生活保障設計ガイドブック と やさしい保障プランニング (Web 版 ) の検証 ( 株 ) 住まいと保険と資産管理 1
事例検証 事例 1 37 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (2 歳 ) が遺される場合ガイドブック P10 計算例 1 P3 事例 2 42 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (7 歳 4 歳 ) が遺される場合 P4 事例 3 事例 3A 事例 3B 53 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (19 歳 16 歳 ) が遺される場合 P5 6 7 事例 4 共働きの夫婦 ( 夫婦とも 42 歳 ) で 会社員の夫が死亡した場合 P8 事例 5 共働きの夫婦で 妻が死亡した場合 ガイドブック P10 計算例 2 P9 事例 6 25 歳の会社員の夫が死亡し 会社員の妻が遺される場合 ( 遺族厚生年金給付 5 年になるケース ) P10 事例 7 40 歳自営業の夫が死亡した場合 ( 妻は 遺族基礎年金のみ支給になるケース ) P11 事例 8 母子家庭の場合で 38 歳の母が死亡し 子が遺される場合 ( 離婚により母子家庭 養育費の支給無しのケース ) P12 2
事例 1 37 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (2 歳 ) が遺される場合ガイドブック P10 計算例 1 夫 :37 歳 ( 会社員 ) 勤続 13 年 年収 妻 :35 歳 ( 専業主婦 ) 子 ( 長男 ) :2 歳 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 子どもの教育 高校まで公立 塾あり 大学は国立で下宿 企業 団体内保障 死亡退職金 200 万円 団体生命共済 300 万円 ( 一律加入 ) 貯蓄 150 万円 補てん 子どもが小学校入学するまでの 4 年間 A 300 万円 100 万円 51 万円配偶者勤労の目安 1-(23)= 149 万円 B 1 一時的費用葬儀費用ローン返済補てん 500 万円 0 万円 596 万円 975 万円 740 740 万円 0 万円 150 万円共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 2161 万円 検証結果 事例 1-1 Web 版には が得られない期間の補填 を入力する項目があります 本来 この項目に年数を入力すると 配偶者勤労の目安 ( 上記 B) の数値が乗じられる必要があります しかし Web 版では 配偶者の目安 ( 上記 B) の数値ではなく 基本生活費 ( 現在の 60%) の数値 ( 上記 A) が乗じられています 事例 1-2 ガイドブック P10 計算例 1 では 小学校入学までの年数を子どもの年数の翌年 (3 歳 ) から数え 4 年間としていますが Web 版は 子の現在の年齢から 教育費の計算等がされています 3
検証結果4 事例 2 42 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (7 歳 4 歳 ) が遺される場合 夫 :42 歳 ( 会社員 ) 22 歳で入社 年収 600 万円 妻 :40 歳 ( 専業主婦 ) 第 1 子 :7 歳 第 2 子 :4 歳 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 夫の ( 補足 ) 30 代後半の平均は 550 万円 子どもの教育 2 人とも高校まで公立 塾あり 大学は国立で下宿 企業 団体内保障 死亡退職金 300 万円 団体生命共済 300 万円 ( 一律加入 ) 貯蓄 300 万円 補てん期間 末子が小学校入学するまでの 3 年間 600 万円 360 万円 120 万円 56 万円配偶者勤労の目安 1-(23)= 187 184 万円万円 1 一時的費用 葬儀費用 ローン返済 補てん 500 0 0 万円 552 万円 2 将来発生する費用への準備 教育資金 老後準備資金 その他 1881 万円 780 780 万円 0 万円 600 万円 300 万円 共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 2813 万円 事例 2-1 ガイドブックでは 遺族厚生年金の算出の際 40 歳以上は 30 代後半の平均年収 を用いています しかし Web 版では 30 代後半の平均年収 の入力項目がないため 遺族厚生年金の金額については 何かの平均データを使っているのでしょうか? 