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平成22年度インフルエンザ予防接種費用補助実施要綱

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3 対象者への案内の方法 当該年度の特定保健指導対象者全員 ( 基準では非該当だが 医療保険者の判断で特定保健指導対象となる方 も含む ) に対して 参加案内を郵送して 結果説明会を実施するとともに 特定保健指導における初回時面接を行います また 初回時面接未参加者に対しても 再度 特定保健指導の参

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事象 :2 健診項目の中で特定健診必須項目に未受診の項目が存在する 返戻事由健診結果データ異常備考検査項目エラー返戻コード 03 特定健診で必須となっている健診項目に実施されていない項目が存在します 別表: 特定健診項目存在チェックシート を参考に健診結果を入力してください 事象 :3 生活機能評価

はじめに

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第 3 期 特定健康診査等実施計画書 平成 30 年 4 月 長野県医師国民健康保険組合

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

宗像市国保医療課 御中

大阪府医師国民健康保険組合 特定健康診査等実施第 2 期計画 ( 平成 25 年 7 月 1 日 ) 1. 計画策定の背景昭和 36 年の国民皆保険の成立により わが国の平均寿命は飛躍的に伸び 今や世界一の長寿国となった しかし 世界に冠たるこの国民皆保険制度は 平均寿命の伸びによる高齢化の急激な進

特定保健指導


ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症

定期健康診断を実施していますか? 事業場における定期健康診断の有所見率 は 全国的に年々増加傾向にあります 全国の有所見率は平成 20 年には 51.3% と半数を超え 平成 23 年には 52.7% まで上昇しました 大分県では 平成 17 年 18 年と減少に及んだものの 平成 19 年から再び

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第一特定健康診査 1 特定健康診査を受診する者に対する事前の通知について特定健康診査の受診者に対し 特定健康診査を実施する前に 次の ⑴ 及び ⑵ について通知しておくこと ⑴ 特定健康診査の意義特定健康診査は 自分自身の健康状態を認識できる機会であることや 日頃の生活習慣が特定健康診査の結果に表れ

死亡率 我が国における疾病構造 生活習慣病は死亡割合の約 6 割を占めている 我が国の疾病構造は感染症から生活習慣病へと変化 死因別死亡割合 ( 平成 24 年 ) 生活習

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調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

資料 6 広島市健康福祉局保健部保健医療課 元気じゃ健診 ( 特定健診 ) の受診に関する地域包括支援センターから地域住民への呼びかけについて 1. 趣旨 広島市は 全国平均に比べて 平均寿命は長いが 健康寿命は短くなっている また 広島市国民健康保険の 1 人当たり医療費は 政令市の中で最も高くな

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大阪市国民健康保険特定健康診査仕様書 1 目的大阪市国民健康保険被保険者の糖尿病等の生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的として メタボリックシンドロームに着目し その該当者及び予備群を減少させるため 特定保健指導を必要とする者を的確に抽出するとともに 生活習慣病の発症や重症化を予防することに

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長医発第20号

地方公務員健康状況等調査

背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

特定健康診査等実施計画


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結果の概要 Ⅱ 結果の概要第 1 部糖尿病等の状況 1. 糖尿病 表 1 解析対象者 ( 人 ) 総数 20~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 50~59 歳 60~69 歳 70 歳以上 ( 再掲 )40-74 歳 総数 4, ,008 2,

特定健康診査等実施計画

Ⅰ 目標達成

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

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(3)

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特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) 三菱製紙健康保険組合 平成 30 年 4 月

もくじ特定健診 保健指導とは 1 生活習慣病を 本気 で防ぐ! 生活習慣病を 根こそぎ 防ぐ! 2 生活習慣をチェック 改善する絶好のチャンス! 4 特定健診について Q 特定健診を受けるのはどんな人? Q どんな検査を受けるの? Q その検査でなにがわかるの? 8 Q 結果はどのように判断されるの

厚生労働省のメタボ政策について

第 2 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標国が示す指針においては 平成 24 年度における特定健康診査の実施率目標を 70.0% とされており 平成 20 年度から平成 24 年度まで 実施率目標を達成できるよう段階的に実施率を引き上げていくこととする 2. 特定保健指導の実施に係る目標国

