名古屋税関概況資料 2017 年 4 月名古屋税関
目 次 ( 頁 ) はじめに 1 税関の使命等 税関の3つの使命 2 税関の管轄区域 4 安全 安心な社会の実現 不正薬物の摘発状況 5 知的財産侵害物品輸入差止実績 8 伊勢志摩サミット等を踏まえたテロ対策 9 適正かつ公平な関税等の徴収 税関収入額 10 金地金の摘発実績 11 貿易円滑化の推進 AEO 制度 ( 概要 ) 12 日本のFTA EPA( 各国との進捗状況 ) 13 管内貿易概況 税関別輸出入貿易額 15 港別輸出入貿易額 16 名古屋税関の沿革 19
はじめに 世界との協調 を大切にし 税関の使命を果たします はじめに 関税局 税関は 水際における法執行を通した国民生活の安全 安心の確保 関税 消費税等の適性な賦課及び徴収 税関手続の迅速化などの貿易の円滑化 更には世界貿易の健全な発展に向けた取組みなど 様々な課題に日々取り組んでいます 国民生活の安全 安心の確保につながる水際取締りは 私どもの重要な使命です 覚醒剤 大麻などの不正薬物や銃砲等の社会悪物品 テロ関連物資をはじめとして 知的財産侵害物品 偽造クレジットカード 盗難自動車等の密輸出入に対する水際での取締りをより一層強化しています 同時に 水際における関税 消費税等の適正な賦課及び徴収も私どもの重要な使命です 2015 年度では 国税の約 14% に相当する額 ( 約 8.6 兆円 ) を徴収しており 税関は 国税の徴収機関として 適正かつ公平な課税の実現に努めています さらに 国際物流が高度化 多様化する中で 貿易のセキュリティの確保と円滑化を両立させることも私どもに課せられた使命です このため 我が国は WCO( 世界貿易機構 ) の 基準の枠組み に沿いながら 各国とも協調しつつ民間企業とのパートナーシップを構築して コンプライアンスの優れた事業者を税関が認定し 税関手続の簡素化等のベネフィットを与える AEO(Authorized Economic Operator) 制度の実施に取り組んでいます 今後とも 関税局 税関は 国民の声を踏まえながら 国内外の経済社会情勢の変化に的確に対応するため 国民の関係機関との連携を一層深めつつ 諸外国税関とも協調し 私どもの使命を果たすよう 最大限努力してまいりたいと考えております 1
税関の使命等 ~ 税関の 3 つの使命 ~ 経済活動のグローバル化が急速に進む中 税関は 3 つの使命を果たしています 税関の使命 1 2 3 税関職員は 5 つの行動指針に則って 3 つの使命遂行に取り組んでいます 税関職員の行動指針 誠実に行動し 社会からの信頼と期待に応えます 誇りと使命感を持って 業務に取り組みます 円滑なコミュニケーションを図り チームで前進します 改善意識を高め 日本と世界の変化に機敏に対応します 自ら学び考え プロフェッショナルとして成長します 安全 安心な社会の実現 適正かつ公平に関税等を徴収 貿易円滑化の推進 銃器 不正薬物 知的財産侵害物品等の密輸を阻止するとともに 我が国におけるテロ行為を未然に防止することにより 世界一安全な国 日本 を構築 約 8.6 兆円すなわち国税徴収の約 14% に相当する額を徴収する歳入官庁として 適正かつ公平に関税等を徴収 国際物流におけるセキュリティを確保しつつ 民間企業との協力や IT 化の推進などを通じ 通関手続を一層迅速化 2
