学校等の 特色ある取組を支援するため 都道府県による経常費助成等に対して補助を行う 私立高等学校等経常費助成費補助 一般補助 875億円 863億円 都道府県が 私立の高等学校 中学校 小学校及び幼稚園等の教育に係る経常的経費について助成する場合 国から都道府県に その一部を補助 特別補助 149億円 131億円 幼稚園等特別支援教育経費 <63億円 62億円 > 都道府県が 特別な支援が必要な幼児が2人以上就園している私立の幼稚園等に特別な助成を行う場合 国が都道府県に対してその 助成額の一部を補助 教育改革推進特別経費 <84億円 67億円 > 都道府県が 私立学校の特色ある取組等に助成を行う場合 国が都道府県に対してその助成額の一部を補助 ①教育の質の向上を図る学校支援経費 ICTを活用した教育の推進 外部人材の活用等 37億円 ②子育て支援推進経費 預かり保育推進事業 36億円 幼稚園の子育て支援活動の推進 11億円 47億円 過疎高等学校特別経費 < 2億円 2億円 > 都道府県が 過疎地域に所在する私立高等学校の経常的経費に助成を行う場合 国が都道府県に対してその助成額の一部を補助 授業料減免事業等支援特別経費 < 1億円 1億円 > 私立の高等学校等が 生活保護世帯や家計急変による経済的理由から授業料の納付が困難となった児童生徒に対し授業料減免措置 を行い 都道府県がその減免額に助成を行う場合 国が都道府県に対してその助成額の一部を補助 高等学校は 平成22年度から家計急変のみ国庫補助 私立高等学校等経常費補助 特定教育方法支援事業 28億円 27億円 特別支援学校等に対して 国がその教育の推進に必要な経費の一部を補助 括弧内は2018年度予算額 単位未満四捨五入のため 計が一致しない場合がある 109

111 私立学校施設 設備の整備の推進の概要 2019年度要求 要望額 (前年度予算額 533億円 102億円) 私立学校施設整備費補助金 他局計上分含む 433億円 62億円 100億円 私立大学等研究設備整備費等補助金 88億円 28億円 私立学校施設高度化推進事業補助金 12億円 12億円 他に 財政融資資金 291億円 291億円 は前年度予算額 [ ]は2017年度補正予算額 1 耐震化等の促進 348億円 50億円 100億円 学校施設の耐震化完了に向けた校舎等の耐震改築 建替え 事業及び耐震補強事業 そのほか防災機 能強化を更に促進するための非構造部材の落下防止対策やブロック塀の安全対策等の整備を重点的に支援 2018年度までとなっている耐震改築への補助制度を延長 耐震改築 建替え 事業 耐震補強事業 その他耐震対策事業 2 教育 研究装置等の整備 158億円 88億円 103億円 熊本地震において 耐震化未完了 の建物に甚大な被害 185億円 52億円 各学校の個性 特色を生かした教育研究の質の向上のための装置 設備の高機能化等を支援 私立大学等の多様で特色ある教育 研究の一層の推進を図るため 私立大学等の装置 設備の整備を支援 私立大学等教育研究装置 設備 117億円 次期学習指導要領等を踏まえ アクティブ ラーニング等を推進するため 私立高等学校等におけるICT環境の整備を支援 私立高等学校等ICT教育設備整備 推進事業 30億円 学校施設のユニバーサルデザイン化を支援 ナノ粒子解析システム CPP Calciprotein particle の構造解析 生体ガス分析用質量分析 システム マルチ5連仕様 運動中のヒトの呼気の分析 コンピューター室 高等学校等の ICT環境整備 単位未満四捨五入のため 計が一致しない場合がある 110

112 私立学校施設の耐震化等の促進 2019年度要求 要望額 (前年度予算額 348億円 50億円) 目的 目標 背景説明 熊本地震や東日本大震災の教訓等を踏まえ また今後発生が懸念さ 背景 課題 私立学校の施設は 約9割と着実に進捗しているが 国公立学校と比 れている南海トラフ地震等に備え 早急に児童 生徒等の安全確保を べて耐震対策が遅れている状況 児童生徒の学習や生活の場であり 図るため 私立学校施設の耐震化完了に向けた支援が必要 地震などの災害時には地域住民の避難場所等ともなる私立学校施設 の耐震化の早期完了を目指す 事業内容 校舎等の耐震改築 建替え 及び耐震補強による防災機能強化の ための施設整備等に対し 重点的に支援 98.8% 100% 90% 88.4% 約90% 速報値 90% 90.3% 国立 91.6% 速報値 80% 80% 70% その他耐震対策事業 103億円 2017年度補正予算 5億円 2018年度予算 8億円 非構造部材の落下防止対策やブロック塀等の安全対策 利子助成 約95% 約94% 公立 小 中 60% 私立 幼 高 私立 70% 耐震補強事業 88億円 2017年度補正予算 66億円 2018年度予算 29億円 98.2% 100% 耐震改築 建替え 事業 158億円 2017年度補正予算 29億円 2018年度予算 13億円 2018年度までとなっている耐震改築への補助制度を2年延長 大学等の耐震化率 幼稚園 高校等の耐震化率 補助率 大学1/2 高校等1/3等 出典 私立学校耐震改修状況調査 2019年以降は各法人の耐震化計画及び整備実績を踏まえた推計値 この他に日本私立学校振興 共済事業団による耐震化融資を実施 2019計画 貸付事業規模 264億円 単位未満四捨五入のため 計が一致しない場合がある 111

113 卓越大学院プログラム 2019年度要求 要望額 (前年度予算額 13,102百万円 5,600百万円) 背景 課題 第4次産業革命の推進 Society5.0の実現に向け 学術プレゼンスの向上 新産業の創出 イノベーションの推進等を担う様々な分野で 活躍する高度な博士人材 知のプロフェッショナル の育成が重要 優秀な若者が産業界 研究機関等の教育に参画し 多様な視点を養うことが重要であり 機関の枠を超えた連携による高度な大学院教育 の展開が重要 また 優秀な日本人の若者が博士課程に進学せず 将来において国際競争力の地盤沈下をもたらしかねない状況に対応する必要 事業概要 目的 各大学が自身の強みを核に 海外トップ大学や民間企業等の 外部機関と組織的な連携を図り 世界最高水準の教育 研究力 を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムを構築 対象領域 国際的優位性 卓越性を有する領域 文理融合 学際 新領域 新産業の創出に資する領域 世界の学術の多様性確保への貢献が期待される領域 それぞれのセクターを牽引する卓越した博士人材の育成 人材育成 交流 共同研究の創出が持続的に展開される 卓越した拠点の形成 各大学が養成する具体的な人材像を連携機関と共有し 4領域を組み合わせてプログラムを構築 プログラム構築に当たっては 大学本部の強力なコミットメント を通じ 大学が総力を挙げて取り組む 大学院改革につなげる 事業期間 7年間 財政支援 2018年度 2026年度 4年目の評価において個別プログラムの評価に加え 事業全体としての評価も行い 8年目以降の取り扱いについて検討 件数 単価 積算上 予定 2018年度採択 10件 約47,500万円 2019年度採択 15件 55,000万円 事業スキーム 対象 博士課程が設置されている国公私立大学 成果検証 毎年度の進捗状況等のフォローアップ 事業開始4年目 7年目に評価を実施 総じて当初の計画を下回るものは支援を打ち切り 事業終了後10年間はプログラム修了者の追跡調査を実施 学内外資源 事業の継続性 発展性の確保のため 事業の進捗に合わせて の活用 補助金額を逓減 4年度目は補助金額と同程度の学内外資源 を確保し 7年度目には補助金額が初年度の1 3に逓減 各大学は 初年度から企業等からの外部資金をはじめと する一定の学内外資源を活用するとともに 事業の進捗に 合わせ学内外資源を増加 事業成果 あらゆるセクターを牽引する卓越した博士人材の育成 持続的に人材育成 交流及び新たな共同研究が持続的に展開される拠点創出 大学院全体の改革の推進 112