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50 生化学検査 420 3J 総ビリルビン 数字 PQ 5 NNN.N mg/dl mg/dl 3J010 総ビリルビン 3J 生化学検査 430 3B GOT(AST)

特定健康診査等実施計画

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雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

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平成23年度国保連合会

(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

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2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

1. 背景及び趣旨我が国は 急速な少子高齢化 経済の低成長への移行 疾病構造の変化など 大きな環境変化に直面している 今まで築いてきた国民皆保険制度を堅持し 医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには その構造改革が急務である 国民の実態を見ると 高齢化の急速な進展と生活習慣病の増加によ

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健康企業宣言実施結果レポート Step1(Q&A) 質問 実施方法 添付資料 日頃の食生活に乱れがないか声掛けをしていますか? 始業前などに体操やストレッチを取り入れていますか? 朝礼等での声掛けの他 TJK ホームページに掲載されている 野菜は 1 日 350g 食べましょう のパンフ

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

足利市妊産婦医療費助成条例 昭和 48 年 3 月 23 日条例第 2 号改正昭和 49 年 6 月 11 日条例第 38 号昭和 59 年 12 月 20 日条例第 32 号昭和 62 年 3 月 23 日条例第 7 号平成 6 年 12 月 21 日条例第 35 号平成 10 年 3 月 24

健康診断結果の 見方のついて

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140319お知らせ2014年度の健康診断補助事業について

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に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

Transcription:

鳥取県特定健康診査 特定保健指導事業の手引 1 事業目的糖尿病 高血圧症 脂質異常症等の生活習慣病は メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) が発症の危険因子であり それらが重複することにより心筋梗塞 脳卒中などの発症リスクが高まると言われている このメタボリックシンドロームに着目して 生活習慣病を予防するための特定健康診査 ( 以下 特定健診 という ) 及び特定保健指導を実施する 2 実施主体県内市町村国保等の医療保険者 3 特定健診の対象者市町村国民健康保険組合等の医療保険加入者のうち 当該年度の 4 月 1 日における加入者であって 当該年度において 40 歳以上 75 歳以下の年齢に達する者 ただし 75 歳未満の者に限り 妊産婦 刑事施設 労役場その他これらに準ずる施設に拘束されている者 国内に住所を有しない者 船員保険の被保険者のうち相当な期間継続して船舶内にいる者 病院診療所に 6 月以上継続して入院している者及び高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭和 57 年法律第 80 号 以下 法 という ) 第 55 条第 1 項第 2 号から第 5 号までに規定する施設に入所又は入居している者を除く 4 特定健診及び特定保健指導の委託特定健診及び特定保健指導を外部に委託する場合は 特定健診及び特定保健指導の実施に関する基準 ( 平成 19 年厚生労働省令第 157 号 ) を満たす者に委託するものとする 5 特定健診の実施方法 (1) 基本的な検査項目 ( 標準的な問診票 ( 様式例第 1 号 ) 以下問診票という ) ア現病歴等の調査高血圧症 脂質異常症及び糖尿病の治療に係る薬剤の服用の有無 喫煙習慣等について聴取する また 詳細な生活習慣行動について把握するために 標準的な質問票 ( 様式例第 2 号 ) を使用することが望ましい イ自覚症状及び他覚症状の有無の検査 ( 問診及び理学的検査 ) ウ身長 体重及び腹囲の検査 ( 腹囲の測定 ( 注 ) は BMIが20 未満の者又はBMIが22 未満で自ら腹囲を測定し その値を申告した者で 医師が必要でないと認めるときは 省略することができる また 内臓脂肪面積の測定に代えることも可能である ) 注腹囲の測定立位 軽呼気時 へそレベルで測定する 脂肪蓄積が著明でへそが下方に偏位している場合は肋骨下縁と前上腸骨棘の中点の高さで測定する エ BMIの測定 (BMI= 体重 (kg) 身長 (m) の2 乗 ) オ血圧の測定測定回数は原則 2 回とし その2 回の測定値の平均値を用いる ただし 現場の実施状況に応じて 1 回測定についても可とする なお 測定方法については 循環器病予防ハンドブック ( 社団法人日本循環器管理研究協議会編 以下 ハンドブック という ) の血圧の項 ( 別添 1) を参考に行うことが望ましい カ血中脂質検査 ( 中性脂肪 HDLコレステロール及びLDLコレステロールの検査 ) キ肝機能検査 (GOT GPT 及びγ-GTPの検査 ) ク血糖検査 ( 空腹時血糖又はヘモグロビンA1c(HbA1c))

