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石綿飛散防止小委員会 石綿含有建材成形板等について 平成 30 年 11 月 21 日一般社団法人 JATI 協会技術参与浅見琢也 一般社団法人 JATI 協会 1

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レベル 1 2 石綿届出対象 記入例 レ労働安全衛生法第 88 条第 3 項 労働安全衛生規則第 90 条第 5 号の2 の規定による計画の届出 石綿障害予防規則第 5 条第 1 項の規定による作業の届出 レ大気汚染防止法第 18 条の15 第 1 項の規定による作業実施の届出を行っております 石綿

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【確定版】石綿含有仕上塗

石綿含有成形板の解体等の作業(レベル3)における石綿粉じんばく露防止対策

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別添 1 日付 ( 鉄道事業者 ) 殿 労働局労働基準部 課長 鉄道車両等における石綿含有製品等の把握の徹底について ( 要請 ) 日頃は労働安全衛生行政に御協力いただき誠にありがとうございます さて 石綿をその重量の0.1% を超えて含有するすべての製品等は製造 輸入 譲渡 提供又は使用が禁止され

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福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日

別表 1 建築物の構造 建築物の状況 周辺状況 建築物に係る解体工事 木造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 コンクリートブロック造 築年数年 棟数棟 周辺にある施設 住宅 商業施設 学校 病院 作業場所 作業場所 十分 不十分 搬出経路 障害物 有 無 前面道路の幅員 約 m 建

アスベスト対策に関する行政評価・監視_レベル3のアスベスト含有建材の適切な処理の推進

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問題 4 次の記述の中で誤っているものを選びなさい 1 食品製造業 薬品製造業 金融業 医療関連 百貨店などでは 建築物による吹付け 石綿で中皮腫になり労災として業務上認定された事案が知られている 2 吹付け石綿のある建築物で中皮腫や肺がんを発症した方が 毎年労災保険で業務上の 疾病と認定されている

2 上記 1と同等以上の精度を有する分析方法として以下に掲げる方法 (1) 廃止前の平成 8 年 3 月 29 日付け基発第 188 号 建築物の耐火等吹付け材の石綿含有率の判定方法について の別紙の第 3の3の 位相差顕微鏡を使用した分散染色法による分散色の確認 による定性分析の方法 ( 以下 分

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アスベスト ( 石綿 ) 点検マニュアル 1 アスベストとは 2 2 アスベストの危険性は 2 3 アスベストが原因で起こる病気とは 2 4 アスベストが使用禁止になった時期は 3 5 アスベストは どんなところで使われているか 3 6 建物のどこを調べればよいか 4 7 勤務先や自宅にアスベストが

1.1 阪神 淡路大震災環境省は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 1 月 17 日発生 ) の際に兵庫県及び神戸市の協力を得て 大気中の石綿濃度のモニタリング調査を実施した 当時の被災地における一般環境大気中 (17 地点 ) の石綿濃度の調査結果を表 R2.1 に 解体工事現場の敷地境界付近に

目次 建設副産物適正処理推進要綱...3 第 1 章 総則... 3 第 1 目的... 3 第 2 適用範囲... 3 第 3 用語の定義... 3 第 4 基本方針... 4 第 5 関係者の基本的責務... 4 第 2 章 計画の作成等... 4 第 6 発注者による計画の作成 条件明示等..

改修の記録 資産除去債務の計上のための石綿使用有無の調査結果などの過去に実施した石綿に係る調査の結果が適切に提供される必要がある なお 特定建築材料における石綿の含有の考え方については 平成 18 年 9 月 5 日付け環水大大発第 号において 建築材料の製造若しくは現場施工にお

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特定建築材料以外の建築材料の石綿有無の判定 特定建築材料以外の建築材料には, 成形板やその他工作物に使われている材料がある これらに石綿が含ま れているか否かを以下により判定する 成形板 ⑴ 製造期間と商品による判定石綿含有成形板に関しては, 労働安全衛生法第

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2017年度 施行簿 労働基準局 安全衛生部 安全課分

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

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2.2 分析対象の石綿の定義 平成 18 年 8 11 の厚 労働省通達 ( 基発第 号 ) では 綿とは, 繊維状を呈しているアクチノライト, アモサイト, アンソフィライト, クリソタイル, クロシドライト及びトレモライトをいうこと と定義されており, 分析対象の 綿は, 岩 を

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本試験は 本来は実際の建築物を使用して調査票の作成を行う試験であるが 実際の建築物を確保できない場合のみ 仮想の建築物と写真を使用して行っている 実際の建築物を使用するため 本来は 資料公開できない試験であるが 仮想の建築物と写真を使用する場合には 状況設定及び写真等の一部資料のみを公開する - 1

