Microsoft PowerPoint 【平成29年度_住宅市場動向調査結果】

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目次 1 調査概要 P2~P4 2 平成 29 年度の販売見込みについて ( 住宅事業者 ) P5~P6 3 平成 29 年度の住宅の買い時感について ( 一般消費者 ) P7 4 住宅で重視するポイントは?( 住宅事業者 一般消費者 ) P8~P9 5 建物の性能で重視する事項は?( 住宅事業者

Microsoft PowerPoint (確定)【住宅事業者様向け】平成29年度市場動向調査

Microsoft PowerPoint _平成28年度_住宅市場動向調査結果(公表資料)+

調査のポイント 1 調査の概要住宅事業者 一般消費者及びファイナンシャルプランナーに対し 今後の住宅市場に関する事項についてアンケート調査を実施し その結果を取りまとめた資料です 2 調査結果の主なポイント 平成 30 年度の住宅取得環境 住宅事業者の平成 30 年度 ( 平成 30 年 4 月 ~

新設住宅着工戸数 ( 全国 ) 23 年 月の新設住宅着工戸数は 67,273 戸 前年同月比 5.8% と 2 か月連続マイナスとなったがマイナス幅は縮小 1,000 ( 戸 ) 新設住宅着工戸数の月別推移 ( 全国 ) 0,000 90,000 80,000 住宅エコホ イント着工期限 (末 )

新設住宅着工戸数 年 月の新設住宅着工戸数は, 戸 前年同月比 +.% と前年並み水準で推移 ( 戸 ), 新設住宅着工戸数の月別推移,,,,,, 1 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 1 月 年,1,,1,,,,1,,1,1,,1 1 年,,,,1,,,, 1,11,1,1, 年,1,,

【別添3】道内住宅ローン市場動向調査結果(概要版)[1]

報道関係者各位 2019 年 2 月 1 日野村不動産アーバンネット株式会社 リリースカテゴリー 都市型コンパクトタウン 都市再生 地方創生グローバルへの取組み不動産テック 働き方改革健康 介護ニーズ社会課題定期報告 レポート 不動産情報サイト ノムコム 住宅購入に関する意識調査 ( 第 16 回

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調査概要 調査期間 : 2013 年 5 月 23 日 ~2013 年 6 月 17 日 調査対象 : 住宅購入検討者 スーモカウンター新築マンション に2012 年 7 月以降に来場した利用者 2,356 名 スーモカウンター注文住宅 に2012 年 7 月以降降に来場した利用者 5,308 名

( 資料 3) 比較検討した住宅 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資料 4) 住宅の選択理由 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資

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平成 26 年度の税制改正に 関する要望について 各府省庁からの平成 26 年度の税制改正要望に 関する内容が明らかになりました 主な府省庁 の税制改正要望事項について解説します 中小企業庁からの要望 中小企業庁からの税制改正要望のうち 主なものは以下の通りです 1 中小企業投資促進税制 による 3

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

所得拡大促進税制および 雇用促進税制適用における留意点 平成 25 年度の税制改正において 個人所得の 拡大を目的とした所得拡大促進税制が新たに 設けられました 平成 25 年度の税制改正において 個人所得の拡大を目的とした所得拡大促進税制が新たに設けられ さらなる雇用の確保を支援する雇用促進税制の

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Ⅱ. 調査データ 1) 前回の増税時に 建て替え 買い替え リフォームをおこなった 15.9% おこなおうとしたが間に合わなかった 2.9% 2014 年 4 月に消費税が 5% から 8% に増税される前 住まいの建て替え ( 新築 ) 買い替え ( 購入 ) リフォームをおこなったか尋ねたところ

1. 国土交通省土地 建設産業局関係の施策 不動産流通に関する予算要求が拡大 ここ数年 国の住宅 不動産政策において 不動産流通に関する施策が大幅に拡大している 8 月に公表された国土交通省の 2019 年度予算概算要求概要によると 土地 建設産業局における施策は大きく 4 項目あるが 全体の予算額

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4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

BL住宅金融公庫適合証明手数料案

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

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税幅を 1% ずつ小刻みに引き上げるべきであるといった意見も浮上しており 予定通り引上げが実施されるかは 不透明な状況です Q 消費税増税で住宅取得時の税負担は どのくらい増加しますか A そもそも住宅購入にかかる消費税は 土地にはかからず新築物件なら建物部分のみです 仮に図表 1の モデル のよう

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目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

