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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

今年度の校内研究について.HP

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

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ICTを軸にした小中連携

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

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国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

Ⅰ 緑園東小学校の研究の概要 よりよい自分 よりよい仲間づくり ~ 自分の思いをもち 自分の力で積極的に学び続ける子 ~ エンジン全開フルパワー ガッツ緑園 大きな心をもつ緑園の子 ~Engine Full Power Guts Ryokuen Warm Heart~ 1 研究テーマ 本校は 自分の

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

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7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

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M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

1

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教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

H27 国語

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

1 目的のある発問をする 2 思考の可視化をする (3) まとめる段階 における工夫 1 自分の身に付けた力を使って 表現したり交流したりする場の設定をする 2 自分の学びを振り返る場の設定をする 5. 研究内容 1 読むこと の指導の充実を目指した国語科の授業研究 国語科の授業研究会実施 ( 年間

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる


H30全国HP

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

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単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

解答類型

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

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けなどが行われている 記事は, 逆三角形の構成と呼ばれることもあるように, 結論を見出しで先に示し, リードから本文へと次第に詳しく記述されている 事件や出来事の報道記事だけでなく, 社説 コラム 解説などの記事もある このような特徴を理解し, 編集の仕方や記事の書き方に注意して読むことが大切である

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

平成 年度言語活動の充実促進モデル校事業の研究より 豊かな表現力を培う 各教科等における言語活動の充実 伝え合う力 の育成

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

いろいろな衣装を知ろう

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

PowerPoint プレゼンテーション

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 67.0% 考 察 話すこと 聞くこと では 相手や目的に応じて 理由や事例などを挙げなが ら筋道を立てて話すことができています 今後も

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

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た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

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瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

Taro-5年研究のまとめ

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

学級担任が T1 として授業を進められる環境の工夫 寿都町立寿都小学校 掲示物の工夫 教室環境の工夫 イングリッシュルーム設置の目的 学級担任によるT1の授業で 多様な学習形態で学習することにより 英語に対する児童の意欲を高めることができるようにする イングリッシュルーム活用の頻度 第 3~6 学年

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

1 研究テーマ

愛媛県学力向上5か年計画

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

学校課題HP用

ニュースレター 報道関係各位 2018 年 10 月 26 日 株式会社ベネッセホールディングス広報 IR 部 小学生の読書に関する実態調査 研究 読書は学力が低い子どもたちに大きなプラス効果 自分で調べる 話題が増える 幅広いメリットが明らかに 株式会社ベネッセホールディングスの子会社 株式会社ベ

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

回数テーマ学習内容学びのポイント 2 過去に行われた自閉症児の教育 2 感覚統合法によるアプローチ 認知発達を重視したアプローチ 感覚統合法における指導段階について学ぶ 自閉症児に対する感覚統合法の実際を学ぶ 感覚統合法の問題点について学ぶ 言語 認知障害説について学ぶ 自閉症児における認知障害につ

自己紹介をしよう

指導方法等の改善計画について

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5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

小学校国語について

平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

Transcription:

3 児童の 1 年間の読書活動と司書教諭との関わり 児童がテキストを効果的に活用するために, 司書教諭が担任と連絡を取り合い, 全学級の教科指導に意図的 計画的に入り, 読書活動を学習の中に効果的に取り入れることができるよう取り組んでいる 指導内容は, 単元の指導を進める上で必要な内容の指導, 関連図書の紹介, 読解の基礎 基本の技能習得, 本への興味関心の向上, いろいろなテキストの読み方指導など, 各学年の指導内容に合わせて計画している 司書教諭の学級への指導時間は年間 40 時間程度 その時間の学級への指導は担任以外の教員が教科指導を行っている 10 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 1 2 3 4 10 5 6 < 司書教諭の指導の実際 > 司書教諭活動計画 月 日学年 組指導内容具体的実践 4 16 1-1 1-2 図書探検 図書館の使い方説明 本の扱い方 図書館の絵本のある所 借りる所 読む所などの確認をする 本を扱うときの注意点や約束について指導する 4 17 1- 全読み聞かせ 絵本の紹介 昔話 の大型絵本による読み聞かせを行う 動物が出てくる本の紹介を行う 5 7 2-1 ブックウォークってなあに図書館探検 5 14 6-2 ファイル資料の特性と使い方 自分で目標を決めて取り組むこと, 開始と終了を記入すること, 認定してもらうこと等を指導する 図書館の本の配置について知らせる 目的に応じて図書を選択し, 読み取った内容をファイルにまとめるときのラベリングの仕方について指導する 5 22 6-1 社会縄文 弥生 古墳時代の資料の見方 歴史学習のための資料の探し方やインターネットでの検索の仕方について指導する 6-4 3-1 国語辞典の使い方補助 教科学習と関わらせて使い方を指導する 読書をするときも活用することを知らせる - 17 -

