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1 平成 23 年度商業動態統計調査の調査手法等に関する調査研究 報告書 平成 24 年 3 月

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3 目 次 はじめに. 調査研究の背景と目的 1. 新たな業種 業態について 1.1 新業種 業態の定義 平成 19 年商業統計における新業種 業態の格付け結果 平成 19 年商業統計における無店舗小売業と通信カタログ販売 新業種 業態の市場規模 新業種 業態の表章に対する統計ユーザーニーズ 新たな業種 業態の調査方法の検討 2.1 事業所調査 企業調査 業界団体 企業へのヒアリング結果 企業調査と事業所調査の比較 ( 整理 ) 調査方法案と今後の課題 新たな業種 業態における販売額の集計方法の検討 3.1 新業種 業態の調査 表章の範囲と対象の検討 表章 集計方法案と今後の課題 新たな業種 業態への調査事項及び調査票 4.1 国内外における同種の業種 業態調査と調査事項 業界団体 企業へのヒアリング結果 調査票案 小売業及び卸売業の構成のあり方 5.1 小売業及び卸売業の構成に関するヒアリング結果 平成 19 年商業統計を基にした分析結果 ( 卸売業 ) 平成 19 年商業統計を基にした分析結果 ( 小売業 ) 小売業及び卸売業の構成案 77

4 6. 販売額公表及び水準修正のあり方 6.1 販売額公表に関するヒアリング結果 販売額公表及び水準修正のあり方案 まとめと今後の検討課題 7.1 検討結果及び提案事項のまとめ 今後の検討課題とスケジュール 季節調整方法について 8.1 季節調整方法の検討に関する背景 目的 季節調整について 季節調整手順の検討 季節調整結果とその検証 年間補正時の季節調整の運用について 102 資料 1. 研究会議事概要 ヒアリング結果 商業統計における新業種 業態の格付けフロー 業種分類対応表 海外における同種の業種 業態調査と調査事項等 新業種 業態を内訳表章する場合の標本サイズの計算方法 160

5 はじめに. 調査研究の背景と目的 商業動態統計について 商業動態統計 は 商業を営む事業所及び企業による事業活動の動向を明らかにすることを目的に実施 作成されている統計調査であり 供給側から流通 個人消費の動向を把握する月次の公的統計としては我が国唯一の統計調査である 卸売業及び小売業の各業種では 商業統計調査 を母集団とした標本事業所調査が コンビニエンスストア チェーンでは企業調査が実施されている 調査結果は 月々の経済動向を把握する重要な統計の1つとして 経済産業省が作成する 鉱工業指数 や 生産動態統計 とともに 国内外の政府機関 市場関係者などから注目されている また 閣議報告される 月例経済報告 や 四半期 GDP のほか 景気動向指数 ( 内閣府 ) 第 3 次活動指数 ( 経済産業省 ) などの基礎統計の1つとしても活用されており 経済動向を捉える重要な公的統計の1つである 本調査研究の背景日本標準産業分類の第 12 回改定 ( 平成 19 年 11 月 ) では 商業分野において ドラッグストア ホームセンター 無店舗小売業 などの業態が新たな産業分類として設けられた 商業動態統計の母集団である商業統計調査ではそれら新業種 業態の具体的な格付け方法等について 商業統計調査における新たな業態への対応に関する調査研究 ( 平成 20 年度 ) 及び 商業統計調査における産業分類の格付け方法及び商品分類の見直し等に関する調査研究 ( 平成 21 年度 ) により検討されてきたところである 一方 経済産業省では 家電販売店 百貨店 チェーンストア ホームセンター 通信販売で家電製品の売上が 10 億円以上の企業を対象とした 家庭電気製品の量販店月次販売統計調査 ( 商務情報政策局 ) や ドラッグストア ホームセンター 家電量販店を対象とした 中国地域専門量販店販売統計調査 ( 中国経済産業局 ) が月次の一般統計調査として実施されてきた こうしたなか 報告者負担の軽減 調査の効率化の観点から これらの統計調査を商業動態統計調査に統合する方向性について検討すべきであるとの指摘がある 月次の標本調査である商業動態統計において上記のような新業種 業態の調査実施を検討するにあたっては 全数調査を前提とした商業統計調査における過年度の検討とは異なる観点からの検討が必要になると考えられる 以上の背景から 本調査研究では 商業統計調査における新たな産業分類 業態分類への対応も踏まえて 新業種 業態の調査実施について検討するものである 本調査研究の目的 商業動態統計における現行の業種分類では 小売業の業種数と比べて卸売業の業種数が 多い等の指摘もある 本調査研究では ドラッグストア ホームセンター 無店舗小売

6 業 などの新たな業種 業態に関する調査方法 標本抽出方法 推計方法に関する検討 課題整理等とあわせて 全体の業種バランスも含めた検討を行う また 商業動態統計に おける現行業種の季節調整方法についても別途検討を行う 調査研究内容 実施計画書 ( 仕様書 ) における調査研究内容は 以下のようである (1) 統計ユーザーニーズの把握 一般の統計ユーザー及び 2 次統計作成者のそれぞれからニーズを聞き取り 新業種 業態関連の業界団体及び企業に対して報告者負担等に関して聞き取り (2) 商業動態統計調査における業種分類や業態分類の検討 1 新たな業種分類や業態分類の具体的な適用についての検討 a) 当該分野のデータ整備 公表状況の調査 新業種 業態関連の公的統計 業界統計及び海外 3 か国の類似統計に関して資料調査 b) 平成 19 年商業統計調査 ( 個票 ) による業種再格付け及び特性値計算 新業種 業態を格付けしその結果に基づき事業所数 特性値等を計算し整理 c) 調査事項等の提案 新業種 業態関連の公的統計 業界統計や統計ユーザーニーズを参考にして調査事項及び調査票のたたき台を作成した上で 報告者負担等に関して業界団体及び企業へ聞き取り 聞き取り結果を勘案し修正した調査事項 調査票を提案 d) 調査方法についての提案 新業種 業態の調査方法として 企業調査と事業所調査を 調査の効率化 報告者負担の軽減 等の観点から整理 比較し提案 e) 集計方法について 企業調査結果を商動業種別推計に反映させる場合 反映しない ( 別立て ) 場合の両ケースについて整理した後 特に前者の場合について現行の標本事業所調査との関係を整理し 集計方法及び課題等について検討 f) 他の業種分類への影響について 新業種 業態を含む現行業種への影響に関して 平成 19 年商業統計調査個票上の企業調査対象事業所の名寄せ結果等を整理し検討 2 現行業種分類や業態分類等の見直しについての検討 a) 卸売業 小売業の業種数再配分に関する検討 統計ユーザーニーズの聞き取り結果と平成 19 年商業統計調査個票を用いた分析結果を基に卸売業 小売業の業種数の再配分に関して検討 b) 卸売業について最適な在り方の検討 特に 2 次統計作成者への聞き取り結果と平成 19 年商業統計調査個票を用いた分析結果を基に卸売業についての最適な在り方を検討 c) 小売業について最適な在り方の検討 新業種 業態に想定される調査方法を踏まえて現行の小売業調査との関係 整合性について体系的に整理し最適な在り方を検討 d) 販売額公表の在り方の検討 統計ユーザーニーズの聞き取り結果を踏まえて販売額公表の在り方について検討し 併せて水準修正の在り方についても検討 3 12 の検討結果を踏まえた標本設計及び推計方法等に係る課題に関する検討 1 と 2 の総まとめとして 全体の課題 検討項目及び検討スケジュールについて整理 (3) 季節調整方法について 季節調整方法について X-12-ARIMA を用いることを前提に最適な方法の検討 検証を行う 季節調整に関する有識者 2 名等で構成される季節調整方法検討会を 2 回開催し 季節調整方法について検討する

7 調査研究方法本調査研究では座長 1 名 委員 2 名からなる研究会を設置し 計 6 回開催された研究会において 実施計画書 ( 仕様書 ) に示された調査研究内容に則した諸テーマに関する検討を行った 研究会の構成は次に記す 各研究会の日程及び検討内容は 資料 1に掲載している なお 季節調整方法に関しては 季節調整方法検討会を別途設置し計 2 回の検討会で検討されている 研究会の構成 座長 廣松毅 情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科教授 委員 西郷浩佐藤聖 ( 五十音順 ) 早稲田大学政治経済学術院教授 流通システム開発センター流通情報部調査グループ特別研究員 オブザーバー 経済産業省調査統計グループ 野口聡 総合調整室室長 平野豊 サービス動態統計室室長 三田章夫 サービス動態統計室参事官補佐 ( 企画調整担当 ) 伊藤智子 サービス動態統計室参事官補佐 ( 商業動態統計担当 ) 児玉直美 総合調整室統計指標研究官 間中和彦 統計企画室参事官補佐 ( 企画担当 ) 松室上二 経済解析室参事官補佐 ( 解析担当 ) 川口孝男 構造統計室参事官補佐 ( 商業統計担当 ) 事務局 三菱 UFJリサーチ & コンサルティング株式会社 近藤智 政策研究本部 ( 名古屋 ) 主任研究員 右近崇 ( 名古屋 ) 副主任研究員 田村浩司 ( 東京 ) 主任研究員

8 ヒアリング先一覧 企業 関連府省等 経済産業省等 関係団体 ドラッグストア ホームセンター 家電量販店 ( 家電大型専門店 ) 無店舗小売業 通信販売企業 統計ユーザー 内閣府政策統括官 ( 経済財政分析担当 ) 付参事官 ( 総括担当 ) 付 経済社会総合研究所景気統計部 国民経済計算部神奈川県統計センター商業統計課大臣官房調査統計グループ経済解析室 ( 産業連関表 ) ( 第 3 次産業活動指数 ) 商務情報政策局情報通信機器課北海道経済産業局東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 内閣府沖縄総合事務局日本チェーンドラッグストア協会社団法人日本 DIY 協会日本通信販売協会エディオン ( 大手家電流通懇談会幹事 ) CFSコーポレーションカワチ薬品クスリのアオキクリエイトSD ココカラファインカインズホームコメリ島忠 LIXILビバエディオンケーズデンキコジマ上新電機ビックカメラベスト電器ヤマダ電機ヨドバシカメラオークローンマーケティングディノスニッセン日本銀行日本経済新聞社民間エコノミスト

9 1. 新たな業種 業態について 1.1 新業種 業態の定義 商業統計における新業種 業態の定義本調査研究で対象とする新業種 業態は ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 である 商業統計では ドラッグストア ホームセンター 無店舗小売業は業種として定義されており 家電大型専門店は業態として定義されている これら4つの業種 業態の商業統計における定義を 図表 1.1 に示す ただし これらの格付けは 他の業種 業態も含めた全体の業種 業態格付けフローにも依存するため 両方を参照する必要がある 業種 業態の格付けフローは 資料 3に掲載している 図表 1.1 商業統計における新業種 業態の定義 産業分類格付け方法 ドラッグストアホームセンター家電大型専門店無店舗小売業 通信販売 訪問販売小売業自動販売機による小売業その他の無店舗小売業 セルフサービス方式を採用し 産業分類 601( 医薬品 化粧品小売業 ) に格付けられ 商品 60111( 一般用医薬品 ) を扱っている事業所 中分類 60( その他の小売業 ) に格付けられ 商品 6021( 金物 ) 602 2( 荒物 ) 6042( 苗 種子 ) のいずれかを扱うセルフサービスで 売場面積が 500 m2以上の事業所 産業分類 5921( 電気機械器具小売業 ) 5922( 電気事務機械器具小売業 ) に格付けられ 売場面積が 500 m2以上の事業所 店頭販売の割合がゼロ 0 で かつ店舗面積がゼロ 0 である事業所 訪問販売と通信 カタログ販売の割合 が最大である事業所 自動販売機による販売の割合 が最大である事業所 その他の割合 が最大である事業所 商業統計 ( 小売業 ) における通信カタログ販売 商業統計の小売業における調査項目の 1 つに 通信カタログ販売割合 がある 1 図表 1.2 のように各事業所の年間販売額と通信カタログ販売割合を掛け合わせることによって 各事業所の年間販売額の内訳として通信カタログ販売額を計算できる また 全事業所の 通信カタログ販売額を集計すれば小売業全体の通信カタログ販売額を 商動業種毎に通信 カタログ販売額を集計すれば各業種における通信カタログ販売額を求めることができる なお 無店舗小売業の販売額は無店舗小売業に格付けられた事業所の販売額合計であり 通信カタログ販売額とは対象が異なることに留意する必要がある 無店舗小売業と通信カ タログ販売の関係の詳細については 1.3 で説明する 図表 1.2 商業統計 ( 小売業 ) における 通信カタログ販売 商業統計における通信カタログ販売額 = 事業所の年間販売額 通信カタログ販売割合 の業種計 ( 業種計 ) 1 現行の商業動態統計では 通信カタログ販売割合 の調査項目はない 1

10 1.2 平成 19 年商業統計における新業種 業態の格付け結果 新業種 業態における事業所数図表 1.3 では 平成 19 年商業統計においてドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 無店舗小売業の定義及び格付けフロー ( 資料 3) に従った事業所数を 従業者規模区分毎に整理している 前 3 者に関しては それらが含まれている現行業種の事業所数も併せて掲載している 以下では 各業種 業態について順次説明する 従業者規模区分毎の事業所数 図表 1.3 新業種 業態における事業所数 業種 \ 従業者規模区分医薬品 化粧品小売業ドラッグストアドラッグストア以外その他小売業ホームセンターホームセンター以外機械器具小売業家電大型専門店家電大型専門店以外無店舗小売業 通信販売 訪問販売小売業 自動販売機による小売業その他の無店舗小売業 事業所数割合 1~19 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ 計 事業所数 76,951 67,710 9,241 2, ,410 割合 97% 85% 12% 3% 0.1% 0.02% 100% 事業所数 11,014 6,449 4,565 1, ,698 割合 87% 51% 36% 13% 0% 0.1% 100% 事業所数 65,937 61,261 4, ,712 割合 99% 92% 7% 1% 0.1% 0.01% 100% 事業所数 290, ,375 19,742 12,503 2, ,714 割合 95% 88% 6% 4% 1% 0.2% 100% 事業所数 2,685 1,256 1,429 1, ,019 割合 53% 25% 28% 30% 13% 4% 100% 事業所数 287, ,119 18,313 11,014 1, ,695 割合 96% 89% 6% 4% 1% 0.1% 100% 事業所数 51,511 48,606 2,905 1, ,852 割合 96% 90% 5% 3% 1% 0.1% 100% 事業所数 , ,088 割合 35% 12% 24% 48% 14% 3% 100% 事業所数 50,773 48,359 2, ,764 割合 98% 93% 5% 2% 0.2% 0.04% 100% 事業所数 37,805 32,732 5,073 3, ,109 割合 90% 78% 12% 8% 2% 1% 100% 事業所数 18,600 16,553 2,047 1, ,992 割合 93% 83% 10% 5% 1% 1% 100% 事業所数 3,984 3, ,342 割合 92% 84% 7% 7% 1% 0.05% 100% 事業所数 15,221 12,513 2,708 1, ,775 割合 86% 70% 15% 11% 3% 1% 100% 現行業種の中での新業種 業態の割合 0% 20% 40% 60% 80% 100% 医薬品 化粧品小売業 ドラッグストア ドラッグストア以外 12,698 66,712 16% 84% その他小売業 ホームセンター ホームセンター以外 5, ,695 2% 98% 機械器具小売業 家電大型専門店 家電大型専門店以外 2,088 4% 51,764 96% 無店舗小売業 自動販売機による通信販売 訪問販売小売業その他の無店舗小売業小売業 19,992 4,342 17,775 47% 10% 42% 2

11 ( ドラッグストア ) ドラッグストアに格付けられる事業所はすべて 現行では医薬品 化粧品小売業に含まれている そのため ドラッグストアは医薬品 化粧品小売業の内訳業種と捉えることもできる 図表 1.3 では 医薬品 化粧品小売業全体をドラッグストアとドラッグストア以外に分けて 事業所数を整理している ドラッグストアの事業所数は 合計 12,698 である 合計 79,410 事業所の医薬品 化粧品小売業の中では 約 16% を占める ( 図表 1.3 下図 ) 従業者規模区分毎に見ると ドラッグストアではドラッグストア以外と比べて 1~9 人の割合が小さく そのぶん 10~19 人や 20~49 人の割合が高くなっている ( ホームセンター ) ホームセンターに格付けられる事業所は 現行のその他小売業に含まれている その他小売業には書籍 文房具 スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器を始めとして様々な内訳業種が含まれ その他小売業の事業所数は合計 305,714 である 2 ホームセンターの事業所数は 合計 5,019 である その他小売業の中では ホームセンターの事業所は約 2% を占める程度である 従業者規模区分毎に見ると ホームセンターではホームセンター以外と比べて 1~9 人の割合が小さく 10~19 人 20~49 人や 50 ~99 人の割合が高くなっている ( 家電大型専門店 ) 家電大型専門店に格付けられる事業所は 現行では機械器具小売業に含まれている 家電大型専門店の事業所数は合計 2,088 であり 合計 53,852 の機械機器具小売業の中では約 4% である 従業者規模区分毎に見ると 家電大型専門店では家電大型専門店以外と比べて 1~9 人の割合が非常に小さく 家電大型専門店以外の 93% に対して 12% である そのぶん 10 ~19 人 ( 約 24%) 20~49 人 ( 約 48%) 50~99 人 ( 約 14%) の割合が高くなっている ( 無店舗小売業 ) 無店舗小売業に格付けられる事業所は 現行では様々な商動業種の中に含まれている 3 無店舗小売業の事業所数は 合計 42,109 である 無店舗小売業の内訳業種には 図表 1.1 でみたように 通信販売 訪問販売小売業 自動販売機による小売業 その他の無店舗小売業の3つがある それぞれの事業所数と割合は 19,992( 約 47%) 4,342( 約 10%) 17,775( 約 42%) となっている 2 現行のその他小売業に含まれる内訳業種は 資料 4 参照 また 5.3 では その他小売業を更なる細分化について検討している 3 平成 19 年商業統計において無店舗小売業に格付けられる事業所が 現行のどのような商動業種に含まれているか等については で詳しく説明する 3

12 従業者規模区分毎に見ると 無店舗小売業全体では1~9 人の割合が約 78% 10~19 人が約 12% となっており 1~19 人で全体の9 割を占めている 内訳業種をみると その他の無店舗小売業では 1~9 人が約 70% 10~19 人が約 15% 20~49 が約 11% と 他の 2つの内訳業種と比べるとやや規模が大きくなっている 新業種 業態における年間販売額図表 1.4 では 図表 1.3 で整理したドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 無店舗小売業の事業所格付けに基づく各新業種 業態の年間販売額を 従業者規模区分毎に整理している 以下では 各業種 業態の年間販売額について順次説明する ( ドラッグストア ) ドラッグストアの年間販売額は約 3 兆 120 億円であり 医薬品 化粧品小売業 ( 約 8 兆 300 億円 ) の中では約 38% を占める 事業所数では ドラッグストアは医薬品 化粧品小売業のうち約 16% であったため ドラッグストアの1 事業所当たりの販売額はより大きい 従業者規模区分毎にみると 医薬品 化粧品小売業のうちドラッグストア以外では 1~9 人の販売額が全体の約 70% を占めるのに対して ドラッグストアでは 1~9 人は 24% である また 10~19 人が 46% 20~49 人が 28% であり 10~49 人で全体の約 74% を占めている ( ホームセンター ) ホームセンターの年間販売額は約 3 兆 2,680 億円であり 医薬品 化粧品小売業 ( 約 20 兆 9,290 億円 ) の中では約 16% を占める 事業所数ではホームセンターはその他小売業のうち約 2% であったため ドラッグストアの場合と同様に ホームセンターでも1 事業所当たりの販売額がより大きいといえる 従業者規模区分毎にみると その他小売業のうちホームセンター以外では 1~19 人の販売額割合が全体の約 71% を占める 特に 1~9 人が約 52% と高い それに対して ホームセンターの 1~19 人は全体の約 17% である ホームセンターでは 20~49 人が 31% 50~ 99 人が 28% 100~ 人が 24% となっている ( 家電大型専門店 ) 家電大型専門店の年間販売額は約 4 兆 9,140 億円であり 機械器具小売業 ( 約 8 兆 340 億円 ) の中では約 61% を占める 機械器具小売業のうち家電大型専門店は 事業所数では約 4% にすぎなかったが 年間販売額では過半を占めている 従業者規模区分毎にみると 家電大型専門店以外では 1~9 人の販売額割合が約 59% 10~19 人が約 20% であり 1~19 人で約 8 割を占める それに対して 家電大型専門店の 1~19 人の販売額割合は全体の約 9% である 20~49 人は 44% 50~99 人は 26% 100 4

13 ~ 人は 20% である ( 無店舗小売業 ) 無店舗小売業の年間販売額は 約 8 兆 2,870 億円である その内訳としては 通信販売 訪問販売小売業が約 4 兆 3,940 億円 ( 約 53%) 自動販売機による小売業が 9,100 億円 ( 約 11%) その他の無店舗小売業が約 2 兆 9,830 億円 ( 約 36%) である 無店舗小売業に関してより詳しくは 次節 1.3 で説明する 従業者規模区分毎の年間販売額 業種 \ 従業者規模区分 医薬品 化粧品小売業 ドラッグストア ドラッグストア以外 その他小売業 ホームセンター ホームセンター以外 機械器具小売業 家電大型専門店 家電大型専門店以外 無店舗小売業 通信販売 訪問販売小売業 自動販売機による小売業 その他の無店舗小売業 図表 1.4 新業種 業態における年間販売額 ( 注 ) 事業所数が少ない業種では販売額等を秘匿としている 現行業種の中での新業種 業態の割合 ( 単位 :10 億円 ) 販売額割合 1~19 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ 計 販売額 6,740 4,248 2,492 1, ,030 割合 84% 53% 31% 14% 1% 0.4% 100% 販売額 2, , ,012 割合 70% 24% 46% 28% 2% 0.2% 100% 販売額 4,638 3,535 1, ,017 割合 92% 70% 22% 6% 1% 1% 100% 販売額 13,097 9,341 3,755 4,198 2,304 1,331 20,929 割合 63% 45% 18% 20% 11% 6% 100% 販売額 , ,268 割合 17% 7% 10% 31% 28% 24% 100% 販売額 12,552 9,123 3,428 3,186 1, ,662 割合 71% 52% 19% 18% 8% 3% 100% 販売額 2,898 1,897 1,002 2,647 1,396 1,092 8,034 割合 36% 24% 12% 33% 17% 14% 100% 販売額 ,183 1, ,914 割合 9% 1% 8% 44% 26% 20% 100% 販売額 2,437 1, ,120 割合 78% 59% 20% 15% 4% 3% 100% 販売額 3,019 1,619 1,400 2,097 1,412 1,759 8,287 割合 36% 20% 17% 25% 17% 21% 100% 販売額 1, ,532 4,394 割合 33% 19% 14% 18% 15% 35% 100% 販売額 X X 割合 35% 12% 23% 48% 16% 0.47% 100% 販売額 1, X 222 X 2,983 割合 42% 23% 19% 29% 21% 7% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 医薬品 化粧品小売業 ドラッグストア ドラッグストア以外 3,012 5,017 38% 62% その他小売業 ホームセンター ホームセンター以外 3,268 17,662 16% 84% 機械器具小売業 家電大型専門店 家電大型専門店以外 4,914 61% 3,120 39% 無店舗小売業 通信販売 訪問販売小売業 4,394 自動販売機による小売業その他の無店舗小売業 910 2,983 53% 11% 36% 5

14 1.2.3 新業種 業態における特性値図表 1.5 では 平成 19 年商業統計を用いて ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 無店舗小売業の年間販売額に関する特性値 ( 平均値 標準偏差 変動係数 ) を従業者規模区分毎に計算し整理している なお 変動係数とは散らばりの尺度である標準偏差を平均値で割ったものであり 変動係数が小さいほうが分布は全体的にみてまとまっていると簡便に判断される 4 以下では 各業種に関して順次説明する ( ドラッグストア ) で触れたように ドラッグストアの平均販売額はドラッグストア以外の平均販売額と比べて 100~ 人を除く各従業者規模区分で大きくなっている その一方で 標準偏差は概ねより小さく ドラッグストアの変動係数は 100~ 人を除く各従業者規模区分で小さくなっている こうした特性は ドラッグストアで標本事業所調査を行う場合に 比較的小さな標本サイズで済むことを示している 5 ( ホームセンター ) ホームセンターでは ホームセンター以外と比べて 全従業者規模区分で平均販売額は大きい 標準偏差は 1~9 人以外の従業者規模区分では ホームセンターのほうが小さい 以上により ホームセンターの変動係数は全従業者規模区分でより小さくなっており また1~9 人以外の変動係数は1を下回っている ホームセンターは 全体として販売額のばらつきが小さい業種 業態であるといえる ( 家電大型専門店 ) 家電大型専門店の平均販売額は 家電大型専門店以外と比べて 全従業者規模区分で3 倍以上であり非常に大きい 標準偏差も家電大型専門店以外と比べて大きく 事業所間で販売額のばらつきはみられるものの 変動係数は全体的に小さくなっている ( 無店舗小売業 ) 無店舗小売業全体の変動係数は 全従業者規模区分で 1.5 を超えており 他の3つの新業種 業態と比べると高くなっている その背景としては 無店舗小売業は 現行では様々な業種に格付けられていることからわかるように 多様な事業所で構成されることが挙げ 4 経済データでは平均値が大きいほど標準偏差も大きくなる傾向がみられるが 商業統計でも同様である このような傾向がある場合 散らばり度合いの比較として 標準偏差を用いるのではなく 標準偏差を平均値で割ることによって補正した変動係数を用いることがある 5 新業種 業態に標本事業所調査を採用する場合の標本事業所数の試算については 2.1 で 説明する 6

15 られる また 1.1 で説明したように 無店舗小売業には通信販売 訪問販売小売業 自動販売機による小売業 その他の無店舗小売業という性質が異なる内訳業種が含まれる 内訳業種別でみると 通信販売 訪問販売小売業とその他の無店舗小売業では 各従業者規模区分で変動係数は高くなっている それに対して自動販売機による小売業では 1~9 人の変動係数は 4.43 と高いが 10~19 人では ~49 人では 0.73 と低くなっている 無店舗小売業に関してより詳しくは 次節 1.3 で説明する 図表 1.5 新業種 業態における特性値 ( 注 ) 事業所数が少ない業種では販売額等を秘匿としている ( 単位 : 万円 ) 業種 \ 従業者規模区分 特性値 1~19 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ 平均 8,759 6,274 26,965 49, , ,056 医薬品 化粧品小売業 標準偏差 11,651 7,709 17,839 41,654 94, ,724 変動係数 平均 19,087 11,058 30,430 52, ,996 76,456 ドラッグストア 標準偏差 16,178 10,997 15,520 26,030 69, ,535 変動係数 平均 7,034 5,771 23,582 43,096 84, ,936 ドラッグストア以外 標準偏差 9,691 7,092 19,253 63, , ,385 変動係数 平均 4,514 3,455 19,023 33,580 88, ,985 その他の小売業 標準偏差 18,618 17,670 24,325 40, , ,183 変動係数 平均 20,296 17,351 22,885 68, , ,986 ホームセンター 標準偏差 22,124 27,495 15,532 37,117 55, ,045 変動係数 平均 4,367 3,390 18,721 28,926 70, ,719 ホームセンター以外 標準偏差 18,519 17,586 24,856 39, , ,163 変動係数 平均 5,627 3,902 34, , ,443 1,399,974 機械器具小売業 標準偏差 15,934 8,408 49, , ,863 1,801,947 変動係数 平均 62,546 28,175 79, , ,183 1,704,411 家電大型専門店 標準偏差 71,181 30,587 79, , ,451 1,933,029 変動係数 平均 4,799 3,778 25,267 54, , ,107 家電大型専門店以外 標準偏差 11,673 7,955 34,042 71, , ,645 変動係数 平均 7,986 4,946 27,600 64, , ,738 無店舗小売業 標準偏差 22,673 13,525 46, , ,480 1,860,554 変動係数 平均 7,719 4,971 29,941 77, ,934 1,287,299 通信販売 訪問販売小売業 標準偏差 16,178 13,171 54, , ,815 2,527,964 変動係数 平均 8,075 3,014 66, , , ,846 自動販売機による小売業 標準偏差 26,694 13,336 56, , ,353 X 22,410 X 変動係数 平均 8,288 5,478 21,272 45, , ,361 その他の無店舗小売業 標準偏差 20,814 13,984 36,425 75, ,615 X 281,127 X 変動係数

16 1.3 平成 19 年商業統計における無店舗小売業と通信カタログ販売 1.1 で触れたように 無店舗小売業は業種格付けの定義に則った1つの業種であり その販売額は無店舗小売業として格付けられた事業所の販売額合計である それに対して 通信カタログ販売額は 商業統計では業種に限らず事業所毎に把握できる そのため 通信カタログ販売額は 業種毎に集計することが可能であり 小売業全体で集計することも可能である まず では 無店舗小売業に関して 現行業種との関係を整理する 次の では 通信カタログ販売に関して整理する 商業統計における無店舗小売業と現行業種との関係図表 1.6 は 平成 19 年商業統計において無店舗小売業に格付けられた 42,109 事業所が 現行ではどのような業種に格付けられているかを示している これによると 事業所数が最も多いのは 15,941 事業所の飲食料品業であり 全体の約 38% を占める 次にその他の小売業 (10,396 事業所 約 25%) が続く 商品販売額でみると 最も多いのは飲食料品小売業の約 3.6 兆円であり 全体の約 43% を占める 次にその他の小売業 ( 約 1.5 兆円 約 18%) が続く 以下では 無店舗小売業の内訳業種に関して 順次説明する ( 通信販売 訪問販売小売業 ) 通信販売 訪問販売小売業で 事業所数が最も多い現行業種は その他の小売業 (5,342 事業所 約 27%) である 次に飲食料品小売業 (4,260 事業所 約 21%) 医薬品 化粧品小売業 (4,091 事業所 約 20%) と続く 年間販売額でみると その他の小売業 ( 約 1 兆 1 千億円 約 25%) 飲食料品小売業( 約 1 兆 1 千億円 約 25%) 機械器具小売業( 約 7 千億円 約 15%) となっている ( 自動販売機による小売業 ) 自動販売機による小売業は 飲食料品小売業 (2,208 事業所 約 51%) とその他の小売業 (2,122 事業所 約 49%) のほぼ2 業種に限られる 年間販売額でみると 飲食料品小売業 ( 約 9 千億円 約 95%) でほぼ全体が占められる ( その他の無店舗小売業 ) その他の無店舗小売業は 飲食料品小売業 (9,473 事業所 約 53%) その他の小売業(2,932 事業所 約 16%) の2 業種で全体の約 7 割を占める 年間販売額でみても 飲食料品小売業 ( 約 1 兆 6 千億円 約 55%) その他の小売業( 約 4 千億円 約 13%) の2 業種で全体の約 7 割となっている 8

17 図表 1.6 商業統計における無店舗小売業と現行業種との関係 事業所数 ( 割合 ) 42, % 82, % 現行各種商品小売業 76 0% 3,747 5% 織物 衣服小売業 2,795 7% 7,227 9% 飲食料品小売業 15,941 38% 35,906 43% 自動車小売業 278 1% 531 1% 機械器具小売業 4,056 10% 7,950 10% 燃料小売業 4,192 10% 8,410 10% 医薬品化粧品小売業 4,375 10% 3,915 5% その他の小売業 10,396 25% 15,182 18% 42, % 82, % 通信販売 訪問販売小売業 19, % 43, % 現行各種商品小売業 64 0% 3,584 8% 織物 衣服小売業 2,447 12% 6,907 16% 飲食料品小売業 4,260 21% 10,804 25% 自動車小売業 121 1% 348 1% 機械器具小売業 3,145 16% 6,753 15% 燃料小売業 522 3% 935 2% 医薬品化粧品小売業 4,091 20% 3,697 8% その他の小売業 5,342 27% 10,907 25% 自動販売機による小売業 4, % 9, % 現行各種商品小売業 織物 衣服小売業 1 0% X 0 X 0% 飲食料品小売業 2,208 51% 8,678 95% 自動車小売業 1 0% X 0 X 0% 機械器具小売業 4 0% X 0 X 0% 燃料小売業 6 0% X 1 X 0% 医薬品化粧品小売業 その他の小売業 2,122 49% 418 5% その他の無店舗小売業 17, % 29, % 現行各種商品小売業 12 0% 163 1% 織物 衣服小売業 347 2% X320 X 1% 飲食料品小売業 9,473 53% 16,424 55% 自動車小売業 156 1% X182 X 1% 機械器具小売業 907 5% 1,197 X X 4% 燃料小売業 3,664 21% 7,474 X X 25% 医薬品化粧品小売業 284 2% 218 1% その他の小売業 2,932 16% 3,857 13% 無店舗小売業 無店舗小売業 商動業種 ( 注 ) 事業所数が少ない業種では販売額等を秘匿としている 商品販売額 ( 割合 ) 金額 : 億円 商業統計における業種毎の通信カタログ販売額図表 1.7 は 平成 19 年商業統計における通信カタログ販売額を ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 無店舗小売業の新業種 業態も含めた業種毎に整理している なお 通信カタログ販売額の計算方法は で説明している 小売業全体の通信カタログ販売額は 約 4 兆 200 億円である これは 年間販売額の約 3% に相当する 業種毎にみると 通信カタログ販売額の占める割合 ( 以下 通信カタログ販売割合 ) が最も高い業種は 32.5% の無店舗小売業である その内訳業種である通信販売 訪問販売小売業の通信カタログ販売割合は 60.8% である また 通信販売 訪問販売小売業の通信カ 9

18 タログ販売額は 無店舗小売業の通信販売 訪問販売額のほぼ全部を占めている 次に通信カタログ販売割合が高い現行業種は 1.9% のその他の小売業である 次に織物 衣服小売業 (1.7%) 機械器具小売業(1.7%) と続く なお 無店舗小売業の年間販売額は約 8 兆 3 千億円であり そのうち通信販売 訪問販売小売業の年間販売額は約 4 兆 4 千億円であった 一方 全体の通信カタログ販売額は先述したように約 4 兆 200 億円であり そのうち無店舗小売業ないし通信販売 訪問販売小売業の通信カタログ販売額は約 2 兆 7 千億円であった このように 無店舗小売業と通信カタログ販売は調査対象 年間販売額ともに大きく異なっている 図表 1.7 商業統計における業種毎の通信カタログ販売額 商動業種 1 商品販売額 ( 億円 ) 2 通信カタログ販売額 ( 億円 ) 通信カタロク 販売割合 2/1 小売業計 1,347,054 40, % 152, % 99,713 1, % 372,227 3, % 150,214 1, % 80,338 1, % 家電大型専門店 49, % 家電大型専門店以外 31,201 1, % 119, % 80, % ドラッグストア 30, % ドラッグストア以外 50, % 209,294 3, % ホームセンター 32, % その他分類されない小売業 176,618 3, % 82,868 26, % 通信販売 訪問販売小売業 43,936 26, % 自動販売機による小売業 9, % その他の無店舗小売業 29, % 各種商品小売業 織物 衣服小売業 飲食料品小売業 自動車小売業 機械器具小売業 燃料小売業 医薬品化粧品小売業 その他の小売業 無店舗小売業 10

19 1.4 新業種 業態の市場規模 1.1~1.3 では 平成 19 年商業統計を用いて ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 無店舗小売業の新業種 業態と通信カタログ販売の定義 事業所数 特性値等について整理してきた 本節では 民間 業界資料も参照し 各業種 業態及び通信カタログ販売の市場規模についてまとめる 公的統計でみた市場規模図表 1.8 では 公的統計でみたドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 無店舗小売業 通信カタログ販売の市場規模として 図表 1.4 及び図表 1.7 で掲載した平成 19 年商業統計における各業種 業態の年間販売額と通信カタログ販売額を改めて整理している また 図表 1.9 では 経済産業省 平成 21 年消費者向け電子商取引実態調査 ( 以下 電子商取引 ) も参照して 無店舗小売業と通信カタログ販売について整理している 以下では これらについて順次説明する ( ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 ) これらの業種 業態の中で最も市場規模が大きい業種は 約 4.9 兆円の家電大型専門店で ある 次に約 3.3 兆円のホームセンター 約 3.0 兆円のドラッグストアとなっている ( 無店舗小売業 通信カタログ販売 ) 等でも触れたように 無店舗小売業と通信カタログ販売は調査対象 年間販売額ともに異なっている 図表 1.9 では これらについて 両者の関係がわかるように整理している 通信カタログ販売額は平成 19 年商業統計では約 4.0 兆であったが このうち無店舗小売業の販売額は約 2.7 兆円である そのため 前者から後者を差し引いた約 1.3 兆円は無店舗小売業以外の業種による通信カタログ販売額となる 一方 無店舗小売業の販売額約 8.3 兆円から通信カタログ販売額約 2.7 兆円を差し引いた部分の約 5.6 兆円は 訪問販売 自動販売機やそれ以外の売上ということになる 商業統計では 通信カタログ販売の内容を更に詳細に見ることはできない そこで電子商取引を参照すると 小売業における調査企業 個人事業者 (12,832 企業 個人事業者 ) の電子商取引の年間売上高計は 約 1.3 兆円 (1,247,354 百万円 ) であった 6 6 この調査は全数調査ではなく 電子商取引年間売上高は調査企業 個人事業者の集計値である なお 調査企業 事業者の全体の売上高は 44,622,165 百万円であり そのうち電子商取引売上高が占める割合は 2.8% であった 11

20 図表 1.8 平成 19 年商業統計における各新業種 業態及び通信カタログ販売の年間販売額 業種 業態等ドラッグストアホームセンター家電大型専門店無店舗小売業通信販売 訪問販売自動販売機その他の無店舗小売業通信カタログ販売 年間販売額約 3.0 兆円約 3.3 兆円約 4.9 兆円約 8.3 兆円約 4.4 兆円約 0.9 兆円約 3.0 兆円約 4.0 兆円 12

21 図表 1.9 公的統計でみた無店舗小売業と通信カタログ販売の年間販売額 販売方法 財 サービス それ以外の業種商動の対象(小売物販)無店舗小売業 その他サービスネット販売 ( 携帯 WEB) 約 1 兆 2,500 億円 電子商取引 ( 小売業 ) 標本計 通信カタログ販売 カタログ販売 ( チラシ ダイレクトメール 新聞 雑誌含む ) 約 4 兆 200 億円 約 2 兆 6,900 億円 テレビ販売 (CATV BS CS ラジオ含む ) 訪問販売それ以外約 8 兆 2,900 億円 自動販売機 ( 資料 ) 通信カタログ販売額 : 平成 19 年商業統計個票における全事業所の通信カタログ販売額 (= 販売額 通信カタログ販売割合 ) を集計 無店舗小売業販売額 : 平成 19 年商業統計個票における格付け結果を基に集計 電子商取引 : 経済産業省 平成 21 年消費者向け電子商取引実態調査 ( 平成 22 年 6 月 ) 電子商取引部門の売上高(2008 年度 ) ( 調査対象企業 事業者数 56,199 集計企業 事業者数 27,558( 有効回答率 49%) うち小売業 12,832) ( 注 ) 消費者向け電子商取引 は 以下のように定義されている 商取引(= 企業 ( 個人事業者も含む ) の収益として計上された金銭的対価を伴う商品としてモノ サービス 情報の交換に関わる一連の業務 行為 ) のうち 一部でもコンピュータを介したネットワーク上で行われ かつ 成約 (= 確定受発注 ) されたもの 一部でもコンピュータを介したネットワーク上で行われる 取引形態とは パソコン等の画面を通じて注文及び承諾が行われた場合をいう ただし 受発注がコンピュータネットワークシステムを介して行われることが条件となり 電子メールによる受発注のうち定型フォーマットによらないものは含まない なお 支払いについては 必ずしもコンピュータネットワークシステムを介する必要はないものとする 13

22 1.4.2 民間 業界資料でみた市場規模図表 1.10 は 民間 業界資料でみた新業種 業態及び通信カタログ販売 訪問販売の市場規模を整理している また 図表 1.11~ 図表 1.13 では それぞれの資料の詳細について掲載している 以下では これらの図表を参照しながら各業種 業態に関して順次説明する ( ドラッグストア ) ドラッグストアの業界団体である日本チェーンドラッグストア協会の ドラッグストア実態調査 によると 平成 19(2007) 年度の全国売上高は約 5 兆円と推定されている ( 図表 1.10 及び図表 1.11) その後も売上高は年々増加しており 直近の平成 22(2010) 年度には約 5.6 兆円になっている ( ホームセンター ) ホームセンターの業界団体である社団法人 DIY 協会の DIY 産業 / 市場の動向 規模 によると 平成 19(2007) 年度の売上は約 3.9 兆円である ( 図表 1.10 及び図表 1.12) その後は 店舗数は微増しているものの 売上は直近の 2010 年度では約 3.8 兆円になるなど伸び悩んでいる ( 家電大型専門店 ( 家電量販店 )) 家電大型専門店 ( 家電量販店 ) には現在のところ業界団体がないため 図表 1.13 では日本政策投資銀行による資料 (2011 年 10 月発表 ) を用いている これによると 平成 22(2010) 年の家電量販店の市場規模は約 8.5 兆円と推計されている なお この資料では 2015 年までの市場規模予測も併せて掲載されているが 2010 年にエコポイント効果やテレビの買換需要の先食いにより 家電小売市場規模全体は約 8 兆 5 千億円まで膨らんだが 12 年以降は約 2 割市場が縮小し 約 7 兆円で推移する という試算が示されている ( 通信カタログ販売 ) 通信カタログ販売に関しては 株式会社富士経済による資料 ( 以下 富士経済資料 図表 1.14) が詳細である 以下ではこの資料と 通信販売の業界団体である社団法人日本通信販売協会 ( 以下 通販協会 ) の 通販市場売上高調査 訪問販売協会の業界団体である社団法人日本訪問販売協会 ( 以下 訪販協会 ) の JDSA 業界の動向 及び日本経済新聞社の 日経 MJ トレンド情報源通信カタログ販売 ( 以下 日経 MJ) を基に通信カタログ販売の市場規模に関して説明する まず 商業統計における通信カタログ販売全体に相当する市場規模は 平成 19(2007) 年時点で富士経済資料では約 4.3 兆円であり 図表 1.15 に掲載した通販協会の推計値では約 3.9 兆円である これは 平成 19 年商業統計における約 4.0 兆円とほぼ同規模である なお 日経 MJ で回答企業 150 社の販売額を合計すると 約 2.3 兆円となる また 富 14

