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5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

198 第 3 章 減価償却資産の取得価額 キーワード ソフトウエアに係る取得価額購入したソフトウエアの取得価額は 1 当該資産の購入の代価と 2 当該資産を事業の用に供するために直接要した費用との合計額とされています 引取運賃 荷役費 運送保険料 購入手数料 関税 その他の当該資産の購入のために要

条例解説6~11条

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

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第 5 章 N

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①第44号様式

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計算式 1 1 建物の価額 ( 固定資産税評価額 ) =2 長期居住権付所有権の価額 +3 長期居住権の価額 2 長期居住権付所有権の価額 ( 注 1) =1 固定資産税評価額 法定耐用年数 ( 経過年数 + 存続年数 ( 注 3)) 法定耐用年数 ( 注 2) 経過年数 ライプニッツ係数 ( 注

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

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新設 ( 大法人により発行済株式等の全部を保有される場合の適用対象金額の計算 ) 66 の 6-10 の 2 措置法令第 39 条の 15 第 1 項第 1 号の規定により特定外国子会社等の適用対象金額につき本邦法令の規定の例に準じて計算するに当たり 特定外国子会社等の発行済株式等の全部を直接又は間

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( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

特例適用住宅 という ) が新築された場合 ( 当該取得をした者が当該土地を当該特例適用住宅の新築の時まで引き続き所有している場合又は当該特例適用住宅の新築が当該取得をした者から当該土地を取得した者により行われる場合に限る ) においては, 当該土地の取得に対して課する不動産取得税は, 当該税額から

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

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N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

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平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

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⑴ ⑵ ⑶

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目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

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左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

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○H30条例19-1


処分済み

11総法不審第120号

Transcription:

4 第 65 条の 7~ 第 65 条の 9 特定の資産の買換えの場合等の課税の特例 関係 新設 ( 特定施設の敷地の用に供される土地等の意義 ) 65 の 7(1)-30 の 2 措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄の特定施設の敷地の用に供される土地等とは 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものをいう ( 注 ) 特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものとは 例えば 取得した土地等を特定施設の敷地の用に供することとする具体的な計画があるものをいう 解説 1 平成 24 年度の税制改正により 措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号上欄に掲げる所有期間 10 年超の土地等 ( 土地及び土地の上に存する権利をいう 以下同じ ) 建物又は構築物から同号下欄の国内にある土地等 建物 構築物 機械装置等への買換えに係る措置の対象となる同号下欄に規定する買換資産について 土地等の範囲が 次の土地等でその面積が 300 m2以上のものに限定されている ( 措法 65 の71 表九 ) ⑴ 特定施設の敷地の用に供される土地等 ⑵ 駐車場の用に供される土地等で建物又は構築物の敷地の用に供されていないことについてやむを得ない事情があるもの ( 注 )1 特定施設とは 事務所 工場 作業場 研究所 営業所 店舗 倉庫 住宅その他これらに類する施設をいい 福利厚生施設に該当するものは除かれる ( 措令 39 の78) 2 ⑴の特定施設の敷地の用に供される土地等には その特定施設に係る事業の遂行上必要な駐車場の用に供されるものを含むこととされている 2 特定資産の買換えに係る課税の特例制度は 買換資産を取得して 法人の事業の用に供したとき又は供する見込みであるときに適用されるため その取得した資産が買換資産に該当しないのであれば 適用できないこととなる 措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄に規定する買換資産については その規定の文理上 上記 1⑴の特定施設の敷地の用に供される土地等には 現に特定施設の敷地の用に供されているものだけではなく 現に特定施設の敷地の用に供されていない場合であっても 将来的に特定施設の敷地の用に供されることが確実であるものが含まれると解されるが 例えば 法人が更地で土地を取得し その上に特定施設の建設を行い事業の用に供する見込みであるものとして本制度の適用を受ける場合 土地を取得した時及び本制度の適用を受ける事業年度終了の時においては 特定施設は未だ存しないこととなるため 当該土地等が特定施設の敷地の用に供されることが確実である土地等に該当するかどうか いつの時点でどのように判定するのか疑義が生ずる 3 この点について 本制度が特定の資産の買換えを行った場合の課税の特例制度であることに鑑み 買換えを行った時点 すなわち 買換資産である土地等を取得した時点で判定 1

することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものとは 取得の時において取得した土地等を特定施設の敷地の用に供することとする具体的な計画があるものをいうことを本通達の注書で明らかにしている 4 連結納税制度においても 同様の通達 ( 連措通 68 の 78⑴-30 の2) を定めている 2

