平成 30 年度 固定資産税 ( 償却資産 ) 申告の手引き 綾部市 総務部税務課固定資産税担当 電話 (0773)42 3280( 代表 )( 内線 271 272) (0773)42 4244( 直通 )
1. 償却資産の申告について (1) 償却資産とは 1. 土地 家屋以外の事業の用に供することができる有形固定資産 2. その減価償却額又は減価償却費が 法人税法又は所得税法の規定による所得の計算上 損金又は必要な経費に算入されるもの ( 法人税又は所得税を課されない方が所有されているものを含みます ) (2) 償却資産の種類と具体例 下の表は 償却資産の申告の対象となる資産の一部を例示したものです 資産の種類構築物機械及び装置船舶車両及び運搬具工具 器具及び備品 対象物件受 変電設備 アスファルト等の舗装工事 門 塀等の外構工事 鉄塔 看板 カーポートなど旋盤 ボール盤 圧縮機 溶接機 ポンプ 動力配線設備などボート 釣船など大型特殊自動車 貨車 客車などパソコン コピー機 LAN 設備 陳列ケース 応接セット 机 いす ロッカー 金庫 レジスター 冷暖房器具 医療機器 測定工具 切削工具 自動販売機など (3) 建物付属設備 家屋に取り付けられ 家屋と構造上一体となっているもの は 原則として家屋に含みますが 次のような設備は経理区分のいかんに関わらず償却資産に該当します 設備区分償却資産とするもの 変電設備屋外配線 変圧設備 送電設備等 照明設備ネオンサイン 投光機 水銀灯 電気サイン設備等 電話設備交換機 電話機等 呼出信号 拡声装置マイクロホン 拡声器等 電気時計設備親時計 小時計 タイムレコーダー等 冷暖房設備ルームクーラー 独立煙突及び煙道等 消火設備ホース ノズル 各種消火器等 銀行店舗の設備営業台 商品販売台 陳列棚 スクリーン等
(4) 申告していただく方平成 30 年 1 月 1 日現在 償却資産を所有されている方が対象です なお 次の方々も申告が必要になります 1. 償却資産を他に賃貸されている方 2. 所有権移転外リースの場合 償却資産を所有している貸主の方 3. 割賦販売の場合等 所有権が売主に留保されている償却資産は原則として買主の方 ( 所有権移転リースの場合も同様の考え方により原則として借主の方 ) 4. 償却資産の所有者がわからない場合には使用者の方 (5) 申告が必要な資産平成 30 年 1 月 1 日現在において 事業の用に供することができる資産です なお 次に掲げる資産も申告が必要になります 1. 耐用年数 1 年未満又は取得価額が20 万円未満の償却資産であっても 個別に減価償却をしているもの 2. 償却済資産 ( 耐用年数が経過した資産 ) 建設仮勘定で経理されている資産及び簿外資産であっても 平成 30 年 1 月 1 日現在において事業の用に供することができるもの 3. 遊休 未稼働資産であっても 平成 30 年 1 月 1 日現在において事業の用に供することができるもの 4. 福利厚生の用に供するもの 5. 改良費 ( 資本的支出 : 新たな資産の取得とみなし 本体とは区分して取り扱います ) 6. 租税特別措置法の規定を適用し 即時償却等をしているもの ( 例 : 中小企業者等の少額資産の損金算入の特例を適用した資産 ) (6) 申告の必要がない資産次に掲げる資産は 償却資産の対象にならないので申告の必要はありません 1. 土地 家屋 ( 固定資産税上 土地または家屋として評価しているもの ) 2. 自動車税 軽自動車税の課税対象となるもの ( 例 : 小型フォークリフト等 ) 3. 無形固定資産 ( 例 : 特許権 鉱業権等 ) 4. 繰延資産 5. 耐用年数が1 年未満又は取得価額が10 万円未満の償却資産について 税務会計上固定資産として計上しないもの ( 一時に損金算入しているもの又は必要経費としているもの ) 6. 取得価額が20 万円未満の償却資産を 税務会計上 3 年間で一括償却しているもの 7. 平成 20 年 4 月 1 日以降に締結されたリース契約のうち 法人税法第 64 条の2 第 1 項又は所得税法第 67 条の2 第 1 項に規定するリース ( 売買扱いとするファイナンスリース ) 資産で取得価額が20 万円未満のもの
(7) 国税との主な違い 項 目 国税の取扱い ( 法人税法 所得税法 ) 地方税の取扱い ( 固定資産税 ) 償却計算の基準日事業年度 ( 決算期 ) 賦課期日 (1 月 1 日 ) 減価償却の方法 建物以外の一般資産は定率 法 定額法等の選択制 ( 建物については定額法 ) 一般の資産は定率法を適用 定率法は 法人税の 旧定率法 で使用する償却率と同じ 前年中の新規取得資産月割償却半年償却 (1/2) 圧縮記帳認められます 認められません 特別 割増償却 ( 租税特別措置法 ) 認められます 認められません 増加償却 ( 所得税 法人税法 ) 認められます 認められます 評価額の最低限度備忘価額 (1 円 ) 取得価額の 100 分の 5 改良費の評価方法原則区分評価区分評価 中小企業者等の少額資産 の損金算入の特例 ( 租税特別措置法 ) 認められます 金額にかかわらず認められ ません (8) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置 1 平成 24 年 5 月 29 日から平成 28 年 3 月 31 日までに取得された場合再生可能エネルギーの固定価格買取制度の認定を受けた発電設備に対して 課税標準の特例が適用されます なお 特例適用にあたっては 確認書類として 経済産業省の認定証 ( 写し ) の提出が必要です 対象者 措置内容 再生可能エネルギーの固定価格買取制度の認定を受けた発電設備を取得した事業者 対象設備について新たに固定資産税が課されることになった年度から3 年度分の固定資産税に限り 課税標準を 課税標準となるべき価格の2/3に軽減 ( 根拠法令 : 地方税法附則第 15 条第 32 項 )