( ア ) 血糖検査又はHbA1c 検査のいずれかの方法で実施し 空腹時に採血が行えなかった場合には HbA1c 検査を実施すること ( イ )10 時間以上食事をしていない場合を空腹時血糖とし 空腹時血糖であることを明らかにする ( ウ ) 午前中に検査を実施する場合は 血糖値等の検査結果に影響を及ぼすため 健診前 10 時間以上は 水以外の飲食物を摂取しない ( エ ) 午後に健診を実施する場合は HbA1c 検査を実施する場合であっても 軽めの朝食とするとともに 他の健診結果への影響を軽減するため 健診まで水以外の飲食物を摂取しないことが望ましい ケ尿検査 ( 尿中の糖及び蛋白の有無 ) 原則として 中間尿を採取し 採取後 4 時間以内に試験紙法で測定することが望ましい また 前日の激しい運動は避け 測定方法及び判定方法については ハンドブックの尿検査の項 ( 別添 2) を参考に行うことが望ましい (2) 詳細な検査項目ア貧血検査 ( 赤血球数 血色素量及びヘマトクリット値の測定 ) 貧血の既往歴を有する者又は視診等で貧血が疑われ 医師が必要と認めた者に対して実施する イ心電図検査及び眼底検査前年度の特定健康診査 ( 法第 18 条第 1 項に規定する特定健康診査をいう ) の結果等において 次の (a) から (d) までに掲げる基準に該当し医師が必要と認めた者に対して実施する ( ア ) 心電図検査安静時の標準 12 誘導心電図を記録する また 検査方法及び判定基準については ハンドブックの心電図の項 ( 別添 3) を参考に行うことが望ましい ( イ ) 眼底検査手持式 額帯式 固定式等の電気検眼鏡又は眼底カメラ撮影により実施する また 検査方法及び判定基準については ハンドブックの眼底検査の項 ( 別添 4) を参考に行うことが望ましい (a) 血糖空腹時血糖値が 100mg/dl 以上又はヘモグロビン A1cが5.6%(NGSP 値 ) 以上 (b) 脂質血清トリグリセライド ( 中性脂肪 ) の量が150mg/dl 以上又は高比重リポ蛋白コレステロール (HDL コレステロール ) の量が40mg/dl 未満 (c) 血圧収縮期血圧が130mmHg 以上又は拡張期血圧が85mmHg 以上 (d) 腹囲等腹囲が男性にあっては85cm 以上 女性にあっては90cm 以上 ( 内臓脂肪 ( 腹腔内の腸間膜 大網等に存在する脂肪細胞内に貯蔵された脂肪をいう 以下同じ ) の面積の測定ができる場合には 内臓脂肪の面積が100cm2以上 ) 又はBMIが25 以上 (3) その他ア現在の生活習慣 過去の健康診査の受診状況 家族歴等について 必要に応じて質問票等により聴取する イ労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 ) その他の法令に基づき行われる健康診断において 特定健診に相当する項目を実施したことを保険者が確認した場合は 第 5に掲げる実施方法と異なるものであっても 特定健診の全部又は一部を行ったものとする 6 結果の判定及び通知 (1) 特定健診結果の判定ア特定健診の結果により 日本肥満学会等 8 学会が示すメタボリックシンドローム判定基準に基づき 基準該当 予備群該当 非該当 判定不能 に分類する

