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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

<小学校 生活科>

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Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

社会科学習指導案

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

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H30全国HP

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

Microsoft Word ~33第3学年1組  社会科学習指導案1

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

3 時限目日本にあるブラジル生まれの食べ物を知る 4 時限目なぜピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える 一部が隠れた写真を使い, 日本にあるブラジルのものを考える活動を行う 感想を交流する ピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える活動を行う 感想

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

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(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

Taro-4年 総合 指導案(最終)

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

解答類型

誰 ( 何 ) から得た情報なのかを記録カードに記入させる なぜなら など理由をつけて発言できるよう指導する 聞き手は 発表のどこから伝えたいことが分かったのかを言えるようにする 6 単元構想表 個人テーマを設定する ( 2 時間 ) ウエービング ( 大豆についての知識を広げる ) 全員で出し合う

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

小学校理科の観察,実験の手引き 第3学年A(1) 物と重さ

Microsoft Word - t2gika1.doc

(2) 授業者が学びの見通しを持つ ( 学習目標の明確化 ) 問題解決的な学習に取り組む際, どのような場面で, どのようにして, どのような力を子どもたちに付けるのか, 単元や授業における目標を明確にして学びを見通しておくことが大切です 目標が不明確であると, 作業や体験などの活動そのものに, 子

学習評価に関する本県の方針について

20情報【授業】

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

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国語科学習指導案様式(案)

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○ ○ 科 学 習 指 導 案

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Microsoft Word - 社会科

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 6 報告文を書いて発表しよう

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

<小学校 生活科>

難聴児童の伝える力を 高めるための指導の工夫 -iPadを活用した取り組みを通して-

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4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

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(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

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平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

さらに, アンケートの項目で 調べたことを伝えたい相手 として一番多かった 家族, 次に多かった 他学年や友達 に伝えるという相手意識を明確にした課題を設定し, 参観日に マイ防災袋 と実際に作った防災グッズを家族へ紹介する また, 家族と一緒に作り, グッズを使うという活動をすることで, 家族から

第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

4 単元の指導計画 (10 時間扱い ) 時間 1 次問 (2) いをもつ 2 次調 (4) べる 3 次振 (4) り返る発信する 育てたい資質 能力 主な学習活動 内容 未来への創造 評価 地域の祭りについて話し合う グローバル化に 地域の祭りや伝承について知っていること 対応する力 を話し合う


H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Transcription:

総合的な学習の時間 ( 小学校第 4 学年 ) 豊橋筆 のよさをつかみ 分かりやすく伝える授業 本事例の言語活動のポイント 1 文字 写真等の情報や体験活動での思いを根拠に自らの考えをもたせる 2 話し合い活動によって児童が収集した情報や考えを共有させることで 新たな気付きや疑問から学習課題に対する考えを深めさせる 3 グループ活動を取り入れることで 児童の思いや願いを大切にしながら 追究成果をまとめさせたり 発表させたりする 単元名 われら豊橋筆の伝道師 単元目標 学習活動への関心 意欲 態度 豊橋筆に携わる人たちとの関わりを通して 地域の人に豊橋筆のよさを伝えようと意欲的に学習活動に取り組もうとする 自己の生き方をめぐる思考 判断 表現 豊橋筆についての調べ学習や体験活動を通して 豊橋筆に愛着をもち 豊橋筆のことを伝える方法を考え 自分ができることを実践することができる 学習活動に関わる技能 豊橋筆について調べたことや体験したことを 新聞やパンフレットなどにまとめ 多くの人に分かりやすく伝えることができる 生活実践課題に関わる知識 理解 豊橋筆に携わる人たちの豊橋筆への思いや願いを知り 地域の歴史ある伝統工芸品を継承していくことの大切さについて理解を深めることができる 単元を構想するに当たって 児童は 豊橋筆については社会科の伝統工業の単元で学習している この学習で豊橋筆を製作する現場を見学し 実際に筆を作る体験をした 社会科の学習後も 自分が作った豊橋筆を使いたい もっと豊橋筆のことを知りたい という思いをもっていた そこで この思いを踏まえ 豊橋筆についての追究を総合的な学習の時間に位置付け 豊橋筆のよさを体感させていきたいと考えた この追究過程において 児童の思いや考えに沿って学習課題を発展させながら 地域の方からの聞き取り 児童相互による話し合い活動などを通して 児童の考えを深めさせたい なお 言語活動の充実を図るために 以下の内容に取り組む 〇本 インターネットなどの文字や写真等からの情報や 体験活動による感覚的な情報を根拠として自らの考えをもたせる 〇話し合い活動によって児童が収集した情報や考えを共有させ 新たな気付きや疑問から - 98 -

