white White paper Paper ver. ver November,

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1 white White paper Paper ver. ver November,

2 要約 Clink は ユーザーが自身のソーシャル インフルエンス ( 社会的影響力 ) を主導的に活用する 世界初のパブリック ブロックチェーン プラットフォームです 今日のソーシャル メディアシーンにおいて ユーザーは 自身のソーシャル グラフやネットワークを様々なソーシャルメディア プラットフォームに広く拡散しています ソーシャル グラフはきわめて価値のあるものですが 残念なことに その所有権はユーザーではなく プラットフォームを管理する側にあります Clink は そのソーシャル グラフの所有及び使用における主導権を 本来の所有者であるユーザーの手に取り戻します これにより ユーザーは Clink エコシステムの中で強力なソーシャル グラフをパブリック ブロックチェーンに積極的に構築し dapp(decentralized application, 分散型アプリケーション ) が自身のソーシャル グラフにアクセスすることをコントロールできます 登録ユーザーが 3,200 万を超えるソーシャル ネットワーキング及び仮想通貨分野の草分け的存在である Cyworld によって誕生する Clink プラットフォームは 強力なソーシャル マーケティング プラットフォームであり 開発者と企業がこのプラットフォームを基盤に それぞれの目的のためにコスト面において効率よく価値を創出できるエコシステムです

3 目次 1. はじめに Cyworld と市場 2. Clink: ソーシャル インフルエンス プラットフォーム (1) ソーシャル グラフ (2) ソーシャル インフルエンスとアビューズ行為を防止するためのClinkの役割 (3) Clink: プラットフォームとしてのソーシャル インフルエンス 3. Clinkトークンエコノミー (1) Clinkトークン (2) リワード スキーム (3) ユーザーとSIP 保有者に対するリワード (4) リワードの年間インフレーション (5) Clinkの市場価値予測

4 4. ClinkエコシステムとCyworld (1) ClinkエコシステムとCyworld (2) ClinkとdApp( 分散型アプリケーション ) が連携する仕組み CyworldとサードパーティdAppの例 5. ブロックチェーンと技術的問題点 (1) Clinkのブロックチェーン技術 (2) Clinkのコンセンサスとガバナンス (3) テクニカル ロードマップ 6. トークン計画 (1) 初回トークン割り当て計画 (2) トークンセールによる資金調達計画 (3) 今後 10 年間のトークン供給予測 7. 免責事項

5 1. はじめに Cyworld と市場 Cyworldは 1999 年に設立されて今年でサービス20 年目を迎える韓国独自のソーシャル ネットワーキング サービスです Cyworldはしばしば Cy と略されます これは 英語の cyber を意味するだけでなく 間柄 を意味する韓国語の同音異義語でもあります Cyworldは設立後まもなく 日本におけるmixiと同様に 韓国における主要ソーシャル メディア プラットフォームとして定着しました Cyworldを頻繁に利用するユーザーは Cyworldに多くの時間を費やすことから Cy 中毒 と呼ばれるようにもなりました CNNは Cyworldをインターネット文化をリードする企業のひとつとして言及しました しかし 2010 年頃からFacebookなど他のグローバル企業が東アジア市場において存在感を示すようになるにつれ Cyworldのアクティブユーザー数は減少し始め その後 Cyworldが再びかつての栄光を取り戻すことはありませんでした 韓国市場における MAU 図 1 1

6 一時期 最も成功した仮想通貨である Cyworld の Dotori( 韓国語で どんぐり の意) が生み出す年間収益は 1 億 USD に達しました しかし Dotori を使用できるのは Cyworld のみに限られていたため ユーザーは次第に興味を失っていきました Cyworld がアクティブユーザーを失い始めると Dotori もその価値を失ってしまいました 初期の華々しい成功にもかかわらず Cyworld が衰退した原因の 1 つに ユーザーはもちろん 事業パートナーに対しても 囲い込み (walled garden) 手法と呼ばれる閉鎖的なエコシステムを提供したことが挙げられます 一方 モバイル プラットフォームへの拡張の失敗など他の要因も 衰退のプロセスを加速させるのに影響を与えました 図 2 2

