Microsoft Word 年2組国語科学習指導案.doc

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

第1学年国語科学習指導案

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

平成 28 年度全国学力調査における質問紙の調査結果によると 国語の授業が好き と答えている児童の割合は学年全体の 80% であるが 読書が好き な児童は全体の 75% とやや少なくな同調査における 読むこと についての正答率は A 問題では県平均を約 3% B 問題では約 4% 下回県平均を下回っ

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

そのために, 児童が感じたおもしろさを分類し, それらを読みの視点として, 物語のおもしろさを見付けながら読むことを通して, より深く登場人物の心情を読み取ったり, 想像豊かに読んだりしながら物語のおもしろさを味わうことができるようにする さらに, 見付けた物語のおもしろさを, で紹介し合う活動を取

3 指導観本単元では C 読むこと ウ場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景など について 叙述を基に想像して読むこと の力を身につけさせることをねらいとしているそこで本単元では まず 3 年生の国語の教材 モチモチの木 で物語文の読み取り方を想起させる本学級は情景描写か

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

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う言語活動を位置付けた学習をしていくという目的意識を持つ 第 2 次では 注文の多い料理店 について キャッチコピー あらすじ 二人の紳士の人物像 ここがおすすめ ( 話のおもしろさを伝える ) という要件で リーフレットにまとめる 第 3 次では 並行読書してきた宮沢賢治の作品のリーフレットを作り

Taro-【HP用】指導案.jtd

児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

「やまなし」学習指導案.doc

第1学年国語科学習指導案

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

3 単元と指導計画 (1) 単元名宮沢賢治の夢イーハトーヴ図書館を作ろう やまなし (2) 単元の目標叙述に基づいて 主題を捉え 情景などの優れた表現に着目して読んでいる (3) 単元の評価規準 国語への関心 意欲 態度 読む能力 言語についての知識 理解 技能 目的に応じた読書を通して 考えを広げ

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

PISA 型読解力と国語科の融合 -PISA 型読解力とワークシート- ( ア ) 情報を取り出す PISA 型読解力ア情報の取り出しイ解釈ウ熟考 評価エ論述 情報を取り出す力 とは 文章の中から無目的あるいは雑多に取り出すことではない 目的つまりこの場合は学習課題に沿って 自己の判断を加えながらよ

第 1 学年 国語科学習指導案 1 単元名 オツベルと象 を読む ~ 読みの交流を通して~ 学習指導要領との関連 C 読むこと (1) エ文章の構成や展開 表現の特徴について 自分の考えを持つこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( ア ) 音声の働きや仕組みについて関心を持ち 理解を深

Microsoft Word - 2年4組

Microsoft Word - 2 1の2国語科指導案.doc

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

第○学年○組 学習指導案

の一部のみであるしたがって教科書の本文だけから小説 こころ の全体像を浮かび上がらせることは難しいしかし 掲載された部分だけでも 先生 と という二人の青年の揺れ動く こころ を描き 生徒たちを作品の中に引き込む力は群を抜いたものであると考える高校 3 年生である生徒たちは 心の葛藤というものを多く

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Microsoft Word - 61荒礒

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第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

たい 単元を貫く言語活動として, ポップカード で友達におすすめの本を紹介するという活動を位置 付ける もうすぐ雨に で習得した学びを活用し, 自分で選んだ本の紹介文を書いていく 作品の テーマを読み取りまとめる言語活動は, 読書に対する興味 関心を広げることにつながると考える (4) 単元の指導計

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2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

Taro-5年研究のまとめ

1 三年とうげ 指導案

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

第1学年国語科学習指導案

研究の概要説明

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

第4学年算数科学習指導案

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

国語科学習指導案

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2年生学級活動(性に関する指導)指導案

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

本単元における本質的な問い 芭蕉はどのような思いで おくのほそ道 を書いたのだろうか 永続的理解 芭蕉は俳句の芸術性を高めるため旅に出て, 推敲を重ねて虚構を交えることで文学的価値を高めようとした パフォーマンス課題 江戸時代前期, 松尾芭蕉の書いた俳諧紀行文 おくのほそ道 は, 多くの人に愛され,

目 次 1 研究主題 1 2 研究主題設定の理由 1 3 研究の仮説と内容 1 4 仮説に基づく実践と考察 (1) 仮説 1 について 2 (2) 仮説 2 について 7 (3) 仮説 3 について 9 5 研究のまとめ (1) 解明されたこと 10 (2) 今後の課題 11 6 終わりに 11-2

