燕市総合防災訓練地域で取り組む防災活動事例集 7 月 3 日 ( 日 ) 実施の燕市総合防災訓練においては 地域で積極的に 独自訓練 を実施していただきたいと考えております 昨年の防災訓練で取り組まれた活動や 全国の 主防災会等で実施さ れている活動事例をまとめましたので 独 の訓練を計画にするにあたり 本書を有効にご活用くださいますようお願いいたします また 総合防災訓練に限らず 地域での防災活動実施の際も ご検討 いただければ幸甚です 平成 28 年 4 月 燕市防災課防災対策係 tel.0256-77-8381/fax.0256-77-8305
No.1 1. 取組名 タオル等を使 した地域住 の安否確認訓練 1 訓練参加者が避難 動を開始する際 いタオル を 関ドア等に結んでから 避難所に向かう 2 主防災会 治会の役員や班 は 訓練参加者宅をまわ り タオルを て安否を確認 3 最終的に 全参加者の安否を取りまとめる 1 災害が起きて 地域で安否確認を う際 避難したのか? まだ家にいるのか? それとも外出中だったのか? と判断 できないことがよくあります 2 各地域で 一目でわかる安否確認方法を決めておけば 確認もスムーズになります 3 例えば 関先に いタオルを結ん でおけば 我が家は避難 動をとりました という意思表示とするなど 各地域でルールを決めておきます もちろん タオル以外でも地域で統一したルールであれば OK です No.2 1. 取組名避難 動要 援者宅の訪問 1 主防災会 治会の役員や班 で 避難 動要 援者宅 を訪問 2 地図上での確認のみではなく 実際にお宅を訪問し ルー トや避難所までのおおよその移動時間などを確認 1 要 援者宅訪問のみで 避難 援は いませんが 実際に訪問することで 災害時にスムーズに支援に向かえます 2 いざというときに 顔も知らない人を助けることは困難で す 支援する側と支援される側が 日頃から顔を合わせておくことが重要です 3 また 訓練とはいえ 訪問されることで 要支援者は安心 にもつながります
No.3 1. 取組名避難 動要 援者の避難誘導訓練 1 避難 動要 援者を イス リヤカー 担架 等を使用して 避難を支援 2 要支援者の方から 実際に参加いただかなくても 健常者 の方から 要支援者役 を選んでの訓練でも OK 1 災害になって初めて リヤカー等を扱っても うまくいき ません 特に地震により道路に被害が出ればなおさらです 要 援者の避難誘導をスムーズに えるよう訓練しま しょう 2 訓練用の イス リヤカー 担架 は市役所で貸出できます ( ただし 数に限りが ありますので 先着順とさせ ていただきます ) 3 これを機に地域にあるリヤカ ー等の資材を確認することも 重要です ( 資機材を提供してくれる人の募集 ) No.4 1. 取組名炊き出し訓練や非常食の試食会 1 豚汁やおにぎりなどを炊き出し 2 炊き出しは手間がかかる という場合は かんた んに調理できる ( お湯を れるだけ ) 非常 の試 でも OK 1 休日に訓練に参加するのは正直言って面倒です 何か お得感 があると訓練の参加率もあがります 2 非常食を実際に食べてみるこ とにより 特徴を知ることができ 家庭での備蓄にも啓発にな ります 3 訓練にかかる経費の一部は 市で助成します ( 詳細別紙 )
No.5 1. 取組名地域の 強み や 弱み の確認 1 避難訓練に合わせて 地域内の安全な避難ルートや 危険 個所を確認 2 食品店 酒屋 薬局等の災害時に物資を供給いただける可 能性がある店舗の確認やお願い 1 今までは当たり前に通っていた道でも よく れば危険が潜んでいるかもしれません 地域のことは地域の皆さんが 番よくわかっているはずですが これを機に地域を 直 してみましょう 2 逆に強みも つかります 店舗の他にも お を備蓄して いる農家や 元看護士さん 重機を扱える有資格者などの 材も地域の になります No.6 1. 取組名地域の防災マップづくり 1 前段で確認した 地域の強みと弱み をマップに落とし込 み 地域の防災マップを作成 1 マップづくりは 難しそうに感じますが ポイントを押さ えて取り組めば 地域独自の お役 ちマップ が完成し ます 2 自分たちの地域が中心に配置された白図は 市で用意し提 供します 3 もちろん 訓練当日の一日では完成しませんので 引き続きの作業が必要になります 訓練をとっかかりに取り組ん でみてはいかがでしょうか 4 全 に配布する印刷代などの 経費の一部は 市で助成しま す ( 詳細別紙 )
