ヨハネ黙示録の概略 目次 章 頁 1 序言... 1 章... 2 黙示録の書かれた目的 2 7つの教会へ... 2 章 ~3 章... 3 どの教会にも7つの顔がある 3 天の御座の幻... 4 章 子羊 ( キリスト ) の幻... 5 章 解かれた封印の幻... 6

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1 ヨハネの黙示録 僕ヨハネの見た 主イエス キリストの黙示である すぐにも起こるべきことを僕たちに示すためである ここには 希望と喜びと慰めとがある

2 ヨハネ黙示録の概略 目次 章 頁 1 序言... 1 章... 2 黙示録の書かれた目的 2 7つの教会へ... 2 章 ~3 章... 3 どの教会にも7つの顔がある 3 天の御座の幻... 4 章 子羊 ( キリスト ) の幻... 5 章 解かれた封印の幻... 6 章 ~7 章... 8 艱難時代と天上の礼拝 6 7つのラッパの幻... 8 章 ~11 章 女 ( 母なる教会 ) と龍 章 海からの獣と地からの獣 章 子羊と144,000 人 章 大艱難 10 7つの鉢の幻 章 ~16 章 バビロン ( ローマ ) の滅亡 章 ~19 章 10 節 キリストの勝利 章 11 節 ~21 節 キリストの再臨 13 千年王国 章 最後の審判 14 新天新地 章 第 2の死 15 主イエスよ 来りませ 章 いのちの木にあずかる特権 16 7つの幸いと黙示録の抽象的言葉と数字

3 第 1 章 ( 序言 ) 黙示とは ギリシャ語で アポカルプシス と言い 覆いを取り去ること を意味している すなわち黙示録は 物事を明らかにする書物である 啓示と訳せる言葉でもある 聞くと同時に 見ること ( 絵画的 ) が特徴である 書かれた目的は 今は人の目に隠されていることについて 神が すぐにも起こるべき事をその僕たちに示す為 であった 神は時の支配者であり 神の時は 一日は千年のようであり 千年は一日のようである (Ⅱペテロ3 8) 黙示録は 現在のこと 今後起ころうとすること ( 予言 ) が書かれており 学ぶ者には祝福が約束されている 書かれた年代は AD95 年頃である その頃 ローマ皇帝の中でも最も苛烈にキリスト教徒を迫害したドミティアヌス皇帝 (AD81 年 ~96) が君臨していた時代である ドミティアヌスが競技場や劇場に姿を現すと 全員起立して 私たちの神 私たちの主に栄光あれ と叫ばなければならなかった ( 皇帝礼拝の強要 ) 書いた人は 僕ヨハネで パトモス島で書いた パトモス島は エペソの沖合にあり 周囲が約 95キロメートルの島である 流刑の島であった ヨハネは自己紹介をし あなた方の兄弟であり 共にイエスの苦難と御国と忍耐とにあずかっている わたしヨハネ と述べている 迫害の中にあった者たちの慰めの書となった 宛先は 小アジアの7つの教会である すなわち あなたの見ていることを書きものにして それを7 つの教会に送りなさい 教会では 礼拝で読まれたのである 聖書は 創世記からヨハネ黙示録まで一貫している 永遠の命 が主題である 命の木 ( 創世記 3 22) と いのちの木の実を食べることをゆるそう ( ヨハネ黙示録 2 7) いのちの木にあずかる特権を与えられる ( 黙示録 22 14) 創世記のはじめの言葉は はじめに神は天と地とを創造された ヨハネ黙示録最後の言葉は 主イエスの恵が 一同の者と共にあるように である 永遠の命 にあずからせることが神の目的であり 永遠の命 にあずからせる方こそ 主イエス キリストである 1 章 1 節から3 節は 黙示を神がキリストに与え キリストから僕ヨハネに伝えた ヨハネは自分の見たすべてをあかしした この言葉を朗読する者と書かれていることを守る者は幸いである 幸い という言葉が黙示録に7 回出てくる 4 節以下は 神の御座 霊 イエスの三位一体が表現されている 神については 1 今いまし 昔いまし やがてきたるべき者 2 全能者である 3 わたしはアルパであり オメガである アルパはアルファベットのAであり オメガはZである 霊については 17つの霊 2ヨハネは 主の日に御霊に感じた 主イエス キリストについては 1 忠実な証人 2 死人の中から最初に生まれた者 3 地上の諸王の支配者 4わたしたちを愛し その血によって私たちを罪から解放した 5わたしたちを御国の民とした 6わたしたちを祭司として下さった 7 死んだことはあるが世々限りなく生きている 8 死と黄泉のカギを持っている 7つの燭台は7つの教会であり 燭台自身は光ではなく 光を盛るものである 7つの星は7つの教会の御使である どのような教会にも御使がいる - 2 -

4 第 2 章 (7 つの教会へ ) 7つの教会に宛てた手紙の共通点は 1 手紙を書いた者は 主イエス キリストである 手紙の最初に自己紹介をしており 1 章 13 節以下の 例えば 右手に7つの星を持つ者など 主イエスの姿を再度述べていることから明白である そして各教会のことについて 知っている と述べている 知られていることは 慰めに満ちていることである 2また 7つの教会の宛名は各教会の 御使 である 御使 は常に神の方を向いているものであり 神と人とを取りなす役割をになっている この言葉は教会の指導者と理解できる 3 更に 手紙を受け取って聞く者に対しては 耳のある者は 御霊が諸教会に言うことを聞くが良い と書き添えている 信仰の耳である 4 信仰の勝利を得る者には 神の賜物がある 57つの教会は 現在では すべて廃墟となっている 神が植え 神が抜かれる ( エレミヤ1 10) しかし 7つの教会に宛てられた手紙の内容は 現在の教会の有りようの問題であり 心して聞かなければならない 厳しい言葉とともに 慰めと勇気を与えてくれる エペソにある教会の御使に宛てた手紙エペソの教会はパウロがAD50 年頃 3 年間伝道した教会である ( 使徒 20 31) エペソの教会には 忍耐と労苦を主の名の為に忍び通し弱り果てることがなかった と高く評価している しかし 他方でパウロ伝道から約 45 年経過した今 責めるべきことがある はじめの愛から離れてしまった どこから落ちたか思い起こし 悔い改めてはじめのわざを行いなさい もし そうしないと燭台をその場所から取りのける 勝利を得る者には 神のパラダイスにある いのちの木の実を食べることを許そう と はじめの愛 とは 主イエスに対する愛と同時に隣人愛である 伝道への意欲である はじめの愛から離れてしまった とは 初めの愛を失ったまま耐えている 最初の輝くような燃え立った愛が失われたということである 教会が世俗化してしまった状態をも指すのであろう 悔い改めて主の愛に帰ることだ 洗礼の時に帰るということである 燭台を取りのけるということは 教会を教会として 認められないということである 忍耐に忍耐を重ねた者は 勝利を得るのである 永遠のいのちに預かり得るのである スミルナにある教会の御使に宛てた手紙スミルナの教会に対しては 非難 叱責はない むしろ称讃している あなたの苦難や貧しさを知っている だが 本当は あなたは豊かなのだ と言われた 真実の豊かさとは何か 真実の勝利者とはだれか 主イエス キリストこそ救い主と信じる者ではないのか 自分はキリストのものである との信仰が 貧しさや苦難や迫害の中にあっての豊かさである (Ⅱコリント8 9) 神がすべてを備えるのである 死に至るまで忠実であれ そうすれば あなたに命の冠を授けよう 勝利を得る者は 決して第 2の死を受けることはない と言われた この教会の牧師であったポリュカルポスは155 年に 86 才の時 火あぶりの刑で殉教した 第 1の死は肉体の死であるが 第 2の死は 霊における死 である 死に至るまで忠実 であることが出来るのは 第 2の死に対して勝利者となっているからである ペルガモにある教会の御使に宛てた手紙鋭いもろ刃の剣を持っている者が言われる 口の剣である み言葉である 神の言葉は生きていて 力があり もろ刃のつるぎよりも鋭く 精神と霊魂と 関節と骨髄とを切り離すまでに刺し通して 心の - 3 -

5 思いと志とを見分けることが出来る すべてのものは神の目には裸である ( ヘブル4 12) 偶像に満ちた土地である ドイツのベルリンにあるペルガモ美術館は プロイセン時代トルコのペルガモで発掘されたゼウス神殿を移築したものである また バラムやニコライ派の教えがあった サタンが王座を占めている状況の中で キリストの名をしっかりと守ったのである 信仰を捨てなかった キリストを否認しなかったのである キリストの忠実な証人であったアンテパスも殉教した 証人という言葉は 殉教者という意味を同時に持つようになった キリストの証人であることにいのちをかけなければならなかったのである 殉教者として新約聖書では ステパノと主の兄弟ヤコブの名がある 殉教者まで出してサタンと戦っている教会に サタンの誘惑が忍び込んでいるのである 偶像に捧げた肉を食べ みだらな行為をさせる サタンの誘惑に負けそうになる キリスト教の性的潔癖さが 地の塩としての役割を果たしてきた 世間を気にする日本人 ( 世間教 ) は 特に気をつけなければならない ここにキリスト教会の外の戦いと内の戦いがある 悔い改めと励ましは み言葉だけである 勝利を得る者には マナと白い石 ( 新しい名が書いてある ) を与えるとの約束である マナはモーセに導かれて荒野を旅した民に神が毎朝与えたものである 白い石は 裁判の折りの無罪放免を意味し 罪の許し 勝利 純潔を示すものである テアテラにある教会の御使に宛てた手紙神の子の姿として 燃える炎のような目と光り輝くしんちゅうのような足とある (1 14. ダニエル 10 6) まことの支配者キリストの姿である 神の子とは 神の立てられた王という意味である わたしは あなたのわざと あなたの愛と信仰と奉仕と忍耐とを知っている また あなたの後のわざが はじめよりもまさっていることを知っている わたしが来る時まで 自分の持っているものを固く保っていなさい 勝利を得る者には 明けの明星を与える しかし 偶像に気を付けよ サタンの深みに近づいたりするな サタンの奥深い秘密を知る必要もない 秘密には魅力がある 疑いをかさねながら生きるほうが現実的だと思わせるのがこの世である しかし 信仰 愛 奉仕 忍耐に生き抜くこと が人生の根本法則である それ以外の重荷を背負うなということである テアテラ市には 紫布の商人で神を敬うルデヤの町である ( 使 16 14) このルデヤがパウロのピリピ伝道で助けた女性である 商業都市テアテラには それぞれの職業ごとに神がいた 必然的にその職業組合の神と関わりをもつ イゼベルという名が出てくる アハブの王妃でバアルの神を拝んだ ( 列上 16 31) 王アハブにも偶像礼拝を受け入れさせ 真の神礼拝から離れさせた このイゼベルと似た預言者が 教会に入り込んで来て 惑わし 不品行をさせるということである 悪しき礼拝者は 大きな艱難の中に投げ込まれるとの予言である 悔い改めの期間を設けていると理解出来る - 4 -

