1

Size: px
Start display at page:

Download "1"

Transcription

1 APRIL 1, 2014 SPECIAL COMMENT 日本における実質破綻時損失吸収 条項付劣後債務:一般的な質問 Non-Viability Subordinated Debt in Japan: Answers to Frequently Asked Questions 目次: 概要 1 概要 Q1:バーゼル III 適格資本証券とは何か 3 実質破綻時 とは何を指すのか Q2:日本のバーゼル III 適格証券の トリガーは 他国のそれとどのように 3 異なるのか Q3:日本の銀行破綻処理制度の詳細に 4 ついて Q4:バーゼル III 適格証券を一般にどの 5 ように格付するのか Q5:日本では バーゼル III 適格証券を 2014 年 3 月 株式会社みずほフィナンシャルグループ 以下 みずほ 1は バ ーゼルIIIのTier 2 自己資本の要件を満たす米ドル建て劣後債を邦銀グループ で初めて発行した その後 株式会社三井住友フィナンシャルグループ SMFG 2も同種の証券を発行し ムーディーズはBaa2 (hyb)の格付を付与した アジアの他地域の銀行は最近 バーゼルIII適格証券を積極的に発行しており Australia and New Zealand Banking Group Aa2 3 安定的; B-/a1 安定的 とシンガ ポールのUnited Overseas Bank Aa1 4 安定的; B/aa3 安定的 は 3 月上旬 それ ぞれ 8 億米ドルの劣後債を発行した 香港の銀行も 2013 年後半から今年初 めにかけて バーゼルIII適格証券を米ドル建てで発行した また 多数のアジ ア諸国の銀行が 自国通貨建てのバーゼルIII適格証券を発行した 5 どのように格付するのか Q6:ムーディーズの考え方の変更に つながる要因 7 付録 8 10 関連リサーチ 日本のバーゼル III 適格証券の保有者は 同種証券を発行する他国とは幾ら か異なる銀行破綻処理制度と法的構造に直面している 本レポートは 日本の 実質破綻時損失吸収条項付劣後債務に関して頻繁に寄せられる質問の幾つ かに回答するものである» コンタクト 東京 グレム ナウド 日本では 銀行が実質破綻に陥ったかどうかを規制当局が判断する権限に 関する法的枠組みが制定されている 日本の預金保険法第 126 条の 2 第 1 項第 2 号は 実質破綻に陥った金融機関の処理の枠組みを規定している アソシエイト マネージング ディレクター graeme.knowd@moodys.com 山本 哲也 VP- シニア アナリスト tetsuya.yamamoto@moodys.com 最終ページに続く 1 Mizuho 傘下の主要銀行子会社は 株式会社みずほ銀行 MHBK, A1 安定的; C-/baa1 安定的 みず ほ信託銀行株式会社 MHTB, A1 安定的; C-/baa1 安定的 である 2 SMFG 傘下の銀行子会社は 株式会社三井住友銀行 SMBC, Aa3 安定的; C/a3 安定的 である 3 当該格付は ムーディーズ グループの格付ではあるが 金融商品取引法上の登録を受けた信用格付 業者の格付ではない 4 当該格付は ムーディーズ グループの格付ではあるが 金融商品取引法上の登録を受けた信用格付 業者の格付ではない ムーディーズ ジャパン株式会社

2 » こうした法的枠組みが制定されていることにより バーゼル III 適格証券の元本削減あるいは普通株への転換が必要となるタイミングに関する不確実性が低下するとムーディーズは考えている 世界各国の実質破綻時損失吸収条項付証券はこれまで検証されたことがなく バーゼル III 適格証券の発行条件に実質破綻時の損失吸収条項が明記されていても 実質破綻時より早い時点で損失吸収トリガーが発動される状況が発生する可能性がある しかし 日本では 法的枠組みの存在により そうした不確実性は他の国 地域より低くなっている したがって 日本の規制下で発行された実質破綻時損失吸収条項付劣後債務の格付は一般に 当該証券の発行条件ではなく法律が定義する実質破綻を想定して行う ムーディーズの格付手法では 実質破綻時損失吸収条項付劣後証券 ( 現行の法律または法令に基づき規制当局の権限によって損失負担を強要されるリスクがあると発行条件で言及しているだけの証券 ) を 実質破綻時に法令に基づき損失を吸収する証券と同等と見なしている 5 実質破綻時損失吸収条項付劣後証券と実質破綻時に法令に基づき損失を吸収する証券のいずれも 銀行の調整後ベースライン信用リスク評価 ( 調整後 BCA) が格付の基点となる ムーディーズは 調整後 BCA を 銀行が実質破綻に陥るリスクの指標としており 損失吸収をトリガーする 実質破綻事由 が発生する確率を反映すると想定している BCA( 調整前 ) が 外部サポートを受けない場合の銀行単独での財務力を評価する指標であるのに対し 調整後 BCA は親会社や組合グループのサポート ( 該当する場合 ) を織り込んでいる したがって 調整後 BCA は銀行が緊急時のサポートを受けられない場合にデフォルトする可能性を反映している» ムーディーズは 破綻処理の枠組みの有無にかかわらず 一般に劣後債務を BCA マイナス 1 ノッチに格付する しかし 実質破綻時損失吸収条項付劣後債務の場合は 上述した損失吸収のタイミングに関する不確実性を反映させるため 通常は 1 ノッチのノッチダウンを追加し 調整後 BCA マイナス 2 ノッチに格付する ムーディーズは 日本の規制下で発行された実質破綻時損失吸収条項付劣後債務は 実質破綻時に法令に基づき損失を吸収する劣後債務と同等であるとみているため 仮にオペレーティング銀行からの発行となる場合には 格付は調整後 BCA マイナス 2 ではなく 調整後 BCA マイナス 1 となる» しかしながら 日本の規制では 実質破綻時損失吸収条項付劣後債務が資本としての要件を満たすためには 持ち株会社が当該証券を発行しなくてはならない さらに 実質破綻トリガーが発動されれば 劣後債務は 100% 元本削減の対象となる そのため 日本では 銀行持ち株会社が発行するバーゼル III 適格劣後債務を 通常 調整後 BCA マイナス 2 ノッチに格付することを決定した この 2 ノッチは 100% の元本削減の要請による損失規模と 持ち株会社発行による構造的劣後を反映している SMFG のバーゼル III 適格の劣後債に付与された Baa2 (hyb) は このアプローチに一致している ムーディーズの格付手法は 構造的劣後を反映した 1 ノッチのノッチダウン および損失規模が大きくなるリスクを反映した 1 ノッチのノッチダウンの可能性を考慮に入れている しかし 日本の銀行持ち株会社が発行した実質破綻時吸収損失条項付債務の格付は 調整後 BCA マイナス 3 ではなく 調整後 BCA マイナス 2 となるであろう これは 構造的劣後と 100% の元本削減のそれぞれについて 1 ノッチのノッチダウンを行えば 損失規模の大きさを二重に織り込むことになると考えるからである その理由は 持ち株会社発行の証券であることによる構造的劣後に加えて 持ち株会社は銀行子会社や他の子会社への出資以外の実質的な資産を持たないことにより 投資家は本質的に高い損失率に晒されることが予想されるためである 従って 100% の元本削減の要請は更なる損失規模の追加をもたらすものではない 5 グローバル銀行格付手法 61 ページを参照 2 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

3 Q1: バーゼル III 適格資本証券とは何か 実質破綻時 とは何を指すのか 証券がバーゼル III の自己資本と認められるためには 銀行が実質破綻に至ったと規制当局が判断した時点 (point of non-viability すなわち 投資家による損失負担あるいは公的資金の注入なくしては 銀行が存続できないとみられる時点 ) で投資家に損失負担を強制することを明示した条項 あるいは実質破綻より早い時点で投資家に損失負担を強要することを明示した条項が発行条件に含まれていなくてはならない (2013 年 1 月 1 日以降に銀行が発行した普通株を除く ) あるいは 銀行の所在する所管国において 証券の発行条件に含まれる条項ではなく 法令によって同様の効果が得られる破綻制度が制定されている場合は 当該証券をバーゼル III の自己資本に算入することができる ( バーゼル III の自己資本要件の詳細については付録を参照 ) 旧規制の下で銀行が発行した資本証券は 10 年の移行期間中であれば引き続き自己資本に算入可能であるが その間に自己資本に算入可能な既発証券の上限額は毎年 10% ずつ引き下げられる しかし 2023 年までに銀行の自己資本は 普通株とバーゼル III 適格証券のみで構成されなくてはならない 多数の国の銀行が 自国通貨および米ドル建てのバーゼル III 適格証券の発行を既に開始している これには Tier 2 資本の要件を満たす劣後債務や その他 Tier 1 資本 (AT 1 狭義の普通株等 Tier 1 の分類に含まれない Tier 1 資本 ) の要件を満たす優先証券が含まれる 一般に Tier 2 資本として認められる劣後債務は実質破綻時に損失を吸収するのに対し AT 1 資本として認められる優先証券は 実質破綻時より早い時点で特定のトリガーに抵触した場合 ( 銀行の CET 1 資本比率が 5.125% を下回った場合など ) に損失を吸収する ムーディーズは通常 CET 1 資本比率が 5.125% 未満になれば 実質破綻に達した あるいはそれに近い状態であると考えているため CET 1 資本比率 5.125% をトリガーとする AT 1 証券であれば 実質破綻時損失条項付証券として格付することができると考えている しかし 一部の国 地域で発行される AT 1 資本証券の CET 1 トリガーには バーゼル委員会が提言する 5.125% を上回る あるいは下回るものがあることをムーディーズは認識している Q2: 日本のバーゼル III 適格証券のトリガーは 他国のそれとどのように異なるのか 1990 年代に金融危機を経験した日本は 実質破綻した銀行の処理に関する預金保険法を制定した 預金保険法は当初 銀行のみを対象としていたが 2013 年の改正により 現在は銀行持ち株会社 保険会社 証券会社を含む他の金融機関にも適用される 日本にはこうした現行法が存在するため 日本の実質破綻時損失吸収条項付劣後証券は 他の多くの国 地域で発行される同種の証券とは 損失吸収のタイミングに関する不確実性において異なる 世界各国の実質破綻時損失吸収条項付証券はこれまで検証されたことがなく バーゼル III 適格証券の発行条件に実質破綻時の損失吸収条項が明記されていても 実質破綻時より早い時点で損失吸収トリガーが発動される状況が発生する可能性がある 対照的に 日本では BCA で想定される実質破綻より早い時点で実質破綻事由が発生するというシナリオを予想することは困難である 日本の破綻処理制度では 預金保険法第 126 条の 2 第 1 項第 2 号の適用対象を債務超過の状態にある銀行もしくは債務超過に至るおそれのある銀行に限定している すなわち これらの措置は破綻金融機関に適用される 仮にこの損失吸収トリガーが発動された場合 緊急時のサポートがない場合にはその銀行はデフォルトに陥る可能性が高いが それはムーディーズが BCA で捉えようとしているものである 3 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

4 Q3: 日本の銀行破綻処理制度の詳細について 預金保険法第 102 条は 実質的に破綻した銀行に対する措置 第 126 条は破綻処理制度を規定している 第 102 条は銀行のみに適用されるが 第 126 条は銀行 金融持ち株会社を含む全ての金融機関に適用される 日本では 実質破綻時の判断を 第 126 条の 2 第 1 項第 2 号とリンクさせるというアプローチがとられる 日本の規制当局は 破綻した金融機関 あるいは金融債務履行のための十分な資産を保有していない金融機関に言及する第 126 条の 2 第 1 項第 2 号の文言を バーゼル合意の 破綻に瀕した 金融機関という用語と 実質的に同じ意味を持つものとみている 日本では 負債性資本の損失吸収の要請は 破綻に瀕した金融機関への公的資金注入時に保護されるのを防ぐことが目的である 従って 実質破綻時とは当該金融機関が破綻に瀕した場合である 実質破綻時の判断は第 126 条の 2 第 1 項第 2 号にリンクしているため 以下の議論では預金保険法の第 126 条に焦点をあてる 第 126 条は 金融機関の秩序だった破綻処理制度を規定している 第 126 条が定める措置は 内閣総理大臣が諮問する金融危機対応会議が それらの措置を講じなければ金融システムの秩序維持が極めて困難になると判断した場合に実施される 実施される措置は次の 2 通りである 6 1. 預金保険法第 126 条の 2 第 1 項第 1 号 : 流動性供給 / 資本増強 2. 預金保険法第 126 条の 2 第 1 項第 2 号 : 特別な金融支援 どのような措置が適切かは 金融機関の支払い能力による 第 1 号措置である流動性供給と資本増強は 債務超過ではない金融機関のみに適用され 第 2 号措置は 破綻した金融機関 に適用される 第 1 号措置における株式の引受は 実質破綻事由には該当せず 劣後債務の保有者に損失負担を強制する必要はない これは 第 126 条の第 1 号措置で規制当局が購入できる株式は 債務超過の状態にない金融機関の株式に限られるとされており そうした金融機関ははバーゼル合意の 破綻に瀕した 金融機関の定義にはあてはまらないからである 実質破綻時トリガー条項は 内閣総理大臣が金融危機対応委員会の議を経て 預金保険法第 126 条の 2 第 1 項第 2 号が規定する特定第 2 号措置の適用が金融システムの秩序維持のために必要であると認定することに言及している 特定第 2 号措置にある特別な金融支援が行われる場合 システム上重要な契約のみがその対象となる システム上重要な契約 の定義はないが 実質破綻時損失吸収条項付劣後証券はシステム上重要な証券には該当せず したがって支援の対象にはならないとムーディーズは想定している 日本の規制当局は 第 126 条が規定する日本の破綻処理制度は 金融安定理事会 (FSB) のガイドラインと一致すると考えている したがって 第 126 条の 2 第 1 項第 2 号が行使されれば 実質破綻時損失吸収条項付証券から損失が発生するとムーディーズは考えている BCA は 銀行が破綻する時点 あるいは緊急時のサポートなくしては破綻する時点を測定するもので 債務超過の状態であるか 債務超過に陥るおそれのある金融機関のみに適用される預金保険法第 126 条の 2 第 1 項第 2 号より幅広いシナリオを考慮している そのため 日本では ムーディーズが定義する BCA 事由が 規制当局が第 126 条の 2 第 1 項第 2 号 ( 実質破綻時トリガー ) の適用を決定するより前に発生する可能性がある そのため BCA が 6 預金保険法第 126 条に基づく日本の金融機関の破綻処理については 預金保険機構のサイト に掲載されている 4 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

