基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が

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( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

内閣府令本文

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

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国家公務員 非常勤職員の勤務条件はいま 4. 経済的支援について育児休業期間中は無給ですが 国家公務員共済組合法が適用される場合には 育児休業手当金が支給され 申出により共済掛金が免除されます また 雇用保険法が適用される場合には 一定の要件を満たすとき育児休業給付金が支給され 健康保険 厚生年金保

Microsoft Word - H29市町村職員の勤務条件等の状況

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香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

(Microsoft Word - \215\304\214\331\227p\220E\210\365\213K\221\245.doc)

4 共済組合 共済組合は 組合員及びその家族の相互救済を目的とした社会保障制度です 病気 負傷 出産などに対する 短期給付事業 退職 障害または死亡に対する 長期給付事業 及び組合員の健康管理 福利厚生 診療所の運営 または貯金 貸付等を行う 福祉事業 の三つの主な事業を行っています 特許庁の職員と

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題名

7 単身赴任手当 公署を異にする異動等に伴い住居を移転し, やむを得ない事情により同居していた配偶者と別条例第 11 条の 8 居し, 単身で生活することを常況とし, 距離制限を満たす職員に支給する (1) 支給要件 次の ( ア ) から ( エ ) に掲げる要件をすべて満たしていること ( ア

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

単身赴任手当 (1) 支給要件について 次の ( ア ) から ( ウ ) までのいずれかを満たすとき ( ア ) 採用 出向, 学内異動又は勤務地の移転に伴い, 転居し, やむを得ない事情により配偶者と別居し, 単身で生活し, 配偶者の住居から勤務地まで通勤困難な場合 補足説明 1 転居 採用,

公益社団法人松戸市シルバー人材センター臨時職員就業規程 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益社団法人松戸市シルバー人材センター ( 以下 センター という ) の臨時に雇用する者 ( 以下 臨時職員 という ) の就業に関して必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

Microsoft Word doc

休暇

参考資料

平成16年規程第02号_役員給与規程

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①会計検査院_31指定職

○福島県後期高齢者医療広域連合職員の給与の支給に関する規則

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

1 9( 沖縄の復帰に伴う等の適用の特別措置等 ) 1 12( 日本国有鉄道退職希望職員及び日本国有鉄道清算事業団職員を採用する場合の任用 給与等の特例等 ) 沖縄の復帰に伴う等の適用の特別措置等について規定 日本国有鉄道退職希望職員等を採用する場合の任用 給与等の特例等について規定,, 国家公務員

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

役 員 等 報 酬 規 程

Microsoft Word - 国家公務員給与減額閣議決定全文

平成21年12月に支給する期末手当に関する特例措置に関する規則

聖籠町職員の育児休業等に関する条例及び聖籠町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例をここに公布する

調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

Microsoft Word - 例規集(A4判).docx

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中央教育審議会(第119回)配付資料

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【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

(3) 育児短時間勤務をしている職員が休職又は停職の処分を受けたことにより 当該育児短時間勤務の承認が効力を失つた後 当該休職又は停職の期間が終了したこと (4) 育児短時間勤務をしている職員が当該職員の負傷 疾病又は身体上若しくは精神上の障害により当該育児短時間勤務に係る子を養育することができない

第  号

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独立行政法人大学改革支援・学位授与機構役員退職手当( 改正)

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

Taro-非常勤嘱託員(障害者職業訓練支援員)募集のお知らせ

審議するものとする 2 前項の審議は 当該任期付職員の在任中の勤務態度 業績等の評価及び無期労働契約に転換した場合に当該任期付職員に係る退職日までの人件費の当該部局における措置方法について行うものとする 3 教授会等は 第 1 項の審議に当たり 必要に応じて 確認書類の要求 対象者への面接等の措置を

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千葉市水道局契約規程及び千葉市水道局会計規程の一部を改正する規程をここに公布する

