Microsoft Word - 担い手計画 2月議会 決定版

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加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等


田原市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 3 月 23 日 田原市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等の利

平成 26 年度 決算説明書 / 事務事業評価シート 課名 農業委員会事務局 予算 款項目決算書目名事業名称 頁農業委員会費 農業委員会事業 1. 概要 目的 担い手の確保 育成と優良農地の確保 有効利用に向けた取り組み 対象 市民 事業概要 農業委員会事業 農地法第 3 条許可

29 宇農委第 227 号 平成 29 年 12 月 5 日 宇治市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 宇治市農業委員会 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) 第 7 条第 1 項の規定に基づき 宇治市農業委員会にかかる標記指針を下記のと

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渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

東部地域の農業 農地の復旧 復興スケジュール 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 市復興ビジョン 復旧 再生期 発展 創出期 仙台の復興 仮設ポンプ設置 基盤整備対策 がれき撤去 排水機能復旧 ( 排水ポンプ場 排水路の改修等 ) 堆積土砂の除去 除塩事

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

1 課題 目標 山陽小野田市のうち 山陽地区においては 5 つの集落営農法人が設立されている 小麦については新たに栽培開始する法人と作付面積を拡大させる法人があり これらの経営体質強化や収量向上等のため 既存資源の活用のシステム化を図る 山陽地区 水稲 大豆 小麦 野菜 農業生産法人 A 新規 農業

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

Microsoft Word - 農地中間管理事業推進方針

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農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

( 問 2) 担い手確保 経営強化支援事業は 補助率が 2 分の 1 以内となっていますが 融資額と補助金はどのような関係となっていますか 本事業では 農業者の融資を活用した主体的な経営発展の取組を支援することから 融資の活用を要件としており 融資を主体とするいわゆる融資主体型補助事業としていること

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

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1_表紙(本編)

第 1 部 施策編 4

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3 売れる農産物づくり (1) 農業産出額 目標 評価 755 億円 (22 年度 ) 760 億円 (25 年度 ) 755 億円 A (2) 県オリジナル品種の作付面積 141ha (21 年度 ) 197 ha (26 年度見込み ) 190 ha A (3) オリーブ牛出荷頭数 100 頭

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農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

2 活動方針 (1) 市町村との連携県同行のもと 全市町村を巡回するなどにより 県が示した市町村毎の目標面積の達成に向けた意見交換等を行います 特に 重点実施地区においては 広域振興局 市町村 農業委員会等からなる 地域推進チーム (3の事業推進体制参照 ) と課題や対応方向等の情報を共有し 課題を

1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手

書き方 ( 例 ) 別記第 17 号様式 農業生産法人報告書 自 至 平成 年 月 日平成 年 月 日 伊達市農業委員会会長様 平成年月日 主たる事務所の所在地伊達市 町 番地 法人の名称株式会社 代表者氏名 印電話番号 次のとおり農地法第 6 条第 1

政策評価書3-3(4)

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

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貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

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目 次 Ⅰ 集落営農数 Ⅱ 集落営農数 ( 詳細 ) 1 組織形態別集落営農数 2 農業経営を営む法人となる画の策定状況別集落営農数 3 設立年次別集落営農数 4 経営所得安定対策への加入状況別集落営農数 5 人 農地プランにおける位置づけ状況別集落営農数 (1) 中心経営体として位置づけの有無別

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重点戦略事業土地改良事業補助事業 土地改良区が行う土地改良事業 ( 用排水施設の整備等 ) について 農家負担の軽減を図るため 事業費の一部を補助した 土地改良区が行う土地改良事業 ( 用排水施設の整備等 ) について 農家負担の軽減を図るため 事業費の一部を補助する 重点戦略事業基盤整備促進事業

みえ GAP チャレンジ宣言 ~ 三重から GAP 認証の輪を!~ 私たちは 農業を志す若者や農業の未来を拓こうとする生産者など 意欲と情熱に溢れる皆さんとともに 生産者の輪 生産者と消費者の輪 生産者と流通業者の輪 など 様々な輪を生み出し つなげることで GAP 認証の取得にチャレンジします そ

1 秋田県の農地中間管理事業の実績及び利用権設定にかかる支障事例 2. 利用権の存続期間延長手続きの緩和について ( その 1) H26~H29 実績 H26 H27 H28 H29 計 借受面積 (ha) 1,730 3,629 2,619 2,044 10,022 借受 ( 契約 ) 件数 1,

