KPMG Insight Vol.2_税務01
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- あきとし みしま
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2 1 KPMG Insight Vol. 2 / Sep 英国法人税率引き下げと在英日系企業への影響 本邦タックスヘイブン対策税制の観点から KPMG 税理士法人 M&A グローバルソリューションパートナー高嶋健一 KPMG 英国レディング事務所 グローバル ジャパニーズ プラクティスマネジャー福田隆 本年 7 月 17 日 英国において 2013 年度財政法案が 女王陛下勅裁 (Royal Assent) を経て成立したことにより 2015 年 ( 平成 27 年 )4 月 1 日以降 英国の法人税率が 20% に引き下げられることが確定しました 多くの方が既にご存知のとおり 当該法人税率の引き下げは 本邦タックスヘイブン対策税制 ( 各事業年度の所得に対して課される租税の割合が 20% 以下である外国関係会社に関して 当該所得を当該外国関係会社の株主である内国法人の収益の額とみなして本邦において課税する制度 ) の観点から 英国に子会社を持つ日系企業に対する影響が懸念されることから 本稿では改めて本邦タックスヘイブン対策税制の概要について解説します なお 本文中の意見に関する部分は筆者の私見である点をあらかじめお断りします たかしま高 けんいち 嶋健一 KPMG 税理士法人 M&A グローバルソリューションパートナー ポイント 2015 年 ( 平成 27 年 )4 月 1 日以降 英国の法人税率は 20% となり 現行のタックスヘイブン対策税制が改正されない限り 英国が軽課税国となる 特定外国子会社等に該当した場合 適用除外基準を充足すれば 事業体ベース合算課税の適用は除外されるが 資産性所得の合算課税は除外されない 実務的に影響がでるのは 3 月決算の場合 2017 年 ( 平成 29 年 )3 月期であることから 比較的 税制改正を期待する時間的余裕はある 英国からの移転の検討等はタイミングも含めて慎重に判断されることが望ましい ふくだ福田 たかし隆 KPMG 英国レディング事務所グローバル ジャパニーズ プラクティスマネジャー Ⅰ はじめに 英国政府は 英国の法人税制を G20のなかで最も競争力のある制度とすることを目標としており これまでに パテント ボックス制度の導入や 研究開発税制の見直し等を実施しております そして 本年 7 月 17 日に 2015 年 4 月 1 日以降の英国の法人税率を 20% に引き下げる内容が盛り込まれた 2013 年度財政法案が 女王陛下勅裁を経て成立しました これにより 英国の法人税率は G20において最低税率となり 企業にとって大変魅力的な国の 1つになると考えます ただし 現行の日本の法人税法の観点からは 当該 20% の法人税率は 必ずしも望ましい税率とは言えません なぜならば 日本の法人税法には タックスヘイブン対策税制 正式名称を 内国法人の特定外国子会社等に係る所得等の課税の特例 とする 軽課税国に所在する子会社等を利用した租税回避行為を防止する規定が存在しており 当該規定においては 税率 20% 以下 の国を軽課税国と定めているからです したがって 現行の日本の法人税法の観点からは 英国が軽課税国に該当することとなり 英国に所在する子会社等の所得について 日本の親会社の所得に合算され 日本の法人実効税率 ( 約 38%) が課されることになるといった懸念が広まっており 特に在英子会社をお持ちの日系企業においては 2013 KPMG Tax Corporation, a tax corporation incorporated under the Japanese CPTA Law and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative ( KPMG International ), a Swiss entity. All rights reserved.