級が6 級以上であるもの ( これらの職員のうち 組合規則で定める職員を除く 以下 特定管理職員 という ) にあっては 100 分の102.5) 12 月に支給する場合においては100 分の137.5( 特定管理職員にあっては 100 分の117.5) を乗じて得た額 (2) 再任用職員期末手当基

別表 ( 第 3 条関係 ) 給料表 職員の区分 職務の級 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 号給給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額 再任用職 1 144, , , , , ,60

2 常勤役員に対する通勤手当の月額は 給与規程第 35 条第 2 項に規定する額とする 3 非常勤役員に対する通勤手当の月額は 給与規程第 35 条第 2 項の規定を準用し その者の当該月における通勤実績に応じた額を翌月の支給定日に支給する 4 前 3 項に規定するもののほか 通勤の実情の変更に伴う

<4D F736F F D F89A1956C8E7388EA94CA F582CC8B8B975E82C98AD682B782E98FF097E18B7982D189A1956C8E7388EA94CA904582CC94438AFA F582CC8DCC97708B7982D18B8B975E82CC93C197E182C98AD682B782E98FF097E182CC88EA9

数か月後 B:C 先生のお子さんは無事生まれた? A: 元気な男の子が生まれましたよ! 予定日から10 日遅れましたけど B: じゃあ事務処理が大変だね! A: えっ!? 何もしなくても育休になると思っていました B: 産休は産後 8 週間の休暇を保障しなければならないんだ つまり出産日の翌日の4


深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

っては地公法第 17 条第 3 項の規定に基づき原則として競争試験により 人事委員会又は競争試験等を行う公平委員会を置かない地方公共団体にあっては同条第 4 項の規定に基づき競争試験又は選考によるものとすること なお これらの場合において 地公法第 22 条第 1 項に規定する条件附採用が適用される

Taro-役員報酬規程( 改正)【機1完2可2】機構内限り

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に


8. 採用条件 1) 雇用形態正職員 2) 給与待遇月給 179,200 円 ( 平成 30 年 4 月実績 ) 昇給年 1 回賞与年 2 回 (H29 年度実績合計 ヵ月分 ) 手当通勤手当 住宅手当 扶養手当 寒冷地手当 時間外勤務手当など日本赤十字社給与要綱に基づき支給 人事院勧告

Taro-別紙1(育児のための短時間勤務制度について)

(3) 時差出勤 (1) 及び (2) の勤務時間のほか 次のとおり時差出勤を実施しています ( 警察本部については 平成 26 年度における実施内容を記載しています ) 知事部局等 教育庁 (H 現在 ) 区分勤務時間休憩時間 A 勤務午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分ま

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

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2 給与改定に対する基本的考え方職員の給与については 地方公務員法において 国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないとされている (1) 月例給本年 4 月時点で 市職員給与が民間給与を326 円 (0.09%) 下回っていることから 市職員の給与

ときは 繰り上げて支給することができる 2 月の中途における採用又は給与額に異動を生じた場合は 発令の日から 退職又は死亡した場合はその日までその月の現日数により日割計算により給料を支給する 3 日給者については 当月末までを締め切り期間とし翌月 1 日に支給する 第 5 条次の各号に該当するときは

Taro 通知(人第2564号).jt

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

資料2:再任用制度と「雇用と年金の接続」の概要

育児休業Q&A

本文_72回

しい支障が生じることとなったこととする 3 前条の規定は 育児休業の期間の延長の請求について準用する ( 育児休業の期間中の休暇等の取扱い ) 第 5 条育児休業をしている職員に対しては 職員就業規程第 37 条の規定による年次有給休暇並びに就業規程第 39 条の規定による公民権行使等休暇 事故休暇

育児・介護休業規程

役員報酬規程

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千代田区議会議員の報酬、費用弁償及び

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

所を異にして異動した場合においては 別に定めるところにより特別都市手当を支給することができる ( 報酬の支給日 ) 第 4 条報酬 ( 賞与及び業績給を除く 以下同じ ) は 毎月 20 日 その月額を支給する ただし その日が休日に当たるときは その直前の休日でない日に繰り上げて支給する ( 新た