学習課題に対する考えを深めさせる 〇グループ活動によって 豊橋筆について調べてきたことや考えたことを整理させ 伝えたいよさを発表させる 〇振り返りカードを活用して 児童に自らの追究活動を振り返らせ 自分の思いや考えを整理 深化させる このように 総合的な学習の時間の言語活動として重視されている 他者と協同して問題を解決しようとする活動 体験したことや収集した情報を整理したり 分析したりして思考する活動 を単元の中に位置付けた 指導計画 ( 全 28 時間 ) ( 授業時間 ) 学習活動指導上の留意点 第 1 次 (6) 第 2 次 (6) 第 3 次 (5) 第 4 次 (11) 豊橋筆について調べる なぜ地元で作られている豊橋筆を使う人が少ないか考える 〇実際に使用している人から豊橋筆のよさを聞く 豊橋筆に携わる人に豊橋筆への思いを聞き 児童自らの関わり方を話し合う 豊橋筆のよさを伝える方法を考え グループごとに準備し 発表する 〇これまでの学習を振り返る 豊橋筆を実際に使用して習字を書く体験活動と 資料による一人調べから 豊橋筆についての情報を収集させる 児童が収集した情報や考えを基に 豊橋筆を使用する人が少ない理由を話し合わせる 豊橋筆を使用する人を外部講師として招き そのよさを聞き取らせる 豊橋筆を作る人と使用する人から 豊橋筆に対する思いを聞き取らせる 豊橋筆に携わる人の思いを基に 児童自らの関わり方について話し合わせる 公共施設で発表することを伝え 豊橋筆のよさを伝える方法を話し合わせる 内容 表現方法によって分けたグループごとに企画 運営させる 振り返りカードを基に 学習のまとめをさせる 指導の実際 1 学習課題 豊橋筆のことをもっと知りたいな の設定 ( 第 1~6 時 ) 社会科で豊橋筆について学習した後も 児童は 豊橋筆のことをもっと知りたい という思いをもち続けていた また 実際に筆も製作しており 自分の筆で習字を書いてみたい という思いももっていた そこで 児童の 書いてみたい という思いを学級で確認し 自分の豊橋筆で習字を書く体験活動を行った 児童 Aが振り返りカードに やわらかくて すらすら書けました と記述したように 豊橋筆の書き味のよさを実感した児童は多かった この実感は 後ほど 豊橋筆体験コーナー として児童の表現方法の一つに生かされることになるが この活動をきっかけに豊橋筆に対する学習意欲を高め 学習課題 豊橋筆のことをもっと知りたいな を設定した - 99 -

児童は 本やインターネットなどを 資料 1 児童 Aのまとめ 使って一人調べに取り組んだ 児童 A は 社会科の職場見学で興味をもった 豊橋筆で使用する動物の毛の種類 について調べた 筆の種類に応じて 使われる動物の毛も違うことを知り それを根拠に豊橋筆の書き味のよさを画用紙にまとめた ( 資料 1) 2 情報や考えを共有させる話し合い活動 ( 第 7 8 時 ) 一人調べの後 児童が収集した情報や考えを共有するために発表会を設定した 筆の歴史や職人数の推移 現在の生産量などが発表される中 筆を実際に使用している人の感想を発表する児童がいた これにより 児童は 実際に使っている人から話を聞いてみたい という新たな思いをもつようになった そこで まずは家族への聞き取り調査を行わせた 結果は 豊橋筆は知っているけど使ったことはない という回答が圧倒的に多く ここに なぜ豊橋筆を知っているのに使ったことがない人が多いのか という疑問が生じ 筆が使われない理由を話し合わせた 値段が高いから 近くに売っていないから などの理由が挙げられる中 使っている人はなぜ豊橋筆を選んだのか という見方を変えた発言が表れた この発言を受けて 新たな学習課題 なぜ豊橋筆は地元で作られているのに使う人が少ないのか を設定した この話し合いを通して 製作者側から豊橋筆を見ていた児童 Aは 使用者側という自分では気付かなかった見方にも触れ 課題に対する考えを広げるきっかけとなった 3 豊橋筆のよさを聞く外部講師との関わり ( 第 9~17 時 ) 学習課題 なぜ豊橋筆は地元で作られているのに使う人が少ないのか を追究するために 豊橋筆に関わる3 名の外部講師 ( 製作者 1 名 使用者 2 名 ) から豊橋筆のよさを聞いた 児童は講師との関わりの中で 筆を実際に使用している方が 筆のよさを広めたい 豊橋筆で地域を盛り上げたい など 多くの願いをもっていることを知った また 講師が参加するデザイン書道教室で習字とは異なる筆の扱いも体験することができた 講師への聞き取り後 児童から 資料 2 講師との関わり後の児童 Aの振り返り は これからも豊橋筆を大切にしていく 〇〇さん ( 使用者 ) にはこれからもがんばってほしい 私たちも広めていきたい などの感想が述べられた これらを整理する中で がんばってほしい は他人のことみたい 大切にしていく や 広めていきたい は自分たちも何かができる感じがする という意見が出された 児童 Aも 豊橋筆のことをもっとみんなに知ってもらいたい と発言していた 話し合いの話題が筆のよさを広める方法に移り始めたタイミングを見計らって 新たな学習課題 豊橋筆のよさを伝えていこう を設定した 資料 2は児童 Aの振り返りである - 100 -