114 博士課程教育リーディングプログラム 2019年度要求 要望額 3,887百万円 (前年度予算額 7,105百万円) 専門分野の枠を超え俯瞰力と独創力を備え 広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーの養成 明確な人材養成像を設定 博士課程前期 後期一貫した世界に通用する質の保証された学位プログラムを構築 国内外の多様なセクターから第一級の教員 学生を結集した密接な指導体制による独創的な教育研究を実施 世界に先駆け解決すべき人類社会の課題に基づき 産 学 官がプログラムの企画段階から参画 国際性 実践性 を備えた研究訓練を行う教育プログラムを実施 修了者のキャリアパス 博士が各界各層で活躍していく好循環を確立 従来の博士課程教育 講座 研究室 博士論文 研究指導 リーディング大学院 国際 機関 行政 機関 企業 研究 機関 大学 プログラムの企画段階から産 学 官が参画 リーダーとしての質を保証 博士論文 研究指導 研究計画書審査 事業期間 最大7年間 財政支援 2011年度 2019年度 選定件数 単価 オールラウンド型 2件 31,650万円 複合領域型 10件 24,625万円 オンリーワン型 5件 14,350万円 産 学 官の参画による国際性 実践性 を備えた現場での研究訓練 国内外の多様なセクターから第一級の 教員を結集した密接な指導体制 入試 専攻分野の選択 修士論文 研究指導 基礎的能力の包括的審査 優秀な学生が切磋琢磨しながら 主体 的 独創的に研究を実践 分野を超えた研究室ローテーション等 専門基礎教育 コースワーク コースワーク 入試 入試 専門の枠を超え 知の基盤を形成する 体系的教育と包括的な能力評価 113

115 2019年度要求 要望額 1,190百万円 大学教育再生加速プログラム 高大接続改革推進事業 背景 説明 (前年度予算額 1,190百万円) - Acceleration Program for University Education Rebuilding : AP - 現在 社会において求められる人材は高度化 多様化しており 大 学は待ったなしで改革に取り組み 若者の能力を最大限に伸ばし 社会の期待に応えるため これまで以上に教育内容を充実させ 学 生が徹底して学ぶことのできる環境を整備することが必要 テーマⅠ アクティブ ラーニング 9件 13,333千円 目的 目標 高等学校や社会との円滑な接続の下 三つの方針 卒業認定 学位授与の方針 ディプロマ ポリシー 教育課程編成 実施の 方針 カリキュラム ポリシー 入学者受入れの方針 アドミッ ション ポリシー に基づき 入口から出口まで質保証の伴った大学 教育改革を一層推進 入試改革 13,079千円 高大接続 11,854千円 テーマⅢ 入試改革 高大接続 8件 学生の能動的な活動を取り入れた教授 学習法の実施により 認知的 社会的能力等の汎 入試改革 用的能力の育成を図る取組 課題解決型学習やグループワーク等の双方向型授業の推進 志願者の意欲 能力 適性を多面的 総合的に評価 判定する入学者選抜方法を開発 実施 等 する取組 思考のプロセスや発想を重視した課題解決型の入試等の開発 等 徳島大学 県立広島大学 立正大学 京都光華女子大学 徳山大学 福岡工業大学 崇城大学 仙台高等専門学校 明石工業高等専門学校 テーマⅡ 学修成果の可視化 8件 13,275千円 各種指標を用いて学修成果の可視化を行い その結果を基に教育内容 方法等の改善を行 う取組 学修ポートフォリオの構築 アセスメント テストの活用 等 横浜国立大学 北九州市立大学 八戸工業大学 東京女子大学 新潟工科大学 福岡歯科大学 富山短期大学 阿南工業高等専門学校 テーマⅠ テーマⅡ複合型 21件 17,013千円 テーマⅠ アクティブ ラーニング とテーマⅡ 学修成果の可視化 に複合的に取り組むことに より 教育活動の改革を行いつつ 学修成果に基づく内部質保証の実質化に向けた改革を行う 取組 宇都宮大学 金沢大学 山口大学 長崎大学 大阪府立大学 共愛学園前橋国際大学 芝浦工業大学 玉川大学 東京電機大学 東京理科大学 創価大学 産業能率大学 金沢工業大学 京都外国語大学 関西大学 関西国際大学 計77件 2019年度まで 比治山大学 比治山大学 短期大学部 宮崎国際大学 京都光華女子大学 短期大学部 福岡医療短期大学 岐阜工業高等専門学校 テーマ別幹事校 成果の普及を促進 テーマ別幹事校 6,253千円 6件 審査 評価等経費 89,172千円 お茶の水女子大学 岡山大学 追手門学院大学 高大接続 教育目標や教育内容等について相互理解を図ることにより 高校教育と大学教育の連携を強 力に進める取組 大学教育の先取り履修を単位認定する取組や初年次教育の高度化 等 千葉大学 東京農工大学 愛媛大学 三重県立看護大学 杏林大学 テーマⅣ 長期学外学修プログラム ギャップイヤー 12件 13,333千円 入学直後等に 1か月以上の長期の 学外学修プログラム を開発 実施する取組 学事暦 の見直し 長期インターンシップやボランティアなど学外学修の推進 等 小樽商科大学 新潟大学 神戸大学 福岡女子大学 工学院大学 津田塾大学 文化学園大学 武蔵野大学 東京工科大学 浜松学院大学 長崎短期大学 宇部工業高等専門学校 テーマⅤ 卒業時における質保証の取組の強化 19件 16,666千円 卒業段階でどれだけの力を身に付けたのかを客観的に評価する仕組みや その成果をより目に 見える形で社会に提示するための効果的な手法等を開発する取組 カリキュラム ルーブリックや 学位証書補足資料の開発 等 山形大学 茨城大学 東京外国語大学 高知大学 鹿屋体育大学 大阪市立大学 兵庫県立大学 千歳科学技術大学 東北公益文科大学 東日本国際大学 東京薬科大学 東京都市大学 日本福祉大学 大阪工業大学 日本赤十字九州国際看護大学 東海大学短期大学部 山梨学院短期大学 松本大学松商短期大学部 徳山工業高等専門学校 114

116 2019年度要求 要望額 1,891百万円 平成30年度予算額 21億円 平成29年度予算額 36億円 地 知 の拠点大学による地方創生推進事業 COC+ (前年度予算額 2,126百万円) 最初の就職時 20 24歳 及び 20 24歳 以外における人口移動 背景 課題 人口減少が地域経済の縮小を呼び 地域経済の縮小が人口減少を加 速させる という負のスパイラルに陥ることが危惧されている 地方 東京の経済格差拡大が 東京への一極集中と若者の地方からの 流出を招いている 事業概要 大学 地方公共団体 企業等の各種機関が協働し 地域が求める人材を 養成するための教育改革を実行するとともに 学生にとって魅力ある就職先を 創出 開拓 COC+推進コーディネーターを配置し 事業協働地域の連携強化や取組の 進捗を管理 事業期間 最大5年間 財政支援 2015年度 2019年度 選定件数 単価 42件 約5,000万円 参画大学 短期大学 高等専門学校 278校 2018年6月1日現在 取 組 体 制 企 業 C 短大 ① D 大学 NPO 地方公共団体 ② 総務省統計局 住民基本台帳人口移動報告 2013年度 を基に文部科学省作成 実現すれば地元就職をするかもしれないもの 給料の良い就職先が多くできる 働きたいと思うような企業が多くできる 志望する職種に就けるようになる 地元就職を推進するための活動が活発になる 2015卒マイナビ大学生Uターン 地元就職に関する調査 地域の産業活性化や人口集積を推進するため 大学群 地方公共団体 企業等の課題 ニーズ と資源 シーズ を分析 雇用創出 就職率向上の目標設定 地域が求める人材養成のための教育プログラムの実施に必要な人的 物的資源の把握 配置 コーディネーター 総括 コーディネーター ③ 教育プログラムの構築 実施 コーディネーター ④ 配 置 E 高専 B 大学 企 業 地方公共団体 A 大学 事業責任大学 事業協働地域 成 果 大 学 地域特性の理解 地域志向科目の全学必修 地域をフィールドとする課題解決型 学修による地域理解力及び課題発見 解決能力の修得 等 地方公共団体 企業 等 実務家教員の派遣 財政支援 フィールドワーク インターンシップ PBLの 場の提供 等 事 業協 働地域 に お ける 雇用創 出 就 職率の 向上 若 年 層 人 口 の 東 京 一 極 集 中 の 解 消 を 推 進115