4 多様な読書活動の工夫 1 読み聞かせ活動児童の日常の読書生活の中に積極的な読み聞かせの機会を取り入れることにより, 想像を膨らませたり, 本への興味関心を高めたりすることができると考え, 司書教諭が計画を立て, 計画的に読み聞かせに取り組んでいる ア教師による読み聞かせ朝読書の時間や, ふれあいタイムの時に児童に読み聞かせを積極的に行っている 特にも, 入門期の児童にとっては楽しみにしている時間でもある 低学年だけでなく, 他の学年においても教科の指導に入る時に補助資料の読み聞かせを行っている イ縦割り班による読み聞かせ水曜日の昼休みは, ふれあいタイム として日課表に組み込んでいる その中で月に一回は縦割り班の活動が計画されている その活動の始め10 分間は高学年による読み聞かせ活動を行っている なお, 事前に司書教諭が 紙芝居の内容の選び方 読み方 役割読み などについてリーダーを指導している ウ親による読み聞かせ司書教諭が, 入学後早い時期に1 年生の保護者を対象に読み聞かせの必要性を講義し, その後, 保護者が児童に読み聞かせを行っている また, 読書についての講演会を実施したり, 機会ある毎に保護者に読み聞かせの大切さを話したりしている その結果, 長期休みの ファミリー読書 の取組への関心も高まり, 一緒に本を借りに来ている姿が見られる エボランティアによる読み聞かせ年間を通して複数の団体が昼休みや授業時間に読み聞かせを行っている 各学年に年間 3~4 回ずつ入り, その学年の国語科の学習と関わる内容の本の読み聞かせや紹介, 発達段階に応じた内容の本や大型絵本, ストリーテリングなどを行っている - 18 -

2 ファミリー読書ファミリー読書は, 児童の健全育成のためにPTAと連携を取り, 子どもと一緒に本を読むことで心温かなふれあいの場を共有することがねらいである 家族で長期休業中に読む目標, 読む時間を決め, どのように読書活動に関わるかを話し合い, 実際に読み, 感想を話し合う取り組みである 読む冊数のめやすは,1 2 3 年は15 冊は,4 5 6 年は10 冊である それをもとに自分で目標を決めて読むことに取り組んでいる 読書の振り返りについては, 自分なりに おすすめど を 5 段階の で評価している また, 感想は, 目標に対する反省 親子で同じ本について読んだ感想 ファミリー読書に対する取組の様子 心にのこった本の紹介 など, 学年の発達段階に応じた内容を書くように指導している <ファミリー読書カード> - 19 -

3 ブックウォークの取組ア宣言書を書く 決められた期間に読む本, 読む量を決める イ記録を取りながら読み進めるウ宣言書どおりにできたら認定書をもらう 一人一人自分にあった目標を立て, 年に数回取り組むこととする <ブックウォークカード> - 20 -

