技術革新と先進技術の融合が期待される ロボット テクノロジー革命 ロボット と聞くと 近未来的なもの そのようなイメージが強いと思います しかし いまや ロボット は 近未来的なもの ではなく 現実のもの になっているのです 各分野の技術革新と先進技術の融合により 私たちの生活にこれまでにない 豊かさ をもたらすテクノロジー それが ロボット テクノロジー なのです 各国の経済環境 先進技術の実用化 世界各国による後押しによりロボット産業は今後の成長が期待され 世界中から注目が集まっています これまで人類は様々な技術革新を経て 生活を大きく変えてきました 産業革命 IT革命 これらによって生み出されたもの は 生活を大きく変え どれもいまでは必要 不可欠なものとなっています そして これら に続く次の革命 それが ロボット テクノロジー革命 なのです 225年には 最大で4.5兆米ドルに及ぶ経済的イン パクトが期待されている一大産業です (出所) 経済産業省 ロボット テクノロジー革命 各分野の技術革新と 先進技術の融合 IT 革命 産業革命 着目 当ファンドでは技術の融合により自動化がすすむ以下の 3 つのテーマに 1. 作る 2. 運ぶ 3. 助ける 守る 自動化することで 正確性と効率性 が高まり付加価値が上昇する領域 自動化することで 安全性 利便性が向上する領域 自動化することで 健康や災害 セキュ リティ面で生活の質が向上する領域 具体例 具体例 具体例 生産工程の産業用ロボット 電車 自動車の運転補助 医療補助 遠隔操作 上記はテーマの一例であり 上記以外のテーマにも投資する可能性があります 1 なぜこの 3 つのテーマに着目したのかを 5 ページ以降でじっくり紹介していきます 2
ロボット テクノロジー革命 の融合 術 技 進 先 と 新 革 術 各分野の技 ロボット テクノロジー革命 中心となるキーワード いままで 第一次から第三次の産業革命は 特定分野 産業 からスタート 時間をかけながら他に波及 これから 第四次の産業革命であるロボット テクノロジーは社会 生活全般に至る まで幅広い分野に拡大 ロボット テクノロジー革命 が今まさに起きつつあります IoT 年間最大約53兆円 (225年) のインパクトが期待されます AI Internet of Things モノのインターネット 化 のことで コンピュータ以外の多種多様 な モノ がインターネットに接続され 相 互に情報をやり取りすることです Artificial Intelligence 人工知能 のこ とで 人間の脳が行なっている知的な作業 をコンピュータで模倣したソフトウェアや システムのことです 異次元なまでのスピードと規模 スマートフォン パソコン カメラ 帆船 第一次 産業革命 蒸気機関車 鉄道 第二次 産業革命 電気 飛行機 テレビ 新幹線 メール 第三次 産業革命 検索エンジン クラウド コンピューティング ドローン 自動ロボット 人工知能 コネクテッドカ 第四次 産業革命 ウェアラブル 端末 生産性 これからの世界 178年頃 187年頃 197年頃 現在 石炭を利用した 軽工業の機械工業化 重工業と石油化学工業 での技術革新 情報通信技術 の発達 人工知能や自動制御などの 革新的技術の発達 4.5 兆米ドル 216 年12 月末の為替レートを使用して円換算 3 出所 平成 27 年版情報通信白書 ( 総務省 ) 経済産業省のデータを基に大和投資信託作成 4
つ つ く く 作る 自動化によって 正確性と効率性が高まり付加価値が上昇 これからは オーダーメイド完全自動生産 ロボット同士の 相互通信 連携 - 拡大する産業用ロボット市場 5 世界の産業用ロボットの出荷台数の推移 万台 29 年 219 年 ( 見通し ) 215年の出荷台数は前年比 約15 増 前年に続いて過去 最高記録を大幅に更新 4 3 2 顧客オーダーに応じて ロボットが自動対応 1 29 21 211 212 213 214 215 216 217 218 219 ( 出所 )IFR World Robotics 216 産業用ロボット市場は 拡大を続けており 今後も 年平均 13 成長する見通 しです ロボットが 自動 で 自在 に稼働 柔軟なものづくりが可能に 効率性 オーダーメイド製品を革新的な速さ 低コストで製造可能に 安全性 ロボットが自律的に作業を行ない ヒトは管理中心になるため 製造過程での事故が減少 上記は将来の予測を含む事例の紹介です - 作る - 代表的企業 安川電機 - 株価と EPS( 1 株当たり利益 ) の推移 - 業種 : テクノロジー ハードウェア 株価 214 年 4 月末 217 年 9 月末 EPS 214 年度 219 年度 日本 産業用ロボット 制御機器などの開発 製造および販売 産業用ロボット サーボモータおよび制御機器 インバータ な ど を 製 造 販 売 し て お り 様 々 な 分 野 で 世 界 シ ェ ア No.1を獲得している 近年は 三品市場 食品 医療品 化粧品 やバイオメディカル 市場への取組みを強化し ロボットの適用領域の更なる 拡大をめざす 今までは 既製品大量生産 決められた工程をライン上に配置 決められたモデルごとの大量生産 4, 3,5 ( 円) ( 円) EPS 右軸 株価 左軸 (EPS 見通し ) 21 3, 18 2,5 15 2, 12 1,5 9 1, 6 5 3 14/4 15/4 16/4 17/4 18/4 19/4 写真はイメージです 24 EPS 見通しは ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均値 (217年1月時点 ) 上記の企業はあくまでも参考のために掲載したものであり 個別企業の推奨を目的とするものではありません また ファンドに組入れることを示唆 保証するものではありません ( 出所 ) ブルームバーグ 各種資料を基に大和投資信託作成 5 6