3 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 4 単元の評価規準ア算数への関心 意欲 態度 イ数学的な考え方 ウ数量や図形についての技能 エ数量や図形についての知識 理解 速さを 単位量当たりの大きさなどを用いて数値化したり 実際の場面と結びつけて 生活や学習に活用したりしようとし

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

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第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

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4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

りする活動には集中できない児童もいる そのために, ことばにこだわりを持って活動させるようにしてきた 例えば A 児は, 家に帰るとビデオやテレビを見て過ごし, 家族との会話が少ない状況である そのため語彙が少なく, 友だちとのつながりも薄くなり会話が広がらない コミュニケーションを取ることの楽しさ

<小学校 生活科>

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

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5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

今年度の校内研究について.HP

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

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(4) 指導にあたっては 次の点に留意する < 研究の視点 1: 主体的な学びを生み出す工夫 > 学習発表会で音読劇をしよう という明確なゴールを持たせ 声や動きで表したいところを出し合い掲示しておくことで 主体的な読み取りができるようにする 挿し絵を手がかりに言葉の意味をふくらませ お話の世界に入

Microsoft Word - 41田中

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Taro-第3学年国語科学習指導案「

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科学習指導案様式(案)

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(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

第1学年国語科学習指導案

(1)

頭をうなだれ下に戻る この視点の動きとともに 作者の思いがどのように変わっているかを想像させることで 月が望郷の念や遠く離れた家族や友達を想起するきっかけになっていることにも気付かせることができるであろう また 白文の形式で提示することで 漢字や熟語の意味から詩の内容を予想し 情景や作者の思いにまで

(Microsoft Word - \216O\214\264\216s\227\247 \216\205\215\350\217\2541.doc)

社会科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

を中心に捉え 想像を広げながら読むことを学習してきている 本教材は 今まで学習してきたどの作品よりも長文であり 起伏に富んだ物語であるが 一つ一つの場面が魅力的であり 人物どうしの関係性の中で心情を理解する読み方を学ぶのに適した教材であると考える また なぜそのように読み取ったのか どの叙述からその

Transcription:

6 年 2 組国語科学習指導案 平成 22 年 11 月 12 日 ( 金 )5 限 指導者笠松美奈 研究主題 主体的に考え 伝え合う子をめざして 全員参加でよりよい考えをつくる伝え合い活動の充実 1. 単元名表現を味わい豊かに想像しよう やまなし < 資料 > イーハトーヴの夢 2. 目 標 情景や独特の表現に興味をもち 宮沢賢治の作品や生き方を知ろうとする ( 関心 意欲 態度 ) 作品の情景を叙述に即して伝え合い 想像を広げながら詠む ( 読むこと ) 比喩的な表現を手がかりにして 情景を想像する ( 言語 ) 3. 単元について (1) 教材について本単元は 宮沢賢治の物語 やまなし と 資料として添えられた宮沢賢治の伝記 イーハトーヴの夢 から成っている やまなし は 比喩表現や擬声語 擬態語など宮沢賢治の独特な表現が駆使された象徴的 幻想的な作品である 対比的に描かれている2 枚の幻灯の世界は美しく 児童のイメージを豊かに膨らませ 作品の世界に浸るにはふさわしい教材である イーハトーヴの夢 は 宮沢賢治の世界に深くかかわる筆者が 小学生向けに書き下ろしたもので 広い知識と高い理想を持つ賢治を知り その生き方 考え方にも触れることができる やまなし から感じ取ったことと イーハトーヴの夢 で紹介される作者の思いや考え方とを重ね合わせることで 児童自身の行動や考え方を客観的に見つめることができると考える (2) 指導について本学級の児童で 宮沢賢治を知っていた児童は9 人 宮沢賢治の作品を読んだことがある児童は5 人であった そこでまず 作者について知ることが教材への関心につながると考え 資料 : イーハトーヴの夢 を先に読むことにした 作者の生い立ち 理想とする世界 生き方に触れさせることで 作品の中で伝えたいことにも迫れると考える 自分の考えをもつために教科書への線引きをして叙述からイメージしたことを自由に出させたい うまく言えなくなっても同じ叙述に線引きした児童に助けてもらい意見をつなげていくようにする 人が違えば言い方やとらえ方が違うことにも気づくことができると期待したい また 少しでも自信を持って発言できるようペアで線引き箇所を確認しあったり対話したりする場を設定していきたい 本時では 自分の考えを明らかにするためにネームを使いたい 本教材では 五月 と 十二月 の対比がとても重要である 考えをもつ段階でも話し合いの段階でも目で見てすぐ比べられるような板書 掲示をしていきたい 4. 学習計画 ( 総時数 8 時間 + 課外 ) 次目標主な学習活動教師の支援と評価

