テイーチングマッペ書式
|
|
|
- えりか なかきむら
- 9 years ago
- Views:
Transcription
1 内膜腺管の拡張 線毛上皮化生 AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会 細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (13) 患者年齢 50 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( エンドサイト ) 臨床所見 : 閉経 子宮内膜厚 6.8mm 細胞判定 疑陽性 Ⅲ 細胞診断 白血球 内膜間質細胞 macrophage を背景に嚢胞状や球状に拡張した腺管をみる ( 写真 1 2) また好酸性上皮化生 線毛上皮化生 ( 写真 3) や核腫大を示す内膜表層細胞 およびわずかに腺管の分岐もみられる 癌を示唆するような細胞異型は認めない 細胞所見からは単純型子宮内膜増殖症が最も疑われるが 閉経後であることや内膜が厚いことなどから疑陽性として要経過観察とした 細胞診と同時に実施した生検では単純型子宮内膜増殖症であった ( 写真 4) 細胞診断のポイント 内膜腺上皮は単純管状腺であるため生理的変動はあるものの 性周期による内膜腺の太さはほぼ一定である つまり嚢胞状や同一腺管における最大幅 / 最小幅比の増大は構造異型として認識する これらの腺管拡張の判定指標は 最大拡張腺管の直径線上にある核数が 40 個以上であること 腺管の最大幅が最小幅の 2 倍以上であることなどが挙げられる しかし実際は少数であれば正常ないし良性でも出現することがあるため出現数や出現率を考慮する必要がある 出現数や出現率は検体採取法や検体処理法に左右されるので自施設で最適な基準を決める必要がある 写真 ( 細胞像 組織像 ) 分岐腺管 ( 左 ) 嚢胞状に拡張した腺管 ( 中央 ) 球状を呈する腺管 写真 1:Papanicolaou 染色 4 写真 2:Papanicolaou 染色 10 線毛を有する化生細胞拡張した内膜腺管 ( 腺管細胞は線毛上皮化生 )( 上 ) 球状を呈する腺管 ( 下 ) 写真 3:Papanicolaou 染色 100 写真 4:H E 染色 10
2 内膜腺管の分岐および拡張 AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (14) 患者年齢 50 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( ブラシ ) 臨床所見 : 閉経 不正性器出血 細胞判定 陰性 Ⅱ 細胞診断 白血球および内膜間質細胞を背景に土管状の腺管をみる ( 写真 1) 腺管は細いものが主体で構成細胞は N/C 比が高く核優勢であるが 小型で核縁不整などの細胞異型は認めない 数ヶ所で腺管は分岐や拡張を呈し構造異型を疑う ( 写真 2 3) 閉経していることも考慮し施行した生検では増殖期腺管をみるが明らかな増殖症の所見は認めなかった ( 写真 4) 細胞診断のポイント 内膜腺上皮は単純管状腺で ときに腺底部にて分岐をみるがその頻度は多くない つまり樹枝状分岐や分岐した腺管の増加 それに伴う腺管の盲端部の増加は構造異型と認識される しかし実際は少数であれば正常ないし良性でも出現することがあるため出現数や出現率を考慮する必要がある 出現数や出現率は検体採取法や検体処理法に左右されるので自施設で最適な基準を決める必要がある 写真 ( 細胞像 組織像 ) 腺管の最大幅と最小幅が 2 倍以上の拡張腺管 分岐を示す腺管 写真 1:Papanicolaou 染色 10 写真 2:Papanicolaou 染色 10 分岐を示す腺管 生検では特に異常を認めない 写真 3:Papanicolaou 染色 10 写真 4:H E 染色 Ver1
3 トロホブラスト AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (15) 患者年齢 50 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( エンドサイト ) 臨床所見 : 不正性器出血 鑑別すべき所見 絨毛癌 細胞判定 陰性 Ⅱ 細胞診断 合胞性の多核巨細胞と共に大型の異型細胞を大型集団 シート状集団ないし孤在性にみる ( 写真 1 3) 異型細胞は多辺形で細胞結合は不明瞭である また 核の大小不同 核形不整 核小体の肥大をみる ( 写真 4) 細胞質に粘液は認めない 比較的細胞異型が強いが 背景に腫瘍性の壊死物質や炎症細胞の浸潤などはなく 集団内の核は比較的揃っている ジンチチウム型トロホブラストの出現が主体であるため 妊娠に由来するトロホブラストとした ( 写真 2) 細胞診断のポイント 正常妊娠および絨毛性疾患の鑑別は主体となるトロホブラストの種類とその異型度が鑑別の参考になる ジンチチウム型は正常妊娠時に多く 正常妊娠時 > 胞状奇胎 > 侵入奇胎の順に出現の割合は減少するが どれも異型に乏しい また 絨毛癌での出現は稀であるが異型は強い ラングハンス型は正常妊娠時に少なく 正常妊娠時 < 胞状奇胎 < 侵入奇胎 < 絨毛癌の順に出現率は高く異型も強くなることが多い 写真 ( 細胞像 ) ジンチチウム型トロホブラスト ( 弱拡大 ) ジンチチウム型トロホブラスト ( 中拡大 ) 写真 1:Papanicolaou 染色 X10 写真 2:Papanicolaou 染色 X20 ラングハンス型トロホブラスト ( 中拡大 ) 壊死物質や炎症細胞の浸潤は認めない 写真 3:Papanicolaou 染色 X20 ラングハンス型トロホブラスト ( 強拡大 ) 写真 4:Papanicolaou 染色 X40
4 好酸性上皮化生 AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (16) 患者年齢 40 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( ブラシ ) 臨床所見 : 月経中 過多月経 細胞判定 疑陽性 Ⅲ 細胞診断 少量の白血球と散在性に出現する内膜間質細胞を背景に内膜腺上皮細胞と内膜間質細胞の集団をみる 内膜間質細胞を被う内膜腺上皮細胞はライトグリーン好性で厚めの細胞質をもち 一部に線毛をみる ( 写真 1) 核は類円形が主体であるが軽い核形不整もみられる 集団からほつれかけている細胞では細胞質は多辺形で化生細胞様であり核の腫大をみる ( 写真 2) 土管状の内膜腺上皮細胞には細胞異型は認めないが 1ヶ所に腺増生を疑う集団を認めたため内膜増殖症の存在を否定できず要生検とした ( 写真 3) 生検では腺増生の所見はなく 好酸性上皮化生で縁取られ拡張した内膜腺管を認め単純型子宮内膜増殖症と診断された ( 写真 4) 細胞診断のポイント 内膜腺上皮細胞は様々な化生を起こす 好酸性上皮化生は頻度の高い化生の1つであり 線毛上皮化生も合併することが多い 多辺形でライトグリーン好性の細胞質や間質細胞を覆う所見に注目すれば同定は可能である しかし しばしば内膜増殖症や癌と合併するため 好酸性上皮化生をみた場合には化生のない内膜腺細胞の細胞異型や構造異型をよく観察することが必要である 写真 ( 細胞像 組織像 ) 間質細胞を覆う好酸性上皮化生細胞 核は腫大し細胞質は多辺形を呈する 写真 1:Papanicolaou 染色 20 写真 2:Papanicolaou 染色 40 腺増生を疑う細胞集団 好酸性上皮化生 写真 3:Papanicolaou 染色 20 写真 4:H E 染色 Ver1
