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1 資 料 2-2 第 6 次 長 野 県 保 健 医 療 計 画 ( 素 案 ) 平 成 24 年 (2012 年 )11 月

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3 目 次 項 目 ページ 第 1 編 保 健 医 療 計 画 の 基 本 的 事 項 と 保 健 医 療 の 現 状 第 1 章 計 画 の 基 本 的 方 向 第 1 節 計 画 策 定 の 趣 旨 7 第 2 節 計 画 の 性 格 7 第 3 節 計 画 の 基 本 理 念 8 第 4 節 計 画 の 期 間 8 第 5 節 関 連 する 他 分 野 の 計 画 8 第 2 章 保 健 医 療 の 現 状 と 課 題 第 1 節 人 口 構 造 11 第 2 節 人 口 動 態 と 平 均 寿 命 13 第 3 節 傷 病 の 動 向 医 療 技 術 の 高 度 化 18 第 4 節 医 療 に 対 する 県 民 の 意 識 21 第 5 節 保 健 医 療 施 設 の 状 況 23 第 6 節 保 健 医 療 従 事 者 の 状 況 28 第 2 編 医 療 圏 の 設 定 と 基 準 病 床 数 第 1 章 医 療 圏 の 設 定 第 1 節 設 定 の 趣 旨 37 第 2 節 医 療 圏 の 区 分 及 び 設 定 37 第 2 章 基 準 病 床 数 第 1 節 基 準 病 床 数 45 第 2 節 療 養 病 床 の 再 編 成 46 第 3 節 有 床 診 療 所 の 特 例 46 第 3 編 健 康 づくり 第 1 節 栄 養 食 生 活 49 第 2 節 身 体 活 動 運 動 57 第 3 節 こころの 健 康 62 第 4 節 アルコール 68 第 5 節 歯 科 保 健 73 第 6 節 たばこ 84 第 7 節 メタボリックシンドローム 93 第 8 節 すこやか 親 子 第 9 節 県 民 参 加 の 健 康 づくり( 策 定 中 ) 1

4 項 目 ページ 第 4 編 医 療 施 策 の 充 実 第 1 章 医 療 機 能 の 分 化 と 連 携 第 1 節 機 能 分 担 と 連 携 125 第 2 節 かかりつけ 医 かかりつけ 歯 科 医 の 普 及 と 病 診 ( 病 病 診 診 ) 連 携 の 推 進 128 第 3 節 医 薬 分 業 医 薬 品 等 の 適 正 使 用 130 第 4 節 地 域 医 療 支 援 病 院 136 第 5 節 公 立 病 院 の 役 割 と 公 立 病 院 改 革 137 第 2 章 保 健 医 療 従 事 者 の 養 成 確 保 第 1 節 医 師 141 第 2 節 歯 科 医 師 146 第 3 節 薬 剤 師 148 第 4 節 看 護 職 員 ( 保 健 師 助 産 師 看 護 師 准 看 護 師 ) 152 第 5 節 歯 科 衛 生 士 歯 科 技 工 士 157 第 6 節 管 理 栄 養 士 栄 養 士 160 第 7 節 その 他 の 保 健 医 療 従 事 者 163 第 3 章 保 健 医 療 施 策 の 充 実 第 1 節 救 急 医 療 169 第 2 節 災 害 時 における 医 療 180 第 3 節 へき 地 の 医 療 191 第 4 節 周 産 期 医 療 204 第 5 節 小 児 医 療 215 第 6 節 在 宅 医 療 226 第 7 節 歯 科 医 療 244 第 8 節 薬 物 乱 用 対 策 248 第 9 節 その 他 の 保 健 医 療 施 策 251 第 4 章 医 療 安 全 の 推 進 と 医 療 に 関 する 情 報 化 第 1 節 医 療 安 全 対 策 261 第 2 節 医 療 に 関 する 情 報 化 263 第 5 編 第 6 編 疾 病 対 策 の 充 実 第 1 節 がん 対 策 267 第 2 節 脳 卒 中 対 策 286 第 3 節 急 性 心 筋 梗 塞 対 策 297 第 4 節 糖 尿 病 対 策 306 第 5 節 精 神 疾 患 対 策 315 第 6 節 感 染 症 対 策 328 第 7 節 難 病 対 策 334 第 8 節 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 (COPD) 対 策 341 第 9 節 慢 性 腎 臓 病 (CKD) 対 策 345 計 画 の 評 価 と 見 直 し 第 1 節 推 進 体 制 とそれぞれの 役 割 351 第 2 節 評 価 及 び 見 直 し 353 2

5 第 1 編 保 健 医 療 計 画 の 基 本 的 事 項 と 保 健 医 療 の 現 状

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7 第 1 章 計 画 の 基 本 的 方 向

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9 第 1 節 計 画 策 定 の 趣 旨 医 療 計 画 は 昭 和 60 年 (1985 年 )から 医 療 法 で 制 度 化 され 県 民 の 健 康 の 保 持 増 進 と 医 療 提 供 体 制 の 確 保 を 図 るため 国 が 定 める 基 本 方 針 に 即 し かつ 地 域 の 実 情 に 応 じて 都 道 府 県 が 策 定 することが 義 務 付 けられています 本 県 では これまで 第 1 次 ~ 第 5 次 の 計 画 を 策 定 し 県 民 が いつでも どこでも 等 しく 保 健 医 療 サービスが 受 けることので きる 体 制 整 備 を 目 指 して 取 り 組 んでまいりました こうした 取 組 に 加 え 医 療 機 関 医 療 従 事 者 をはじめ 保 健 医 療 関 係 団 体 市 町 村 そ して 県 民 一 人 ひとりの 努 力 により 本 県 の 保 健 医 療 の 水 準 は 着 実 に 向 上 しています しかしながら 少 子 高 齢 化 の 一 層 の 進 行 に 加 え いわゆる 団 塊 の 世 代 が 高 齢 期 を 迎 えるな ど 今 後 の 医 療 需 要 の 増 大 が 予 想 される 中 全 国 的 な 医 師 不 足 の 課 題 は 未 だ 解 消 されておらず 県 内 においても 医 療 機 関 に 勤 務 する 医 師 の 絶 対 数 の 不 足 や 地 域 間 診 療 科 における 偏 在 の 問 題 など 地 域 医 療 を 取 り 巻 く 環 境 は 厳 しい 状 況 に 直 面 しています 国 においては 人 口 の 急 速 な 高 齢 化 や 社 会 構 造 の 多 様 化 複 雑 化 等 に 伴 う 患 者 の 疾 病 構 造 の 変 化 に 対 応 するため 医 療 提 供 体 制 の 確 保 に 関 する 基 本 方 針 を 平 成 24 年 3 月 に 改 正 し 1 精 神 疾 患 の 医 療 連 携 体 制 に 求 められる 機 能 の 明 示 2 在 宅 医 療 の 医 療 連 携 体 制 に 求 められ る 機 能 の 明 示 3 疾 病 事 業 及 び 在 宅 医 療 のそれぞれに 係 る 地 域 の 医 療 提 供 体 制 の 現 状 の 把 握 課 題 の 抽 出 目 標 設 定 施 策 の 明 示 達 成 状 況 等 の 調 査 分 析 評 価 などの 見 直 しを 行 いました この 見 直 しにより これまでの 4 疾 病 (がん 脳 卒 中 急 性 心 筋 梗 塞 及 び 糖 尿 病 ) 5 事 業 ( 救 急 医 療 災 害 時 における 医 療 へき 地 の 医 療 周 産 期 医 療 及 び 小 児 医 療 ) に 新 たに 精 神 疾 患 と 在 宅 医 療 を 加 えた 5 疾 病 5 事 業 及 び 在 宅 医 療 に 関 して 地 域 の 医 療 連 携 体 制 を 構 築 し 地 域 の 実 情 に 応 じた 各 医 療 機 関 の 機 能 分 担 と 連 携 体 制 を 医 療 計 画 に 明 記 すること となりました 以 上 を 踏 まえ 本 県 においては 保 健 医 療 を 取 り 巻 く 社 会 環 境 の 変 化 に 的 確 に 対 応 すると ともに 将 来 を 見 据 え 誰 もが 安 全 で 質 の 高 い 医 療 を 受 けることができるよう 本 県 の 保 健 医 療 体 制 の 整 備 の 方 向 性 を 示 す 計 画 として 第 6 次 保 健 医 療 計 画 を 策 定 します 第 2 節 計 画 の 性 格 本 計 画 は 医 療 法 に 基 づく 計 画 であり 本 県 の 保 健 医 療 政 策 の 基 本 となる 総 合 的 な 計 画 です 長 野 県 中 期 総 合 計 画 を 具 体 化 するための 計 画 です 市 町 村 が 保 健 医 療 政 策 を 推 進 する 際 の 方 向 性 を 示 すとともに 医 療 機 関 や 医 療 従 事 者 保 健 医 療 関 係 団 体 そして 県 民 にとっての 活 動 行 動 の 指 針 となるものです 7

10 第 3 節 計 画 の 基 本 理 念 以 下 の 事 項 を 本 計 画 の 基 本 理 念 とします 医 療 機 能 の 適 切 な 分 化 と 連 携 を 進 め 地 域 全 体 で 医 療 を 支 える 体 制 の 構 築 を 目 指 します 各 医 療 圏 における 医 療 提 供 体 制 を 充 実 強 化 するとともに 必 要 に 応 じ 隣 接 する 医 療 圏 との 連 携 を 図 り 県 民 が 身 近 なところで 安 全 で 質 の 高 い 医 療 サービスを 享 受 できる 体 制 を 目 指 します 社 会 全 体 の 変 化 に 対 応 し 保 健 医 療 介 護 ( 福 祉 )が 相 互 に 連 携 した 切 れ 目 のない 保 健 医 療 体 制 を 目 指 します 第 4 節 計 画 の 期 間 平 成 25 年 度 (2013 年 度 )を 初 年 度 とし 平 成 29 年 度 (2017 年 度 )までの5 年 間 です 第 5 節 関 連 する 他 分 野 の 計 画 本 計 画 の 策 定 に 当 たっては 県 の 保 健 医 療 分 野 や 介 護 福 祉 分 野 の 計 画 と 整 合 性 を 図 って います また 計 画 に 基 づく 施 策 の 実 施 に 当 たっても 関 連 計 画 との 整 合 性 に 配 慮 します 関 連 計 画 は 具 体 的 には 次 のとおりです 1 健 康 グレードアップながの 21( 長 野 県 健 康 増 進 計 画 ) 2 長 野 県 医 療 費 適 正 化 計 画 ( 第 2 期 ) 3 長 野 県 歯 科 保 健 推 進 計 画 4 長 野 県 がん 対 策 推 進 計 画 5 長 野 県 自 殺 対 策 推 進 計 画 6 長 野 県 の 感 染 症 の 予 防 のための 施 策 の 実 施 に 関 する 計 画 7 長 野 県 高 齢 者 プラン( 老 人 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 支 援 計 画 ) 8 長 野 県 障 害 者 プラン( 障 害 者 計 画 障 害 福 祉 計 画 ) 現 在 健 康 福 祉 部 の 所 管 する7 計 画 ( 第 6 次 保 健 医 療 計 画 及 び 上 記 1~6までの 計 画 )を 一 体 化 する 作 業 を 進 めています 8

11 第 2 章 保 健 医 療 の 現 状 と 課 題

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13 第 1 節 人 口 構 造 1 長 野 県 の 人 口 長 野 県 の 総 人 口 は 平 成 13 年 (2001 年 )の 約 222 万 人 をピークに 減 少 に 転 じ 平 成 22 年 (2010 年 )には 約 215 万 人 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 の 割 合 は 26.5%となっています また 老 年 人 口 は 平 成 42 年 (2030 年 )には 65 万 人 超 ( 全 体 の 約 36%)に 上 る 見 込 み で 人 口 減 少 と 高 齢 化 は 今 後 も 進 行 すると 見 込 まれており 多 死 社 会 への 対 応 が 課 題 となっ ています 図 1 長 野 県 の 総 人 口 と 高 齢 化 率 2,500 2,000 1,500 1, 千 人 1, , ,084 2,137 2,157 2, 従 属 人 口 指 数 9.4% 10.7% 12.1% 13.6% 16.1% % 2, % 実 績 2, 歳 以 上 人 口 ~64 歳 人 口 23.8% 0~14 歳 人 口 2, % 2, % 2, , , % 34.2% 35.9% , % 高 齢 化 率 , % , , % 44.2% 歳 以 上 ~64 歳 1,324 1,338 1,362 1,399 1,416 1,422 1,405 1,356 1,282 1,197 1,127 1, ~14 歳 総 数 1,957 2,018 2,084 2,137 2,157 2,194 2,215 2,196 2,152 2,101 2,025 1,938 1,848 1,754 1,657 1,558 1,459 高 齢 化 率 9.4% 10.7% 12.1% 13.6% 16.1% 19.0% 21.5% 23.8% 26.5% 30.1% 32.6% 34.2% 35.9% 38.0% 41.1% 43.2% 44.2% 従 属 人 口 指 数 推 計 ( 注 ) 従 属 人 口 指 数 =(0 14 歳 人 口 +65 歳 以 上 人 口 )/(15 64 歳 人 口 ) 推 計 値 は 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 日 本 の 将 来 推 計 人 口 ( 平 成 24 年 1 月 推 計 ) を 基 に 長 野 県 企 画 課 で 推 計 11