平成 25 年 3 月決算で 注意すべき税制改正項目 1 平成 25 年 3 月決算では 平成 23 年 12 月改正 と平成 24 年改正の 2 つの税制改正の影響を受 けることになるため 注意が必要です 年改正の 2 つの税制改正の影響を受けることになるため 注意が必要です ここでは 平成 25

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

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平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

所得税確定申告セミナー

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国土交通大臣 太田昭宏殿 平成 27 年 7 月 27 日 一般社団法人プレハブ建築協会 会長樋口武男 平成 28 年度住宅関連税制及び制度改正要望 昨年 政府は経済再生と財政健全化を両立するため 平成 27 年 10 月に予定していた消費税率 10% の引き上げを平成 29 年 4 月に 1 年半

公表内容 2 本機関は業務規程第 22 条に基づき 需要想定の前提となる経済指標として 以下の項目の見通しを策定し 公表します ( 全国の経済見通しの策定 ) 第 22 条本機関は 需要想定の前提となる人口 国内総生産 (GDP) 鉱工業生産指数 (IIP) その他の経済指標について 当年度を含む

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平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

予算および制度に係る要望事項 1. フラット35 Sの金利引き下げ幅 0.6% の継続を要望します 2 フラット35 ( 買取型 ) の9 割超融資について 上乗せ金利引き下げの継続を要望します 3 耐震性 省エネ性等性能の高い良質な賃貸住宅の供給を促進するため 賃貸住宅融資制度にフラット35Sと同

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

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適用税率を間違っている請求書への対応 売上側から適用税率の認識を誤った請求書が 送付された場合の対策法について解説します 消費税率引上げから約 2 か月が経過しようとしています 施行日前 後の取引に関する処理が混在しているため 売上側から適用税率の認識を誤った請求書が送付されてくることもあるようです

目次 1. 調査の概要 調査の目的 調査対象 対象地域 調査方法 回収状況 結果の概要 住み替え 建て替え リフォームに関する事項 住み替えに関する意思決定 リフォーム

平成 26 年 4 月の消費税率引上げ正式決定 平成 25 年 10 月 1 日に 安倍内閣は平成 26 年 4 月からの消費増税を正式に決定しました はじめに 平成 25 年 10 月 1 日に 安倍内閣は平成 26 年 4 月からの消費増税を正式に決定しました ここでは 消費増税への対応として投

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なぜ住宅宅 FP として独 立立したのか? ( 従来 ) 住宅宅を買うときにまともに相談に乗ってくれる 人がいない! なぜなら独 立立系 FPは住宅宅購 入相談だけじゃビジネスが成り 立立たない 民間銀 行行にローンを取り次いでもお 金金はもらえない 保険を売らないといけない FP= 保険屋さんとい

メニューは 以 下 の9 分 野 約 200 項 目 をご 用 意 年 金 日 本 の 公 的 年 金 の 仕 組 みと 給 付 内 容 公 的 年 金 は 何 歳 からいくらもらえるの? 毎 年 年 金 額 を 教 えてくれる ねんきん 定 期 便 とは マクロ 経 済 スライドとは 今 後 の

9月23日は不動産の日 「 不 動 産 の 日 ア ン ケ ー ト 」  - 不動産に関する意識調査結果 -

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中期経営計画の見直しについて 2015 年 5 月

マンション棟数密度 ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区

2. 要望事項は 9 つのテーマ 一般社団法人プレハブ建築協会の要望事項は 以下の 9 項目となっている 要旨を紹介する 1. 住宅取得に係る消費税の負担軽減措置を含む住宅税制の見直しついて 住宅に係る税制は 消費税をはじめ多重に課税されており 特に住宅取得時には大きな負担となっている このため 国

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報道関係者各位 2019 年 3 月 1 日 アットホーム株式会社 トレンド調査 住宅購入検討者に聞く 消費税増税前の住宅購入意向 調査 消費税が 8% のうちに住宅を購入したい 51.9% 消費税増税後の住宅価格変わらない 43.5% 上がる 32.5% すまい給付金 を知っている 35.8% 不

事務連絡 平成 31 年 2 月 28 日 ( 一社 ) 住宅リフォーム推進協議会ご担当者様 国土交通省住宅局住宅政策課 住宅企画官付 住宅生産課 建築指導課 税制特例に係る証明書における建築士等の個人の住所欄の削除について 平素より住宅行政の推進にご協力をいただき 誠に有難うございます 先般 パブ

この現金取得者向け新築対象住宅証明書発行業務要領 ( 以下 要領 という ) は ビューローベリタスジャパン株式会社 ( 以下 BV という ) が実施する すまい給付金制度における現金取得者向けの新築住宅取得に係る給付要件の基準 ( 以下 基準 という ) への適合を示す証明書の発行に関する業務