5 粘液上皮化生 AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (17) 患者年齢 40 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( エンドサーチ ) 臨床所見 : 不正性器出血 鑑別すべき所見 頸管腺上皮細胞 細胞判定 陰性 Ⅱ 細胞診断 内膜腺上皮細胞の粘液上皮化生 ( 写真 1) 細胞質に粘液をみる( 写真 2) 頸部腺上皮細胞と類似の所見を示すが 周囲には頸部腺上皮細胞のコンタミを示唆する所見はみない また この標本では好酸性上皮化生細胞も混在して認めた ( 写真 3) 細胞診断のポイント 通常の内膜腺上皮細胞の中に頸管腺上皮細胞に類似した高円柱状で粘液を充満した胞体をもち 核が基底に位置している細胞を粘液上皮化生という 頸管腺上皮細胞に類似するため診断には頸部からの混入を否定する必要がある 写真 ( 細胞像 組織像 ) 頸管腺上皮細胞に類似した内膜腺上皮細胞の粘液上皮化生 写真 1:Papanicolaou 染色 X20 高円柱状の細胞質内に粘液をみる 写真 2:Papanicolaou 染色 X40 好酸性上皮化生細胞 写真 3:Papanicolaou 染色 X40 セルブロック標本 写真 4:H E 染色 X20
6 内膜被覆上皮細胞の偽乳頭状増生 AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (18) 患者年齢 50 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( エンドサーチ ) 臨床所見 : 不正性器出血 細胞判定 陰性 Ⅱ 細胞診断 内膜間質細胞集団 ( 写真 1 左 ) シート状の内膜腺上皮細胞集団( 写真 1 中央 ) 土管状の内膜腺上皮細胞集団 ( 写真 1 右 ) をみる 正常内膜腺上皮細胞に比較して大型で軸となる血管などの間質部分をもたない偽乳頭状の細胞集団をみる ( 写真 2) 偽乳頭状集団を構成する細胞は密に重積し核形不整をみるが 核クロマチンは濃染せず核小体の肥大はみない ( 写真 3) セルブロック標本では 通常は1 層である内膜被覆上皮細胞の偽乳頭状増生をみる ( 写真 4) 細胞診断のポイント 内膜腺上皮細胞の偽乳頭状増生は主に機能性出血や月経などの内膜剥離でみられる良性の表層合胞体化生や乳頭状上皮化生である 内膜増殖症や類内膜腺癌などでもみられるが 内膜増殖症や類内膜腺癌では軸になる血管などの間質部分をもつ真の乳頭状構造もみられる点が異なる 真の乳頭状構造では軸となる血管の太さや血管から垂直に増殖する上皮細胞の増殖の程度が増殖症と癌の鑑別に参考となる 写真 ( 細胞像 組織像 ) 内膜間質細胞集団 :( 左 ) 内膜腺上皮細胞 シート状 : ( 中央 ) 土管状内膜腺上皮細胞集団 :( 右 ) 写真 1:Papanicolaou 染色 X10 血管などの間質部分をもたない偽乳頭状の細胞集団 写真 2:Papanicolaou 染色 X20 核クロマチンは濃染せず 核小体の肥大はない 写真 3:Papanicolaou 染色 X40 内膜被覆上皮の乳頭状増生 写真 4:H E 染色 X Ver1
7 樹枝状集塊および扁平上皮化生 AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (19) 患者年齢 30 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( ブラシ ) 臨床所見 : 月経開始後 6 日 超過多月経 鑑別すべき所見 間質細胞集簇内の血管 細胞判定 陽性 Ⅴ 細胞診断 部分的な壊死性背景を伴い 腺系異型細胞 扁平上皮系異型細胞および扁平上皮化生細胞をみる 腺系異型細胞は集団でみられ 一部に血管を軸とした腺上皮細胞の乳頭状構造をみる ( 写真 1) また 腺上皮細胞は血管に対して垂直に発育し それがいくつにも分岐して樹枝状の集塊を形成している ( 写真 2) 扁平上皮系細胞は核異型の乏しい扁平上皮化生細胞が主体を占めるが 核異型のある異型扁平上皮細胞もみられる ( 写真 3) 腺系異型細胞から扁平上皮化生細胞への移行像があり これらの細胞所見より扁平上皮への分化を伴う類内膜腺癌を疑う 細胞診断のポイント 樹枝状集塊の存在は子宮内膜異型増殖症以上の病変を推定する上で重要な所見である 間質細胞の集簇はしばしば正常でも出現するが この集簇内を血管が走行すると上皮細胞の乳頭状構造や樹枝状構造として誤認する可能性があるので注意を要する 集塊を構成する細胞が内膜間質細胞の場合は血管周囲の柵状配列や細胞間の結合性は示さない 尚 組織診でも扁平上皮への分化を伴う類内膜腺癌の像をみた ( 写真 4) 写真 ( 細胞像 組織像 ) 樹枝状に分岐する乳頭状集塊 写真 1:Papanicolaou 染色 X4 血管を軸として上皮細胞が血管に垂直に発育する 写真 2:Papanicolaou 染色 X40 腺系異型細胞から扁平上皮化生細胞への分化をみる 写真 3:Papanicolaou 染色 X40 細胞診と同様の endometrioid adenocarcinoma with squamous differentiation の所見をみる 写真 4:H E 染色 X10
8 石灰化小体 ( 砂粒体 ) ~ 異物肉芽腫様反応に伴う~ AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (20) 患者年齢 40 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( 抜去したIUDを塗抹 ) 臨床所見 : 月経開始後 10 日 子宮内避妊具 IUDを挿入中 鑑別すべき所見 結核など特異肉芽腫や癌に伴う石灰化小体 細胞判定 陰性 Ⅱ 細胞診断 背景にはリンパ球 マクロファージ 類上皮細胞 多核巨細胞を認め肉芽腫様変化を示す また石灰化小体もみられる ( 写真 1 2) 内膜腺上皮細胞は少数であるが 核径増大と核小体の腫大した再生性変化を示す ( 写真 3 4) IUDを挿入中であること 腺癌を示唆する異型細胞を認めないこと 既往歴および臨床所見に他の肉芽腫性炎症を疑う所見がないことからIUDによる炎症性変化と推定される 細胞診断のポイント 石灰化小体は同心円状の層状構造を呈するため粘液などの物質と形態学的に区別される 特異肉芽腫と異物肉芽腫様反応は多核巨細胞の形態に違いはあるが両者の鑑別は困難である また石灰化小体も形態から形成された原因を特定することは困難である よって肉芽腫様変化や石灰化小体を形成する要因 (IUD, 結核 癌など ) は臨床情報などを加味して検索する必要がある 写真 ( 細胞像 組織像 ) macrophage に囲まれた石灰化小体をみる ( 中拡大 ) macrophage に囲まれた石灰化小体をみる ( 強拡大 ) 写真 1:Papanicolaou 染色 X20 写真 2:Papanicolaou 染色 X40 再生性変化を示すシート状の上皮細胞集団 ( 中拡大 ) 再生性変化を示すシート状の上皮細胞集団 ( 強拡大 ) 写真 3:Papanicolaou 染色 X20 写真 4:Papanicolaou 染色 X Ver1
9 石灰化小体 ( 砂粒体 ) ~ 漿液性腺癌に伴う~ AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 子宮体部内膜シリーズ (21) 患者年齢 50 歳代性別女性検体種類 : 子宮内膜擦過 ( ブラシ ) 臨床所見 : 閉経 子宮筋腫あり 子宮内膜 12mm 鑑別すべき所見 結核など特異肉芽腫や異物肉芽腫様反応に伴う石灰化小体 細胞判定 陽性 Ⅴ 細胞診断 背景には多くの赤血球 少数の白血球や内膜間質細胞をみる 若干の核腫大を示す内膜腺上皮細胞とともに細胞質が泡沫状でN/C 比は中 ~ 大 核は類円形 核縁は不整で微細顆粒状の核クロマチンと大型の核小体を有する異型細胞の重積性集塊をみる ( 写真 1 2) 石灰化小体は異型細胞の集塊内に存在するものや macrophage に囲まれているものを認めた ( 写真 3 4) これらの細胞所見より漿液性腺癌と診断した 細胞診断のポイント 漿液性腺癌は壊死を伴うことが多く 壊死はアルカリ性を呈するためアルカリ性で溶けにくいカルシウムの沈着が起こる このような退行性変化に伴って起こる石灰沈着を異栄養性石灰沈着という これは細胞の壊死に関連してみられるもので 血清カルシウム値が正常であっても また代謝異常がなくても起こる 何らかのカルシウム代謝異常とそれに伴う高カルシウム血症に起因し 正常組織中に石灰沈着をみる転移性石灰沈着との鑑別が求められるが 形態では形成された原因を区別できない よって石灰化小体をみる場合は形成された要因や臨床情報などを加味して検索する必要がある 写真 ( 細胞像 ) 癌細胞集団の中心部に石灰化小体をみる 核小体著明な癌細胞集団 写真 1:Papanicolaou 染色 X40 写真 2:Papanicolaou 染色 X40 癌細胞集団の中心部に石灰化小体をみる 写真 3:Papanicolaou 染色 X40 macrophage に囲まれた石灰化小体 写真 4:Papanicolaou 染色 X40
