9(1) 介護の基本的な考え方 9() 介護に関するこころのしくみの基礎的理解 9() 介護に関するからだのしくみの基礎的理解 9(4) 生活と家事 5 9(5) 快適な居住環境整備と介護 9(6) 整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 4 4 理論と法的根拠に基づき介護を行うこと

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3 介護の基本 (6 時間 ) 項目名 時間数 講義内容及び演習の実施方法 1 介護職の役割 専門性と多 職種との連携 各介護現場での介護職の役割を理解する 地域包括支援センター創設 の背景からチームアプローチの意味を理解する 家族による介護と専門職による介護の相違点を挙げながら 介護の専門性を理解

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添削指導及び面接指導の指導方法書 1 添削指導 (1) 添削指導の進め方ア ) 指導の回数 9 回イ ) 課題の配布第 1 日目 ( スクーリング ) に全 9 回分を配布ウ ) 回答の提出期限指定通学日 ( スクーリング ) の当日まで提出する エ ) 評価方法提出された課題は 添削責任者の指導の

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2. 介護における尊厳の保持 自立支援 (9 時間 ) 到達目標 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやっては いけない行動例を理解している 評価の基準 介護の目標や展開について 尊厳の保持

科目名 (2) 介護における尊厳の保持 自立支援 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点 及び やってはいけない行動の例を理解する 人間と尊厳を支える介護 2 自立に向けた介護 介護の目標や展開に

4 生活と家事 教員(1 年 2ヶ月 ) 栄養士 (S60/3) 栄養管理士 (H18/5) 人見玲子 教員 (8 年 7 ヶ月 ) 介護福祉士 (H13/3) 是枝智子 居宅介護事業所 サービス提供責任者(11 年 ) サービス提供責任者 (11 年 ) 介護福祉士 (H11/7) 小浦典子 介護

(2) 自立に向けた介護 4.5 時間 自立支援 1 自立 自律支援 2 残存能力の活用 3 動機と欲求 4 意欲を高める支援 5 個別性 / 個別ケア 6 重度化防止 介護予防 介護予防の考え方 自立 自律支援 残存能力の活用 動機と欲求 意欲を高める支援 個別性 個別ケア 重度化防止 介護予防の

ア. 知識として知っていることを確認するもの 知識として知っているレベル 表記 列挙できる ( 知っているレベル ) 概説できる ( だいたいのところを説明できるレベル ) 説明できる ( 具体的に説明できるレベル ) 筆記試験や口答試験により 知識を確認することが考えられる イ. 技術の習得を確認

4 介護 福祉サービスの理解と医療との連携 介護 福祉サービスの理解と医療との連携 3 1. 介護保険制度 (1) 介護保険制度創設の背景及び目的 動向 ケアマネジメント 予防重視型システムへの転換 地域包括支援センターの設置 地域包括ケアシステムの推進 () 仕組みの基礎的理解 保険制度としての基

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介護職員初任者研修科シラバス カリキュラム科目名 1 職務の内容 (6 時間 ) 目標 研修に先立ち これからの介護が目指すべき その人の生活を支える 在宅におけるケア 等の実践について 介護職がどの ような環境でどのような形でどのような仕事を行うのか 具体的イメージを持って実感し 以降の研修に実践

1 人権と尊厳を支える介護 (1) 人権と尊厳の保持 個人としての尊重 アドボカシー エンパワメントの視点 役割 の実感 尊厳のある暮らし 利用者のプライバシーの保護 (2)ICF 介護分野におけるICF (3)QOL QOLの考え方 生活の質 (4) ノーマライゼーションノーマライゼーションの考え

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2018 年度以降に入学した方が対象の科目です 2017 年度以前に入学した方は履修登録できません リング老年心理学 B 2018~ 科目コード FD2545 単位数履修方法配当年次担当教員 2 R or SR( 講義 ) 1 年以上吉川悠貴 161 基礎心理 2017 年度以前に入学した方は 本科

