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Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

ウ食事で摂る食材の種類別頻度野菜 きのこ 海藻 牛乳 乳製品 果物を摂る回数が大きく異なる 例えば 野菜を一週間に 14 回以上 (1 日に2 回以上 ) 摂る人の割合が 20 代で 32% 30 代で 31% 40 代で 38% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 60% 75 歳以

第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

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次世代ヘルスケア産業協議会第 17 回健康投資 WG 資料 6 職場における食生活改善の質の向上に向けて 武見ゆかり第 6 期食育推進評価専門委員会委員 ( 女子栄養大学教授, 日本栄養改善学会理事長 )

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食育に関するアンケート

目標 1 食育に関心を持っている国民を増やす 食育を国民運動として推進し 成果を挙げるためには 国民一人一人が自ら実践を心掛けることが必要であり そのためには まずより多くの国民に食育に関心を持ってもらうことが欠かせない また 食育に関心を持っている国民は 関心を持っていない国民よりも朝食を食べる頻

2214kcal 410g 9.7g 1 Point Advice

②肥満 やせの状況 3 歳児における肥満児の割合は減少していました 成人男性の肥満は横ばいで 代女性の肥満は増加傾向がみられました 一方 20 代女性のやせは倍増しており 肥満だけでなく 子どもを産み育てる世代への支援が必要となります 20代 60代の肥満 BMI 25以上 の割合 肥満

第2次帯広市食育推進計画(名古屋市パクリ)


食育って, ご存知ですか? 食育とは 生きる上での基本であって, 知育, 徳育及び体育の基礎となるべきもの 様々な経験を通じて 食 に関する知識と 食 を選択する力を習得し, 食育の推進に取り組んでいます! 28 年 ( 平成 2 年 )3 月に 福山市食育推進計画,213 年 ( 平成 25 年

食育に関するアンケート

泉大津

2 基本方向 前頁の基本理念を実現するための施策の方向として 次の 4 つの基本方向を掲げます 基本方向 1 健康づくりを支える環境整備 ~ みんなでつくる健康なまち ~ 基本方向 2 生活習慣病の発症予防と重症化予防 ~ 健康をつくる生活習慣 ~ 基本方向 3 分野別の健康づくりの推進 ~ 人生を

表紙裏 ( 空白 )

2 夜食 毎日夜食をとっている者は では 22.5%( 平成 23 年 23.9%) であり で % と割合が高い では 18.3%( 平成 23 年 25.2%) であり 40 歳代で割合が高い 図 夜食の喫食状況 (15 歳以上 性別 年齢階級別 )

この文書は 食育基本法 ( 平成 17 年法律第 63 号 ) 第 15 条の規定に基づき 食育の推進に関して講じた施策について報告を行うものである

平成 29 年度食育活動の全国展開委託事業報告書 ( 食生活と農林漁業体験に関する調査 ) 平成 30 年 2 月

また 我が国は食料及び飼料等の生産資材の多くを海外からの輸入に頼っている一方で 推計で年間約 642 万トンにのぼる食品ロスが発生しており 環境への大きな負荷を生じさせている このため 国 地方公共団体 食品関連事業者 国民等の様々な関係者が連携しながら 生産から消費までの一連の食の循環を意識しつつ

図 3 児童 生徒の状況 ( 共食 : 夕食 ) 資料 : 平成 27 年度食生活調査 ( 愛媛県学校栄養士協議会 ) 図 4 食育への関心の状況 (20 歳以上 ) 資料 : 平成 27 年愛媛県県民健康調査 2 多様な暮らしに対応する食生活支援の必要性 共働きや単身赴任の増加など ライフスタイル

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Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

茨城県食育推進計画―第三次―

食育に関する意識調査の結果について ( 速報 ) 基本目標 1 毎日きちんと朝ごはんを食べます 規則正しい生活を心がけ, 毎日朝ごはんをしっかり食べて充実した 1 日を過ごす 1 朝ごはんを毎日食べる人の割合 (1) 一般問 6 朝食を食べていますか ( は1つだけ) 0% 10% 20% 30%

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

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(2) 望ましい食習慣や知識の習得 ( 関連目標 ) 子どもたちが 食習慣や知識を習得することは 生涯にわたって健全な食生活を実践していくために重要です そこで 学校では家庭科や学校行事等における調理実習等の体験を通して 児童生徒が食に関する正しい知識や技能を習得できるようにするとともに 家庭での実