No.7 1. 取組名防災専門家による 防災啓発講習会 1 避難訓練に合わせて 防災の専門家をお呼びし 集会所な どで講習会を開催 2 専門家以外でも 他市町村の先進自主防災会の方や 実際 に災害の被害に遭われた方の体験談の講聴会でも OK 1 専門家や被災者の経験談は とっても勉強になります 2 講師は市が紹介できます ( 特定の講師を希望の場合は 先着順となります ) 3 講師謝礼などの経費の一部 は 市で助成します ( 詳細別紙 ) No.8 1. 取組名自治会 自主防災会による防災啓発と訓練反省会 1 避難訓練の最後に 参加者に防災について地域からの啓発活動 ( かんたんな内容で OK) 2 訓練で できなかった点や課題 不明な点等を話し合う 1 啓発する内容の例は次のとおり ⑴ 避難する際は の元 ガス栓 締まり確認 ⑵ 避難する際は 隣近所まとまって ⑶ 地域の避難場所の再確認 ( 例えば 学校は体育館 が避難所になりますが 入口がわからない人は結構います 訓練でこういったことを知ることも重要です ) ⑷ 避難所では 地域ごとにまとまって協 する 等々 かんたんな注意点で結構です 2 課題を つけ 次の訓練までに対策し できるようにする というサイクルが重要です わからないことを そのまま にするのではなく 話し合い ( 反省会 ) を うようにしましょう
No.9 1. 取組名地域内の多くの団体が訓練に参加する 1 今まで紹介した取り組みを なるべく多くの地域内の団体で実践 2 自主防災会だけではなく 消防団 委員 年団 ども会 敬 会等と連携 1 多くの団体が訓練に参加し 顔を合わせるだけでも効果が違います 顔の知らない者同士では 非常時の連携は難し いので 日頃から一緒に活動するよう心がけましょう 2 例えば 危険個所を探す際 と どもの目線は違います 新たな発 があるかもしれません 3 また 多くの大人が仕事で地域にいなくる平日の日中 中 学生が防災活動の担い手となりえます 多くの中学生から訓練に参加していただけると いざというときの助けにな ります No.10 1. 取組名個人でできる シェイクアウト訓練 1 防災無線のサイレン ( 地震発生の合図 ) が聞こえたら 身を守る 安全 動 1-2-3 をとる 2 安全 動 1-2-3 とは まず低く 頭を守り 動かない 1 まず低く 頭を守り 動かない は 昔から言われている机の下等で を守る 動です 2 この基本的な 動の重要性が アメリカで再認識され 世 界各地で シェイクアウト 訓練として広まっています 3 シェイクアウトは 地震をふっとばせ! という意味です 4 誰でもかんたんに取り組めますので 訓練当日に避難所ま で けない も 個 で シェイクアウト は実践しましょう! 10 個の訓練例を紹介しました 防災マップづくりなど 自治会単独では難しい内容の取り組みもありますが 市でも支援してまいりますので 興味のある取り組みがある場合は お気軽に市防災課までご相談ください
地域防災活動に活用できる補助制度について 燕市地域防災活動推進事業補助金 自主防災組織や自治会 まちづくり協議会が実施する地域防災活動に対する補助金制度をご活用ください いざというとき 迅速かつ的確に行動するためには 日頃からの防災訓練や防災に関する勉強会など 地域での防災活動が重要となってきます これを機に 地域での防災活動を計画してみませんか 1. 補助の対象となる団体 自主防災組織 自治会 まちづくり協議会 主催する役員さんや参加する住民の皆さんが楽しみながら行える訓練が長続きの秘訣です! 防災課も訓練の企画についての相談など承ります 2. 補助の対象となる経費 (1) 防災訓練に要する消耗品費 燃料費 保険料等 (2) 防災研修会 講演会に要する講師謝礼 (3) 防災マップづくりに要する印刷代 消耗品費等 (4) 啓発用チラシ ポスターづくりに要する印刷代 消耗品費等 (5) その他地域防災関係事業に要する経費のうち 市長が認めるもの 他の制度等による支援を受ける事業にかかる経費は除きます 3. 補助金の交付額自主防災組織 自治会補助対象経費の 1/2( 各年度 2 万円を限度 ) まちづくり協議会補助対象経費の全額 ( 各年度 5 万円を限度 ) 1,000 円未満の端数を切捨てた金額となります 4. 補助金交付の流れ 補助金交付申請書を提出 ( 事業計画書等を添付 ) 事業の実施 実績報告書の提出 ( 事業報告書 領収書 写真等を添付 ) 補助金請求 支払