し, 音楽の味わいをより一層深めていけるようにする このような活動を通して, 音楽のよさや美しさを味わって聴く力が身につくと考える 4 教材オペラ アイーダ から第 1 幕第 1 場 可愛い娘よこちらへ, 勝ちて帰れ! ジュゼッペ ヴェルディ作曲 5 題材の評価規準 ア音楽への関心 意欲 態度エ鑑賞

Similar documents
本時では, 鑑賞する際に着目する [ 共通事項 ] を4つ示し, 強弱 を必ず手がかりとすることに加え, 音色 リズム 旋律 のいずれかを生徒自らが選択し着目することとした そうすることで, 個々の生徒のレベルに応じた学習となり, 努力を要する 状況と判断した生徒にも無理のない学習活動となると考える

第2学年音楽科学習指導案

(Microsoft Word - \211\271\212y\211\310\201i\340_\226{\224\362\222\271\202Q\201j.docx)

7 題材の評価規準ア音楽への関心 意欲 態度 イ音楽的な感受や表現の工夫 ウ表現の技能 エ鑑賞の能力 題 材 の 評 価 規 準 日本の伝統的な音楽や和楽器に興味 関心をもち, 聴いたり表現したりする学習に, 主体的に取り組もうとしている 日本の旋律の特徴や歌詞の情景を感じとり, それらを生かした表

< 実用例 >2 3 年下 年間授業時数 35 時間 ユッニット A 題材名 教材 参考教材 オリエンテーションまたは < 追加教材 > オリエンテーション : ガイダンス及び 2 年生の復習校歌他 歌詞の内容や曲想の変化を味わって 花 p.4 荒城の月 p.14 荒城の月 ( 山田耕筰補作編曲 )

少ない生徒たちに, 本題材を通して, 尺八の音色に親しみ, 様々な奏法による音色の変化を感じ取り, 尺八の魅力を味わわせたい 一方, 尺八の表現活動においては, 塩ビ尺八 を使用し, 実際に尺八の音出しの難しさを体験させ, 練習を重ね音が出た時の喜びと, 夕焼け小焼け 等の簡単な旋律が吹けるようにな

3 題材の目標と言語活動について (1) 題材の目標 1 ブルタバ の音楽を形作っている旋律 音色 強弱 速度等を知覚し それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受しながら 曲の誕生した背景となる歴史と関連づけて 作曲者の思いを感じながら聴くことができる [ 鑑賞の能力 ] (2) 本校における音楽科

(2) 授業との関連 共通事項 の各項目の中から音色 リズム 旋律 強弱を中心に, それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受しながら場面を想像する学習をする 自の思い浮かべた場面は音楽のどのようなところから想像したのかを言葉で説明したり友達の考えと比較したりしながら, よさや美しさを味わう学習によっ

< 児童のアンケートより > 音楽の学習について 好きな領域 鑑賞器楽歌唱 好きな領域 (3) 指導観本題材の流れのように 楽曲に出会う 楽曲を理解する 自分なりに感じる めあてに向かって鑑賞 表現するという一連の活動は 自分の思いと友達の感じ方や思いを共感したり 比較したりすること

Taro-s10音楽 「浜辺の歌 音楽

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第 1 学年音楽科 1 音楽を学ぶ意義 目的 何のために学ぶのか 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して, 音楽を愛好するとともに, 音楽活動の基礎的な能力を伸ばし, 音楽文化についての理解を深め, 広く音楽に親しむ 2 学習到達目標 この 1 年間を通して どのような力をつけていくのか 音楽活動の楽しさ

3 研究課題と研究の手だて (1) 研究課題 音楽から感じ取ったことや表現したい思いを伝え合う活動の充実 研究主題 児童一人ひとりが生き生きと学ぶ授業の創造 ~ 主体的な言語活動の工夫 ~に基づき 児童一人ひとりが楽曲を聴いて 感じ取ったことや表現したい思いを伝え合うことにより 音楽に対する自分の思

