. ポイント 火山活動の変化を的確に検知し 迅速に登山者等に伝達できる 観測体制強化 関係機関への情報伝達迅速化 屋外放送 携帯端末 パトロールから伝達等 予測不能な突発的噴火の際 避難できる施設が整備されている 噴石等に耐えられる堅牢施設 避難すべき施設を登山者が認知等 噴火警報発表時 噴火時に登

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火山活動解説資料平成 31 年 4 月 14 日 17 時 50 分発表 阿蘇山の火山活動解説資料 福岡管区気象台地域火山監視 警報センター < 噴火警戒レベルを1( 活火山であることに留意 ) から2( 火口周辺規制 ) に引上げ> 阿蘇山では 火山性微動の振幅が 3 月 15 日以降 小さい状態

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火山活動解説資料平成 31 年 4 月 19 日 19 時 40 分発表 阿蘇山の火山活動解説資料 福岡管区気象台地域火山監視 警報センター < 噴火警戒レベル2( 火口周辺規制 ) が継続 > 中岳第一火口では 16 日にごく小規模な噴火が発生しました その後 本日 (19 日 )08 時 24

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Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

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その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

布 ) の提供を開始するとともに 国民に対し分かりやすい説明を行い普及に努めること 図った 複数地震の同時発生時においても緊急地震速報の精度を維持するための手法を導入するとともに 緊急地震速報の迅速化を進める 特に 日本海溝沿いで発生する地震については 緊急地震速報 ( 予報 ) の第 1 報を発表

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(1) 近年の火山噴火近年 火山活動が全国的に活発化している 図 1 は 日本周辺における火山について 2010 年 1 月から 2016 年 12 月までの噴火警戒レベルが 2 以上 火口周辺危険または周辺海域警戒である火山 ( 以下 活動が活発な火山 とする ) の総数の推移を表したものである

L アラート ( 災害情報共有システム ) の概要 1 情報発信 情報伝達 地域住民 市町村 災害時の避難勧告 指示 お知らせ等 収集 フォーマット変換 配信 テレビ事業者 システム接続 ケーブル地上波 デジタル TV データ放送など ( テキストで表示 ) 情報閲覧 入力 防災情報 お知らせ等 都

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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先行的評価の対象とするユースケース 整理中. 災害対応に関するユースケース. 健康に関するユースケース. 移動に関するユースケース. 教育に関するユースケース. 小売 物流に関するユースケース 6. 製造 ( 提供した製品の保守を含む ) に関するユースケース 7. 農業に関するユースケース 8.

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続報を伝達しますので 引き続き屋内に避難していて下さい 弾道ミサイルが日本の上空を通過した場合には 他に追尾しているミサイルやミサイルから分離した落下物が我が国の領土 領海に落下する可能性が無いことを確認した後 弾道ミサイルが通過した旨の情報をお知らせします ((2)2) 引き続き屋内に避難する必要

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4-(1)-ウ①

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御嶽山防災力強化計画 ~ 火山であることの認識のもと 安心して登頂できる山を目指して ~ 平成 30 年 (2018 年 )3 月 木曽町 王滝村 長野県 Ⅰ 計画の趣旨 御嶽山は 平成 30 年 3 月 22 日現在 噴火警戒レベル1で火山活動は静穏な状態だが 火口から概ね1km の範囲内は必要な安全対策が整うまでの間 立入規制を継続している 御嶽山は 地域の住民はもとより広く多くの人々に敬愛され 信仰や登山 観光の拠点でもある 御嶽山を再び登山できる山とすることは 地域にとって また 御嶽山を愛する多くの人々にとって極めて重要であり 平成 26 年 9 月 27 日の噴火災害を風化させることなく 御嶽山が活火山であることの十分な理解と認識のもと そのリスクを周知しながら 安全性を着実に向上させていくことが必要である 以上のことから 御嶽山の立入規制の解除 ( 緩和 ) に向け 概ね平成 32 年度 (2020 年度 ) までに地元自治体等が実施するハード ソフト両面の安全対策を防災力強化計画としてまとめるものである なお 本計画は 岐阜県側を含め御嶽山火山防災協議会構成団体や住民等と連携しながら推進するとともに 御嶽山の火山活動等 現地の状況変化や安全対策の進捗状況により適宜見直していくこととする 火山活動等の現状 ( 平成 30 年 3 月 22 日現在 ) 気象庁が発表する噴火警戒レベルは1( 活火山であることに留意 ) 注意が必要な範囲 : 噴気活動の活発な噴気孔から概ね 500mの範囲では 突発的な火山灰等のごく小規模な噴出に注意が必要 火口から概ね1kmの範囲は 災害対策基本法に基づく警戒区域として地元市町村 ( 下呂市 木曽町 王滝村 ) が立入規制を継続中 Ⅱ 基本方針 1 ハード ソフト両面の安全対策を実施し 平成 26 年の噴火災害時よりも安全性を 向上させる 1