3 KPMG Insight Vol. 2 / Sep 関心が高まっていると思われます Ⅱ タックスヘイブン対策税制の内容 1. 概要 たす場合においても 資産性所得を有する場合には 当該資産性所得は内国法人等の所得に合算 ( 資産性所得の合算課税 ) することとされています ( 図表 1 図表 2 参照 ) (1) 外国法人外国法人とは 内国法人 ( 国内に本店又は主たる事務所を有する法人 ) 以外の法人をいいます タックスヘイブン対策税制とは 内国法人等が 特定外国子会社等 ( 法人の所得に対して課される税が存在しない国又は地域に本店又は主たる事務所を有する外国関係会社又はその事業年度の所得に対して課される租税の額がその所得の金額の20% 以下である外国関係会社 ) の発行済株式等の10% 以上を保有しており 当該特定外国子会社等につき 適用除外基準を満たさない場合 当該特定外国子会社等の所得のうち その内国法人の保有する株式等に対応する部分の金額を内国法人等の所得に合算 ( 事業体ベース合算課税 ) することとされています なお 当該特定外国子会社等が適用除外基準を満 (2) 外国関係会社 外国関係会社とは 居住者及び内国法人が有する直接及び 間接保有の割合が 50% 超の外国法人をいいます (3) 特定外国子会社等 特定外国子会社等とは 下記の外国関係会社をいいます 法人の所得に対して課される税が存在しない国又は地域に本店又は主たる事務所を有する外国関係会社又は その事業年度の所得に対して課される租税の額がその所得の金 図表 1 タックスヘイブン対策税制の概要 図表 2 税負担率テスト ( 外国関係会社の各事業年度における税負担率のテスト ) 2013 KPMG Tax Corporation, a tax corporation incorporated under the Japanese CPTA Law and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative ( KPMG International ), a Swiss entity. All rights reserved.
4 3 KPMG Insight Vol. 2 / Sep 額の 20% 以下である外国関係会社 ( 図表 2 の分数式により計算した税負担割合により判定 ) 2. 適用除外基準 事業体ベース合算課税の適用から除外されるためには 特 定外国子会社等が次の基準のすべてを満たす必要があります ( 図表 3 参照 ) (1) 事業基準 特定外国子会社等の主たる事業が 次の特定事業のいずれ でもないことが必要です 1 株式等もしくは債券の保有 ( ただし 事業持株会社の特例あり ) 2 工業所有権その他の技術に関する権利 特別の技術による生産方式等 著作権等の提供 3 船舶又は航空機の貸付け (2) 実体基準特定外国子会社等の本店所在地国にその主たる事業を行うに必要な事務所 店舗 工場その他の固定的施設を有することが必要です (3) 管理支配基準特定外国子会社等の本店所在地国において その主たる事業の管理 支配及び運営を自ら行っていることが必要です (4) 非関連者基準又は所在地国基準 1 非関連者基準 ( 卸売 銀行 信託 金融商品取引 保険 水運 航空運送業 ) 特定外国子会社等がその主たる事業を関連者以外の者との間で行っていることが必要です 収入金額の50% 超で判断します 卸売業については売上 仕入のいずれか一方 銀行業については受取利息又は支払利息のいずれか一方で判断します ただし 物流統括会社の例外があります 2 所在地国基準 ( 非関連者基準が適用される事業以外 ) 特定外国子会社等がその主たる事業を本店所在地国で行っていることが必要です ただし 不動産業 物品賃貸業は その地において供用されている物件を主として扱うものに限ります 3. 事業基準の特例 特定外国子会社等が 事業持株会社 に該当する場合には 図表 3 タックスヘイブン対策税制の適用除外基準 2013 KPMG Tax Corporation, a tax corporation incorporated under the Japanese CPTA Law and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative ( KPMG International ), a Swiss entity. All rights reserved.