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Taro-15事例10.jtd

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

<4D F736F F D F89B95F8CE08E7397A78D4C93EC92862E646F63>

4 題材の目標 (1) 歌詞の内容や曲想に関心をもち 音楽表現を工夫して歌う学習に主体的に取り組む ( 音楽への関心 意欲 態度 ) (2) 声部の役割や全体の響きを感じ取って音楽表現を工夫し どのように合わせて歌うかについて思いや意図をもっている ( 音楽表現の創意工夫 ) (3) 歌詞の内容や曲

(3) 指導について 本校生徒の鑑賞の学習における意欲は, 表現活動と比較すると低く, 鑑賞の授業を充実させることは, 以前から大きな課題であった 楽曲において感受した曲想が, 音楽を形づくっている要素のどの部分の働きによるものかなどを具体的に知覚 感受することが十分でないために, 学習した内容が具

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

< F2D8CC295CA8CA48E7793B188C482512E6A7464>

歌詞の表す様子や気持ちを想像して, 歌い方を工夫することができるようにする 本題材で位置付ける 共通事項 共通事項 本題材における学習内容 ( ア ) 曲の構成鑑賞曲 人形のゆめとめざめ から感じる場面や様子の変化は, 曲の構成や拍子の変化によることを知る 強弱速度歌唱曲 海とおひさま の歌詞は,

<4D F736F F D208BB388E78EC08F4B E7793B188C B98A CA48B86816A8DC58F498D652E646F6378>

5 年 p. 16~19 題材名 ( 扱い時数 扱い月のめやす ) 題材のねらい 題材の評価規準例 アンサンブルのみりょく (7 時間扱い 6~7 月 ) 声の種類を知り, 様々な形態による合唱の響きの特徴を感じ取って聴く 歌詞の内容や曲想を生かした表現を工夫して, 合唱を楽しむ 楽器の音色をとらえ

4 分の3 拍子 ) ア(123) 終わりの部分 ( コーダ ) という三部形式である アの3つの旋律は, ホルンが中心となって奏でられており, 全体的に華やかな印象である また, イでは, 弦楽器が中心となって, 主な旋律が繰り返し演奏されており, 繰り返されながら楽器が増えていくことで, 重厚で

Taro-12事例08.jtd

< F2D8FAC89B E528FAC E056292E6A746463>

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

<4D F736F F D E7793B188C481408FAC8A778D5A814589B98A7989C82E646F63>

<4D F736F F D B98A7989C88A778F4B8E7793B188C45F5F5F93818DAA E E646F63>

4-a

< F2D89B98A798E7793B188C E2E E6A7464>

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

<4D F736F F D E7793B188C B98A79817A BA8BB397402E646F6378>

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

ジャンルの音楽やそのしくみに関心を持つこと, そして, 音楽を形づくっている要素である リズム 旋律 構成 の理解を深める学習を目指したい (3) 学びの自覚化について本校音楽科では, 感性を豊かにし, 主体的に表現 鑑賞する生徒の育成 を研究主題としている 音楽科の目標に示されている 音楽に対する

3 題材の目標 歌詞と旋律が一体となって生み出す曲想を味わいながら聴いたり 思いや意図をもって歌ったりする 4 教材 思い出のメロディー ( 歌唱 ) 深田じゅんこ作詞 / 橋本祥路作曲 花 ( 鑑賞 ) 武島羽衣作詞 / 滝廉太郎作曲 箱根八里 ( 鑑賞 ) 鳥居枕作詞 / 滝廉太郎作曲 ふるさと

音楽科学習指導案題材名 いろいろな音色を感じ取ろう 学年 : 第 4 学年 13 名 ( 男子 8 名 女子 5 名 ) 日時 : 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者 : 安芸高田市立根野小学校大野裕子 1 題材について 題材の目標 いろいろな音の特徴や音色の違いを感