例えば Web 版の 遺されたご家族のの目安 ( 月額 ) は 143,900 円になっています この数値から逆算すると 30 代後半の平均年収 は約 650 万円 ( ) になり 現在のより多くなってしまいます 143,900 12 カ月 =1,726,800 3,600,000( 現在の 60%)-1,200,000( 遺族基礎年金 )-1,726,800( 遺されたご家族のの目安 ( 年額 )=673,200( 遺族厚生年金 ) 673,200( 遺族厚生年金 )=550 30 代後半の平均年収 10 万円 25 年 3/4 30 代後半の平均年収 650 万円 その他にも 事例 1-1 の検証結果と同様な事象が発生しています
6228 万円検証結果 事例 3 53 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (19 歳 16 歳 ) が遺される場合 夫 :53 歳 ( 会社員 ) 22 歳で入社 年収 900 万円 妻 :48 歳 ( 専業主婦 ) 第 1 子 :19 歳 第 2 子 :16 歳 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 貯蓄 夫の( 補足 ) 30 代後半の平均は650 万円 補てん期間 65 歳まで働く 子どもの教育 第 1 子 : 大学は私立文科系で自宅通学第 2 子 : 高校は公立 塾あり / 大学は私立文科系で自宅通学 企業 団体内保障 死亡退職金 1 弔慰金 200 万円 団体生命共済 300 万円 ( 一律加入 ) 前提条件 : ガイドブックの計算は 配偶者勤労の目安 で計算された年 357 万円を妻が 65 歳まで (17 年間 ) 働くことができないシナリオで Web 版と比較しています 900 万円 540 万円 100 万円 83 万円 83 万円 配偶者勤労の目安 1-(23)= 357 357 万円 万円 1 一時的費用葬儀費用ローン返済補てん 0 万円 60 6069 69 万円 1315 1315 万円 844 844 万円 0 万円 2000 万円 共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 6228 万円 事例 3-1 ガイドブックでは 厚生年金に 25 年以上加入されている方の遺族厚生年金は 以下の計算式で算出しています 遺族厚生年金 =550 円 30 代後半の平均年収 10 万円 実際の加入年数 3/4 例えば Web 版の 遺されたご家族のの目安 ( 月額 ) は 266,600 円になっています この数値から逆算すると 30 代後半の平均年収 は約 940 万円 ( ) になります ガイドブック (P6) では 30 代後半の平均年収 は 800 万円を上限としていますので ずれが生じている可能性があります また Web 版は 厚生年金に 25 年以上加入の場合は 実際の加入年数で計算されるロジックになっているのかについても確認する必要があると思います 266,600 12 カ月 =3,199,200 5,400,000( 現在の 60%)-1,000,000( 遺族基礎年金 )-3,199,200( 遺されたご家族のの目安 ( 年額 ))=1,200,800( 遺族厚生年金 ) 1,200,800 ( 遺族厚生年金 )=550 30 代後半の平均年収 10 万円 (53 歳 -22 歳 ) 3/4 30 代後半の平均年収 940 万円 事例 3-2 Web 版の図に遺族基礎年金が出てきません この事例は第 2 子が 16 歳であるため 遺族基礎年金として約 100 万円 / 年が給付されることになります 検証したところ Web 版は第 1 子が 18 歳未満でなければ遺族基礎年金が図に表示されない設定になっていると思われます 事例 3-3 教育資金の大学費用が私立の場合 文系 理系で分かれていますが Web 版は その分類がないので教育資金の数字が違う可能性があります 5 その他にも 事例 1-1 の検証結果と同様な事象が発生しています