7 今日において ソーシャル ネットワーキング サービスは 主なコミュニケーション手段の1つとなっています 各 SNSは ユーザーの特定のニーズを満たすために特化しており ほとんどのユーザーは 自分の様々なニーズを満たすべく複数のサービスを利用しています Cyworldは 自身のアイデンティティーを記録してシェアするニーズを満たす独自の価値をユーザーに提供するという点で 他のSNSと差別化しています Cyworldの影響力は ソーシャル ネットワーク サービスという大海の中の 小島 ほどの規模にまで縮小していますが 依然としてロイヤルティの高いユーザー基盤 莫大なリソース及び強力なブランド認知度を誇っています アイデンティティーのシェアを求めるロイヤルティの高いユーザー基盤 世界的なブランド認知度 3,200 万人の登録ユーザー 実際の知人間で結ばれた ilchon( 最も近い関係を意味する韓国語 ) Cyworldは 世界で初めて独自に発行した仮想通貨及び仮想商品の販売による収益の創出に最も成功した例を生み出した企業としてよく知られています 2010 年から市場を支配してきた Facebook Twitter Instagram など 3

8 のグローバルなソーシャル メディア巨大企業は 再び過渡期を迎えています ユーザーデータの侵害とともに 個人情報の利用によって生み出される利益をユーザーと共有しないという不合理が中核的な争点として台頭しています 前述の巨大企業は 情報の保護及びユーザーの利便性よりは 個人情報の搾取と広告の露出による利潤の追求を最優先に考えています このような状況において ユーザーは自身の情報を管理することと 利益の分配を求めています このような問題を解決する手段として ブロックチェーン技術を活用したプロジェクトが数多く出現しています 4

9 (1) ソーシャル グラフ 2. Clink: ソーシャル インフルエンス プラットフォーム 使いやすさと差別化した機能によりユーザーを誘致しようとする多くのソーシャル メディアにおいて ユーザーは多くのコンテンツを生み出し 活動の足跡を残しています ソーシャル メディア プラットフォームの隠された秘密は ユーザーに対し 各プラットフォームの専用サーバー上でのみ ソーシャルな関係を構築するよう誘導していることです 例えば ユーザーのFacebook 上の投稿は Facebook 以外のプラットフォームではほとんど価値がありません これは Facebookの投稿が Facebookの関係ネットワークの中で互いに絡み合っているからです ユーザーの時間と努力によって構築されたこのような関係は 他の場所に移すことができません ソーシャル グラフは 友達 リンク フォロワーなどで構成されたデジタル構造と定義できます ソーシャル グラフが成熟するには 数年にわたる努力を要することも多々あります ソーシャル グラフは ソーシャル メディア プラットフォームの収益創出モデルの中核であり 本質的にはユーザー自身の所有物です 5

10 ソーシャル メディアは 有機的かつ体系的な世界に広がるネットワークです ネットワークの構成要素は 家族 友達 知人 フォロワー コネクション リンクなどのさまざまな名前で呼ぶことができます ソーシャル メディアに構築されたソーシャル グラフを通じて ユーザは メッセージやコンテンツを共有して拡散します ユーザがオンライン上で持つソーシャル インフルエンスは ソーシャル グラフの広がりが大きいほど増加します Cyworldは 他のいかなるソーシャル ネットワークよりもソーシャル グラフの概念を上手く活用したプラットフォームです ilchon 関係でつながった3,200 万を超える登録ユーザーが生み出す強力なソーシャル グラフは 体系的なソーシャル グラフの代表的なモデルです Cyworldユーザーは 平均 40 人を超える ilchon 関係を保有しています ilchon 関係は Facebookの友達やTwitterのフォロワーよりもはるかに強いつながりを意味します このような関係にある人々は 通常 実生活でも互いに知り合いで さらには互いの友人又は家族まで含めて付き合いがある場合もあります ブロックチェーン技術は ソーシャル グラフの機能の仕組みを抜 6

