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届出義務者の変更 何が変更になるの? 特定粉じん排出等作業 (*) の実施の届出義務者が 工事の施工者から工事の発注者又は自主施工者に変更になります * 吹付け石綿等が使用されている建築物等の解体 改造 補修作業注 ) 労働安全衛生法及び石綿障害予防規則に基づく届出義務者は変更になりません 解体等工

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Microsoft Word - <局長レク後>都道府県・政令市宛て(総括指摘部分修正)

レベル 1 2 石綿届出対象 記入例 レ労働安全衛生法第 88 条第 3 項 労働安全衛生規則第 90 条第 5 号の2 の規定による計画の届出 石綿障害予防規則第 5 条第 1 項の規定による作業の届出 レ大気汚染防止法第 18 条の15 第 1 項の規定による作業実施の届出を行っております 石綿

1 大阪府の石綿対策の制度 1-1 建築物等の解体等工事に係る法 条例の主な規制内容 建築物の解体等工事 吹付け石綿 断熱材 保温材 被覆材 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 以上 ) 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 未満 ) 石綿無 着手前 着手中 事前調査条例条例条例条例

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037553_アスベスト調査の手引き2019.indd

建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

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平成19年  月  日

一定規模以上の土地の形質変更時の手続きについて 改正土壌汚染対策法が平成 22 年 4 月 1 日から施行されたことにより 平成 22 年 5 月 1 日以降に 3,000 m2以上の面積の土地の形質変更をしようとする者は 工事に着手する日の 30 日前までに 法に基づき届出を行うことが義務付けられ

Microsoft Word - 【施行②】第50条解釈適用指針Rev4.doc

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

2 低入札対策の拡充

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特定個人情報の取扱いの対応について

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

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【確定版】石綿含有仕上塗

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

フロン回収・破壊法の改正内容等について

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

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別表 1 建築物の構造 建築物の状況 周辺状況 建築物に係る解体工事 木造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 コンクリートブロック造 築年数年 棟数棟 周辺にある施設 住宅 商業施設 学校 病院 作業場所 作業場所 十分 不十分 搬出経路 障害物 有 無 前面道路の幅員 約 m 建

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財営第   号

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

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2 上記 1と同等以上の精度を有する分析方法として以下に掲げる方法 (1) 廃止前の平成 8 年 3 月 29 日付け基発第 188 号 建築物の耐火等吹付け材の石綿含有率の判定方法について の別紙の第 3の3の 位相差顕微鏡を使用した分散染色法による分散色の確認 による定性分析の方法 ( 以下 分

特定個人情報の取扱いの対応について

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

特定個人情報の取扱いに関する管理規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 特定個人情報の漏えい 滅失及び毀損の防止その他の適切な管理のための措置を講ずるに当たり遵守すべき行為及び判断等の基準その他必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条 この規定における用語の意義は 江戸川区個人情報保

改修の記録 資産除去債務の計上のための石綿使用有無の調査結果などの過去に実施した石綿に係る調査の結果が適切に提供される必要がある なお 特定建築材料における石綿の含有の考え方については 平成 18 年 9 月 5 日付け環水大大発第 号において 建築材料の製造若しくは現場施工にお

本試験は 本来は実際の建築物を使用して調査票の作成を行う試験であるが 実際の建築物を確保できない場合のみ 仮想の建築物と写真を使用して行っている 実際の建築物を使用するため 本来は 資料公開できない試験であるが 仮想の建築物と写真を使用する場合には 状況設定及び写真等の一部資料のみを公開する - 1

Microsoft Word - 茨城県建設リサイクル法届出の書き方について

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

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工事の定義 1. 工事 建設業法等に定義なし 建設業法における用例 : この法律において 建設工事 とは 土木建築に関する工事で別表第一の上欄に掲げるものをいう ( 建設業法第 2 条第 1 項 ) 出典 意味 広辞苑 明鏡国語辞典 デジタル大辞泉 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 )

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

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Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

第 8 条を削り, 第 9 条を第 8 条とし, 第 10 条から第 12 条までを 1 条ずつ繰り上げる 別記第 1 号様式を次のように改める

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れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