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

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160627_26年度評価結果の反映状況(理事長説明後)

マンション建替え時における コンテキスト効果について

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

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熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

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約 6 倍になると予測されており これら高経年マンションが増えていく中 経年による建物 設備の劣化等に対応するための大規模修繕や改修等の資金不足の問題が深刻化している 今後 良質なマンションを維持していくためにも 特にマンション共用部のリフォームについての支援が急務である (4) 賃貸住宅のリフォー

第 6 章介護保険料の考え方 したがって 第 6 期においては今後 3 年間の保険給付総額の 22% を賄うよう 第 1 号被保険者の保険料水準を定めなければなりません ( 調整交付金の減額分を除く ) (2) 調整交付金 標準給付費における国の負担割合のうち5%( 全国平均 ) は調整交付金として

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表 1: フラット35 S( 金利 Bプラン ) の基準省エネルギー性 1 断熱等性能等級 4の住宅 2 一次エネルギー消費量等級 4 以上の住宅 すまい給付金の申請については 従前の省エネルギー対策等級 4により H までに申請した証明書で申請可能です 耐久性 可変性 3 劣化対策等

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

( 公社 ) 近畿圏不動産流通機構市況レポート市況トレンド /1 年 7~9 月期の近畿圏市場 1. 中古マンション市場の動き 成約価格は前年比で 3 期連続上昇 1 年 7~9 月期の近畿レインズへの成約報告件数は,9 件と 前年同期比で 1.% 増加した (P1 図表 1) 新規登録件数は 15

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

質問 1 11 月 30 日は厚生労働省が制定した 年金の日 だとご存じですか? あなたは 毎年届く ねんきん定期便 を確認していますか? ( 回答者数 :10,442 名 ) 知っている と回答した方は 8.3% 約 9 割は 知らない と回答 毎年の ねんきん定期便 を確認している方は約 7 割

2025年の住宅市場 ~新設住宅着工戸数、60万戸台の時代に~

うですが 大雑把な推定であり 大勢に影響はないので そのまま使うことにします 下表がつなぎ合わせて作成した損益計算書です H30 年度に築地から豊洲市場 に移転する表になっています 表をクリックすると拡大します 東京都中央卸売市場 市場会計の損益計算書 単位 : 億円 / 消費税抜 単年度損益 H2

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統計から見た三重県のスポーツ施設と県民のスポーツ行動

住宅借入金等特別控除の入力編

住宅建築・購入者アンケート実施報告

Transcription:

平成 29 年度における 住宅市場動向について 平成 29 年 4 月

調査のポイント 1 調査の概要 住宅事業者 一般消費者及びファイナンシャルプランナーの三者に対し 今後の住宅市場に関する事項についてアンケート調査を実施し その結果を取りまとめた資料です 2 調査結果の主なポイント 平成 29 年度の住宅市場 住宅事業者の平成 29 年度 ( 平成 29 年 4 月 ~ 平成 30 年 3 月 ) の受注 販売等の見込み 平成 28 年度 ( 前年同期 ) と比べて増加 が 53.0% 同程度 は 36.7% 減少 は 10.2% となった 一般消費者の平成 29 年度における住宅の買い時感 買い時 は 52.8% だったが どちらとも言えない も 40.3% あった 買い時ではない は 6.9% だった ファイナンシャルプランナーの平成 29 年度における住宅の買い時感 平成 28 年度 ( 前年同期 ) と比べて買い時 は 67.2% だったが どちらとも言えない も 20.7% あった 平成 28 年度 ( 前年同期 ) と比べて買い時ではない は 12.1% だった 住宅事業者の重点的取組事項と一般消費者が重視するポイント 住宅事業者 一般消費者ともに 建物の性能 が最も多かった 建物の性能 で最も重視するポイントは 住宅事業者は 省エネルギー性 一般消費者では 高耐久性 だった 3 調査 法等 調査時期平成 29 年 2 月 ~3 月 調査方法 住宅事業者 : ヒアリング 郵送等によるアンケート調査 ( 回答数 775) 一般消費者 : インターネット調査 ( 平成 29 年 4 月から 1 年以内に住宅取得を検討中の 25~59 歳の方 ( 回答数 1,100)) ファイナンシャルプランナー : ヒアリング 郵送等によるアンケート調査 ( 回答数 58) 調査項目 平成 29 年度の住宅市場の買い時感 一般消費者のニーズ等に関する事項 1