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平成19年  月  日

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Transcription:

資料 5 川崎市アスベスト飛散防止に関する手引 ( 非飛散性アスベスト含有建材撤去作業編 ) 平成 19 年 4 月 1 日 川崎市 問い合わせ先 * 大気環境への飛散に関すること環境局環境対策部環境対策課 200-2526 Fax200-3922 E-mail 30kankyo@city.kawasaki.jp * 建設リサイクル法に関することまちづくり局指導部建築指導課 200-3026 Fax200-0984 E-mail 50kesido@city.kawasaki.jp * 石綿含有産業廃棄物の処理に関すること環境局生活環境部廃棄物指導課 200-2542 Fax200-3923 E-mail 30haiki@city.kawasaki.jp * 川崎市のアスベスト対策ホームページ URL http://www.city.kawasaki.jp/30/30taiki/home/asbestos/asbestos-taisei.htm

目次 1 趣旨 1 2 対象 1 3 遵守事項 1 (1) 作業発注者における遵守事項 1 ア事前調査等 1 (2) 撤去作業業者の遵守事項 3 ア周辺住民への周知 3 イ作業前準備 4 ウ作業中の留意事項 4 エ解体現場での保管 5 オ作業終了後 5 カアスベストの処分 5 4 作成日 6

川崎市アスベスト飛散防止に関する手引 ( 非飛散性アスベスト含有建材撤去作業編 ) 1 趣旨アスベストによる市民の健康被害未然防止の観点から 市内の建築物その他の工作物 ( 以下 建築物等 という ) に使用されている非飛散性のアスベスト含有建材 ( 以下 アスベスト成形板 という ) の撤去作業 ( 大気汚染防止法届出対象外 ) に当たって 法令等で事業者等が遵守すべき事項等をまとめる 解説 1 この手引は石綿障害予防規則 国の通達類に規定されている内容を基本としてまとめたものである 2 対象この手引の対象とする作業は建築物等に使用されているアスベスト含有建材の撤去作業のうち 大気汚染防止法第 2 条第 12 項に規定する届出作業以外の作業である 解説 1 大気汚染防止法届出対象の解体工事等については 川崎市アスベスト飛散防止に関する指針 ( 大気汚染防止法届出対象アスベスト除去工事編 ) に基づくこと 3 遵守事項 (1) 作業発注者における遵守事項ア事前調査等 ( ア ) 建築物等の事前調査に当たっては アスベスト含有建材等について熟知している者が当たることが望ましい ( イ ) 作業発注者は 関係法令等の制約要件等に配慮すること 解説 1 アスベスト成形板は 通常の使用では飛散のおそれは非常に低いが 解体工事等においては その扱い方によって 表面及び破断面から飛散のおそれがあるため 対応について必要な事項を求めるものである

2 作業発注者とは 注文者のうち その仕事を他の者から請け負わないで注文している者をいう 3 アスベスト成形板の使用箇所については 次のパンフレットが参考になる 目で見るアスベスト建材 ( 国土交通省 : 平成 18 年 3 月作成 11 月修正 ) http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/pdf/fukusanbutsu/asbes t/20061001medemiruasbest.pdf 4 石綿障害予防規則第 3 条において 建築物の解体工事 改造 改修工事を行うときは 当該建築物のアスベスト含有の有無について確認を行う事前調査が義務付けられているが 含有の判断は難しいことから 熟知している者が判断することが望ましいとした この調査は アスベスト成形板と他の吹付け材等の建材との区別も含むものとする また この調査結果により 次のように対応すること ア吹付け材 断熱材 保温材等にアスベストが含有されている場合は 大気汚染防止法 労働安全衛生法 石綿障害予防規則 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 川崎市アスベスト飛散防止に関する指針 ( 大気汚染防止法届出対象アスベスト除去工事編 ) 等に基づいて 届出 作業基準 処理基準等の遵守を行うこと イアスベスト成形板がある場合 国土交通省編集協力の技術指針において事前に次の事項について調査することとしている ( ア ) アスベスト成形板使用部位の確認 ( イ ) アスベスト成形板の種別 厚さ等の確認 ( ウ ) アスベスト成形板使用数量の確認 ( エ ) 作業場と施工区画の確認 ( オ ) 廃棄物等の搬出方法について 5 労働安全衛生法第 3 条第 3 項で施工方法 工期等について 安全で衛生的な作業の遂行をそこなうおそれのある条件を付さないよう配慮しなければならないと規定されている また 石綿障害予防規則第 8 条 9 条において 注文者は工事の請負人に対し 当該建築物等のアスベスト等の使用状況等 ( 設計図書 ) を通知するよう努めること アスベスト等の使用の有無の調査 当該作業等の方法 費用又は工期等について 法等の規定の遵守を妨げるおそれのある条件を付さないよう配慮を求めている 大気汚染防止法第 18 条の 19 においても特定工事 ( 特定粉じん : アスベスト等排出作業を伴う建設工事 ) について同様の注文者の配慮が規定されている