共済などによる必要保障額検証結果 事例 3A 53 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (19 歳 16 歳 ) が遺される場合 夫 :53 歳 ( 会社員 ) 22 歳で入社 年収 900 万円 妻 :48 歳 ( 専業主婦 ) 第 1 子 :19 歳 第 2 子 :16 歳 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 貯蓄 夫の( 補足 ) 30 代後半の平均は650 万円 妻の 65 歳まで年 100 万円働く 子どもの教育 第 1 子 : 大学は私立文科系で自宅通学第 2 子 : 高校は公立 塾あり / 大学は私立文科系で自宅通学 企業 団体内保障 死亡退職金 1 弔慰金 200 万円 団体生命共済 300 万円 ( 一律加入 ) 前提条件 : ガイドブックの計算は 妻は 65 歳まで (17 年間 ) 年間 100 万円のパートを得る場合のシナリオで Web 版と比較しています 900 万円 100 万円 100 万円 83 万円 83 万円 540 万円 1 一時的費用 葬儀費用 ローン返済 補てん 0 万円 4369 万円 配偶者勤労の目安 1-(23)= 357 357 万円 万円 事例 3 の Web 版と同じ試算結果になるため表示していません 事例 3A-1 ガイドブックは 夫死亡後 妻は年間 100 万円で 65 歳まで働くことが確認できた場合 以下の計算式により 補てん を柔軟に算出することができます 357 万円 ( 配偶者勤労の目安 )-100 万円 ( 妻が働くことができる年間 )=257 万円 257 万円 (65 歳 -48 歳 )=4369 万円 しかし Web 版では 補てん は上記計算式のように柔軟に対応することができないため 非現実的な数字が算出されることがあると思います 1315 万円 844 844 万円 0 万円 (12)-(34)= 4528 万円 その他にも 事例 1-1 事例 3-1 事例 3-2 事例 3-3 の検証結果と同様な事象が発生しています 6
6228 万円検証結果 事例 3B 53 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (19 歳 16 歳 ) が遺される場合 夫 :53 歳 ( 会社員 ) 22 歳で入社 年収 900 万円 妻 :48 歳 ( 専業主婦 ) 第 1 子 :19 歳 第 2 子 :16 歳 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 貯蓄 夫の( 補足 ) 30 代後半の平均は650 万円 妻の 65 歳まで年 100 万円働く 子どもの教育 第 1 子 : 大学は私立文科系で自宅通学第 2 子 : 高校は公立 塾あり / 大学は私立文科系で自宅通学 企業 団体内保障 死亡退職金 1 弔慰金 200 万円 団体生命共済 300 万円 ( 一律加入 ) 前提条件 : ガイドブックの計算は 夫死亡後 妻は基本生活費について 年 420 万円もあれば生活できると確認できた場合のシナリオで Web 版と比較しています 900 万円 妻から確認済み 420 万円 540 万円 A 1 一時的費用葬儀費用ローン返済補てん 0 万円 60 2329 69 万円 1315 1315 万円 844 844 万円 0 万円 100 万円 83 万円配偶者勤労の目安 1-(23)= 237 万円 共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 2488 万円 事例 3 の Web 版と同じ試算結果になるため表示していません 事例 3B-1 ガイドブック版では 妻は夫が死亡後 遺族の基本生活費として年間 420 万円もあれば安心できると確認できた場合 上記 A のように現在の 60% で計算することなく 柔軟に妻の希望に対応することができます しかし Web 版では 基本生活費について柔軟に対応するような入力項目がないため 非現実的な数値 ( 大きな数値 ) が算出されることがあると思います その他にも 事例 1-1 事例 3-1 事例 3-2 事例 3-3 事例 3A-1 の検証結果と同様な事象が発生しています 7
6228 万円検証結果 事例 4 共働きの夫婦 ( 夫婦とも 42 歳 ) で 会社員の夫が死亡した場合 夫 :38 歳 ( 会社員 ) 勤続 16 年 年収 妻 :35 歳 ( 会社員 ) 勤続年数 13 年 年収 300 万円 子 :13 歳 ( 公立中学 1 年生 ) 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 子どもの教育 現在公立中学校 1 年生 高校まで公立大学は私立大学文系 ( 自宅通学 ) 企業 団体内保障 死亡退職金 300 万円 貯蓄 200 万円 夫死亡後の妻の就労 妻は 65 歳まで働く 800 900 万円万円 100 万円 100 万円 51 万円 83 万円 配偶者勤労の目安 480 万円 540 万円 329 万円 1-(23)= 357 万円 1 一時的費用葬儀費用ローン返済補てん 0 万円 60 870 69 万円 740 万 880 万円 円 1315 万円 844 万円 0 万円 0 万円 300 万円 200 万円 共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 