平成20年度の税制改正により、地域間の税源偏在を是正するため、消費税を含む税体系の抜本的な改革が行われるまでの間の暫定的措置として、法人事業税の一部を分離し、地方法人特別税及び地方法人特別譲与税が創設されました

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Q1 法人事業税の負担変動の軽減措置とは どのような制度ですか? A. 平成 27 年度税制改正により導入された 外形標準課税の拡大 ( 所得割の税率引き下げ及び付加価値割 資本割の税率引き上げ ) によって生じる税負担の変動の影響を緩和する措置で 付加価値額が一定以下の法人を対象に税負担の増加につ

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第 6 号様式記載の手引 H この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します なお 事業税及び地方法人特別税に係る仮決算に基づく中間

9 試験研究費の額に係る法人税額の特別控除額 2 10 還付法人税額等の控除額 3 11 退職年金等積立金に係る法人税額 4 12 課税標準となる法人税額又は個別帰属法人税額及びその法人税割額 の5の欄 ) リース特別控除取戻税額( 別表 1(2) の5の欄又は別表 1(3)

Microsoft Word - zeisyou6記載の手引.doc

11 市町村民税の申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中問 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1) 又は (2) に係る修正申告の場合は 修正中間 又は 修正

第20号様式記載要領

第 20 号様式の記載について 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 堺市長に 1 通 ( 提出用及び入力用 ) を提

準用する政令第 6 条の 25 第 1 号に定める金額 11 市町村民税の 申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中間 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1)

欄 記載のしかた 留意事項 9 期末現在の資本金の額又は出資金の額 ( 解散日現在の資本金の額又は出資金の額 ) 期末 ( 中間申告の場合にあっては その計算期間の末日 ) 現在又は解散日現在における資本金の額又は出資金の額を記載します 資本金の額又は出資金の額は 法人税の明細書 ( 別表 5(1)

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

第 6 号様式記載の手引 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します なお 事業税及び地方法人特別税に係る仮決算に基づく中間申告は その税額が予定

欄記載のしかた留意事項 6 代表者自署押印 及び 経理責任者自署押印 この申告書の作成時における法人の業務を主宰している者及び経理の責任者 ( 外国法人にあっては この法律の施行地にある資産若しくは事業の管理又は経営の責任者及び経理の責任者 ) が自署し 押印します 2 以上の都道府県に事務所等を有

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

(100分の9.7)

第 20 号様式記載の手引 この申告書の用途等 () この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法以外の法が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 事務所又は事業所 ( 以下 事務所等 といいます ) 所在地の

第20号様式記載の手引

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Microsoft PowerPoint 寄附金控除制度概要.ppt

H27記載の手引(溶込版)

欄記載のしかた留意事項 7 この申告の基礎 法人税に係る修正申告 更正 決定又は再更正を基礎にして修正申告をする場合は 法人税に係る修正申告書を提出し 又は更正 決定若しくは再更正を受けた年月日 ( 当該法人が連結子法人である場合又は連結子法人であった場合には 当該法人との間に連結完全支配関係がある

H27記載の手引(溶込版)

第20号様式記載の手引

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期末現在の資本金等の額 次に掲げる法人の区分ごとに それぞれ次に定める金額を記載します (1) 連結申告法人以外の法人 ((3) に掲げる法人を除きます ) 法第 292 条第 1 項第 4 号の 5 イに定める額 (2) 連結申告法人 ((3) に掲げる法人を除きます ) 法第 292 条第 1

H30 記載の手引(溶込版)

法人税 faq

Microsoft Word - メルマガQ&A(23.8.1問2)利益剰余金の資本組入(父確認中)

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平成23年度税制改正の主要項目

第 6 号様式記載の手引 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します なお 事業税及び地方法人特別税に係る仮決算に基づく中 間申告は その税額が予

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

H27記載の手引(溶込版)

H27記載の手引(石川県 版)

Taro H26記載の手引(H25

確定 ( 中間 ) 申告書 ( 第 20 号様式 ) 記載の手引 1 この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します 2 この申告書は 市内の主たる事務所又は事業所 ( 以下 事務所

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

Q3. 資本金 500 万円で豊中市内の従業員が 60 人の法人です 均等割の金額を教えてください 豊中市の税率 ( 市町村によって違います ) 資本金等の額 * 従業者数 ( 豊中市内 ) 税額 ( 年額 ) * 50 億円超 10 億超 ~50 億円以下 1 億超 ~10 億円以下 1 千万超

CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

H30 記載の手引(溶込版)

記載の手引き(第6号様式 その1)

Taro-6,7号様式

目 次 セットアップ前に 1 税制改正の概要 2 プログラムの変更内容 3 改正別表 7 別表一 ( 一 ) 平成 26 年 10 月 1 日以後開始事業年度分 9 別表一 ( 二 ) 平成 26 年 10 月 1 日以後開始事業年度分 21

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Taro-第6号様式(確定・中間・修

個人市民税 控除・税率等の変遷【市民税課】

第 20 号様式記載の手引 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 事務所又は事業所 ( 以下 事務所等 といいます )

労働基準法が改正されます

法人市民税に関するQ&A

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Taro-平成26年4月版 申告書の記

人であった法人は 記載しないでください また 千葉市内に恒久的施設を有する外国法人は 記載しないでください ア別表 1(1) を提出する法人 別表 1(1) の 10 の欄の金額 ( ただし 別表 1(1) の 10 の欄の上段に記載された金額 ( 使途秘匿金の支出の額の 40% 相当額 ) がある

平成30年3月決算における税務上の留意事項

4. 附加価値への試みと挫折 現行事業税へ昭和 24 年 (1949 年 ) 第一次シャウプ勧告事業税の課税標準について 原料等 他の事業から購入したものの価値に その企業が附加したところの額である とし 課税標準を事業の所得によるのではなく 附加価値を採用すべきである旨勧告昭和 25 年 (194

記載の手引_第6号様式_H270401_H271231

(3) (1) 又は (2) に係る修正申告の場合は 修正中間 又は 修正確定 10 法人税法の規定によ 次に掲げる法人税の申告書を提出する法人の区分ごとに それ (1) 連結法人又は連結法 って計算した法人税額 ぞれに定める法人税の申告書の欄の金額を記載します 人であった法人は 記 1 (1) 別

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第 20 号様式の記載例 令和元 愛媛県 市 町 1 番 2 号 ( 電話 愛媛県新居浜市一宮町一丁目 5 番 1 号 にいはまはんばい 仮装経理に基づく法人税割額の控除額 指場 定合都市の に 16 申の告計す る算 所在地 本市町村が支店等の場合は本店所在地と併記 (

Microsoft Word - 個人住民税について(2018~2022)

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

法人県民税法人税割の税率について Ⅰ 通常の場合の税率 平成 33 年 1 月 31 日までに終了する事業年度 ( 平成 22 年 10 月 1 日以後に解散した法人の解 散後の各事業年度を含みます ) における税率は 以下のとおりです 平成 20 年 10平成 26 年 10平成 31 年 10

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作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

法人税 faq

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

【表紙】

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租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

平成19年度分から

08

十号様式(控また この明細書は 課税標準額が零又は欠損の場合でも必ず提出してください 名称及び所在地 分割基準( 単位=) 分割基準( 単位= 人) の各欄は 必ず 課税標準の分割に関する明細書 ( その 1 ) 業税課税標準の総額 法人名 事業年度又は平成年月日から第連結事業年度平成年月日まで 合

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

税効果会計シリーズ(3)_法定実効税率

(100分の9.7)

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

新・NPO法人申請マニュアル.pwd

Microsoft Word - 個人住民税について

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2. 中小企業のための主な優遇制度 注 : 各項目に付記している番号は 関連する参考資料です 番号に対応する資料名などは 5~6 ページに掲載していますのでご参照ください [1] 中小法人等 に適用される主な優遇制度 紙面の都合により ここでは制度の種類と それに関連する参考資料の番号を紹介していま

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

法人県民税法人税割の税率について Ⅰ 通常の場合の税率平成 33 年 1 月 31 日までに終了する事業年度 ( 平成 22 年 10 月 1 日以後に解散した法人の解散後の各事業年度を含みます ) における税率は 以下のとおりです 法 人 区 分 平成 20 年 10 月 1 平成 26 年 10

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法人市民税に関するQ&A

法人県民税法人税割の税率について Ⅰ 通常の場合の税率 平成 33 年 1 月 31 日までに終了する事業年度 ( 平成 22 年 10 月 1 日以後に解散した法人の解 散後の各事業年度を含みます ) における税率は 以下のとおりです 平成 20 年 10平成 26 年 10平成 31 年 10