税関の使命等 ~ 税関の組織と主な業務 ~ 3 財務省税関総務部監視部業務部調査部 税関の所掌事務の総合調整 会計 行政財産及び物品の管理 職員の任用 服務 人事及び給与 職員の福利厚生 広報 広聴 船舶 航空機の取締り 旅客 乗組員の携帯品等の取締り 検査及び徴税 輸出入貨物の検査 保税地域等の許可又は承認及び取締り 輸出入貨物に係る審査 許可及び承認 輸入貨物に係る関税等の税率の適用 確定及び徴収 輸出入貨物の分析 鑑定 国際郵便物の検査及び徴税 通関業の許可 通関業者の監督及び通関士試験 輸出入された貨物の調査 犯則事件の調査及び処分 情報の管理及び分析 外国貿易統計の作成税関支署主な開港 税関空港等において税関事務を行う税関出張所税関本関の管轄区域内の業務需要が比較的密集している地域に設置し 周辺の業務を分担税関監視署税関本関の管轄区域内の不開港における船舶の入港 貨物の授受 積卸等の監視取締りを行う税関支署出張所支署の管轄区域内の業務需要が比較的密集している地域に設置し 周辺の業務を分担税関支署監視署支署の管轄区域内の不開港における船舶の入港 貨物の授受 積卸等の監視取締りを行う関税局関税中央分析所税関研修所
税関の使命等 ~ 税関の管轄区域 ~ 税関の管轄区域及び定員 名古屋税関管轄区域 全国に 9 税関 その定員は 9,041 名 (2016 年度 ) 職員数 : 約 900 名 貨物の輸出入通関や船舶 航空機の取締りの拠点として外国との貿易を行うための港 ( 開港 ) や空港 ( 税関空港 ) さらには 内陸部の流通拠点等に設置 函館税関 名古屋港 稲永 本関 長野 N 門司税関 神戸税関 大阪税関 東京税関 横浜税関 西部四日市四日市港津港 南部岐阜名古屋港中部外郵衣浦蒲郡豊橋中部空港 浜松 諏訪静岡空港 清水焼津 田子の浦興津田子の浦港沼津 清水港下田 御前崎港 長崎税関 名古屋税関 沖縄地区税関 尾鷲 津 三河港衣浦港 御前崎 : 開港 : 税関空港税関出張所税関支署支署出張所支署監視署政令派出事務所 4
安全 安心な社会の実現 ~ 不正薬物の摘発状況 ~ 社会悪物品の摘発実績 (2016 年 ) 年別 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 種類全国名古屋全国名古屋全国名古屋全国名古屋全国名古屋 前年比 (%) ( 名古屋 ) 覚醒剤の国内押収量全体に占める密輸押収量の割合 (2010 年 ~2014 年累計 ) 0.2% 覚醒剤大麻あへん麻薬向精神薬 件 141 10 154 6 174 11 83 6 104 2 33% kg 482 11 859 10 549 15 422 12 1,501 3 25% 件 82 9 66 8 99 4 122 2 118 3 150% kg 132 10 13 0 74 0 34 0 9 0 30% 件 - - 1 - - - - - - - - kg - - 0 - - - - - - - - 件 46 3 128 6 91 1 213 9 182 8 89% kg 11 0 135 3 6 0 26 0 121 0 112% 千錠 4 0 17 0 2-1 0 1 0 600% 件 39 5 33 6 26 1 16 2 11 - 全減 kg - - 0 - - - 0-0 - - 千錠 12 2 10 1 9 1 7 0 2 - 全減 密輸押収量分 2,545 k g 99.8% ( 注 1) 密輸押収量には 税関が摘発した密輸事件に係る押収量の他 警察等他機関が摘発した事件で税関が当該事件に関与したものに係る押収量を含む ( 注 2) 警察庁 財務省 厚生労働省 海上保安庁 ( 内閣府集計 ) 調べ 密輸仕出別覚醒剤の押収量 全国(2015 年 ) 全国(2016 年 ) (kg) (kg) 0 100 200 300 0 500 1000 指定薬物 件 1,462 77 477 15 19% kg - - - - - - 40 2 19 3 153% メキシコ 225 中国 1,049 件 308 27 382 26 390 17 1,896 96 892 28 29% 中国 104 メキシコ 260 合計 kg 626 21 1,007 13 630 16 519 14 1,649 6 42% 千錠 16 2 27 1 11 1 8 0 3 0 9% 台湾 45 台湾 104 全国 覚醒剤の押収量が約 1,501kg と大幅に増加し 過去最高を記録 指定薬物の摘発件数は大幅に減少したが 477 件と引き続き高水準 5