イ全ての健診結果をふまえて 異常認めず 要観察 要指導 要医療 ( 治療中 要精密検査 要治療 ) の分類により総合判定を行う (2) 特定保健指導レベル ( 階層化 ) の判定 7 8の (1) 及び9の (1) により区分される特定保健指導レベルとして 動機付け支援 積極的支援 なし に分類する また 健診結果データの不足等により判定できない者については 判定不能 に分類するものとする なお 特定保健指導レベル基準と日本肥満学会等 8 学会が示すメタボリックシンドローム判定には相違があるため 留意すること (3) 結果の通知ア特定健診実施後は 受診者対し 特定健康診査受診結果通知表 ( 様式例第 3 号 ) を 速やかに送付するものとする この場合 異常値を示している項目 異常値の程度及び異常値が持つ意義等について わかりやすく受診者に説明するものとする なお 特定健診の結果通知の様式は 様式例第 3 号の記載事項を最低限含むものであって 受診者に対する効果的な結果通知となるものであれば 変更し使用することは差し支えない イ 8の (1) 及び9の (1) による 動機付け支援 積極的支援 に該当する者のうち 特定保健指導が必要と思われる者に対し 特定保健指導通知を行うものとする (4) 特定健診の結果通知に当たっての留意事項特定健診の結果通知に当たっては 特定健診の受診者が自らの健康状態を自覚し 健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深めるために必要な情報を提供することとし 次のアからウまでに掲げる事項に留意する ア特定健診の結果等から受診者個人に合わせたものを受診者ごとに提供する イ提供する情報は 次の ( ア ) から ( ウ ) までに掲げる内容とする ( ア ) 特定健診の意義 ( 自分自身の健康状態を認識できる機会 日頃の生活習慣が特定健診の結果に表れてくる等 ) 特定健診の結果の見方 ( 特定健診の結果が表す意味を受診者本人の身体で起きていることと関連づけられる内容 ) ( イ ) 内臓脂肪症候群 ( メタボリックシンドローム ) 及び生活習慣病に関する基本的な知識と 対象者の行っているどのような生活習慣が生活習慣病を引き起こすかということ 食生活と運動習慣のバランス 料理及び食品のエネルギー量 生活活動及び運動によるエネルギー消費量 ( ウ ) 対象者にとって身近で活用できる健康増進施設 地域のスポーツクラブ及び運動教室 健康に配慮した飲食店等に関する情報ウ特定健診の結果等から特に問題のない者については 特定健診の結果の見方その他健康の保持及び増進に資する内容の情報を提供する 7 特定保健指導の対象者 (1) 特定保健指導の対象者は 特定健康診査の結果 腹囲が85cm 以上の男性若しくは90cm 以上の女性又は腹囲が85cm 未満の男性若しくは90cm 未満の女性であってBMIが25 以上の者のうち 次のアからウのいずれかに該当するもの ( 高血圧症 脂質異常症又は糖尿病の治療に係る薬剤を服用している者を除く ) とする ア血圧測定の結果で 収縮期血圧が130mmHg 以上又は拡張期血圧が85mmHg 以上であること イ血清トリグリセライド ( 中性脂肪 ) の量が150mg/dl 以上又は高比重リポ蛋白コレステロール (HDLコレステロール) の量が40mg/dl 未満であること ウ血糖検査の結果で 空腹時血糖値が100mg/dl 以上又はヘモグロビンA1cが5. 6%(NGSP 値 ) 以上であること (2) 腹囲の測定に代えて内臓脂肪の面積の測定を行う場合 (1) 中 腹囲が85c m 以上の男性若しくは90cm 以上の女性又は腹囲が85cm 未満の男性若しくは90 cm 未満の女性であってBMIが25 以上の者 とあるのは 内臓脂肪の面積が10