23 士経済資料で直近の平成 22(2010) 年の市場規模をみると 約 5.4 兆円となっている 次に 平成 19(2007) 年時点の富士経済資料で通信カタログ販売の内訳をみると ネット販売はインターネット販売が約 1.9 兆円 モバイル販売が約 0.3 兆円の計約 2.2 兆円である また カタログ販売は約 1.6 兆円 テレビ販売は約 0.4 兆円である これ以外に 小売拠点型通販 (254 億円 ) とその他 (768 億円 ) の計が約 0.1 兆円となっている 最後に 訪販協会の資料で訪問販売の推計値をみると 約 2.3 兆円となっている 図表 1.10 民間 業界資料でみた市場規模 ドラッグストア ホームセンター 業種 業態等 年間販売額約 5.0 兆円 (2007 年度 ) 約 5.6 兆円 (2010 年度 ) 約 3.9 兆円 (2007 年度 ) 約 3.8 兆円 (2010 年度 ) 家電大型専門店 ( 家電量販店 ) 約 8.5 兆円 (2010 年 ) 通信カタログ販売 約 4.3 兆円 (2007 年見込 ) 約 5.4 兆円 (2010 年 ) ネット販売 約 2.2 兆円 (2007 年見込 ) カタログ販売 約 1.6 兆円 (2007 年見込 ) テレビ販売 約 0.4 兆円 (2007 年見込 ) 小売拠点型通販 その他 約 0.1 兆円 (2007 年見込 ) 訪問販売 約 2.3 兆円 (2007 年度 ) ( 資料 ) 以下の資料を基に作成 ドラッグストア : 日本チェーンドラッグストア協会 ドラッグストア実態調査 ( 詳細は図表 1.11) ホームセンター : 社団法人日本 DIY 協会 DIY 産業 / 市場の動向 規模 ( 詳細は図表 1.12) 家電量販店 : 日本政策投資銀行 世帯保有台数からみた家電量販店の市場規模予測 ( 試算 ) 今月のトピックス No.165-1(2011 年 10 月 26 日 ) ( 詳細は図表 1.13) 通信カタログ販売 : 株式会社富士経済 通販 e-コマースビジネスの実態と今後の動向 ( 市場編 ) ( 及び ) ( 詳細は図表 1.14 及び図表 1.15) 訪問販売 : 社団法人日本訪問販売協会 JDSA 業界の動向 (2007 年度 ) 15

24 図表 1.11 ( 参考 ) 日本チェーンドラッグストア協会 ドラッグストア実態調査 店舗数 規模別店舗数 (2009 年度 ) 売上高 ( 資料 ) 日本チェーンドラッグストア協会 (JACDS) ドラッグストア実態調査 ( 薬事日報 2010 年 3 月 17 日付記事及び薬事日報 2011 年 04 月 11 日付記事より抜粋 ) 16

25 図表 1.12 ( 参考 ) 社団法人日本 DIY 協会 DIY 産業 / 市場の動向 規模 年度末 売上 ( 億円 ) ,560 2,450 3,150 3,850 4,690 5,600 6,720 店舗数 ,050 年度末 売上 ( 億円 ) 8,130 9,326 10,500 12,000 13,500 15,000 18,000 20,500 22,000 25,000 店舗数 1,220 1,340 1,450 1,600 1,720 1,850 2,050 2,250 2,400 2,580 年度末 売上 ( 億円 ) 27,000 29,200 31,500 33,000 34,320 35,350 36,500 37,500 38,060 38,630 店舗数 2,750 2,950 3,150 3,280 3,430 3,550 3,650 3,730 3,780 3,800 年度末 売上 ( 億円 ) 39,210 39,680 39,880 39,604 39,203 39,091 38,850 38,450 店舗数 3,860 3,910 3,960 3,958 3,980 4,030 4,090 4,180 ( 資料 ) 社団法人日本 DIY 協会 DIY 産業 / 市場の動向 規模 より抜粋 ( 図表 1.13 ( 参考 ) 日本政策投資銀行 家電小売業 家電量販店の市場規模予測 ( 資料 ) 日本政策投資銀行 世帯保有台数からみた家電量販店の市場規模予測 ( 試算 ) 今 月のトピックス No.165-1(2011 年 10 月 26 日 ) より抜粋 ( 17

26 図表 1.14 民間 業界資料でみた通信販売 訪問販売の市場規模 (1) 2007 年 ( 見込 ) 販売方法 財 サービスそれ商以動外のの対業象種(小無売店物舗販小)売業サービスネット販売 ( 携帯 WEB) 4 兆 2,603 億円 通信カタログ販売 カタログ販売 ( チラシ ダイレクトメール 新聞 雑誌含む ) 1 兆 5,664 インターネット 1 兆 9,240 億円億円モバイル 2,715 億円サービス デジタルコンテンツ 6,809 億円ステレビ販売 (CATV BS CS ラジオ含む ) 3,962 億円 訪問販売 それ以外 2010 年 小売拠点型通販 254 億円その他 768 億円 5 兆 3,685 億円 販売方法財 サービスそれ商以動外のの対業象種(小無売店物舗販小)売業サービスネット販売 ( 携帯 WEB) モバイル 4,777 億円 サービス デジタルコンテンツ 通信カタログ販売 カタログ販売 ( チラシ ダイレクトメール 新聞 雑誌含む ) 9,800 億円 テレビ販売 (CATV BS CS ラジオ含む ) 訪問販売 それ以外 ( 資料 ) 株式会社富士経済 通販 e- コマースビジネスの実態と今後の動向 ( 及び ) を基に作成 18

27 図表 1.15 民間 業界資料でみた通信販売 訪問販売の市場規模 (2) 販売方法財 サービスそれ商以動外のの対業象種(小無売店物舗販小)売業サービス通信カタログ販売 ネット販売 カタログ販売 テレビ販売 訪問販売 ( 携帯 WEB) ( チラシ ダイレクトメー (CATV BS CS ラジ ル 新聞 雑誌含む ) オ含む ) 3 兆 8,800 億円 JDMA 推計値 2 兆 3,000 ( デジタルコンテンツの一部を含む ) 億円 JDSA 推計値 2 兆 3,100 億円日経 MJ ( 回答企業 150 社 ) スそれ以外 ( 資料 ) 以下の資料を基に作成 JDMA: 社団法人日本通信販売協会 通販市場売上高調査 JDSA: 社団法人日本訪問販売協会 JDSA 業界の動向 (2007 年度 ) 日経 MJ: 日本経済新聞社 日経 MJトレンド情報源

28 1.5 新業種 業態の表章に対する統計ユーザーニーズ ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店への統計ユーザーニーズ本調査研究では 関係府省 経済産業局 エコノミスト等の統計ユーザーに対して 新業種 業態の表章ニーズ等に関するヒアリングを行っている 図表 1.16 では ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 ( 家電量販店 ) への統計ユーザーニーズを整理している ドラッグストア ホームセンターの表章に関しては 表章されれば利用したい 利用を検討したい とのニーズがある 家電大型専門店に対しては マクロ経済へのインパクトが大きく 表章ニーズは大きい との意見のほか 品目別のデータが表章されるとより参考になる との要望もあり 非常に強いニーズがある これらのデータの利活用方法は マクロ経済の動向を把握するうえで どのような分野 商品の動きがインパクトを与えているかについて詳しく知りたいといった関心を反映している 一方 4.1 で詳しく説明するように 経済産業省内では中国経済産業局がドラッグストア ホームセンター 家電量販店を対象とした 中国地域専門量販店販売統計調査 を実施しており 商務情報政策局情報通信機器課は 家庭電気製品の量販店販売月次統計調査 を平成 23 年 3 月まで実施し調査結果をユーザーに提供してきた このように ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 ( 家電量販店 ) の表章ニーズは 各方面で大きい 図表 1.16 ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店への統計ユーザーニーズ 新業種 業態ヒアリング結果 ( 要約 ) ドラッグストアホームセンター家電大型専門店 ( 家電量販店 ) 表章されれば利用したい 利用を検討したい 是非取り入れてほしい 表章されれば利用したい 利用を検討したい 是非取り入れてほしい マクロ経済へのインパクトが大きく 表章ニーズは大きい 民間調査会社からデータを有償購入している 是非取り入れてほしい 品目別のデータが表章されるとより参考になる 20

29 1.5.2 無店舗小売業 通信カタログ販売への統計ユーザーニーズ図表 1.17 では 関係府省 経済産業局 エコノミスト等の統計ユーザーに対して行ったヒアリング結果のなかで 無店舗小売業 通信カタログ販売への統計ユーザーニーズに関して整理している 無店舗小売業 通信カタログ販売への表章ニーズは 全体として極めて大きい これは 1.4 でみたようにこの分野の市場規模や商取引全体に占める割合が 年々大きくなってきていることを反映している ただし 1.3 で詳しくみたように 商業統計における格付け上の無店舗小売業といわゆる通信販売は 調査対象も金額も異なる そこで 無店舗小売業と通信販売の区別を説明したうえでニーズを聞いたところ 無店舗小売業というよりは通信販売全体やネット通販の状況について知りたいというニーズが中心であった 通信販売やネット通販に関して調査した公的統計には で触れた経済産業省 ( 経済産業政策局調査統計部 ) の 平成 21 年消費者向け電子商取引実態調査 がある これは 我が国の消費者向け電子商取引について商品別売上高 販売方法 配送方法 決済手段等を明らかにすることを目的とした 実態 調査であり 貴重な公的統計であった 図表 1.17 で整理したヒアリング結果によると このような通信販売やネット通販に関する 動向 を調査する公的統計に対しても ニーズは非常に大きいと考えられる 図表 1.17 無店舗小売業 通信カタログ販売への統計ユーザーニーズ 新業種 業態ヒアリング結果 ( 要約 ) 統計ユーザーニーズ 無店舗小売業 通信カタログ販売 表章ニーズは特に大きい 無店舗小売業( 専業 ) というよりは各小売業種での通販割合が知りたい ネット取引の規模がわかると参考になる ネット通販の状況がわかると参考になる 通信販売全体について 指数でも公表されると参考になる 21

30 2. 新たな業種 業態の調査方法の検討 2.1 事業所調査現行の商業動態統計では 事業所を調査対象とした事業所調査を中心に実施されている 7 本節では 新業種 業態を事業所調査する場合に必要となる標本事業所数等について分析し検討する 事業所調査で新業種 業態の表章に必要な標本事業所数図表 2.1 では 新業種 業態を事業所調査で実施する場合に必要となる標本事業所数について 平成 19 商業統計を基に計算した結果を整理している この標本事業所数は 新業種 業態が含まれる現行業種 ( 例えば医薬品 化粧品小売業 ) の精度 ( 標準誤差率 ) を5% としかつ新業種 業態 ( 例えばドラッグストア ) の精度も5% となるよう ネイマン配分 ( 最適配分 ) を用いて計算した理論値である 上記のように新業種 業態が含まれる現行業種を5% で表章するとともに新業種 業態をその内訳として精度 5% で表章するあり方を ここでは以下 内訳表章 と呼ぶ 内訳表章では 現行業種 ( 例えば医薬品 化粧品小売業 ) の母集団の内容は変わらず 母集団推計の精度も同じ5% であるため 現行業種の統計的な連続性を極力維持できるという特徴がある ここではまた 現行業種のうち新業種 業態以外 ( 例えば医薬品 化粧品小売業のうちドラッグストア以外 ) の部分は 表章しないため精度は5% を上回ってもよいと想定している 図表 2.1 では この部分の精度も参考として記載している なお このような想定での標本サイズの計算方法は 資料 6に掲載している 一方 現行業種のうち新業種 業態以外の部分も表章する場合は この部分の精度も5% にする必要がある この場合は 現行業種全体の精度は5% よりも良くなる この場合の標本サイズや精度については 参考として図表 2.2 に掲載している ( ドラッグストア ) ドラッグストアの表章に必要な標本事業所数は 221 事業所である ドラッグストアを内 訳表章する場合 医薬品 化粧品小売業全体では 569 事業所が必要である 現行では医薬品 化粧品小売業の表章のために 627 事業所が必要であるが それと比べ て ドラッグストアを内訳表章する場合の標本事業所数はやや少なくなっている これは 内訳表章では 医薬品 化粧品小売業をドラッグストアとドラッグストア以外に層化する かたちになっている効果を反映している また 医薬品 化粧品小売業のうちドラッグス トア以外の部分の精度は 7.4% で十分との結果になっている 7 事業所調査には 大別すると 調査事業所を個別に指定する 指定事業所調査 と 調査区を指定しその調査区内に所在する該当事業所を調査対象とする 指定調査区調査 の 2 種類がある これらの事業所調査は 商動業種計の販売額推計のために用いられる 22

31 ( ホームセンター ) ホームセンターの表章に必要な標本事業所数は 149 事業所である ホームセンターを内訳表章する場合 その他小売業全体では 3,726 事業所が必要である 現行ではその他小売業の表章のために 3,883 事業所が必要であるが それと比べて ホームセンターを内訳表章する場合の標本事業所数は ドラッグストアの場合と同様にやや少なくなっている 図表 2.1 事業所調査で新業種 業態の表章に必要な標本事業所数 業種 \ 従業者規模区分 標準誤差率 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ 医薬品 化粧品小売業 ( 現行 ) 5.0% 医薬品 化粧品小売業計表章 3.6% ドラッグストア内訳表章 5.0% ドラッグストア以外表章 5.0% その他小売業 ( 現行 ) 5.0% ,883 その他小売業計表章 4.3% 4, ,083 ホームセンター内訳表章 5.0% ホームセンター以外表章 5.0% 4, ,934 機械器具小売業 ( 現行 ) 5.0% 機械器具小売業計表章 3.6% ,319 家電大型専門店内訳表章 5.0% 家電大型専門店以外表章 5.0% ,170 無店舗小売業 5.0% ,368 通信販売 訪問販売小売業表章 5.0% 自動販売機による小売業表章 5.0% その他の無店舗小売業表章 5.0% ,282 ( 注 ) 表中の標本事業所数はネイマン配分によって求めた理論上の計算値 計 図表 2.2 ( 参考 ) 新業種 業態以外 も表章する場合に必要な標本事業所数 業種 \ 従業者規模区分 標準誤差率 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ 計 医薬品 化粧品小売業 ( 現行 ) 5.0% 医薬品 化粧品小売業計表章 3.6% ドラッグストア表章 5.0% ドラッグストア以外表章 5.0% その他小売業 ( 現行 ) 5.0% ,883 その他小売業計表章 4.3% 4, ,083 ホームセンター表章 5.0% ホームセンター以外表章 5.0% 4, ,934 機械器具小売業 ( 現行 ) 5.0% 機械器具小売業計表章 3.6% ,319 家電大型専門店表章 5.0% 家電大型専門店以外表章 5.0% ,170 無店舗小売業 5.0% ,368 通信販売 訪問販売小売業表章 5.0% 自動販売機による小売業表章 5.0% その他の無店舗小売業表章 5.0% ,282 ( 注 ) 表中の標本事業所数はネイマン配分によって求めた理論上の計算値 23

32 ( 家電大型専門店 ) 家電大型専門店の表章に必要な標本事業所数は 149 事業所である 家電大型専門店を内訳表章する場合 機械器具小売業全体では 344 事業所が必要である 現行では機械器具小売業の表章のために 565 事業所が必要であるが 344 事業所はその約 6 割に相当し かなり少なくなっている これは の図表 1.5 でみたように家電大型専門店では平均販売額が大きい割に標準偏差が小さいため 実質的な層化の効果が大きく出ているためである ( 無店舗小売業 ) 無店舗小売業の定義に該当する事業所は の図表 1.6 でみたように現行では様々な業種に格付けられている 無店舗小売業を新たな業種として表章する場合 必要となる標本事業所数は 1,368 である また 無店舗小売業の内訳業種である通信販売 訪問販売小売業 自動販売機による小売業 その他の無店舗小売業をそれぞれ単独で表章する場合は 必要な標本事業所数はそれぞれ ,282 である これらを合計すると 2,992 事業所になる 無店舗小売業では の図表 1.5 でみたように 無店舗小売業全体でも内訳業種でも変動係数が大きい それによって 必要な標本事業所数は 他の新業種 業態と比べて多くなる 事業所調査の調査票に通販カタログ販売額 ( 割合 ) の調査項目を追加する場合 では 平成 19 年商業統計を用いて新業種 業態の表章に必要となる標本事業所数を計算し整理した それに対して図表 2.3 では 平成 19 年商業統計を使って計算した通信カタログ販売額を基にして 仮に商業動態統計に通信カタログ販売額 ( 割合 ) の調査項目を追加した場合に 現行における各業種の標本事業所数では 通信カタログ販売額に関してどの程度の精度が得られるかについて計算した結果を整理している 8 現行の標本設計では 小売業各業種における販売額全体 ( 商品販売額 ) の標準誤差率が 5% になるように標本事業所数が計算されている そのため 各業種の商品販売額の標準誤差率は5% であり 小売業計の標準誤差率は 2.1% になっている それに対して 通信カタログ販売額の標準誤差率は 最も小さい織物 衣服 身の回り品小売業でも 12% であり 最も高い燃料小売業では 78% になっている また 小売業計でも 21% である 8 この計算方法については 図表 2.3 の注 2 を参照 24

33 図表 2.3 事業所調査の調査票に通販カタログ販売額 ( 割合 ) を追加した場合の標準誤差率 商動業種 現行 母集団通信カタログ現行の標本販売額の標準 (H19 商業 ) 販売額の事業所数誤差率事業所数標準誤差率 各種商品小売業 4, % 織物 衣服 身の回り品小売業 166, % 飲食料品小売業 389, % 自動車小売業 60, % 5.0% 機械器具小売業 50, % 燃料小売業 58, % 医薬品 化粧品小売業 84, % その他の小売業 323,528 4,032 34% 小売業計 1,137,859 9, % 21% ( 注 ) 1. 表中の標本事業所数はネイマン配分によって求めた理論上の計算値である 2. 業種 i における通信カタログ販売額の標準誤差率 ( C X i ) は 以下のように計算できる 1 標準誤差率とは標本平均の変動係数であり J 個の従業者規模区分に分割された業種 i の標準誤差率を次のように定義する C X i Var X i X i Var X i i ただし Var J 2 2 J 2 X i N ij Ni ij nij N ij Ni ij Ni j 1 N i : 業種 i の母集団の事業所数 j 1 N ij : 業種 i 従業者規模区分 j の母集団の事業所数 2 業種 i 従業者規模区分 j の標本事業所数 ( n ij ) は 商品販売額を基に標本設計した 標本事業所数を用いる 3 業種 i の母平均値 ( i ) 標本平均値( X i ) 及び業種 i 従業者規模区分 j における 2 ij 母分散 ( ) は 通信カタログ販売額における各値を用いる 25

34 2.2 企業調査現行の商業動態統計では コンビニエンスストアのチェーン企業のうち指定した企業の本部を調査対象とした指定企業調査が 事業所調査とは別途実施されている このように事業所ではなく企業を対象とした調査方法を ここでは以下企業調査と呼ぶ 本節では 新業種 業態を企業調査する場合の調査対象企業数等について調査し検討する 販売額上位企業を調査する場合の販売額カバー率と企業数 店舗数図表 2.4 では 日本経済新聞社 日経 MJトレンド情報源 ( 以下 日経 MJ) に掲載された各業種 業態の販売額上位企業リストを用いて 販売額の上位から順に企業を選定し調査を行う場合に ある販売額カバー率を確保するには何企業の調査が必要であるか について整理している また 通信カタログ販売額における販売額カバー率については 図表 2.5 に示している なお これらの販売額カバー率の計算方法は 図表 2.4 の注 2 及び図表 2.5 に記載している ( ドラッグストア ) ドラッグストアで販売額の 80% をカバーするには 上位 22 社が必要である この 22 社の売上高合計は約 2.4 兆円になる また 店舗数は合計 6,019 であり この企業調査が実現すれば 非常に多数の事業所の調査結果を一括して得られることになる ( ホームセンター ) ホームセンターで販売額の 80% をカバーするには 上位 36 社が必要である この 36 社 の売上高合計は約 2.6 兆円である また この 36 社の店舗数は合計 3,110 である ( 家電大型専門店 ) 家電大型専門店で販売額の 80% をカバーするには 上位 9 社が必要である この 9 社の 売上高合計は約 5.6 兆円である また この 9 社の店舗数は合計 3,220 である ( 無店舗小売業 ( 通信販売 訪問販売小売業 ) 通信カタログ販売) 日経 MJ には 商業統計における無店舗小売業の定義に相当するデータは掲載されていない そこでここでは 無店舗小売業のうち通信販売 訪問販売小売業や 通信カタログ販売に近い日経 MJ の 通信販売 のデータを用いて 他の新業種 業態と同様な販売額カバー率を計算している この結果によると 日経 MJ に掲載された通信販売上位全 150 社の売上高合計は約 2.2 兆円であり 平成 19 年商業統計における通信販売 訪問販売小売業の販売額約 4.4 兆円や通信カタログ販売額約 4.0 兆円と比べて それぞれ約 50% 約 57% にとどまる また 次の で説明するように 日経 MJ の通信販売上位 150 社には 商業動態統計の対象で 26

35 ある物販以外の企業が多数含まれている そのため 物販企業に対象を限定するとカバー 率は更に低くなる 図表 2.4 販売額上位企業を調査する場合の販売額カバー率と企業数 店舗数 販売額カバー率 販売額企業数 店舗数 ドラッグストア ( ドラッグストア 医薬品 ) ホームセンター 家電大型専門店 ( 家電製品 ) 通信販売 訪問販売小売業 ( 通信販売 ) 50% 60% 70% 80% 90% 販売額企業数 店舗数 約 1.5 兆円 8 社 3,279 店舗 約 1.7 兆円 8 社 2,076 店舗 約 3.9 兆円 4 社 2,304 店舗 販売額企業数 店舗数 約 1.8 兆円 11 社 4,148 店舗 約 2.0 兆円 12 社 2,312 店舗 約 4.4 兆円 5 社 2,534 店舗 販売額企業数 店舗数 約 2.2 兆円 16 社 5,424 店舗 約 2.3 兆円 21 社 2,803 店舗 約 5.2 兆円 7 社 3,113 店舗 販売額企業数 店舗数 約 2.4 兆円 22 社 6,019 店舗 約 2.6 兆円 36 社 3,110 店舗 約 5.6 兆円 9 社 3,320 店舗 販売額 約 2.7 兆円 注 1 約 6.1 兆円 企業数 店舗数 31 社 6,843 店舗 25 社 3,950 店舗 約 2.2 兆円 150 社 注 1 ( 資料 ) 販売額及び企業数 店舗数は日本経済新聞社 日経 MJトレンド情報源 2009 を基に作成 販売額カバー率は注 2 参照 ( 注 )1. 日経 MJトレンド情報源 2009 に掲載されている企業数は ホームセンターが 36 社 通信販売が 150 社である 2. 販売額カバー率は 分母を平成 19 年商業統計に基づく各業種 業態の年間販売額とし 分子を 日経 MJトレンド情報源 2009 における売上高合計としている ただし 家電大型専門店の分母には本社 本店の販売額を含めている 図表 2.5 企業調査による通信カタログ販売の販売額カバー率 日経 MJトレンド情報源通信販売売上高 (2007 年度 ) ( 上位 150 社計 ) 平成 19 年商業統計における通信カタログ小売販売額 約 2.2 兆円 = = 約 57% 約 4.0 兆円 27

36 2.2.2 新業種 業態における販売額上位企業図表 2.6~ 図表 2.9 では 日経 MJトレンド情報源 の 2009 年版及び 2012 年版を基に 平成 19(2007) 年度と平成 22(2010) 年度におけるドラッグストア ( ドラッグストア 医薬品 ) ホームセンター 家電大型専門店( 家電製品 ) 通信販売 訪問販売小売業( 通信販売 ) の販売額上位企業を掲載している まず 両年度の販売額上位企業をみると 各業種 業態で販売額上位企業に大きな変動は見られない ただし 家電大型専門店では 両年度間に企業統合が相次いだため 企業数が減少しているという特徴がある 次に 各業種 業態の企業名をみると ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店に関しては 業種 業態に照らして違和感のない企業が並んでいる しかし通信販売 訪問販売小売業 ( 図表 2.9) では 商業動態統計では対象外となるサービス販売等が中心と思われる企業など多様な企業が含まれている 28

37 図表 2.6 ドラッグストア ドラッグストア 医薬品 の上位企業 2007 年度 2010 年度 順位 企業名 ( 資料 ) 日本経済新聞社 日経 MJ トレンド情報源 2009 及び 日経 MJ トレンド情報源 2012 を基に作成 売上高 ( 億円 ) 店舗数 1 マツモトキヨシ 3, カワチ薬品 2, サンドラッグ 2, ツルハホールディングス 1, スギ薬局 1, CFSコーポレーション 1, 富士薬品 1, コスモス薬品 1, クリエイトエス ディー 1, ウエルシア関東 1, セガミメディクス キリン堂 クラフト ジップドラッグ セイジョー アインファーマシーズ ダイコク コクミン 寺島薬局 ユタカファーマシー 杏林堂薬局 中部薬品 クスリのアオキ サッポロドラッグストアー ライフォート 住商ドラッグストアーズ 薬王堂 ウェルパーク 高田薬局 ゲンキー メディコ レデイ薬局 ププレひまわり ミドリ薬品 スマイルドラッグ 薬ヒグチ ザグザグ 協和商事 ゴダイ 示野薬局 ミネ医薬品 クスリのマルエ くすりのマルト ビー アンド ディー ヤマザワ薬品 湘南薬品 順位 企業名 売上高 ( 億円 ) 店舗数 1 マツモトキヨシホールディングス 4, サンドラッグ 2, カワチ薬局 2, スギ薬局 2, ツルハ 2,096-6 コスモス薬品 2, クリエイトエス ディー 1, ウエルシア関東 1, アインファーマシーズ 1, CFSコーポレーション 1, セガミメディクス キリン堂 セイジョー ジャパン ナチュラル ダイコク ジップドラッグ スギヤマ薬品 杏林堂薬局 クスリのアオキ 中部薬品 ユタカファーマシー コクミン 寺島薬局 サッポロドラッグストアー 薬王道 ライフォート ゲンキー くすりの福太郎 ウェルパーク 高田薬局 ザグザグ ブブレひまわり 薬樹 カメガヤ 協和商事 ゴダイ ミネ医薬品 示野薬局 ヒグチ産業 ビー アンド ディー クスリのマルエ ウェルネス湖北 ヤマザワ薬品 杉浦薬品 湘南薬品

38 図表 2.7 ホームセンターの上位企業 2007 年度 2010 年度 順位 企業名 売上高 ( 億円 ) 店舗数 1 カインズ 3, コーナン商事 2, コメリ 2, ナフコ 1, ホーマック 1, ケーヨー 1, カーマ 1, トステムビバ 1, ダイキ 島忠 アークランドサカモト ロイヤルホームセンター エンチョー ジュンテンドー セキチュー サンデー ユニリビング カンセキ ひらせいホームセンター サンワドー ホームインプルーブメントひろせ 綿半ホームエイド リックコーポレーション ダイユーエイト ユーホー ハンズマン 西村ジョイ Jマート ナンバ いない くろがねや メイクマン ホームピック ホームセンターアグロ ジョイ ホームセンターサンコー 順位 企業名 売上高 ( 億円 ) 店舗数 1 カインズ 3, コーナン商事 2, コメリ 2, ナフコ 2, ケーヨー 1, ホーマック 1, LIXIL ビバ 1, 島忠 1, カーマ 1, ダイキ 1, アークランドサカモト ロイヤルホームセンター ジュンテンドー エンチョー 綿半ホームエイド セキチュー サンデー ユニリビング ホームインプルーブメントひろせ ひらせいホームセンター ダイユーエイト カンセキ リックコーポレーション サンワドー ユーホー ハンズマン 西村ジョイ くろがねや Jマート ナンバ いない ホームセンターアグロ メイクマン ハイパーマーケット オリンピック ジョイ ( 資料 ) 日本経済新聞社 日経 MJ トレンド情報源 2009 及び 日経 MJ トレンド情報源 2012 を基に作成 30

39 図表 2.8 家電大型専門店 家電製品 の上位企業 2007 年度 2010 年度 順位 企業名 売上高 ( 億円 ) 店舗数 1 ヤマダ電機 17, エディオン 8,512 1,077 3 ヨドバシカメラ 7, ケーズホールディングス 5, コジマ 4, ビックカメラ 4, ベスト電器 3, 上新電機 3, ダイクマ 1, ソフマップ ノジマ ラオックス ユニットコム ベイシア電器 ピーシーデポコーポレーション 九州テックランド セキド アプライド カコイエレクトロ ヤマギワ ZOA グッドウィル オノデン ヨシヅヤ電気館 フジヤエービック 20 7 順位 企業名 売上高 ( 億円 ) 店舗数 1 ヤマダ電機 21,070 2,554 2 エディオン 9,010 1,036 3 ケーズホールディングス 7, ヨドバシカメラ 7, ビックカメラ 4, コジマ 4, 上新電機 4, ベスト電器 2, ノジマ 1, ベイシア電器 ピーシーデポコーポレーション セキド カコイエレクトロ アプライド ZOA オーエー システム プラザ フジヤエービック 17 6 ( 資料 ) 日本経済新聞社 日経 MJ トレンド情報源 2009 及び 日経 MJ トレンド情報源 2012 を基に作成 31

40 2007 年度 図表 2.9 通信販売 訪問販売小売業 通信販売 の上位企業 順売上高順売上高順売上高企業名企業名企業名位 ( 億円 ) 位 ( 億円 ) 位 ( 億円 ) 1 千趣会 (BELLE MAISON) 1, ユニットコム ( パソコン工房 TWOTOP Faith) 大丸 (DAIMARU Web-Shopping) 33 2 ニッセン 1, ムラウチドットコム ニッポン放送プルジェクト 31 3 ジャパネットたかた 1, キタムラ 天満屋 ( 特販 天満屋ネットショップ ) 31 4 ジュピターショップチャンネル 1, コメリ ( コメリドットコム ) I879( インターネット花キューピット ) 30 5 ベルーナ 1, バンダイネットワークス ベルス 29 6 QVCジャパン スタートトゥデイ (ZOZORESORT) トップアート 29 7 セシール 市川園 創快ドラッグ ( 爽快ドラッグ ) 28 8 ディノス サミーネットワークス (777ダイレクト) 世界文化社 ( 家庭画報ショッピングサロン ) 27 9 ファンケル ファミリー ライフ マードゥレクス フェリシモ 日本テレビ放送網 ( ポシュレ 日テレ屋 web) ネオ ウィング ムトウ (RAPTY 生活雑貨) ハーバー研究所 コーエーネット ユーキャン ケンコーコム 第一興商 (clubdam.com) セブンドリーム ドットコム ディーエムジェイ (DMJえがお生活) 桃源郷 オークローンマーケティング ( ショップジャパン ヒルズコレクション ) マガシーク ソフトクリエイト ( 特価 COM) オルビス インペリアル エンタープライズ 阪急百貨店 三越 ( 三越オンラインショップ ) テレビ朝日 (tv asahi shopping) ネットオフ (ebook OFF) カタログハウス ( 通販生活 ) ジャパンホームショッピングセンター タンタンコーポレーション ヨドバシカメラ ( ヨドバシ ドット コム ) ゴルフダイジェスト 新潟味のれん本舗 山田養蜂場 STEILARC.K.M オズ インターナショナル サントリー トーカ堂 クレバリー ジェイオーディ ふくや ( 味の明太子ふくや ) 石橋楽器店 やずや JALUX(JALショッピング ) ベクター ファミマ ドット コム 良品計画 ( 無印良品ネットストア ) 京都通販 (LAURIER) 再春館製薬所 小林製薬 サンスター ストリーム ワコール (LOVE body Wacoal web shop) ディナーサービス コーポレーション エプソンダイレクト イーベスト リバークレイン (web!ke) メディア プライス 八幡物産 関西テレビハッズ ( 真夜中市場 昼ショップ買物検討使 ) 高島屋 ( タカシマヤ通信販売 ) ビットウェイ (Handyコミック BuBu Town) エムシープラス ビックカメラ ( ビックカメラ.com) 山忠 トータルヘルスデザイン オットージャパン シーエー モバイル メガネトップ 大丸ホームショッピング 東京テレビランド クオカプランニング エムティーアイ スタイライフ 日本エンタープライズ ( うた & メロ取り放題 ) セブンアンドワイ 紀伊国屋書店 ( ブックウェブ ) ホンコンマダム ライトアップショッピングクラブ プライム ( プライムショッピング ) ピーシーデポコーポレーション 丸井 ( ヴォイ マルイウェブチャンネル ) フリュー ( ラク2えもじっちほか ) アイ エム ワイ ドワンゴ (dwango.jp) エディオン ( エディオンダイレクト ) ホームショッピング 東急百貨店 ( リビングエッセイ e109.com) 学文社 ( がくぶん特選館 ) テレビ東京ダイレクト 生協パルシステム東京 協和 セレクチュアー ( アンジェ ) イマージュ オイシックス ( おいしっくす宅配便 ) ドゥマン ( オーガニックサイバーストア ) アサヒ緑健 ( jp) エンジェリーベ 北国からの贈り物 大地を守る会 ジー モード ( ゲームで遊ぼ!) カコイエレクトロ ( デジ倉 ) ネットプライスドットコム イマジニア ( ビューティー屋さん ) 日本オプティカル (EYE-D mail) ユニクロ ( ユニクロオンラインストア ) ソースネクスト モバコレ ( ファッション通販サイト ) コープこうべ ( コープこうべネット ) ニッピコラーゲン化粧品 ジョルダン グランマルシェ (TBSショッピング TBS ishop) ナチュラム イーコマース エノテカ (WineShopENOTECA) ドクターシーラボ フジ コーポレーション ナカタ アベルネット 佐藤園 文化放送開発センター ピーチ ジョン パピレス 読売情報開発 ( 読売ね せ ば ) エクシング ( ポケメロ JOYSOUND) ヤマサキ ( ラサーナ ) あさひ ( サイクルベースあさひネットワーキング店 ) ウイルコ 森下仁丹 ( 健康の王国 ) 生協ひろしま ( ぱれっとショッピング ) 11 ( 資料 ) 日本経済新聞社 日経 MJ トレンド情報源 2009 及び 日経 MJ トレンド情報源 2012 を基に作成 32

41 2010 年度 図表 2.9( 続 ) 通信販売 訪問販売小売業 通信販売 の上位企業 順売上高順売上高順売上高企業名企業名企業名位 ( 億円 ) 位 ( 億円 ) 位 ( 億円 ) 1 ジャパネットたかた 1, ネットプライスドットコム ( ネットプライス ケータイショッピングちびギャザ ) タンタンコーポレーション ( 激安! 家電のタンタンショップ ) 33 2 千趣会 (BELLE MAISON) 1, ピクチャリングオンライン ( デジカメオンライン 家電オンライン ) ニッポン放送プロジェクト ( ニッホ ン放送ラシ オリヒ ンク ニッホ ン放送オンライン ラシ オリヒ ンク ) 32 3 ニッセン 1, アドクリエイト ( アーチホールセール ) サン宝石 32 4 ジュピターショップチャンネル (SHOP CHANNEL ネットでSHOP) 1, ザッパラス ( ポケットマーケットほか ) ネットオフ (ebook OFF) 31 5 QVC ジャパン ビットウェイ (Handyコミック BuBu Town) 全日空商事 (ANA SKY SHOP Goods Forest astyle) 31 6 ベルーナ (BELLUNA ルアール RyuRyu) 日本テレビ放送網 ( ポシュレ 日テレ屋 Web 日テレShop) テレビ東京ダイレクト ( テレビ東京ショッピング てれとマート ) 31 7 セシール コメリ ( コメリ ドットコム ) ならコープ (eフレンズ なら) 31 8 ディノス サミーネットワークス (777タウンドットネット) リバークレイン (web!ke) 30 9 ファンケル さいたまコープ (eフレンズ) 石橋楽器店 ( イシバシ楽器 WEBSHOP) フェリシモ ( ハコ クラソ イディット アノ : ネ ) ユニットコム ( パソコン工房 TWOTOP Faith) ⅰ879( インターネット花キューピット ) スクロール (PARTY 生活雑貨 スクロールショップ ) テレビ朝日 (Ropping) ディナーサービス コーポレーション ( ディナーサービス びあらいぶ ) ユーキャン ( 生涯学習のユーキャン ) ピーチ ジョン ( ピーチ ジョン ザ カタログ ピーチ ジョン ザ ウェブ ) 世界文化社 ( 家庭画報ショッピングサロン ) サントリーウエルネス ムラウチドットコム (murauchi.com) ソースネクスト ( ソースネクストeSHOP) オークローンマーケティング ( ショップジャパン ヒルズコレクション ) 良品計画 ( 無印良品ネットストア ) 優生活 カウネット ゴルフダイジェスト オンライン (GDOSHOP.com) トップアート ( 暮らしのアートギャラリー ) ディーエイチシー (DHCオンラインショップ) マガシーク (magaseek OUTLET PEAK mfm) 阪急阪神百貨店 オルビス ハーバー研究所 (HABA) サンスター ヨドバシカメラ ( ヨドバシ ドット コム ) ちばコープ (eフレンズ) オズ インターナショナル ( オズ ショッピング ) 山田養蜂場 市川園 天満屋 ( 特販 天満屋ネットショップ ) ストリーム (ECカレント) ジパング ホールディングス ( プライムショッピング ) モバコレ ファミマ ドット コム オイシックス (Oisix) タンスのゲン ビックカメラ ( ビックカメラ.com ソフマップ.com) ユナイテッドアローズ ( ユナイテッドアローズオンラインストア ) 第一興商 (clubdam.com) カタログハウス ( 通販生活 火曜だよ! 通販生活 ) 阪急キッチンエール 新潟味のれん本舗 三越 ( 三越オンラインショッピング ) 爽快ドラッグ デンマート ( 激安家電のデンマート ) ジェイオーディ ( メルシー ) ワコール ( ワコールエクセレントクラブ Wacoal web store) 京都通販 (LAURIER Calin) 再春館製薬所 スタイライフ サンテク (Telaffy) やずや 八幡物産 ( やわた テレビショッピングのやわた ) トウ キューピー ( キューピーアヲハタネットショップ ) エムティーアイ (music.jp ルナルナ デコとも DX ほか ) ジャパンホームショッピングサービス ( ナイスミセス ) 生協ひろしま ( ぱれっとショッピング ) らでぃっしゅぼーや 家電のSAKURA マードゥレクス (Ex:beaute Press Madre:X Online) 丸井 ( ヴォイ マルイウェブチャンネル ) ふくや ( 味の明太子ふくや ) ケイブ アベルネット (pc-bomber) 伊勢丹 ( 伊勢丹オンラインショッピングほか ) ヤマサキ ( ラサーナ ) ユニクロ ( ユニクロオンラインストア ) 大網 ( あみあみ ) ホームショッピング ドクターシーラボ 紀伊國屋書店 ( 紀伊國屋書店 BookWeb) ブルーク ( ブランドウォッチブルーク ) 高島屋 ( タカシマヤ通信販売 タカシマヤオンラインストア ) ジー モード ( ジー モードスタイル ) バンダイチャンネル ( アニメモビ バンダイチャンネル ) ドワンゴ (dwango.jp) さわやか元気 ベルス ( ビー クラブ ベルスオンラインショップ ) イマージュホールディングス ( イマーシ ュコレクション イマーシ ュ ネット ライスフォース ) JALUX(JALショッピング ) メガネトップ ( レンズダイクレト ) 生協バルシステム東京 ( オンラインバルサービス ) 山忠 ナノ メディア スタートトゥデイ (ZOZORESORT) 学文社 ( がくぶん総合教育センター がくぶん特選館 ) セレクチュアー ( アンジェ webshop) えがお シーエー モバイル (ONE FESTA 香水の百貨店) アクセルマーク ( ベストヒットJ-POP フルほか ) 大丸ホームショッピング ( 大丸通信販売カタログ Dmail.jp) ニッピコラーゲン化粧品 ジョルダン ( 乗換案内 ) コープとうきょう (eフレンズ) イマジニア ( ビューティー屋さん リラックマのお店 ) 北国からの贈り物 ( 北海道市場 北国からの贈り物 ) ライトアップショッピングクラブ (LightUp Zekoo BEYES) コーエーテクモゲームス (GAME CITY) やまやの食卓 オットージャパン 夢展望 白鳩 ( 京都発インナーショップ白鳩 ) コープこうべ ( コープこうべネット ) トドクック セレクトスクエア 大地を守る会 エンジェリーベ ビーシーデポコーポレーション (PC DEPOT) アサヒ緑健 ( jp) STEILAR C.K.M( 夢みつけ隊 夢隊 Web) プレマ ( びんちょうたんコムほか ) グランマルシェ (TBSショッピング TBS ishop) 森下仁丹 ( 仁丹堂 ) エノテカ ( エノテカ オンライン ) ヒラキ (HIRAKI Shopping) パピレス ( 電子書店パピレス ) コープあいち (e-フレンズ) ディーエムジェイ (DMJ えがお生活 ) フジ コーポレーション 東京糸井重里事務所 ( ほぼ日刊イトイ新聞 ) ケンコーコム 大丸松坂屋百貨店 ( 大丸松坂屋 WEBショッピング マルコレ ) ケイシス ( サンリフレプラザ ) 13 ( 資料 ) 日本経済新聞社 日経 MJ トレンド情報源 2009 及び 日経 MJ トレンド情報源 2012 を基に作成 33

42 2.3 業界団体 企業へのヒアリング結果図表 2.10 では 新業種 業態の調査方法に関して 2.1 で説明した事業所調査及び 2.2 で説明した企業調査のいずれが調査に協力しやすいかについて ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 無店舗小売業 通信カタログ販売の各業界団体 企業にヒアリングした結果をまとめている これによると 4つの業種 業態ともに 事業所調査よりも企業調査のほうが良いとの意見が大勢であった この背景として ホームセンターでは 事業所調査では回答しない事業所が多くなる可能性がある との意見もみられたが 事業所調査によって調査対象となった全事業所 ( 店舗 ) 個々に回答負担が掛かるよりは 企業として一括して回答するほうが 回答報告者側にとっても効率的であるとの考えがあるとみられる 図表 2.10 業界団体 企業へのヒアリング結果 ( まとめ ) 新業種 業態ヒアリング結果 ( 要約 ) ドラッグストアホームセンター家電大型専門店無店舗小売業 通信カタログ販売 企業調査が適している 事業所調査は避けてほしい 企業調査が適している 事業所調査では回答しない事業所が多くなる可能性がある 企業調査がよい 大手各社が協力の意向 企業調査が望ましい 34