1-1. 平成 29 年度の受注 販売等の見込みは?( 調査対象 : 住宅事業者 ) 平成 29 年度の受注 販売等の見込みでは 平成 28 年度と比べて増加 が 53.0% で最も多い 増加する要因としては 前回調査と比較して マイナス金利政策の導入後 住宅ローン金利が一段と低下しているから が約 20 ポイント低下する一方で 金利先高感があるから が約 16 ポイント上昇した 平成 29 年度の受注 販売等の見込みについて 平成 28 年度と比べて減少, 10.2% 平成 28 年度と同程度, 36.7% 平成 28 年度と比べて増加, 53.0% (n=762) 増加する要因 回答項目 ( 複数回答 3 つまで ) 今回調査 (n=404) 前回調査 (n=340) マイナス金利政策の導入後 住宅ローン金利が一段と低下しているから 47.5% 67.6% 消費税率引上げが再延期されているから 32.4% 24.4% 金利先高感があるから 28.5% 12.1% その他 28.2% 28.5% すまい給付金 贈与税非課税措置 ( 住宅取得等資金 ) 住宅ローン減税等があるから 17.6% 15.9% 景気の回復感が徐々に広がっているから 13.6% 8.2% 住宅価額等の先高感があるから 12.6% 13.2% * 赤字表示は前回調査比 +10 ポイント以上 青字表示は -10 ポイント以下 ( 参考 ) 前回調査 ( 平成 28 年 10 月公表 ) 平成 28 年度下期の受注 販売等の見込みについて 平成 27 年度下期と比べて減少, 18.6% 平成 27 年度下期と同程度, 34.6% 平成 27 年度下期と比べて増加, 46.8% 減少する要因 回答項目 ( 複数回答 3 つまで ) 今回調査 (n=78) 前回調査 (n=135) その他 47.4% 28.1% 消費税率引上げ再延期で エンドユーザーの買い急ぎ感がなくなったから 28.2% 58.5% 景気の先行きに不透明感が広がっているから 28.2% 37.8% 住宅価額等が高騰しているから 20.5% 26.7% 金利先高感がないから 15.4% 17.0% すまい給付金 贈与税非課税措置 ( 住宅取得等資金 ) 住宅ローン減税等の効果が見込めないから 6.4% 8.1% (n=726) * 赤字表示は前回調査比 +10 ポイント以上 青字表示は -10 ポイント以下 2

1-2. 平成 29 年度の受注 販売等の見込み : その他要因 平成 29 年度の受注 販売等について増加すると見込む場合のその他要因では 企業の経営的な努力による競争力の強化や流通物件の推進 商品力向上等が挙げられている 一方 減少すると見込む場合のその他要因では 仕入れ価格の高騰 土地の仕入難 供給計画の調整の影響等を指摘する回答があった その他 : 受注 販売等が増加する要因 ( 主な回答 ) ZEH 補助金を利用した受注が拡大するため その他 : 受注 販売等が減少する要因 ( 主な回答 ) 土地の仕入れが困難なため 商品開発 (ZEH 関連 ) と自社モデルハウス販売により受注が拡大するため 高性能住宅を希望する顧客が増加しているため 営業職員が不足しているため 大規模物件の供給が一段落するため 長期優良住宅の認定住宅推進により 顧客の耐震性等に関する不安を解消しているため 土地仕入れが順調な上に 総合展示場の新規来場が増加しているため 供給見通しがたたないため 他社との競合が多くなったため 3

( 参考 1) 新設住宅着工戸数の推移 2016 年 4 月 -2017 年 2 月期累計は 全国が前年同期比 +6.3% の 898,250 戸 持家が同 +3.1% 貸家が同 +11.4% 分譲住宅一戸建が同 +7.0% 分譲マンションが同 -3.1% ( 注 ) 分譲マンションとは 構造 = 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 建て方 = 共同建 利用関係 = 分譲住宅をいう 全体 給与住宅など分譲マンション 分譲住宅一戸建 貸家 持家 ( 資料 ) 国土交通省 建築着工統計調査報告 ( 月次データ ) をもとに作成 4