自動化によって 安全性 利便性が向上 これからは 完全自動運転化へ 周囲の状況を判断し自動で車線変更 - 加速する実用化に向けた開発競争 トヨタ自動車 ( 日本 ) 開発中の自動運転実験車 Highway Teammate の首都高デモ走行を実施 22年頃の実用 化をめざす エリアの車両 / 車道を管理 渋滞の適切な緩和 フォード モーター 米国 リビングのような快適な車内 ハンドルやアクセル ブレーキペダルがない完全自動運転車を221年までに供給することを発表 先ずは ライドシェア 相乗り と呼ばれる配車サービス向けの供給を予定 出所 各社ホームページを基に大和投資信託作成 車内 が 移動するリビング に 完全自動運転により移動時間の概念が変化 自動車メーカー各社も自 動運転に積極的に取り組 んでいます これによって 事故が減るだけでなく 運 転中に好きなことができる ようになります 効率性 安全性 車中での移動時間の有効活用 渋滞が緩和されることによる移動時間の短縮 交通事故の原因は ヒトの運転 判断ミスによるものが大半 自動化することで 事故の少ない安全な車社会を実現 上記は将来の予測を含む事例の紹介です - 運ぶ - 代表的企業 アルファベット グーグルの持株会社 - 株価と EPS( 1 株当たり利益 ) の推移 - 業種 : ソフトウェア サービス 株価 214 年 1 月末 217 年 9 月末 EPS 214 年 219 年 米国 インターネット関連企業 ソフトウェアの研究開発 製造 販売 ウェブベースの検索 広告 地図 ソフトウェア モバイル! Auto Brake 進行方向上の障害物を感知 自動的に減速し 事故を防止 1,2 オペレーティングシステム e コマースなどを提供 自社のGoogleMaps 地図情報を応用した自動運転技術や 1, 自 動 運 転 車 の 開 発 に 積 極 的 で あ り 実 験 走 行 で も 成 功 している 8 同社は 22 年までに 完全自動運転 を実現するため 開発部門の人員増強など 事業拡充を推進している 今までは 運転補助 衝突防止システム ( 米ドル ) EPS 右軸 株価 左軸 ( 米ドル ) (EPS 見通し ) 5 4 6 3 4 2 2 1 14/1 15/1 16/1 17/1 18/1 19/1 写真はイメージです 6 EPS 見通しは ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均値 (217年1月時点 ) 上記の企業はあくまでも参考のために掲載したものであり 個別企業の推奨を目的とするものではありません また ファンドに組入れることを示唆 保証するものではありません ( 出所 ) ブルームバーグ 各種資料を基に大和投資信託作成 7 8
た た す す 助 ける 守る ま ま も も 自動化によって 健康や災害 セキュリティ面で生活の質が向上 これからは 高レベル医療 介護負担軽減 アシストスーツ - 拡大する医療 介護などのサービスロボット市場 兆円 5 世界のサービスロボットの市場規模の推移 211 年 22 年 4.1 4 3 1.7 2 1.3 211.5 212 医師による 遠隔操作医療 1.1.8 213 見込 214 予測 215 予測 22 予測 出所 特許庁 サービスロボット市場 は 拡 大 基 調 に あ り 22 年に市場規模は 世界で約 4 兆円に達 するとされています 先進国を中心に高齢化 が 進 ん で い る た め サービスロボットは今 後重要な役割を占める と考えられます 効率性 安全性 高水準の医療技術を均質提供 人材不足の解消や介護負担の軽減 正確な施術で医療ミスを削減 介護ヘルパーや高齢者の事故リスクを軽減 上記は将来の予測を含む事例の紹介です - 助ける 守る - 代表的企業 インテューイティブ サージカル - 株価と EPS( 1 株当たり利益 ) の推移 - 業種 : ヘルスケア機器 サービス 株価 214 年 1 月末 217 年 9 月末 EPS 214 年 219 年 米国 今までは 技術 供給不足 医療 介護現場では人材が不足しており また 神の手 と呼ばれるような名外科医には全国から施術のリクエストが舞 い込んでいます 医療用ロボットによる 神の手 の実現 介護作業もロボットでらくらく 3D 高解像度画像 手術支援ロボットシステムを製造 販売 ダビンチ システム という手術支援ロボットで有名な 同分野の世界的リーダー ダビンチ システム によって 医師が患部の3D モニター 画像を見ながら遠隔操作でアームを動かして手術を行な うことが可能となる 合併症や感染症の確率を下げ 手術が患者にとってより 負担減となる可能性を提供する 5 4 ( 米ドル ) EPS 右軸 株価 左軸 ( 米ドル ) (EPS 見通し ) 8 3 6 2 4 1 2 14/1 15/1 16/1 17/1 18/1 19/1 Intuitive Surgical, Inc. 1 EPS 見通しは ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均値 (217年1月時点 ) 上記の企業はあくまでも参考のために掲載したものであり 個別企業の推奨を目的とするものではありません また ファンドに組入れることを示唆 保証するものではありません ( 出所 ) ブルームバーグ 各種資料を基に大和投資信託作成 9 1