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政府目標の GDP6 兆円実現に必要となる労働生産性上昇率 ( 新基準を踏まえた試算 ) 22 年に GDP を 6 兆円とする政府目標実現のために労働生産性がどの程度上昇する必要があるか GDP 基準 (28SNA) 改定に伴って GDP が上方修正された数値をベースに 上記を実現可能とする実質労働生産性上昇率は年率 +1.4%( 時間当たり ) これは 199 年代後半とほぼ同じ水準 GDP 改定前 (+2.6%:198 年代前半の水準に相当 ) から 1.2% ポイント低下 1 人当たり労働生産性上昇率をみると 年率 +1.1% 2 年代前半をやや下回る水準に相当 ( 改定前は 2.3% 1.2% ポイント低下 ) 足もとの水準 ( 時間当たり.6%/1 人当たり.4%) を.7~.8% ポイント超上回る水準だが 改定前の水準と比較すると実現可能性が高まっている 実質労働生産性上昇率 ( 就業 1 時間当たり ) ( 暦年 ) 196~ 199 196~ 1964 196~ 1969 197~ 1974 197~ 1979 198~ 1984 198~ 1989 199~ 1994 199~ 1999 2~ 24 2~ 29 21~ 214.% 9.7% 1.%.7% 2.9% 2.6% 3.7% 2.4% 1.4% 1.9%.3%.6% 実質労働生産性上昇率 ( 就業者 1 人当たり ) 6.2% 8.8% 9.% 4.1% 3.% 2.7% 3.%.%.% 1.6% -.6%.4% 1.% 4.% 3.% 2.% 1.%.%.% 4.% 3.% 2.% 1.%.% 2.6% 参考 GDP6 兆円実現に必要な労働生産性上昇率 < 名目 > (GDP 基準改定前と改定後の変化 ) 4.% GDP6 兆円実現に必要な労働生産性上昇率 < 実質 > (GDP 基準改定前と改定後の変化 ) 1.2% ポイント低い年率 1.4% 1.4% 2.8% 1.2% ポイント低い年率 2.8% 2.3% 3.7% 1.2% ポイント低い年率 1.1% 1.1% 実質労働生産性上昇率 ( 時間当たり ) 実質労働生産性上昇率 (1 人当たり ) 改定前改定後 2.% 1.2% ポイント低い年率 2.% 名目労働生産性上昇率 ( 時間当たり ) 名目労働生産性上昇率 (1 人当たり ) 改定前改定後 推計にあたっては 以下のデータを利用 JAPAN < 改定前データ PRODUCTIVITY > CENTER GDP: 内閣府 国民経済計算速報 7~9 月期 1 次速報 <216 年 11 月 14 日公表 > 就業者数 : 総務省 労働力調査 労働時間 毎月勤労調査 < 改定後 > GDP: 内閣府 国民経済計算速報 7~9 月期 2 次速報 <216 年 12 月 8 日公表 > 就業者数 労働時間 : 上記と同様 <22 年推計 > GDP:6 兆円として計算 就業者数 : 厚生労働省雇用政策研究会 労働力需給推計 ( 平成 27 年 12 月 1 日 ) に記載の経済成長と労働参加が適切に進むケース (6381 万人 ) を利用 労働時間 :JILPT 労働力需給推計 労働参加進展ケース (214 年月間 14.9 時間 22 年 12. 時間 ) の減少幅を 毎月勤労統計計数に当てはめて試算 GDP デフレーター : 内閣府 中長期の経済財政に関する試算 ( 平成 28 年 7 月 26 日 ) 掲載数値を利用し 各年次の実質値を計算した上で年率平均を算出 2

日本の時間当たり労働生産性 ( レポート p.7~1 参照 ) <( 従来基準による比較 ) 労働生産性の国際比較 レポートに掲載 > 21 年の日本の労働生産性 ( 就業 1 時間当たり ) は 42.1 ドル OECD 加盟 3 カ国の中では第 2 位 前年より順位は 1 つ上昇 21 年の日本の労働生産性 ( 就業 1 時間当たり名目付加価値 ) は 42.1 ドル (4,439 円 / 購買力平価 (PPP) 換算 ) 就業者の増加が生産性低下要因となったものの 名目 GDP の拡大と平均労働時間の短縮が寄与して名目労働生産性水準が前年 (41.3 ドル ) から 2.1% 上昇した ( 実質ベースでは +.% の上昇 ) 日本の労働生産性は ニュージーランド (41. ドル ) をやや上回るものの 米国 (68.3 ドル ) の 6 割強の水準にあたる 第 1 位はルクセンブルクの 9. ドル (1,6 円 ) で 日本の 2.3 倍に相当 日本の労働生産性は OECD 加盟 3 カ国の中でみると 2 位 前年 (21 位 ) より 1 つ上昇したが 統計で遡れる 197 年以来 主要先進 7 カ国の中では最下位の状況が続いている 3 OECD 加盟諸国の時間当たり労働生産性 (21 年 /3 カ国比較 ) 2 4 6 8 1 1 ルクセンブルク 9. 