117 Society5.0に対応した高度技術人材育成事業 2019年度要求 要望額 1,070百万円 (前年度予算額 1,170百万円) 背景 課題 第4次産業革命の進展による産業構造の変化に伴い 付加価値を生み出す競争力 背景 の源泉が モノ や カネ から ヒト(人材) データ である経済システムに移行 あらゆる産業でITとの組み合わせが進行する中で我が国の国際競争力を強化し 持続的な経済成長を実現させるには ITを駆使しながら創造性や付加価値を発揮 し 日本が持つ強みを更に伸ばす人材の育成が急務 資料 IT 材の最新動向と将来推計に関する 調査結果 平成28年6月経済産業省 事業目的 課題 産学連携による実践的な教育ネットワークを形成し Society 5.0の実現に向けて人材不足が深刻化しているサイバーセキュリティ人材やデータサイエンティスト といった 大学等における産業界のニーズに応じた人材を育成する取組を支援 取組② 超スマート社会の実現に向けたデータサイエンティスト 育成事業 取組① 成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成 (enpit) 産学連携による課題解決型学習(PBL)等の実践的な教育の推進により 大学における情報技術 産官学による実践的な教育ネットワークを構築し 文系理系を問わず様々な分野へ 人材の育成強化を目指す データサイエンスの応用展開を図り それぞれの応用分野で数理 情報的課題解決 enpit エンピット Education Network for Practical Information Technologiesの略 力を持ち 新しい価値の創造を見いだせる人材(データサイエンティスト)を育成する 取組➀-1 学部学生に対する実践的教育の推進(enPiTⅡ) データサイエンティスト育成のための実践的教育の推進 事業期間 5年間 財政支援 2016年度 2020年度 運営拠点 単価 1件 約45百万円 分野別中核拠点 単価 4件 約108百万円 事業期間 5年間 財政支援 2018年度 2022年度 拠点 単価 4件 約66百万円 ビッグデータ AI セキュリティ 組込みシステム ビジネスシステムデザイン の4分野 大学間連携により PBL中心の実践的な教育を実施 教育ネットワークを構築し 開発した教育方法や知見を全国に普及 産業界と強力な連携体制を構築 産業界や地方公共団体と強力な連携体制を構築し 必要となるビッグデータの提供 実課題によるPBL 共同研究 や インターンシップ等から なる教育プログラムを 開発 実践 取組①-2 IT技術者の学び直しの推進(enPiT Pro) 事業期間 5年間 財政支援 2017年度 2021年度 拠点 単価 5件 約66百万円 ベンダー企業 大学が有する最新の研究の知見に基づき 情報科学分野を中 心とする高度な教育(演習 理論等)を提供 拠点大学を中心とした産学教育ネットワークを構築し 短期の 実践的な学び直しプログラムを開発 実践 大学 セキュリティ等の特に人材不足が深刻な分野の学び直し推進 ユーザー企業 データサイエンスを学ぶ必要に 駆られた社会人の学び直しの場 を提供し 産官ともに人材不足 の中で Off-JTの産官共同実施 の機会やコミュニティ形成を醸成 拠点大学 学術機関 116

118 産学コラボレーション人材育成システム構築事業 2019年度要求 要望額 1,860百万円 ( 新 規 ) 背 景 Society5.0時代を切り拓くためには 経済社会システムの全般的な改革が不可欠 中でも人材育成は何よりも重要な課題であり 次世代にふさわしい教育システムへと改革を加速させることが必要 Society5.0の推進に向けて オープンイノベーションの実現が強く謳われる中 我が国の産学連携は欧米に比べて低調であることが 産業界等から強く指摘されている 特に 研究と比較すると教育に対する産学の連携がまだまだ不十分 関連する閣議決定文書 人づくり革命 基本構想 や 経済財政運営と改革の基本方針2018 平成30年6月閣議決定 において 産学連携による リカレント教育のプログラム開発や実務家教員育成のための支援が求められている 事業目的 概要 大学等において 企業や業界を超えたオープンイノベーションを促進するため リカレント教育や実務家教員育成に関する産学協同教育の場 コンソーシアム プログラムの提供 中長期的かつ持続的に社会の要請に応えられる産学協同による人材育成システムの構築を目指す アカデミアと社会を自由に行き来できる学びと社会生活の好循環を醸成 事業期間 予定 最大5年間 財政支援 2019年度 2023年度 選定件数 単価 予定 運営校 1件 96百万円 中核 サテライト校 12件 72百万円 実践的先行分野推進校 20件 45百万円 実務家教員の派遣と処遇改善 リカレント教育受講者の送り 出しと修了者の評価 社会ニーズの提供 冠奨学金の創設 等 働き方改革 生産性革命 大学改革 教育再生 企業と大学とのコンソーシアム 実務家教員育成プログラムの提供 リカレント教育の提供 厚生労働省等と連携 社会ニーズを受け止める学内 体制の整備 社会ニーズに応じた人材輩出 等 具体的な取組 実務家教員の質 量の充実のため 実務家教員を育成するための研修プログラムを開発 実施 研修プログラム修了者を実務家教員の候補者として大学等に推薦するとともに 特に地方大学への実務家教員のマッチングを 行う人材エージェントの仕組を構築 本事業と厚生労働省等関係省庁との取組を連携させ 産学共同によるコンソーシアムを形成し 社会人リカレント教育プログラムを推進 20程度の分野 AI センサー ロボット IoTを活用したものづくり 経営管理 農業技術 看護 保育 企業インターンシップを取り入れた女性の復 117 職支援 等 経済財政運営と改革の基本方針2018 抄