2490 万円 事例 4-1 ガイドブックでは 夫と妻のを合算した世帯に 60% を乗じて基本生活費としています ( 生活保障ガイドブック 5P に記載 ) しかし Web 版では共働きであったとしても 世帯に 60% を乗じて基本生活費としていないと思われます なぜなら このケースで妻のだけを変えても 遺されたご家族のの目安 ( 月額 ) も 遺族保障 も何も変わらないからです 事例 4-2 妻に一定のがあると 下記のように計算する場合があることを念のため紹介しておきます 妻は65 歳まで30 年間働く : (329 万円 -300 万円 ) (65 歳 -35 歳 )=870 万円補てん=870 万円 一方で Web 版では が得られない期間の補填 は最大 25 年間までしか入力することができません よって Web 版は 25 年間で試算しています その他にも 事例 3-3 の検証結果と同様な事象が発生しています 8
6228 万円検証結果 事例 5 共働きの夫婦で 妻が死亡した場合ガイドブック P10 計算例 2 夫 :42 歳 ( 会社員 ) 勤続 20 年 年収 400 万円 妻 :42 歳 ( 会社員 ) 勤続年数 20 年 年収 300 万円 子 :16 歳 ( 私立高校 1 年生 ) 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 子どもの教育 現在私立高校 1 年生 大学は私立大学文系 ( 自宅通学 ) 老後準備資金 夫は財形貯蓄などで準備する その他 900 万円 (10 年後に親の生活費支援として年 100 万円 10 年間を想定 年複利 1% 運用で 10 年後に 1000 万円になる資金 ) 企業 団体内保障 死亡退職金 300 万円 貯蓄 補てん期間 子供が大学を卒業するまでの 7 年間 700 900 万円万円 0 万円 100 万円 0 万円 83 万円 配偶者勤労の目安 420 万円 540 万円 420 万円 1-(23)= 357 万円 1 一時的費用葬儀費用ローン返済補てん 0 万円 60 140 69 万円万円 875 万円 0 万円 1315 万円 844 万円 900 万円 0 万円 300 万円 共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 1615 万円 事例 5-1 このケースでは 遺族厚生年金は支給されません しかし Web 版の図には遺族厚生年金が表記されています 事例 5-2 ガイドブックは 妻死亡後 夫は年間 400 万円のがあるので 以下の計算式により 補てん を柔軟に算出することができます 420 万円 ( 配偶者勤労の目安 )-400 万円 ( 夫が働くことができる年間 )=20 万円 20 万円 7 年間 ( 子供が大学を卒業するまで )=140 万円 ガイドブック P10 に訂正が必要な個所が見つかりました ガイドブックでは子供が大学を卒業するまでは 5 年間としていますが 現在 高校 1 年生という設定ですので 7 年間になると思います その他にも 事例 3-3 の検証結果と同様な事象が発生しています 9
6228 万円検証結果 事例 6 25 歳の会社員の夫が死亡し 会社員の妻が遺される場合 ( 遺族厚生年金給付 5 年になるケース ) 夫 :25 歳 ( 会社員 ) 勤続 3 年 年収 300 万円 妻 :24 歳 ( 会社員 ) 勤続 2 年 年収 300 万円 子 : なし 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 車のローン 100 万円 貯蓄 50 万円 企業 団体内保障 死亡退職金 50 万円 団体生命共済 50 万円 ( 一律加入 ) 妻の 夫が死亡後も現在の会社で 65 歳まで働く 600 900 万円万円 0 万円 100 万円 30 万円 83 万円 配偶者勤労の目安 360 万円 540 万円 330 万円 1-(23)= 357 万円 1 一時的費用葬儀費用ローン返済補てん 100 0 万円万円 2310 60 69 万円万円 1315 0 万円 万円 844 670 万円 00 万円 100 万円 50 万円 共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 3430 万円 事例 6-2 補てんについては 下記のように計算していることを紹介しておきます 妻は 65 歳まで働く : (330 万円 -300 万円 ) 5 年間 ( 遺族厚生年金支給期間 )=150 万円 1 (360 万円 -300 万円 ) (65 歳 -29 歳 /5 年後の妻の年齢 )=2160 万円 2 補てん =2310 万円 (12) 一方で Web 版では が得られない期間の補填 は最大 25 年間までしか入力することができません よって Web 版は 25 年間で試算しています 事例 6-3 遺族の妻が24 歳の場合 老後準備資金に入力する金額が分からないため 組合員は混乱するのではないでしょうか 現価係数で計算すると約 670 万円でした その他にも 事例 4-1 の検証結果と同様な事象が発生しています 10 事例 6-1 このケースでは 遺族厚生年金は 5 年間支給されます しかし Web 版の図には遺族厚生年金の支給期間が明確に表記されていません