( 参考 2) 新設住宅着工戸数の見通し 2016 年 10~12 月期 GDP1 次速報後 内閣府による 2016 年 10~12 月期 GDP1 次速報 (2 月 13 日公表 ) を踏まえた主要調査機関の新設住宅着工戸数見通し 2016 年度 ( 平成 28 年度 ) 平均 :96 万 2 千戸, 2017 年度 ( 平成 29 年度 ) 平均 :92 万戸, 2018 年度 ( 平成 30 年度 ) 平均 :93 万 2 千戸 機関名 公表日 新設住宅着工戸数 ( 万戸 ) 2016 年度 ( 平成 28 年度 ) 2017 年度 ( 平成 29 年度 ) 2018 年度 ( 平成 30 年度 ) 4~6 月 7~9 月 10~12 月 1~3 月合計 4~6 月 7~9 月 10~12 月 1~3 月合計 4~6 月 7~9 月 10~12 月 1~3 月合計 ( 全 10 機関 ) ( 実績 ) ( 実績 ) ( 実績 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) 三菱 UFJ モルカ ン スタンレー証券 2/20-97.0 - - - - 98.0 - - - - 103.0 富国生命保険 2/16 94.4 96.8 92.7 92.7 90.3 90.3 91.4 90.4 90.4 91.4 91.4 90.8 三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング 2/14 94.2 96.7 92.8 91.1 89.5 88.2 90.4 87.7 87.1 87.1 88.0 87.5 農林中金総合研究所 2/16 93.8 96.6 91.5 91.5 92.3 92.3 91.9 - - 97.6 東レ経営研究所 2/15-96.5 - - - - 92.1 - - - - 92.9 みずほ総合研究所 2/14 93.0 96.4 91.9 91.2 90.9 90.7 91.1 89.4 89.5 91.1 92.5 90.6 浜銀総合研究所 2/16 92.4 96.2 92.8 92.8 90.8 90.8 91.7 94.0 94.0 93.0 93.0 93.5 ニッセイ基礎研究所 2/14 94.0 96.0 94.0 94.0 94.0 94.0 94.0 95.0 95.0 96.0 97.0 96.0 三菱総合研究所 2/14-95.9 - - - - 89.0 - - - - 90.0 明治安田生命保険 2/16-94.0 - - - - 90.0 - - - - 90.0 平均 99.1 98.0 95.3 93.6 96.2 92.6 92.2 91.3 91.1 92.0 91.3 91.2 91.7 92.4 93.2 最大 94.4 97.0 94.0 94.0 94.0 94.0 98.0 95.0 95.0 96.0 97.0 103.0 最小 92.4 94.0 91.5 91.1 89.5 88.2 89.0 87.7 87.1 87.1 88.0 87.5 中央 93.9 96.5 92.8 92.1 90.9 90.8 91.6 90.4 90.4 91.4 92.5 91.9 ( 注 1) 機関名は 2016 年度 ( 平成 28 年度 ) 住宅着工 ( 見通し ) 戸数の大きい順 ( 注 2) 四半期毎の予測は 季節調整済み年率換算値 ( 注 3) 富国生命保険及び浜銀総合研究所の予測は 半期毎の予測 ( 年率換算値 ) を対応する四半期に記載 ( 参考 ) 利用関係別戸数の見通し 新設住宅着工戸数 ( 万戸 ) 機関名 2016 年度 ( 平成 28 年度 ) 2017 年度 ( 平成 29 年度 ) 2018 年度 ( 平成 30 年度 ) 公表日持家貸家給与住宅分譲住宅合計持家貸家給与住宅分譲住宅合計持家貸家給与住宅分譲住宅合計 ( 内訳が公表されている機関 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) ( 予測 ) 三菱 UFJリサーチ & コンサルティング 2/14 29.4 41.9 0.6 24.8 96.7 29.4 36.3 0.6 24.1 90.4 29.0 33.8 0.6 24.1 87.5 ( 注 ) 給与住宅は 合計から持家 貸家 分譲住宅を差し引いて算出 ( 資料 ) 各機関ホームページ 国土交通省 建築着工統計調査報告 をもとに作成 5

