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あいぞうそや
5 years ago
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1 ~ 腰痛予防対策を行い安心安全な介護を!~ サークル名 : 楽 BODY 構成メンバー : 介護職員 6 名リハビリ職員 1 名当メンバーでの活動歴 :18 か月施設 QC 活動年数 :6 年メンバー平均年齢 :33 歳主な活動時間 : 業務時間外本テーマの活動期間 :18 か月ミーティング回数時間 :26 回 28 時間特別養護老人ホームめぐみの里発表者 : 小嶋雅啓三浦真澄加々美

施設紹介 ~ 所在地 ~ 千葉県鴨川市高齢者福祉のプロとしてご利用者 1 人 1

OHANA 鴨川市委託業務 ( 緊急通報システム高齢者相談センター配食サービス ) ~ 施設長コメント~

2 施設紹介 ~ 所在地 ~ 千葉県鴨川市高齢者福祉のプロとしてご利用者 1 人 1 人が生きがいを実感できるよう自立支援介護を目指していますまた地域福祉の拠点として未来の人材育成や地域の方々が安心して老後を過ごせるよう社会貢献に努めています ~ 事業内容 ~ 入所 ( 長期 78 床短期 12 床 ) 通所 (30 名 ) 地域密着型ユニット (20 床 ) 太陽会ケアプランセンター OHANA 鴨川市委託業務 ( 緊急通報システム高齢者相談センター配食サービス ) ~ 施設長コメント~ 腰痛対策は職員の健康そして利用者へのサービスにも直接影響する重要な課題ですメンバーでQC 手法を勉強し身近な問題にも活用できるように取り組んでください皆見

3 テーマの選定理由上司方針緊急性期待効果費用難易度 5 点 3 点 1 点所要時間協力総合得点口腔ケア 23 3 腰痛予防〇〇 27 1 入浴の質の向上〇〇〇〇 15 6 清拭〇〇 23 3 楽しみのある生活 11 7 車いすの掃除 19 5 節電節水 25 2 順位 2013 年 11 月に実施した法人内での腰痛のアンケート調査において当施設では 30 人 /41 人 (73%) の介護職員が腰痛ありと回答しそのうち 22 名 (73%) が職場で腰痛になったと回答しているまた 2013 年度中に腰痛を理由に離職休職した職員数は 2 名であった小嶋

4 腰痛の要因個人要因これら 3 つの要因について現状把握を行った腰痛社会心理的要因動作要因環境要因法人内でメンタルヘルスチェックを実施対策中 < 厚生労働省腰痛予防対策指針より > 三浦

現状把握 Ⅰ 1 < 個人要因 > ~ 腰痛に関するアンケート結果より ~ *2014 年 4 月実施 5 人 33% 腰痛の有無 16 人

< 女性 > n= 15 n= 31 ありなし 50 以上 40 代 30 代 20 代 10 代 16 年以上 11~15 年 5~10 年

介護経験年数別 9 人 /11 人 7 人 /16 人 10 人 /15 人 4 人 /10 人 40% 72% 67% 63% 60%

5 現状把握 Ⅰ 1 < 個人要因 > ~ 腰痛に関するアンケート結果より ~ *2014 年 4 月実施 5 人 33% 腰痛の有無 16 人 < 男性 > 10 人 35% 67% < 全体 > 30 人ありなし 65% 11 人 n= 46 35% 20 人 65% ありなし < 女性 > n= 15 n= 31 ありなし 50 以上 40 代 30 代 20 代 10 代 16 年以上 11~15 年 5~10 年 5 年未満年代別 5 人 /7 人 8 人 /12 人 10 人 /16 人 6 人 /10 人 1 人 / 1 人 0% 50% 100% 介護経験年数別 9 人 /11 人 7 人 /16 人 10 人 /15 人 4 人 /10 人 40% 72% 67% 63% 60% 70% 67% 82% 100% 0% 50% 100% 性別問わず半数以上が腰痛持ち年齢経験年数の増加に伴い腰痛率も増加傾向三浦

現状把握 Ⅰ 2 < 個人要因 > ~ 腰痛に関するアンケート結果より ~ *2014 年 4 月実施 Q. 業務中腰痛予防を意識していますか? Q. 腰痛予防の為に何か工夫していますか? n= 46 1.