平成19年度税制改正.xls

障害者控除 26 万円 ( 特別障害者は30 万円 控除対象配偶者又は扶養親族が特別障害者で かつ同居している場合は3 万円 ) 寡婦 ( 寡夫 ) 控除 26 万円 ( 扶養親族である子があり かつ 前年所得が00 万円以下の寡婦は30 万円 ) 勤労学生控除 26 万円 配偶者控除 配偶者特別控

3. 改正の内容 法人税における収益認識等について 収益認識時の価額及び収益の認識時期について法令上明確化される 返品調整引当金制度及び延払基準 ( 長期割賦販売等 ) が廃止となる 内容改正前改正後 収益認識時の価額をそれぞれ以下とする ( 資産の販売若しくは譲渡時の価額 ) 原則として資産の引渡

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

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1 給与所得控除額を算出する計算式は給与収入金額によって異なります 今回は給与収入金額 3,600,000 円以上 6,599,999 円以下の場合の式を用いています 2 調整控除額は合計課税所得金額 2,000,000 円超と 2,000,000 円以下で算出方法が異なります 今回は 2,000,

Microsoft Word - 本文.docx

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改正 ( 事業年度の中途において中小企業者等に該当しなくなった場合等の適用 ) 42 の 6-1 法人が各事業年度の中途において措置法第 42 条の6 第 1 項に規定する中小企業者等 ( 以下 中小企業者等 という ) に該当しないこととなった場合においても その該当しないこととなった日前に取得又

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別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 1 この明細書の用途この明細書は 法人が当期中に支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について課された所得税の額について 法第 68 条第 1 項 (( 所得税額の控除 ))( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 (( 復興特別所得税

Transcription:

島根県 法人県民税 法人事業税 地方法人特別税の改正等について 平成 27 年度及び平成 28 年度税制改正により 法人県民税 法人事業税 地方法人特別税の税率等が改正されました Ⅰ 外形標準課税の改正の概要 1 平成 27 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度及び平成 28 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度について 外形標準課税法人の法人事業税 地方法人特別税の税率が段階的に改正されました 法人事業税 地方法人特別税の税率が変わります ( 別添税率表参照 ) 平成 28 年 4 月 1 日以後開始事業年度については 平成 27 年度税制改正で定められた税率がさらに変更されていますので ご注意ください 2 外形標準課税の拡大により負担増となる法人のうち 事業規模が一定以下の場合には 負担軽減措置 があります 経過措置 平成 27 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度について 以下 1 及び 2 の要件を満たす場合には 法人事業税額から一定額を控除します 1 調整後付加価値額 1 < 40 億 2 平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までに開始する事業年度の場合平成 27 年 3 月 31 日現在の税率を適用した事業税額 2< 基準法人事業税額 3 平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までに開始する事業年度の場合平成 28 年 3 月 31 日現在の税率を適用した事業税額 2< 基準法人事業税額 3 1 付加価値額 12 事業年度の月数 (1 月に満たない場合は 1 月とする ) 2 当該事業年度の付加価値額 資本金等の額 所得金額 ( 関係都道府県に分割された後の金額 ) にそれぞれ平成 27 年 3 月 31 日 ( 平成 28 年 3 月 31 日 ) 現在の規定による税率を乗じた金額の合計額 3 当該事業年度の付加価値割 の合計額 控除額の計算 調整後付加価値額 30 億以下 ( 3-2) 控除額 (100 未満切上げ ) 一定割合 4 30 億超 40 億未満 ( 3-2) 一定割合 4 (40 億 - 調整後付加価値額 ) 10 億 4 負担増の額に乗じる割合下記期間に開始する割合事業年度 平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日まで 1/2 平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日まで 3/4 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで 1/2 平成 30 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日まで 1/4 例 ) 平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度 当該事業年度の課税標準付加価値額資本金等の額所得金額 前年度末の税率 = 当該事業年度の税率 = (3.1%) (0.7%) (0.3%) (0.5%) 付加価値割 (0.72%) 付加価値割 (1.2%) 負担増の 3/4 (~0) を控除

