林野庁委託事業 平成 26 年度 緑の雇用 現場技能者育成対策事業のうち林業機械 作業システム高度化技能者育成事業 ( 架線作業システム高度技能者育成 ) 資料編 高度架線技能者育成プログラム 平成 27 年 3 月 林野庁
目次 1. 目的...3 2. 研修概要...3 3. 研修日程表...4 4. 研修内容...5 5. 別紙資料...13 別紙 1 受講生に対する事前アンケート...13 別紙 2 受講生に対する確認テスト...14 別紙 3 作業計画記入表...15 別紙 4 必要器材 器具一覧表 ( 架線計画 )...18 別紙 5 ワイヤロープ加工用器材 器具チェックリスト...19 別紙 6 作業計画 架線計画用器材 器具チェックリスト...20 別紙 7 原索線形及び荷重軌跡曲線図作成表...21 別紙 8 作業日報及び作業日報集計表...24 別紙 9 支柱作設用器材 器具チェックリスト...26 別紙 10 現地見学用チェックリスト...27 別紙 11 架線現場写真一覧表...30 別紙 12 高度架線技能者育成研修アンケート...41 作成 一般社団法人フォレスト サーベイ
1. 目的 高度架線技能者の育成 現場で架線作業の実施 指導ができる者の育成 生産性を意識した作業計画の立案 安全性を考慮した架線作業の実施 指導的立場となるためのリーダーシップ 高度架線技能者育成のポイント 作業計画の立案 現場に合わせた作業計画 架線計画 生産性についての理解 ( 作業日報の必要性 ) 架線作業の実施 支柱の作設等についての安全作業確認 現地見学及び意見交換による安全作業への意識改革 ワイヤスプライスの技術力確認 リーダーシップの養成 日替わりで班長となり 全員が意見交換の進行やとりまとめ 発表等を実施 2. 研修概要 場所 伐採予定箇所 ( 作業計画 支柱作設現地 ) 及び集材作業実施箇所 ( 現地見学場所 ) 日程 5 日間 参加者 班編成 :1 班 5 名程度 講師 1 名 事務局 2 名 受講対象者 林業架線作業主任者の有資格者 架線作業 ( ワイヤスプライス加工を含む ) の実務経験者 その他 講師との事前打合せの実施 ( 支柱作設用の立木選定 作業計画等実施のための現地確認 必要資機材確認等 ) 伐採予定箇所の選定条件 ( 架線長 200m 程度 皆伐を意識 2 班の場合 別々の場所で作業計画を検討等 ) ワイヤスプライス実習場所の確保 雨天対策 (DVD の活用 ) 3
3. 研修日程表 日程時間内容 1 日目 9:00~9:15 開講式 オリエンテーション 9:15~12:00 講義 : 技術マニュアル 第 1 章 ( 架線の動向 )(15 分 ) 第 2 章 ( 索張り方式 )(15 分 ) 第 3 章 ( 生産性 )(30 分 ) 第 4 章 ( 架線計画 )(45 分 ) 第 7 章 ( ワイヤロープ等の概要 )(40 分 ) 13:00~15:00 演習 ( 室内 ) : 作業計画 架線計画 ( 机上計画 ) 15:00~17:00 実習 : ワイヤロープの加工 2 日目 8:30~15:00 実習 ( 現地 A) : 作業計画 架線計画 ( 現地踏査 ) 15:00~17:00 演習 ( 室内 ) : 作業計画 架線計画 ( 計画立案 ) 3 日目 8:30~12:00 実習 ( 現地 A) : 作業計画 架線計画 ( 計画発表 討議 ) 13:00~15:15 15:15~17:00 講義 : 技術マニュアル 第 4 章 ( 架線設計計算 )(30 分 ) 演習 ( 室内 ) : 作業計画 架線計画 ( 架線設計計算等 ) 講義 : 技術マニュアル 第 3 章 ( 作業日報 )(15 分 ) 講義 : 技術マニュアル 意見交換 第 5 章 ( 架線集材作業 )(50 分 ) 第 9 章 ( 安全作業 )(15 分 ) 発表 意見交換 ( 安全作業への取組み )(30 分 ) 4 日目 8:30~12:00 実習 ( 現地 A) : 支柱の作設作業等 13:00~17:00 見学 ( 現地 B) : 各作業のノウハウ コツや安全作業 集材現場見学 5 日目 8:30~10:00 演習 ( 室内 ) : 各作業のノウハウ コツや安全作業 10:00~11:00 11:00~11:30 11:30~12:15 12:15~12:30 注 ) 現地 A: 伐採予定箇所 結果の発表 意見交換 演習 ( 室内 ) : 架線現場写真を用いた意見交換 講義 : 技術マニュアル 第 8 章 ( 機械集材装置の点検 )(15 分 ) 第 10 章 ( 架線集材作業の留意事項 )(15 分 ) 全体意見交換等 閉講式 現地 B: 集材作業実施箇所 4