(2) 撤去作業業者の遵守事項撤去作業に当たっては 法令 国のマニュアル類等に準拠すること 法令 マニュアルによる主な遵守事項は次のとおりである 解説 1 関係法令等 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律( 以下 建設リサイクル法 という ) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 労働安全衛生法 石綿障害予防規則 2 国のマニュアル類等 建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル ( 環境省 : 平成 18 年 ) 建築物の解体等工事における石綿粉じんへのばく露防止マニュアル ( 建設業労働災害防止協会編集 : 平成 17 年 ) 改訂既存建築物の吹付けアスベスト粉じん飛散防止処理技術指針 同解説 2006 ( 日本建築センター 国土交通省が編集協力 : 平成 18 年 ) 非飛散性アスベスト廃棄物の取扱いに関する技術指針 ( 環境省 : 環廃産発第 050330010 号平成 17 年 3 月 30 日 ) http://www.env.go.jp/recycle/misc/asbesto.pdf 非飛散性アスベスト含有建材の取扱いについて ( 通知 : 建設省営計発第 44 号平成 12 年 3 月 31 日 ) 等である ア周辺住民等への周知建築物等の解体においては 掲示板の設置等により 周辺住民等に対し工事内容等について周知すること 解説 1 掲示板の設置については厚生労働省労働基準局安全衛生部長から 平成 17 年 8 月 2 日付けで 建設労働災害防止協会会長あて ( 基安発第 0802001 号 ) 都道府県労働局長あて ( 基安発第 0802003 号 ) 国土交通省総合政策局中島審議官 環境省環境管理局長あて ( 基安発第 0802002 号 ) に要請が出ている

2 大規模な建築物等の解体及び周辺に学校等がある場合など 周辺への影響が大きいことから特に周知について徹底するよう努めること 3 内容は 厚生労働省基安発第 0802001 号平成 17 年 8 月 2 日付に基づくものとする この例を参考にできれば当該作業の連絡先も入れること イ作業前準備 ( ア ) 建物内部で撤去作業を行う場合は 撤去場所を他の場所と隔離すること なお 撤去場所において 外部との空気の流通を避けるために ガラスの破損箇所又は換気扇等をプラスチックシート等で塞ぐものとする ( イ ) 建物外周部で撤去作業を行う場合は 当該部分をプラスチックシート等で囲い 周辺環境へのアスベスト飛散を防止すること 解説 1 原則として建物外周部のシートは解体する建物の高さ以上に設置すること ( 非飛散性アスベスト廃棄物の取扱いに関する技術指針 ) ウ作業中の留意事項 ( ア ) アスベスト成形板の撤去はアスベストを含まない内装材 外部建具等の撤去に先駆けて行うこと ( イ ) アスベスト成形板の撤去は 可能な限り破壊又は破断を伴わない方法で行うものとし 原則として 手ばらし とする やむを得ず 機械等によって撤去する場合は散水等により アスベスト成形板からのアスベスト飛散防止措置を講じること なお 建物外部のアスベスト成形板を撤去する場合は できる限り 原形のまま撤去すること ( ウ ) アスベスト成形板の撤去作業中は 原則として散水その他の方法により アスベスト成形板を常に湿潤な状態として作業を行うこと ( エ ) 撤去したアスベスト成形板の集積及び積み込みに当たっては 高所より投下しないことのほか 粉じんの飛散防止に努めること ( オ ) 細かく粉砕されたアスベスト成形板は 湿潤化の上 丈夫なビニル袋に入れる等 飛散防止の措置を講じること