5 KPMG Insight Vol. 2 / Sep 事業基準を満たすこととされます ( 図表 4 参照 ) (1) 事業持株会社事業持株会社とは 統括会社のうち 株式等の保有を主たる事業とするもので 当該統括会社のその事業年度終了の時において有する被統括会社の株式等の帳簿価額の合計額がその事業年度終了の時において有する株式等の帳簿価額の 50% 超である統括会社を指します (4) 統括業務特定外国子会社等が被統括会社との間における契約に基づき行う業務のうち その被統括会社の事業の方針の決定又は調整に係るもの ( その事業の遂行上欠くことのできないものに限る ) であって その特定外国子会社等が2 以上の被統括会社に係るその業務を一括して行うことにより これらの被統括会社の収益性の向上に資することとなると認められるものを指します (2) 統括会社統括会社は 以下の要件のすべてを満たす特定外国子会社等を指します 1 その発行済株式等の 100% を直接又は間接に一の内国法人等に保有されること 2 2 以上の被統括会社に対して統括業務を行っていること 3 本店所在地国に統括業務に係る事務所 店舗 工場その他の固定施設及び当該統括業務を行うに必要と認められる当該統括業務に従事する者 ( 専ら当該統括業務に従事する者に限るものとし 当該特定外国子会社等の役員を除く ) を有すること (3) 被統括会社被統括会社は 以下の要件のすべてを満たす外国法人を指します 1 統括会社がその発行済株式等及び議決権の 25% 以上を直接に保有すること 2 本店所在地国にその事業を行うに必要と認められる当該事業に従事する者を有すること 3 その統括会社の一定の関連者 ( 間接保有 50% 超 ひ孫会社まで ) であること 4. 非関連者基準の特例特定外国子会社等が主たる事業が卸売業となる統括会社である 物流統括会社 に該当する場合 非関連者基準を充足するにあたり 関連者には被統括会社は含まないものとされます 5. 資産性所得の合算課税特定外国子会社等が 前述 Ⅱ.2の適用除外基準を満たす場合においても 資産性所得 ( 特定所得 ) を有する場合には 当該特定所得のうち その内国法人の保有する株式等に対応する部分の金額を内国法人等の所得に合算 ( 資産性所得の合算課税 ) することとされています ただし 一定の少額所得除外基準を満たす場合には その特定外国子会社等については資産性所得の合算課税はないこととされています ( 図表 5 参照 ) 図表 4 事業基準を満たすこととされる事業持株会社 2013 KPMG Tax Corporation, a tax corporation incorporated under the Japanese CPTA Law and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative ( KPMG International ), a Swiss entity. All rights reserved.
6 図表 6 合算課税の時期 5 KPMG Insight Vol. 2 / Sep Ⅲ 英国法人税率変更がもたらす在英日系企業への影響 ここまで タックスヘイブン対策税制の概要を説明してきましたが 当該税制は 軽課税国に所在する子会社等を利用した租税回避行為を防止する規定ですが 当該規定の適用の有無を判定するにあたっては たとえ租税回避ではない場合であっても 税負担割合が 20% 以下であるかどうか 適用除外基準の充足の有無 資産性所得の有無等 機械的に行われることから 英国法人税率の20% への引き下げに伴い 今後タックスヘイブン対策税制が改正されないとすると 日系企業の在英子会社は 前述 Ⅱ.1(3) の特定外国子会社等に該当し 当該在英子会社ごとに当該税制の適用の有無の検討を行う必要が出てくると考えられます そこで 当該タックスヘイブン対策税制の改正がされない場合の当該在英子会社への留意点につき 次のようなものが考えられます 1. 影響を受ける時期内国法人に係る特定外国子会社等が 各事業年度において合算課税の対象となる金額を有する場合には その課税の対象となる金額に相当する金額は その内国法人の収益の額とみなしてその各事業年度終了の日の翌日から 2ヵ月を経過する日を含むその内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上 益金の額に算入することとされています 英国における法人税率の引き下げは 4 月 1 日を基準日として行われるため 在英子会社の税負担割合が20% 以下となるのは 在英子会社が 3 月決算の場合には 2016 年 ( 平成 28 年 ) 3 月 31 日終了事業年度であると考えられます また 在英子会社が12 月決算の場合 課税所得を 3 月 31 日までと4 月 1 日以後との 2つの課税年度に按分し それぞれの課税年度の税率を適用することから 最初に 1 年を通じて 20% の税率が適用されるのは 2016 年 ( 平成 28 年 )12 月 31 日終了事業年度だと考えられます したがって 内国法人が 3 月決算とした場合 在英子会社が3 月決算 12 月決算いずれの場合においても 2017 年 ( 平成 29 年 )3 月期の法人税申告書につき 合算課税の影響が出てくるものと思われます ( 図表 6 参照 ) 図表 5 資産性所得の課税 2013 KPMG Tax Corporation, a tax corporation incorporated under the Japanese CPTA Law and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative ( KPMG International ), a Swiss entity. All rights reserved.