第一次学習の見通しをもとう3る ( 読むこと ) 資料を読み作者について知り 学習への興味と見通しをもつ (2) 全文を通読しあらすじをつかんで学習の見通しをもつ < 宮沢賢治とはどんな人だろう> 岩手県に生まれ 5 人兄弟の長男 小学生の頃はおとなしくて一人遊びが好きだった 農作物の被害を減らして人々が安心できるようになるために一生をささげたいと考えていた 未来に希望を持っていた みんなで力を合わせることが大事と考えていた みんなに優しい心を育てて欲しくてたくさんの童話を書いた 人間が人間らしい生き方ができる社会 人も動植物も互いに心が通い合うような世界を理想としていた 自分で耕す中から新しい芸術を生み出そうとしていた みんなが力を合わせて互いに心を通じ合わせられる世界になるよう夢見て たくさんの童話を書いた 優しい心をもった人だったんだね この人が書いた やまなし を読もう < やまなし ってどんな話だろう> 不思議なお話だ 2 つの季節のことが書かれている かにの生活を書いてある かぷかぷ もかもか とか様子を表す言葉がたくさん出てくるね 宮沢賢治さんはとても想像力豊かに書いてある かにがずっと出てくるのにどうして やまなし という題名なのかな 五月 と 十二月 では様子が違うよ 2 つの季節を比べているよ どういうことか分からないこともたくさんあるとても不思議なお話だね 季節ごとに読んでいこう 教材の前に資料 イーハトーヴの夢 を読み 作者の考え方に触れさせることで教材への関心を持たせる 人柄が分かる叙述 考えが分かる叙述に線を引きペアで確認しあって意見に自信がもてるようにする 作者の考え方を自分なりにとらえてい 単元名やリード文などから読みの視点を考えて見通しをもたせる 物語のあらすじをつかみ学習の見通しを持っている ( 関心 意欲 態度 )

二次 やまなし の情景を読み取ろう3 五月 に描かれた情景を読み取る 十二月 に描かれた情景を読み取る < 五月 はどんな様子かな> クラムボンが笑っている かぷかぷ笑っていて楽しそう 死んだ 殺された って怖い感じがする 日光の黄金 ってすごくきれい 光のあみ 美しくゆらゆら そこらじゅうの黄金の光 まぶしそうに だから明るい世界 かわせみが魚を食べた ぎらぎらする鉄砲だま ぎらっと 居すくまって ぶるぶる で恐ろしい感じがする かにの子どもたちが怖がっている 死 のイメージがある 楽しそうで周りもきれいだけど かわせみが突っ込んできて魚が死んでいくから怖い感じがするね 次は 十二月 を読もう どんな世界かな < 十二月 はどんな様子かな> 季節が変ってかにの子どもたちが大きくなった 五月 は昼だったけど 十二月 は夜だ きれいな世界 ラムネのびん 青白い炎 月光のにじ 金剛石の粉 って輝いているみたい あわの大きさ比べをしていて平和 幸せそうだよ いいにおいでいっぱい おどるようにして って楽しそう あしたイサドへ連れて 二日ばかり待つ とあって 未来につながる感じがするね 夜だけど きれいで平和で楽しそう 気持ちが明るい感じだね 五月 と 十二月 はどちらも 明るい イメージがあったね 第 川の上 底などの位置や 表された色など 十二月 と対比できるように板書する 五月 を象徴するものを問うことで回りは明るくても 死 のイメージがあることに気づかせる 叙述から想像を膨らませながら 五月 の情景を読み取っている ( 読むこと )( 言語 ) 五月 と対比でき るように板書する 色の描写に目を向け させて 夜でも美しく 穏やかであることに 気づかせる 五月 と比べなが ら 叙述から想像して 十二月 の情景を読 み取っている ( 読むこと )( 言語 )