14 2 高 齢 者 人 口 図 2 高 齢 者 人 口 の 推 計 千 700 人 % 23.0% 14.2% 11.1% % 26.8% 15.8% 13.0% 65 歳 以 上 人 口 のピーク % 43.5% % % 35.9% 34.2% 38.8% 37.7% 32.6% 36.1% 33.4% 31.6% 30.3% 29.1% 24.8% 23.7% 22.7% 26.5% 27.1% 20.9% 24.6% 17.9% 22.1% 19.5% 20.0% 20.7% 18.1% 15.1% 75 歳 以 上 人 口 のピーク 50% 40% 30% 20% 10% 65 歳 以 上 人 口 65~74 歳 人 口 75 歳 以 上 割 合 ( 全 国 ) 75 歳 以 上 割 合 ( 長 野 県 ) 65 歳 以 上 割 合 ( 全 国 ) 65 歳 以 上 割 合 ( 長 野 県 ) % 75 歳 以 上 人 口 ( 注 ) 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 日 本 の 都 道 府 県 別 将 来 推 計 人 口 ( 平 成 24 年 1 月 推 計 ) を 基 に 長 野 県 企 画 課 で 推 計 3 人 口 ピラミッドの 推 移 図 3 人 口 ピラミッドの 推 計 ( 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 日 本 の 都 道 府 県 別 将 来 推 計 人 口 ( 平 成 19 年 5 月 推 計 )) 12

15 第 2 節 人 口 動 態 と 平 均 寿 命 1 出 生 平 成 22 年 (2010 年 )の 出 生 者 数 は17,233 人 出 生 率 ( 人 口 千 対 )は8.1で 全 国 の8.5を 下 回 っています 出 生 率 は 昭 和 50 年 (1975 年 ) 以 降 漸 減 傾 向 を 示 しており 平 成 元 年 (1989 年 )には 全 国 平 均 に 並 び 以 後 同 水 準 で 推 移 してきましたが 平 成 20 年 (2008 年 ) 以 降 は 全 国 平 均 を 下 回 る 状 況 にあります また 合 計 特 殊 出 生 率 (1 人 の 女 性 が 一 生 の 間 に 生 むであろう 子 どもの 数 に 相 当 )は 昭 和 46 年 (1971 年 ) 以 降 全 国 平 均 を 上 回 っているものの 漸 減 傾 向 を 示 してきましたが 平 成 22 年 (2010 年 )には1.47( 全 国 :1.39)となり 平 成 21 年 (2009 年 )の1.43( 全 国 : 1.37)を 上 回 りました 図 1 出 生 率 ( 人 口 千 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ) 図 2 合 計 特 殊 出 生 率 の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ) 13

16 2 死 亡 平 成 22 年 (2010 年 )の 死 亡 者 数 は23,133 人 死 亡 率 ( 人 口 千 対 )は10.9となっており 全 国 平 均 の9.5を 上 回 っています 死 亡 率 は 医 学 や 医 療 技 術 の 進 歩 公 衆 衛 生 の 向 上 等 により 昭 和 50 年 代 後 半 まで 低 下 傾 向 で 推 移 しましたが その 後 は 上 昇 傾 向 に 転 じて 平 成 16 年 (2004 年 ) 以 降 は 出 生 率 を 上 回 っています なお 平 成 22 年 (2010 年 )の 年 齢 調 整 死 亡 率 *( 人 口 10 万 対 )でみると 本 県 の 男 性 の 死 亡 率 は477.3( 全 国 :544.3) 女 性 の 死 亡 率 は248.8( 全 国 :274.9)であり 男 性 女 性 ともに 低 位 順 で 全 国 1 位 となっています 年 齢 調 整 死 亡 率 とは? 死 亡 数 を 人 口 で 除 した 死 亡 率 については 各 地 域 の 年 齢 構 成 に 差 があるため 高 齢 者 の 多 い 地 域 で 高 くなり 若 年 者 の 多 い 地 域 で 低 くなる 傾 向 にあります このため 年 齢 構 成 の 異 なる 地 域 間 で 死 亡 状 況 の 比 較 ができるように 基 準 人 口 ( 昭 和 60 年 モデル 人 口 ) で 補 正 した 死 亡 率 です 全 国 順 位 ( 低 位 順 )が 男 女 とも1 位 の 長 野 県 は 他 県 と 比 較 して 死 亡 割 合 が 最 も 少 な いと 言 えるため 長 寿 を 裏 付 ける 結 果 となっています 図 3 死 亡 率 ( 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ) 図 4 年 齢 調 整 死 亡 率 男 性 ( 人 口 10 万 対 ) 全 国 平 均 を 下 回 る 長 野 県 47 位 ( 全 国 最 低 ) 以 後 20 年 連 続 全 国 長 野 S35 年 S40 年 S45 年 S50 年 S55 年 S60 年 H2 年 H7 年 H12 年 H17 年 H22 年 ( 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 別 にみた 死 亡 の 状 況 ) 14

17 図 5 年 齢 調 整 死 亡 率 女 性 ( 人 口 10 万 対 ) 全 国 平 均 を 下 回 る 全 国 長 野 長 野 県 47 位 ( 全 国 最 低 ) S35 年 S40 年 S45 年 S50 年 S55 年 S60 年 H2 年 H7 年 H12 年 H17 年 H22 年 ( 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 別 にみた 死 亡 の 状 況 ) 図 6 死 因 別 年 齢 調 整 死 亡 率 男 性 ( 人 口 10 万 対 ) 位 47 位 43 位 39 位 46 位 33 位 47 位 42 位 42 位 27 位 位 14 位 24 位 24 位 17 位 9 位 10 位 0.0 悪 性 新 生 物 肺 の 悪 性 新 生 物 胃 の 悪 性 新 生 物 大 腸 の 悪 性 新 生 物 心 疾 患 急 性 心 筋 梗 塞 脳 血 管 疾 患 脳 梗 塞 全 国 長 野 順 位 肺 炎 不 慮 の 事 故 自 殺 腎 不 全 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 肝 疾 患 糖 尿 病 老 衰 大 動 脈 瘤 及 び 解 離 ( 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 別 にみた 死 亡 の 状 況 ) 図 7 死 因 別 年 齢 調 整 死 亡 率 女 性 ( 人 口 10 万 対 ) 位 45 位 45 位 45 位 46 位 43 位 45 位 43 位 38 位 位 位 位 27 位 25 位 19 位 位 7 位 悪 性 新 生 物 肺 の 悪 性 新 生 物 胃 の 悪 性 新 生 物 大 腸 の 悪 性 新 生 物 心 疾 患 急 性 心 筋 梗 塞 脳 血 管 疾 患 脳 梗 塞 全 国 長 野 順 位 肺 炎 不 慮 の 事 故 自 殺 腎 不 全 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 肝 疾 患 糖 尿 病 老 衰 大 動 脈 瘤 及 び 解 離 15 ( 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 別 にみた 死 亡 の 状 況 )

18 3 乳 児 死 亡 率 及 び 新 生 児 死 亡 率 平 成 22 年 (2010 年 )の 乳 児 死 亡 ( 生 後 1 年 未 満 の 死 亡 ) 数 は25 人 乳 児 死 亡 率 ( 出 生 千 対 )は 1.5となっており 全 国 平 均 の2.3を 下 回 っています 乳 児 死 亡 率 は 戦 後 の 母 子 保 健 の 普 及 改 善 等 により 昭 和 20 年 (1945 年 ) 以 降 昭 和 30 年 代 にかけ 急 激 に 低 下 し 昭 和 50 年 (1975 年 )には8.5となって2 桁 台 を 割 り 平 成 5 年 (2003 年 ) 以 降 は 全 国 平 均 を 下 回 って 推 移 して います また 平 成 22 年 (2010 年 )の 新 生 児 死 亡 ( 生 後 4 週 未 満 の 死 亡 ) 数 は14 人 新 生 児 死 亡 率 ( 出 生 千 対 )は0.8となっており 全 国 平 均 の1.1を 下 回 っています 図 8 乳 児 死 亡 率 及 び 新 生 児 死 亡 率 ( 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ) 4 周 産 期 死 亡 率 平 成 22 年 (2010 年 )の 周 産 期 死 亡 ( 生 後 1 週 未 満 の 死 亡 及 び 妊 娠 満 22 週 以 後 の 死 産 ) 数 は62 人 周 産 期 死 亡 率 は( 出 産 千 対 )は3.6となっており 全 国 平 均 の4.2を 下 回 ってい ます 周 産 期 死 亡 率 は 母 子 保 健 の 普 及 改 善 等 により 低 下 傾 向 にあります 図 9 周 産 期 死 亡 率 ( 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ) 16

19 5 死 亡 原 因 昭 和 22 年 (1947 年 )の 死 因 順 位 は 脳 血 管 疾 患 肺 炎 及 び 気 管 支 炎 全 結 核 でしたが 昭 和 26 年 (1951 年 ) 以 降 は 感 染 症 や 呼 吸 系 疾 患 に 代 わって 脳 血 管 疾 患 悪 性 新 生 物 心 疾 患 が 上 位 を 占 めています 死 亡 順 位 を 時 系 列 でみると 昭 和 26 年 (1951 年 ) 以 降 脳 血 管 疾 患 悪 性 新 生 物 心 疾 患 の 順 で 推 移 してきましたが 昭 和 59 年 (1984 年 )に 悪 性 新 生 物 が 脳 血 管 疾 患 を 抜 いて1 位 となり 直 近 の 平 成 22 年 (2010 年 )では 悪 性 新 生 物 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 の 順 となって います また 平 成 22 年 (2010 年 )の 全 死 因 に 占 める3 大 死 因 の 割 合 は55.1%であり 全 国 (55.6%)とほぼ 同 水 準 となっています 図 10 本 県 の 全 死 亡 に 占 める3 大 死 因 の 割 合 ( 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ) 6 平 均 寿 命 の 推 移 平 成 22 年 の 簡 易 生 命 表 によると 本 県 の 平 均 寿 命 は 男 性 が80.99 年 ( 全 国 :79.64 年 ) 女 性 が87.42 年 ( 全 国 :86.39 年 )であり 男 女 とも 全 国 より 高 位 となっています なお 平 成 17 年 (2005 年 )の 都 道 府 県 別 生 命 表 によると 本 県 の 平 均 寿 命 は 男 性 が 全 国 1 位 女 性 が 全 国 5 位 であり 引 き 続 きトップクラスにあります 図 11 平 均 寿 命 の 推 移 90 長 野 県 ( 男 ) 全 国 ( 男 ) 長 野 県 ( 女 ) 全 国 ( 女 ) 年 55 年 60 年 平 成 2 年 7 年 12 年 17 年 22 年 ( 長 野 県 : 長 野 県 簡 易 生 命 表 全 国 : 厚 生 労 働 省 簡 易 生 命 表 ) 17

