スライド 1

Similar documents
A2Pコンソ紹介2017

AUTOSAR OS仕様とTOPPERS/ATK2の使い方

PowerPoint Presentation

Copyright (C) by Eiwa System Management, Inc., JAPAN 上記著作権者は, 以下の (1)~(3) の条件を満たす場合に限り, 本ドキュメント ( 本ドキュメントを改変したものを含む. 以下同じ ) を使用 複製 改変 再配布 (

名古屋 学組込みシステム研究センター (NCES) の AUTOSAR に対する取り組み 2013 年 8 23 ( ) 名古屋 学鴫原 1

PNopenseminar_2011_開発stack

文書番号 :COM-GLO-01 次世代車載システム向け COM 用語集 Ver /12/02

組込関連サービス

CW6_A1441_15_D06.indd

PowerPoint プレゼンテーション

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ

6 2. AUTOSAR 2.1 AUTOSAR AUTOSAR ECU OSEK/VDX 3) OSEK/VDX OS AUTOSAR AUTOSAR ECU AUTOSAR 1 AUTOSAR BSW (Basic Software) (Runtime Environment) Applicat

Microsoft PowerPoint _ncessympotakada [互換モード]

What’s new: Adaptive AUTOSAR

2015 TRON Symposium セッション 組込み機器のための機能安全対応 TRON Safe Kernel TRON Safe Kernel の紹介 2015/12/10 株式会社日立超 LSIシステムズ製品ソリューション設計部トロンフォーラム TRON Safe Kernel WG 幹事

Microsoft PowerPoint - 23_電子制御情報の交換(配布用a).pptx

Microsoft PowerPoint プレス発表_(森川).pptx

IPSJ SIG Technical Report Vol.2017-ARC-225 No.12 Vol.2017-SLDM-179 No.12 Vol.2017-EMB-44 No /3/9 1 1 RTOS DefensiveZone DefensiveZone MPU RTOS

AN1609 GNUコンパイラ導入ガイド

PowerPoint プレゼンテーション

組込みソフト技術者への期待 (ET2011 資料から抜粋 ) 組込み関連製品 W 開発費の割合は年々増加している 2005 年を境に HW と W 開発費の割合は逆転した 組込み関連製品 HW 開発費の割合は年々減少している ( 経済産業省 : 組込みソフトウェア産業実態調査報告書 2005~200

ハード・ソフト協調検証サービス

大域照明計算手法開発のためのレンダリングフレームワーク Lightmetrica: 拡張 検証に特化した研究開発のためレンダラ 図 1: Lightmetrica を用いてレンダリングした画像例 シーンは拡散反射面 光沢面を含み 複数の面光 源を用いて ピンホールカメラを用いてレンダリングを行った

Microsoft PowerPoint - A3② JaSST_MISRA2004ソースコード品質診断.ppt

Oracle SQL Developer Data Modeler

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 )

JACi400のご紹介~RPGとHTMLで簡単Web化~

AUTOSAR における Safety, Security に対する 最新動向 & 事例紹介 株式会社デンソー電子基盤システム開発部佐藤洋介 1

5-3- 応統合開発環境に関する知識 1 独立行政法人情報処理推進機構

日経ビジネス Center 2

Oracle TimesTenについて

Microsoft PowerPoint - IAF フォーラム2015講演資料_PLCopenJapan_A02.pptx

Copyright (C) by Center for Embedded Computing Systems Graduate School of Information Science, Nagoya Univ., JAPAN Copyright (C) b

スライド 1

要求仕様管理テンプレート仕様書

2011 ST講座 入門講座 DICOM規格 初級 –DICOMをうまく使いこなす-

ikeyドライバインストール手順書

JP-2-Develop Websites and Components in AEM v6x_(V3_after QA)_1111

Oracle SQL Developerの移行機能を使用したOracle Databaseへの移行

NSW キャリア採用募集職種一覧 2018/8/16 現在 求人番号 職種対象業務必要とするスキル 経験 資格等勤務地 1 営業スペシャリスト金融 ( 損保 生保 クレジット ) 業でのソリューション営業 IT 業界での営業経験 金融業界 IT 業界での人脈がある方尚可 渋谷 2 プロジェクトマネー