6 第 3 章 (7 つの教会へ ) サルデスにある教会の御使に宛てた手紙サルデスの町は栄えた時代はあったが 黙示録の時代さびれていた それを象徴するかのように 生きているという名を持っているが 死人である と言われる 肉体は生きていても 霊的に死んでいた ほめられるところのない教会である 反対にヒラデルフイアの教会は非難の言葉はない しかし ヒラデルフイアの教会の人々も この手紙を読み 人ごとではないと思ったに違いない どの教会も7つの顔を持っているのである しかし 幸いなるかな 主イエスは 死からよみがえる道を開いて下さる 死人の中から立ち上がりなさい そうすれば キリストがあなたを照らすであろう ( エペソ5 14) そのためにわたしは祈っていると主イエスは言われる そしてあなたが立ち直った時には 兄弟たちを力づけてやりなさい ( ルカ22 31) ヒラデルヒヤにある教会の御使に宛てた手紙 あなたには少ししか力がなかったのに わたしの言葉を守り わたしの名を否まなかった 教会である 少ししか力がなかったとは ミクロの世界で 存在はするが顕微鏡でしか分からないような 微少の世界 である だから 神からの力 ( ここでは だれも閉じることの出来ない門を開いておいた ) のみが頼りである その力で サタンの会堂 に属する者にも 試練の時 にも打ち勝つことが出来た そして 勝利を得る者となり 神の聖所の柱にしようとの約束である 聖所の柱 となれば 最早外部の迫害や苦難等にさらされることはない 信仰は自分の力ではなく 神が真実であるから保持し続けることができるのである 信仰はもっぱら主イエスの力のみである 神の圧倒的なみ言葉に打たれ 今までの生き方や生活が新しく作り変えられるのである それは丁度 ペテロが網を捨てたように ラオデキヤにある教会の御使に宛てた手紙ラオデキヤは地の利を得て 経済的に富んでいた町であった 麻布 毛織物が有名で 金融業まで盛んであった また 目薬の町であった 富んでいる人は神を必要としない 何不自由ないと言っている しかし実際は みじめな者 あわれむべき者 貧しい者 目の見えない者 裸であることに気がついていないのである 気付けば熱くなる ラオデキヤの教会に対して あなたは熱くもなく 冷たくもない 生ぬるいので口からはき出そう と言われている 熱くあって欲しいと言っているのである 見よ わたしは戸の外に立って たたいている しかし 開けようとしないのがラオデキヤの教会である 神を無視し自己利益やお金や自己主張の価値観にとらわれている人間の姿である 本来神には内も外もない 人間の側で壁を作ってしまって 神を中に入れないのである ドアの取っ手は自分の側にある 中に入れないから共に食事もできない 裸の恥をさらさないために白い着物をつけなさい とは 主イエスを着なさいということである この時代の終末がラオデキヤの教会で 主イエスに対してこの世界は門戸を閉ざし 教会時代が終わりを告げ 神の次ぎのプログラムが進行する ヨハネの黙示録は 地上の場面 から 天上の場面 へと招かれていくのである - 5 -

7 第 4 章 ( 天の御座の幻 ) 第 4 章は 開いた門が天にあり ここにのぼって来なさい これから必ず起こることを見せてあげよう ヨハネがのぼって行くと神の栄光を見せられた 天上での礼拝である 将来必ず起こる主イエスの約束の実現を ヨハネは天上に携挙されて絵画的に見るのである すなわち 主イエスは ちょうど いなずまが東から西にひらめき渡るように 人の子も現れるであろう 四方からその選民を呼び集めるであろう ( マタイ24 27 以下 ) わたしはあなた方を捨てて孤児とはしない あなたがたのところに帰ってくる その日にはわたしはわたしの父におり あなたがたはわたしにおり また わたしがあなたがたにおることがわかる ( ヨハネ14 18 以下 ) 主イエスの再臨は聖書の主題である ( ロマ8 19 以下等 ) ヨハネはキリスト者の代表として 天上に携挙されたのである キリスト者が天上に携挙された後におそろしい艱難の日が来る すなわち キリスト者がいなくなった後に艱難がはじまるのである これが黙示録の教えである 天上では御座が設けられ その座にいる方は 碧玉や赤めのう のようであった その周りには緑玉 ( エメラルド ) のように見える虹が現れていた 虹の冠である 神ご自身を見ることは許されない それは肉眼で太陽を直視出来ないのと同じである 御座にいる方は 碧玉や赤めのう のような輝きであったというのである 碧玉 は明るく光輝ある透明な石で 赤めのう は血のように赤いルビーに似た宝石で 緑玉 はユダを代表する宝石であり 緑色すなわち 永遠の新鮮さを象徴している 宝石については大祭司の胸当てにはめ込まれ ( 出エジプト28 章 ) 虹についてはノアの契約の印( 創世記 9 章 ) が参考となる 24の座と白い衣を着て金の冠をした24 人の長老がいた 24の解釈はいろいろであるが 神の宮に仕えていた祭司は24の組みに分かれて当番制であったし 祭司と一緒に仕える聖歌隊も24 組であったことも参考となる 玉座の中央と周りに4つの生き物がいたが 4つの福音書という見方がある マタイが人間 マルコが獅子 ルカが雄牛 ヨハネが鷲である これらの生き物には6つの翼があった 同じような記事がエゼキエル1 章 (4つの生き物と翼) とイザヤ6 章 2 節 (6つの翼) にある 聖なるかな聖なるかな聖なるかな は 三聖頌 と呼ばれ 讃美歌 (66 番 ) でもよく讃美され カトリック教会もギリシャ正教でも同じである 全能者にして主なる神 昔いまし 今いまし やがてきたるべき者 と神に向かって 神の支配を歌い上げる 神に栄光と誉れとを帰し また 感謝をささげる 黙示録の記者は礼拝が感謝であることを記している 讃美と感謝の礼拝である 長老たちはひれ伏し 拝み われらの主なる神よ あなたこそは 栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方 あなたは万物を造られました 御旨によって 万物は存在し また造られたのであります と言った われわれは天の光を仰ぐことによって 神の歴史を知り 神のまなざしが一人ひとりに注がれていることを覚えつつ 生きている人生を 讃美と感謝と喜びをもって 神のみ前を歩むのである - 6 -

8 第 5 章 ( 子羊の幻 ) 玉座に座っている者の右手に巻物があり それを読み説く者はだれもいなかった そこでヨハネは激しく泣いた とある 信仰者にとっても 神のみ心が分からない時がある こんな理不尽なことがあっていいものかとの問いはいつもある 戦争や震災による犠牲 悪いことをしたわけでもないのにどうして死んだのか なぜこんな苦労をしなければならないのか 突然 生活不安や将来の不安の中に置かれることもある 主イエスの 彼らをお許し下さい 彼らは何をしているのか分からずにいるのです との祈りのように ( ルカ23 34) 人の浅はかさと愚劣が不幸をもたらすことがある 2008 年にはじまったアメリカのサブプライムローンを発端とする世界同時不況は 元は人間の根源的欲望である むさぼりである 信用力の低い住宅ローン債権を証券化して世界に売りまくって稼ぎ ローンの支払いが滞って株価は暴落した 商品を組成した人々はその危険性を充分知りながら 利益の前に沈黙し 逆に信用できるものと虚偽の宣伝をし 安心させて投資させた この 悪魔の証券 は 世界を巻き込み 何の罪もない人々が金融危機 経済危機 雇用危機 福祉危機に直面した どうすればよいのかだれも分からずにいる そこでは人は激しく泣くほかに手段がないのだろうか 神の答えがわからない 誰も答えを見いだせず 解く者はいない 涙すべき現実や途方にくれることもある キリスト者に対する迫害は この時代が最もひどかった その時 長老の一人が言った 泣くな 見よ イエス キリストが勝利を得た 平安を残していく と言い残して天に昇った主イエスがいる 主イエスに聞くのである もし主イエスがいなければ 人は滅びである 主イエスに聞くとは祈りである 24 人の長老たちは香の一杯入った鉢を手に持って子羊 ( 主イエス ) の前にひれ伏した この香は聖なる者たちの祈りである キリスト者が祈る祈りは天国において香となっているのである 回答は祈りの中にある 神は香そのものを喜ばれる どんなに貧しく どんなにつたない祈りであっても問題ではない 丁度 世の親が幼児の片言の言葉を喜ぶのと同じである 祈りそのものを神は喜ぶのである われわれがどんな過ちを犯していなくても 祈りの無いことが罪である 子羊キリストには 7つの角と7つの目があった 角は力を表し 目は知恵 ( 知性 ) を表す これらの目は 全世界につかわされた 神の7つの霊である すなわち神の届かない所はないのである われわれは無限の可能性の中に生かされているのである この方だけが耐え難い苦しみを解く鍵を持っている 苦難の意味を教えることができる 世界史の秘儀を示すことができる 多くの御使たちは大声で言った ほふられた子羊こそは 1 力と 2 富と 3 知恵と 4 勢いと 5ほまれと 6 栄光と 7 讃美とを受けるにふさわしい と また 天と地 地の下と海の中にあるすべての造られたもの そして それらの中にあるすべてのものの言う声を聞いた 御座にいます方と子羊とに 讃美と ほまれと 栄光と 権力とが 世々限りなくあるように 4つの生き物はアーメンと唱え 長老たちはひれ伏して礼拝した 主イエスがわれわれを支配している現実をしっかりと見据えることである その時 悩み多き世に耐えて 望みを持って生きることができるのである - 7 -