. ポイント 火山活動の変化を的確に検知し 迅速に登山者等に伝達できる 観測体制強化 関係機関への情報伝達迅速化 屋外放送 携帯端末 パトロールから伝達等 予測不能な突発的噴火の際 避難できる施設が整備されている 噴石等に耐えられる堅牢施設 避難すべき施設を登山者が認知等 噴火警報発表時 噴火時に登山者等が安全 迅速に退避できる 避難路 ( 登山道 ) の安全性 的確な避難誘導 登山者等が安全な経路を認知等 2 必要な安全対策が整った範囲から立入規制を解除 ( 緩和 ) する 3 火山活動に関する正確な情報発信 伝達を行う Ⅲ 安全対策 剣ヶ峰及び王滝頂上周辺の立入規制解除 ( 緩和 ) をめざし 避難施設 登山道 ( 避難路 ) 通信施設の整備等のハード対策と 登山者の火口周辺における滞留防止や注意喚起 緊急時における避難誘導体制の整備等のソフト対策を組み合わせ 安全性を向上させる 1 注意 警戒体制の整備 (1) 緊急時に備えた体制整備 1 異変検知時の防災対応立入規制の解除 ( 緩和 ) 後 噴火警戒レベル1の状態で 火山の状況に関する解説情報 ( 臨時 ) が発表される等の異変が検知された場合の対処方針を定める ( 規制地点 情報伝達 誘導方法等 ) 2 1の場合における関係機関や地域住民等との情報共有ア木曽町 王滝村 長野県と名古屋大学御嶽山火山研究施設 火山専門家 ( 名古屋大学等 ) 気象庁との連絡体制の整備 H29 関係機関 御嶽山火山研究施設の運営支援 連絡先( 携帯電話等 ) の共有 連絡方法 (Web 会議等を含む ) の確認イ地域住民や登山者からの情報収集と 異常現象に関する情報提供 ホームページ 防災行政無線等 H30 町 村 県 には 実施予定年度及び事業主体を記載した 町 は木曽町 村 は王滝村 県 は長野県 以下において同じ なお 県は 以下の に記載のほか アラミド補強 登山道整備等に係る財政支援 その他ソフト ハードに係る技術的支援や助言 所要の調整を行う 2

3 山頂部の登山者等に対する情報伝達手段の確立 町村の防災行政無線による伝達手段の確保 H27~ 町 村 パトロール隊員の配置及び隊員への携帯電話や移動系無線の配備 H28~ 町 村 携帯電話不感地域( 二ノ池 ~サイノ河原 王滝頂上 ~まごころの塔 ) の解消 H30~ 町 村 県 緊急速報メール 携帯端末アプリ 整備済町 村 4 避難誘導体制等の整備 火山防災マップの時点修正 H30~ 町 村 避難誘導計画( 避難誘導マニュアル ) の策定 訓練実施 H30~H31 町 村 町村において避難促進施設を指定し 当該施設における避難確保計画の策定を支援 H30~H31 町 村 設置者 5 その他 注意が必要な範囲 への立入り時における 気象庁本庁火山現業との連絡体制の確保 H29 県 町 村 気象庁 (2) 平常時の注意喚起登山者等へ火山活動に関するリアルタイムの情報提供と必要な注意喚起を行う H29 までに一部実施済み H30~ 拡充町 村 県 登山ルート上への登山指導所の設置機能 : 登山計画書の確認 ヘルメット等安全装備の確認 火山活動の情報発信 荒天時等の登頂自粛の助言等 パトロール隊員の配置 御嶽山火山マイスターの活動 看板掲示 ホームページ 携帯端末アプリ 避難促進施設における情報掲示 2 エリアごとの安全対策山頂 ( 剣ヶ峰 ) に通じる次のエリアの安全対策を進め 対策が整ったエリアから規制を解除 ( 緩和 ) することとする (1) 黒沢口登山道 ( 二ノ池 ~ 剣ヶ峰 ) 及び剣ヶ峰の一部 (2) 王滝口登山道 (9 合目付近 ~ 王滝頂上 ) 及び王滝頂上の一部 (3) 王滝口登山道 ( 王滝頂上から剣ヶ峰 ) ほか (1)(2) の後 段階的に実施 3