6 現状把握 Ⅰ 2 < 個人要因 > ~ 腰痛に関するアンケート結果より ~ *2014 年 4 月実施 Q. 業務中腰痛予防を意識していますか? Q. 腰痛予防の為に何か工夫していますか? n= 体操ストレッチ筋トレを行って 12 人 26% 34 人 74% はいいいえいる (13 名 ) 2. 業務中は腰ベルトを装着している (9 名 ) 3. 福祉用具を使用している (4 名 ) など腰痛を意識し対策している職員は比較的多い! 三浦

7 おむつ交換ベッド - 車椅子間移ベッド上体位変換入浴時の着脱介助入浴時の立ち上がトイレ介助更衣動作介助シーツ交換車椅子移動介助整容動作介助洗体洗髪介助ポータブルトイレ洗浄食事介助食事配膳介助配膳車移動現状把握 Ⅱ- 1 < 動作要因 > ~ 腰痛に関するアンケート結果より ~ *2014 年 4 月実施介助業務別の腰痛発生数人数累計比率 33.3% n= % % 80% 60% 40% 20% 0% おむつ交換人数累計比率ベッド - 車椅子間移乗 n= 123 ベッド上体位変換入浴時の着脱介助入浴時の移乗介助 100% 80% 60% 40% 20% 0% 上位 5 項目の全てが入浴に関連する介助上位 5 項目をピックアップ三浦

8 現状把握 Ⅱ 2 < 動作要因 > ~ ビデオ撮影での検証 1~ ベッド - 車椅子間の移乗介助 < 腰痛がない職員の場合 > 腰を低くし重心を落として介助している低い位置での作業は前かがみのままでなくしゃがんで行っている動作をゆっくり行っている < 腰痛がある職員の場合 > 腰の位置が高いまま介助利用者の体勢を整えずにそのまま介助している腕の力だけで力任せに介助勢いよく介助している腰痛になりにくい介助方法腰痛になりやすい介助方法三浦

ベッドへドスンッと落としてしまいがち時間に追われて急いでいる自分の姿勢を気にせずに介助

9 現状把握 Ⅱ 3 < 動作要因 > ~ ビデオ撮影での検証 2~ 特浴用ストレッチャー - ベッド間の移乗介助ベッドとストレッチャー間の移動距離が長い ( 写真 1) 2 人介助で息が合わないと持ち上がらないベッドへドスンッと落としてしまいがち時間に追われて急いでいる自分の姿勢を気にせずに介助スライドシートを使用していても正しく使えていない ( 写真 2) ご利用者職員ともにリスクの高い環境福祉用具の正しい使用法が周知されていない < 写真 1> < 写真 2> 三浦

10 現状把握 Ⅱ- 4 < 動作要因 > ~ 腰への負担を数値化 ~ < 腰への負担値の算出方法 > 前かがみでの腰への負担値 = 介助者の体重 2 1 前かがみでの重量物持ち上げ時の腰への負担値 = 介助者の体重 3 2 とした 1 ナッケムソン姿勢の変化による椎間板内圧の変化より 2 大塚洋, 腰痛ゼロマニュアルより入浴者数 AM 3 人 PM 9 人 AM 5 人 PM 8 人土 PM 5 人月木火水 1 1 人 ( 全介助 ) で移乗した場合の背筋への負担は? {( 介助者の体重 3)+ 利用者の体重 } 移乗する人数 2 2 人での抱え上げ介助をした場合の背筋への負担は? {( 介助者の体重 3)+( 利用者の体重 2)} 移乗する人数 1+2 = 特浴移乗介助時の腰へ負担値として算出 * 全体の平均値より男性職員の体重 70Kg 女性職員の体重 55Kg ご利用者の体重 44Kg として計算月木男性職員女性職員 AM PM AM PM 土 PM 平均火水平均特浴入浴時の移乗介助だけでの負荷が腰にかかっている! 単位 :Kg 三浦

11 現状把握 Ⅱ- 5 < 動作要因 > ~ 腰への負担を比較 ~ 1 1 人全介助で車椅子ストレッチャー 2 2 人介助 ( 抱え上げ ) でストレッチャーベッドへ移乗介助した場合の腰への負担値 1{( 介助者の体重 3 )+ 利用者の体重 } 入浴者数 2{( 介助者の体重 3 )+( 利用者の体重 / 2 )} 入浴者数 + スライドシート使用時の腰への負担 = 前かがみでの腰への負担値入浴者数 =( 介助者の体重 2) 入浴者数 3 2 人介助で車椅子ストレッチャー 4 スライドシート使用しストレッチャーベッドへ移乗介助した場合の腰への負担値 + 3{( 介助者の体重 3 )+( 利用者の体重 / 2 )} 移乗者数 4( 介助者の体重 2 ) 入浴者数月木男性職員女性職員 AM PM AM PM 土 PM 平均火水単位 :Kg 月木 2 人介助 + スライドボードの使用により男性職員女性職員 AM PM AM PM 土 PM 平均火水単位 :Kg 平均約背筋群への負担が軽減される計算! 三浦