11 本的に変えることのできる新たな可能性を広げました Clinkは ユーザーがソーシャル グラフを所有し ソーシャル グラフを自由に使用できるようにします また 開発者と企業は 自身とユーザー間において相互利益を追求するために この新しいプラットフォームを活用できます Cyworldには ソーシャル グラフに関する膨大な経験と力量があります Clinkによって ソーシャル グラフをパブリック ブロックチェーン元帳に応用することにおける開拓者の役割を果たします そして さまざまな分散型アプリケーションにおいて ユーザーが自身の情報の活用を管理できるようサポートしていきます 7

12 (2) ソーシャル インフルエンスとアビューズ行為を防止するためのClinkの役割 ソーシャル インフルエンス パワー (SIP) は ソーシャル グラフの影響力を測定するための Clink 独自の指標です SIPは ソーシャル グラフの持つ潜在的な力量を表し 総じて強力かつ持続的にソーシャル グラフモデルに影響を及ぼします またSIPは ユーザーがP2Pネットワークにおいて強力なソーシャル グラフを構築するよう動機付けをする重要なメカニズムであり SIPの指標が増加するほど SIP 保有者に対するリワードも増加します SIPは 親密な隣接ノードのSIPの合計により計算されるため その公式は再帰的です また マイナスの評判はSIPを減少させます P 0 = ΣI i P i - Σマイナスの評判 は親密度 I (intimacy) の頭文字で 当該エッジがどのぐらいアクティブなのかを表します 高いSIPを保有するユーザーには Clinkガバナンスへの議決権が与えられます また SIP は Clink エコシステムに深刻な損傷を与える恐れのあるア 8

13 ビューズ行為を最小限に抑える上で 非常に重要な役割を担います ユーザによって偽造されたソーシャル グラフが構築される可能性があり また 開発者と企業はClinkプラットフォームの弱点を攻撃しようとする可能性があります 第一に Clinkは コンセンサス アルゴリ 図 3 ズムとオンチェーン ガバナンスを 通じて一次的な保護を提供します またClinkは SIPフィルターと呼ばれる アビューズ行為防止メカニズムを構築します SIPアルゴリズムは 数多くのエッジと親密度に基づくため ソーシャル グラフのSIPは 本質的に変造が非常に困難です さらに 不当なソーシャル グラフによってメッセージを拡散しようとするユーザーは 誰よりも多くのSIPを正当に保有していなければなりません また 最上位クラスのSIP 保有者により構成されたオンチェーン コミッティは 評判を基に疑わしいユーザーの影響力を抑制でき さらには 投票を行って重大なリスクが疑われるユーザーを除名することもできます 9

14 (3) Clink: プラットフォームとしてのソーシャル インフルエンス Clinkは Cyworldが保有するソーシャル グラフのリソースと 20 年間の経験を基に構築されたパブリック ブロックチェーン プラットフォームです Cyworldは Clinkにとって特別なアプリケーションです Clinkでは Cyworldを利用してソーシャル グラフ情報を構築し 更新することができます データ及び個人情報 (PII: personally-identifiable information) の保護は最も重要な要素であり このために差分プライバシー技術と主権型アイデンティティ制御をブロックチェーンの上に実装します 図 4 ソーシャル グラフの安全な管理のために Clinkにユーザー認証プロセスを構築し さまざまなdAppにおいてソーシャル グラフがサポートされるようにします 10

15 3. Clink トークンエコノミー (1) Clink トークン Clinkは Clinkエコシステムの基本資産単位であり Coconutは継続的使用のための派生資産です Clink: 個人又は取引所の両方で交換できる流動的な通貨 Coconut: 継続的に活動するユーザーのためにClinkから派生した資産形態 ClinkとCoconutは いずれも根本的には純粋な価値貯蔵 (store-ofvalue: SoV) 資産ではなく Clinkエコシステムを維持するための資産です 一つのClinkは ブロックチェーン ガバナンスでの一票の投票権に当たり 所有者にはClinkに割り当てられたネットワーク リソースを活用する資格が与えられます Clinkネットワークの総収容能力が平均利用量を上回る状態が維持される限り Clink はSoV 及び交換媒体としての性格を帯びるようになります 市場におけるClinkの流通は最適化された状態を保つことが重要であり これは インフレーション率だけでなくオンチェーン ガバナンスに対する持分の量と エコシステム内でユーティリティとして活用されるCoconutの数によって決まります Cyworldでは ClinkをCoconutに変換する上限を設定せず 今後のガバナンスの決 11

