資料6 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の再整理イメージ(たたき台)

Similar documents
新しい幼稚園教育要領について

【160420】とりまとめイメージ目次

1 幼児期の教育 保育と小学校教育の違い 幼児期の教育 保育と小学校の教育では 発達の段階の違いだけでなく 教育課程等の違いもあります まずは相互を理解することが必要です 幼児期の教育 保育と小学校教育との間には このように教育課程や指導方法の相違点がある一方で 5 歳児から小学校低学年までの発達の

Taro-H29 教育課程編成届3

ハンドブックp10-14:東京都教育委員会

乳児期からの幼児教育について 大阪総合保育大学 大方美香

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

基本方針 これまでも幼稚園は幼稚園教育要領に 保育園は保育所保育指針に基づいた幼児教育 保育を展開してきた また 平成 20 年 3 月の大幅な改定により 3 歳児から5 歳児の教育に関する内容では整合性が図られている しかし 統一されたカリキュラムがないことで 幼稚園と保育園の内容に違いがあるかの

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

幼児教育とは: 幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の改訂を受けて

幼児教育部会における審議の取りまとめ

学習指導要領改訂の方向性

2部.indd

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

はじめに P1 Ⅰ 豊後大野市幼児教育の現状と課題 P2~3 1 幼児数の変遷... P2 2 幼児教育の現状... P2~3 3 幼児教育の課題... P3 Ⅱ 豊後大野市幼児教育の基本方針 P4~7 1 豊後大野市幼児教育の基本... P4 2 豊後大野市幼児教育のねらい... P5 (1) 育

高松っ子いきいきプラン策定の趣旨 本プランは, 就学前の子どもが幼稚園 保育所 幼保一体化施設など, どこに在籍していても, 等しく質の高い教育 保育を受けられるよう, 各施設が積み上げてきたものを生かしつつ, 今後, 重点的に取り組むための方針や具体的な取り組みを示しています さらに小学校との連携

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

<4D F736F F D20819A8AAE90AC814089CD93E08FAC8A778D5A814090B68A8889C88E7793B188C42E646F6378>

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

幼保連携型認定こども園教育・保育要領 中央説明会

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

< DCE8E99944E8AD48E7793B18C7689E A982E7382E786C73>

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft PowerPoint 森ㆨè⁄ªç—¶ã‡™æ´»çfl¨ã†Šã†�ä¿šè‡²å¹¼å–’æŁŽè‡²ã†«éŒ¢ã†Žã‡‰è⁄ªæ²»ä½fi剛強ä¼ı-è³⁄挎(山呣朕絇盋).pptx

ポイント 1: 幼児教育と小学校教育の特徴や違いを理解する 保幼小の円滑な接続に向けて まずは 幼児教育と小学校教育の特徴や違いを理解することが重要です 幼児教育 幼児期の教育では 幼児の自発的な活動としての 遊び を通して 様々な体験や学びの芽生えを積み重ねることができるよう 保育者が環境を構成し

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

ICTを軸にした小中連携

4 単元の指導計画 (10 時間扱い ) 時間 1 次問 (2) いをもつ 2 次調 (4) べる 3 次振 (4) り返る発信する 育てたい資質 能力 主な学習活動 内容 未来への創造 評価 地域の祭りについて話し合う グローバル化に 地域の祭りや伝承について知っていること 対応する力 を話し合う

子どもは 成長とともに徐々に友達と一緒に過ごす時間を増やしていきます そして 友達と一緒に遊んだり活動したりする中で 共に過ごす楽しさを味わうようになります その様子を見守ったり 援助したり 仲立ちしたりする保育士等の役割は重要であり 一人一人の子どもの友達への興味や関心 仲間関係などを把握する必要

