第24節 応援派遣要請計画

Similar documents
めた場合の要請に基づく部隊等の派遣並びに防衛大臣等が事態やむを得ないと認める場合の救援のための部隊等の派遣 天災地変その他の災害に際しその事態に照らして特に緊急を要し 知事等からの要請を待ついとまがないと認められる場合の救援のための部隊等の派遣 ( 自主派遣 ) 2. 予防派遣 ( 防衛省訓令 )

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

第3章 災害応急対策計画

PowerPoint プレゼンテーション

< F2D E968CCC8DD08A5191CE8DF495D281458D718BF38DD0>

<4D F736F F D E58B4B96CD93C18EEA8DD08A518E9E82C982A882AF82E98D4C88E68D718BF38FC E89878EC08E7B97768D6A>


各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

02一般災害対策編-第3章.indd

( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

id5-通信局.indd

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

防災業務計画 株式会社ローソン

( 平常時の情報共有 ) 第 5 条九州 山口 9 県は 発災時に災害廃棄物の処理に係る支援を迅速かつ効率的に行うため 平常時にあらかじめ 次の情報について相互に情報交換を行うものとする 一仮設トイレの設置業者 し尿収集運搬業者及び関係団体等の情報二災害廃棄物 ( し尿を除く ) の収集運搬業者 処

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

検査若しくは修理又は補給 ( 武器の提供を行う補給を除く ) エ自然災害によって被害を受けた施設又は設備であってその被災者の生活上必要なものの復旧又は整備のための措置オ宿泊又は作業のための施設の維持管理 3 国際平和協力業務の実施の方法 (1) 実施計画及び実施要領の範囲内において 事務総長等による

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

1 調達要求番号 : 7NMV1AY1002 標準仕様書 陸上自衛隊仕様書物品番号仕様書番号 3 承認作成平成 29 年 1 月 16 日食器洗浄及び清掃作業部外委託変更作成部隊名仙台駐屯地業務隊 1 総則 1.1 適用範囲この仕様書は 陸上自衛隊の仙台駐屯地食堂において実施する食器洗浄作業 食堂清

1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

<4D F736F F D F918D8D87955D89BF978E8E4495FB8EAE955D89BF8AEE8F C195CA8AC888D58C5E816A8CF68D908BA492CA8E968D808F912E646F63>

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

< F2D817991E F1817A8C46967B2E6A7464>

< F2D819A EA944E898492B7816A >

<90EC8DE88E738DD08A518E9E CEC8ED28BD98B7D91CE8DF F18E9F94F093EF8F8A90AE94F5816A8E968BC68EC08E7B97768D6A2E786477>

14個人情報の取扱いに関する規程

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

第3編 災害応急対策

島原市地域防災計画

外部通報処理要領(ホームページ登載分)

個人情報保護に関する規定 ( 規定第 98 号 ) 第 1 章 総則 ( 目的 ) 第 1 条学校法人トヨタ学園および豊田工業大学 ( 以下, 総称して本学という ) は, 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 57 号, 以下, 法律という ) に定める個人情報取り扱い事業者 (

< F2D817991E F1817A8C46967B2E6A7464>

第6章  特殊災害対策計画

第2編第1章第1節から第3節

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

< C815B984196BF8E968BC68E9E8DD08A AD90B691CE8DF4837D836A B88C42E786C73>

インド洋におけるテロ対策海上阻止活動及び海賊行為等対処活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案要綱

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

病院機構災害医療センター ( 以下 災害医療センター という ) に DMAT 事務局を設置する 都道府県は 通常時に DMAT 運用計画の策定 医療機関等との協定の締結等を行い 災害時に 計画に基づき DMAT を運用し 活動に必要な支援 ( 情報収集 連絡 調整 人員又は物資の提供等 ) を行う

<4D F736F F D2091E DF81758DD08A518C7894F58C7689E681762E444F43>

Microsoft Word - 目次

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

Microsoft PowerPoint - 資料2 防衛省資料(セット).pptx

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF E894A8AFA8B7982D191E495978AFA82C982A882AF82E996688DD091D490A882CC8BAD89BB82C982C282A282C4816A48502E646F63>

テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案要綱

p81-96_マンション管理ガイド_1703.indd

れにMINUSTAH 軍事部門司令部において行われる企画及び調整の分野並びに我が国のMINUSTAHに対する協力を円滑かつ効果的に行うための連絡調整の分野における国際平和協力業務を行わしめるとともに 自衛隊の部隊等により ハイチ地震の被災者の支援等の分野における国際平和協力業務を実施することとする

○福岡県警察交通管制要綱の制定について(通達)