16 定に委ねる予定です ベスティング (vesting) も Clinkの流通最適化に貢献します これに関する正確な用語は まもなく決定される予定です インフレーション及びdAppから発生するリワードは すべてCoconutで提供されます Coconutは 事前に定義されたベスティングのスケジュールに従ってClinkに変換できます 図 5 12

17 (2) リワード スキーム 年間に発生する5% のインフレーションのうち 1% がネットワーク セキュリティに対するリワードとしてブロック プロデューサーに割り当てられ 2.5% 未満がユーザー ( 活動に対するリワード ) と SIP 保有者 ( ソーシャル グラフの向上に対するリワード ) に割り当てられます この比率は オンチェーン ガバナンスを通じて調整可能です dappも 独自のキャンペーンのためにインフレーションされたトークンを活用できます dapp は dapp のキャンペ ーンのためのプールにおい て活用する Clink を購入 毎年合計供給量の 5% 未満が生成さ れ Coconut に変換される 図 6 13

18 リワードが割り当てられる対象は次の通りです 取引を検証し ブロックを作成するブロック プロデューサー アクティビティによってエコシステムに貢献するユーザー ソーシャル グラフを構築し メッセージを拡散し アビューズ行為に対抗するSIP 保有者 プラットフォームに貢献し プラットフォームを改善する開発者 (3) ユーザーと SIP 保有者に対するリワード 前述の通り ユーザーはdAppへの貢献度に応じてリワードを受け取ります 必要に応じて dappはclinkを通じてパラメータを調整し ユーザーのリワードを再設定できます ユーザーの貢献は 以下のように定義されます コンテンツの作成と拡散 ユーザー同士の相互作用 ( いいね コメント メモ コネクションなど ) ユーザーの評判インフレーション プールのリワードに加えて dappは 市場で購入したトークンを使用してユーザーに追加のリワードを提供できます つまり 時間又は量と関連するいかなる制限もないため 14

19 dapp は 必要に応じて追加のリワードに必要なトークンを割り当 てることができます メッセージを拡散するために dappは 市場で購入したトークンを使用してSIP 保有者に対してインセンティブを提供できます dappは 適切なグループ ( 年齢 性別 地域など ) を選択するか 最上位クラスのSIP 保有者のみにリワードを提供することで リワードを最大限に活用できます 図 7 (4) リワードの年間インフレーション トークンセールやその他の目的のために初回に発行される100 億個のトークンに加えて 追加で合計 35 億個以内のトークンが 今後 10 年間にわたり毎年分散して発行されます このインフレーションは ネットワーク セキュリティのサポートに使用され さらに重要な役割として Clinkエコノミーの価値形成に対する副作用を防 15

20 止し 究極的には成長を促進させることになります 年間インフレ ーションは合計供給量の 5% 未満で 毎年減少する可能性がありま す 図 8 (5) Clink の市場価値予測 Clinkネットワークの利用量が増加するにつれて Clinkの価値は急激に増加するでしょう CyworldをはじめとするさまざまなdAppが活性化することにより ClinkのMAUは今後 10 年間にわたり650 万人から9,000 万人まで成長するものと予測しています これによると ClinkのAU(Active user) 一人当たりの価値は Cyworldを取り巻くエコシステムの持続的な価値の上昇とともに 同期間において最低 $5ドル (USD) から最大 $25ドル (USD) まで増加するものと予測されます この過程においてClinkの合計ネットワーク収容能力が平均的な利用量を超えることにより Clinkはユーティリティとしての 16

21 機能を超えて より大きな市場価値を持つようになる可能性があります Cyworldの予測を踏まえると Clinkの交換価値は純粋な市場価値よりもはるかに高くならなければなりませんが 正確な予測をするのは非常に難しいという点に注意する必要があります 図 9 17