3 付加価値割において 要件を満たす場合には 所得拡大促進税制が導入されました 経過措置 平成 27 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度について 以下 1~3の要件をすべて満たす場合には 雇用者給与等支給増加額 ( 注 ) を付加価値割の課税標準額から控除することができます 1 雇用者給与等支給増加額の基準雇用者給与等支給額に対する割合が次に掲げる割合以上であること 事業年度割合平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度 3% 以上平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度 4% 以上 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度 2 雇用者給与等支給額 比較雇用者給与等支給額 ( 前事業年度 ) 3 平均給与等支給額 > 比較平均給与等支給額 ( 前事業年度 ) 1~3 の計算については 原則として法人税の所得拡大促進税制の計算の例によります ( 注 ) 雇用者給与等支給増加額 = 雇用者給与等支給額 - 基準雇用者給与等支給額 5% 以上 ( 雇用安定控除の適用を受ける場合は 雇用者給与等支給増加額に雇用安定控除調整率 (( 収益配分額 - 雇用安定控除額 )/ 収益配分額 ) を乗じた金額が控除額となります ) 4 法人事業税の課税標準の見直しが行われました 平成 27 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度について 外形標準課税法人の法人事業税の課税標準となる資本金等の額 は 資本金等の額と資本金及び資本準備金の合算額又は出資金の額の比較により算定します 資本金等の額 = 無償増資 無償減資等による欠損塡補を調整後の金額 資本金等の額と資本金及び資本準備金の合算額又は出資金の額との比較による算定については Ⅲ 均等割の税率区分の基準となる 資本金等の額 の改正 と同様の改正です Ⅱ 地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の創設 地方公共団体が行う地方創生事業に対して寄附を行った場合に 従来からの寄附金の損金算入措置に加え その寄附金額の一部を 支出した事業年度の法人事業税額 法人住民税法人税割額及び法人税額から控除する制度が設けられました 概要は次のとおりです 要件 青色申告書の提出が承認されている法人であること 地域再生法の一部を改正する法律の施行日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 地方公共団体が行う 地方創生を推進する一定の事業に対して寄附金を支出したこと 地域再生法の認定地域再生計画に記載されたまち ひと しごと創生寄附活用事業が対象 寄附金額が10 万未満の場合には 税額控除の対象となりません 主たる事務所が所在する地方公共団体に対する寄附は対象となりません 制度の内容については 内閣府地方創生推進事務局ホームページ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/kigyou_furusato.html 島根県の企業版ふるさと納税対象事業については 島根県政策企画局政策企画監室電話 0852-22-5090 控除額の計算 控除額法人事業税寄附金額の10% 法人住民税寄附金額の20%( 道府県分 5% 市町村分 15%) 平成 29 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度においては 道府県分 2.9%/ 市町村分 17.1% 寄附金額の20% のうち法人住民税で控除しきれなかった分を法人税で控除 ( 寄附金額の 10% が限度 ) 控除上限額法人事業税法人事業税額の20%( 平成 29 年 4 月 1 日以後開始事業年度は 15%) 法人住民税法人住民税法人税割額の20% 法人税法人税額の5% 留意事項 東京都 23 区 一部の市町村に対する寄附は対象となりません 2 以上の都道府県又は2 以上の市町村に事務所を有する法人は 各都道府県又は各市町村ごとの控除税額を按分します ( 法人事業税 法人住民税 : 課税標準の分割基準をもとに按分 )

< < Ⅲ 均等割の税率区分の基準となる 資本金等の額 の改正 平成 27 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度について 法人県民税均等割の税率区分の基準となる資本金等の額が改正されました 資本金等の額 改正前 法人税法第 2 条第 16 号に規定する資本金等の額又は同条第 17 号の 2 に規定する連結個別資本金等の額 改正後法人税法第 2 条第 16 号に規定する資本金等の額又は同条第 17 号の 2 に規定する連結個別資本金等の額 ただし 無償増資 1 無償減資等による欠損塡補 2を行った場合は 調整後の金額 1 無償増資平成 22 年 4 月 1 日以降 利益準備金又はその他利益剰余金による無償増資を行った場合 その増資額を加算する 2 無償減資等による欠損塡補 平成 13 年 4 月 1 日から平成 18 年 4 月 30 日までの間に 減資 ( 金銭その他の資産を交付したものを除く ) による欠損の塡補を行った場合及び資本準備金の減少による資本の欠損の塡補を行った場合 欠損の塡補に充てた金額を控除する 平成 18 年 5 月 1 日以後に剰余金による損失の塡補を行った場合 損失の塡補に充てた金額を控除する この場合の控除額は 資本金の額又は資本準備金の額を減少し その他資本剰余金として計上してから一年以内に損失の塡補に充てた金額に限る 資本金等の額 と資本金 + 資本準備金との比較 資本金等の額 が 資本金及び資本準備金の合算額又は出資金の額に満たない場合 資本金等の額は 資本金及び資本準備金の合算額又は出資金の額とします 資本金等の額 が大きい場合資本金 + 資本準備金が大きい場合 税率区分の基準資本金等の額 資本金等の額 資本金 + 資本準備金 資本金 + 資本準備金 税率区分の基準 資本金等の額 = 無償増資 無償減資等による欠損塡補を調整後の金額 Ⅳ その他 平成 25 年度税制改正により 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払われる利子等について 法人に係る県民税利子割が廃止されています これにより 法人税割からの利子割控除の取扱いも廃止されています 東部県民センター法人課税課 西部県民センター法人 軽油課税課 島根県総務部税務課課税グループ 電話 0852-32-5621 電話 0855-29-5519 電話 0852-22-5923