9 第 6 章 ( 解かれた封印の幻 ) 子羊が7つの封印を開き 解かれる時がきた 第 1から第 4までの封印を開いた時 出てこい という声を聞いた 馬が出てきた 馬にはそれぞれ乗っている者があった 第 1の封印からは 白い馬 が出てきて 勝利の上にも勝利を得ようと出て行った この馬には弓を持ち 冠をした者が乗っていた 即ちこの世の権力者が迫害や戦争に手を伸ばしている様子である 戦勝を祝う時 ローマ皇帝は白い馬に乗っていた 日本も戦前 天皇は軍隊の閲兵式には白い馬に乗っていた 第 2の封印からは 赤い馬 が出てきた 乗っている者は剣を持っており 平和を奪い取って殺し合いをさせる力が与えられた 第 3の封印からは 黒い馬 が出てきた 乗っている者は秤を持っていた 小麦 1ますは1デナリ とあり 一日の賃金 1デナリで 一人分の食料しか買えない これでは家族を養えない 即ち飢餓である 第 4の封印からは 青白い馬 が出てきた 乗っている者は 死 という名前であった 疫病と死である 彼らには地上で4 分の1を支配し 殺す権威が与えられた これらの馬はいずれも災害をもたらした 殉教した 第 5の封印を開いたとき 殉教者の魂が祭壇の下で 大声で叫んだ 真実で聖なる主よ いつまで裁きを行わず 私たちの血の復讐をなさらないのですか 天上の教会では声をあげて 神様の正義はどうなっているのかと聞いているのである 地上の生活では 愛する者達よ 自分で復讐しないで むしろ 神の怒りに任しなさい なぜなら 復讐はわたしのすることである わたし自身が復讐する ( ロマ12 19) と言われていたが いつ復讐するのですかとの叫びであり問いである すると一人ひとりに白い衣が与えられ 数が満ちるまでしばらく静かに待つように と言われた 静かに待つ とは安息に過ごしなさいと言う意味である 僕ヨハネは自分も殉教の死によって 数が満ちる一人になることを覚悟したに違いない 子羊が第 6の封印を開いた 静かに待っていた 答えであった 神と子羊の怒りである この怒りがあるから子羊イエスは十字架についたのである 崩壊する宇宙である 1その時大地震が起き ( アモス8 8, エゼキエル38 19) 2 太陽は暗くなり 月は血のようになり ( ヨエル2 31 イザヤ13 10) 3 星は地上に落ち ( マタイ24 29) 4 天は巻物が巻き取られるように消え去り ( イザヤ3 4 4) 5 山と島が動いた ( エレミヤ4 24) 旧約の預言者たちの預言と 僕ヨハネの見た幻が 似通っている 主イエスの再臨の時のすさまじさである その時 この世の終わりであることを予見している 宇宙に恐怖が広がり 人間社会を構成するすべての人はさばかれる 1 王 2 高官 3 千卒長 4 富める者 5 勇者 6 奴隷 7 自由人らすべての人である 山と岩に向かって言った われわれをおおって 御座にいます方の御顔と子羊の怒りとから かくまってくれ 御怒りの大いなる日が来たのだ だれがその前に立つことができようか 山と岩に向かって 殺してくれ と言っているのである 神と子羊の怒りから免れる為に殺してくれということは いかに神と子羊の怒りが恐ろしいものであるかということである まことに恐るべきものである しかし幸いなことに 救いを約束してくれているキリスト者は山と岩に向かって殺してくれと言う必要はない だけど 主イエスの怒りを忘れるとき キリスト者の愛に生きる歩みは 怠慢なものとなることを覚えたい - 8 -

10 第 7 章 ( 天上の礼拝 ) 第 6の封印から第 7の封印が解かれる第 8 章の前に すなわち 裁きと裁きとの間に 静けさと喜びと励ましとがある 天上での礼拝の光景と言える いわば台風の目の中に入ったような平和である 外は暴風雨で 災害と苦難に満ちているが 内は4 人の御使が地の4 隅に立って 風を止めて 吹きつけないように いかなる災害も来ないように安全にしていた 神の僕たちの額に刻印を押すことが終了するまでは 地も海も木も損なわれないのである 神の刻印を額に押される人達は 大きな艱難を通って来た人々であり その数は14 万 4 千人であるが (12の12 倍であり 完全数であるが その当時のキリスト者の数?) その後すべての国民 種族 民族から数えられない多くの群衆が白い衣をまとって礼拝するのである 救いは 御座にいますわれらの神と子羊からきたる と大声で叫び 御使たちは神を拝して言った アーメン 1 讃美 2 栄光 3 知恵 4 感謝 5ほまれ 6 力 7 勢いが 世々かぎりなく われらの神にあるようにアーメン 長老は 白い衣を身にまとった人々について その衣を子羊の血で洗い それを白くしたのである それだから彼らは 神の御座の前におり 昼も夜も聖所で神に仕えているのである 御座にいます方は 彼らの上に幕屋を張って共に住まわれるであろう 彼らはもはや飢えることがなく かわくこともない 太陽も炎暑も彼らを侵すことはない 御座の正面にいます子羊は彼らの牧者となって 命の水の泉に導いて下さるであろう また神は 彼らの目から涙をことごとくぬぐいとって下さるであろう ここでは 旧約聖書の預言の言葉や主イエスのみ言葉が綴られている 旧約の夢や主イエスの言葉が実現したのである すなわち その衣を子羊の血で洗い それを白くした というのは イザヤ1 章 18 節 たといあなたがたの罪は緋のようであっても 雪のように白くなる 又 彼らはもはや飢えることがなく かわくこともない 太陽も炎暑も彼らを侵すことはない は イザヤ書 49 章 10 節 彼らは飢えることがなく かわくこともない また 熱い風も 太陽も彼らを撃つことはない 更に 子羊が彼らの牧者となり 命の水の泉に導いて下さるであろう は イザヤ書同節 彼らを導き 泉のほとりに彼らを導かれるからだ 詩篇 36 篇 7 節以下 神よ あなたのいつくしみはいかに尊いことでしょう 人の子らはあなたの翼のかげに避けどころを得 あなたの家の豊かなのによって 飽き足りる あなたはその楽しみの川の水を彼らに飲ませられる いのちの泉はあなたのもとにあり われらはあなたの光によって光を見る 主イエスは言われた わたしが命のパンである わたしに来る者は決して飢えることがなく わたしを信じる者は決してかわくことがない ( ヨハネ6 35) わたしが与える水を飲む者は いつまでも渇くことがないばかりか わたしが与える水は その人の内で泉となり 永遠の命に至る水が わきあがるであろう ( ヨハネ7 37) イザヤの預言が主イエスにおいて実現し 主イエスにおいて 人間の魂の永遠の渇望が癒されるのである 刻印のある者 ( 創 4 15) 幕屋にいる者は守られる 御座にいます方が共に住まわれる 神がともに住むということは神の栄光があるということである ( 黙 21 3) すなわち神の栄光に覆われ 包まれるのである 7 章は 何という平和と喜悦と静寂の場面であろうか 続く8 章からは第 7の封印が解かれ 恐ろしい艱難と審判が待ち受ける - 9 -

11 第 8 章 ( 立ちのぼる祈り ) 子羊が第 7の封印を解いた 7つの封印 7つのラッパ 7つの鉢と解かれていく 半時間ばかり静けさがあった 神のみわざが行われる前の沈黙である すべて肉なる者よ 主の前に静まれ 主は立ち上がられたからである ( ゼカリヤ2 13) 神のみわざを待つ静けさである みわざの前の静けさの後 7 人の御使に7つのラッパが与えられた ラッパは神の臨在を示すしるしである モーゼがシナイ山で律法を与えられた時 ラッパの音がはなはだ高く響いた ( 出エジプト19 16) 力と大いなる栄光とをもって 人の子が天の雲に乗って来るのを 人々は見るであろう また 彼は大いなるラッパの音と共に御使たちをつかわして 天のはてからはてに至るまで 四方からその選民を呼び集めるであろう ( マタイ24 31) ラッパが響いて 死人は朽ちない者によみがえらされ わたしたちは変えられるのである ( コリント第 ) 別の御使が出てきて 金の香炉をもって祭壇の前に立った たくさんの香が与えられた これは聖徒の祈りに加えて 御座の前の金の祭壇の上にささげるものであった 香の煙は 聖徒の祈りとともに神のみ前に立ちのぼった われわれの祈りは聖徒の祈りであって 神の前にもたらされる どんなに貧しく 小さな祈りであっても 神のところまで届いていく どんなに貧しくても神にささげることのできるささげ物である しかも 香の煙の香りと共にである 御使はその香炉を祭壇の火で満たし 地に投げつけた すると多くの雷鳴ともろもろの声と 稲妻と地震とが起こった 神の怒りが地上に投げつけられたのである 沈黙は破られた 雷鳴や地震のあと 御使らによってラッパが吹き鳴らされた 災いが起こるが被害は共通して3 分の1である 第 1の御使のラッパは 地上の災いである 血の混じった雹 ( ひよう ) と火が降ってきた 第 2の御使のラッパは海の災いである 火の燃えさかっている大きな山のようなものが海に投げ込まれた 海の3 分の1が血となり 生き物の3 分の1が死に 舟の3 分の1がこわされた 第 3の御使のラッパは 川の災いである たいまつのように燃えている大きな星が空から落ちてきて 川の水源に落ちた 星の名を 苦ヨモギ と言い 水の3 分の1が苦くなった そのために多くの人が死んだ 苦ヨモギ とはロシヤ語でチェルノブイリと言い 原子力発電所の事故現場と同じ名前であったので 大きな騒ぎとなった ( キエフの北方 1986 年の事故 死者 47 名のほか子供 9 人甲状腺ガンで死亡 広範囲に牛乳 牛 野菜などが汚染された ヨーロッパの人々を震撼させた事故であった ) われわれは聖書の言葉と一致した出来事があったとしても決定的なことは言えないということである 第 4の御使のラッパは太陽と月と星の災いである 3 分の1が暗くなった その時 一羽のわしが中空を飛んで ああ わざわいだ わざわいだ 地に住む人々はわざわいだ なお 3 人の御使がラッパを吹きならそうとしている と大きな声で言った 中空とは 真昼の空の一番高い所である 神は自然を使者として人々に警告を発せられる ギリシャ語で わざわい とは ウーアイ という ウーアイ ウーアイ ウーアイ と天空高く鷲が鳴いているのである 嘆かずにはおれない状況である 悲しみや痛みを感じ 神の厳しい審きを見ていたのである 滅びを恐れる鳴き声でもある なお 3 人の御使がラッパを吹きならそうとしている