4 豊橋筆のよさを伝える方法を考えるグループ活動 ( 第 18~25 時 ) 多くの人に豊橋筆のよさを伝えたい という児童の願いを実現させるべく 学校の近くにある公共施設 こども未来館 ココニコ の中の活動室を借用することにした ここは さまざまなイベントが開催され 地域の人の憩いの場になっている施設である 11 月後半の1 週間 活動室が使用できることを伝えると 児童は大喜びし 豊橋筆っていいなと強く思ってもらえる方法を考えよう と 具体的な表現方法についての話し合いが始まった 児童 Aは当初 作品展示 を考えていたが この話し合いの中で 飾るだけでは広めることができないから 入り口でチラシを配って展示してあるもの 資料 3 グループ活動での児童 Aの振り返り をもっと分かるようにしたらよい と発言した これを受け 他児童も チラシは家でもゆっくり見ることもできるからよい と発言していた 児童は友達の考えを参考に 豊橋筆のよさを広める方法をより具体的に考えていった 話し合いが進む中で ココニコ の活動室を1 週間使わせてもらえるだけでなく 来場者が多く集まる土 日曜日に ココニコ広場 で多くの人の前で発表会を開くことができることになった この豊橋筆のよさを発表する活動を ココニコプロジェクト と名付け 表現内容 方法の違いから七つのグループに分けて準備を進めることにした 児童 Aは パンフレットグループの文章 説明担当になった グループの仲間一人一人の考えを上手に取り入れながら チラシづくりの中心になって活躍した 資料 3は グループ活動を振り返った児童 Aの感想である 友達と協力する大変さと楽しさを感じたことが分かる 5 ココニコプロジェクト による学習成果の発表( 第 26~28 時 ) プロジェクト当日 児童は緊張しながらも 自分たちがこれまで準備してきたことをグループごとに分かれて来場者に一生懸命発表することができた ( 写真 1~3) 写真 1 豊橋筆クイズ 写真 2 フデッキー 写真 3 体験コーナー 活動室に用意したビデオ 豊橋筆体験 デザイン書道作品展示コーナーはどこも盛況で 児童はグループで考えた表現方法を用いて 熱心に豊橋筆のよさを伝えていた 児童 Aも来場者に積極的に声をかけ 各コーナーの場所や内容を説明しながらチラシを手渡していた 多くの来場者が 豊橋筆のよさがよく分かったよ 素敵な作品ばかりだね などと児童に温かい言葉をかけてくださった 資料 4は ココニコプロジェクト終了後の児童 Aの振り返りである この内容から地域に働きかける活動に大きな喜びや達成感を感じている様子が読み取れる - 101 -

考察 豊橋筆について体験したり収 資料 4 ココニコプロジェクト 後の児童 Aの振り返り 集したりした情報は 児童が自らの考えをもつ根拠になるだけではなく 話し合い活動やグループ活動の中で整理 分析され 多様な発表内容を構築するに至った この過程において 児童の思考の幅を広げられ その後の学習の質を高めることにつながった 児童の情報や考えの共有を図った話し合いでは 筆の製作者側から使用者側へ見方を変えることができ 思考の幅を広げることができた また 外部講師との関わり後の話し合いでは 児童の考えを関連付けながら分類し それらを比較する中で 児童は 自分たちも何かしたい という思いをもち 豊橋筆のよさを広める活動へ発展させることができた 成果の発表の場に向けて 伝えたい内容 ( 豊橋筆のよさ ) とやってみたい表現方法を基にグループ分けを行った 内容 表現のいずれかで共通するグループは 準備 発表に協同的に取り組み 児童の表現力を高めることに効果的であった 〇児童の思いや願いを基に学習課題を発展させて 児童の考えを深めた 振り返りカードも活用し 児童の考えの変容は把握したが 今回のようにグループ活動による表現方法が異なる場合 児童の評価が曖昧になってしまった 多様な活動に対応した評価方法を工夫しなければならない - 102 -