10 参考文献 1) 加来恒壽ほか : 女性性器の正常組織像と生理的形態変化, 図説産婦人科 VIEW25 臨床病理学,32-51, メジカルビュー社, 東京,1996 2) 加来恒壽ほか : 子宮内膜 卵管, 図説産婦人科 VIEW25 臨床病理学, , メジカルビュー社, 東京,1996 3) 杉下匡ほか : 現代の婦人科細胞診,44-49, , , 金原出版, 東京,1990 4) 宮地徹ほか : 子宮内膜, 改訂産婦人科病理学診断図譜, , 杏林書院, 東京,1987 5) 柴田偉雄 : 扁平上皮系細胞の見方, 鑑別を主体とした細胞診断学,41-51, 名古屋大学出版, 愛知,1989 6) 則松良明ほか : 子宮内膜増殖症および類内膜腺癌 G1 の細胞像に関する検討, 日臨細胞誌 1998;Vol37: ) 蒲貞行ほか : 女性ホルモン補充療法における子宮内膜細胞診, 日臨細胞誌 1996; Vol35:
11 ガイドライン作成委員会 ( 病理細胞検査 ) - 子宮体部内膜シリーズ (13)~(21)- 監修 越川卓 ( 愛知県立大学看護学部 ) 作成委員長角屋雅路 ( 知多市民病院 ) 作成委員 佐藤初代 ( 豊川市民病院 ) 作成委員 今井律子 ( 東海市民病院 ) 作成委員 田中浩一 ( 厚生連豊田厚生病院 ) 協力日本細胞診断学推進協会細胞検査士会愛知県支部 愛知県臨床検査標準化協議会 愛知県臨床検査標準化ガイドライン 細胞診アトラス - 子宮体部内膜シリーズ (13)~(21)- 発行 平成 25 年 3 月 発行所愛知県臨床検査標準化協議会 発行者伊藤宣夫 編集者岸孝彦 鈴木博子 田中浩一
愛知県臨床検査標準化ガイドライン 細胞診アトラス 愛知県臨床検査標準化協議会 AiCCLS : Aichi Committee for Clinical Laboratory Standardization Aichi Committee for Clinical Laboratory Standa
愛知県臨床検査標準化ガイドライン 細胞診アトラス 愛知県臨床検査標準化協議会 AiCCLS : 発刊によせて 愛知県臨床検査標準化協議会 会長 柵木充明 細胞診の方法と技術は 1928 年に医学者である ゲオルギオス パパニコロウ (George Nicolaus Papanicolaou,1883 年 1962 年 ) により提唱され 1950 年代より婦人科系腫瘍の子宮頸癌の早期発見を目的に大規模な臨床試験パップテストが開始された
PowerPoint プレゼンテーション
症例 1: Intraductal papilloma 乳頭状集塊の出現や 背景の泡沫状マクロファージの出現から 嚢胞内乳頭状病変が示唆される 細胞集塊は全体的に結合性が強く 乳頭状集塊の中心には比較的太い線維性結合織が認められ 集塊内とくに腺上皮と線維性結合織の間には筋上皮の介在が窺われる LBC 検体を用いた免疫染色では シート状集塊において高分子量サイトケラチン (CK5/6) のモザイク状陽性所見が認められ
<4D F736F F F696E74202D2097E189EF90B893788AC7979D95F18D902E707074>
平成 23 年度 愛知県臨床検査精度管理調査報告 細胞検査部門 精度管理事業部員住吉尚之 実務担当者 榊原沙知 実務担当者 成田淳 はじめに 細胞検査部門では細胞検査における細胞の見方および所見の表現方法の統一化を目的とした精度管理調査を実施してきた 本年度は婦人科 呼吸器 泌尿器の分野においてフォトサーベイ形式にて 6 症例を出題した 方法 参加施設平成 23 年度精度管理調査参加施設 :119
PowerPoint プレゼンテーション
記述式子宮内膜細胞診について ~ 報告システムと細胞像 ~ 公益財団法人佐々木研究所附属杏雲堂病院 検査科病理 小瀬木輪子 記述式子宮内膜細胞診結果報告様式 2012 (1) 標本の種類直接塗抹標本 ( 採取器具 : ) 液状処理標本( 採取器具 : ) (2) 標本の適否 検体不合格 検体適正 検体不適正 (3) 記述式細胞診結果報告陰性 / 悪性ではない子宮内膜異型細胞 ATEC Atypical
スライド 1
ベゼスダ システムの運用 藤田保健衛生大学病院での運用例 愛知県臨床衛生検査技師会病理細胞研究班 藤田保健衛生大学病院病理部 田中浩一 藤田保健衛生大学病院での運用 1. ベゼスダシステム導入時期 藤田保健衛生大学病院の病理部では 2009 年 4 月 1 日よりベゼスダシステム判定を取り入れた運用を行っている 2. 運用方法 従来の日母分類に加えベセスダシステム判定を併記すると同時に 標本の評価
各部門精度管理調査結果報告 ( 細胞検査 ) はじめに 細胞検査における精度管理調査は 日々のスクリーニング作業において誤判定を起こさないよう 自施設の判定基準が他施設と十分な同一性を保持しているかを確認することを目的としている 平成 30 年度の精度管理調査はフォトサーベイ 10 問としてた 精度
平成 30 年度社団法人岐阜県臨床検査技師会精度管理報告会 各研究班精度管理調査結果報告 細胞検査 吉村昌昭 ( 中津川市民病院 ) 各部門精度管理調査結果報告 ( 細胞検査 ) はじめに 細胞検査における精度管理調査は 日々のスクリーニング作業において誤判定を起こさないよう 自施設の判定基準が他施設と十分な同一性を保持しているかを確認することを目的としている 平成 30 年度の精度管理調査はフォトサーベイ
乳腺40 各論₂ 化膿性乳腺炎 (suppulative mastitis) 臨床像 授乳の際に乳頭の擦過創や咬傷から細菌が侵入し, 乳房に感染症を生じるものである 乳汁 排出不良によって起こるうっ滞性乳腺炎とは区別する 起炎菌は連鎖球菌や黄色ブドウ球菌である 自発痛, 腫脹, 硬結, 圧痛, 発赤
A. 炎症性疾患性疾患各 論 ₁ 肉芽腫性乳腺炎 (granulomatous mastitis) 臨床像 最終出産より 5 年以内の妊娠可能な年齢の女性に生じ, 閉経期以降の高齢者の頻度は極めて 低い 妊娠例以外では経口避妊薬内服や高プロラクチン血症, 自己免疫, ウイルスの関与など様々な報告がなされているが, 正確な原因についてはいまだに解明されていない 片側性乳腺の末梢領域に好発する 皮膚の潰瘍,
第58回日本臨床細胞学会 Self Assessment Slide
7/6/5 回答者 (n=3) 第 58 回日本臨床細胞学会 自己採点方式 6% % 5% DR スライドカンファレンス CT 解答と集計結果 77% Other ( 空白 ) 勤務施設 (n=3) 日頃領域 6% 5% 3% % % 5% 7% 病院検査センター検診センター働いていない他 ( 空白 ) 37% 5% 46% ほぼ全科 (4 科以上 ) 複数科 (-3) 単科空白 経験年数 (n=3)
Microsoft PowerPoint - ASC-Hの分析について.ppt
ベセスダシステム ASC-H 判定の分析 ( 株 ) AKH research center 阿部一之助 金子翔 齊藤千佳 高橋正人 佐藤伸 南條博 子宮頸部細胞診報告様式 ベセスダシステムの背景 ( 米国 ) 1980 年代後半 米国内において 婦人科がん検診の細胞診と組織診の不一致率が高いこと 細胞診報告様式や用語が統一されていないため 臨床的な取り扱いに混乱を生じていることを大きく取り上げ 婦人科がん検診における細胞診が社会問題となった