このマニュアルについて

BW462 SAP BW/4HANA. コース概要 コースバージョン : 13 コース期間 : 5 日

システムインテグレータのIPv6対応

<4D F736F F F696E74202D D4C82F08A B582BD A A F2E707074>

Microsoft Word - toppers-contest-2014_NTB.doc

(Microsoft PowerPoint -

チェックリスト Ver.4.0 回答の 書き方ガイド 国立情報学研究所クラウド支援室

はじめてのAUTOSAR

intra-mart Accel Platform — Slack連携モジュール 利用ガイド   初版  

Oracle Business Intelligence Suite

授業計画書

変更履歴 バージョン日時作成者 変更者変更箇所と変更理由 RIGHTS R ESER VED. Page 2

intra-mart Accel Platform — OData for SAP HANA セットアップガイド   初版  

3. 回路図面の作図 回路図の作成では 部品など回路要素の図記号を配置し 要素どうしを配線するが それぞれの配線には 線番 などの電気的な情報が存在する 配線も単なる線ではなく 信号の入力や出力など部品どうしを結び付ける接続情報をもたせることで回路としての意味をもつ このように回路図を構成する図面は

機能検証トレーニング コース一覧

Presentation Template Koji Komatsu

press-1005.OHP

変更要求管理テンプレート仕様書

アジェンダ Unite Technology のおさらい Unite Technology で できる事 PTC Windchill と接続して できる事 良くある質問 対応バージョンは? データ変換の品質は? どんな情報が渡るか? どこまで変更できる? オープンの時 読み込み条件はどうする? 板金

TRQerS - Introduction

5-3- 基統合開発環境に関する知識 1 独立行政法人情報処理推進機構

アナリシスパターン勉強会 責任関係事例紹介 株式会社オーエスケイ小井土亨 (CBOP COM 分科会主査 ) 2000/07/19 1

OpenRulesモジュール

Symantec AntiVirus の設定

10-vm1.ppt


Microsoft Word - Cubesuite+_78K0R.doc

20th Embarcadero Developer Camp

HP シンクライアント はじめにお読みください HP ThinPro 7 クイックマニュアル

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

J-SOX 自己点検評価プロセスの構築

会社概要と私の経歴 1 / 30 会社概要 所在地 : 本社 ( 名古屋市中区 ) 刈谷事業所( 刈谷市 ) 設立 : 売上高 : 40 億 800 万円 (2014 年 3 月期 ) 従業員数 : 235 名 (2014 年 4 月時点 ) 業務内容 : ITSソフト ( ナビ

intra-mart ワークフローデザイナ

個人依存開発から組織的開発への移行事例 ~ 要求モデル定義と開発プロセスの形式化 による高生産性 / 高信頼性化 ~ 三菱電機メカトロニクスソフトウエア ( 株 ) 和歌山支所岩橋正実 1

Nios II マイコン活用ガイド Nios II マイコンボード紹介 ステップ 1 AuCE C3 製品紹介 AuCE C3 は ソフトコア プロセッサ Nios II( アルテラ社 ) を搭載可能なマイコンボードです 弊社の基本ソフトウェアをインストールし FPGA 開発者のデザインと Nios

Consuming a simple Web Service

PowerPoint プレゼンテーション

AUTOSAR OSに対するテストケースおよびテストプログラムの自動生成

Software Token のセット価格 398,000 円 (25 ユーザ版 税別 ) をはじめ RSA SecurID Software Token を定価の半額相当の特別価格を設定した大変お得な スマートモバイル積極活用キャンペーン! を 3 月 31 日 ( 木 ) まで実施します また

PowerPoint Presentation

インテル(R) Visual Fortran コンパイラ 10.0

機能安全に必要なトレーサビリティとは

DPC-0401

Microsoft Word - tutorial3-dbreverse.docx

IntroductionForGR-PEACH.pptx

Nios II Flash Programmer ユーザ・ガイド

表 3 厚生労働省新旧ガイドライン目次比較 は新ガイドラインで追加された項目 コンピュータ使用医薬品等製造所適正管理ガイドライン 第 1 目的 1. 総則 1.1 目的 第 2 適用の範囲 2. 適用の範囲 第 3 開発業務 1. 開発検討段階 (1) 開発段階の責任体制の確立 (2) 開発マニュア

目次 概要 S/4HANAの導入方式 NECがご提供するサービス S/4HANA 導入ロードマップ策定支援サービス

はじめに PC 環境のセキュリティの向上や運用工数の削減手段としてクライアント仮想化 ( シンクライアント化 ) を検討している企業 団体が増えてきています シンクライアントの導入に際しては幾つか検討する事があり 特にユーザ側に接続する周辺機器については従来の PC と同じ利用環境を求められる事が多

— OpenRulesモジュール 2017 Summer リリースノート   初版  

MIB サポートの設定

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.0 for Windows FAQ 集 2013(Mar) NEC Corporation 導入に関する質問 運用に関する質問 動作環境に関する質問