43 2.4 企業調査と事業所調査の比較 ( 整理 ) 本節では 新業種 業態を企業調査する場合と事業所調査する場合に関して 2.1~2.3 を基に比較し整理する 企業調査と事業所調査の比較図表 2.11 では 企業調査として新業種 業態の販売額カバー率をそれぞれ 80% と想定した場合における調査対象企業数とその傘下の事業所数を左側に 事業所調査として新業種 業態の精度 ( 標準誤差率 ) を5% に設定した場合における必要標本事業所数を右側に それぞれ整理している 以下では図表 2.11 を参照しながら 新業種 業態を企業調査する場合と事業所調査する場合を比較整理する ( ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 ) ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店に関しては 企業調査の対象企業数はそれぞれ 22 社 36 社 9 社と少ない また それらの企業を調査した場合 企業傘下にある数千事業所分を一括して調査できるため 非常に効率的である 一方 これらの3 業種 業態を事業所調査する場合 2.1 で詳しく説明したように 現行の標本事業所数と比べると 必要標本事業所数は各業種 業態で少なくなる この点では 3 業種 業態の事業所調査は 現行の事業所調査と比べれば効率化される これら3 業種 業態を企業調査する場合と事業所調査する場合を比較すると 調査事業所数が企業調査で一桁多いことは 大きなポイントである これにより 統計調査結果の精度は 企業調査のほうが格段に高くなる また 調査コストの観点からも 調査実施者側 回答報告者側の両者において大幅なコスト縮減になると期待される また 企業調査では商品分野毎の販売額を調査項目に盛り込むなど 詳細な調査が可能になるという点も重要なポイントである これによって 統計ユーザーに対してより詳細かつ有用な調査結果を提供することが可能となる ( 無店舗小売業 ( 通信販売 訪問販売小売業 ) 通信カタログ販売) 無店舗小売業 ( 通信販売 訪問販売小売業 ) や通信カタログ販売に関しては 企業調査を行う場合 事業所調査を行う場合ともに 多数の調査企業 調査事業所が必要となる さらに 企業調査の場合は で触れたように 通信販売の主要企業から商業動態統計の対象となる物販企業だけを選定することが極めて困難であるという問題点がある 他方 1.3 で説明したように 無店舗小売業 ( 通信販売 訪問販売小売業 ) と通信カタログ販売とでは 対象 内容が異なる 統計ユーザーニーズとしては で説明したように 後者の表章のほうが求められている 以上のことを勘案すると 無店舗小売業 ( 通信販売 訪問販売小売業 ) 通信カタログ販売の調査に関しては 企業調査 事業所調査という調査方法だけではなく 無店舗小売業 35

44 ( 通信販売 訪問販売小売業 ) と通信カタログ販売の比較も加味して検討する必要がある そこで これらについては次の においてさらに詳しく比較整理する 図表 2.11 調査事業所数からみた企業調査と事業所調査の比較 新業種 業態ドラッグストアホームセンター家電大型専門店無店舗小売業 ( 通信販売 ) 企業調査事業所調査新業種 業態の販売額のカバー率新業種 業態の標準誤差率 5% 80% を達成する企業数表章に必要な調査事業所数 ( 事業所数 : 日経 MJ H19 商業 ) の増減 ( 関連業種分を含む ) 22 社 (6,019 5,389) 36 社 (3,110 2,837) 9 社 (3,320 1,600) ( 新 )569-( 現 )627 =-58 ( 新 )3,726-( 現 )3,883 =-157 ( 新 )344-( 現 )565 =-221 多数 (150 社以上 ) ( 新 )1,368 ( 資料 ) 企業数及び 日経 MJ 事業所数は日本経済新聞社 日経 MJトレンド情報源 2009 を基に作成 H19 商業 事業所数は平成 19 年商業統計個票における企業名の名寄せ結果を基に作成 カバー率は図表 2.4 の注 2 参照 ( 注 ) 家電大型専門店における 日経 MJ と H19 商業 の事業所数に乖離がみられるが 9 社のうち1 社を除く8 社の企業 IR 情報 ( 時期は 2007 年前後 ) によると 8 社の合計店舗数 ( フランチャイズ店 FC を含む ) は 3,344( うち FC は約半数のため直営店は約 1,600) であった 無店舗小売業 通信カタログ販売における調査方法案の比較 で触れたように 無店舗小売業 ( 通信販売 訪問販売小売業 ) 通信カタログ販売に関しては 企業調査 事業所調査という調査方法に加えて 無店舗小売業 ( 通信販売 訪問販売小売業 ) と通信カタログ販売の比較も考慮に入れて検討する必要がある 図表 2.12 では そうした検討も基にして無店舗小売業 通信カタログ販売の調査方法案を整理し それぞれメリット デメリットを比較している 以下では 各案について補足説明する まず 1は で説明した方法であり 無店舗小売業を新設する 2は で説明した方法であり 現行の商業動態統計の全調査票に 通信カタログ販売 ( 割合 ) の調査項目を追加する そうした新設 追加以外は1 2ともに現行の標本事業所調査を踏襲する 4は 他の3つの新業種 業態を企業調査する場合と同じ考え方である しかし 前述したように無店舗小売業 通信カタログ販売では商業動態統計の対象となる物販企業だけを選定することが困難である そのため 3では商業統計をベースとして調査対象事業所 36

45 を選定する ただし 3 4 のいずれも 調査対象企業ないし事業所は多数になる また 調査対象が多数になるだけに 未回収の発生が想定される その場合は欠測値の補完とい う新たな課題が生じる点に留意する必要がある 図表 2.12 無店舗小売業 通信カタログ販売における調査方法案の比較 調査方法案メリットデメリット 標本事業所の無作為抽出 有意抽出 1 無店舗小売業 の新設 2 全調査票に 通信カタログ販売額 ( 割合 ) を追加 3 商業統計をベースに有意抽出 ( 事業所調査 ) 4 日経 MJ 等をベースに有意抽出 ( 企業調査 ) 事業所毎に業種格付けをすれば実現可能 通販全体の規模が知りたい とのユーザーニーズには対応 小売販売額と同様な推計方法を適用可能 ユーザーニーズと一致 商動の対象となる物販事業所の選定が可能 大規模な事業所が対象となるため商品毎の売上等を含む調査票を適用できる可能性 ユーザーニーズと一致 大規模な企業が対象となるため商品毎の売上等を含む調査票を適用できる可能性 ユーザーニーズと一致しない 標準誤差率 5% のためには標本事業所として 1,100 以上が必要 商品毎の売上等の詳細な情報は得られない 商品毎の売上等の詳細な情報は得られない 現行の調査事業所数では月次で高い精度は得られない 他の 3 業種 業態と異なり数十事業所で全体の販売額の 80% 程度をカバーすることは不可能 他の 3 業種 業態と異なり数十企業で全体の販売額の 80% 程度をカバーすることは不可能 商動の対象となる物販企業だけを選定することは難しい 37

46 2.5 調査方法案と今後の課題研究会では 2.4 までの比較整理を踏まえて まず企業調査 事業所調査の調査方法案について検討された では この検討結果に関して整理している 研究会では次に 妥当とされた調査方法案に伴い新たに検討が必要となる課題が検討された と では でこれらの新たな課題及び検討結果について整理している 調査方法案 ( 検討結果の整理 ) ( ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 ) で説明したように ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店に関しては 統計調査結果の精度 回答報告者側の負担 調査の効率性のどの観点からみても 企業調査のほうに優位性がある したがって 企業調査の採用が妥当であると結論付けられた ( 無店舗小売業 通信カタログ販売 ) まず 無店舗小売業と通信カタログ販売の比較では 統計ユーザーニーズは 図表 1.17 で示した通り 通信カタログ販売に近い したがって調査方法案は図表 2.12 における2~ 4に絞られる ただし 4の企業調査は物販企業のみの選定方法に 大きな困難がある 以上を踏まえ 研究会では2と3の方向性が望ましいのではないかとの意見が出された 2と3には 図表 2.12 で示した通り一長一短がある 特に重要なポイントとして 2では商品毎の販売動向などの詳細な情報が得られないことに加えて 現行通りの標本設計では月次では高い精度を得られないことが挙げられる 3では 調査対象事業所における商品毎の販売動向など詳細な情報が得られることはメリットであるが 通信カタログ販売全体をカバーするには相当数の調査事業所が必要であり 欠測値補完への対応も必要となる 以上により 無店舗小売業 通信カタログ販売に関しては 統計ユーザーニーズ及び調査方法 ( 企業 事業所の抽出方法 ) の両観点を勘案し 引き続き検討が必要であるとの結論に至った 図表 2.13 調査方法案 ( 検討結果の整理 ) ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 企業調査が妥当 無店舗小売業 通信カタログ販売 図表 2.12 の2と3の方向で 調査方法 ( 企業 事業所の抽出方法 ) 等を勘案し引き続き検討 38

47 2.5.2 ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店の企業調査に伴う課題ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店の調査方法は 企業調査が妥当であるとの結論が得られた これらの業種 業態で企業調査を実施するに当たっては それに伴う新たな諸課題の検討が必要になる 図表 2.14 では 企業調査に伴う諸課題と検討結果を列挙している (1) は調査対象企業の選定基準についてであり 店舗数 売り場面積等の企業属性のどれを選定基準とし しきい値をどのように定めるかについて検討された 検討の結果 店舗数を軸に売上等の指標も参考に選定することが妥当との結論が得られた また その際は 選定企業の主業が業種 業態に則しているかどうかについて勘案することも必要とされた (2) は 調査対象企業の選定基準として用いる店舗数や 調査結果を集計する際に いわゆるフランチャイズ (FC) 店を含めるかどうかという課題である これについては 企業では FC 店の売上も把握していることが通常であり 統計ユーザーニーズに照らしても FC 店を含める方向で検討することが妥当との結論が得られた (3) は 企業調査の対象企業では比較的大規模な事業所が傘下にあると考えられるため 現行の大規模小売事業所調査である 丙調査 との重複についてどのように対応するか という課題である 9 これに対しては 平成 19 年商業統計で丙調査に格付けられた事業所のうち企業調査対象に該当する事業所の状況 ( 図表 2.15) を踏まえて 企業調査で対応することとなった 10 (4)~(6) は 企業調査の調査結果を 現行の事業所調査による調査結果との関係やコンビニエンスストア ( 丁調査 ) との関係を整理したうえで どのように活用するかという問題と関連している これらについては 更に詳細な資料及び分析に基づく検討が必要になるため 第 3 章において改めて説明し検討する 9 丙調査とは 従業者規模 50 人以上の小売業事業所のうち下表に該当する事業所である 業態セルフ 売場面積業種 特別区及び政令指定都市 3,000m2以上百貨店 その他の地域 1,500m2以上 各種商品小売業に限る スーパー 1,500m2以上 各種商品小売業織物 衣服 身の回り品小売業飲食料品小売業機械器具小売業医薬品 化粧品小売業その他小売業 セルフ : 売場面積の 50% 以上についてセルフサービス方式を採用している場合 10 ドラッグストアで企業調査の該当事業所が少ない主な要因は ドラッグストアには従業 者数が 50 人以上となる事業所が少ないためである ( 図表 1.3 参照 ) 家電大型専門店で該 当事業所数が少ない主な要因は セルフ式が少ないことによる 39

48 図表 2.14 ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店の企業調査に伴う課題 ( 整理 ) 課題検討結果 各新業種 業態の調査対象企業を選定する際の選定基準 ( 店舗数 売り場面 (1) 積 等 ) しきい値をどのように定めるか 企業調査の対象として FC( フランチ (2) ャイズ ) 店を含めるか 丙調査の対象事業所と企業調査対象 (3) との関係整理 ( 二重調査の解消等 ) が必要 地域 ( 経済産業局 ) 別表章において 企 (4) 業調査部分と事業所調査部分の合成 について検討する必要 今回の新業種 業態に加えてコンビニ (5) エンスストアの企業調査結果も商動業種の販売額推計に反映させるか 事業所から企業へ調査対象が変わるこ (6) と等に伴うデータ特性の変化について検証する必要 ( 注 )(4)~(6) は 3.2 でとりまとめている 店舗数を軸に売上等他の指標も参考に選定 企業の主業も勘案 FC 店も含める方向で検討 丙対象との重複事業所は企業調査で対応 基本的には業種計の合成方法と同様であるが 詳細については更に検討が必要 コンビニも新業種 業態と同様な方法で商動業種の販売額推計に反映させる方向で検討 実際に調査実施されデータが得られ次第検討 図表 2.15 平成 19 年商業統計で丙調査に格付けられた事業所のうち企業調査対象の事業所 丙調査に格付けられた事業所のうち企業調査対象企業傘下の事業所 商動小売業種名 ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 ( 家電量販店 ) 各種商品 織物 衣服 飲食料品 自動車 機械器具 燃料 医薬品 化粧品 その他の小売業 計 ( 注 ) 平成 19 年商業統計で丙調査に格付けられた事業所のうち企業調査対象 ( 図表 2.11 で掲載した各業種 業態の販売額カバー率が 80% となる上位企業 ) の事業所を抽出 40

49 2.5.3 無店舗小売業 通信カタログ販売の調査方法案に伴う課題の整理無店舗小売業 通信カタログ販売について研究会では 通信カタログ販売額を表章する場合 調査方法は2と3( 図表 2.12) の方向が望ましいのではないかとの意見が出された 3に関しては 商業統計をベースとして調査対象事業所を選定する具体的な方法を検討する必要が出てくる 図表 2.16 では その2 案を整理している (1) は通信カタログ販売の上位事業所から選定する方法であり (2) は従業者規模区分も考慮して選定する方法である 以上の課題と検討結果について 図表 2.17 に整理をしている 図表 商業統計をベースに有意抽出する場合の事業所選定方法案とその比較 (1) 通信カタログ販売額の上位から抽出 商業統計 ( 経済センサス ) 通信カタログ販売額カバー率 カバー率の達成に必要となる事業所数 通信カタログ販売額 ( 億円 ) 30% 22 12,230 60% ,114 80% 1,870 32,135 メリット 販売額の上位事業所を抽出するため効率的 デメリット カバー率が低く事業所数が少ない場合は 調査対象事業所の業種構成に偏り (2) 通信カタログ販売額 従業者規模区分 日経 MJ 等民間統計 通信カタログ販売割合 100% 80% 通信カタログ従業者規模事業所数カバー率販売額 ( 億円 ) 100~ 83 12,039 約 30% 50~ ,885 約 42% 100~ ,959 約 37% 50~ ,099 約 50% 商動の対象となる物販企業だけを選定することは難しい メリットデメリット 現行の標本事業所調査との関係がわかりやすい通信カタログ販売額の小さな事業所が一部抽出される 図表 2.17 無店舗小売業 通信カタログ販売における課題 ( 整理 ) 課 題 検討結果 1) 表章対象及び調査範囲をどうするか 統計ユーザーニーズは通信カタログ販売にあり通信カタログの表章が妥当 2) 調査方法の選択をどうするか 2と3( 図表 2.12) の方向で検討 3) 具体的な調査対象の選定方法 ( 基準 3(1)(2)( 図表 2.16) 等の選定方法案しきい値 ) をどうするか を更に検討 41

50 3. 新たな業種 業態における販売額の集計方法の検討 3.1 新業種 業態の調査 表章の範囲と対象の検討 検討の背景第 2 章では ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店に関しては 企業調査が妥当であるとの結論が得られた 事業所調査を基本としている商業動態統計に企業調査を導入する場合 新たに詳細に検討すべき諸課題が生じる そのなかでも最初に 調査 表章の範囲と対象について検討する必要がある ( 図表 3.1) 企業調査では 企業傘下の事業所分の調査結果を一括して得ることになる ところが 企業傘下の事業所の中には 様々な業種に格付けられる事業所が含まれている可能性がある 例えば 図表 3.2 が示すように ドラッグストア企業に調査した場合 それらの事業所の大半が 4 ドラッグストアに格付けられていても 残りは 5 飲食料品小売業などに格付けられているという場合がありうる そのような場合でも 企業調査では事業所毎の主業情報や調査結果は得られないため 全体の調査結果がドラッグストアとして計上されることになる 11 そのため 主業を勘案して格付けられた事業所を調査単位とする事業所調査と比べて 企業調査では調査の範囲が変化することが見込まれる また それに伴い 例えばドラッグストアの表章対象を とするか あるいは とするか といった検討課題が生じる 以上の検討のため まず では ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店に関して 2.2 で説明した販売額カバー率 80% となる上位企業を対象に企業調査した場合に 図表 3.2 の中の 1 ~ 6 はそれぞれどのような事業所数 販売額になるかについて 平成 19 年商業統計を用いて整理する 次に では の整理を踏まえて これら業種 業態の調査 表章の範囲と対象の案に関して研究会での検討内容を整理する 図表 3.1 企業調査を導入する場合の調査 表章の範囲と対象 ( 検討の背景 ) 企業調査では 企業傘下の事業所分の調査結果を一括して得ることになる 企業傘下の事業所には 事業所単位の格付け上では 様々な業種の事業所が含まれる可能性がある そのため 事業所調査の場合と比べて 調査の範囲 が変化することが見込まれる それに伴い 企業調査結果の 表章対象 に関しても 統計ユーザーのニーズも勘案しながら検討することが必要 11 図表 3.2 の 6 の部分は卸売業であり 企業調査の対象企業傘下の事業所の中で卸売業に格付けられている事業所は主に本社 本部である これらも企業調査の対象であるが 商業動態統計では別途調査票甲 ( 従業者 200 人以上の卸売事業所 ) などで把握可能であり 企業調査においても 6 卸売業の部分は区別可能である 42

51 ( 例 ) 医薬品 化粧品小売業事業所調査企業調図表 3.2 調査方法 範囲 表章対象 の概念整理 1 2 ( 例 ) うちドラッグストア他査 3 4 卸売業 の小売業現行の事業所調査における医薬品 化粧品小売業 事業所単位での格付け上のドラッグストア サービス等小売業以外 どの部分を企業調査の調査範囲 新業種 業態の表章対象とするか ( 例 ) 企業調査の調査範囲 = 新業種 業態の表章対象 = 新業種 業態を含む現行業種の表章対象 =

52 企業ビス等 平成 19 年商業統計における販売額の整理 ( ドラッグストア ) ドラッグストアは 現行の医薬品 化粧品小売業の中に含まれる 平成 19 年商業統計では 医薬品 化粧品小売業全体の事業所数は 79,404 販売額は4 兆 9,034 億円となっている うち ドラッグストアの事業所数は 12,697 販売額は3 兆 118 億円である ドラッグストアで企業調査を行う場合 2.2 で説明した販売額カバー率 80% となる上位 22 企業を平成 19 年商業統計個票で名寄せした結果 全体の事業所数は 5,389 販売額は2 兆 2,118 億円となる そのうち 事業所単位でもドラッグストアに格付けられるのは 4,145 事業所 約 1 兆 4,550 億円である 企業調査では 医薬品 化粧品小売業の範囲外に格付けられる事業所も一括して調査されることになる 医薬品 化粧品小売業の範囲外の事業所のうち 他の小売業の事業所数は 730 販売額は 5,106 億円である この内訳は 各種商品小売業が 346 事業所 1,724 億円 飲食料品小売業が 205 事業所 2,455 億円 その他の小売業が 167 事業所 708 億円などとなっている なお 企業調査で卸売業に格付けられている事業所は主に本社 本部であるが ドラッグストアでは計 5 事業所 1,347 億円である これらも企業調査の対象であるが 別途調査票甲 ( 従業者 200 人以上の卸売事業所 ) などで把握可能であり 企業調査においても卸売業の部分は医薬品 化粧品小売業やドラッグストアから除外することが可能である 図表 3.3 ドラッグストア 80,266 億円 79,404 事業所 12,697 事業所事業所調査医薬品化粧品小売業 49,034 億円 66,198 事業所 うちドラッグストア 15,568 億円 8,552 事業所 30,118 億円 12,697 事業所 22,118 億円 5,389 事業所 調他の小売業卸売業 1,114 億円 14,550 億円 5,106 億円査509 事業所 4,145 事業所 サ1,347 億円 730 事業所 5 事業所 ー商動業種事業所数 年間商品販売額 販売額平均 ( 億円 ) ( 億円 / 事業所 ) 他の小売業 % 5, % 7.0 各種商品 % 1,724 34% 5.0 織物 衣服 3 0.4% X % X X 0.1 飲食料品 % 2,455 48% 12.0 その他の小売業 % % 4.2 ホームセンター 7 1% 75 1% 10.7 通信販売 訪問販売小売業 1 0.1% X 141 X 3% X その他の無店舗小売業 1 0.1% X 3 X 0.1% X 3.2 卸売業 5 100% 1, % 医薬品化粧品 5 100% 1, % 計 735 6, ( 注 ) 事業所数が少ない業種では販売金額を秘匿としている 44

53 企業ビス等 ( ホームセンター ) ホームセンターは 現行のその他の小売業の中に含まれる 平成 19 年商業統計では その他の小売業全体の事業所数は 305,476 販売額は 20 兆 7,741 億円となっている うち ホームセンターの事業所数は 5,012 販売額は3 兆 601 億円である ホームセンターで企業調査を行う場合 2.2 で説明した販売額カバー率 80% となる上位 36 企業を平成 19 年商業統計個票で名寄せした結果 全体の事業所数は 2,837 販売額は2 兆 9,452 億円となる そのうち 事業所単位でもホームセンターに格付けられるのは 2,572 事業所 約 2 兆 1,993 億円である 企業調査では その他の小売業の範囲外に格付けられる事業所も一括して調査されることになる その他の小売業の範囲外の事業所のうち 他の小売業の事業所数は 60 販売額は 457 億円である この内訳は 飲食料品小売業が 25 事業所 255 億円 各種商品小売業が 16 事業所 52 億円などとなっている このようにホームセンターでは その他の小売業の範囲外である事業所数 金額ともに大きくはない なお 企業調査で卸売業に格付けられている事業所は主に本社 本部であるが ホームセンターでは計 9 事業所 5,429 億円である これらも企業調査の対象であるが 別途調査票甲 ( 従業者 200 人以上の卸売事業所 ) などで把握可能であり 企業調査においても卸売業の部分はその他の小売業やホームセンターから除外することが可能である 図表 3.4 ホームセンター 207,741 億円 305,476 事業所 5,012 事業所事業所調査その他の小売業 173,567 億円 300,268 事業所 うちホームセンター 32,601 億円 5,012 事業所 10,609 億円 2,440 事業所 29,452 億円 2,837 事業所 調他の小売業卸売業 1,573 億円 21,993 億円 457 億円査196 事業所 2,572 事業所 60 事業所 5,429 億円 サ9 事業所 ー商動業種事業所数 年間商品販売額 販売額平均 ( 億円 ) ( 億円 / 事業所 ) 他の小売業 % % 7.6 各種商品 16 27% 52 11% 3.3 織物 衣服 2 3% X 13 X 3% X 6.6 飲食料品 25 42% % 10.2 自動車 1 2% X 8 X 2% X 8.1 機械器具 8 13% 76 17% 9.5 燃料 6 10% 51 11% 8.5 通信販売 訪問販売小売業 2 3% X 2 X 0.5% X 1.0 卸売業 9 100% 5, % 一般機械器具 4 44% 8 0.1% 2.0 その他の卸売業 5 56% 5, % 1,084.3 計 69 5, ( 注 ) 事業所数が少ない業種では販売金額を秘匿としている 45

54 企業ビス等 ( 家電大型専門店 ) 家電大型専門店は 現行の機械器具小売業の中に含まれる 平成 19 年商業統計では 機械器具小売業全体の事業所数は 53,844 販売額は8 兆 263 億円となっている うち 家電大型専門店の事業所数は 2,087 販売額は4 兆 9132 億円である 家電大型専門店で企業調査を行う場合 2.2 で説明した販売額カバー率 80% となる上位 9 企業を平成 19 年商業統計個票で名寄せした結果 全体の事業所数は 1,600 販売額は6 兆 4,074 億円となる そのうち 事業所単位でも家電大型専門店に格付けられるのは 1,372 事業所 約 4 兆 2,268 億円である 企業調査では 機械器具小売業の範囲外に格付けられる事業所も一括して調査されることになる 機械器具小売業の範囲外の事業所のうち 他の小売業の事業所数は 79 販売額は 967 億円である この内訳は その他の小売業が 64 事業所 770 億円などとなっている このように家電大型専門店でも 機械器具小売業の範囲外である事業所数 金額ともに大きくはない なお 企業調査で卸売業に格付けられている事業所は主に本社 本部であるが 家電大型専門店では計 8 事業所 19,846 億円である これらも企業調査の対象であるが 別途調査票甲 ( 従業者 200 人以上の卸売事業所 ) などで把握可能であり 企業調査においても卸売業の部分は機械器具小売業や家電大型専門店から除外することが可能である 図表 3.5 家電大型専門店 80,263 億円 53,844 事業所 2,087 事業所事業所調査機械器具小売業 30,138 億円 51,616 事業所 49,132 億円うち家電大型専門店 2,087 事業所 6,864 億円 715 事業所 64,074 億円 1,600 事業所 調他の小売業卸売業 993 億円 42,268 億円 967 億円査141 事業所 1,372 事業所 19,846 億円 79 事業所 8 事業所サー商動業種 事業所数 年間商品販売額 ( 億円 ) 販売額平均 ( 億円 / 事業所 ) 他の小売業 % % 12.2 織物 衣服 2 3% X 1 X 0.1% X 0.7 医薬品化粧品 5 6% 25 3% 5.1 ドラッグストア 1 1% X 5 X 1% X 4.9 通信販売 訪問販売 7 9% % 23.6 その他の小売業 64 81% % 12.0 卸売業 8 100% 19, % 2,480.7 電気機械器具 % 19,845 X 100.0% X 2,835.0 X その他の卸売業 % X % X X 1.1 計 87 20, ( 注 ) 事業所数が少ない業種では販売金額を秘匿としている 46

55 3.1.3 新業種 業態の調査 表章の範囲と対象案とその比較 では ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店に関して 2.2 で説明した販売額カバー率 80% となる上位企業を対象に企業調査した場合に 図表 3.6 の中の 1 ~ 6 はそれぞれどのような事業所数 販売額になるかについて 平成 19 年商業統計を基に整理した 研究会ではこれらの資料を基に 新業種 業態の表章対象を 案 Ⅰ( ) とするのか あるいは案 Ⅱ( ) とするのかについて それらのメリット デメリットとともに検討を行った 図表 3.6 では 各案について整理している 以下ではそれらについて 図表 3.6 を参照しながら順次説明する ( 案 1) 案 1のメリットは 概念上は 新業種 業態の範囲を従来の事業所調査の場合と同じにできることである ただし 企業調査結果で実際に得られるのは の販売額合計値であり その内訳である をそれぞれ区別することはできない そのため は を使って推計するしかない 結局 の推計値は という 5 の部分が入った動きによって影響されるため 実際には を偏りなく推計していることにはなっていない また 案 1では 5 の販売額が新業種 業態の範囲から除外されるが その場合 5 の事業所は本来の格付け業種の母集団に含められる必要がある しかし 企業調査の対象企業傘下の事業所は 回答報告者側の負担軽減及び調査の重複是正の観点より母集団から除外されることが望ましい そのため 他業種でも 5 の部分が母集団推定に偏りを生む原因となりうることは デメリットであるといえる ( 案 2) 案 2では 企業調査による新業種 業態の範囲を 5 まで含んだものと定義しているため 事業所調査の場合とは範囲が異なっている それに伴い 従来の現行業種 ( 例えば医薬品 化粧品小売業 ) と新たな現行業種 ( 例えば医薬品 化粧品小売業 ) も 業種名は同じでも範囲は異なることになる 特にドラッグストアに関しては 図表 3.3 でみたように医薬品 化粧品小売業の範囲外の事業所 販売額が比較的多く 違いは大きい ただし こうした調査範囲の変化そのものは 前述したように案 1でも実質的には発生し 相対的なものである そのため を区別できない企業調査としては 最初から 5 も含んだ案 2の定義のほうが無理がなく 自然であるといえる また 統計ユーザーの観点からも 同じ会社名やチェーン店名を掲げた事業所はすべて同じ業種 業態として集計されるほうが 調査結果を利用する際に明快であると考えられる 47

56 ( 例 ) 医薬品 化粧品小売業事業所調査企業調図表 3.6 新業種 業態の調査 表章の範囲と対象案 ( 例 ) うちドラッグストア他の小 3 4 査売業企業調査結果を反映させる場合の医薬品 化粧品小売業 企業調査を導入する場合のドラッグストアサ 5 6 企業調査の調査範囲 = 企業調査では は区別できない 1 2 卸売業 ービス等小売業以外 7 案 1 案 2 新業種 業態の表章 集計対象 は企業調査の を基に比推計 は実額加算または比推計 ( 企業調査の回収率が 100% なら両者は同じ ) メリット概念上は 新業種の範囲は事業所格付けの定義と同じになる を区別できない企業調査としては明快な集計方法 統計ユーザーが想定する業態の概念には 5 も含まれると考えられる デメリット を基にした の比推計では 5 の動向が反映されるため実際には事業所格付けの場合と同じにならない 各業種に計上されるべき 5 の部分の販売額の把握 推計が困難 新業種の範囲は事業所格付けの定義と同じにはならない 同業態でも企業調査対象外である企業の 5 相当事業所分は 5 に含まれない 48

57 3.2 表章 集計方法案と今後の課題 3.1 では 企業調査を前提として 新業種 業態の調査 表章の範囲 対象について検討した 本節では 3.1 での検討も参考にしながら 企業調査結果の表章のあり方や それに応じた集計の方法について検討する 企業調査結果の表章 集計方法案とその比較企業調査結果の表章のあり方としては 3.1 で前提としてきた (Ⅰ) 新業種 業態の販売額計及び新業種 業態が含まれる業種の販売額計に反映させるべく 企業調査結果と標本調査結果を合成 集計して表章するあり方の他に 現行のコンビニエンスストア調査 ( 丁調査 ) のように (Ⅱ) 企業調査結果を商動業種とは別立てで表章するあり方が考えられる また このように表章のあり方に応じて 企業調査結果の集計方法も変わってくる 図表 3.7 では (Ⅰ) 及び (Ⅱ) の表章 集計方法案について 図解して整理している また 図表 3.8 では (Ⅰ) と (Ⅱ) のメリット デメリットについて整理している 以下では これらについて順次説明する (Ⅰ) 企業調査結果を商動小売業販売額推計に反映させる場合 (Ⅰ) は 3.1 で前提としてきたあり方である 改めて図表 3.6 と図表 3.7 の図中の記号で説明すると 2 事業所調査結果からは 新業種 業態( 例えばドラッグストア ) の当月販売額推計値のうち1 標本調査部分の推計値を得る の企業調査結果からは 新業種 業態 ( 例えばドラッグストア ) の当月販売額推計値のうち2 企業調査部分を得る そして 1と2を合計した販売額を 新業種 業態 ( 例えばドラッグストア ) の当月販売額推計値とする このあり方のメリットは 企業調査対象と事業所調査対象を母集団上で分別し 二重調査を回避できる点である これにより 回答報告者側 調査実施者側の双方にとって 大きな効率化となる 一方 3.1 でも説明したように このあり方では調査の範囲が従前と異なることになる それによって 統計の時系列的な特性 例えばすう勢的に増加傾向にあるといった特性や季節的な変動パターンの特性は 変化する可能性がある (Ⅱ) 企業調査結果を商動小売業販売額推計に反映しない場合 ( 別立て ) (Ⅱ) は 前述したように現行のコンビニエンスストア調査 ( 丁調査 ) と基本的に同じである 事業所調査は現行のまま踏襲される一方で 新業種 業態の企業調査が別途新たに加わる 企業調査結果は 企業調査範囲である で表章される 小売業各業種の販売額推計値は 現行通り事業所調査結果に基づき求められる そのため 販売額推計値の時系列的な特性も特に変化しない その一方で 回答報告者側 調査実施者側の双方にとって 新業種 業態の企業調査に係るコストが純増になる 49

58 図表 3.7 企業調査結果の表章 集計方法案 (Ⅰ) 企業調査結果を商動小売業販売額推計に反映させる場合 1: 母集団のうち企業調査対象以外から抽出された標本に基づく比推計販売額 2: 企業調査から得られる実額または比推計販売額新業種 業態の販売額推計値 =1+2 母集団 ( センサス ) 標本 ( 商動 ) 企業調査対象以外 ( 標本調査部分 ) 母集団と標本 企業調査の関係 企業調査 標本抽出 新業種 業態の販売額推計 企業調査部分 2 当月販売額実額または比推計値 ( 前月販売額 変化率 ) 比推計 標本調査部分 1 前月販売額 変化率 実額または比推計値 ( 前月販売額 変化率 ) (Ⅱ) 企業調査結果を商動小売業販売額推計に反映しない ( 別立て ) コンビニ調査と同様に 企業調査分を別立て公表 商動小売業の販売額推計では 母集団全体から標本抽出 母集団と標本 企業調査の関係 母集団 ( センサス ) 標本 ( 商動 ) 業種別販売額推計 新業種 業態 別立て公表 企業調査対象以外 企業調査 標本抽出 当月販売額 前月販売額 変化率 当月販売額 実額または比推計値 比推計 実額または比推計値 50

59 図表 3.8 企業調査結果の表章 集計方法案の比較 企業調査結果を商動小売業販売額推計に (Ⅰ) 反映させる (Ⅱ) 反映しない ( 別立て ) 二重調査 の可能性 二重調査 を回避 : 企業調査対象の事業所を母集団上で名寄せし除外することは可能 二重調査 は不可避 : 事業所調査部分では企業調査対象の事業所も含めて抽出 都道府県新表章業種 企業調査部分で表章 地域 ( 経済産業局 ) 別表章 小売業計 企業調査部分と事業所調査部分の合成を検討する必要 事業所調査部分で表章 ( 現行の通り 影響なし ) 甲調査 甲調査部分は現行の通り ( 企業に調査票甲の提出も依頼 ) 標本設計上の整理は可能 現行の標本大幅な標本節約 ( 資料 3) 乙調査部分は現行の通り調査体系との乙調査 事業所から企業へ調査対象 ( 影響なし ) 関係が変わること等により データ の特性が変わる可能性 丙調査 丙調査対象事業所と企業調査対象との関係整理が必要 企業調査の対象 選定基準 ( 店舗数 売り場面積 等 ) しきい値を検討する必要 未回収の扱い 企業調査対象は有意抽出のため 未回収を発生させない努力または未回収が発生した場合の推計方法の検討が必要 51

60 本替え調査開始 新業種 業態における表章 集計方法についての検討結果企業調査を前提とした新業種 業態の表章対象としては 3.1 における比較検討を踏まえて 図表 3.6 における が妥当であるとの結論に至った そのうえで 企業調査結果の表章 集計の方法案として (Ⅰ) と (Ⅱ) について検討した結果 方向性としては二重調査を回避でき大幅な効率化が期待できる (Ⅰ) が妥当であるとの結論に至った (Ⅰ) を採用する場合 それに伴って更に新たな検討課題が生じてくる 第一に 地域 ( 経済産業局 ) 別表章に関しても 企業調査部分と事業所調査部分の合成について検討する必要がある 第二に コンビニエンスストアの企業調査結果も商動業種の販売額推計に反映させるかについて検討する必要がある 第三に 先述したように 事業所から企業へ調査対象が変わること等に伴うデータ特性の変化について検証する必要がある 第三の点は 統計の連続性に関わるため非常に重要であるが このような検証は実際に企業調査結果が得られて初めて可能になる このことと 商業動態統計の標本替えが平成 27 年度に予定されていることを勘案して 新業種 業態における企業調査は 平成 26 年に現行のコンビニエンスストア ( 丁調査 ) と同じ 別立て 表章方式 (Ⅰ) で開始し 平成 27 年の標本替えを期に企業調査結果を商動小売業の業種別販売額推計に反映させる (Ⅱ) そしてその間に得られたデータを用いて統計の連続性について検証する という導入スケジュールが妥当であるとの結論に至った ( 図表 3.9 及び図表 3.10) 図表 3.9 新業種 業態における表章 集計方法案 新業種 業態の表章 集計対象は 平成 26 年にコンビニ調査 ( 丁調査 ) と同様の企業調査 ( 一般統計 ) を開始 平成 27 年の標本替えから商動業種別販売額推計に反映 図表 3.10 企業調査の導入スケジュール 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 企業調査を別立て表章 ( コンビニ型 ) 総務省へ申請 平成 26 年 1 月 企業調査を商動販売額推計に反映 総務省へ申請 検証 商動の標推計反映 52

61 3.2.3 更なる課題の整理 で説明した地域 ( 経済産業局 ) 別表章における企業調査結果と標本調査結果の合成に関する課題 コンビニエンスストア ( 丁調査 ) の企業調査結果の活用のあり方に関する課題 企業調査を導入した際のデータ特性の変化に関する検証の課題については 研究会でも簡潔ながら一通り検討されている 図表 3.11 では これらの検討結果 (4)~(6) について 第 2 章でとりまとめたその他の課題及び検討結果 (1)~(3) と併せて整理している なお (1) に関しては 第 2 章では各新業種 業態の調査対象企業を選定するにあたって 店舗数を軸に売上等の他の指標も参考に選定する方向性が結論付けられている ここではそれに加えて でみた 5 の部分をなるべく小さくし 事業所調査の場合の業種の定義に近づける工夫として 企業の主業も勘案することが検討されている 図表 3.11 集計方法に関する更なる課題 ( 整理 ) 課題検討結果 各新業種 業態の調査対象企業を選定する際の選定基準 ( 店舗数 売り場面 (1) 積 等 ) しきい値をどのように定めるか 企業調査の対象として FC( フランチ (2) ャイズ ) 店を含めるか 丙調査の対象事業所と企業調査対象 (3) との関係整理 ( 二重調査の解消等 ) が必要 地域 ( 経済産業局 ) 別表章において 企 (4) 業調査部分と事業所調査部分の合成 について検討する必要 今回の新業種 業態に加えてコンビニ (5) エンスストアの企業調査結果も商動業種の販売額推計に反映させるか 事業所から企業へ調査対象が変わるこ (6) と等に伴うデータ特性の変化について検証する必要 ( 注 )(1)~(3) は 2.5 でとりまとめている 店舗数を軸に売上等他の指標も参考に選定 企業の主業も勘案 FC 店も含める方向で検討 丙対象との重複事業所は企業調査で対応 基本的には業種計の合成方法と同様であるが 詳細については更に検討が必要 コンビニも新業種 業態と同様な方法で商動業種の販売額推計に反映させる方向で検討 実際に調査実施されデータが得られ次第検討 53

62 ( 例 ) 医薬品 化粧品小売業事業所調査企業調3.2.4 ( 参考 ) 企業調査結果を商動販売額推計に反映させる場合の標本部分の計算方法例 図表 3.12 では 企業調査結果を商動販売額推計に反映させる場合における 標本部分の 必要調査事業所数を計算する標準的な方法について 参考として整理している 図表 3.12 企業調査結果を商動販売額推計に反映させる場合の標本部分の計算方法例 ( 例 ) うちドラッグストア他の小査 卸売業 売業 5 6 サービス等小売業以外 ( 医薬品 化粧品小売業及びドラッグストアを標準誤差率 5% で表章する場合の計算手順 ) 医薬品 化粧品小売業 : Var X ( 1) (5) 1 N(1) N N 0.05 Var (1) (2) (3) (5) (1) (5) (1) (5) N N N 1 (1) (5) N N (1) 2 n 1 N (2) (3) (6) X Var X Var X (1) (1) n 2 (1) (1) N N (2) 2 n 1 N (2) (2) n 2 (2) (2) N N (3) (5) 2 N 1 N (3) (5) (3) (5) N 2 (3) (5) (3) (5) ドラッグストア : 0.05 Var X (2) (5) (2) (5) 1 (1) (5) 1 (2) (5) 2 N(1) n 1 N N N N (2) (2) (5) 2 (1) (1) Var n 2 (1) (1) N(2) n 1 N N 2 (2) (2) n 2 (2) (2) (3) (5) X Var X (2) N N (2) (5) 2 (3) (5) 1 1 (2) (5) N N (2) (2) (5) 2 n 1 N を基にして 2 の必要標準誤差率を求める 2. 2 の必要標準誤差率を用いてネイマン配分による 2 の必要標本サイズ(<n (2) ) を求める 3. 2 の必要標準誤差率を用いて求められた Var X (2) と1を基にして 1 の必要標準誤差率を求める 4. 1 の必要標準誤差率を用いてネイマン配分による 1 の必要標本サイズ(<n (1) ) を求める (2) (2) n 2 (2) (2) 54

63 4. 新たな業種 業態への調査事項及び調査票 4.1 国内外における同種の業種 業態調査と調査事項 国内における同種の業種 業態調査図表 4.1 では ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店及び通信カタログ販売に関連する主な公的統計及び業界統計等を挙げている これらのデータ等については第 1 章で説明している 本節では これらの調査品目について整理する 図表 4.1 新業種 業態及び通信カタログ販売に関連する公的統計及び業界統計等 業種 業態統計調査名調査主体 ドラッグストア ドラッグストア実態調査 全国ドラッグストア年鑑 日本チェーンドラッグストア協会 ( 株式会社流通企画 ( ホームセンター 家電大型専門店 ( 家電製品 ) ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店 無店舗小売業 通信カタログ販売 DIY 小売業実態調査 家庭電気製品の量販店月次販売統計調査 日経 BP GfK Premium INDEX 中国地域専門量販店販売統計調査 平成 21 年消費者向け電子商取引実態調査 売上高調査 通販 e- コマースビジネスの実態と今後の動向 社団法人日本 DIY 協会 ( 経済産業省商務情報政策局 ( index.html) 日経 BP GfK ( fk/gfk_index2.html) 経済産業省中国経済産業局 ( x.html) 経済産業省 ( dex.html) 日本通信販売協会 ( l) 株式会社富士経済 ( 国内における同種の業種 業態調査の調査品目 ( ドラッグストア ) 日本チェーンドラッグストア協会の ドラッグストア実態調査 における調査品目は図表 4.2 のドラッグストア1に掲載しており 医薬品 化粧品 日用雑貨 その他 の 4つからなる また ドラッグストア2に掲載している 全国ドラッグストア年鑑 ( 株式会社流通企画 ) では 加工食品 を加えた5 品目となっている 55