5 示唆するより前の時点で実質破綻時トリガーが発動されるリスクは低い 実質破綻時トリガー発動の確率は 最大でも BCA 事由発生の確率と同じであるとムーディーズは想定している Q4: バーゼル III 適格証券を一般にどのように格付するのか ムーディーズは 実質破綻時損失吸収条項付証券の格付において 世界的に一貫したアプローチをとっている 7 規制当局が実質破綻と判断した時点 あるいはあらかじめ設定されたトリガー ( 規制上の自己資本比率など ) に抵触した時点で損失を吸収する証券については 通常 その格付を発行体の調整後ベースライン信用リスク評価 ( 調整後 BCA) とリンクさせている 調整後 BCA は 銀行単独での財務力に関するムーディーズの意見を反映するもので 親会社のサポート ( 該当する場合 ) を織り込むための調整が加えられている 調整後 BCA は 銀行が親会社のサポートを受けたとして デフォルトするか あるいは緊急時のシステミックなサポートを必要とする可能性を評価するものである したがって 調整後 BCA は 銀行が政府サポートあるいは資本性証券保有者のベイル インなくしては存続不可能になる時点を示す適切な指標であるとムーディーズは考えている バーゼル III の Tier 2 資本の要件を満たす劣後債 ( 法令に基づくベイル インの対象となる ) の格付は 通常 調整後 BCA マイナス 1 ノッチの水準に格付される 1 ノッチは劣後を反映したものである 8 損失が通常予想される規模を上回るとみられる場合 ノッチング幅は調整後 BCA マイナス 2 ノッチに拡大されることがある 実質破綻時損失吸収条項付劣後債務は 通常 調整後 BCA マイナス 2 ノッチに格付される ノッチング幅の 1 ノッチの追加は 損失吸収の時期に関する潜在的不確実性を反映している 損失規模が拡大するとみられる ( すなわち LGD が高い ) 実質破綻時損失吸収条項付証券については ノッチング幅を 1 ノッチを追加し BCA マイナス 3 ノッチに格付する場合がある 図表 1 実質破綻時に損失を吸収するバーゼル III 適格劣後債務の一般的な格付 法令に基づき損失を吸収する劣後債務実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 出所 : ムーディーズ 予想格付 調整後 BCA マイナス 1 あるいは 2 調整後 BCA マイナス 2 あるいは 3 コメント 損失規模が予想を上回るとみられる場合 調整後 BCA マイナス 2 ノッチに格付 損失規模が予想を上回るとみられる場合 調整後 BCA マイナス 3 ノッチに格付 この種の証券は検証されたことがなく 実質破綻時より早い時点で損失吸収が行われる可能性があることを反映させるため 法令に基づき損失を吸収する劣後債務よりさらに 1 ノッチ低い格付となる Q5: 日本では バーゼル III 適格証券をどのように格付するのか 日本のバーゼル III 適格 Tier 2 資本証券は 形式的には実質破綻時損失吸収条項付劣後債務として発行されるが ムーディーズは日本の銀行が発行するこの種の証券を 格付の観点からは 法令に基づき損失を吸収する劣後債務と同等のものとして扱う 9 7 詳細については 2013 年 6 月 27 日発行の グローバル銀行格付手法 で説明している 8 バーゼル III 導入前に発行された プレーン バニラ 劣後債の格付も通常は調整後 BCA マイナス 1 ノッチである 9 このような例外的な取り扱いの理由については 2013 年 6 月 27 日発行の グローバル銀行格付手法 61 ページを参照 5 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

6 これは 日本における実質破綻事由とは 単に 破綻 ( 実質破綻 ) 銀行の処理に関する現行法に基づく規制当局の判断により 銀行が実質的破綻の状態にあるとされた時点で 証券が損失負担を強制されるリスクを指すからである 実質破綻事由が法令とリンクされていることによって 契約条項に基づき実質破綻時に損失吸収が行われる劣後債務に内在する損失吸収時期に関わる潜在的不確実性が低減されているとムーディーズはみている また 日本においては 公的資金の予防的な注入が銀行再建の手法として有効であるとの政策上のコンセンサスがあるが 公的資金の予防的な注入は実質破綻時損失吸収条項付劣後債務の実質破綻事由とはならないであろう このこともまた ムーディーズの調整後 BCA によって計測される実質破綻の状況に先立って規制当局が投資家の損失に繋がるトリガーを発動するリスクを軽減している 日本では 実質破綻事由が銀行破綻処理の手続きを定めた現行法とリンクしているため バーゼル III 適格劣後債務の格付の基点は 調整後 BCA マイナス 1 ノッチとなる この 1 ノッチは劣後を反映しており 法令に基づき損失を吸収する劣後債務と同じ水準である これは 日本では 法令に基づき損失を吸収する証券に比べ バーゼル III 適格の実質破綻時損失吸収条項付証券の方が 損失吸収のタイミングに関する不確実性が高いとはいえないためである 対照的に 他国の実質破綻時損失吸収条項付劣後証券は 損失吸収のタイミングに関する不確実性が高いとムーディーズはみている 日本における取扱が異なるのは 日本では実質破綻条項で言及される預金保険法第 126 条の 2 第 1 項第 2 号により 実質破綻の時点が明確に定義されているからである 平たく言えば 実質破綻に陥る確率は 契約上も法令上も同じである なぜなら 発行条件の実質破綻条項は 法令を参照しているからである 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務の格付は 調整後 BCA マイナス 1 ノッチが基点になる しかし 日本では バーゼル III 適格劣後債務の発行は オペレーティング銀行ではなく持ち株会社からの発行となる 日本の銀行持ち株会社はいずれも 子会社への投資を除けば極めて限られた資産しか保有していないため 実質破綻に陥った場合 バーゼル III 適格証券の保有者は元本の全額削減 (LGD が 100%) に直面する可能性がある したがって 日本のバーゼル III 適格証券の格付は 調整後 BCA マイナス 2 ノッチとなる可能性が高い この内 1 ノッチは劣後を反映し 1 ノッチは持ち株会社レベルで損失率が想定を上回る可能性を反映している 日本では 債権者が実質破綻時に被る損失が 清算時に被る損失を上回るべきではないという原則が堅持されているが 清算時の LGD もおそらく 100% になるため 実質破綻時の LGD を 100% とすることは この原則に矛盾しないとムーディーズは考えている また 日本の銀行の自己資本比率規制には 2 つの基準があり 1 つは国際的に活動する銀行 もう 1 つは国内業務のみを行う銀行を対象としている 国内基準では 負債性資本を自己資本から除外することになっており 国内業務のみを行う銀行が発行した劣後債務は ベイル イン 条項の有無にかかわらず 規制上の自己資本には算入されない 図表 2 日本におけるバーゼル III 適格劣後債務の予想格付 日本の銀行持ち株会社が発行した劣後債務 出所 : ムーディーズ 予想格付 調整後 BCA マイナス 2 コメント デフォルト時損失率が 100% になる可能性があるため 損失規模が通常より拡大する可能性を反映させ 通常の損失規模の プレーン バニラ 劣後債務より 1 ノッチ低く格付する 6 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

7 Q6: ムーディーズの考え方の変更につながる要因 実質破綻条項に抵触する確率が 法令に基づき破綻処理が行われる確率と同じであるとみなすことがもはや適切ではないと判断した場合 上述した見方を変更する可能性がある 例えば 法律の改正によって 予防的措置としての資本注入も実質破綻事由に含まれるようになれば 実質破綻事由が発生する確率は 現在の定義に基づく場合に比べて高くなるため ムーディーズは上で述べた見解を変更する可能性がある 現時点では まず公的資金を用いて予防的な資本増強を行うことが 金融の安定性を維持するための最も安価な方法である というのが日本におけるコンセンサスである しかし このコンセンサスが崩れ 銀行債権者に損失負担を求める政治的圧力が増大すれば 実質破綻時の処理制度が変更される可能性があり 上で説明した論理の再考が必要となるかもしれない 7 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

8 付録 バーゼル銀行監督委員会は 2010 年 12 月に Basel III: A global regulatory framework for more resilient banks and banking systems" ( バーゼル III : より強靭な銀行および銀行システムのための世界的な規制の枠組み )(2011 年 6 月改正 ) を発表し 2011 年 1 月に Minimum requirements to ensure loss absorbency at the point of non-viability" ( 銀行の実質的な破綻状態における損失吸収力を確保するための最低所要自己資本 ) を発表した 最低所要自己資本に関する内容は次の通りである 対象範囲とトリガー事由発生後の証券 1. 国際的に活動を行う銀行が発行するその他 Tier 1 資本証券および Tier 2 資本証券は トリガー事由が発生した場合に 関連監督当局の判断により 元本削減または普通株への転換を義務付ける契約条項を発行条件に含んでいなければならない ただし 以下の条件を全て満たす場合を除く a) 当該銀行の所管国において次の点を求める法令が施行されていること (i) トリガー事由発生時に そうした Tier 1 および Tier 2 資本証券の元本が削減されること (ii) そうでなければ 納税者が損失に晒される前に 当該証券が損失を完全に吸収すること b) ピア グループ レビューにより 当該国が (a) の規定を満たしていることが確認されること c) そのような証券が本段 (a) の規定の下で損失を被りうることが 規制当局および発行銀行により今後の発行文書で開示されていること 2. 元本削減の結果として証券保有者に支払われる対価がある場合は すべて普通株 ( 非株式会社の場合は同等の価値を有するもの ) の形態で直ちに支払われなくてはならない 3. 発行銀行は トリガー事由発生時に証券の発行条件で定められた数の株式を直ちに発行するために必要な全ての事前承認を 常に得ておかなくてはならない トリガー事由 4. トリガー事由は 次のうち早く発生したものとする (1) 元本削減を行わなければ発行体が存続不可能になるとして 関係当局が元本削減が必要であると決定した場合 あるいは (2) 公的セクターによる資本注入もしくは同等の支援がなければ発行体の存続が不可能になるとして 関係当局がそのような支援を行うと決定した場合 5. トリガー事由発生の結果としての新株発行は 公的セクターにより提供された資本の希薄化を避けるため 公的セクターによる資本注入より前に行わなくてはならない グループ企業の取り扱い 6. トリガー事由発生を判断する上で関係する国 地域とは 当該資本証券が規制上の資本として計上される国 地域である したがって 発行銀行がより大きい銀行グループの一部であり 発行証券を単体および連結グループの自己資本に算入することを望む場合 証券の契約条項に追加的なトリガー事由を明記しなくてはならない このトリガー事由は 次のうち早く発生したものとする (1) 元本削減を行わなければ発行体が存続不可能になるとして 本国の関係当局が元本削減が必要であると決定した場合 あるいは (2) 連結ベースの監督が行われる国 地域において 公的セクターによる資本注入もしくは同等の支援がなければ発行体の存続が不可能になるとして 当該国 地域の関係当局がそのような支援を行うと決定した場合 7. 証券保有者への対価として割り当てられる普通株は 発行銀行あるいは連結グループの親会社 ( 破綻処理における継承者を含む ) が発行する普通株でなくてはならない 8 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