2. 平成 29 年度は買い時か?( 調査対象 : 一般消費者 ) 平成 29 年度における住宅の買い時感では 買い時 が 52.8% で最も多い 買い時 と思う要因としては 前回調査と比較して マイナス金利政策の導入後 住宅ローン金利が一段と低下しているから が約 8 ポイント低下する一方で 今後住宅ローン金利が上がると思うから が約 12 ポイント上昇した これから 1 年以内 ( 平成 29 年 4 月 ~ 平成 30 年 3 月 ) は 住宅の買い時だと思いますか? どちらとも言えない, 40.3% 買い時ではない, 6.9% 買い時, 52.8% (n=1,100) 買い時 と思う要因 回答項目 ( 複数回答 3 つまで ) 今回調査 (n=581) 前回調査 (n=644) 消費税率引上げが再延期されているから 68.8% 68.9% マイナス金利政策の導入後 住宅ローン金利が一段と低下しているから 54.6% 62.6% 今後住宅ローン金利が上がると思うから 32.4% 20.5% 景気の回復感が徐々に広がっているから 21.0% 17.4% すまい給付金 贈与税非課税措置 ( 住宅取得等資金 ) 住宅ローン減税等があるから 16.7% 15.1% 今後住宅価額が上がると思うから 10.2% 9.2% ( 参考 ) 前回調査 ( 平成 28 年 10 月公表 ) これから半年以内 ( 平成 28 年 10 月 ~ 平成 29 年 3 月 ) は 住宅の買い時だと思いますか? どちらとも言えない, 32.8% 買い時ではない, 8.6% 買い時, 58.5% (n=1,100) その他 1.4% 0.5% * 赤字表示は前回調査比 +10 ポイント以上 青字表示は -10 ポイント以下 買い時ではない と思う要因 回答項目 今回調査 (n=76) 前回調査 (n=95) 景気の先行き不透明感が広がっているから 43.4% 45.3% 住宅価額等が上昇しているから 35.5% 22.1% 消費税率引上げが再延期されているので少し様子をみたいから 25.0% 33.7% 将来の収入に不安があるから 22.4% 23.2% 住宅ローン金利がしばらく上がりそうもないから 13.2% 17.9% すまい給付金 贈与税非課税措置 ( 住宅取得等資金 ) 住宅ローン減税の効果が見込めないから ( 複数回答 3 つまで ) 9.2% 9.5% その他 5.3% 6.3% * 赤字表示は前回調査比 +10 ポイント以上 青字表示は -10 ポイント以下 6

3. 平成 29 年度は買い時か?( 調査対象 : ファイナンシャルフ ランナー ) 平成 29 年度における住宅の買い時感については 買い時 が, ほぼ前回並びの 67.2% となった 買い時 と思う要因としては 前回と比較して マイナス金利政策の導入後 住宅ローン金利が一段と低下しているから が約 24 ポイント低下する一方で 金利先高感があるから が約 38 ポイント上昇した 平成 29 年度の住宅の買い時感は? どちらとも言えない, 20.7% 平成 28 年度と比べて買い時ではない, 12.1% 平成 28 年度と比べて買い時, 67.2% (n=58) 買い時 と思う要因 回答項目 ( 複数回答 3 つまで ) 今回調査 (n=39) 前回調査 (n=29) マイナス金利政策の導入後 住宅ローン金利が一段と低下しているから 69.2% 93.1% 金利先高感があるから 51.3% 13.8% すまい給付金 贈与税非課税措置 ( 住宅取得等資金 ) 住宅ローン減税等があるから 46.2% 41.4% 消費税率引上げが再延期されているから 38.5% 24.1% 景気の回復感が徐々に広がっているから 17.9% - 住宅価額等の先高感があるから 15.4% 17.2% その他 5.1% 13.8% ( 参考 ) 前回調査 ( 平成 28 年 10 月公表 ) 平成 28 年度下期の住宅の買い時感は? どちらとも言えない, 26.2% 平成 27 年度下期と比べて買い時ではない, 4.8% 平成 27 年度下期と比べて買い時, 69.0% * 赤字表示は前回調査比 +10 ポイント以上 青字表示は -10 ポイント以下 買い時ではない と思う要因 回答項目 ( 複数回答 3 つまで ) 今回調査 (n=7) 前回調査 (n=2) 住宅価額等が高騰しているから 85.7% - 消費税率引上げが再延期され 買い急ぐ必要性が薄れたと思われるから 28.6% - 景気の先行き不透明感が広がっているから 28.6% - その他 28.6% 100% 金利先高感がないから 14.3% - すまい給付金 贈与税非課税措置 ( 住宅取得等資金 ) 住宅ローン減税等の効果が見込めないから 0.0% 50.0% (n=42) * 赤字表示は前回調査比 +10 ポイント以上 青字表示は -10 ポイント以下 7

4. 今後の重点的取組事項は?( 調査対象 : 住宅事業者 ) 住宅事業者が今後重点的に取り組む事項については 建物の性能 が最も多く その後に 土地の仕入れ 住宅プランの提案力 デザイン 設備の性能 が続いた (n=767 複数回答 3 つまで ) 建物の性能 62.8%(66.7%) 土地の仕入れ 45.1%(42.8%) 住宅プランの提案力デザイン設備の性能アフターサービス 32.6%(30.4%) 30.8%(31.1%) 28.6%(31.8%) 19.3%(20.6%) 住宅価額の見直し住宅ローンや税制の提案力取扱物件数その他仲介手数料の見直し 13.7%(11.7%) 11.2%(11.8%) 8.2%(3.6%) 4.6%(3.3%) 0.4%(0.0%) ( ) 内は前回調査 [ 平成 28 年 10 月公表 ;n=720] の回答構成比 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 8