安全 安心な社会の実現 ~ 社会悪物品の摘発事例 ( 全国 )~ 洋上取引による摘発事例 事例 1 2016 年 5 月 沖縄地区税関は 関係機関と共同で 那覇港において外航ヨットに対する許可状に基づく捜索において 船底部等に隠匿されていた 覚醒剤約 600kg を発見 摘発した 事例 2 2016 年 2 月 門司税関等 6 税関は 関係機関と共同で 東シナ海の海上において船籍不詳の船舶から受け取り 徳之島の漁港に陸揚げされた 覚醒剤 を発見 摘発した 約 100kg 覚醒剤の一度の摘発量としては過去最高量 出所 関税 外国為替等審議会資料 (28.10.7) 等 6
安全 安心な社会の実現 ~ 社会悪物品の摘発事例 ( 名古屋 ) ~ 航空機旅客による摘発事例 ( 中部空港税関支署 ) 事例 1 2015 年 6 月 中華人民共和国香港特別行政区から中部国際空港に到着した日本人男性を厳重検査した結果 スピーカー 32 個に小分けにして隠匿した覚醒剤約 4,374g を摘発 隠匿された覚醒剤 事例 2 2016 年 5 月 メキシコ合衆国からドイツ連邦共和国経由で中部国際空港に到着したメキシコ人男性を厳重検査した結果 スーツケース内に隠匿した覚醒剤約 2,875g を摘発 隠匿された覚醒剤 隠匿された覚醒剤 覚醒剤を隠匿していたスヒ ーカ - スヒ ーカーの解体状況 スーツケースの解体状況 処理結果 2015 年 7 月 15 日告発 処理結果 2016 年 5 月 24 日告発 7
安全 安心な社会の実現 ~ 知的財産侵害物品輸入差止実績 ~ 知的財産侵害物品の差止状況 全国 名古屋 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 全国比 件数 28,135 32,060 29,274 26,034 点数 628,187 895,792 689,621 622,665 件数 2,474 4,530 3,865 2,845 10.9% 点数 57,261 125,999 65,156 53,757 8.6% 仕出国別差止実績構成比 ( 件数ベース : 名古屋管内 ) 中国 フィリピン 韓国 香港 その他 2014 94.2 1.5 0.9 2.2 1.2 2015 91.5 2.7 2.3 2.1 1.4 2016 90.8 2.8 2.5 2.4 1.5 隠匿事例 平成 28 年 8 月 中部外郵出張所の輸入検査により アップルインコーポレイテッドの商標権を侵害する電源アダプタ 100 点を摘発 電源アダプタ外装全景 75 80 85 90 95 100 中国来貨物の差止件数の構成比は 引き続き 9 割以上 知的財産別差止実績構成比 (2016 年 )( 点数ベース : 名古屋管内 ) 著作権意匠権 3.5 7.5 特許権 15.7 品目別差止実績構成比 (2016 年 )( 点数ベース : 名古屋管内 ) その他 35.1% コンヒ ュータ製品 17.3% 自動車及び付属品 13.0% 隠匿された商標を発見!! 商標権 73.2 商標権侵害物品が最多 バック類 5.4% 衣類 5.6% 医薬品 6.0% コンヒ ュータ製品が最多 携帯電話及び付属品 10.6% 衣類付属品 7.0% シールをはがすと アップル社の商標権を侵害する物品を告発した事例 8