9 移行措置 2013 年 1 月 1 日以降に発行される証券を規制上の自己資本に算入するためには 上記の要件を満たさなくてはならない 2013 年 1 月 1 日より前に発行された証券で 上記の要件を満たさないが バーゼル III: より強靭な銀行および銀行システムのための世界的な規制の枠組み で定められたその他 Tier 1 資本あるいは Tier 2 資本の算入要件を全て満たすものは その他 Tier 1 または Tier2 の要件を満たさなくなった証券 とみなされ バーゼル III パラグラフ 94 (g) に従って 2013 年 1 月 1 日から段階的に減額される 9 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

10 関連リサーチ バンキングシステム アウトルック :» 日本 (2013 年 10 月 ) バンキングシステム プロファイル :» 日本 (2013 年 1 月 ) クレジット フォーカス :» Mizuho: 他の国内メガバンクとの自己資本の差には縮小の可能性がある (2013 年 12 月 )» 三井住友フィナンシャルグループ : 非銀行子会社の信用プロファイルは改善傾向にある (2013 年 7 月 )» MUFG SMFG Mizuho: 日本のメガバンクは強固な流動性と改善された資本が引き続き強みに (2013 年 3 月 ) 格付手法» グローバル銀行格付手法 (2013 年 6 月 ) 10 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

11 » 最初のページの続き コンタクト : Report Number: JP003043(Japanese) (English) HONG KONG Stephen Long Managing Director - Financial Institutions stephen.long@moodys.com 著者グレム ナウドプロダクション アソシエイト渡邉エリ フィナンシャル ライター Michael Makdad 著作権表示 (C)2014 年ムーディーズ ジャパン株式会社 ムーディーズ SF ジャパン株式会社及び ( 又は ) これらのライセンサー及び関連会社 ( 以下 総称して ムーディーズ といいます ) 無断複写 転載を禁じます ムーディーズ ジャパン株式会社及びムーディーズ SF ジャパン株式会社 ( 以下 それぞれ MJKK MSFJ といいます ) により付与される信用格付は 事業体 与信契約 債務又は債務類似証券の相対的な将来の信用リスクについての ムーディーズの現時点での意見です MJKK 及び ( 又は )MSFJ が発行する信用格付及び調査刊行物 ( 以下 MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物 といいます ) は 事業体 与信契約 債務又は債務類似証券の相対的な将来の信用リスクについてのムーディーズの現時点での意見を含むことがあります MJKK 及び ( 又は )MSFJ は 信用リスクを 事業体が契約上 財務上の義務を期日に履行できないリスク及びデフォルト事由が発生した場合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義しています 信用格付は 流動性リスク 市場価値リスク 価格変動性及びその他のリスクについて言及するものではありません 信用格付並びに MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物に含まれているムーディーズの意見は 現在又は過去の事実を示すものではありません 信用格付並びに MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物は 投資又は財務に関する助言を構成又は提供するものではありません 信用格付並びに MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物は特定の証券の購入 売却又は保有を推奨するものではありません 信用格付並びに MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物はいずれも 特定の投資家にとっての投資の適切性について論評するものではありません MJKK 及び ( 又は )MSFJ は 投資家が 相当の注意をもって 購入 保有又は売却を検討する各証券について投資家自身で研究 評価するという期待及び理解の下で それぞれ 信用格付を付与し MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物 ( のいずれか該当する方 ) を発行します MJKK 及び ( 又は )MSFJ の信用格付並びに MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物は 個人投資家の利用を意図しておらず 個人投資家が何らかの投資判断を行う際に MJKK 及び ( 又は )MSFJ の信用格付並びに MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物を考慮することは 慎重を欠く行為です もし 疑問がある場合には ご自身のフィナンシャル アドバイザーその他の専門家にご相談することを推奨します ここに記載する情報はすべて 著作権法を含む法律により保護されており いかなる者も いかなる形式若しくは方法又は手段によっても 全部か一部かを問わずこれらの情報を ムーディーズの事前の書面による同意なく 複製その他の方法により再製 リパッケージ 転送 譲渡 頒布 配布又は転売することはできず また これらの目的で再使用するために保管することはできません ここに記載する情報は すべてムーディーズが正確かつ信頼しうると考える情報源から入手したものです しかし 人的及び機械的誤りが存在する可能性並びにその他の事情により ムーディーズはこれらの情報をいかなる種類の保証も付すことなく 現状有姿 で提供しています ムーディーズは 信用格付を付与する際に用いる情報が十分な品質を有し またその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えられるものであること ( 独立した第三者がこの情報源に該当する場合もあります ) を確保するため すべての必要な措置を講じています しかし ムーディーズは監査を行う者ではなく 格付の過程で又は MJKK 及び ( 又は )MSFJ の刊行物の作成に際して受領した情報の正確性及び有効性について常に独自に確認することはできません 法律が許容する範囲において ムーディーズ及びその取締役 役職員 従業員 代理人 代表者 ライセンサー及びサプライヤーは いかなる者又は法人に対しても ここに記載する情報又は当該情報の使用若しくは使用が不可能であることに起因又は関連するあらゆる間接的 特別 二次的又は付随的な損失又は損害に対して ムーディーズ又はその取締役 役職員 従業員 代理人 代表者 ライセンサー又はサプライヤーのいずれかが事前に当該損失又は損害 ((a) 現在若しくは将来の利益の喪失 又は (b) 関連する金融商品が ムーディーズが付与する特定の信用格付の対象ではない場合に生じるあらゆる損失若しくは損害を含むがこれに限定されない ) の可能性について助言を受けていた場合においても 責任を負いません 法律が許容する範囲において ムーディーズ及びその取締役 役職員 従業員 代理人 代表者 ライセンサー及びサプライヤーは ここに記載する情報又は当該情報の使用若しくは使用が不可能であることに起因又は関連していかなる者又は法人に生じたいかなる直接的又は補償的損失又は損害に対しても それらがムーディーズ又はその取締役 役職員 従業員 代理人 代表者 ライセンサー若しくはサプライヤーのうちいずれかの側の過失によるもの ( 但し 詐欺 故意による違反行為 又は 疑義を避けるために付言すると法により排除し得ない その他の種類の責任を除く ) あるいはそれらの者の支配力の範囲内外における偶発事象によるものである場合を含め 責任を負いません ここに記載される情報の一部を構成する格付 財務報告分析 予測及びその他の見解 ( もしあれば ) は意見の表明であり またそのようなものとしてのみ解釈されるべきものであり これによって事実を表明し 又は証券の購入 売却若しくは保有を推奨するものではありません ここに記載する情報の各利用者は 購入 保有又は売却を検討する各証券について 自ら研究 評価しなければなりません ムーディーズは いかなる形式又は方法によっても これらの格付若しくはその他の意見又は情報の正確性 適時性 完全性 商品性及び特定の目的への適合性について ( 明示的 黙示的を問わず ) いかなる保証も行っていません MJKK は ムーディーズ グループ ジャパン合同会社 (Moody's Corporation ( 以下 MCO といいます ) の完全子会社である Moody s Overseas Holdings Inc. の完全子会社 ) が全額出資する信用格付会社です MSFJ は MJKK が全額出資する信用格付会社です MSFJ は NRSRO( 全米で認知された統計的格付機関 として 米国 SEC( 米国証券取引監視委員会 ) の登録を受けた格付機関 ) ではありません したがって MSFJ の信用格付は NRSRO ではない者により付与された NRSRO ではない信用格付 であり それゆえ MSFJ の信用格付の対象となる債務は 米国法の下で一定の取扱を受けるための要件を満たしていません MJKK 及び MSFJ は日本の金融庁に登録された信用格付業者であり 登録番号はそれぞれ金融庁長官 ( 格付 ) 第 2 号及び第 3 号です MJKK 又は MSFJ( のうち該当する方 ) は 同社が格付を行っている負債証券 ( 社債 地方債 債券 手形及び CP を含みます ) 及び優先株式の発行者の大部分が MJKK 又は MSFJ( のうち該当する方 ) が行う評価 格付サービスに対して 格付の付与に先立ち 20 万円から約 3 億 5,000 万円の手数料を MJKK 又は MSFJ( のうち該当する方 ) に支払うことに同意していることを ここに開示します また MCO MJKK 及び MSFJ は MJKK 及び MSFJ の格付及び格付過程の独立性を確保するための方針と手続を整備しています MCO の取締役と格付対象会社との間 及び MJKK 又は MSFJ( のうち該当する方 ) から格付を付与され かつ MCO の株式の 5% 以上を保有していることを SEC に公式に報告している会社間に存在し得る特定の利害関係に関する情報は ムーディーズのウェブサイト 上に "Shareholder Relations-Corporate Governance-Director and Shareholder Affiliation Policy" という表題で毎年 掲載されます オーストラリアについてのみ : この文書のオーストラリアでの発行は ムーディーズの関連会社である Moody's Investors Service Pty Limited ABN ( オーストラリア金融サービス認可番号 ) によって行われます この文書は 2001 年会社法 761G 条の定める意味における ホールセール顧客 のみへの提供を意図したものです オーストラリア国内からこの文書に継続的にアクセスした場合 貴殿は ムーディーズに対して 貴殿が ホールセール顧客 であるか又は ホールセール顧客 の代表者としてこの文書にアクセスしていること 及び 貴殿又は貴殿が代表する法人が 直接又は間接に この文書又はその内容を 2001 年会社法 761G 条の定める意味における リテール顧客 に配布しないことを表明したことになります ムーディーズの信用格付は 発行者の債務の信用力についての意見であり 発行者のエクイティ証券又はリテール顧客が取得可能なその他の形式の証券について意見を述べるものではありません リテール顧客が ムーディーズの信用格付に基づいて投資判断をするのは危険です もし 疑問がある場合には ご自身のフィナンシャル アドバイザーその他の専門家に相談することを推奨します 11 APRIL 1, 2014 スペシャル コメント : 日本における実質破綻時損失吸収条項付劣後債務 : 一般的な質問

92-sf161.fm

92-sf161.fm INTERNATIONAL STRUCTURED FINANCE RATING METHODOLOGY < 関連業務 > 不動産ポートフォリオ キャッシュフロー変動リスク格付 Methodology for Assigning Real Estate Cash Flow Volatility Ratings コンタクト先 : 竹之内哲次 SVP- チームリーダー 03.5408.4165 tetsuji.takenouchi@moodys.com

More information

Document Title

Document Title 2013 年 11 月 12 日 ムーディーズ アナリティックスディレクター水野裕二 yuji.mizuno@moodys.com 2 はじめに FSB( 金融安定理事会 ) は2013 年 11 月 11 日にG-SIB( グローバルにシステム上重要な銀行 ) のアップデートされたリストを公表しました G-SIBリストの更新は 2011 年 11 月から数えて3 回目となります 今回は2012 年末のデータに基づいてアップデートがなされ

More information

野村資本市場研究所|バーゼルⅢ:自己資本の損失吸収力に関する最低要件(PDF)

野村資本市場研究所|バーゼルⅢ:自己資本の損失吸収力に関する最低要件(PDF) 提言 論文特集 1: バーゼルⅢと今後の展望 バーゼル Ⅲ: 自己資本の損失吸収力に関する最低要件 小立敬 磯部昌吾 要約 1. 2011 年 1 月 13 日 バーゼル銀行監督委員会は 銀行の実質破綻時に自己資本の損失吸収力を確保するための最低要件を公表した 銀行の自己資本のうちその他 Tier1 および Tier2 の自己資本の算入条件として 規制当局が銀行を実質破綻と判断した時点で 元本の削減または普通株式への転換が行われる条項を商品契約に備えることを求めている

More information

SUB-SOVEREIGN CREDIT OPINION 3 July 2018 東日本高速道路 株式会社 年次アップデート 概要 アップデート ムーディーズは 東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 にA1の格付を付与してい る NEXCO東日本の格付は 日本政府 A1 安定的 との強固な関係を

SUB-SOVEREIGN CREDIT OPINION 3 July 2018 東日本高速道路 株式会社 年次アップデート 概要 アップデート ムーディーズは 東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 にA1の格付を付与してい る NEXCO東日本の格付は 日本政府 A1 安定的 との強固な関係を CREDIT OPINION 東日本高速道路 株式会社 年次アップデート 概要 アップデート ムーディーズは 東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 にA1の格付を付与してい る NEXCO東日本の格付は 日本政府 A1 安定的 との強固な関係を反映したもので ある NEXCO東日本の信用力は 日本における高速道路網建設 維持管理の重要性 日本政府 からの高水準のサポートおよび事業に対する高度の関与から

More information

Document Title

Document Title 2014 年 11 月 7 日 ムーディーズ アナリティックスディレクター水野裕二 yuji.mizuno@moodys.com 2 はじめに 本資料はFSB( 金融安定理事会 ) 及びBCBS( バーゼル銀行監督委員会 ) が 2014 年 11 月 6 日に発表した G-SIB( グローバルなシステム上重要な銀行 ) の更新リストとG-SIB 選定メソドロジーの概要をご紹介するものです 2014