平成 30 年度青臨技細胞診精度管理調査報告書 八戸市立市民病院臨床検査科病理 須藤安史 はじめに 今年度の青臨技細胞診精度管理調査では フォトサーベイを実施した 評価対象問題では 各施設において細胞診業務を行う上で 日常遭遇する基本的な細胞像を適確に判定するための一定の水準と精度が保たれていること
平成 30 年度青臨技細胞診精度管理調査報告書 八戸市立市民病院臨床検査科病理 須藤安史 はじめに 今年度の青臨技細胞診精度管理調査では フォトサーベイを実施した 評価対象問題では 各施設において細胞診業務を行う上で 日常遭遇する基本的な細胞像を適確に判定するための一定の水準と精度が保たれていることの確認を目的とし 全部で 10 問出題した 教育症例では 非評価対象問題を 1 問出題し 比較的発生頻度が低いものの
ヒト慢性根尖性歯周炎のbasic fibroblast growth factor とそのreceptor
α μ μ μ μ 慢性化膿性根尖性歯周炎の病態像 Ⅰ型 A D Ⅱ型 E H Ⅰ型では 線維芽細胞と新生毛細血管が豊富で線維成分 に乏しく マクロファージ リンパ球や形質細胞を主とす る炎症性細胞の多数浸潤を認める Ⅱ型では Ⅰ型よりも線維成分が多く 肉芽組織中の炎 症性細胞浸潤や新生毛細管血管の減少や Ⅰ型よりも太い 膠原線維束の形成を認める A C E G B D F H A B E F HE
ベセスダシステム2001の報告様式 ーASC-US、ASC-Hの細胞像と臨床的意義ー
子宮頸部細胞診 : 日母分類からベセスダシステムへ ー SIL の概念と判定ー 慶應義塾大学医学部産婦人科 照井仁美 (CT) ベセスダシステム 2001 の報告様式 1 specimen type conventional smear( 従来法 ) liquid-based preparation( 液状処理法 ) specimen adequacy 標本の適否の評価 endocervical/transformation
第46回日本臨床細胞学会秋期大会 細胞検査士会要望教育シンポジウム
第 46 回日本臨床細胞学会秋期大会 細胞検査士会要望教育シンポジウム 子宮内膜細胞診の診断精度向上を目指して - 化生性変化 ホルモン異常の細胞像を把握しよう - 日時 : 平成 19 年 11 月 30( 金 )15:30~17:30 会場 : 仙台国際センター第 1 会場大ホール 目 次 はじめに 1. 子宮内膜細胞診疑陽性の原因となる疾患の臨床的取扱い 1 2. 子宮内膜病変の細胞 組織診断におけるピットホール
<4D F736F F D CB48D655F87562D31926E88E695DB8C928A E947882AA82F F4390B38CE32E646F6378>
子宮がん検診 [ 実施状況 ] 子宮がん検診は 県内 48の自治体から委託を受け検診を行った 受託率は全市町村の88.9% である 平成 23 年度の受診人数は 頸部検診の受診者が 88,41 人 要精密検査 1,111 人 要精検率 1.3% 体部検診の受診者は45 人 要精密検査 人 延べ受診者数は88,446 人であった ( 図 1 2) なお 個別検診等を含む細胞診の検査件数は 146,26
<4D F736F F D208DD F E8482BD82BF82CD82B182F182C88DD F082DD82C482A282DC82B72E646F63>
普段私たちはこんな細胞をみています 細胞診 ~ 婦人科子宮頸部編 ~ 平成 20(2008) 年 12 月に 社団法人日本産婦人科医会より ベセスダシステム 2001 準拠子宮頚部細胞診報告様式の理解のために が発表されました いわゆる医会分類と呼ばれているもので 子宮頸がん検診の報告様式が従来のパパニコロウ分類 (Class 分類 ) からベセスダシステム 2001 に移行する流れとなりました (
モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特性と
Epidermal growth factor receptor(egfr) p53 免疫染色を用いた尿細胞診の良悪性鑑別 総合病院土浦協同病院病理部 池田聡 背景膀胱や腎盂に出来る尿路上皮癌の頻度は近年増加している この尿路上皮癌の診断や経過観察において尿細胞診は最も重要な手段の 1 つである この検査は 患者への負担が小さく繰り返しの検査が容易であることから尿細胞診の診断価値は非常に高く 検査の頻度は年々増加している
<4D F736F F F696E74202D208DD FC96E E B8CDD8AB B83685D>
- 内容 - 細胞診断アプローチ -パターン的細胞診断のすすめ- 和歌山県立医科大学 人体病理学教室村田晋一 1) 細胞形態の生物学的背景細胞形態を左右する生物学的因子 診断の拠り所となる細胞所見 2) パターン的細胞診断のアプローチ法 a) 細胞所見の採取 i) 一定の基準 ii) 一定の順序 b) 論理的な細胞診断 i) 増殖パターンによる総論的診断 ii) 由来細胞や臓器に基づく各論的診断 細胞形態に影響を与える因子
平成28年度 千臨技細胞診検査研究班精度管理報告
平成 28 年度 千臨技細胞診検査研究班精度管理報告 青野卓矢 ( 千葉県がんセンター ) 千臨技細胞診検査研究班精度管理委員 目的 自施設内及び施設間の判定基準の較差を検討し, 問題の把握 改善を行うとともに, 細胞判定基準等の概念の共有化を図る. 参加 46 施設 方法 1. インターネットを利用したフォトサーベイを実施し, 同定問題 10 例 ( 評価対象 ), 教育症例 3 例 ( 評価対象外
<4D F736F F F696E74202D2089EF8AFA8CE38DB791D682A681478A7789EF2089F090E020284E58506F C E B8CDD8AB B83685D>
第 51 回日本臨床細胞学会総会 ( 春期大会 ) バーチャルスライドカンファレンス 乳腺 出題者 : 提嶋眞人 市立秋田総合病院病理診断科 選択枝 1. 浸潤性小葉癌 2. 硬癌 3. 乳頭腺管癌 4. 充実腺管癌 5. 乳腺症型線維腺腫 解答 2. 硬癌 臨床経過 症例 60 才台女性既往歴 ; 結腸癌術後 (15 年前 ) 現病歴 ; 1 結腸癌術後の外来定期フォロー中 右乳腺に腫瘤を触知した
組織所見 ( 写真 4,5): 異型上皮細胞が間質および脂肪組織に索状, 管状に浸潤して おり, 浸潤性乳管癌 ( 硬癌 ) の所見である. 設問 2 78 歳, 女性. 左乳房上 C 領域の腫瘤 選択肢 1. 線維腺腫 2. 乳管内乳頭腫 3. 乳管癌 4. 小葉癌 5. 悪性リンパ腫 写真 4
2016 年度青臨技細胞診精度管理報告書 細胞診精度管理委員 青森市民病院八木橋祐弥 1. はじめに乳腺穿刺吸引細胞診は簡便かつ低侵襲に実施可能であり, 乳腺病変の診断には欠かせない方法である. 日常経験する可能性のある症例や良悪性の鑑別が問題となる症例について, 診断基準の確認を目的としてフォトサーベイを行った. なお, 採取方法はすべて穿刺吸引細胞診で, 塗抹方法ははがし法 ( 合わせ法 ) である.
B精度管理_本文A4.indb
細胞検査川合直樹可児とうのう病院精度管理総括標準化事業総括臨床化学検査免疫血清検査一般検査病理検査細胞検査生理検査微生物検査輸血検査フォトサーベイ監修血液検査 精度管理総括標準化事業総括臨床化学検査免疫血清検査血液検査平成 27 年度精度管理事業部総括集 57 フォトサーベイ監修岐臨技精度管理事業部平成 27 年度総括集 - 1 - 細胞検査 細胞検査 川合直樹川合直樹 [ 可児とうのう病院 ] はじめに細胞検査における精度管理調査は
日産婦誌61巻4号研修コーナー
( 表 E-8-3)-(4)-1) 子宮頸癌取扱い規約組織分類 ( 日本産科婦人科学会, ほか編 : 子宮頸癌取扱い規約, 改訂第 2 版 1) より一部改変 ) ( 図 E-8-3)-(4)-1) 微小浸潤扁平上皮癌の計測 ( 日本産科婦人科学会, ほか編 : 子宮頸癌取扱い規約. 改訂第 2 版 1) ) 浸潤の深さと縦軸方向の広がりはいずれも組織標本上での計測により mm 単位で記載する.