20 第 3 節 傷 病 の 動 向 医 療 技 術 の 高 度 化 1 患 者 数 及 び 受 療 率 厚 生 労 働 省 患 者 調 査 ( 平 成 20 年 )によると 調 査 日 ( 病 院 は 平 成 20 年 (2008 年 ) 10 月 21 日 から23 日 までのうちで 指 定 された1 日 診 療 所 は 同 年 10 月 21 日 22 日 24 日 の うちで 指 定 された1 日 )に 県 民 のうち 医 療 施 設 を 受 療 した 推 計 患 者 数 ( 推 計 入 院 患 者 数 と 推 計 外 来 患 者 数 の 合 計 )は133,200 人 で 県 民 の16.2 人 に1 人 が 受 療 したことになります 施 設 の 種 類 別 では 病 院 が52,700 人 ( 患 者 総 数 の39.6%) 一 般 診 療 所 が58,900 人 ( 同 44.2%) 歯 科 診 療 所 が21,600 人 ( 同 16.2%)となっています また 入 院 外 来 別 では 入 院 が21,000 人 ( 同 15.8%) 外 来 が112,200 人 ( 同 84.2%) 性 別 患 者 数 では 男 性 が 58,400 人 ( 同 43.8%) 女 性 が74,800 人 ( 同 56.2%)となっています 受 療 率 *( 人 口 10 万 対 )は 入 院 が969 外 来 が5,168で いずれも 全 国 を 下 回 っており 平 成 14 年 (2002 年 ) 及 び 平 成 17 年 (2005 年 )の 患 者 調 査 と 同 様 の 傾 向 が 続 いています 表 1 推 計 患 者 数 及 び 受 療 率 ( 人 口 10 万 対 )( 平 成 20 年 ) 区 分 患 者 数 ( 人 ) 受 療 率 ( 人 口 10 万 対 ) 総 数 病 院 一 般 診 療 所 歯 科 診 療 所 長 野 県 全 国 入 院 21,000 20, ,090 外 来 112,200 32,300 58,300 21,600 5,168 5,376 男 性 58,400 24,300 25,000 9,100 5,539 5,716 女 性 74,800 28,400 34,000 12,400 6,708 7,181 計 133,200 52,700 58,900 21,600 6,137 6,466 ( 注 ) 計 については 入 院 及 び 外 来 の 患 者 数 及 び 受 療 率 を 単 純 合 計 したもの ( 厚 生 労 働 省 患 者 調 査 ) 表 2 推 計 患 者 数 及 び 受 療 率 ( 人 口 10 万 対 )の 推 移 年 受 療 率 ( 人 口 10 万 対 ) 患 者 数 ( 人 ) 長 野 県 全 国 入 院 外 来 計 入 院 外 来 計 入 院 外 来 計 平 成 14 年 21, , , ,570 5,536 1,139 5,083 6,222 平 成 17 年 20, , , ,078 6,024 1,145 5,551 6,696 平 成 20 年 21, , , ,168 6,137 1,090 5,376 6,466 ( 注 ) 計 については 入 院 及 び 外 来 の 患 者 数 及 び 受 療 率 を 単 純 合 計 したもの ( 厚 生 労 働 省 患 者 調 査 ) * 受 療 率 :ある 特 定 の 日 に 疾 病 治 療 のために すべての 医 療 施 設 に 入 院 あるいは 通 院 又 は 往 診 を 受 けた 人 口 10 万 人 当 たりの 患 者 数 厚 生 労 働 省 が 行 う 患 者 調 査 により 全 国 推 計 患 者 数 を 把 握 し 算 出 18

21 2 傷 病 別 患 者 数 受 療 率 厚 生 労 働 省 患 者 調 査 ( 平 成 20 年 )によると 傷 病 ( 大 分 類 ) 別 推 計 患 者 数 は 消 化 器 系 の 疾 患 が21,500 人 ( 患 者 総 数 の16.1%)と 最 も 多 く 次 いで 循 環 器 系 の 疾 患 17,800 人 ( 同 13.4%) 筋 骨 格 系 及 び 結 合 組 織 の 疾 患 17,400 人 ( 同 13.1%)の 順 とな っています また 全 国 の 傷 病 ( 大 分 類 ) 別 受 療 率 と 比 較 すると 消 化 器 系 の 疾 患 や 筋 骨 格 系 及 び 結 合 組 織 の 疾 患 は ほぼ 全 国 と 同 じ 受 療 率 であるのに 対 し 循 環 器 系 の 疾 患 や 呼 吸 器 系 の 疾 患 は 全 国 平 均 を 大 きく 下 回 っています 図 1 傷 病 別 受 療 率 ( 人 口 10 万 対 )( 平 成 20 年 ) ( 注 ) は 再 掲 を 示 す ( 厚 生 労 働 省 患 者 調 査 ) 19

22 3 年 齢 階 級 別 受 療 率 年 齢 階 級 別 受 療 率 ( 人 口 10 万 対 )をみると 15~24 歳 の2,281を 最 低 に 最 高 は75 歳 以 上 の12,801となっています 全 国 平 均 と 比 較 すると 75 歳 以 上 での 受 療 率 の 低 さが 際 立 っているほかは ほぼ 全 国 と 同 じか 下 回 る 水 準 となっています 図 2 年 齢 階 級 別 受 療 率 ( 人 口 10 万 対 )( 平 成 20 年 ) ( 厚 生 労 働 省 患 者 調 査 ) 4 医 療 技 術 の 高 度 化 例 えば がん 治 療 の 分 野 では 手 術 療 法 化 学 療 法 放 射 線 療 法 といった 標 準 の 治 療 法 のほか 近 年 では 粒 子 線 ( 重 粒 子 線 陽 子 線 ) 治 療 といった 先 進 医 療 が 行 われるなど 医 療 技 術 の 高 度 化 が 進 んでいます このように 医 療 技 術 の 高 度 化 が 進 む 中 においても 標 準 的 な 医 療 を 県 民 に 等 しく 提 供 す る 体 制 を 確 保 するため 医 療 機 能 の 適 切 な 分 担 と 連 携 を 進 め 地 域 全 体 で 医 療 を 支 える 体 制 を 構 築 することが 重 要 です 20

23 第 4 節 医 療 に 対 する 県 民 の 意 識 1 県 民 医 療 意 識 調 査 本 県 では 平 成 24 年 (2012 年 )2 月 に 県 民 の 保 健 医 療 に 対 する 意 識 を 把 握 し 本 計 画 の 策 定 を 含 め 安 全 で 安 心 できる 医 療 体 制 や 質 の 高 い 医 療 提 供 体 制 の 構 築 を 図 るための 基 礎 資 料 とするため 県 民 医 療 意 識 調 査 を 実 施 しました 調 査 の 概 要 及 び 主 な 調 査 結 果 は 以 下 のとおりです (1) 調 査 の 概 要 1 調 査 対 象 :20 歳 以 上 の 県 民 3,000 人 ( 住 民 基 本 台 帳 から 層 化 2 段 無 作 為 抽 出 ) 2 調 査 期 日 : 平 成 24 年 (2012 年 )2 月 3 調 査 方 法 : 調 査 票 送 付 によるアンケート 回 答 方 式 4 回 答 率 :66.1% (2) 主 な 調 査 結 果 1 医 療 機 関 の 役 割 分 担 について 比 較 的 軽 い 病 気 やけがは 患 者 の 近 くの 診 療 所 医 院 が 治 療 を 受 け 持 ち 比 較 的 大 きな 病 院 は 病 状 が 進 んだ 患 者 の 治 療 や 難 しい 病 気 の 治 療 に 専 念 すべきである という 考 えについて どう 思 われますか という 質 問 に 対 し 大 いに 賛 成 どちらかとい えば 賛 成 が 約 70%を 占 め 全 く 反 対 どちらかといえば 反 対 の 約 5%を 大 きく 上 回 りました 図 1 医 療 機 関 の 役 割 分 担 について 29.5% 40.5% 18.8% 4.3% 5.9% 1.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 大 いに 賛 成 どちらかといえば 賛 成 どちらともいえない どちらかといえば 反 対 全 く 反 対 無 回 答 2 地 域 に 不 足 している 診 療 科 について あなたのお 住 まいの 地 域 で 受 診 する 医 療 機 関 が 無 い あるいは 不 足 していると 感 じている 診 療 科 を 3つまでお 選 びください という 質 問 に 対 し 不 足 している 診 療 科 として 産 科 産 婦 人 科 耳 鼻 咽 喉 科 眼 科 の 順 に 不 足 しているという 回 答 がありまし た 21

24 図 2 地 域 に 不 足 している 診 療 科 について(3つまで) 0% 20% 40% 産 科 産 婦 人 科 32.2% 耳 鼻 咽 喉 科 眼 科 皮 膚 科 アレルギー 科 小 児 科 整 形 外 科 精 神 科 神 経 科 泌 尿 器 科 外 科 内 科 歯 科 他 の 診 療 科 特 になし 無 回 答 20.9% 18.7% 17.0% 14.6% 12.9% 12.0% 11.4% 9.3% 8.1% 5.8% 3.5% 3.7% 22.0% 8.2% 3 医 療 行 政 について 今 後 医 療 行 政 はどの 分 野 について 重 点 を 置 く 必 要 があると 感 じていますか と いう 質 問 に 対 し がん 対 策 が 救 急 医 療 と 並 んで 最 も 多 く 次 いで 災 害 時 に おける 医 療 へき 地 医 療 となっています 図 3 医 療 行 政 について( 複 数 回 答 ) 0% 20% 40% 60% がん 対 策 救 急 医 療 災 害 時 における 医 療 へき 地 医 療 小 児 医 療 ( 小 児 救 急 を 含 む) 脳 卒 中 対 策 急 性 心 筋 梗 塞 対 策 周 産 期 医 療 ( 妊 娠 満 22 週 から 生 後 満 7 日 未 満 まで) 精 神 疾 患 対 策 糖 尿 病 対 策 その 他 無 回 答 26.2% 24.7% 21.2% 18.5% 17.8% 14.8% 14.7% 11.4% 4.1% 7.1% 45.9% 45.7% 22

25 第 5 節 保 健 医 療 施 設 の 状 況 1 病 院 診 療 所 歯 科 診 療 所 薬 局 (1) 病 院 病 院 数 ( 人 口 10 万 対 )は 全 国 平 均 を 下 回 って 推 移 しています また 施 設 数 は 減 少 傾 向 にありましたが 平 成 10 年 (1998 年 ) 以 降 はほぼ 横 ばいです 図 1 病 院 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 医 療 施 設 調 査 ) 病 院 の 病 床 数 ( 人 口 10 万 対 )は 全 国 平 均 を 下 回 って 推 移 していますが 全 国 平 均 が 平 成 3 年 (1991 年 ) 以 降 減 少 傾 向 なのに 対 し 本 県 の 病 床 数 は 平 成 15 年 (2003 年 )から 平 成 19 年 (2007 年 )まで 増 加 した 後 平 成 20 年 (2008 年 ) 以 降 は 減 少 傾 向 となっています 図 2 病 院 の 病 床 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 医 療 施 設 調 査 ) 23

26 病 院 の 病 床 利 用 率 は 全 国 平 均 をやや 下 回 って 推 移 しています 図 3 病 床 利 用 率 の 年 次 推 移 % ( 厚 生 労 働 省 病 院 報 告 ) 病 院 の 平 均 在 院 日 数 は 全 国 平 均 を 大 きく 下 回 って 推 移 しており 平 成 18 年 (2006 年 ) までは 全 国 最 低 でしたが 平 成 19 年 (2007 年 )からは 東 京 都 神 奈 川 県 に 次 いで 全 国 で3 番 目 に 低 い 状 況 となっています 図 4 平 均 在 院 日 数 の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 病 院 報 告 ) 24

27 (2) 一 般 診 療 所 一 般 診 療 所 数 ( 人 口 10 万 対 )は 全 国 平 均 を 下 回 っており 増 加 傾 向 で 推 移 してきました が 平 成 22 年 (2010 年 )は72.3となり 平 成 21 年 (2009 年 )の72.8を 下 回 りました 図 5 一 般 診 療 所 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 医 療 施 設 調 査 ) (3) 歯 科 診 療 所 歯 科 診 療 所 数 ( 人 口 10 万 対 )は 全 国 平 均 を 下 回 っており 増 加 傾 向 にあるものの 伸 び は 鈍 化 しています 図 6 歯 科 診 療 所 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 医 療 施 設 調 査 ) (4) 薬 局 薬 局 数 ( 人 口 10 万 対 )は 全 国 平 均 を 下 回 っており 増 加 傾 向 にあるものの 伸 びは 鈍 化 しています 図 7 薬 局 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 衛 生 行 政 報 告 例 ) 25

28 2 医 療 圏 別 医 療 施 設 の 状 況 医 療 圏 別 医 療 施 設 の 状 況 は 次 のとおりです いずれの 施 設 についても 地 域 偏 在 がみら れます 表 1 医 療 施 設 の 状 況 医 療 圏 区 分 病 院 一 般 診 療 所 歯 科 診 療 所 薬 局 佐 久 上 小 諏 訪 上 伊 那 飯 伊 木 曽 松 本 大 北 長 野 北 信 県 計 全 国 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 人 口 10 万 対 実 数 132 1,557 1, 人 口 10 万 対 実 数 8,670 99,824 68,384 53,642 人 口 10 万 対 時 点 平 成 22 年 10 月 1 日 現 在 平 成 21 年 度 末 ( 注 ) 病 院 一 般 診 療 所 歯 科 診 療 所 の 人 口 10 万 対 は 総 務 省 平 成 22 年 国 勢 調 査 に 基 づき 計 算 ( 病 院 一 般 診 療 所 歯 科 診 療 所 : 厚 生 労 働 省 医 療 施 設 調 査 ( 平 成 22 年 ) 薬 局 : 厚 生 労 働 省 衛 生 行 政 報 告 例 ( 平 成 21 年 )) 26