2-1 黒沢口登山道 ( 二ノ池 ~ 剣ヶ峰 ) 剣ヶ峰エリア 剣ヶ峰付近は宿泊施設 ( 山小屋 ) を設置せず 登山者等を滞在させない通過 型とし 突発的な噴火に備えた避難施設 ( シェルター 避難小屋 ) を整備する 下記のハード対策 1~6 及びソフト対策を講じた後 黒沢口登山道 ( 二ノ池 ~ 剣ヶ峰 ) 及び剣ヶ峰の一部の規制を解除する ( 解除の時期は 早ければ平 成 30 年秋 ) ハード対策 1 石室山荘改修 ( アラミド補強 ) H29 設置者 2 二ノ池本館改築 ( アラミド補強 ) H29~H30 町 3 黒沢口登山道 ( 二ノ池 ~ 横道十字路 ~ 剣ヶ峰 ) の整備 H29~H30 町 4 御嶽頂上山荘を撤去し シェルターを設置 H29~H30 町 5 剣ヶ峰への情報伝達手段の確保 H30 町 屋外スピーカー( 二ノ池本館もしくはシェルター ) 又は移動系無線の設置 6 御嶽剣ヶ峰山荘の危険防止措置 ( 登山道近接部の撤去 ) H30 町 村 7 御嶽剣ヶ峰山荘の撤去 避難施設の設置 H30~ 町 村 8 御嶽神社祈祷所 社務所の改築または改修 H29~31 設置者 避難施設としてアラミド補強を町が支援 9 防災行政無線 ( 同報系 ) 整備 H31~ 町 10 携帯電話不感対策 ( 二ノ池 ~サイノ河原 ) H30~H32 町 ソフト対策 1 登山指導所を二ノ池本館 石室山荘に設置 ( ルートを通る全ての登山者に登山計画書の確認 ヘルメット等安全装備の確認 火山活動等情報提供 ) H30 町 2 安全パトロール隊員の配置強化 ( 監視 指導 ) H30~ 町 3 注意喚起看板の設置 H29~ 町 4 情報伝達経路の確認等 エリア全体の情報伝達手段を確保 H30 町 5 避難誘導計画 ( 避難誘導マニュアル ) の策定 訓練実施 H30 町 6 避難促進施設の指定 避難確保計画の策定 H30 町 設置者 2-2 王滝口登山道(9 合目付近 ~ 王滝頂上 ) 王滝頂上エリア 王滝頂上付近は 王滝頂上山荘に宿泊機能を持たせず 登山者等を滞在させない通過型とする 9 合目付近にパトロール隊員や工事関係者の待機所兼宿泊施設を建設し 早ければ平成 30 年に王滝頂上山荘の避難施設としての改修に着手 4

下記のハード ソフト対策を講じた後 王滝口登山道 (9 合目 ~ 王滝頂上 ) 及び王滝頂上の一部の規制を解除する ( 解除の時期は 平成 31 年度以降 ) ハード対策 1 王滝口登山道 (9 合目 ~ 王滝頂上 ) の整備 H29~H30 村 2 9 合目付近にパトロール隊員 工事関係者の待機所兼宿泊施設 ( 仮設 ) の設置 H30 村 3 王滝頂上山荘を避難施設 ( アラミド補強 ) に改修 H30~H31 村 4 防災行政無線スピーカーを王滝頂上山荘に増設 H30~H31 村 ソフト対策 1 登山指導所を登山口 ( 田の原 ) に設置 ( ルートを通る全ての登山者に登山 計画書の確認 ヘルメット等安全装備の確認 火山活動等情報提供 ) H31 村 2 安全パトロール隊員の配置強化 ( 監視 指導 ) H31~ 村 3 標識 注意喚起看板の設置 H30~H31 村 4 情報伝達経路の確認等 エリア全体の情報伝達手段を確保 H30~H31 村 5 避難誘導計画 ( 避難誘導マニュアル ) の策定 訓練実施 H30~H31 村 6 避難促進施設の指定 避難確保計画の策定 H30~H31 村 設置者 2-3 王滝口登山道 ( 王滝頂上 ~ 八丁ダルミ ~ 剣ヶ峰 ) 等 王滝頂上の規制解除後 王滝口登山道 ( 王滝頂上 ~ 剣ヶ峰 ) を整備し 八丁 ダルミにシェルターを設置する等 下記のハード対策 1~3 及びソフト対策を 講じたのち規制を解除する ( 解除の時期は平成 31 年度以降 ) その後 二ノ池トラバース ( まごころの塔 ~ 覚明堂上の三叉路 ) の登山道を 整備し 規制解除を目指す ( 解除の時期は未定 ) ハード対策 1 王滝口登山道 ( 王滝頂上 ~ 剣ヶ峰 ) の整備 H31~H32 村 2 八丁ダルミにシェルター設置 ( 簡易型も検討 ) H31 村 3 携帯電話不感対策 ( 王滝頂上 ~まごころの塔 ) 規制解除後村 * 規制解除時の情報伝達は王滝頂上山荘に増設するスピーカーで対応 4 二ノ池トラバースの整備 時期未定村 ソフト対策 1 2-2 のソフト対策に準じて実施 5

Ⅳ 情報発信 防災や安全登山の啓発 教育 1 登山指導所 登山者や観光客の集まる施設において火山活動の情報発信を行う H30~ 町 村 施設設置者 2 県 町村 観光団体等のホームページにより 御嶽山登山に係る啓発 火山活動 規制等の情報発信を行う 実施中 H30~ 拡充 県 町 村 関係団体 3 御嶽山火山マイスター制度の運用を通じ 火山防災 安全登山の指導 啓発とともに御嶽山の魅力の発信を促進する H29~ 県 町 村 4 御嶽山ビジターセンター ( 仮称 ) を設置し 火山防災 安全登山に関する知識の普及啓発 御嶽山の魅力発信等を行う 検討中町 村 5 児童 生徒等に対し 御嶽山に対する理解とともに防災や安全登山に関する教育を推進する 実施中町 村 6