More information

Document Title

Document Title ムーディーズのリサーチサービスご紹介シリーズ ムーディーズ アナリティックスディレクター水野裕二 yuji.mizuno@moodys.com 2014 年 1 月 17 日 2 はじめに 本資料では中国のシャドーバンキング市場の規制強化に関するムーディーズのリサーチレポートの概要をご紹介するものです China Tightens Control of Shadow Banking, a Credit

More information

Document Title

Document Title 2015 年 3 月 12 日 ( ドイツ銀行とサンタンデール銀行の米拠点が不合格 ) ニュースレター No.178 ムーディーズ アナリティックスディレクター水野裕二 yuji.mizuno@moodys.com 2 はじめに 本資料は米国 FRBが2015 年 3 月 11 日に公表したCCAR( 資本計画検査 ) の結果について 当局資料に基づいてご紹介するものです Comprehensive

More information

[MSFJ]世界のストラクチャード・ファイナンス案件における特別目的会社の倒産隔離の基準

[MSFJ]世界のストラクチャード・ファイナンス案件における特別目的会社の倒産隔離の基準 JANUARY 29, 2015 STRUCTURED FINANCE CROSS SECTOR RATING METHODOLOGY 世界のストラクチャード ファイナンス案件における特別目的会社の倒産隔離の基準 Bankruptcy Remoteness Criteria for Special Purpose Entities in Global Structured Finance Transactions

More information

加ドル N3031 カナタ 国債 ( セ ロクーホ ン ) % 2025/06/01 9 年 6 ヶ月 AAA(S&P) Aaa(MDY) ユーロ ( 年 1 回複利 ) Q2132 フランス国債 ( セ ロクーホ ン ) % 2029

加ドル N3031 カナタ 国債 ( セ ロクーホ ン ) % 2025/06/01 9 年 6 ヶ月 AAA(S&P) Aaa(MDY) ユーロ ( 年 1 回複利 ) Q2132 フランス国債 ( セ ロクーホ ン ) % 2029 米ドル L2194 アメリカ国債 0.625 100.22 0.50% 2017/08/31 1 年 9 ヶ月 AA+(S&P) Aaa(MDY) L2210 アメリカ国債 0.875 99.00 1.15% 2019/07/31 3 年 8 ヶ月 AA+(S&P) Aaa(MDY) L2157 アメリカ国債 2.000 101.75 1.69% 2021/11/15 5 年 11 ヶ月 AA+(S&P)

More information

NEWS Contact: 東京北澤大輔主任格付アナリスト /AVP アナリストストラクチャード ファイナンスムーディーズ ジャパン株式会社お客様専用電話番号 : 報道関係者電話番号 : 東京関雄介格付責任者 /SVP チーム リーダーストラクチャード

NEWS Contact: 東京北澤大輔主任格付アナリスト /AVP アナリストストラクチャード ファイナンスムーディーズ ジャパン株式会社お客様専用電話番号 : 報道関係者電話番号 : 東京関雄介格付責任者 /SVP チーム リーダーストラクチャード NEWS Contact: 東京北澤大輔主任格付アナリスト /AVP アナリストストラクチャード ファイナンスムーディーズ ジャパン株式会社お客様専用電話番号 :03-5408-4100 報道関係者電話番号 :03-5408-4110 東京関雄介格付責任者 /SVP チーム リーダーストラクチャード ファイナンスムーディーズ ジャパン株式会社お客様専用電話番号 :03-5408-4100 報道関係者電話番号

More information

Document Title

Document Title ムーディーズのリサーチサービスご紹介シリーズ 2013 年 11 月 13 日 ムーディーズ アナリティックスディレクター水野裕二 yuji.mizuno@moodys.com 2 はじめに 本資料ではムーディーズが2013 年 10 月 31 日に公表した以下のリサーチレポートに基づき グローバルな主要 13 業種の事業法人に関する信用リスク動向をまとめました Industry Credit Risk:

More information

CC2: 連結貸借対照表の科目と自己資本の構成に関する開示項目の対応関係 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 連結 ) 項目 資産の部 イロハ 公表連結貸借対照表 (2019 年 3 月末 ) 現金預け金 57,411,276 コールローン及び買入手形 2,465,744 買現先勘定 6,4

CC2: 連結貸借対照表の科目と自己資本の構成に関する開示項目の対応関係 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 連結 ) 項目 資産の部 イロハ 公表連結貸借対照表 (2019 年 3 月末 ) 現金預け金 57,411,276 コールローン及び買入手形 2,465,744 買現先勘定 6,4 CC2: 連結貸借対照表の科目と自己資本の構成に関する開示項目の対応関係 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 連結 ) 項目 資産の部 イロハ 公表連結貸借対照表 ( ) 現金預け金 57,411,276 コールローン及び買入手形 2,465,744 買現先勘定 6,429,365 債券貸借取引支払保証金 4,097,473 買入金銭債権 4,594,578 別紙様式第五号を参照する番号又は記号

More information

五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先 法律第百一号 ( 平一二 五 三一 ) 金融商品の販売等に関する法律 ( 目的 ) 第一条この法律は 金融商品販売業者等が金融商品の販売等に際し顧客に対して説明すべき事項及び金融商品販売業者等が顧客に対して当該事項について説明をしなかったことにより当該顧客に損害が生じた場合における金融商品販売業者等の損害賠償の責任並びに金融商品販売業者等が行う金融商品の販売等に係る勧誘の適正の確保のための措置について定めることにより

More information

平成30年公認会計士試験

平成30年公認会計士試験 第 3 問答案用紙 問題 1 1 新株予約権 2 75,000 3 75,000 4 0 5 3,000 6 70,000 7 7,000 8 42,000 金額がマイナスの場合には, その金額の前に を付すこと 9 2,074,000 会計基準の新設及び改正並びに商法の改正により, 以前よりも純資産の部に直接計上される 項目や純資産の部の変動要因が増加している そこで, ディスクロージャーの透明性の確保

More information

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文 SGEC 附属文書 2-8 2012 理事会 2016.1.1 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文この文書の目的は 生産拠点のネットワークをする組織によるCoC 認証を実施のための指針を設定し このことにより

More information

kashikasotsuka-yakkan

kashikasotsuka-yakkan 貸仮想通貨サービス約款 第 1 条 ( 本約款の適用 ) 1 この約款 ( 以下 本約款 といいます ) は GMOコイン株式会社 ( 以下 当社 といいます ) がお客様との間で行う個別の貸仮想通貨取引に関して 当社とお客様との間において締結される個別契約に共通して適用されるものとします 2 本約款及び個別契約 ( 本約款と個別契約を以下 本約款等 と総称します ) に定めのない事項については GMOコインサービス基本約款

More information

株式会社群馬銀行

株式会社群馬銀行 .定性的な開示事項1.連結の範囲に関する事項76ⅡⅡ. 定性的な開示事項 1. 連結の範囲に関する事項 (1) 自己資本比率告示第 3 条又は第 26 条に規定する連結自己資本比率を算出する対象となる会社の集団 ( 以下 連結グループ という ) に属する会社と連結財務諸表の用語 様式及び作成方法等に関する規則 ( 昭和 51 年大蔵省令第 28 号 以下 連結財務諸表規則 という ) に基づき連結の範囲に含まれる会社との相違点

More information

1

1 1 2 3 4 イーストスプリング インド消費関連ファンド当ファンドのリスクについて 基準価額の変動要因 投資信託は預貯金とは異なります 当ファンドは 投資信託証券への投資を通じて主に値動きのある有価証券に投資するため 当ファンドの基準価額は投資する有価証券等の値動きによる影響を受け 変動します また 外貨建資産に投資しますので 為替変動リスクもあります したがって 当ファンドは投資元本が保証されているものではなく

More information

個人情報保護方針 ( プライバシー ポリシー ) ゴールドマン サックス ジャパン リミテッド ジェイ エル キュー エルエルシー ゴールドマン サックス クレディット パートナーズ合同会社 合同会社ジュピター インベストメント

個人情報保護方針 ( プライバシー ポリシー ) ゴールドマン サックス ジャパン リミテッド ジェイ エル キュー エルエルシー ゴールドマン サックス クレディット パートナーズ合同会社 合同会社ジュピター インベストメント 個人情報保護方針 ( プライバシー ポリシー ) ゴールドマン サックス ジャパン リミテッド ジェイ エル キュー エルエルシー ゴールドマン サックス クレディット パートナーズ合同会社 合同会社ジュピター インベストメント 個人情報保護方針 ( プライバシー ポリシー ) ゴールドマン サックス ジャパン リミテッド 個人情報保護関連法令の遵守 当社は 取得した個人情報を 個人情報 ( 特定個人情報を含む

More information

22 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 うち その他金融機関等に係る対象資本調達手段のうち普通株式に該当するものに関連するものの額 うち 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものに限る ) に関連するものの額 うち 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものに限

22 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 うち その他金融機関等に係る対象資本調達手段のうち普通株式に該当するものに関連するものの額 うち 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものに限る ) に関連するものの額 うち 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものに限 2018 年 6 月 28 日 株式会社千葉銀行 自己資本の構成に関する開示事項 (2018 年 3 月末自己資本比率 確定値 ) 連結 国際様式の該当番号 普通株式等 Tier1 資本に係る基礎項目 項目 ( 単位 : 百万円 %) 2018 年 3 月末 2017 年 12 月末 経過措置による不算入額 1a+21c26 普通株式に係る株主資本の額 803,021 808,517 1a うち 資本金及び資本剰余金の額

More information

IFRS基礎講座 IAS第37号 引当金、偶発負債及び偶発資産

IFRS基礎講座 IAS第37号 引当金、偶発負債及び偶発資産 IFRS 基礎講座 IAS 第 37 号 引当金 偶発負債及び偶発資産 のモジュールを始めます パート 1 では 引当金とその認識要件について解説します パート 2 では 引当金の測定を中心に解説します パート 3 では 偶発負債と偶発資産について解説します 引当金とは 時期または金額が不確実な負債をいいます 引当金は 決済時に必要とされる将来の支出の時期や金額が 不確実であるという点で 時期や金額が

More information

Microsoft PowerPoint - B+Hのご紹介

Microsoft PowerPoint - B+Hのご紹介 ムーディーズ アナリティックス Barrie & Hibbert のご紹介 ムーディーズ アナリティックスディレクターシニア プロダクト スペシャリスト水野裕二 yuji.mizuno@moodys.com ムーディーズ アナリティックスによる Barrie & Hibbert 社買収 ムーディーズ アナリティックス社は2011 年 12 月に 英国にて保険会社向けリスク管理ソリューションを提供するリ

More information

地域金融機関 CLO シンセティック型 ( 合同会社クローバー 2016) 発行後情報開示サマリー ( 平成 31 年 3 月 31 日時点 ) 1. 発行の概要 項目 A 号無担保社債 C 号無担保保証付社債 発行証券総額 6,000,000,000 1,500,000,000 利率 ( 注 1)

地域金融機関 CLO シンセティック型 ( 合同会社クローバー 2016) 発行後情報開示サマリー ( 平成 31 年 3 月 31 日時点 ) 1. 発行の概要 項目 A 号無担保社債 C 号無担保保証付社債 発行証券総額 6,000,000,000 1,500,000,000 利率 ( 注 1) 発行後情報開示サマリー ( 平成 31 年 3 月 31 日時点 ) 1. 発行の概要 項目 A 号無担保社債 C 号無担保保証付社債 発行証券総額 6,000,000,000 1,500,000,000 利率 ( 注 1) Tibor+0.41% Tibor+0.32% 予定償還スケジュール 当初どおり変更なし 当初どおり変更なし 初回を平成 28 年 6 月 20 日とし 毎年 3 月 6 月

More information

1

1 Edy 番号連携サービス 利用規約 第 1 条 ( 目的 ) 本規約は 楽天 Edy 株式会社 ( 以下 当社 といいます ) がポイント事業者と提携協力した上で提供する Edy 番号連携サービス ( 以下 本サービス といいます ) の利用条件を定めるものです なお お客様が Edy カードを用いて Edy をご利用される際には 楽天 Edy サービス利用約款 ( 以下 利用約款 といいます )

More information

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一 ディスカッション ペーパー のれんはなお償却しなくてよいか のれんの会計処理及び開示 に対する意見 平成 26 年 9 月 30 日 日本公認会計士協会 日本公認会計士協会は 企業会計基準委員会 (ASBJ) 欧州財務報告諮問グループ (EFRAG) 及びイタリアの会計基準設定主体 (OIC) のリサーチ グループによるリサーチ活動に敬意を表すとともに ディスカッション ペーパー のれんはなお償却しなくてよいか

More information

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した 資本性借入金 の積極活用について( 平成 23 年 11 月 23 日金融庁 ) 2012 年 4 月掲載 金融庁においては 平成 23 年 11 月 22 日 資本性借入金 の積極的な活用を促進することにより 東日本大震災の影響や今般の急激な円高の進行等から資本不足に直面している企業のバランスシートの改善を図り 経営改善につながるよう 今般 金融検査マニュアルの運用の明確化を行うこととしました 詳細は以下のとおりです