安全 安心な社会の実現 ~ 伊勢志摩サミット等を踏まえたテロ対策 ~ 1. 伊勢志摩サミットでの取組み伊勢志摩サミットにおいて 名古屋税関では 財務省関税局指示の下 各税関 関係機関の皆様と連携し 国際テロリスト等によるテロ行為等を未然に防止するとともに 会議等の円滑な実施に資するため 以下の取組みを実施し 万全の態勢で臨みました 伊勢志摩地区 ( 中部国際空港 名古屋港等 ) 及び大規模空港に集中的に人員 検査機器を投入 ( 関係閣僚会合の開催地においても 人員 検査機器を集中投入 ) 乗客予約記録 (PNR) 等の活用による要注意旅客 貨物の選定旅客の携帯品 海上 航空貨物 国際郵便物等の審査 検査の強化テロ対策合同訓練等による関係機関 ( 関係団体) 等との連携強化 PNR(Passenger Name Record) とは 航空会社が保有する旅客の予約記録 エックス線検査装置 不正薬物 爆発物探知装置 (TDS) 車載式 TDS 携帯型ラマン分光計放射線検知装置 ( 表 : 税関に配備されている検査機器の例 ) 2. 税関を取り巻く環境ベルギーの爆破テロ事件 バングラデシュにおける邦人殺害テロ事件が発生するなど厳しいテロ情勢の下 平成 31 年 (2019 年 ) のラグビーワールドカップ 平成 32 年 (2020 年 ) の東京オリンピック パラリンピック競技大会に向け 税関に対して水際でのテロ対策強化が強く求められています 9
適正かつ公平な関税等の賦課徴収 ~ 税関収入額の状況等 ~ 国税収入額 国税収入約 60 兆円 約 8.6 兆円 国税収入に対する税関収入額の割合 ( 全国 ) 20.0 (%) 15.4 14.3 15.0 11.9 12.5 12.3 12.7 10.0 10.7 11.1 11.4 10.0 100 80 (2015 年度 ) 税関収入額の内訳 ( 全国 ) ( 千億円 ) 5.0 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 ( 億円 ) 350 300 その他内国消費税 250 事後調査による追徴税額 ( 全国 ) ( 年度 ) 60 消費税及び地方消費税 200 40 20 0 2011 2012 2013 2014 2015 とん税及び特別とん税関税 ( 年度 ) 150 100 50 0 299 156 84 118 146 2011 2012 2013 2014 2015 ( 事務年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 全国税関の収入額は約 8.6 兆円 国税収入の約 14% を徴収する重要な歳入官庁 10
適正かつ公平な関税等の賦課徴収 ~ 金地金の摘発実績 ( 全国 )~ 金地金密輸事件の処分件数と脱税額の推移 事務年度ベース (7 月 ~ 翌年 6 月 ) ( 脱税額 : 万円 ) ( 処分件数 : 件 ) 80,000 400 脱税額 処分件数 60,000 300 密輸仕出地 マレーシア台湾 9 件 16 件 その他 19 件 (2015 年 ) 40,000 20,000 200 100 シンガポール 27 件 294 件 香港 135 件 0 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 脱税額 1,842 2,656 3,089 23,679 60,668 処分件数 17 7 8 177 294 0 韓国 88 件 隠匿 偽装事例 体内に隠匿した事例 ネックレスに偽装した事例 隠匿手口別処分件数 隠匿手口の併用 7 件 旅行鞄を工作して隠匿 16 件 体内隠匿 4 件 (2015 年 ) 航空機内に隠匿 1 件 土産品等に隠匿 83 件 287 件 体に巻きつける等して隠匿 176 件 金地金の密輸事件は 処分件数が 294 件 ( 前年度比 1.7 倍 ) 脱税額が約 6.1 億円 ( 前年度比 2.6 倍 ) といずれも過去最高 航空機旅客による密輸が 287 件 ( 約 98%) と大半を占めた 11