64 ( ホームセンター ) 社団法人日本 DIY 協会の DIY 小売業実態調査 ( 年次調査 ) では DIY 用具 素材 電気 から カルチャー 業務サービス までの8 分野に計 25 品目が設定されている ( 図表 4.2) ホームセンターでは増改築 リフォーム等のサービス業務も行われているため 同実態調査では商業動態統計では対象外であるサービス販売の調査品目が設定されている 図表 4.2 国内における同種の業種 業態調査の調査品目 (1) 専門量販店販売 ホームセンター 項目等家具 インテリア教養娯楽用品工具 資材男子用洋服教養娯楽用電気製品家事用電気製品医薬品理美容用品家庭日用品その他商品サ - ビス業務 ドラッグストア 1 品目 1 医薬品 2 化粧品 3 日用雑貨 4 その他 ドラッグストア2 品目 1 医薬品 2 化粧品 3 日用雑貨 4 加工食品 5 その他 分野 DIY 用具 素材電気インテリア家庭用日品園芸 エクステリアカー アウトドアカルチャー業務サービス 品目 1 道具 工具 2 電動工具 3 作業用品 4 建築金物 5 塗料 塗装具 6 接着剤 梱包資材 7 木材 建材 8 水道 ガス 配管 9 住設機器 器具 10 電気 照明 11 家電製品 12 インテリア 13 家具 収納用品 14 家庭用品 15 日用消耗品 16 エクステリア 17 園芸生物 18 園芸用品 19 ペット 20 カー用品 21 自転車 22 レジャー スポーツ 23 教養 娯楽 24 増改築 リフォーム等 25 その他のサービス業務 ( 資料 ) 以下の資料を基に作成 専門量販店販売 : 中国経済産業局 中国地域専門量販店販売統計調査 ( ドラッグストア ホームセンター 家電量販店を対象 ) ドラッグストア1: 日本チェーンドラッグストア協会 (JACDS) ドラッグストア実態調査 ドラッグストア2: 株式会社流通企画 全国ドラッグストア年鑑 ホームセンター : 社団法人日本 DIY 協会 DIY 小売業実態調査 ( 年次調査 ) 56

65 ( 家電大型専門店 ( 家電製品 )) 図表 4.3 では 1 経済産業省 家庭電気製品の量販店月次販売統計調査 及び2 日経 BP GfK 日経 BP GfK INDEX Premium の調査品目をそれぞれ掲載している 1 2ともに 大きく分野が設定されており その内訳品目として各種製品が設定されている 1には AV 機器 白物家電 OA 関連 の3 分野に計 17 品目が設定され 品目毎に台数 金額が調査されている 2では AV 家電 情報家電 通信家電 イメージング家電 生活家電 の5 分野に 計 22 品目が設定されている 1のほうが分野数が少なく 1と2の内訳品目の対応も若干異なっている 例えば1の AV 機器 にはデジタルカメラが含まれるが 2ではデジタルカメラは イメージング家電 に含まれる また パソコンは1では OA 関連 に含まれるが 2では 情報家電 に含まれる 携帯電話機も1では OA 関連 に含まれるのに対して 2では 通信家電 という単独の分野になっている ( 通信カタログ販売 ) 通信カタログ販売に関しては 無店舗小売業を対象とする公的統計 業界団体等の統計調査が見られないため ここでは通信カタログ販売に関する2つの調査について図表 4.4 に整理している 1は日本通信販売協会の 売上高調査 であり 2は株式会社富士経済の 通販 e-コマースビジネスの実態と今後の動向 である 1では 衣料品 家庭用品 雑貨 食品品 通信教育 サービス その他 の6 分野に9 品目が設定されている 2では 商品カテゴリーとして 食品 産直品 健康食品 医薬品 から 通信教育 講座 その他 までの物販 9 分野と サービス デジタルコンテンツ の計 10 分野が設定されている 通信カタログ販売では 1 2ともに 商動業種をまたがる多様な商品が扱われていることがわかる 商品を現行の商動業種と対応させると 例えば 2の 食品 産直品 は飲食料品小売業に 健康食品 医薬品 と ビューティ他 は医薬品 化粧品小売業に アパレル は織物 衣服 身の回り品小売業に 家電 パソコン は機械器具小売業にそれぞれ該当すると考えられる なお 1 2には サービス販売の品目も含まれている 1では 通信教育 サービス は明らかにサービス販売である 2では サービス デジタルコンテンツ の他にも 通信教育 講座 や 書籍 ソフト の中の各種ソフトにはサービス販売に該当するものが含まれている可能性がある 57

66 図表 4.3 国内における同種の業種 業態調査の調査品目 (2) AV 機器 白物家電 OA 関連 家電大型専門店 ( 家電製品 )1 分野内訳 テレビ DVD CRT 液晶 PDP 再生専用録画再生機 VTR 携帯オーディオ機器ホームオーディオ機器デジタルカメラ冷蔵庫 洗濯機電子レンジエアコン食器洗い機クッキングヒーターパソコン ( 本体 ) 携帯電話機 家電大型専門店 ( 家電製品 )2 分野品目 1 液晶テレビ 2 PDPテレビ AV 家電 3 DVDレコーダー 4 ステレオセット 5 携帯音楽プレーヤー 6 デスクトップ型パソコン 7 ノート型パソコン情報家電 8 パソコン用ディスプレイ 9 プリンター 10 電子手帳 辞書通信家電 11 携帯電話機 12 コンパクト型デジカメイメージング家電 13 一眼レフデジカメ 14 ビデオカメラ 15 洗濯機 16 掃除機 17 冷蔵庫 18 炊飯器生活家電 19 オーブンレンジ 20 エアコン 21 電動歯ブラシ 22 男性用シェーバー ( 資料 ) 以下の資料を基に作成 家電大型専門店 ( 家電量販店 )1: 経済産業省 ( 商務情報政策局 ) 家庭電気製品の量販 店月次販売統計調査 家電大型専門店 ( 家電量販店 )2: 日経 BP GfK 日経 BP GfK INDEX Premium 58

67 図表 4.4 国内における同種の業種 業態調査の調査品目 (3) 通信カタログ販売 ( 通信販売 )1 分野衣料品家庭用品雑貨食料品通信教育 サービスその他 品目 1 衣料品 2 家庭用品 3 雑貨 ( 下記項目を除く ) 4 文具 事務用品 5 化粧品 6 食料品 ( 健康食品を除く ) 7 健康食品 8 通信教育 サービス 9 その他 物販 商品カテゴリー 通信カタログ販売 ( 通信販売 )2 構成品目 食品 産直品 加工食品 菓子類 酒類 飲料 自然食 水産物 農産物など 健康食品 医薬品 健康食品 シリーズサプリメント 医薬品など ビューティ他 生活雑貨 アパレル 家電 パソコン 書籍 ソフト 通信教育 講座 その他 サービス デジタルコンテンツ 化粧品 美容器具 健康器具など 家庭用品 トイレタリー 食器 台所用品など婦人服 紳士服 子供服 ベビー服 服飾雑貨 宝飾品など家電 パソコン本体 パソコン周辺機器 パソコンソフトなど 書籍 雑誌 音楽ソフト 映像ソフトなど 小中高生向け通信教育 幼児向け通信教育 大人向け通信講座など家具 インテリア 寝具 ホビー 玩具 スポーツ用品 文具 カー用品など鑑賞 観戦チケット 音楽 映像配信 ゲーム配信 携帯情報 データ配信など ( 資料 ) 以下の資料を基に作成 通信カタログ販売 1: 日本通信販売協会 売上高調査 ( 月次 ) 通信カタログ販売 2: 株式会社富士経済 通販 e-コマースビジネスの実態と今後の動向 ( ) 59

68 4.1.2 国外における同種の業種 業態調査と調査事項本項では アメリカ イギリス 韓国における同種の業種 業態調査を取り上げ 調査事項等について整理する ただし 本調査研究で想定しているような 比較的少数の特定企業を調査対象とし 商品目別や地域別の販売額等の詳細な調査事項を設定した調査票により調査している事例は 各国ともに見当たらなかった そのため以下では 商業動態統計に相当する各国の小売業統計調査を基にして 新業種 業態及び通信カタログ販売に関連する調査の概要を整理する なお これらの詳細については資料 5に掲載している ( アメリカ ) アメリカには 商業動態統計の小売業に相当する統計調査として 小売業調査 (Retail Trade Survey) がある この小売業調査では 月次の 速報月次小売業調査(MARTS) 月次小売業調査(MRTS) 四半期の 四半期電子商取引報告 年次の 年次小売業調査 (ARTS) が公表される また 小売業調査では飲食サービス企業の販売額等についても併せて調査される MRTS とその速報版である MARTS の調査事項は同じであり 大きく1 販売額と報告期間 2 事業所数の2つに分かれている また 1は a 販売額 b 報告期間 c 販売額の回答数字は帳簿上の数字か推計値か の3つに分かれている 1a 販売額の調査事項は (1) 販売額計 ( 電子商取引金額を含む ) (2) 電子商取引販売額 (3) 同割合 ( 電子商取引金額が不明の場合 ) の3 項目である 電子商取引販売額または割合が調査されていることが 商業動態統計と比べた場合の特徴である ただし 電子商取引販売額 ( 割合 ) は月次では公表されず 四半期電子商取引報告 で四半期毎に公表される なお 電子商取引販売額の定義として MRTS の調査票には インターネット エクストラネット EDI ネットワーク 電子メールその他のオンラインシステム上で 買い手から注文が出されたり販売価格 時期が交渉されたりする財 サービスの販売額 ただし 支払いはオンラインであってもなくてもよい と記載されている また オンライン旅行サービス 金融仲介 ディーラー チケット販売代理店は小売に分類されず 小売販売額にも小売電子商取引販売額にも含まれない との注意書きがある ARTS では 月次調査よりも詳細な調査事項が設定されている 列挙すると 組織変更 ( 買収 売却 統合の有無 ) 報告期間 事業所数 販売額 収入 売上税額 電子商取引販売額 年末在庫価額 在庫評価法と年末在庫価額 仕入額 売掛金勘定と年末売掛債権残高 経費 の 10 項目である 公表事項は 年間販売額 在庫 仕入 営業経費 粗マージン 売掛債権 1 人当たりの販売高 国内外の保有在庫 ホテル 飲食サービス業の年間販売額 の9 項目である アメリカの小売業 ( 北米産業分類コード (NAICS)44-45) の中で 今回の調査研究の対象としている新業種 業態に対応する分類としては 446 健康 個人医療小売店 ( うち 薬局 薬店 ) 444 建材 園芸用具 用品 443 電子機器 家電 454 無店 60

69 舗小売 ( うち 4541 電子商取引 通信販売店 ) がある このうち無店舗小売業について 小売業調査の調査票には先述したように 電子商取引販売額または割合 が設定されているため アメリカでは無店舗小売業を業種格付けする一方で 小売業の全調査票に 通信カタログ販売額または割合 の調査項目の設定もしていることになる なお アメリカの小売業の分類の中にも 業態の概念に近い分類がある 例えば 445 飲食料品 のうち スーパー その他の食料雑貨 ( コンビニエンスストアを除く ) 452 総合大型店 のうち 4521 百貨店 ( テナントを除く ) などである ( イギリス ) イギリスでは 商業動態統計の小売業に相当する統計調査として 小売売上高指数 (Retail Sales Index) が実施されている これは月次調査であり 飲食サービス企業についても併せて調査されている 調査事項は 1 付加価値税込みの販売額 2 報告期間 3 従業員数の3つである 1には (1) 販売額計 ( 電子商取引 その他の通信販売額を含む ) (2) 電子商取引販売額の2 項目が設定されており 電子商取引について調査されている点は アメリカと同様である イギリスの小売業の中で 新業種 業態に対応する分類としては 医薬品 整形外科製品専門店 や 化粧品専門店 47.5 家庭用品専門店 47.4 情報通信機器専門店 47.9 無店舗小売店 がある なお 小売売上高指数は 名称が示す通り指数で公表されている ( 韓国 ) 韓国には 商業動態統計の小売業に相当する統計調査として 月次小売売上高調査 がある 月次小売売上高調査の調査事項は 1 月間営業日数 2 月末従事者数 3 売場面積 4 月間商品販売額 5 月末商品在庫の5 項目である 月次で売場面積や月末商品在庫を調査している点は 商業動態統計のみならずアメリカ イギリスの同種調査と比較しても詳細である なお 韓国では年次の 卸売 小売業調査 も実施されている そこでは組織形態 従業者数と年間給与額 年間営業日数 チェーン店加入の有無等の実態調査に近い内容が調査されている また 電子商取引に関しては 企業間取引 (BtoB) を対象に 電子商取引とサイバーショッピング調査 が実施されている 韓国の小売業の中で 新業種 業態に対応する分類としては 4781 医薬品 医療用器具 化粧品や芳香剤の小売業 473 情報通信機器小売業 ( うち 4732 家電製品小売業 ) 479 無店舗小売業 ( うち 4791 通信販売業 うち 電子商取引業 ) がある ただし ホームセンターに対応するような分類は見当たらない その一方で 471 総合小売業 のうち デパート スーパーマーケット チェーン化コンビニエンスストア といった業態概念の分類が見られる 61

70 ( ドラッグストア ) 調査品目に関しては 各品目の内容例示があれば 自社集計区分をシステム調整して 毎月報告が可能であるとの意見であった 既存店販売額の報告についても同様である 都道府県別の販売額も同様であるが 各品目の販売額を都道府県別に調査することは避けてほしいとの意見であった 月末店舗数 通信販売割合については 特に支障がない ( ホームセンター ) 調査品目に関しては 社団法人 DIY 協会 DIY 小売業実態調査 の品目ならば困難ではないとの意見を中心に ペット ペット用品 等の品目追加に関する意見もあった 既存店販売額に関しては 都道府県別は手間が掛かるものの 既存店販売額全体であれば支障はない 月末店舗数も同様である 通信販売割合については 通販割合は低いものの 報告可能とのことである ただし 一部企業では自社店舗のネットを通じた注文が区別できず困難であるとしている ( 家電大型専門店 ) 調査品目は調査票案で良いが 企業によって品目の内容が異ならないよう定義を明確化する必要があり 図表 4.3 の2( 日経 BP GfK) が望ましいとの意見があった 既存店販売額も 既存店の定義の明示が必要との意見があった 都道府県別の販売額 月末店舗数 通信販売割合は特に支障がないが 通信販売割合は一部企業では非開示扱いとしている 4.2 業界団体 企業へのヒアリング結果図表 4.5 では 新業種 業態の企業調査を行う場合に どのような調査事項 調査票であれば回答報告者側として協力しやすいかについて 業界団体 企業に聞き取りした結果をまとめている 聞き取りに際しては で整理した業界団体等による同種調査を参考にして作成した調査票案を例示している 以下では 主なヒアリング結果について 業種 業態毎に順次説明する なお 具体的な調査品目については 4.3 で改めて説明する ( 通信カタログ販売 ) 調査品目に関しては 日本通信販売協会 売上高調査 の調査品目ならば支障がないとの意見がある それに加えて 家庭用品の内訳について 定義がわかりにくいため 家具 家庭用品 インテリア のように明示するのがわかりやすいといった意見があった 通信販売では 他の3 業種 業態と異なり 都道府県別 既存店 月末店舗数の調査事項は意味をなさない 他方 販売手段として 1.4 の民間統計等の分類でみた ネット販売 テレビ販売 カタログ販売 別の販売額または割合を調査することには意義がある ヒアリングでは これら以外に店頭や催事での販売があるとの意見があった そのため 通販以外 といった項目も加えると 全体で 100% になり望ましいとの意見があった 62

71 図表 4.5 業界団体 企業へのヒアリング結果 ( 主な内容のまとめ ) 項目ドラッグストアホームセンター 調査品目 都道府県別 特徴的な品目は細分化してよい 各品目の内容例示があれば 自社集計区分をシステム調整し毎月報告可能 総売上高の報告は可能であるが 県別 品目別は避けてほしい DIY 協会の調査品目ならば困難ではない ペット ペット用品 は別立てが必要 特に支障ない ( 一部企業では担当者が別途集計する必要 ) 既存店販売 既存店の定義が明確であれば可 能 可能であるが 県別 既存店販売 の集計は手間が掛かる 月末店舗数 特に支障ない 特に支障ない 通販割合 ( 手段 ) 通販割合は低いが 報告は可能 通販割合は低いが 報告は可能 ( 一部企業では困難 ) 項目家電大型専門店 ( 家電製品 ) 通信カタログ販売 調査品目 調査票案の調査品目でよい 各品目の定義の明確化は必要 サービス売上の項目は不要 通販協会の調査品目ならば困難は ない 各品目の定義の明確化が必要 都道府県別 特に支障ない - 既存店販売 報告可能であるが 既存店 の定 義の明示が必要 ( 一部企業では 不可 ) 既存店の概念はない 月末店舗数 特に支障ない - 通販割合 ( 手段 ) 通販割合の報告は可能 ( 一部企 業では非開示 ) 販売手段として ネット テレ ビ カタログ の他に 店頭販 売 等があると良い 63

72 4.3 調査票案 4.2 では で整理した業界団体等による同種調査を参考にして作成した調査票案を例示しながら 業界団体 企業に対して調査事項や調査票について聞き取りを行った結果を整理した ヒアリングの過程ではその都度 調査票案をバージョンアップしている 図表 4.6~ 図表 4.9 は ヒアリング結果を基にした 本調査研究における各業種 業態の調査票案の最終バージョンである 以下では これらについて 順次説明する ( ドラッグストア ) 業界団体 企業からの助言を受けて 調査品目は日本チェーンドラッグストア協会 ドラッグストア実態調査 の調査品目よりも詳細にし 調剤医薬品 OTC 医薬品 から 食品 その他 までの計 9 品目を設定している 医薬品は 調剤医薬品 といわゆる市販薬 ( 一般用医薬品 ) である OTC 医薬品 を区別している また 日用雑貨を ヘルスケア用品 ( 衛生用品 ) 介護 ベビー と具体的にするなど 品目の内容を明確化している 全国及び都道府県別の商品販売額 都道府県別月末店舗数 通信販売割合については 特に支障がないとのヒアリング結果を受けて設定している ( ホームセンター ) 調査品目は 社団法人 DIY 協会 DIY 小売業実態調査 の品目ならば困難ではないとの意見を基に設定している ただし 売上が伸びている ペット ペット用品 は 園芸エクステリア から別立てするほうがよいとの助言により 新設している 全国及び都道府県別の商品販売額 都道府県別月末店舗数 通信販売割合については ドラッグストアと同様に 特に支障がないとのヒアリング結果を受けて設定している ( 家電大型専門店 ) 調査品目及びその定義は 基本的には図表 4.3 の2( 日経 BP GfK) が望ましいとの意見を参考に AV 家電 から 生活家電 までの5 品目に その他 を加えた6 品目としている 全国及び都道府県別の商品販売額 都道府県別月末店舗数は 特に支障がないとのヒアリング結果を受けて設定している 通信販売割合については一部企業では非開示との意見があるものの 統計ユーザーニーズを勘案して設定している ( 通信カタログ販売 ) 調査品目は日本通信販売協会 売上高調査 の調査品目ならば支障がないとの意見と各品目の定義の明確化が必要との意見を踏まえて 衣料品 アクセサリー 食料 飲料 から 趣味 ( スポーツ用品 楽器など ) その他 までの9 品目とし 品目の内訳 定義もわかりやすくしている 販売手段は 大きく 通信 カタログ販売 店頭販売 その他 に分け 通信 カタログ販売は更に ネット テレビ カタログ に分けている 64

73 図表 4.6 調査票案 ( ドラッグストア ) 統計調査票 ( 案 ) ( ドラッグストア用 ) 平成年月分 提出先提出日部数 翌月 日 1 部 企業名 所在地 ( - ) ( 電話 - - ) 1. 月間商品販売額 記号は付けないでください ( 単位 : 百万円 ) 販売額等全店番当月販売額 商品分類等 号 A 千億百億十億億千万百万 調 剤 医 薬 品 0101 O T C 医 薬 品 0102 全 国 都道府県別 商品販売額 商品販売額 ヘルスケア用品 ( 衛生用品 ) 介護 ベビー 0103 健 康 食 品 0104 ビューティケア ( 化粧品 小物 ) 0105 ト イ レ タ リ ー 0106 家庭用品 日用消耗品 ペット用品 0107 食 品 0108 そ の 他 0109 計 0110 北海道 0111 青森県 月末店舗数 ( 単位 : 店 ) 店舗数番当月末店舗数店舗数番当月末店舗数都道府県号 A 都道府県号 A 全国 0201 都北海道 0211 都道青森県 0212 道府 府県 県別 別 3. 月間商品販売額に占める通販割合通販割合 % この調査票の内容を照会されたとき答えることのできる人の所属名及び氏名 備考 ( 電話 - - ) 平成年月日報告者 ( 企業の代表者 ) の氏名 統計調査番号 調査票番号 年月分 事業所番号 年 月 都道府県 整理番号 65

74 図表 4.7 調査票案 ( ホームセンター ) 統計調査票 ( 案 ) ( ホームセンター用 ) 平成年月分 提出先提出日部数 翌月 日 1 部 企業名 所在地 ( - ) ( 電話 - - ) 1. 月間商品販売額 記号は付けないでください ( 単位 : 百万円 ) 販売額等全店番当月販売額 商品分類等 号 A 千億百億十億億千万百万 D I Y 用 具 素 材 0101 電 気 0102 ヘルスケア用品 ( 衛生用品 ) 介護 ベビー 0103 全 家庭用品 日用品 0104 国 都道府県別 商品販売額 商品販売額 園芸 エクステリア 0105 ペット ペット用品 0106 カー用品 アウトドア 0107 オフィス カルチャー 0108 そ の 他 0109 計 0110 北海道 0111 青森県 月末店舗数 ( 単位 : 店 ) 店舗数番当月末店舗数店舗数番当月末店舗数都道府県号 A 都道府県号 A 全国 0201 都北海道 0211 都道青森県 0212 道府 府県 県別 別 3. 月間商品販売額に占める通販割合通販割合 % この調査票の内容を照会されたとき答えることのできる人の所属名及び氏名 備考 ( 電話 - - ) 平成年月日報告者 ( 企業の代表者 ) の氏名 統計調査番号 調査票番号 年月分 事業所番号 年 月 都道府県 整理番号 66

75 図表 4.8 調査票案 ( 家電大型専門店 ) 統計調査票 ( 案 ) ( 家電大型専門店用 ) 平成年月分 提出先提出日部数 翌月 日 1 部 企業名 所在地 ( - ) ( 電話 - - ) 1. 月間商品販売額 記号は付けないでください ( 単位 : 百万円 ) 販売額等全店番当月販売額 A 号商品分類等千億百億十億億千万百万 A V 家電 0101 商情報家電 0102 全品通信家電 0103 販カメラ類 0104 売生活家電 0105 国額その他 0106 都道府県別 商品販売額 計 0107 北海道 0111 青森県 月末店舗数 ( 単位 : 店 ) 店舗数番当月末店舗数店舗数番当月末店舗数都道府県号 A 都道府県号 A 全国 0201 都北海道 0211 都道青森県 0212 道府 府県 県別 別 3. 月間商品販売額に占める通販割合通販割合 % この調査票の内容を照会されたとき答えることのできる人の所属名及び氏名 備考 ( 電話 - - ) 平成年月日報告者 ( 企業の代表者 ) の氏名 統計調査番号 調査票番号 年月分 事業所番号 年 月 都道府県 整理番号 67

76 図表 4.9 調査票案 ( 通信カタログ販売 ) 統計調査票 ( 案 ) ( 通信カタログ販売用 ) 平成年月分 提出先提出日部数 翌月 日 1 部 企業名 所在地 ( - ) ( 電話 - - ) 1. 月間商品販売額 記号は付けないでください ( 単位 : 百万円 ) 販売額等全店番当月販売額 商品分類等 号 A うち通信 カタロ千億百億十億億千万百万グ販売割合 衣料品 アクセサリー 0101 % 食 料 飲 料 0102 % ヘルスケア用品 ( 衛生用品 ) 介護 ベビー 0103 商 % 全化粧品 0104 品 % 家電品 PC 及びPC 関連商品 0105 販 % 書籍 音楽 エンタテイメント系ソフト 0106 売 % 国家具 家庭用品 雑貨 0107 額 % 趣味 ( スポーツ用品 楽器など ) 0108 % そ の 他 0109 % 計 販売手段別の月間商品販売額又は割合販売額等当月販売額番 A 号販売手段千億百億十億通信 ネット販売 0211 販カタログテレビ販売 0212 売販売カタログ販売 0213 手店頭販売 0214 段その他 0215 億千万百万 金額で記入又は割合できない場 ( 単位 :%) 合は 右欄に割合を記入してください この調査票の内容を照会されたとき答えることのできる人の所属名及び氏名 備考 ( 電話 - - ) 平成年月日報告者 ( 企業の代表者 ) の氏名 統計調査番号 調査票番号 年月分 事業所番号 年 月 都道府県 整理番号 68

77 5. 小売業及び卸売業の構成のあり方 5.1 小売業及び卸売業の構成に関するヒアリング結果 検討の背景 図表 5.1 で整理している通り 現行の商業動態統計では 卸売業の表章業種数が 15 であ るのに対して 小売業の表章業種数は 8 である 一般の統計ユーザーにとっては 業種別 販売額の表章ニーズは卸売業よりも小売業のほうがより高いと考えられるが 表章業種数 は逆になっている その一方で 商業動態統計は供給側から流通 個人消費の動向を把握する月次の公的統 計としては我が国唯一の統計調査であり 国民経済計算をはじめとする二次統計の基礎統 計にも利用されている そのため 二次統計の作成者にとっては 小売業のみならず卸売 業の販売額表章も重要な位置を占めていると考えられる 商業動態統計において小売業及び卸売業の最適な構成について検討するに当たっては 一般の統計ユーザー 二次統計の作成者の両方からニーズを聞き取る必要がある 加えて 商業動態統計の母集団である商業統計による分析結果も基にして 卸売業 小売業のバラ ンスについて検討する必要がある 以上により では一般統計ユーザーと二次統計作成者へのヒアリング結果について 整理する 平成 19 年商業統計による分析結果は 5.2 と 5.3 で説明する 図表 5.1 商業動態統計における販売額の表章業種 商業計卸売業計各種商品卸売業繊維品卸売業衣服 身の回り品卸売業農畜産物 水産物卸売業食料 飲料卸売業建築材料卸売業化学製品卸売業鉱物 金属材料卸売業機械器具卸売業一般機械器具卸売業自動車卸売業電気機械器具卸売業その他の機械器具卸売業家具 建具 じゅう器卸売業医薬品 化粧品卸売業その他の卸売業小売業計各種商品小売業織物 衣服 身の回り品小売業飲食料品小売業自動車小売業機械器具小売業燃料小売業医薬品 化粧品小売業その他小売業 69

78 5.1.2 小売業及び卸売業の構成に関するヒアリング結果本調査研究では で説明した観点を基にして一般統計ユーザーと二次統計作成者の両方にヒアリング調査を実施している 図表 5.2 では 主なヒアリング結果を整理している 以下では それぞれのヒアリング結果について補足する ( 一般統計ユーザー ) 一般統計ユーザーに対して卸売業及び小売業の業種構成について聞き取りしたところ 注視しているのはマクロの動きであり 商業動態統計では小売業計や卸売業計の動きを重視しているが 個々の内訳業種に関しては常に注視しているわけではないとの利用方法が聞かれた ただし 第 6 章で後述するように 小売業計や卸売業計の動きに対する影響度 ( 寄与度 ) の分析のため 現行の機械器具小売業や自動車小売業等の内訳業種の販売額もその都度活用されている しかし 業種分類に関しては現行のままでもよいとの意見である ( 二次統計作成者 ) 二次統計作成者にとっては 先述したように商業動態統計は供給側から流通 個人消費の動向を把握する月次の公的統計として 貴重な統計調査である 特に国民経済計算 ( 内閣府 ) や産業連関表 ( 経済産業省及び総務省 ) では コモディティ フロー法の過程で 商業マージン額の推計の際に卸売業及び小売業の全内訳業種の販売額が用いられており 商品手持額 ( 四半期調査 ) も流通在庫の推計のために必須となっている 以上により 二次統計の精度向上のために 商業動態統計の卸売業 小売業ともに現行の維持か むしろ商業統計並みの表章数に増やすことが希望されている 図表 5.2 小売業及び卸売業の構成に関するヒアリング結果 ( 要約 ) 一般統計ユーザー 業種分類としては概ねこれで( 現行のままで ) よいのではないか 小売業計は海外メディアからも注目度が高い 内訳業種は マクロの消費動向への寄与度 ( 影響度 ) の分析に必要 二次統計作成者 産業連関表の精度向上のために 卸売業 小売業ともに商業センサス並みの表章業種が望まれる 第 3 次産業活動指数の連続性確保のため 小売業 卸売業の現行の表章業種は全て維持して欲しい 商品手持額の表章業種や調査対象に関して要望がある 70

79 5.2 平成 19 年商業統計を基にした分析結果 ( 卸売業 ) 本節と次節 5.3 では 平成 19 年商業統計を用いて 卸売業 小売業の業種構成について分析し検討する 本節ではまず 卸売業について検討する 5.2.1~5.2.3 では 主に標本調査事業所数の節約を企図した分析 検討を行う では 卸売業の中分類 (2 桁コード ) での表章について検討する では 卸売業全体の販売額に占める割合が1% 程度と低い業種の統合について検討する では 1~9 人の従業者規模区分の分割について検討する では 国民経済計算や産業連関表において流通在庫の推計に利用される商品別手持額の調査対象ともなる甲調査部分 ( 従業者規模が 200 人 ~ 各種商品卸売業は 100 人 ~) の対象拡大について検討する 中分類での表章の検討図表 5.3 は 卸売業における各業種の販売額割合を示している 図中の太字は 中分類 (2 桁コード ) である 仮に卸売業を中分類で表章する場合 標本事業所数は現行の半分程度になる しかし 業種の統合は 5.1 で説明したような二次統計作成者のニーズに対応できない 加えて 図表 5.3 からわかるように 中分類では異質な業種が統合されることになる そのため 一般統計ユーザーにとってもデメリットが大きい 図表 5.3 卸売業における各業種の販売額割合 ( 太字は中分類 ) その他卸売 16% その他の卸売業家具 建具 10% 1% 医薬品化粧品 5% 各種商品 12% 各種商品 12% 繊維品 1% 3% 衣服身の回り品 繊維 衣服 4% その他の機械 3% 8% 農畜産水産物 機械器具 24% 電気機械器具 11% 自動車 4% 10% 食料 飲料 飲食料品 18% 一般機械器具 6% 5% 建築材料 6% 15% 化学製品鉱物 金属材料 建築材料 化学製品 鉱物 金属材料 25% 71

80 5.2.2 販売額割合が低い (1% 程度 ) 業種の統合の検討前項では 中分類での表章は適当ではないとの結論であった この検討結果を受けて 本項では卸売業全体の販売額に占める割合が1% 程度と低い繊維品卸売業と家具 建具 じゅう器卸売業の業種統合について検討する 具体的には 繊維品卸売業を衣服 身の回り品卸売業と統合して中分類の繊維 衣服等卸売業とし かつ家具 建具 じゅう器卸売業とその他卸売業を統合して新たなその他卸売業とした場合の標本事業所数を計算する この計算結果によると 標本事業所数は現行と比べて約 5 百事業所節約できる 上記の標本事業所数の節約は 調査の効率化という点でメリットである それに対して 表章業種が2つ少なくなること及び統計の連続性が失われる業種が生じることは 二次統計作成者にとってデメリットである これらのメリット デメリットを比較した場合 5 百程度の標本事業所数の節約は十分なメリットではないとの結論に至った ( 図表 5.4) 図表 5.4 販売額割合が低い (1% 程度 ) 業種の統合の検討 繊維品 (1%)+ 衣服身の回り品 (3%) および 家具 建具 (1%)+ その他卸売業 (10%) 合計約 5 百事業所の標本節約が可能 ただし 両業種の表章しないことによるデメリットと比較すると 約 5 百事業所の節約は十分なメリットではない 標本節約を企図した小規模区分の分割に関する検討表章業種数を少なくすることは 標本事業所数を節約できるメリットはあるものの 二次統計作成者にとってのデメリットを上回るほどではないとの結論に至った そのため ここでは現行の業種数を維持したまま標本事業所数を節約することを企図して 1~9 人の従業者規模区分の分割について検討する なお 1~9 人の従業者規模区分について検討するのは この区分における事業所数が多く かつ変動係数も比較的高いためである ここでは 図表 5.5 に示すように 1~9 人の従業者規模区分を1~4 人と5~9 人に分割する この場合 合計約 530 事業所の節約が可能となる ただし 実務上は1~4 人 5~9 人への標本配分は困難であり この検討案も適当ではない 72

81 図表 5.5 標本節約を企図した小規模区分の分割に関する検討 現行 1~9 人 10~19 人 20~49 人 50~99 人 100~199 人 200 人 ~ 細分化 1~4 人 5~9 人 10~19 人 20~49 人 50~99 人 100~199 人 200 人 ~ 合計約 530 事業所の節約が可能 ただし 実務上は 1~4 人 5~9 人への標本配分は困難 甲調査の充実 ( 商品別手持額 調査等) を企図した甲調査対象の拡大ここでは 甲調査部分の対象拡大について検討する 具体的には 現行の甲調査対象は従業者規模が 200 人以上 ( 各種商品卸売業は 100 人以上 ) の事業所であるが これを 150 人以上 ( 各種卸売業は 100 人以上 ) とする これによって 甲調査対象は合計 517 事業所数増加する 甲調査対象は国民経済計算や産業連関表において流通在庫の推計に利用される商品別手持額が調査されるため 甲調査対象の拡大は二次統計作成者にとって精度の向上に寄与するというメリットがある その一方で 標本調査事業所数も合計 323 事業所増加するというデメリットがある これらのメリット デメリットを総合的に勘案すると 全体としては現行維持の方向が考えられる 図表 5.6 卸売 甲調査の充実 ( 商品別手持額 調査等 ) を企図した甲対象拡大 現行 1~9 人 10~19 人 20~49 人 50~99 人 100~199 人 200 人 ~ 大規模区分の拡大 1~9 人 10~19 人 20~49 人 50~99 人 100~149 人 150 人 ~ 甲調査対象は合計 517 事業所増加 ただし 標本調査事業所数も合計 323 事業所増加 73

82 5.3 平成 19 年商業統計を基にした分析結果 ( 小売業 ) 本節では 小売業の業種構成について分析し検討する 小売業に関しては 第 3 章までで検討してきたように 少なくともドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店の 3 業種 業態を新たに表章する方向性が結論付けられている では これらに加えて 現行の その他小売業 を細分化することによって 更に表章業種数を増やす検討を行う その他小売業 の細分化の検討小売業の業種構成を検討するに当たって 新業種 業態の表章以外に表章業種数を増やせる余地があるのは 現行の その他小売業 の細分化以外にない そのためここでは その他小売業を細分化することによって更に表章業種を増やす検討を行う 図表 5.7 では 現行のその他小売業の内訳に関して 内訳業種別に事業所数と販売額を示している これによると ホームセンター以外の部分で 事業所数の割合が最も高いのは書籍 文房具 ( 約 16%) であり スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器 ( 約 10%) 家具 建具 畳 ( 約 9%) と続く また 販売額の割合が最も高いのは書籍 文房具 ( 約 23%) であり スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器 ( 約 15%) 家具 建具 畳 ( 約 9%) となっている 以上にすると その他小売業を細分化する場合 書籍 文房具とスポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器がその対象になりうる その他小売業 の内訳業種を表章する場合に必要となる事業所数前項の検討を基に 図表 5.7 では (1) 書籍 文房具 を表章する場合と (2) 書籍 文房具 と スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器 を表章する場合の2つのケースについて 必要となる事業所数を計算している なお ここで ホームセンターは既に表章する方向であるため表章業種としているが 調査方法は事業所調査によるものとして計算している また 表章の方法は 内訳表章 ( 詳細は 2.1 及び資料 6 参照 ) としている まず (1) については 現行と比べて必要標本事業所数は 410 事業所増える 次に (2) については 現行と比べて必要標本事業所数は 160 事業所増える 表章業種数が多い (2) のほうが必要標本事業所数がむしろ少なくなるのは 業種の層化に伴う効果による 表章業種が1つないし2つ増加することはメリットであるのに対して 標本事業所数が 410 ないし 160 事業所増えることはデメリットである これらのメリット デメリットを総合的に勘案すると 全体としては現行維持の方向が考えられる 74

83 図表 5.7 その他小売業の内訳 事業所数 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% その他の小売業 ( 産業分類 2 桁 ) その他の小売業 ( 産業分類 2 桁 ) 医薬品 化粧品 79,410 (18%) 燃料小売業 53,810 (12%) その他小売業 305,714 (70%) 438,934 事業所 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ホームセンター 5,019(2%) その他小売業その他の小売業 305,714 事業所 ホームセンター以外 300,695 (98%) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ホームセンター以外ホームセンター以外のその他小売業 300,695 事業所 じゅう器 18,390(6%) 農耕用品 12,818(4%) 書籍 文房具 46,650 (16%) 家具 建具 畳 27,743(9%) スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器 28,698(10%) 他に分類されない 142,678(47%) 写真機 時計 眼鏡 23,718(8%) 販売額 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% その他の小売業 その他の小売業 ( 産業分類 2 桁 ) ( 産業分類 2 桁 ) 医薬品 化粧品 8,030 (20%) 燃料小売業 11,932 (29%) その他小売業 20,929 (51%) 40,891 十億円 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% その他小売業 その他の小売業 20,929 十億円 ホームセンター 3,268 (16%) ホームセンター以外 17,662 (84%) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ホームセンター以外のその他小売業 ホームセンター以外 17,662 十億円 じゅう器 582(3%) 農耕用品 1,469(8%) 家具 建具 畳 1,648(9%) 書籍 文房具 4,074 (23%) スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器 2,678(15%) 他に分類されない 6,086(34%) 写真機 時計 眼鏡 1,124(6%) 75

84 図表 5.8 その他小売業 の内訳業種を表章する場合に必要となる事業所数 (1) 書籍 文房具 を表章する場合 その他の小売業 業種 \ 従業者規模区分 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ その他の小売業 ( 現行 ) 表章 =5% ホームセンター 書籍 文房具 他に分類されない小売業 表章 =5% 内訳表章 =5% 内訳表章 =5% 表章しない =6.6% 2, ,718 3, , , ,323 ( 注 ) 他に分類されない小売業 は表章しないため標準誤差率は 5% を上回る 必要標本サイズ計 (2) 書籍 文房具 と スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器 を表章する場合 その他の小売業 その他の小売業 業種 \ 従業者規模区分 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ ホームセンター 書籍 文房具内訳表章 =5% スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器内訳表章 =5% 他に分類されない小売業 ( 現行 ) 表章 =5% 表章 =5% 内訳表章 =5% 表章しない =8.7% 2, ,718 2, , , ,520 ( 注 ) 他に分類されない小売業 は表章しないため標準誤差率は 5% を上回る 必要標本サイズ計 ( 参考 ) 内訳業種を個々に表章する場合 業種 \ 従業者規模区分 その他の小売業 ( 現行 ) ホームセンター家具 建具 畳じゅう器農耕用品書籍 文房具スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器写真機 時計 眼鏡他に分類されない小売業 表章 =5% 表章 =5% 表章 =5% 表章 =5% 表章 =5% 表章 =5% 表章 =5% 表章 =5% 1~9 表章 =5% 10~19 20~49 50~99 100~ 必要標本サイズ計 2, , , , , ,418 76

85 5.4 小売業及び卸売業の構成案 5.2 と 5.3 では 小売業 卸売業の表章業種の構成に関する統計ユーザーへのヒアリング結果をまとめた 5.1 も踏まえて それぞれ卸売業 小売業の表章業種について 平成 19 年商業統計を用いた分析 検討を行った その結果 卸売業に関しては 表章業種は現行を踏襲することが適当であるとの結論になった 一方 小売業に関しては 第 3 章までの検討により 少なくともドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店の3 業種 業態を新たに表章する方向性が結論付けられているが それら以外の表章業種については やはり現行を踏襲することが適当であるとの結論になった 以上の検討結果を踏まえて 図表 5.9 では商業動態統計における卸売業 小売業の業種構成案を示している なお 無店舗小売業 通信カタログ販売に関しては 引き続き検討することとされている 図表 5.9 商業動態統計における販売額の表章業種案 商業計卸売業計各種商品卸売業繊維品卸売業衣服 身の回り品卸売業農畜産物 水産物卸売業食料 飲料卸売業建築材料卸売業化学製品卸売業鉱物 金属材料卸売業機械器具卸売業一般機械器具卸売業自動車卸売業電気機械器具卸売業その他の機械器具卸売業家具 建具 じゅう器卸売業医薬品 化粧品卸売業その他の卸売業小売業計各種商品小売業織物 衣服 身の回り品小売業飲食料品小売業自動車小売業機械器具小売業家電大型専門店燃料小売業医薬品 化粧品小売業ドラッグストアその他小売業ホームセンター 77

86 6. 販売額公表及び水準修正のあり方 6.1 販売額公表に関するヒアリング結果 販売額公表と水準修正のあり方についての背景現行の商業動態統計では 販売額推計値が毎月公表されている その年間合計値は 年間販売額の推計値となる その一方で 商業動態統計の母集団である商業統計でも 調査対象年の年間販売額が調査される これら両者の年間販売額は必ずしも一致しないため 平成 16 年商業統計調査結果による平成 14 年 4 月分 ~ 平成 16 年 3 月分まで 商業動態統計の販売額推計値を商業統計の販売額と一致させる いわゆる水準修正が行われてきた ( 図表 6.1) この水準修正に対しては従来 商業動態統計のユーザーから 水準修正に伴う公表値の遡及修正は混乱を招き使い勝手が悪いといった意見が聞かれた また 過年度調査報告書においては 商業動態統計では消費動向の把握を目的としているため 指数及び伸び率のみの表章でも十分ではないか との考え方も提案されたところである 実際 でみたように イギリスの 小売売上高指数 (Retail Sales Index) は指数のみ公表されている 以上を踏まえて 本章では販売額公表と水準修正のあり方について検討する では 統計ユーザーへのヒアリング結果のうち 販売額公表のあり方に関する主な意見をとりまとめる また 6.2 では ヒアリング結果を踏まえた販売額公表及び水準修正のあり方について案と課題を整理する 図表 6.1 水準修正について 商業動態統計調査( 商業販売 ) は 商業統計調査を母集団とした標本調査であるため 2~3 年毎に実施する商業統計調査結果が公表された時点で 過去に遡って業種別販売額を商業統計調査の結果に合わせるように数値の改訂 ( 水準修正 ) が行われていた 平成 16 年商業統計調査結果による平成 14 年 4 月分 ~ 平成 16 年 3 月分の業種別従業者規模別販売額の修正まで行われており 平成 19 年商業統計調査結果による平成 16 年 4 月分以降の修正 ( 水準修正 ) は中止されている 78