119 次世代の学校教育を担う教員養成機能強化事業 2019年度要求 要望額 500百万円 ( 新 規 ) 背景 目的 まもなく到来するSociety5.0時代の学校においては 子供一人一人の個別の ニーズへの対応 地域住民等との連携協働 ICT等の先端技術の活用等が求め 背景 られており 骨太方針2018にもSociety5.0に向けた教育の質の向上に取り組む ことが示されている また 教育再生実行会議第七次提言 2015年 等では 主体的 対話的で深い学び アクティブ ラーニング を実現できる指導法の 充実等が提言されている これらの喫緊の課題に対し 初任者の割合が増加している中 教員養成段階か らの対応が早急に必要である Society5.0時代における学校教育を担う教員の養成に早急に対応するため 教職 課題 背景 課程を有する全国の国公私立大学に対し 地域や企業等の外部人材も積極的に活 用しつつ 自大学が有する教職課程を先駆的に改革し AIを駆使したビッグデータや ICTの活用等の新たな教育課題や地域課題等にも対応するアクティブ ラーニングの視 点からの授業改善を行う指導方法教育を確立する取組を後押しし 併せて教職課程 全体を具体的エビデンスに基づき不断に改善できるシステム 内部質保証システム を 構築する大学の取組を推進する ①アクティブ ラーニング 指導法開発大学 事業の流れ 1 事業を取りまとめる拠点 事務局を公募選定 事業内容① 教員養成におけるアクティブ ラーニング指導法の開発型アプローチ 大学 大学 大学 大学 2 拠点事務局を中心に ①アクティブ ラーニング指導法 の開発 ②内部質保証システムの構築 3 拠点事務局による成果の 発信 事業内容② 大学間連携による内部質保証システム構築型アプローチ 拠点事務局を中心に 教育活動の成果や実効性をエビデンスで示すための統一 的な指標設定や 卒業生の活動実態を把握するIR 組織的な調査 分析 機 能の強化など 新たな教育課題にも対応した教職課程独自の内部質保証システ ムを構築するアプローチ 拠点事務局 大学 大学 拠点事務局を中心に 開放制の下で教員養成を実施している中小規模の大学 が それぞれの特色や立地する地域のニーズを踏まえ 近隣の大学や企業等とも連 携しつつ 教職課程の履修学生が身に付けるべきアクティブ ラーニング指導法を開 発していくアプローチ ②内部質保証システム 構築大学 事業期間 予定 最大2年間 財政支援 2019年度 2020年度 選定件数 単価 予定 1件 500百万円 アウトプット 主体的 対話的で深い学び 指導法の確立 各教科教育法ごと 主体的 対話的で深い学び 指導法を身に付けた学生の増加 教職課程における内部質保証システムの確立 成果 期待される効果 アウトカム 主体的 対話的で深い学び 指導法を身に付けた教員の増加 質の高い教員志望学生の増加 それに伴う教員全体の質の底上げ 各大学におけるIR活動の向上 学修成果 教職課程 の可視化 確立した指導法等の各都道府県教育委員会を通じた公立学校等への普及 118

120 大学改革研究委託事業 事業期間 :最大1年間 2019年度要求 要望額 選定件数 単価 予定 10件 5百万円 1件 15百万円 1件 35百万円 (前年度予算額 100百万円 40百万円) 目的 要旨 今後の大学改革課題に機動的に対応し 大学改革の一層の推進 教育の質の向上 大学の構造転換の推進を図るため 以下のような調査研究を継続的 に行うことが必要 ① 中央教育審議会等の審議に資する専門的な調査研究 ② 政策目標 提言内容等の具体化 実質化を図るために必要な方策に関する調査研究 ③ その他 実施把握等の調査研究を必要とする政策課題等への対応 このため 大学等への委託によって調査研究を行い これらの成果を今後の国公私立を通じた高等教育行政施策の企画立案及び改善に資するとともに 成果 を広く公表することにより各大学の取組を支援 促進し 大学改革の一層の推進と教育の質の向上を図る 平成30年6月5日 Society 5.0 に向けた人材育成に係る大臣懇談会 新たな時代を豊かに生きる力の育成に関する省内タスクフォース Society5.0に向 けた人材育成 社会が変わる 学びが変わる 大学の学部名に関わらず 社会のニーズ及び国際トレンド等を背景に 今後多くの学生が必要とするSTEAM やデザイン思考などの教育が十分に提供できるよう 大学による教育プログラムの見直し を促進 Science Technology Engineering Arts Mathematicsの頭文字をとったもの 大学においては 高等学校における文理分断の改善 社会ニーズ等を背景に 文理両方を学ぶ教育プログラムの充実を図る必要がある 新たな喫緊 の課題 平成30年6月28日 中央教育審議会 大学分科会 将来構想部会今後の高等教育の将来像の提示に向けた中間まとめ 社会の変化に対応するために獲得すべき能力 学術研究においても産業社会においても 分野を越えた専門知の組合せが必要とされる時代においては 一般教育 共通教育においても従来の学部 研究科等の組織の枠を越えた幅広い分野から文 理横断的なカリキュラムが必要となるとともに 専門教育においても従来の専攻を越えた幅広くかつ深いレベルの教育が求められる 高等教育機関の国際展開 海外校の設置における 校地 校舎の自己所有原則の運用改善等や 単位互換や転入学 編入学を含む学位プログラムを日本の大学と連携して提供する海外の大学との協力促進等の多様な形態 による大学の海外展開を促進する 拡充 修士レベルのSTEM分野及び経営 マネジメントに関する知識 技能の修得を目 的とした学際的なプログラムに関する調査研究委託事業 15,000千円 1件 予定 拡充 我が国の大学の諸外国への海外校 拠点等の設置を通じた海外展開の強化 促進のための調査研究委託事業 35,000千円 1件 予定 目的 概要 諸外国で先進的に展開されているプログラム 例えばPSMプログラム の 実施状況についての調査分析を大学に提供することにより 我が国の大学が 学部 研究 科の枠を超えた学位プログラム を適切に実施することを図る 目的 概要 我が国では 大学の海外展開を実践するための手法や現地制度 事情 等に係る知見の蓄積 共有等は進んでいない 本調査研究では 大学の海外展開に係 る課題や手法を整理し 我が国の大学が効果的 効率的に海外展開を図る環境を整え る MBAの理系版とも呼ばれ 科学分野で修了後すぐに産業界で通用するよう 修士レベルの科学 技術 工学 数学 いわゆるSTEM分野 を中心としたカリキュラムにおいて 特定の産業分野固有のマネジメント 技術スキル なども取得できる学際的なプログラム 米国NPSMA(National Professional Science Master s Association) の認証を受ける必要がある 調査研究内容 先進的なプログラムについて 海外での実施状況や成果 課題 今後の 展望 我が国へ導入する場合の留意点 実現可能性 ニーズ等について調査研究する 調査研究内容 海外展開に係る我が国大学の先行事例や 海外大学の国外への 展開状況や成果 課題 我が国大学の海外展開先候補となり得るような国の高等教育 制度 事情について アジア 中東地域等を中心に調査し 海外大学の動向や当該地 域のニーズ 法制度等を踏まえた上での 具体的な海外展開方法等について研究する 期待される効果 各大学における 学部 研究科の枠を超えた学位プログラム の構築 実 践を通じて 将来の社会の変化に対応した 高度な専門的知識及び産業界が求める実 践的な能力を有する人材が輩出される 期待される効果 現地の外国大学との切磋琢磨や交流を通じたより優れた教育プログラ ムの構築が期待できる 加えて 18歳人口が減少する中で 現地拠点を通じた優秀な 留学生の受入増大を通じ 安定した学生の確保等が期待できる 119

