主な訓練 指揮統制本部開設訓練防災関係機関である自衛隊 警察 海上保安署 消防と市が連携して 災害現場への出動隊の派遣調整などを行いました 人命救助訓練 3 班 ( 自主防災会 防災士会 消防団 市の人命救助隊 ) に分かれ 各倒壊家屋前に設置されている障害物を撤去後 閉じ込められている負傷者の救出

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県


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(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

☆配布資料_熊本地震検証

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2. 大規模津波防災総合訓練実行委員会設立準備会 日 場 時 : 平成 29 年 12 月 19 日 ( 火 ) 午後 1 時 30 分 ~ 午後 3 時 所 : 四日市市役所 6F 本部員会議室 準備会参加機関 : 中部管区警察局 陸上自衛隊第 10 師団海上自衛隊横須賀地方総監部 航空自衛隊中部

平成 25 年度松山市総合防災訓練実施計画 1 目的 災害対策基本法及び松山市地域防災計画に基づき 防災関係機関 民間協力団体 事業所及び自主防災組織等市民が一体となって 総合的かつ実践的な防災訓練を実施することにより 防災体制の連携協力関係の充実強化 災害応急対策の確立を図るとともに 51 万市民

7 訓練項目 項目内容場所実施機関 1 シェイクアウト訓練 2 避難訓練 3 避難所運営訓練 4 緊急物資輸送訓練 5 患者搬送訓練 訓練参加者は 防災行政無線による放送を合図に それぞれの場所において 姿勢を低くする 体 頭を守る 揺れが収まるまでじっとする の 安全確保行動 を行う 安全確保行動

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

大規模災害対策マニュアル

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先行的評価の対象とするユースケース 整理中. 災害対応に関するユースケース. 健康に関するユースケース. 移動に関するユースケース. 教育に関するユースケース. 小売 物流に関するユースケース 6. 製造 ( 提供した製品の保守を含む ) に関するユースケース 7. 農業に関するユースケース 8.

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

大津市避難所運営マニュアル

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

280 ・11_月.pdf

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

Microsoft Word - 目次

第3編 災害応急対策

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

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平成 29 年 10 月 18 日 行政区長様 ( 一時集合場所へ避難訓練される地区 ) かすみがうら市長坪井透 ( 公印省略 ) 市総合防災訓練 避難訓練 について ( 回覧依頼 ) 11 月 19 日 ( 日 ) に実施いたします 標題避難訓練については貴区 ( 会 ) 様にご参加ご協力をいただ

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3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

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訓練時間に専用ブザー音が鳴るよう設定することもできます 以下を参考にして設 定してください 参考: 地震防災訓練アプリ (NTTドコモ) の使用方法 地震防災訓練アプリとは? 事前に本アプリに訓練の日時を設定すると 設定した日時にエリアメール ( 緊急地震速報 ) のブザー音が鳴ります 利用の流れ


二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及


目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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4 回答者属性 (1) 性別 人数割合 (%) 男性 女性 49.4% 0.4% 男性 5 女性 % 2 0.4% (2) 年代別 人数割合 (%) 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60~6

職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ


事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

発災対応型防災訓練 皆さんが住むまちの中を訓練会場として 地震発生時に地域にある資器材を活用して 災害対応を行う防災訓練です 参加者は 煙 ( 発炎筒 ) などを見て初めて近所の火災を知り 近くの消火器などを利用して消火します 実施要領 1 事前に町会役員等と協議し 地域に数箇所の火災の発生場所を決

大池地区自主防災組織について

防災マニュアル 戸室 2 丁目自治会自主防災隊 自主防災隊組織図 任務と各役割 厚木市災害時要援護者支援制度実施要綱 要援護者支援体制について 戸室地区災害時における要援護者支援の活動プラン 要援護者への支援活動内容 災害時の要援護者支援に係る戸別訪問調査表 支援者連絡表 神奈川県立厚木高校避難所運

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Microsoft PowerPoint - 【参考配布】広域.pptx

西区05-CS5_小

東日本大震災 (H ) 地震時の情報収集や提供に関する課題 国 地方公共団体などが連携した被災者や物資輸送者への交通関係情報の提供 大震災直後は 各管理者から別々に通行止め情報等が提供されたため 被災地までの輸送ルートの選定が困難な状況 国が集約して提供を始めたのは10 日以上過ぎた3/

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南海トラフ地震発生時の不安 南海トラフ地震が発生した場合 不安や危険に思うことは何ですか?( は 3 つまで ) 66.7% の人が 自宅の倒壊や損壊 49.2% の人が 家族等の安否やその確認手段 と答えています 自宅の