Microsoft Word 病理所見の書き方(実習用).docx
病理所見の書き方総論 1. 所見の記載方法は様々で 決まりはない読みやすく 一貫した書式で 2. 簡潔に殆どの標本は 7 文あるいはそれ以下で表現することができる 3. 逆ピラミッド型 の表現をする( 大きなものから小さなものへ ) 主たる現象を最初に 附属する変化を後に 4. 読む人の側に立って書くこと所見を読んだ人が その所見をもとに病態をイメージして診断できることが望ましい 5. 組織名を最初に簡潔に記述する
図 1 乳管上皮内癌と小葉上皮内癌 (DCIS/LCIS) の組織像 a: 乳頭状増殖を示す乳管癌 (low grade).b: 篩状 (cribriform) に増殖する DCIS は, 乳管内に血管増生を伴わない時は,comedo 壊死を形成することがあるが, 本症例のように血管の走行があると,
図 1 乳管上皮内癌と小葉上皮内癌 (DCIS/LCIS) の組織像 a: 乳頭状増殖を示す乳管癌 (low grade).b: 篩状 (cribriform) に増殖する DCIS は, 乳管内に血管増生を伴わない時は,comedo 壊死を形成することがあるが, 本症例のように血管の走行があると, 壊死の形成はない.c: 面疱状増殖,comedo 壊死と石灰沈着を示す DCIS.d: 小葉癌の上皮内要素.terminalduct-lobularunit
<4D F736F F F696E74202D B893788AC7979D95F18D9089EF288DD E B8CDD8AB B83685D>
平成 27 年度一般社団法人岐阜県臨床検査技師会精度管理報告会 部門別精度管理調査結果報告 細胞検査 川合直樹 ( 可児とうのう病院 ) 部門別精度管理調査結果報告 ( 細胞検査 ) はじめに 細胞検査における精度管理調査は 日々のスクリーニング作業において誤判定を起こさないよう 自施設の判定基準が他施設と十分な同一性を保持しているかを確認することを目的としている 平成 27 度の精度管理調査はフォトサーベイ
(Microsoft Word \213\343\227\325\213Z\201i\215\327\226E\201j.doc)
第 5 回九州臨床査技師会 細胞査精度管理調査結果報告書 はじめに今回で 5 回目となる九州臨床査技師会主催の病理 細胞査精度管理調査ですが この精度管理の目的は 個人や団の評価ではなく 九州地区の病理 細胞査に従事する臨床査技師の自己研鑽につながればという思いで事業を展開した 対象 ( 参加施設 ) および方法 1. 対象 ( 参加施設 ) 今回の参加施設は 九州全で 145 施設の協力が得られた
記述式子宮内膜細胞診報告様式における細胞診判定区分異型内膜上皮細胞(ATEC)
1 第 6 回日本臨床細胞学会群馬地方会平成 25 年度がん検診等従事者講習会 内膜細胞診で判ること 判らないこと および 産婦人科医が望むこと JA 三重厚生連鈴鹿中央総合病院 婦人科 矢納研二 さっそくで すみません どこで売ってるんですか? 2 内膜細胞診で判ること 内膜細胞診で判らないこと 産婦人科医が望むこと 3 内膜細胞診で判ること 内膜細胞診で判らないこと 産婦人科医が望むこと 4 記述式子宮内膜細胞診結果報告様式
症例4 消化器
解説 症例 4 消化器 症例 : 30 歳代女性主訴 : 検診エコーにて膵体部 ~ 尾部にかけて50mm 大の充実性腫瘤指摘採取部位 : 膵尾部採取法 :EUS-FNA 小型 ~ 中型で単調な類円形核を有する細胞が出現 対物 40 比較的疎な結合性を示しロゼット様配列を示す 対物 40 小型でクロマチン濃染した裸核状の異型細胞を充実胞巣状に認める 対物 40 細血管の周囲に疎な結合性を示し出現している
PowerPoint プレゼンテーション
問題 1 子宮頸部擦過 50 歳代女性 20 40 1.NILM( 頸管腺細胞 ) 2.HSIL 3.AGC 4.AIS 5.Adenocarcinoma 正解 ( 赤字 ) と回答率 1.NILM( 頸管腺細胞 ) 2.HSIL 3.AGC 4.AIS 5.Adenocarcinoma 6. 未回答 3.1% 3.6% 11.8% 6.0% 75.4% 0.1% 背景は炎症性細胞が多数出現しています
高知赤十字病院医学雑誌第 2 2 巻第 1 号 年 5 原著 尿細胞診 Class Ⅲ(AUC) の臨床細胞学的検討 ~ 新報告様式パリシステムの適用 ~ 1 黒田直人 1 水野圭子 1 吾妻美子 1 賴田顕辞 2 奈路田拓史 1 和田有加里 2 宇都宮聖也 2 田村雅人
高知赤十字病院医学雑誌第 巻第 号 5 0 0 7 年 5 原著 尿細胞診 Class Ⅲ(AUC) の臨床細胞学的検討 ~ 新報告様式パリシステムの適用 ~ 黒田直人 水野圭子 吾妻美子 賴田顕辞 奈路田拓史 和田有加里 宇都宮聖也 田村雅人 安岡香 小原昌彦 赤澤早紀 要旨 : 今回, 我々は日本臨床細胞学会が作成している尿細胞診ガイドラインと国際的に作成されたパリシステムを比較検討した. その結果それぞれのシステムには一長一短があることが判明した.
33 NCCN Guidelines Version NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 非ホジキンリンパ腫 2015 年第 2 版 NCCN.or
33 NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 2015 年第 2 版 NCCN.org NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) の Lugano
24臨床検査精度管理総括集_04.indd
精度管理事業部員 : 榊原沙知 ( 豊橋市民病院 :TEL:03-33-6) 実務担当者 : 橋村正人 ( 国家公務員共済組合連合会名城病院 ) 成田淳 ( 厚生連海南病院 ) Ⅰ. はじめにでは 細胞検査における細胞の見方および所見の表現方法の統一化を目的とした精度管理調査を実施してきた 本年度は 日常業務において鑑別が重要となる症例を中心に各分野からフォトサーベイ形式にて出題した 評価対象設問として0
(Microsoft PowerPoint \210\244\225Q\221\345\212w\203n\203\223\203h\203A\203E\203g.ppt [\214\335\212\267\203\202\201[\203h])
愛媛病理研究会 2015 年 1 月 24 日 目次 子宮頸部腺系病変基本と 2014 WHO 分類の概要 東京慈恵会医科大学病理学講座 1. 子宮頸管腺とは 2. 頸管腺のパターン別鑑別診断 3. 頸部腺癌 :WHO 2014 の概要 清川貴子 頸管腺 頸管表層から連続性に間質内に深く嵌入し分枝する裂隙構造 (cleft) を粘液産生円柱上皮が覆う 組織切片上横断面があたかも間質内に存在する腺管のように観察されるため,
平成 29 年度細胞検査サーベイ報告 細胞 ( フォトサーベイ ) はじめに 今回の細胞検査は例年どおりフォトサーベイを行った 昨年度同様 各設問につき判定区分と推定病変を設け 回答していただくようにした また回答状況をよりよく把握するために わからないとした理由や細胞所見などを書いていただける欄を
細 胞 - 219 - 平成 29 年度細胞検査サーベイ報告 細胞 ( フォトサーベイ ) はじめに 今回の細胞検査は例年どおりフォトサーベイを行った 昨年度同様 各設問につき判定区分と推定病変を設け 回答していただくようにした また回答状況をよりよく把握するために わからないとした理由や細胞所見などを書いていただける欄を設けた サーベイ参加施設 申し込み 51 施設に対し回答総数 51 施設 (100%)
PDF/開催および演題募集のお知らせ
34 日エンドメトリオーシス会誌 2011 32 34 38 シンポジウム1 エンドメトリオーシスと卵巣癌 子宮内膜症から生じる卵巣癌の形態学的特徴 岡山大学病院病理診断科 柳井 緒 言 広之 モジデリンやセロイド リポフスチンなどの褐 卵巣には各種の組織型の癌が発生するが そ 色色素を貪食した組織球の集簇 泡沫状組織球 の発生母地についてはさまざまな議論がなされ の集簇などに注目するもちろん 間質細胞が
EBウイルス関連胃癌の分子生物学的・病理学的検討
論文の内容の要旨 論文題目 日本人の卵巣癌の発生と進展に関する病理組織学的研究 指導教員 深山正久 東京大学大学院医学系研究科 平成 18 年 4 月 入学 医学博士課程 病因 病理学専攻 前田大地 卵巣癌は卵巣表層上皮性 間質性腫瘍に分類される悪性腫瘍で 主に明細胞腺癌 漿液性腺癌 粘液 性腺癌 類内膜腺癌という 4 つの組織型からなる 現在 卵巣癌に対する手術術式や術後化学療法の種 類は その組織型とは関係なく一定のものが選択されることがほとんどである
10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32
白血球増加の初期対応 白血球増加が 30,000~50,000/μL 以上と著明であれば, 白血病の可能性が高い すぐに専門施設 ( ) に紹介しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, まず発熱など感染症を疑う症状 所見に注目しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, 白血球分画を必ずチェックしよう 成熟好中球 ( 分葉核球や桿状核球 ) 主体の増加なら, 反応性好中球増加として対応しよう ( 図