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個人情報の保護に関する規程(案)

(6) 集団回収第 57 条の2 第 3 項に規定するリサイクル推進団体による再利用を目的として集団回収対象物 ( 再利用が可能な家庭廃棄物のうち 規則で定める廃棄物をいう 以下同じ ) を回収する活動をいう ( 処理 ) 第 19 条 2 3 前 2 項に規定する一般廃棄物の処理の基準は 規則で定

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第4回 東日本大震災アスベスト対策合同会議

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

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札幌市特定粉じん排出等作業 における飛散防止対策 マニュアルの改訂について 札幌市環境局環境都市推進部環境対策課 平成 30 年 (2018 年 )7 月 4 日 5 日 1

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

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【道路台帳整備の対象となる指定道路】

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

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社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

有資格者一覧表 ( 全 107 種類 ) 資格名称技術 ( 専門 ) 部門二次試験の選択科目資格名称技術 ( 専門 ) 部門二次試験の選択科目 測量士 河川砂防及び海岸 海洋 測量士補 港湾及び空港 1 級建築士 電力土木 2 級建築士 道路 構造設計 1 級建築士 鉄道 設備設計 1 級建築士 上

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合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

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の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

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学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

( 評定の修正 ) 第 6 条評定者は 前条の規定により評定の結果を通知した後においてかしが判明したこと等により 当該評定を修正する必要が生じたときは 速やかにこれを修正し 知事等に提出するものとする 2 前条第 2 項の規程は前項の場合において準用する ( 説明の請求 ) 第 7 条前 2 条の規

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個人情報保護規程例 本文

劇場演出空間技術協会 個人情報保護規程

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1.1 阪神 淡路大震災環境省は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 1 月 17 日発生 ) の際に兵庫県及び神戸市の協力を得て 大気中の石綿濃度のモニタリング調査を実施した 当時の被災地における一般環境大気中 (17 地点 ) の石綿濃度の調査結果を表 R2.1 に 解体工事現場の敷地境界付近に

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及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

表 種類別のばい煙発生施設設数及び割合 図 種類類別のばい煙発発生の割合 () 揮発性性有機化合物 (VOC) 排出施設 VOC 排出の推移を表 3 及び図 3 に示す 平成 7 年度末の VOC 排出施は 3,435 施設 (1,09 工場 事事業場 ) であり 平成 6 年度末より 48 施設減

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

大気汚染防止法における 第 2 章 石綿飛散防止対策の解説 2.1 目的 法 ( 目的 ) 第 1 条この法律は, 工場及び事業場における事業活動並びに建築物等の解体等に伴うばい煙, 揮発性有機化合物及び粉じんの排出等を規制し, 有害大気汚染物質対策の実施を推進し, 並びに自動車排出ガスに係る許容限

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特


長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

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資料 5 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 論点 3 CM 賠償責任保険制度のあり方 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 建築事業をベースに CMR の各段階に応じた業務内容 目的ならびに善管注意義務のポイントを整理 CM 契約における債務不履行責任において 善管注

別添 1 日付 ( 鉄道事業者 ) 殿 労働局労働基準部 課長 鉄道車両等における石綿含有製品等の把握の徹底について ( 要請 ) 日頃は労働安全衛生行政に御協力いただき誠にありがとうございます さて 石綿をその重量の0.1% を超えて含有するすべての製品等は製造 輸入 譲渡 提供又は使用が禁止され

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26 事第 326 号 平成 26 年 8 月 14 日 関係各位様 事業推進課長 大気汚染防止法の改正に伴う解体等工事に関する事務手続の取扱いについ て ( 通知 ) 平成 26 年 5 月 29 日付け環水大大第 1405294 号 大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行等について において 大気汚染防止法 ( 昭和 43 年法律第 97 号 ) が改正され 解体等工事に関する手続きが変更されました これに伴い 岡崎市発注工事における事務手続の取扱いについて別紙のとおり定めましたので 関係各位におかれましては遺漏のないように対応してください 一連の資料は 以下のURLにて入手できますのでご活用下さい http:// http://www.city.okazaki.aichi.jp/1400/1401/p001134.html 担当 : 事業推進課総務調整班津田 6634