1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

Microsoft Word - 112_syoubousyo_kitei_ doc

Microsoft Word - guideline02

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

< F2D817991E F1817A8C46967B2E6A7464>

Microsoft PowerPoint - 【参考配布】広域.pptx

仮設建物費 ( 建築分野のみに適用 ) 工事等協力の対象となる地域によって 安全上の配慮から日本人常駐管理者の宿泊施設が JICA もしくは在外公館によって指定される場合には 指定された宿泊施設の中から見積を取り その金額 (JICA 等との間に料金に係る取極めがある場合にはその金額 ) に基づいて

H30雑踏事故防止通達(公表用)

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

平成21年6月10日 地域防災計画

第 2-16 表 化学機動中隊の現況 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 方 面 配 置 消 防 署 中 隊 名 第一方面 赤 坂 赤 坂化学機動中隊 第二方面 大 井 大 井化学機動中隊 第五方面 本 郷 本 郷化学機動中隊 第六方面 千 住 千 住化学機動中隊 第七方面 城 東 大 島化

警察署長又は本部捜査担当課長は 犯罪の検挙状況 被害者等からの相談 関係機関からの通報等により再被害防止対象者に指定する必要がある被害者等を認めるときは 再被害防止対象者指定等上申書 ( 様式第 1 号 ) により警察本部長に再被害防止対象者の指定を上申するものとする この場合において 警察署長は

特別養護老人ホーム外川園

仮取扱いを行う場合は その形態に応じた安全対策や必要な資機材等の準備方法の具体的な実施計画 事務手続きについて事前に消防本部予防課危険物係と協議 ( 以下 事前協議 という ) したうえで震災時等の危険物仮貯蔵又は仮取扱い実施計画書 ( 様式第 1 号 以下 実施計画書 という ) を作成し 消防本

本編表紙&目次.

1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

<4D F736F F D AEB8CAF95A893C18DD BC814089BB8A C982A882AF82E98E968CCC96688E7E93992E646F6378>

<4D F736F F D DEC90AC82CC82B782B782DF816982A982C882AA82ED94C5816A976C8EAE95D220446F776E6C6F61642E646F63>

(7) 乙は 警備業法第 4 条で規定する認定及び同法第 5 条で規定する届出のほかに 同法第 1 1 条の4で規定する届出を行っていること (8) 乙は 機械警備において ガードセンターで警備対象物件に異常事態が発生したことを感知してから 25 分以内にその警備対象物件に対し機動隊を常に派遣できる

( 平成 20 年 10 月版 ) 国内事故対策要領 ~ 事件 事故発生時の連絡体制と初動対応について ~ 社団法人全国旅行業協会

第1節  計画の目的等

新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc

平成 30 年度コミュニティ助成事業実施要綱 第 1 趣旨一般財団法人自治総合センター ( 以下 自治総合センター という ) は 宝くじの社会貢献広報事業として この要綱の定めるところにより コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備 安全な地域づくりと共生のまちづくり 地域文化への支援や地域の

Microsoft Word - RIN81_第8章.doc

< F2D E52979C8CA78C788E408E4793A58C78>

定された 東海地震 の地震防災対策強化地域において 自衛隊法第 83 条の2の規定により 地震防災派遣を実施する部隊の長をいう ⒁ 南海トラフ地震 とは 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法第 2 条第 2 項に規定する南海トラフ地震をいう ⒂ 日本海溝 千島海溝周辺海溝型地震

1. 自衛隊と関係機関の連携 < 発災当初から 被災者の捜索や人命救助活動を全力で実施 > 警察 消防 海上保安庁等と協力し 津波等により孤立した地域や倒壊家屋等から多数の被災者を救出 米軍 警察 消防 海上保安庁等と共同し 被災 3 県の沿岸 河口部を中心とした集中捜索を実施 関係機関との連携 1

<4D F736F F D20959F F967B95D2955C8E862696DA8E9F>

条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

みやこ町地域防災計画

個人情報の保護に関する規程(案)

1 はじめに 本市では 平成 17 年に 鹿児島市安心安全まちづくり条例 を定め 地域の安全は地域で守る を基本理念に 市と市民 事業者等が連携 協働し 安心して安全に暮らせるまちづくりを進めてきました これまでに防犯パトロール隊や青色防犯パトロール車による防犯活動をはじめ 安心安全ネットワーク会議

ウ. 女性防火クラブ育成助成事業女性防火クラブなど主に家庭における初期消火活動 救出救護活動及び防火思想の高揚等に必要となる資器材等の整備に関する事業 エ. 幼年消防クラブ育成助成事業幼年消防クラブの育成及び防火思想の普及啓発に必要となる資器材等の整備に関する事業 オ. 女性消防隊育成助成事業女性消