第6章  特殊災害対策計画

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

平成30年度岩手県総合防災訓練

(2) 本部の設置場所本部の設置場所は 原則として浦安市集合事務所 301 会議室とする (3) 関係機関との連絡体制関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を浦安市集合事務所に設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 連絡室は 浦安市集合事務所内に

国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

はじめに 近年は 日本各地で地震が起こり 台風 土砂災害で毎年のように被害がでています いざという時に被害に合わないためには 日ごろから備えておくことが大切です 個人 家庭でできる備え 隣近所や自主防災会でできる備えを 関市自主防災会防災訓練メニュー としてまとめました 定期的に個人 家庭の備えを確

我が家の家庭内 DIG 地震が発生した時の 我が家 を想像してみましょう 1 家族等の命 ( 最優先 ) 我が家の耐震性は? 家庭内で倒れてくる物はないか? 津波や山がけ崩れの危険性は? 災害イメージ ( 東京経済大学吉井教授の設問資料を変形 ) 自宅建物の倒壊 ( ぺしゃんこ 傾く ) 下敷き 死

人的応援 研修 訓練の実施 県受援マニュアル及び災害時緊急連絡員活動マニュアルを踏まえた研修 訓練の強化 () マニュアルに基づく研修 訓練県が策定する 応援職員における奈良県への受入及び市町村への短期派遣マニュアル 及び 災害時緊急連絡員活動マニュアル に基づき 災害時に役立つ実働的な訓練や研修を

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島原市地域防災計画

防災業務計画 株式会社ローソン

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今治市地域防災計画とは 計画の目的 地域防災計画は 災害対策基本法第 42 条の規定に基づき 今治市防災会議が作成する計画であって 今治市に係わる災害に対して 市 県 防災関係機関が 市民の協力のもとに 災害対策を実施することにより 市民の生命 身体及び財産を災害から守ることを目的として定めています

第3回検討会_質の向上WG検討状況報告

Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

受講生15 受講生 15名募集 名募集 参 加 無 料 申し込みが必要 2018年 下呂市では 9歳の女性防災士が 誕生しました 瑞浪市ジュニア防災リーダー養成講座 この講座では防災士の資格は取得できません じぶん 家族 友達の命を守るために 日時 2019年8月17日 土 講座の詳細 午前9時 午

平成30年度静岡県総合防災訓練 実施計画

第8章 災害復旧計画

本編表紙&目次.

PowerPoint プレゼンテーション

H25 港南区区民意識調査

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

平成 27 年度垂水市総合防災訓練 テーマ地域の連携による防災能力の向上 ~ 住民参加型の訓練 ~ 開催日時平成 27 年 5 月 23 日 ( 土 )8 時 00 分 ~12 時 35 分 開催場所水之上公民館 同体育館及び周辺地域 垂水市

1 東日本大震災での多くの被害が発生!! 平成 23 年 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災は 三陸沖を震源としたマグニ チュード 9.0 仙台市内での最大震度 6 強 宮城野区 という巨大な地震でした 東部沿岸地域では 推定 7.1m 仙台港 もの津波により 家屋の浸水やライフラ

1 首都直下地震の概要想定震度分布 (23 区を中心として震度 6 強の想定 ) 首都直下地震 想定震度分布 出典 : 中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 首都直下地震の被害想定と対策について ( 最終報告 ) ( 平成 25 年 12 月 ) 2

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

平成17年7月11日(月)

2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して

平成 28 年度 県民 Webアンケート 第 6 回自主防災の取り組みについて 実施期間 2016/9/15~2016/9/21 アンケート会員数 224 人回収数 191 件 ( 回収率 85.3%) 近年 全国各地で自然災害が多発しており 奈良県でもいつ大きな災害に見舞われるかわかりません 災害

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

Transcription:

平成 29 年度西宮市総合防災訓練の実施について 西宮市は 11 月 1 日 ( 水 ) に南海トラフ地震を想定した 平成 29 年度西宮市総合防災訓練 を実施しました 午前の部は 市内全域で 地震発生時に自分の身を守るための安全確保行動をとる シェイクアウト訓練 を全市域で実施し また 津波浸水想定区域内の学校園や事業所等では津波避難訓練を実施するなどして 一人ひとりがいのちを守るための安全行動をとるとともに 津波浸水想定区域内の住民の皆様には 自らの避難方法を確認して頂き 防災意識の高揚と地域防災力の向上を図りました 午後の部は アサヒビール西宮工場跡地を主会場とし 人命救助や土砂災害 道路の通行障害の対応訓練や ライフラインの復旧訓練のほか 避難所運営で想定される物資の受入や給水 災害用トイレの設置訓練を市職員 防災関係機関に加え住民団体と共同で行い 日頃の訓練成果を確認し 互いの連携強化を行いました また 多くの企業等が展示ブースにて 非常食の試食や防災グッズ等の展示 また普段見ることができない災害時に活躍する車両展示等を行い 見学者で賑わっていました 午前の部津波一斉避難訓練 参加者市民 学校園 事業所 参加人数約 55,000 名 市内全ての防災スピーカー 緊急告知ラジオ にしのみや防災ネット ( 登録制配信メール ) から発信された地震情報を合図に その場で1 分間 シェイクアウト訓練 ( 地震から身を守るための行動 ) を実施しました また 消防団の広報車のよる巡回や防潮門扉の閉鎖訓練もあわせて行いました 午後の部実動訓練 参加機関陸上自衛隊第 3 師団第 36 普通科連隊 / 神戸海上保安部西宮海上保安署 / 阪神南県民センター / 震災 学校支援チーム (EARTH)/ 西宮警察署 / 甲子園警察署 / 西宮市消防団 / 西宮市機能別消防団 / 社会福祉法人西宮市社会福祉協議会 / 公益財団法人西宮市国際交流協会 / 一般社団法人西宮市医師会 / 一般社団法人西宮市薬剤師会 / 大阪ガス株式会社 / 西日本電信電話株式会社 / 西日本旅客鉄道株式会社 / 阪急電鉄株式会社 / 阪神電気鉄道株式会社 / 一般社団法人西宮建設協会 / 日本災害救援ボランティアネットワーク / 阪神水道企業団 / 特定非営利活動法人兵庫県防災士会 / 認定 NPO 法人日本レスキュー協会 / 生活協同組合コープこうべ / 株式会社 GEOソリューションズ /5 日で5000 枚の約束 プロジェクト実行委員会 / 森永乳業株式会社 /JFEスチール株式会社/ 西宮市聴力言語障害者協会ろうあ部会 西宮手話サークル連絡会 / 自主防災会 / 津門保育所 / 西宮市 参加人数約 800 名

主な訓練 指揮統制本部開設訓練防災関係機関である自衛隊 警察 海上保安署 消防と市が連携して 災害現場への出動隊の派遣調整などを行いました 人命救助訓練 3 班 ( 自主防災会 防災士会 消防団 市の人命救助隊 ) に分かれ 各倒壊家屋前に設置されている障害物を撤去後 閉じ込められている負傷者の救出及びガレキの下敷きになっている負傷者を救出しました 避難広報情報伝達訓練 避難訓練消防団の車両による大津波警報の広報後 鉄道事業者 (JR 阪急 阪神) の職員が乗客の避難誘導及び自力での避難が困難な方の搬送を行いました また 会場外でも 津門保育所の園児が警察の誘導により避難行動をとりました

避難所開設 運営訓練避難所では 避難者名簿の作成や障害をお持ちなどの理由により他の避難者と同じ場所での避難生活が困難な方を福祉避難室へ案内する訓練が行われました また 外国人避難者には国際交流協会から通訳者を派遣するといった対応が行われました 災害用トイレ設置訓練 今回の訓練では福祉対応型トイレを設置しました 市職員の指導の下 避難者役の自 主防災組織や学校支援チームの方々などに協力してもらい 組立を行いました 物資搬送 受入訓練大規模災害時には 小中学校等に設置している備蓄倉庫から 備蓄品を避難所へ搬送します また 市の備蓄だけでは対応できない物資については 災害時応援協定を締結している業者へ対応依頼を行います 今回は 生活協同組合コープこうべから飲料水が 5 日で5000 枚の約束 プロジェクト実行委員会から畳が避難所へ搬送されました

応急給水訓練西宮市では 災害による断水といった万一の事態に備え 給水車などによる応急給水体制を整えています また訓練に参加した阪神水道企業団を含む県内の水道事業体とは 兵庫県水道災害相互応援に関する協定 を締結しており 大規模災害時には連携し 応急給水作業や応急復旧工事を行います 避難所巡回訓練避難所からの要請を受けた保健師が避難所の現況調査と避難者の健康調査を行いました また 避難者の症状等により 救護所への搬送指示も行われました これにより 避難所の衛生状態や感染症の発生動向に対する対策にも繋げます 救護所開設 運営訓練保健師による避難所巡回によって 救護所での処置が必要と判断された避難者などに対して 派遣された医師や看護師による医療活動や薬剤師による調剤等の訓練が行われました

