年次業務報告書記載に関する留意点

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1 業務に関する報告書 Q 1 A 1 毎年決算後に提出する 業務報告書 は いつから必要になったのですか また なぜ必要なのですか 建築士事務所の業務実績を明確にするために必要です 平成 17 年におきた構造計算書偽装問題で 問題を起こした元一級建築士がいつどの物件に係わったかが判らなかったことに

第1号様式(第9条第1項関係)

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建築士法施行細則の規定規定によるによる別に定める様式一覧 平成 27 年 6 月 25 日制定 番号名称備考 様式第 1 号二級建築士 ( 木造建築士 ) 免許申請書 ( 第 1 条関係 ) 様式第 2 号建築士免許証写真票 ( 第 1 条 第 5 条 第 6 条関係 ) 様式第 3 号二級建築士

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様式第 1 号 ( 第 6 条関係 ) 御殿場市プロジェクト TOUKAI-0 総合支援事業費補助金交付申請書 年月日 御殿場市長様 郵便番号 住所 ( 所在地 ) 申請者 ( フリガナ ) 氏名 ( 名称並びに代表者の役職及び氏名 ) 印 電話番号 御殿場市プロジェクト TOUKAI-0 総合支援

(古賀市)都市計画関係法による建築などの許可又は承認の申請の手続きに関する要綱

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神戸市 2018/4/1 認定長期優良住宅に対する固定資産税の減額措置 通常の住宅と比べて特に長期にわたり良好な状態で使用できる構造や設備を備えている として市の認定を受けた住宅 ( 認定長期優良住宅 ) について 必要書類を添付して住宅所 在地の各区の市税事務所へ申告すれば 固定資産税が減額されま

許可及び認定申請等

様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

第1号様式(第9条第1項関係)

用地測量 (200 万円未満 ) 用地測量 測量及び補償コンサルタント業務 ( 土地調査 ) 次の事項をすべて満たしていること 宮崎県内に測量法第 55 条に規定する登録を受けた主たる営業所 ( 本店 ) を有していること 宮崎県内に補償コンサルタント登録規程第 2 条第 1 項に規定する土地調査部

許可及び認定申請等

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

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旧 ( 平成 21 年 10 月第 2 版 ) 新 ( 平成 27 年 11 月第 3 版 ) p.5 建築士法施行規則 p.6 建築士法施行規則 下 16 行 ( 重要事項説明 ) 第 22 条の 2 の 2 法第 24 条の 7 第 1 項第六号の国土交通省令で定める事項は 次に掲げるものとする

申請者等の概要 1. 申請者 氏名又は名称のフリガナ 電話番号 2. 代理者 氏名又は名称のフリガナ 電話番号 3. 建築主 氏名又は名称のフリガナ 電話番号 設計者 資格 ( 1 級 ) 建築士 ( 建設大臣 ) 登録 号 氏名 建築士事務所名 ( 1 級 ) 建築

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190418公表質問への回答_xlsx

一級・二級・木造建築事務所登録申請書

2. 申請を受けた者が指定確認検査機関の場合 申請を受けた指 名 称 印 定確認検査機 住 関 指定年月日及び 指定番号 指定をした者 申請受理日 平成 年 月 日 3. 申請を受けた者が登録住宅性能評価機関の場合 申請を受けた登 名 称 印 録住宅性能評価 住 機関 登録年月日及び 登録番号 登録

( 様式 1) 平成年月日 参加表明書 四街道市長佐渡斉様 ( 提出者 ) 住所会社名代表者電話番号 FAX 印 平成年月日付け四街道市公告第号で手続開始の公告のありました下記業務に係るプロポーザルについて 関係資料を添えて参加表明します なお 四街道市庁舎整備基本設計業務プロポーザル実施要領を理解

取得後の経過修繕 改築様式第 11 号 ( 第 62 条関係 ) 不動産り災申告書 ( 宛先 ) 消防署長 年月日 届出者 住 所 氏 名 印 職 業 電話便号 り災年月日年月日 り災物件 の所在地 り災物件と 届出者との関係 占有者 管理者 所有者 建築 取得年月 年 月 建築又は取得金額 1 坪

砥部町木造住宅耐震診断技術者派遣事業実施要綱

1級建築士

資料 1 SAMPLE

向日市木造住宅耐震診断士派遣事業実施要綱

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所得税確定申告セミナー

様式目次

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第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