Kerberos の設定

JMAS Customer Services Policy and Procedures

果を確認します クロスワープ CONTENTS SECURITY サービスが検索 監視の対象とする 百度文庫 (URL: ) は 検索エンジンを運営する中華人民共和国の 百度社 ( バイドゥ社 ) が提供しているファイル共有 保存用のプラットフォームで

HL SI & HL FWS Script Control

Sharing the Development Database

iStorage ソフトウェア VMware vCenter Plug-in インストールガイド

Java言語 第1回

nces-sympo-2018.pptx

Transcription:

APToolコンソーシアム (AUTOSARツールチェーンに関する共同研究 ) 名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター 最終更新日 :2018 年 6 月 4 日 1

目次 NCESの取組みと研究の形態 AUTOSAR Classic Platform(CP) の概要 NCESのCPに対する研究紹介 コンソーシアムの活動の取り組み 共同研究に対する参加形態 知的財産権の取り扱い 問い合わせ先 2

NCES の取組み NCES とは 名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター 大学が持つ技術シーズを用いて産業界が必要とする技術課題を解決する産学連携を基本とした組織 日本におけるAUTOSARの課題解決のため,NCESと複数企業によりコンソーシアム型共同研究組織を設立 2011 年度 2013 年度 :ATK2コンソーシアム 2014 年度 2016 年度 :APコンソーシアム 2017 年度 :A2Pコンソーシアム 教員 / 研究者 コンソーシアム型共同研究組織 研究者 / 技術者 ( 共同研究員 ) 市場ニーズの把握 国内産業への貢献 知見取得 技術者育成 開発投資の軽減 NCES AP コンソーシアム : 参加企業 車載制御システム向け高品質プラットフォームに関するコンソーシアム型共同研究 の略称 3

AUTOSAR Classic Platform(CP) とは 車載制御向けソフトウェアのプラットフォーム OS やミドルウェアから成る BSW とソフトウェアコンポーネント (SW- C) 間を静的に結合させる RTE がある AUTOSAR メソドロジと呼ぶ, 開発方法論まで定義 Application Layer Runtime Environment (RTE) BSW(Basic Software) System Services Memory Services Communicatio n Services I/O Hardware Abstractio n Complex Drivers OS Onboard Device Abstraction Microcontroller Drivers Memory Hardware Abstraction Memory Drivers Communication Hardware Abstraction COM Drivers IO Drivers 赤字は AP コンソーシアムでの開発成果範囲 Microcontroller 4

ATK2 コンソーシアム (FY11-13) 正式名称 次世代車載システム向け RTOS の仕様検討及び開発に関するコンソーシアム型共同研究 実施内容 AUTOSAR OS 仕様をベースとした RTOS とその検証スイートの研究 開発 CAN 通信スタック,RTE ジェネレータの開発 実施期間 2011 年度 2013 年度の 3 年間で実施 研究開発成果の取扱い 開発した RTOS,CAN 通信スタック,RTE ジェネレータは, TOPPERS プロジェクトから公開 検証スイートと設計書は, コンソーシアム参加企業は自由に使用できる. 参加企業以外には有償でライセンス 5

AP コンソーシアム (FY14-16) 研究開発の活動 複数の企業が参加するコンソーシアム型の共同研究 市場ニーズに合致する軽量で高品質な SPF の開発 場合によっては AUTOSAR 仕様からの大幅な改良も検討 他の BSW 開発, インテグレーションのためのツールも整備 開発 SPF は TOPPERS プロジェクトから公開 活動概要 (2014 年度 ) TOPPERS/ATK2 の機能安全規格への対応 時間パーティショニング機能の検討 開発 AUTOSAR 仕様の時間保護機能を持った OS 開発と NCES 独自仕様の時間保護機能を持った OS 開発の開発 BSW モジュールの開発 COM スタックの拡充 WDG スタックの開発 RTE ジェネレータの拡張およびインテグレーションの整備 6

AUTOSARツールチェーンの研究背景 AUTOSARの導入とメリット BSWとの分離 RTE 導入によるの再利用性向上 メソドロジによる開発プロセスの確立 メリットはあるが 上流設計情報が無いとインテグレーション時にすべてしわ寄せがきてしまう 特に AUTOSAR へのマイグレーションにおいてボトムアップで行う場合にはすべてを把握してインテグレーションをする必要がある 既存の車載プラットフォームが AUTOSAR に対応する上流設計情報を持っているわけではない 7