12 第 9 章 ( 死が逃げていく 生き地獄 ) 第 5の天使がラッパを吹くと一つの星が天から地に落ちてきた この星に底知れぬ所の穴を開く鍵が与えられた 底がない 即ち無である 何も溜められない 底なしの淵の穴を開くと煙が立ちのぼり 太陽も空も煙のために暗くなった その煙の中からイナゴの群が地上に出てきた イナゴの姿は 馬に似ていて 金の冠りに似たものを付け 人間の顔のようであり 髪は女の髪のようであり 歯は獅子の歯のようであり 胸には鉄の胸当てのようなものを付け 羽の音は戦車の響きのようであった 更に さそりのように尾と針があって さそりの持っているような力が与えられており この尾には5ヶ月の間人に害を与える力があった 5ヶ月はイナゴの生存期間である その名はヘブライ語でアバドンと言い ギリシャ語でアポリオンと言った その意味は 滅び である イナゴは 地の草やすべての青草また すべての木をそこなってはならないが 額に神の刻印 が押されていない人には害を加えても良いと言い渡されていた 殺してはいけないが 5ヶ月の間 苦しめることは許された イナゴが与える苦痛は さそりが人を刺したときの苦痛のようであった この人々 ( 額に刻印の無い人々 ) は その期間 苦痛と絶望の余り死にたいと思っても 死ぬことが出来ず 切に死を望んでも 死の方が逃げて行くのである まさに生き地獄である 幸いなるかな 額に刻印ある者 はこの生き地獄から免れているのである ヨエル書は メシヤ ( 救い主 ) の来臨を告げるが イナゴの害を書き記し すべて主を呼び求める者は救われると預言する (1 2 章 ) さそりは15センチ位で 石の下に隠れており 刺されると蜂に刺されたよりも激しい痛みである ヨブ記には 死を望んでも来ない とある (3 21) 第 6の天使がラッパを吹くと神の御前にある金の祭壇の4 本の角から一つの声が聞こえた ユーフラテスのほとりにつながれている4 人の天使を放してやれ 4 人の天使は人間の3 分の1を殺すために解き放たれた 天使は騎兵を率い 騎兵の数は2 億である 無数と言ってよい 馬とそれに乗っている者の様子は 炎 紫 硫黄の胸当てを付け 馬の頭は獅子のようであり 口からは火と煙と硫黄を吐いており この3つの災いで人間の3 分の1が殺された 更に 馬の力は口と尾にあって 尾は蛇に似て頭があり この頭で害を加えるのである ( 罪に鈍感な人間の姿 ) これらの災いにあっても残った人間は 悔い改めず なおも 悪霊や 金 銀 銅 石 木でそれぞれ作った偶像を礼拝することをやめなかった ここに人間のどうしょうもない姿がある このような偶像は 見ることも 聞くことも 歩くこともできないものである 偶像の特徴を書き記しているのである しかし 人間は 見ることも 聞くことも 歩くこともできる 偶像は無力であり この無力な偶像を人間が利用するのである また 彼らは人を殺すこと まじない みだらな行い 盗みを悔い改めなかった 即ち人は 何の反省もなく 悪霊や偶像を拝み続け 悪や不道徳を招いている これが聖書記者の確信である 著者ヨハネは悔い改めて欲しいという切なる願いを込めて書いている 主イエス キリストの尊い十字架の血潮の下に隠れ家を求めるように警告をしているのである

13 10 章 ( み言葉の甘さと苦さ ) ラッパを持たないもう一人の力強い御使が 雲を身にまとい 頭に虹をいただき 顔は太陽のようで 足は火の柱のようで 手に小さな巻物を持って 天から下りてきて 右足を海に左足を地にして獅子が吠えるように大声で叫んだ 叫んだとき 7つの雷がそれぞれの声で語った 語った言葉をヨハネは書き留めようとした その時 天から声があって 秘めておけ 書き留めてはいけない と言われた ここでいう力強い御使とは 主イエスご自身であると考えられる すなわち主は 雲をおのれのいくさ車とし ( 詩 104 3) 虹は神の御座の輝きの一部であり( エゼキエル1 28) 山上の変貌では 主イエスは 顔は日のように輝き ( マタイ17 2) 主はシオンから大声で叫び( ヨエル3 16) などの描写は栄光の主イエスの姿である 叫んだ内容は書いていない 更に 7つの雷の声も封印された パウロがパラダイスに引き上げられた時 人間が語ってはならない言葉を聞いた ( コリント第 2の1 2 4) とある この秘密の啓示は 他の人に伝えることもできないし 伝えたところで人には理解できないことであったのであろう それから御使は 天に向けて手を挙げ 誓った もう時がない 第 7の御使が吹き鳴らすラッパの音がする時には 神の奥義は成就される 誓ったという言葉は 真理として語ったということ もう時がない ということは もう時を数えることはなくなる 神の永遠のみわざがはじまる 完成される ということである ( 神の奥義 ) ここで 神の奥義 とは何か パウロは言う それは 時が満ちるに及んで実現されるご計画にほかならない それによって 神は天にあるもの地にあるものを ことごとく キリストにあって一つに帰せしめようとされたのである わたしたちは 御旨の欲するままにすべてのことをなさる方の目的の下に キリストにあってあらかじめ定められ ( 天地創造前 ) 神の民として選ばれたのである それは 早くからキリストに望みをおいているわたしたちが 神の栄光をほめたたえる者となるためである ( エペソ1 3 以下 ) 又 天から 御使の手にある巻物を受け取りなさい という声があったので ヨハネは御使のもとに行き 巻物を下さい と言った すると彼は 取って それを食べてしまいなさい と言われ 取って食べると 口には蜜のように甘かったが 腹が苦くなった 食べるとは み言葉を消化し 自分の血となり肉となるまで消化するということ 甘いということについて エゼキエル書では わたしはその巻き物を食べた それを食べると 口に甘いこと蜜のようであった (3 章 ) 神のさばきは 蜜よりも 蜂の巣のしたたりよりも甘い ( 詩篇 ) み言葉は甘い 良い知らせである 喜びの福音である しかし 他方でその内容は 十字架の苦さであり 罪の苦さであり 審きの苦さであり 恐るべき災いである キリスト者は自分の十字架を負って信仰生活を歩む時 さまざまな苦い思いをする 信者も教会もその苦さに耐えた み言葉の甘さと苦さに生き切るのである そこに神の計画が成就されることに驚き 喜び 感謝を覚えるのである 更に 天から声があった あなたは もう一度 多くの民族 言葉の違う民 王たちに預言しなければばらない ヨハネには 甘さと苦さの預言の務めが残っている

14 11 章 ( 第 7 の天使のラッパ ) ( あなたがたは神の宮である ) ヨハネにはかり竿が与えられ 神殿を測るように命じられる エルサレム神殿はAD70 年にローマ軍によって滅ぼされている ここでは消滅した神殿ではなく キリストを隅のかしら石とするキリストの教会 神の民を指している 礼拝している人々を測る あなたがたは もはや異国人でも宿り人でもなく 聖徒たちと同じ国籍のものであり 神の家族なのである またあなたがたは 使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって キリスト イエスご自身が隅のかしら石である このキリストにあって 建物全体が組み合わされ 主にある聖なる宮に成長し そしてあなたがたも 主にあって共に建てられ 霊なる神のすまいとなるのである ( エペソ2 19 以下 ペテロ第 1 2 5) あなたがたは神の宮である ( コリント第 コリント第 ) 神殿を測るとは 神の民に封印を押すことであって 試練の時にも守られて生き抜くことが出来る しかし 異邦人で教会の外にいる人達は滅ぼされてしまうのである 測る必要はないのである (2 人の証人 エリヤとモーセ ) 2 人の証人が1 260 日間 (42ヶ月 3 年半 ) 預言する 一人はエリヤである 火が天から下る ( 列王下 1 10) とか 天を閉じ 雨を降らせないようにする力 ( 列王上 17 1) と符合する もう一人はモーセである 川の水を打つと血に変わった ( 出エジプト7 14 以下 ) と符合する この2 人は変貌の山上でイエスと語りあった ( マルコ9 2 以下 ) 2 人は定められた期間預言すると 獣のかたちをとった反キリストによって殺される 2 人の証人の言葉は苦かったので その言葉を受け入れないばかりか 憎み 死を喜び 3 日半死体を都の大通りに放置してながめ 喜び楽しみ 互いに贈り物までした しかし 3 日半の後 神は 2 人に息を吹き込み 2 人が立ち上がり天に昇ったので 人々は非常な恐怖に襲われた この時 大地震で7 千人が死に 生き残った人々は神に栄光を帰した ( 息を入れるーエゼ37, 天に昇るー列王下 2 11) ( 第 7の天使がラッパを吹くー壮大な礼拝 ) 第 7の天使がラッパを吹くと 大きな声があった この世の国は われらの主とキリストとの国となった 主は世々限りなく支配なさるであろう 24 人の長老は ひれ伏し神を拝して言った 今いまし 昔いませる 全能者にして主なる神よ 大いなるみ力をふるって支配なさったことを感謝します ここでは やがて来られる方 という言葉はない ( 黙 4 8 参照 ) すなわち既に来ているからである 諸国民は怒り狂いましたが あなたは怒りをあらわされました そして 死人をさばき あなたの僕なる預言者 聖徒 小さき者も 大いなる者も すべてみ名を恐れる者たちに報いを与え また 地を滅ぼす者どもを滅ぼして下さる時がきました 憎しみは怒りを呼び起こし 滅びを生む 神は滅びを呼び起こす怒りに対して 滅ぼしてはならないという怒りである そして天の神殿が開かれ 契約の箱が見えた 今まで誰も見ることが出来なかったものが見られるようになった 契約の箱が見えたことは 神はどんなに破壊が激しくても 神は民との間の契約を破ることはないと 栄光のうちに希望の約束をしている