幼保連携型認定こども園教育・保育要領告示文

幼児期の教育と小学校教育との円滑な接続の在り方について ( 報告 ) ( 概要 ) 子どもの発達や学びの連続性を踏まえた幼児期の教育 ( 幼稚園 保育所 認定こども園における教育 ) と児童期の教育 ( 小学校における教育 ) の円滑な接続の在り方について検討し 以下のとおり 報告をとりまとめた 1

幼児の実態を捉えると共に 幼児が自分たちで生活をつくり出す保育の在り方を探り 主体的 に生活する子どもを育むための教育課程及び指導計画を作成する 3 研究の計画 <1 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉える 教育課程 指導計画を見直す <2 年次 > 主体的に生活する幼児の姿を捉え その要因につ

平成 30 年度なごや小学校努力点推進計画 1 研究主題なかまとともに感性輝くなごやっ子 (1 年次 ) 2 研究主題について本校では 昨年度までの努力点研究において 道徳や特別活動の時間を中心に 子ども一人一人の成長と互いの認め合いをめざすことで 子ども自らが なごや小でよかった と感じられるよう

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

<32342E358DCE8E998DC58F498AFA88C42E786C73>

指導に当たっては, 作品に対する解釈は開かれていることから, 子供たちがそこから何を感じどのように考えたか, 子供の思いを大切にしたい そのために, 子供が自分の感じたことを進んで話したり, 友達の思いに興味を持って聞いたりできるような雰囲気づくりに努めることが大切である 自分と異なった捉え方や感じ

01表紙3

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

1 一日の生活の連続性及びリズムの多様性への配慮 (1) 全体的な計画の作成幼保連携型認定こども園教育保育要領第 1 章総則では 幼保連携型認定こども園の 全体的な計画 の作成について示されています 全体的な計画は 保育所保育指針における保育課程 幼稚園教育要領における教育課程に当たります また 全

保育所保育指針

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

○ ○ 科 学 習 指 導 案

幼稚園教育要領解説

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

Microsoft PowerPoint - 幼稚園教育要領の改訂について

第4章 道徳

○ ○ 科 学 習 指 導 案

人権教育の推進のためのイメージ図

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

<4D F736F F D F18CBE A D8D DC58F49816A39382E646F63>

や友達のよさに気付かせたい また, 気付いたことが今後の成長にどのように生かしていけるのかを 考えさせたい 単元の目標 身近な材料を使って, 工夫して動くおもちゃをつくることに関心をもち, 遊びを工夫して, みんなで楽しく遊ぼうとしている 生活への関心 意欲 態度 身近にある材料を使って, 動くおも

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第4回報告書 100人男子会×女子会!学生だけの本音ミーティングinとやま(平成27年11月7日)

指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

第 2 第 3 第 4 食育の推進 環境及び衛生管理並びに安全管理 災害への備え 第 4 章第 1 第 2 第 3 子育ての支援子育ての支援全般に関わる事項幼保連携型認定こども園の園児の保護者に対する子育ての支援地域における子育て家庭の保護者等に対する支援 - 2 -

学習評価に関する本県の方針について

H30全国HP

<小学校 生活科>

【参考資料1】審議のまとめ反映版

Taro-12事例08.jtd

< F2D8FAC90B68A E58C608FAC81458DB293A1292E6A7464>

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識


(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

H27 国語

61.8%

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

Microsoft Word - ★資料集1~5.docx

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

第4学年算数科学習指導案

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

小学校国語について

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

5 児童生徒質問紙調査 (~P23) (1) 運動に対する意識等 [ 小学校男子 ] 1 運動やスポーツを [ 小学校女子 ] することが好き 1 運動やスポーツをすることが好き H30 全国 H30 北海道 6 放課後や学校が休みの日に 運動部や地域のスポーツクラブ以外で運動やスポーツをすることが

保育をシンプルにする 1 子どもと現状把握からスタートする子どもの心や体は大丈夫か? もっとこうしてあげたいという願い専門的視点と時代の要請から 2 プランが生まれる! 見通しを持つそうだ こうしよう! ( 例 ) 船であそこへ行こう! (5 つの要素 ) 船 スタッフ プラン 目的 旅の意義園舎