7 KPMG Insight Vol. 2 / Sep 以上より 日本の税制改正の動向を勘案しながら対応策を検討する時間的な余裕は比較的あるものと考えられます 2. 事業体ベースの合算課税の対象となる金額図表 7は 事業体ベースの合算課税の対象となる金額に関するポイントを簡素化して示したもので その概要を以下に説明します (1) 基準所得金額基準所得金額は 特定外国子会社等の決算上の所得金額について 日本の法令又は本店所在地国の法令に準拠して ( 選択制 ) 一定の基準により調整を加えた各事業年度の所得の金額となります 主な調整項目は 発行済株式等の 25% 以上を6 ヵ月以上保有する場合のその法人からの配当の減算 現地法令により基準所得を計算する場合には非課税所得 その他の加算となります 別表を作成する事務負担はあるものの 合算課税すべき金額はなく 内国法人に係る税額のインパクトはないこととなります 3. 資産性所得の合算課税仮に 在英子会社が 図表 5にある資産性所得 ( 特定所得 たとえば 持株割合 10% 未満の法人からの配当等 当該法人株式の市場における譲渡 債券の利子 債券の市場における譲渡 その他に係る所得 ) を有する場合には 適用除外基準を満たす場合においても 少額所得除外基準を満たさない場合には 当該特定所得のうち その内国法人の保有する株式等に対応する部分の金額を内国法人等の所得に合算 ( 資産性所得の合算課税 ) する必要があるため留意する必要があります Ⅳ 今後の展望 (2) 適用対象金額適用対象金額は 特定外国子会社等の基準所得金額から 各事業年度開始の日前 7 年以内に開始した事業年度において生じた欠損金及びその事業年度において納付をすることとなる法人所得税の額を控除した残額とされています (3) 課税対象金額課税対象金額は 特定外国子会社等の適用対象金額に 内国法人の有するその特定外国子会社等の請求勘案保有株式等の割合を乗じて計算した金額とされます 仮に 外国子会社 ( 発行済株式等の25% 以上を6 ヵ月以上保有 ) からの受取配当金と経費のみの在英子会社が 特定外国子会社等に該当し 適用除外基準を満たすことができなかった場合においても 基準所得金額算出の際に 当該受取配当金は特定外国子会社等の決算上の所得金額から減算するため 基準所得金額はマイナスとなり 法人税申告書作成の際に 租税回避地の認定緩和政府 税率 18% に下げ検討日本企業進出に配慮 といった見出しで 2013 年 6 月 22 日の日本経済新聞に記事が掲載されたことは記憶に新しいことと思います 当該記事によると 英国の動きが契機となり 経済産業省は 2014 年度の税制改正で タックスヘイブン対策税制の認定を緩めるよう要望すると共に 適用除外の基準緩和も要望し 財務省も検討に応じる構えとあり 税制改正への期待の高まる内容となっています また 英国政府が 3 月 20 日の2013 年度予算案にて 英国法人税率を20% まで引き下げることを公表しましたが 事前にKPMG 英国事務所は英国財務省 (HM Treasury) より 英国法人税率が20% になった場合の日系企業に対する税務上の影響につきヒアリングを受け 当該タックスヘイブン対策税制に関する問題について解説すると共に 当該問題を解決すべく 日本政府に事情を説明するよう促しました 英国の法人税制 図表 7 事業体ベースの合算課税の対象となる金額 2013 KPMG Tax Corporation, a tax corporation incorporated under the Japanese CPTA Law and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative ( KPMG International ), a Swiss entity. All rights reserved.
8 7 KPMG Insight Vol. 2 / Sep をG20のなかで最も競争力のある制度にし 日本を含む海外からの投資をさらに呼び込みたい英国政府にとっても 悩ましい問題であることは間違いなく 英国政府から日本政府へ問題解決への働きかけが行われ 両国にとって望ましい解決策が採用されることが望まれます 企業がとるべき対応策として 在英子会社が特定外国子会社等に該当することを想定して 現行法令に基づき 適用除外基準の充足の可否 資産性所得の有無等を確認し 問題点や影響額を把握することは必要とは思われますが 一方では 日本側での税制改正への動きがあり また時間的余裕も比較的ありますので 在英子会社の英国外への移転等の検討等については そのタイミングも含めて慎重に判断されることが望ましいと思われます 国際税務 グローバル戦略と実務 2013 年 1 月刊 著 KPMG 税理士法人 東洋経済新報社 288 頁 A5 4,410 円 ( 税込 ) 昨今の日本市場を取り巻く環境下において 企業のグローバル化は従来にも増して重要な戦略となっています 本書は 企業のグローバル成長戦略に平仄を合わせ 地域統括会社の活用 サプライチェーンマネジメントの考え方 関税 間接税プランニングの重要性 グローバル キャッシュ マネジメント 移転価格税制 クロスボーダー M&A に関する税務など 経営に必須のグローバル税務戦略を詳しく解説しています 本稿に関するご質問等は 以下の者までご連絡くださいますようお願いいたします KPMG 税理士法人 M&A グローバルソリューションパートナー高嶋健一 TEL : kenichi.takashima@ jp.kpmg.com KPMG 英国レディング事務所グローバル ジャパニーズ プラクティスマネジャー福田隆 TEL : takashi.fukuda@ kpmg.co.uk 2013 KPMG Tax Corporation, a tax corporation incorporated under the Japanese CPTA Law and a member firm of the KPMG network of independent member firms affiliated with KPMG International Cooperative ( KPMG International ), a Swiss entity. All rights reserved.