2 アイルランド 3 ノルウェー 87.3 81.3 4 ベルギー 米国 6 フランス 7 ドイツ 8 オランダ 9 デンマーク 1 スイス 11 オーストリア 12 スウェーデン 13 フィンランド 1 英国 16 イタリア 17 スペイン 18 カナダ 7.2 68.3 6.6 6. 6.4 6. 64.2 6.2 9. 4.8 4.6 2. 1.9 1.2.9 2 日本 21 ニュージーランド 22 スロベニア 23 イスラエル 24 スロバキア 26 ポルトガル 27 ギリシャ 28 ハンガリー 29 トルコ 3 韓国 31 エストニア 32 ポーランド 44.6 42.1 41. 4.7 39.9 39.7 38. 3.4 3. 33.1 31.6 29.9 28.4 2.8 2.2. 1 1 2 主要先進 7 カ国の時間あたり労働生産性の順位の変遷 米国 2 2 フランス 3 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 7 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 9 9 9 9 9 9 9 9 ドイツ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 13 13 13 13 13 13 13 13 イタリア 14 14 14 14 14 14 14 14 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 英国 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 カナダ 18 18 18 18 19 19 19 19 19 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 21 21 21 21 21 21 21 日本 21 21 22 22 6 6 6 6 6 6 6 6 6 197 198 1986 1988 199 1992 1994 1996 1998 2 22 24 26 28 21 212 214 197 198 1987 1989 1991 1993 199 1997 1999 21 23 2 27 29 211 213 21 時間当たり労働生産性上位 1カ国の変遷 198 年 199 年 2 年 21 年 21 年 1 ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク 2 ベルギー ベルギー ノルウェー ノルウェー アイルランド 3 スイス オランダ ベルギー 米国 ノルウェー 4 オランダ 米国 オランダ ベルギー ベルギー 米国 スイス 米国 オランダ 米国 6 スウェーデン フランス フランス デンマーク フランス 7 カナダ デンマーク デンマーク アイルランド ドイツ 8 イタリア ノルウェー ドイツ フランス オランダ 9 オーストラリア イタリア スウェーデン ドイツ デンマーク 1 デンマーク スウェーデン 英国 スイス スイス - 日本 (2 位 ) 日本 (21 位 ) 日本 (2 位 ) 日本 (2 位 ) 日本 (2 位 ) ( 資料 )OECD データベースをもとに日本生産性本部作成 OECD 加盟国のデータは GDP 改訂などに伴い 過去に遡って随時改訂されている そのため 日本および各国の過去の生産性水準 順位も昨年度版報告書とは異なっている 4

日本の 1 人当たり労働生産性 ( レポート p.3~7 参照 ) <( 従来基準による比較 ) 労働生産性の国際比較 レポートに掲載 > 就業者 1 人当たり労働生産性は 74,31 ドル (783 万円 ) OECD 加盟 3 か国中 22 位 就業者 1 人当たりでみた日本の労働生産性 ( 就業者 1 人当たり名目付加価値 ) は 74,31 ドル (783 万円 / 購買力平価 (PPP) 換算 ) 順位をみると OECD 加盟 3 カ国中 22 位だった ニュージーランド (72,19 ドル /76 万円 ) をやや上回るものの カナダ (88,18 ドル /932 万円 ) や英国 (86,49 ドル /911 万円 ) といった国をやや下回る水準となっている 就業 1 時間あたりと同様 就業者 1 人当たりでも主要先進 7 カ国で最も低い水準となっている 第 1 位はアイルランド (13,963 ドル /1,622 万円 ) 第 2 位はルクセンブルク (143,18 ドル /1,8 万円 ) であった 21 年代に入り 日本の労働生産性水準は米国の 6 割強で推移 199 年には米国の 3/4 近い水準だったが 2 年代に 7 割前後に低下し 近年まで緩やかに差が拡大する状況が続いている OECD 加盟諸国の労働生産性 ( 就業者 1 人当たり ) (21 年 /3カ国比較) 3, 6, 9, 12, 1, 13,963 1 アイルランド 2 ルクセンブルク 143,18 3 米国 4 