2 各種クレジットカード決済の場合は 当社ホームページからの申込時に限り カード決済処理をして頂く いずれも入金または決済完了を以て受講決定とする 3クレジット利用の場合は 別途クレジット申込書を郵送し期日 ( 原則受付日から 7~10 日以内 ) までに返却していただき 信販会社へ提出 信販会社の

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ストア決済の場合は振込期日 ( 原則受付日から 7~10 日以内 ) までに入金していただく 2 各種クレジットカード決済の場合は 当社ホームページからの申込時に限り カード決済処理をして頂く いずれも入金または決済完了を以て受講決定とする 3クレジット利用の場合は 別途クレジット申込書を郵送し期日

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2 各種クレジットカード決済の場合は 当社ホームページからの申込時に限り カード決済処理をして頂く いずれも入金または決済完了を以て受講決定とする 3クレジット利用の場合は 別途クレジット申込書を郵送し期日 ( 原則受付日から 7~10 日以内 ) までに返却していただき 信販会社へ提出 信販会社の

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( 使用テキスト ) 第 10 条研修に使用するテキストは 介護職員初任者研修テキスト ( 中央法規出版株式 会社 ) とする ( 研修修了の認定方法 ) 第 11 条研修修了の認定方法は 研修責任者及び担当者による判定会議による 2 研修修了の認定にあたっては 研修カリキュラムをすべて履修するとと

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スライド 1

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6 月 17 日 ( 水 ) 14 認知症の理解 13:10~16:00 14 認知症の理解 6 月 18 日 ( 木 ) 9:30~16:00 14 認知症の理解 6 月 19 日 ( 金 ) 9:30~16:00 12 発達と老化の理解 6 月 22 日 ( 月 ) 9:30~16:00 12

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人のために 家族のために役立ちたい 今の仕事を続けながら資格をとりたい と思っている方本養成講座はいかがでしょうか!? 本講座は 以前の ホームヘルパー 2 級養成講座 が新たに制度変更されたものです [ 期間 ] 平成 28 年 9 月 ~ 平成 29 年 3 月 ( 実技 実習含め全 130 時

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(目的)

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出時に必要な援助を行うことに関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修であって 別表第四又は別表第五に定める内容以上のものをいう 以下同じ ) の課程を修了し 当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の証明書の交付を受けた者五行動援護従業者養成研修 ( 知的障害又は精神障

1. 入国後講習用教材の位置づけの明確化技能実習法では 技能実習生を監理 監督する監理団体は 技能実習生に対して 実習実施機関が技能等の習得活動を実施する前に2か月間の 入国後講習 を実施することが義務付けられている ( 入国前講習を行った場合には 内容に応じて時間数を省略できる ) 介護職種では

介護職員初任者研修 (2016/1/8~3/25 開催分 ) 情報公表 事業者名 ( 筑後保健生活協同組合 ) 公表すべき情報 内訳公表情報 法人情報 法人格 法人名称 住所等 代表者名 研修事業担当理事 法人格 : 消費生活協同組合 法人名称 : 筑後保健生活協同組合 住所 : 大牟田市高砂町 1

3) 適切な薬物療法ができる 4) 支持的関係を確立し 個人精神療法を適切に用い 集団精神療法を学ぶ 5) 心理社会的療法 精神科リハビリテーションを行い 早期に地域に復帰させる方法を学ぶ 10. 気分障害 : 2) 病歴を聴取し 精神症状を把握し 病型の把握 診断 鑑別診断ができる 3) 人格特徴

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

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加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算


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Ⅲ 在宅介護業及び施設介護業 1 在宅介護業及び施設介護業について今回メンテナンスを行った 在宅介護業 及び 施設介護業 は 介護を必要 とする高齢者が増加する中で 良質なサービスを安定的に提供していくには 介 護サービスの担い手となる人材を十分に確保するだけでなく これらの職員の意 欲と能力を高め