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

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(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

公益目的支出計画実施報告

新規就業者定着促進対策 ( 新規就業者定着促進事業 ) 事業のポイント 1 未来を担う人材や中核経営体の確保 育成 654,362 千円 募集から技術研修 就業後の定着までの一貫した支援を強化し 未来を支える農林水産業新規就業者の確保 地域への定着を促進します 新規農業就業者定着促進事業 農業振興課

地域子育て支援拠点事業について

< 重点施策 > (1) 就農研修拠点の拡大 ポイント JA 全農岐阜のいちご研修所 冬春トマトの岐阜県就農支援センターなど 就農研修拠点の整備により 新規就農者の効果的な育成が可能になった トマトの就農研修拠点を全県的に拡大するとともに 柿 栗 飛騨牛など 他品目の就農者を育成するシステムづくりを

数値目標 H29 年 3 月末 H30 年 3 月末 H31 年 3 月末 観光客入込客数 ( 単位 : 千人 ) 大鰐温泉もやし生産者数 ( 単位 : 人 ) 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は大鰐温泉もやし増産プロジェ

平成18年度標準調査票

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

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主な業務の内容

01 【北海道】

Microsoft PowerPoint 農業経営の未来戦略

新たな食と緑の基本計画○○地域推進プラン(様式案)

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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

( 別紙様式 2) 平成 30 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 31 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 茨城県農業委員会名 : 守谷市 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 経営耕地面積

厚生労働省(職業能力開発行政)におけるキャリア教育の捉え方と関連する取組について

自己点検・評価表

農業研修施設利用者数 6 人 6 人 20 人 道の駅農産 加工品売上 1.5 億円 1.7 億円 1.1 億円 観光客入込数 260 万人 270 万人 68 万人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要農業人材確保に向けた 研修 就農 経営安定 販路拡大 の各段階におけるフォローア

( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 埼玉県農業委員会名 : 杉戸町農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 耕地面積 経営耕地面積

県外 海外の企業等に中堅人材を出向させながら研修プログラムが受けられるような支援制度の創設 企業によるプロデューサー人材の発掘 誘致の取組への支援 3 農林水産業 農林水産業を行っている者が自ら商品の企画立案機能を高められるような実践販売する機会の提供など支援する仕組みの充実 経営力 や 仕事の基礎

企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

う また 単年度の具体的な活動については 農業委員会事務の実施状況等の公表につ いて ( 平成 28 年 3 月 4 日付け 27 経営第 2933 号農林水産省経営局農地政策課長通知 ) に 基づく 目標及びその達成に向けた活動計画 のとおりとする 第 2 具体的な目標と推進方法 1 遊休農地の発

持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)

第3節 重点的な取り組み

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

【千葉県事業計画】別記様式第3号別添

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4


社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

国営農地再編整備事業 ニセコ地区 事業の概要あぶたぐん本事業は 北海道南西部に位置する虻田郡ニセコ町の畑地帯において 区画整理を行い 生産性の高い基盤の形成を通じて農業の振興と耕作放棄地の解消 発生防止を図るものである 事業の目的 必要性本地区の農地は 基盤整備が遅れているため 小区画や急傾斜であり

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

Ⅱ 担い手への農地の利用集積 集約化 1 現状及び課題 現状 ( 平成 30 年 3 月現在 ) 農業従事者の減少 高齢化等による耕作放棄地の増加 農地の分散錯圃等が 農地の確保 有効利用を図る上での課題となっている 課題農業用水利システムの改修に伴い 農業者の管理 省力化に対応した維持管理方法の提

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

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Ⅱ 担い手への農地の利用集積 集約化 1 現状及び課題 管内の農地面積これまでの集積面積現状 ( 平成 28 年 4 月現在 ) 1, 課 題 1 貸手 借手のマッチングの強化 2 集落営農組織の推進 育成 集積率 単位 ha 1 管内の農地面積は 活動計画に記載した耕地及び作付面積統

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( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 熊本県農業委員会名 : 宇土市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 1, 経営耕地面積

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地域産業活性化コース 厚生労働省採択事業 (H28 ~ 30 年度 ) 平成 29 年度 三重県地域活性化 雇用創造プロジェクト事業 地域産業 活性化コース 対象業種 食料品製造業 情報サービス業飲料 たばこ 飼料製造業 木材 木製品製造業 パルプ 紙 紙加工品製造業 印刷 同関連業 なめし革 同製

Transcription:

Ⅲ 推進方向及び対策 1 農業の新たな担い手の確保 育成 (1) 担い手育成の中核的機能を発揮する千葉県農業大学校 千葉県農業大学校を本県担い手育成の中核と位置づけ 総合的な教育を行 うため 農業大学校を専修学校化し カリキュラムの見直しや施設の整備を 進め 魅力ある大学校とし本県農業の多様な担い手育成に取り組みます ア専修学校化 学生の高学歴志向を背景とした大学への編入学資格の取得や奨学金等の 利用など 学生にとって魅力ある大学校とし 卒業後の多様な活躍の場を 確保するため 農学科及び研究科については専修学校化を進めます 専修学校 : 学校教育法に基づく教育施設で 高等学校の卒業者等を対象に 職業若しくは実際 生活に必要な能力を育成し又は教養の向上を図ることを目的とする学校 イカリキュラムの見直し農学科については 即戦力となる実践的な農業の担い手を育成するため 基礎的な農業の知識 技術に加え マーケティングなどの幅広い知識 技術の修得を目指します 研究科については 経営感覚に優れた農業者や農業技術の指導者を養成するため 従来の教育にビジネス的視点を加味し フードシステムなど高度で専門的な知識 技術の修得を目指します さらに 卒業者が県内各産地で活躍している現状を生かし 産地に密着した派遣実習などの充実を図ります また 就農希望者に対する研修や 一層の経営向上を目指す農業者向けの専門講座等の拡充を図ります ウ教育 研修環境等の整備農学科及び研究科の修学環境を整えるため 本館 実習棟等について 耐震改修その他の整備を行います また 研修科の専用ほ場 施設を整備し充実した研修が受けられるような環境を整えます さらに 学生会館をはじめ食堂 浴室などの生活環境を整え 魅力ある大学校とします 千葉県農業大学校の整備充実 新規就農者のサポート ( 農業大学校における研修の充実 ) - 11 -

図 2 農業大学校を核とした担い手育成体系図 担い手の確保 育成による千葉県農業の維持 発展 企業的経営体の育成 担い手の経営発展支援 アグリトップランナー ( 年間販売額 3,000 万円以上の経営体 ) の育成 経営の多角化支援 認定農業者 農業法人の確保 育成 経営発展段階に応じた各種研修の実施 経営改善の支援 新規就農者の定着支援 就農直後の生産者を対象とした 定着のためのセミナーを開催 定年帰農者の営農開始のための研修会の開催 新規就農者の確保 ( 雇用就農者を含む ) 研修科における農業者等に対する専門講座 農業関連企業 団体等における技術の発揮 農林振興センタープロ農家での実践研修支援 指導農業士や農大 OB 等 農家研修等の受入支援 千葉県農業大学校担い手育成の中核的機能の発揮 農業大学校が 急務となっている農業の担い手の確保 育成の中核的機関として機能を発揮するための改革を行う 農学科 研究科を専修学校 ( 専門課程 ) とする 生産から流通販売までの幅広い知識を教えるカリキュラムへの改編 研修科におけるほ場研修等の充実 学生が快適に学べる教育環境の改善 農学科高等学校の卒業者等を対象とし 即戦力となる実践的な農業の担い手を養成するため 基礎的な知識 技術を修得 拡充内容 基礎的な知識 技術の修得に加え マーケティングなど幅広い視点を教育 研究科農学科卒業者等を対象とし 農業経営者 農業技術の指導者を養成するため 高度で専門的な知識 技術を修得 拡充内容 高度で専門的な知識 技術の修得に加え フードシステムなどビジネス的視点を教育 研修科農業の実践的な知識と技術を有する多様な担い手を養成 拡充内容 研修の拡充強化 市町村協議会産地組織 産地における担い手の確保 育成 農業法人等への雇用促進 農林総合研究センター民間企業等 先端技術 知識の修得支援 高校 高校生への就農啓発活動 新規就農相談センター 相談会 新規参入者 定年帰農者 離職就農者等 - 12 -