121 獣医学アドバンスト教育プログラム構築推進委託事業 (プロセス管理の監視 査 察等) (家畜の健康 衛生管理等) 学部 5年 6年 第3期 アドバンスト実習 獣医学教育の高度化 国際水準化 獣医学の基礎知識についてコンピュータを使って客観的に事前評価する 試験 vetosce 臨床実習を行うための基本的な臨床能力を確認し 学生の質を保証 するための実技試験 獣医系大学 代表校 東京大学 参加機関 他大学 OIE 国立感染症研究所 JRA 保健所 食肉検査所 衛生研究所 動物愛護セン ター 家畜保健衛生所 動物検疫所 等 産業動物臨床 代表校 岐阜大学 参加機関 他大学 農業共済組合(NOSAI) 等 家畜衛生 公衆衛生 産業動物臨床分野における 高度獣医療技術の修得を目的とした 先導的かつ実 践的な教育プログラムの構築 大学における公共獣医事教育推進委託費 第2期 vetcbt 家畜衛生 公衆衛生 獣医学アドバンスト教育プログラム構築推進委託事業 全国の獣医系大学へ成果の公表 普及 国際水準の動物 畜産物の安全性確保に関わる即戦力となる獣医師の養成 獣医師の質的充実を図ることにより 農畜産業における国際競争力を強化 30百万円) 家畜獣医療 生産衛生向上 取組概要 家畜衛生 公衆衛生 産業動物臨床分野における高度獣医療術 の修得を目的とした 先導的かつ実践的な教育プログラムの構築 専門的能力向上のため 高学年次を対象とし 保健所や農業共済 組合等との連携強化による実践的知識 技術の十分な経験を取り入 れた教育プログラムを開発 獣医サービスの構築 感染症管理 リス クベースの食品衛生等 件数 単価 2件 15百万円 (前年度予算額 加工 流通 公衆衛生充実 現状と課題 動物衛生と食品の安全性の確保は 国民の健康的な生活を守る上で極めて重要で ある また 家畜の生産 食品の生産 加工 流通 消費が多様化しており 食品の安 全を確保するために より迅速かつ効果的にリスクを評価し 適切に管理する必要が ある このため 単に動物の健康や食の安全の確保にとどまらず 人の健康を保障する意 味でも 国際的な防疫体制の強化は極めて重要な課題となっている 一方 獣医学の知見を 畜水産品の質の保証 ひいては我が国の貿易の拡大という 側面への応用が期待されており 獣医学教育の高度化を図ることが必要である これらのニーズに対応した人材育成が喫緊の課題であり 産業動物 家畜衛生 公衆衛 生分野において即戦力として活躍する獣医師の養成が求められている 2019年度要求 要望額 30百万円 学部 1年 4年 参加型臨床実習 公共獣医事に係る実習受け入れ先の開拓 実習プ ログラムの開発 基本的診療技術 獣医学共用試験 vetcbt vetosce*を2016年より本格実施 口蹄疫等家畜伝染病に対応した獣医師育成環境整備事業 第1期 導入実習 基盤実習 ア ド バ ン ス ト 科 目 段 階 的 コ に ア 推 科 進 目 産業動物診療分野等における必要な学内実習プロ グラムの整備等 現場体験 業務理解 基本的技 術 コミュニケーションスキル等 120

122 スーパーグローバル大学創成支援事業 2019年度要求 要望額 4,684百万円 (前年度予算額 4,000百万円) 徹底した 大学改革 と 国際化 を断行し 我が国の高等教育の国際通用性 ひいては国際競争力強化の実現を図り 優れた能力を持つ人材を 育成する環境基盤を整備する 趣旨 本事業のこれまでの実践により得られた優れた成果や取組を国内外に対し戦略的に情報発信し 海外における我が国の高等教育に対する国際的 な評価の向上と 我が国大学全体としての国際化を推進する 1 スーパーグローバル大学創成支援 世界トップレベルの大学との交流 連携を実現 加速するための新たな取組や 人事 教務システムの改革 学生のグローバル対応力育成のための体制強化な ど 国際化を徹底して進める大学を重点支援 国際競争力の向上 (事業期間 最大10年間(2014年度~2023年度)) 国際通用性の向上 トップ型 13件 182,201千円 国際 を 横串として 全学的な体 グローバル化牽引型 24件 78,430千円 制及び学内 これまでの実績を基に更に先導的試行に挑戦し 我が国 文化の変革に 社会のグローバル化を牽引する大学を支援 活用 この他 審査 評価等経費 23,445千円 1件 世界ランキングトップ100を目指す力のある大学を支援 事業選定37大学における トップレベルの国際化の取組の 推進 徹底し た国際 化の取 組 ガバナンス体制 徹底した 教育改革 の取組 例 事業開始前に比べ 院 研究力強化 に繋がる 教育力向上 の取組 外国語による授業科目数は 約2倍に増加 学部 受入外国人留学生数は 教務体制 2 海外国際会議等でのAll-Japan展開 日本開催誘致 約1.5倍に増加 新規 海外における我が国の高等教育に係るプレゼンスを戦略的に向上させるため 各種高等教育関係の国際会議 等において スーパーグローバル大学創成支援事業選定校を中心にAll-Japanでのブースやセッションの展開 及び主要会議の日本への誘致を行う (事業期間 最大5年間(予定)(2019年度 2023年度) 単価等(予定) 140,000千円 取組を実施する事業選定校等を追加的に支援) 3 国際的評価の向上に資する戦略的国際広報 新規 成 果 本事業の優れた成果や取組の 国内外に対する戦略的な情報 発信 海外における国際的評価を飛躍的に向上させるため デジタルマーケティング等の手法を用いながら本事業の優 れた成果を戦略的に発信する (事業期間 最大5年間(予定) (2019年度 2023年度) 単価等(予定) 190,000千円 取組を実施する事業選定校等を追加的に支援) 4 国際化拠点プラットフォーム構築 新規 本事業において得られた優れた事業成果を戦略的かつ効果的に選定大学以外の国公私立大学に普及し 我が国 の大学全体の国際化を更に推進するため 地域の産業界や自治体 国際化の取組が優れた高等学校等と連携し 地域国際化拠点プラットフォームを構築する (事業期間 最大5年間(予定)(2019年度 2023年度) 単価等(予定) セントラルオフィス20,000千円 1件 リエゾンオフィス15,000千円 4件 取組を実施する事業選定校等を追加的に支援 海外における我が国の 高等教育の国際的な 評価の向上 我が国の大学全体の 国際化の推進 121

123 大学の世界展開力強化事業 2019年度要求 要望額 1,514百万円 (前年度予算額 1,470百万円) 趣旨 世界的に学生の交流規模が拡大する中において 我が国にとって重要な国 地域の大学と質保証を伴った連携 学生交流を戦 略的に進め 国際的通用性を備えた質の高い教育を実現するとともに 我が国の大学教育のグローバル展開力を強化する 事業概要 地域毎の高等教育制度の相違を超え 単位の相互認定や成績管理 学位授与等を行う教育交流プログラムの開発 実施を行う 大学を支援 これら質の保証を伴ったプログラムにより 日本人学生の海外派遣と外国人学生の受入を促進 (事業期間 最大5年間) 取組例 先導的大学間交流モデルの開発 高等教育制度の相違を超えた質保証の共通 フレームワークの形成 単位の相互認定 共通の成績管理の実施 学修成果や教育内容の可視化 成果 1 学生交流増による 留学生30万人受入 日本人学生12万人海外派遣 2020年まで 達成への貢献 2 海外連携大学との教育プログラム構築 実施に伴う我が国大学のグローバルな展開 力の強化 3 交流の相手国 地域との平和的友好関係の 強化 EU (予定)2019年度 2023年度 180,000千円(5件) ロシア 2017年度 2021年度 272,010千円(8件) 米国 2018年度 2022年度 270,000千円(10件) トルコ アジア諸国等 2015年度 2019年度 53,182千円(3件) 2016年度 2020年度 519,347千円(25件) インド 2017年度 2021年度 40,000千円(3件) 中南米 2015年度 2019年度 141,818千円(8件) この他 審査 評価等経費 37,643千円 1件 122