6228 万円検証結果 事例 7 40 歳自営業の夫が死亡した場合 ( 妻は 遺族基礎年金のみ支給になるケース ) 夫 :40 歳 ( 自営業 ) 年収 600 万円 妻 :35 歳 ( 会社員 ) 勤続 13 年 年収 450 万円 第 1 子 :7 歳 第 2 子 :4 歳 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 子供の教育 高校まで公立 私立理系大学 ( 下宿 ) 貯蓄 企業 団体内保障 なし 妻の 65 歳まで働く 1050 900 万円 120 万円 100 万円 0 万円 83 万円 配偶者勤労の目安 630 万円 540 万円 510 万円 1-(23)= 357 万円 1 一時的費用葬儀費用ローン返済補てん 0 0 万円 1800 60 69 万円万円 2661 万円 740 万円 1315 万円 844 万円 0 万円 0 万円 0 万円 共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 5201 万円 事例 6-1 このケースでは 遺族年金については遺族厚生年金は支給されず 遺族基礎年金のみ支給されます Web 版の図には正確に表記されていました 事例 6-2 補てんについては 下記のように計算していることを紹介しておきます 妻は65 歳まで30 年間働く : (510 万円 -450 万円 ) (65 歳 -35 歳 )=1800 万円補てん=1800 万円 一方で Web 版では が得られない期間の補填 は最大 25 年間までしか入力することができません よって Web 版は 25 年間で試算しています その他にも 事例 3-3 事例 4-1 の検証結果と同様な事象が発生しています 11
6228 万円検証結果 事例 8 母子家庭の場合で 38 歳の母が死亡し 子が遺される場合 ( 離婚により母子家庭 養育費の支給無し ) 母 :38 歳 ( 会社員 ) 勤続 16 年 年収 子 :7 歳 葬祭費用 ( お墓なし ) ローン返済 なし 子供の教育 高校まで公立 国立大学 ( 自宅 ) 貯蓄 300 万円 企業 団体内保障 死亡退職金 200 万円 団体生命共済 ( 死亡時 )200 万円 その他 教育費とは別に年 200 万円を生活費として子供が大学卒業まで (17 年間 ) 遺してあげたい 親権者であった母の死亡後 母の父母 ( 祖父 祖母 ) に引き取られ 養子縁組をしない場合です よって 母が死亡後も遺族基礎 遺族厚生年金は子に給付されます 500 900 万円万円 100 万円 100 万円 51 万円 83 万円 配偶者勤労の目安 300 万円 540 万円 149 万円 1-(23)= 357 万円 1 一時的費用葬儀費用ローン返済補てん 0 0 万円 60069 万円万円 836 万円 1315 万円 844 0 万円万円 3400 万円 0 万円 400 万円 300 万円 共済などによる必要保障額 (12)-(34)= 4036 万円 事例 8-1 このケースでは ガイドブックと Web 版との必要保障額の数値が合いました また Web 版の図には正確に表記されました しかし もし 子供が祖父 祖母と養子縁組をすると遺族年金が停止したり 子供が父に引き取られると 遺族基礎年金の給付が停止されたりするなど 複雑なケースが発生します 何か 注意書きをするなど工夫が必要だと思います ( 例 : 個々のケースにより遺族年金の給付が異なりますので 関係各所にお問い合わせください 等 ) Web 版では が得られない期間の補填 を 0 と入力しています 12
Web 版では 企業 団体内保障 を 加入している保障額 ( 遺族保障の詳細設定をクリック ) で表記されていると思います また 加入している保障額 の右記にある 詳しく をクリックしても ここには 企業 団体内保障 というキーワードが見当たりません この部分は 企業内保障を重要視する全労済らしさだと思いますので 何かしらの記載があると良いと思いました 障がい保障については 単純に遺族保障の 1.5 倍で計算されていますので これで良い思います 医療保障についても これで良いと思います 13