15 12 章 ( 女と竜 ) ( 子供を宿した女は 母なる教会か?) 女は太陽を着 足の下に月を踏み 頭に12の星をかぶっている 女は男の子を産んだ この子は鉄の杖ですべての国民を治めることになっていた 子は神のもとへ その玉座に引き上げられた 男の子は主イエスである おまえは鉄の杖をもって彼らをうち破り ( 詩 2 6) とある 王の即位の歌である 従って この女は主イエスの母マリヤという考えもある しかし 教会を指していると思われる 神の掟を守り イエスの証を守りとおしている者たちと戦おうとして出て行った という言葉が根拠である 教会は キリスト者を生み出し それも生みの苦しみをし 生んだ子をサタンは狙っている キリスト者が迫害の対象となっている ( 天で敗北して 投げ落とされた竜 ) 天では赤い龍が 子を産もうとしている女の前に立ちはだかり 生んだ子を食べようとしていた 女は男の子を産んだが 子は神のもとへ その玉座に引き上げられた 女は荒れ野に逃げ込んだ 戦うことは出来ない 何の武器も持っていない 逃げるだけである 逃げた場所は 神が1 260 日 (3 年半 ) 養われるように用意した所であった 天では 御使のかしらであるミカエル ( ユダ9) とその使いたちが戦いをし 龍は勝てず 地に投げおとされた その時 大きな歓声があがった 今や 神の救いと力と国と 神のキリストの権威は現れた われらの兄弟らを訴える者 夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は 投げ落された 兄弟たちは 子羊の血とかれらの証の言葉とによって 彼に打ち勝ち 死に至るまでもそのいのちを惜しまなかった それゆえに 天とその中に住む者たちよ 大いに喜べ この龍は 悪魔とかサタンとか全世界を惑わす年を経たへびと呼ばれるものである サタンとは 訴える者 (10 節 ) である そしる とも訳される言葉である 告発する者は正義の味方だと思っている 時には正義感を満足させる サタンは光を装う 人をして 知らず知らずの間に 悪の中に追い込み 罪人として仕立てあげるのである 深い根源において 神への反逆に誘うことを狙っている 現代人をして 神などいなくても 人間だけでやっていけると思い込ませている 年を経たへび とあるが老獪である へびはエバを誘惑し そして神に背く者に仕立てあげたのである ( 龍の執拗な挑戦と神の助け ) 悪魔である龍は天から落とされ 男の子である母を襲う 女は鷲のつばさが与えられた 神の備えた荒野に逃げて行く為である 鷲のつばさは神の支えのみ手をあらわしている ( 出エジプト19 4) 龍は又 口から水を川のように吐き出し 女を押し流そうとしたが 地が口を開いて 飲み干した 旧約聖書では 大水は 試練 苦難 迫害にたとえている 大水が押し寄せる悩みの時にも その身に及ぶことはない ( 詩 32 6) あなたが水の中を過ぎるとき わたしはあなたと共にいる ( イザヤ4 3 2) 龍は更に 神の戒めを守り イエスの証しを持っている者たちに対して 戦いをいどむために 出て行った そして 海の砂の上に立った 迫害の手が伸びるということである しかし 龍は最後には滅びの運命にある 主イエスは勝利者 である

16 13 章 (2 つの獣 ) 13 章は 御使いのかしらミカエルとその使いたちに敗れ 地上に投げ落とされた龍が怒りを爆発させ 危害を加えようと2つの獣を呼び寄せ その権限を2つの獣に委譲する この2つの獣が主役である 迫害に処する道は 忍耐と信仰である 神の勝利を信じ続けていくのである 目立たない力がついには勝利する 武力を持つ者には信仰はいらない この章は パウロとヨハネの国家観の相違もある ( 海からの獣 ローマ帝国 ) 海から上がってきた獣は7つの頭に10 本の角があった 頭には神を汚す名があり ひょうに似ており くまの足のようで ししの口のようであった この獣はローマ帝国を指している ローマには7つの丘があり ヨハネの時代までに10 人の皇帝が即位している 神を汚す名とは ローマ皇帝は 神 とか 神の子 と呼ばれていた事を指す 皇帝礼拝が強制されていた 神の名を汚す期間は42ヶ月である 永遠ではない ひょうや くまや ししはダニエル書 7 章に出てくる獣である ひょうはペルシャであり くまはメデアであり ししはバビロニヤでいずれも帝国であり もう一つの獣はギリシャである 野蛮で 残忍であったので ダニエルは野獣性で帝国の本質を示そうとした 獣の頭の一つが死ぬほどの怪我をするがその傷も治ってしまった この記事は迫害者ネロ皇帝がAD6 8 年に自殺した後 不安定な政情が続き 短い間に3 人の皇帝が変わったが 現在は安定しているということである 但し ネロは死んだのではなく 東国のパルテャに行ってやがて戻って来るという噂が広まった ( ネロ蘇生説 ) ことを指しているという考えもある いずれにせよローマ帝国を指している 獣を拝み 讃美する者は いのちの書に名前が記されていない者である 幸いなことにキリスト者は 世のはじめからいのちの書に名前が記されている ( 地からの獣 人間 偶像礼拝 ) 地からのぼってきた獣は 子羊のように角が2 本あって 龍のようにものを言った すなわち 偽キリストであり 偽預言者である 当時の皇帝は 現人神 あらひとがみ であり 神として礼拝の対象であった 権力は軍事的力と宗教的力を一手に握るのである 皇帝礼拝しない者は迫害の対象となっただけでなく 物を買うことも出来なくされた 偶像礼拝の対象となっている皇帝の名は666という数字である この数字は ヘブライの数字で 迫害者ネロである ネロは64 年ローマに火を付け 大火を起こし その罪をキリスト者に負わせ 大迫害をし パウロも殉教の死を遂げたと言われている ( パウロとヨハネの国家観の相違 ) パウロは ロマ書 13 章で すべての人は上に立つ権威に従うべきである なぜなら 神によらない権威はなく おおよそ存在している権威は すべて神によって立てられたものだからである と述べている パウロがローマ政府から受けたものは恩恵だけであった ( 使 16 章 21 章 ) 伝道も ローマの平和 と言われる状況の中で旅行できた しかし ヨハネ黙示録の記者は 国家は キリスト教徒を弾圧する悪魔の手先でしかなかった 権威を持ち 権力を持っている者の過ちというものを見据えることにあった

17 14 章 ( 救いと裁き ) ( 子羊がシオンの山に立っていたー子羊キリストとともに ) 皇帝礼拝の強要と迫害 更に続く 15 章以下の神の怒りの裁きの中にあって すなわち うめきのただ中にあってヨハネが見たものは 子羊なるキリストと共なるものが どういうものかである それは讃美と喜びと慰めに満ちたものであった 14 万 4 千人の大水のとどろきのような そして 激しい雷鳴のような声の新しい讃美であり その声は竪琴の音のようでもあった 彼らは純潔なものであり あがなわれた者であり 偽りがなく 傷がなく 子羊キリストの行く所には どこへでもついて行く 彼らは新しい存在となっているのである 主がとこしえの光となる ( イザヤ60) (3 人の天使の言葉 ) 3 人の天使の言葉がある 主題は 今から後 主にあって死ぬ死人はさいわいである 彼らはその労苦を解かれて 安らぎを得る その行いが報われるからである 主にあって とは 主に結ばれて とか 主の中で という意味である 報われる内容は何か 永遠の命にあずかる喜び を3 人の天使が語るのである 犠牲は無駄には終わらない 第 1の天使は 神を恐れ 神に栄光を帰せよ 神のさばきの時がきたからである 天と地と海と水の源とを造られたかたを 伏し拝め と大声で言った 第 2の天使は 大いなるバビロンは倒れた と言った ここでバビロンとはローマ帝国である ここでは過去形で書かれている まことの礼拝をしている者は ローマ帝国の力は既に滅びの中にあることを見抜いていたのである 歴史の現実は ローマ帝国は 313 年にコンスタンチヌス帝がキリスト教を公認し 392 年に国教となった 395 年に帝国は東西に分割され 東ローマ帝国はその後 1000 年以上存続したが 西ローマ帝国は476 年に滅亡した 第 3の天使は 獣とその像を拝んだ者は 火と硫黄とで苦しめられる その苦しみの煙は世々限りなく立ちのぼり 昼も夜も休みが得られない ここに神の戒めを守り イエスの信仰を持ち続ける聖徒の忍耐がある と言った 神の怒りは正義の怒りである 神の怒りを恐れない者は 滅びるのである 罪は反逆であり 罰せられる 罰せられない為に忍耐が必要である ( 刈り入れと裁き ) 福音は 両刃の剣 である 愛と裁きである ここでは神による鎌入れによって たとえられている 復活の主は 救われる者をかり集めて栄光を与え み使いは滅びる者をかり集めて滅ぼすのである 主イエスは 毒麦も育つままにしておけ 収穫の時になったら 刈る者にまず毒麦を集めて束にして焼き 麦のほうは集めて倉に入れてくれ ( マタイ13 24 以下 ガラテヤ6 9 ヨエル3 13 参照 ) とのたとえの実現である 裁きは 神の激しい怒りで大きな酒ぶねに投げ込まれて踏まれ 血が酒ぶねから流れ出て 馬のくつわに届く程になり 1 千 6 百丁に広がった 1 千 6 百丁は 丁度パレスチナの南北の長さである また この数字を40の40 倍で 地球の4 隅を指し 全地とも理解できる 裁きが全土に もれなく 完全に行われたことを象徴的に語っている