バケツリレー訓練避難所のトイレが断水となり使用不可能となったという状況を想定し バケツリレーにより トイレの水を確保する訓練を実施しました 参加者は2チームに分かれ どちらが先にゴール地点のバケツを満杯にできるかを競いました 炊き出し訓練 電気 都市ガス 水道が使用できない災害時の食糧供給を自主防災会の方が協力して 行いました 災害ボランティアセンター開設 運用訓練 防災士受入訓練市 西宮市社会福祉協議会 日本災害救援ボランティアネットワークが災害ボランティア調整会議によりお互いの役割分担を確認し ボランティア受け入れのための事務調整を行った後 災害ボランティアセンターを開設しました 災害ボランティアセンターでは ボランティアの受付 ボランティアのマッチングから派遣までの一連の作業を行いました また 防災士会による 全国から支援にきた防災士の受け入れ訓練も行われました

福祉避難所開設訓練別会場であるこども未来センターやすこやかケア西宮では福祉避難所の開設訓練を行いました 福祉避難所は 一般の指定避難所とは異なり 特別の配慮を必要とする避難者が安心して生活できる体制を整備した施設です 本訓練では 開設手順や避難者の対応を検証しました 土のう作成 設置訓練市の人命救助隊と機能別消防団が地震により 避難所に至る道路が陥没しているため救援物資が搬送できないとの想定のもと 陥没した道路に土のうを積み立て 通行障害を解消する訓練を行いました 迅速かつ安全に土のうを作成できているか などを検証しました

道路啓開訓練南海トラフ地震により 道路と橋との間に大きな段差が発生し また沿道の家屋が倒壊し 道路を塞いだ状況を想定した訓練を行いました 橋梁の橋台部分に生じた段差を土のう等により応急復旧を行い 倒壊家屋やガレキ等で閉鎖された道路を重機などで 車両が通行可能な状態にしました 救出救助訓練南海トラフ地震の発生に伴う津波により西宮市内の臨海地区が浸水し 津波避難ビルなどへ一次避難した市民の方々が津波襲来後も浸水区域に取り残され 助けを求めていることを想定し 消防局の警防隊 救助隊 また 消防団が協力して救助活動にあたる訓練を実施しました 土砂災害対応訓練自衛隊や消防 災害時応援協定事業者による災害現場の対応訓練を行いました 土砂災害が発生し 民家や車両が巻き込まれ 行方不明者がいるという想定のもと 消防救助隊のGPSを活用したベーシックサーチや日本レスキュー協会によるドッグサーチを駆使して 要救助者を救出する訓練を行いました また この訓練では 協力機関のドローンによる空撮状況が 災害対策本部にリアルタイムで配信され 迅速で正確な現場状況の確認を行いました

ライフライン復旧訓練地震の影響でライフラインが寸断されたことを想定し NTT 西日本グループと大阪ガス株式会社がそれぞれ復旧訓練を実施しました NTT 西日本グループは 通信サービスの応急復旧措置として 避難所にポータブル衛星車を用いた特設公衆電話の設置を行いました また 大阪ガス株式会社は 橋梁ガス管が破断し ガスが噴出しているため 避難広報や警戒区域の設定後 損傷したガス管の修理作業を行う訓練を実施しました 車両救出訓練地震により交通事故が発生し 負傷者 1 名が閉じ込められているとの想定のもと 警察が車両に閉じ込められている負傷者を 切断器具を使用し救出 病院までの搬送を行いました トリアージ訓練会場内のテントを西宮市立中央病院に見立て 歩いて来られたり 救急車等で搬送された負傷者に対して 迅速かつ正確なトリアージ ( 負傷者の緊急度 重症度に基づいて 治療の優先順位を決定し 選別すること ) を行いました

地震火災消火訓練要救助者救出完了後の倒壊家屋から火災が発生 消火栓が使用不能な状況を想定し 自然水利を利用しての消火活動が行われました 地域住民で結成された自主防災組織や消防団 地域の企業による西宮市消防協力隊が消火活動を行ました また 糸井川の火災を想定し 災害時応援協定事業者である西宮建設協会のミキサー車が水量の不足している水槽へ水を供給しました また災害時の被災状況 避難所の設営 運営状況等のビデオ及びカメラ撮影も訓練の一環として行いました 今回の訓練を通じて抽出された課題を整理し 西宮市の防災力向上に向け 引き続き取り組んでまいります