社会福祉法人 宇和島市社会福祉協議会

言語聴覚士 ( 常勤 ) 募集要項 当院では 言語聴覚士 ( 常勤 ) を募集しています 募集職種応募資格採用予定日給与 言語聴覚士 ( 常勤 ) 1 名 言語聴覚士免許既取得者または平成 29 年 3 月免許取得見込者 1 免許既取得者については 2 平成 29 年 3 月免許取得見込者については

める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 初任給調整手当 ) 第 5 条育児短時間勤務をしている教職員の初任給調整手当の額は 給与規程第 13 条第 3

会計年度任用職員の勤務時間 休暇等に関する条例 ( 案 ) ( 趣旨 ) 第一条この条例は 会計年度任用職員 ( 以下 職員 という ) の勤務時間 休暇等に関し必要な事項を定めるものとする ( 勤務日数及び勤務時間 ) 第二条職員の勤務日数ならびに勤務日の割振りは職務の性質に応じて任命権者が定める

国立大学法人上越教育大学特任教員規程

A) であり かつ 他の全体評語が上位又は中位の段階 (B 以上 ) であること 2 段階以上の昇任により 本省部長級以上のポストに就けようとする場合 ( 本省課長級から本省局長級への昇任など ) にあっては 直近の連続した3 回の能力評価の全体評語がいずれも上位の段階 (S 又はA) であること

( 管理職手当 ) 第 4 条管理職手当は 管理又は監督の地位にある職員の職のうち その特殊性に基づき企業長が指定する職にある職員に対して支給する ( 役職手当 ) 第 5 条役職手当は 管理 監督又はこれに準ずる職制上の責任を有する職員に対して支給する ( 扶養手当 ) 第 6 条扶養手当は 扶養

育児休業Q&A

第 8 条年俸制適用職員の特殊勤務手当は, 給与規程第 18 条の規定に準じて支給する ( 超過勤務手当 ) 第 9 条年俸制適用職員の超過勤務手当は, 給与規程第 21 条の規定に準じて支給する ( 休日給 ) 第 10 条年俸制適用職員の休日給は, 給与規程第 22 条の規定に準じて支給する (

第 4 条育児短時間勤務をしている職員の産業医手当の額は 給与規程第 12 条に定める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 扶養手当 ) 第 5 条育児

(人事院規則一 六五の一部改正)第二条人事院規則一 六五(職員の公益財団法人ラグビーワールドカップ二千十九組織委員会への派遣)の一部を次のように改正する 附則第二項を削り 附則第一項の見出し及び項番号を削る (人事院規則一 六九の一部改正)第三条人事院規則一 六九(職員の公益社団法人福島相双復興推進

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(1) 出産予定日前に子が出生したこと (2) 配偶者が死亡したこと (3) 配偶者が負傷又は疾病により,1 週間を超える期間継続して, 通院, 加療, 入院又は安静を必要とする状態となり, 育児休業申出に係る子を養育することが困難になったこと (4) 配偶者が育児休業申出に係る子と同居しなくなった

( 役員の報酬 ) 第 2 条役員に対する報酬は 常勤の役員にあっては 俸給 教育研究等連携手当 通勤手当 単身赴任手当及び期末特別手当とし 非常勤の役員にあっては 非常勤役員手当とする ( 報酬の支給日 ) 第 3 条役員に対する報酬 ( 期末特別手当を除く ) は 毎月 17 日 ( 以下この項

2 対象職員 (1) 特別職特別職の職員の給与に関する条例 ( 平成 26 年大阪市条例第 9 号 ) 第 1 条第 1 号から第 4 号及び第 6 号に規定する職員のうち本市から給与が支払われている者 (2) 一般職地方公務員法 ( 昭和 25 年法律 261 号 ( 以下 法 という )) 第