87 6.1.2 販売額公表のあり方に関するヒアリング結果図表 6.2 では 統計ユーザーへのヒアリング結果のうち 販売額公表のあり方に関する主な意見をとりまとめている 具体的には 商業動態統計では消費動向の把握を目的としているため 指数及び伸び率のみの表章でも十分であるか について 一般統計ユーザーと二次統計作成者に聞き取りしている このヒアリング結果によると 販売額公表のあり方に関しては 一般統計ユーザーも二次統計作成者も 結論的にはほぼ同意見であった すなわち 卸売業 小売業を問わず 販売額の公表は必要であると考えられている 一般統計ユーザーでは マクロの消費動向を重視するため基本的には卸売業計と小売業計の販売額を用いているが それらの動向の要因を分析するために各業種の販売額も必要とされている 卸売業計 小売業計や各業種が指数で公表される場合には 各業種のウェイト及び基準年の販売額が必要であるとの意見であり やはり実質的に販売額の公表が必要であるとの立場である 二次統計作成者にとっては 商業マージン額の推計のために 各業種の販売額そのものが利用されている そのため 販売額の公表が直接的に必要となる 図表 6.2 販売額公表のあり方に関するヒアリング結果 ( 要約 ) 一般統計ユーザー 寄与度の計算のため 小売業各業種の販 売額またはウェイトが必要 二次統計作成者 卸売業 小売業における各業種の販売額が必要 指数のみとなった場合は 各業種の指数及びウェイトが必要 商業マージン額の推計のため販売額公表は必須 79

88 6.2 販売額公表及び水準修正のあり方案 販売額公表のあり方について でまとめた統計ユーザーへのヒアリング結果によると 商業動態統計における販売額の公表は必要である したがって 今後は水準修正の実施が必要となる しかしながら 水準修正には で触れたようなユーザー側にとって混乱を招くといったデメリットを伴う そのため本節では このような問題に配慮して どのような水準修正の工夫がありうるかについて検討する 水準修正の従前方式と 前年同月比固定方式 案 ( 水準修正の従前方式 ) 図表 6.3( 上図 ) では 商業動態統計における従前の水準修正の方法について 平成 16 年の商業統計 ( センサス ) による水準修正の事例を基に図解している また その具体的な計算方法については 図表 6.3 の注に記している 従前の水準修正のポイントは 図表 6.3 からわかるように 直近の販売額ほど大きく修正されることである 図表 6.3 の例では 商業統計 ( センサス ) の販売額のほうが商業動態統計の販売額推計値よりも小さいため このマイナスの乖離分が過去に向けて遡及修正されていくが 直近の商業動態統計販売額推計値のほうがより大きく差し引かれている こうした場合 遡及修正後の前年同月比は おしなべて小さくなるよう変更される傾向を持つことがわかる そして 前年同月比がプラスからマイナスへと符号が転じる月さえ生じうる この点が 従前の水準修正に伴う遡及修正が統計ユーザーを混乱させる要因となっている ( 前年同月比固定方式 案) 従前方式では 水準修正に伴う遡及修正後の前年同月比が変更されている点が主なデメリットであった そのため 図表 6.3( 下図 ) では 前年同月比を維持する 前年同月比固定方式 案について示している この方法では 商業統計 ( センサス ) と商業動態統計の乖離分を 両者を対比させる1 年間 (12 か月間 ) を対象として 商業動態統計の各月の販売額推計値に比例して ( 定率で ) 配分する これによって 図表 6.3( 下図 ) の例では平成 15 年 4 月 ~ 平成 16 年 3 月の販売額水準は商業統計 ( センサス ) に合わせて修正される また 平成 16 年 4 月以降は 平成 15 年 4 月 ~ 平成 16 年 3 月の水準修正された販売額をベンチマークとして 商業動態統計における販売額推計値の前年同月比を用いて延長計算する この方法のメリットは 平成 16 年 4 月以降の前年同月比が狙い通り変更されないことにある ただし 平成 16 年 4 月以前の前年同月比は変更されることに加えて 平成 15 年 3 月と4 月の間の販売額に大きな断層が生じる 80

89 図表 6.3 水準修正の従前方式と案 ( 前年同月比固定方式 ) H13.4 H14.4 H15.4 H16.3 H18.4 H 年センサス 16 年センサス 19 年センサス 従前方式 累乗根による修正期間 H16 センサスによる実際の水準修正期間 H14.4~H19.2 前回水準修正により商動とセンサスは一致している 前年同月比固定方式 累乗根による修正率のイメージ 修正 比推計の再計算期間 H19.2 H16.3 月の修正後の値 ( 青の部分 ) をスタートとして 前月比 比推計の再計算を行うため 販売額と前年同月比は変わるが 前月比は変わらない 前年同月比固定方式をとった場合の修正期間のイメージ H15.4~H19.2 リンク係数で処理して前年同月比は従前と変わりなく見せる 前年同月比で逆算 ここに販売額の断層発生 修正率は定率 H16.3 月の修正後の値 ( 青の部分 ) をスタートとして 前年同月比で逆算して当月値をもとめる 販売額と前月比は変わるが 前年同月比は変わらない ( 注 ) 従前方式による 累乗根値 は 具体的には以下の計算によって求めている 1. 今回のセンサス ( 今の例では平成 16 年商業統計 ) と商業動態統計との金額の乖離を α とする 2. この乖離は前回センサス ( 今の例では平成 14 年商業統計 ) をベンチマークとして商業動態統計の推計が開始した時点 ( 今の例では平成 14 年 4 月 ) から生じ その後乖離は累乗的に拡大したと想定する そして 今回のセンサスの最終時点 ( 今の例では平成 16 年 3 月 ) から平成 14 年 4 月までの 24 か月間を遡り (t=1,2,,24) αの累乗根 ( 1 36 ) にウェイトを付けて ( t 36 ) を割り振っていく 81

90 6.2.3 水準修正のあり方案 で説明したように 従前方式と 前年同月比固定方式 案は それぞれ一長一短がある 図表 6.4 では両者のメリットとデメリットを整理しているが 両者に甲乙を付けることは難しい 参考として 公的統計における水準修正の類例を求めると 厚生労働省の 毎月勤労統計調査 では 各指数を対象に水準修正 ( ギャップ修正 ) が実施されている 図表 6.5 では毎月勤労統計調査で実施されている水準修正 ( ギャップ修正 ) について掲載している 毎月勤労統計調査における水準修正について図表 6.5 及び図表 6.6 の資料を基に説明すると 次の通りである 図表 6.4 水準修正の従前方式と案 ( 前年同月比固定方式 ) の比較 従前方式前年同月比固定方式 ( 案 ) 概要 メリット デメリット 16 年センサスの販売額より商動の 差分は センサス調査期間の 12 か推計値が大きかったので その差月の各月に定率配分して吸収 分を過去 24 か月遡及し 毎月の販 この期間の前年同月比はリンク係売額から差し引く 数処理して従前の値と合わせる 月々推計誤差が累積していくとい センサス期間後は 従前の前年同う仮定から 直近月の修正幅が一月比を用いて販売額を逆算 番大きくなるよう累乗根比率により各月の額を修正する 機械的に実施できる 前年同月比は変更しないので サ 業種 規模の単位でセンサスと一マリの動きに対する従前の説明を致させることができる 維持できる 販売額に明確な断層は生じない 販売額も前年同月比も変更される 販売額に明確な断層が生じる サマリを機械的に修正する為 個 リンク係数の数が多くなる( 最大 票との関係が切れ 水準修正後の業種の数 12 か月分 ) サマリの動きについて 個票の動 商業計 小売業計などの 計業種 きから説明ができない と これらの内訳業種の前年同月比を 同時に一致させることが作業上難しい 業種 規模単位でセンサスと一致させることが作業上難しい ( 上記について さらなる工夫が必要 ) 82

91 図表 6.5 毎月勤労統計調査における水準修正 ( ギャップ修正 ) 5 指数の改訂これらの指数は (1) 基準年の変更に伴う改訂 ( 以下 基準時更新 という ) (2)30 人以上規模事業所 ( 以下 第一種事業所 という ) の抽出替えに伴う改訂 という 2 つの事由で過去に遡って改訂する (1) 基準時更新基準時更新とは 指数の基準年を西暦年の末尾が 0 又は 5 の付く年に変更する改訂のことをいい 5 年ごとに行うものである ( 昭和 56 年 3 月 20 日統計審議会答申に基づく ) この基準時更新では 作成している指数の全期間にわたって改訂を行う ただし 実質賃金指数を除き 増減率は改訂しない (2) 第一種事業所の抽出替えに伴う改訂 ( ギャップ修正 ) 本調査では 定期的に第一種事業所の抽出替え ( 調査対象事業所の入れ替え ) を行ってきており その際に調査結果に時系列的なギャップが生じるおそれがある このため 過去の指数について 修正する処理を適宜行うことでより正確な時系列比較を行うことが可能と考えられるときは 指数を修正することとしている この修正を通常 ギャップ修正と呼んでおり 原則として 第一種事業所の抽出替えに併せて実施している ギャップ修正の基本的な考え方は 以下のとおりである [1] 第一種事業所の抽出替え ( 新母集団枠に基づくもの ) 実施月の新サンプルによる調査結果が 最新の母集団情報を反映したより正確な水準とみなす [2] 一方 旧サンプルは 調査対象として数年間固定していることから 調査対象の陳腐化 ( 相対的に開設時期の古い事業所ばかりが対象となり 新設された事業所の状況が反映されにくい等の問題点がある ) により 集計結果が正確な母集団の状況から少しずつずれてきたとみなす [3] このずれは 前回のギャップ修正以降に生じたものであり一定の割合でずれが累積してきたとみなし 過去に遡って少しずつ調整する 賃金 労働時間指数を例に取れば 第一種事業所の抽出替え実施月において 旧サンプルと新サンプルとの調査を行い 新サンプルによる調査結果をより正確と考えられる水準とみなす この水準と現行の指数の水準との間に生じるギャップについて それをなくすために過去に遡って指数を修正する なお 指数を作成していない所定外給与及び特別に支払われた給与並びに夏季 年末賞与の増減率についても 全て同様の考えで このギャップの調整計算を行っている ただし 毎月の絶対的な水準を表す実数値については 改訂を行わないこととしている そのため 公表されている増減率と実数から計算した増減率は必ずしも一致しないので 時系列比較をする際には注意を要する また パートタイム労働者比率及び入 離職率はギャップ修正を行わない ( 資料 ) 厚生労働省 毎月勤労統計調査全国調査で作成している指数等の解説 ( 平成 22 年 3 月版 ) ( よ り抜粋 83

92 まず [1] 標本替え ( 新母集団枠に基づく ) 実施月の新標本による調査結果を 最新の母集団情報を反映したより正確な水準 とみなしている 一方 [2] 旧標本は 調査対象として数年間固定していることから 調査対象の陳腐化 ( 相対的に開設時期の古い事業所ばかりが対象となり 新設された事業所の状況が反映されにくい等の問題点がある ) により 集計結果が正確な母集団の状況から少しずつずれてきた とみなす そして [3] こうした新旧標本間の水準のギャップは 前回のギャップ修正以降に生じたものであり一定の割合でずれが累積してきた とみなし 過去に遡って少しずつ調整するとの考え方である 毎月勤労統計調査における水準修正の具体的な計算方法として 図表 6.6 では 商業動態統計の場合と状況がより類似していると考えられる 常用雇用指数 の平成 18 年センサスへの変更に伴う水準修正 ( ギャップ修正 ) の事例を掲げている この方法では 平成 18 年センサスの常用雇用者数と平成 18 年 9 月分本月末推計常用労働者数の比を ギャップ率 ( 図表 6.6 中の G1) と定義しており 前回平成 13 年センサス後の平成 13 年 10 月分から直近の平成 18 年 9 月分については このギャップ率を直近から過去に向けて比例的に小さ くなるように計算したうえで ( 同図表 1 n 60 G 1 1 I ( 修正後指数 ) I( 修正前指数 ) 1 n 60 G 1 1 ) 適用している ( 同図表 ) また 平成 18 年 10 月以降分については G1をそのまま用いて修正している ( 同図表 I ( 修正後指数 ) I( 修正前指数 ) G1 ) 毎月勤労統計調査 ( 常用雇用指数 ) における以上の方法を商業動態統計の従前方式と比較すると 前者ではギャップ率とその調整値の適用を通じた遡及修正が取られているのに対し 商業動態統計では乖離額自体を過去に配分していく点が異なっている ただし 直近ほど大きな修正が加えられる点では両者は変わらない また 先述した通り毎月勤労統計調査では実数値については改訂が行われておらず ギャップ修正は指数のみが水準修正の対象となっている点で 運用上の違いがある 以上では 商業動態統計における水準修正の従前方式 前年同月比固定方式 案及び毎月勤労統計調査における水準修正 ( ギャップ修正 ) について整理してきた これらをみると 前年同月比を固定するように水準修正する場合はある時点に断層が生じ 逆に断層をなくすように漸次的な水準修正を行う場合は前年同月比が変更されるというトレードオフがある 商業動態統計においては 他統計や 前年同月比固定方式 などの水準修正の方法を商業動態統計に適用した場合の評価など 水準修正の方法については引き続き検討すべき点はあるが 基準改定と同時実施が最適なタイミングであることも考慮し 実施者側において作業スケジュール 作業コスト 困難度等と合わせて総合的に判断すべきと考えられる 84

93 図表 6.6 毎月勤労統計調査 ( 常用雇用指数 ) における水準修正の具体的な計算方法 常用雇用指数については 従来 センサスの常用雇用者数をベンチマーク ( 正しい水準と考え これに同一時点の毎月勤労統計調査の推計常用労働者数が合致するようにギャップ修正する ) としており 前回のベンチマーク設定時点以降の期間の指数についてギャップ修正を行っている 平成 21 年 1 月分の修正においては ベンチマークを平成 13 年センサス ( 平成 13 年 10 月 1 日現在 ) から平成 18 年センサス ( 平成 18 年 10 月 1 日現在 ) に変更したことから 平成 13 年 10 月分以降についてギャップ修正を行う 以下に 指数の修正方法を示す アまず 平成 18 年センサスの常用雇用者数と毎月勤労統計調査の推計常用労働者数とのギャップを 平成 18年センサスの常用雇用者数 G1( ギャップ率 ) 平成 18年 9 月分本月末推計常用労働者数 として 平成 13 年 10 月分から平成 18 年 9 月分までの指数を次式により修正する n I ( 修正後指数 ) I( 修正前指数 ) 1 G ここで n は 平成 13 年 10 月から当該月までの月数とする ( 平成 13 年 10 月 ;n=1 平成 18 年 9 月 ;n=60) また このギャップ率 G1 を用いて 平成 18 年 10 月分から平成 20 年 12 月分までの指数を次式により修正する I ( 修正後指数 ) I( 修正前指数 ) G1 さらに この修正した指数の平成 17 年平均が 100 となるように 指数作成開始時点から平成 20 年 12 月分までの指数を次式により修正するとともに 基準数値を変更する 1200 I I ( 修正後指数 ) 修正後の平成 17年各月の指数の合計 修正後の平成 17 年各月の指数の合計変更後基準数値 変更前基準数値 1200 ( 資料 ) 厚生労働省 毎月勤労統計調査全国調査で作成している指数等の解説 ( 平成 22 年 3 月版 ) ( よ り抜粋 85

94 7. まとめと今後の検討課題 7.1 検討結果及び提案事項のまとめ 第 2 章から第 6 章まで検討してきた課題について 検討結果及び提案事項を図表 7.1 に まとめる なお 詳細は各章を参照のこと 図表 7.1 検討結果及び提案事項のまとめ 検討事項検討結果及び提案事項 ( 要約 ) 新たな業種 業態の調査方法 ( 第 2 章 ) 新たな業種 業態における販売額の集計方法 ( 第 3 章 ) 新たな業種 業態への調査事項及び調査票 ( 第 4 章 ) 小売業及び卸売業の構成のあり方 ( 第 5 章 ) 販売額公表及び水準修正のあり方 ( 第 6 章 ) ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店では 企業調査を導入する 無店舗小売店 通信カタログ販売に関しては 無店舗小売店と通信カタログ販売の表章対象の比較では 統計ユーザーニーズを考慮して通信カタログ販売を対象とする 調査票への 通信カタログ販売額 ( 割合 ) 項目の追加や商業動態統計をベースとした事業所抽出など調査方法等については引き続き検討する ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店では 企業調査結果を商動業種の販売額推計に反映させる方向とする 図表 4.6~ 図表 4.9 で示す調査事項 調査票案とする 卸売業では現行の業種構成を踏襲する 小売業では ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店を新設する 通信カタログ販売額 ( 割合 ) に関しては引き続き検討する 販売額公表は踏襲する 86

95 7.2 今後の検討課題とスケジュール新業種 業態及び通信カタログ販売に関しては 図表 7.2 と図表 7.3 で整理している更なる課題についても検討された これらは今回の研究会で一通り検討されてはいるものの 今後に向けてより詳しく検討される必要がある また 企業調査の導入を中心とした今後のスケジュールを図表 7.4 にまとめる 図表 7.2 ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店の課題 ( 整理 ) 課題検討結果 (1) (2) (3) (4) (5) (6) 各新業種 業態の調査対象企業を選定する際の選定基準 ( 店舗数 売り場面積 等 ) しきい値をどのように定めるか 企業調査の対象として FC( フランチャイズ ) 店を含めるか 丙調査の対象事業所と企業調査対象との関係整理 ( 二重調査の解消等 ) が必要 地域 ( 経済産業局 ) 別表章において 企業調査部分と事業所調査部分の合成 について検討する必要 今回の新業種 業態に加えてコンビニエンスストアの企業調査結果も商動業種の販売額推計に反映させるか 事業所から企業へ調査対象が変わること等に伴うデータ特性の変化について検証する必要 店舗数を軸に売上等他の指標も参考に選定 企業の主業も勘案 FC 店も含める方向で検討 丙対象との重複事業所は企業調査で対応 基本的には業種計の合成方法と同様であるが 詳細については更に検討が必要 コンビニも新業種 業態と同様な方法で商動業種の販売額推計に反映させる方向で検討 実際に調査実施されデータが得られ次第検討 図表 7.3 無店舗小売業 通信カタログ販売における課題 ( 整理 ) 課題検討結果 1) 表章対象及び調査範囲をどうするか 統計ユーザーニーズは通信カタログ販 売にあり通信カタログの表章が妥当 2) 調査方法の選択をどうするか 2 と 3( 図表 2.12) の方向で検討 3) 具体的な調査対象の選定方法 ( 基準 しきい値 ) をどうするか 3(1)(2)( 図表 2.16) 等の選定方法案 を更に検討 87

96 本替え調査開始 図表 7.4 企業調査の導入を中心とした今後のスケジュール 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 企業調査を別立て表章 ( コンビニ型 ) 総務省へ申請 平成 26 年 1 月 企業調査を商動販売額推計に反映 総務省へ申請 検証 商動の標推計反映 88

97 8. 季節調整方法について 8.1 季節調整方法の検討に関する背景 目的 季節調整方法の検討について現在 商業動態統計 では 業種別販売額指数 として 原指数 及び 季節調整済指数 を公表しているが 平成 22 年基準改定作業を控えて 季節調整方法等の方針を決める必要がある 一方 平成 23 年 2 月に開催された統計委員会では 季節調整法の適用に当たっての統計基準 の設定について が答申され 3 月には統計基準として設定された これを受けて 平成 22 年基準改定の際には 季節調整のスペックや外れ値処理等について検証したうえで 季節調整方法の詳細について決定し 公表していく必要がある とりわけ卸売業 小売業の各業種は リーマンショック その後の景気対策や先の東日本大震災によって 非常に大きな影響を受けている そのため 外れ値処理のあり方についても統計ユーザーから注目されている 本検討会では 最初に 季節調整方法に関する検討 検証方法等の方針 について検討し その検討結果を基に 季節調整方法の考え方 について整理している 調査研究の内容季節調整方法について X-12-ARIMA を用いることを前提として最適な方法 ( スペック等 ) の検討 検証を行う 具体的には 現行において指数系列として表章している商業計 1 系列 卸売業 13 系列 ( 卸売業計を含む ) 小売業 8 系列 ( 小売業計を含む ) について 平成 14 年 1 月 ~ 平成 23 年 8 月までの月次サマリーデータを基に 平成 22 年を 100 とした原指数を作成する その原指数を用いて 経済産業省より提供された 季節調整検証用ツール を使用し ARIMA モデルのスペック 異常値処理の必要性の有無 曜日調整方法 閏年調整方法などのオプション及び推計に使用するデータ期間など最適な季節調整方法について検討 検証を行う それらの決定に当たっては オプション等の設定内容及び設定理由 変更の影響等を提示する 89

98 8.1.3 調査研究方法 委員 2 名からなる季節調整方法検討会を計 2 回開催し 実施計画書 ( 仕様書 ) に示され た上記の調査研究内容に則して検討を行った 季節調整方法検討会の構成は 次に記す ( 季節調整方法検討会の構成 ) 委員 東晋司西郷浩 ( 五十音順 ) 東洋大学経済学部非常勤講師 早稲田大学政治経済学術院教授 オブザーバー 経済産業省調査統計グループ 野口聡 総合調整室 室長 平野豊 サービス動態統計室室長 伊藤智子 サービス動態統計室参事官補佐 ( 商業動態統計担当 ) 児玉直美 総合調整室統計指標研究官 間中和彦 統計企画室参事官補佐 ( 企画担当 ) 竹花明男 経済解析室解析一係長 川口孝男 構造統計室参事官補佐 ( 商業統計担当 ) 事務局 三菱 UFJリサーチ & コンサルティング株式会社近藤智政策研究本部 ( 名古屋 ) 主任研究員右近崇 ( ) 副主任研究員 90

99 8.2 季節調整について 季節調整とは 季節性を含んだ原系列を基に月毎の方向性を判断することは 通常は非常に困難である 百貨店販売額の例では 原系列をそのまま見ると毎年 8 月から 12 月にかけてはプラスの方向性が観測されるが これは明らかに実勢的な方向性を示していない 実勢的な方向性について的確に判断するには 季節性を含んだ時系列から季節性を除去する必要がある 季節調整とは 時系列から季節性を推定しそれらを除去するプロセスのことである X-12-ARIMA による季節調整の概要 今回採用する X-12-ARIMA による季節調整は 実務的には下図で示した流れで行われる 最初に原系列に関して 季節調整の対象期間や関数型について検討される 次に回帰 ARIMA(Reg-ARIMA) モデルを構築し 季節調整 ( 改良版 X-11) に至る 最後の診断は 季節調整結果の検証を行う過程である 図中の矢印にあるように 季節調整の実務においては各過程が検証 再試行と行きつ戻りつ行われる X-12-ARIMA による季節調整の流れ 原系列 季節調整対象期間 関数型 ( 乗法 加法 ) 回帰 (Regression) モデル ARIMA モデル モデル モデル構築モデル比較診断 季節調整 ( 改良版 X-11) 診断 ( 安定性 適切性等 ) ( 資料 )Findley, Monsell, Bell, Otto and Chen (1998) を基に加筆して作成 91

100 8.3 季節調整手順の検討 現行の季節調整方法と検討課題 ( 現行の季節調整方法 ) 下表では 商業動態統計における現行の季節調整方法を整理している これは 全業種に適用されている 現行の季節調整方法項目内容季節調整対象期間 7 年間 (84 か月 ) 原系列関数型乗法モデル ( 対数変換 ) 曜日 うるう年 祝祭 td1coef(2 曜日 +うるう年 ) 日日本の祝祭日回帰 ARIMA ARIMA モデル (011) (011) 外れ値処理しない ARIMA 予測期間予測は利用しない X X-11 の管理限界デフォルト ( 下限 1.5σ 上限 2.5σ) ( 資料 ) 経済産業省 商業動態統計調査 - 利用上の注意 - を基に作成 ( 季節調整方法に係る検討課題 ) 今回の季節調整方法に係る検討課題を整理すると 下表の通りである 季節調整方法に係る検討課題検討課題具体的な検討事項 季節調整対象期間 現行の 7 年間 の妥当性 季節調整スペックの適用範囲 全系列に同一スペックを適用する現行は妥当か 関連情報量規準の選択 主な情報量規準 (AIC AICC BIC) のうちどれを用いるか 外れ値処理 リーマンショック 震災の影響等を考慮して外れ値処理を行うべきか 外れ値処理を前提とした季節調整手順 外れ値先決型 ( 内閣府 ) か曜日変数等先決型 ( 家計調 X-12-A automdl) か 曜日変数等の限定 関連 季節調整手順の簡略化の可能性 外れ値の対象期間の特定 回帰 ARIMA モデルが類似した業種のグループ化 92

101 ( 外れ値処理と情報量規準によるモデル選択を前提とした季節調整手順について ) 前頁で整理した今回の季節調整方法の検討課題の中で 外れ値処理は特に重要な検討項目である これは1つには 2008 年秋に米国で発生したリーマンショック その後に我が国で導入された家電エコポイント制度とエコカー減税 補助金 また 2011 年 3 月に発生した東日本大震災が 商業動態統計の各業種の販売額に大きな変動をもたらしたためである また 外れ値処理を前提とした場合 情報量規準に基づいて回帰 ARIMA モデルを選定する際に 次のような留意すべき事項が生じる すなわち 外れ値は回帰変数の1つであるが 外れ値は他の回帰変数と比べて情報量規準の中心的部分である対数尤度に対してはるかに大きな効果を与えるため 一般に外れ値の設定が異なるモデルを情報量規準によって単純比較することは適当ではない したがって X-12-ARIMA を用いてある一定の手順で情報量規準により回帰 ARIMA モデルを選定する場合は その過程のどの時点で外れ値を検出し処理するかという検討課題が生じる ( 下図 ) 外れ値処理を踏まえた季節調整手順の検討 外れ値処理を行う 情報量基準 (AIC 等 ) を基に回帰変数 ARIMA モデルを決定する場合 外れ値の設定を合わせておく必要 外れ値の位置は業種毎に異なりうるため 基本的には業種毎に季節調整スペックを適用する必要 外れ値処理をどの過程で行うか (Ⅰ) 最初に処理する事例 : 内閣府 ( 奥本論文 ) (Ⅱ) 曜日変数等を選定した後で処理する事例 : 家計調査 ( 松本等論文 ) 実務上作業を簡略化する可能性 曜日変数等の限定 外れ値の対象期間の特定 回帰 ARIMA モデルが類似した業種のグループ化など 93

102 8.3.2 公的統計における事例 我が国の公的統計の資料で 外れ値処理と情報量規準によるモデル選択を前提とした季 節調整手順について説明された資料は少ない 内閣府 奥本論文と総務省家計調査を対 象とした松本等論文は貴重な資料であり これらの論文に示された季節調整手順を参考 にする 内閣府 奥本論文の手順では 外れ値 ( 異常値 ) を自動検出させる時点は 一連の手順 最初 ( イ )) に置かれている 総務省家計調査 松本等論文の手順では 外れ値以外の回帰変数 ( 曜日効果 うるう年 効果 祝祭日効果 ) を選定したうえで外れ値が自動検出させ その後に ARIMA モデル が情報量規準で選定されている 内閣府 奥本論文の手順 イ ) X-12-ARIMA を適用したい時系列データについて ARIMA モデルとして標準的である (0 1 1)(0 1 1) を選んで このモデルを用いて OUTLIER コマンドで異常値の自動探索を行う ( この時に REGRESSION コマンドに曜日調整などの変数は一切指定しない ) ロ ) イ ) で検出された異常値を 曜日調整及びうるう年調整の変数の選択などにおいて すべてのケースで取り入れることにより 回帰式に取り入れる異常値という点では統一した上で 曜日 うるう年調整の変数 ( 及びその組み合わせ ) のそれぞれについて 候補となる ARIMA モデルの中から最適な ARIMA モデルを AIC が最小のものという基準で 1 つ選ぶ ハ ) 選ばれた ARIMA モデルと曜日 うるう年調整変数の組み合わせについて係数を推定し 回帰変数の係数が有意でないものは あらかじめ選択の候補から除く 回帰変数の有意性を満たしたケースのそれぞれについて AIC を計算し AIC が最小となったケース ( 一定の ARIMA モデルと曜日 うるう年調整方式の組み合わせ ) を最終的に選ぶ ( 資料 ) 奥本佳伸 (2000) (p.40~41) を基に作成 総務省家計調査 松本等論文の手順 ( ア ) ARIMA モデルを標準的なモデル (Airline モデル (0 1 1)(0 1 1)) に固定し 回帰変数を絞り込む ( イ ) ( ア ) で最も AIC の小さかった回帰変数と Airline モデルに対し 外れ値を自動検出する ( 仮外れ値 ) ( ウ ) ( イ ) で検出された外れ値を回帰変数として取り入れ ARIMA モデルを決定する ( エ ) ARIMA モデルが変わったことにより外れ値が変わる可能性があるため 再び外れ値を自動検出し 最終的な外れ値とする ( 資料 ) 松本等 (2010) (p.28) を基に作成 94

103 8.3.3 採用する季節調整手順 ( 季節調整対象期間 ) 季節調整対象期間は 検討の結果 8 年間が適当であるとの結論を得た この論拠として うるう年効果を適切に反映しデータ整備の観点や社会構造の変化等も勘案すると うるう年が必ず2 回入る8 年間が適当な期間であることが挙げられている ( 季節調整スペックの適用範囲 ) 季節調整スペックは 実務的に可能であるならば 業種毎に検討し適用されることが適切であるとの結論を得た この論拠として 曜日等の回帰変数の効果 ARIMA モデル 外れ値の有無 位置を含めて 各業種の時系列の特徴は異なると考えられることが挙げられている ( 情報量規準の選択 ) 検討の結果 AIC AICC 対 BIC という比較では 前者が望ましい との結論に至った その論拠は BIC は次数選択に関して一致性がありデータ数が大きい場合に正しい次数選択をすることが期待されるのに対して AIC AICC は次数選択に関して有効性はある すなわちより高い予測精度が期待されるという点で ARIMA 予測値の予測精度が求められる X-12-ARIMA のケースでは AIC AICC のほうが適当であろうということである AIC と AICC の比較では 検討会では 両者の間に大きな差はない との結論であったため 国内外の情報量規準の採用状況や理論面の文献を調査した しかし追加資料を総合的に勘案しても AIC AICC いずれの情報量規準の採用も適当であると考えられる 今後 季節調整のスペック等を決定する際は 他の公的統計の最新の採用状況等も参考にしながら判断されることになる ( 外れ値処理 ) 季節調整スペック適用範囲と同様に 実務的に可能であるならば 業種毎に外れ値を検出し 適用されることが適切であるとの結論を得ている この論拠は リーマンショックや東日本大震災の影響を考慮すると外れ値の処理を行うことが適切であるが 外れ値の有無 位置は業種毎に異なると考えられるためである ( 外れ値処理を前提とした季節調整手順 ) 外れ値処理と情報量規準の使用を前提とした季節調整手順は 外れ値を先に決める内閣府 奥本論文の手順 ( 手順 Ⅰ) と 曜日等の外れ値以外の回帰変数を先に決める総務省家計調査 松本等論文の手順 ( 手順 Ⅱ) の2つに大別される 検討会では 各手順に関して理論面での考え方を整理したうえで データに基づく検証を行った そして 検証結果を踏まえ 運用面も含めて総合的に検討した ( 次頁上表 ) まず 各手順に関する理論面での考え方に関しては 両手順にはそれぞれ合理的な一面 95

104 があり 時系列の特性によって適性が異なる可能性もあるため 理論的な面のみでは両 者の優劣を付けがたいとの結論になった そこで次に卸売業 小売業で各 2 業種を取り上げ データに基づく検証を行った その 結果 手順 Ⅰ では卸売業 小売業ともに季節調整対象期間によって異なる曜日変数が選 ばれる可能性がより高いなど安定的ではないのに対して 手順 Ⅱ では安定的であるとの 結果が得られた ( 下図検証結果 ) この検証結果を受けて 上記の運用上の問題点も勘案すると 採用する季節調整手順は 曜日等を先に決める手順 Ⅱ が妥当であるとの結論に至った 今回採用する季節調整手順は 次頁に掲載している 考え方 検証結果 運用面 両手順の検討過程及び検討結果 ( 整理 ) 手順 Ⅰ( 外れ値先決タイプ ) 手順 Ⅱ( 曜日等先決タイプ ) 大きな外れ値 ( 特に AO 型 ) が想定される場合は 外れ値の検出がしやすく 先に検出できる 外れ値の検出結果によって 曜日 うるう年 祝祭日変数の統計学的有意性が影響され 不安定になる傾向がみられる 外れ値を自動検出後に 曜日 うるう年 祝祭日変数 ARIMA モデルの全パターンの季節調整を行い情報量規準で比較する必要がある 4 業種の時系列による検証結果 ( 例えば商業の場合 ) 曜日効果は安定的であると考えられ 曜日変数を先に確定しておくほうが安全 外れ値はあくまでイレギュラーな要素であるため手順としては後に行うほうが望ましい 曜日 うるう年 祝祭日変数の統計学的有意性は 安定的である 最初に曜日 うるう年 祝祭日変数 標準 ARIMA モデルの計 9 パターンの季節調整を行い曜日等の変数を確定後に外れ値の自動検出 次いで ARIMA モデルの決定となり 1 手間多い 対象期間が変わると 外れ値とともに ARIMAモデルのみならず 対象期間が変わり 外れ値が変わっても 曜日 うるう年 祝祭曜日 うるう年 祝祭日変数も変わる可能性が高く 外れ値の運日変数は安定的であるため 外れ値の運用方法 ( スペック全用方法 ( スペック全体の検討は基準改定時に行う ) との整合体の検討は基準改定時に行う ) との整合性を確保しやすい 性確保が難しくなる 手順 Ⅰ( 外れ値先決タイプ ) 手順 Ⅱ( 曜日等先決タイプ ) 手順 Ⅰ と手順 Ⅱ とでは 異なる回帰 ARIMA モデルが選ばれている 手順 Ⅰ では 卸売 小売ともに 季節調整対象期間によって異なる曜日変数が選ばれる可能性がより高く安定的ではないのに対し 手順 Ⅱ は安定的 96

105 採用する季節調整手順 (1) ARIMA モデルを標準的なモデル (Airline モデル (0 1 1)(0 1 1)) に固定し 回帰変数 ( 曜日 うるう年 祝祭日 ) の組み合わせを情報量規準 ( ここでは AICC 以下同様 ) で順位付ける (2) (1) で情報量規準が最小であった回帰変数と Airline モデルに対し 外れ値を自動検出する ( 仮外れ値 ) (3) (2) で検出された外れ値を回帰変数として取り入れ 情報量規準が最小であった ARIMA モデルを決定する ( ただし このモデルにおいて設定されている回帰変数が有意でなかった場合は (1) で次に順位付けられた回帰変数の組み合わせに関して (2) 以降を実施する ) (4) ARIMA モデルが変わったことにより外れ値が変わる可能性があるため 再び外れ値を自動検出し 最終的な外れ値とする ( 回帰 ARIMA モデルの最終決定 ) ( 季節調整手順の簡略化の可能性 ) 曜日変数等の限定 は 実際の経済活動等に照らして曜日 うるう年 祝祭日の変数を予め限定しておくことが想定されているが これは曜日変数等に関して業種毎に事前知識がある場合は可能であるが 現状はそのような状態になく 限定を行うにしても今後データに基づく知識の蓄積を待ってから行うことが良いとの結論に至った 外れ値の対象期間を特定 することは 外れ値の要因について厳格な説明責任が必要とされる場合には 確実に外れ値が出そうな期間に特定するほうが説明しやすいというメリットがある ただし 外れ値の対象期間を絞り込むことには恣意性が入ることは否定できず 季節調整の安定性を勘案しても 季節調整の対象となる8 年間全体を外れ値の検出期間とすることが望ましいとの結論に至った 回帰 ARIMA モデルが類似した業種のグループ化 に関しては 一般に ARIMA モデルの異同は季節調整値に対して大きな影響は与えないこと とりわけ AIC 値が小差であるモデルは互角であるとの Duong (1984) の実証結果に基づくと 正当化することは可能である 検討会の議論でも AIC 値等が最小でなくとも AIC 値等が上位にあるスペックにより業種 ( 系列 ) のグループ化を行い そのグループ毎に同一のスペックを適用 ( 外れ値を除く ) することは問題ない との結論に至っている 97

106 ( 季節調整手順に関する検討結果の整理 ) 季節調整手順に関して 検討結果を整理すると 下表の通りである 季節調整手順に関する検討結果 ( 整理 ) 検討課題 具体的な検討事項検討結果 ( 要旨 ) 季節調整対象期間 現行の 7 年間 の妥当性 うるう年効果を適切に反映し データ整備の観点や経済社会構造の変化等も勘案すると 8 年間が適当 季節調整スペックの適用範囲 全系列に同一スペックを適用する現行は妥当か 実務的に可能ならば 個別に季節調整するほうが適切 関連情報量規準の選択 主な情報量規準 (AIC AICC BIC) のうちどれを用いるか AIC AICC 対 BIC の比較では前者が適当であるが AIC と AICC の比較ではいずれも妥当である 外れ値処理 リーマンショック 震災の影響等を考慮して外れ値処理を行うべきか 実務的に可能ならば 個別に外れ値処理し季節調整するほうが適切 外れ値処理を前提とした外れ値先決型 ( 内閣府 ) か曜日変数等先決型 ( 家計調 X-12-A 季節調整手順 automdl) か 理論面 考え方のみに基づく判断は難しいが 検証結果と運用面を勘案すると曜日変数等先決が妥当 曜日変数等の限定 曜日変数等の限定は行わない 関連 季節調整手順の簡略化の可能性 外れ値の対象期間の特定 回帰 ARIMA モデルが類似した業種のグループ化 季節調整の対象となる全期間を対象とする AIC 値等が最小でなくとも AIC 値等が上位にあるスペックにより業種 ( 系列 ) のグループ化を行い そのグループ毎に同一のスペックを適用 ( 外れ値を除く ) することは問題ない 98

107 8.4 季節調整結果とその検証 各業種の選定モデル 各業種の季節調整の実行は 経済産業省の X-12-ARIMA による季節調整法検証用ツー ル を用いて行った このツールでは tdstock とその他調整を除くと 基本的には下図で示す 9 パターンの 組み合わせに限定されている 各業種の選定モデルは 次頁に掲載している X-12-ARIMA による季節調整法検証用ツール による曜日等の組み合わせ (2 曜日調整 ) 2 曜日有 うるう年 ( 有 無 ) 祝祭日 ( 有 無 )=4パターン (7 曜日調整 ) 7 曜日有 うるう年 ( 有 無 ) 祝祭日 ( 有 無 )=4パターン ( 曜日調整なし ) 曜日調整なし=1パターン 現行の季節調整方法との比較検証 今回の採用手順による季節調整結果と現行の季節調整方法による季節調整結果について比較検証するため 外れ値の有無 2 曜日効果と7 曜日効果 祝祭日効果の有無 うるう年効果の有無の4つの相違による影響の確認を対象として 該当する卸売業 2 業種 小売業 2 業種の計 4 業種を取り上げた 外れ値の影響( 化学製品卸売業 ) に関しては 今回の季節調整結果では 2009 年 9 月以降の変動が現行よりも小さい一方で 外れ値が設定された期間には現行との違いは見られなかった 2 曜日効果と7 曜日効果の影響 ( 家具 建具 じゅう器卸売業 ) に関しては 今回と現行とでは 指数が急落し始めた 2008 年 5 月頃以降ではほとんど変わらなかったが それ以前では所々で差異が見られた 祝祭日効果の有無の影響( 各種商品小売業 ) に関しては 今回と現行とではほぼ同じであったが 現行と比べて今回は 2006 年以降の 11 月の水準がやや高く出るという系統的な違いが生じている うるう年効果の有無の影響( 自動車小売業 ) に関しては 今回と現行とでは 特に 2009 年 12 月 ~2010 年 3 月と 2011 年 1 月 2 月に大きな水準の乖離が生じている 99

108 100

109 101

110 8.5 年間補正時の季節調整の運用について 季節調整済指数及び季節指数の適用 ( 年間補正時における季節調整済指数及び季節指数の適用に係る検討課題について ) 年間補正とは 確報値の公表後に調査対象から提出された報告や報告値の修正等を反映 した当該年の正しいデータが 12 か月分揃った段階で その年の原指数を再計算し さら にその系列を利用して季節指数を算出し確定するとともに 翌年分の暫定季節指数を算 出する処理のことである 年間補正時における季節調整済指数及び季節指数の適用に係る検討課題には大きく 2 つ あり 1 つ目は 年間補正時における季節調整済指数の補正にあたって 現行では系列 末年のみが補正対象とされているが この考え方についての整理である 2 つ目は 季 節調整済指数を作成する際に予測を用いるかどうか また暫定季節指数の作成に際し予 測指数を用いるか最終年 ( 端年 ) の季節指数をスライドさせて用いるかの検討である 年間補正 年間補正 第 3 次産業活動指数 ( 平成 17 年基準 ) では 当月を速報値 前月を暫定確報値 前々月を確報値とする 3か月運用 を採用している 年間補正は この確報値の公表後に判明した報告値の修正など 当該年 ( 今回は平成 22 年 ) の正しいデータが一年分そろった段階でその年の原指数を再計算し さらにその系列を利用して季節指数を算出し確定する 併せて翌年分 ( 平成 23 年 ) の暫定季節を算出する処理 ( 資料 ) 第 3 次産業活動指数の平成 22 年年間補正における季節調整について 平成 23 年 4 月 20 日 原指数 季節調整済指数 前年以前 当該年 ( 前年 ) 前々月前月当月確報暫定確報速報季節調整季節調整済指数 ( 確定 ) 翌年 (12か月) 分 暫定季節指数 暫定季節指数 1 季節調整済指数及び季節指数の適用に係る検討課題 検討課題 具体的な検討事項 季節調整済指数及び季節指数 ( 暫定を含む ) の適用方法 系列末年の季節調整済指数の設定方法 季節指数 ( 暫定を含む ) の適用方法 102