三次作者の願いや思いを考える2+課外枚の幻灯をかく 第 五月 と 十二月 の違いを読み取る ( 本時 ) 題名に込められた作者の思いを考える 他の作品を読み 感じた作者の思いを伝え合う < 宮沢賢治が理想としているのはどちらの世界かな > 見た目は 五月 は昼で明るいけど, 死 があって暗いし 怖い世界だったから違うと思う 賢治さんは平和な世の中を願っていたよね 十二月 は夜で冷たくさびしいよ でも 怖いかわせみがいないしおいしいやまなしもあって平和だから明るい世界だ 五月 は様子は明るいが起こったことは暗い 十二月 は夜で暗いが未来や夢があり明るい 平和な世界は賢治さんが願っていた世界だね 賢治さんが やまなし という題名にしたわけを考えよう <なぜ題名が やまなし なのかな> 十二月 が賢治さんの理想とする世界だから そこに出てきたやまなしにしたと思う やまなし は落ちてしまってもまた酒になって他の人の役に立つところが賢治さんの考え方にあっているんじゃないかな かわせみ は 死 を やまなし は 生 を表していて賢治さんは生きることのすばらしさを伝えたかったから やまなし が未来に希望を持って生きる 楽しみを見つけて生きるという賢治さんの理想を表しているんだね 宮沢賢治のほかの作品も読んでみたいな < 宮沢賢治の作品を読んで紹介しよう>> 他の作品でも やまなし のような思いが感じられるかな 色々な作品を知りたい どの作品にも賢治さんの思いが込められているね やっぱり宮沢賢治さんって優しい人だな どの作品からも賢治さんの優しさや生きる希望が感じられるね もっと読んでみたい 見た目の明るさだけでなく気持ちにも目が向くようかにの言葉や様子も比べていく 五月 と 十二月 の違いをつかみ作者の理想の世界を考える ( 読むこと ) 各月を象徴している かわせみ と やまなし から連想するイメージをもたせ話し合わせる 題名に込められた作者の思いについて自分なりの考えをもっている ( 読むこと ) 違いを意識して 2 作品を読み作者の思いを感じようとしている ( 関 意 態 ) 5. 本時の学習 ( 第二次中 3 時 ) (1) 題目やまなし (2) ねらい 五月 と 十二月 を対比して読むことで それぞれの月が描き出している世界をとらえる ( 読むこと ) (3) 学習過程

学習活動 時 児童の活動と思考の流れ 支援と評価 1. つかむ 2. 考え. 話し合う 3. 深める 5 10 25 十二月 は夜だけど 月光が差してとても美しい世界 かわせみ の代わりに題名の やまなし が登場したよ 五月 と違って怖くなかったよ 五月 と 十二月 はどちらが明るい世界なのかな 五月 は昼間のことだから明るい 五月 は 死 殺される で怖く暗い感じがするけど 十二月 は泡比べしてのどかで平和な感じがで明るいと思う かわせみが来た後のかにはとても怖がっているから明るくはないと思うよ やまなしを見た後のかにはとてもうれしそうで明るいよ 明るさの意味は違うけど, どちらも明るいんだね < 宮沢賢治が理想としているのはどちらの世界かな> 係の児童が中心になり 前時のふり返りと課題の確認をする 明るい世界と思える根拠はすべて認める ネームで自分の考えをはっきりさせる 前時までの学習掲示を使い 色 落ちてきたもの 気持ちを比べながら話せるようにする 五月十二月 自分の考えをもた昼夜せるために根拠の文死んだ殺された大きくなりに線引きしたり書いぱっと明るく光のあみ水晶金雲母たりさせる 日光の黄金まぶしそうラムネのびんの月光 川に落ちてきたもの青光りの ぎらぎら青白い火月が明るくの違いをはっきりさ鉄砲玉黒くとがって黄金のふちせることで二つの世居すくまってぶるぶる金剛石界の違いを明らかにかわせみ ( 恐怖 死 ) する やまなし ( 生 ) 五月 と 十二月 こわい所いいにおいおどるようにを対比しそれぞれに こわいよ 月光のにじ描かれた世界をとら おいしそうだね えている 見た目じゃなく明るく温かいイメージなのは 十二月 だ 賢治さんは優しい人だから 怖い世界じゃないと思う だから十二月 十二月はかにとやまなしが一緒に生きていて 賢治さんの理想とする 人も動物も植物も互いに っていう考えと似てるよ 平和な感じの十二月のような世界が理想だと思う A: 対比的に描かれた 五月 と 十二月 の世界から賢治の思いを考えている B: 五月 と 十二月 を比べそれぞれの世界をとらえている 4. まとめ 5 C: 比べてとらえられ 五月 は明るくきれいだけど死が身近で怖い 十二月 るない は夜だけど 平和で楽しく 未来がある世界だ きっと C 児への手立て作者が考えていた理想の世界だと思う 板書や掲示を参考に 理想の世界にでてくる やまなし を題名にしたわけも分かりそうだな 2つの月の違いに目を向けさせる 深める発問は適切であったか