0c m2以上の者又は内臓脂肪の面積が 100c m2未満の者であって BMI が 25 以上のもの とする 8 特定保健指導 ( 動機付け支援 ) (1)7の対象者のうち動機付け支援の対象者は 次のアからエに掲げる者とする ア腹囲が85cm 以上の男性又は 90cm 以上の女性であって 7の (1) のアからウのいずれか1つのみに該当する者 (9の(1) のイに該当する者を除く ) イ腹囲が85cm 未満の男性又は90cm 未満の女性であって BMIが25 以上の者のうち 7の (1) のアからウのいずれか2つのみに該当するもの (9の(1) のエに該当する者を除く ) ウ腹囲が85cm 未満の男性又は90cm 未満の女性であって BMIが25 以上の者のうち 7の (1) のアからウのいずれか1つのみに該当するものエ特定健康診査を実施する年度において65 歳以上 75 歳以下の年齢に達する者 ( 当該年度において75 歳に達する者にあっては 動機付け支援の実施の際に当該年齢に達していない者に限る ) のうち 次の ( ア ) から ( エ ) に掲げるもの ( ア ) 腹囲が85cm 以上の男性又は90cm 以上の女性であって 7の (1) のアからウのいずれか2つ以上に該当する者 ( イ ) 腹囲が85cm 以上の男性又は90cm 以上の女性であって 7の (1) のアからウのいずれか1つのみに該当し かつ 特定健診の結果 喫煙習慣があると認められた者 ( ウ ) 腹囲が85cm 未満の男性又は90cm 未満の女性であって BMIが25 以上の者のうち 7の (1) のアからウのいずれにも該当するもの ( エ ) 腹囲が85cm 未満の男性又は90cm 未満の女性であって BMIが25 以上の者のうち 7の (1) のアからウのいずれか2つのみに該当し かつ 特定健診の結果 喫煙習慣があると認められたもの (2) 動機付け支援の実施方法ア支援期間及び頻度原則 1 回の支援とする イ支援内容及び支援形態 ( ア ) 動機付け支援対象者 ((1) に規定する動機付け支援対象者をいう 以下同じ ) が 自らの健康状態 生活習慣の改善すべき点等を自覚し 自ら目標を設定し行動に移すことができる内容とする ( イ ) 特定健診の結果 ( 労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 ) その他法令に基づき行われる特定健診に該当する健康診断の結果を含む 以下同じ ) 及び食習慣 運動習慣 喫煙習慣 休養習慣その他の生活習慣の状況に関する調査の結果を踏まえ 面接による支援及び実績評価 ( 行動計画の策定の日から6 月以上経過後に行う評価をいう 以下同じ ) を行う ( ウ ) 面接による支援は 次に掲げる事項に留意して行うこと a 生活習慣と特定健診との関係の理解 生活習慣を振り返ること メタボリックシンドローム及び生活習慣病に関する知識の習得並びにそれらが動機付け支援対象者自身の生活に及ぼす影響の認識等から 生活習慣の改善の必要性について説明する b 生活習慣を改善する場合の利点及び改善しない場合の不利益について説明する c 食事 運動等 生活習慣の改善に必要な事項について実践的な指導をする d 動機付け支援対象者の行動目標及び実績評価の時期の設定について支援するとともに 生活習慣を改善するために必要な社会資源を紹介し有効に活用できるよう支援する e 体重及び腹囲の測定方法について説明すること f 動機付け支援対象者に対する面接による指導の下に 行動目標及び行動計画を作成する

