新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

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平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要

新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

本要望に対応する縮減案 ページ 2 2

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

( 基本方針 Ⅰ) ( 施策大目標 9) 全国民に必要な医療を保障できる安定的 効率的な医療保険制度を構築すること ( 施策目標 2) 生活習慣病対策や長期入院是正により中長期的な医療費の適正化を図ること 予防接種 ( 基本目標 Ⅰ) ( 施策大目標 5) 感染症など健康を脅かす疾病を予防 防止する

⑴ 政策目的本件は, 我が国において開発資金のための国際連帯税 ( 国際貢献税 ) を導入し, 持続可能な開発のための 2030 アジェンダ 等, 国際的な開発目標の達成に対応 貢献するために, 世界の開発需要に対応し得る幅広い開発資金を調達するもの これは, 外務省政策評価, 基本目標 Ⅵ 経済協

新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

新設 拡充又は延長を必要とする理由9-2 回の合要理性望に関⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 県内酒類製造業の育成 保護( 経営基盤の強化など ) 酒類製造業及び関連産業の振興を通じた沖縄経済の振興 ⑵ 施策の必要性本軽減措置については 昭和

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する 2 価格優位性を確保することによる沖縄の酒類製造業の自立的経営を促進する ⑵ 施策の必要性 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する沖縄

要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

新とする理由⑴ 政策目的 車体課税については 平成 23 年度税制改正大綱において エコカー減税の期限到来時までに 地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況を踏まえつつ 当分の間として適用される税率の取扱いを含め 簡素化 グリーン化 負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討 することとされて

要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー基本計画 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) において 一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 10% とすることを目指す と記載 地球温暖化対策基本法案 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 )

平成23年度都市・土地・PFI税制改正に対する要望

本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

(1) 政策目的 多様な就業の機会を提供すること等により我が国の経済の基盤を形成している中小企業の事業承継を円滑化することにより 中小企業の事業活動の継続を実現し 雇用の確保や地域経済の活力維持につなげることを目的とする (2) 施策の必要性 全国の経営者の平均年齢は年々上昇しており 例えば資本金

H28秋_24地方税財源

総論 地方拠点強化税制とは? 税制等の支援措置を受けるためには? 3ページ 4ページ 拡充型事業とは? 5 ページ 移転型事業とは? 6 ページ 目次 各論 ステップ 1 ( 整備計画 ) 本社機能とは? どのような支援措置があるの? 支援のメリットについて整備計画の認定はいつまでに受ければいいの?

Microsoft Word - 02y_mof_k_01.doc

税制について

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

で広く体幹トレーニング推進することにより 健康なまち としてイメージア ップを図り魅力の向上につとめ 転出の抑制や転入の促進へとつなげる 数値目標 体幹づくりを通じて行う地域活性化事業 KPI 体幹トレーニング参加移住者数のべ人数年月のべ人数 申請時 0 0 H29.3 初年度 H30.

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

起業家を総合的に支援する 起業支援センターながおか と連携することで 高い事業 効果を実現するものである 数値目標 未来の起業家応援事業若者提案プロジェクト事業支援事業年月 KPI 支援による年間起業 起業に結びついた若者 10~39 歳の転出超過 創業件数 プロジェクト数 の抑制 申請時 0 件

( 太陽光 風力については 1/2~5/6 の間で設定 中小水力 地熱 バイオマスについては 1/3~2/3 の間で設定 )) 7 適用又は延長期間 2 年間 ( 平成 31 年度末まで ) 8 必要性等 1 政策目的及びその根拠 租税特別措置等により実現しようとする政策目的 長期エネルギー需給見通

資料9

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) < 下記要件のいずれかを満たすもの > 年間稼働率 80% 以上と見込まれるもの kw あたりの資本費一定以下 2,000kW 未満 62 万円 /kw 以下 2,000kW 以上 2

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 1. 地球温暖化対策の推進 1-2 国内における温室効果ガスの排出抑制 租税特別措置等により達成しようとする目標 2030 年の電源構成における再生可能エネルギーの割合を 22~24% とする 租税特別措置等による達成目標に係る測定指

スライド 1

新設 拡充又は延長を必要とする理由25-2 ⑴ 政策目的 中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備やIT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑵ 施策の必要性昨今の中小企業の業況は持ち直しつつある

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

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平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

(2) 消費税率 10% への引上げ時に導入が予定されている軽減税率制度については 消費税 地方消費税の引上げ分のうち地方交付税原資分も含めると 約 3 割が地方の社会保障財源であり 仮に減収分のすべてが確保されない場合 地方の社会保障財源に影響を与えることになることから 確実に代替財源を確保するこ