(2) 就農に向けた情報の発信新規就農希望者がスムースに就農できるよう 県内各地域に設けた相談窓口の機能を強化し 就農支援に関する情報などを広く分かりやすく提供 発信していきます ア新規就農希望者等に対する情報発信の充実農業を志す転職希望者や非農家の若者等に対し 農業の雇用情報をはじめ 新規就農支援施策等の情報や新規就農を検討する上で役立つ情報 統計データなどを窓口や相談会等で分かりやすく提供します また 多くの人に農業や農村について関心を持ってもらえるよう 県ホームページ等において県内各地域で展開されている様々な現地情報の発信を行うとともに 農業体験学習等の実施を支援します 新規就農者のサポート ( 新規就農ワンストップ相談窓口等の充実 雇用情報等の提供 ) イ就農相談の支援新規就農相談担当者等を対象にした研修の実施 相談情報の共有化 市町村 農業委員会や農協等関係機関の連携強化など 支援水準と利便性の向上を図ります 新規就農者のサポート ( 就農相談の利便性向上 ) (3) 新規就農者への支援新たな担い手の確保 育成を図るため 関係機関の連携を基礎に 担い手確保 育成活動の促進 技術支援 営農に必要な農業機械施設の整備支援などの取組を組織的に展開します ア 産地 の維持 発展を図るための就農支援地域農業の担い手育成 確保に取り組む市町村担い手育成総合支援協議会の活動を支援します また 市町村担い手育成総合支援協議会等が策定した計画に基づき 産地を形成する生産団体等が自ら行う新規就農者の確保 育成に向けた活動を支援します 産地が取り組む担い手確保 育成活動を促進 - 13 -

イ新規就農 定着の支援転職希望者や非農家の若者など就農希望者の状況に応じて 農業体験講座 農業経営のシミュレーション 地域での長期研修などを展開し 段階的な営農技術修得について支援します さらに 農家の後継者はじめ就農直後の青年農業者等を対象に 経営者としての育成を早期に進め就農定着を図るために 就農段階に応じて必要な知識 技術の修得 青少年団体活動を通じた能力向上や仲間づくりについて支援します また 農家後継者の高校生等を対象とした啓発活動による就農促進 定年帰農者やUターン就農希望者に対する実践研修を行います これらの実施に当たっては 地域農業を担う農業士 1 指導農業士 2 の協力を得て行います 併せて 農業生産機材及び施設の導入について支援します 新規就農者のサポート ( 就農希望者に応じた段階的支援の展開 農家後継者等対策の充実 ) 力強い担い手の育成 ( 青年農業者の定着 育成の推進 ) 就農に必要な機械施設の整備を支援 1 農業士 : 意欲的な青年農業者で 経営発展と地域リーダーとしての活動を期待 知事が認証 2 指導農業士 : 優れた農業経営を実現し農業後継者の育成に熱意のある者 知事が認証 ウ法人等への雇用就農の促進農業外から就農を希望する新規参入者にとって 直ちに農地を確保し就農することは 技術的 経済的に困難な場合があります このような場合には 企業的経営を展開する農業法人等への就職を勧め 実践研修を経て独立就農を目指すことにより 将来に向けた人材の確保 育成を図ります 法人等への雇用就農を通じた担い手の育成 新規就農者のサポート ( 雇用情報等の提供 ) (4) 法人等の農業参入支援市町村 市町村農業委員会と連携をとり 農地の効率的な利用等を確保し JA 出資型農業生産法人 や企業等の農業参入の際に必要な情報の整理 提供 営農に必要な農業機械施設の整備支援 営農開始後の技術支援などを実施します - 14 -

JA 出資型農業生産法人 : 農業協同組合の出資により設立される農業生産法人 組合員からの農 作業の請負など地域に密着した新たな担い手として期待 ア地域と連携した参入支援の展開市町村 市町村農業委員会 JA 等 地域関係機関 団体との連携を図り 支援情報の提供 個別相談の実施 技術指導等による支援を展開します イ農業参入に必要な機械施設の整備支援農業経営や農作業受託に必要な農業機械 施設の整備に対する県補助事業等を通じ企業等の農業参入を支援します 農業参入に必要な機械施設の整備支援 施策の達成度を測る指標 項目 年度 現状 3 年後 ( 参考 )10 年後 新規学卒就農者数 ( 人 ) 72 100 100 離職就農者数 ( 人 ) 136 150 150 新規参入者数 ( 人 ) 113 150 150 計 321 400 400 2 月 1 日現在担い手支援課調べ * 新規就農者の確保 育成を進め年間約 400 人を保持します ( 現状 :H21) 2 千葉県農業を牽引する企業的経営体の育成 (1) 担い手の経営発展支援青年農業者や認定農業者等の着実な経営発展に必要な知識や技術の修得 十分な労力の確保 農業経営の改善を図るための重点的指導など 経営の発展段階に応じたきめ細かな支援を図ります また 農村の重要な担い手である女性の能力発揮によるパートナーシップ経営 の確立や起業家育成研修会の開催等女性農業者の育成を図ります パートナーシップ経営 : 家族みんなが主体性をもって参画する共同経営 - 15 -