3 年次休暇の計算例 (1) 昨年 4/1~12/31 までとして勤務 ( 年休取得なし ) = 前年からの繰越し 15 1 今年もとして下記の期間に任用された場合 ( 年次休暇 3 使用 ) < 年次休暇の付与数 > = ( 当初の ) + ( 更新後の

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

(2) 報酬日額の算出方法休業給付の給付日額を算出する際の 標準報酬日額 の算定は 標準報酬月額の1/22 支給割合 となりますが 比較の対象となる 報酬日額 については 次表の区分に応じて算出します 報酬日額の算出方法 ( 手当等の金額に乗じる率 ) 区分手当等の種類算出に用いる率 日々の勤務に対

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公

平成 29 年 10 月 27 日内閣官房内閣人事局 女性国家公務員の登用状況及び国家公務員の育児休業等の取得状況の フォローアップ 別添資料 別添 1 女性国家公務員の登用状況 1 資料 1-1 府省等別女性国家公務員登用状況 2 資料 1-2 府省等別女性国家公務員登用状況 ( 本省課室長相当職

○職員の勤務時間、休暇等に関する条例

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

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Transcription:

国家公務員の非常勤職員に関する実態調査について ( 調査結果 ) 平成 28 年 9 月内閣官房内閣人事局 内閣人事局は 国家公務員の非常勤職員の処遇について把握するため 勤務時間 任期 勤務条件等の説明状況 給与の支給等について各府省から実態調査を行った この調査の対象となる職員は 平成 28 年 4 月 日時点で各府省 ( 本府省 地方支分部局等 ) に在籍する国家公務員の非常勤職員のうち 以下の者である 全ての期間業務職員 2 期間業務職員以外の非常勤職員のうち 以下の ( ア )~( エ ) を除く者 ( ア ) 委員顧問参与等職員 ( 例 : 審議会等会議の委員 ) ( イ ) 特定の時期に一時的 ( 任命期間等が3か月以内 ) に任用される非常勤職員 ( 例 : 国勢調査や統計調査等の各種調査に従事する職員 確定申告の申請窓口開設時期のみ任用される職員 ) ( ウ ) 勤務日数が少ない ( 出勤日が月に4 日以下又は週に 日以下 ) 非常勤職員 ( 例 : 健康管理医 客員教授 ) ( エ ) 無給の非常勤職員 ( 例 : 保護司 ) 上記 又は2に該当しても 再任用短時間勤務職員 育児短時間勤務に伴う任期付短時間勤務職員 休職職員 休業職員及び行政執行法人の職員は含まない 調査結果は 以下のとおり なお 割合は基本的に小数点第一位で四捨五入し % 未満の数値については有効数字が一桁となるように四捨五入している

基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が所属する機関については 本府省 ( 内部部局 ) に所属する職員が 6,05 人 (%) 地方支分部局等( 地方支分部局 施設等機関 特別の機関 ) に所属する職員が 49,968 人 (89%) だった (3) 職名 非常勤職員の職名については 事務補助職員 27,829 人 (50%) 2 専門職員 2,699 人 (5%) 3 技能職員,544 人 (3%) 4 労務職員 788 人 (%) 5 技術補助職員 689 人 (%) 6 医療職員 559 人 (%) 7 教育職員 265 人 (0.5%) 8 統計調査職員 22 人 (0.04%) その他の職員 2,624 人 (39%) だった 2 勤務時間 任期 () 一日の勤務時間 調査対象とした非常勤職員のうち 一日の勤務時間が常勤職員と同じ7 時間 45 分の職員は 3,682 人 (24%) 常勤職員の 3/4 超 7 時間 45 分未満の職員は 26,67 人 (47%) 常勤職員の 3/4 以下の職員は 5,277 人 (27%) 日によって勤務時間が異なる等の事情があり これらのいずれにも分類されなかった職員は 893 人 (2%) だった (2) 一週間の勤務時間 調査対象とした非常勤職員のうち 一週間の勤務時間が常勤職員と同じ 38 時間 45 分の職員は,807 人 (2%) 常勤職員の 3/4 超 38 時間 45 分未満の職員は 8,604 人 (33%) 常勤職員の 3/4 以下の職員は 24,445 人 (44%) 週によって勤務時間が異なる等の事情があり これらのいずれにも分類されなかった職員は,63 人 (2%) だった (3) 任期 調査対象とした非常勤職員のうち 任期が 年の職員は 5,334 人 (92%) 6 月超 年未満の職員は 539 人 (% ) 6 月の職員は 2,343 人 (4% ) 3 月以上 6 月未満の職員は,005 人 (2% ) 期間業務職員以外の非常勤職員で任期が 年を超えるといった事情があり これらのいずれにも分類されなかった職員は 798 人 (%) だった 2