g 支援形態は 1 人当たり20 分以上の個別支援又は1グループ (1グループは8 人以下とする ) 当たり80 分以上のグループ支援とする ( エ ) 実績評価は 次に掲げる事項に留意して行う a 実績評価は 個々の動機付け支援対象者に対する特定保健指導 ( 法第 1 8 条第 1 項に規定する特定保健指導をいう 以下同じ ) の効果について評価するものとする b 設定した行動計画が達成されているかどうか並びに身体状況及び生活習慣に変化が見られたかどうかについて評価する c 必要に応じて行動計画の策定の日から6 月経過する前に評価時期を設定して動機付け支援対象者が自ら評価するとともに 行動計画の策定の日から6 月以上経過後に医師 保健師又は管理栄養士による評価を行い評価結果について動機付け支援対象者に提供する d 実績評価は 面接又は通信 ( 電話又は電子メール ファクシミリ 手紙 ( 以下 電子メール等 という ) 以下同じ ) により行い 評価結果について動機付け支援対象者に提供する 9 特定保健指導 ( 積極的支援 ) (1)7の対象者のうち積極的支援の対象者は 次のアからエに掲げる者( 積極的支援を実施する年度において65 歳以上 75 歳以下の年齢に達する者 ( 当該年度において75 歳に達する者にあっては 積極的支援の実施の際に当該年齢に達していない者に限る ) を除く ) とする ア腹囲が85cm 以上の男性又は 90cm 以上の女性であって 7の (1) のアからウのいずれか2つ以上に該当する者イ腹囲が85cm 以上の男性又は90cm 以上の女性であって 7の (1) のアからウのいずれか 1つのみに該当し かつ 特定健診の結果 喫煙習慣があると認められた者ウ腹囲が85cm 未満の男性又は90cm 未満の女性であって BMIが25 以上の者のうち 7の (1) のアからウのいずれにも該当するものものエ腹囲が85cm 未満である男性又は90cm 未満である女性であって BMIが2 5 以上の者のうち 7の (1) のアからウのいずれかに2つのみに該当し かつ 特定健診の結果 喫煙習慣があると認められたもの (2) 積極支援の実施方法ア支援期間及び頻度初回面接による支援を行うとともに 以降 3 月以上の継続的な支援を行う イ支援内容及び支援形態 ( ア ) 積極的支援対象者 ((1) に規定する積極的支援対象者をいう 以下同じ ) が 自らの健康状態 生活習慣の改善すべき点等を自覚し 生活習慣の改善に向けた自主的な取組を継続して行うことができる内容とする ( イ ) 特定健診の結果及び食習慣 運動習慣 喫煙習慣 休養習慣その他の生活習慣の状況に関する調査の結果を踏まえ 積極的支援対象者の生活習慣及び行動の変化 ( 以下 行動変容 という ) の状況を把握し 当該年度及び過去の特定健診の結果等を踏まえ 積極的支援対象者が自らの身体状況の変化を理解できるよう促す ( ウ ) 積極的支援対象者の健康に関する考え方を受け止め 積極的支援対象者が考える将来の生活像を明確にした上で 行動変容の必要性を実感できるような働きかけを行い 具体的に実践可能な行動目標を積極的支援対象者が選択できるように支援する ( エ ) 積極的支援対象者が具体的に実践可能な行動目標について 優先順位を付けながら 積極的支援対象者と一緒に考え 積極的支援対象者自身が選択できるよう支援する ( オ ) 医師 保健師又は管理栄養士は 積極的支援対象者が行動計画を達成するために必要な特定保健指導支援計画を作成し 積極的支援対象者の生活習慣

及び行動の変化の状況の把握並びにその評価 当該評価に基づいた特定保健指導支援計画の変更等を行う ( カ ) 特定保健指導実施者 ( 特定健診及び特定保健指導の実施に関する基準第 8 条第 1 項第 2 号の規定に基づき 積極的支援対象者に対し 生活習慣の改善のための取組に資する働きかけに関する支援を相当な期間継続して行う者をいう ( シ ) のdにおいて同じ ) は 積極的支援対象者が行動を継続できるように定期的に支援すること ( キ ) 積極的支援を終了する時には 積極的支援対象者が生活習慣の改善が図られた後の行動を継続するよう意識付けを行う必要がある ( ク ) 初回の面接による支援は 第 8の (2) のイの ( ウ ) に掲げる事項に留意して行うこと この場合において 第 8の (2) のイの ( ウ ) 中 動機付け支援対象者 とあるのは 積極的支援対象者 とする ( ケ )3 月以上の継続的な支援については ( サ ) 及び ( セ ) に規定する方法により算定するポイントの合計で特定保健指導の量を判断することとし 支援 Aの方法及び支援 Bの方法の合計で 180ポイント以上の支援を行うこと ( 支援 Aの方法に係るポイントが 160ポイント以上である場合に限る ) を最低条件とする ( コ ) 支援 Aの方法は 次に掲げるものとする a 積極的支援対象者の過去の生活習慣及び行動計画の実施状況を踏まえ 積極的支援対象者の必要性に応じた支援をする b 食事 運動等の生活習慣の改善に必要な事項について実践的な指導をする c 進ちょく状況に関する評価として 積極的支援対象者が実践している取組内容及びその結果についての評価を行い 必要があると認めるときは 行動目標及び行動計画の再設定を行うこと d 行動計画の実施状況について記載したものの提出を受け それらの記載に基づいて支援を行う ( サ ) 支援 Aの方式は 次に掲げるものとする a 個別支援 A b グループ支援 A(1グループは8 人以下とする ) c 電話支援 A d 電子メール支援 A ( シ ) 支援 Aの方式に係るポイントの算定及び要件は 次に掲げるものとする a 個別支援 Aは 5 分間の支援を1 単位とし 1 単位当たり20ポイントとすること ただし 支援 1 回当たり10 分間以上の支援を行うこととし 支援 1 回当たりポイント算定の上限は 120ポイントとする b グループ支援 Aは 10 分間の支援を1 単位とし 1 単位当たり10ポイントとすること ただし 支援 1 回当たり40 分間以上の支援を行うこととし 支援 1 回当たりのポイント算定の上限は120ポイントとする c 電話支援 Aは 5 分間の会話を1 単位とし 1 単位当たり15ポイントとする ただし 支援 1 回当たり5 分間以上の会話を行うこととし 支援 1 回当たりのポイント算定の上限は60ポイントとする d 電子メール支援 Aは 1 往復 ( 特定保健指導実施者と積極低支援対象者の間で支援に必要な情報の共有を図ることにより支援を完了したと当該特定保健指導実施者が判断するまで 電子メール等を通じて支援に必要な情報のやり取りを行うことをいう 以下同じ ) の支援を1 単位とし 1 単位当たり 40ポイントとする ( ス ) 支援 Bの方法は 初回の面接の際に作成した行動計画の実施状況を確認し 行動計画に掲げられた取組を維持するために励まし及び賞賛を行うものとする ( セ ) 支援 Bの方式は 次に掲げるものとする a 個別支援 B b 電話支援 B