5. 住宅事業者選びで重視するポイントは?( 調査対象 : 一般消費者 ) 一般消費者が住宅事業者選びで重視するポイントについては 建物の性能 が最も多く 立地 デザイン 住宅の価額や手数料 が続いた (n=1,100 複数回答 3 つまで ) 建物の性能住宅の立地デザイン住宅の価額や手数料設備の性能アフターサービス住宅プランの提案力住宅ローンや税制のアドバイス取扱物件情報量住宅会社の規模 イメージリフォームがまとめてできるその他 17.8%(16.6%) 11.8%(10.2%) 7.9%(7.0%) 4.2%(3.4%) 3.6%(3.5%) 3.0%(4.6%) 0.8%(0.9%) 37.9%(39.6%) 27.1%(25.0%) 26.0%(27.3%) ( ) 内は前回調査 [ 平成 28 年 10 月公表 ;n=1,100] の回答構成比 50.4%(46.5%) 56.8%(56.5%) 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 9

6. 建物の性能で重視する事項は?( 調査対象 : 住宅事業者 ) 今後の重点的取組事項 で 建物の性能 を選択した住宅事業者が建物の性能で重視する事項については 省エネルギー性 が最も多く その後に 耐震性 高耐久性 が続いた なお 今回調査では 高耐久性 の回答割合が前回調査 (44.2%) と比べて 5 ポイント以上増加した (n=482 複数回答 3 つまで ) 省エネルギー性 90.9%(90.8%) 耐震性 68.9%(68.1%) 高耐久性 49.8%(44.2%) 通風 換気性劣化対策バリアフリー性耐火性その他遮音性防犯性 8.9%(8.1%) 8.3%(9.0%) 5.2%(2.3%) 3.5%(1.5%) 3.3%(4.4%) 2.9%(2.5%) 2.7%(2.9%) ( ) 内は前回調査 [ 平成 28 年 10 月公表 ;n=480] の回答構成比 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 10

7. 建物の性能で重視する事項は?( 調査対象 : 一般消費者 ) 住宅事業者選びで重視するポイント で 建物の性能 を選択した一般消費者が建物の性能で重視するポイントについては 高耐久性 が 72.3% で最も多く 耐震性 省エネルギー性 が続いた なお 今回調査では 高耐久性 の回答割合が前回調査 (67.0%) と比べて 5 ポイント以上増加した (n=625 複数回答 3 つまで ) 高耐久性 耐震性 72.3%(67.0%) 67.0%(66.3%) 省エネルギー性 41.8%(45.4%) 遮音性通風 換気性劣化対策防犯性耐火性バリアフリー性その他 21.0%(19.0%) 20.2%(22.4%) 17.3%(13.8%) 12.3%(13.7%) 11.8%(10.0%) 9.3%(6.6%) 0.8%(0.6%) ( ) 内は前回調査 [ 平成 28 年 10 月公表 ;n=621] の回答構成比 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 11

8. リフォーム リノベーションや買取再販等について ( 調査対象 : 住宅事業者 ) リフォーム リノベーションや買取再販等の事業については 実施済み ( 他社との連携を含む ) が 64.2% これに実施を検討している住宅事業者を含めると 81.4% となった なお 実施または検討している事業は リフォーム が 69.2% リノベーション が 68.6% 買取再販 が 50.2% となった 買取再販 の回答割合は前回調査 (48.9%) から上昇した リフォーム リノベーションや買取再販等の事業について (n=751) 実施または検討している事業について ( 回答構成比 ) 実施していないが 今後他社との連携により実施することを検討 ( または検討中 ) 2.3% 実施していないし 今後もその予定はなし 18.6% (n=611 複数回答 ) リフォーム ( クロスの張り替え等簡易な修繕工事 ) 69.2% リノベーション ( 省エネなどの性能や機能を向上させる工事 ) 68.6% 実施していないが 今後当該事業を自社で実施することを検討 ( または検討中 ) 14.9% 既に自社で実施中 59.5% 買取再販 ( 既存住宅を買い上げ リフォーム リノベーションを行って再販売する事業 ) その他 50.2% 3.9% 上記は 既に他社との連携により実施中 4.7% 既に自社で実施中既に他社との連携により実施中実施していないが 今後当該事業を自社で実施することを検討 ( または検討中 ) 実施していないが 今後他社との連携により実施することを検討 ( または検討中 ) と回答した住宅事業者に対する質問事項 12