AUTOSARを用いたフレームワーク開発の概要 AUTOSARアプローチ VFB view Description Description Description AUTOSAR n AUTOSAR 3 AUTOSAR 2 AUTOSAR 1... Virtual Functional Bus System Contraint Description Tool supporting deployment of SW components ECU Descriptions Mapping ECU I ECU II ECU m... AUTOSAR n AUTOSAR 2 AUTOSAR 3 AUTOSAR 1 アプリケーションを ソフ ト ウェア部品 として Virtual Functional Busで接 続した形で論理的に記述 ツールにより ネットワーク で接続されたECU群にマッピ ング その際に ECU記述とシステ ム制約記述 処理の時間制約 など を入力とする ソフトウェアプラットフォー ムは RTEとBSWで構成 Description Virtual F RTE RTE RTE Basic Software Basic Software Basic Software Gateway AUTOSAR Virtual Function Bus 2.0.0より Figure 2.2: Detailed view on the activity Configure System In AUTOSAR, an application is modeled as a composition of 8int

AUTOSAR メソドロジ AUTOSAR では 標準的な開発フローと 各作業でどんな作業を行い 成果物として何が作成されるかということを定義している AUTOSAR では このフローで開発が行われることを前提としている VFB 設計 開発 Abstract System 開発 System 開発 インテグレーション BSW 開発 : AUTOSAR で定義されているフェーズ ( アクティビティと呼ばれる ) 時間 : 成果物の受け渡し

メソドロジとコンソーシアムの研究範囲 上流設計 市販上流ツールまたは補助ツールで Ecu 毎に分離 ECU 毎に必要な BSW や を使用するための設定情報を作成 市販上流ツールでシステム情報を作成 Ecu 設計, ビルド BSW, 各ジェネレータでビルドに必要な c ヘッダファイルを生成し, ビルド システム設計から Ecu Extract EcuC 設計を経てビルドするまでを範囲 設計ツール,BSW は市販 開発済みを使用する インテグレーションで有用なノウハウや簡易ツールを研究開発 10

AUTOSAR ツールチェイン AUTOSAR メソドロジとツールチェイン AUTOSAR 開発全体で さまざまなツールを使用する それらを統合し ツールチェインとして提供することが望まれている VFB 設計 開発 Abstract System 開発 System 開発 インテグレーション 各フェーズ向けのオーサリングツール for SWC Description for System Description for BSW Module for Ecu Configuration BSW 開発 コンパイラ リンカ BSW Generator RTE Generator : AUTOSAR で定義されているフェーズ ( アクティビティと呼ばれる ) : 成果物の受け渡し

研究の取り組み 1. メソドロジの調査 メソドロジのモデルと 各タスクの作業内容についての整理 2. EcuC コンフィギュレーション作業の調査 各タスクの入出力とメタモデルの対応付け ECU Configuration における 各タスクとツールがサポートで きる作業についての調査 3. AUTOSARツールを使ったインテグレーションの評価 市販の AUTOSAR ツールの機能 メソドロジカバー範囲の調査と評 価およびツールをカスタマイズした場合の評価 AUTOSARサンプル アプリケーションを使ったツールチェインの評 価 4. 人材育成 研究を通じて AUTOSAR Classic platformを活用できる車載の組 込みソフトウェアエンジニアを育成する

2017年度の活動成果 コンソ活動前の共同研究 メソドロジの調査 AUTOSARメソドロジの仕様書を読み解き 各プロセスでのActivity 役割 作業 成果物 に関する情報をまとめ直した インテグレーション時の成果物一覧を洗い出し ツールチェインに 必要な要素を抽出した 上流ツールの調査 メソドロジの個々のタスクに市販のツールが対応しているかについ ての比較表を作成した 上流ツールとTOPPERS/APを使用したインテグレーションの 調査 上流ツールを使用してインテグレーションを行った場合の作業手順 と実際に作業した際の問題点をまとめた インテグレーション自動化のための補助ツールの試作 上流設計からマッピングで生成可能なEcuCを作成するツールの試作 13

2018 年度の研究活動の取り組み案 ツールチェイン開発 上流設計ツールを用いたインテグレーションのプロセスにおいて自動化もしくはフォーマット変換を行うツールの開発 ( 上流設計ツール毎に作成 ) インテグレーションの事例集, 教材開発 開発したツールチェインを用いて具体的にインテグレーションを行う際の事例の作成 ラジコンカー演習の拡張 例 :DIAG などの故障検知,DBC ファイルを使用したインテグ 上流設計ツールの調査 評価 市販の上流設計ツールや Artop などを予定 成果物 : 機能比較表や調査レポートを作成 14