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看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

SBOs- 3: がん診断期の患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 4: がん治療期 ; 化学療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 5: がん治療期 ; 放射線療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 6: がん治療期

精神看護学特論 Ⅰ 2 単位 ( 春学期 ) 科目責任者浅沼奈美 ( 本学教授 ) 1. 教育目的 : 精神保健医療福祉に関する歴史と法制度や体制 国際的な動向 日本における動向および当事者の活動の変遷を学び 精神保健看護の立場から 精神保健医療福祉の体制が抱えている課題や今後のあり方について学ぶ

目標 5) (1) 対象の言動を受け止め否定せず 関わることができる (2) 一貫した治療的態度で接する事ができる (3) レクリエーションの企画 実施を通して対象の状況に応じた声かけ誘導ができる 目標 6) (1) 対象の生活状況の理解と 施設の役割を学習する (2) サービス提供をする医療福祉従

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2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

V-1 生活環境

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< 訪問看護技術 ( 看取り 緩和ケア ) 向上のための研修 > 研修内容 :ELNEC-J 認定講師による講義 ( 座学 ):2 日間訪問看護事業所の訪問サービスに同行 見学 ( 同行研修 ):3 日講義日 :12 月 15 日 ( 土 ) 16 日 ( 日 )9:0016:30 講義場所 : 広

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 〇 施設の新築移転により全室個室となり プライバシーが保護されていると共に 居室に利用者の私物の持ち込みができることなど 利用者の趣向に合った部屋作りがされています 利用者からの聞き取りでも満足感が窺えました また 旧施

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統合失調症患者の状態と退院可能性 (2) 自傷他害奇妙な姿勢 0% 20% 40% 60% 80% 100% ないない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 尐ない 中程度 高い 時々 毎日 症状なし 幻覚 0% 20% 40% 60% 80% 100% 症状

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2 食べる食べることは人にとっての楽しみ 生きがいであり 脱水予防や感染予防にもなる ひいては点滴や経管栄養も不要となる 食べることはケアの基本である 3 排泄するトイレで排泄することを基本とする オムツを使用している人は 随時交換する オムツに排泄物がついたままになっていれば気持ちが悪く オムツい

回数テーマ学習内容学びのポイント 2 過去に行われた自閉症児の教育 2 感覚統合法によるアプローチ 認知発達を重視したアプローチ 感覚統合法における指導段階について学ぶ 自閉症児に対する感覚統合法の実際を学ぶ 感覚統合法の問題点について学ぶ 言語 認知障害説について学ぶ 自閉症児における認知障害につ

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

Transcription:

介護職員初任者研修研修カリキュラム ( 科目別シラバス 科目別特徴等 ) 事業者名 : 公益財団法人東京しごと財団 平成 9 年 1 月 5 日現在 担当科目時間 ( 項目 科目番号 科目名 ) 数 科目別特徴 指導体制 1(1) 多様なサービスの理解 国の介護施策とその動向 介護サービスの全体像をとらえる 1() 介護職の仕事内容や働く現場の理解 (1) 人権と尊厳を支える介護 5 () 自立に向けた介護 4 (1) 介護職の役割 専門性と多職種との連携 () 介護職の職業倫理 1 () 介護における安全の確保とリスクマネジメント (4) 介護職の安全 1 4(1) 介護保険制度 5 4() 障害者総合支援制度及びその他の制度 4() 医療との連携とリハビリテーション 5(1) 介護におけるコミュニケーション 5() 介護におけるチームのコミュニケーション 6(1) 老化に伴うこころとからだの変化と日常 6() 高齢者と健康 7(1) 認知症を取り巻く状況 1.5 7() 医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理 7() 認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活 1.5 1.5 7(4) 家族への支援 1.5 8(1) 障害の基礎的理解 1 8() 障害の医学的側面 生活障害 心理 行動の特徴 かかわり支援等の基礎的知識 8() 家族の心理 かかわり支援の理解 1 多様な介護現場を解説し 視聴覚教材を活用し介護現場の就業イメージをもつ 介護における人権と尊厳を理解し 高齢者虐待 身体拘束の事例検討を通じて理解を深める 利用者個々の能力を生かした自立支援の具体的方策を学ぶ また介護予防の基本について学ぶ 介護職の目的 役割を学び専門性を理解する 医療 看護等多職種との連携の重要性を理解する 利用者の適切な支援のため 介護職に求められる利用者及びその家族との関わり方等を学ぶ 介護における安全確保とリスクマネジメントの基礎を理解し 演習を通じて具体例を学ぶ 介護職がよりよいサービス提供を行うことができるよう健康管理とストレスマネジメントを学ぶ 制度の基本を理解し 利用者の日常生活における介護保険サービスの位置づけを演習を通じて学ぶ 障害者総合支援制度の成り立ち 理念 給付の仕組み 個人の権利擁護のための制度について学ぶ 医療と介護 それぞれの役割及びその連携 リハビリテーションの理念 目的 役割 連携を学ぶ コミュニケーションの基礎 技法を理解し 演習を通じてコミュニケーションの実際を学ぶ チームアプローチの意味を学び また事例を通じてチームケアの重要性と方法を学ぶ 加齢に伴う身体 精神の変化を理解し 演習により日常生活における老化の具体例を学ぶ 高齢者に多い病気と日常生活における影響 病状の基本的チェックポイント等を学ぶ 認知症のとらえ方とケアする側の視点と周辺状況への変化を踏まえて 向き合い方を学ぶ 医学の視点から認知症の概念をとらえ 原因疾患及び病態 最新治療の動向等を学ぶ 認知症利用者の日常生活への影響と心理を理解し 演習を通じて対応方法の基礎を理解する 認知症利用者の家族との関わり方 支援 レスパイトケアを事例検討を通して学ぶ 障害の概念と ICF を学び 事例検討を通じてノーマライセ ーションの理解を深める 肢体不自由 内部障害 視覚 聴覚障害 言語 咀嚼障害 精神障害 統合失調症 神経症性障害等 各障害の基本知識と心理を学ぶ 障害の段階的受容及び障害のある人の家族の負担 要因を理解し QOL 向上を目指す支援の考え方を学ぶ