9. リフォーム された中古住宅の購入等について ( 調査対象 : 一般消費者 ) リフォーム された中古住宅の購入 購入と併せて リフォーム をする住宅取得 については 全体の 42.4% が 関心があり 検討している と回答しており 前回調査と比べて大きな変化はない リフォーム された中古住宅の購入 購入と併せて リフォーム をする住宅取得について ( 参考 ) 前回調査 ( 平成 28 年 10 月公表 ) (n=1,100) 今回調査 その他, 0.4% (n=1,100) 関心もなく 検討もしてない ( 新築以外に興味を感じない ), 26.5% 関心があり 検討している, 42.4% 関心はあるが 検討してない, 30.8% 13

まとめ 1. 平成 29 年度の住宅市場 住宅事業者への調査結果 平成 29 年度の受注 販売等の見込みとその要因 P2 参照 一般消費者への調査結果 平成 29 年度の買い時感とその要因 P6 参照 ファイナンシャルフ ランナーへの調査結果 平成 29 年度の買い時感とその要因 P7 参照 平成 28 年度と同程度, 36.7% 平成 28 年度と比べて減少, 10.2% 平成 28 年度と比べて増加, 53.0% どちらとも言えない, 40.3% 買い時ではない, 6.9% 買い時, 52.8% どちらとも言えない, 20.7% 平成 28 年度と比べて買い時ではない, 12.1% 平成 28 年度と比べて買い時, 67.2% 1 住宅ローン金利が一段と低下 1 消費税率引上げ再延期 1 住宅ローン金利が一段と低下 2 消費税率引上げ再延期 2 住宅ローン金利が一段と低下 2 金利先高感 3 金利先高感 3 金利先高感 3 すまい給付金等 4 その他 4 景気の回復感 4 消費税率引上げ再延期 5 すまい給付金等 5 すまい給付金等 5 景気の回復感 ( 注 ) ここでは 相互の比較を分かりやすくするために 各項目の表記を揃えています 14

まとめ 2. 住宅事業者の重点的取組事項と一般消費者が重視するポイント 1 建物の性能 2 土地の仕入れ 3 住宅プランの提案力 4 デザイン 5 設備の性能 1 建物の性能 2 住宅の立地 3 デザイン 4 住宅の価額や手数料 5 設備の性能 1 省エネルギー性 2 耐震性 3 高耐久性 4 通風 換気性 5 劣化対策 1 高耐久性 2 耐震性 3 省エネルギー性 4 遮音性 5 通風 換気性 住宅事業者への調査結果 建物の性能で重視する事項 P10 参照 一般消費者への調査結果 建物の性能で重視する事項 P11 参照住宅事業者 一般消費者ともに 建物の性能 を最も重視! 住宅事業者への調査結果 今後の重点的取組事項 P8 参照 一般消費者への調査結果 住宅事業者選びで重視するポイント P9 参照 建物の性能 に関して 住宅事業者は 省エネルギー性 を最も重視 一方 一般消費者は 高耐久性 を最も重視! 15

まとめ 3. 平成 29 年度の住宅ローン金利及び住宅ローンの選び方に対するアドバイス等は? ( 調査対象 : ファイナンシャルフ ランナー ) 平成 29 年度の住宅取得に向けたアドバイスについては 引き続き 足もとの低金利に惑わされることなく教育資金や老後資金等を視野に入れ 将来のライフプラン等をしっかりと把握して住宅取得プランを検討すべきとの声が多くみられた また 今回は新たに 今後の中古市場が活性化することを指摘する声もあった 平成 29 年度 : 住宅ローン 利及び住宅ローンの選び に対するアドバイスのポイント等 ( 主なもの ) 若い人ほど老後生活に不安を訴えることがあるため 住宅ローンを借りる際には 60 歳までの期間を特に意識させている その点 固定金利ローンは 将来の残債が明確になるため 安心感を与えることができる 空前の低金利ではあるが 住宅ローンの選択によっては メリットは限定的なものになりうることを理解していただく 今後のライフプランを作成して無理のない返済計画を検討した上で住宅ローン金利や物件価格を検討していくこと 老後資金や教育資金等 人生で必要とするお金がある中で 住宅購入にどの程度の予算を使うか ライフプラン作成の必要性は高まってきているし 年々相談者も増えている 中古市場は活性化するのではないかと思います 新築には手が届かない方や無理をされて新築を購入している方が 中古住宅購入に魅力を感じてくると思います 新築住宅と中古住宅の比較に関する相談業務が増加すると思います 16

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