静岡市の耐震対策事業

「NHK放送センター建替工事」に関する入札公告

Q. 住宅のリフォームと合わせて崩れかけている塀も直そうと考えているが対象となりま すか A. 住宅のリフォームは対象となりますが, 塀などの外構工事は対象外です Q. 昭和 56 年 6 月 1 日以前に建てた住宅で耐震補強工事を行っていないが, 対象となりますか A. 木造住宅耐震診断結果報告書

耐震設計提出書類 札幌市申請 ( 詳細は札幌市に確認のこと ) 協会設計精査確認札幌市完了報告 ( 詳細は札幌市に確認のこと ) 69 木造住宅耐震改修等補助金交付申請書 ( 様式 1) 木造住宅耐震設計事業計画書 ( 協会様式 5) 木造住宅耐震改修工事等完了報告書 ( 様式 9) 住民票 ( 法

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予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

3 事業の必要性 (1) 地域の状況 (2) 利用予定者数 確保策 就労継続支援 B 型の新設については 利用予定者名簿を添付すること 確保策は具体的に記載すること ( 日中活動系サービス 児童発達支援 放課後等デイサービスの場合 ) 4 訓練や作業の具体的な内容 ( 様式任意 ) 多機能型の場合は

昇降機の状況等 ( 第二面 ) 1. 昇降機に係る確認済証交付年月日等 イ. 確認済証交付年月日 昭和 平成年月日第号 ロ. 確認済証交付者 建築主事 指定確認検査機関 ( ) ハ. 検査済証交付年月日 昭和 平成年月日第号 ニ. 検査済証交付者 建築主事 指定確認検査機関 ( ) 2. 検査日等

札幌市総合設計制度許可取扱要綱

委託契約書における各種様式

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

地域交流拠点施設等設計監理業務 公募型プロポーザル様式集 平成 29 年 1 月 三好市

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耐震診断 耐震改修に関する設計に係る業務報酬基準案について寄せられたご意見と国土交通省の考え方 20 名の個人 団体から合計 66 件の意見をいただきました とりまとめの都合上 内容を適宜要約させていただいております 本業務報酬基準案と直接の関係がないため掲載しなかったご意見についても 今後の施策の

平成 30 年度版 階上町安全安心住宅リフォーム促進支援事業 住宅リフォーム補助制度のご案内 ~ 目次 ~ 1. 階上町住宅リフォーム促進支援事業 補助率と補助金上限額 補助対象となる費用 補助金額の算出方法 申請から補助金の支払いまで

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機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 登録年月日及び登録番号登録をした者 氏建築士の場合 一級建築士 二級建築士又は木造建築士の別 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 4. 証明者が宅瑕疵担保責任保険法人の場合 証明を行った宅瑕疵担保責任保険法人 調査を行った建築士又は建

申請者等の概要 1. 申請者 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 2. 代理者 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 3. 建築主 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 4. 設計者 資格 ( ) 建築士 ( ) 登録 号 氏名 建築士事務所名 (

(鉱工業技術研究組合法の一部改正)第五条 鉱工業技術研究組合法(昭和三十六年法律第八十一号)の一部を次のように改正する。

中央区建築物の解体工事の事前周知に関する指導要綱

スライド 1

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地区計画の届出とは

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

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書面による契約締結の義務化について Q&A 書面による契約締結の義務化について質問番号 1 Q. 相互に交付する とありますが 対面により書面を取り交わす必要がありますか A. 必ずしも対面によって書面を取り交わさなくとも 結果として必要な事項が記載されたものが相互に交付されるのであれば構いません


申請者等の概要 ( 第二面 ) 1. 申請者 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 郵便番号 住所 電話番号 2. 代理者 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 建築士事務所名 郵便番号 住所 電話番号 3. 建築主 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 郵便番号 住所 電話番号 4. 設計者 資格

第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 1 要緊急安全確認大規模建築物について平成 25 年 11 月 25 日の耐震改修促進法の改正により 不特定多数の者が利用する建築物及び避難弱者が利用する建築物のうち大規模なもの等が要緊急安全確認大規模建築物として規定され 平成 27 年 1

( 第二面 ) 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏名 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 2. 代理者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 3. 設計者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 4. 備考

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

( 参考 ) 業務報酬基準の概要について ( 告示 15 号の構成 ) 建築士事務所の開設者が業務に関して請求することのできる報酬の基準を示しており 第一 ~ 第三の実費加算方法に関する項と第四の略算方法に関する項で構成されている 実費加算方法 ( 第一 第二 第三 ) 実費加算方法 : 各経費等に

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3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 称印 登録年月日及び登録をした者 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 登録を受けた都道府県 ( 二級建築士又は木造 ) 合格通知日付又は合格証書日付 合格通知番号又は合