124 大学入学共通テスト 準備事業 2019年度要求 要望額 3,261百万円 (前年度予算額 1,344百万円) 背景 目的説明 中央教育審議会答申 2014年12月 及び高大接続システム改革会議 最終報告 2016年3月 を踏まえ 大学入学希望者学力評価テスト 仮称 検討 準備グループ における議論をもとに策定した 大学入学共通テスト実施方針 2017年7月 に基づき 2020年度から 大学入学共 通テスト を実施 マーク式問題を含め 知識の深い理解と思考力 判断力 表現力を一層重視した問題作成の工夫 改善等 することとしている 大学入学共通テスト を円滑に実施するため 大学入試センターにおいて これまで実施した試行調査の結果等を基に 記述式問題の作問 採点の方 針 実施運営等に関する方針の策定をはじめとした 大学入学共通テスト の企画検討 英語4技能を適切に評価するための資格 検定試験の活用や 記述式問題の採点等に対応したシステム構築 教科 情報 におけるCBTを活用した試験の開発等に係る必要経費について支援を行う 実施内容 事業期間 3年間 2017年度 2019年度 選定件数 単価 1件 3,261百万円 これまでの取組内容 2017年度 作問 採点等の検証を主体として実施 5万人規模 試行調査に参加する各高等学校にて実施 2018年度 作問 採点等について前年度の試行調査の検証結果を踏まえた更なる改善に加え 出願受付から成績通知まで一連の流れ を通じた実施運営の検証も含めた総合的な検証 10万人規模 大学入試センター試験を実施する各大学にて実施 試行調査の結果等を基に 作問 採点の妥当 性 信頼性等や 実施運営上のトラブ ル等の課題について 検証 2019年度 主な実施内容 予定 記述式問題を含めた作問 採点の方針 実施運営等に関する方針 障がい者への配慮の方針等の策定 記述式問題や英語4技能評価に対応したテストシステムの改修 成績処理関連 受験票関連 会場連携関係 統計処理関係等 記述式問題に対応した解答用紙読取機 OMR の整備 記述式問題の採点 検収システム 対採点機関 障がい者用受験システムの検証 開発 英語成績提供システムの構築 成績受付システム 対検定機関 成績確認システム 対受験生 成績提供 対大学 未来投資戦略2018 で言及されている教科 情報 について CBTを活用した試験の開発 モデル問題作成 システム開発 実証実験 5都県(10会場) 50名 3期 等 達成目標 成果 テストシステム構築 志願受付登録 採点 記述式問題含む 英語の資格 検定試験の成績収集 成績提供等 作問方針等の開発や試行調査の問題や試行調査の分析 検討等の公表 運営に係るマニュアルの整備 実施要領 監督要領等 123 情報Ⅰ モデル問題やCBTを活用した試験のモデルシステムの開発

125 大学入学者選抜改革推進委託事業 2019年度要求 要望額 300百万円 (前年度予算額 184百万円) 背景 課題 高大接続改革を実現するためには 全ての入学者選抜において 学力の3要素 1 を多面的 総合的に評価することが求められており 個別大学の入学者選抜に 背景 おいて 思考力等 や 主体性等 を十分に把握 評価できる評価方法 作問の改善 充実が求められている 2022年度より共通必履修科目となる 情報Ⅰ をはじめとし 思考力等 を構成する諸能力をテストによって評価するにはCBTの導入が有効 主体性等 をより適切に評価するために 高等学校が提出する調査書を積極的に活用する必要があるとともに 調査書の電子化 が喫緊の課題 第1期 年度 では 5分野に分かれ 思考力等 主体性等 をより評価できるための調査 研究を進めているところ 2 これらの成果を実際の 入学者選抜において実質的かつ効果的に次の段階に進めることが残された課題 1 学力の3要素 ①知識 技能 ②思考力 判断力 表現力等 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 2 次期習指導要領を踏まえた 思考力等 をより適切に評価する各教科 科目の評価手法 モデル問題等の開発 4分野 事業 概要 主体性等 をより適切に評価するための評価尺度 基準の開発及び高校e-ポートフォリオとインターネットによる出願システムの構築 1分野 最大2年間 財政支援 個別大学の入学者選抜において ICTを活用することで次期学習指導要領を踏まえた 思考力等 や 2019年度 2020年度 主体性等 の評価を より実質的かつ効果的 効率的に行える環境を大学等がコンソーシアムを組み調 選定件数 単価 予定 2件 150百万円 査 研究を実施 その成果を発信 普及することにより 我が国の大学入学者選抜改革を一層推進する 事業期間 予定 事業内容 1 調査書の電子化 事業内容 2 CBTの導入 電子調査書の普及と一般選抜において調査書を効果的に評価できる環境整備及び 次期指導要録下における調査書も踏まえた評価の在り方に係る調査 研究 個別選抜においてCBTを活用することで可能となる思考力 判断力 表現力 等を評価できるシステムの構築及び出題に係る調査 研究 第1期の成果等も踏まえつつ 次の具体の課題を克服するため 調査書の電子化に必要な セキュリティ環境及び電子調査書を活用した 主体性 等の評価の在り方について高等学校 教育委員会とも連携しつつ 評価モデル システム等の開発等を行う CBTに適した形式で 過去の入試問題の結果分析及び第1期の成果等も踏ま え 次の様なモデル問題の開発研究を行い CBTに実装し試行テストを実施する 重要性の高い個人情報である調査書データを扱うセキュリティ環境について 各高等学校 教育委員会 大学でその扱いや環境が異なる場合 コストのロスと電子化普及の遅れが懸念 調査書データが実際の一般選抜等で活用できるためには 記載する高等学校側と評価する 大学側との間で記載方法等に関する共通認識が必要との指摘 次期指導要録下における調査書の評価方法の在り方の課題 成果 事業を実施して 期待される効果 複雑な文章の構成力を問うたり 統計的方法を用いて複雑な現象を表現する問 題 多様な表現形態による様々な資料や動画等を活用した問題 テキスト入力等を利用した記述式問題 答えが定まらない判断を相当回数伴う問題や適応型テスト IRT への拡張等 調査書の電子化に必要なセキュリティ環境モデル及び調査書を活用した 主体性等 の評価モデルの具体的な提示 思考力等 を評価するためにCBTに適した具体的なモデル問題を作成し 実装 思考力等 及び 主体性等 の多面的 総合的な評価を推進する効果的 効率的な新たな評価手法の蓄積 普及へ 124

126 先進的医療イノベーション人材養成事業 2019年度要求 要望額 次世代医療人材育成拠点形成等事業 超高齢社会 2025年には団塊の世代全てが75歳以上 2065年には 約2.6人に1人が65 歳以 上 約3.9 人に1人が75歳以上 高齢になると罹患率 要介護率が増加 ( 健康寿命の延伸 成長戦略 参考 平均寿命と健康寿命 2010年 社会保障費の増大 新 規 ) 医療データの利活用 ICTの技術革新 成長戦略の柱の一つとして 健康寿命の延伸 を 掲げ各種施策を推進 KPI 2020年までに国民の健康寿命を1歳以上延伸 2025年までに2歳以上延伸 2010年比 平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加 個人の生活の質の低下 1,000百万円 平均寿命 健康寿命 男性 79.55歳 70.42歳 9.13歳 女性 86.30歳 73.62歳 12.68歳 課 題 差 次世代医療基盤法 2018年5月11日施行) 個人の権利利益の保護に配慮しつつ 匿名加工 された医療データを安心して円滑に利用することが可 能な仕組みを整備 保健医療データプラットフォームの本格稼働 2020年度予定 健康 医療 介護に関する既存のデータベースを 連結しプラットフォーム化 医療データの利活用により医療の質を向上 事業内容 医療データの利活用を推進する人材の不足 多様な医療データを大規模に収集できる環境は整備されつつあるものの 収集され た医療データの利活用を推進する人材が不足 医療データ活用基盤を構築 運営する人材 医療データを利活用できる人材 1 医療データの利活用人材育成拠点の形成 医療データの利活用を推進する人材の育成拠点を形成するため 大学病院を有 する大学を中心に複数の大学が連携する取組を支援 事業期間 予定 3年間 財政支援 2019年度 2021年度 選定件数 単価 予定 3件 20,000万円 育成段階から実際に大規模な医療データに触れることができる教育環境が必要 個別化医療を担う人材の不足 大規模な医療データの利活用により 環境や遺伝的背景といったエビデンスに基づく 次世代の医療 個別化医療 を実現 個別化医療の実装のためには 遺伝カウンセラーやバイオインフォマティシャンなど 個別化医療を担う人材が不足 成 果 2 個別化医療を担う人材育成の推進 個別化医療を担う人材を育成する教育プログラムを構築するため 複数の大学が 連携する取組を支援 事業期間 予定 3年間 財政支援 2019年度 2021年度 選定件数 単価 予定 遺伝カウンセラー 2件 8,000万円 バイオインフォマティシャン 2件 8,000万円 医師等カウンセラー 1件 8,000万円 次世代医療の提供等 健康寿命の延伸 生涯現役社会の実現 医療費の削減 125