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

第6回議論における補足資料

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

このため 政府においては 地方への人の流れの創出等による地方 東京圏の転出入の均衡をはじめとする地方創生の実現に向け 新たな5 年間のまち ひと しごと創生総合戦略を策定するとともに 以下の6 点について 別紙のとおり総合的かつきめ細かな施策を早急に実施するよう強く求める 1. 移住定住 UIJター

資料 4 地方創生推進交付金の概要 平成 30 年 11 月 内閣府地方創生推進事務局 交付金チーム

新設 拡充又は延長を必要とする理由15-2 ⑴ 政策目的 1 平成 28 年度与党税政改正大綱等を踏まえ 以下の要望を行う 自動車取得税については 消費税率 10% への引き上げ時に廃止が決まっていたが 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 ( 平成 28 年 8 月 24 日閣議決定 ) を

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

1. はじめに 中小企業経営者の高齢化が進展する中 事業承継の円滑化は喫緊の課題です 平成 30 年度税制改正において 事業承継の際に生ずる相続税 贈与税の負担を軽減する 非上場株式等についての相続税及び贈与税の納税猶予及び免除の特例 ( 以下 事業承継税制 ) が抜本的に改正されました 本改正では

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

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平成20年2月

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平成 28 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 少子化対策の推進 ( 新設 2 件 拡充 1 件 ) 三世代同居に係る税制上の軽減措置の創設 ( 国税 ) 高齢者や若い世代の希望に応じた家族関係や地域とのつながり 子育て世代の子育ての態様について各人の希望を実現するため 一定の条件を満

< F2D E738BC794B A C8892E >

200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

1 特別償却の適用例 コネクテッド インダストリーズ税制 (IoT 税制 ) よくあるご質問補足資料 例 ) a. 5,000 万円の課税対象設備を購入 ( 対象設備の法定耐用年数は 5 年とする ただし の計算法は 定額法 とする ) 5,000 万円 5 年 = 1000 万円 b. 当年度で

政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 中小企業の中でも 特に規模の小さい企業においては 経理担当の人員が少なく 適時適切な経営状況の把握もままならない状況である 資金調達環境や新規顧客開拓に困難を有する中小企業においては 少ない経理体制の中で効率的な事務を行うことが非常に重要であり

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

<4D F736F F D20837A815B B83578C668DDA BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D81762E646F63>

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

まち ひと しごと創生総合戦略 (2018 改訂版 ) ~ 第 1 期の総仕上げと次のステージに向けて ~ 第 1 期総合戦略の最終年としての総仕上げ 東京一極集中の是正に向け 地方への新しいひとの流れや魅力あるまちづくりに焦点 第 1 期総合戦略の進捗状況等 これまでの地方創生の取組の成果や課題の

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

改正前改正案速報 5. 改正の内容 (1) 研究開発税制の見直し ( 大企業の場合 ) 総額型 上乗せ措置 税額控除額 = 試験研究費の総額 税額控除率 (6%14%: 試験研究費の増減割合に応じて ) 控除上限額 法人税額 25% 高水準型 税額控除額 = 試験研究費の額のうち平均売上金額 10%

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

平成28年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について

新設 拡充又は延長を必要とする理由16-2 ⑴ 政策目的 1 平成 29 年度与党税制改正大綱等を踏まえ ユーザー負担の軽減や簡素化等の観点から 自動車重量税の当分の間税率の廃止を前提にしつつ 自動車税の税率引下げ等の車体課税の抜本的な見直しに向けた検討を行い 必要な措置を講ずる 2 自動車市場の拡

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

1 1. 制度の概要 中山間地域等において 地域の雇用の確保や生活サービスの提供を行う小さな拠点の形成に資する事業を行う株式会社に対して 個人が出資 ( 新規発行株式を払込みにより取得 ) した際に 出資額に応じて 所得税の優遇措置 ( 寄付金控除の適用 ) が受けられる制度です 地方公共団体 (

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

目 次 はじめに 2 1 所得税の税額控除制度の導入 (1) 認定 NPO 法人への寄附に係る税額控除の導入 4 (2) 認定 NPO 法人以外の法人への寄附に係る税額控除の導入 4 2 認定 NPO 法人制度の見直し (1) 平成 23 年度より税制上対応する措置 6 1 認定要件の見直し 6 イ

4-3 地域再生計画の目標本事業により 視察ルートの開発 提供や視察案内等を通じて 新しいひとの流れづくり ( 交流人口の拡大 ) と併せ 地域のしごとづくり ( 雇用の創出 ) を実現する なお 本事業の実施にあたっては 本市 石巻市の連携の下 観光施設や交通事業者に加えて 宿泊施設や飲食業等のサ