目 次 はじめに... 独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター臨床検査科病理主任平紀代美 Ⅰ. Liquid-based cytology(lbc) とは... 1 Ⅱ. 体腔液検体処理方法... 1 Ⅲ. 固定液の違いによる標本の違い (BD サイトリッチ レッド保存液 or BD サイトリッ
目 次 はじめに... 独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター臨床検査科病理主任平紀代美 Ⅰ. Liquid-based cytology(lbc) とは... 1 Ⅱ. 体腔液検体処理方法... 1 Ⅲ. 固定液の違いによる標本の違い (BD サイトリッチ レッド保存液 or BD サイトリッチ ブルー保存液 )... 2 Ⅳ. BD サイトリッチ レッド保存液による thin-layer 標本の細胞所見の特徴...4
平成20年度沖縄県医師会臨床検査精度管理調査
第 4 回九州臨床検査技師会 細胞検査精度管理調査結果報告書 はじめに今回で4 回目となる九州臨床検査技師会主催の病理 細胞検査精度管理調査ですが この精度管理の目的は 個人や団体の評価ではなく 九州地区の病理 細胞検査に従事する臨床検査技師の自己研鑽につながればという思いで事業を展開した 対象 ( 参加施設 ) および方法 1. 対象 ( 参加施設 ) 今回の参加施設は 九州全体で 153 施設の協力が得られた
H29千臨技サーベイ 集計結果
平成 3 年 2 月 3 日 平成 29 年度千臨技細胞診検査研究班 精度管理報告 千臨技細胞診検査研究班精度管理委員田中雅美 ( 津田沼中央総合病院 ) 須藤一久 ( 千葉県立佐原病院 ) 若原孝子 ( 帝京大学ちば総合医療センター ) 中村博 ( 順天堂大学医学部附属浦安病院 ) 三橋涼子 ( 千葉市立青葉病院 ) 加瀬大輔 ( 成田赤十字病院 ) 下境博文 ( 千葉県済生会習志野病院 ) 青野卓矢
32 子宮頸癌 子宮体癌 卵巣癌での進行期分類の相違点 進行期分類の相違点 結果 考察 1 子宮頚癌ではリンパ節転移の有無を病期判定に用いない 子宮頚癌では0 期とⅠa 期では上皮内に癌がとどまっているため リンパ節転移は一般に起こらないが それ以上進行するとリンパ節転移が出現する しかし 治療方法
31 子宮頸癌 子宮体癌 卵巣癌での進行期分類の相違点 岡本真知 倉澤佳奈 ( 病理形態研究グループ 指導教員 : 覚道健一 ) 目的今回 いくつかの臓器の癌取り扱い規約を比較検討した結果 臓器ごとに異なっている点があることがわかった その中でも 細胞診を行っていく上で検体数が多く 診断する機会も多い婦人科臓器である子宮 卵巣の癌取り扱い規約について今回はその中から進行期分類の相違点を重点的に調べたので報告する
16 岡山県臨床細胞学会 症 例 巨大嚢胞内の一部に良性乳管上皮を伴う男性乳癌の 1 例 成富真理, 畠 榮, 日野寛子, 高須賀博久, 物部泰昌 川崎医科大学附属川崎病院病理部 背景巨大嚢胞内腔側壁の一部に良性乳管上皮を伴う男性乳癌の1 例を経験したので, 細胞像を中心に報告する. 症例 70 代
16 岡山県臨床細胞学会 症 例 巨大嚢胞内の一部に良性乳管上皮を伴う男性乳癌の 1 例 成富真理, 畠 榮, 日野寛子, 高須賀博久, 物部泰昌 川崎医科大学附属川崎病院病理部 背景巨大嚢胞内腔側壁の一部に良性乳管上皮を伴う男性乳癌の1 例を経験したので, 細胞像を中心に報告する. 症例 70 代, 男性. 精神発達遅滞あり.7 年前, 右乳房に4m 大の腫瘤を指摘, 経過観察されていた. 腫瘤が20m
( 7 5) 虫垂粘液嚢胞腺癌の 1切除例 F g 5 H s t l g lf d g sshwdm s y s t d r m ( H E s t ) 考 型度粘液腫蕩で再発リスクが低い ) C I低異型度を示 察 す粘液産生腫蕩で 腫蕩成分を含む粘液が虫垂以外に 原発性虫垂癌は全大腸癌手術件数の 8 3 %で 大 存在する群(低異型度粘液腫蕩で再発リスクが高い ) 腸癌取扱い規約 却によると
【参考文献】
4. 反応性病変の細胞像と鑑別診断 昭和大学藤が丘病院病理診断科 岸本浩次 (CT), 北村隆司 (CT), 田尻琢磨 (MD), 増永敦子 (MD), 楯玄秀 (MD), 光谷俊幸 (MD) リンパ節病変の細胞診で最も重要なことは良 悪性の判定である. しかし反応性リンパ節病変のなかには悪性リンパ腫と紛らわしい細胞像を呈し, 鑑別に苦慮するものがしばしば経験される. 本項では反応性リンパ節病変の理解を深めるため,
Microsoft PowerPoint - 組織診断アプローチネット.ppt [互換モード]
内容 組織診断アプローチ - パターン的組織診断のすすめ - 和歌山県立医科大学 人体病理学教室 村田晋一 内容 肉眼的観察および記録 ( 写真撮影 ) 検体の取扱いの流れ 未固定の検体 検体の切開 検体の固定 標本の切り出し 一定のルールで & 症例ごとに臨機応変に 標本作製 顕微鏡的観察 病理報告書の作成 臓器固定の原則 サンプリングのポイント 元の腫瘍の形態ができるかぎり保たれ, 人工的変化が加わらないようにする.
本文.indd
子宮頸部絨毛腺管状乳頭腺癌と上皮内腺癌の併発症例における細胞学的, 病理組織学的及び免疫組織化学的検討 山田清隆大塚証一後藤務河原崎由紀子岡本香織笠原正男田代和弘 1) 根本泰子 1) 市川義一 2) 稲田健一 3) 桐山諭和 静岡赤十字病院病理診断科部 1) 同産婦人科 2) 藤田保健衛生大学医学部第一病理学教室 3) 藤田保健衛生大学医学部病理診断科 要旨 :30 歳代女性の子宮頚管腺原発の絨毛腺管状乳頭腺癌に上皮内腺癌を併発した症例に対し,
第101回日本病理学会総会コンパニオンミーティング
第 101 回 本病理学会総会 コンパニオンミーティング 2 本婦 科病理学会 宮内膜の病理診断 : 最近の知 と問題点 平成 24 年 4 26 C 会場 ( 京王プラザホテルコンコード C) 子宮内膜増殖症 類内膜腺癌との鑑別を要する子宮内膜病変の病理 非癌 非増殖症性変化 子宮内膜病変の種類 病変 ( 生理的変化 ) 機能性病変 : ホルモン異常薬剤性など 炎症性病変 器質的変化 : ポリープなど
子宮頸がんと子宮体がん 卵管 子宮体癌 子宮頸癌 子宮体癌 自覚症状初期は無症状不正性器出血 好発年齢 30~40 代 (20~30 代で急増 ) 閉経後の 50 代以降 卵巣 子宮頸癌 リスクファクター 高リスク型 HPV 感染 肥満 高血圧 糖尿病 未経産婦 エストロゲン製剤の長期使用など 腟
記者懇談会 子宮体がんのトピックス -LBC 内膜細胞診を中心に - 日本産婦人科医会常務理事新百合ヶ丘総合病院がんセンター鈴木光明 2015 年 9 月 9 日 子宮体がんのトピックス # 子宮体がんの概要 # 増え続ける子宮体がん # 不妊はハイリスク 発見の契機 # 子宮体がん検診に向けて : 内膜細胞診の精度 1 子宮頸がんと子宮体がん 卵管 子宮体癌 子宮頸癌 子宮体癌 自覚症状初期は無症状不正性器出血
<4D F736F F F696E74202D20925F CF82CC D8F8A8CA9836E FC95D246494E414C5B93C782DD8EE682E890EA97705D>
胆嚢隆起性病変の病理所見 栃木県立がんセンター病理診断科五十嵐誠治 RAD-US 2010.6.19 本日の話題 Ⅰ. 胆嚢の構造と特徴 Ⅱ. 腫瘍様病変コレステロールポリープ炎症性ポリープ過形成性ポリープ腺筋症 Ⅲ. 腫瘍性病変腺腫腺腫内癌腺癌 Ⅳ. 胆嚢癌の進展様式 胆嚢 Gallbladder 胆嚢の肉眼所見 長さ 7-10cm 幅 3-4cm 西洋梨型の袋 容積 50-60ml 肝右葉下面
Microsoft PowerPoint - 印刷用 DR児玉2015 K-NET Kodama.ppt [互換モード]
もっと知りたい子宮がん - 疫学 病因 診断 予防 - 広島市立広島市民病院 産婦人科 児玉 順一 K-NET 医療者がん研修会 2015.1.15. - 子宮頸癌と子宮体癌 - 子宮体部子宮頸部 子宮の入り口である頸部の上皮から発生する 子宮の奥にあたる体部の子宮内膜から発生する 子宮頸癌の症状 不正性器出血 無症状 子宮頸がん検診の際の 細胞診異常で発見 先進国の子宮頸がん検診受診率 細胞診検査
診断ワークショップ5
肺アスペルギルス症の病理診断 ( 他真菌との鑑別 および病型の特徴 ) 近畿大学医学部病理学教室木村雅友 肺アスペルギルス症の 正確な病理診断のために 次の 2 点が必要 1. 組織標本上で真菌の検出と正しい同定 2. アスペルギルス症の疾患概念の理解 組織標本上での 正しい真菌の検出や同定のための 基本姿勢 アスペルギルス菌糸の典型像を知る その典型像と標本中の菌糸を比較する 典型像でなければアスペルギルスと診断しない
がん登録実務について
平成 28 年度東京都がん登録説明会資料 2-1 がん登録届出実務について (1) 1. 届出対象 2. 届出候補見つけ出し 3. 診断日 4. 届出票の作成例示 東京都地域がん登録室 1 1. 届出対象 1 原発部位で届出 2 入院 外来を問わず 当該腫瘍に対して 自施設を初診し 診断あるいは治療の対象 ( 経過観察を含む ) となった腫瘍を届出 3 届出対象となった腫瘍を 1 腫瘍 1 届出の形で届出
!"#$%&'() FNAC) CNB) VAB MMT!