ア認定農業者等の経営改善を支援青年農業者等の経営者としての着実な育成を図るため 技術の修得や経営改善研修の実施など段階的 体系的な支援を行います 地域農業の中核を担う認定農業者等に対して農業経営の改善のため 個別経営体のカウンセリング コンサルテーション 経営研修の実施 必要な技術の修得 十分な労力の確保をはじめ 関係機関が連携した重点支援を実施します また 青年団体 農業士 指導農業士など関係団体活動を促進し経営改善の意識喚起や経営能力の向上を図ります 力強い担い手の育成 ( 青年農業者の経営改善の推進 認定農業者の経営改善の推進 関係団体活動を通じた経営能力の向上 ) イアグリトップランナーの育成アグリトップランナー ( 販売額 3,000 万円以上の企業的経営体 ) を目指す経営体を対象に経営者能力の向上を図る研修会の開催や 専門家を派遣し指導 助言を行い 経営向上を支援します アグリトップランナーの育成 ウ法人化の推進による経営向上農業法人化により経営向上を図ろうとする経営体に対し 千葉県農業会議等と連携し 農業経営の法人化の啓発 個別相談 法人経営に関する調査 研究 情報提供等 法人化を支援し 企業的経営を推進します 力強い担い手の育成 ( 経営体の法人化による経営向上 ) エ女性の担い手の育成女性の能力を発揮した経営発展を図るため 研修会や新商品開発セミナーの開催等 起業技術向上や農業経営能力の向上による女性リーダーの育成を推進します また 家族農業経営においては共同経営者としての位置づけを明確にし 家族経営協定 の推進 認定農業者の夫婦共同申請や次世代を担う若手女性農業者の経営参画を推進します 女性農業者 組織 リーダー等の育成推進 農林水産業における女性活動の促進 - 16 -

家族経営協定 : 家族が農業経営を行うに当たり 自由な意思に基づいて経営目標や役割分担 労働報酬 労働条件 生活役割分担などを文書で締結する協定 オ経営改善に必要な機械施設の整備支援農産物の生産 加工 流通など農業経営の発展を目指す農業者に対し 農業用機械や施設の導入について国の事業や制度資金等により支援します 経営改善に必要な機械施設の整備支援 (2) 生産組織の強化地域農業の牽引役として 生産組織の育成及び既存組織の運営強化を支援します 産地で新品目導入等に取り組む生産組織を支援 産地が取り組む担い手確保 育成活動を促進 組織の育成強化に必要な機械施設の整備支援 (3) 農地の効率的利用等の促進優良農地を集積し担い手が効率的かつ安定的な農業経営を営めるよう 農業経営基盤強化促進法に基づき 市町村や農協等が 農地利用集積円滑化団体 1 として行う農地の利用調整活動を支援します さらに 水田の大区画化など基盤整備を実施する地区においては 基盤整備を契機として地区内農家の合意形成を図り 担い手への農地の利用集積を推進します また 地域の空きビニールハウス等について 積極的な利用を推進します ア農地利用集積の促進農業委員会による農地の貸し手及び借り手の掘り起こしを推進し 市町村や農協等による農地利用集積円滑化事業 2 の展開を支援します さらに 水田の基盤整備を実施する地区では 地区の担い手となる経営体へ農地を集積するため 所有地 耕作地の団地化のほか 利用権設定及び農作業受委託を促進します また 積極的な農地の利用集積により 耕作放棄地の発生抑制と再生に取り組みます 農地保有合理化法人 3 による農地集積の促進 農地利用集積円滑化団体による農地集積の促進 基盤整備を契機とした農地利用集積を促進 耕作放棄地の再生利用を推進 - 17 -