大気汚染防止法の改正について 1 主な改正点 ⑴ 特定粉じん排出等作業の実施の届出義務者の変更届出の義務者が特定工事の施工者から発注者又は自主施工者に変更 ⑵ 解体等工事の事前調査義務等の追加解体等工事の受注者等の責務ア当該工事が特定工事に該当するか否かの調査を実施イ調査結果を発注者に書面で説明ウ特定工事に該当する場合は届出事項を発注者に書面で説明エ調査結果を解体等工事の場所に掲示 上記ア及びイ並びにエは届出対象の有無に関わらず 建築物解体工事 道路補修工事 上下水道の配管布設替工事等を含む全ての解体等工事に必要です 平成 18 年 9 月 1 日に石綿 ( アスベスト ) の使用等が全面禁止されたため 同日以降に新築 改築又は増築の工事に着手した建築物等のみ解体等工事する場合は事前調査の必要はありません 発注者は 事前調査の費用の適正負担 情報提供等必要な措置を講じ 調査に協力しなければなりません ここで 解体等工事とは 建築物等 ( 建築物その他の工作物 ) を解体し 改造し 又は補修する作業を伴う建設工事 と定義されており 建築物とは 建築基準法第 2 条第 1 号に規定される建築物を基本としており 建物本体のほか, 建物に設ける建築設備 ( 電気 ガス 給排水 換気 冷暖房 消火 排煙若しくは汚物処理の設備又は煙突等 ) 等が含まれる とされ さらに工作物とは 民法や過去の判例によるものを基本としているため 土地に接着して人工的作為を加えることによって成立した物が該当する 過去の判例によって土地の工作物として取り扱われたものとしては 建物 道路 橋 堤防等の建造物 排水用トンネル 堤防内の埋管 崖のコンクリート擁壁 電柱及び電線 小学校の遊動円棒 作業用足場等がある と定義されている 工作物の中に道路 橋 排水用トンネル等と記載されているため 土木工事の構造物等の取壊しにおいても大気汚染防止法の適用を受けることとなる 今回 大気汚染防止法が改正された中に事前調査及び現場掲示等の義務が生じたため 岡崎市の発注工事に対して事務手続きの取り扱いについて設定することとする

事前調査の手順 事前調査の例を下記に示す 事前調査の手順 1 設計図書その他の資料の確認 設計図書 使用材料 施工年 施工部位 ( 建材の種類で判断 ) ( 使用建材製造年との比較 ) ( 天井 壁 屋根 柱 梁等 ) 設計図書等で確認がとれ石綿含有建築材料が含まれている場合 不明 2 目視 ( 現場 ) 確認 試料採取 設計図書等で確認ができない場合 設計図書等で確認がとれ石綿含有建築材料が含まれていない場合 3 分析 石綿含有建築材料 非石綿含有建築材料 上記のフロー図の手順に従い それぞれ次のように実施してください 1 設計図書その他の資料の確認建築や改修当時の材料 工法などが記載されている設計図書や施工記録などから 石綿含有建築材料の可能性のあるものを洗い出し 施工年と使用建材の製造時期との照合を行って 石綿含有の有無を確認します < 参考 > 石綿 ( アスベスト ) 建材データベース URL: http://www.asbestos-database.jp/ ( 国土交通省 経済産業省 ) 2 目視 ( 現場確認 ) 1の調査を行った結果 石綿の有無が不明であった場合 目視による ( 現場 ) 調査を行います 石綿含有建築材料の使用箇所がその種類からある程度特定されることが多いことから 目視により使用の可能性を判断したり 成形板については a マーク 商品名 製品番号等を調べることによって石綿含有の識別を行います ただし a マークが記載されていない場合でも 石綿が含有している場合があるので注意が必要です これらの方法で明らかにならないときは 目視だけでは石綿含有の有無の確認は極めて困難であることから この場合は分析を行います