1!"#$%&'7-8()1(*+,(%&'0-5()1(-.../0'1)4)5..7#8945:;9?*@A:;9BC>? FNAC) CNB) VAB MMT! 乳腺細胞診 新報告様式 努力目標と対策 細胞診と針生検の精度比較 摘出生検または手術結果との対比ができた例 目標 1 検体不適正は全検体の10 以下 2 鑑別困難例は診断適正の10 以下 3 悪性の疑いは最終的に90 以上が癌
テイーチングマッペ書式
線毛円柱上皮の増生 AiCCLS 愛知県臨床検査標準化協議会細胞診アトラス 呼吸器シリーズ (1) 患者年齢 70 歳代性別男性検体種類 : 喀痰臨床所見 : 間質性肺炎の疑い 判定 陰性 細胞所見 中等度の炎症細胞浸潤を背景に 腺系と思われる細胞集塊を認める これらの細胞は 核は偏在性に位置し 核形は類円形 ~ 楕円形で大小不同性は見られず 核小体も目立たない ( 写真 1~3) また焦点深度を変えると
モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特性と
体腔液細胞診材料を用いたセルブロック法による免疫染色の有用性 公立昭和病院検査科濱川真治, 柏崎好美, 森一磨 病理診断科清水誠一郎 はじめに 画像診断や組織生検に先立って採取される体腔液細胞診の目的は, 悪性細胞の検出のみならず, 組織型推定や原発巣推定を担うようになってきた. その背景には, 化学療法に感受性の高い卵巣漿液性腺癌や神経内分泌癌など, あるいは癌抗体療法の研究が盛んに行われている乳癌や肺癌,
Photo. 1 大脳皮質 / 圧挫標本 a) パパニコロウ染色 (Pap, 対物 40) 正常組織では, 神経細胞, 星膠細胞, 乏突起膠細胞がバランスよく出現しているが, 胞体や突起, 線維とも不明瞭である. 神経基質は微細な網目状構造として認める. b) GFAP 免疫染色 (GFAP, 対物
星細胞腫を対象とした術中迅速診断における GFAP 免疫染色の役割 東京医科大学分子病理学分野 1), 戸田中央総合病院病理部 2) 藤田浩司 1), 木下雅史 2) はじめに脳腫瘍の画像診断機器による診断能力は非常に精度が高く, 発生部位や年齢を加味することで, 術前診断は概ね決定されている. それでも星細胞腫を代表とする神経膠腫は, 悪性 (High grade glioma) か良性 (Low
_08長沼.indd
35, 37-41, 2015 1 4 3 4.5 3 cm 1 2, 3 4 3 40 5 CT FNABC 1 3 1. 38 し 核異型の少ない濾胞構造を多数認めた 図 5, 考 6 形態的には腺腫様甲状腺腫様であったが 濾 察 胞癌の転移と診断された 転移が確認されたリン 甲状腺の単発性結節には濾胞腺腫 硝子化索状 パ節は I 番 II III 番 右 IV 番 右 Va で 郭清 腺腫等の良性腫瘍
子宮内膜細胞診従事者講習会 静岡
平成 28 年度第 6 回がん検診細胞診 組織診従事者講習会 子宮内膜および頸部の組織 細胞診 のトピック 弘前大学大学院 保健学研究科 渡邉純 平成 29 年 3 月 2 日 ( 木 ) 高崎 本日の講演内容 Ⅰ. 子宮内膜組織 細胞診 1. 子宮内膜癌の将来予測 2. 不規則増殖期内膜と増殖症の鑑別は可能か? 3. 異型のない増殖症と異型増殖症の鑑別は可能か? 4. 子宮内膜液状化検体細胞診 (Liquid-based
アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版)
平成 22 年 10 月 10 日 839 第 4 章 臨床像と評価基準 Ⅰ 自覚症状 Ⅱ 他覚所見および臨床評価基準 ( 表 4-1) アレルギー性結膜疾患では痒み, 異物感, 眼脂などが代表的な自覚症状である.. 痒み痒みはアレルギー性結膜疾患の最も特徴的な症状であるが, 痒みの代わりに異物感を訴える症例もまれにある. 抗原を含む花粉, ダニの成分などが結膜囊に飛入すると, 眼表面の涙液により抗原が溶出される.
子宮頸がん 1. 子宮頸がんについて 子宮頸がんは子宮頸部に発生するがんです ( 図 1) 約 80% は扁平上皮がんであり 残りは腺がんですが 腺がんは扁平上皮がんよりも予後が悪いといわれています 図 1 子宮頸がんの発生部位 ヒトパピローマウイルス (HPV) 感染は子宮頸がんのリスク因子です
婦人科がん がんは昭和 56 年に日本人の死亡原因の第 1 位となって以来 徐々に増加しています 婦人科が んである子宮がん ( 子宮頸がん+ 子宮体がん ) と卵巣がんの死亡数は平成 18 年の人口動態統計に よるとそれぞれ第 8 位と第 10 位ですが ( 表 1) 各部位別の死亡率を年齢別にみると婦人科がんは 20~54 歳で上位に位置しています ( 表 2) 表 1 女性の主要部位別がん死亡数
PowerPoint プレゼンテーション
2016.1.31 第 24 回愛媛県臨床細胞学会総会 子宮内膜液状化検体細胞診の普及を目指して 奈良県立医科大学附属病院病理部西川武 Liquid based cytology(lbc) の必要性 子宮内膜 LBC 標本における細胞像 OSG 式子宮内膜判定票を用いた細胞診断成績 利益相反の有無 : 無 この演題に関連し, 開示すべき COI 関係にある企業などはありません PAP Scandal
PowerPoint プレゼンテーション
2015/01/24 神奈川県立がんセンター第 6 回市民公開講座 がんを知る ~ 子宮体癌 前立腺癌の最新治療 ~ 第 1 部 子宮体癌について 手術療法と化学療法について 神奈川県立がんセンター婦人科医長小野瀬亮 子宮体がん治療ガイドライン 子宮体がんガイドライン作成の目的は? 本ガイドライン作成の目的は 体癌の日常診療に携わる医師に対して 現時点でコンセンサスが得られ 適正と考えられる体癌の標準的な治療法を示すことにある
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にありますが 本邦の結核では高齢者結核が多いのが特徴です 結核診療における主な検査法を示します ( 図 1) 従来の細菌学的な抗酸菌の塗抹
PowerPoint プレゼンテーション
異型細胞類 上皮性悪性細胞類 異型細胞類 尿路上皮癌細胞 腺癌細胞 扁平上皮癌細胞 小細胞癌細胞 その他 非上皮性悪性細胞類 悪性リンパ腫細胞 白血病細胞 腎 尿路系の解剖図異型細胞の考え方 ( 尿沈渣検査法 2010) 腎 臓 異型細胞 異型細胞とは 悪性細胞または悪性を疑う細胞を指す 尿 管 悪性細胞の特徴 悪性細胞の特徴は 一般に核に特徴がみられ 正常細胞と比較して核増大 クロマチン増量 核形不整
Ⅰ. 女性性器の超音波検査 一般目標子宮 卵巣 卵管 腟 外陰の超音波検査における基本事項と正常および病的状態の超音波所見を理解し, 診断および治療に結び付けることができる. 解剖 生理 [ 子宮 ] (a-1) 経腹走査による子宮の超音波像を説明できる. (c-2) 経腟走査による子宮の超音波像を
第 8 章 産婦人科領域 (a) : すべての専門医が到達すべき知識 技術 (b) : すべての専門医が, さらに高度の専門性を獲得するために到達すべき知識 技術 (c) : 該当する領域において, 専門医が到達すべき知識 技術 (d) : 該当する領域において, 専門医がさらに高度の専門性を獲得するために到達すべき知識 技術 51 Ⅰ. 女性性器の超音波検査 一般目標子宮 卵巣 卵管 腟 外陰の超音波検査における基本事項と正常および病的状態の超音波所見を理解し,
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 大道正英 髙橋優子 副査副査 教授教授 岡 田 仁 克 辻 求 副査 教授 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent trans