1 2 農地利用集積円滑化事業 ( 団体 ): 市町村段階に設置する農地の仲介組織 ( 農地利用集積円滑化団体 ) が農地をまとめて使いやすくする農業経営基盤強化促進法上の仕組み 県内各市町村で設立 3 農地保有合理化法人 : 農業経営の規模の拡大や点在している農地をまとめて農業の効率化を図るため 農地を一旦保有して売渡しや貸付けを行う公的な法人 イ農業用施設の効率利用地域の空きビニールハウス等について 関係機関と連携し 施設野菜等ハウスを利用した農業生産に取り組もうとする新規就農者へ貸付けるなど 有用活用を図ります 新規就農者のサポート ( 空きハウス等の利活用推進 ) ハウス整備の推進 (4) 経営の多角化の支援地域の特徴ある農林畜産物や食文化を生かし 創意工夫を凝らした新しい商品やサービスの提供など 農業者が主体的に行う6 次産業化の取組を推進し経営向上を図り 地域農業の活性化を促進します ア地域資源を生かした商品開発 販路開拓の促進多様な食文化や豊富な食材を活用した商品開発 販売促進や販路開拓 生産 加工 販売に一体的に取り組むことによる新たな付加価値の創出など 農業者が行う6 次産業化の取組について 必要な機械施設整備等の支援を行います また 農村の地域資源と食品産業 観光産業等を結びつけた地域ビジネスの展開など 農業者が異業種 消費者等と連携して行う農商工連携による地域産業の活性化を促進します 6 次産業化へのチャレンジを支援 農商工連携の取組を支援 集落営農の組織づくりと活動を促進 ( 小規模農家活動支援 ) - 18 -

施策の達成度を測る指標年度項目 現状 3 年後 ( 参考 )10 年後 認定農業者数 ( 人 法人 ) *1 うち女性 ( 人 ) 7,256 357 8,000 600 9,000 1,000 女性起業家数 ( ク ルーフ 人 ) *2 404 470 600 農業生産法人数 1 ( 法人 ) *3 239 270 350 農地の利用権設定等面積 (ha) *4 13,358 15,050 18,900 1 1 月 1 日現在担い手支援課調べ 農地課調べ *1 認定農業者を毎年約 200 人 法人確保します また女性の共同申請等を進めます ( 現状 :H21) *2 年間約 20 の女性起業家育成を目指します ( 現状 :H21) *3 年間約 10 法人の農業生産法人育成を目指します ( 現状 :H21) *4 毎年 550ha の農地の利用権設定等を進めます ( 現状 :H21) 3 地域農業を支える組織の育成 整備 (1) 集落営農の推進 将来に渡って地域農業を維持 発展させていくため 集落住民自らの話し 合いを基礎に 市町村 JA 等関係機関と連携して集落機能の維持及び集落 営農組織の育成を支援します ア集落営農組織等の育成 地域住民との連携促進 集落の合意形成に基づき 地域の意向把握 集落座談会の開催 組織づ くりなど 集落自らが主体となった集落営農の取組を進めます 併せて 集落営農を進めるため 共同で利用する農業用機械の整備を支援します また 農地 水 環境保全向上対策等を契機とした集落活動等の促進を 図ります 集落営農の組織づくりと活動を促進 ( 組織づくり推進 ) 農地 水 環境保全向上対策等を契機とした活動促進 集落営農推進に必要な機械施設の整備支援 農地 水 環境保全向上対策 : 農道 水路 ため池などの農村資源を保全するため 関連施設の 維持管理や環境向上に向けた営農活動を支援する対策 - 19 -

(2) 高齢者や小規模農家等の活動支援本県農業生産の過半を占める小規模農家や女性 高齢者が生き生きと農業生産に取り組めるよう 集落営農組織及び直売所を利用した営農などをベースとしたグループの育成を図ります ア直売 起業等グループの育成小規模農家の生産 販売額の増加を図り経営安定を進めるため 集落営農組織化を推進し また 消費者はじめとした地域の連携と直売所を核とする地域の組織的な活動等を促進します イ個性的産地づくりの支援 新品目の導入 地域特産物の加工品の開発や販路の開拓など 小規模 農家や女性 高齢者が工夫を凝らした組織的な取組について支援します 集落営農の組織づくりと活動を促進 ( 小規模農家活動支援 ) 施策の達成度を測る指標 項目 年度 現状 3 年後 ( 参考 )10 年後 農業用機械を共同所有し作業を受委 託する集落営農組織数 62 65 70 集落内の土地利用調整を実施する 集落営農組織数 41 45 50 6 月 30 日現在担い手支援課調べ * 現在 10 の重点地区を設定し集落営農組織の育成に取り組んでおり 当該地区を中心に 作業をオペレーター組織等で受託する組織数については3 年後に 65 10 年後に 70 組織 土地利用調整を実施する組織については3 年後に 45 10 年後に 50 組織を目指します ( 現状 :H22) - 20 -