29 3 保 健 福 祉 事 務 所 等 (1) 保 健 福 祉 事 務 所 県 では 地 域 における 公 衆 衛 生 の 向 上 と 健 康 増 進 を 推 進 する 広 域 的 専 門 的 技 術 的 拠 点 として 二 次 医 療 圏 ごとに 10の 保 健 福 祉 事 務 所 を 設 置 しています また 平 成 11 年 (1999 年 )4 月 から 長 野 市 が 中 核 市 に 移 行 したことに 伴 い 長 野 市 保 健 所 が 設 置 されて います 人 口 の 急 激 な 高 齢 化 と 出 生 率 の 低 下 医 師 不 足 などによる 病 院 の 診 療 科 の 休 廃 止 慢 性 疾 患 の 増 加 食 品 や 水 などの 生 活 環 境 に 対 する 県 民 の 意 識 の 高 まりなど 地 域 医 療 地 域 保 健 を 取 り 巻 く 環 境 は 大 きく 変 化 しています このような 変 化 に 対 応 し 健 康 づくりの 推 進 母 子 保 健 精 神 保 健 生 活 衛 生 災 害 時 の 応 急 活 動 健 康 危 機 管 理 等 の 分 野 で より 高 度 で 専 門 的 なサービスを 提 供 できるよう 保 健 福 祉 事 務 所 の 機 能 を 引 き 続 き 強 化 していく 必 要 があります (2) 環 境 保 全 研 究 所 環 境 保 全 研 究 所 は 環 境 の 保 全 及 び 保 健 衛 生 の 向 上 に 寄 与 することを 目 的 に 環 境 及 び 保 健 衛 生 に 関 する 試 験 検 査 調 査 研 究 情 報 の 収 集 及 び 提 供 並 びに 普 及 啓 発 を 行 うところ として 平 成 16 年 (2004 年 )4 月 1 日 に 旧 衛 生 公 害 研 究 所 ( 昭 和 45 年 (1970 年 )11 月 1 日 設 置 )と 旧 自 然 保 護 研 究 所 ( 平 成 8 年 (1996 年 )4 月 1 日 設 置 )が 統 合 して 生 まれまし た 研 究 所 では 感 染 症 部 食 品 生 活 衛 生 部 において 感 染 症 に 関 する 専 門 的 な 調 査 研 究 や 医 薬 品 等 の 検 査 を 行 っています (3) 精 神 保 健 福 祉 センター 精 神 保 健 福 祉 センターは 県 における 精 神 保 健 福 祉 に 関 する 総 合 技 術 センターとして 精 神 障 害 に 関 する 知 識 の 普 及 技 術 指 導 調 査 研 究 相 談 指 導 のうち 複 雑 又 は 困 難 なも のを 行 っています 社 会 環 境 の 複 雑 化 に 伴 い 精 神 疾 患 など 心 の 問 題 が 多 様 化 しており 精 神 疾 患 による 自 殺 者 の 問 題 など これらに 対 応 した 技 術 指 導 援 助 予 防 対 策 教 育 研 修 の 要 請 が 一 段 と 高 まっています (4) 市 町 村 保 健 センター 市 町 村 保 健 センターは 地 域 保 健 法 で 市 町 村 が 設 置 する 健 康 相 談 保 健 指 導 及 び 健 康 診 査 その 他 地 域 保 健 に 関 して 必 要 な 事 業 を 行 う 施 設 と 位 置 づけられ 地 域 における 母 子 保 健 老 人 保 健 の 拠 点 としての 機 能 を 担 っています 地 域 における 保 健 医 療 福 祉 にかかわる 様 々な 施 設 が 効 果 的 に 機 能 できるよう 各 施 設 との 連 携 の 拠 点 としての 機 能 が 求 められています 27

30 第 6 節 保 健 医 療 従 事 者 の 状 況 1 保 健 医 療 従 事 者 数 の 推 移 (1) 医 師 医 療 施 設 従 事 医 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 は 次 のとおりで 平 成 22 年 (2010 年 ) 12 月 31 日 現 在 の 医 師 数 ( 人 口 10 万 対 )は205.0と 全 国 平 均 (219.0)を 下 回 っています 図 1 医 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 長 野 県 全 国 平 成 2 年 4 年 6 年 8 年 10 年 12 年 14 年 16 年 18 年 20 年 22 年 ( 厚 生 労 働 省 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 調 査 ) (2) 歯 科 医 師 医 療 療 施 設 従 事 歯 科 医 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 は 次 のとおりで 平 成 22 年 (2010 年 )12 月 31 日 現 在 の 歯 科 医 師 数 ( 人 口 10 万 対 )は72.0と 全 国 平 均 (77.1)を 下 回 ってい ます 図 2 歯 科 医 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 80 長 野 県 全 国 平 成 2 年 4 年 6 年 8 年 10 年 12 年 14 年 16 年 18 年 20 年 22 年 ( 厚 生 労 働 省 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 調 査 ) 28

31 (3) 薬 剤 師 薬 局 医 療 施 設 従 事 薬 剤 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 は 次 のとおりで 平 成 22 年 (2010 年 )12 月 31 日 現 在 の 薬 剤 師 数 ( 人 口 10 万 対 )は149.3と 全 国 平 均 (154.3)を 下 回 ってい ます 図 3 薬 剤 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 長 野 県 全 国 平 成 2 年 4 年 6 年 8 年 10 年 12 年 14 年 16 年 18 年 20 年 22 年 ( 厚 生 労 働 省 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 調 査 ) (4) 保 健 師 助 産 師 看 護 師 准 看 護 師 人 口 10 万 対 の 保 健 師 助 産 師 看 護 師 准 看 護 師 数 の 年 次 推 移 は 次 のとおりで 平 成 22 年 (2010 年 )12 月 31 日 現 在 の 人 口 10 万 対 では 保 健 師 助 産 師 看 護 師 では 全 国 平 均 よ り 高 く 准 看 護 師 で 下 回 っています なお 保 健 師 は 全 国 平 均 の 約 1.8 倍 で 全 国 3 位 とな っています 図 4 保 健 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 衛 生 行 政 報 告 例 ) 図 5 助 産 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 衛 生 行 政 報 告 例 ) 29

32 図 6 看 護 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 衛 生 行 政 報 告 例 ) 図 7 准 看 護 師 数 ( 人 口 10 万 対 )の 年 次 推 移 ( 厚 生 労 働 省 衛 生 行 政 報 告 例 ) 30

33 (2) 医 療 圏 別 の 保 健 医 療 従 事 者 の 状 況 医 療 圏 別 の 主 な 保 健 医 療 従 事 者 の 状 況 は 次 のとおりです 人 口 10 万 人 当 たりの 保 健 従 事 者 数 は 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 については 松 本 医 療 圏 が 他 の 地 区 に 比 べて 多 く 地 域 偏 在 がみられます 表 1 主 な 保 健 医 療 従 事 者 の 状 況 ( 平 成 22 年 12 月 31 日 現 在 ) ( 単 位 : 人 ) 医 療 圏 区 分 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 保 健 師 助 産 師 看 護 師 准 看 護 師 佐 久 上 小 諏 訪 上 伊 那 飯 伊 木 曽 松 本 大 北 長 野 北 信 県 計 全 国 人 数 , 人 口 10 万 対 人 数 , 人 口 10 万 対 人 数 , 人 口 10 万 対 人 数 , 人 口 10 万 対 人 数 , 人 口 10 万 対 人 数 人 口 10 万 対 人 数 1, , 人 口 10 万 対 人 数 人 口 10 万 対 人 数 1, ,449 1,304 人 口 10 万 対 人 数 人 口 10 万 対 人 数 4,412 1,549 3,214 1, ,060 5,489 人 口 10 万 対 人 数 280,431 98, ,616 45,003 29, , ,593 人 口 10 万 対 ( 注 )1 医 師 歯 科 医 師 については 医 療 施 設 従 事 者 数 薬 剤 師 については 薬 局 医 療 施 設 従 事 者 数 保 健 師 助 産 師 看 護 師 准 看 護 師 については 従 事 者 数 2 保 健 師 助 産 師 看 護 師 准 看 護 師 の 人 口 10 万 対 は 総 務 省 平 成 22 年 国 勢 調 査 ( 人 口 速 報 集 計 結 果 ) に 基 づき 計 算 ) 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 : 厚 生 労 働 省 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 調 査 保 健 師 助 産 師 看 護 師 准 看 護 師 : 厚 生 労 働 省 衛 生 行 政 報 告 例 31

34 32

35 第 2 編 医 療 圏 の 設 定 と 基 準 病 床 数

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37 第 1 章 医 療 圏 の 設 定

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39 第 1 節 設 定 の 趣 旨 医 療 サービスには 県 民 の 日 常 生 活 に 密 接 に 関 わる 頻 度 の 高 いものから 極 めて 高 度 特 殊 な 医 療 まで 様 々な 段 階 があります 限 られた 医 療 資 源 を 前 提 に 医 療 サービスを 県 民 に 適 正 かつ 効 率 的 に 提 供 していくためには 医 療 機 能 に 応 じた 医 療 機 関 の 適 正 な 配 置 を 図 るとともに 医 療 機 関 が 機 能 を 分 担 し 相 互 に 連 携 していくことが 必 要 です 本 計 画 では 医 療 機 能 の 連 携 と 施 策 の 効 果 的 な 推 進 を 図 る 上 での 地 域 単 位 として 一 次 二 次 三 次 の 医 療 圏 をそれぞれ 設 定 し 包 括 的 な 医 療 サービスを 提 供 するための 体 制 整 備 を 目 指 します なお 医 療 圏 の 設 定 は 医 療 サービスの 提 供 体 制 を 考 慮 していく 上 での 地 域 単 位 であって 県 民 の 受 療 行 動 やサービスの 提 供 者 である 医 療 機 関 の 活 動 等 を 規 制 するものではありません 第 2 節 医 療 圏 の 区 分 及 び 設 定 1 医 療 圏 の 区 分 と 設 定 地 域 特 性 や 県 民 の 生 活 行 動 圏 域 等 に 十 分 配 慮 しながら 機 能 に 応 じた 医 療 圏 を 下 記 のとおり 設 定 します 表 1 本 県 における 医 療 圏 の 区 分 区 分 機 能 単 位 地 域 一 次 医 療 圏 住 民 一 人 ひとりの 健 康 管 理 活 動 日 常 的 に 多 発 する 一 般 的 な 疾 病 への 対 応 等 住 民 の 日 常 生 活 に 密 着 した 医 療 サービスが 行 われる 区 域 市 町 村 二 次 医 療 圏 ( 医 療 法 第 30 条 の4 第 2 項 第 9 号 の 区 域 ) 都 市 と 周 辺 地 域 を 一 体 とした 広 域 的 な 日 常 社 会 生 活 圏 で 高 度 特 殊 な 医 療 を 除 いた 入 院 医 療 や 包 括 的 な 医 療 サービスが 行 われる 区 域 10 の 広 域 行 政 圏 ( 表 2 及 び 図 1 ) 三 次 医 療 圏 ( 医 療 法 第 30 条 の4 第 2 項 第 10 号 の 区 域 ) 専 門 性 の 高 い 高 度 特 殊 な 医 療 サービスが 行 われる 区 域 県 全 域 なお 後 述 の3のとおり 疾 病 事 業 によっては 上 記 に 定 める 二 次 医 療 圏 と 異 なる 圏 域 を 設 定 するものとします また 三 次 医 療 圏 については 必 要 に 応 じ 4 圏 域 ( 表 2 及 び 図 1 )に 区 分 することが できるものとします 37

40 二 次 医 療 圏 及 び 三 次 医 療 圏 の 概 況 は 以 下 のとおりです 表 2 二 次 医 療 圏 及 び 三 次 医 療 圏 三 次 医 療 圏 二 次 医 療 圏 4 圏 域 圏 域 区 域 市 町 村 数 人 口 ( 人 ) 面 積 (km2) 所 管 保 健 所 県 東 信 小 諸 市 佐 久 市 南 佐 久 郡 北 佐 久 佐 久 郡 ,724 1, 佐 久 上 小 上 田 市 東 御 市 小 県 郡 4 201, 上 田 南 諏 訪 岡 谷 市 諏 訪 市 茅 野 市 諏 訪 郡 6 204, 諏 訪 信 上 伊 那 伊 那 市 駒 ヶ 根 市 上 伊 那 郡 8 190,402 1, 伊 那 全 飯 伊 飯 田 市 下 伊 那 郡 ,504 1, 飯 田 域 中 信 木 曽 木 曽 郡 6 31,042 1, 木 曽 松 本 市 塩 尻 市 安 曇 野 市 東 松 本 筑 摩 郡 8 430,447 1, 松 本 大 北 大 町 市 北 安 曇 郡 5 62,649 1, 大 町 北 長 野 長 野 市 須 坂 市 千 曲 市 埴 科 郡 上 高 井 郡 上 水 内 郡 9 554,256 1, 長 野 長 野 市 信 北 信 中 野 市 飯 山 市 下 高 井 郡 下 水 内 郡 6 93,868 1, 北 信 県 計 77 2,152,449 13, ( 注 ) 人 口 は 平 成 22 年 10 月 1 日 現 在 である ( 総 務 省 国 勢 調 査 ( 人 口 等 基 本 集 計 結 果 ) ) 38