ノルウェー スイス 6 ベルギー 7 フランス 8 オーストリア 9 オランダ 1 イタリア 11 デンマーク 12 ドイツ 13 スウェーデン 1 フィンランド 16 スペイン 17 カナダ 18 英国 2 イスラエル 21 ギリシャ 22 日本 23 ニュージーランド 24 スロベニア 26 韓国 27 ポルトガル 28 スロバキア 29 ポーランド 3 ハンガリー 31 トルコ 32 エストニア 121,187 12,399 11,46 19,77 1,22 1,43 98,364 97,16 96,161 9,921 94,616 93,84 92,189 89,74 88,18 86,49 83,849 81,467 79,979 74,31 72,19 7,7 68, 67,426 66,463 6,126 61,747 9,813 7,91 6,92 3,7 49,894 43,222 89,386 1 9 8 7 6 米国と比較した日本の労働生産性水準 ( 米国 =1) 就業者 1 人当たり労働生産性 時間当たり労働生産性 米国の労働生産性水準 4 197 198 199 2 21 22 23 24 2 26 27 28 29 21 211 212 213 214 21 就業者 1 人あたり労働生産性 47.8 62.9 7. 67.9 67.9 68.2 67.6 67.3 66.2 66.3 66.9 66.1 62.7 63.8 62.9 64.1 63.7 61.6 61.3 就業 1 時間あたり労働生産性 38.8.7 6.2 67.6 67. 67.2 6.6 6.6 64. 64.2 64.7 64.2 61.7 62. 62.3 62.8 63.1 61. 61.7 労働生産性上位 1カ国の変遷 197 年 198 年 199 年 2 年 21 年 21 年 1 ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク ルクセンブルク アイルランド 2 米国 オランダ ベルギー 米国 ノルウェー ルクセンブルク 3 カナダ 米国 米国 ノルウェー 米国 米国 4 オランダ ベルギー イタリア イタリア アイルランド ノルウェー オーストラリア イタリア ドイツ ベルギー ベルギー スイス 6 ベルギー ドイツ オランダ イスラエル スイス ベルギー 7 ドイツ カナダ オーストリア フランス イタリア フランス 8 スウェーデン オーストリア フランス アイルランド フランス オーストリア 9 ニュージーランド ギリシャ カナダ スイス オランダ オランダ 1 イタリア オーストラリア スペイン オランダ オーストリア イタリア - 日本 (19 位 ) 日本 (2 位 ) 日本 (16 位 ) 日本 (21 位 ) 日本 (22 位 ) 日本 (22 位 ) ( 資料 )OECD データベースをもとに日本生産性本部作成 OECD 加盟国のデータは GDP 改訂などに伴い 過去に遡って随時改訂されている そのため 日本および各国の過去の生産性水準 順位も昨年度版報告書とは異なっている 6

GDP 新基準に基づく労働生産性の国際比較 1 ( 時間当たり労働生産性 ) 内閣府は 研究開発費などを GDP に参入することなどを骨子とした新しい GDP 体系 (28SNA) への移行を 12/8 に実施 基準改定に伴い 日本の GDP は 31 兆円程度上方修正 (21 年 :499.3 兆円 3. 兆円に改定 ) 上記改定幅をもとに労働生産性水準を推計すると 時間当たり名目労働生産性就業 1 時間当たり名目付加価値 / 購買力平価 (PPP) 換算 ) は 44.8 ドル (4,718 円 ) 従来基準 (42.1 ドル /4,439 円 ) から 6.3% 上昇 順位は改定前の 2 位から 19 位に上昇 米国との格差も 61% から 66% に改善したが 主要先進 7 カ国の中では最下位となっている 7 OECD 加盟諸国の時間当たり労働生産性 (21 年 /3 カ国比較 ) 2 4 6 8 1 1 ルクセンブルク 9. 2 アイルランド 87.3 3 ノルウェー 81.3 4 ベルギー 米国 6 フランス 7 ドイツ 8 オランダ 9 デンマーク 1 スイス 11 オーストリア 12 スウェーデン 13 フィンランド 1 英国 16 イタリア 17 スペイン 18 カナダ 7.2 68.3 6.6 6. 6.4 6. 64.2 6.2 9. 4.8 4.6 2. 1.9 1.2.9 2 日本 21 ニュージーランド 22 スロベニア 23 イスラエル 24 スロバキア 26 ポルトガル 27 ギリシャ 28 ハンガリー 29 トルコ 3 韓国 31 エストニア 32 ポーランド 44.6 42.1 41. 4.7 39.9 39.7 38. 3.4 3. 33.1 31.6 29.9 28.4 2.8 6.3% 上昇 19 位に上昇 2.2. OECD 加盟諸国の時間当たり労働生産性 (21 年 /GDP 基準改定後 ) 2 4 6 8 1 1 ルクセンブルク 9. 