貿易円滑化の推進 ~AEO 制度 ( 概要 )~ 米国で発生した同時多発テロ以降 各国にて国際物流におけるセキュリティ対策の強化 背景 国際競争力向上等のため税関手続簡素化等の物流円滑化の推進 AEO 制度とは 国際標準に則ったAEO 制度を導入 (2006 年 3 月 ) 財務省 税関と民間事業者とのパートナーシップの構築 国際物流の一層の円滑化とセキュリティ確保の両立 我が国の国際競争力を強化 ( その後 対象事業者 メリットを順次拡大 ) 1.AEO 制度へ参加する事業者は 自社が関与する物流において 1 税関手続等に関する法令を遵守すること ( コンプライアンス遵守 ) 2 取扱貨物の安全を確保していること ( セキュリティ管理 ) を税関と共にあらかじめ確認 ( 1) 1 AEO 制度が求める具体的要件例 貨物 輸送 敷地等のセキュリティ確保 内部監査 委託先管理 税関との連絡体制 社内連絡体制 教育 訓練体制の整備 AEO 事業者が取り扱う貨物には 盗難 すり替え 差し込み がされない体制整備が必要 2. 税関は AEO 事業者に対して 適正な税関手続と貨物管理を行う者として 簡素化 迅速化した税関手続を提供 ( 2) 税関 税関 パートナーシップ AEO 制度の対象となる事業者 ( 名古屋 104 者 / 全国 609 者 ) 輸入者 91 者 (18 者 ) 輸出者 240 者 (47 者 ) 倉庫業者 127 者 (17 者 ) 通関業者 144 者 (22 者 ) 通関業者 運送者 7 者 (-) 製造者 - (-) (2017 年 4 月 1 日現在 ) 2 AEO 事業者に対する緩和措置例 輸入手続 : 貨物の国内到着前に輸入許可を受けることが可能 輸出手続 : 貨物が自社倉庫等にある状態で輸出許可を受けることが可能 保税運送手続 : 運送ごとの保税運送承認が不要 新たな保税蔵置場等を設置する場合 税関の許可が不要 ( 税関への届出のみ ) 税関に届け出た倉庫等における保税地域許可手数料が免除 通関業者は 特定の税関官署の管轄区域内に蔵置されている貨物について 予め選択した税関官署に輸出入申告を行うことが可能 製造者 輸出入者 運送者 保税地域 倉庫業者 12
貿易円滑化の推進 ~ 日本の FTA EPA( 各国との進捗状況 )~ (2017 年 1 月時点 ) 韓国 ( 注 1) GCC( 注 1) カナダ ( 注 1) ASEAN( 注 2) ( 投資 サービス ) コロンビア日中韓 EU RCEP( 注 3) トルコ 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 12 月 発効又は署名済み EPA シンガポール メキシコ マレーシア チリ タイ インドネシア ブルネイ ASEAN( 物品貿易 ) 2008 年 12 月発効 インドネシアは未発効 9 月 5 月 4 月 9 月 3 月 11 月 11 月 10 10 月 2002 年 11 月発効 (2007 年 9 月改定 ) フィリピン 2005 年 4 月発効 (2012 年 4 月改定 ) スイス 2006 年 7 月発効 2007 年 9 月発効 2007 年 11 月発効 2008 年 7 月発効 2008 年 7 月発効 11 月 12 月 ベトナム インド ペルー 豪州 モンゴル 11 月 TPP( 注 4) 33 月 44 月 55 月 12 12 月 2008 年 12 月発効 2009 年 9 月発効 2009 年 10 月発効 2011 年 8 月発効 2012 年 3 月発効 2015 年 1 月発効 2016 年 6 月発効 2016 年 2 月署名 ( 未発効 ) : 共同研究等 : 交渉 : 交渉延期中又は中断中 ( 注 1) 日韓 EPA GCC ( ) 日カナダ経済連携協定 : 交渉延期中又は中断中 GCC( 湾岸協力理事会 ) : アラブ首長国連邦 オマーン カタール クウェート サウジアラビア