第1学年2組 音楽科学習指導案

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

○年○組 □□科学習指導略案

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

< F31322D C8E825693FA8A778F4B8E7793B188C42E6A7464>

< F2D8FAC89B EBD8E528FAC81458DF990EC816A90562E6A>

2年音楽

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

<4D F736F F D2090AC89CA95A B382AD82E795CF91748BC881788A778F4B8E7793B188C481762E646F63>

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Taro-05 過外 美里②

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

Microsoft Word - H21言語活動指導案.doc

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Taro-【HP用】指導案.jtd

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

★数学学習指導案最終(知的障害)

第○学年 ○○科指導計画

指導に当たっては, 作品に対する解釈は開かれていることから, 子供たちがそこから何を感じどのように考えたか, 子供の思いを大切にしたい そのために, 子供が自分の感じたことを進んで話したり, 友達の思いに興味を持って聞いたりできるような雰囲気づくりに努めることが大切である 自分と異なった捉え方や感じ

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

Microsoft PowerPoint - H28小学校音楽 [互換モード]

Taro-平成21年度 音楽科 第3学

第1学年国語科学習指導案

Microsoft Word - 平成28年度 第2回模範授業指導案(金田 指導案)

○ ○ 科 学 習 指 導 案

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

第○学年○組 学習指導案

(3) 本題材における指導本題材は 音を出す素材を発見したり音の出し方を工夫したりする自由な音づくりから 自分たちの思いや意図に合った音づくりや音の組合わせを工夫していく さらに 音の特徴や音色の違いを感じ取って 想像豊かに聴いたり表現したりすることができるようにすることをねらいとしている 音楽を構

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

Microsoft Word - tyuuonngaku2.doc

(Microsoft Word - HP\227p\201i\217\274\211i\222\206\201j.doc)

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

のイ 音楽を形づくっている要素のかかわり合いを感じ取り 楽曲の構造に気をつけて聴くこと ウ 楽曲を聴いて想像したことや感じ取ったことを言葉で表すなどして 楽曲の特徴や演奏のよさに気づくこと に関るものである ここでは 声や楽器の音 身近に聴くことのできる様々な音に関心をもって耳を傾けるとともに 表現

○ ○ 科 学 習 指 導 案

(Microsoft Word - \217\254\202S\211\271\212y\201u\211\314\217\245\201v.docx)

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

Taro-H22.音00音楽科計画案につい

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

4 教材について (1) 学習指導要領との関連 B 鑑賞ア楽曲の気を感じ取って聴くことイ音楽を形づくっている要素のかかわり合いを感じ取って聴くことウ楽曲を聴いて想像したことや感じ取ったことを言葉で表すなどして 楽曲や演奏の楽しさに気付くこと 共通事項 音楽を形づくっている要素についての指導内容ア (

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

<4D F736F F D2090AC89CA95A F7482CC8A A778F4B8E7793B188C481762E646F63>

Microsoft Word - H21年度 研究報告書「言語活動の充実を図る学習指

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

8 題材の目標と評価規準 観点 1 観点 2 観点 4 音楽への関心 意欲 態度音楽的な感受や表現の工夫鑑賞の能力 題 オーケストラの多彩な音 オーケストラの多彩な音 オーケストラの多彩な音材色や豊かな響き 楽曲の構色や豊かな響き 楽曲の構色や豊かな響き 楽曲の構の成の働きによる曲想の変化成の働きに

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

<4D F736F F D A778D5A95DB8C9291CC88E789C881408E7793B188C42E646F63>

< F2D B90E096BE89EF817989F090E0817A >

イ歌詞の表す情景や気持ちを想像したり, 楽曲の気分を感じ取ったりし, 思いをもっ て歌うこと ウ自分の歌声及び発音に気を付けて歌うこと エ互いの歌声や伴奏を聴いて, 声を合わせて歌うこと 音楽づくり ア声や身の回りの音の面白さに気付いて音遊びをすること イ音を音楽にしていくことを楽しみながら, 音楽

国語科学習指導案様式(案)

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

Transcription:

第 2 学年音楽科学習指導案 指導者桑原香織 1 題材名 アイーダ の魅力を味わおう 2 題材の目標 声の音色, 旋律, 曲想とのかかわりに関心をもち, 鑑賞する学習に主体的に取り組む ( 音楽への関心 意欲 態度 ) 声の音色, 旋律, 曲想とのかかわりを知覚し, それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受しながら, 解釈したり価値を考えたりして, 音楽のよさ美しさやを味わって聴く ( 鑑賞の能力 ) 3 題材について (1) 題材観本題材は, 中学校学習指導要領解説音楽編,( 以下, 解説という ) 第 2 学年及び第 3 学年の内容,B 鑑賞 (1) ア 音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわりを理解して聴き, 根拠をもって批評するなどして, 音楽のよさや美しさを味わうこと を受けた内容である 音楽のよさやを美しさを味わうとは, その音楽の内容を価値あるものとして自らの感性によって確認する主体的な行為のことである このような活動を積み重ねることにより, 音楽に対する感性が一層洗練され, 自分にとっての音楽の意味をを見いだしていくことにつながっていく と解説に述べられている 以上のことから味わって聴くためには, 音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわりを理解する力と, 自分なりに根拠をもって批評する力を育成することが大切であると考える アイーダ は重唱の場面を多く取り入れているオペラで, この重唱によって次々とドラマと登場人物の心理描写が展開していくという特徴がある 指導に当たっては, 一人一人が自分なりに感じ取った楽曲のよさや特徴を他者とのやりとりにより, 共感したり, 再認識したりすることで, 自己の感じ方をより確かなものとし, 根拠をもって紹介文を活動を通して, 音楽のよさや美しさを味わっていけるようにしたいと考え, 本題材を設定した (2) 生徒の実態 ( 取手市立戸頭中学校第 2 学年 * 組 * 人調べ ) 第 1 学年で行った 魔王 の鑑賞の授業において, 生徒のワークシートの記述から分析すると, 音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわりを感じ取ることができていない生徒が多いことが分かった これらの生徒は, 鑑賞した楽曲が, どのような音楽的特徴であるのかを捉えることができず, 自分なりに感じ取ったことや解釈したことを, 客観的に説明することができなかったのではないかと考える その結果, 交流の場を設けても, 十分に他者に伝えられなかったのではないかと考える これを踏まえ, アイーダ の鑑賞活動において, 協働的な学習の工夫を行い, 他者とかかわりながら, 音楽のよさや美しさを味わって聴く力を育成していく (3) 指導観本題材では, アイーダ の鑑賞活動において, 協働的な学習の工夫を行い, 他者とかかわりながら, 音楽のよさや美しさを味わって聴く力を育成していく 具体的には, つかむ 広げる段階 と 深める段階 の二つの段階で構成していく つかむ 広げる段階 では, 自分なりの聴き方で楽曲をつかみ, 他者とのかかわりの中で, 聴き方の解釈を広げ, 音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわりを理解していく そして, 深める段階 では, 他者の感じ方や解釈も参考にしながら音楽を聴き, 自分の価値意識を再認識し, 根拠をもって紹介文を書くことができるようにする 以上のような協働的な学習の工夫を行うことで, 生徒が, 自分の価値意識を再認識

し, 音楽の味わいをより一層深めていけるようにする このような活動を通して, 音楽のよさや美しさを味わって聴く力が身につくと考える 4 教材オペラ アイーダ から第 1 幕第 1 場 可愛い娘よこちらへ, 勝ちて帰れ! ジュゼッペ ヴェルディ作曲 5 題材の評価規準 ア音楽への関心 意欲 態度エ鑑賞の能力 1 声やオーケストラの音色, 旋律, 曲想と 1 音楽を形づくっている要素 ( 音色, 旋律, のかかわりに関心をもち, 鑑賞する学習曲想など ) を知覚し, それらの働きが生に主体的に取り組む み出す特質や雰囲気を感受している 2 解釈したり価値を考えたりしながら, 根拠をもって紹介文に書き, 音楽のよさや美しさを味わって聴いている 6 学習計画及び評価計画 (3 時間扱い ) 時学習目標と主な学習活動 ( は目標, は学習活動 ) 評価規準 1 声やオーケストラの音色, 旋律, 曲想とのかかわりに関 ア-1 心をもつとともに, オペラ アイーダ を知り, 主体的に鑑賞する アイーダの作曲者やあらすじ, 総合芸術を知る アイーダの登場人物の人間関係を把握する 2 登場人物の性格や心情が, 歌い方, リズム, 声の音色, エ-1 旋律などの音楽的要素によって, 表現の仕方にどのような違いがあるのかを知り, 言葉で表現している アイーダを鑑賞する 第 1 幕 第 1 場 可愛い娘よ こちらへ, 勝ちて 帰れ! 声などの特徴を感じ取り, 共通事項 とかかわらせ ながら自分なりに解釈して聴く 自分なりの感じ方を友達に伝える 3 オペラを鑑賞しながら, 自分なりに感じ取った音楽のよ エ-2 さや美しさを, 根拠をもって紹介文に書く 登場人物の心情や声種の関係, 聴き取ったことや感じ たことなどを紹介文にまとめる