2 アイルランド 87.3 3 ノルウェー 81.3 4 ベルギー 米国 68.3 6 フランス 6.6 7 ドイツ 6. 8 オランダ 6.4 9 デンマーク 6. 1 スイス 64.2 11 オーストリア 6.2 12 スウェーデン 9. 13 フィンランド 4.8 4.6 1 英国 2. 16 イタリア 1.9 17 スペイン 1.2 18 カナダ.9 19 日本 (GDP 改定後 ) 44.8 2 アイスランド 44.6 日本 ( 従来基準 ) 42.1 21 ニュージーランド 41. 22 スロベニア 4.7 23 イスラエル 39.9 24 スロバキア 39.7 38. 26 ポルトガル 3.4 27 ギリシャ 3. 28 ハンガリー 33.1 29 トルコ 3 韓国 31 エストニア 31.6 32 ポーランド 29.9 28.4 2.8 2.2. JAPAN PRODUCTIVITY 7.2 CENTER 8

GDP 新基準に基づく労働生産性の国際比較 2 (1 人当たり労働生産性 ) 新しい GDP 体系 (28SNA) 移行後の GDP 改定値をもとにすると 1 人当たり労働生産性水準 ( 名目 購買力平価換算ベース / 就業者 1 人当たり付加価値 ) は 78,997 ドル (832 万円 ) 従来基準の 74,31 ドル (783 万円 ) から 6.3 % 上昇 順位は 22 位で変動していないが 米国との格差は 61% から 6% に改善 ただし 主要先進 7 カ国で比較すると最下位だった 9 1 アイルランド 2 ルクセンブルク 3 米国 4 ノルウェー スイス 6 ベルギー 7 フランス 8 オーストリア 9 オランダ 1 イタリア 11 デンマーク 12 ドイツ 13 スウェーデン 1 フィンランド 16 スペイン 17 カナダ 18 英国 2 イスラエル 21 ギリシャ 22 日本 23 ニュージーランド 24 スロベニア 26 韓国 27 ポルトガル 28 スロバキア 29 ポーランド 3 ハンガリー 31 トルコ 32 エストニア OECD 加盟諸国の 1 人当たり労働生産性 (21 年 /3 カ国比較 ) 3, 6, 9, 12, 1, 43,222 1,22 1,43 98,364 97,16 96,161 9,921 94,616 93,84 92,189 89,74 88,18 86,49 83,849 81,467 79,979 74,31 72,19 7,7 68, 67,426 66,463 6,126 61,747 9,813 7,91 6,92 3,7 49,894 89,386 11,46 19,77 121,187 12,399 13,963 143,18 6.3% 上昇順位変わらず 単位 : 購買力平価換算 US ドル 3, 6, 9, 12, 1, 13,963 1 アイルランド 2 ルクセンブルク 3 米国 4 ノルウェー スイス 6 ベルギー 7 フランス 8 オーストリア 9 オランダ 1 イタリア 11 デンマーク 12 ドイツ 13 スウェーデン 1 フィンランド 16 スペイン 17 カナダ 18 英国 2 イスラエル 21 ギリシャ 22 日本 (GDP 改定後 ) 日本 ( 従来基準 ) 23 ニュージーランド 24 スロベニア 26 韓国 27 ポルトガル 28 スロバキア 29 ポーランド 3 ハンガリー 31 トルコ 32 エストニア OECD 加盟諸国の 1 人当たり労働生産性 (21 年 /GDP 基準改定後 ) 121,187 143,18 JAPAN PRODUCTIVITY 12,399 CENTER 43,222 1,22 1,43 98,364 97,16 96,161 9,921 94,616 93,84 92,189 89,74 88,18 86,49 83,849 81,467 79,979 78,997 74,31 72,19 7,7 68, 67,426 66,463 6,126 61,747 9,813 7,91 6,92 3,7 49,894 89,386 11,46 19,77 単位 : 購買力平価換算 US ドル 1

( 参考 ) 労働生産性と名目 GDP の推移 労働生産性 (PPP 換算ドル ) 4 名目 GDP と労働生産性 (1 時間当たり ) の推移 GDP /1 億ドル (PPP/ 為替レート ) 8, 4 7, 3 6, 3, 2 4, 2 1 3, 1 2, 1, 労働生産性 ( 時間当たり名目水準 ) 名目 GDP(PPPベース ) 名目 GDP( 為替ベース ) 198 1986 1987 1988 1989 199 1991 1992 1993 1994 199 1996 1997 1998 1999 2 21 22 23 24 2 26 27 28 29 21 211 212 213 214 21 労働生産性 ( 時間当たり名目水準 ) 12.4 12.9 13.8 1.1 16. 