バーレーン ( 計 6か国 ) ( 注 2)ASEAN との日 ASEAN 包括経済連携協定は 物品貿易については署名 発効済 ( インドネシアとの間では未発効 ) であるが 投資 サービスについては 2010 年から交渉中 ( 注 3)RCEP( 東アジア地域包括的経済連携 ) : ASEAN 加盟国 ( インドネシア カンボジア シンガポール タイ フィリピン ブルネイ ベトナム マレーシア ミャンマー ラオス ) 日本 中国 韓国 豪州 ニュージーランド インド ( 計 16か国 ) ( 注 4)TPP( 環太平洋パートナーシップ ) : シンガポール ニュージーランド チリ ブルネイ 米国 豪州 ペルー ベトナム マレーシア カナダ メキシコ 日本 ( 計 12か国 ) これら EPA 発効国 地域との貿易については EPA 税率の適用が可能 日本は 16 の国 地域と E P A を発効又は署名済である 13
貿易円滑化の推進 ~EPA セミナーの実施 ~ 民間事業者 特に中小製造者及び金融機関の方に対して EPA に関する知識普及を目的としたセミナーを 東海財務局や名古屋国税局 各地の商工会議所等と連携した上で 管内各地で開催 (2015 事務年度は 計 18 回 ) 2015 事務年度の実績 (2015 年 7 月 1 日 ~2016 年 6 月 30 日 ) 開催回数 会場例 参加者数 ( 延べ ) 主な主催者等 浜松地区 1 回 グランドホテル浜松 253 人 [ 主催 ] 浜松商工会議所 [ 共催 ] 浜松市 JETRO 浜松 三重地区 1 回 東海財務局津財務事務所 14 人 [ 主催 ] 東海財務局津財務事務所 岐阜地区 1 回 岐阜県水産会館 94 人 [ 主催 ] 岐阜県 [ 共催 ] 経済産業省 長野地区 2 回 ホテル国際 21 138 人 [ 主催 ]JETRO 長野 三河地区 5 回 ホテルアークリッシュ豊橋 203 人 [ 主催 ] 東三河懇話会 ( 公社 ) 東三河地域研究センター 名古屋地区 6 回 ウィンクあいち 346 人 [ 主催 ] 中部食品輸出研究協議会 [ 支援 ] 中小機構中部本部 静岡地区 2 回 伊東商工会議所 71 人 [ 主催 ] 伊東商工会議所 2016 事務年度の実績 (2016 年 7 月 1 日 ~2017 年 6 月 30 日 ) (2017 年 4 月 1 日現在 ) 開 催 日 会場 参加者数 主催者等 三河地区 2016 年 7 月 13 日 西三河総合庁舎 68 人 [ 主催 ] 東海農政局 [ 協力 ]JETRO 名古屋 他 三重地区 2016 年 7 月 19 日 勤労者福祉会館 114 人 [ 主催 ] 東海農政局 [ 協力 ]JETRO 三重 他 岐阜地区 2016 年 7 月 20 日 ハートフルスクエアー G 64 人 [ 主催 ] 東海農政局 [ 協力 ]JETRO 岐阜 他 名古屋地区 2016 年 10 月 24 日 熱田神宮会館 106 人 [ 主催 ] 名古屋国税局調査部所管法人会 ( 中川法人会 ) 三河地区 2016 年 11 月 7 日 岡崎ニューグランドホテル 61 人 [ 主催 ] 名古屋国税局調査部所管法人会 ( 岡崎法人会 ) 岐阜地区 2016 年 11 月 15 日 ホテルリソル岐阜 88 人 [ 主催 ] 名古屋国税局調査部所管法人会 ( 岐阜県法人会連合会 ) 静岡地区 2016 年 11 月 17 日 静岡商工会議所 190 人 [ 主催 ] 名古屋国税局調査部所管法人会 ( 静岡県法人会連合会 ) 三重地区 2016 年 11 月 24 日 津センターパレスホール 51 人 [ 主催 ] 名古屋国税局調査部所管法人会 ( 三重県法人会連合会 ) 岐阜地区 2016 年 11 月 28 日 じゅうろくプラザ 49 人 [ 主催 ] 岐阜県 14