12 現状把握 Ⅲ < 環境要因 > ~ 特浴介助に関連する環境 ~ < 更衣介助用ベッド > 昇降できない < 特浴ストレッチャー > 錆びて動きが悪い介助するには低い福祉用具が使用できない前かがみ姿勢での介助に移動する際必要以上に力が必要腰の負担三浦

13 現状把握のまとめ個人要因男女問わず 6 割以上の職員が腰痛持ちストレッチ筋トレなどの効果が少ない動作要因入浴に関連した介助時の腰痛発生率高い 2 人介助 + 福祉用具の使用で負担軽減可? 環境要因電動ベッドでないため福祉用具の使用困難特浴ストレッチャーの老朽化三浦

14 目標の設定富川

15 活動計画活動ステップ活動 / 計画 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 2014 年 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 2015 年 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月テーマ選定計画実施活動計画計画実施現状把握目標設定計画実施要因解析計画実施対策の立案実施計画実施効果の確認計画実施標準化管理の定着計画実施飯沼

16 要因解析三浦福祉用具の必要性を理解していない福祉用具を使用していない福祉用具の便利さを理解していない福祉用具の適用を理解していない福祉用具の使い方が分からない福祉用具を使うのが面倒腰痛に対する認識が希薄教育不足安易に介助しているチームワークに欠けている前かがみ同一姿勢が多い洗体洗髪移乗介助を同じ職員が行う流れ作業無理しがち早く終わる事が良い事と認識職員主体の業務になりがち ( 時間優先 ) 正しい方法のマニュアルが無い早く終えてゆっくり休みたい職員によって方法がバラバラマニュアルを作る人がいなかったやる気のない職員がいる福祉用具が足りない福祉用具の必要性が周知されていないベッドの高さ調整ができない風呂の数が限られている無理して適用ではない浴槽に入れているデイサービスも同じ風呂を使用 1 日に入浴できる人数が限られる電動ベッドは居室優先になっている特浴ストレッチャーが老朽化しているストレッチャーが耐用年を超過しているメンテナンス不足前かがみになる個浴が狭い物がたくさん置かれている整理整頓不足他の介助より身体的負担が大きい途中で小休止できない休憩をとりづらい雰囲気職員間のコミュニケーション不足休憩する習慣がない危機感がない湿度が高く疲労しやすい滑りやすく注意が必要 1 階に特浴がない送迎に時間がかかる物品職員環境業務福祉用具を使いこなせない居室からの導線が長い

17 対策の立案 <1 次手段 > <2 次手段 > <3 次手段 > 福祉用具を使用しないことの弊害を知る福祉用具の必要性を理解する正しい介助方法のマニュアルを作成する福祉用具を使用する事を習慣化する介助内容別に正しい介助方法を検討する現状を評価する福祉用具に関する勉強会を行い知識をつける職員間で互いに声掛けし福祉用具の使用促すご利用者の状態別に介助方法フロー図を作成評価基準 : 1 点 3 点 5 点実現性継続性効果評価点採否 16 採採採途中休憩する習慣をつける休憩をとることの重要性を周知する浴室にポスターを掲示 11 採着脱介助用ベッドを電動ベッドに変更するベッドを交換する電動ベッドに変更した事を周知し使用を促す 11 採入を浴予の防移す乗る介た助め時にのは腰痛対策項目 (1 次手段 ) 福祉用具の必要性を理解する正しい介助方法のマニュアルを作成する途中で休憩する習慣をつける着脱介助用ベッドを電動に変更する対策案対策案の詳細誰がいつまでにどのように福祉用具に関する勉強会を行い知識をつける福祉用具を増やす ( 各グループ 1 個ずつ ) 正しい介助方法のマニュアルを作る浴室にポスターを掲示する 3 モーターベッドへ交換する実際に福祉用具を使用し安楽に行えることを体感実際の介助場面で使用法のレクチャーを受けるご利用者の状態別に介助方法のフローを作成する職員間で声かけをするグループリーダー QC メンハー 2015 年 6 月までにリハビリ職員 2015 年 3 月までに副主任グループリーダー 2015 年 6 月までに QC メンバー 2015 年 3 月までにご利用者の身体レベルを考慮してベッドを交換する QCメンバー 2015 年 3 月までにリハビリ職員を中心に進行するリハビリ職員を中心に進行する副主任グループリーダーを集めて会議をする委員が先立って摂取する現在のベッド使用状況を確認する三浦