111 ( 季節調整に関する現行の運用方法について ) 下図では 季節調整に関する現行の運用方法を示している 基準改定時には 季節調整モデル等の見直しが行われる また併せて 季節調整対象期間の原指数を基に 季節指数 季節調整済指数と暫定季節指数が計算され更新される 基準改定後の各年間補正時には 系列末年の原データが補正される そのうえで 基準改定時に設定された季節調整モデルを用いて 当該年の季節調整済指数が計算される これらの季節調整済指数が当該年の各月に公表された暫定季節調整指数と置き換えられるかたちで 当該年の季節調整済指数が補正される この際 系列末年以前の季節調整済指数は補正されない 季節調整に関する現行の運用方法 前回基準改定時に作成した季節調整済指数季節調整済指数 各年間補正時に作成した 公表値 ( 現行 ) 基準改定時翌年年間補正時年間補正時翌々年 前回 系列末年系列末年系列末年系列末年 系列末年 系列末年 1 ( 系列末年の季節調整済指数の設定方法についての調査実施者としての運用の考え方 ) 新たに得られた情報( データ ) のもとで可能な限り最善の季節調整値を求めることと 公表結果が逆転するかもしれないことによるユーザー等の混乱を避けることとは トレードオフの関係にある 年間補正時にすべてのデータ期間の季節調整値を更新する場合 ユーザー等の混乱を招くことが懸念される 現行の運用においては 原データの補正対象期間に関して季節調整値の補正を行っている 調査実施者としてはユーザー等の混乱を避けることに重きを置き 現行の運用方法を踏襲する 上記のバランスに関して 新たに得られた情報( データ ) のもとで可能な限り最善の季節調整値を求めることを重視し 更に過去の公表値も含めて季節調整値を遡及補正することも 検討の余地はある ただし この検討は個別統計の研究会における検討には馴染まないため 今後統計委員会 経済指標専門会議等の場において検討されることが期待される 103

112 ( 予測の有無による季節調整済指数の比較検証 ) 年間補正時には 季節調整済指数の算出 確定と 翌年分の暫定季節指数の作成が行われる この際に X-12-ARIMA による ARIMA 予測 (12 か月予測 ) を用いるかどうかについて 第 3 次産業活動指数 ( 平成 17 年基準 ) の季節調整法の検討結果について を基にした検証を行った 検証結果によると 12 か月予測を用いる (maxlead=12) ことが適当との結論が得られた ( 暫定季節指数の比較検証 ) 暫定季節指数として 12 か月の ARIMA 予測を用いるか系列末年 ( 端年 ) の季節指数を用いるかどうかについて 第 3 次産業活動指数 ( 平成 17 年基準 ) の季節調整法の検討結果について を基にした検証を行った 検証結果によると 暫定季節指数も全体として 12 か月予測を用いる (maxlead=12) ことが適当との結論が得られた ( 季節調整済指数及び季節指数の適用に係る検討結果の整理 ) 季節調整済指数及び季節指数の適用に関して 検討結果を整理すると 下表の通りであ る 季節調整済指数及び季節指数の適用に係る検討結果 ( 整理 ) 検討課題 具体的な検討事項検討結果 ( 要旨 ) 季節調整済指数及び季節指数 ( 暫定を含む ) の適用方法 系列末年の季節調整済指数の設定方法 季節指数 ( 暫定を含む ) の適用方法 現行の年間補正における運用方法を踏襲 予測指数を用いることが妥当 104

113 8.5.2 外れ値に関する運用 ( 外れ値の運用に係る検討課題 ) 今後の季節調整では外れ値の処理が必要になる それに伴い 外れ値の運用のあり方に ついても検討しておく必要がある 具体的な検討課題 検討事項を下表に整理する 外れ値の運用に係る検討課題 検討課題 具体的な検討事項 スペック全体の検討時期 外れ値を検出する頻度 外れ値の運用方法等 外れ値の季節調整済指数への反映 過去に設定した外れ値の扱い ( スペック全体の検討時期 ) スペック全体の検討は 従来は基準改定に合わせて行われていた 外れ値の検出 処理の導入に伴い 今後は検討回数 検討時期も変更するかどうかについて検討した 検討の結果 曜日効果や ARIMA モデルといった時系列の特性は短期的に変化するものではないと考えられることや 他の公的統計における運用状況等も勘案して 従来通り基準改定時での実施を踏襲する結論となった ( 外れ値を検出する頻度 ) スペック全体は短期的に変化するものではないと考えられるが 外れ値は偶発的な事象によって発生するため 5 年毎の基準改定時のタイミングでは十分対応できないと考えられる そのため 1~2 年の間隔で定期的に実施することが必要との結論に至った 実際の運用としては 検討結果を踏まえて 毎年の年間補正時に検出することにより対応する ( 過去に設定した外れ値の扱い ) 外れ値の検出は毎年の年間補正時に実施するが その際 季節調整対象期間が1 年スライドしデータが新しくなることにより 過去に設定していた外れ値が検出されなくなったり 外れ値の型が変化したりする可能性がある このように 過去には設定していたが 検出されなくなった外れ値に関して 扱いをどうするかという課題がある この対応の仕方として 3つの候補について考え方が整理された 検討の結果 季節調整に用いるデータ 季節調整モデルと外れ値検出との整合性の確保が重要であり 計算 105

114 対象とした全期間の原系列から検出されたすべての外れ値を適用するほうが適切との結 論が得られた ( 検出した外れ値の季節調整への反映 ) 外れ値の検出は 毎年の年間補正時に実施される その際 年間補正の対象期間である直近 1 年間に検出された外れ値を季節調整に反映させるかどうかについて 検討する必要がある その背景には 直近における外れ値の検出結果は一般的に不安定であり かつ時系列の末端 (12 月 ) に関してはその後のデータが得られていないため外れ値の型が AO 型に限定されることがある この点に関して検討会で議論された結果 直近における外れ値の検出結果は不安定ではあるものの それを季節調整に反映しないことによる季節指数及び暫定季節指数への影響が大きいことに鑑みて 外れ値の検出結果が不安定になる可能性のある直近 1 年間も含めて 検出された外れ値を適用するほうが適切との結論に至った ( 外れ値の運用に関する検討結果の整理 ) 外れ値の運用に関する検討結果を整理すると 下表の通りである 外れ値の運用に関する検討結果 ( 整理 ) 検討課題 具体的な検討事項検討結果 ( 要旨 ) スペック全体の検討時期 基準改定時に実施 外れ値の運用方法等 外れ値を検出する頻度 外れ値の季節調整済指数への反映 過去に設定した外れ値の扱い 定期的 (1~2 年 ) に実施 検討結果を踏まえ 実際の運用としては 毎年の年間補正時に検出することにより対応 外れ値の検出結果が不安定になる可能性のある直近 1 年間も含めて 検出されたすべての外れ値を適用するほうが適切 計算対象とした全期間の原系列から検出されたすべての外れ値を適用するほうが適切 参考文献 奥本佳伸 (2000) 季節調整法の比較研究 経済分析 第 17 号 経済企画庁 ( 内閣府 ) 松本正博 松本雅子 森本聡 (2010) 家計調査季節調整法の変更について 統計研究彙報 第 67 号 Duong, Q.P. (1984), On the choice of the order of autoregressive models: a ranking and selection approach, Journal of Time Series Analysis, Vol.5, pp Findley, D.F., Monsell,B.C, Bell, W.R., Otto, M.C. and Chen,B-C. (1998) New Capabilities and Methods of the X-12-ARIMA Seasonal Adjustment Program, Journal of Business and Economic Statistics, Vol. 16 (1998), Number

115 資料 107

116 108

117 資料 1 研究会議事概要 平成 23 年度商業動態統計調査の調査手法等に関する調査研究 第 1 回研究会議事概要 日時 : 平成 23 年 10 月 13 日 ( 木 )10:00~12:00 場所 : 経済産業省別館 8 階 817 会議室 議事 (1) 実施計画書と商動の概要説明 (2) 調査研究の検討課題についての論点確認 (3) 母集団の概要と現行の標本設計 (4) ヒアリング候補とヒアリング結果 概要 (1) 実施計画書と商動の概要説明 質問 意見等はなし (2) 調査研究の検討課題についての論点確認 調査票の見直しに関する検討について 調査票の設計に関する検討部分が含まれているが 本年度の検討において 試験調査まで実施することを想定するのか 調査票の見直しに関する検討は 2 カ年に渡る事業を予定しており 経済産業省の別局で行われている調査の内容や状況も踏まえながら 調査票の検討に関する課題を本年度の調査研究で整理し 試験調査を実際に行う必要性について来年度以降の課題として整理できれば それに沿って来年度実際に試験調査を実施することを予定したい 新業種への対応におけるデータ提出義務の想定について 家電量販店の中には データ提供等に関して非協力的な企業もあったと聞いている 統計調査を実施する当局として 基幹統計として家電量販店の動向を含めてデータ提出を義務づけることを想定するのか 現行の家電量販店統計は 一般統計としての検討が先に進んで行なわれていた状況であり 商業動態統計に導入することを見送っていたが 新たな業態に対応していけるよう データ提出義務の適用如何も含め 研究会にて検討を実施し 商業動態統計の調査の組み直しについて検討したい 109

118 (3) 母集団の概要と現行の標本設計 外れ値の分析 外れ値の検出方法等の検討について 外れ値を除くことは 推定を行うには有効であるが サンプルサイズを決定する前処理の段階で 外れ値となる事業所等を除いてしまうと 単に見かけ上のバラツキが小さくなるだけである 今回の商業動態統計調査では 平成 22 年 7 月 ~ 平成 26 年 6 月分まで 5 年間の標本設計を行うことになっているが 外れ値を含めた形で 卸売業が 8% の誤差率 小売業が 5% の誤差率となっている 母集団の対象自体も 外れ値を含んで抽出を行っている どんなものが外れ値となっているのかを分析して欲しい いつも外れ値となっている事業所は 別扱いにして 調査や標本の抽出において検討するなどの工夫も考えられる 外れ値の取り扱いについて 卸売業 小売業の扱いを平等にすることについても検討課題となるのではないか 外れ値の扱い方 外れ値の検出方法等の検討は 来年度 具体的な標本設計の検討を行う際に実施したいと考えており 本年度の調査研究においては 課題事項として整理させて頂きたい 規模区分に用いるデータについて 従業者規模区分として 何を用いるかという点を検討することも有用であり インプットの労働量の概念で フローの従業者数を捉えた方が 販売額との相関が強いことが予想され より少ないサンプル抽出で済む可能性がある 商動で利用している従業者の定義は 商業統計の常用雇用者をベースにしているが 常用部分のパート アルバイトは 8 時間換算した数値であるが 臨時雇用者 ( 調査時点から 20 日以上働いていない方 ) の概念が含まれていない 臨時雇用者を考慮するのであれば 就業者概念の数値を規模として用いることも想定されるが 非常に短期間で流動的であるため 人数報告を行う側の難しさも存在する 業種によっては 臨時雇用者の概念を適用することが望ましいと考えられるが 層別の中身がずれてくることになると 使い難いものとなってしまう 新業種格付け結果の報告について 現行の標本設計及び販売額推計の方法について 企業調査と事業所調査の主な特徴の整理について 今研究会では 資料の報告 説明に留まり 詳細な議論は 次回以降の検討において実施することで合意を得た 110

119 (4) ヒアリング候補とヒアリング結果 時間の都合により 次回へ持ち越し ヒアリング候補案と実施済みのヒアリング結果の報告 会議予定時間超過のため 次回研究会の検討事項とすることで合意を得た (5) その他事項 季節調整方法の主な検討事項 検討事項の概略に関する説明を実施し 具体的な検討は季節調整方法検討会にて行う旨の説明があった 質問 意見等はなし 以上 111

120 平成 23 年度商業動態統計調査の調査手法等に関する調査研究 第 2 回研究会議事概要 日時 : 平成 23 年 10 月 21 日 ( 金 )17:30~19:30 場所 : 経済産業省別館 10 階 1014 会議室 議事 (1) 研究会のスケジュール及び概要の修正案について (2) ヒアリング候補 ( 案 ) とヒアリング結果 ~ 既存の業態 ( 企業 ) 調査の課題および企業の負担 協力状況について (3) 企業調査 事業所調査のメリット デメリットに関する整理について (4) 調査事項 調査票案の検討について 概要 (1) 研究会のスケジュール及び概要の修正案について 質問 意見等はなし (2) ヒアリング候補 ( 案 ) とヒアリング結果 ~ 既存の業態 ( 企業 ) 調査の課題および企業の負担 協力状況について ヒアリング候補先の選定 ヒアリングの候補先として 5つのカテゴリー ( 類似調査 関連府省 ユーザー 関連団体 企業 ) に分けて実施することで了承された 企業ヒアリングの候補先の選定は 委員の協力を得ながら実施することが確認された 先行実施されている新業種 新業態等に係る統計と商業動態統計との関係について ヒアリング結果の内容は 調査の目的や調査の法的な強制力と密接に関連している 情報通信機器課及び中国経済産業局は 一般統計で独自調査として実施されているため 商業統計や商業動態統計とは重複関係にある 先行的に実施されている情報通信機器課と中国経済産業局の統計調査の内容を 商業動態統計として新業種 新業態 ( 調査 ) に組み込み実施することで 既存の 2 つの調査をやめるという方向で整理する必要があるのではという問題意識がある 新業種 業態を調査する統計の回答義務について 回答義務のあり なしが 回収結果に如実に反映されている 商業統計や商業動態統計は基幹統計として回答義務があることを明確にし 協力的でない企業等を組み入れていく必要がある 112

121 基幹統計として 報告義務を課すのであれば 調査票設計の段階で 企業側がどこま で回答可能かについて調整を行っていく必要がある (3) 企業調査 事業所調査のメリット デメリットに関する整理について 新業種 業態の調査方法の検討の方向性について 本研究会では 4つの新業種 新業態 ( 家電量販店 ドラッグストア ホームセンター 無店舗小売業 ) を対象とする 企業調査と事業所調査におけるメリット デメリットの洗い出しは 今後の議論を受けてより精度を高めていく方向で検討する 企業ヒアリングによって 報告に協力頂ける項目の概略が明らかになった段階で 新しい4 業種 業態に関する具体的な調査方法について検討を深める 企業調査の検討にあたって整理すべき点について 各新業種 新業態に関して 大手の企業何社で どのくらいのカバー率になるのかを整理した方が良い 経済センサスで企業情報を掴むことができれば良いが 企業毎の事業所を名寄せする作業は 毎月の作業を考えると相当な手間が掛かる 企業調査における未回収企業の懸念に対しては 経済センサスにおいて本社一括調査を企業するところを調査するのであれば 未回収企業は減ってくるはずである 事業所調査の本社一括調査に関しては 企業の独自報告フォーマットを許容するかどうかが ポイントになる ドラッグストア ホームセンター 家電量販店の3 業態は 急速に M&A やグループ化が進んでいる 特にグループの意味するところが 資本提携なのか 配送等の業務提携かで 大きく意味合いが異なるため 企業情報の整理をさらに難しくしている (4) 調査事項 調査票案の検討について 調査票案のたたき台は ヒアリング等の企業の意向を把握する上でイメージしやすい 調査対象によって 回答できるので回答する項目 回答できるけど 回答したくない項目 回答がもともとできない項目 をしっかりと分別して把握した方がよい 無店舗小売業の概念について 無店舗販売については 従来の無店舗小売業が店舗を持って営業したり 店舗を有する業態が無店舗販売に乗り出したりという状況がある 民間の企業ランキング調査の通販部門で上位の企業であっても次第に店舗を持つようになっている企業も存在する 店舗ゼロの無店舗小売業は次第に少なくなってくると思われる 113

122 無店舗小売業の中で 無店舗販売によらない通信販売額をグロスの概念でよいが 商業動態統計の中で捉えることができれば 景気指標等で利用する際に 使い勝手が良いと思われる 無店舗小売業は 新しく設定された日本標準産業分類に即して 格付け条件として店頭販売の割合がゼロで 店頭の割合が無い事業所が選ばれている すなわち 無店舗小売を専業とする事業所となっている 以上 114

123 平成 23 年度商業動態統計調査の調査手法等に関する調査研究 第 3 回研究会議事概要 日時 : 平成 23 年 12 月 1 日 ( 木 )15:00~17:00 場所 : 経済産業省経済産業省別館 10 階 1020 会議室 議事 (1) 統計ユーザー ( 二次統計作成者 一般ユーザー ) ニーズについて (2) 新業種 業態における業界の特徴および業界統計の状況について (3) 新業種 業態への企業調査を想定した場合における販売高カバー率及び分布等 (4) 新業種 業態への事業所調査を想定した場合における新業種 業態と関連業種 概要 (1) 統計ユーザー ( 二次統計作成者 一般ユーザー ) ニーズについて 新業種 新業態の表章ニーズについて 過去の調査結果と同様 無店舗小売業と家電大型専門店の表章ニーズは非常に大きい ドラッグストア ホームセンターについては 表章されれば利用するという状況が表れている ホームセンターは成長が予想される業種であり どのくらい伸びるか見たい 経済産業局のニーズもあり 足許の景気動向を見るため把握できていることが良いのではないか 経済産業局からは北海道と中部のニーズが大きいが 他の経済産業局からも同様のニーズはあると思われる 無店舗小売業の調査対象について ユーザーニーズが非常に大きく 産業分類に入ったことは一歩前進である 店舗販売をしながら通信販売もする企業 小売業以外の業種で物品を通信販売する企業があり 店舗面積ゼロ 店頭販売ゼロ という現行の定義ではカバーしきれない ユーザーニーズとずれる面がある 無店舗小売業は母集団を捉えることが非常に難しく また商動のような月次の動態統計調査で どの範囲の調査を実施すべきかについてはよく考える必要がある 同様な悩みは総務省統計局( 小売物価統計調査 ) でも抱えており 小売物価統計調査では通信販売は調査対象外となっている 通販の売上を正しく把握しようとすると 旧来の業種も含めて調査項目 調査票の変更にまで波及するかもしれない 無店舗小売業以外の他の3つの新業種 業態については 現実性や効率性等を考えて調査方法 調査の範囲を決めていくことはそう難しくないかもしれない 無店舗小売 115

124 業については別の整理が必要であり 調査手法 対象について掘り下げて検討するこ とが必要である (2) 新業種 業態における業界の特徴および業界統計の状況について 業界団体が独自に実施している調査には それぞれクセがあるので注意する必要がある 例えば通販協会の売上にはサービス販売が含まれている 民間の業界統計を公的統計としてどう扱うかは大きな問題である 改めて公的統計として調査するかどうかも 今後の検討課題である 各業界団体の統計調査を参考にしながら 商品分類や調査票の調査事項等に関して業界団体に尋ね 企業ヒアリング先の選定についての意見も聞いている段階である (3) 新業種 業態への企業調査を想定した場合における販売高カバー率及び分布等 新業種 業態への企業調査の可能性について ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店に関してはかなり集中が進んでおり それぞれ 22 社 36 社 9 社の協力が得られれば カバー率 80% の情報が得られる状況にある ドラッグストアとホームセンターでは大手企業のほとんどが協力しているため 実査に関してあまり問題はない しかし通信販売と家電量販では協力的でない大手企業もあり 問題が出る可能性がある コンビニ型調査と同様の手法を適用する可能性という点では ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店の3つの業種 業態については可能性がある 通販については難しい問題を含んでいる 新業種 業態の格付け及び調査方法について 通信販売に関しては テレビ局が独自の通販を行う場合など産業分類における主業格付けによっては小売業の対象外となるケースや 外見上はサイト運営とも小売業とも判断がつかないケースなどがあり 産業分類上の位置付け自体が簡単ではない 企業調査として企業全体の売上を尋ねる場合には 商業統計上の格付けの考え方にとらわれた調査は難しいと思われる 企業内に格付け条件に入る事業所と入らない事業所が出てくる コンビニ調査と同様な調査手法をドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店に実施した場合 格付けの定義から外れる店舗の売上分も含んで報告される可能性が高い しかし 企業調査では格付けの定義に厳密に従う店舗だけの数値を求めると企業側に負担を掛けることになるので 企業の売上全体を把握できるような調査方法が良いのではないか 商業動態統計は本来事業所単位の調査であり 業種 業態の格付け基準を設定する必 116

125 要があるが 新業種 業態に関しては企業調査を前提にするのならば 事業所調査を前提とした新業種 業態の定義にとらわれる必要があるか カバー率 8 割にはどういう意味があるのか という点を議論する必要がある 足許の景気動向を把握したいという大目的に鑑みて 事業所調査の格付け定義にこだわるか 企業調査が望ましいか検討するという観点もあるだろう 無店舗小売業については どう絞り込むかという考えを整理する必要がある (4) 新業種 業態への事業所調査を想定した場合における新業種 業態と関連業種 新業種 業態への事業所調査について 新業種 業態に事業所調査を適用して 業種の1つとして特掲できるようにするのか 企業調査で販売額の動向を捉えていくか ということになる 以上 117

126 平成 23 年度商業動態統計調査の調査手法等に関する調査研究 第 4 回研究会議事概要 日時 : 平成 23 年 12 月 22 日 ( 木 )13:00~15:15 場所 : 経済産業省経済産業省別館 11 階 1120 会議室 議事 (1) 企業ヒアリング結果について (2) 新業種 業態における調査方法 集計方法について (3) 卸 小売業の統計ユーザーニーズと表章業種見直し等のシミュレーションについて 概要 (1) 企業ヒアリング結果について 新業種 業態企業の調査票案に対する協力姿勢について ドラッグストア委員会の委員は アウトサイダーを含めた委員構成となっており このヒアリング結果は そのまま受け止めることができると思われる 家電量販店の業界やホームセンターの業界のヒアリング結果では 記入不可 負担が大きいために困難 非開示 といった回答がみられるが それぞれの意味合いが 集計がシステム上できない ということなのか 社内で数字は把握しているが 公開しないという会社方針である ということか はっきりしない部分がある 都道府県かつ既存店といった詳細な調査項目になるほど意図せぬ秘匿漏れなどの懸念は統計実施者側にも出てくるため 今後の調査票案の検討においては 統計ユーザーからのニーズ 企業側の負担 統計実施者側の懸念について総合的に整理していく必要がある (2) 新業種 業態における調査方法 集計方法について 企業調査を商動業種計の推計に含める場合における課題について 企業調査を入れた場合 いままでの商動業種の範囲外の事業所の売上等も含まれてくる可能性があるという話題がこれまでの研究会等でも出ていたが 集計の段階でこの仕分けは可能か 不可能か 現行の商動の範疇からはみ出ている事業所に該当する回答かを調査票だけで分かるかどうか 現行の商動の範疇からはみ出る部分以外の部分( 現行の商動の範疇で企業調査対象外の部分 ) については 母集団情報を基に区分することが可能であり この部分の販売額推計を行なうことができるということか確認したい 現行の商動の範疇で企業調査対象外の部分 は母集団上の名寄せにより区別可能である 118

127 企業調査において 回収された調査票を基に現行の商動の範疇からはみ出ている 事業所 を区別することは不可能である しかし 調査票の中で 商品販売額 と サービス売上額 を区別しておくことは可能であるため 調査票の工夫によってその区別が可能となるように検討したい 現行の商動の中で主業格付けによって他の業種に格付けされていた事業所の売上が 企業調査によって新業種の中に含まれてしまうという問題への対処は 依然困難な課題として残る 企業調査を商動業種計の推計に含める場合における推計方法について 業種全体で 5% の標準誤差率を満たしていれば 企業調査以外の標本調査部分の標準 誤差率が 10% であったとしても構わないと考えてよい 新業種 業態毎の調査方法の選択について 企業調査を導入して 現在のコンビニ調査と同じような形式で別公表ということで示していく方針にするか 企業調査部分を商動の販売額推計に加算する方針とするか ということになる 企業調査の導入時期に関しては 商動の母集団情報の整備時期や新業種 業態毎の統計ユーザーニーズとも関係する コンビニ調査への企業調査の導入の検討について コンビニまで含めて 販売額推計の内数に入れるということを検討するのか それとも あくまでも新業種 業態をどうするかという整理として理解すればよいか 新業種 業態の議論を整理した後 コンビニはどのようにするかの整理は改めて行う必要があるが 具体的なコンビニの議論については 今年度の研究会の検討議題には含めない方がよいと思われる (3) 卸 小売業の統計ユーザーニーズと表章業種見直し等のシミュレーションについて 統計ユーザーニーズを考慮した卸 小売業の表章業種の見直しについて 一般の統計ユーザーからすると 卸売業がこんなに細分化されている必要性はないと思われる 繊維品卸と衣服身の回り品卸とは 一緒にして考えるような政策がとられている中で 現状の商動の中で別々に計上されている必要性があるのか どこにそのニーズがあるのかを把握しておく必要があると思うがいかがか 二次統計作成者へのヒアリング結果からは 現行の業種区分ないしそれ以上の業種区分での調査が必要とされている その他小売業 の変動係数が大きいが 表章ではなくて設計の話であれば サンプル 119

128 サイズを減らすことができると思われるがいかがか この部分は変動係数が非常に大 きいため 細分することでばらつきを抑えられると考えられる もし 既にテストさ れていればこれで良いと思うが 試してみる価値はあると思う 以上 120

129 平成 23 年度商業動態統計調査の調査手法等に関する調査研究 第 5 回研究会議事録 日時 : 平成 24 年 2 月 10 日 ( 金 )10:00~12:10 場所 : 経済産業省経済産業省別館 9 階 948 共用会議室 議事 (1) 第 4 回研究会までの検討 議論を踏まえた論点整理 (2) 家電量販店 ( 大型家電専門店 ) ドラッグストア ホームセンターの調査方法等の方向性 (3) 通信販売 無店舗小売業の調査方法等の方向性と課題の整理 (4) 新業種 業態の調査事項 調査票 ( 案 ) (5) 販売額公表の在り方 概要 (1) 第 4 回研究会までの検討 議論を踏まえた論点整理 質問 意見等はなし (2) 家電量販店 ( 大型家電専門店 ) ドラッグストア ホームセンターの調査方法等の方向性 企業調査の採用について 事業所調査は 既存店の伸びは求められるが 新規店を反映することができない弱点がある 企業調査は 業界で上位の企業を悉皆調査することにより 新規出店や廃業した事業所の結果を常に反映した調査を行うことができる このような事業所調査と企業調査の特徴を踏まえて 調査効率と精度を考慮して結論を導く必要がある 新業種 業態の動向把握のため 事業調査の実施を検討する必要性は低いと思われる 各業界の大きなインサイダーの意見として企業調査が望ましいとする回答が寄せられており この意見を無視することはできない これまでの研究会も含めて 実査効率の観点で必要標本サイズや調査対象企業数などある程度の詰めた検討が既に行なわれているため これからの議論は 企業調査を採用した場合に どんな問題が発生する可能性があるのか という方向に議論に集約した方が効率的であると思われる 企業調査を採用した場合に 景気動向を正しく反映するためには 地域性をどのように確保するかが課題である 各企業や業態によって 地域性の重要度の捉え方が全く異なる 家電量販店 ( 大型家電専門店 ) ドラッグストア ホームセンターに関しては 企業調査を採用することで合意を得た 121

130 企業調査を導入する場合の検討課題整理について 企業調査対象の選定基準 しきい値の設定について 検討対象である新業種 業態について今回導入しようとしているのは業態概念である 店舗展開や直営 フランチャイズ セルフ 非セルフなどこうした販売方法を自由自在に変えていけるところが業態たる所以であり 調査対象企業の選定基準を一律に決めることは非常に悩ましい問題を抱えている 対象企業リストの選定にあたり 民間調査結果を利用するほか方法が無い点は否めないが 売上高 に関しては 任意回答かつ任意回答方法である民間統計の任意性に信頼できるかという問題がある ただし 売場面積 や 店舗数 は 企業側も虚偽の回答をしてもあまり意味がないため これらはある程度信頼できる数値と考えられる 民間統計はあくまでも参考情報として利用し 公的統計の母集団情報を基本に調査方法を検討することを考えていく必要がある 店舗数を調査対象企業選定のしきい値として採用することが最も分かりやすいが 売場面積や売上高の情報があれば それらを併用しながらしきい値の基準を判断していくことになる フランチャイズ (FC) 店の扱いについて ブランド力のある大手企業で FC 店の売上高を把握していない流通小売業は皆無である 企業側の調査協力度合いや FC 店の売上高を公表する しないという企業判断の問題であり このような実査における技術的な難しさは別にすると 新業種の統計としては FC 店の売上は当然含めるべきである 丙調査対象事業所と企業調査対象との関係整理について 現行の丙調査は大規模小売店舗を対象に実施しているが 企業調査を実施し 重複調査を回避するという企業調査の側面に照らすと 該当する企業の旗艦店舗など個別事業所の売上高を把握することができなくなる 丙調査対象から 企業調査対象となっている大型店を切り分け 今後の丙調査は 企業調査対象となる新たな業種業態については 丙調査の基準に合致する店舗であっても 丙調査から除外していることを明示すればよいと思われる ただし その場合 今後の丙調査自体のあり方についても 次年度以降の課題として できれば平成 27 年度の標本替えに間に合うように検討する必要があると考えられる 地域別表章における企業調査部分と事業所調査部分の合成について 新業種業態に関する各企業へのヒアリング結果からは 都道府県別の報告は可能であると 回答を得ており 企業調査対象候補となる全企業から回答を得ているわけではないが 業界ごとに各社で類似のシステムを持っていると思われるため 都道府県別 122

131 に販売額を把握する実現性はかなり高いと見込まれる 合成方法に関する議論は 次回研究会に持ち越すことで合意を得た コンビニエンスストア調査結果の商動業種販売額推計への反映について 新業種に限らず 従来のコンビニエンスストア調査に関しても 現行の調査区調査において事業所単位でみれば一部に重複調査が発生している部分を解消することを実現できないかという検討について今後取り組んでいく必要がある この先もずっと コンビニ型の企業調査を別立て表章する方式 と 企業調査を商動販売額推計に反映させる方式 とを併用することになると 利用者側が混乱する恐れがある 両方の方式とも企業調査を掲げながら数字の見方 意味合いはだいぶ異なる 事業所から企業へ調査対象が変わることに伴うデータ特性変化の検証について データ特性が変わることは予見されており それを検証した上で ユーザーに誤解 混乱が生まれないように 情報提供を行っていくことが必要である 企業調査の導入スケジュールについて 企業調査の設定基準にあまり依存しないで 安心して新業種の数値を表章できる方式は 企業調査を商動販売額推計に反映させる方式 であり 重複調査を回避できるメリットを有するとともに 数値の意味の観点からもこちらの方式が望ましいと考えられる 平成 27 年度以降のスケジュールにおいては 母集団情報の名簿として 経済センサス活動調査結果の利用を想定している 新業種の調査方法として 企業調査を導入した場合 平成 26 年 1 月から調査を開始し 平成 27 年度の標本替えのタイミングで企業調査部分と標本調査部分を合算した公表の方法への変更するスケジュールにて合意を得た 企業調査を商動業種別販売推計に利用する場合の表章 集計方法について ドラッグストアを例にあげると 各事業所の売上構成によって ドラッグストアという新業種の定義に基づいて産業分類上は格付けが行われている 企業調査対象傘下の事業所の中には 小売業であっても 医薬品 化粧品小売業に格付けされずに 他の業種として格付けされる場合もある 企業調査として全体の数字を報告していただく際には 医薬品 化粧品小売業以外の他の小売業や卸売業に格付けされた事業所が含まれることになる 卸売業については 商業統計では本社の卸売販売額が入ってくると思う これは企業内では主に本支店間移動になるため 企業の売上としてはキャンセルアウトされ 企 123

132 業としては売上として認識していない部分になるのではないか 卸売業については 甲調査を継続するか 企業調査の結果でよいのか 別途検討する必要がある 企業調査を実施しても 卸売業と小売業の定義が紛れないように把握しなければならない 産業分類の格付け条件に厳密に従う考え方としては 新業種のスタート時点として ベンチマークとなる経済センサス活動調査の格付け結果の販売額を集計する際に 産業分類の格付け定義に従ったドラッグストアだけの金額を対象として 月次の商動の販売額公表においては 企業調査結果から得られる数値を用いて比推計を行うという考え方もあるのでないか 表章 集計方法に関しては さらに議論を重ねる必要があるため 結論は次回研究会に持ち越すことで合意を得た (3) 通信販売 無店舗小売業の調査方法等の方向性と課題の整理 会議時間の都合上 本研究会では資料説明に留まり 具体的な検討については 次回 研究会に持ち越すことで合意を得た (4) 新業種 業態の調査事項 調査票 ( 案 ) 会議時間の都合上 次回の研究会に持ち越すことで合意を得た (5) 販売額公表の在り方 会議時間の都合上 次回の研究会に持ち越すことで合意を得た 以上 124

133 平成 23 年度商業動態統計調査の調査手法等に関する調査研究 第 6 回研究会議事概要 日時 : 平成 24 年 2 月 23 日 ( 木 )10:00~12:00 場所 : 経済産業省経済産業省別館 5 階 526 共用会議室 議事 (1) 論点 2の課題の検討結果 ( 確認 ) (2) 家電量販店 ( 大型家電専門店 ) ドラッグストア ホームセンターの表章と集計の方法 (3) 通信販売 無店舗小売業の調査方法等の方向性と課題の整理 (4) 新業種 業態の調査事項 調査票 ( 案 ) (5) 販売額公表の在り方 (6) 卸売業及び小売業の構成 (7) 報告書目次及び構成案 概要 (1) 論点 2の課題の検討結果 ( 確認 ) 企業調査を導入する場合の検討課題 地域別表章における企業調査部分と事業調査部分の合成 調査対象が事業所から企業に変わることによるデータ特性変化の検証についての議論が行われた 地域別表章における企業調査部分と事業調査部分の合成 については ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店の 3 つの新業種 業態について企業調査を実施した場合に 都道府県別の販売額合計を地域別集計に活用することを考えた場合に 標本の偏りが発生しないか懸念される 今年度の調査研究を踏まえた次のフェーズとなる実査における標本設計の具体的な検討を実施する際に 地域別表章における企業調査部分と事業調査部分の合成 は密接に関連する事項であるため 次年度において引き続き検討を重ねたい (2) 家電量販店 ( 大型家電専門店 ) ドラッグストア ホームセンターの表章と集計の方法 企業調査対象の事業所単位の選定 商業動態統計調査の大きな目的が景気をうつす指標であると考えると 企業調査の対象 ( 例 : ドラッグストア ) として現行の業種 ( 医薬品化粧品小売業 ) だけを調査し 産業分類上は他の小売業に格付けされている事業所を除くことは 正しく景気動向を反映出来るか 問題が出る可能性があることを懸念している 事業所格付けの厳密な定義を多少犠牲にしても 他の小売業の部分は企業調査対象として含めるべきであると思われる 125

134 企業調査の対象としては 他の小売業に格付けされている部分も含めて 企業全体の販売額を把握する考え方が望ましいと考えられるが ドラッグストアの看板を掲げている企業であっても その企業の事業所のほとんどが 本来の産業分類の格付け定義に照らした場合に条件に達していない場合に関しては 本当にドラッグストアの企業調査対象としてその企業を含めるか否かを検討する姿勢も必要である (3) 通信販売 無店舗小売業の調査方法等の方向性と課題の整理 通信販売 無店舗小売業の調査対象について 通信販売は日本標準産業分類でいう無店舗小売業以外にも含まれるため 統計ユーザーからすると無店舗小売業だけをみても意味がない 平成 19 年商業統計における通信カタログ販売額の事業所リストでは 上位に関しては通信販売として馴染みのある企業等が並んでいる印象であるが 順位を追って下位をみると 同種の事業所が固まりとなって並ぶ部分もみられ 調査対象を上位の事業所から選定し順位の範囲を拡大していくと 事業所の業種に偏りがみられることがある 範囲を何位までにするかによっても傾向が変わってくるため悩ましい 調査方法上の問題点と 統計ユーザーがどのような情報を必要としているかをどのように調和させるかという検討課題であろう 標準誤差率の算出における母集団の考え方について 通信カタログ販売額に関する標準誤差率の算出については 本来 通信カタログ販売額がゼロである事業所を含めて精度計算を行い 標準誤差率を算出することが大原則である ただし 条件付きの分散推定という形で 通信カタログ販売を行っている事業所のみを抽出したとする考え方もありうるが これまで研究会資料で示してきた数値と比較するとだいぶ違ったものになる可能性があり 条件付きの標準誤差率が果たして良いかは はっきりとは断定できない 通信販売 無店舗小売業の調査方法の考え方 基本的な考え方は 公的統計の母集団情報をもとに 民間統計 調査結果など有効な情報を参考情報として利用しながら調査を実施していくことになると思われるが その際 企業調査を採用する可能性があるのか 事業所調査が望ましいかを検討する必要がある 通信カタログ販売額の上位事業所リストを見る限り 商業統計を母集団として 事業所調査で通信販売 無店舗小売業の可能性を検討すること自体は間違っていない方向であると思われる 一方で ユーザーニーズに応えるためには 通信販売の品目別の販売額を調査事項として把握する必要がある 既存の標本調査で少なくとも通信カタログ販売の割合を捕 126

135 捉できれば 商業統計全体の通信カタログ販売割合を把握することができる 加えて 商業統計を母集団として ある一定条件で有意抽出した事業所調査結果を組み合わせることにより 商品品目別の通信販売の動向 商動の業種ごとの通信販売の動向の把握が可能になると思われる ただし 調査の実現性については よく検討する必要があり 標準誤差率の考え方についてもよく整理して臨む必要がある 統計ユーザーニーズをみると 可能であれば 企業と消費者(B to C) 個人消費者間 (C to C) まで含めたネット販売全体の動きを捉えて その販売の内訳が四半期や半年の動向ではなく 月次で統計として公表されることが望ましい姿である サービスを含めた電子商取引や通信販売の動向については 消費者向けの電子商取引実態調査の第 1 回調査が実施され結果は既に公表されているが 現在の経済センサス活動調査では 全ての企業の事業所を対象として電子商取引に関する調査事項が設定されているため その結果を踏まえて 次の消費者向け電子商取引実態調査について検討するスケジュールが予定されている サービスも含んだあらゆる通信販売全体という意味においては 商業統計を母集団とする商業動態統計調査では対応が難しく 電子商取引実態調査に譲らざるを得ない 商業統計を母集団として事業所調査を基本とする商業動態統計調査においては 既存の標本調査と整合性を取りながら 通信販売の全体像を捉えるという考え方をとる必要がある 通信販売 無店舗小売業に関するこれ以上の具体的な内容については 来年度の調査研究において引き続き検討を行うことで合意を得た (4) 新業種 業態の調査事項 調査票 ( 案 ) 調査票案は 各企業や業界団体に調査票のたたき台をお示しし 意見を頂いて修正したものである 通信カタログ販売用の調査票に関しては 以前 委員からのご指摘にあった通り センサス調査時点で 販売手段割合として通信カタログ販売の割合が 100% の事業所でも 業態を様々に変化させていく中では 現時点では 100% とは限らないため 直近の通信カタログ販売 店頭販売の状況を把握する項目を設けている (5) 販売額公表の在り方 ユーザー側の負担に配慮した水準修正 商業動態統計の出発点を ベンチマークであるセンサス時点の商品販売額に合わせることは必要である 過去に エコノミストに対してヒアリングを実施した経験から言えば 一定期間のあとに大きく水準修正されることに対しては 過去に遡って景気動向等を調査する際に 従前の修正方法では プラスからマイナスの景気判断に変わってしまうことがあり 127

136 使い勝手が悪いというよりも信頼の問題があるという指摘を多く聞いたことがある 水準修正の方法を今日の研究会で決定することは難しく 次年度への持ち越し課題となるが 他の調査 ( 例えば 労働力調査など ) でどのような水準修正の方法を採用しているかを追加調査し 商動の水準修正に参考にできるものがあれば整理して 本年度の報告書に考え方を追加していただきたい (6) 卸売業及び小売業の構成 卸売業 小売業の業種レベルの問題については 本年に限らず長い間議論が行われてきた事項であるが 研究会で提示された平成 19 年商業統計をもとに標本サイズを計算した結果をみると そこまで必要標本サイズが大きく変わることにはなっていない 恐らく現時点では まだ 変更を検討する段階ではないのかもしれない 従って 本議案については 現状のままで留めていただきたいと思う しかし 今後の電子商取引が今以上に進展し 産業構造が大きく変われば そのときに 卸売業 小売業の構成について再度検討するべきであると思われる 少なくとも ドラッグストア ホームセンター 家電大型専門店( 家電量販店 ) の 3 つの新業種 業態に関しては 検討結果として表章を前提に検討を進めることになっている (7) 報告書目次及び構成案 次年度以降の調査研究では 具体的な標本設計の作業までブレイクダウンした検討を行う予定であるという話を聞いた 本年度の研究内容は そのための基本的な考え方のとりまとめを行ったという位置付けと考えられる 報告書のとりまとめに関しては 本日の研究会の議論を受けて内容のブラッシュアップを行った段階で 改めて委員の先生方にご相談させて頂く 以上 128

137 資料 2 ヒアリング結果 利用対象 \ ヒアリング先 業種計 各業種 内閣府 経済財政分析担当付総括担当経済社会総合研究所景気統計部 消費総合指数のマージン額の算出のため 小売業計の販売額を利用し 景気動向指数のため 小売業計( 販売額前年同月比 ) を利用している ている 小売業の各業種は小売業計の変化要因を調べるために確認している 月例経済報告では 個人消費の項目で小売業計をを利用している 内部的には 寄与度の計算のため各内訳業種も利用している 現行の業種数は少ない 変化要因の分析のため 更なる業種の細分化を望む 消費総合指数の作成のため 指数だけでなく販売額も必要 小売業 業態 ドラッグストア 月例経済報告のため 百貨店 スーパー コンビニエンスストアの販売額 ( 既存店 ) を利用 内部的には 要因分析のため商品毎の販売額も利用している カバー率の高さや信頼性の点で 業界統計よりも重視している 業種 業態のクロス表があれば参考になる 商品毎の表章がよりブレークダウンされると参考になる 表章されれば利用について検討したい 景気統計部では業態別は利用していない 同上 表章されれば利用について検討したい 同上 ホームセンター 新業種 業態 無店舗小売業 表章ニーズは特に大きい 専業の無店舗小売店の販売額というよりは 各小売業種での通販割合が知りたい マクロ経済へのインパクトが大きく 表章ニーズは大きい 同上 同上 家電大型専門店 卸売業 消費総合指数のマージン額の算出のため 卸売業計の販売額を利用している 景気動向指数に 卸売業計 ( 販売額前年同月比 ) を利用している 地域 都道府県表章 台風の影響など場合によって確認している 経済産業局別小売業計の季調値が公表されると参考になる -- 販売額または指数での公表 寄与度の計算のため 小売業各業種の販売額またはウェイトが必要 寄与度の計算のため 小売業各業種の販売額またはウェイトが必要 時系列整備 年以降の同一基準での季調済系列が揃っていると便利である 要望等 公表時期 公表時期は現行のままで十分である -- 公表時期は現行のままで十分である その他