41 図 1 長 野 県 医 療 圏 域 図 長 野 医 療 圏 野 沢 温 泉 村 北 信 医 療 圏 小 谷 村 信 濃 町 飯 山 市 木 島 平 村 栄 村 飯 綱 町 中 野 市 山 ノ 内 町 白 馬 村 小 布 施 町 小 川 村 長 野 市 高 山 村 大 北 医 療 圏 須 坂 市 上 小 医 療 圏 大 町 市 千 曲 市 池 田 町 麻 績 村 生 坂 村 松 川 村 筑 北 村 青 木 村 安 曇 野 市 坂 城 町 上 田 市 東 御 市 小 諸 市 立 科 町 御 代 田 町 軽 井 沢 町 松 本 医 療 圏 松 本 市 佐 久 市 佐 久 医 療 圏 山 形 村 朝 日 村 塩 尻 市 長 和 町 下 諏 訪 町 岡 谷 市 佐 久 穂 町 小 海 町 北 相 木 村 木 祖 村 木 曽 町 辰 野 町 箕 輪 町 南 箕 輪 村 諏 訪 市 茅 野 市 原 村 富 士 見 町 南 牧 村 南 相 木 村 川 上 村 王 滝 村 上 松 町 宮 田 村 伊 那 市 諏 訪 医 療 圏 木 曽 医 療 圏 駒 ヶ 根 市 大 桑 村 飯 島 町 中 川 村 上 伊 那 医 療 圏 南 木 曽 町 松 川 町 高 森 町 豊 丘 村 大 鹿 村 喬 木 村 阿 智 村 飯 田 市 下 条 村 泰 阜 村 飯 伊 医 療 圏 平 谷 村 阿 南 町 根 羽 村 売 木 村 天 龍 村 第 三 次 医 療 圏 (4 圏 域 ) 境 界 第 二 次 医 療 圏 域 境 界 39

42 2 二 次 医 療 圏 設 定 の 検 討 都 道 府 県 は 医 療 計 画 の 中 で 病 院 及 び 診 療 所 の 病 床 の 整 備 を 図 るべき 地 域 的 単 位 として 区 分 する 医 療 圏 を 定 めることとされていますが 特 に 二 次 医 療 圏 の 設 定 に 当 たっては 厚 生 労 働 省 の 医 療 計 画 作 成 指 針 ( 以 下 作 成 指 針 という )において 人 口 規 模 が 20 万 人 未 満 の 二 次 医 療 圏 について 流 入 患 者 割 合 が 20% 未 満 であり 流 出 患 者 割 合 が 20% 以 上 である 場 合 その 設 定 の 見 直 しについて 検 討 する こととされ 厚 生 労 働 省 の 患 者 調 査 の 結 果 により 本 県 では 上 伊 那 医 療 圏 木 曽 医 療 圏 大 北 医 療 圏 及 び 北 信 医 療 圏 の4 医 療 圏 が 見 直 しの 検 討 対 象 になりまし た 本 県 では 二 次 医 療 圏 設 定 に 当 たって 厚 生 労 働 省 の 患 者 調 査 に 加 え レセプト 情 報 特 定 健 診 等 情 報 データベース( 以 下 NDB(ナショナルデータベース) という )により 患 者 の 受 療 動 向 を 分 析 するとともに 人 口 面 積 基 幹 的 な 医 療 機 関 までのアクセスなどを 勘 案 しながら 検 討 を 行 いました また 併 せて 見 直 しの 検 討 対 象 となった 医 療 圏 の 関 係 市 町 村 長 医 師 会 及 び 拠 点 病 院 の 院 長 等 の 意 見 を 聴 取 するなど 二 次 医 療 圏 見 直 しによる 様 々な 影 響 等 を 把 握 しました 図 2 患 者 受 療 動 向 等 に 基 づく 二 次 医 療 圏 の 分 析 方 法 デ ー タ の 種 類 患 者 調 査 平 成 20 年 10 月 の1 日 分 の 調 査 調 査 結 果 の 公 表 が 0.1 千 人 単 位 NDB(ナショナルデータベース) 平 成 22 年 10 月 から6ヶ 月 分 の 電 子 レ セプトデータが 対 象 患 者 受 療 動 向 については 国 保 後 期 高 齢 者 生 活 保 護 等 市 町 村 単 位 でデータ が 把 握 できる 患 者 分 のみ デ ー タ の 特 徴 患 者 受 療 動 向 の 大 まかな 傾 向 を 把 握 できる 特 定 の1 日 分 のみのデータであり 対 象 患 者 数 1 万 6 千 人 と 少 ないため 特 に 人 口 の 少 ない 医 療 圏 で 誤 差 が 大 き くなる 調 査 期 間 が 長 く 精 度 が 高 い 現 役 世 代 の 動 向 は 必 ずしも 十 分 には 把 握 できないが 入 院 医 療 の 約 4 分 の3の 患 者 受 療 動 向 を 把 握 できる 一 般 病 床 73.3%(112,068 件 /152,992 件 ) 療 養 病 床 94.2%( 10,891 件 / 11,560 件 ) 人 口 面 積 基 幹 的 な 医 療 機 関 ま で の ア ク セ ス な どを 勘 案 それぞれの 調 査 の 特 性 を 踏 まえ 検 証 二 次 医 療 圏 を 再 設 定 見 直 し の 検 討 対 象 と な っ た 医 療 圏 の 関 係 者 等 の 意 見 を 聴 取 検 討 の 結 果 二 次 医 療 圏 の 設 定 については 1 NDB(ナショナルデータベース)による 現 行 二 次 医 療 圏 ごとの 患 者 の 受 療 動 向 分 析 の 結 果 概 ね 標 準 的 な 医 療 提 供 体 制 が 一 体 的 に 確 保 さ れていると 認 められること 2 面 積 が 広 大 で 過 疎 地 域 を 多 く 抱 える 本 県 の 特 性 を 考 慮 すると 二 次 医 療 圏 の 見 直 しにより 統 合 を 進 めることは 医 療 過 疎 を 招 くおそれがあること から 本 計 画 において 変 更 は 行 わないこととし 医 療 圏 を 従 来 の 計 画 と 同 様 の 区 分 で 設 定 しました 40

43 3 医 療 の 需 給 状 況 の 改 善 作 成 指 針 においては 見 直 しの 対 象 とされた 二 次 医 療 圏 の 設 定 を 変 更 しない 場 合 には その 考 え 方 を 明 記 するとともに 医 療 の 需 給 状 況 の 改 善 に 向 けた 具 体 的 な 検 討 を 行 う とされていま すが 本 県 では これを 踏 まえ 医 療 の 需 給 状 況 の 改 善 に 向 けた 具 体 的 な 検 討 事 項 として 1 地 域 全 体 で 医 療 を 支 える 体 制 の 構 築 に 向 け 各 二 次 医 療 圏 における 医 療 提 供 体 制 の 充 実 及 び 連 携 強 化 を 検 討 2 一 方 専 門 的 な 治 療 を 必 要 とする 疾 病 等 医 療 の 高 度 化 専 門 化 に 圏 域 で 対 応 できないものについては 疾 病 ごとの 圏 域 設 定 を 含 め 隣 接 する 医 療 圏 との 連 携 体 制 の 強 化 も 検 討 という2つの 方 針 を 定 め 計 画 の 検 討 を 行 いました 特 に 見 直 し 検 討 対 象 となった4つの 二 次 医 療 圏 における 医 療 提 供 体 制 については 下 表 の 改 善 策 を 中 心 とした 取 組 により 充 実 強 化 していきます 表 3 見 直 し 検 討 対 象 医 療 圏 における 医 療 の 需 給 状 況 の 改 善 策 二 次 医 療 圏 上 伊 那 木 曽 大 北 医 療 の 需 給 状 況 の 改 善 策 地 域 医 療 再 生 計 画 により 医 師 看 護 師 の 確 保 や 公 立 3 病 院 の 機 能 再 編 などを 進 め 医 療 提 供 体 制 を 充 実 強 化 県 立 木 曽 病 院 のがん 診 療 機 能 強 化 など 地 域 医 療 再 生 計 画 を 着 実 に 実 施 するこ となどにより 医 療 提 供 体 制 を 充 実 強 化 県 立 病 院 機 構 を 運 営 主 体 とする 看 護 専 門 学 校 (3 年 課 程 )を 設 置 することによ り 看 護 師 確 保 を 強 化 市 立 大 町 総 合 病 院 及 び 安 曇 総 合 病 院 における 二 次 救 急 医 療 機 能 強 化 がん 診 療 機 能 強 化 等 地 域 医 療 再 生 計 画 を 着 実 に 実 施 することなどにより 医 療 提 供 体 制 を 充 実 強 化 北 信 北 信 総 合 病 院 の 再 構 築 による 二 次 救 急 医 療 機 能 強 化 及 びがん 診 療 機 能 強 化 など 地 域 医 療 再 生 計 画 を 着 実 に 実 施 することなどにより 医 療 提 供 体 制 を 充 実 強 化 療 養 病 床 の 整 備 に 関 しては 圏 域 内 の 医 療 関 係 者 と 検 討 調 整 41

44 また 下 表 のとおり 疾 病 事 業 ごとに 圏 域 の 設 定 や 二 次 医 療 圏 相 互 の 連 携 体 制 を 定 め 隣 接 する 医 療 圏 との 連 携 体 制 を 強 化 していきます 表 4 疾 病 事 業 ごとの 圏 域 の 設 定 及 び 二 次 医 療 圏 相 互 の 連 携 体 制 区 分 東 信 圏 域 南 信 圏 域 中 信 圏 域 北 信 圏 域 救 急 医 療 災 害 時 に おける 医 療 周 産 期 医 療 小 児 医 療 佐 久 在 宅 医 療 がん 精 神 疾 患 脳 卒 中 急 性 心 筋 梗 塞 糖 尿 病 精 神 科 救 急 一 般 当 面 将 来 当 面 将 来 当 面 将 来 上 小 原 則 と ( 佐 久 ) ( 佐 久 ) し て 市 諏 訪 町 村 上 伊 那 飯 伊 区 域 を 単 位 と し 実 情 の 木 曽 に 応 ( 松 本 ) ( 松 本 ) じ ( 松 本 ) ( 松 本 ) ( 松 本 ) て 隣 松 本 接 す る 区 大 北 域 相 ( 松 本 ) ( 松 本 ) 互 ( 松 本 ) ( 松 本 ) ( 松 本 ) ( 松 本 ) に 連 携 長 野 北 信 ( 長 野 ) ( 長 野 ) ( 北 信 圏 域 ) ( 東 信 圏 域 ) 注 1) 救 急 医 療 列 から 糖 尿 病 列 までの 各 欄 の 凡 例 印 : 当 該 二 次 医 療 圏 内 で 対 応 する 医 療 圏 印 : 他 の 二 次 医 療 圏 と 連 携 し 連 携 の 中 心 となる 医 療 圏 印 : 他 の 二 次 医 療 圏 と 連 携 する 医 療 圏 ( ) 内 は 連 携 の 中 心 となる 二 次 医 療 圏 の 名 称 注 2) 精 神 疾 患 列 の 各 欄 の 凡 例 印 : 当 該 圏 域 内 で 対 応 する 圏 域 印 : 他 の 圏 域 と 連 携 する 圏 域 ( ) 内 は 連 携 の 相 手 方 となる 圏 域 の 名 称 42

45 第 2 章 基 準 病 床 数

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47 第 1 節 基 準 病 床 数 1 算 定 の 趣 旨 基 準 病 床 数 は 医 療 法 第 30 条 の4 第 2 項 第 12 号 の 規 定 により 二 次 医 療 圏 における 療 養 病 床 及 び 一 般 病 床 並 びに 県 全 域 における 精 神 病 床 感 染 症 病 床 及 び 結 核 病 床 について 定 めること とされています この 基 準 病 床 数 は 医 療 圏 内 の 病 床 配 置 を 促 進 し 各 地 域 における 医 療 提 供 体 制 の 確 保 と 医 療 水 準 の 向 上 を 図 るために 設 定 するもので 既 存 病 床 数 が 基 準 病 床 数 を 上 回 る 場 合 には 原 則 とし て 病 床 の 新 設 又 は 増 加 が 制 限 されます 2 第 6 次 長 野 県 保 健 医 療 計 画 における 基 準 病 床 数 本 計 画 における 基 準 病 床 数 は 次 のとおりです 表 1 二 次 保 健 医 療 圏 における 療 養 病 床 及 び 一 般 病 床 数 医 療 圏 基 準 病 床 数 A ( 参 考 ) 既 存 病 床 数 B 平 成 24 年 9 月 1 日 ( 参 考 ) B-A 佐 久 2,077 2, 上 小 1,580 2, 諏 訪 1,701 1, 上 伊 那 1,249 1, 飯 伊 1,456 1, 木 曽 松 本 3,902 3,902 0 大 北 長 野 4,672 4, 北 信 計 17,801 19,077 1,276 表 2 県 全 域 における 精 神 病 床 感 染 症 病 床 結 核 病 床 病 床 種 別 基 準 病 床 数 A ( 参 考 ) 既 存 病 床 数 B 平 成 24 年 9 月 1 日 ( 参 考 ) B-A 精 神 病 床 4,861 5, 感 染 症 病 床 結 核 病 床