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

<4D F736F F D A778D5A95DB8C9291CC88E789C881408E7793B188C42E646F63>

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

<4D F736F F F696E74202D A95BD90AC E93788B7B8E BB388E78CA48B8694AD955C89EF8D E9197BF EC >

幼稚園教育要領解説

子どもの育ち(1) 3 歳児 3 歳児のカリキュラム < 発達の姿 > 基本的な運動機能が伸び それに伴い食事 排泄 衣類の着脱などもほぼ自立できるようになる 話し言葉の基礎ができて 盛んに質問するなど知的好奇心や関心が高まる 自我がよりはっきりしてくるとともに 友達とのかかわりが多くなるが 実際に

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について


<小学校 生活科>

<4D F736F F D20906C8CA08BB388E E646F63>

3 年図画工作科実践事例 1. 単元すきな場面を - お話の絵 - ( 日本文教出版 3 4 年上 そのときの気持ちを大切に 関連 ) 2. 指導時期 5 月 3. 目標 読んだり聞いたりしたお話の 好きな場面を想像して絵に表すことを楽しむことができる イメージをふくらませて 想像したことを工夫して

<小学校 生活科>

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Transcription:

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の再整理イメージ ( たたき台 ) 大項目の再整理 平成 2 8 年 3 月 3 0 日教育課程部会幼児教育部会資料 6 平成 22 年以降の社会情勢や子供を取り巻く変化 中央教育審議会幼児教育部会等の御議論や 教育課程特別部会論点整理 等を踏まえるとともに 2030 年の社会と子供たちの未来を見据え 再整理したもの 個別の項目の再整理については 次ページ以降に示す 健康な心と体 自立心 協同性 道徳性 規範意識の芽生え 社会生活との関わり 思考力の芽生え 自然との関わり 生命尊重 数量 図形 文字等への関心 感覚 言葉による伝え合い 豊かな感性と表現 幼児期の終わりまでに育ってほしい幼児の具体的な姿 ( ) 健康な心と体自立心協同性道徳性の芽生え規範意識の芽生えいろいろな人とのかかわり 思考力の芽生え自然とのかかわり生命尊重 公共心等数量 図形 文字等への関心 感覚 言葉による伝え合い 豊かな感性と表現 幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について ( 報告 ) ( 平成 22 年 11 月 11 日 ) に基づく整理

健康な心と体 健康な心と体 幼稚園生活の中で満足感や充実感を持って自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせながら取り組み 見通しを持って自ら健康で安全な生活を作り出していけるようになる 新設安定感や解放感を感じつつ 心と体を十分に働かせながら充実感や満足感を持って環境に関わり行動するようになる 体を動かす様々な活動に目標を持って挑戦したり 困難なことにつまずいても気持ちを切り替えて乗り越え ようとしたりして 主体的に粘り強く取り組む いろいろな遊びの場面に応じて 体の諸部位を十分に動かす 体を動かす様々な活動に目標を持って立ち向かったり 困難につまずいても気持ちを切り替えて自分なりに 乗り越えようとしたりして 根気強くやり抜くことで活動意欲を満足させ 自ら体を動かすようになる 適切な活動を選び 体を動かす気持ちよさや自ら体を動かそうとする意欲を持ち いろいろな場面に応じて 体の諸部位を十分に動かし進んで運動するようになる 新設様々な機会を通して食べ物への興味や関心を持ち 皆で食べると美味しく 楽しいという経験を積み重ね 和やかな雰囲気の中で 親しく進んで食べるようになる 健康な生活リズムを通して 自分の健康に対する関心を高め 自分の体を大切にする気持ちを持つ 健康な生活に関わる人々に接したり 社会の情報を取り入れたりなどして 自分の健康に対する関心を高め 体を大切にする活動を進んで行う気持ちを持ち 健康な生活リズムを身に付けるようになる 生活や遊びを通して安全についての構えを身に付けるとともに 危険な場所 危険な遊び方 災害時などの 適切な行動が分かり 安全に気を付けて行動したりするなど 緊急時に適切な行動がとれる せつ衣服の着脱 食事 排泄などの生活に必要な活動の必要性に気付き 自分でする 生活や遊びを通して安全についての構えを身に付け 危険な場所 危険な遊び方 災害時などの緊急時の適 切な行動の仕方が分かり 安全に気を配り状況に応じて安全な行動がとれるようになる せつ衣服の着脱 食事 排泄などの生活に必要な活動の必要性が分かり 自分の力で行うために思い巡らした り思い合わせたり工夫したりなどして意欲や自信を持って自分でするようになる 集団での生活の流れなどを予測して 準備や片付けも含め 自分たちの活動に 見通しを持って取り組む 幼稚園における生活の仕方を身に付け 集団での生活や場の使い方などの状況を予測して準備し片付けたり などして 自分たちの生活に必要な行動に見通しを持って自立的に取り組むようになる 1