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 大道正英 髙橋優子 副査副査 岡 田 仁 克 辻 求 副査 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent transforming growth factor- binding protein-4 is downregulated in breast
子宮頸部細胞診新報告様式について 子宮頸癌 子宮頸部細胞診における ベセスダシステム 2001 導入の意義 ー病理医の立場からー 早期発見が可能となった 本邦女性の死亡数は減少している しかし 20代 30代女性の罹患数や死亡数が増加 この年代においては 臓器別では最多 川崎医科大学 病理学2 現代
子宮頸癌 子宮頸部細胞診における ベセスダシステム 2001 導入の意義 ー病理医の立場からー 早期発見が可能となった 本邦女性の死亡数は減少している しかし 20代 30代女性の罹患数や死亡数が増加 この年代においては 臓器別では最多 川崎医科大学 病理学2 現代医学教育博物館 森谷 卓也 年齢階級別がん罹患率 臓器別 女性 2002年 日本における20-29歳の 女性10万人当たりの各種癌の発症率の推移!"#$%&"#&'()*+),'-&./0'12%3,
<4D F736F F D2091E63789F192B796EC8A6791E593E08E8B8BBE8CA48B8689EF82DC82C682DF>
( 敬称略 ) 症例 4 80 歳代 女性症例呈示は佐藤病院小澤俊文読影は信州大学消化器内科長屋匡信が行った 現病歴 :2011 年 6 月 近医の EGD にて早期胃癌と診断され精査加療目的に紹介 前医の病変以外に新たに病変が発見された H. pylori は陰性 長屋の読影は以下の通りである ( 図 1) 白色光は 4 枚 周辺粘膜としては萎縮 化生が目立つ胃粘膜で 前庭部小彎に大きさは 10mm
1 1 Q 1 卵巣がんとはどのような病気ですか 卵巣がある場所 図表1 悪性腫瘍の種類と 発生する場所 卵管 表層 上皮 卵 上皮性 間質性悪性腫瘍 90% いわゆる 卵巣がん 卵巣 子宮 体部 子宮頸部 間質 腟 胚細胞悪性腫瘍 5% 10 20代に 多いがん 性索間質性腫瘍 4% 1 2 2 2 Q 2 3 3 3 3 4 3 3 4 3 3 4 3 3 4 3 3 4 4 4 4 6 4
イルスが存在しており このウイルスの存在を確認することが診断につながります ウ イルス性発疹症 についての詳細は他稿を参照していただき 今回は 局所感染疾患 と 腫瘍性疾患 のウイルス感染検査と読み方について解説します 皮膚病変におけるウイルス感染検査 ( 図 2, 表 ) 表 皮膚病変におけるウイ
2012 年 12 月 13 日放送 第 111 回日本皮膚科学会総会 6 教育講演 26-3 皮膚病変におけるウイルス感染検査と読み方 川崎医科大学皮膚科 講師山本剛伸 はじめにウイルス性皮膚疾患は 臨床症状から視診のみで診断がつく例もありますが ウイルス感染検査が必要となる症例も日常多く遭遇します ウイルス感染検査法は多種類存在し それぞれに利点 欠点があります 今回は それぞれのウイルス感染検査について
腹腔鏡手術について 〜どんな手術かお話いたします
子宮体がんの治療について 腹腔鏡を中心に 日本において子宮体がんはこの 30 年で 10 倍に増加している 生活習慣の欧米化などによる危険因子への暴露があり今後も増加することが予測される 治療は手術療法を主とするが 子宮温存希望のある場合はホルモン療法を行うこともある 今回は子宮体がん治療ガイドライン (2013 年 ) をベースとし 手術療法 ホルモン療法 化学療法について最新の治療を紹介する
<4D F736F F D2091D994D582CC90B38FED817C836E E616C5B315D>
胎盤の正常構造 : 絨毛性疾患および胎盤病変を理解するための基本 千葉大学大学院医学研究院病態病理学清川貴子 絨毛性疾患や胎盤病変の診断には, 正常構造の理解が不可欠である. ここでは, 胎盤形成期と成熟胎盤の正常構造について概説する. 1. 胎盤形成期の正常構造受精卵は受精後 6 日目ないし 7 日目に桑実期から胚盤胞の状態で子宮内膜に着床する. 着床後, 受精卵からは, 胎芽, 羊膜, 卵黄嚢,
Ttle 病 理 診 断 アトラス(15) 女 性 生 殖 器 系 2 : 卵 巣 子 宮 Autho(s) 河 上, 牧 夫 ; 山 田, 律 子 ; 鈴 木, 正 章 Jounal 東 京 女 子 医 科 大 学 雑 誌, 79(4):149-164, 2009 URL http://hdl.handle.net/10470/28369 Twnkle:Tokyo Women's Medcal Unvesty
僕が見た21世紀の 産婦人科医療
婦人科疾患について 3 子宮の腫瘍性病変 について 3 ~ 子宮頸がん 子宮頸がんについて ~ 疫学 世界で年間約 50 万人が発症, 約 27 万人が死亡している. 世界的に婦人科悪性腫瘍の中では最も頻度が高く, 女性に発症する癌としては乳癌に次いで 2 番目に多い. 日本においても年間 15,000 人以上が発症し, 約 3,500 人が死亡していると推計される. 子宮頸がん ~ 疫学 頸がん患者全体の平均年齢は
- 7 - - 73 - - 74 - - 75 - - 76 - 図. 血算 5 項目データ値別の施設数 a)wbc 白血球数白血球数 d)ht ヘマトクリット値ヘマトクリット値 40 40 n : _ x : 5. SD : 0.7 CV : 3.4 ex : 4(4) 0 9 5 4 0 9 0 n : _ x : 37.38 SD : 0.75 CV :.0 ex : () 6 3 3 5
乳管内乳頭腫!"#$!"%&'( )*+,-./,01/ /789:;/<=> 乳頭腫 乳頭状癌 二種類の細胞 一種類の細胞 アポクリン化生あり アポクリン化生なし 核クロマチン正 複雑な腺管構造 明瞭な間質結合織が介在 ghij "kl?ma ef" -cd bcd 平滑筋アクチン
悪性と鑑別が難しい良性乳腺疾患 臨床病理学的特徴と細胞像!"#$%&'()*+",-./ 0123456789:./; 乳頭状病変 上皮過形成 上皮 間質混合腫瘍 硬化性病変 炎症性疾患 粘液性背景 アポクリン化生性病変 石灰化病変 川崎医科大学 病理学2 現代医学教育博物館 森谷 卓也 乳腺疾患の病理コンサルテーション 癌と鑑別を要する良性疾患の特徴 1 乳管内病変 282例 2001年 2004年
調査 統計 歯科治療における細胞診の有用性 - 東京歯科大学千葉病院臨床検査部における細胞診の統計 - 1),2) 村上聡 * 松坂賢一 1),3) 監物真 3) 塚本葉月 1) 田村美智 1) 秦暢宏 川原由里香 1) 草野義久 1) 劉潁鳳 1) 杜岩 1) 辛承一 1) 井上孝 1) 東京歯科
歯科治療における細胞診の有用性 : 東京歯科大学千葉病 Title 院臨床検査部における細胞診の統計 村上, 聡 ; 松坂, 賢一 ; 監物, 真 ; 塚本, 葉月 ; 田村, Author(s) 美智 ; 秦, 暢宏 ; 川原, 由里香 ; 草野, 義久 ; 劉, 潁鳳 ; 杜, 岩 ; 辛, 承一 ; 井上, 孝 Journal 日本口腔検査学会雑誌, 2(1): 74-77 URL http://hdl.handle.net/113/1924
本文id11.indd
The Bulletin of Niigata Clinical Cytology 2017 Vol.32 新潟県臨床細胞学会会報 第 32 号 目 次 平成 28 年度細胞診研修会 平成 28 年度細胞診研修会報告笹川基 3 第 9 回新潟県臨床細胞学会研修会報告西倉健 8 平成 28 年度検診従事職員研修会 第三分科会 ( 細胞検査部門 ) 報告石澤重一戸田誠二山田玲 13 第 34 回新潟県臨床細胞学会学術集会プログラム,