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

- 総目次 - - 本編 - 第 1 章総則 第 2 章 災害予防計画 第 3 章 風水害応急対策計画 第 4 章 震災応急対策計画 第 5 章 大規模事故等応急対策計画 第 6 章 災害復旧復興計画 - 資料編 -

<4D F736F F D208EA98EE596688DD DD A8890AB89BB837D836A B2E646F63>

施行通知(課長名)

様式 - 工監 1 ( 第 18 号様式 ) ( 記号 ) 第 号 平成 年 月 日 ( 受注者 ) ( 工事監督員 ) 様 ( 支出負担行為担当者 ) 印 工事監督員の指定について ( 工事番号 ) 上記建設工事に係る工事監督員を次のとおり指定したので通知します 工事監督員 所 属 職 氏 名 職


Transcription:

第 7 節自衛隊災害派遣要請計画 第 1 項 災害派遣要請基準 第 2 項 派遣の要請種類 第 3 項 災害派遣要請要領 第 4 項 派遣部隊等の受入れ体制 第 5 項 派遣要請の範囲 第 6 項 派遣部隊等の撤収要請 第 1 項災害派遣要請基準 基本方針 市は災害時における自衛隊への派遣要請が迅速に行えるよう 要請の手順 必要事項及び派遣部隊 の活動等を明らかにし応急対策に万全を期する 1. 派遣要請基準 (1) 派遣要請基準市長は 次の基準により知事に対して自衛隊派遣要請の依頼を行う 派遣要請の基準 1) 天変地異その他災害に際して人命又は財産保護のため緊急に必要であり かつ自衛隊以外の機関では対処することが困難であると認められるとき 2) 災害発生が迫り予防措置が急を要する場合で 自衛隊の派遣以外に方法がないと認められるとき - 191 -

第 2 項派遣の要請種類 1. 派遣の要請種類 (1) 災害が発生し 知事等が人命または財産の保護のため必要があると認めた場合の知事等の要請に基づく部隊等の派遣 (2) まさに災害が発生しようとしている場合における知事等の要請に基づく部隊等の予防派遣 (3) 災害に際し その事態に照らし 特に緊急を要し 知事等からの派遣要請を待ついとまがないと認めて 知事等からの要請を待たないで自衛隊の自主的判断に基づく部隊等の派遣 第 3 項災害派遣要請要領 1. 派遣要請災害に際し 知事及び市長は 次の場合に自衛隊の部隊等の派遣を要請及び依頼する (1) 市長から派遣要請の依頼があり 知事が必要と認めた場合 (2) 防災関係機関から派遣要請の依頼があり 知事が必要と認めた場合 (3) 知事が自らの判断で派遣の要請の必要を認めた場合 (4) 災害の発生が突発的で その救援が特に急を要し 知事の要請を待ついとまがなく 市長が自らの判断で必要を認めた場合の通知 2. 派遣要請の方法 (1) 派遣要請手続き 資料編 * 1 * 2 参照 市長は 自衛隊の派遣要請の必要性を災害規模や収集した被害情報から判断し 必要があれば直ちに 県知事に自衛隊 ( 第 4 後方支援連隊 ) 派遣要請の依頼を行う 原則として 災害派遣要請書に記載事項を明らかにし依頼することとするが そのいとまがないときは電話または口頭をもって県 ( 消防防災指導課 ) に依頼し 事後速やかに依頼文書を提出する また 県知事の要請を待ついとまがないときは 直接自衛隊に通知するものとし 事態の推移に応じ 要請の必要がなくなった場合は 直ちにその旨を連絡する (2) 緊急要請県との通信の途絶等により知事に対して前述の依頼ができない場合には その旨及び災害の状況を自衛隊 ( 第 4 後方支援連隊 ) に通知する この場合においては 速やかにその旨を知事に通知しなければならない * 1 資料 3.7.1 知事への依頼様式 * 2 資料 3.7.2 災害派遣要請様式 - 192 -

派遣要請依頼書記載事項 ア. 災害の状況及び派遣を要する理由イ. 派遣を必要とする期間ウ. 派遣を希望する人員 航空機 その他の概数エ. 派遣を希望する区域及び活動内容オ. その他参考となるべき事項 災害派遣要請系統図 市 長 要請を待ついとまがない場合 県知事災害対策本部長 消防防災指導課 TEL 643-3113 要請を待ついとまがない場合 陸上自衛隊 航空自衛隊 第 4 師団長第 4 後方支援連隊防衛隊 ( 福岡駐屯地 ) TEL 591-1020 西部方面航空隊司令官防衛部防衛班 ( 春日基地 ) TEL 581-4031 要 請 : 自衛隊要請者は知事となる 依頼 ( 報告 ): 市長は知事へ自衛隊派遣要請を依頼する 通 知 : 県との通信の途絶等により 知事に対して市長の依頼ができない場合 知事の要請を待ついとまがない場合は直接 自衛隊への通知 - 193 -