新設 ( 長期所有の土地等の買換えに係る面積の判定 ) 65 の 7(1)-30 の 3 法人が取得した土地等の面積が措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄に規定する 300 平方メートル以上であるかどうかの判定については 次による ⑴ 当該土地等が2 以上の者の共有とされるものである場合には 当該土地等の総面積に当該法人の共有持分の割合を乗じて計算した面積を 当該法人が取得した土地等の面積として判定する ⑵ 当該土地等が区分所有に係る特定施設の敷地の用に供されるものである場合には 当該土地等の総面積に当該特定施設の専有部分の総床面積のうちに当該法人の専有部分の床面積の占める割合を乗じて計算した面積を 当該法人が取得した土地等の面積として判定する 解説 1 平成 24 年度の税制改正により 措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄に規定する買換資産について 土地等 ( 土地及び土地の上に存する権利をいう 以下同じ ) の範囲が 次の土地等でその面積が 300 m2以上のものに限定されている ⑴ 特定施設の敷地の用に供される土地等 ⑵ 駐車場の用に供される土地等で建物又は構築物の敷地の用に供されていないことについてやむを得ない事情があるもの 2 本通達においては 法人が取得した土地等が2 以上の者の共有とされるものである場合又は区分所有に係る特定施設の敷地の用に供されるものである場合に その土地等の面積が 300 m2以上であるかどうかの判定をどのように行うのかについて 次により 当該法人が所有権又は敷地利用権を有すると認められる割合に相当する土地等の面積をもって行うことを明らかにしている ⑴ 取得した土地等が2 以上の者の共有とされているものである場合には 当該土地等の総面積に当該法人の共有持分の割合を乗じて計算した面積を当該法人が取得した土地等の面積として判定すること 例 特定施設 土地等の総面積 1,200 m2 共有持分の割合 30% = 当該法人が取得した土地等の面積 360 m2 土地等共有 土地等の総面積 1,200 m2共有持分の割合 30% ⑵ 取得した土地等が区分所有に係る特定施設の敷地の用に供されるものである場合には 当該土地等の総面積に当該特定施設の専有部分の総床面積のうちに当該法人の専有部分 3

の床面積の占める割合を乗じて計算した面積を当該法人が取得した土地等の面積として 判定すること 例 特定施設の専有部分の総床面積 5,000 m2当該法人の専有部分の床面積 1,500 m2 特定施設 区分所有 土地等の総面積 1,200 m2 当該法人の専有部分の床面積 1,500 m2 特定施設の専有部分の総床面積 5,000 m2 土地等 = 当該法人が取得した土地等の面積 360 m2 土地等の総面積 1,200 m2 3 連結納税制度においても 同様の通達 ( 連措通 68 の 78⑴-30 の 3) を定めている 4

新設 ( 特定施設と特定施設以外の施設から成る一の施設の敷地の用に供される土地等の面積の判定 ) 65 の 7(1)-30 の 4 特定施設と特定施設以外の施設から成る一の施設の敷地の用に供される土地等が措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄に規定する面積の要件を満たしているかどうかの判定は 当該土地等の面積をそれぞれの施設の床面積の比等の合理的な基準によってそれぞれの施設に対応する部分に区分し 特定施設に対応する部分について行う ( 注 ) 上記の土地等を区分する場合において 廊下 階段 機械室その他共用される部分 ( 専ら特定施設以外の施設の用に供される部分に係る廊下 階段等を除く ) は 特定施設に対応する部分に含めることができる 解説 1 平成 24 年度の税制改正により 措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄に規定する買換資産について 土地等 ( 土地及び土地の上に存する権利をいう 以下同じ ) の範囲が 次の土地等でその面積が 300 m2以上のものに限定されている ⑴ 特定施設の敷地の用に供される土地等 ⑵ 駐車場の用に供される土地等で建物又は構築物の敷地の用に供されていないことについてやむを得ない事情があるもの 2 措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄に規定する特定施設は 事務所 事業所等として使用される施設に限られており 本制度の適用対象となる買換資産は 上記 1⑵のやむを得ない事情があるものを除き 上記 1⑴の特定施設の敷地の用に供される土地等に限られている ところで 土地等が特定施設と特定施設以外の施設から成る一の施設の敷地の用に供されている場合に 措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄の土地等の面積要件の判定をどのように行うのか疑義が生ずる この場合 本制度の買換資産が特定施設の敷地の用に供される土地等とされていることから 当該一の施設のうち特定施設部分に対応する土地等の面積を算出して 面積要件の判定を行うことが合理的であると考えられる そこで 本通達では 土地等が特定施設と特定施設以外の施設から成る一の施設の敷地の用に供されている場合には 当該土地等の面積をそれぞれの施設の床面積の比等の合理的な基準によってそれぞれの施設に対応する部分に区分し 特定施設に対応する部分について 措置法第 65 条の7 第 1 項の表の第 9 号の下欄に規定する面積の要件を満たしているかどうかの判定を行うことを明らかにしている 3 なお 当該土地等を特定施設と特定施設以外の施設に対応する部分に区分する場合において 廊下 階段 機械室その他共用される部分 ( 専ら特定施設以外の施設の用に供される部分に係る廊下 階段等を除く ) は 特定施設に対応する部分に含めることができる 例えば 法人が特定施設 ( 自社の事務所 ) と特定施設以外の施設 ( 福利厚生施設 ) から成る一の施設及び当該施設の敷地の用に供される土地等を買換資産として取得した場合に 5

おいて 当該施設のエントランス 機械室等については 特定施設及び特定施設以外の施設と共用される部分であることから これらの部分については 特定施設に対応する部分に含めることができる 4 連結納税制度においても 同様の通達 ( 連措通 68 の 78⑴-30 の4) を定めている 6