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税目法人税要望の内容平成 31 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 内閣府地方創生推進事務局 ) 制度名地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の拡充 延長 要望の内容 地方創生を推進し 企業から地方公共団体への寄附を安定的かつ継続的に確保するため 税制措置の拡充 延長等を図る (1) 徹底した運用改善を実施すること 寄附払込時期の弾力化 基金への積立要件の緩和 地方創生関係交付金と併用した場合のインセンティブ付与 地域再生計画の認定に係る事務手続の簡素化等 (2) 平成 31 年度までとなっている税額控除の特例措置を 5 年間 ( 平成 36 年度まで ) 延長すること 制度創設 ( 平成 28 年度税制改正 ) 時と同様に 国の次期総合戦略の期間 ( 平成 32 年度 ~ 平成 36 年度 ) と合わせる (3) 特定の寄附に係る税額控除割合を引き上げること 現行制度の概要 内閣総理大臣が認定した地域再生計画に位置づけられた事業に対して企業が寄附を行った場合に 損金算入措置に加え 平成 28 年度から平成 31 年度までの間 法人住民税 事業税 法人税に係る税額控除の措置が講じられている 関係条項 租税特別措置法第 42 条の 12 の 2 第 68 条の 15 の 3 附則第 90 条 第 112 条 租税特別措置法施行令第 27 条の 12 の 2 第 39 条の 45 の 3 附則第 15 条 第 28 条 租税特別措置法施行規則第 20 条の 7 の 2 第 22 条の 29 の 2 平年度の減収見込額 - 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( - 百万円 ) 10-1

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち ひと しごと創生総合戦略 ( 平成 26 年 12 月 27 日閣議決定 ) 及び 地方版総合戦略 に掲げた基本目標やKPIの達成に向けて 地方創生の取組を推進してきた 平成 29 年度は 5か年の総合戦略の中間年に当たることから 基本目標やKPIの総点検を行ったところ 平成 32 年時点で地方と東京圏の転出入を均衡させるという目標に対して 平成 28 年時点で東京圏への転入超過数が 12 万人規模に上るなど 現時点では各種施策の効果が十分に発現するに至っていないことが判明し 一層の取組強化により目標の達成を目指すべきとされた 今後 地方公共団体が地方版総合戦略に盛り込まれた地方創生事業を推進していくには 本年 6 月 15 日に閣議決定された まち ひと しごと創生基本方針 2018 にもあるように 国や地方公共団体のみならず 企業をはじめとする 民 の知見や資金を最大限活用し 我が国全体が一体となって取り組む必要がある 本税制については 平成 28 年度の制度創設以降 企業が創業地や工場 支店等の拠点を有する地方公共団体に寄附することにより 観光振興 移住 定住や人材育成 確保などの事業を促進する優れた事例が出てきている 一方で 本税制を活用している地方公共団体数は 344 団体 (19.8%) にとどまっており 一層の活用促進を図る必要がある また 企業版ふるさと納税の利用促進に向けたアンケート ( 平成 30 年 6 月 ) においても 企業や地方公共団体から本税制の運用改善や拡充 延長等を求める声がある このような状況を踏まえ 本税制の一層の活用促進を図るため 徹底した運用改善を実施するとともに 税額控除の特例措置の5 年間 ( 平成 36 年度まで ) の延長及び特定の寄附に係る税額控除割合の引き上げを図る 1 徹底した運用改善の実施 本税制の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する必要がある 2 税額控除の特例措置の5 年間 ( 平成 36 年度まで ) の延長まち ひと しごと創生基本方針 2018( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 次期 5か年の総合戦略を策定することが明記されたところであり 今後は現行の総合戦略から切れ目なく地方創生の取組を推進することが重要である 地方創生を推進するための企業から地方公共団体への寄附を安定的かつ継続的に確保するには 寄附しようとする企業の意欲を阻害することのないよう 最終年度において制度を延長するのではなく 一年前倒しで税額控除の特例措置を延長する必要がある 3 特定の寄附に係る税額控除割合の引き上げ寄附企業に対して一層のインセンティブを付与するため 特定の寄附に係る税額控除割合の引き上げを図る必要がある 以上の取組により 地方公共団体においては 新たに地方創生に効果の高い事業の企画 立案を行い 民間企業においては 本税制を活用した寄附を促進することにより 地方創生の事業の進展を図り もって地方創生の深化に繋げる 10-2