派遣要請にあたっては 原則として次の事項を明確にするものとする 文書での要請 電話での要請 自衛隊災害派遣要請時の要点 ア. 統合重複を避ける イ. 作業の優先順位を整理する ( ア ) 作業箇所及び作業内容 ( イ ) 作業の優先順位ア. ( ウ重複を避ける ) 作業に関する資材の種類別保管 ( 調達場所 ) イ. ( エ作業の優先順位を整理する ) 部隊との連絡責任者 連絡方法及び連絡場所 ( ア ) 作業箇所及び作業内容施設等の準備 ( イ ) 作業の優先順位ア. 部隊事務室 ( ウ ) 作業に関する資材の種類別保管 ( 調達場所 ) イ. 宿舎 ( エ ) 部隊との連絡責任者 連絡方法及び連絡場所ウ. 材料置き場 炊事場エ. 駐車場 ( 車 1 台分の基準は 3m 8m) 施設等の準備経費負担の確認ア. 自衛隊装備に係わるものを除く ア. 部隊事務室イ. 派遣部隊が救援活動を実施するために必要な資機材等の購入費 借上料金イ. 宿舎及び修繕費ウ. 材料置き場 炊事場ウ. 派遣部隊の宿舎に必要な土地 建物等の使用料金及び借上料金エ. 駐車場 ( 車 1 台分の基準は 3m 8m) エ. 派遣部隊の宿舎及び救援活動に伴う光熱 水道 電話料金等オ. 派遣部隊の救援活動実施の際生じた損害の保障経費負担の確認カ. その他救援活動の実施に要する経費で負担区分に疑義のある場合は 自衛隊と市長が協議する 3. 意思決定権者不在または連絡不可能な場合の派遣要請市は 意思決定権者が不在または連絡不可能な場合に突発的災害が発生し 人命の救助 財産の保護等のため 特に緊急に自衛隊の派遣を必要とするときは下記の順位により 所定の決定権者に代わって意思決定を行うものとする この場合において 代理で意思決定を行った者は 事後 速やかに所定の決定権者にこれを報告し その承認を得るものとする本部長副本部長総務部長総務部安全安心課長 4. 要請による部隊派遣 知事等から派遣の要請があった場合の自衛隊の部隊派遣は 県地域防災計画書記載の要領に基づき 行われる - 194 -

第 4 項派遣部隊等の受入れ体制 1. 派遣部隊等の受入れ (1) 受入体制及び準備 1) 現場に責任者を置き 派遣部隊指揮官と協議して作業の推進を図る 2) 派遣部隊の宿泊施設 野営施設 その他必要な施設等を準備する 3) 派遣部隊の活動に対しての協力に努める (2) 自衛隊の活動内容自衛隊の災害派遣部隊は 主として人命及び財産の救護のため 関係公共機関と協力して行動する (3) 準備すべき主たる資機材 1) 部隊の救助活動が迅速かつ効果的に実施できるよう 作業に必要な資機材は特殊なものを除き 市において準備する 2) 災害救助応急復旧作業に必要な材料 消耗品等は 市において準備する 器具類 設備 準備すべき主たる資機材 品名摘要 ア. ベルトコンベアーイ. リヤカー 一輪車等ウ. スコップ 鍬エ. その他土木機械ア. 夜間照明設備イ. 給水用タンク ポリ容器等 掘土 搬土 小路運搬 短距離運搬用 土壊等の取扱 土木作業 夜間作業 作業部隊給水 (4) 臨時ヘリポートの設置 第 2 章第 5 節参照 ヘリコプターを使用する災害派遣要請を行った場合は ヘリポート等の諸準備に万全を期す 災害が発生した際は 連絡 偵察 救助 輸送のため必要に応じて臨時ヘリポートを設置する 1) 災害に際し ヘリコプターを要請した場合の臨時ヘリポートを次の場所に設置する 本市における災害時の臨時ヘリポートは次の通りである 番号 所在地ヘリホ ート名管理者 広さ (m) 巾 長さ 1 筑紫野市針摺東 4-6-1 筑紫野中学校ク ラウント 市教育委員会 101 130 2 筑紫野市上古賀 2-1-1 日本たばこ産業株式会社日本たばこ産業株式会社九州工場九州工場 25 60 2) 危険防止 ア. 離着陸時は 風圧等により危険であるので子ども等を接近させない イ. 安全上の監視員を配置する - 195 -