則な食事 肥満や生活習慣病の増加 過度の痩身志向などの問題に加え 新たな 食 の安全上の問題や 食 の海外への依存の問題が生じており 食 に関する情報が社会に氾濫する中で 人々は 食生活の改善の面からも 食 の安全の確保の面からも 自ら 食 のあり方を学ぶことが求められている また 豊かな緑と水に恵

平成 29 年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書 食品ロス削減の周知及び実践状況に関する調査 平成 30 年 3 月 消費者庁消費者政策課

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日常的な食事に関する調査アンケート回答集計結果 ( 学生 ) 回収率 平成 30 年 12 月 1 日現在 134 人 問 1 性別 1 2 男性女性合計 % 97.0% 100.0% 3.0% 男性 女性 97.0% 問 4 居住状況 家族と同居一人暮らし

私の食生活アセスメント

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

< 委託業務説明書 > 1 平成 20 年度事業実施において明らかとなった課題当初企画 予定していたとおり市民に使用しやすく 親しみが持て かつ利用価値が高い食育推進に資するポータルサイトの構築に努めてきた 食育情報の発信については 簡単に行うことができるようブログを活用した情報発信の仕組みの構築を

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2. 食料自給率の推移 食料自給率の推移 我が国の食料自給率 ( 総合食料自給率 ) は 長期的に低下傾向で推移してきましたが 近年は横ばい傾向で推移しています (%) (H5 ) 43 7

平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

お子さんの成長にあわせ お母さんの食生活を見直してみませんか? お子さんの成長にあわせて あなたの食生活をかえるチャンスがあります 3 か月 か月 か月

わりについての教育, 例えば,1 食料の生産 加工 流通, 安全な食品の選択と選択能力の獲得,2 生活環境や生活行動, 個人の健康意識, 心理的状態と食の状況などを考慮した上での個人や集団に合った食生活管理, などについて教育する 2 食育国民一人一人が, 生涯を通じた健全な食生活の実現, 食文化の

CSR の 5 つの重要課題 食とスポーツで心と体の元気を応援 基本的な 考え 方 貢献するSDGs CSR の5 つの重要課題 の中心的対象となる SDGs の目標 食とスポーツを手掛ける企業として 食育活動 食文化の普及 スポーツの振興などを通して心と 体の健康づくりに貢献しています スポーツと

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各推進主体の具体的な取り組み 家庭 幼稚園 保育所 関係団体 家族で一緒に朝 早寝 早起き 朝 朝食の大切さを 食を食べる日を ごはんを推進し 伝えていきまし 増やしま ま ょう 朝食の大切さ 早寝 早起き 朝 園便りや給食便 簡単に作れる朝 の推進 ごはんを心がけ りで食育推進を 食のメニューを

都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

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1 栄養成分表示を活用してみませんか? 媒体の内容 1 ページ 導入 ねらい : 栄養成分表示 とは 食品に含まれているエネルギー及びたんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量などを表示したものであることを理解する 栄養成分表示を見たことがありますか? と問いかけ 普段から栄養成分表示を見ているか 見て

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

有り ) については, おもに食べる主食 は, パンが5 人, ごはんが3 人, コーンフレークが1 人, おもに食べる主菜 は, 肉, ハム, などが4 人, 豆腐, 納豆などが1 人, 食べないが3 人, おもに食べる副菜 は, みそ汁が4 人, 炒め物が2 人, サラダが1 人, 食べないが2

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

【食育決裁用】計画表紙と目次

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食育の推進に関する政策評価書(要旨)

結果の概要

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07 SDGsとCSV演習

健康くるめ21概要

第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

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第3章「疾病の発症予防及び重症化予防 1がん」

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

PowerPoint プレゼンテーション

1章図表 名目と実質の 1 世帯当たり 1 か月間の食料消費支出 万円 / 月 名目 昭和 6 年 (18) 平成元 (18). 8.2 実質 () (17) () () (2) 資料 : 総務省 家計調査 ( 全国 二人以上の世帯 用