今合理性する事項回の要望に関連政策体系における政策目的の位置付け 政策目標 4 地方創生の推進施策目標 8 地域再生の推進 まち ひと しごと創生総合戦略 (2017 改訂版 ) ( 平成 29 年 12 月 22 日閣議決定 ) Ⅳ. 地方創生に向けた多様な支援 - 地方創生版 三本の矢 - 3. 財政支援の矢 (3) 税制志ある個人や企業の 民の力 を地方創生に効果的に活用する観点から しごと と ひと の好循環を生み出し まち を活性化することに資する税制の推進を図る 地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 )[ 措置済 ] 地方版総合戦略 に位置付けられた 地方公共団体が行う地方創生のために効果的な事業について 当該事業に対する企業の寄附に係る法人事業税 法人住民税及び法人税の税額控除の優遇措置を 2016 年度に創設した 2017 年 12 月現在 387 事業が認定を受けており 今後も関係省庁と連携した地方公共団体 企業向け広報活動や 経済三団体をはじめとする経済界への周知活動を展開することにより 地方公共団体による更なる制度の活用や地方創生事業への更なる企業の参画を促進する まち ひと しごと創生基本方針 2018 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) Ⅳ. 地方創生に向けた多様な支援 ( 地方創生版 三本の矢 ) 3. 財政支援平成 28 年度に創設された地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) については これまでに 企業が創業地や工場 支店等の拠点を有する地方公共団体に寄附することにより 観光振興 移住 定住や人材育成 確保などの事業を促進する優れた事例が出てきている このような取組を拡大していくため 制度の概要や事例を紹介する動画や優良事例集を作成し 地方公共団体や企業に周知するなど 積極的な PR 活動を行う また 地方公共団体や企業に対してニーズ等に関する調査を実施し その結果を踏まえ 必要な措置を講じること等により 一層の活用促進を図る 政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間 下記の観点を踏まえ 平成 36 年度までに 本税制措置を活用した地方公共団体の総合戦略における基本目標が十分に達成されることを目標とする 企業の創業地や地方創生のプロジェクトに取り組む地方への貢献を促進 地方公共団体が企業に取組をアピールすることで自治体間競争を促進 本社機能の移転促進税制の補完 5 年間 ( 国の次期総合戦略の期間 ( 平成 32 年度 ~ 平成 36 年度 ) に合わせる ) 同上の期間中の達成目標 政策の達成目標に同じ 政策目標の達成状況 平成 30 年 8 月現在 認定事業数 総事業費 494 事業 1,262 億円 寄附額累計( 平成 28 年度 ~ 平成 29 年度 ) 31 億円 10-3

有の適用実績と効果に関連これまでの租税特別措置する事項効当性要望の措置の適用見込み性要望の措置の効果見込み ( 手段としる ての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置予算上の措置等の要求内容及び金額上記の予算上の措置等相と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 精査中 本税制措置により 本税制措置を活用した地方公共団体の総合戦略における基本目標が十分に達成されることが期待され - 本税制の一層の活用促進を図るため 地方公共団体や民間企業等に向けた 制度内容や活用事例等に係る広報をさらに強化する 平成 31 年度概算要求 97 百万円 本税制の一層の活用促進を図るためには 1 周知 広報の更なる強化 2 運用改善 3 税額控除の特例措置の拡充 延長を一体的に講じる必要がある まち ひと しごと創生総合戦略 (2017 改訂版 )( 平成 29 年 12 月 22 日閣議決定 ) では まち ひと しごとの創生に向けた政策 5 原則 を定めており その中で (1) 自立性 として 施策が構造的な問題に対処し 地方公共団体 民間事業者 個人等の自立につながるようなものにし 国の支援がなくとも地域 地方の事業が継続する状態を目指すこととしている 国と地方だけではなく 企業を地方創生を実現する上でのステークホルダーとして参画させ 持続可能な地方創生の取組につなげていくという目的を持つ本税制の措置は極めて妥当であるということができる なお 措置の対象は 内閣総理大臣が認定した地域再生計画に位置づけられた事業に限定されていること また 寄附のうち一定割合は企業負担としていること さらに 本税制の拡充対象は特定の寄附に限定していることから 必要最小限の措置である 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 平成 28 年度の適用実績は以下のとおり 単体法人 56 件 5,985 千円連結法人 2 件 110 千円 租税特別措置の適用実績に同じ 10-4

租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 企業が創業地や工場 支店等の拠点を有する地方公共団体に寄附することにより 観光振興 移住 定住や人材育成 確保などの事業を促進する優れた事例が出てきている このように 企業が地方公共団体の地方創生事業に関与することは 企業の地域貢献への機運及び寄附文化の醸成 事業の質の向上や地方公共団体と企業との新たなパートナーシップの構築 地方公共団体における安定的な財源確保に役立つものである 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの要望経緯 下記の観点を踏まえ 2020 年までに 本税制措置を活用した地方公共団体の総合戦略における基本目標が十分に達成されることを目標とする 企業の創業地や地方創生のプロジェクトに取り組む地方への貢献を促進 地方公共団体が企業に取組をアピールすることで自治体間競争を促進 本社機能の移転促進税制の補完 これまでに 494 の地方創生事業を認定し 総事業費は 1,262 億円に上るなど 本税制措置を活用した地方公共団体の総合戦略における基本目標の達成において一定の効果があったといえる 一方で 本税制を活用している地方公共団体数は 344 団体 (19.8%) に留まっており 制度の活用が十分とはいえない状況にある 平成 28 年度要望において新設 10-5