127 先進的医療イノベーション人材養成事業 多様な新ニーズに対応する がん専門医療人材 がんプロフェッショナル 養成プラン 1,120百万円 (前年度予算額 1,120百万円) 死因別死亡者数 背景 がんは わが国の死因第一位の疾患であり 国民の生命及び健康にとって重大な問題 がん対策の一層の充実を図るため がん対策基本法 が制定 施行 基本法に基づき がん対策推進基本計画 を閣議決定 がん専門医療人材養成に係るこれまでの成果 日本のがん医療で不十分とされている放射線療法 化学療法 緩和医療等に関する専門資格取得に 向けた大学院教育コースや臓器横断的な講座の設置等によりがん専門医療人材の育成に一定の成果 新たなニーズ 年代別がん罹患者数 今後のがん対策の方向性について 2015年6月 がん対策推進協議会 悪性新生物 381,443人 心疾患 195,933人 肺炎 120,846人 脳血管疾患 111,875人 老衰 その他 死亡者数計 84,755人 3955,76人 1,290,428人 がんによる死亡者数は 第1位 1日に約1,000人が がんで亡くなっている (出典) 平成27年度人口動態統計(速報値) がん治療に係る医科診療医療費 約3.9兆円 (339%増) (278%増) 2016年のがん罹患者 数予測は101万200人 となっている がん対策加速化プラン (2015年12月総理発言を基に厚労省まとめ 国立がん研 究センター発表 今後 アカデミアや企業と協力してゲノム医療の実用化に 向けた取組を加速させていく必要 希少がんに関する臨床研究を推進するための体制が不足し ていること等が課題として指摘 (165%増) 出典 厚生労働省 国民医療費の概況 を基に作成 仕事を持ちながら悪性新生物で通院している者 (96%増) 男女計 32.5万人 (60%増) 緩和ケア推進検討会 (65%増) (70%増) (33%増) (3%増) (16%増)(20%増) がん看護領域の専門 認定看護師等の確保が必要 医学生 臨床研修医 看護学生 薬学生等への緩和ケアに関 する教育 研修を推進する必要 対応策 取組内容 期待される成果 (273%増) ライフステージに応じたがん対策 として 対策を講じて いく必要 緩和ケア推進検討会報告書 2016年4月 2019年度要求 要望額 出典 国立がん研究センターがん対策情報センター がん登録 統計 の データを基に文科省が集計 高度がん医療人材の養成 ゲノム医療従事者の養成 標準医療に分子生物学の成果が取り入れられることによるオーダーメイド医療への対応 ゲノム解析の推進による高額な免疫チェックポイント阻害薬 分子標的薬の効果的な使用に よる医療費コストの軽減 希少がん及び小児 がんは1施設当たり の症例が少ない 出典 国立研究開発法人国立がん研究センター 西田 俊朗氏 第3回希少がん検討会 提出資料 出展 厚生労働省 平成22年国民生活基礎調査 を基に 同省健康局にて特別集計したもの 取組の例 人と医を紡ぐ北海道がん医療人養成プラン 札幌医科大学 希少がん及び小児がんに対応できる医療人材の養成 希少がん及び小児がんについて 患者が安心して適切な医療 支援を受けられる様々な治療 法を組み合わせた集学的医療を提供できる医療チームの育成 ライフステージに応じたがん対策を推進する人材の養成 ライフステージによって異なる精神的苦痛 身体的苦痛 社会的苦痛といった全人的苦痛 トータルペイン を和らげるため 医師 看護師 薬剤師 社会福祉士 ソーシャルワ ーカー 等のチームによる患者中心の医療を推進し 患者の社会復帰等を支援 ー事業期間 最大5年間 財政支援 2017年度 2021年度 ー選定件数 単価 11件 約10,000万円 126

128 大学 大学院及び附属病院における人材養成機能強化事業 課題解決型高度医療人材養成プログラム 概 要 背 課 景 題 取 組 814百万円 (前年度予算額 770百万円) 高度な教育力 技術力を有する大学が核となって 我が国が抱える医療現場の諸課題等に対して 科学的根拠に基づいた医療が提供 できる優れた医療人材の養成を推進する 我が国が抱える医療現場の主な諸課題 高度専門医療人材の不足 病院基盤部門を担う医療安全 感染制御領域等の専門人材養成と体制充実 チーム医療の推進 チーム医療推進のための専門性の強化と役割の拡大に応えるため 医療人 の実践能力の強化等 社会から求められる多様な医療ニーズの増加 難治性疾患領域や高難度手術 移植医療等 領域等を担う専門人材養成 教育と臨床の連携強化 学生 医療人の実践能力を強化するため 教育と臨床が連携し 卒前 卒後 の医療人の教育指導体制の構築等 高齢化に伴う歯科医療ニーズの変化 口腔疾患と全身疾患の関わりに関する領域を担う高度な歯科医師の養成 地域医療連携の推進 地域医療連携にかかわる業務に精通し 学生 医療者に地域医療連携の 視点や実践を教育できる教育指導者の養成等 取組1 放射線災害を含む放射線健康リスクに関する領域 放射線による人体への影響 リスク 防護についての知識を修得した医師の養成 ー事業期間 最大5年間 財政支援 2016年度 2020年度 取組2 慢性の痛みに関する領域 慢性の痛みに関する診断法や対処法等を修得した医師をはじめとする専門医療人材の養成 ー事業期間 最大5年間 財政支援 2016年度 2020年度 取組3 病院経営支援領域 地域の実情に応じた病院経営戦略の企画 立案等の能力を兼ね備えた医療人材の養成 ー事業期間 最大5年間 財政支援 2017年度 2021年度 取組4 精神関連領域 多様化かつ増大する精神医療及び関連疾患に対応できる職種を横断した専門医療人材の養成 ー事業期間 最大5年間 財政支援 2018年度 2022年度 取組5 医療チームによる災害支援領域 災害の急性期から慢性期 復興期まで 災害規模やフェーズに応じて臨機応変に対応できる 災害医療の後方支援に関する指揮調整機能を有した医療チームの養成 期待される 成果 2019年度要求 要望額 ー選定件数 単価 2件 1,280万円 ー選定件数 単価 3件 1,280万円 ー選定件数 単価 10件 1,000万円 ー選定件数 単価 4件 2,500万円 ー事業期間 最大5年間 財政支援 2018年度 2022年度 ー選定件数 単価 3件 5,000万円 取組6 アレルギー領域 2019年度新規 アレルギー疾患に横断的 総合的に対応できる一貫した知識 技能を有する専門医療人材の養成 ー事業期間 予定 最大3年間 財政支援 2019年度 2021年度 取組7 外科解剖 手術領域 2019年度新規 医療を支える安全 安心な高難度手術等の高度医療を提供できる専門医療人材の養成 ー事業期間 予定 最大3年間 財政支援 2019年度 2021年度 高度専門医療人材の輩出 我が国が抱える医療課題の解決 健康立国の実現 ー選定件数 単価 予定 2件 10,000万円 ー選定件数 単価 予定 2件 10,000万円 127