3) 機種に応ずる発着点付近の基準 ヘリポート発着点付近の基準 (1)OH-6D( 小型ヘリ ) 15m 450m 発着点 無障害地帯 障害限界線 10 30m 10 (2)UH-1J( 中型ヘリ ) 450m 25m 9 50m 9 (3)V-107( 大型ヘリ ) 450m 40m 30m 50m 1 発着点とは 安全 容易に設置できるように準備された地点をいう 9 9 2 無障害地帯とは 発着に障害とならない地帯をいう 75m 3 この基準は 気候 湿度 気圧 風向 高度等天候の条件により変動する 2. 経費の負担部分派遣部隊が活動に要した経費のうち次に掲げるものは 市の負担とする ただし 2 市町村以上の地域にわたる場合は協議して負担割合を定めるものとする (1) 派遣部隊が連絡のため宿泊施設に設置した電話の設置費及び通話料金 ( 災害派遣に関わる事項に限る ) (2) 派遣部隊が宿泊のため要した宿泊施設 借上料 電気料 水道料及び汲み取り料 (3) 活動のため現地で調達した資機材の費用 (4) その他の必要な経費については事前に協議しておくものとする - 196 -

経費の負担区分 ア. 派遣部隊が 連絡のため宿泊施設に設置した電話の設置費及び通話料金イ. 派遣部隊が 宿泊のため要した宿泊施設 借上料金 電気料金及び水道料金ウ. 宿泊施設の汚物の処理料金エ. 活動のため現地で調達した資機材の費用オ. その他必要な経費については 事前に協議しておく 第 5 項派遣要請の範囲 災害派遣部隊は 主として人命財産の救援のため 各機関と緊密な連絡を保って相互に協力し 次 の活動内容に基づき行われる 1. 自衛隊の活動内容 自衛隊災害派遣要請の範囲 1) 被害状況の把握 : 車両 航空機等状況に適した手段による偵察 2) 避難の援助 : 避難者の誘導 輸送等 3) 避難者の捜索 救助 : 死者 行方不明者 負傷者等の捜索 救助 ( ただし 緊急を要し かつ他に適当な手段がない場合 他の救助等に優先して実施する ) 4) 水防活動 : 堤防護岸等の決壊に対する土嚢の作成 積み込み及び運搬 5) 消防活動 : 利用可能な消防車 防火器具による消防機関への協力 6) 道路または水路等交通上の障害物の排除 施設の損壊または障害物がある場合の啓開除去等 ( ただし 放置すれば人命財産の保護に影響があると考えられる場合 ) 7) 診察 防疫 病虫害防除等の支援 大規模な伝染病等の発生に伴う応急防疫等 ( 薬剤等は市が準備 ) 8) 通信支援 : 自衛隊の通信連絡に支障のない限度において支援 9) 人員及び物資の緊急輸送 : 緊急を要し 他に適当な手段がない場合 救急患者 医師 その他救難活動に必要な人員及び救援物資の緊急輸送 ( 航空機での輸送は特に緊急を要する場合に限る ) 10) 炊出及び給水支援 : 緊急を要し他に適当な手段がない場合 11) 救援物資の無償貸付または譲与 防衛庁の管理に属する物品の無償貸付及び譲与等に関する総理府令 ( 昭和 33 年総理府令 1 号 ) に準ずる ( ただし 譲与は県市町村その他公共機関の救助が受けられず 当該物品の譲与を受けなければ 生命身体が危険であると認められる場合に限る ) 12) 危険物の保安 : 除去可能なものについて火薬類 爆発物等危険物の保安措置及び除去 13) その他知事が必要と認め 自衛隊の能力で対処可能なものについて関係部隊の長と協議して決定する - 197 -

第 6 項派遣部隊等の撤収要請 1. 災害派遣の撤収要請 (1) 災害派遣の撤収要請市長は 災害の救助活動が終了し または他の関係機関で対処できる状態となり 派遣部隊の救援を要しない状態となったときは 派遣部隊の撤収について派遣部隊の長と協議し 速やかに知事に撤収要請依頼を行う 撤収要請の依頼は 電話等をもって報告した後 速やかに 撤収要請依頼書 を提出する 撤収要請依頼書記載事項 ア. 撤収日時イ. 撤収要請の事由ウ. 事故の有無エ. 派遣人員及び従事作業内容オ. その他必要な事項 - 198 -