3 分析 1 及び2の方法によって建築物等における石綿含有建築材料の使用の有無等を確認することができないときは 建築物等の建材の一部を試料として採取し 日本工業規格 A148 1-1 日本工業規格 A1481-2 又は日本工業規格 A1481-3により当該試料中の石綿の含有の状況の分析を行います なお この分析法は高度の専門技術が必要とされるため 石綿の同定に必要な技術 経験を有する分析機関に依頼してください ( 分析機関についての問合せ先社団法人日本作業環境測定協会精度管理センター URL: http://www.jawe.or.jp/) また 石綿含有建築材料とみなす方法として1 及び2の方法によって石綿含有建築材料の使用の有無等を確認することができないとき 3による分析を行わずに 石綿含有建築材料とみなして工事を行うことができます その場合は それぞれの建材に見合った届出手続きや各種法令に定められた作業基準の遵守 廃棄物処理等の必要な措置を講ずる必要があります なお 吹付け材に関しては石綿含有建築材料とみなして工事を行うことができませんので 1 及び2の方法によって石綿含有建築材料の使用の有無が明らかにならなかった場合は3による分析を行ってください ここで 平成 26 年 5 月 29 日付け環水大大発第 1405294 号 大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行等について 第 3の2 解体等工事に係る調査において 特定粉じん排出等作業の実施の届出を行う前段階として 解体等工事の受注者及び解体等工事を請負契約によらないで自ら施工する者は ( 以下 自主施工者 という ) は 当該解体等工事が特定工事に該当するか否かについて調査を行わなければならないこととした とあり 特定工事とは 特定建築材料が使用されている建築物等を解体し 改造し 又は補修する作業を伴う工事である また 特定建築材料とは 吹付け石綿 石綿を含有する断熱材 保温材及び耐火被覆材とされている 事前調査の主旨としては 上記特定建築材料がこれから解体 改造 又は補修する建築物その他の工作物に含まれているかを事前に調査を行うことと解釈される 故に発注者として解体工事等を行う受注者に対して1 設計図書その他の資料を提供すること それが出来なければ 2 目視 ( 現場確認 ) において特定建築材料が含まれているかどうかの確認を行わせる それでも確認が出来なければ 3 分析による事前調査を行うこととする また 道路施設の事前調査を行う際に 道路施設におけるアスベスト対策について報告書 を参考にして調査を進めてください 事前調査結果の発注者への説明解体等工事の施工者は 当該解体等工事が特定粉じん排出等作業を伴う建設工事 ( 特定工事 ) に該当するか否かについて調査を行い その調査結果について発注者に対して 説明しなければなりません その際は 次の事項を書面に記載して 説明する必要があります ただし 明らかに特定工事に該当しないもの ( 特定粉じん排出等作業を伴わない建設工事 ) として施工規則に定めるものは 事前調査の必要がない 1 調査を終了した年月日 2 調査の方法 3 調査の結果 事前調査結果報告書.docx 参照

事前調査の結果特定建築材料が使用されていない場合特定建築材料が使用されておらず 特定工事に該当しない場合でも その旨を現場に掲示することが受注者に義務付けられていますので 建築物等の解体等の作業に関するお知らせ ( 案 ) 改正法対応表示看板.xls を使用し 必要事項を記載して現場に掲示してください 事前調査の結果特定建築材料が使用されている場合事前調査の結果, 特定建築材料の使用された建築物であることが判明し, それを解体, 改造 補修することにより石綿の飛散等のおそれがある場合は発注者が特定粉じん排出等作業の開始日の14 日前までに環境保全課へ届出をしなければならない しかし, 事前調査は受注者が行うこととされているため, 受注者は, 当該工事が特定工事に該当するか否かの調査結果を, 特定工事に該当する場合には, 届出事項を発注者に書面で説明することが義務付けられている さらに 受注者は 事前調査結果の内容を公衆見やすいように掲示するとともに, 大気汚染防止法 ( 大防法 ) に基づく作業基準にしたがって処理を行わなければならない これ以降の事務の流れにおいては 事前調査の結果特定建築材料が使用されている場合 に限定されるため 建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル 2014 等を参照し 岡崎市環境部環境保全課と調整して事務を進めてください