申告書記載にあたっての注意点 1 第 6 号様式 ( 確定申告書 ) 均等割の税率区分の基準となる 資本金等の額 第 6 号様式 ( 抜粋 ) 事業種目 期末現在の資本金の額 兆 億 百万 千 又は出資金の額 ( 解散日現在の資本金の額 A 又は出資金の額 ) ( ) 同上が1 億以下の普通法人のうち中小法人等に該当しないもの 非中小法人等 期末現在の資本金の額及び資本準備金の額の合算額 B ) 注意点 次の A~D 欄を全て記載してください ( 出資金を有する法人は A C D を記載してください ) 資本金の額 ( 又は出資金の額 ) 資本金の額及び資本準備金の合算額 D 欄の額に 地方税法第 23 条第 1 項第 4 号の 5 に規定する加減算を行った金額 期末現在の資本金等の額 C ) 法人税法第 2 条第 16 号に規定する資本金等の額又は同条第 17 号の 2 に規定する連結個別資本金等の額 ( 保険業法に規定する相互会社にあたっては 純資産額 ) 還付請求 利子割還付額の均等割への充当 希望する 希望しない 中間納付額 75 利子割額 76 還付を受けようとする金融機関及び支払方法 金融機関名 支店名 法人税の期末現在の資本金等の額又は連結個別資本金等の額法人税の当期の確定税額又は連結法人個別帰属支払額 預金種目 D 口座番号 注意点 B と C を比較して大きい額が均等割の税率区分の基準となります ( 出資金を有する法人は A と C を比較してください ) 2 第 6 号様式別表 5 の 7( 平成 27 年改正法附則第 8 条又は平成 28 年改正法附則第 5 条の控除額に関する計算書 ) 負担変動の軽減措置 の控除額計算に使う 旧税率 ( 外形標準課税法人 ) 別表 5 の 7( 抜粋 ) 2. 負担変動額の計算 ( 例 ) 摘要課税標準新税率税額 ( イ ) 旧税率税額 ( ロ ) 100 100 所得金額総額 第 6 号様式33 年 400 万以下の金額所第 6 号様式34 年 400 万を超え年 800 万以下の金額 第 6 号様式35得年 800 万を超える金額 第 6 号様式36 割計 5+6+7 第 6 号様式37 軽減税率不適用法人の金額 第 6 号様式38 付付加価値額総額加第 6 号様式39価値付加価値額割第 6 号様式40 資本金等の額総額資第 6 号様式41本割資本金等の額 第 6 号様式42 仮計 8+11+13 又は 9+11+13 14 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 0 0 0 0 0 0 0 E 平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に事業年度を開始した法人の 旧税率 欄は次のとおりです F 1 旧税率 ( 100) 2.2 3.2 4.3 4.3 0.48 0.2 注意点 旧税率 欄には 平成 26 年 10 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までに開始する事業年度に適用される税率を記載してください ( 左記のとおりの税率となります ) 貴法人の事業年度の申告時の税率とは限りませんのでご注意願います 差引 (14 の ( イ ))-(14 の ( ロ )) 15 E > F のとき に控除の対象となります