3 募集 採用時における職務内容 勤務条件の説明等 () 採用に際して公募を実施する方法 ( 複数回答 ) 非常勤職員の採用に際しての公募の実施方法については インターネットやHP への掲載 7,48 人 (3%) 公共職業安定所への求人申し込み 45,563 人 (8%) その他 4,678 人 (8%) だった なお 複数の方法による場合もあるため 重複計上されている (2) 公募に際して提示する職務内容や勤務条件等 ( 複数回答 ) 非常勤職員の公募の際に提示する職務内容や勤務条件等の項目については 提示の多い項目の順に 勤務時間 53,637 人 (96%) 2 仕事内容 53,362 人 (95%) 3 任期 53,350 人 (95%) 4 基本となる給与の額 53,29 人 (95%) 5 休日 52,438 人 (94%) 6 通勤手当に相当する給与 52,43 人 (93%) 7 休憩時間 5,53 人 (9%) 8 応募資格 46,597 人 (83%) 9 休暇 44,576 人 (80%) 0 更新の可否 44,094 人 (79%) 時間外勤務の有無 40,799 人 (73%) 2 賞与 40,70 人 (72%) 3 退職手当 35,859 人 (64%) 4 超過勤務手当に相当する給与 34,340 人 (6%) 5 学歴 33,52 人 (60%) 6 免許 28,87 人 (5%) 7 給与決定に当たり考慮される事項 7,064 人 (3%) 8 住居手当 3,637 人 (6%) その他 6,234 人 (%) だった なお 複数の項目を提示する場合もあるため 重複計上されている (3) 採用に際して職務内容や勤務条件を説明する方法 ( 複数回答 ) 非常勤職員の採用に際して職務内容や勤務条件を説明する方法については 募集時に 募集要項等に掲載する 52,567 人 (94%) 2 採用時に 辞令等に記載する 49,055 人 (88%) 3 採用後に 配属先で説明する 2,338 人 (38%) 4 採用時に 口頭で伝達する 20,940 人 (37%) 5 採用後に 職員からの求めに応じて説明する 2,566 人 (22%) その他 3,846 人 (7%) だった なお 複数の方法による場合もあるため 重複計上されている (4) 採用に際して説明する職務内容や勤務条件等 ( 複数回答 ) 非常勤職員の採用に際して説明する職務内容や勤務条件等の項目については 説明の多い項目の順に 勤務時間 55,583 人 (99%) 2 任期 55,58 人 (99%) 3 基本となる給与の額 55,89 人 (99%) 4 仕事内容 55,73 人 (98%) 5 休日 54,980 人 (98%) 6 休憩時間 54,779 人 (98%) 7 休暇 53,89 人 (96%) 8 通勤手当に相当する給与 53,57 人 (96%) 9 更新の可否 50,34 人 (90%) 0 時間外勤務の有無 44,980 人 (80%) 超過勤務手当に相当する給与 38,93 人 (69%) 2 賞与 6,29 人 (29%) 3 退職手当 4,24 人 (25%) 4 応募資格 3,478 人 (24%) 5 給与決定に当たり考慮される事項 9,035 人 (6%) 6 住居手当 4,700 人 (8%) 7 学歴 4,84 人 (7%) 8 免許 3,46 人 (6%) その他 7,99 人 (4%) だった なお 複数の項目を説明する場合もあるため 重複計上されている 3