22 4. Clink エコシステムと Cyworld (1) Clink エコシステムと Cyworld Cyworldは 莫大なアセットと分散型元帳技術を活用し ユーザー 開発者 パートナーが それぞれの利益のために相互作用を行う分散型のソーシャル エコシステムを構築しています ユーザーは 開発者や企業が自身のアイデンティティ情報とソーシャル グラフを活用することに対する管理権限を持ちます 図 10 Cyworld 自体はCyworldが管理する中央集中型 SNSである一方 Clinkは オンチェーン ガバナンスによって管理される分散型パブリック ブロックチェーン プラットフォームです Clinkの観点から見ると CyworldはdAppであり また 特別な意味を持つ上位 dappです Clinkが成功を収めるには dappにおいてcyworldのアセットが上手に活用されるようにすることが不可欠です 18

23 上位 dappであるcyworldは 豊富なソーシャル グラフのアセットをClinkに提供できます 立ち上げ直後 Cyworldユーザーには活性化の程度にかかわらず Airgrabのような強力なインセンティブと 参加を促すためのキャンペーン インセンティブが提供される予定です さらに Cyworldは ClinkベースのdAppの開発と実装のためのサンドボックス環境を提供する予定です Clinkは 価値あるインセンティブによりユーザーの参加を促進するため Cyworldの活性化に貢献できます また Cyworldを通じて Clinkが世界中に広がっていき 成長できるようになります Clink プラットフォームのソーシャ ル グラフにより さらに多くの ユーザーが Cyworld に魅力を感じ 図 11 るようになり 次第に Clink エコ システムにある他の dapp にもア クセスするようになるでしょう 19

24 (2) Clink と dapp( 分散型アプリケーション ) が連携す る仕組み Cyworldは 重要な役割を担う特別なdAppです Clinkを利用して Cyworldにユーザーを誘致することがClinkの成功において非常に重要であり このプロセスをサポートするために 集中的な airgrab キャンペーンが実施される予定です ClinkとCyworldを 安全に相互に結び付けて作動するように構築することも重要です 特に ソーシャル グラフの継続的な更新やユーザー情報の交換において 安定性が考慮されなければなりません 何よりも Clink がブロックチェーン ネットワークの外部に残されるCyworldのユーザー情報にアクセスする場合において データセキュリティの面で解決すべき技術的な課題が生じると思われます 図 12 20

25 ユーザーは 自身のモバイルデバイスで Clink ウォレットを使用し て シングル サインオン (SSO) を通じて Clink と Cyworld にアクセ スするか Cyworld に直接アクセスすることができます サードパーティ dapp( 例 : プロモーションサービス ) の場合 SIP 保有者にリワードを支給して プロモーションの提案をユーザー自身のソーシャル グラフに配布してもらうことができます もし 配布されたプロモーションの提案を他の SIP 保有者が受諾すると その提案はこの SIP 保有者とつながっている別のユーザーに転送され 継続的な受諾によって 他のソーシャル グラフにも続けて拡散されます このようなプロモーションの提案の結果は 状態の変更に応じて元帳にそのまま反映されます 図 13 21

26 5. ブロックチェーンと技術的問題点 (1) Clink のブロックチェーン技術 Clinkは独自のメインネット上に構築される予定ですが 設計プランのうち合意プロトコルとその他の主要機能に関しては留保状態にあります Clinkはソーシャルネットワーク プラットフォームであるため スケーラビリティ 取引コスト スマートコントラクト機能などを中核的かつ不可欠な要素として持っています ユーザーの個人情報を完璧に保護することがClinkの最も重要な目標であるため 差分プライバシー技術が実装されます また ブロックチェーンベースのアイデンティティとソーシャル グラフの管理は スマートコントラクトによってユーザーの裁量に委ねられます テストネットの立ち上げ後に Interplanetary File System(IPFS) と差分プライバシー技術がClinkに組み込まれます dappとブロックチェーン間において活用されるキー及びパス情報を管理するために スマートコントラクトが実装されます アイデンティティ及びソーシャル グラフをユーザーが直接コントロールでき また 安全に保護されます ユーザーのモバイルデバイス及びキーの紛失対策として アカウント復旧機能がプロトコル層に実 22