H 29 研修センター長期研修 7 各時の学習 (1) 第 1 時ア目標声やオーケストラの音色, 旋律, 曲想とのかかわりに関心をもつとともに, オペラ アイーダ を知り, 主体的に鑑賞する イ準備 資料魔王 DVD, アイーダDVD, ワークシート, パワーポイント, プロジェクターウ学習の展開 1 本時のめあてを確認する 昨年度の既習曲である 魔王 を鑑賞し, 声と音楽の関係, 場面を想像しながら聴き取っ オペラ アイーダ とは? たり感じ取ったりすることで, 題材への興味関心を喚起する 2 学習計画について知る 題材の流れを生徒に伝えることで, 学習に見通しがもてるようする 3 楽曲について知る パワーポイントの資料で楽曲のあらすじやオ (1) 総合芸術を知る ペラの特徴, 作曲者について把握する 登場人物 (2) 作曲者 について知る アイーダ アムネリス ラダメス (3) アイーダのあらすじや登場人物の クイズ形式にすることにより, 興味 関心を 人間関係を知る より一層高める オペラと歌舞伎の違いを知り, よりオペラへ 予想される生徒の反応 の興味を引き立てる 戦争の話なのかな 曲の成り立ち, 伴奏形態を知る 恋愛の話かな 声の声部をワークシートに記入していくこと により, オペラでの役割を理解する 書き取れなかった生徒には, 机間巡視しながら個別に教科書を使用して支援する 4 本時の学習のまとめをし, 次時から 登場人物の人間関係を把握し, 声の高さでも の学習の確認をする 役割があることを知る 声やオーケストラの音色, 旋律, 曲想とのかかわりに関心をもつとともに, オペラ アイーダ を知り, 主体的に鑑賞しようとし ている ( 観察 ワークシート )