(5) 公募によらない採用をする場合の事情 ( 複数回答 ) 非常勤職員の公募によらない採用をする場合の事情については 官職に必要とされる知識 経験 技能等の内容から公募によりがたい場合 3,396 人 (6%) 採用の緊急性から公募によりがたい場合 486 人 (0.9%) 官署の所在地が離島その他のへき地である等の勤務環境から公募によりがたい場合 476 人 (0.8%) 任期から公募によりがたい場合 354 人 (0.6%) その他の事情により公募によりがたい場合 8,470 人 (5%) だった なお 複数の事情による場合もあるため 重複計上されている また 期間業務職員について能力の実証を面接及び従前の勤務実績に基づき行うことができる場合で公募による必要がないとき は 25,38 人 ( 全期間業務職員に占める割合は 83%) だった (6) 任期満了に際して行う情報提供( 公募によらない採用の有無など ) ( 複数回答 ) 非常勤職員の任期満了に際して行う情報提供 ( 公募によらない採用の有無など ) の方法については 書面や口頭により情報提供を予定 55,54 人 (99%) その他 52 人 (0.%) だった (7) 転勤の有無 調査対象とした全ての非常勤職員について 転勤 ( 同一任期内における転居を伴う異動 ) はない であった 4

4 手当等 () 基本となる給与を決める際の考慮要素 ( 複数回答 ) 基本となる給与を決める際の考慮要素については 職務内容 54,938 人 (98%) 在勤する地域 53,904 人 (96%) 職務経験 ( 民間企業等における経験 ) 42,572 人 (76%) 職務経験 ( 非常勤職員としての勤務実績等 ) 38,34 人 (68%) 学 歴 8,007 人 (32%) 責任の程度 3,958 人 (7%) 同種の民間賃金 3,856 人 (7%) 転勤の有無 4 人 (0.%) その他,372 人 (2%) だった なお 考慮要素が複数ある場合もあるため 重複計上されている (2) 基本となる給与の上限 基本となる給与に上限があるのは 55,86 人 (99.7%) だった (3) 期末手当に相当する給与の支給 期末手当に相当する給与の支給については 一週間の勤務時間が常勤職員と同じ 38 時間 45 分の期間業務職員,807 人のうち 期末手当に相当する給与を支給する予定 の職員は,497 人 (97%) 一週間の勤務時間が常勤職員の 3/4 超 38 時間 45 分未満 の期間業務職員 8,622 人のうち 期末手当に相当する給与を支給する予定の職員は 2,080 人 (%) 期間業務職員以外の非常勤職員 25,590 人のうち 期末手当に相当 する給与を支給する予定の職員は 2,200 人 (9%) だった また 期末手当に相当する給与を支給する基準については 勤務期間を基準とする もの 6,307 人 (6 月以上 年以内 5,577 人 6 月未満 730 人 )(%) 特定の日に 在職することを基準とするもの 7,098 人 (3%) その他の基準によるもの 2,372 人 (4%) だった (4) 勤勉手当に相当する給与の支給 勤勉手当に相当する給与の支給については 一週間の勤務時間が常勤職員と同じ 38 時間 45 分の期間業務職員,807 人のうち 勤勉手当に相当する給与を支給する予定 の職員は 9,66 人 (78%) 一週間の勤務時間が常勤職員の 3/4 超 38 時間 45 分未満 の期間業務職員 8,622 人のうち 勤勉手当に相当する給与を支給する予定の職員は 78 人 (4%) 期間業務職員以外の非常勤職員 25,590 人のうち 勤勉手当に相当す る給与を支給する予定の職員は,752 人 (7%) であった また 勤勉手当に相当する給与を支給する基準については 勤務期間を基準とする もの 3,69 人 (6 月以上 年以内 3,443 人 6 月未満 76 人 )(6%) 特定の日に 在職することを基準とするもの 6,39 人 (%) その他の基準によるもの,76 人 (3%) だった (5) 通勤手当に相当する給与の支給 通勤手当に相当する給与の支給については 当該給与の支給対象となる非常勤職員 ( ) には全員 (54,240 人 ) に支給予定であった 徒歩 2km 圏内に住んでいる場合等には 常勤職員と同様に通勤手当に相当する給与の支給対象外となる 5