More information

平成 29 年 6 月 26 日株式会社八十二銀行 連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 29 年 3 月期自己資本比率 ) 科 ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表金額 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 885,456 コ

平成 29 年 6 月 26 日株式会社八十二銀行 連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 29 年 3 月期自己資本比率 ) 科 ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表金額 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 885,456 コ 連結貸借対照表のが 自己資本の構成に関する開示項 のいずれに相当するかについての説明 ( 29 年 3 月期自己資本比率 ) ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 885,456 コールローン及び買入手形 100,485 買 入 金 銭 債 権 60,836 特 定 取 引 資 産 15,444 6-a 金 銭 の 信 託 61,651 有 価 証

More information

野村資本市場研究所|バーゼルⅢの自己資本比率の水準決定(PDF)

野村資本市場研究所|バーゼルⅢの自己資本比率の水準決定(PDF) バーゼルⅢの自己資本比率の水準決定提言 論文特集 :G20 ソウル サミットに向けて - 節目を迎えるグローバル金融制度改革 - バーゼル Ⅲ の自己資本比率の水準決定 小立敬 要約 1. 2010 年 9 月 12 日 バーゼル委員会の上位機関である中央銀行総裁 銀行監督当局長官グループは バーゼルⅢにおける自己資本比率の水準 段階的実施の措置の決定に関するプレスリリースを公表した 2. 同会議の結果として

More information

版 知る前契約 計画 に関する FAQ 集 2015 年 9 月 16 日 有価証券の取引等の規制に関する内閣府令が改正され いわゆる 知る前契約 計画 に係るインサイダー取引規制の適用除外の範囲が拡大されています 日本取引所自主規制法人に寄せられる 知る前契約 計画 に関する主な

版 知る前契約 計画 に関する FAQ 集 2015 年 9 月 16 日 有価証券の取引等の規制に関する内閣府令が改正され いわゆる 知る前契約 計画 に係るインサイダー取引規制の適用除外の範囲が拡大されています 日本取引所自主規制法人に寄せられる 知る前契約 計画 に関する主な 2016.2.4 版 知る前契約 計画 に関する FAQ 集 2015 年 9 月 16 日 有価証券の取引等の規制に関する内閣府令が改正され いわゆる 知る前契約 計画 に係るインサイダー取引規制の適用除外の範囲が拡大されています 日本取引所自主規制法人に寄せられる 知る前契約 計画 に関する主な質問及びそれに対する回答をとりまとめました なお 掲載している質問に対する回答は 知る前契約 計画 に関する考え方のポイントを一般論として示したものであり

More information

<4D F736F F D C596B FDA8DD794C5835A E646F63>

<4D F736F F D C596B FDA8DD794C5835A E646F63> 経営者保証に関するガイドライン に基づく保証債務の整理に係る課税関係の整理 目次 平成 26 年 1 月 16 日制定 Q1 主たる債務と保証債務の一体整理を既存の私的整理手続により行った場合... 2 Q2 主たる債務について既に法的整理( 再生型 ) が終結した保証債務の免除を 既存の私的整理手続により行った場合 ( 法的整理からのタイムラグなし ) 4 Q3 過去に主たる債務について法的整理(

More information

円貨建て債券が 15 年変動利付国債である場合には その利子は 10 年国債の金利の上昇 低下に連動して増減しますので このような特性から 15 年変動利付国債の価格は 必ずしも上記のような金利水準の変化に対応して変動するわけではありません 円貨建て債券の発行体または債券の発行体または円貨建て債券の

円貨建て債券が 15 年変動利付国債である場合には その利子は 10 年国債の金利の上昇 低下に連動して増減しますので このような特性から 15 年変動利付国債の価格は 必ずしも上記のような金利水準の変化に対応して変動するわけではありません 円貨建て債券の発行体または債券の発行体または円貨建て債券の 契約締結前交付書面集新旧対照表 ( 平成 29 年 1 月 1 日 ) 新 第 1 章 ~ 第 7 章共通の改定改定 当社の概要資本金 48,323,132,501 円 ( 平成 28 年 10 月 31 日現在 ) ( 太字下線部分変更箇所 ) 旧 第 1 章 ~ 第 7 章共通の改定 当社の概要資本金 47,937,928,501 円 ( 平成 27 年 9 月 30 日現在 ) P6 第 4

More information

Microsoft Word 信用格付の種類と記号の定義

Microsoft Word 信用格付の種類と記号の定義 信用格付の種類と記号の定義 最終更新日 :2014 年 1 月 6 日 1. 信用格付の対象となる事項の区分及びその細目 格付対象の区分 コーポレート等 ストラクチャード ファイナンス商品等 次に掲げる法人等の信用状態又は当該法人等が発行する金融商品の信用状態 ( 資産証券化 商品及びその他のストラクチャード ファイナンス商品等を除く ) 1 一般事業法人等 2 金融法人等 3 パブリックセクターの法人等

More information

連結貸借対照表のが 自己資本自己資本の構成構成に関するする開示項開示項 のいずれにのいずれに相当相当するかについてのするかについての説明 ( 付表 ) (2018 年 9 月期自己資本比率 ) ( 注記事項 ) の については 経過措置勘案前の数値を記載しているため 自己資本に算入されているに加え

連結貸借対照表のが 自己資本自己資本の構成構成に関するする開示項開示項 のいずれにのいずれに相当相当するかについてのするかについての説明 ( 付表 ) (2018 年 9 月期自己資本比率 ) ( 注記事項 ) の については 経過措置勘案前の数値を記載しているため 自己資本に算入されているに加え 連結貸借対照表のが 自己資本の構成に関する開示項 のいずれに相当するかについての説明 ( 2018 年 9 月期自己資本比率 ) ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 1,724,096 コールローン及び買入手形 46,561 買 入 金 銭 債 権 59,947 特 定 取 引 資 産 14,138 6-a 金 銭 の 信 託 79,402 有

More information

連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 付表 ) 1. 株主資本 資本金 33,076 1a 資本剰余金 24,536 1b 利益剰余金 204,730 1c 自己株式 3,450 1d 株主資本合計 258,893 普通株式等 Tier1 資

連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 付表 ) 1. 株主資本 資本金 33,076 1a 資本剰余金 24,536 1b 利益剰余金 204,730 1c 自己株式 3,450 1d 株主資本合計 258,893 普通株式等 Tier1 資 連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 コールローン及び買入手形 買 入 金 銭 債 権 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証 券 貸 出 金 外 国 為 替 そ の 他 資 産 有 形 固 定 資 産 無 形 固 定 資 産 退 職 給 付 に 係 る 資 産 繰 延 税 金 資 産

More information

その他 Tier1 資本に係る基礎項目 31a その他 Tier1 資本調達手段に係る株主資本の及びその内訳 30 31b その他 Tier1 資本調達手段に係る新株予約権の 32 その他 Tier1 資本調達手段に係る負債の 特別目的会社等の発行するその他 Tier1 資本調達手段の

その他 Tier1 資本に係る基礎項目 31a その他 Tier1 資本調達手段に係る株主資本の及びその内訳 30 31b その他 Tier1 資本調達手段に係る新株予約権の 32 その他 Tier1 資本調達手段に係る負債の 特別目的会社等の発行するその他 Tier1 資本調達手段の 2018 年 11 月 9 日 株式会社滋賀銀行 自己資本の構成に関する開示事項 (2019 年 3 月期中間期末の自己資本比率 バーゼル Ⅲ 基準 ) 1. 連結自己資本比率 ( 単位 : 百万円 %) 普通株式等 Tier1 資本に係る基礎項目 1a+2-1c-26 普通株式に係る株主資本の 257,852 254,249 1a うち 資本金及び資本剰余金の 57,613 57,613 2 うち

More information

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は 内部統制システム構築の基本方針 サントリー食品インターナショナル株式会社 ( 以下 当社 という ) は 下記のとおり 内部統制システム構築の基本方針を策定する Ⅰ. 当社の取締役 執行役員及び使用人並びに当社子会社の取締役 執行役員その他これ らの者に相当する者 ( 以下 取締役等 という ) 及び使用人の職務の執行が法令及び定款 に適合することを確保するための体制 1. 当社及び当社子会社 (

More information

手続には 主たる債務者と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか 手続には 保証人と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか A. 利害関係のない中立かつ公正な第三者 とは 中小企業再生支援協議会 事業再生 ADRにおける手続実施者 特定調停における調停委員会

手続には 主たる債務者と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか 手続には 保証人と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか A. 利害関係のない中立かつ公正な第三者 とは 中小企業再生支援協議会 事業再生 ADRにおける手続実施者 特定調停における調停委員会 経営者保証に関するガイドライン Q&A の一部改定について ( 資料 2) ( 下線部分が修正箇所を示す ) 改 定 後 現 行 Q.5-4 保証契約において 5(2) イ ) に記載されているように 保証人の履行請求額は 期限の利益を喪失した日等の一定の基準日における保証人の資産の範囲内 とした場合 基準日の到来条件の解釈により 主たる債務者が期限の利益を早期に喪失する事態が生じる懸念はないのでしょうか

More information

日本版スクーク ( イスラム債 ) に係る税制措置 Q&A 金融庁

日本版スクーク ( イスラム債 ) に係る税制措置 Q&A 金融庁 日本版スクーク ( イスラム債 ) に係る税制措置 Q&A 金融庁 Q1: スクーク ( イスラム債 ) とは何ですか? A1: スクーク ( イスラム債 ) とは 利子を生じさせる社債を取り扱うことができないイスラムのやでも取り扱うことができる イスラム法を遵守した金融商品で 経済的に社債と同等の性質を有するものをいいます スクークは 経済的には社債と同等の性質を有していますが 法的には社債そのものではなく

More information

有価証券管理規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 株式会社 ( 以下 会社 という ) の有価証券の運用および管理を適正に行うため 会社の保有する有価証券に関する管理基準および管理手続を定めるとともに 余裕資金の有効運用ならびに経営効率の向上を図ることを目的とする ( 有価証券の

有価証券管理規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 株式会社 ( 以下 会社 という ) の有価証券の運用および管理を適正に行うため 会社の保有する有価証券に関する管理基準および管理手続を定めるとともに 余裕資金の有効運用ならびに経営効率の向上を図ることを目的とする ( 有価証券の 有価証券管理規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 社 ( 以下 会社 という ) の有価証券の運用および管理を適正に行うため 会社の保有する有価証券に関する管理基準および管理手続を定めるとともに 余裕資金の有効運用ならびに経営効率の向上を図ることを目的とする ( 有価証券の種類 ) 第 2 条この規程において 有価証券とは金融商品取引法第 2 条に定められている有価証券をいう 1

More information

< F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786C73>

< F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786C73> 連結貸借対照表の科目が自己資本の構成に関する開示項目のいずれに相当するかについての説明平成 25 年 9 月末自己資本比率 ( バーゼル Ⅲ 基準 ) ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表 付表参照番号 資本構成の開示 金 額 ( 資産の部 ) 現金預け金 953,846 コールローン及び買入手形 248,076 買入金銭債権 38,845 特定取引資産 29,156 金銭の信託 2,600

More information

信用取引の委託保証金について

信用取引の委託保証金について 信用取引の委託保証金について 2015 年 4 月 株式会社東京証券取引所 マーケット営業部 Copyright 2015 Japan Exchange Group, Inc. and/or its affiliates. All rights reserved. 委託保証金とは 新規に信用取引を行う際に必要な担保 新規取引 0 万円 保証金 30 万円 証券会社から融資を受けて買付けた株式 又は株式を借りて市場で売付けた売却代金

More information

発行日取引の売買証拠金の代用有価証券に関する規 同じ ) であって 国内の金融商品取引所にその株券が上場されている会社が発行する転換社債型新株予約権社債券 ( その発行に際して元引受契約が金融商品取引業者により締結されたものに限る ) 100 分の80 (7) 国内の金融商品取引所に上場されている交

発行日取引の売買証拠金の代用有価証券に関する規 同じ ) であって 国内の金融商品取引所にその株券が上場されている会社が発行する転換社債型新株予約権社債券 ( その発行に際して元引受契約が金融商品取引業者により締結されたものに限る ) 100 分の80 (7) 国内の金融商品取引所に上場されている交 発行日取引の売買証拠金の代用有価証券に関する規 発行日取引の売買証拠金の代用有価証券に関する規 ( 平成 22.7.15 変更 ) ( 昭和 53.5.1 実施 ) ( 目的 ) 第 1 条 この規は 清算 決済規程第 17 条第 2 項の規定に基づき 売買証拠金の代用として預託することが できる有価証券の種類及びその代用価格等に関し 必要な事項を定める ( 平成 5.4.1 14.4.1 15.1.14