(2) 第 2 時ア目標登場人物の性格や心情が, 歌い方, リズム, 声の音色, 旋律などの音楽的要素によって, 表現の仕方にどのような違いがあるのかを知り, 言葉で表現する イ準備 資料アイーダDVD, ワーククシート, 発表ボード, 色付箋ウ学習の展開 1 本時のめあて確認する 前時の授業内容を復習し, アイーダの世界に入る どんな表現の工夫をしている? 色別付箋を使うことで聴き取りの観点を明確化する 2 場面を鑑賞する 聴き取りの観点を示した色別付箋 (1) 第 1 幕, 第 1 場 青 声の出し方 歌い方 可愛い娘よ こちらへ を鑑賞する 黄 声の重なり 緑 リズム ピンク 旋律 オペラ アイーダ 2 年組番名前 オレンジ その他 可愛い娘よ こちらへ 3 人が出てくる場面 色付箋はいつでも見て確認できるように, 掲示しておく 鑑賞するポイントを明確にし, 付箋を選びながら, 可愛い娘よこちらへ を聴き取る 可愛い娘よ こちらへ を聴き, 共通事 青黄緑桃橙 項 を基に,3 人の 声の音色 や 歌い方 旋律 などの特徴を色付箋を使い聴き分け, ワークシートに貼る 予想される生徒の反応 3 人が同時に歌っている 可愛い娘よ こち あの歌い方は青の付箋を選べばいいのかな? らへ が聴き取れない生徒には, 登場人物の 声の出し方は何色の付箋で表したらいいのかな? 1 人に絞って聴く取るよう促す (2) 第 1 幕, 第 1 場 具体的に, 聴き分けた観点を付箋から選び, 勝ちて 帰れ! を鑑賞する 気がついたことをワークシートに明記するように支援する オペラ アイーダ 2 年組番名前 それぞれの登場人物が, どのように歌ってい 勝ちて帰れ! アイーダ 1 人が出てくる場面 るか, どのような気持ちになっているか, 想 像しながら聴き, 声や表情から読み取る様に 助言する 事前に指定した学習班 ( グループ ) でどんな観点に気付いて楽曲を聴くことができたかを青黄緑桃橙知る 自分なりに解釈した観点の色付箋を基にして, 予想される生徒の反応グループで発表する あの歌い方は青の付箋を選べばいいのかな? 声の出し方は何色の付箋で表したらいいのかな? 3 聴き取ったことを, グループで交流 自分が貼った付箋のワークシートの活用して, する グループ内で交流できるようにする 他者の意見を聴き, 自分と同じ意見, 自分とは違う聴き方が考あることを知る 可視化したプリントを基に, 自分の聴き方の解釈を広げる 4 本時の学習のまとめをし, 次時から 歌い方, リズム, 声の音色, 旋律などの音 の学習の確認をする 楽的要素によって表現の仕方に違いがあることを知り, 言葉で表現している ( ワークシート 話合い活動 )

(3) 第 3 時ア目標オペラを鑑賞しながら, 自分なりに感じ取った音楽のよさや美しさを, 根拠をもって紹介文に書く イ準備 資料アイーダDVD, グループ交流のワークシート, 紹介文ワークシートウ学習の展開 1 本時の課題を確認する 前時の授業でどんなことを基にイメージした アイーダのよさとは? かを全員で振り返る 2 グループで交流したものを基に, 全 可視化したグループのワークシートで, 自分 体で交流する < グループ交流のワークシート > がどんな聴き取りの観点で聴き取っていたか を把握し, 全体で共有する 他者との感じ方や解釈の違いを交流する 7 班どの 音楽の言葉 を基に, 音楽を聴き取ったのかを 意見交換によって新たな聴き取りの観点に気 貼っていこう 細かいリズムは 声の強弱で, 気持 焦りを表してい ちの移り変わりを る 表している 弱々しい声は嫉 自分を責めるとき 妬を表現してい はテンポが速くな る る 弱々しく小さな声は悩みを表している 付箋 歌い方 リズム 音色 旋律 その他る 付いた場合は, 次に聴き取る時に, 新たな観 点を聴き取るよう働きかける 他者の意見を聴き, もう一同, 自分の感想を 振り返りながら, 聴き返す 他者の感じ方を基に, 再度 アイ - ダ を聴 き取ることにより, 鑑賞への深まりをもたせ 新たな観点が気になった生徒には, 意識して 聴くように助言する 3 再度, アイーダ を聴く 聴き取りの観点のポイントを絞ることで, 根 (1) 第 1 幕, 第 1 場拠をもって音楽を捉えることができるように 可愛い娘よこちらへ を鑑賞する する (2) 第 1 幕, 第 1 場う支援する 聴き取りの観点が見いだせない生徒には, 一 番わかりやすい観点を提示し, 聴き取れるよ 勝ちて帰れ! を鑑賞する 観点の相違や, 他者の感じ方や解釈に気がつ けるように支援する これまで学習して聴いたことを踏まえて, 紹 介文を書くよう助言する 4 登場人物の心情や声種の関係, 聴き 自分の思いを大切にできるよう, また, 特に 取ったことや感じ取ったことを紹介文 にまとめる 気に入った所, 知らせたい所などを中心に紹 介文を書くように助言する 感じ取った音楽のよさや美しさを, 根 拠をもって紹介文に書いている ( 紹介文 ワークシート観察 )