4. 研修内容 1) 第 1 日目 (9:00~9:15) 科目開講式 オリエンテーション ( 事務局 ) 内 容 1 主催者挨拶 関係者紹介 挨拶 2 研修の背景 目的 日程 内容等の説明 3 講師の紹介及び受講生紹介 ( 氏名と所属 日替班長を任命 ) 準備事項 オリエンテーション資料 研修日程表 事業の概要 緊急連絡体制図 参加者名簿等 備考 受講生の架線作業経験等については事前にアンケート ( 別紙 1) により確認 受講生に対し 毎日の実施内容を振り返り 個別に問題点等を把握するた め 確認テスト ( 別紙 2) を実施 2) 第 1 日目 (9:15 ~12:00) 科目講義 ( 事務局 ) 内 容 第 1 章架線集材の必要性と架線系作業システムの動向 (15 分 ) 第 2 章架線集材の主要な索張り方式 (15 分 ) 第 3 章生産性とコストのマネジメント (30 分 ) 第 4 章架線計画 (45 分 ) 第 7 章ワイヤロープ等の概要 取扱方法 加工方法 (40 分 ) 準備事項 講義用資料 ( 技術マニュアル ) 備考 説明資料として パワーポイント版の作成 5
3) 第 1 日目 (13:00~15:00) 科目作業計画 架線計画 ( 作業計画書 架線計画書は別紙 ) 内 容 作業計画とは作業システム及び手順 出材量 人員及び機械の配置を計画し 現場の見積りを作成すること 架線計画とは土場 支柱 集材機械等の配置といった架線計画を立案し 集材架線設計計算により安全率を確認すること ( 必要器具 器材リスト作成を含む ) 1 机上計画の進め方等の説明 ( 事務局 ) 資料配付及び実習の目的を説明 (10 分 ) 伐採予定地の基礎情報を説明 (10 分 ) 作業計画実習の進め方 ( 記入表等 ) 説明 (10 分 ) 2 自己紹介 ( 事務局 ) 班ごとに集合 ( 講師を含む ) し 自己紹介 (20 分 ) ( 講師が受講生の技術力や経験を把握 ) 3 机上計画の立案 ( 班長 ) 配布資料から 個人毎に作業計画 ( 記入表への現場条件等数値の記載 ) 及び架線計画 ( 森林基本図等の判読により 架線架設を構想 ) を立案 その後 班での作業計画及び架線計画を立案 必要器具 器材一覧表への概数記入 現地計画での確認順序を検討 ( 講師は適宜指導 ) 準備事項 図面等資料 ( 森林基本図 地形図 空中写真等 ) 講師との事前確認結果まとめ ( 伐採予定地の基礎情報 ( 伐区の位置 面積 樹種 全体出材量等及び架線計画案 ) 架線作業に係る書式一式 ( エクセル計算表含む ) 1 作業計画記入表 ( 別紙 3) 2 架線計画作成 ( 土場 各支柱 集材機等の位置を図面に記入 ) ( ガイラインの設置 アンカーの選定等の概略図の作成 ) 3 必要器材 器具一覧表 ( 別紙 4) 備考 エンドレスタイラー方式による架線計画とする 同じ会場で 2 班体制となる場合は 基礎情報で土場の設置範囲を限定する 等の別の場所に計画させる配慮が必要 自己紹介では 受講生の経験などを講師が質問して確認するとともに 講 師も経験等について自己紹介を実施 6
4) 第 1 日目 (15:00~17:00) 科目ワイヤロープの加工実習 ( 講師 ) 内容 ワイヤロープの加工技術力の確認端末加工の主な方法であるアイスプライスと 2 本のロープを継ぐ方法として多く行われているセミロングスプライスの加工実習 1 受講生各人でアイスプライスの実習 2 班でセミロングスプライスの実習 ( 講師は不慣れな受講生のサポート 必要に応じ模範演技 ) できない者は時間内にできるだけ指導することとし 自社学習を促す準備事項 ワイヤロープ加工用器材 器具チェックリスト ( 別紙 5) のとおり備考 加工用の器材 器具の内容と数量を確認 ( 受講生数の確認 ) ワイヤスプライス実習場所の確認が必要 実習の終業時間は 17 時までとしているが 実習場所によっては 柔軟に対応 5) 第 2 日目 (8:30~15:00) 科目作業計画 架線計画の現地踏査 ( 班長 ) 内容 班長を中心として机上計画の結果を基に現地検討 ( 講師が適宜指導 ) 作業計画の主な検討項目 現地の状況 ( 地況 林況 路網配置等 ) を確認 作業システム等を再検討 対象地の平均材積を推定 架設計画の主な検討項目 土場の位置 集材機械設置場所 支柱 ガイラインの方向 アンカーを選定し概略図を修正 作業索の取り回し方向の検討 立木の重量を推定し 荷掛けの本数などを想定 先柱 元柱 向柱 主索アンカー ガイライン用スタンプ等に印をつける 準備事項 作業計画 架線計画用器材 器具チェックリスト ( 別紙 6) のとおり 備考 支柱やアンカー 集材機の設置場所等の選定理由やガイラインの方向及び 本数 添え木の必要性 支柱の作設方法等についても検討 班長を中心に受講生が検討するが 講師から作設方法や必要器材等につい ての検討項目等を問いかける また 講師は適宜 段取り 手順等を指導 7
6) 第 2 日目 (15:00~17:00) 科目作業計画 架線計画のとりまとめ ( 班長 ) 内容 現地検討の結果から作業計画書や必要器材 器具一覧表等を作成 ( 班長が意見を集約してとりまとめ ) 作業計画 机上で計画した作業計画を修正 架線計画 現地踏査の結果から机上で計画した支柱の位置などを修正 概略図を修正 必要器材 器具一覧表の修正 ( ワイヤロープや搬器の重量や破断荷重等も検討 ) 準備事項 パソコン プリンタ及びスキャナ備考 作成した作業計画書などについては 事務局に提出してもらい 講師 事務局 受講生の人数分のコピーを作成 必要器材 器具一覧表は 使用するワイヤロープの破断荷重や単位重量 搬器の重量等に他に ヒールライン等の架設 撤去に必要な器材 使用する集材機械やバックホウ等の機械等についても記入 7) 第 3 日目 (8:30~12:00) 科目作業計画 架線計画の発表 意見交換 ( 班長 ) 内容 現地で作業計画及び架線計画の結果を説明しながら意見交換 班長が 自分の班の支柱の選定や土場及び集材機設置場所 作業システムについての選定理由等を説明し 講師や他の班が質問 講師がそれぞれの計画結果について講評準備事項 班でとりまとめた作業計画書など ガイラインの方向等の説明用ホワイトボード 技術マニュアル確認用タブレット備考 支柱の補強方法 人工アンカーの構造 支障木の有無などについても班長から説明 受講生からの説明が足りない場合は 講師から質問 講師から ノウハウ コツについても指導 8
8) 第 3 日目 (13:00~15:15) 科目作業計画 架線計画での設計計算 内容講義 : 第 4 章集材架線設計計算について (30 分 ) 実習 : 架線計画 (90 分 )( 班長 ) 班で作成した架線計画の結果について 計算ソフト (KPLAN7 及び原索線形及び荷重軌跡曲線図作成表 ( 別紙 7)) 計算ソフトを用いて 安全率が確保できるまで集材架線設計計算を実施 班で作成した作業計画記入表を用いて 必要人工数や作業日数 生産性について検討 講義 : 第 3 章作業日報について (15 分 ) 作業日報及び作業日報集計表 準備事項 講義用資料 ( 技術マニュアル ) パソコン 設計計算ソフト 作業計画計算表 ( エクセル ) 作業日報及び作業日報集計表 ( 別紙 8) 備考 設計計算ソフトや作業計画計算表 ( エクセル ) への数値入力は 班から入力値を聞き取りながら事務局が入力 使用するワイヤロープ等を変更するなど 設計計算のシミュレーションを実施 出材量等を変更した場合の人工数の違いなど 生産性検討シミュレーションを実施 9) 第 3 日目 (15:15~17:00) 科目講義 ( 事務局 ) 内 容 第 5 章集材機による架線作業 (50 分 ) 第 9 章安全作業の概要 (15 分 ) 発表 意見交換 ( 安全作業への取り組み )(30 分 ) 自分の会社での架設 集材 撤去作業や安全への取り組み等についての意見交換及び発表 準備事項 講義用資料 ( 技術マニュアル ) 備考 事前に各事業体での架線作業の状況及び安全対策についての発表要旨の 準備をお願い 説明資料として パワーポイント版の作成 9