More information

<4D F736F F D208B7A8EFB95AA8A8482C982A982A982E98E96914F8A4A8EA68F9196CA2D312D322E646F6378>

<4D F736F F D208B7A8EFB95AA8A8482C982A982A982E98E96914F8A4A8EA68F9196CA2D312D322E646F6378> 吸収分割契約に関する事前開示書面 ( 簡易吸収分割 / 略式吸収分割 ) 平成 27 年 5 月 29 日 株式会社ガイアックス 株式会社ソーシャルグループウェア 平成 27 年 5 月 29 日 株式会社ガイアックス 代表執行役社長上田祐司 株式会社ソーシャルグループウェア 代表取締役社長上田祐司 吸収分割に係る事前開示書面 ( 分割会社 / 会社法第 782 条第 1 項及び会社法施行規則第 183

More information

<836F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786C73>

<836F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786C73> 連結貸借対照表の科目が自己資本の構成に関する開示項目のいずれに相当するかについての説明平成 27 年 9 月末自己資本比率 ( バーゼル Ⅲ 基準 ) ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表 付表参照番号 資本構成の開示 金 額 ( 資産の部 ) 現金預け金 996,257 コールローン及び買入手形 303,299 買入金銭債権 40,237 特定取引資産 39,194 金銭の信託 3,100

More information

-1- -2- -3- -4- -5- -6- -7- -8- -9- -10- -11- -12- -13- -14- -15- -16- -17- -18- -19- -20- -21- -22- -23- -24- -25- -26- -27- -28- -29- -30- -31- -32- -33- -34- -35- -36- 謬 -37- 謬 -38- 謬 謬 -39- -40- -41-

More information

1 3 3 3 10 18 22 24 29 29 30 31 33 34 54 55 55 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 < 参考情報 > マザーファンドの投資方針 主な投資対象と投資制限 ( 要約 ) TMA 外国債券マザーファンド < 基本方針 >1 信託財産の中長期的な成長を目標とし 主に外国の国債に投資します 2 FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 ヘッジなし 円ベース

More information

特定個人情報の取扱いの対応について

特定個人情報の取扱いの対応について 平成 27 年 5 月 19 日平成 28 年 2 月 12 日一部改正平成 30 年 9 月 12 日改正 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター 特定個人情報の取扱いの対応について 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という )( 平成 25 年 5 月 31 日公布 ) に基づく社会保障 税番号制度により

More information

<836F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786C73>

<836F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786C73> 連結貸借対照表の科目が自己資本の構成に関する開示項目のいずれに相当するかについての説明平成 29 年 9 月末自己資本比率 ( バーゼル Ⅲ 基準 ) ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表 付表参照番号 資本構成の開示 金 額 ( 資産の部 ) 現金預け金 1,085,668 コールローン及び買入手形 284,842 買入金銭債権 41,533 特定取引資産 30,814 金銭の信託 5,081

More information

することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ 規制の事前評価書 1. 政策の名称 ETF( 上場投資信託 ) の多様化 2. 担当部局金融庁総務企画局市場課 3. 評価実施時期平成 20 年 5 月 9 日 4. 規制の目的 内容及び必要性 (1) 現状及び問題点 規制の新設又は改廃の目的及び必要性 1 現状 ETF( 上場投資信託 ) は 投資家にとって 低コストにて 簡便かつ効果的な分散投資が可能となり また 取引所市場において 市場価格によるタイムリーな取引が機動的に行える等のメリットがある商品であるが

More information

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型) ファンドのポイント 主に世界の高配当利回りの資産株と世界のソブリン債券に投資します 1 特定の銘柄 国や通貨に集中せず分散投資します 毎月決算を行い 収益分配方針に基づき分配を行います 2 1 投資信託証券への投資を通じて行ないます 2 分配対象額が少額の場合には分配を行わないこともあります 主に世界の高配当利回りの資産株と世界のソブリン債券に投資します 世界各国からインカムを獲得するために 主に世界の高配当利回りの資産株とソブリン債券に投資します

More information

とを条件とし かつ本事業譲渡の対価全額の支払と引き換えに 譲渡人の費用負担の下に 譲渡資産を譲受人に引き渡すものとする 2. 前項に基づく譲渡資産の引渡により 当該引渡の時点で 譲渡資産に係る譲渡人の全ての権利 権限 及び地位が譲受人に譲渡され 移転するものとする 第 5 条 ( 譲渡人の善管注意義

とを条件とし かつ本事業譲渡の対価全額の支払と引き換えに 譲渡人の費用負担の下に 譲渡資産を譲受人に引き渡すものとする 2. 前項に基づく譲渡資産の引渡により 当該引渡の時点で 譲渡資産に係る譲渡人の全ての権利 権限 及び地位が譲受人に譲渡され 移転するものとする 第 5 条 ( 譲渡人の善管注意義 事業譲渡契約書 X( 以下 譲渡人 という ) 及び Y( 以下 譲受人 という ) とは 譲渡人から譲受人への事業譲渡に関し 以下のとおり合意する 第 1 条 ( 事業譲渡 ) 譲渡人は 平成 年 月 日 ( 以下 譲渡日 という ) をもって 第 2 条 ( 譲渡資産 ) 以下の条件に従って に関する事業 ( 以下 本事業 という ) を譲受人に譲渡し 譲受人はこれを譲り受ける ( 以下 本事業譲渡

More information

ISO9001:2015規格要求事項解説テキスト(サンプル) 株式会社ハピネックス提供資料

ISO9001:2015規格要求事項解説テキスト(サンプル) 株式会社ハピネックス提供資料 テキストの構造 1. 適用範囲 2. 引用規格 3. 用語及び定義 4. 規格要求事項 要求事項 網掛け部分です 罫線を引いている部分は Shall 事項 (~ すること ) 部分です 解 ISO9001:2015FDIS 規格要求事項 Shall 事項は S001~S126 まで計 126 個あります 説 網掛け部分の規格要求事項を講師がわかりやすく解説したものです

More information

< C8E3493FA8F4390B395AA817A836F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786

< C8E3493FA8F4390B395AA817A836F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E398C8E A2E786 連結貸借対照表の科目が自己資本の構成に関する開示項目のいずれに相当するかについての説明平成 26 年 9 月末自己資本比率 ( バーゼル Ⅲ 基準 ) ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表 付表参照番号 資本構成の開示 金 額 ( 資産の部 ) 現金預け金 574,047 コールローン及び買入手形 219,426 買入金銭債権 41,663 特定取引資産 34,273 金銭の信託 3,100

More information

< F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E338C8E A C8E3293FA8F4390B3816A2E786C73>

< F815B835B838B87568EA98CC88E91967B94E497A68C768E5A B C8B816A E338C8E A C8E3293FA8F4390B3816A2E786C73> 連結貸借対照表の科目が自己資本の構成に関する開示項目のいずれに相当するかについての説明平成 26 年 3 月末自己資本比率 ( バーゼル Ⅲ 基準 ) ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表 付表参照番号 資本構成の開示 金 額 ( 資産の部 ) 現金預け金 674,581 コールローン及び買入手形 125,850 買入金銭債権 39,551 特定取引資産 30,086 金銭の信託 3,100

More information

おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金

おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金 なるほど金融 おカネはどこから来てどこに行くのか 資金循環統計の読み方 第 4 回 2013 年 11 月 6 日全 6 頁 表情が変わる保険会社のお金 金融調査部主任研究員島津洋隆 前回 日本の年金を通じてどのようにおカネが流れているのかということについて説明しました 今回は 保険会社を巡るおカネの流れについて注目します Q1 保険会社のおカネの流れはどうなっていますか A1 保険会社は加入者から預かった保険料を金融資産として運用する一方で

More information

楽天証券ポイント利用規約

楽天証券ポイント利用規約 楽天証券ポイント利用規約第 1 条 ( 目的 ) 本規約は 楽天証券株式会社 ( 以下 当社 といいます ) が 総合証券取引約款 ( 以下 取引約款 といいます ) に基づき口座開設をしたお客様 ( 以下 お客様 といいます ) に対して 楽天証券ポイントサービス ( 以下 本サービス といいます ) を提供するにあたり その諸条件を定めるものです 2 本サービスに関し本規約に規定のない事項については取引約款が適用されます

More information

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及 租税特別措置法 ( 昭和三十二年三月三十一日法律第二十六号 ) 抜粋 ( 特定の取締役等が受ける新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等 ) 第二十九条の二会社法 ( 平成十七年法律第八十六号 ) 第二百三十八条第二項若しくは会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律 ( 平成十七年法律第八十七号 ) 第六十四条の規定による改正前の商法 ( 明治三十二年法律第四十八号 以下この項において

More information

上場有価証券等書面

上場有価証券等書面 上場有価証券等書面 ( この書面は 金融商品取引法第 37 条の 3 の規定によりお渡しするものです ) この書面には 国内外の金融商品取引所に上場されている有価証券 ( 以下 上場有価証券等 といいます ) の売買等 ( 1) を行っていただく上でのリスクや留意点が記載されています あらかじめよくお読みいただき ご不明な点は お取引開始前にご確認ください 手数料など諸費用について 上場有価証券等の売買等にあたっては

More information

平成 30 年 3 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 15,162 3,790 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本

平成 30 年 3 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 15,162 3,790 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本 平成 30 年 5 月 10 日株式会社西日本フィナンシャルホールディングス 自己資本の構成に関する開示事項 ( 平成 30 年 3 月末 ) 平成 26 年金融庁告示第 7 号に基づく 自己資本の構成に関する開示事項 は 以下のとおりです 株式会社西日本フィナンシャルホールディングス ( 連結 ) ( 単位 : 百万円 %) 平成 30 年 3 月末 コア資本に係る基礎 (1) 普通株式又は強制転換条項付優先株式に係る株主資本の額

More information

平成 22 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 UP!Consulting Up Newsletter 無対価での会社分割 バックナンバーは 当事務所のホームページで参照できます 1

平成 22 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 UP!Consulting Up Newsletter 無対価での会社分割 バックナンバーは 当事務所のホームページで参照できます   1 平成 22 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 Up Newsletter 無対価での http://www.up-firm.com 1 無対価でのの会計 税務処理 1. の法務 100% 子会社に対して親会社の事業を移転する吸収分割型ののケースでは 子会社株式を親会社に交付しても 100% の資本関係に変化がないため 無対価での組織再編成とすることが一般的です 分割契約書では 当社は B 社の発行済株式の全部を所有しているため

More information

貨での決済が予め取り決められている場合 売却時あるいは償還時等の為替相場の状況によっては為替差損が生じるおそれがあります 通貨の規制が設けられている場合は 償還金及び利子のその他通貨への交換や送金ができないことがあります 外貨建て債券の発行者又は外貨建て債券の償還金及び利子の支払いを保証している者の

貨での決済が予め取り決められている場合 売却時あるいは償還時等の為替相場の状況によっては為替差損が生じるおそれがあります 通貨の規制が設けられている場合は 償還金及び利子のその他通貨への交換や送金ができないことがあります 外貨建て債券の発行者又は外貨建て債券の償還金及び利子の支払いを保証している者の 外貨建て債券の契約締結前交付書面 ( この書面は 金融商品取引法第 37 条の 3 の規定によりお渡しするものです ) この書面には 外貨建て債券のお取引を行っていただく上でのリスクや留意点が記載さ れています あらかじめよくお読みいただき ご不明な点はお取引開始前にご確認くださ い 外貨建て債券のお取引は 主に募集 売出し等や当社が直接の相手方となる等の方法により行います 外貨建て債券は 金利水準

More information

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書 監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書 監査に関する品質管理基準の設定について 平成 17 年 10 月 28 日企業会計審議会 一経緯 当審議会は 平成 17 年 1 月の総会において 監査の品質管理の具体化 厳格化に関する審議を開始することを決定し 平成 17 年 3 月から監査部会において審議を進めてきた これは 監査法人の審査体制や内部管理体制等の監査の品質管理に関連する非違事例が発生したことに対応し

More information

<4D F736F F D208F4390B3819B E30352E A C A838A815B E88ABC82CC88EA959495CF8D5829>

<4D F736F F D208F4390B3819B E30352E A C A838A815B E88ABC82CC88EA959495CF8D5829> 平成 28 年 5 月 13 日 各 位 上場会社名 株式会社トマト銀行 代表者名 取締役社長髙木晶悟 ( コード番号 8542 東証第 1 部 ) 問 合 せ先 執行役員経営企画部長谷口善昭 (TEL 086-800-1830) 定款の一部変更に関するお知らせ 株式会社トマト銀行 ( 取締役社長髙木晶悟 ) は 本日開催の取締役会において 下記のとおり 平成 28 年 6 月 28 日開催予定の第

More information

22101_PremierTouch_A011_H10B11_201906_2

22101_PremierTouch_A011_H10B11_201906_2 特別勘定月次運用レポート 特別勘定名称世界アセット分散型 (1303) この商品は 第一フロンティア生命を引受保険会社とする生命保険であり 預金とは異なります 2019 年 7 月発行 [ 募集代理店 ] [ 引受保険会社 ] ( 登 ) B18F0105(2018.4.20) -1- 1 2 One / -2- 3 99.1533-3- < 参考情報 > 組入投資信託の運用レポート 特別勘定の名称