9(1) 介護の基本的な考え方 9() 介護に関するこころのしくみの基礎的理解 9() 介護に関するからだのしくみの基礎的理解 9(4) 生活と家事 5 9(5) 快適な居住環境整備と介護 9(6) 整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 4 4 理論と法的根拠に基づき介護を行うことの重要性 介護保険制度と介護サービスの関係を学ぶ 介護職として求められる 学習理論 記憶 感情のメカニズム 障害受容のプロセス等の基礎を学ぶ からだのしくみの基礎を理解し 演習により人体の構造やボディメカニクスの理解を深める 制度に基づく生活援助を理解し 演習により自立と QOL 向上を意識した生活援助の理解を深める 居住環境の基礎知識を理解し 演習により利用者の状況に合わせた住環境整備の理解を深める 日常における整容の意味を理解し 口腔ケア 爪切り 衣服の着脱等の実技演習により整容行動の理解を深める 使用備品 : 介護ベッド 歯ブラシ等 主補助講師 名 9(7) 移動 移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 移動 移乗に関わる知識を理解し 車椅子でを用いた移乗 移動の実技演習により具体的理解を深める また視覚障害者の移動支援についても実習を行う 使用備品 : 介護ベッド 車椅子 歩行器 杖等 主補助講師 名 9(8) 食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 9(9) 入浴 清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 9(10) 排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 9(11) 睡眠に関したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 9(1) 死にゆく人に関したこころとからだのしくみと終末期介護 9(1) 介護過程の基礎的理解 6 9(14) 総合生活支援技術演習 6 10(1) 振り返り 10() 就業への備えと研修修了後における継続的な研修 5 1 食事の持つ意味 食事摂取のしくみを理解し 食事介助の具体的な方法 自助具の使用法 誤嚥時の対応方法などを実技演習により理解する 使用備品 : 介護ベッド 食事介助用テーブル 食事自助具等 入浴と清潔保持の知識を理解し 入浴介助と移動 清拭 洗髪 部分浴等の実技演習を行う 使用備品 : 介護ベッド 清拭用品 ケリーパッド等 排泄の意味 メカニズムを理解し ホ ータフ ルトイレを用いた解除方法 紙おむつの着脱実技演習を通じて利用者の心理理解を促し 自立を意識した排せつ介護の具体的方法の理解を深める 使用備品 : 介護ベッド ホ ータフ ルトイレ 紙おむつ等 睡眠のしくみ 役割を理解し 寝具の取扱い ベッドメイクを実技演習により学び理解を深める 使用備品 : 介護ベッド 寝具一式 生から死へのプロセス 終末期ケアと介護職の役割 向き合い方を学び支援方法を理解する 介護過程の目的と意義を学び 実技演習により事例に基づく介護計画の検討により理解を深める 所定の 事例について分析 検討 技術演習 課題検討の一連の流れを 講義と演習の一体形式で実施し 利用者に合わせた介護の理解を深める 講義及び演習 : 講義とグループワークを一体的に行うことにより研修全体を振り返り 介護業務に携わる職業人としての意識の醸成につなげる 研修修了後に学んでいくことの重要性を理解し 事業所での研修事例や上位資格などステップアップの例を紹介する 主補助講師 名 主補助講師 名 主補助講師 名 主補助講師 名 主補助講師 名 主補助講師 名

介護職員初任者研修 研修カリキュラム ( 科目別教官名 ) 平成 9 年 1 月 5 日現在 事業者名 : 公益財団法人東京しごと財団 担当科目 ( 項目 科目番号 科目名 ) 講師名 1(1) 多様なサービスの理解 1() 介護職の仕事内容や働く現場の理解 (1) 人権と尊厳を支える介護 木幡 伸子 () 自立に向けた介護 関口良子 (1) 介護職の役割 専門性と多職種との連携 町野 美和 () 介護職の職業倫理 町野 美和 () 介護における安全の確保とリスクマネジメント 町野 美和

(4) 介護職の安全 町野 美和 4(1) 介護保険制度 木幡 伸子 下ノ本直美 4() 障害者総合支援制度及びその他の制度 木幡 伸子 下ノ本直美 4() 医療との連携とリハビリテーション 小城 恭子 藤井 茂 5(1) 介護におけるコミュニケーション 関口 良子 5() 介護におけるチームのコミュニケーション 関口 良子 6(1) 老化に伴うこころとからだの変化と日常 6() 高齢者と健康 7(1) 認知症を取り巻く状況

7() 医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理 松井 比呂美 7() 認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活 7(4) 家族への支援 8(1) 障害の基礎的理解 松井 比呂美 8() 障害の医学的側面 生活障害 心理 行動の特徴 かかわり支援等の基礎的知識 松井 比呂美 8() 家族の心理 かかわり支援の理解 木幡 伸子 9(1) 介護の基本的な考え方

9() 介護に関するこころのしくみの基礎的理解 9() 介護に関するからだのしくみの基礎的理解 9(4) 生活と家事 9(5) 快適な居住環境整備と介護 小城 恭子 藤井 茂 9(6) 整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 稲葉敬子 9(7) 移動 移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 9(8) 食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 9(9) 入浴 清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護

9(10) 排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 9(11) 睡眠に関したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 本間まり子 9(1) 死にゆく人に関したこころとからだのしくみと終末期介護 9(1) 介護過程の基礎的理解 9(14) 総合生活支援技術演習 10(1) 振り返り 10() 就業への備えと研修修了後における継続的な研修