18 対策の実施 Ⅰ ~ 勉強会の開催 ~ < グループリーダー対象の勉強会 > < リーダーからグループ内へ実際場面を利用しての勉強会 > 入浴介助特浴ストレッチャーベッド間の移乗介助車椅子ベッド間の移乗介助移乗介助富川

19 対策の実施 Ⅱ ~ ポスターの作成掲示 ~ 車の重さに例えて福祉用具の使用 2 人介助を推奨前かがみ予防入浴介助時の水分摂取励行富川

20 対策の実施 Ⅲ ~ 環境整備 ~ 電動ベッドへの変更特浴ストレッチャーのキャスター交換様々なタイプのスライドシートをデモレンタルこれに決定!! 福祉用具の選定福祉用具の導入吉田

21 対策の実施 Ⅳ ~ マニュアル作成 ~ 手順書ケアプラン会議フロー図 * ケア方法決定 < 移乗介助 > 1 自立 2 見守り 3 一部介助 4 全介助スライドボード使用 5 スライドボード未使用 6 2 人介助スライドシート使用 7 スライドシート未使用 8 ケアプラン配布グループ内周知副主任中心に *2 人介助者の一覧作成 ( ヘルプできた職員が分かるように ) * 車椅子に 2 人介助の札を付けるケアプラン会議ケア方法の再検討三浦

22 三浦対策の実施 Ⅴ ~ 腰痛個別チェック & フォロー ~ 職員健診の際に腰痛チェックチェックシートの結果で個々に合ったエクササイズ方法を指導

23 対策の実施 Ⅵ ~ 腰痛予防の為に ~ 施設全体各グループ個人で実施!! 業務を始める前業務の合間業務終了後腰痛改善予防のためにこれだけ体操就業前 ( 体の準備の為に ) 前かがみ姿勢での介助後重い物を持った後座りっぱなしだった後ポスターで啓蒙脚を軽く開き膝は伸ばしたまま上体をゆっくり後方へ最大限まで反らしますこの時 3 秒間かけて息を吐きながら行いましょう飯沼

24 効果の確認 Ⅰ ~ アンケート調査結果より ~ << 腰痛の有無 >> < 対策前 > < 対策後 > *2014 年 4 月時 *2014 年 9 月時 *2015 年 7 月時腰痛あり 30 腰痛あり 26 腰痛あり 21 腰痛なし 16 腰痛なし 18 腰痛なし 21 n=46 n=44 n=42 35% 65% ありなし 41% 59% ありなし 50% 50% ありなし目標 50% 以下に軽減のところ 50% 目標達成率 100% 達成小嶋

25 効果の確認 Ⅱ ~ アンケート調査結果より ~ << 特浴移乗介助時の腰痛発生状況 >> < 対策前 > 痛みなし少し痛い非常に痛い 8 人 18 人 5 人 26% 58% 16% 16% *2014 年 4 月時 n=31( 腰痛のある職員のみ回答 ) 58% 26% 痛みなし少し痛い非常に痛い *2014 年 9 月時痛みなし少し痛い非常に痛い 4 人 21 人 1 人 15% 81% 4% n=26( 腰痛のある職員のみ回答 ) 4% 81% 15% 目標 50% 以下に軽減のところ 36% < 対策後 > 痛みなし少し痛い非常に痛い痛みなし少し痛い非常に痛い 16 人 9 人 0 人 64% 36% 0% n=25( 腰痛のある職員のみ回答 ) 36% *2015 年 7 月時 0% 64% 痛みなし少し痛い非常に痛い目標達成率 138.9% 達成小嶋

26 効果の確認 Ⅲ ~ アンケート調査結果より ~ << 腰痛に対する意識 >> Q. 業務中腰痛を意識して介助していますか? < 対策前 > < 対策後 > *2014 年 4 月時 *2014 年 9 月時 *2015 年 7 月時はいいいえはいいいえはいいいえ 34 人 12 人 31 人 13 人 39 人 3 人 26% 74% n=46 n=44 n=42 はいいいえ 26% 74% はい 7% いいえ 93% はいいいえ目標 100% 以上のところ 93% 目標達成率 93.0% 未達成小嶋