2 平成 28 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までに取得された場合太陽光発電設備を除く固定価格買取制度の認定を受けた発電設備に対して 課税標準の特例が適用されます なお 特例適用にあたっては 確認書類として 経済産業省の認定証 ( 写し ) の提出が必要です 太陽光発電設備については 下記の要件を満たす場合 特例が適用されます 固定価格買取制度の認定設備の対象外であること( 自家消費型発電設備 ) 再生可能エネルギー事業者支援事業費に係る補助を受けて取得した設備であることなお 太陽光発電設備の特例適用にあたっては 確認書類として 再生可能エネルギー事業者支援事業費補助金を受けていることがわかる書類 の提出が必要です 対象者 措置内容 再生可能エネルギーの固定価格買取制度の認定を受けた発電設備 ( 太陽光発電設備を除く ) を取得した事業者 再生可能エネルギー事業者支援事業費補助金を受けて自家消費型の太陽光発電設備を取得した事業者 対象設備について新たに固定資産税が課されることになった年度から3 年度分の固定資産税に限り 課税標準を 課税標準となるべき価格の2/3に軽減 ( 根拠法令 : 地方税法附則第 15 条第 32 項 ) (9) 経営力向上設備に関する課税標準の特例措置平成 28 年 7 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までに中小企業等が取得した 経営向上設備について 取得から3 年間課税標準額が2 分の1になります なお 特例適用にあたっては 平成 29 年中に認定を受けた 計画の申請書及び認定書の写し 並びに 工業会等による仕様等証明書の写し ( リース会社が申告する場合は 併せて 固定資産税軽減計算書 及び リース契約書の写し ) を認定資料として提出が必要です 対象者 措置内容 中小企業等経営強化法における経営力向上計画に記載のある設備を取得した事業者 対象設備について新たに固定資産税が課されることになった年度から3 年度分の固定資産税に限り 課税標準を 課税標準となるべき価格の1/2に軽減 ( 根拠法令 : 地方税法附則第 15 条第 43 項 )
2. 提出していただく書類について (1) 償却資産申告のあらまし平成 29 年 1 月 2 日から平成 30 年 1 月 1 日までに増加 減少した償却資産の申告をしてください 今回初めて申告される方は 平成 30 年 1 月 1 日現在に所有されている全ての償却資産を申告してください ( 申告すべき資産がない場合は 該当資産なし と申告してください ) (2) 提出書類 1. 償却資産申告書 ( 償却資産課税台帳 ) 2. 種類別明細書 ( 増加資産 全資産用 ) 3. 種類別明細書 ( 減少資産用 ) それぞれ2 枚複写となっています 1 枚目は提出用 2 枚目は控えですので 1 枚目 ( 提出用 ) を提出してください なお 郵送で提出される方で 控えの返送を希望される場合は 必ず返信用封筒に切手を貼って同封していただきますようお願いします ( 返信用封筒を同封されていない場合は 控えの返送はいたしません ) (3) 申告書の書き方 1. 申告書の具体的な書き方については別冊 固定資産 ( 償却資産 ) 申告の手引 ( 一般財団法人地方財務協会 ) をご覧ください 2. 申告書備考欄の該当するものを で囲んでください 3. 消費税については 各法人における経理処理の方法により異なりますのでご注意ください
(4) マイナンバー ( 個人番号 法人番号 ) の記載について社会保障 税番号制度 ( マイナンバー制度 ) の導入に伴い 平成 28 年 1 月 1 日以後に行われる申告から 償却資産申告書 ( 償却資産課税台帳 ) に個人番号 法人番号の記載欄が設けられました ( 種類別明細書 ( 増加資産 全資産用 ) 及び 種類別明細書( 減少資産用 ) については これまでと変更ありません ) 個人の方は12 桁の個人番号を 法人にあっては13 桁の法人番号を記載欄に右詰めで記載してください また 個人番号を記載した申告書をご提出いただく場合 マイナンバー法に定める本人確認 ( 番号確認 身元確認及び代理権確認 ) を実施いたします 以下の1または2の本人確認資料の写し ( コピー ) をそれぞれ1 種類ずつ 申告書に添付していただくようお願いいたします 法人番号を記載した申告書の場合は 本人確認資料の添付は不要です 1 本人が申告書を提出する場合番号確認資料身元確認資料 窓口 郵送 個人番号カード ( 裏面 ) 通知カード 住民票 ( 個人番号が記載されたもの ) 等 個人番号カード ( 表面 ) 運転免許証 プレ印字された申告書等 電子申告 電子証明書等により本人確認を実施するため 本人確認資料の添付は不要です 2 代理人が申告書を提出する場合 窓口 郵送 本人の番号確認資料代理人の身元確認資料代理権確認資料 本人の個人番号カード ( 裏面 ) 本人の通知カード 本人の住民票 ( 個人番号が記載されたもの ) 等 代理人の個人番号カード ( 表面 ) 代理人の運転免許証 代理人の税理士証票等 税務代理権限証書 委任状等 電子 申告 電子証明書等により本人確認を実施するため 本人確認資料の添付は不要です (5) 申告書の提出期限 平成 30 年 1 月 31 日 ( 水 ) です 提出期限間近になりますと窓口が混雑しますので できましたら 1 月 19 日 ( 金 ) までに提出 していただきますようご協力をお願いします