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経 ViewPoint 営相 ~ 金融所得課税の新ルールを解説 ~ 談金融 証券税制の改正 福田和仁部東京室 平成 25 年度税制改正では 平成 28 年 1 月 1 日以後の金融所得課税の一体化を進める観点から 公社債等および株式等に係る所得に対する課税が大きく変更されました 今回は 平成 28 年 1 月 1 日以後の金融 証券税制のポイントを解説します 1. はじめに 平成 28 年 1 月
目次 Ⅰ タックス ヘイブン対策税制の概要 3 Ⅱ 非課税所得の範囲 連結納税を適用している場合の取扱い 1 非課税所得の範囲 2 連結納税を適用している場合の租税負担割合の算定方法 Ⅲ 各国の事例に基づく検討 1 米国 ( 現物分配 連結納税 LLC) 2 英国 ( グループリリーフ ) 3 ドイ
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1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ
欠損金の繰越控除と繰戻還付に係る留意点企業会計上 損失が発生すればそれはその事業年度かぎりのことで その金額が他の年度の損益計算に影響を与えることはありません 税務上の所得計算も 単年度ごとに益金から損金を控除して行いますが ある年度の欠損金を他の年度の所得金額と通算せず所得の発生した年度にだけ課税するのは 企業資本の維持の観点から問題が残ります そこで法人税法では ある事業年度に生じた欠損金について
【問】適格現物分配に係る会計処理と税務処理の相違
現物配当に係る会計上 税法上の取扱い Profession Journal No.11(2013 年 3 月 21 日 ) に掲載 日本税制研究所研究員朝長明日香 平成 22 年度税制改正において適格現物分配が組織再編成の一形態として位置づけられたことにより 完全支配関係のある法人間で現物分配を行った場合には その現物分配に係る資産の譲渡損益の計上を繰り延べることとされました 従来 商法において現物配当の可否についての明確な規定は設けられていませんでしたが
[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分
相続した財産を譲渡した場合の税務 坂本和則相談部東京相談室花野稔相談部大阪相談室 相続した財産 ( 不動産や株式など ) を譲渡し 相続税の納税資金を捻出する場合があります 特に譲渡する株式が非上場株式である場合は 譲渡しようとしても流通性が乏しく また買取資金を用意する関係などからも その株式を発行会社に買取ってもらうケースが多いと思われます そうしたケースをはじめ 財産の譲渡による所得には 原則として所得税と住民税が課税されますが
上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (
証券税制について 丸三証券株式会社 当資料は 個人のお客様の税制を解説しています 法人のお客様については 税制が異なる点がありますので 詳しくは担当者等にお電話でお問い合わせ下さい 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい 上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年
作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘
災害損失の繰戻しによる法人税額の還付 ( 法人税法第 80 条第 5 項 ) 及び仮決算の中間申告による所得税額の還付 ( 同法第 72 条 第 4 項 第 78 条 ) の適用を受ける場合の申告書等の記載例 この記載例では 1 災害損失の繰戻しによる法人税額の還付 ( 法人税法 805) 2 仮決算の中間申告による所得税額の還付 ( 法人税法 724 78) の適用を受ける場合の 申告書 還付請求書及び各種明細書の記載例を設例に基づき示しています
投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額
(5) 課税上の取扱い 投資主及び投資法人に関する一般的な課税上の取扱いは以下のとおりです なお 税制等が改正された場合には 以下の内容が変更になることがあります 1 個人投資主の税務ア. 利益の分配に係る税務個人投資主が投資法人から受け取る利益の分配 ( 利益を超える金銭の分配のうち一時差異等調整引当額の増加額に相当する金額を含みます ) は 株式の配当と同様に配当所得として取り扱われます したがって
改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引