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横浜市のマンション 耐震化補助制度について

建築物及びその敷地に関する事項 ( 第二面 ) 1. 地名地番 2. 住居表示 3. 防火地域 防火地域 準防火地域 指定なし 4. その他の区域 地域 地区 街区 5. 道路 イ. 幅員 m ロ. 敷地と接している部分の長さ m 6. 敷地面積 イ. 敷地面積 ( m2 )(1)( ) (2)(

杉並区木造以外の建築物に関する耐震化支援事業実施要綱

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(板橋区) 第31~34号様式

Taro-町耐震改修助成要綱 j

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3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 登録年月日及び 登録番号 登録をした者 氏建築士の場合 一級建築士 二級建築士又は木造建築士の別 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 4. 証明者が宅瑕疵担保責任保険法

住宅借入金等特別控除の入力編

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質問 11 敷地内に現在浄化槽があれば 位置を配置図で教えてください 浄化槽は設置されておりません 質問 12 増改築は昭和のいつ頃おこなわれましたか? 昭和 52 年に増改築されています 質問 13 基本の建物の内部をゲストハウスとして改装すると考えてよろしいでしょうか? 実施要領 4 提案概要

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ただし 総合主任担当技術者と構造主任担当技術者 電気設備主任担当技術者と機械設備主任担当技術者は兼務してよいものとする なお 総合及び構造主任担当技術者のうち主たる業務の主任技術者は 受注した法人に所属する者を配置しなければならない 1) 氏名技術者の氏名を記載する 2) 生年月日技術者の生年月日及

松本市住宅耐震改修等促進事業補助金交付要綱 平成 27 年 3 月 31 日告示第 109 号 平成 29 年 3 月 31 日告示第 84 号 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 地震に対する建築物の安全性の向上を図ることにより 災害に強いまちづくりの推進を図ることを目的に 市内の既存木造住宅につ

事務連絡 平成 27 年 3 月 31 日 各都道府県消防防災主管課 東京消防庁 各指定都市消防本部 御中 消防庁予防課 認知症高齢者グループホーム等の火災対策の充実のための介護保険部 局 消防部局及び建築部局による情報共有 連携体制の構築に関するガイドラインに係る執務資料の送付 認知症高齢者グルー

木造耐震改修等補助申請書 審査チェックシート 茨木市居住政策課 申請日 平成 年 月 日 ( ) 審査担当者 申請者名 建物所有者 申請者 共有名義 住所 連絡先 TEL 建物所在地 茨木市 診断補助 補助済 (H - ) 無 申出の種別 広報 営業 出前 ポスティング まちまる (H - ) のぼ

名古屋市民間木造住宅耐震診断実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 旧基準木造住宅の所有者が耐震診断を実施するにあたり 名古屋市が予算の範囲内において耐震診断員を派遣することにより 住宅の安全に対する意識の啓発及び耐震改修の促進を図ることを目的とする ( 用語の定義 ) 第 2 条この要綱にお

別紙 1 提出書類一覧様式番号 様式 1 様式 2-1 様式 2-2 様式 3 様式 4 様式名 施工体制確認調査報告書積算内訳書内訳明細書工程計画配置予定技術者名簿 次に該当する場合は 様式 4を提出する必要はありません 一般競争入札の場合 ( 開札後に提出のある 配置予定技術者の資格 工事経歴報

(2) 届出内容の確認方法について 建築計画内容を確認するために 委員会でチェックしやすい届出の 様式を作成しておくと便利です チェックしやすい様式としてチェックシートがあります 建築協定で定めている建築物に関する基準の項目を一覧表にし 建築主や代理者が建築計画の内容を記入できるものにしましょう 数

Transcription:

建築士法第 23 条の 6 等の業務に関する報告書 の 記載における留意点 第一面 報告書の表書き 報告者欄 事務所登録番号は 報告時点の登録番号を記載してください 提出された報告書は コンピューターにより 事務所登録番号で整理するので 様式の所定位置に事務所登録番号を必ず記入してください 代表者名を自署した場合は 押印を省略できます 第二面 建築士事務所の業務の実績 記載順序 記載順序は直近のものから順次 当該年度分を記載するものとし 記入例にならって記載してください 記載すべき業務範囲 記載すべき業務範囲は 建築士事務所として依頼を受けた ( 受託の契約をした ) 建築物の 工事監理 及び建築士法第 21 条に定める その他の業務 です 建築物の には 建築主から直接の委託を受けた場合のほか 元請建築士事務所から 下請業務としての一部を行った場合を含みます ( 構造のみ 設備のみを下請けとして受託した場合 業務内容に ( 下請 ) と記入してください ) 工事監理 には 工事監理のみの依頼を受けた場合は 工事監理 と とあわせて依頼を受けた場合は 及び工事監理 と記載してください その他の業務 としては 1 建築工事契約に関する事務 2 建築工事の指導監督 3 建築物に関する調査又は鑑定 ( 耐震や腐食度合い等の診断等 ) 4 建築に関する手続の代理 ( いわゆる代願 ) 等があります これらの その他の業務 については 主要な業務 ( 中高層建築物など大型案件に係る業務等 ) について記載すれば足ります また 工事監理 に付随して行われるこれら その他の業務 は 主たる受託業務である 工事監理 に含めて差し支えありません なお 主たる業務のサービスとして成した業務は記載の必要はありません 建築物に係るコンサルティング のみを行っている場合などは コンサルティング を業務実績として記載してください 年次業務報告は 建築士事務所 PRの場である という認識に立ち 私の事務所は このような業務に実績があります という視点で記載してください 建築物の用途 欄 建築物の用途は 当該建物の建築確認申請に記された ( 記される予定の )

あるいは現に供している 用途 を記載してください 構造及び規模 欄 規模は 階数と延べ面積を記載してください 増築 改築 修繕等の業務の場合は増改築等に係る面積を記載してください 業務内容 欄 の場合 新築にあっては単に と 増築 改築 耐震補強等のにあっては 増築 改築 耐震 等と記載してください と工事監理を合わせて委託を受けた場合は 工事監理 と記載してください 工事監理のみの場合は 工事監理 とだけ記載してください その他の業務としては 工事監督 調査 鑑定 ( 診断 ) コンサルタント 確認代願 定期報告 などと記載してください 期間 欄 期間は 建築主又は元請事務所から委託を受けた契約期間を記載してください 工期延期があった場合は 実際に業務を完了した日を記載してください ( 契約前の協議 調整 提案などの準備行為は工期に含めないでください ) なお 事業年度がまたがるものについても 当該事業年度に業務を行っていれば 記載してください 記載の基本的考え方 工事監理 その他の業務等の委託を受ける場合 複数あるいは複合的な業務形態となる場合も多々あると思いますので そうした場合の記載の考え方は 次のとおりとしてください 契約単位 敷地単位 建築確認単位 建物単位 具体的記載方法 一件の受託契約において複数の建築物の等を行った場合は 次のとおり記載してください < 例 1> 一契約で 一団の土地に複数の建築物を等した場合 1 一団の土地の4 棟からなるマンションの新築 建築物所在地建築物の都道府県名用途 構造及び規模 業務内容 期間 RC 造延 8,500 m2地上 10 階 地下 1 階 工事監理 新潟県 共同住宅 RC 造延 4,200 m2 H19.10.5 地上 6 階 地下 1 階 RC 造延 2,000 m2 H20.9.30 地上 4 階 S 造 ( 駐車場棟 ) 延 1500 m2地上 3 階 一郡のマンションは まとめて記載可 小規模附属建築物は省略可 ( 以下同じ )

2 一団の土地の2 棟からなる工場の改築 + 工事監理建築物所在地建築物の用途構造及び規模業務内容期間都道府県名 S 造 ( 工場棟 ) 延 12,000 m2 2 階改築新潟県工場 木造 ( 事務所棟 ) 及び工事監理 延 280 m2 2 階 一事業所の複数建築物郡は まとめて記載可 < 例 2> 一契約で 複数の土地に複数の建築物を等した場合 1 離れた土地のマンションの新築 + 工事監理 (1か所は2 棟 もう1か 所は1 棟の場合 ) 新潟県 共同住宅 RC 造延 8,500 m2 10 階 RC 造延 4200 m2 6 階 工事監理 H19.10.5 H20.9.30 新潟県 共同住宅 RC 造延 3,000 m2 工事監理 H19.10.5 6 階 H20.9.30 建築物が離れている場合は それぞれ行を変えて記載 一敷地のマンションは まと めて記載可 2 一か所 一団地の建売住宅地等に 木造 2 階建て 8 棟をした場合建築物所在地建築物の用途構造及び規模業務内容期間都道府県名木造 2 階建 100 新潟県戸建住宅 135m2計 8 棟 連続した一団の住宅地 ( 連担した区画など ) での複数の木造 2 階建て ( 在来 2 4 壁工法等 ) は まとめて記載可 3 場所の離れた二か所の建売住宅地に 木造 2 階建てを3 棟と5 棟の及 び代願した場合 木造 2 階建 90110 代願m2計 3 棟 木造 2 階建 100 135 m2計 5 棟 離れた住宅地での複数の木造 2 階建ては 住宅地ごとにそれぞれ行を変えて記載