18 15 章 ( 勝利者の讃美 ) 神の激しい裁きの前に 神の竪琴を手にしたキリスト者によって 神の救いのわざをほめたたえる 7 人のみ使が 7つの神の激しい怒りの鉢を傾ける前に モーセの歌と小羊の歌とを歌った 獣とその像とその名の数字にうち勝った人々である すなわち 獣であるローマ帝国と皇帝礼拝に服さなかったキリスト者である (13 章参照 ) 場所はガラスの海のそばである 火のまじったガラスの海である 火は裁きを表す 神は焼き尽くす火である ( ヘブル12 29) モーセの歌は 出エジプト記 15 章にあり 海の歌 とも言われる 紅海を神の導きによって通り抜けることが出来た喜びの歌である 小羊の歌がそれに重なる 小羊イエスは 出エジプトの民のように罪と死の谷を抜けて 永遠の命 へと導いて下さった 解放された者の喜びの歌である 全能者にして主なる神よ あなたのみわざは 大いなる また驚くべきものであります 万民の王よ あなたの道は正しく かつ真実であります 主よ あなたを恐れず 御名をたたえない者がありましょうか あなただけが聖なる方であり あらゆる国民はきて あなたを伏し拝むでしょう あなたの正しいさばきが あらわれるに至ったからであります ここでは 神の恵の深さと 偉大さだけを讃美している 自分たちの勝利 功績 迫害される教会の祈りや泣き叫ぶ姿も一切ない 天国とは自分のことを忘れて ただ神のみを思う所である 天にあって 神の偉大さを見たとき 人がどんなに小さいかを知る 巨大な地上の帝国も その偶像とともに滅びる かって 出エジプトの時 神が勝利して民が救われたように 今またローマ帝国も生ける神のさばきによって崩壊する 反キリストの力は打ち負かされた この後 天にある幕屋の聖所が開かれ 7つの災害をたずさえている7 人の御使が 汚れのない 光り輝く亜麻布を身にまとい 金の帯をしめて 神の命令を実行する為に出てきた 幕屋の聖所には 律法の本質である十戒を書いた板が入っている 神の律法を無視すれば裁かれる 律法を無視できないことを明らかにしているのである 御使は大祭司の身なりでり 光り輝く天衣 ( マタイ28 3) であった 4つの生き物の一つが 神の激しい怒りに満ちた7つの金の鉢を 7 人の御使に渡した 7つの封印 7つのラッパ 7つの鉢と7と3の組み合わせで完全を言い表そうとしている 4つの生き物は 既に天上の場面で出てきた (4 章 第 1がしし 第 2が雄牛 第 3が人のようなもの 第 4が鷲 ) この生き物一つが神の怒りの鉢を渡すのは まことにふさわしい 福音書は神の怒りも書き記している 人間の罪 不義に対して神の義が怒りとなることは当然である 聖所は 神の栄光とその力 とから立ちのぼる煙りで満たされた 旧約聖書では神の栄光が煙りや雲にたとえられる イザヤが聖なる神を見たとき神殿の中には煙りが満ちていた ( イザヤ6 4 出エジプト40 34) 人間は神の計画を明確に知ることができないと同時に 人間の権利や資格で神に近づくことは出来ない しかし 神は聖にして栄光に満ちているのである 7つの災害が終わってしまうまでだれも聖所にはいることが出来なかった 裁きという神の義を 誰も止めることはできない ただ神の意思が実行されるのみである

19 16 章 ( 神の怒りの 7 つの鉢 ) 聖所からの声である 神の激しい怒りの鉢を 地に傾けよ と 最後の第 7の御使が鉢を空中に傾けたとき 事はすでに成った と 神の最終勝利である 神の言葉によって 天地は創造され 地は裁かれる 信仰は 天からみ心がなされる立体の世界である 新しい天と新しい地も天からくる (21 章 ) 最後に起こる恐ろしい災害である 出エジプトの際の10の災害 ( 出エジプト7 章から12 章 ) と 7 つのラッパが鳴ったあとに起こった災害 ( 第 8 章 9 章 ) と重なる 血に変わる はれもの 雹 ( ひょう ) の被害など 但し 7つのラッパが鳴ったあとの災害は3 分の1であったが 最後の災害は 徹底的な滅びである 第 1の者が鉢を地にそそぐと獣の刻印を持つ人々とその像を拝む人々の体に悪性のできものが出来た 第 2の者が海に鉢を傾けると海は死人の血のようになって生き物は皆死んだ 第 3の者が川と川の源に鉢を傾けると血となった 血になるということは 生物は生きられないということである 御使は神の義が貫かれたことを喜んでいる 今いまし 昔いませる聖なる者よ あなたは正しい方であります あなたのさばきは真実で かつ正しい と 第 4の者が太陽に鉢を傾けると 人々は炎熱で焼かれた 第 5の者が鉢を獣の座に傾けると国は暗くなり 人々は苦痛の余り舌をかんだ 即ち自殺したということである 炎熱で焼かれたり 舌をかんで自殺をするような状態になっても人は悔い改めることをせず 神をのろい 神に栄光を帰することはしなかった 第 6の者がユウフラテ川に鉢を傾けた 川は枯れて 龍の口から 獣の口から 偽預言者の口からかえるのような3つの汚れた霊が召集する道を作った 3つの霊は 神に戦いをいどむ為に ハルマゲドン ( メギドの山の意 軍事の要所 ヨシヤがエジプトの王ネコと戦い死亡した所 歴代志下 35 章 ) に王たちを集めた 天下分け目の戦いである 第 7の者が鉢を空中に傾けた 事はすでになった という御座からの勝利の声とともに 稲妻 雷鳴 激しい地震があり 島々はみな逃げ去り 山々は見えなくなり 1タラント ( 約 34キログラム ) の重さの雹 ( ひょう ) が降って来た 人々はこの雹の災害のゆえに神を呪った その災害が非常に大きかったからである (3つ目の幸いである) 16 章は 神の激しい怒りの場面であるが 慰めに満ちた3つ目の 幸いである というみ言葉がある 見よ わたしは盗人のように来る 裸のままで歩かないように また 裸の恥を見られないように 目をさまし着物を身に着けている者はさいわいである (15 節 ) キリスト者はみなキリストを着ている だから災いにあわず幸いであるというのである あなたがたはみな キリスト イエスにある信仰によって 神の子なのである キリストに合うバプテスマを受けたあなたがたは 皆キリストを着たのである ( ガラテヤ3 26) キリストを着ている者は いつキリストが来ても救われるのである しかしながら 神なき人々は 害を受けたので神をのろい 冒涜した 人々はなお悔い改めず 神の愛にも 神の怒りにも無関心 無感覚となっているということである 神は人に対して 神を閉め出すことが出来るという恐るべき自由を与えた しかし 神なき者は禽獣にも劣るのである 人間の悲劇 世界の悲劇とは 神を無視して 自己中心の生活を続けていることにある

20 17 章 ( 獣と淫婦の滅びの預言 ) 17 章 18 章はバビロンの滅亡 すなわちローマの滅亡を物語る 大淫婦が出てくる この女はバビロンである 水の上に座っている エレミヤは言う 多くの水のほとりに住み 多くの財宝を持つ者よ あなたの終わりが来て その命の糸は断たれる (51 13) バビロンは すなわちローマである 自分が淫らなだけでなく 両手を広げて淫らな行為に人を誘う 放蕩と不品行とでキリスト者を誘うのである 魅力的な女である 赤い獣の上にまたがり 獣は7つの頭と10 本の角を持っている 女は王を象徴する紫と赤の衣を着て 金と宝石と真珠で身を飾り 金の杯を手に持っている 聖徒の血とイエスの証人との血に酔いしれている 特にネロの時代は 殉教者の血に酔っていた 神を汚す名で覆われている ローマは淫婦と汚れに満ちている 御使は 女の奥義と獣の奥義 をヨハネに話す 勝利する者は 子羊であり 子羊と共にいる者 召された者 選ばれた者 忠実な者である 獣はついには滅びてしまう 獣の頭にある7つの頭はローマの7つの山であり 7 人の王のことである ローマは7つの丘に建てられた国家である 7 人の王のうち 5 人は既に倒れ 一人は今おり ( ヨハネ黙示録はドミティアヌス皇帝の迫害の中で書かれた ) もう一人はまだ来ていないという それが来ればしばらくの間おる その後 昔はいたが今はいないという獣 すなわち第 8のものが現れる かの7 人の王の中の一人である 再生したネロかネロと同じような人物の到来を指している 反キリスト 悪の権化 ローマ帝国の悪が凝結した者の到来である しかし その王も滅びに至る 獣の10 本の角は まだ国を受けていないが やがて心を一つにして 力と権威を持って 子羊に戦いをいどむ ハルマゲドン (16 16) の戦いである 子羊は主の主 王の王であるから彼らに打ち勝つのである 歴史家タキトウスは 世界各地から罪悪と汚辱が流れ込み それが歓迎された と言った そういう状況の中で キリスト教は 清廉の道を選び取っていった これこそが十字架の奇跡 勝利ということができる 次に御使は水の上に座っていた大淫婦が審かれる姿を見せる 水の上はバビロンであり この水とは さまざまの民族 群衆 国民 国語の違う民である これらの民の富をむさぼることによって この女は富み栄えている しかし このむさぼりは必ず終わり 必ず滅びる どのようにして滅びるか 獣が乗っている大淫婦を憎むのである 驚くべきことである 内部の憎しみが憎しみを生んで自分自身で命を絶つのである 憎みを抱きながら共に生きることは出来ない 自分で自分を憎む 神を愛せず 人を愛さない時 自分自身を愛することが出来なくなっているのである 偶像礼拝は自ら滅びる 内側に滅びを秘めている その滅びが現れる 大淫婦は食べられ 火で焼き尽くされる 地の王たちを支配する大いなる都は 即ちバビロンが ローマ帝国が滅びるのである それも 神の御旨の中 でなされている事柄であることを告げるのである (17 節 ) ヨハネの脳裏には 約 600 年前エルサレムは滅ぼされ ユダヤの民は捕囚となり水の都バビロンに連行され AD70 年にはローマ帝国によってエルサレムの都が滅ぼされたことがあったに違いない 地上のエルサレムは滅ぼされた しかし 子羊は勝っている われわれは子羊と共にいる者として 勝利に預かる礼拝に参加している 天上の礼拝をのぞみ見ている群れなのである