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2 司書教諭活動の実践 - 36 -

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Ⅹ 成果と課題 この研究は, 教育課程全体の中で読書活動を意図的 計画的に取り入れることで, 読書に親しむ児童の育成をめざしたものである 2 年計画の2 年次にあたる今年度は, 読書力 を視点とした授業を, 国語科を中心として各教科等に広げていくことで言語の力を付けていくことができると考え, 実践してきた 1 成果 1 教育課程全体の中での 読書力 を取り入れた取組 国語科や各教科, 図書館の利活用など, それぞれの取組内容を明らかにしたことで, 国語科と各教科との関わりや授業での図書館活用について関わりをもたせて取り組むことができた そのことにより, 児童はテキストを選ぶときや調べる時は図書館を利活用すること, 特設タイムで学んだことを授業で活用することなどを学ぶことができた 特設タイムで学習に必要な様式指導を指導することで, 児童は, 国語科はもちろん各教科での観察記録文や報告文, レポート, 新聞などで表現する時に学んだことを生かすことができた 2 授業の工夫 単元の指導の中で,3 つの力を取り入れた学習活動を繰り返し行うことで, 児童は目的意識や相手意識を明確にもち, 主体的に言語活動に取り組むことができた 言語活動を取り入れた授業や単元を見通した指導, 教科書以外のテキストを活用した授業実践を行ってきたことにより, 全国学力 学習状況調査の 読むこと 領域では良好な結果として表れている 単元に合わせた学習シートの活用や感想語彙集, 交流の時のマニュアルなどを用意して授業に取り組んだことで, 児童が主体的に学ぶ時の手掛かりとなり, 交流の時にはそれらを使いながら話し合いを進めることができた 児童に単元プロセスを提示したり, モデル文を提示したりしたことで, 児童は単元のゴールやそこに至るまでの取組が分かり, 主体的に学習を進めることができた 3 図書館の利活用 司書教諭が専門性を生かして各学級の補充指導に入ることで, 児童は多様な文章の読み方や資料の読み取り方を学び, 各教科の学習の中で生かすことができた 司書教諭が中心となって読み聞かせの楽しさや必要性を児童や保護者に機会ある毎に声がけをしてきたことで, 読書アンケートの結果から 読書は必要である と答えている児童が多くなった また, 長期の休みに親子で本を借りにくる姿が多く見られるようになった 図書館, 教室, ホール等には, いつでも本が手に取れる読書環境を整えたことで, 児童は自ら本を選び, 日常生活の中に読書活動を取り入れるようになってきた 2 課題 国語科で培った3つの力を各教科の言語活動に生かしていくために, 国語科と各教科との関わりを一層密にしていくこと 国語科及び各教科等で必要となる記録 報告, 説明, 要約などの様式の指導を特設の時間で取り立てて指導したり, 授業場面で繰り返し指導したりするなど, 言語活動を取り入れた授業の在り方をさらに追究していくこと 言語活動の充実のためには, 国語科だけでなく各教科においても, 単元の指導計画を見直したり教科書以外のテキストを活用したりして授業の改善を図っていくこと 言語の能力を更にはぐくむために, 各教科におけるねらいを明らかにし, 読書活動と関連させていくことと, 日常生活の中での読書生活の在り方を家庭との連携で探っていくこと - 38 -

3 担任の目からみた成果と課題 内容成果ととらえたこと課題と思われること 教育課程全体で 読書力 を見通した取組の工夫 国語科と各教科との関わり 特設タイム 国語との関わりの中で各教科の学習活動をとらえることができた また, 児童が説明したり様式に合わせてまとめたりする時に, 学んだことを活用できるように, 見通しをもって指導することができた 特設の時間を設けたことで, 日常の単位時間ではなかなか取り立てて指導できなかった様式を重点的に指導することができた 特設の時間で学習したことを国語科や他の教科でどのように関わらせていくか, さらに実践を重ねていく必要がある 特設タイムの年間計画は学年の行事や内容と合致しないところがあるので改善が必要である 授業の改善 工夫 3 つの力の実践 言語活動の取組 課題探究プロセス 図書館の利活用 司書教諭活動 読み聞かせ活動 ファミリー読書 ブックウォーク 説明力 はどの教科でも必要となる力であるととらえて指導したので, 各教科の学習やスピーチなどでも, 児童は 結論 + 理由 の頭括型で説明が出来るようになってきた 児童は学習活動で相手を意識することが多くなった 特に 感想力 説明力 は相手がいなければ成立しないことから, 分かりやすく伝えるにはどうすればいいかをおさえて友だちと話し合うことができるようになった シートに書いたことをもとに交流したり, その後に自分の考えをまとめたりすることができるように, シートを効果的に指導に生かした また, 語彙集は児童が調べたりまとめたりするときに活用できるようになった 教師と児童が学習計画を一緒に立てることで, 児童は見通しをもって学習に取り組み, 主体的に学ぶことができるようになってきた 補助教材や調べるときのテキストとして様々な本を用意したことで児童は必要な本を選んだり, 読み取ったりすることができた 付けたい力は何かを考えて言語活動を設定することが大切である 指導内容にあった学習シートの作成と語彙集の吟味が大切である 感想力の場面では 交流 を多く取り入れてきたが, 話し方や司会の仕方が定着できるように指導を継続する 司書教諭が専門性を生かして単元の導入時に指導 個々の学習活動を保障するためにテしたので, 児童はその後の学習で学んだことを生キストを持たせることをねらっていかすことができた るが, 国語科の中核教材に見合うよ 司書教諭に, 図書館の分類の仕方や様々なジャンうなテキストを用意することは難しルへ目を向けることなどを指導してもらい, 児童い の読書の巾が広がった 新聞の書き方で5W1Hが大切なこと, 写真のもつ意味など具体例を示してもらい, 児童はその後の単元に生かすことができた 司書教諭が補充指導をしたり, 読み聞かせ活動に計画的に取り組んだりしたことで, 図書館はもちろんホールや教室で本を読む児童の姿が多く見られるようになってきた 読み聞かせは1 年生にはとても楽しみなことであり, 読んでもらった本を探したり, 本への興味を増したり, その後の主体的な読書活動へと繋がった ファミリー読書の取組は, 家庭で読書に向かうきっかけとなり, 親の意識がプラス方向に向かった - 39 -