! << 腰痛発生業務内容の変化 >> * 上位 5 項目で比較 2014 年 4 月時 1 位おむつ交換 2 位ベッド- 車椅子間移乗介助 3 位

27 効果の確認 Ⅳ ~ アンケート調査結果より ~ 特浴移乗介助時のスライドシート使用率 100% 軽自動車 1 台分程の負担が軽減!! 1 日の特浴移乗介助時の腰への負担は 1 人当たり約 25% 軽減約 640Kg したことに!! << 腰痛発生業務内容の変化 >> * 上位 5 項目で比較 2014 年 4 月時 1 位おむつ交換 2 位ベッド- 車椅子間移乗介助 3 位ベッド上体位変換 3 位入浴時着脱介助 5 位入浴時移乗介助 2015 年 7 月時 1 位入浴時着脱介助 2 位おむつ交換 3 位更衣介助 3 位シーツ交換 5 位トイレ介助移乗介助時の負担感床上動作介助時の負担感が飯沼

という職員の声が少なくなった安全安楽なケアが可能に << ご利用者の声反応の変化 >> 他の施設にもこれが凄く良いって勧めています!

28 無形効果 << 職員の意識の変化 >> 痛くならないよう注意して介助するようになった * 対策後アンケートの自由記載より ( 無理せず 2 人介助福祉用具の使用これだけ体操の継続 ) 以前よりも気持ちの余裕ができた自分たちで安楽な介助方法の検討をするようになった腰が痛いという職員の声が少なくなった安全安楽なケアが可能に << ご利用者の声反応の変化 >> 他の施設にもこれが凄く良いって勧めています! 移乗するたびに涙を流していた方が笑顔になりましたこれを使うと職員さんも楽だ! って言ってくれて私も嬉しいです! 吉田

29 波及効果 * 福祉用具使用者数 * 2014 年 5 月時 11 名 2015 年 7 月時 16 名 (5 名 ) *2 人介助での移乗者数 * 2014 年 5 月時 6 名 2015 年 7 月時 17 名 (11 名 ) * 移乗介助に伴う事故 * ( ご利用者の表皮剥離内出血 ) 2014 年 4 月 ~2015 年 3 月 12 件 2015 年 4 月 ~2015 年 7 月 2 件 * 休職離職者数 * 2014 年 5 月 ~ 休職者 1 名 ( 現在復帰 ) 離職者 0 名三浦

30 標準化と管理の定着なぜ何をいつどこで誰がどうする腰痛予防を意識した業務継続の為に腰痛予防のワーキンググループを 2015 年 10 月まで施設内で有志職員が立ち上げる標準化全職員に腰痛予防の意識づけをする為にこれだけ体操を業務の一環として 2015 年 12 月まで施設内で全職員が実施するより負担の少ない移乗介助方法の検討の為に様々な福祉用具の試用 ( テモレンタル ) を 2016 年 3 月まで施設内で介護職員が継続する教育腰痛予防を考慮した介助が行えているか確認する為に腰痛予防チェックシートを用いて 2015 年 12 月まで各クルーフでリーターがチェック指導する腰痛予防ケアの質向上の為にノーリフトについての研修会を 2016 年 3 月まで施設内でリハビリ職員が開催する飯沼

31 反省とまとめステップ良かった点反省点 P テーマの選定活動計画現状把握目標の設定身近なテーマで取り組みやすかった掘り下げて現状把握を行ったことで目標を明確化することができた活動開始時にテーマが絞れておらず 3 次 4 次までの要因解析が難しかった活動が長期化 (2 サイクルになってしまった ) D C A 要因解析対策の検討実施効果の確認標準化管理の定着的を絞った要因解析対策の検討実施により大きな成果が得られたまた人材育成にも繋がった対策期間が長期化してしまった職員全員の意識づけには至らなかった結果に満足してしまい継続的な改善に目が向きづらくなっていた飯沼

32 残された課題と今後の方針持ち上げない介助前かがみにならない介助福祉用具の導入 2 人介助の推進腰痛のないケア生活ケアの質向上ケア内容質の再考介助方法の定期的なチェック指導ノーリフトケアの推進腰痛予防の標準化数年後を見越して腰痛予防 WG として活動を継続 ( 法人全体や近隣地域をも巻き込んだ活動福祉機器介護ロボット導入の検討等 ) 三浦

問診票-1ol

問診票-1ol 参考 4 平成 21 年 4 月 9 日付け厚生労働省労働衛生課長事務連絡介護作業者の腰痛予防対策のチェックリストについて目的介護作業者の腰痛予防対策チェックリストチェックをする前に必ずお読みくださいこの介護作業者の腰痛対策チェックリスト ( 以下チェックリストという ) は危険性又は有害性等の調査 ( リスクアセスメント ) の手法を踏まえて介護作業において腰痛を発生させる直接的又は間接的なリスクを見つけ出し