27 装されます 図 14 ユーザーのソーシャル アイデンティティは暗号化され 分散型元 帳にある基本データブロックに保存され このデータから SIP 指標 が導出されます 図 15 23

28 SIP を計算するためのアルゴリズムは スマートコントラクトの中 にあります (2) Clink のコンセンサスとガバナンス Clinkでは Delegated Proof-of-Stakes(DPoS) コンセンサス法を採用する可能性があります Clinkインフルエンサーとは オンチェーン ガバナンスの役割を果たすブロック プロデューサー及びウィットネスのことを指すClinkでの用語です Clinkインフルエンサーの唯一かつ重要な差別性は ガバナンスの重要な意思決定を下す際 トークン保有量に加えて Clink SIP 値が反映されるという点です 最上位クラスのユーザーの中から選ばれたClinkインフルエンサーは トランザクションを検証し ブロックを作成し パラメーターを変更し インフレーション率を調整します 図 16 24

29 (3) テクニカル ロードマップ 最近 ブロックチェーン技術が急速に進化しています 性能が向上 することによって メインネットを構築していく過程において 技 術とプラットフォームの選択が非常に重要になっています ブロックチェーン技術と規制のトレンドは常に変化していることから 当社は プラットフォーム アーキテクチャ関連の意思決定において柔軟に対処していきます テストネットの立ち上げは遅くとも2019 年の第 2 四半期になる予定で 最終目標では その後 1 年以内に実装が完了するものと見込んでいます メインネットにおける配布前までは イーサリアム プラットフォームでプレースホルダー ERC20トークンとして発行する予定です 当社のロードマップにおいて Cyworld の改善は Clink プラットフ ォームの開発の次に最も重要です どちらの目標も 十分に調整さ れた単一のロードマップを通じて実現されます 25

30 図 17 26

31 6. トークン計画 (1) 初回トークン割り当て計画 初回に合計 100 億個のClinkトークンが発行され そのうち50% がトークンセール ( プライベート プレ パブリックセール ) に割り当てられます これ以外のトークンは 以下のような用途として割り当てます 社内留保 (10%): Cyworldは 保有企業として 不測の事態及びエコシステムの成長に備えて当該持分を保有します ボーディング キャンペーン (10%): Cyworldユーザーのエンゲージメントを促進するために airgrab 及びさまざまなキャンペーンのために割り当てます エコシステム (20%): 初期に参加する開発者及びエコシステムに参加する企業をサポートする用途に割り当てます 社内チーム (10%): 社内チームの動機付けを目的に割り当てます 27

32 図 18 社内留保 キャンペーン エコシステム及び社内チームに割り当て られたトークンは 3 年間分配を制限します 毎年 市場での循環 のためにトークンの 1/3 がリリースされるようにします 28

33 (2) トークンセールによる資金調達計画 プライベート プレ パブリックセールを通じたトークンセールの目標は 50 億 Clinkです トークンセールのハードキャップはこの目標値の80% で ソフトキャップは40% です ソフトキャップはハードキャップの50% です 調達した資金の割り当て計画は 以下の通り予定されています 開発 (40%): ブロックチェーン プラットフォーム及びCy3.0の開発と これらの相互連携をサポートするために割り当てます マーケティング (15%) 運用の改善に15% 法務に5% 外部エキスパートに5% ずつ割り当てます 図 19 29

34 (3) 今後 10 年間のトークン供給予測 年間インフレーションの合計が10 年間で30 億個のトークンを超える可能性があるため 予想合計供給量は130 億個のトークンを超える可能性があります 図 20 図 21 30