自立心 自立心 自分の力で行うために思いを巡らし 自分でしなければならないことを自覚して行い 諦めずにやり遂げ ることで満足感や達成感を味わいながら 自信を持って行動するようになる 生活の流れを予測したり 周りの状況を感じたりして 自分でしなければならないことを自覚して行う 先生や友達と共に生活をつくり出す喜びを見出し 自分の力で行うために思い巡らしたりなどして自分でし なければならないことは自覚して行うようになる 自分のことは自分で行い 自分でできないことは先生や友達の助けを借りて 自分で行う 活動を楽しむ中で 自分のことは自分で考えて行い 自分でできないことは実現できるように工夫したり 先生や友達の助けを借りたりしてくじけずに自分でやり抜くようになる いろいろな活動や遊びにおいて自分の力で最後までやり遂げ 満足感や達成感を持つ 自分から環境に関わりいろいろな活動や遊びを生み出す中で出会う難しいことでも自分なりに考えたり工夫 したりして 諦めず自分の力で解決しやり遂げ 満足感や達成感を味わい自らの生活を確立するようになる 家族 友達 先生 地域の人々などとの関わりの中で 認めたり 認められたり 支えたり 支えられたり する経験を積み重ねることを通して 自信を持って行動する 家族 友達 先生 地域の人々などと親しみ合い 幼児なりに支え合う経験を積み重ね 自分の感情や意志 を表現し共感しながら 自分のよさや特徴に気付き自信を持って行動するようになる 2

協同性 協同性 友達との関わりを通じて 互いの思いや考えなどを共有し 実現に向けて 工夫したり 協力したりする 充実感を味わいながらやり遂げるようになる いろいろな友達と積極的に関わり 友達の思いや考えなどを感じながら行動する 友達と積極的に関わり様々な出来事を共有しながら多様な感情の交流を通して 友達の異なる思いや考えな どに気付いたり 自己の存在感を感じたりしながら行動するようになる 相手に分かるように伝えたり 相手の気持ちを理解して自分の思いの出し方を考えたり 我慢したり 気持 ちを切り替えたりしながら 分かり合う 幼児同士の関わりが深まる中で互いの思いや考えに気付き 分かるように伝えたり 相手の気持ちを理解し て自分の思いの表し方を考えたり 我慢したり 気持ちを切り替えたりなどしながら互いに関心を寄せ 分 かり合えるようになる 友達との関わりを通して 互いのよさを分かり合い 学級全体などで楽しみながら一緒に遊びを進めていく 友達との関わりを通して互いの感じ方や考え方などに気付き 互いのよさが分かり それに応じた関わりを 通して 学級全体などで楽しみながら一緒に遊びを進めていくようになる 学級皆で共通の目的を持って 話し合ったり 皆の考えをまとめたり 役割分担などをしたりして 協力し 実現に向けて力を発揮しやり遂げる 人と共にいる喜びを感じ 学級皆で目的や願いを共有し志向する中で 話し合ったり 取りなしたり 皆の 考え方をまとめたり 自分の役割を考えて行動したりするなどして折り合いを付け問題の解決 実現に向け 個々のよさを発揮し工夫したり 協力したりする楽しさや充実感を味わいながらやり遂げるようになる 3