138 利用対象 \ ヒアリング先 小売業 商業マージンの推計における利用 コモ法において四半期 年次の卸売 小売の各商業マージン額を推計する際に 商動の卸売業 小売業の各販売額 ( 売上高 ) を利用している 具体的には 年次推計では 商業統計 (5 年毎 ) の各年間販売額をベースにし 商動の卸売 小売の業種毎の販売額伸び率を利用して各販売額を延長推計している QE 推計では 卸売業計 小売業計のみを利用している 商業マージン額は 販売額 商業マージン率 で推計するが QE 推計 (QE 推計の延長上での年次推計を含む ) では 商業マージン率は 法人企業統計季報 ( 法人季報 ) の ( 売上高 - 売上原価 )/ 売上高 で求めたマージン率に コモ年次推計による 商業統計 から得られるマージン率と 法人企業統計年報 から得られるマージン率との差の調整分を加えたも 業種計 各業種のを補助系列に利用して延長推計している 商動には 商品仕入額 の調査項目がないため商業マージン率の推計のために商動を利用することはできないが 現状では法人企業統計で支障なく推計できている 内閣府 ( つづき ) 国民経済計算部 流通在庫の推計における利用 コモ品目毎の四半期別流通在庫を推計する際に 商業販売統計第 2 部第 2 表の 大規模卸売店期末商品手持額 ( 繊維品 衣服 身の回り品 その他の商品の18 業種 ) と 同第 3 部第 8 表の 業態別 商品別期末商品手持額 ( 衣料品 飲食料品 その他の3 業種 ) を利用している 流通在庫はコモ商品(QE 推計では91 分類 ) 毎に推計する必要があるため 商販で 商品手持額 が表章 されている業種 ( 商品 ) すべて ( 卸売 18 業種 小売 3 業種 ) を利用している 商販の 商品手持額 は卸売 小売ともに大型店のみが調査対象である一方で 法人季報 ( 棚卸資産製品又は商品 ) は資本金 1 千万円以上の企業が対象である 他方 法人季報 は公表日が遅く また企業統計であるといった点もあり 何れの統計も一長一短がある そのため QE 推計における流通在庫の 推計では 法人季報の 棚卸資産製品又は商品 を商販の 商品手持額 で説明する回帰式によって推計している 流通在庫の精度向上に関しては 統計委員会から措置を求められており 課題になっている QE 推計においては 速報で業種ごとの商品手持額の数値が公表されないことから 当該数値を利用して推計している流通在庫において 1 次 QEと2 次 QEとの間のかい離の原因の1つとなっている また QE 推計では 91 分類に分けて推計しているが 商動における商品手持額の公表は 卸売業が 18 業種 小売業が3 業種となっており 分類ごとの推計精度に懸念を抱えている デフレータの推計における利用 年次の商業マージン額を月次に換算する際に 商動の販売額を利用している SNA 産業連関表への利用 SNA 産業連関表は 総務省統計局の共同産業連関表をベースにSNAの概念と整合的になるよう作成した V 表とU 表を基に作成する そのため 商動は直接的 には利用していない 業態 商業マージンの推計 QE 推計での商業マージンの推計においては 基本的に卸売業計 小売業計のみを利用するため 新業種 業態を含めて業種 業態別の表章に対して直接的なニーズはない 家電量販店 ( 家電大型専門店 ) など新業種 業態の表章にあたって 商動業種の販売額推計の中に企業調査が導入されることになる場合 統計に断層が生じたり傾向が変化したりすることがあれば マージン計算にも影響が出るため懸念される 小売業の 業種計 各業種 欄を参照 卸売業 国民経済計算では地域別等の表章ニーズはないが 都道府県の県民経済計算では地域別 都道府県別の表章ニーズはあると思われる 地域 都道府県表章 要望等 販売額または指数での公表 時系列整備 公表時期 その他 商業マージンの推計 商業マージン額の推計のためには 販売額の公表は非常に重要である 指数化される場合には 精 度が落ちることが懸念される 商動は 公表時期 データの入手などの利便性共に 使い勝手の良い統計であると認識している 商動の販売額推計の中に企業調査が導入されることになる場合 商業販売以外の売上が混入する懸念や 事業所単位での主業格付けによる事業所調査と比べてアクティビティ性が損なわれる懸念がある 流通在庫の精度向上に関して統計委員会から措置を求められており 新業種 業態の調査に関してというよりは既存の商動における 商品手持額 の表章業 種 ( 商品 ) や調査対象に関して 内閣府からの要望等をより精査したうえで改めて要望させて頂きたい 流通在庫の推計 販売額の指数公表化に伴い 商品手持額 も連動して指数化するようであれば 精度が落ちることが懸念される 流通在庫の推計 QE 及び年次推計における商販の 商品手持額 の表章業種 ( 商品 ) に関して 特に小売業では現行は3 つしかないため 更に詳細になれば有り難い また 現状でも精度面で不安があるため 卸売業 小売業ともに これ以上の絞り込みは避けていただければ有り難い 商販の 商品手持額 の調査対象が卸売業 小売業共に現行では大型店に限られるので カバレッジを更 に広げられれば有り難い デフレータの推計 仮に指数公表になった場合 小数点以下のケタ数が精度に影響を与えるため懸念される 130

139 利用対象 \ ヒアリング先 経済解析室 ( 第 3 次産業活動指数 ) 経済解析室 ( 産業連関 ) 小売業の表章業種の全て ( 各種商品小売業から燃料小売業及び参考 3 の 7 系列 ) を利用し 同一分類で公表している 経済産業省 商業部門の推計データとして活用 商業センサスの調査年次と産業連関表の作成年次は一致していないこと 年度から暦年への換算が必要なこと 及び流通在庫の推計のために必要なことから 商動における卸売業 小売業の月次データを活用している 具体的には 1 卸売業計 小売業計の推計のため 業種毎に商業センサスの年間販売額と産業連関表対象年の年間販売額をリンクさせる暦年換算係数を作成するため 各業種の販売額を用いている 2 流通在庫増減の推計のため 商動の業種別の販売額及び期末商品手持額を用いている 業種計 各業種 指数の動きの要因を調べるため 百貨店等で表章されている商品の動きを参照することがある -- 小売業 現在は日本通信販売協会の業界統計を活用しているが データが 1 月遅れである 商販で無店舗小売業が表章されれば 次期基準改定において活用について検討する -- 業態 卸売業 卸売業の表章業種の全て( 各種商品取引業から鉱物 金属材料卸売業 小売業と同じく 1 卸売業計の推計のため 業種毎に商業センサスの年一般機械器具卸売業からその他の卸売業の 15 系列 ) を利用し 同一分類間販売額と産業連関表対象年の年間販売額をリンクさせる暦年換算係数で公表している を作成するため 各業種の販売額を用いている 2 流通在庫増減の推計のため 商動の業種別の販売額及び期末商品手持額を用いている 地域 都道府県表章 -- 地域別の卸売業計 小売業計の推計及び流通在庫増減の推計のため 地域別の業種別販売額及び期末商品手持額を用いている 卸売業 小売業における各業種の販売額が必要 万が一指数のみとなっ 販売額での公表は必須 販売額または指た場合は 各業種の指数及びウェイトが必要 数での公表 時系列整備 要望等 公表時期 その他 第 3 次産業活動指数の連続性確保のため 小売業 卸売業の現行の表章業種は全て維持して欲しい その上での表章業種の追加は 指数の要因分析に活用できるため歓迎 産業連関表の精度向上のために 卸売業 小売業ともに商業センサス並みの表章業種が望まれる 商業マージンの計算のため 商品仕入額も調査して欲しい 流通在庫の推計精度の向上のため 商品手持額は月次にして欲しい また 同一事業所に対して年末手持と年初手持を調査して欲しい 現行の全業種 業態に関して経済産業局別 都道府県別で表章して欲しい 131

140 利用対象 \ ヒアリング先 日本銀行 日本経済新聞社 民間エコノミスト 小売業 業種計 各業種 新業種 業態 マクロ経済の担当者等が 景気判断 金融経済月報のため 機械器具小売業分析などに利用している の販売額を利用している 業種分類は概ね現行の通りでよい 金融経済月報のため 百貨店 スーパー コンビニエンスストアの販売額を利用 業態 大型小売店販売の商品別も利用し分析している 商品分類が更に細分化されると参考になる 表章されれば利用したい 現行のコンビニエンスストアのような別ドラッグストア立てでの調査結果公表がわかりやす 卸売業 ホームセンター 無店舗小売業 家電大型専門店 地域 都道府県表章 販売額または指数での公表 い 表章されれば利用したい 現行のコンビニエンスストアのような別立てでの調査結果公表がわかりやすい ( 無店舗小売業専業というよりは ) ネット取引の規模がわかると参考になる マクロ経済への影響が大きく 消費全体の動向把握のためにも 表章ニーズは大きい 品目別のデータが表章されるとより参考になる 現行のコンビニエンスストアのような別立てでの調査結果公表がわかりやすい -- 小売業計は特に海外メディアからの注目度が高い 大型小売店販売額はマスコミからの問い合わせが大きい 新業種 業態も含めた総合指数の作成 公表を望む -- 表章されれば利用したい -- 表章されれば利用したい 表章ニーズは大きい ( 無店舗小売業専業というよりは ) ネット通販の状況がわかると参考になる -- 業種分類は概ね現行の通りでよい 東日本大震災の被災地の経済状況把握のため地域別の大型小売店販売額を 東日本大震災後の復興需要など地域利用するなど 地域経済動向の把握に別の表章ニーズは大きい 利用している 無店舗小売業専業というよりは通信販売全体について 指数でも表章されると参考になる -- 表章されれば利用したい 第 3 次産業活動指数の予測をする際に参考にすることがある 地域 特に都道府県別の月次の経済時系列データは少ないため 業種 業態ともに表章ニーズは大きい 寄与度の計算のため 小売業各業種の販売額またはウェイトが必要 要望等 時系列整備 ユーザーとしては 統計の連続性は気になる 新業種 業態の企業調査は コンビニエンスストアのような別立てが望ましい -- 企業調査の導入に伴い 標本調査結果に不連続が発生するリスクがある 新業種 業態は当面コンビニエンスストアのような別立て公表が望ましい 公表時期 その他 速報の公表時期は翌月末頃と早いため有り難い 新業種 業態も 速報性が第一である

141 神奈川県経済産業省利用対象 \ ヒアリング先統計センター商業統計課 神奈川県大型小売店統計調査 情報通信機器課 家庭電気製品の量販店月次販売統計 中国経済産業局 中国地域専門量販店販売統計調査 地元の地方銀行 日銀とは打ち合わせを行っているが 県内の大型店動 業況判断に利用 家電の流通量は生産 出荷 販売の各段階でずれが 新聞等のマスコミ シンクタンク等が利用している 向に関して売場面積 1000m2以上の店舗を全数調査しているため精度が高あり 業況を判断するうえでは販売額の把握が重要になる 新聞では総販売額の動向が特に注目されている 品目別の売上に関すいと期待されている エコポイント等の政策検討時の参考としても利用可能 るヒアリング結果も併せて発表しており これらも記事になっている 調査結果の利用状況 他の統計調査にはない専門店の動向が把握できる点も評価が高い 大学 地方銀行等が利用しており 地方銀行からは地域別の利用価値が高いと評価されている 調査対象企業 カバー率 調査項目 ( 品目区分 ) に関する考え方 売場面積 1000m2以上の店舗 ( 全数調査 ) 大店法による届出 新聞記事 日経 MJ 記事等でチェックして問い合わせる 年間 20~30 店舗の開店がある 店舗改装等で売場面積が 1000m2未満になった場合は 対象から除外している 家電量販店 百貨店 チェーンストア ホームセンター 通信販売で家電製品の売上が 10 億円以上の企業 専門量販店を中国地域に有している企業 各社のホームページ 新聞チラシ等をチェックし 連絡 確認している 調査頻度 毎月 毎月 毎月 月間商品販売額の内訳は商動を基本にしている 品目区分設定の詳細な経緯は不明であるが AV 機器 白物家電のなか 総務省の家計調査との比較分析を想定し 品目区分を参考にした サービス料金収入 を追加しているが これには修理加工 クリーニン で売上上位の品目を設定していると思われる グ 娯楽業等が該当する 品目区分を設定する際には 業界と相談している 県独自の商品分類を設定することは考えていない 品目変更に対する 家電量販店では2 千以上の商品を扱っているため あまりに詳細な区分 ニーズもあまりない では回答が難しくなる 回答者には 各区分の内容に関して詳細に例示した資料を提示している 3 業態共通の品目区分にしている その他商品 の内容は 各業態によって異なることになる ( 時々の関心に上る ) 個別品目の動向は企業へのヒアリングで補っている 業界統計 既存の類似調査 回収率 企業の回答負担の状況 回答企業からは 品目区分が細かすぎて集計が面倒との意見が多い 回答企業からは 品目区分に関して特に意見は出ていない 業態によって 回答負担は異なると思われる ホームセンターでは 家 各企業は調査票の品目区分で管理していないため 再集計されている電製品 の区分だけで管理されているケースもある 可能性がある 業態毎の傾向はなく 協力は総じて得られにくい 大手企業には各方面から各種の調査 アンケートが多数送付されており 対応できないとの反応が強い 協力企業への公表結果の郵送など個別のフィードバックの有無を尋ねられることもある 回収率向上のための工夫等 全事業所に対して調査結果をフィードバックしている -- 調査開始時に各企業の社長 担当者を直接訪問して 調査趣旨を説明し協力を依頼している 品目 -- AV 機器 白物家電 OA 機器等の大きな区分になると思うが 最近の動向を踏まえて太陽光発電等の省エネ機器の把握も有効ではないか 家電量販店でも食品 雑貨 薬 時計 貴金属等が販売されるなど取扱商品が多様化しており その他 の内容に注意する必要がある -- 商動での調査項目 ( 要望等 ) 地域 都道府県表章 調査方法 ( 企業 事業所 ) 県別の集計結果を希望する 対象企業に繰り返し依頼することが大切 回収率向上のための工夫 地域別は 品目別の詳細なデータでなくても 販売額の総額と店舗数程度で十分ではないか 調査票 内容の簡素化など回答担当者負担の軽減 協力企業へのフィードバック 業界全体の売上の把握等 -- 調査開始時に直接訪問し依頼することが重要 133

142 利用対象 \ ヒアリング先 ( 経済産業局 ) 統計部署での活用 単体での利用 二次統計への利用 北海道大型小売店販売動向 及び 北海道コンビニエンスストア販売動向 作成プレス資料として毎月公表の他 HP に毎月掲載 特になし 北海道 大型小売店販売動向 コンビニエンス ストア販売動向として毎月公表 特になし 東北 特になし 特になし 調査結果の利活用状況 政策立案 決定の場での活用 商業政策における活用 産業政策における活用 地域経済動向 景気判断指標としての活用 特になし 特になし 管内経済概況( 局における景気判断資料 ) のうち個人消毎月の景況判断の参考資料費判断のための指標として活用 管内経済概況は 毎月 プレス発表するとともに北海道経済産業局ホームページに掲載 特になし現行の卸売業 小売業の各業種の表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 特になし 業種 業態 現行の大規模卸売店販売 大型小売店販売 ( 百貨店 スーパー ) の各表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 百貨店 スーパーに分類されない一定規模以上のショッピングセンターや専門店等を調査対象としてもらいたい 特になし スーパーなどが展開しているコンビニエンスストア的な小規各県別の出店状況 地域別品目別売上の提供を要望します 現行のコンビニエンススト模店舗等を 消費実態を掴むためにも コンビニエンスストア販売の表章に関する現在アの範疇で拾っていただきたい のニーズ 今後に向けた要望 ドラッグストア 医薬品 化粧品 生活用品 飲食料品 その他など ホームセンター 衣料品及び身の回り品 家電 家具インテリア カー用品 DIY 商品 自転車 園芸用品 生活用品 ペット用品など 特になし 表章ニーズ 新業種 新業態 家電量販店 テレビ ビデオカメラ DVD, オーディどのような品目 ( 商品 ) 区オ パソコン その他 OA 機器 デジタルカメラ 電話機 F 分による把握が望ましいか AX 携帯電話 冷蔵庫 洗濯機 電子レンジ 調理家電 掃除機 理美容機器 照明器具 エアコン 扇風機 石油暖房器 電気暖房器 空調機器など 無店舗小売店 商動として調査を行うのであれば 百貨店 スーパー コンビニエンスストア 新業種 新業態の全てを包括する品目が必要になるかと思います 特に注目すべきと考える品目 ( 商品 ) 等 新業種であれば その業種で主として扱うもので 百貨店 特になしスーパーでカバーできない品目 ドラッグストアであれば医薬品 化粧品 ホームセンターであればカー用品 園芸用品 ペット用品など また いずれの新業種 新業態の調査でも増減の要因についてコメントを記載したものが欲しい 販売額以外に重要と思われる調査項目 消費の傾向や売れ筋商品 新製品などの具体的な情報 コメントがあればベスト 地方では 百貨店が 1 店といったような地域も少なくなく 現在の表章地域で十分と考えています 特になし 特になし 地域 都道府県 経済産業局別 都道府県別 政令市別等 現行の地域表章に対する現在のニーズ 今後に向けた要望 なし なし 現在 商業統計調査に類似した月次 ( または四半期 ) の卸 小売業を対象とした調査の実施状況 その他 ( 商業動態統計調査への要望等 ) 特になし この他 商業動態統計調査への要望 134

143 利用対象 \ ヒアリング先 ( 経済産業局 ) 統計部署での活用 単体での利用 二次統計への利用 関東毎月 管内大型小売店販売の動向 として利用している 特になし特になし 大型小売店販売額 コンビニエンスストア販売額を 大型小売店販売額速報 ( 毎月下旬頃 ) として公表 特になし 特になし 中部 調査結果の利活用状況 政策立案 決定の場での活用 商業政策における活用 産業政策における活用 地域経済動向 景気判断指標としての活用 特になし 毎月 管内の経済動向 を作成しているが その中で個人消費をみるうえで 管内大型小売店販売の動向 を活用 特になし 最近の管内経済動向 ( 毎月中旬頃 ) の景気判断指標として利用 現行の卸売業 小売業の各業種の表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 業種 業態 現行の大規模卸売店販売 大型小売店販売 ( 百貨店 スーパー ) の各表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 現行の大型小売店販売 ( 百貨店 スーパー ) の表章では セルフではあるが売り場面積が m2 従業員 50 人に満たない事業所は含まれない 大型小売店ではないが こうした事業所が管内では多数みられ 小売業種としてではなく 業態として明確に把握できるように表章に加えていただきたい 近年インターネット販売が増加しており 無店舗小売店のみでなくスーパーなど有店舗小売店においてもインターネット販売を行っているため 今後更にインターネット販売が増加することを見据えて 売上高の内訳としてインターネット販売による売上高区分を設けてはどうか ホームセンターについては 現在 大型小売店販売の対象となっている店舗があるので 今後新業種とする場合 大型小売店販売とのデータの継続性を確認しておく必要がある 表章ニーズ 新業種 新業態 現行のコンビニエンスストア販売の表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 どのような品目 ( 商品 ) 区分による把握が望ましいか 特になし 意見無し 家電量販店販売額については 民間調査会社から有償購入しているデータ区分としていただきたい ( 少なくとも と の区分について調査していただきたい ) AV( テレビ VTR ビデオカメラ DVD オーディオ ) 情報家電 ( パソコン デジタルカメラ 電話機 FAX 携帯電話 その他 OA 機器 ) 家電 白物家電 ( 冷蔵庫 洗濯機 電子レンジ 調理家電 クリーナー 理美容健康器具 照明器具 ) 季節家電 ( エアコン 扇風機 石油暖房機 電機暖房機 空調 ) ドラッグストア : 医薬品 ( 処方箋医薬品 一般医薬品 ) 医療用品 介護用品 ベビー用品 化粧品 日用品 食品無店舗小売店 : 食料品 衣料品 住関品 趣味嗜好品 特になし 特に注目すべきと考える品目 ( 商品 ) 等 販売額以外に重要と思われる調査項目 特になし 平均単価を算出するため 販売額以外に販売個数を調査対象としていただきたい ( 家電量販店 ) 特になし 地域 都道府県 経済産業局別 都道府県別 政令市別等 現行の地域表章に対する現在のニーズ 今後に向けた要望 なし 現在 商業統計調査に類似した月次 ( または四半期 ) の卸 小売業を対象とした調査の実施状況 その他 ( 商業動態統計調査への要望等 ) 現行の方法では調査の対象になる年とそうでない年があり 大型小売店販売額以外はサンプル調査となっており 各局数字に大きく影響をし 正確な動向をつかめない そこで ベースでは サンプル数が少ないくデータの正確性 ( 販売 = 大きな影響を及ぼすような事業所 ( 店舗 ) については 継続消費動向の再現性 ) が低くなる サンプル数を増やし代表率して調査対象として欲しい を上げていただけると より利用しやすいデータとなる 今後新業態の業種が現れることも見込まれ 定期的に見直しを行って欲しい この他 商業動態統計調査への要望 135

144 利用対象 \ ヒアリング先 ( 経済産業局 ) 統計部署での活用 単体での利用 二次統計への利用 近畿 大型小売店販売状況 ( 近畿地域 ) や 近畿経済の動向 を毎月公表する際に利用 近畿経済の動向 や 地域経済産業調査 において 個人消費の動向を判断する材料として利用 四国管内分を取りまとめ 大型小売店及びコンビニエンスストア販売動向として公表 特になし 四国 特になし 特になし 調査結果の利活用状況 政策立案 決定の場での活用 商業政策における活用 産業政策における活用 地域経済動向 景気判断指標としての活用 特になし 個人消費の動向を示すデータとして 各種の公表資料や講演資料に活用 特になし 四国の消費動向をみる一つの指標としての活用 小売業の経済産業局別の数値について 速報値の公表を希望今回検討の新業種及び新業態の追加現行の卸売業 小売業の各業種の表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 特になし 業種 業態 現行の大規模卸売店販売 大型小売店販売 ( 百貨店 スーパー ) の各表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 商品別の販売額について 経済産業局別の金額を知りたい現行のコンビニエンスストア販売の表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 商品分類毎の地域別 ( 局 都道府県別 ) の公表 特になしホームセンターは ( 社 ) 日本ドゥ イット ユアセルフ協会が公表していただし ドラッグストア ホームセンター 無店舗小売業 る商品分野別程度家電については 是非取り入れて欲しいとの要望あり どのような品目 ( 商品 ) 区分による把握が望ましいか 表章ニーズ 新業種 新業態 特に注目すべきと考える品目 ( 商品 ) 等 販売額以外に重要と思われる調査項目 店舗数 コンビニの商品別の販売額について 経済産業局別の金額を知りたい 小売業の各業種による地域別の公表コンビニエンスストア販売における都道府県別及び地域別の商品分類毎の公表 地域 都道府県 経済産業局別 都道府県別 政令市別等 現行の地域表章に対する現在のニーズ 今後に向けた要望 なし なし 現在 商業統計調査に類似した月次 ( または四半期 ) の卸 小売業を対象とした調査の実施状況 その他 ( 商業動態統計調査への要望等 ) 特になし 大型小売店販売 ( 百貨店 スーパー ) における対象要件について より実態に即した動向を把握するため 従業員要件の撤廃 この他 商業動態統計調査への要望 136

145 利用対象 \ ヒアリング先 ( 経済産業局等 ) 統計部署での活用 単体での利用 二次統計への利用 月例の管内景気の基調判断の基礎資料として利用 特になし 九州 内閣府沖縄総合事務局経済産業部 四半期毎の地域経済産業動向時の把握 分析に使用 データを加工し 毎月 当部ホームページに掲載 特になし 調査結果の利活用状況 政策立案 決定の場での活用 商業政策における活用 産業政策における活用 地域経済動向 景気判断指標としての活用 当局プレス資料 ( 下記内容のプレス ) を当局関係課へ配布し 業界の現状把握に活用 特になし 丙 丁調査の二次的利用として 九州管内各県 政令市別の四半期毎に動態を把握 分析し 拡大局長会議の場で報告業態別商品別販売動向 を作成 分析し 管内の大型小売店販売動向 として毎月プレス発表すると共に HPに掲載し 各関係機関に広く利用頂いている 無店舗販売における小売業を追加現行の卸売業 小売業の各業種の表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 特になし 業種 業態 現行の大規模卸売店販売 大型小売店販売 ( 百貨店 スーパー ) の各表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 百貨店 スーパー コンビニ 新業種 新業態を一緒の括りとし 調査内容を揃える 特になし 百貨店 スーパー コンビニ 新業種 新業態を一緒の括り特になし現行のコンビニエンスストとし 調査内容を揃えるア販売の表章に関する現在のニーズ 今後に向けた要望 丙調査の商品区分を基本に 飲食料品 や その他の商品 の内訳を充実させた形 新業種 ( ドラックストア ホームセンター 無店舗小売店 ) および新業態 ( 家電量販店 ) を対象とした調査において 各業界団体が既に実施している調査と同様な調査項目等とした場合 客体にとっては 同様の回答を 2 度行うこととなり負担増になる 法令に基づく調査とはいえ 営利を求める企業にとっては その作業量増加分に対するメリットを感じないと協力が得られにくくなるおそれがあると考える どのような品目 ( 商品 ) 区分による把握が望ましいか 表章ニーズ 新業種 新業態 医薬品 健康食品 特になし 特に注目すべきと考える品目 ( 商品 ) 等 販売額以外に重要と思われる調査項目 来客数 客単価 特になし 特になし 特になし 地域 都道府県 経済産業局別 都道府県別 政令市別等 現行の地域表章に対する現在のニーズ 今後に向けた要望 なし 地域経済産業調査において 大型小売店やコンビニを対象に景況ヒアリングを実施 現在 商業統計調査に類似した月次 ( または四半期 ) の卸 小売業を対象とした調査の実施状況 その他 ( 商業動態統計調査への要望等 ) 特になし この他 商業動態統計調査への要望 137

146 聞き取り項目 \ ヒアリング先 業界の特徴 分類 ドラッグストア 日本チェーンドラッグストア協会 事業者のタイプは 1 調剤部門の有無 2 ファーマシー型 ドラッグ型 3 立地 ( 都心 郊外等 ) などで分類できる ホームセンター 社団法人日本 DIY 協会 1 いわゆる DIY に強い事業者 2 幅広い品揃えをする事業者 3 駅前立地の事業者 などに分類できる 調査対象企業 カバー率 会員企業を中心とした大手企業 会員企業 70 社 業界統計 既存の類似調査 調査頻度 調査項目 ( 品目区分 ) に関する考え方 回収率 年 1 回 (12 月に実施 ) -- 毎月 22 年前の調査開始以来 品目区分は変更していない 現在の品目区分が良いかどうかはわからないが 不都合はないと思われる 増改築 リフォームや灯油など どの品目に計上するか難しいものもあるだろう 食品の扱いも課題である 品目を更に細分化すると 回答者の負担になると思われる 企業の回答負担の状況 -- 回収率向上のための工夫 -- 企業の回答担当者は固定している 近年 企業への統計調査等の依頼が多くなっており 負担は大きい 毎月の公表時期の固定及び回答期限の固定が必要 品目 分野を粗くすることが 回収率向上のためのポイント 本部ならばカテゴリ別の集計は可能であるが 詳細な品目になると企業間で異なる可能性がある 品目として ペット を加える必要がある 教養 娯楽 よりは 事務用品 のほうが良い 品目 商動での調査項目案 ( 意見等 ) 地域 都道府県表章 調査方法 ( 企業 事業所 ) 可能と思われるが 可否については各企業に確認する必要がある 企業調査が適している 可否については各企業に確認する必要がある 企業調査が適している 事業所調査では回答しない事業所が多くなる可能性がある 回収率向上のための工夫

147 聞き取り項目 \ ヒアリング先 業界の特徴 分類 調査対象企業 カバー率 家電量販店 大手家電流通懇談会 -- 無店舗小売業 日本通信販売協会 1 総合通販 2 健康食品などオリジナル商品製造販売 3 単品 専門通販に分類できる 日本通信販売協会では通信販売のみを対象としている 訪問販売 自動販売機は含まない 通信販売業界は参入障壁が低い 開廃業が激しい 無店舗専業は減少している一方で 兼業が多くなっている 業界統計 既存の類似調査 調査頻度 調査項目 ( 品目区分 ) に関する考え方 回収率 企業の回答負担の状況 回収率向上のための工夫 (GfKジャパン: 日経 BP GfK INDEX Premium) 毎週 毎月毎月 ( 日経 BP GfK INDEX Premiumでは家電 22 品目の週間販売金額指数 販売数量指数 平均販売単価を収録 ) 日本通信販売協会の統計としては 商品区分毎に調査することに意義がある 品目は少しずつ見直してきている 最近は化粧品 健康食品の販売が増えており これらを特掲する必要がある 百貨店協会の通販は百貨店の商品区分に従っており 商品区分は異なる 通信販売は業態というよりは販売手法 ( 販売形態 ) であり 業態として一括りにすることは難しい GfK ジャパンへは 各社独自の集計 分類様式でのデータ提出が可能であり 提出企業側の負担は小さい -- 各社独自の集計 分類様式でのデータ提出が可能であることが GfK ジャパンへのデータ提供につながっている 経営者の理解が得られれば回答してもらえやすい 集計結果のフィードバックも有効である 商動での調査項目案 ( 意見等 ) 品目 地域 都道府県表章 調査方法 ( 企業 事業所 ) 回収率向上のための工夫 分類の大小にかかわらず どのような品目区分にしても 回答のために別途集計することが必要になる 大きな品目区分の場合 各品目の定義が明示されないと 品目毎の計上が各社でまちまちになってしまう その他 等 も 精度を悪くする要因になる可能性がある 業界としてはテレビ 冷蔵庫などの主要製品の動向について把握したい 店舗の総売上高 家電製品の売上総計を県別に集計することは可能である 店舗の開廃業を捕捉することは困難であり 既存店 新規店を回答することは難しい -- 業界各社では 売上情報をそれぞれの方法で集計 分析している 各社の集計 分類様式のまま提出できるならば 迅速に対応できる ( 別途集計作業を伴う場合は ) 分類名と商品名が直結するほうが作業しやすい 企業調査のほうが補足しやすい

148 聞き取り項目 ドラッグストア企業 ( まとめ ) 1 企業調査か事業所調査か 企業調査が良い 本部で各店舗の情報を集計することは可能である 調査品目数 品目の区分は もっと詳細化する方が望ましい データを利用する立場からは もっと細かく細分化されている方が使いやすい ドラッグストア業界の特性を表す特徴的な品目については細分化して欲しい 公表する区分として詳細すぎる場合は 公表は集計した区分で行い 回答を行った業界に対しては 詳細区分のままの集計結果を還元するなどの対応を検討して欲しい 2 調査票案 品目の定義 各区分の内容例示があれば 各企業において自社の集計区分をシステム上で調整し 毎月の報告は可能である 衛生用品 シャンプー フットケア用品等は 各企業によって商品分類の設定が異なっている 例えば日用雑貨については ヘルス雑貨 ビューティー雑貨 ベビー雑貨 介護雑貨 程度の区分が望ましい 医薬品については 調剤売上高 一般用医薬品 を区分すべきだろう なお 自己負担分と健康保険からの支払い額については 合算した金額を報告することは可能である むしろ 合算した金額のほうが報告しやすい サービス売上について - 2 都道府県別 総売上高を集計し報告することは 特に問題はない 県別 品目別の報告は避けて欲しい 県別の報告を行う場合 店舗数が極端に少ないと 県別の売上高は当該店舗の売上高を開示することと等しくなる恐れがある 秘匿に関しては十分に配慮して欲しい 3 既存店販売 既存店の定義を明確にすれば 集計 報告は可能 店舗の開店月の取扱は 販売日数が短い 開店セールによる売上高変動が大きく特殊な状況となっているため留意が必要 調査時点で開店後 13 ヶ月以上経過しているものを既存店とする 等の定義が有効と考える 4 月末店舗数 特に問題はない 5 月間商品販売額に占める通販割合 通信販売割合は非常に低い 販売額に占める割合等は把握しており 報告は可能 6 その他 集計範囲が 月末締めとなっていない企業もある 例えば 10 日締めや 15 日締めとなっている場合には 前月 11 日から当月 10 日までの数値報告とさせて頂く等の対応を検討して欲しい 日割りによる 1 日 ~ 末日の数値への換算は負担が大きい サービス売上については 定義がやや不明であり 売上に占める割合も非常に小さいため その他 に含めることも可能 140

149 聞き取り項目 ホームセンター企業 ( まとめ ) 1 企業調査か事業所調査か 企業調査が良い 調査品目数 DIY 協会に提出している分類であれば記載は困難ではない 当社の分類に沿った分類のほうがありがたいが 案の分類でも集計は可能である 2 調査票案 品目の定義 ペット を入れた方が良い テナントがペット販売をしている場合 計上するのか 教養 娯楽 は オフィス用品 とした方が良い 衣料品には作業着やホームウェアなど限られており ウェイトは小さい 電気は分けるほどでもない 配線 などの電材は電気に含まれるのかなど 定義の明確化が必要 当社区分では 灯油 が大きな特徴 サービス売上について 業務サービスには資材に含めているので リフォームだけなら抽出できるがそれ以外はできない サービス売上高は不要 サービスとして修理サービス等を想定されているのであれば 当社では商品に付随する売上であるとの認識があり 金物 資材 建材 に含まれている 2 都道府県別 特に問題はない 担当者が集計する必要がある 3 既存店販売 新たにシステム構築したため可能 ただし 都道府県別で既存店集計することは手間が掛かる 担当者が集計する必要がある 当社では 開設 1 年以上 を既存店と定義しているが 既存店の販売額だけでなく月末店舗数や 都道府県別での集計も可能である 4 月末店舗数 特に問題はない 5 月間商品販売額に占める通販割合 相当割合は小さいが 計算は可能 通販の注文は 特定店舗での売上ではない 把握は難しい ネットを通じた通信販売も行っているが 現在は 通信販売のほとんどが店舗における取り寄せ発注 6 その他 商品管理は週次で確認 売上データは月末締切りで 4~5 日で社内的には固まる 全国から毎日全店舗の売上情報を取得しており 売上高は翌日でも報告可 月次集計値は 2~3 日で報告可能 141

150 聞き取り項目 家電量販店企業 ( まとめ ) 1 企業調査か事業所調査か 企業調査が良い 調査品目数 品目数は案の通りでよい 商品分類が大まか過ぎると 集計が難しくなる IR に準拠する形にして頂くと対応がより簡便 GfK 調査の品目にしてほしい 2 調査票案 品目の定義 品目の定義を明確にする必要がある AV 家電 情報家電 通信家電の定義は難しい 例えばタブレット PC はどれか 当社では ビデオカメラは AV 家電に分類される 当社では デジタルカメラ類は情報家電に分類される サービス売上について サービス売上の項目は不要 サービス実績 ( 修理 工事費等 ) で回答したい 関連サービス会社の受注分は複雑なため 実績計上は困難 2 都道府県別 特に問題はない 品目別でなければ問題はない 都道府県別の把握は必要 3 既存店販売 特に問題はないが 定義の明確化が必要 集計不可 4 月末店舗数 特に問題はない 全店ならば可能であるが 新規店 既存店別は不可 5 月間商品販売額に占める通販割合 規模 割合とも問題はない できれば割合がよい ネット割合の公表は差し控えたい 金額 割合とも非開示 6 その他 この調査はいつから開始か システム対応のため 早めに連絡欲しい 法人営業売上の取り扱いについては相談させて欲しい 報告実績は受注か計上か 142

151 聞き取り項目 1 企業調査か事業所調査か 企業調査が良い 通信カタログ販売 2 調査票案 調査品目数 品目の定義 JDMA( 社団法人日本通信販売協会 ) での分類と一緒であれば 特に問題はない JADMA の分類に合わせた方が便利 通販動向を捉えるときには 6 7 分類が良いのではないか あまり細かいと ブレが大きくなる危険性がある 各項目の商品の定義を示して欲しい 化粧品 健康食品が分かれているとよい 化粧品 健康食品を分けるのであれば 分類レベルから衣料品を分けると良いのではないか 専業系とモール系では食料品 健康食品の構成比が大きく変わるため分けるべき 家庭用品と雑貨の分け方がわかりにくい 区分のための定義が必要である 家庭用品は幅広すぎる 他方で 健康食品は非常に幅が狭い 家庭用品については 家具 インテリアの占める割合が多い 家具 インテリア 家庭用品とするのが良いのではないか 衣料品はアウターとインナーに分かれ 切り出した方が傾向 季節変動がよく分かる PC については 基本的に別の方がよいとは思う また 書籍 DVD ソフトなどは分けるべきではないか サービス 通信教育は全く異なる業態であり 抜いていただいた方がありがたい 売上につ サービス売上高を別立てにするのはありがたい 2 都道府県別 - 3 既存店販売 既存店という考え方はない 4 月末店舗数 - 5 販売手段 この項目 ( 当初案 ) で問題はない 当社ではほとんどが通販だが 一部直販もある 直販には 具体的には催事が該当する 調査票では 通販外 というカテゴリを区分していただけるとありがたい そうなると 合計の数字が分かる 販売手段にはテレビを入れた方がよい 当社ではネット販売は手段である 当社ではカタログ事業 テレビ事業と分かれているが インターネットの売上は 両事業に含まれる 販売手段として 電話 郵便 fax インターネット ( モバイル PC) が分かる 合計を 100 とするのであれば インターネットかそれ以外かで良いのではないか テレビショッピングをできる会社は限られている 販売手段については インターネット カタログ テレビ その他に分かれても良いのではないか ネット販売についても PC かモバイルかが分かれると更に良い この部分が分けられるのは事業者の利用上魅力的である 当社でも非常に関心が高い ネットが増えてきてはいるが テレビ カタログは根強い人気がある ネット販売が大きくなっているが PC とモバイルは別になるので 携帯 スマホ タブレットかどうかが重要になっている 当社では別々に集計はできるし その方が利用価値が高い モバイル利用にかかる変化は非常に大きい 今後この部分は非常に重要になるのではないか 月次で収集することも意義がある 店舗の無店舗部分がとれること タブレットなどの媒体手段が分かれること が一番ありがたい 143

152 資料 3 商業統計における新業種 業態の格付けフロー 新業種分類格付けフロー図 開始 ( 既存の産業分類判別 ) 仲立業 仲立業判別 格付け 仲立業 仲立業以外 卸売業 小売業判別 卸売業 産業分類 50~55 小売業 産業分類 56~61 小売業分類判別 卸売業分類判別 産業分類 格付け 百貨店 スーパー 産業分類 格付け たばこ小売業 産業分類 50 格付け 各種商品卸売業 産業分類 51~55 格付け 上記以外の各卸売業 産業分類 格付け 各種食料品小売業 産業分類 57~61 格付け 上記以外の各小売業 ( 無店舗判別 ) 店頭販売 = 0 and 売り場面積 = 0 NO Y E S 格付けが無店舗対象外分類のいずれにもあてはまらない NO * 無店舗対象外分類牛乳 自動車 中古自動車 建具 畳 ガソリンスタンド 新聞 Y E S 産業分類 61 格付けの上 2 桁 産業分類 6111 産業分類 6113 格付け 無店舗小売業 ( 各種商品小売 ) 格付け 無店舗小売業 ( 飲食料品小売 ) 産業分類 6119 格付け 無店舗小売業 ( その他の小売 ) 57 産業分類 産業分類 6114 格付け 無店舗小売業 ( 織物 衣服 身の回り品 ) 格付け 無店舗小売業 ( 機械器具小売 ) 2 144

153 2 ( コンビニ判別 ) Y E S 格付けの上 2 桁 = 58 and 売場面積 ( m2 ) 30 以上 250 未満 and セルフサービス有 NO 終日営業 or 営業時間 14 時間以上 Y E S 産業分類 5891 NO 格付け コンビニエンスストア ( ドラッグストア判別 ) 格付けの上 3 桁 = 603 and セルフサービス有 NO Y E S 一般医薬品を取り扱っている Y E S 産業分類 6031 NO 格付け ドラッグストア ( ホームセンター判別 ) 格付けの上 2 桁 = 60 and 売場面積 ( m2 ) 500 以上 and セルフサービス有 NO Y E S Y E S 金物 荒物 苗 種子のいずれかを取り扱っている NO 産業分類 6091 格付け ホームセンター 現在の格付けを適用 145

154 新業態分類格付けフロー図 この分類番号は旧による ( 図 1) H19 商業個票 ( 小売業 ) 販売形態 店頭販売 その他 の割合がいずれも 0% No Yes 産業分類 5511 Yes 通信 カタログ販売 の割合が 80% 以上 No Yes No 図 (2) へ 5511: 百貨店 総合スーパー 無店舗販売 ( うち通信 カタログ販売 ) 無店舗販売 ( 通信 カタログ販売を除く ) 産業分類 5791 Yes 政令指定都市 1 No セルフ方式採用 Yes セルフ方式採用 Yes No No 売場面積 6 千m2以上 No 売場面積 6 千m2以上 No 売場面積 3 千m2以上 売場面積 3 千m2以上 Yes Yes Yes No Yes No 大型百貨店 その他の百貨店 大型総合スーパー 中型総合スーパー 1 政令指定都市及び都特別区 札幌市 仙台市 さいたま市 千葉市 東京 23 区 横浜市 川崎市 新潟市 静岡市 浜松市 名古屋市 京都市 大阪市 堺市 神戸市 広島市 北九州市 福岡市 146

155 ( 図 2) 産業分類 5511 No 図 (1) から 産業分類 5791 No 産業分類 5599 Yes 図 (3) へ 5791: コンビニエンスストア ( 飲食料品を中心とするものに限る ) Yes No 5599: その他の各種商品小売業 終日営業 (24h) No コンビニエンスストア ( 終日営業店を除く ) 住関連スーパー (HC を除く ) 食料品スーパー Yes コンビニエンスストア ( うち終日営業店 ) ホームセンター 60111: 一般用医薬品 60121: 医療用医薬品 60131: 化粧品 衣料品スーパー No Yes Yes No No 5991: 金物 5992: 荒物 6022: 苗 種子 Yes Yes No 売場面積 250 m2以上 Yes No 601: 医薬品 化粧品 商品分類 が 25% 以上 No 衣が 70% 以上 食が 70% 以上 住が 70% 以上 商品分類 が 0% を超えて 70% 未満 No Yes No No No Yes 産業分類 601 Yes No Yes No その他のスーパー ( 各種商品取扱店を除く ) セルフ方式採用 Yes を取扱っている を取扱っている 営業時間無し又は不詳 No 売場面積 30 m2以上 250 m2未満 Yes 食を取扱っている Yes 終日営業 (24h) No No 14 時間以上営業 Yes Yes Yes No Yes コンビニエンスストア ( 終日営業店を除く ) 図 (3) へ 広義ドラッグストア ( うちドラッグストア ) 広義ドラッグストア ( ドラッグストアを除く ) コンビニエンスストア ( うち終日営業店 ) 147