48 第 2 節 療 養 病 床 の 再 編 成 国 の 医 療 制 度 改 革 によって 高 齢 者 が 長 期 にわたり 療 養 するための 療 養 病 床 が 再 編 成 されるこ ととなりました このうち 介 護 保 険 が 適 用 になる 療 養 病 床 ( 以 下 介 護 療 養 病 床 という ) は 平 成 29 年 度 (2017 年 度 ) 末 をもって 廃 止 されることになっており 新 たな 介 護 療 養 型 医 療 施 設 の 指 定 についても 平 成 24 年 4 月 以 降 受 けることはできなくなっています また 医 療 保 険 が 適 用 される 療 養 病 床 ( 以 下 医 療 療 養 病 床 という )では 医 療 の 必 要 度 が 低 く 介 護 の 必 要 性 が 高 い 入 院 患 者 については 適 切 な 介 護 保 険 施 設 等 においてサービスが 提 供 されることとなります なお 平 成 29 年 度 末 までに 廃 止 される 介 護 療 養 病 床 は 平 成 29 年 度 以 降 も 医 療 療 養 病 床 あるいは 介 護 療 養 型 老 人 保 健 施 設 特 別 養 護 老 人 ホームなどとして 存 続 させることができます 第 3 節 有 床 診 療 所 の 特 例 診 療 所 の 一 般 病 床 については 医 療 法 施 行 規 則 第 1 条 の 14 第 7 項 第 1 号 から 第 3 号 までに 該 当 するものとして 医 療 計 画 に 記 載 する( 又 は 記 載 されたものとみなす) 旨 の 医 療 審 議 会 の 議 を 経 たときには 届 出 により 病 床 を 設 置 することができます 届 出 により 一 般 病 床 が 設 置 できる 医 療 機 関 の 類 型 については 次 のとおりです 1 居 宅 等 における 医 療 の 提 供 の 推 進 のために 必 要 な 診 療 所 2 へき 地 に 設 置 される 診 療 所 3 その 他 特 に 必 要 な 診 療 所 届 出 により 一 般 病 床 が 設 置 できるものとされた 医 療 機 関 については その 名 称 及 び 所 在 地 を 本 計 画 の 別 表 に 記 載 するものとします 46

49 第 3 編 健 康 づくり

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51 え 第 1 節 栄 養 食 生 活 栄 養 食 生 活 は 生 命 を 維 持 し 子 どもたちが 健 やかに 成 長 し 人 々が 健 康 で 幸 福 な 生 活 を 送 るた めに 欠 くことのできない 営 みである また 多 くの 生 活 習 慣 病 の 予 防 のほか 社 会 生 活 機 能 の 維 持 日 々の 生 活 の 質 (QOL)とも 深 い 関 連 が 指 摘 されている そこで 幼 少 期 からの 健 康 的 で 主 体 的 な 食 習 慣 の 形 成 個 人 の 行 動 変 容 とともに それを 支 援 する 環 境 づくりを 含 めた 総 合 的 な 取 組 が 必 要 であ る 第 1 現 状 1 肥 満 とやせ 成 人 男 性 の3 人 に1 人 は 肥 満 成 人 女 性 の8 人 に1 人 がやせである 特 に 男 性 では 50 歳 代 の 肥 満 女 性 では 20 歳 代 30 歳 代 のやせの 割 合 が 高 くなっている 図 1 肥 満 普 通 やせの 割 合 % 男 性 女 性 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 以 上 20 歳 以 上 20 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 以 上 20 歳 以 上 やせ(BMI<18.5) 普 通 肥 満 (BMI 25) ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 肥 満 傾 向 の 児 童 生 徒 は 小 学 生 では 減 少 傾 向 であるが 中 学 生 では 増 加 している 図 2 肥 満 傾 向 の 児 童 生 徒 の 割 合 % 小 学 生 中 学 生 H19 H20 H21 H22 ( 長 野 県 教 育 委 員 会 学 校 保 健 統 計 ) 49

52 2 食 塩 摂 取 量 成 人 1 人 1 日 当 たりの 食 塩 摂 量 は 男 性 12.4g 女 性 10.6g であり 全 国 平 均 と 比 較 すると 男 女 とも 高 くなっている 図 3 食 塩 摂 取 量 の 平 均 値 g 男 性 女 性 長 野 県 と 全 国 の 比 較 ( 値 は 年 齢 調 整 平 均 値 ) 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 以 上 20 歳 以 上 長 野 全 国 男 性 長 野 全 国 女 性 3 野 菜 と 果 物 の 摂 取 量 成 人 1 人 1 日 当 たりの 野 菜 摂 取 量 は 平 成 19 年 度 は 371g であったが 平 成 22 年 度 は 320g に 減 少 した また 20~40 歳 代 の 野 菜 摂 取 量 が 少 ない 図 4 野 菜 摂 取 量 の 変 化 図 5 野 菜 摂 取 量 の 平 均 値 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 平 成 22 年 国 民 健 康 栄 養 調 査 ) g 400 g 男 性 女 性 H19 H 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 以 上 20 歳 以 上 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 20~40 歳 代 の 果 物 の 平 均 摂 取 量 は 増 加 傾 向 にあるが 同 年 代 の 男 性 の 約 9 割 女 性 の 約 6 割 が 果 物 の 摂 取 量 が 100g 未 満 である 図 6 果 物 摂 取 量 (20~49 歳 ) 図 7 果 物 摂 取 量 が 100g 未 満 の 者 の 割 合 g H19 H22 % 歳 以 上 20~49 歳 20 歳 以 上 20~49 歳 0 男 性 女 性 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 50

53 4 朝 食 欠 食 朝 食 欠 食 の 割 合 は 男 女 とも 20 歳 代 30 歳 代 が 高 くなっている 図 8 朝 食 を 欠 食 した 人 の 割 合 (1 歳 以 上 ) % 男 性 女 性 歳 7-14 歳 歳 20 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 以 上 1 歳 以 上 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 5 食 事 バランスガイド 等 指 針 の 利 用 健 全 な 食 生 活 を 実 践 するために 参 考 にしている 指 針 があるという 者 は 15 歳 以 上 男 性 の 約 2 割 女 性 の 約 5 割 である 図 9 健 全 な 食 生 活 を 実 践 するために 参 考 にしている 指 針 がある 人 の 割 合 (15 歳 以 上 ) % 女 性 男 性 歳 20 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 以 上 15 歳 以 上 20 歳 以 上 6 共 食 家 族 や 友 人 等 2 人 以 上 での 食 事 楽 しい 食 事 をする 者 の 割 合 は 平 成 19 年 度 と 比 べて 平 成 22 年 度 は 減 少 傾 向 にある また 男 性 では 朝 食 を 家 族 や 友 人 等 2 人 以 上 で 食 べた 場 合 野 菜 の 摂 取 量 が 増 加 する 傾 向 にある ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 図 10 家 族 や 友 人 等 2 人 以 上 での 食 事 楽 しい 図 11 朝 食 を 家 族 や 友 人 と 一 緒 に 食 べる 頻 度 別 食 事 をする 者 の 割 合 (15 歳 以 上 ) 1 日 当 たり 野 菜 摂 取 量 (20 歳 以 上 男 性 ) 100% 80 H19 H22 g 400 トレンド P= 朝 食 夕 食 週 4~5 以 上 週 3-1 回 ほとんどない ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 51

54 第 2 課 題 肥 満 (BMI25 以 上 )の 割 合 は 男 性 で 多 く 女 性 では 20~30 歳 代 の 女 性 の4 人 に1 人 がやせ(BMI18 未 満 )である 肥 満 傾 向 児 は 小 学 生 では 減 少 したが 中 学 生 は 増 加 している 成 人 1 人 1 日 当 たりの 食 塩 摂 取 量 が 11.5g と 多 い 成 人 1 人 1 日 当 たりの 野 菜 摂 取 量 は 371g( 平 成 19 年 度 )から 320g( 平 成 22 年 度 )に 減 少 した 20~40 歳 代 の 男 性 の 約 9 割 女 性 の 約 6 割 は 果 物 の 摂 取 量 が 100g 未 満 である 男 女 とも 20~30 歳 代 の 朝 食 欠 食 率 が 高 い 第 3 今 後 目 指 すべき 姿 と 取 組 1 目 指 すべき 県 民 の 健 康 状 態 等 肥 満 (BMI25 以 上 )とやせ(BMI18.5) 未 満 の 者 が 減 少 し 適 正 体 重 を 維 持 できる 低 栄 養 (BMI20 以 下 )の 高 齢 者 (65 歳 以 上 )の 割 合 が 減 少 する 2 県 民 の 取 組 として 望 まれること 栄 養 バランスを 整 えるために 主 食 主 菜 副 菜 をそろえた 食 事 をする 薄 味 を 心 がけ 食 塩 摂 取 量 を 減 らす 積 極 的 に 野 菜 を 食 べる 果 物 を 食 べていない 人 は 食 べるようにする 朝 食 を 食 べる 食 事 バランスガイドや 栄 養 成 分 表 示 を 利 用 する 家 族 や 友 人 等 2 人 以 上 での 食 事 楽 しい 食 事 をする 日 常 の 活 動 量 をふやすために 意 識 して 体 を 動 かす 運 動 習 慣 を 身 につける 3 関 係 機 関 団 体 の 取 組 として 望 まれること (1) 飲 食 店 食 品 製 造 者 野 菜 たっぷり や 減 塩 等 の 健 康 づくりメニューを 提 供 する 食 事 バランスガイドや 栄 養 成 分 表 示 を 活 用 し 県 民 が 適 正 な 食 事 量 を 選 択 する 手 助 けを 行 う 薄 味 の 商 品 を 開 発 し 販 売 する (2) 市 町 村 野 菜 たっぷり や 減 塩 等 のレシピを 普 及 啓 発 する 共 食 や 朝 食 喫 食 の 普 及 啓 発 を 行 う 食 育 ボランティアの 養 成 育 成 を 行 う 食 育 推 進 計 画 を 策 定 し 推 進 する 52

55 (3) 関 係 機 関 団 体 幼 稚 園 保 育 所 小 中 学 校 で 計 画 的 に 食 育 を 推 進 する 4 県 の 取 組 ( 施 策 の 展 開 ) 野 菜 たっぷり や 減 塩 等 の 健 康 づくりメニューの 提 供 をすすめる 飲 食 店 等 の 登 録 を 行 う 食 に 関 する 情 報 の 提 供 共 有 を 行 うため 市 町 村 管 理 栄 養 士 等 への 研 修 会 を 開 催 する 適 切 な 栄 養 管 理 を 行 えるょうにするため 特 定 給 食 施 設 等 への 研 修 会 巡 回 指 導 を 実 施 する 食 品 衛 生 責 任 者 補 習 講 習 会 等 で 食 事 バランスガイドの 活 用 方 法 や 栄 養 成 分 表 示 方 法 等 を 普 及 し 取 組 を 促 進 する 食 育 ボランティアや 食 生 活 改 善 推 進 員 へ 研 修 会 等 を 開 催 する 信 州 の 食 を 育 む 県 民 会 議 信 州 の 食 を 育 む 県 民 大 会 及 び 食 育 地 域 連 絡 会 議 を 開 催 する 介 護 予 防 事 業 の 先 進 事 例 好 事 例 等 を 収 集 し 市 町 村 に 情 報 提 供 を 行 う 第 4 指 標 目 標 : 健 康 日 本 21( 第 2 次 ) : 健 康 グレードアップながの 21 : 新 規 1 県 民 の 健 康 状 態 等 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 肥 満 者 の 割 合 <H22> 県 民 健 康 20~69 歳 男 性 28.9% 栄 養 調 査 40~69 歳 女 性 15.1% やせの 割 合 <H22> 県 民 健 康 20~39 歳 女 性 25.6% 栄 養 調 査 肥 満 傾 向 にある 子 どもの 割 合 小 学 生 中 学 生 <H22> 2.8% 3.8% 学 校 保 健 統 計 貧 血 の 疑 いのある 者 の 割 合 <H22> 20~59 歳 男 性 20~59 歳 女 性 60 歳 以 上 男 性 15.4% 6.1% 18.0% 県 民 健 康 栄 養 調 査 60 歳 以 上 女 性 6.9% 低 栄 養 傾 向 (BMI20 以 下 )の 高 齢 者 の 割 合 65 歳 以 上 男 性 65 歳 以 上 女 性 <H22> 13.9% 16.5% 県 民 健 康 栄 養 調 査 介 護 予 防 事 業 の 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 事 業 による 基 本 チェックリスト 実 施 者 に 占 める 割 合 栄 養 改 善 <H22> 1.2% 介 護 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 事 業 53