(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00


1 1 対象とする個人並びに集団の範囲食事摂取基準の対象は 健康な個人並びに健康な人を中心として構成されている集団とし 高血圧 脂質異常 高血糖 腎機能低下に関するリスクを有していても自立した日常生活を営んでいる者を含む 具体的には 歩行や家事などの身体活動を行っている者であり 体格 (body m

食生活指針の解説要領 1. 食生活指針改定の趣旨我が国は世界でも有数の長寿国であり 平均寿命は男女ともに 80 年を超え 今後も平均寿命が延びることが予測されています こうした平均寿命の延伸には 日本人の食事が一助になっていると考えられます 日本人の食事の特徴としては 気候と地域の多様性に恵まれ 旬

資料2 これまでの学校における食育の取組について

結果の概要 1 栄養 食生活に関する状況 (1) 野菜の摂取状況 20 歳以上における 1 日の野菜摂取量の平均値は 288.1g 性別にみると男性 297.1g 女性 281.1g 年齢階級別にみると 男女ともに 40 歳代で最も少ない 図 1 野菜摂取量の平均値 (20 歳以上 性 年齢階級別

青年期を対象とした携帯食事手帳システムの提供 目 次 1. 目的 1 2. 携帯食事手帳システムの概要 1 (1) システムの基礎データ 1 (2) 利用方法 1 (3) 確認できる情報 1 3. 携帯食事手帳利用の手引き 2 (1) 携帯食事手帳 (QRコード) 3 (2) 料理選択の仕方 4 (

第 3 部食生活の状況 1 食塩食塩摂取量については 成人男性では平均 11.6g 成人女性では平均 10.1gとなっており 全国と比較すると大きな差は見られない状況にあります 図 15 食塩摂取量 ( 成人 1 日当たり ) g 男性

ニュースリリース

つくば市地域福祉計画 骨子案

名古屋市食育推進計画 ( 第 2 次 ) 案 に対する市民意見の内容及び市の考え方 名古屋市食育推進計画( 第 2 次 ) 案 に対し 貴重なご意見をお寄せいただき ありがとうございました 結果の概要とともに いただきましたご意見とそれに対する市の考え方を公表いたします なお ご意見のうち 趣旨の類

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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日本スポーツ栄養研究誌 vol 目次 総説 原著 11 短報 19 実践報告 資料 45 抄録


特定健康診査等実施計画

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ちゃんと (450~650kcal 未満 ) 栄養バランスを考えて ちゃんと 食べたい女性や中高年男性の方向けしっかり (650~850kcal) 栄養バランスを考えて しっかり 食べたい男性や身体活動量の高い女性の方向け スマートミールの基準 1 エネルギー量 ( カロリー ) は 1 食あたり

1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

08-03月くらし-3.3

第 3 編 第 3 次出雲市食育推進計画 第 1 章計画の基本的な考え方 1 計画の位置づけ 1. 根拠法令 食育基本法第 18 条第 1 項に基づく市町村食育推進計画です 2. 国 県計画との整合性 国の 第 3 次食育推進基本計画 と島根県の 島根県食育推進計画第三次計画 との整 合性を勘案し策

【0513】12第3章第3節

アイヌ政策に関する世論調査 の概要 平成 3 0 年 8 月内閣府政府広報室 調査対象 全国 18 歳以上の日本国籍を有する者 3,000 人 有効回収数 1,710 人 ( 回収率 57.0%) 調査時期平成 30 年 6 月 28 日 ~7 月 8 日 ( 調査員による個別面接聴取 ) 調査目的

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

促し 応募料理の中から入賞料理 8 点を選ぶ第一次審査をサイト運営事務局に依頼して 最優秀賞等を決定する第二次試食審査を実績のある料理研究家及び本機構関係者等で実施する展開とする 具体的な公募業務については 1 展開の実効性の確保 2コンテストの募集期間 3 受賞別賞品 4 新聞 雑誌等のマスコミ関

要因 2 全国的に 死亡原因の 6 割が生活習慣病であり 大阪市においては 特に死亡者数の最 も多い悪性新生物 ( がん ) の死亡率が高くなっている なお 心疾患および脳血管疾患 については 全国との差が年々縮まり 現在はほぼ同じ水準となっている 国 大阪府 大阪市の死亡率 H22 年 人口 10

第2次帯広市食育推進計画(名古屋市パクリ)