(6) 超過勤務手当に相当する給与の支給 超過勤務手当に相当する給与の支給については 超過勤務が想定されていない非常 勤職員を除き 全員 (44,567 人 ) に支給予定であった (7) 退職手当の支給 退職手当の支給については 国家公務員退職手当法 ( 昭和 28 年法律第 82 号 ) が適用される非常勤職員 ( ) には全員 (,74 人 ) に支給予定であった 国家公務員退職手当法が適用されるのは 常勤職員について定められている勤務時間以上勤務した日が 8 日以上ある月が引き続いて6 月を超える等の要件を満たした者である (8) 給与法改正に伴う対応 給与を引き上げる旨の 一般職の職員の給与に関する法律 ( 昭和 25 年法律第 95 号 ) 等の改正が行われた場合 非常勤職員の基本となる給与や期末手当に相当する給与等の対応 ( 想定 ) については 公布後の翌月から改定 0,67 人 (9%) 次年度 4 月から改定 6,988 人 (2%) その他の時期に改定 6,447 人 (2%) 4 月に遡及して改定 2,796 人 (5%) 給与の種類により改定する時期は異なる,283 人 (2%) 改定なし 27,888 人 (50%) だった 6

国家公務員の非常勤職員に関する実態調査アンケート結果 平成 28 年 9 月内閣官房内閣人事局 アンケート実施概要内閣人事局は 国家公務員の非常勤職員に関する実態調査の一環として 採用時の職務内容や勤務条件に関する説明の方法及び内容について 非常勤職員本人に対してアンケート調査を実施した ( 平成 28 年 7 月 ) 対象 : 上記の調査対象に該当する全国の本府省 地方支分部局等の非常勤職員のうち 割 ( 約 5 千人 ) 回収率 :77% 調査項目 : 採用時の職務内容や勤務条件に関する説明方法 説明内容は十分だったか どのような説明があればよかったか より望ましい説明の在り方等 2 アンケート結果 割合は全て小数点第一位で四捨五入し % 未満の数値については有効数字が一桁となるように四捨五入 () 募集及び採用における職務内容並びに勤務条件の説明方法について 最も多かったのは 口頭と書類による説明 で 75% を占めた 次いで 書類説明のみ 4% 口頭説明のみ 8% であった (2) 職務内容及び勤務条件に関する説明内容について 十分 と回答したのは 82% 不十分 と回答したのは 7% であった () 職務内容や勤務条件の説明方法 (%) (2) 職務内容や勤務条件の説明内容 (%) 3 0.4 口頭と書類による説明 8 書類説明のみ 7 十分 4 75 口頭説明のみ その他 無回答 82 不十分 無回答 (3) 口頭と書類による説明 を受けた者のうち 説明内容が 十分 と回答したのは 90% 口頭のみ又は書類のみによって説明を受けた者のうち 説明内容が 十分 と回答したのはそれぞれ 63% 65% であった (3) 職務内容や勤務条件に関する説明内容は十分だったか(%) 口頭と書類による説明 90 9 0.7 口頭説明のみ 63 35 書類説明のみ 65 33 2 合計 82 7 はいいいえ無回答 (4) 説明が 不十分 と回答した者に対しあればよかったと思う説明及び職務内容や勤務条件に関する説明について意見を聴いたところ 説明の改善に関して以下のような意見が寄せられた 採用面接後 なるべく早く説明を受ける機会がほしい 口頭による説明に加え 職務内容 勤務条件等について記載した書面についても交付してほしい 任用期間 勤務時間 給与 具体的な職務内容 各種手当 休暇 福利厚生 社会保険等について 詳しい説明を受けたい 以上