More information

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数 5 : 外国株式 外国債券と同様に円ベースの期待リターン = 円のインフレ率 + 円の実質短期金利 + 現地通貨ベースのリスクプレミアム リスクプレミアムは 過去実績で 7% 程度 但し 3% 程度は PER( 株価 1 株あたり利益 ) の上昇 すなわち株価が割高になったことによるもの 将来予想においては PER 上昇が起こらないものと想定し 7%-3%= 4% と設定 直近の外国株式の現地通貨建てのベンチマークリターンと

More information

株式会社 2019 年 5 月 13 日山陰合同銀行 自己資本の構成に関する開示事項 (2019 年 3 月期自己資本比率 ) 1. 自己資本の構成 連結 ( 単位 : 百万円 %) 項目 当四半期末 経過措置による不算入額 前四半期末 経過措置による不算入額 コア資本に係る基礎項目 (1) 普通株

株式会社 2019 年 5 月 13 日山陰合同銀行 自己資本の構成に関する開示事項 (2019 年 3 月期自己資本比率 ) 1. 自己資本の構成 連結 ( 単位 : 百万円 %) 項目 当四半期末 経過措置による不算入額 前四半期末 経過措置による不算入額 コア資本に係る基礎項目 (1) 普通株 株式会社 2019 年 5 月 13 日山陰合同銀行 自己資本の構成に関する開示事項 (2019 年 3 月期自己資本比率 ) 1. 自己資本の構成 連結 ( 単位 : 百万円 %) 項目 当四半期末 前四半期末 コア資本に係る基礎項目 (1) 普通株式又は強制転換条項付優先株式に係る株主資本の額 うち 資本金及び資本剰余金の額 うち 利益剰余金の額 うち 自己株式の額 ( ) うち 社外流出予定額

More information

改定前 新旧対照表 < カードローン規定 > 改定後 カードローン規定 カードローン規定 第 12 条 ( 期限前の利益喪失事由 ) (1) 借主について次の各号の事由が一つでも生じた場合には 当行の通知催告がなくても 借主は本債務全額について当然に期限の利益を失い 第 8 条に定める返済方法によら

改定前 新旧対照表 < カードローン規定 > 改定後 カードローン規定 カードローン規定 第 12 条 ( 期限前の利益喪失事由 ) (1) 借主について次の各号の事由が一つでも生じた場合には 当行の通知催告がなくても 借主は本債務全額について当然に期限の利益を失い 第 8 条に定める返済方法によら お客さま各位 2018 年 3 月 23 日 株式会社三井住友銀行 カードローン規定等の規定類一部改定のお知らせ 平素は格別のお引き立てを賜り 誠にありがとうございます 2018 年 4 月 23 日 ( 月 ) より SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が保証する 三井住友銀行カードローン 教育ローン ( 無担保型 ) フリーローン( 無担保型 ) および マイカーローン の規定類を一部改定しますので

More information

回答作成様式

回答作成様式 問 Ⅴ 4 3( 遊休財産額 ) 公益目的保有財産や特定費用準備資金など法令上の各種財産 資金概念の意味や相互の関係 遊休財産額との関連をわかりやすく教えてほしい 答 1 公益法人認定法では 法人が公益に使うべき財産を1 公益目的事業財産として定めていますが これは法人が公益目的事業のために受け取った寄附金 補助金 事業収入等の全ての財産が含まれます そこから公益目的事業の実施のために使った財産を差し引いた残りが5

More information

個人情報の保護に関する規程(案)

個人情報の保護に関する規程(案) 公益財団法人いきいき埼玉個人情報保護規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 埼玉県個人情報保護条例 ( 平成 16 年埼玉県条例第 65 号 ) 第 59 条の規定に基づき 公益財団法人いきいき埼玉 ( 以下 財団 という ) による個人情報の適正な取扱いを確保するために必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において 個人情報 個人情報取扱事業者 個人データ 保有個人データ

More information

負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 9 6 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 少数出資金融機関等の対象普通株式等の額 特定に係

負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 9 6 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 少数出資金融機関等の対象普通株式等の額 特定に係 自己資本の構成に関する開示事項 ( ) 平成 26 年金融庁告示第 7 号に基づく 自己資本の構成に関する開示事項 は 以下のとおりです 株式会社西日本フィナンシャルホールディングス ( 連結 ) ( 単位 : 百万円 %) コア資本に係る基礎 (1) 普通株式又は強制転換条項付優先株式に係る株主資本の額 393,087 うち 資本金及び資本剰余金の額 191,868 うち 利益剰余金の額 219,793

More information

7.関係会社の概要

7.関係会社の概要 7. 関係会社の概要 株式会社整理回収機構 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) 所在地本社 100-0005 東京都千代田区丸の内 3-4-2 新日石ビル資本金 120 億円事業内容 1 破綻金融機関等との合併により承継し 若しくは破綻金融機関等から譲り受けた事業の整理等並びに破綻金融機関等から買い取った資産の管理 回収及び処分 2 破綻金融機関の業務を承継する承継銀行業務 3 金融機関から買い取った特定回収困難債権の管理

More information

特定個人情報の取扱いの対応について

特定個人情報の取扱いの対応について 特定個人情報の取扱いの対応について 平成 27 年 5 月 19 日平成 28 年 2 月 12 日一部改正 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 以下 番号法 という ) が成立し ( 平成 25 年 5 月 31 日公布 ) 社会保障 税番号制度が導入され 平成 27 年 10

More information

( 今後の展望 ) 2019 年以降に発行が予定されているグリーンボンドを見ると トヨタファイナンスや住宅金融支援機構等の大型の発行体や リニューアブルジャパン 北陸グリーンボンド等のプロジェクトボンドの発行が予定されている ( 図 1-2 参照 ) これまでにはない発行体や債券種類にも発行のすそ野

( 今後の展望 ) 2019 年以降に発行が予定されているグリーンボンドを見ると トヨタファイナンスや住宅金融支援機構等の大型の発行体や リニューアブルジャパン 北陸グリーンボンド等のプロジェクトボンドの発行が予定されている ( 図 1-2 参照 ) これまでにはない発行体や債券種類にも発行のすそ野 2018 年 12 月 28 日 国内グリーンボンド市場の動向 ~R&I の国内事業会社評価カバレッジは約 45% とトップ ~ R&I は 2016 年 ~2018 年までに本邦発行体が国内市場で発行した円建てグリーンボンド 30 件 2731 億円のうち 8 件 830 億円について評価を行った このうち 国内事業会社が発行したグリーンボンドには 18 件 1700 億円のうち 7 件 750

More information

1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 ( 昭和 46 年法律第 34 号 以下 法 という ) 等の規定に基づき 金融機関の破綻処理等のための施策を 預金保険機構及び株式会社整理回収機構 ( 以下 整理回収機構 という ) を通じて実施してきている (2

1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 ( 昭和 46 年法律第 34 号 以下 法 という ) 等の規定に基づき 金融機関の破綻処理等のための施策を 預金保険機構及び株式会社整理回収機構 ( 以下 整理回収機構 という ) を通じて実施してきている (2 株式会社整理回収機構が保有する平成 11 12 両年度の整理回収業務から生じた利益に係る資金について その有効活用を図るため 預金保険機構を通じて国に納付させるなど 国の財政に寄与する方策を検討するよう内閣府特命担当大臣に対して意見を表示したものについての報告書 ( 要旨 ) 平成 2 2 年 9 月 会計検査院 1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 (

More information

その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の

その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の 企業会計基準適用指針第 3 号その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理 目次 平成 14 年 2 月 21 日改正平成 17 年 12 月 27 日企業会計基準委員会 目的 1 適用指針 2 範囲 2 会計処理 3 適用時期 7 議決 8 結論の背景 9 検討の経緯 9 会計処理 10 項 - 1 - 目的 1. 本適用指針は その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理を定めるものである

More information

<4D F736F F D F80976C8EAE A836F815B F CC837E C815B836882C98AD682B782E98B4B92F689FC92E888C E646F63>

<4D F736F F D F80976C8EAE A836F815B F CC837E C815B836882C98AD682B782E98B4B92F689FC92E888C E646F63> 平成 21 年 2 月 2 日 カバードワラントのミストレード及び約定取消し取引に関する規程 本規程は カバードワラントの取引 ( 金融商品取引所における取引を除く 以下同じ ) に際し マーケット メーカー ( 以下 MM といいます ) 及び取扱金融商品取引業者のミストレードを予防するための措置及びミストレード又は約定取消し取引が発生した場合のお客様との対応方針並びに処理手続きを予め定め 紛争を防止し

More information

Microsoft Word リリース最終版【クリア版】3 _1_.doc

Microsoft Word リリース最終版【クリア版】3 _1_.doc 株式交換比率に関する各財務アドバイザーの分析概要 別紙 1 1. ソフトバンクの各財務アドバイザーによる分析概要 (1) みずほ証券みずほ証券は ソフトバンクについては ソフトバンク株式が金融商品取引所に上場しており 時価総額が大きく取引市場での流動性も高いことから 主として市場株価基準法 (2012 年 9 月 28 日を算定基準日として 東京証券取引所市場第一部におけるソフトバンク株式の 算定基準日における終値

More information

コア資本に係る調整項目 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものを除く ) の額の合計額 うち のれんに係るもの ( のれん相当差額を含む ) の額 うち のれん及びモーゲージ サービシング ライツに係るもの以外の額 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものを除く ) の額 適格引当

コア資本に係る調整項目 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものを除く ) の額の合計額 うち のれんに係るもの ( のれん相当差額を含む ) の額 うち のれん及びモーゲージ サービシング ライツに係るもの以外の額 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものを除く ) の額 適格引当 平成 27 年 2 月 13 日 株式会社北洋銀行 自己資本の構成に関する開示事項 平成 26 年 12 月末 連結 ( 単位 : 百万円 %) 項目 経過措置による不算入額 コア資本に係る基礎項目 普通株式又は強制転換条項付優先株式に係る株主資本の額 うち 資本金及び資本剰余金の額 うち 利益剰余金の額 うち 自己株式の額 ( ) うち 社外流出予定額 ( ) コア資本に算入されるその他の包括利益累計額

More information

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) について 1 条例制定の趣旨 債権 とは 仙台市が保有する金銭の給付を目的とする権利のことで 市税や国民健康保険料 使用料 手数料 返還金 貸付金など様々なものを含みます そして 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理を 債権管理 といい 具体的には 納付通知書の送付や台帳への記録 収納状況の管理 滞納になった場合の督促や催告 滞納処分 強制執行 徴収の緩和措置等の手続きを指します

More information

プライベート・エクイティ投資への基準適用

プライベート・エクイティ投資への基準適用 ( 社 ) 日本証券アナリスト協会 GIPS セミナーシリーズ第 4 回 プライベート エクイティ投資への基準適用 2011 年 2 月 4 日 株式会社ジャフコ 樋口哲郎 SAAJ IPS 委員会委員 GIPS Private Equity WG 委員 本日の内容 リターン計算上の必須事項と実務への適用 プライベート エクイティ基準の適用 適用対象期間は 2006 年 1 月 1 日以降 開始来内部収益率の適用

More information

平成 30 年 11 月 22 日株式会社中国銀行 連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示事項 に記載する項目のいずれに相当するかについての説明 連結 : 平成 30 年 9 月末 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 コ ー ル ロ ー ン 買 入 金 銭 債 権 商 品 有 価

平成 30 年 11 月 22 日株式会社中国銀行 連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示事項 に記載する項目のいずれに相当するかについての説明 連結 : 平成 30 年 9 月末 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 コ ー ル ロ ー ン 買 入 金 銭 債 権 商 品 有 価 連結貸借対照表の科目が に記載する項目のいずれに相当するかについての説明 連結 : 平成 30 年 9 月末 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 コ ー ル ロ ー ン 買 入 金 銭 債 権 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証 券 貸 出 金 リ ー ス 債 権 及 び リ ー ス 投 資 資 産 そ の 他 資 産 有 形 固 定 資 産 無 形 固 定 資 産 退

More information

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし 受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたします ファンド名 JA TOPIX オープン 2 月 12 日の基準価額 10,141 円 前営業日比ベンチマーク

More information

第 4 条 ( 証明書の管理者 注文手順 及びその他の利用者の義務 ) 利用者は 当社の事前審査にかかるドメイン名を提出するための 権限を有する担当者を選任します またこの担当者が 本約款に応じて 審査されたドメインの証明書の発行を承認することのできる権限者となります ( 以下 証明書管理者 ) 利