道徳性の芽生え 道徳性 規範意識の芽生え よいことや悪いことが分かり 相手の立場に立って行動するようになり 自分の気持ちを調整し 友達と 折り合いを付けながら 決まりの大切さが分かり守るようになる 相手も自分も気持ちよく過ごすために してよいことと悪いこととの区別などを考えて行動する 他の幼児との様々な葛藤などの体験を重ねしてよいこと悪いことが分かり 自分で考えようとする気持ちを 持ち 思い巡らしたりなどして自分の考えをより適切にしながら行動するようになる 友達や周りの人々の気持ちを理解し 思いやりを持って接する 友達などの気持ちを理解したり共感したり 相手の立場から自分の行動を振り返ったりして 思いやりを持 って関わり相手の気持ちを大切に考えながら行動するようになる 他者の気持ちに共感したり 相手の立場から自分の行動を振り返ったりする経験を通して 相手の気持ちを 大切に考えながら行動する 規範意識の芽生え 学級の皆と心地よく過ごしたり より遊びを楽しくしたりするためのきまりがあることが分かり 守ったり 必要に応じてつくりかえたり 新たにつくったりして 守ろうとする 学級の皆と心地よく過ごしたり より遊びを楽しくしたりするために決まりのあることが分かり 守ったり 必要に応じて作り替えたり 新たに作ったりして考え工夫し守るようになる 皆で使うものに愛着を持ち 大事に扱う 皆で使う物が分かり愛着を持ち 自他の要求に折り合いを付け大事に扱うようになる 友達と折り合いを付け 自分の気持ちを調整する 自分の気持ちを調整しながら 友達と折り合いを付けたり 取りなしたり取り持ったりして周囲との関わり を深め 決まりを守るようになる 4

いろいろな人との関わり 社会生活との関わり 家族を大切にしようとする気持ちを持ちつつ いろいろな人と関わりながら 自分が役に立つ喜びを感じ 地域に一層の親しみを持つようになる 情報を伝え合ったり 情報に基づき思い合わせたりるようになるとともに 公共の施設を大切にしたり 社会全体とのつながりの意識等が芽生えるようになる 親や祖父母など家族を大切にしようとする気持ちを持つ 親や祖父母など家族から愛されていることに気付き 家族を大切にしようとする気持ちを持つようになる 小学生 中学生 高齢者や働く人々など自分の生活に関係の深い地域の人々との触れ合いの中で 自分から も親しみの気持ちを持って接するとともに 自分が役に立つ喜びを感じる 小学生 中学生 高齢者や働く人々など自分の生活に関係の深い地域の人々との触れ合いの中で 自分から 親しみの気持ちを持って接し 自分が役に立つ喜びを感じるようになる 四季折々の地域の伝統的な行事などへの参加を通して 自分たちの住む地域のよさが分かり 一層親しみを 感じるとともに 地域が育んできた文化や生活などの豊かさに気付く 四季折々の地域の伝統的な行事などへの参加を通して 自分たちの住む地域のよさを感じ 地域が育んでき た文化や生活などの豊かさに気付き 一層親しみを感じるようになる 生命尊重 公共心等 友達同士で目的に必要な情報を伝え合ったり 活用したりする 目的に必要な情報を得て友達同士で伝え合ったり 活用したり 情報に基づき思い合わせたりするようにな る 公共の施設を訪問したり 利用したりして 自分にとって関係の深い場であることが分かる 公共施設を訪れ それが皆の物であり自分に関係の深い場であることが分かり 大切に利用するようになる 様々な行事を通じて国旗に親しむ 国旗が掲揚される様々な行事への参加や 運動会などの行事において自分で国旗を作ったりして日常生活の 中で国旗に接し親しみを感じることにより 日本の国旗や国際理解への意識や思いが芽生えるようになる 5