( 兆円 ) 輸出 輸入管内貿易概況 ~ 税関別輸出入貿易額 ~ 税関別輸出入貿易額 (2016 年 ) 輸出 輸入差引額推移 ( 兆円 ) 0 5 10 15 20 25 名古屋 16.9 東京 15.4 横浜 10.6 大阪 9.6 神戸 9.5 門司 6.8 函館 0.6 長崎 0.5 沖縄地区 0.0 10 5 0 6.1 名古屋 7.2 6.9 全国 4.0 8.3 8.6 東京 横浜 10.9 23.2 大阪 9.9 名古屋 8.3 神戸 7.0 門司 4.3 函館 1.2 長崎 1.1 沖縄地区 0.2 0 5 10 15 20 25 ( 兆円 ) 5 10 15 2.8 6.9 11.5 12.8 2012 2013 2014 2015 2016 輸出貿易額から輸入貿易額を差し引いた差引額は 税関別全国第 1 位 出所 財務省貿易統計 15
輸出 輸入管内貿易概況 ~ 港別輸出入貿易額 (2016 年 )~ 四日市港 1.9 兆円 7.6% 清水港 2.6 兆円 10.4% 三河港 3.0 兆円 12.0% 中部空港 1.8 兆円 7.0% その他 0.6 兆円 2.4% 名古屋税関 25 兆 1,541 億円 上段 : 輸出入額 ( 兆円 ) 下段 : 構成比 名古屋港 15.2 兆円 60.5% 全国港別貿易額順位表 ( 単位 : 億円 ) 順位 港 空港名 貿易額 ( 億円 ) 前年比 全国比 1 名古屋港 (1) 107,455 93.7 % 15.3 % 2 成田空港 (2) 90,349 101.4 % 12.9 % 3 横浜港 (3) 68,847 91.4 % 9.8 % 4 東京港 (4) 58,204 93.2 % 8.3 % 5 神戸港 (5) 51,101 92.1 % 7.3 % 8 三河港 (8) 23,881 88.5 % 3.4 % 9 清水港 (9) 17,476 96.5 % 2.5 % 15 中部空港 (14) 8,527 83.0 % 1.2 % 16 四日市港 (16) 7,959 86.2 % 1.1 % 順位 港 空港名 貿易額 ( 億円 ) 前年比 全国比 1 成田空港 (1) 113,131 89.7 % 17.1% 2 東京港 (2) 105,873 93.1 % 16.0% 3 名古屋港 (3) 44,804 83.0 % 6.8% 4 大阪港 (4) 43,412 86.8 % 6.6% 5 横浜港 (5) 37,999 82.2 % 5.8% 11 四日市港 (10) 11,273 67.8 % 1.7% 14 中部空港 (15) 9,071 82.7 % 1.4% ( ) 内は 2015 年の順位 16 清水港 (18) 8,612 89.8 % 1.3% 21 三河港 (23) 6,409 100.6 % 1.0% 名古屋港の輸出入貿易額は 管内全体の約 6 割 同港の輸出貿易額は 全国第 1 位 四捨五入をしているため 構成比の合計値が 100% にならないことがあります 出所 財務省貿易統計 16
管内貿易概況 ~ 概況品別輸出入貿易額構成比 (2016 年 )~ 概況品別輸出貿易額構成比 全国 機械類及び輸送用機器 61.8% 11.2% 10.2% 16.9% 700,358 億円 16.2% 4.9% 3.5% 名古屋税関 機械類及び輸送用機器 80.2% 7.6% 5.4% 6.8% 168,776 億円 31.3% 13.0% 4.3% 自動車自動車の部分品原動機原料別製品化学製品その他 概況品別輸入貿易額構成比 全国 660,420 億円 機械類及び輸送用機器 30.7% 鉱物性燃料 18.3% 9.2% 13.6% 28.3% 名古屋税関 82,765 億円 機械類及び輸送用機器 34.4% 鉱物性燃料 19.6% 13.1% 11.0% 21.9% 原料別製品雑製品その他 貿易統計の概況品コード 1 桁により算出 管内輸出貿易額の約 8 割は 機械類及び輸送用機器 ( 自動車及び自動車の部分品等 ) 四捨五入をしているため 構成比の合計値が 100% にならないことがあります 出所 財務省貿易統計 17