第 4 条 ( 証明書の管理者 注文手順 及びその他の利用者の義務 ) 利用者は 当社の事前審査にかかるドメイン名を提出するための 権限を有する担当者を選任します またこの担当者が 本約款に応じて 審査されたドメインの証明書の発行を承認することのできる権限者となります ( 以下 証明書管理者 ) 利 マネージド SSL サービス利用約款 GMO グローバルサイン株式会社 ( 以下 当社 という ) によって提供されるマネージド SSL サービス ( 以下 MSSL サービス 或いは 本サービス という ) の利用に先立ち 本約款を慎重にお読みください 以下に述べる 同意 ボタンをクリックすることにより お客様は本約款の全条項に同意したことになります お客様が本約款の条項に同意できない場合には 本サービスへのアクセスまたはこれを使用することは許可されません

More information

本実務対応報告の概要 以下の概要は 本実務対応報告の内容を要約したものです 範囲 ( 本実務対応報告第 3 項 ) 本実務対応報告は 資金決済法に規定する仮想通貨を対象とする ただし 自己 ( 自己の関係会社を含む ) の発行した資金決済法に規定する仮想通貨は除く 仮想通貨交換業者又はが保有する仮想

本実務対応報告の概要 以下の概要は 本実務対応報告の内容を要約したものです 範囲 ( 本実務対応報告第 3 項 ) 本実務対応報告は 資金決済法に規定する仮想通貨を対象とする ただし 自己 ( 自己の関係会社を含む ) の発行した資金決済法に規定する仮想通貨は除く 仮想通貨交換業者又はが保有する仮想 平成 30 年 3 月 14 日企業会計基準委員会 実務対応報告第 38 号 資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い の公表 公表にあたって平成 28 年に公布された 情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 62 号 ) により 資金決済に関する法律 ( 平成 21 年法律第 59 号 以下 資金決済法 という ) が改正され

More information

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討 資料 2 匿名加工情報に関する委員会規則等の方向性について 1. 委員会規則の趣旨匿名加工情報は 個人情報を加工して 特定の個人を識別することができず かつ 作成の元となった個人情報を復元することができないようにすることで 個人情報の取扱いにおいて目的外利用 ( 第 16 条 ) や第三者提供 ( 第 23 条第 1 項 ) を行うに際して求められる本人の同意を不要とするなど その取扱いについて個人情報の取扱いに関する義務よりも緩やかな一定の規律が設けられるものである

More information

ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場 コード改訂案および投資家と企業の対話ガイドライン ( 案 ) に対する意見 2018 年 3 月 13 日 メンバー内田章 コードの改訂について 政府も認めているように コーポレートガバナンス コードの策定を含むこれまでの取組みによって 日本企業のコーポレート ガバナンス改革は着実に進展している M&Aや事業売却などを通じて事業ポートフォリオの見直しを加速する企業も増えており コードの主眼である 企業の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上

More information

(4) リスク管理の徹底運用受託者は 運用ガイドライン及び組合との間で合意した目標リスク ( トラッキング エラー等 ) を遵守し リスク管理を徹底しなければならない (5) その他その他 組合から運用上の指示がある場合には 運用受託者はこれに従うものとする 3 個別の資産区分に関する運用上の遵守事

(4) リスク管理の徹底運用受託者は 運用ガイドライン及び組合との間で合意した目標リスク ( トラッキング エラー等 ) を遵守し リスク管理を徹底しなければならない (5) その他その他 組合から運用上の指示がある場合には 運用受託者はこれに従うものとする 3 個別の資産区分に関する運用上の遵守事 運用ガイドライン この運用ガイドラインは 東京都職員共済組合 ( 以下 組合 という ) が資産の運用を委託する機関 ( 以下 運用受託者 という ) 及び資産の管理を委託する機関 ( 以下 資産管理受託者 という ) に対し 組合の厚生年金保険給付組合積立金 退職等年金給付組合積立金及び経過的長期給付組合積立金の運用にかかわる基本的な方針を提示するものであり 運用受託者及び資産管理受託者 ( 以下

More information

<4D F736F F D20335F395F31392E31312E323895BD8BCF925089BF82C982E682E98EE688F88EC08E7B82CC82BD82DF82CC8BC696B191CC90A CC90AE94F

<4D F736F F D20335F395F31392E31312E323895BD8BCF925089BF82C982E682E98EE688F88EC08E7B82CC82BD82DF82CC8BC696B191CC90A CC90AE94F 平均単価による取引実施のための業務体制等の整備について 平成 15 年 12 月 17 日理事会決議平成 16 年 3 月 24 日一部改正平成 18 年 10 月 25 日一部改正平成 19 年 11 月 28 日一部改正 投資一任契約に係る業務を行う会員が平均単価による約定 決済を行う取引 ( 約定日 受渡日が同一の取引につき 銘柄毎 売買別に 単価の異なる複数の約定を合算し 平均単価を単価として取引報告及び決済を行う取引をいう

More information

Microsoft Word - Acer EULA (in Japanese) Jun 29, 2012.doc

Microsoft Word - Acer EULA (in Japanese) Jun 29, 2012.doc エイサー エンドユーザー使用許諾契約 重要 -ご注意深くお読み下さい: 本エイサー エンドユーザー使用許諾契約 ( 本契約 ) は 関連する エイサー ゲートウェイ パッカード ベッル や イーマシヌ ブロンド ロゴ付きのメディア 印刷物 及び関連するユーザー電子文書を含む 本契約に付随する ( ソフトウェアの提供者がエイサーであるか エイサーのライセンサーであるか サプライヤーであるかに関係なく

More information

日系企業海外債券ファンド 為替ヘッジあり 2015-07 販売用資料 2015.07 単位型投信 海外 債券 愛称 ファンドの投資リスク ファンドは 主に海外の債券を投資対象としています マザーファンドを通じて間接的に投資する場合を含みます ファンドの基準価額は 組み入れた債券の値動き 当該発行者の経営 財務状況の変化 為替相場の変動等の影響によ り上下します 基準価額の下落により損失を被り 投資元本を割り込むことがあります

More information

平成 29 年 6 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 6,274 4,182 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達

平成 29 年 6 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 6,274 4,182 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達 自己資本の構成に関する開示事項 ( 平成 29 年 6 月末 ) 平成 26 年金融庁告示第 7 号に基づく 自己資本の構成に関する開示事項 は 以下のとおりです 株式会社西日本フィナンシャルホールディングス ( 連結 ) ( 単位 : 百万円 %) 平成 29 年 6 月末 コア資本に係る基礎 (1) 普通株式又は強制転換条項付優先株式に係る株主資本の額 400,518 393,087 うち 資本金及び資本剰余金の額

More information

PYT & Associates Attorney at law

PYT & Associates Attorney at law PYT & Associates 弁護士 カンボジアコーポレート ガバナンス Potim YUN 代表 弁護士 2017 年 9 月 12 日大阪 目次 - カンボジア法下におけるコーポレート ガバナンス 1. 序論 2. 株主の権利と公平な取扱い 3. その他の利害関係者の利益 4. 取締役会の役割と責務 5. 真摯さと倫理行動 6. 開示と透明性 PYT & Associates 2 1. 序論

More information

< スキームの概要 > 原債権レベル 1 クレディ アグリコル銀行東京支店は 複数の TMK に対して 貸し付け ( 本件貸付 ) の実行及び特定社債 ( 本件特定社債 本件貸付と総称して原債権 ) の引き受けを行った 各 TMK は それぞれ異なる不動産 ( 総称して裏付不動産 ) を対象とした不

< スキームの概要 > 原債権レベル 1 クレディ アグリコル銀行東京支店は 複数の TMK に対して 貸し付け ( 本件貸付 ) の実行及び特定社債 ( 本件特定社債 本件貸付と総称して原債権 ) の引き受けを行った 各 TMK は それぞれ異なる不動産 ( 総称して裏付不動産 ) を対象とした不 2018 年 12 月 20 日 新規格付 クレディ アグリコル銀行東京支店 信託 ABL( 契約番号 :7263): BBB 格付投資情報センター (R&I) は上記の格付を公表しました 1. 案件の概要格付対象は 複数の TMK に対する貸付債権等を裏付資産として信託が借り入れるローン (ABL) 2. 信用格付 名称 信託 ABL( 契約番号 :7263) 格付アクション 符号の新規付与 格付

More information

対イラン制裁解除合意履行日以降に非米国企業 が留意すべきコンプライアンス要件 2016 年 11 月 日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) ドバイ事務所 ビジネス展開支援部ビジネス展開支援課

対イラン制裁解除合意履行日以降に非米国企業 が留意すべきコンプライアンス要件 2016 年 11 月 日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) ドバイ事務所 ビジネス展開支援部ビジネス展開支援課 対イラン制裁解除合意履行日以降に非米国企業 が留意すべきコンプライアンス要件 2016 年 11 月 日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) ドバイ事務所 ビジネス展開支援部ビジネス展開支援課 報告書の利用についての注意 免責事項 本報告書は 日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) ドバイ事務所が現地法律コンサルティング事務所 Amereller に作成委託し 2016 年 11 月に入手した情報に基づくものであり

More information

ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス投資対象とする投資信託証券の追加のお知らせ 2018 年 9 月 8 日 平素はダイワファンドラップをご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス においては 株式会社大和ファンド コンサルティングの助

ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス投資対象とする投資信託証券の追加のお知らせ 2018 年 9 月 8 日 平素はダイワファンドラップをご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス においては 株式会社大和ファンド コンサルティングの助 ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス投資対象とする投資信託証券の追加のお知らせ 2018 年 9 月 8 日 平素はダイワファンドラップをご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス においては 株式会社大和ファンド コンサルティングの助言を受け 指定投資信託証券の選定 組 率の決定を っておりますが この度 投資対象とする投資信託証券の変更がありましたのでお知らせします

More information

野村資本市場研究所|バーゼル委員会が示した資本バッファーの考え方(PDF)

野村資本市場研究所|バーゼル委員会が示した資本バッファーの考え方(PDF) バーゼル委員会が示した資本バッファーの考え方 小立敬 磯部昌吾 要約 1. 2010 年 7 月 16 日 バーゼル銀行監督委員会はバーゼルⅢの策定に向けた議論の進捗状況について発表し 同時に資本バッファーの導入に関する市中協議案を公表した 今回の発表では 新たな自己資本の定義や水準 定量的影響度調査 (QIS) の結果及び経済的な影響度の結果は示されなかった 2. バーゼル委員会が検討している資本バッファーは

More information

「恒久的施設」(PE)から除外する独立代理人の要件

「恒久的施設」(PE)から除外する独立代理人の要件 Legal and Tax Report 2008 年 8 月 28 日全 6 頁 恒久的施設 (PE) から除外する独立代理人 制度調査部の要件鈴木利光金融庁 恒久的施設 (PE) から除外する独立代理人の要件等の公表へ [ 要約 ] 金融庁は 2008 年 6 月 27 日付にて 恒久的施設 (PE) に係る 参考事例集 Q&A の公表について を公表した 2008 年度税制改正において 非居住者又は外国法人に対する課税について

More information

平成 20 年 2 月 21 日金融庁証券取引等監視委員会 金融商品取引法の疑問に答えます

平成 20 年 2 月 21 日金融庁証券取引等監視委員会 金融商品取引法の疑問に答えます 平成 20 年 2 月 21 日金融庁証券取引等監視委員会 金融商品取引法の疑問に答えます 適合性原則の関係 < 質問 1> 証券会社 金融機関は 高齢者に対してリスクの高い商品を販売 勧誘してはいけないこととなったと聞きますが 本当ですか 1P < 質問 2> 証券会社 金融機関は 取引の都度 顧客の財産の状況を把握しなければ一切の金融商品取引を行えないこととなったと聞きますが 本当ですか 1P

More information

2 / 5 ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 運用経過 > ダイワ マネーアセット マザーファンドを組み入れることで 安定運用を行いました < 今後の運用方針 > 今後につきましても 安定運用を継続して行って

2 / 5 ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 運用経過 > ダイワ マネーアセット マザーファンドを組み入れることで 安定運用を行いました < 今後の運用方針 > 今後につきましても 安定運用を継続して行って 1 / 5 投資者の皆さまへ ダイワ日本株式インデックス ファンド - シフト 11 Ver6- ご購入の申し込みはできません Monthly Fund Report 基準価額 純資産の推移 2018 年 11 月 30 日現在 基準価額 10,995 円 純資産総額 41 億円 日経平均 22,351.06 期間別騰落率期間 1カ月間 3カ月間 6カ月間 1 年間 3 年間 5 年間年初来 ファンド

More information

業務委託基本契約書

業務委託基本契約書 印紙 4,000 円 業務委託基本契約書 契約 ( 以下 甲 といいます ) と ( 選択してください : 株式会社ビーエスピー / 株式会社ビーエスピーソリューションズ )( 以下 乙 といいます ) は 甲が乙に対して各種研修 教育 コンサルティング業務 ( 以下 本件業務 といいます ) を委託することに関し 以下のとおり基本契約 ( 以下 本契約 といいます ) を締結します 第 1 条 (

More information