思考力の芽生え 思考力の芽生え 身近な事象に好奇心や探究心を持って思いを巡らしながら積極的に関わり 物の性質や仕組み等に気付い たり 予想したり 工夫したりなどして多様な関わりを楽しむようになるとともに 友達と考えを思い合わ せるなどして 新しい考えを生み出す喜びを感じながら よりよいものにするようになる 身近な環境に積極的に関わり 自分から気付いたり 発見を楽しんだり 考えたり 振り返ったり それを 別のところで活用したりする 様々な環境に積極的に関わる中で より深い興味を抱き 不思議に思ったことなどを 探索する 身近な環境に積極的に関わり 自分から気付いたり 発見を楽しんだり 考えたり 振り返ったり それを 別のところで活用したりするようになる 様々な環境に積極的に関わる中で より深い興味を抱き 不思議に思ったことなどを探究するようになる 遊びが深まる中で 多様な関わりを楽しみ 予想したり 確かめたり 振り返ったりして興味 関心を深める 友達などの様々な考えに触れる中で 自分に必要な考えを選んだり 新しい考えを生み出す喜びや味わいを感じたりする 物との多様な関わりの中で 物の性質や仕組みについて自分なりに考えたり気付いたりする 遊びが深まる中で 多様な関わりを楽しみ 予想したり 確かめたり 振り返ったりして興味や関心を深めるようになる 友達などの様々な考えに触れる中で 自己の思いや考えなどを自ら思い合わせたり考え直したりなどして 新しい思いや考えを生み出す喜びや味わいを感じながらよりよいものにするようになる 物との多様な関わりの中で 物の性質や仕組みについて気付き 思い巡らし物を使いこなすようになる 身近な物や用具などの特性や仕組みを生かしたり いろいろな予想をしたりし 楽しみながら工夫して使う 身近な物や用具などの特性や仕組みを生かしたり いろいろな予想をしたりし 楽しみながら工夫して使う ようになる 6

自然との関わり 自然との関わり 生命尊重 自然に触れて感動する体験を通して 自然の変化などを感じ取り 身近な事象への関心が高まりつつ 自 然への愛情や畏敬の念を持つようになる 身近な動植物を命あるものとして いたわり大切にする気持ちを持つようになる 自然に出会い 感動する体験を通して 自然の大きさや不思議さなどを感じ 自然への愛情や畏敬の念を持 つ 自然に触れて感動する体験を通して 自然の大きさや不思議さなどを感じ 好奇心や探究心を持って思い巡 らし言葉などで表しながら 科学的な見方や考え方が芽生え 自然への愛情や畏敬の念などを持つようにな る 水や氷 ひなたや日陰など 同じものでも季節により変化するものがあることを感じ取ったり 変化に応じ 同じものでも季節により変化するものがあることが分かり 変化に応じて生活や遊びを変えるようになる て生活や遊びを変えたりする 季節の草花や木の実などの自然の素材や 風 氷などの自然現象を遊びに取り入れたり 自然の不思議さを いろいろな方法で確かめたりする 自然現象を遊びに取り入れたり 自然の不思議さをいろいろな方法で確かめたりして 身近な事象への関心 が高まるようになる 生命尊重 公共心等 身近な動植物の世話や植物の栽培を通じて 生き物への愛着を感じ 生命の営みの不思議さ 生命の尊さに 気付き 感動したり いたわったり 大切にしたりする 共に遊んだり 世話をしたりなどする中で 生き物への愛着を感じ 生命の営みの不思議さや生命の尊さに 気付き 生命の素晴らしさに感動して 身近な動植物を命あるものとしていたわり大切にする気持ちを持っ て関わるようになる 7