復興増税と平成 23 年度税制改正案の一部が成立しました!! 平成 23 年 11 月 30 日に 東日本大震災からの復興施策としての復興増税 ( 法人税及び所得税などの 臨時増税 ) と 平成 23 年度税制改正案のうち一部 ( 法人税率の引き下げや中小法人の軽減税率の引 き下げなど ) が国会で成立し 平成 23 年 12 月 2 日に公布 施行されました 成立している主な改正事項 企業関係個人
外国子会社合算税制 (CFC 税制 ) の改正と今後の海外投資 M&A に与える影響 PwC 税理士法人国際税務 /M&Aタックスグループパートナー山岸哲也 はじめに 2016 年 12 月 22 日に閣議決定された 2017( 平成 29) 年度税制改正の大綱 ( 以下 2017 年度税制改正大綱
PwC s View 特集 : 組織再編税制等に関する税制改正 Vol. 8 May 2017 www.pwc.com/jp 外国子会社合算税制 (CFC 税制 ) の改正と今後の海外投資 M&A に与える影響 PwC 税理士法人国際税務 /M&Aタックスグループパートナー山岸哲也 はじめに 2016 年 12 月 22 日に閣議決定された 2017( 平成 29) 年度税制改正の大綱 ( 以下 2017
実務特集1. 寄附修正 Ⅰ はじめに グループ法人税制 100% グループ内の法人間での譲渡損益の繰り延べ 100% グループ内の法人間の寄附 ( 以上 2010 年 11 月号 ) 100% グループ内の法人間の寄附 ( 寄附修正 ) 支配関係 完全支配関係の判定 100% グループ内の法人のステ
グループ法人課税の導入 清算所得課税の廃止などの大きな実務措置がとられた平成 22 年度改正 本誌では法人税通達および質疑応答を実務に活かせる知識とするための解説を 3 回に渡りお届けしています 第 2 回の今回はグループ法人税制の対象を判断する肝となる支配関係 完全支配関係の判定のほか 寄附修正 中小特例の制限 配当に係る改正点について解説します 目 次 Ⅰ Ⅱ はじめに 25 100% グループ法人間の寄附
公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金
公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金だけで課税関係を終了することもできます ( 確定申告不要制度の対象 ) 公共債の利子 平成 27 年
タイ財務省 (Ministry of Finance) は 2015 年 5 月 1 日付の官報にて勅令 (Royal Decree) No. 586, 587 を公布しました これは 国際地域統括本部 (International Headquarters IHQ ) 及び国際貿易センター (In
NEWSLETTER GJP - THAILAND GJP タイニュースレター 2015 年 5 月 /Vol.2 国際地域統括本部 (IHQ) 及び国際貿易センター (ITC) に対する優遇税制措置に関する勅令の公布 お問い合わせ タイ財務省 (Ministry of Finance) は 2015 年 5 月 1 日付の官報にて勅令 (Royal Decree) No. 586, 587 を公布しました
第 5 章 N
第 5 章 相続税 N 相続税は原則として 相続や遺贈により取得し た次に掲げるような財産のすべてに対して課税されます 500 500 相続財産のなかで その財産の性質や社会政策的な見地などから相続税の課税対象から除かれ 非課税となるものもあります 30 1000 39 第 5 章 N 59 60 3000600 26123150001000 93 40 第 5 章 r t r 20 100 40q
2. 減損損失の計上過程 [1] 資産のグルーピング 減損会計は 企業が投資をした固定資産 ( 有形固定資産のほか のれん等の無形固定資産なども含む ) を適用対象としますが 通常 固定資産は他の固定資産と相互に関連して収益やキャッシュ フロー ( 以下 CF) を生み出すものと考えられます こうし
減損会計の基礎知識 米澤潤平相談部東京相談室 昨今 上場企業などの有価証券報告書などにおいて 減損会計の適用による 減損損失 が 損益計算書の特別損失に計上されている例が非常に多くなっています 新聞などでも 事業について減損処理を行い 億円の減損損失が計上された といった記事が頻繁に見受けられようになり その名称は一般にも定着してきました 今回は このような状況を踏まえ 減損会計の意義や目的などを改めて確認し
下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の