管内貿易概況 ~ 主要輸出品目の港別輸出貿易額構成比 (2016 年 )~ 輸出貿易額に係る名古屋税関のシェア 苅田港 東京港 広島港 その他の名古屋管内 173 3% その他 広島港 8,709 8% 横浜港 9,175 8% 450 8% 578 10% 25,588 23% その他 412 7% 自動車 全国 113,329 億円 横浜港 17,019 15% 512 9% 全国 5,529 億円 衣浦港 782 14% 2,622 47% 古屋税関管名古屋64 税%関管内その他名古屋管内名 自動車の部分品 1,143 3% 内 28,576 3,402 25% 46 %東京港 10% 全国 18,000 34,617 億円 52% 三河港 横浜港 3,574 10% 22,714 20% 1,329 清水港その他 4% 2,645 1,547 名古屋管内 8% その他名古屋管内 1% ( ) 概況品コード 70503: 自動車 の集計値 ( ) 概況品コード 70505: 自動車の部分品 の集計値 航空機類 金属加工機械 名古屋港 ( ) 概況品コード 70511: 航空機類 の集計値 神戸港 東京港 神戸港 モノづくり基幹産業の名古屋税関管内のシェアは高い 大阪港 その他 274 3% 680 7% その他 1,027 11% 4,525 13% 1,378 14% 全国 9,768 億円 横浜港 2,093 21% 名古屋港 名古屋港 3,909 40% 上段 : 貿易額 ( 億円 ) 下段 : 構成比 (%) 408 4% ( ) 概況品コード 70107: 金属加工機械 の集計値 四捨五入をしているため 構成比の合計値が100% にならないことがあります 出所 財務省貿易統計 名古屋税関管内64 %名古屋44 税%名古屋港関管内18
名古屋税関の沿革 名古屋港における税関の歴史は 明治 40 年 11 月に当時の熱田港が名古屋港と改称されるとともに開港となり 同時に大阪税関名古屋税関支署が設置されたのが始まりである 以降 昭和 12 年 10 月 これまで大阪税関の管轄であった愛知県 三重県 岐阜県の 3 県と横浜税関の管轄であった静岡県 長野県の 2 県 計 5 県を管轄する名古屋税関として独立した 明治時代の清水税関支署 明治 22 年 11 月明治 30 年 7 月明治 32 年 8 月明治 40 年 11 月昭和 12 年 10 月昭和 28 年 9 月昭和 37 年 4 月昭和 40 年 3 月昭和 41 年 4 月昭和 42 年 7 月昭和 46 年 4 月昭和 47 年 7 月昭和 63 年 7 月平成 8 年 11 月平成 17 年 2 月平成 21 年 6 月 四日市大阪税関出張所を設置清水横浜税関支署を設置大阪税関武豊税関支署を設置大阪税関名古屋税関支署を設置名古屋税関独立名古屋外郵出張所を設置稲永出張所を設置名古屋税関庁舎 ( 名古屋港湾合同庁舎 ) 竣工名古屋空港出張所等を設置南部出張所を設置金城埠頭出張所等を設置西部出張所等を設置諏訪出張所及び長野地区政令派出事務所を設置中出張所岐阜政令派出所を設置中部空港税関支署を設置金城埠頭出張所を廃止 大正 3 年建築の武豊税関支署 大正初期の四日市税関支署 昭和 23 年建築の四日市税関支署庁舎 平成 21 年 7 月 平成 25 年 6 月 清水税関支署静岡空港出張所を設置 中出張所を廃止 昭和 23 年建築の清水税関支署庁舎 写真出所 名古屋税関五十年史 19
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