129 大学 大学院及び附属病院における人材養成機能強化事業 基礎研究医養成活性化プログラム 2019年度要求 要望額 75百万円 (前年度予算額 75百万円) 課題 ①医学 医療の基盤である基礎医学研究は 医学部学生への教育や 基礎から臨床へ の橋渡し研究においても重要な役割を果たしている 一方で 基礎医学研究においては 特に将来を担うべき若手医師の割合が減少している 5,000 医学系大学院における基礎系MDの割合 人 4,500 4, , ,000 2,500 1,500 2, % 12.0% 7.7% 3,015 1,777 1, % 9.3% 2, % % 8.9% 2,681 2,912 3, % 8.0% 6.0% 基礎系に進学する医師 基礎系MD は極めて少 なく 基礎医学は崩壊の 危機 MD:医師免許を持つ者 4.0% 臨床系 基礎系 大学院進学者における基礎系 MD の割合 基礎医学論文数の推移 20.0% 18.0% % ②近年 中国や韓国等の新興国においても基礎研究への取組が強化され 日米欧を 急速に追い上げてきているなど 我が国の国際競争力は相対的に低下傾向にある 臨床系 MD 基礎系 MD 2.0% 0.0% 出典 文部科学省調べ 対応策 取組の例 病理専門医資格を担保した基礎研究医養成 筑波大学 基礎医学論文数は 中国が大幅 に増加 韓国 インド ブラジルが 10年間で倍以上の伸びを示し ているなか 日本は低調 出典 トムソン ロイター Web of Scienceに基づく InCites 2016年6月抽出データにより 鈴鹿医療科学大学長 豊田長康氏作成 医療分野研究開発推進計画 平成26年7月22日健康 医療戦略推進本部決定 抜粋 医療の研究開発を持続的に進めるためには 基礎研究を強化し 画期なシーズが常に産み出されることが必要である 死因究明等推進計画 平成26年6月13日閣議決定 抜粋 2 法医学に係る教育及び研究の拠点の整備 死因究明等に係る分野を志す者を増加させることや 魅力あるキャリアパスの形成を促すことを含めて 引き続き 取組の継続 拡大に努めていく 取組 期待される成果 ①基礎医学における分野 のうち各大学の強みを踏まえた基礎研究医養成のための連携体制を 構築 法医学 解剖学 生理学 生化学 病理学 免疫学 細菌 ウィルス学 薬理学 公衆衛生学 その他 ②海外機関も含めた人材の交流による教育プログラムの活性化や キャリアパス 国際機関 研究機関への就職 テニュアポストの確保 の構築 ー事業期間 最大5年間 財政支援 2017年度 2021年度 ー選定件数 単価 5件 150万円 基礎研究において 成果の臨床応用をイメージできる医師の立場から研究に関わる人材が より多く関わることにより 基礎研究が強化され 真に実効性のある応用研究が推進できるほ か 画期的なシーズが常に産み出される環境を構築 128

130 大学における医療人養成の在り方に関する調査研究 背景 課題 2019年度要求 要望額 (前年度予算額 110百万円 30百万円) 背景 課題 2025年には高齢化率30 を超える 超高齢社会 を迎えることが見込まれ ることから 健康寿命の延伸に向けた新しい予防 医療 介護システムを構築 するため 医療 介護の連携強化 メディカルスタッフの業務実施体制の見直し 等の取組が進められている 医師 薬剤師 看護師等の養成においては 学生が卒業時までに身に付け ておくべき必須の実践的能力の到達目標を定めた モデル コア カリキュラム に ついて 医学 歯学教育は2016年度に 薬学教育は2013年度に改訂し また 看護学教育については2017年度に策定し 各国公私立大学でこれを 踏まえた教育が実施されており 今後も社会のニーズに対応していくための改 善 見直しに向けた検討が必要である 我が国の臓器移植は 1997年の臓器移植法制定後 脳死下臓器提供 事例が488例 2017年11月末現在 となっており 2010年の法改正後 増加傾向に転じているが 諸外国と比較すると件数が少ないことが課題であり 例えば 人工透析(血液透析)より腎臓移植の方が 患者のQOL(生活の質) が高く 総医療費削減にも貢献できると言われている 今後 臓器移植を更に増加させるためには 従来の臓器移植医のみで全て を対応する診療体制から 臓器移植に携わる複数の関連診療科医が参画す る新たな診療体制を構築することが必要であり そのための教育指導体制や 教育プログラムが必須である 対応 内容 対応 内容 教育内容の改善 充実のためには 医学 歯学 薬学教育の各モデル コ ア カリキュラムの改訂に際し 分野別の改善 見直しのみならず チーム医療 等の推進の観点から 分野間で医療人として共有すべき価値観を共通で盛り 込むなど 卒前教育の段階でより整合性のとれた内容とすることが重要である このため 現行版の運用上の課題 ニーズ等を分野別及び分野横断的に把 握し 今後の医療人材養成の在り方を検討するための調査研究を行う 臓器移植の増加に対応するためには 多数の専門診療科を有し 臓器移 植を積極的に実施する大学病院において教育指導体制強化のための教育プ ログラムを構築することが重要である このため 調査結果を移植医療に携わる大学病院等に広く普及させることに より 移植医療人材養成の質の向上と確保を図るための調査研究を行う 医学 歯学 薬学教育モデル コア カリキュラム改訂に向けた調査研究 -事業期間 予定 最大3年間 2019年度 2021年度 -選定件数 単価 予定 3件 2,000万円 新規 我が国の臓器移植の増加に対応できる大学病院等における教育指導 体制強化に係る調査研究 -事業期間 予定 最大3年間 2019年度 2021年度 -選定件数 単価 予定 1件 2,000万円 新規 主な調査研究テーマ 各分野のモデル コア カリキュラムを踏まえた各大学のカリキュラムの見直し 状況及び運用上の課題等に関する調査研究 主な調査研究テーマ 移植医療に係る教育指導体制の在り方や 移植医療に携わる看護師等 多職種連携による横断型教育プログラムの開発等に関する調査研究 継続 薬学 看護教育の改善 充実に向けた調査研究 -事業期間 最大3年間 2018年度 2020年度 -選定件数 単価 4件 500万円 地域医療に従事する医師の確保 養成のための調査研究 -事業期間 最大3年間 2018年度 2020年度 -選定件数 単価 1件 1,000万円 129

131 2019年度要求 要望額 50百万円 社会で活躍する障害学生支援プラットフォーム形成事業 (前年度予算額 40百万円) 背景説明 背景 障害のある学生数の急増 2006年から2017年の間で6倍以上 約5,000人 31,204人 に増加 障害者差別解消法 の施行 2016年4月 全ての大学等において障害者への不当な差別的取扱いの禁止 合理的配慮の提供が義務ないし努力義務とされた 第四次障害者基本計画 2018年3月閣議決定 ニッポン一億総活躍プラン など 閣議決定された政府提言等において障害のある学生支援の充実が求められている 障害のある学生の修学支援に関する検討会 2016年度 日本学生支援機構 オールジャパンの取組みを促進するため 本施策が提案された 事業内容 将来にわたり障害のある学生への支援を支えていく組織的アプローチの土台とし ての大学等の連携プラットフォームを形成する取組を支援 プラットフォームでの取組内容 ① 大学等 福祉や労働行政機関 障害当事者団体 企業等との組織的な ネットワークを構築する ② 障害のある学生への支援における課題の解決に向けて 職員や研究者その 他の関係者の有機的連携を先導する ③ 障害のある学生への支援の手法の開発 調査や 人材 設備 教材などの支 援リソースの共有手法の研究など これまでの支援方法を発展させる取組を 行う ④ 得られた知見等の成果を集約し 全国の大学等に普及 展開を行う 成果の 普及 展開 組織的ネットワーク構築 関係者の有機的連携 支援手法の開発 リソース共有手法の研究 成果の集約 プラットフォーム 相談 プログラム参加 2019年度は事業の最終年度であり 2017年度に採択をした既存 の取組 2件 を着実に推進するための経費を要求 25百万円 2件 成果 事業を実施して 期待される効果 普及 研修 連携 連携 助言 調整 全国の大学等 オールジャパンの取組を促進し 共通課題の克服を目指す 同等条件で学べる教育環境の充実 初中段階から大学等への移行 進学 を促進 大学等から就労への移行 就職 を促進 理解促進 情報公開 研修の充実 130

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