営 ViewPoint 法人税における 特別償却 と 特別控除 久住透部東京室 法人が特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供した一定の場合 通常の減価償却のほかに認められる 特別償却 の制度や 一定の金額を法人税額から控除する 特別控除 ( 税額控除 ) の制度の適用を受けることができます 今回は 法人税における特別償却および特別控除について それぞれの概要と選択のポイントを解説します 特別償却や特別控除の効果は
国外転出時課税制度(出国税)の導入
1 KPMG Insight Vol. 12 / May 2015 国外転出時課税制度 ( 出国税 ) の導入 KPMG 税理士法人タックステクニカルセンター マネジャー山崎沙織 2015 年度税制改正において 個人が国外転出する時に有する株式等に係る未実現のキャピタルゲイン等に対して課税する国外転出時課税制度 ( いわゆる出国税 ) が導入され 2015 年 7 月 1 日から適用されることとなりました
ミャンマーでの建設受注に関わる税務問題
KPMG Insight KPMG Newsletter Vol.21 November 2016 海外トピック 2 ミャンマーでの建設受注に関わる税務問題 kpmg.com/ jp ミャンマーでの建設受注に関わる 税務問題 KPMG ミャンマー ヤンゴン事務所長パートナー藤井康秀 ミャンマーは 2011 年に成立したテインセイン政権による外資誘致政策の下 鉄道や港湾 発電所や上下水道の整備 ティラワ経済特別区
CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政
はしがき 会社の純資産の部は 株主が会社に拠出した払込資本の部分と利益の内部留保の部分で構成されています 法人税においては 前者を 資本金等の額 後者を 利益積立金額 と定義するとともに 両者を厳格に区分 ( 峻別 ) しています 様々な理由で 会社が株主に金銭などを交付した際に 株主に対する課税を適正に行うためです 資本金等の額を減らすためには 会社から株主へ金銭などを交付しなければなりません そのため
税調第20回総会 資料2-1
平 3 0. 1 1. 7 総 2 0-2 説明資料 国際課税について 平成 30 年 11 月 7 日 ( 水 ) 財務省 目次 BEPS プロジェクト の勧告を踏まえた国際課税のあり方に関する論点整理 ( 平成 28 年 11 月 14 日 )[ 抄 ] 3 1. 過大支払利子税制 BEPS 行動 4 最終報告書の概要等 5 参考 第三者への利子の支払いにおけるBEPS( 行動 4 最終報告書パラ3をもとに作成
検査の背景 (1) 事業者免税点制度消費一般に幅広く負担を求めるという消費税の課税の趣旨等の観点からは 消費税の納税義務を免除される事業者 ( 以下 免税事業者 という ) は極力設けないことが望ましいとされている 一方 小規模事業者の事務処理能力等を勘案し 課税期間に係る基準期間 ( 個人事業者で
会計検査院法第 30 条の 2 の規定に基づく報告書 ( 要旨 ) 消費税の課税期間に係る基準期間がない法人の納税義務の 免除について 平成 23 年 10 月 会計検査院 検査の背景 (1) 事業者免税点制度消費一般に幅広く負担を求めるという消費税の課税の趣旨等の観点からは 消費税の納税義務を免除される事業者 ( 以下 免税事業者 という ) は極力設けないことが望ましいとされている 一方 小規模事業者の事務処理能力等を勘案し
( 注 3) その他の少額上場株式等の非課税口座制度の詳細については 証券会社等の金融商品取引業者等にお問い合わせ下さ い b. 利益を超える金銭の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 平成 27 年 4 月 1 日以後開始事業年度に係る利益を超える金銭の分配につ
(5) 課税上の取扱い 日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは以下のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いがなされることがあります 1 投資主の税務 ( イ ) 個人投資主の税務 a. 利益の分配に係る税務個人投資主が投資法人から受取る利益の分配
その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の
企業会計基準適用指針第 3 号その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理 目次 平成 14 年 2 月 21 日改正平成 17 年 12 月 27 日企業会計基準委員会 目的 1 適用指針 2 範囲 2 会計処理 3 適用時期 7 議決 8 結論の背景 9 検討の経緯 9 会計処理 10 項 - 1 - 目的 1. 本適用指針は その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理を定めるものである