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実践内容 (1) 視点 1 教育活動全体で推進できるよう 指導体制を整備し 食に関する指導の充実 を図る 1 食育全体計画の整備既存の食育全体計画を見直し 教科 学級活動における食に関する指導の時間を確保するとともに 栄養教諭とのティーム ティーティング ( 以下 TT) についても明記した また


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上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

Transcription:

第 3 次食育推進基本計画の 今 平成 30 年 8 月 2 日 ( 木 ) 関東農政局経営 事業支援部地域食品課 外山英伸

食育推進体制 国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成 国民運動として食育を推進 各種団体 ボランティア 全国すべての地域で展開 食品関連事業者 保健機関医療機関 国 国民 家庭 農林漁業者 学校保育所等 地方公共団体 相互に緊密な連携 協働 食育推進会議 ( 食育推進基本計画の作成 ) 農林水産省 食品安全委員会 消費者庁 文部科学省 厚生労働省等の関係府省庁等による施策の実施 地方農政局等 都道府県 政令市 都道府県 政令市食育推進会議 都道府県 政令市食育推進計画の作成 市町村 市町村食育推進会議 市町村食育推進計画の作成 < 食育に関する施策の総合的 計画的立案 実施 > < 地域の特性を生かした施策の立案 実施 2 > 2

文部科学省学校教育活動を通じた望ましい食習慣の形成など厚生労働省地域保健活動等を通じた生活習慣病の予防など食品安全委員会食品の安全性など消費者庁食品ロスなど等関係省庁政府全体の食育推進業務個別の食育推進業務 食育推進会議等の運営及び食育関係府省庁の総合調整 食育推進基本計画の作成及び実施の推進 食育の推進に関する重要事項についての審議及び食育の推進に関する施策の実施の推進 関係者の連携 協働体制の確立 食育推進運動の展開 食育推進全国大会や食育活動表彰の実施 食育白書の作成農林水産省食料自給率の向上や国産農産物の消費拡大など農林水産省食育推進体制 3

若い世代を中心とした食育の推進 20 歳代 ~30 歳代の若い世代が 食に関する知識を深め 意識を高めて心身の健康を増進する健全な食生活を実践し その知識や取組を次世代に伝えつなげていけるよう 食育を推進します 健康寿命の延伸つながる食育の推進 健康づくりや生活習慣病の発症 重症化の予防を推進することにより 健康寿命を延伸し 子供から高齢者まで全ての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会の実現に向け 食育を推進します わ実践の環を広げよう 多様な暮らしに対応した食育の推進 家庭生活の多様化に対応し 子供や高齢者を含む全ての国民が 健全で充実した食生活を実現できるよう コミュニケーションや豊かな食体験にもつながる共食の機会の提供等を行う食育を推進します 食の循環や環境を意識した食育の推進 食文化の継承に向けた食育の推進 郷土料理 伝統食材 食事の作法など 日本の伝統的な食文化に関する国民の関心と理解を深め その優れた特色を保護 継承していけるよう 食育を推進します 食料の生産から消費までの一連の食べ物の循環を私たち一人一人が意識しながら 食品ロスの削減等環境にも配慮していけるよう 食育を推進します 4

重点課題 1 若い世代を中心とした食育の推進 若い世代の食事の摂り方 〇 主食 主菜 副菜を組み合わせた食事を1日2回以 上 ほぼ毎日 食べていると回答した若い世代の割合 は39.1 であり 第3次基本計画作成時の調査結果 43.2 平成27 2015 年度 と比べて4.1ポイント減少 〇 朝食を欠食する 週に2 3日食べる 及び ほと んど食べない 若い世代の割合は23.5 であり 第 3次基本計画作成時の調査結果 24.7 平成27 2015 年度 と比べて1.2ポイント減少 主食 主菜 副菜を組み合わせた食事を1日2回以上 食べている若い世代の割合 朝食を欠食する若い世代の割合 資料 農林水産省 平成27 2015 年は内閣府 食育に関する意識調査 注 20 39歳が対象 5