c 電子メール支援 B ( ソ ) 支援 Bの方法に係るポイントの算定及びその要件は 次に掲げるものとする a 個別支援 Bは 5 分間の支援を1 単位とし 1 単位当たり10ポイントとする ただし 支援 1 回当たり5 分間以上の支援を行うこととし 支援 1 回当たりのポイント算定の上限は20ポイントとする b 電話支援 Bは 5 分間の会話を1 単位とし 1 単位当たり10ポイントとする ただし 支援 1 回当たり5 分間以上の支援を行うこととし 支援 1 回当たりのポイント算定の上限は20ポイントとする c 電子メール支援 Bは 1 往復の支援を1 単位とし 1 単位当たり5ポイントとする ( タ ) 支援 Aの方法及び支援 Bの方法のポイントの算定は 次に掲げる事項に留意して行うこと a 同日に複数の支援を行った場合は いずれか1つの支援のみをポイントの算定対象とする また 同日に同一の支援を複数回行った場合であってもポイントの算定対象となるのは1 回の支援のみである b 特定保健指導と直接関係のない情報 ( 次回の支援の約束や雑談等 特定保健指導の実施と直接かかわりのない情報をいう ) のやり取りは ポイントの算定対象としないこと c 電話支援又は電子メール支援を行うに当たり 行動計画の作成及び提出を依頼するための電話又は電子メール等のやり取りは ポイントの算定対象としない ( チ ) 実績評価は 次に掲げる事項に留意して行う a 実績評価は 個々の積極的支援対象者に対する特定保健指導の効果について評価するものである b 設定した行動目標が達成されているかどうか並びに身体状況及び生活習慣に変化が見られたかどうかについて評価を行うこと c 必要に応じて行動計画の策定の日から6 月経過する前に評価時期を設定して積極的支援対象者が自ら評価するとともに 行動計画策定の日から6 月以上経過後に医師 保健師又は管理栄養士による評価を行い 評価結果について積極的支援対象者に提供すること d 実績評価は 面接又は通信を利用し 積極的支援対象者に提供すること e 実績評価は 継続的な支援の最終回とともに実施して構わない 10 個人情報の保護本事業における個人情報の取り扱いについては 十分な配慮を行うこととする 附則この手引きは 平成 20 年度の特定健康診査 特定保健指導から適用する 附則この改正は 平成 25 年 4 月 30 日から施行し 平成 25 年度の特定健康診査 特定保健指導から適用する