数量 図形 文字等への関心 感覚 数量 図形 文字等への関心 感覚 生活や遊びの中で 数量などに親しむ経験を重ねたり 標識や文字の役割に気付いたりし 必要感に応じ てこれらを活用するようになる 生活や遊びを通して 自分たちに関係の深い数量 長短 広さや速さ 図形の特徴などに関心を持ち 必要感から数えたり 比べたり 組み合わせたりする 文字や様々な標識が 生活や遊びの中で人と人をつなぐコミュニケーションの役割を持つことに気付き 読んだり 書いたり 使ったりする 生活や遊びの中で自分たちに関係の深い数量 長短 広さや速さ 図形の特徴などに親しむ経験を重ね 必要感から数えたり 比べたり 組み合わせたりするようになる 生活や遊びの中で標識や文字が人と人をつなぐ役割を持つことに気付き 読んだり 書いたり 使ったりするようになる 8

言葉による伝え合い 言葉による伝え合い 言葉を通して先生や友達と心を通わせ 絵本や物語などに親しみながら 豊かな言葉や表現を身に付ける とともに 言葉による表現を楽しむようになる 相手の話の内容を注意して聞いて分かったり 自分の思いや考えなどを伝える相手や状況に応じて 分かる ように話したり 話し合ったりするなどして 言葉を通して先生や友達と心を通わせる 相手の話の内容を注意して聞いて分かったり 自分の思いや考えなどを伝える相手や状況に応じて分かるよ うに話したり 話し合ったりするなどして 考えをまとめ深めるようになり 言葉を通して先生や友達と心 を通わせるようになる イメージや考えを言葉で表現しながら 遊びを通して文字の意味や役割を認識したり 記号としての文字を獲得する必要性を理解したりし 必要に応じて具体的な物と対応させて 文字を読んだり 書いたりする 絵本や物語などに親しみ 興味を持って聞き 想像をする楽しさを味わうことを通して その言葉の持つ意味の面白さを感じたり その想像の世界を友達と共有し 言葉による表現を楽しんだりする 思い巡らしたりしたことなどを言葉で表現することを通して 生活や遊びの中で文字などが果たす意味や役割 必要性が分かり 必要に応じて具体的な物と対応させて 文字を読んだり 書いたりするようになる 絵本や物語などに親しみ 自分の未知の世界に出会うなどしながら興味を持って聞き 思いを巡らすなどの楽しさに浸ることを通して その言葉の持つ音の美しさや意味の面白さなどを友達と思い合わせ 必要に応 じて言葉による表現を楽しむようになる 新設幼稚園生活を展開する中で 新たな環境との出会いを通して 幼児の持っている言葉が膨らんだり 未知の 言葉と出会ったりする中で 新しい言葉や表現に関心が高まり それらの獲得に楽しさを感じるようになる 9

豊かな感性と表現 豊かな感性と表現 生活の中で心動かす出来事に触れ 感じたことや考えたことを自分で表現したり 友達同士で表現する過 程を楽しんだりして 表現する意欲が高まるようになる 生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ イメージを豊かに持ちながら 楽しく表現する 生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ 思いを膨らませ 様々な表現を楽しみ 感じたり考えた りするようになる 生活や遊びを通して感じたことや考えたことなどを音や動きなどで表現したり 自由にかいたり つくった り 演じて遊んだりする 生活や遊びの中で感じたことや考えたことなどを音や動きなどで楽しんだり 思いのままにかいたり つく ったり 演じたりなどして表現するようになり 友達と一緒に工夫して創造的な活動を生み出していくよう になる 友達同士で互いに表現し合うことで 様々な表現の面白さに気付いたり 友達と一緒に表現する過程を楽し んだりする 自分の素朴な表現が先生や他の幼児に受け止められる経験を積み重ねながら 動きや言葉などで表現した り 演じて遊んだりするなどの喜びを感じ 友達と一緒に表現する過程を楽しみ表現する意欲が高まるよう になる 10