重点課題 2 多様な暮らしに対応した食育の推進 孤食 の状況 週の半分以上 孤食 の人は約15% 家族と一緒に食事をすることが重要ではあるが 家族や個人の努力だけでは難しい状況 単独世帯や夫婦のみの世帯 ひとり親世帯が増加 特に 高齢者では 一人暮らしの者の割合が増加 2040年には20.8% 男性 24.5% 女性 が一人暮らしであると推計 一日の全ての食事を一人で食べる頻度 注 1 一日の全ての食事を一人で食べることがあるかとい う問いに対し 週に1日程度ある 週に2 3日ある 週に4 5日ある ほとんど毎日 と回答した人が対象 一日の全ての食事を一人で食べる感想 注 2 複数回答 資料 平成29年度食育白書 6

重点課題 2 多様な暮らしに対応した食育の推進地域等における共食 資料 : 平成 29 年度食育白書 7

重点課題 3 健康長寿の延伸につながる食育の推進 食事バランスガイド 平成7年と平成10年に45 75 歳であった全国11保健所管内在住の健康な一般住民7万9594人 男性 3万6624人 女性4万2970人 を対象にアンケート調査を実施 主食 副菜 主菜 牛乳 乳製品 果物 総エネルギー 菓子 嗜好飲料由来のエネルギーの摂取量を算 出 性 年齢 身体活動量に応じた 食事バランスガイド の目安量からそれぞれ遵守度を10点満点で評価 合計得点を 食事バランスガイド 遵守得点 0-70点 として 約15年間の追跡における死亡との関連を検討 食事バランスガイド 遵守得点最高グループは 最低グループと比べて 総死亡のリスクが 15 低下 脳 血管疾患による死亡のリスクは 22 低い 食事バランスガイド 遵守と死亡との関連の結果 不足しがちな野菜や果 物を積極的に摂取し 食事バランスガイド に 沿った食事をすることが 長寿につながることを示 唆 年齢 性別 地域 BMI 喫煙 身体活動 高血圧治療 糖尿病現既往 脂質異常症 治療 コーヒー摂取 緑茶摂取 職業の影響をできる限り除いた 資料 Kurotani et al Quality of diet and mortality among Japanese men andwomen: Japan Public Health Center based prospective study. BMJ.2016; 352: i1209 資料 平成28年度食育白書 8

重点課題 3 健康長寿の延伸につながる食育の推進実効性の高い 日本型食生活 日本型食生活 とは ごはんを中心に魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶といった多様な副食等を組み合わせて食べる食生活 〇日本の気候風土に適した多様性のある食として地域や日本各地で生産される豊かな食材を用いた日本型食生活には 旬の食材を利用して季節感を取り入れることや 地域の気候風土にあった郷土料理を活用すること ごはんを中心に洋風や中華風など多彩な主菜を組み合わせることにより 幅広く食事を楽しむ要素があり かつ 栄養バランスに優れているといったメリットがある 近年ライフスタイルが多様化しており 家庭での調理のみを前提とせずに ごはんと組み合わせる主菜 副菜等に 中食 冷凍食品 レトルト食品 合わせ調味料などを活用することで 日本型食生活を実践することが可能 ごはんをベースに中食を組み合わせた日本型食生活の例 資料 : 平成 29 年度食育白書 9

4 食の循環や環境を意識した食育の推進 重点課題 農林漁業体験活動の効果 農林漁業体験 加工 調理体験 食体験 工場見学など食料の生産から消費に至るまでの一連の体験活 動を組み合わせることは 消費者の食や農林水産業の理解増進にきわめて重要 学校教育のみではなく 幅広い世代に応じた質の高い体験機会の提供を推進 農林漁業に携わる者の指導を受けた体験の有無 注 農林漁業体験に本人又は家族が参加したことがある人が対象 農林漁業体験による関心の変化 農林漁業者による指導の有無別 注 1 農林漁業体験に本人又は家族が参加したことがある人が対象 2 複数回答 資料 平成28年度食育白書 10

重点課題 4 食の循環や環境を意識した食育の推進 食品ロスの削減 〇食品ロスについては 事業系が 357 万トンあるのに対し 家庭系は 289 万トンと推計されており ( 農林水 産省と環境省による平成 27(2015) 年度推計 ) 家庭系も 45% を占めている 〇購入した食品を食べないまま 捨ててしまうことが よくある 又は ときどきある と答えた人に対し 捨ててしまった原因を尋ねたところ 消費 賞味期限内に食べられなかった が69.1% 購入後 冷蔵庫や保管場所に入れたまま存在を忘れてしまった が62.0% など 必要以上に在庫を抱えている状況がうかがえる 食品ロスの原因 Q 購入した食品を食べないまま 捨ててしまった原因は何だと思いますか 2.2 1.6 0.2 28.9 62.0 69.1 注 :1) 購入した食品を食べないまま 捨ててしまうことが よくある 又は ときどきある と答えた人が対象 :2) 複数回答資料 : 農林水産省 食育に関する意識調査 11