156 ( 図 3) 産業分類 Yes 5599 図 (2) から No セルフ方式採用 No 図 (2) から セルフ方式採用 Yes 営業時間無し又は不詳 No Yes その他の小売店 ( うち各種商品取扱店 ) 家電大型専門店 Yes Yes 売場面積 500 m2以上 衣料品専門店 食料品専門店 住関連専門店 衣料品中心店 食料品中心店 住関連中心店 No Yes Yes Yes Yes Yes Yes 産業分類 5921 または 5922 No A 衣料品専門店か 5921: 電気機械器具小売業 5922: 電気事務機械器具小売業 No B 食料品専門店か C 住関連専門店か 衣が 50% 以上 食が 50% 以上 住が 50% 以上 その他の小売店 ( 各種商品取扱店を除く ) No No No No No Yes No 売場面積 30 m2以上 250 m2未満 Yes 終日営業 (24h) No 14 時間以上営業 コンビニエンスストア ( うち終日営業店 ) Yes No No コンビニエンスストア ( 終日営業店を除く ) その他のスーパー ( うち各種商品取扱店 ) A 衣料品専門店 ( 下記のいずれかが 90% 以上 ) 商品分類 :561, 562, 563, 564, 5691, 5692, 5699 B 食料品専門店 ( 下記のいずれかが 90% 以上 ) 商品分類 :572, 573, 574, 575, 576, 577, 5792, 5793, 5794, 5795, 5796, 5797, 5799 C 住関連専門店 ( 下記のいずれかが 90% 以上 ) 商品分類 :5811, 5812, 5813, 5814, 582, 591, 592, 599, 601, 602, 603, 604, 605, 606, 607, 6091, 6092, 6093, 6094, 6095, 6096, 6097,

157 ( 図 4) 図 2 への追加処理 産業分類 5599 No セルフ方式採用 Yes No 図 (2) から 図 (2) から セルフ方式採用 Yes 商品分類 が 25% 以上 No Yes その他の小売店 ( うち各種商品取扱店 ) 家電大型専門店 Yes Yes 売場面積 500 m2以上 No 産業分類 5921 または 5922 No ( 以下略 ) 5921: 電気機械器具小売業 5922: 電気事務機械器具小売業 No 営業時間無し又は不詳 No 売場面積 30 m2以上 250 m2未満 Yes No Yes No を取扱っている 広義ドラッグストア ( ドラッグストアを除く ) Yes Yes 終日営業 (24h) No 14 時間以上営業 Yes No その他のスーパー ( うち各種商品取扱店 ) コンビニエンスストア ( 終日営業店を除く ) コンビニエンスストア ( うち終日営業店 ) 149

158 資料 4 業種分類対応表 56 各種商品小売業 55 各種商品小売業 560 管理 補助的経済活動を行う事業所 (56 各種商品小売業 ) 新設 5600 主として管理事務を行う本社等新設 5608 自家用倉庫新設 5609 その他の管理 補助的経済活動を行う事業所新設 561 百貨店, 総合スーパー 551 百貨店 総合スーパー 5611 百貨店, 総合スーパー 5511 百貨店 総合スーパー 569 その他の各種商品小売業 ( 従業者が常時 50 人未満のもの ) 559 その他の各種商品小売業 ( 従業者が常時 50 人未満のもの ) 5699 その他の各種商品小売業 ( 従業者が常時 50 人未満のもの ) 5599 その他の各種商品小売業 ( 従業者が常時 50 人未満のもの ) 57 織物 衣服 身の回り品小売業 56 織物 衣服 身の回り品小売業 570 管理 補助的経済活動を行う事業所 (57 織物 衣服 身の回り品小売業 ) 新設 5700 主として管理事務を行う本社等新設 5708 自家用倉庫新設 5709 その他の管理 補助的経済活動を行う事業所新設 571 呉服 服地 寝具小売業 561 呉服 服地 寝具小売業 5711 呉服 服地小売業 5611 呉服 服地小売業 5712 寝具小売業 5612 寝具小売業 572 男子服小売業 562 男子服小売業 5721 男子服小売業 5621 男子服小売業 573 婦人 子供服小売業 563 婦人 子供服小売業 5731 婦人服小売業 5631 婦人服小売業 5732 子供服小売業 5632 子供服小売業 574 靴 履物小売業 564 靴 履物小売業 5741 靴小売業 5641 靴小売業 5742 履物小売業 ( 靴を除く ) 5642 履物小売業 ( 靴を除く ) 579 その他の織物 衣服 身の回り品小売業 569 その他の織物 衣服 身の回り品小売業 5791 かばん 袋物小売業 5691 かばん 袋物小売業 5792 下着類小売業旧 5692 の一部 5793 洋品雑貨 小間物小売業旧 5692 の一部 5692 洋品雑貨 小間物小売業新 5792,5793 へ分割 5799 他に分類されない織物 衣服 身の回り品小売業 5699 他に分類されない織物 衣服 身の回り品小売業 58 飲食料品小売業旧 57 の一部 無店舗 持帰り除く 57 飲食料品小売業新 58,61,77 へ分割 580 管理 補助的経済活動を行う事業所 (58 飲食料品小売業 ) 新設 5800 主として管理事務を行う本社等新設 5808 自家用倉庫新設 5809 その他の管理 補助的経済活動を行う事業所新設 581 各種食料品小売業 571 各種食料品小売業 5811 各種食料品小売業 5711 各種食料品小売業 582 野菜 果実小売業 575 野菜 果実小売業 5821 野菜小売業 5751 野菜小売業 5822 果実小売業 5752 果実小売業 583 食肉小売業 573 食肉小売業 5831 食肉小売業 ( 卵, 鳥肉を除く ) 5731 食肉小売業 ( 卵 鳥肉を除く ) 5832 卵 鳥肉小売業 5732 卵 鳥肉小売業 584 鮮魚小売業 574 鮮魚小売業 5841 鮮魚小売業 5741 鮮魚小売業 585 酒小売業 572 酒小売業 5851 酒小売業 5721 酒小売業 586 菓子 パン小売業 576 菓子 パン小売業 5861 菓子小売業 ( 製造小売 ) 5761 菓子小売業 ( 製造小売 ) 5862 菓子小売業 ( 製造小売でないもの ) 5762 菓子小売業 ( 製造小売でないもの ) 5863 パン小売業 ( 製造小売 ) 5763 パン小売業 ( 製造小売 ) 5864 パン小売業 ( 製造小売でないもの ) 5764 パン小売業 ( 製造小売でないもの ) 577 米穀類小売業新 589 へ統合 5771 米穀類小売業新 5896 へ移設 589 その他の飲食料品小売業旧 577,579 の一部を統合 771 持ち帰り飲食サービス業新設 ( 他産業 ) 772 配達飲食サービス業新設 ( 他産業 ) 579 その他の飲食料品小売業旧 579 の一部を 589,771,772 へ移設 5891 コンビニエンスストア ( 飲食料品を中心とするものに限る ) 5791 コンビニエンスストア ( 飲食料品を中心とするものに限る ) 5892 牛乳小売業 5792 牛乳小売業 5893 飲料小売業 ( 別掲を除く ) 5793 飲料小売業 ( 別掲を除く ) 5894 茶類小売業 5794 茶類小売業 5895 料理品小売業旧 5795 の一部 5795 料理品小売業新 5895,7711,7721 へ分割 7711 持ち帰り飲食サービス業新設 ( 他産業 ) 7721 配達飲食サービス業新設 ( 他産業 ) 5896 米穀類小売業旧 5771 から移設 5897 豆腐 かまぼこ等加工食品小売業 5796 豆腐 かまぼこ等加工食品小売業 5898 乾物小売業 5797 乾物小売業 旧分類 5899 他に分類されない飲食料品小売業 5799 他に分類されない飲食料品小売業 備 考 150

159 旧 分 類 備 考 59 機械器具小売業 旧 58,59,60の一部を統合 590 管理 補助的経済活動を行う事業所 (59 機械器具小売業 ) 新設 5900 主として管理事務を行う本社等 新設 5908 自家用倉庫 新設 5909 その他の管理 補助的経済活動を行う事業所 新設 58 自動車 自転車小売業 新 59へ統合 59 家具 じゅう器 機械器具小売業 新 59,60へ分割 60 その他の小売業 新 59,60へ分割 591 自動車小売業 581 自動車小売業 5911 自動車 ( 新車 ) 小売業 5811 自動車 ( 新車 ) 小売業 5912 中古自動車小売業 5812 中古自動車小売業 5913 自動車部分品 附属品小売業 5813 自動車部分品 附属品小売業 5914 二輪自動車小売業 ( 原動機付自転車を含む ) 5814 二輪自動車小売業 ( 原動機付自転車を含む ) 592 自転車小売業 582 自転車小売業 5921 自転車小売業 5821 自転車小売業 593 機械器具小売業 ( 自動車, 自転車を除く ) 592 機械器具小売業 移設 改称 5931 電気機械器具小売業 ( 中古品を除く ) 5921 電気機械器具小売業 5932 電気事務機械器具小売業 ( 中古品を除く ) 5922 電気事務機械器具小売業 5933 中古電気製品小売業 6097 中古品小売業 ( 骨とう品を除く ) 一部新 5933へ分割 5939 その他の機械器具小売業 5929 その他の機械器具小売業 60 その他の小売業 旧 59,60の一部を統合 600 管理 補助的経済活動を行う事業所 (60その他小売業) 新設 6000 主として管理事務を行う本社等 新設 6008 自家用倉庫 新設 6009 その他の管理 補助的経済活動を行う事業所 新設 59 家具 じゅう器 機械器具小売業 新 59,60へ分割 60 その他の小売業 新 59,60へ分割 601 家具 建具 畳小売業 591 家具 建具 畳小売業 6011 家具小売業 5911 家具小売業 6012 建具小売業 5912 建具小売業 6013 畳小売業 5913 畳小売業 6014 宗教用具小売業 5914 宗教用具小売業 602 じゅう器小売業 599 その他のじゅう器小売業 改称 6021 金物小売業 5991 金物小売業 6022 荒物小売業 5992 荒物小売業 6023 陶磁器 ガラス器小売業 5993 陶磁器 ガラス器小売業 6029 他に分類されないじゅう器小売業 5999 他に分類されないじゅう器小売業 603 医薬品 化粧品小売業 601 医薬品 化粧品小売業 6031 ドラッグストア 旧 6011,6012,6013の一部 6032 医薬品小売業 ( 調剤薬局を除く ) 6011 医薬品小売業 ( 調剤薬局を除く ) 旧 6011の一部 6033 調剤薬局 6012 調剤薬局 旧 6012の一部 6034 化粧品小売業 6013 化粧品小売業 旧 6013の一部 604 農耕用品小売業 602 農耕用品小売業 6041 農業用機械器具小売業 6021 農業用機械器具小売業 6042 苗 種子小売業 6022 苗 種子小売業 6043 肥料 飼料小売業 6023 肥料 飼料小売業 605 燃料小売業 603 燃料小売業 6051 ガソリンスタンド 6031 ガソリンスタンド 6052 燃料小売業 ( ガソリンスタンドを除く ) 6032 燃料小売業 ( ガソリンスタンドを除く ) 606 書籍 文房具小売業 604 書籍 文房具小売業 6061 書籍 雑誌小売業 ( 古本を除く ) 旧 6041の一部 6062 古本小売業 旧 6041の一部 6041 書籍 雑誌小売業 新 6061,6062へ分割 6063 新聞小売業 6042 新聞小売業 6064 紙 文房具小売業 6043 紙 文房具小売業 607 スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器小売業 605 スポーツ用品 がん具 娯楽用品 楽器小売業 6071 スポーツ用品小売業 6051 スポーツ用品小売業 6072 がん具 娯楽用品小売業 6052 がん具 娯楽用品小売業 6073 楽器小売業 6053 楽器小売業 608 写真機 時計 眼鏡小売業 旧 606,607を統合 606 写真機 写真材料小売業 新 608へ統合 6081 写真機 写真材料小売業 6061 写真機 写真材料小売業 607 時計 眼鏡 光学機械小売業 新 608へ統合 6082 時計 眼鏡 光学機械小売業 6071 時計 眼鏡 光学機械小売業 609 他に分類されない小売業 旧 609の一部 609 他に分類されない小売業 新 593,609へ分割 6091 ホームセンター 旧 59,60の一部 6092 たばこ 喫煙具専門小売業 6091 たばこ 喫煙具専門小売業 6093 花 植木小売業 6092 花 植木小売業 6094 建築材料小売業 6093 建築材料小売業 6095 ジュエリー製品小売業 6094 ジュエリー製品小売業 6096 ペット ペット用品小売業 6095 ペット ペット用品小売業 6097 骨とう品小売業 6096 骨とう品小売業 6098 中古品小売業 ( 骨とう品を除く ) 旧 6097の一部 6097 中古品小売業 ( 骨とう品を除く ) 新 5933,6098へ分割 6099 他に分類されないその他の小売業 6099 他に分類されないその他の小売業 151

160 旧 分 類 備 考 61 無店舗小売業 新設 610 管理 補助的経済活動を行う事業所 (61 無店舗小売業 ) 6100 主として管理事務を行う本社等 6108 自家用倉庫 6109 その他の管理 補助的経済活動を行う事業所 611 通信販売 訪問販売小売業 新設 6111 無店舗小売業 ( 各種商品小売 ) ( 旧 55から分割 特掲示 ) 6112 無店舗小売業 ( 織物 衣服 身の回り品小売 ) ( 旧 56から分割 特掲示 ) 6113 無店舗小売業 ( 飲食料品小売 ) ( 旧 57から分割 特掲示 ) 6114 無店舗小売業 ( 機械器具小売 ) ( 旧 分割 特掲示 ) 6119 無店舗小売業 ( その他の小売 ) ( 旧 分割 特掲示 ) 612 自動販売機による小売業 新設 6121 自動販売機による小売業 ( 旧 55~60から分割 特掲 ) 619 その他の無店舗小売業 新設 6199 その他の無店舗小売業 ( 旧 55~60から分割 特掲 ) 152

161 資料 5 海外における同種の業種 業態調査と調査事項等 1. アメリカ小売業調査 (Retail Trade Survey) 概要 速報月次小売業調査 (MARTS) Advance Monthly Retail Trade Survey 小売及び飲食サービス企業の販売額の速報指標の提供 月次小売業調査 (MRTS) Monthly Retail Trade Survey 小売及び飲食サービス店の販売額及び小売店の在庫の推計値の提供 調査範囲 (MRTSと同じ) 最終消費者に商品と関連サービスを販売する1 最終消費者に商品と関連サービスを販売する1 以上の事業所を持つ小売及び飲食サービス企以上の事業所を持つ小売及び飲食サービス企業 業 産業は NAICSコード44-45 及び722 産業は NAICSコード44-45 及び722 調査事項 調査方法 推計方法 公表 回収方法 標本抽出 公表時期 公表事項 (MRTS と同じ ) 1 販売額と報告期間 a. 販売額 (1) 販売額計 ( 電子商取引販売を含む ) (2) 電子商取引販売額 (3) 電子商取引販売額が不明の場合は (1) に占める電子商取引品目の割合 (%) b. 報告期間 ( カレンダー月 4 週間 5 週間 ) c.(1) の数字は帳簿上の数字か推計値か 2 事業所数 郵便発送 郵便回収 調査票は報告月の月末から5 営業日前に郵便発送 回答期限は報告月の月末から3 営業日 約 5,000 企業 MRTS の標本約 12,000 を販売額と主業で層化したうえで 各層から必要数をランダム抽出 ただし 約 1,300 企業は産業の販売額に対して比較的大きな影響があるため 抽出率 1 で抽出 中小小売業者は約 2 年間調査参加し その後新企業と交替 (MARTS の当月販売額 / 前月販売額 ) MARTS よりも大きな標本の前月販売額推計値 当月末の 9 営業日後 当月の販売額 ( 速報推計値 ) 1 販売額と報告期間 a. 販売額 (1) 販売額計 ( 電子商取引販売を含む ) (2) 電子商取引販売額 (3) 電子商取引販売額が不明の場合は (1) に占める電子商取引品目の割合 (%) b. 報告期間 ( カレンダー月 4 週間 5 週間 ) c.(1) の数字は帳簿上の数字か推計値か 2 事業所数 郵便発送 郵便回収 有給被雇用者がある約 12,000 調査単位 標本抽出枠は 雇用者番号(EIN; Employer Identification Number 内国歳入庁が発行し法人税管理等に利用 ) 及び大企業 ( 多数の事業所 establishmentを保有する企業 ) 標本は雇用者番号を含む事業者登録( ビジネスレジスター ) から抽出 企業は主業と販売額推計値で層化されており 販売額が閾値を超える約 3,300 企業は抽出率 1 で抽出 開廃を反映するため標本は四半期で更新 販売額 抽出率の逆数 の合計値 (Horvitz-Thompson 推定 ) 当月末の約 6 週間後 1 月間販売額 2 月末在庫 3 売上在庫比率 速報値 (Advance) 一次値 (Preliminary) 改定 年間補正( 月次販売額と在庫の推計値の補正備考値 (Revised) とベンチマーク ) は毎年春季に公表 ( 資料 ) 米国センサス局ホームページ ( を基に作成 153

162 概要 調査範囲 調査事項 回収方法 年次小売業調査 (ARTS) Annual Retail Trade Survey 国の年間販売額 電子商取引販売額 年末在庫 売上在庫比率 仕入額 営業経費 国外保有在庫 粗マージン額 年末売掛債権残高及びホテル 飲食サービス業の年間販売額と電子商取引販売額の提供 (MRTS と同じ ) 最終消費者に商品と関連サービスを販売する 1 以上の事業所を持つ小売及び飲食サービス企業 産業は NAICS コード 及び 組織変更 ( 買収 売却 統合の有無 ) 2 報告期間 3 事業所数 4 販売額 収入 売上税額 5 電子商取引販売額 6 年末在庫価額 7 在庫評価法と年末在庫価額 8 仕入額 9 売掛金勘定と年末売掛債権残高 10 経費 郵便発送 郵便回収 四半期電子商取引報告 Quarterly E-Commerce Report MRTS と同じ標本を基に小売電子商取引販売額推計を提供 電子商取引販売額: インターネット エクストラネット EDI ネットワーク 電子メールその他のオンラインシステム上で 買い手から注文が出されたり販売価格 時期が交渉される財 サービスの販売額 ただし支払いはオンラインであってもなくてもよい オンライン旅行サービス 金融仲介 ディーラー チケット販売代理店は小売に分類されず 小売販売額にも小売電子商取引販売額にも含まれない (MRTS と同じ ) MRTS の調査票の中で毎月 電子商取引販売額を質問される 電子商取引販売額は月次販売額に含まれる MRTS と同じ 調査方法 標本抽出 有給被雇用者がある約 22,000 調査単位 標本抽出枠は 雇用者番号及び大企業 標本は雇用者番号を含む事業者登録 ( ビジネスレジスター ) から抽出 年間販売額または年末在庫が閾値よりも大きい企業は抽出率 1 で抽出 MRTS と同じ 推計方法 公表 備考 公表時期 公表事項 販売額 抽出率の逆数 の合計値 (Horvitz-Thompson 推定 ) 当年の約 15 か月後 1 年間販売額 2 在庫 3 仕入 4 営業経費 5 粗マージン 6 売掛債権 71 人当たり販売高 8 国内外の保有在庫 9 ホテル 飲食サービス業の年間販売額 ( 資料 ) 米国センサス局ホームページ ( を基に作成 販売額 抽出率の逆数 の合計値 (Horvitz-Thompson 推定 ) 当月の翌々月中旬 四半期電子商取引販売額 欠測 ( 未回答 ) は同業種 同販売規模の分類の中から補完される 154

163 産業 百万ドル Retail and food services sales, total 小売 飲食業計 398,748 Retail sales and food services excl motor vehicle and parts 小売 飲食業 ( 除 自動車 同部品 ) 334,676 Retail sales, total 小売業計 358,774 Retail sales, total (excl. motor vehicle and parts dealers) 小売業計 ( 除 自動車 同部品 ) 294,702 GAFO( 百貨店タイプの商品を専門に扱う企業 ) 107, Motor vehicle and parts dealers 自動車 同部品 64, ,4412Automobile and other motor vehicle dealers 自動車 その他の乗り物 57, Automobile dealers 自動車 54, New car dealers 新車 48, Used car dealers 中古車 6, Automotive parts, acc., and tire stores 自動車部品 タイヤ 6, ,443 Furniture, home furn, electronics, and appliance stores 家具 インテリア 家電 18, Furniture and home furnishings stores 家具 インテリア 8, Furniture stores 家具 4, Home furnishings stores インテリア 3, Floor covering stores じゅうたん 1, All other home furnishings stores その他家具 インテリア 2, Electronics and appliance stores 電子機器 家電 9, Appl.,TV, and other elect. stores 家電 テレビ その他電子機器 7, Household appliance stores 家電 1, Radio, T.V., and other elect. stores ラジオ テレビ その他電子機器 5, Computer and software stores コンピュータ ソフトウェア 2, Building mat. and garden equip. and supplies dealers 建材 園芸用具 用品 24, Building mat. and supplies dealers 建材 用品 20, Paint and wallpaper stores 塗料 壁紙 Hardware stores 金物 1, Food and beverage stores 飲食料品 51, Grocery stores 食料雑貨 46, Supermarkets and other grocery (except convenience) stores スーパー その他の食料雑貨 ( 除 コンビニ ) 44, Beer, wine, and liquor stores 酒類 3, Health and personal care stores 健康 個人医療 22, Pharmacies and drug stores 薬局 薬店 18, Gasoline stations ガソリンスタンド 42, Clothing and clothing access. stores 衣料 装身具 20, Clothing stores 衣料 15, Men's clothing stores 男性衣料 Women's clothing stores 女性衣料 3, Family clothing stores 家族衣料 8, Other clothing stores その他衣料 1, Shoe stores 靴 2, Jewelry stores 宝飾 2, Sporting goods, hobby, book, and music stores 運動用品 趣味 書籍 音楽 7, Sporting goods stores 運動用品 3, Hobby, toy, and game stores 趣味 玩具 ゲーム 2, Book stores 書籍 General merchandise stores 総合大型店 57, Department stores (excl.l.d) 百貨店 ( 除 テナント ) 18, Discount dept. stores ディスカウント百貨店 11, Department stores(excl. discount department stores) 百貨店 ( 除 ディスカウント百貨店 ) 6, Department stores (incl. L.D.) 百貨店 ( 含 テナント ) 18, Discount dept. stores ディスカウント百貨店 11, Department stores(excl. discount department stores) 百貨店 ( 除 ディスカウント百貨店 ) 6, Other general merchandise stores その他総合大型店 39, Warehouse clubs and superstores 会員制大型ディスカウント店 スーパー 34, All other gen. merchandise stores その他の総合大型店 5, Miscellaneous store retailers 10, Office supplies, stationery, and gift stores 事務用品 文房具 ギフト 3, Office supplies and stationery stores 事務用品 文房具 1, Gift, novelty, and souvenir stores ギフト ノベルティ 土産物 1, Used merchandise stores 中古品 1, Nonstore retailers 無店舗小売 37, Electronic shopping and mail-order houses 電子商取引 通信販売 29, Fuel dealers 燃料小売 3, Food services and drinking places 飲食店 39, Full service restaurants フルサービスレストラン 17, Limited service eating places セルフサービスレストラン 17, Drinking places バー ( アルコール提供 ) 1,694 ( 資料 ) 米国センサス局ホームページ ( を基に作成 155

164 2. イギリス小売売上高指数 (Retail Sales Index) 概要 調査範囲 調査事項 月次小売売上高指数調査 (MBS-RSI) Monthly Business Survey -Retail Sales Index 月次商品調査 (MCS) Monthly Commodity Survey 小売及び飲食サービス企業の販売額の速報指標の提供 商品別販売額の把握 (MBS-RSI の補足調査 ) イングランド スコットランド ウェールズの小売及び飲食サービス企業 産業は SIC コード 47 1 付加価値税込みの販売額 (1) 販売額計 ( 電子商取引販売 その他の通信販売額を含む ) (2) 電子商取引販売額 電子商取引は以下の 3 タイプをカバーする インターネット販売専業事業者による売上 店舗事業者によるネット販売 カタログ事業者によるネットオーダー販売 ただし 航空券購入 列車チケット購入 銀行 保険取引などは含めない MBS-RSI と同じ MBS-RSI と同じ調査事項に加え 商品別販売額を把握 食料品 (Food) 酒 タバコ 菓子 (Alcohol,tabacco and confectionay) 衣服 履物 (Clothing and footwear) 家財 (Houshold goods) その他 (Other) 自動車用燃料 (Automobile fuel) 調査方法 回収方法 標本抽出 2. 報告期間 ( カレンダー月 4 週間 5 週間 ) 3 従業員数 ( 男女別 フルタイム パートタイム別 ) 従業員数に関する調査は 調査対象の一部に質問 調査結果は 労働統計に活用されている TDE(Telephone Data Entry) による回収 郵便発送 郵便回収 約 5,000 企業 MBS-RSI 対象のうち31 社 産業別 従業員規模別の層化抽出 従業員数 0~4 人 5~9 人 10~99 人のうち年間販売額 6000 万ポンド以下のものはランダムサンプル調査 従業員数 100 人以上 及び10~99 人のうち年間販売額 6000 万ポンド以下のものは連続サンプル調査 母集団情報はInter-Departmental Business Register(IDBR) 推計方法 比推定 (MBS-RSI の当月販売額 ) (MSI-RSI のサンプル数 ) ( 母集団情報 (IDBR) の収録数 ) (RSI 商品別指数の作成に利用 ) 公表 備考 公表時期 公表事項 当月の翌月中 ~ 下旬 (RSI 商品別指数の作成に利用 ) 販売額指数及び数量指数 ( いずれも 原指数および季節調整済み指数を公表 ) 業種別指数 及び商品別指数を公表 (RSI 商品別指数の作成に利用 ) ( 資料 ) 英国統計局ホームページ ( を基に作成 156

165 157

166 3. 韓国小売業調査 (Retail Trade Survey) 概要 調査範囲 調査事項 月次小売売上高調査 年次卸売 小売業調査 四半期電子商取引とサイバーショッピング調査 MONTHLY REPORT OF RETAIL SALES Wholesale and Retail Trade Survey Report of E-Commerce and Cyber Shopping Survey 小売部門の販売動向を把握し 政府の政策立案卸 小売業 サービス業 専門 科学 技術サービ eコマーストランザクションを容易にする目的で や企業経営計画などに必要な基礎資料を提供 ス業部門の産業構造と経営実態などを総合的に B2B eコマースのトランザクション システム e- 把握し 各種政策の策定と経営計画の基礎資料マーケットプレイスと公共調達サービスの政府 などを提供 電子商取引システムを使用しているeコマースト ランザクションのサイズとインフラストラクチャ上 で四半期データを取得するには B2BとB2G eコマーストランザクションを分析する ことによって政府の政策や企業の経営計画の策 定に必要な基礎データを提供する 2005 年基準サービス業総調査 の結果資料のうち 小売業 (47) と自動車販売 (451) の乗用車販売を営む企業約 454,000 件 ( 全国対象 ) 月間営業日数 月末従事者数 売場面積 月間商品販売額 月末商品在庫 韓国標準産業分類 (KSIC)( 第 9 次改正 2007 年 12 月 ) のうち 11 大分類工業 (E G I J L M N P Q R S) の事業 - 除外業種 :47920( 露点と同様の移動小売業 ) 47999( その他その他無店舗小売業 ) 56132( 移動飲食業 ) 61( 通信業 ) 7151( 本社 ) 851( 初等教育機関 ) 852( 中等教育機関 ) 853( 高等教育機関 ) 854( 特殊学校 外国人学校 ) 94 ( 協会 団体 ) 2008 年基準の全国事業所の調査の結果 母集団に属する事業 (2,393,867 件 ) < 共通項目 > (1) 事業全般 (2) 組織形態 (3) 事業の種類 (4) 従事者数と年間給与額 (5) 年間営業日数 (6) 一日の平均営業時間 (7) 事業定休日数 (8) 事業実績 ( 売上高 営業費用など ) < 属性項目 ( 卸売および小売業 )> (9) チェーン店加入の有無 (10) 建物延面積 (11) 売り場延面積 (12) 商品買取先別の購入額構成比 (13) 販売先別売上高構成比 (14) と商品販売タイプ別売上高構成比 (15) 販売管理機器保有状況 電子商取引システムを構築し運営しながら B2B 電子商取引を行うことで把握された 1,400 以上の企業など ( 全数調査 ) - 国内上場企業 コスダック登録法人 公企業 非公開企業など - その他の電子商取引の有力業種などの企業 - B2B を主とする E- マーケットプレイス ( ただし 金融保険業 家事サービス業 国際的な外国機関は除く ) 電子商取引の動向調査の企業政府間 (B2G) 調査対象は 500 の政府機関として 中央行政機関 地方自治体 各レベルの教育委員会など 調査票の項目企業間 (B2B) 調査票 - 電子商取引の動向調査調査票 : 一般的な状況 ( サイト名 産業中分類など ) - 販売システム調査票 : 販売システムを通じた販売額等 - 購買システム調査票 : 購買システムを通じた購入額等 - E- マーケットプレイス票 : 業種別取引額など - 企業政府間 (B2G) 調査票 : 購入額と施設工事請負額 回収方法 調査担当者による訪問面接調査の他 電話調査 FAX 調査 による回答者自己記入方式調査を平行して実施 調査員による面接調査を原則とし 大規模な決算企業の場合 回答者自己記入方式調査を並行実施 ( インターネット調査も適用 ) 調査担当者による訪問面接調査の他 電話調査 FAX 調査 による回答者自己記入方式調査を平行して実施 調査方法 標本抽出 全数調査 - デパート 大型スーパー チェーン化コンビニエンスストア 自動車新品販売 - 行政資料利用業種 : 輸入車 ( 韓国輸入自動車協会 ) 燃料 ( 韓国石油公社 ) 標本調査 : 約 2,500 件従事者数 売上高がカットオフポイント以上の事 業所を対象に 従事者数と売上高規模別に系統抽出 全数調査業種 - デパート (47111) その他の大型総合小売業 (47119) ホテル業(55111) その他の会計関連サービス業 (71209) 非金融持株会社(71520) - 研究開発業 (70) 企業 ( 個人事業および会社 ) - 市 道における産業細分類別母集団企業数が 10 個以下の業種 - 市 道における細分類別抽出標本企業数が50 未満でありながら その事業体数の 30% 未満の業種 ( 調査対象に該当する企業の全数調査 ) 推計方法 公表 備考 公表時期 公表事項 回収標本による販売額合計値を公表 ( 母集団販売額への拡大推計は行われていない ) 標本調査業種 ( 全数調査業種以外の業種 ) - 売上高 100 億ウォン以上の事業所および従業者規模 50 人以上 ( 一部業種では 100 人 200 人 350 人以上 ) の事業所は全数抽出 - その他の事業所は 従業者規模別に 5 分割し ネイマン配分法により標本抽出 業種別従業者規模別の標本合計値に 標本従業者数 全国従業者数 の逆数を乗じ 全国値を推定 調査基準時点 (12.31) と調査時点 ( 翌年も調査期間中 ) の間に廃業されて調査されていない企業は 直前年度実績に欠測値を置き換える ( 調査対象に該当する企業の全数調査 ) 翌月の最終日調査対象期間の翌年 12 月 31 日調査対象翌四半期中間月 25 日頃 消費財販売額指数小売業態別販売額指数 販売額地域別大型小売店販売額指数 販売額商品群別売上高 &curyear=2011 毎月公表値は暫定値であり 2ヶ月後に確報値を公表毎年 2 月に補定データ反映等を行う年間補正を実施し 小売売上高指数 季節調整指数を修正 ( 資料 ) 備考に記載のホームページ掲載資料を基に作成 事業所数 労働者数 年間売上高 curyear=2009 取引額 (B2B B2G) オンラインショッピングモールを通じた取引額 (B2C) 商品別取引額 uryear=

167 産業 47 소매업 ; 자동차제외 小売業 自動車を除く 471 종합소매업 総合小売業 4711 대형종합소매업 大規模な総合小売業 백화점 デパート 기타대형종합소매업 その他の大規模な総合小売業 4712 음 식료품위주종합소매업 その他料品を中心総合小売業 슈퍼마켓 スーパーマーケット 체인화편의점 チェーン化コンビニエンスストア 기타음 식료품위주종합소매업 その他食料品を中心総合小売業 4719 그외기타종합소매업 その他その他総合小売業 그외기타종합소매업 その他その他総合小売業 472 음 식료품및담배소매업 飲食料品 タバコ小売業 4721 식료품소매업 食料品小売業 곡물소매업 穀物小売業 육류소매업 肉小売業 수산물소매업 水産物の小売業 과실및채소소매업 果実や野菜小売業 빵및과자류소매업 パンと菓子類小売業 건강보조식품소매업 健康補助食品小売業 기타식료품소매업 その他の食料品小売業 4722 음료및담배소매업 飲み物とタバコ小売業 음료소매업 飲料小売業 담배소매업 タバコ小売業 473 정보통신장비소매업 情報通信機器小売業 4731 컴퓨터및주변장치, 소프트웨어및통신기기소매업 コンピュータと周辺機器 ソフトウェア及び通信機器小売業 컴퓨터및주변장치, 소프트웨어소매업 コンピュータと周辺機器 ソフトウェア小売業 통신기기소매업 通信機器小売業 4732 가전제품소매업 家電製品小売業 가전제품소매업 家電製品小売業 474 섬유, 의복, 신발및가죽제품소매업 繊維 衣服 靴 皮革製品小売業 4741 섬유, 직물, 의복및의복액세서리소매업 繊維 織物 衣服および衣服アクセサリー小売業 가정용직물제품소매업 家庭用織物製品小売業 한복소매업 韓服小売業 남녀용정장소매업 男女用スーツ小売業 유아용의류소매업 ベビー衣料品小売業 내의소매업 下着小売業 셔츠및기타의복소매업 シャツやその他の衣服小売業 기타섬유, 직물및의복액세서리소매업 その他の繊維 織物および衣服アクセサリー小売業 4742 신발소매업 靴小売業 신발소매업 靴小売業 4743 가방및기타가죽제품소매업 バッグや他の皮革製品小売業 가방및기타가죽제품소매업 バッグや他の皮革製品小売業 475 기타가정용품소매업 その他の家庭用品小売業 4751 철물, 페인트, 유리및건설자재소매업 金物 塗料 ガラス 建設資材小売業 철물및난방용구소매업 金物や暖房器具小売業 기계공구소매업 工作機械小売業 벽지및장판류소매업 壁紙とオンドル床類小売業 페인트, 유리및기타건설자재소매업 塗料 ガラス その他の建設資材小売業 4752 가구소매업 家具小売業 가구소매업 家具小売業 4759 그외기타가정용품소매업 その他その他の家庭用品小売業 전기용품및조명장치소매업 電気用品と照明装置の小売業 식탁및주방용품소매업 食卓やキッチン用品小売業 악기소매업 楽器小売業 그외기타분류안된가정용품소매업 その他分類いけない家庭用品小売業 476 문화, 오락및여가용품소매업 文化 娯楽 レジャー用品小売業 4761 서적및문구용품소매업 書籍と文房具小売業 서적및잡지류소매업 書籍や雑誌類小売業 문구용품소매업 文房具小売業 4762 음반및비디오물소매업 アルバム及びビデオ小売業 음반및비디오물소매업 アルバム及びビデオ小売業 4763 스포츠용품소매업 スポーツ用品小売業 운동및경기용품소매업 運動と競技用品小売業 자전거및기타운송장비소매업 自転車やその他の輸送用機器小売業 4764 게임용구, 인형및장난감소매업 ゲーム用具 人形とおもちゃの小売業 게임용구, 인형및장난감소매업 ゲーム用具 人形とおもちゃの小売業 477 연료소매업 燃料小売業 4771 차량용연료소매업 車用燃料小売業 차량용주유소운영업 車載用ガソリンスタンド運営業 차량용가스충전업 車載用ガスチュンジョンオプ 4772 가정용연료소매업 家庭用燃料小売業 가정용고체연료소매업 家庭用固体燃料小売業 가정용액체연료소매업 家庭用の液体燃料小売業 가정용가스연료소매업 家庭用ガス燃料小売業 478 기타상품전문소매업 その他の商品専門小売業 4781 의약품, 의료용기구, 화장품및방향제소매업 医薬品 医療用器具 化粧品や芳香剤の小売業 의약품및의료용품소매업 医薬品や医療用品小売業 의료용기구소매업 医療用器具小売業 화장품및방향제소매업 化粧品とフレグランス小売業 4782 사무용기기, 사진장비및정밀기기소매업 事務用機器 写真機器 精密機器小売業 사무용기기소매업 事務用機器小売業 안경소매업 メガネ小売業 사진기및사진용품소매업 カメラと写真用品小売業 기타광학및정밀기기소매업 その他の光学および精密機器小売業 4783 시계및귀금속소매업 時計および貴金属小売業 시계및귀금속소매업 時計および貴金属小売業 4784 예술품및선물용품소매업 芸術品とギフト用品小売業 예술품및골동품소매업 芸術品と骨董品小売業 관광민예품및선물용품소매업 観光民芸品 ギフト用品小売業 4785 그외기타상품전문소매업 その他その他の商品専門小売業 화초및산식물소매업 草花および観賞樹小売業 애완용동물및관련용품소매업 ペットおよび関連用品小売業 그외기타분류안된상품전문소매업 その他分類いけない商品専門小売業 4786 중고상품소매업 中古商品小売業 중고가구소매업 中古家具小売業 중고가전제품소매업 中古家電製品小売業 기타중고상품소매업 その他の中古商品小売業 479 무점포소매업 無店舗小売業 4791 통신판매업 通信販売業 전자상거래업 電子商取引業 기타통신판매업 その他の通信販売 4792 노점및유사이동소매업 露店と同様の移動の小売業 노점및유사이동소매업 露店と同様の移動の小売業 4799 기타무점포소매업 その他の無店舗小売業 자동판매기운영업 自動販売機運営業 계약배달판매업 契約の配信販売 방문판매업 訪問販売 그외기타무점포소매업 その他その他の無店舗小売業 159

168 資料 6 新業種 業態を内訳表章する場合の標本サイズの計算方法 例 ドラッグストア 商動業種医薬品 化粧品小売業 = 表章 標準誤差率 5% ドラッグストア= 内訳表章 5% ドラッグ以外 = 表章しない 5% 以上 左表の内訳表章をするための計算方法は以下の通り ピンク色の部分に Access ツールを使って計算した値を入力する ステップ 1 母集団の整理 母集団の年間販売額の平均値 事業所数 分散を Access ツールを使って計算しておく 母集団の年間販売額の平均値 μi 商動業種 (=i) 母平均医薬品 化粧品小売業 10,112 ドラッグストア 23,723 ドラッグ以外 7,521 従業者規模区分 (=j) 毎の事業所数 =Nj,i N1,i N2,i N3,i N4,i Ni 商動業種 (=i) 1~19-20~49 50~99 100~ 計 医薬品 化粧品小売業 76,951-2, ,410 ドラッグストア 11,014-1, ,698 ドラッグ以外 65, ,712 従業者規模区分 (=j) 毎の事業所数のウエイト N1,i/Ni N2,i/Ni N3/Ni N4,i/Ni Ni/Ni 商動業種 (=i) 1~19 20~49 50~99 100~ 計 ドラッグストア ドラッグ以外 の従業者規模区分 (=j) 毎の分散 =σj,i^2 (σ1,i)^2 (σ2,i)^2 (σ3,i)^2 (σ4,i)^2 (σi)^2 商動業種 (=i) 1~19 20~49 50~99 100~ 計 ドラッグストア 261,718, ,556,837 4,885,608,964 13,580,478, ,505,848 ドラッグ以外 93,910,578-4,073,081,530 11,488,587, ,545,399, ,343,999 ステップ 2 ドラッグストア の標準誤差率 =5.0% になるようにネイマン配分で従業者規模区分毎の標本サイズ nj,i を求める ネイマン配分は Accessツールを使って行う n1,i n2,i n3,i n4,i ni 商動業種 (=i) 1~19 20~49 50~99 100~ 計 ドラッグストア ステップ3 業種計の標本平均の分散の計算 Var ( 業種計の標本平均の分散式の第 1 項 ) j 1 i i, j 商動業種 (=i) 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ 計 ドラッグストア 1,131, ,789 15,362 3,411 1,418,191 ドラッグ以外 ~ここでは従業者規模区分を用いない ,617 2 J N i, j j ( 業種計の標本平均の分散式の第 2 項 ) j 1 N i N i 商動業種 (=i) 1~9 10~19 20~49 50~99 100~ 計 ドラッグストア 17,878-6,875 1, ,692 ドラッグ以外 ~ここでは従業者規模区分を用いない ,273 J N i, j i. j J N i, j j Var X i j 1 ( 業種計の標本平均の分散 )=( 第 1 項 )-( 第 2 項 ) N j i n 1 i, j N i N i 商動業種 (=i) Var X i ドラッグストア ,391,499 ドラッグ以外 ~ここでは従業者規模区分を用いない ,344 検算 ( ドラッグ以外 )= 311,344 ステップ 4 ドラッグ以外の 暫定的な必要標本サイズ (= 従業者規模区分なしの標本サイズ ) 及び 必要標準誤差率 の計算 エクセルの ゴールシーク による計算 求める 右図参照 標本サイズ ドラッグ以外 の必要標本サイズ( 求める ) 694 [ 変化させるセル ] ( 初期値は適当に入れておく ) 商動業種 (=i) 全体 ( ドラッグ+ドラッグ以外 ) の標準誤差率 =5.0% にしたい 標準誤差率 5.00% [ 数式入力セル ] ドラッグストアの標準誤差率 =5.0%( 既定 ) 4.97% ドラッグ以外の必要標準誤差率 ( 求める ) 7.42% この標準誤差率が ドラッグ以外 の必要標準誤差率 Var X 全体 1 Nト ラック N 0.05 Var Xト ラック 全体 全体 N 全体 N ステップ5 ステップ4で求められた ドラッグ以外 の必要標準誤差率を基にネイマン配分 ネイマン配分は Access ツールを使って行う 商動業種 (=i) 1~19-20~49 50~99 100~ 計ドラッグ以外 ~ 従業者規模区分にネイマン配分 ステップ 6 整理 X i 2 2 ト ラック以外 Var X 2 2 J N i, j i. j N n 商動業種 (=i) 1~19-20~49 50~99 100~ 計 全体 ( ドラッグ+ドラッグ以外 ) の標準誤差率 =5.0% にしたい ドラッグストアの標準誤差率 =5.0%( 既定 ) ドラッグ以外の必要標準誤差率 ( 求める ) 全体 2 ト ラック以外 2 160

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