法人の県民税 事業税 地方法人特別税の税率表等 島根県 法人の県民税 法人税割の税率は 平成 29 年 3 月 31 日までに終了する各事業年度分及び各連結事業年度分の法人税割並びに同期間内における解散による清算所得に対する法人税額に係る法人税割 ( 平成 22 年 9 月 30 日以前に解散した法人に限る ) について適用されます 均等割 法人税割 税率 平成 26 年 9 月 30 日平成 26 年 10 月 1 資本金等の額税率 ( 年額 ) 区分以前に開始する事日以後に開始す 業年度 る事業年度 ア.1,000 万以下の法人 次のいずれかに該当する法人 (1) イ. 均等割のみを課される公共法人及び 21,000 ア. 資本金の額又は出資金の額が1 億を超える法人 公益法人等 (1) イ. 保険業法に規定する相互会社 5.8/100 4.0/100 (2) 1,000 万を超え1 億以下である法人 52,500 ウ. 法人税割の課税標準となる法人税額又は個別帰属 (3) 1 億を超え10 億以下である法人 136,500 法人税額が1,000 万 ( 中間申告の場合は (4) 10 億を超え50 億以下である法人 567,000 500 万 ) を超える法人 (5) 50 億を超える法人 840,000 (2) 上記 (1) 以外の法人 5/100 3.2/100 * 平成 17 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までに開始する各事業年度分の均等割額については 水と緑の森づくり税として 現行の税額の5% 相当額を加算 して納付していただきます 法人の事業税 外形標準課税の対象とならない法人 課税標準 所得金額 収入割収入金額 普通法人 外形標準課税の対象法人 税率は 平成 20 年 10 月 1 日以後に開始する各事業年度に係る法人の事業税及び同日以後の解散 ( 合併による解散を除く ) による清算所得に対する法人の事業税 ( 平成 22 年 9 月 30 日以前に解散した法人に限る ) について適用されます 始する事業年度軽減税率年 400 万以下の所得金額 2.7/100 3.4/100 適用法人年 400 万を超え年 800 万以下の所得金額 4/100 5.1/100 年 800 万を超える所得金額 5.3/100 6.7/100 ア.3 以上の都道府県に事務所等を設けて事業を行う法人で資本金の額又は出資金の額が1,000 万以上の法人の所得金額 5.3/100 6.7/100 イ. 清算所得金額 特軽減税率年 400 万以下の所得金額 2.7/100 3.4/100 別適用法人年 400 万を超える所得金額 3.6/100 4.6/100 法ア.3 以上の都道府県に事務所等を設けて事業を行う法人で資本金の額又は出資金の額が1,000 万以上の法人の所得金額 3.6/100 4.6/100 人イ. 清算所得金額電気供給業 ガス供給業 保険業を行う法人 0.7/10.9/100 課税標準区分 所得金額 付加価値割付加価値額 区 分 30 日までの間に開 30 日までの間に開 始する事業年度 始する事業年度 始する事業年度 年 400 万以下の所得金額 1.5/100 2.2/100 1.6/10.3/100 軽減税率適用法人年 400 万を超え年 800 万以下の所得金額 2.2/100 3.2/100 2.3/10.5/100 年 800 万を超える所得金額 2.9/100 4.3/100 3.1/10.7/100 ア.3 以上の都道府県に事務所等を設けて事業を行う法人で資本 金の額又は出資金の額が1,000 万以上の法人の所得金額 2.9/100 4.3/100 3.1/10.7/100 イ. 清算所得金額 税 率 平成 26 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度 税平成 26 年 10 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に開 率平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に開 平成 28 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度 0.48/10.72/100 1.20/100 資本金等の額 0.20/100 * 外形標準課税の対象法人とは 法第 72 条の 2 第 1 項第 1 号イに掲げる法人 ( 資本金の額又は出資金の額が 1 億を超える法人 ( 所得課税法人に限る 公共法人 公益法人 特別法人 人格のない社団等 投資法人等を除く )) です 0.30/100 0.50/100 地方法人特別税 平成 20 年 10 月 1 日以後に開始する各事業年度に係る法人の事業税及び同日以後の解散 ( 合併による解散を除く ) による清算所得に対する法人の事業税と併せて申告される地方法人特別税 ( 平成 22 年 9 月 30 日以前に解散した法人に限る ) について適用されます 区 分 外形標準課税法人の基準法人額 30 日までの間に開始する事業年度 148/100 税平成 26 年 10 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度 67.4/100 率平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度 93.5/100 平成 28 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度 414.2/100 外形標準課税法人以外の法人の基準法人額 81/100 43.2/100 収入金額課税法人の基準法人収入割額 81/100 * 基準法人額又は基準法人収入割額とは 法人の事業税 ( 収入割 ) の税額をいいます 43.2/100