重点課題 5 食文化の継承に向けた食育の推進伝統的な食文化の継承 〇郷土料理や伝統料理など 地域や家庭で受け継がれてきた料理や味 箸づかいなどの食べ方 作法を継承し 伝えている国民の割合は 37.8% であり 第 3 次基本計画作成時の調査結果 (41.6%: 平成 27(2015) 年度 ) と比べて 3.8 ポイント減少 〇郷土料理や伝統料理など 地域や家庭で受け継がれてきた料理や味 箸づかいなどの食べ方 作法を 受け継いでいる と回答した若い世代の割合は 50.4% であり 第 3 次基本計画作成時の調査結果 (49.3%: 平成 27( 2015) 年度 ) と比べて 1.1 ポイント増加 地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承し 伝えている国民の割合の推移 地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承している若い世代の割合 資料 : 農林水産省 ( 平成 27(2015) 年は内閣府 ) 食育に関する意識調査 12

重点課題 5 食文化の継承に向けた食育の推進 伝統的な食文化の継承 四季を楽しむ和食すごろく 農林水産省ホームページ http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/ 13

農林水産省 エビデンスに基づいた食育の推進 農林水産省は食育推進に資するエビデンス ( 根拠 ) を分かりやすく広報することを目的として 平成 29 年度に 食育分野の研究に詳しい研究者等の協力のもと 食育の取組がなぜ大切なのか 取り組むことでどのようなメリットがあるのかをエビデンス ( 根拠 ) に基づき整理したパンフレットを作成 朝食 栄養バランスに配慮した食生活 農林漁業体験 をテーマに エビデンス ( 根拠 ) を踏まえたメッセージや論文を紹介した研究ノートとともに 諸外国の食育施策として 他の国で用いられているフードガイドに関する情報を掲載 食育 ってどんないいことがあるの? ~ エビデンス ( 根拠 ) に基づいて分かったこと ~ 食育 ってどんないいことがあるの?( 農林水産省ホームページ ) http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/evidence/ 14

関東農政局 農林漁業者 企業 消費者 教育機関等が連携した食育の推進 平成 29 年度食育活動の実践に関する交流会 (30.2.14) 関東農政局は 多様な連携で食育実践の環を広げよう をテーマに 食育活動を実践している関係者の連携を目的とした交流会を開催 (70 名参加 / 内訳 : 企業 団体 45 農林漁業関係 10 教育機関 8 行政 7) 明治大学農学部食料環境政策学科専任講師本所靖博氏から 多様な主体が参加する地域連携活動のツボ と題し講演を行ったほか 食育活動を実施する上での課題と連携に向けたグループディスカッションを実施 関東農政局 バランスの良い日本型食生活に向けた食育の推進 平成 30 年度食育月間セミナー (30. 6.13) 関東農政局は バランスの良い日本型食生活が強い選手を作る! をテーマとしたセミナーを開催 (451 名参加 ) ( 株 ) ヤクルト球団管理栄養士 公認スポーツ栄養士天方一匡氏による 今日から実践! スポーツ栄養! をテーマとした講演ほか 花咲徳栄高等学校食育実践科科長補佐會田友紀氏 大宮東リトルシニア事務局長兼コーチ飯田秀一氏による事例発表及びパネルディスカッションを実施 15

関東農政局 食育に関する情報提供 食育ひろば 農林漁業体験情報農業体験や料理教室などのほか 食 農業体験の受入施設や工場見学の情報を紹介しています 関東食育推進ネットワーク情報関東食育推進ネットワークの活動内容や会員の紹介などをしています イベント情報シンポジウムやセミナー 交流会 フェスティバルなど最新の情報を紹介しています このほかにも 食育関連ツールなど様々な情報を紹介しています 食育ひろば 検索 ご清聴ありがとうございました 16