研究活動の取り組みの成果物と参加メリット ツールチェイン開発 成果物 : 上流ツールを使ったインテグレーション環境 メリット :AUTOSARツールチェインに詳しい人材の育成 インテグレーションの事例集, 教材開発 成果物 : インテグレーションの具体例 メリット :AUTOSAR エンジニア育成の教育教材として活用 上流設計ツールの調査 評価 成果物 : 機能比較表や調査レポートを作成 メリット : 上流設計ツールの導入検討や機能情報の入手 15

コンソーシアム型のスキーム 研究名称 AUTOSAR ツールチェインに関するコンソーシアム型共同研究 (APTool コンソーシアム ) コンソーシアム型共同研究とは 名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター (NCES) が設定した研究開発テーマに 複数の企業の参加を得て研究 開発を進める共同研究 実施内容と実施期間 市販の AUTOSAR 上流設計ツールと TOPPERS/AP ならびにコンソーシアム内で利用可能な BSW を使用した AUTOSAR 開発を行う際の具体的なインテグレート方法の調査や事例研究ならびにインテグレーションで有用な補助ツールの研究開発を行う 単年度ごとの実施契約で 3 年程度を継続実施を予定 16

コンソーシアム型の参加形態と費用方法 2 種類の参加形態がある 研究参加 参加費を年間 770 万円 ( 参加費を研究費のみで負担する場合,10% の間接費を含む, 以下同じ ) とする 参加費の代わりに大学へ研究者 / 技術者を派遣し 名古屋大学でコンソーシアムの活動に参加し研究活動を実施する 研究者 / 技術者を派遣した場合は, レベルに応じた研究費の負担換算を行うオブザーバ参加 オブザーバ参加の場合の参加費用を年間 110 万円とする クローズな開発成果は, 利用権のみ使用できる 運営委員会における議決権がない 大学に研究者 / 技術者を派遣せず コンソーシアム活動で得られた成果のうち開示可能な情報を受け取る 17

参加費と負担方法 研究者 / 技術者の派遣 参加企業の研究者 / 技術者を, 名古屋大学に常駐する形で派遣する 研究者 / 技術者 1 名をフルタイムで派遣した場合, 研究者 / 技術者のレベルに応じて,400 万円 ( 新人に近い場合 ) 700 万円 ( 知験のある技術者の場合 ) を負担したものと換算する 複数名を派遣した場合でも負担換算の上限は参加費までとする コンソーシアムの参加費とは別に, 研究者 / 技術者 1 名あたり,43.2 万円の共同研究員受け入れ費の負担をお願いする 2017 年度成果物の利用 APTool コンソ (2018 年度ー ) では活動の前提として 2017 年度成果を利用するため, 研究参加をする際には 2017 年度成果利用のための費用 (100 万円 ) が発生する 18

知的財産権の取り扱い (1/3) 知的財産権の帰属 開発したソフトウェアの著作権は その開発に研究者 / 技術者を出した研究参加企業および名古屋大学が 出した研究者 / 技術者の数に応じた比率で所有する オブザーバ参加企業は著作権を持たない 研究費のみを出した企業は, 著作権を持たない 開発した成果を有償ライセンスした場合 そのライセンス料は所有率に応じて所有者に分配するオープンにする開発成果 オープンにする開発成果は運営委員会の了承を得て決定し, TOPPERS プロジェクトからオープンにする その際の知的財産権の取扱いは,TOPPERS プロジェクトの 開発成果物の知的財産権に関する規則 に従う 19

知的財産権の取り扱い (2/3) クローズな開発成果の利用権, 再販権 研究参加組織は, クローズなものを含めて, 開発成果を無償で利用することができる ( 利用権 ) 研究参加組織は, クローズな開発成果を改変して利用することができる また 開発成果またはそれを改変したものの利用権を販売することができる ( 再販権 ) クローズな開発成果は, 研究参加組織以外に対して, 研究参加組織から, 再販権を有償でライセンスできる ライセンス料の決定にあたっては, コンソーシアムに参加する際の費用負担を考慮する 研究参加組織が得たライセンス料は知的財産権の持分に応じて分配する 研究参加組織および上記でライセンスを受けた組織以外が, クローズな開発成果を改変することや再販することはできない 20

知的財産権の取り扱い (3/3) コンソーシアム 利用権 オブザーバ参加企業 研究参加企業 利用権再販権 ライセンサ 利用権再販権 ユーザ 利用権 ユーザ 利用権 2 次ユーザ 21

お問い合わせ先 本活動にご興味のある方はお問い合わせください 名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター Tel: 052-789-4228 Fax: 052-789-4273 URL: http://www.nces.i.nagoya-u.ac.jp/ email: aptool-staff@nces.i.nagoya-u.ac.jp 22