56 2 県 民 の 取 組 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 主 食 主 菜 副 菜 を 組 み 合 わせた 食 事 が 今 後 調 査 1 日 2 回 以 上 の 日 がほぼ 毎 日 の 者 の 割 合 成 人 1 人 1 日 当 たりの 食 塩 摂 取 量 <H22> 県 民 健 康 11.5g 栄 養 調 査 野 菜 摂 取 量 (1 人 1 日 当 たり) <H23> 県 民 健 康 成 人 320g 栄 養 調 査 20~49 歳 293g 果 物 摂 取 量 (1 人 1 日 当 たり) <H22> 県 民 健 康 20~49 歳 84.7g 栄 養 調 査 果 物 摂 取 量 が 100g 未 満 の 者 の 割 合 <H22> 県 民 健 康 男 性 61.5% 栄 養 調 査 女 性 44.3% 脂 肪 エネルギー 比 率 <H22> 県 民 健 康 20~49 歳 男 性 25.8% 栄 養 調 査 20~49 歳 女 性 27.5% カルシウムに 富 む 食 品 の 摂 取 量 <H22> 牛 乳 乳 製 品 111g 県 民 健 康 豆 類 60g 栄 養 調 査 緑 黄 色 野 菜 114g 食 事 バランスガイド 等 の 利 用 率 <H22> 県 民 健 康 成 人 35.7% 栄 養 調 査 栄 養 成 分 表 示 がされた 食 品 の 利 用 者 の 割 合 15 歳 以 上 <H22> 39.6% 県 民 健 康 栄 養 調 査 栄 養 成 分 表 示 を 食 事 の 適 量 を 判 断 する ために 利 用 している 者 の 割 合 15 歳 以 上 <H22> 22.5% 県 民 健 康 栄 養 調 査 朝 食 欠 食 率 <H22> 20 歳 代 男 性 20 歳 代 女 性 30 歳 代 男 性 20.3% 14.6% 16.3% 県 民 健 康 栄 養 調 査 30 歳 代 女 性 7.0% 毎 日 朝 食 を 欠 食 する 児 童 生 徒 の 割 合 <H23> 全 国 学 力 小 学 6 年 8.5% 学 習 状 況 調 中 学 3 年 13.3% 査 朝 昼 夕 の 三 食 を 必 ず 食 べることに 気 をつけて 食 事 をしている 子 どもの 割 合 今 後 調 査 54

57 家 族 や 友 人 等 2 人 以 上 での 食 事 楽 しい 食 事 をする 者 の 割 合 (15 歳 以 上 ) 朝 食 夕 食 <H22> 61.2% 74.6% 県 民 健 康 栄 養 調 査 介 護 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 の 参 加 率 (7 事 業 合 計 ) <H22> 30.5% 介 護 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 事 業 3 関 係 機 関 団 体 の 取 組 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 食 事 バランスガイドや 栄 養 成 分 などの <H21> 健 康 長 寿 課 表 示 をする 飲 食 店 の 割 合 4.5% 調 査 企 業 : 厚 生 食 品 中 の 食 塩 や 脂 肪 の 低 減 に 取 り 組 む 食 品 企 業 及 び 飲 食 店 の 増 加 食 品 企 業 飲 食 店 0 社 76 店 舗 労 働 省 ( Smart Life Project) 飲 食 店 : 県 長 野 市 計 利 用 者 に 応 じた 食 事 の 計 画 調 理 及 び 栄 養 の 評 価 改 善 を 実 施 している 特 定 給 食 施 設 の 割 合 <H23> 63.8% 特 定 給 食 施 設 等 栄 養 管 理 報 告 <H23> 食 育 ボランティア 数 食 生 活 改 善 推 進 員 数 17,338 人 4,750 人 内 閣 府 調 査 食 生 活 改 善 推 進 員 以 外 12,588 人 計 画 的 に 食 育 を 進 めている 保 育 所 幼 稚 園 の 割 合 保 育 所 幼 稚 園 <H23> 100% 100% こども 家 庭 課 情 報 公 開 私 学 課 調 査 計 画 的 に 食 育 を 進 めている 小 中 学 校 の 割 合 小 学 校 中 学 校 <H23> 94.5% 92.0% 小 中 学 校 学 校 経 営 概 要 市 町 村 食 育 推 進 計 画 の 策 定 割 合 <H23> 49.3% 内 閣 府 県 調 査 介 護 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 の 栄 養 改 善 <H22> 介 護 二 次 予 に 取 り 組 む 市 町 村 数 通 所 型 12 市 町 村 防 事 業 対 象 訪 問 型 ( 配 食 支 援 以 外 ) 11 市 町 村 者 把 握 事 業 55

58 4 県 の 取 組 ( 施 策 の 展 開 ) 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 <H24> 健 康 づくりメニューの 提 供 飲 食 店 増 加 10 保 健 福 のための 研 修 会 の 開 催 祉 事 務 所 年 1 回 市 町 村 管 理 栄 養 士 等 への 研 修 会 の 開 催 <H23> 10 保 健 福 祉 事 務 所 健 康 長 寿 課 62 回 1,000 人 <H23> 特 定 給 食 施 設 等 への 研 修 会 の 開 催 10 保 健 福 祉 事 務 所 46 回 健 康 長 寿 課 2,336 人 特 定 給 食 施 設 等 への 巡 回 指 導 回 数 679 件 食 品 衛 生 責 任 者 補 習 講 習 会 等 で 食 事 バ <H23> ランスガイドや 栄 養 成 分 表 示 等 につい 23 回 健 康 長 寿 課 て 情 報 提 供 2,909 人 <H23> 食 育 ボランティアへの 研 修 会 の 開 催 11 回 1,510 人 食 生 活 改 善 推 進 員 への 研 修 会 の 開 催 健 康 長 寿 課 リーダ 研 修 会 51 回 1,494 人 養 成 講 座 8 講 座 <H24> 信 州 の 食 を 育 む 県 民 会 議 の 開 催 信 州 の 食 を 育 む 県 民 大 会 の 開 催 年 2 回 年 1 回 健 康 長 寿 課 圏 域 連 絡 会 議 の 開 催 年 2 回 介 護 予 防 事 業 の 先 進 事 例 好 事 例 等 の 情 報 提 供 <H24> 年 1 回 健 康 長 寿 課 第 5 関 連 する 分 野 栄 養 食 生 活 こころの 健 康 健 やか 親 子 21 脳 卒 中 対 策 糖 尿 病 対 策 心 疾 患 対 策 56

59 え 第 2 節 身 体 活 動 運 動 身 体 活 動 運 動 は 生 活 習 慣 病 を 予 防 する 効 果 があり 健 康 づくりの 重 要 な 要 素 である ま た 日 々の 生 活 の 質 (QOL)の 向 上 高 齢 者 の 認 知 機 能 や 運 動 機 能 の 低 下 などの 社 会 機 能 の 低 下 と も 関 わりが 認 められている そこで 身 体 活 動 や 運 動 の 効 果 について 意 識 の 向 上 を 図 り 県 民 が 実 践 することが 重 要 であり そのためには 運 動 を 支 援 する 環 境 整 備 も 必 要 である 第 1 現 状 1 平 均 歩 行 数 20~64 歳 1 人 1 日 当 たり 歩 行 数 の 平 均 値 は 男 性 は 8,282 歩 女 性 は 6,966 歩 であり 生 活 習 慣 病 予 防 のために 目 指 したい 目 標 10,000 歩 に 達 していない また 20~64 歳 女 性 では 減 少 が 目 立 つ 図 1 1 日 当 たりの 平 均 歩 行 数 ( 長 野 県 ) 図 2 1 日 当 たりの 平 均 歩 行 数 ( 全 国 ) 10000歩 ,606 8,282 H19 H22 7,787 6,738 6,966 6,122 5,884 5,818 20~64 歳 65~79 歳 20~64 歳 65~79 歳 男 性 女 性 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 歩 ,841 6, ,628 4, ~64 歳 65 歳 以 上 20~64 歳 65 歳 以 上 男 性 女 性 ( 平 成 22 年 国 民 健 康 栄 養 調 査 ) 2 安 全 に 歩 行 可 能 な 高 齢 者 安 全 に 歩 行 可 能 なための 筋 力 があると 推 定 される 開 眼 片 足 立 ちが 20 秒 以 上 可 能 な 高 齢 者 は 男 女 とも 65~74 歳 までは 80% 以 上 であるが 75 歳 以 上 になると 約 半 数 の 者 ができなくなっている 図 3 開 眼 片 足 立 ち 時 間 20 秒 以 上 可 能 者 の 割 合 100% 80 H19 H ~74 歳 75 歳 以 上 65~74 歳 75 歳 以 上 男 性 女 性 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 57

60 3 運 動 への 意 識 と 習 慣 健 康 のために 普 段 から 意 識 的 に 体 を 動 かしている 人 の 割 合 は 男 女 ともに 約 6 割 女 性 は 年 代 が 高 いほうが 意 識 的 に 体 を 動 かすようにしている 人 の 割 合 が 高 くなる 傾 向 である 図 4 意 識 して 体 を 動 かすよう 心 がけている 者 の 割 合 (15 歳 以 上 ) 100% 80% 60% 男 性 女 性 % % % 歳 20 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 代 15 歳 以 上 20 歳 以 上 歳 20 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 代 15 歳 以 上 20 歳 以 上 体 を 動 かすようにしている 特 に 何 もしていない ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 男 女 とも 意 識 的 に 体 を 動 かすようにしている 人 は 特 に 何 もしていない と 回 答 した 人 より も 運 動 習 慣 がある 人 の 割 合 が 顕 著 に 高 い 歩 数 については 女 性 は 意 識 的 に 体 を 動 かすようにし ている 人 は 特 に 何 もしていない と 回 答 した 人 よりも 多 いが 男 性 では 差 がみられない 図 5 運 動 の 意 識 の 有 無 と 運 動 習 慣 のある 者 の 割 合 図 6 運 動 の 意 識 の 有 無 と 歩 数 の 平 均 値 % 100 歩 男 性 体 を 動 かすようにしている 2.2 女 性 特 に 何 もしていない 0 男 性 体 を 動 かすようにしている 女 性 特 に 何 もしていない ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 運 動 習 慣 がある 者 : 週 2 回 以 上 1 回 30 分 以 上 の 運 動 を1 年 以 上 継 続 している 者 4 運 動 支 援 体 制 等 運 動 指 導 の 専 門 家 である 健 康 運 動 指 導 士 は 数 及 び 住 民 が 身 近 で 運 動 することができる 場 である 総 合 型 地 域 スポーツクラブ 数 は 増 加 傾 向 である 58

61 図 7 健 康 運 動 指 導 士 数 図 8 総 合 型 地 域 スポーツクラブ 数 人 H20 H21 H22 H23 H 市 町 村 クラブ H20 H21 H22 H23 H ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 第 2 課 題 成 人 の1 人 1 日 当 たりの 平 均 歩 行 数 は 10,000 歩 に 達 しておらず 20~64 歳 の 女 性 では 減 少 し ている 75 歳 以 上 では 男 女 とも 安 全 に 歩 行 可 能 な 者 の 割 合 が 約 半 数 近 くに 減 少 する 意 識 して 体 を 動 かすようにしていない 者 では 運 動 習 慣 がある 者 が 少 ない 第 3 今 後 目 指 すべき 姿 と 取 組 1 目 指 すべき 姿 県 民 の 健 康 状 態 等 肥 満 (BMI25 以 上 )の 者 が 減 少 し 適 正 体 重 を 維 持 できる 社 会 機 能 の 低 下 を 防 ぐため 安 全 に 歩 行 可 能 な 高 齢 者 の 割 合 が 増 加 する 日 常 生 活 での 身 体 活 動 量 を 増 やし 生 涯 はつらつとした 生 活 を 送 る 2 県 民 の 取 組 として 望 まれること 健 康 づくりのための 運 動 の 重 要 性 を 理 解 し 実 践 する 平 均 歩 行 数 10,000 歩 を 目 指 す 日 常 の 活 動 量 を 増 やすために 意 識 して 体 を 動 かす 運 動 習 慣 を 身 につける 3 関 係 機 関 団 体 の 取 組 として 望 まれること (1) 市 町 村 県 民 が 気 軽 に 運 動 できる 場 を 提 供 する ウォーキングコースの 設 定 整 備 を 行 う 運 動 教 室 を 開 催 する 介 護 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 の 運 動 機 能 向 上 に 取 り 組 む (2) 関 係 機 関 団 体 運 動 の 楽 しさを 県 民 に PR する 59