35 7. 免責事項 当社及び Clink ラットフォームに係る免責事項の範囲には以下のよ うな内容が含まれますが これに限定されません 1. 本書は 情報提供のみを目的としており Clink 又は本書の配布後に設立されるトークン発行会社を含むすべての関連会社 ( 以下 当社 という) の株式又は有価証券の販売の提案又は勧誘を目的とするものではありません このような提案又は勧誘は 投資できる有価証券及びその他の関連法律に従い 対外秘募集要項によってのみ行われます 提示された情報又は分析のうち いかなるものも投資決定の根拠として使用されたり 特定の推薦を提供することを意図して作成されていません したがって 本書は いかなる有価証券に対する投資についても 投資関連の助言又は諮問又は勧誘を意味するものではありません 本書は 有価証券についての販売又はその申し込みの提案や 購入又はその申し込みの提案を勧誘する行為又はその一部を意味するものではなく 当該の意味を持つものとして解釈されてはなりません また 本書又は本書の一部に基づき 特定の契約又は確約の根拠が成立したり それと関連する根拠として使用されてはなりません Clinkエコシステムなど 本書に含まれるすべての情報を 事前にClinkチームの同意を得ることな 31

36 く違法にコピー 修正 配布してはなりません 2. Clink イニシャル コイン オファリング (ICO) に投資する前に あなたの財務 投資及び税務専門家とご相談ください Clink チーム及び当社は 投資又は財務上の助言を行いません 本書によっては 購入者及び販売者の間にいかなる関係も成立しません 3. 当社のトークンは 公的な又は法的拘束力を持ついかなる種類の投資でもありません 予期せぬ事態により 本書に簡略に記載されている目標は変更されることがあります 当社は 本書に簡略に記載されているすべての事項を実行する目的を持っていますが トークンの購入に関与するすべての個人及び当事者は 自らの危険負担により購入するものとします 4. 本書には 当社の将来の業績に関して 当社が提供する特定の推定評価値が含まれます この推定評価値は 当社の将来の業績に関する 取締役によるさまざまな推測を反映しています これらの仮定は 正しいものと立証される場合と そうでない 32

37 場合があります このような推測又はこれに基づく推定評価値 の正確性については いかなる陳述も本書において提供しませ ん 5. 当社のトークンは Clink プラットフォーム内においてインセンティブ及びリワード制度並びに交換データへのアクセス権限を提供する機能ユーティリティ トークンです さらに 当社のトークンは 有価証券として扱われてはならず また 当社の一部に対する持分 所有権又は利益の共有を意味もしくは保証するものではありません 当社のトークンは 払い戻しできず 投機的投資の対象ではなく それ自体で将来の価値又は業績に対する保証を含まず 当社の成功の指標として使用できません 6. 暗号通貨及びブロックチェーン技術は 以前より世界中のさまざまな規制機関の検閲を受けてきています Clink プラットフォームの機能は 暗号通貨の使用制限を含んでいますが これに限らず複数の規制に関する調査又は措置によって影響を受ける可能性があります 33

38 7. 本書は 当社及び参加者に対して法的拘束力を発揮するものではありません 当社の取締役 役員 社員及び顧問は 本書の正確性及び信頼性を保証せず 本書に対する責任も負いません 8. 当社のトークンは 取得 保有 管理 処分又は返還に起因する利益 所得又はその他支払金もしくは収益を受け取る権利を付与しません 当社のプラットフォーム又は当社が所有するその他財産に関するすべての権利 利息 所有権又は特権は その全部又は一部が失効する場合があります 9. 取引又は暗号通貨及びトークンの保有による損失リスクは 重大なものになることがあります そのため あなたの財務状況を踏まえて 暗号通貨を取引又は保有することのうち どちらが適しているかどうかを注意深く検討していただく必要があります 関連ネットワークの分岐及び変更により 暗号通貨及びトークンの価値及び 又は可用性に 重大かつ突然の変化が発生する可能性があります 当社は このような暗号通貨及びトークンの価値の喪失に対する責任を負いません また Clink 34