21 第 18 章 ( バビロン滅亡の歌 ) 18 章は滅びを語る言葉で埋まっている 滅びかそれとも命か それを見極めることを学ぶ章である バビロンの華やかな権力と富を見据えながら 滅びを見抜くことが出来るかである 権力や富に惑わされるのか 惑わされないのか そこに潜んでいる荒廃を見抜くことが出来るかどうかである 現在の世界が抱える諸問題で言うならば 戦争や核抑止力や貧困などについて 本質を見抜く目である 預言者の目である 富に仕えることの結果は 滅びをもたらす しかし 神に仕える結果は 命をもたらす 第 18 章には 1 天から下りてきた御使と 2もう一つの声と 3 力強い御使の声が出てくるが いずれもバビロン すなわちローマ帝国の滅びである 黙示録の書かれた時代はまだローマは繁栄にふけっていた 将来の滅びを現実のものとして見据えていた 不幸だ 不幸だ という叫びは 富や贅沢のただ中で 真実の幸福ではなく 滅びであると語っているのである 本当は不幸であり 悲しみにつかっているのに全く気付いていない 第 1は 天から下りてきた御使は バビロンは倒れた 悪魔の住む所 あらゆる汚れた霊の巣窟 あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣窟 あらゆる欲望を満たし 贅沢によって富を得たからである と叫んで言った 第 2の もう一つの声を天から出るのを聞いた 1 彼女から離れ去れ 2その罪にあずからないようにせよ 3その災害に巻き込まれないようにせよ これは聖徒に対する警告である 続いて 罪は積もり積もって 天に達しており 2 倍の報復を受ける とのみ言葉はエレミヤの わたしはその悪と罪の報いを2 倍にする (16 章 18 節 ) とのかかわりで読むことが出来る 神の民が神に背いて罪を犯す 神の民も例外ではなく 神は2 倍にして報いるとの警告である 神に従うか悪魔に従うかである ここにキリスト教会の闘いがある 教会はどこに立つべきかという励ましの声でもある 一日のうちに彼女を襲い 火で焼かれてしまう 彼女をさばく主なる神は 力強いかたなのである 1 贅沢をほしいままにした王達 ああわざわいだ さばきは一瞬にしてきた 2 商人たちも買う者が一人もなく悲しんで言う ああわざわいだ 金や宝石や真珠で身を飾っていた大いなる都はわざわいだ これほどの富が一瞬にして消える ここに書かれている品物は生活必需品ではない 宝石の飾りがなくても 紫布を着なくても生きられる 富こそが権力なのだ 奴隷も人間も売買の対象である 当時ローマの支配域内には 奴隷が6,000 万人いたと言われている 3 船長 水夫 すべて海で働いている人達は 遠くに立ち 彼女が焼かれる火の煙を見て 泣き悲しんで叫ぶ ああわざわいだ この大いなる都はわざわいだ そのおごりによって 海に船を持つ者は富を得ていたのに この都も一瞬にして無に帰してしまった 第 3の 一人の力強い御使が 大きなひきうすのような石を持ち上げ それを海に投げ込んで言った バビロンはこのように激しくうち倒され 全く姿を消してしまう 竪琴をひく者 歌を歌う者 笛を吹く者 ラッパを吹きならす者達も姿を消し ひきうすの音も聞かれない 花婿 花嫁の声も聞かれない かつての繁華の町は沈黙が覆い 栄華は消え失せ 光は消え暗黒となり 喜びは去っていく これが神なしに築いた文明の末路である

22 第 19 章 ( ハレルヤー神を褒め称えよ ) 天の大群衆が大声で讃美した 天の凱歌である ハレルヤ ハレル は 褒め称えよ というヘブライ語 ヤ は ヤーウエの神 主 を意味する言葉である 聖書では黙示録 19 章のみに4 回出てくる言葉であり 詩篇では 主をほめたたえよ となっている ヘンデルのハレルヤ コーラスの歌詞もここからである 4つの内容になっている 第 1のハレルヤは バビロンすなわちローマが滅びたときである 救いと栄光と力とは神のものである 神の裁きの公正さである 第 2のハレルヤは バビロンなるローマが焼かれる火の煙は 世々限りなく立ちのぼり 最早再建はない 第 3のハレルヤは 神の僕たちに神を褒め称えることを勧めている 勝利の時である 第 4のハレルヤは キリスト者は救われて花嫁となる 花嫁は光り輝く 汚れのない麻布を着て 子羊の婚宴に招かれる 喜び楽しみ神をあがめまつろう 何と幸いなことであるか ここで神は全能者と呼ばれている この語は新約聖書で10 回使われているが9 回まで黙示録である ヨハネはほとんど反射的に御使の足元にひれ伏し 彼を拝そうとしたら そのようなことをしてはいけない 天使も同じ仲間である ただ神だけを拝しなさい と言われた また 見ていると天が開かれ 見よ そこに白い馬がいた それに乗っている方は1 忠実な者と呼ばれ 2 義によってさばき 3 戦う方であり 4その目は燃える炎であり 5 頭には多くの冠があり 6 彼以外には誰も知らない名がしるされており 7 血染めの衣をまとい 8その名は 神の言葉 と呼ばれ 9 天の軍勢が純白で汚れのない麻布の衣を着て白い馬に乗り従い 10 口からは諸国民を打つために 鋭いつるぎが出ており 11 鉄の杖で諸国民を治め 12 神の激しい怒りの酒ぶねを踏み 13 着物には 王の王 主の主 という名がしるされていた 最初の白い馬に乗っている方は主イエス キリストである 誰も知らない名 とは 主イエスの受肉の秘密は 人間の理解を超えているということ 血染めの衣は 十字架上の贖いの血潮である また キリストの敵の血と理解することもできる 鋭い剣は 神の言葉は 両刃の剣 のよりも鋭いのである( ヘブル4 12) 鉄の杖は 鉄の杖をもって彼らを打ち破る ( 詩篇 2 9) 17 節から21 節までは キリストの敵は全勢力を結集してキリストに最後の戦いをいどむ キリストの敵は敗れ 鳥の餌食となり 獣とにせ預言者とは硫黄の燃えている火の池に投げ込まれる それ以外の者は剣で殺される すなわち また見ていると 一人の御使が太陽の中に立っていた かれは中空に飛んでいるすべての鳥に向かって大声で叫んだ さあ 神の大宴会に集まって来い そして王達の肉 将軍の肉 勇者の肉 馬の肉 馬に乗っている者の肉 また すべての自由人と奴隷との肉 小さき者と大いなる者との肉をくらえ 死体のあるところにははげたかが集まる ( マタイ24 28) のである なお見ていると 獣と地の王たちと彼らの軍勢とが集まり 馬に乗っている方とその軍勢とに対して 戦いをいどんだ しかし 獣は捕らえられ また 獣の前でしるしを行って 獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も捕らえられた そして 両者とも 生きながら 硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた そして 世々限りなく日夜苦しむ ( 黙示 20 10) それ以外の者たちは馬に乗っておられる方の口から出る剣で切り殺され その肉を すべての鳥が飽きるまで食べた

23 第 20 章 ( 第 1 の復活にあずかる者は幸いである ) 20 章から22 章は救いのすばらしさである 神は天地創造をした しかし この天地創造は不完全なもの 罪あるものとなった そこで 最初の天地創造は焼き捨てられ 新天新地を作られる それは主イエス キリストの十字架の贖いを通して作られる また 復活には1 主イエス キリストの復活 2キリスト者の復活 3さばきの為の復活がある 1と 2の間 2と3の間には期間がある どの復活も群れと考えられる 1の主イエスの復活の時 岩が裂け また墓が開け 眠っている多くの死体が生き返った ( マタイ2 7 52) 2の復活は 生命を受けるためによみがえる ( ヨハネ5 29) 神のラッパの鳴りひびくうちに 天から下って来られ キリストにあって死んだ人々がよみがえる ( テサロニケ第 ) この復活は千年王国の前に起こる 3の復活は さばきを受けるためによみがえる ( ヨハネ5 29) この復活は千年王国の後である おのおの仕業に応じてさばきを受ける 神の正義の実現である 20 章は千年間の支配と その期間が終わってからのさばきの幻である さばきは最初にサタン 悪魔 獣 にせ預言者である その次ぎに 死人のさばきである すなわち ヨハネが また 見ていると 一人の御使が天から降りてきて 悪魔であり サタンであり 龍 すなわち かの年を経たへびを捕らえて 千年の間 封印し 諸国民を惑わすことがないようにしておいた 復活したキリスト者は 神とキリストとの祭司となり キリストとともに千年の間支配した この第 1の復活にあずかるキリスト者は幸いな者であり 聖なるものである この者達に対して 第 2 の死は何の力もない 第 2の死はないのである キリスト者は肉体の死だけである かの年を経たへび とは 創世記 3 章の 狡猾なへび である 千年の間 は ある期間ではあるが 主にあっては 一日は千年のようであり 千年は一日のようである ( ペテロ1 3 8 詩篇 90 4) 第 2の死とあるが 第 1の死は 肉体の死である 聖書は肉体の死ですべてが終わらない 霊の復活があり 救いにあずかっていない者には裁きがある 第 1の復活があるから第 2の復活もある 千年の期間が終わると (7 節以下 ) サタンは解放される その数は海の砂のように多い そして出ていき ゴグ マゴクを惑わし聖徒たちの陣営と愛されていた都を包囲した すると天から火が下ってきて 彼らを焼き尽くした 悪魔は火と硫黄との池に投げ込まれた そこには 獣もにせ預言者もいて 彼らは世々限りなく日夜 苦しめられる ゴグ マゴクということは エゼキエル書でマゴクの王ゴクがイスラエルに敵対する勢力として描かれており (38 2) 神に反逆し ついに滅ぼされる勢力の象徴である また ヨハネが見ていると (11 節以下 ) 大きな白い御座があり そこにいます方があった 天地は逃げ去り 死んでいた者が御座の前に立った いのちの書 があった 死人の仕業に応じ この書物に書かれていることに従ってさばかれた 死も黄泉もその中にいる死人を出し おのおのの仕業に応じてさばかれた それから死も黄泉も火の池に投げ込まれた この火の池が第 2の死である このいのちの書に名が記されていない者はみな 火の池に投げ込まれた 最後の審判である 主イエス誕生以前の人々 千年王国以後の人々の救いであろう いのちの書は 出エジプト32 32 詩 イザヤ4 3 ピリビ4-3 黙 3 5と13 8に記載 なお ルカ10 20 参照