62 4 県 の 取 組 ( 施 策 の 展 開 ) 県 内 ウォーキングコースを 周 知 する 長 野 県 版 運 動 ガイド(ズクササイズ( 仮 )) を 作 成 周 知 する 私 の ながらエクササイズ を 募 集 し 県 民 に 周 知 する 介 護 予 防 事 業 の 先 進 事 例 好 事 例 等 を 収 集 し 市 町 村 に 情 報 提 供 を 行 う 第 4 指 標 目 標 : 健 康 日 本 21( 第 2 次 ) : 健 康 グレードアップながの 21 : 新 規 1 県 民 の 健 康 状 態 等 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 肥 満 者 の 割 合 ( 再 掲 ) <H22> 県 民 健 康 20~69 歳 男 性 28.9% 栄 養 調 査 40~69 歳 女 性 15.1% 安 全 に 歩 行 可 能 な 高 齢 者 の 割 合 <H22> 65~74 歳 男 性 90.3% 県 民 健 康 65~74 歳 女 性 85.1% 栄 養 調 査 75 歳 以 上 男 性 44.7% 75 歳 以 上 女 性 54.4% 足 腰 に 痛 みのある 高 齢 者 の 割 合 ( 人 口 千 人 今 後 調 査 当 たり) 介 護 予 防 事 業 の 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 事 介 護 二 次 予 <H22> 業 による 基 本 チェックリスト 実 施 者 に 占 め 防 事 業 対 象 7.2% る 割 合 運 動 器 の 機 能 向 上 者 把 握 事 業 2 県 民 の 取 組 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 1 日 当 たりの 平 均 歩 行 数 <H22> 20~64 歳 男 性 20~64 歳 女 性 65~79 歳 男 性 8,282 歩 6,966 歩 6,122 歩 県 民 健 康 栄 養 調 査 65~79 歳 女 性 5,818 歩 意 識 して 体 を 動 かすよう 心 がけている 者 の 割 合 15 歳 以 上 男 性 15 歳 以 上 女 性 <H22> 55.2% 57.9% 県 民 健 康 栄 養 調 査 運 動 習 慣 のある 者 の 割 合 成 人 男 性 成 人 女 性 <H23> 37.7% 29.4% 県 民 健 康 栄 養 調 査 60

63 運 動 やスポーツを 習 慣 的 にしている 子 ども 今 後 調 査 の 割 合 小 学 5 年 生 男 子 小 学 5 年 生 女 子 ロコモティブシンドローム( 運 動 器 症 候 群 ) を 認 知 している 者 の 割 合 今 後 調 査 介 護 予 防 事 業 の 二 次 予 防 事 業 の 参 加 率 ( 運 動 機 能 向 上 栄 養 改 善 口 腔 機 能 向 上 膝 痛 腰 痛 対 策 認 知 症 の 予 防 支 援 う つ 予 防 支 援 その 他 の 複 合 プログラム) <H22> 30.5% 介 護 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 事 業 3 関 係 機 関 団 体 の 取 組 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 ウォーキングを 設 置 整 備 している 市 町 村 数 ( 県 ホームページにウォーキングコース 掲 載 市 町 村 数 ) <H24> 22 市 町 村 県 健 康 長 寿 課 健 康 運 動 指 導 士 数 <H24.4> 386 人 ( 財 ) 健 康 体 力 づ くり 事 業 財 団 登 録 数 総 合 型 地 域 スポーツクラブ 数 <H24.6> 44 市 町 村 56 クラブ 県 教 育 委 員 会 住 民 が 運 動 しやすいまちづくり 環 境 整 備 に 取 り 組 む 自 治 体 数 今 後 調 査 介 護 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 の 運 動 器 の 機 能 向 上 に 取 り 組 む 市 町 村 数 通 所 型 訪 問 型 <H22> 59 市 町 村 14 市 町 村 介 護 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 事 業 4 県 の 取 組 ( 施 策 の 展 開 ) 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 ウォーキングコースの 県 ホームページ 紹 介 <H24.5> コース 数 56 長 野 県 版 運 動 ガイド( 仮 ) の 作 成 ( 新 規 ) 私 の ながらエクササイズ のホームペー ( 新 規 ) ジ 紹 介 数 介 護 予 防 事 業 の 先 進 事 例 好 事 例 等 の 情 報 <H24> 提 供 年 1 回 県 健 康 長 寿 課 第 5 関 連 する 分 野 栄 養 食 生 活 こころの 健 康 健 やか 親 子 21 脳 卒 中 対 策 糖 尿 病 対 策 心 疾 患 対 策 61

64 え 第 3 節 こころの 健 康 第 1 現 状 1 休 養 の 状 況 睡 眠 による 休 養 が 充 分 または まあまあとれている と 回 答 した 人 の 割 合 は 15 歳 以 上 の 男 性 は 約 8 割 女 性 は 約 9 割 です 図 1 睡 眠 による 休 養 が 充 分 または まあまあとれている と 回 答 した 人 の 割 合 睡 眠 による 休 養 が 充 分 とれている または まあまあとれている と 回 答 した 人 の 割 合 % 男 性 女 性 歳 歳 歳 歳 歳 歳 70 歳 以 上 ( 再 掲 )15 歳 以 上 ( 再 掲 )20 歳 以 上 2 ストレスの 状 況 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 非 常 にストレスを 感 じる と 回 答 した 人 の 割 合 は 男 女 とも 約 1 割 です % 非 常 にストレスを 感 じる と 回 答 した 人 の 割 合 男 性 女 性 100 図 2 非 常 にストレスを 感 じる と 回 答 した 人 の 割 合 歳 歳 歳 歳 歳 歳 70 歳 以 上 ( 再 掲 )15 歳 以 上 ( 再 掲 )20 歳 以 上 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 62

65 非 常 にストレスを 感 じるまたは 多 少 ストレスを 感 じる と 回 答 した 人 の 割 合 は 男 性 約 6 割 女 性 約 7 割 です 図 3 非 常 にストレスを 感 じるまたは 多 少 ストレスを 感 じる と 回 答 した 人 の 割 合 歳 歳 歳 歳 歳 歳 70 歳 以 上 ( 再 掲 )15 歳 以 上 ( 再 掲 )20 歳 以 上 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 3 疲 労 感 の 状 況 疲 れがとれにくい と 回 答 した 人 の 割 合 は 男 性 約 4 割 女 性 約 4 割 です 図 4 疲 れがとれにくい と 回 答 した 人 の 割 合 歳 歳 歳 歳 歳 歳 70 歳 以 上 ( 再 掲 )15 歳 以 上 ( 再 掲 )20 歳 以 上 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 4 ストレス 対 処 法 の 状 況 ストレスを 解 消 する 対 処 法 がある と 回 答 した 人 の 割 合 は 男 性 女 性 ともに 約 5 割 です 図 5 ストレスを 解 消 する 対 処 法 がある と 回 答 した 人 の 割 合 歳 歳 歳 歳 歳 歳 70 歳 以 上 ( 再 掲 )15 歳 以 上 ( 再 掲 )20 歳 以 上 ( 平 成 22 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 ) 63

66 第 2 課 題 休 養 については 全 体 として 多 くの 人 が 睡 眠 をとれているようですが 性 年 齢 階 級 別 にみると 20 代 男 性 が 55.5%と 少 ない 状 況 です ストレスの 状 況 については 性 年 齢 階 級 別 にみると 40 歳 代 男 性 の 割 合 が 最 も 高 い 状 況 です また 60 歳 代 以 降 では 男 性 よりも 女 性 の 割 合 が 高 くなっています 第 3 今 後 目 指 すべき 姿 と 取 組 1 目 指 すべき 姿 ( 県 民 の 健 康 状 態 等 ) 睡 眠 による 休 養 が 十 分 にとれている 人 の 割 合 を 増 加 させます ストレスが 過 度 であると 感 じる 人 の 割 合 を 減 少 させます 疲 れがとれにくい 人 の 割 合 を 減 少 させます 閉 じこもりやうつ 状 態 の 高 齢 者 を 減 少 させます 2 県 民 の 取 組 として 望 まれること (1) 自 分 に 合 ったストレスの 対 処 方 法 を 知 り 実 践 します 自 らのこころの 健 康 に 気 を 配 り 自 分 に 合 ったストレスの 対 処 方 法 を 知 り 実 践 できるようにな ります (2) 高 齢 になっても 自 分 のこころの 健 康 の 維 持 に 努 めます 高 齢 者 が 生 きがいを 持 って 生 活 できるように 自 らが 活 動 的 にこころの 健 康 づくりを 実 践 でき るようになります (3)こころの 不 調 を 感 じた 時 は 早 めに 相 談 します 不 満 悩 み つらい 気 持 ちが 起 きた 時 には 早 めに 周 囲 の 人 や 専 門 機 関 に 相 談 します 3 関 係 機 関 団 体 の 取 組 として 望 まれること (1) 職 場 においてメンタルへルス 対 策 を 推 進 します 心 の 健 康 づくり 計 画 を 策 定 し 積 極 的 に 取 組 みます 労 働 者 に 対 する 研 修 会 を 実 施 します (2) 地 域 におけるこころの 健 康 づくり 推 進 体 制 を 整 備 します 高 齢 者 がいきいきと 老 後 を 過 ごせるよう 閉 じこもりやうつ 予 防 のための 介 護 予 防 事 業 を 推 進 します 市 町 村 等 において 心 の 健 康 に 関 する 相 談 体 制 を 充 実 させるとともに 研 修 会 等 の 開 催 に より 普 及 啓 発 に 努 めます 4 県 の 取 組 ( 施 策 の 展 開 ) (1)こころの 不 調 を 感 じた 時 は 早 めに 相 談 するよう 促 し 相 談 しやすい 体 制 を 整 備 します 相 談 機 関 を 周 知 し 不 満 悩 み つらい 気 持 ちが 起 きた 時 には 早 めに 周 囲 の 人 や 専 門 機 関 に 相 談 するよう 促 します 高 齢 者 支 援 のための 先 進 事 例 を 調 査 し 市 町 村 等 を 支 援 します 64

67 (2) 子 ども 達 が 相 談 しやすい 環 境 を 整 備 します 子 ども 達 が 学 校 以 外 でいじめなど 困 ったことがあった 時 に 相 談 できる 環 境 を 提 供 します 第 4 指 標 目 標 1 目 指 すべき 姿 ( 県 民 の 健 康 状 態 等 ) 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 健 康 睡 眠 による 休 養 がとれている 者 の 割 合 (H22) 現 状 の 県 民 健 増 進 ( 充 分 にとれている と まあまあとれ 男 性 76.4% 男 性 男 性 康 栄 養 ている 人 の 割 合 ) 80% 以 上 4.7% 増 調 査 女 性 87.6% 女 性 女 性 現 状 維 持 現 状 維 持 健 康 ストレスが 過 度 であると 感 じる 者 の 割 合 (H22) 前 計 画 の 県 民 健 増 進 男 性 11.6% 10% 以 下 目 標 未 達 康 栄 養 女 性 14.6% 成 のため 調 査 健 康 疲 れがとれにくい 人 の 割 合 (H22) 30% 以 下 前 計 画 の 県 民 栄 増 進 男 性 37.3% 目 標 未 達 養 調 査 女 性 39.2% 成 のため 高 齢 高 齢 者 に 対 する 二 次 予 防 事 業 対 象 者 で 基 (H22) 介 護 予 者 プ 本 チェックリスト 等 に 該 当 した 者 の 割 合 防 事 業 ラン 閉 じこもり 予 防 支 援 2.2% 1.5% 以 下 全 国 平 均 の 実 施 うつ 予 防 支 援 4.6% 4.1% 以 下 状 況 高 齢 者 に 対 する 二 次 予 防 事 業 対 象 者 で 基 本 チェックリスト 等 に 該 当 した 者 の 割 合 日 常 生 活 状 況 に 関 する 25 項 目 からなる 基 本 チェックリストを 活 用 し 対 象 者 を 決 定 している 2 県 民 の 取 組 区 分 項 目 ( 指 標 ) 現 状 目 標 目 標 理 由 出 典 等 健 康 自 分 に 合 ったストレスの 対 処 方 法 を 知 (H22) 前 計 画 の 県 民 栄 増 進 り 実 践 している 者 の 割 合 男 性 47.9% 57% 以 上 目 標 未 達 養 調 査 1 女 性 53.1% 成 のため 高 齢 高 齢 者 に 対 する 訪 問 型 介 護 予 防 事 業 の (H22) 介 護 予 者 プ 対 象 者 のうち 事 業 に 参 加 した 人 の 割 合 防 事 業 ラン 閉 じこもり 予 防 支 援 1.7% % の 実 施 2 うつ 予 防 支 援 1.8% % 状 況 健 康 増 進 3 不 満 悩 み つらい 気 持 ちを 受 け 止 め たり 耳 を 傾 けてくれる 人 がいない 人 の 割 合 (H22) 男 性 4.8% 女 性 2.3% 0% H22 ここ ろの 健 康 づくりに 関 する 基 礎 調 査 65