18.1 19.3 2. 21. 21.7 22.7 23.6 24.6 24.9 26. 27. 28.6 29.9 3.7 32.3 33. 34.6 36.2 36.8 36.7 38.7 39. 4.6 41. 41.3 42.1 名目 GDP(PPP ベース ) 1,96 1,674 1,787 1,982 2,17 2,376 2,36 2,61 2,682 2,763 2,87 3,4 3,14 3,7 3,116 3,29 3,377 3,472 3,69 3,73 3,89 4,6 4,264 4,289 4,79 4,324 4,389 4,8 4,663 4,6 4,738 名目 GDP( 為替ベース ) 1,38 2,1 2,48 3,1 3,17 3,14 3,37 3,83 4,41 4,8,334 4,76 4,324 3,91 4,433 4,731 4,16 3,981 4,33 4,66 4,72 4,37 4,36 4,849,3,499,99,97 4,99 4,96 4,12 労働生産性 (PPP 換算ドル ) 8, 名目 GDP と労働生産性 (1 人当たり ) の推移 GDP /1 億ドル (PPP/ 為替レート ) 8, 7, 7, 6, 6,,, 4, 4, 3, 3, 2, 2, 1, 1, 労働生産性 (1 人当たり名目水準 ) 名目 GDP(PPPベース ) 名目 GDP( 為替ベース ) 198 1986 1987 1988 1989 199 1991 1992 1993 1994 199 1996 1997 1998 1999 2 21 22 23 24 2 26 27 28 29 21 211 212 213 214 21 労働生産性 (1 人当たり名目水準 ) 27,48 28,6 3,24 32,97 3,41 38,1 39,82 4,63 41,8 42,81 44,3 46,31 47,34 47,2 48,21 1,3 2,66 4,84 6,49 9,3 61,19 63,62 66,34 66,92 64,6 68,6 69,78 72,7 73,88 73,22 74,31 名目 GDP(PPPベース ) 1,96 1,674 1,787 1,982 2,17 2,376 2,36 2,61 2,682 2,763 2,87 3,4 3,14 3,7 3,116 3,29 3,377 3,472 3,69 3,73 3,89 4,6 4,264 4,289 4,79 4,324 4,389 4,8 4,663 4,6 4,738 名目 GDP( 為替ベース ) 1,38 2,1 2,48 3,1 3,17 3,14 3,37 3,83 4,41 4,8,334 4,76 4,324 3,91 4,433 4,731 4,16 3,981 4,33 4,66 4,72 4,37 4,36 4,849,3,499,99,97 4,99 4,96 4,12 OECD データベース及び日本生産性本部データより作成 11 労働生産性とは 労働生産性とは 労働者 1 人当たりで生み出す成果 あるいは労働者が 1 時間で生み出す成果を指標化したもの 労働生産性 = input output ( 付加価値額または生産量など ) ( 労働投入量 労働者数または労働者数 労働時間 ) として表されます 労働者がどれだけ効率的に成果を生み出したかを定量的に数値化したものであり 労働者の能力向上や効率改善に向けた努力 経営効率の改善などによって向上します 労働生産性の向上は 経済成長や経済的な豊かさをもたらす要因とみなされています U 購買力平価 (PPP) について 今回の計測にあたっては 購買力平価 (PPP) によって通貨換算を行っている 購買力平価とは 物価水準などを考慮した各国通貨の実質的な購買力を交換レ - トで表したもの 通常 各国の通貨換算は為替レ - トを用いることが多いが 為替変動に伴って数値にぶれが生じることになる そのため 生産性の比較にあたっては 為替レ - トによるより購買力平価を用いることを OECD では推奨している 購買力平価は 国連国際比較プロジェクト (ICP) として実施計測されており 同じもの ( 商品ないしサ - ビス ) を同じ量 ( 特定のバスケットを設定する ) 購入する際 それぞれの国で通貨がいくら必要かを調べ それを等置して交換レ - トを算出している 例えば日米で質量とも全く同一のマクドナルドのハンバ - ガ - が米国で 1 ドル 日本で 1 円であるとすればハンバ - ガ - の PPP は 1 ドル =1 円となる 同様の手法で多数の品目について PPP を計算し それを加重平均して国民経済全体の平均 PPP を算出したものが GDP に対する PPP(PPP for GDP) になる 購買力平価は OECD や世界銀行で発表されており OECD の 21 年の円ドル換算レ - トは 1 ドル =1.332 円になっている