10) 第 4 日目 (8:30~12:00) 科目支柱の作設 ( 班長 ) 内容 架線計画で選定した支柱を使用しない場合は 事前打合せで選定した立木を使用 木登りはせず ( 梯子を使用 ) に 高所作業を想定した実習を行う 班長を中心に 班員が交代しながら支柱作設 1 必要器材 器具の準備 運搬 2 荷上げ用滑車の取り付け 3 ガイラインの取り付け 4 サドルブロックの取り付け 5 ガイドブロックの取り付け ( それぞれ あて木の作設 台付けロープの取り付けを含む ) 6 支柱作設後 班長がサドルブロックなどの固定方法について説明 7 講師から安衛則上のことも説明しながら 講評及び正しいプロックの取り付け等について指導 8 作設した支柱解体 器材撤収準備事項 支柱やガイライン等の固定箇所について事前に了解を得る 技術マニュアル確認用タブレット 支柱作設用器材 器具チェックリスト ( 別紙 9) のとおり備考 講師との事前打合せで 支柱作設実習用の立木を選定 時間の許す限り できるだけ多くの受講生にブロックの取り付け方法を実践してもらう 安全なブロックの固定方法 サドルブロックやガイドブロックがずり落ちないための対策 梯子のかけ方等を確認 原則 受講生が作業し 講師が不備を指摘する方法で実施するが 危険作業等はその場で指摘 最初に 事務局より 安全に作業を実施するよう注意喚起 10
11) 第 4 日目 (13:00~17:00) 科目各作業のノウハウ コツや安全作業 ( 現地見学 ) 内容 事務局から現地見学のねらいや現地見学用チェックリスト ( 別紙 10) について説明 見学箇所に応じて現地の担当者による概要説明 質疑 現地見学用チェックリストに基づき 例えば 集材機の設置場所の適否等を各自確認 ( 集材機 向柱 土場 元柱 先柱等 ) 講師からの問いかけにより意見交換準備事項 現地見学用チェックリスト 技術マニュアル確認用タブレット備考 可能な限り作業を中断してもらい現地見学 現地見学では 事業体の作業上の問題点等の指摘に終始することのないよう 講師 事務局とも留意 現地見学用チェックリストには 悪いところだけでなく 良いところや初めて見た方法 自分ならこうやるという意見を個別にメモさせる 長時間の現地見学が困難な場合や現地の説明者が近くにいて説明しにくい場合等は 講師が思った指摘箇所等について 事務局が写真を撮影し とりまとめ結果の発表時に使用 12) 第 5 日目 (8:30~10:00) 科目各作業のノウハウ コツや安全作業 ( 結果発表 意見交換 ) 内 容 ( 結果取りまとめ ) 個人毎に現地見学用チェックリストに記入し内容をとりまとめ 問題点だけでなく 改善方法も検討してもらう ( 発表 ) 個人毎に現地見学結果を発表 現場見学で気付いた安全面等について 自社の経験も踏まえて発表 講師及び他の受講生からの質疑 講師の講評 ( 他に考えられることがあるのか ) 準備事項 現地見学用チェックリスト 現地で撮影した写真 備考 講師の講評では 適宜 現地見学時に撮影した写真を使用 特に安全面の問題については その認識を共有するよう指導 11
13) 第 5 日目 (10:00~11:00) 科目架線現場写真を用いた意見交換 ( 事務局 講師 ) 内 容 1 現地実態調査等で撮影した架線現場での写真を事務局が提示 2 各写真の安全上の問題点等について 受講生から発表させるなどして意見交換 3 各写真について講師から講評 準備事項 架線現場写真一覧表 ( 別紙 11) 備考 架線現場写真での問題点等について意見集約 14) 第 5 日目 (11:00~11:30) 科目講義 ( 事務局 ) 内 容 第 8 章機械集材装置の点検 (15 分 ) 第 10 章架線集材作業におけるその他の留意事項 (15 分 ) 準備事項 講義用資料 ( 技術マニュアル ) 備考 説明資料として パワーポイント版の作成 15) 第 5 日目 (11:30~12:15) 科目全体意見交換等 内容 研修全体を通しての意見交換 準備事項 備 考 16) 第 5 日目 (12:15~12:30) 科目閉講式 内容 講師からの講評 事務局挨拶 高度架線技能者育成研修アンケート ( 別紙 12) の実施 準備事項 高度架線技能者育成研修アンケート 備 考 12
5. 別紙資料 別紙 1 受講生に対する事前アンケート 13
別紙 2 受講生に対する確認テスト 14
別紙 3 作業計画記入表 15
16
17
別紙 4 必要器材 器具一覧表 ( 架線計画 ) 18
別紙 5 ワイヤロープ加工用器材 器具チェックリスト 19
別紙 6 作業計画 架線計画用器材 器具チェックリスト 20
別紙 7 原索線形及び荷重軌跡曲線図作成表 21