24 第 21 章 ( 新天新地と都の輝き ) 第 20 章でさばきは完了し 天地は消え去った そのうえで新天新地である 聖なる都 新しいエルサレムである 1 天から 2 神のもとから 3 夫のために着飾った花嫁のように下ってくる また 御座から大きな声が叫ぶのを聞いた 見よ 1 神の幕屋が人と共にあり 2 神が人と共に住み 3 人は神の民となり 4 神みずから人と共にいまして5 人の目から涙を全くぬぐい取って下さる もはや 1 死もなく 2 悲しみも 3 叫びも 4 痛みもない 先のものがすでに過ぎ去ったからである ( 見よ わたしは新しい天と 新しい地とを創造するーイザヤ65 17) すると 御座にいます方が言われた 見よ わたしはすべてのものを新たにする 書きしるせ これらの言葉は 信ずべきであり まことである そしてヨハネに仰せられた 事はすでに成った わたしはアルパであり オメガである はじめであり 終わりである かわいている者には いのちの水の泉から価なしに飲ませよう 勝利を得る者には これらのものを受け継ぐであろう わたしは神となり 彼はわたしの子となる しかし 臆病な者 信じない者 忌むべき者 人殺し 姦淫を行う者 まじないをする者 偶像を拝む者 すべて偽りを言う者には 火と硫黄の燃えている池が 彼らの受くべき報いである これが第 2の死である 救いとさばきである なお アルパはギリシャ語の最初の文字であり オメガは最後の文字である ( 都の輝き ) 御使の一人がヨハネに言った 子羊の妻なる花嫁を見せよう 御霊に感じたまま 高い山に連れて行き 聖都エルサレムが 神の栄光のうちに神のみもとを出て 天から下って来るのを見せてくれた 天から下ってきた都の輝きは 高価な宝石のようであり 透明な碧玉のようであった 都は方形 ( 正方形 ) であって 長さと幅と高さは同じである 測ると1 万 2 千丁 (2 千 200キロメートル ) であった 大きな高い城壁があって 城壁を測ると144キュピト (65メートル) で 12の土台があり さまざまな宝石で飾られていた 第 1の土台は碧玉 第 2はサファイヤ 第 3はめのう 第 4は緑玉 第 5 は縞めのう 第 6は赤めのう 第 7はかんらん石 第 8は緑柱石 第 9は黄玉石 第 10はひすい 第 11は青玉 第 12は紫水晶であった 12 使徒の名が書いてあった 12の門があり 東西南北に各 3つの門である 門は真珠で作られ 都の大通りは透き通ったガラスのような純金であった ( 紅玉であなたの門を作り あなたの城壁をことごとく宝石でつくるーイザヤ の門はエゼキエル 以下 ) 都の中には聖所はない 神と子羊が聖所である 日や月は照らす必要がない 子羊が明かりである ( われらはあなたの光によって光を見るー詩篇 36 9) 諸国民は光栄とほまれとをそこにたずさえて来る ( 主の栄光があなたの上にあらわれる もろもろの国は あなたの光に来 もろもろの王は のぼるあなたの輝きに来るーイザヤ60 2 以下 ) しかし 汚れた者 忌むべき事や偽りを行う者は その中に決して入れない 入れる者は 子羊のいのちの書に名が記されている者だけである ここでも 救いとさばき の記述である

25 第 22 章 ( いのちの木にあずかる特権 ) 御使はヨハネに水晶のように輝いているいのちの水の川を見せた この川は 神と子羊との御座から出て 都の大通りの中央を流れている 川の両側にはいのちの木があって 12 種の実を結び その実は毎月実り その木の葉は諸国民を癒す 神と子羊の御座は都の中にあり その僕たちは礼拝し 御顔を仰ぎ見る 彼らの額には 御名がしるされている 夜はもはやない 明かりも太陽もいらない 主なる神が彼らを照らし そして 彼らは世々限りなく支配する 創世記ではエデンの園に川が流れて 園を潤す (2 章 8 節以下 ) 主イエスは わたしが与える水は その人のうちで泉となり 永遠のいのちに至る水が わき上がるであろう ( ヨハネ4 14) わたしを信じる者は 聖書に書いてあるとうり その腹から生ける水が川となって流れ出るであろう ( ヨハネ7 38) と言われた いのちの木は エデンの園にある木 ( 創世記 2 9 及び3 22) またエゼキエルにも同じような記述がある (47 12) 御使はまた言った 見よ わたしはすぐに来る この書の預言の言葉を守る者は幸いである これらのことを見聞きしたヨハネが 御使の足もとにひれ伏して拝もうとすると そのようなことをしてはいけない わたしはあなたやあなたの兄弟である預言者たちや この書の言葉を守る者たちと 同じ僕仲間である ただ神だけを拝しなさい また言った この書の預言の言葉を封じてはならない 時が近づいているからである 不義な者は さらに不義を行い 汚れた者はさらに汚れたことを行い 義なる者はさらに義を行い 聖なる者はさらに聖なることを行うままにさせよ 見よ わたしはすぐに来る 報いをたずさえてきて それぞれのしわざに応じて報いよう わたしはアルパであり オメガである 最初の者であり 最後の者である 初めであり 終わりである いのちの木にあずかる特権を与えられ また門を通って 都にはいるために 自分の着物を洗う者たちは幸いである 犬ども まじないをする者 姦淫を行う者 人殺し 偶像を拝む者 また 偽りを好みかつこれを行う者はみな 外に出されている わたし イエスは 使いをつかわして 諸教会のために これらのことをあなたがたにあかしした わたしは ダビデの若枝 また子孫であり 輝く明けの明星である 御霊も花嫁も共に言った きたりませ また聞く者も きたりませ と言いなさい かわいている者はここに来るがよい いのちの水が欲しい者は 価なしに それを受けるがよい ( マラナ ターわれらの主よ 来たりませ コリント第 ) この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して わたしは警告する もしこれに書き加える者があれば 神はその人に この書に書かれている災害を加えられる また もし この預言の書の言葉を取り除く者があれば 神はその人の受くべき分を この書に書かれているいのちの木と聖なる都から とり除かれる これらのことをあかしする方が仰せになる しかり わたしはすぐに来る アーメン 主イエスよ 来たりませ 主イエスの恵が 一同の者と共にあるように 聖書の最後の言葉が イエスの恵み であり 祈りの終局は 主イエスよ 来りませ である 以上

26 7 つの幸いと黙示録の抽象的言葉と数字等 7 つの幸い 1 預言の言葉を朗読する者とこれを聞いて その中に書かれていることを守る者は 幸いである (1 3) 2 今から後 主にあって死ぬ者は幸いである御霊も言う しかり 彼らはその労苦を解かれて休み そのわざは彼らについていく (14 13) 3 裸のまま歩かないように また 裸の恥を見られないように 目をさまして着物をつけている者は 幸いである (16 15) 4 子羊の婚宴に招かれている者は 幸いである (19 9) 5 第 1の復活にあずかる者は 幸いである また 聖なる者である (20 6) 6 見よ わたしはすぐに来る この書の預言の言葉を守る者は幸いである (22 7) 7 いのちの木にあずかる特権を与えられ また 門を通って都に入るために 自分の着物を洗う者たちは 幸いである (22 14) 抽象的言葉主イエス キリストの表示彼は 雲に乗って来られる (1 7) 人の子のような者(1 13~16) わたしは始めであり 終わりである (1 17) 7つの星を持つ者 7つの金の燭台の間を歩く者 (2 1) 7つの霊と7つの星を持っている方 (3 1) アーメンたる者(3 14) ユダ族のしし ダビデの若枝(5 5) 子羊 (5 6) 白い馬の騎手(6 2) 幼児 (12 2~5) 神の表示御座にいます方 (5 1) アルフアであり オメガである 始めであり終わりである(2 1 6) 教会の表示子を産む女 (12 2) 花嫁 (19 7) 悪魔の表示いなご (9 3) 赤い大きな竜 (12 3) 竜 (12 7) 蛇 (12 章 ) 悪魔の勢力の表示 ( 具体的にはローマ帝国 ) 海から上がってきた 1 匹の獣 (13 1) 大バビロン (14 8) 大淫婦 (17 1) ネロ皇帝致命的な傷を負った獣の頭の一つ (13 3) 666 という数字 (13 章 ) 偽預言者 皇帝礼拝に仕える宗教家地中から上がってきた獣 (13 11) その他勝利 ( 白い馬 6 2) 流血 戦争 ( 赤い馬 6 4) 凶作 飢餓 ( 黒い馬 6 5) 死 疫病 ( 青白い馬 6 8) 天使 ( 天から落ちた一つの星 9 1) 悪魔の住まい ( 底なしの淵 9 1) 神に付く者 ( 額に神の刻印を押された者 7 4)

27 数字 3( 神との関連で用いられることが多い ) 4( 地の4 隅 7 1 世界全体) 7( 完全数 ) 7の2 分の1は不完全数 (3 日半 11 9 しばらくの間の意味 42ヶ月は3 年半 11 2, 日は3 年半 ) 10( 概数 全体性 黙示録では神の反対勢力で用いられるー ) 12( 完全数字 ) 24(12の2 倍 ) 666( ネロ皇帝 ラテン語で N=50,E=6 R=500,O=60,W=50の合計数 ) 1, 000(20 1~6 神が完全支配する期間 ) 12 12= キューピットの城壁 (21 17) 144,000(12,000の12 倍 試練の中で守られた人の数 新しいイスラエル 教会全体 ) 2 億 (9 16 無限 ) 教会と称せられるものの 歴史的進展経路 ( 黙示録 2 3 章 教界の予言的姿 ) ( この部分は ヨハネ黙示録 35 講 M R デハーン著いのちのことば社より ) ( ペンテコステより教会携挙までのキリスト教会の歴史的経路を示す 7 つの教会 ) (M Rデハーン著ヨハネ黙示録 35 講 いのちのことば社 より ) 7つの教会は 現実に実在した教会の有り様であると同時に その記述が歴史的事実そのものであったと言われている 全世界に存在する7つの異なった種類の教会の姿の代表でもある しかし 神はどの時代にも忠実な者を どの教会の時代にも置いておかれた 勝利者には 神の賜物が与えられる 1 エペソ ( 願わしい者の意 ) 初代 1 世紀の教会 ( 暖かい火が燃えている教会 ) 2 スミルナ ( 没薬の意 ) ー 2 3 世紀の迫害された教会 ( 苦難 貧しさ 投獄 ) 3 ペルガモー ( 結婚の意 ) AD500 頃までの教会 ( この世と結婚 僧職政治 ) 4 テアテラ ( 継続的犠牲の意 ) ー中世暗黒時代の教会 ( 規則ずくめの儀式主義の教会 ) 5 サルデス ( 残された者の意 ) ールネサンスと宗教改革時代の教会 ( 分裂が生じ 宗派に分かれた ) 6 フィラデルフィア ( 兄弟愛の意 ) ー 19 世紀のリバイバルの教会 ( 大宣教運動が生まれ 有力な宗教団体が結成された ) 7 ラオデキヤー終末の背教の教会 ( 冷たく死せる教会 主イエスが戸の外でたたずむ )

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