39 プラットフォームの使用中又は Clink プラットフォームと直接 的又は間接的に関連して 本人によって発生するいかなる損失 についても責任を負いません 10. 当社のトークンは イーサリアム ブロックチェーンにおいて発行されます したがって イーサリアム プロトコルの障害又はオペレーションの誤操作により 予期せぬ方法で取引ネットワークが中断する場合があります 11. ブロックチェーン ネットワーク関連技術は 世界中のさまざまな規制機関の監督及び管理下にあります 当社のトークンは Clink の使用又は所有に対する制限を含む規制政策の適用を受ける場合があり これによって今後 Clink の機能が低下又は制限されたり 買い戻しの可能性が制限される場合があります 12. Clink トークンを含む暗号通貨とその他関連技術は検証されていない新しいものであるため あなた又は当社がコントロールできなくなる可能性があります したがって 市場又は関連技術の有害な変化に起因して プラットフォーム サービスへ 35

40 のアクセスが一時的に中断されたり 永続的に停止されること を含む当社による不履行について 当社は免責され 法的責任 を負いません 13. ハッカーその他のグループ又は組織が サービス妨害攻撃 シビル攻撃 なりすまし スマーフ攻撃 マルウェア攻撃又はコンセンサス ベース攻撃などを際限なくすべて含むあらゆる方法で あなたのアカウント又はプラットフォームのパフォーマンスの妨害を試みる可能性があります 14. Clink プラットフォームには 意図せずソースコードの弱点又はバグが含まれる可能性があり プラットフォームの使用が妨げられたり トークン及び暗号通貨の損失をもたらす可能性のあるリスクがあります 15. Clink 又はこれと類似する暗号通貨及びトークンの購入が禁止されていたり トークンセールが当該関係法令及び規制を順守していないものとみなされる国又は州の国民又は居住者 ( 税金又はその他の面で ) である場合 プラットフォームの利用に適しておらず トークンセールによって Clink を購入することはで 36

41 きません コインの販売が制限されている国の国民又は居住者 は コインの購入により罰金など処罰の対象となるおそれがあ ります 16. Clink ホワイトペーパーを発行 配布又は流布するからといって 司法管轄の当該関係法令 規制要件又は規則に準拠していることを意味するものではありません Clink 及び Clink と関連する過去 現在 未来の社員 役員 取締役 下請け業者 コンサルタント 持分保有者 供給業者 ベンダー サービス提供会社 親会社 子会社 系列会社 代理人 担当設計会社 前任者 後任者は Clink の購入者が本書又はその一部を受諾又は信頼することと関連し 又はこのような受諾又は信頼により生じた 違法行為 契約又はその他の行為によって発生した直接的 結果的 不随的 特殊又は間接的な損害 ( 予測可能可否に関わらず発生した利益の喪失 収益の喪失又は第三者の損失 取引上の損失又は Web サイトの使用又は使用能力の喪失に起因する損害を含むが この限りではない ) を含むが この限りではないすべての種類の損害に対する一切の責任を負いません 17. 当社は 理由を問わず又は随時 本書の一部を修正 追加 37

42 又は削除でき 修正 追加又は削除が行われた場合 状況に応 じて Web サイト ブログ又は別の場所に公開する場合がありま す 18. 本書と関連してトークンの取引への関与を希望する参加者が 不十分であるか 不正確であるか 又は誤解を招くおそれのある個人識別情報を提供するか あるいは制限付きの参加者であるものと疑われる場合 当社は いつでもトークン購入要請を拒否することができます また 麻薬取引などの犯罪による利益として得た資金又はマネーロンダリングやテロ資金を調達する目的で得た資金でコイン又はトークンを取引することは容認されません 制限付きの参加者が 誰であれ違法かつ不正な資金及び目的によりトークンを購入したり購入する行為を行う場合 係る取引はいつでも禁止又は制限されることがあり 係るトークンの購入は取り消し又は無効となることがあります 19. 本書の見解の使用による 又はこれと関連して生じるあら ゆる紛争又は問題には 法律及び当該法律の条項間の衝突に関 38

43 わらず トークン発行会社が設立される国の法律が適用されま す 20. この見解の下で発生するか これと関連して生じるあらゆ る訴訟手続きは トークン発行会社が設立される国の法律に従 って 当該国の国際仲裁センターで解決されるものとします 21. 本書及び関連文書は他の言語に翻訳することができますが 解釈に齟齬がある場合 その解釈は本書の英語版を最優先する ものとします 白書は研究を通じて持続的に発展してアップデートする予定です 39