< 例 3> 場所の離れた二か所の建売住宅地に 木造 2 階建て 木造 3 階建て 鉄骨造 3 階建てを混合で監理した場合 ( 一か所は 木造 2 階 1 棟 木造 3 階 2 棟 鉄骨造 3 階 2 棟 他の一 か所は 木造 2 階 1 棟 木造 3 階 3 棟 鉄骨造 2 階 5 棟 ) 木造 2 階建 100 m2木造 3 階建 120140 m2 2 棟 S 造 3 階 140150 m2 2 棟 木造 2 階建 130 m2木造 3 階建 120140 m2 3 棟 S 造 2 階 140150 m2 5 棟 離れた住宅地での複数の建築物の場合 1 場所ごとで行を変える 2 木造 2 階 木造 3 階 鉄骨は構造ごとにまとめて記載可 < 例 4> 病院の増築と耐震調査を行った場合 ( 増築は鉄骨 3 階建 増築面積 300 m2 調査は本館 RC 造 10,000 m2 ) 新潟県 病院 S 造 3 階 増築増築 300 m2 新潟県 病院 RC 造 6 階建 10,000 m2 ( 耐震コンサル ) 耐震調査 増築の場合は増築に係る面積を 改修の場合は改修面積を記載 業務対象と内容 が異なる場合は 2 行で記載 報告すべき業務実績がない場合 当該事業年度中に 報告すべき業務実績が無い場合は 一行目の 建築物所在地都道府県 欄に 業務実績無し と記載してください なお 業務実績がない場合であっても 報告書第二面の添付を省略することはできません

第三面 所属建築士名簿 記載対象 当該事業年度に所属した全ての建築士名を記載してください 各欄の記載事項 管理建築士が誰か分かるように 管理建築士の方の資格別の下に ( 管理建築士 ) と記載してください 事業年度途中に退職した建築士にあっては 氏名の下に (H20.3.31 退職 ) 等と記載し 事業年度途中に入社した建築士にあっては (H20.4.1 入社 ) と記載してください 平成 20 年 11 月 28 日以降においては 建築士法第 22 条の2 建築士事務所に所属する建築士は (3 年に1 回 ) 講習を受けなければならない として義務付けられた 定期講習 の受講年月日を 該当欄に記載してください 未受講の場合は 未受講 と記載してください 第四面 所属建築士の業務の実績 記載すべき実績の範囲 この様式での報告は 所属する各建築士がどのような建築物の等を行ったかの業務実績を情報公開していただくためのものです したがって 第二面の建築士事務所の業務の実績に記載した業務について どの所属建築士が行ったかが分かるように記載してください 建築確認申請書の 者 欄の 代表となる者 となっている建築物案件だけでなく 当該に関与した その他者 として名を連ねている建築士も この建築士別業務報告の対象となります 記載は 及び工事監理を中心とし その他の業務としての 建築工事の指導監督 建築物に関する調査 鑑定 代願 等の記載は 省略しても差し支えありません 各欄の記載事項 記載方法は 所属建築士ごとに当該事務所におけるものに限って直近のものから順次記載してください 一の建築物について 例えば 意匠をA 建築士 構造をB 建築士 設備をC 建築士が行った場合は ABCそれぞれの建築士の実績として当該建築物について記載し 業務内容 欄に 及び工事監理 ( 構造 ) 等と それぞれの建築士が受け持った分野をかっこ書きしてください なお 者として図面に記名 押印していない場合は 補助 と記載してください 建築物の所在地 から 期間 までの各項目の記入方法は 第二面と同じ要領で記載してください 当該事業年度中に 報告すべき業務実績が無い場合は 所属建築士の氏名のみを記載し 一行目の 建築物所在地都道府県 欄に 業務実績無し と記載してください なお 業務実績がない場合であっても 報告書第四面の添付を省略することはできません

第五面 管理建築士による意見の概要 管理建築士が事務所開設者へ意見を述べた場合は 当該事業年度の直近のものから順次 その意見の概要を記載してください 当該事業年度中に 報告すべき意見がない場合は 管理建築士の氏名のみ記載し 意見の概要 欄に 該当なし と記載してください なお 該当がない場合であっても 報告書第五面の添付を省略することはできません