解説 1 非飛散性アスベスト廃棄物の取扱いに関する技術指針 ( 平成 17 年 3 月 30 日付け環廃産発第 050330010 号環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部産業廃棄物適正処理 不法投棄対策室長通知 ) において排出事業者 廃棄物処理業者等関係者に周知するよう通知が出ている 2 建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル ( 平成 18 年 7 月 4 日付け環水大大発第 060704002 号環境省水 大気環境局大気環境課長通知 ) において 特定建築材料以外のアスベストを含有する成形板を使用している建築物の解体等作業においても 上記マニュアルを参考に事業者への指導に努めるよう通知が出ている 3 石綿障害予防規則第 13 条で労働者が従事するときはアスベスト等を原則湿潤な状態にすることが規定されている 4 作業現場には石綿障害予防規則第 15 条で 関係者以外の立入を禁止し その旨の表示をすることとなっている エ解体現場での保管撤去したアスベスト成形板 ( 石綿含有産業廃棄物 ) を運搬するまでの間 解体現場内に保管する場合は アスベストが飛散しないよう適正な方法で保管し その表示をすること 解説 1 撤去したアスベスト成形板を運搬するまでの間 現場内に保管する場合は 一定の保管場所を定め 他の廃棄物と分別して保管するものとし シートで覆う等飛散防止の措置を講じる また 保管場所には 石綿含有産業廃棄物の保管場所であることの表示を行うこと オ作業終了後除去作業終了後 アスベスト成形板の破片 破断粉及び作業衣等に付着した粉じんが残存しないよう 真空掃除機等により 清掃及び片付けを十分に行うこと カアスベストの処分撤去したアスベスト成形板 ( 石綿含有産業廃棄物 ) については 関係法令等に従い適正に処分すること

解説 1 アスベスト成形板の運搬に当たっては 運搬車両の荷台全体をシート等で覆い 飛散防止に努めること 2 アスベスト成形板はその性状によっては安定型最終処分場に埋め立てることが可能であるが 廃石膏ボードは高濃度の硫化水素が発生するおそれがあることから 管理型最終処分場での処理になります ( 環境省通知 : 環廃発第 060601001 号平成 18 年 6 月 1 日付 ) 4 作成日平成 19 年 4 月 1 日

アスベスト建材の使用部位例 資料 6 RC S 造 アスベスト含有建材と製造時期 戸建住宅 出典 : 国土交通省 目で見るアスベスト建材 ( 第 2 版 ) 石綿障害予防規則区分 吹付け材 保温材 耐火被覆材 断熱材 その他アスベスト含有材 ( 成形板等 ) 吹付け材 保温材 種類 No 建材の種類製造時期 耐火被覆材 断熱材 内装材 ( 壁 天井 ) 1 吹付け石綿 1956~1975 2 石綿含有吹付けロックウール 1961~1987 3 湿式石綿含有吹付け材 1970~1989 4 石綿含有吹付けバーミキュライト ~1988 5 石綿含有吹付けパーライト ~1989 6 石綿含有けいそう土保温材 ~1980 7 石綿含有けい酸カルシウム保温材 ~1980 8 石綿含有バーミキュライト保温材 ~1980 9 石綿含有パーライト保温材 ~1980 10 石綿保温材 ~1980 11 石綿含有けい酸カルシウム板第 2 種 1963~1997 12 石綿含有耐火被覆版 1966~1983 13 屋根用折板石綿断熱材 ~1989 14 煙突用石綿断熱材 ~2004 15 石綿含有スレートボード フレキシブル板 1952~2004 16 石綿含有スレートボード 平板 1931~2004 17 石綿含有スレートボード 軟質板 1936~2004 18 石綿含有スレートボード 軟質フレキシブル板 1971~2004 19 石綿含有スレートボード その他 1953~2004 20 石綿含有スラグせっこう板 1978~2003 21 石綿含有パルプセメント板 1958~2004 22 石綿含有けい酸カルシウム板第 1 種 1960~2004 23 石綿含有ロックウール吸音天井板 1961~1987 24 石綿含有せっこうボード 1970~1986 25 石綿含有パーライト板 1951~1999 26 石綿含有その他パネル ボード 1966~2003 27 石綿含有壁紙 1969~1991 耐火間仕切り 22 石綿含有けい酸カルシウム板第 1 種 1960~2004 床材 28 石綿含有ビニル床タイル 1952~1987 29 石綿含有ビニル床シート 1951~1990 30 石綿含有ソフト巾木 ( 住宅用ほとんどなし ) 外装材 ( 外壁 31 石綿含有窯業系サイディング 1960~2004 軒天 ) 32 石綿含有建材複合金属系サイディング 1975~1990 33 石綿含有押出成形板セメント板 1970~2004 22 石綿含有けい酸カルシウム板第 1 種 1960~2004 15 石綿含有スレートボード フレキシブル板 1952~2004 34 石綿含有スレート波板 大波 1931~2004 35 石綿含有スレート波板 小波 1918~2004 36 石綿含有スレート波板 その他 1930~2004 屋根材 37 石綿含有住宅屋根用化粧スレート 1961~2004 38 石綿含有ルーフィング 1937~1987 煙突材 39 石綿セメント円筒 1937~2004 設備配管 40 石綿セメント管 ~1985 建築壁部材 41 石綿発泡体 1973~2001

資料 7 成形板除去作業のイメージ 出典 : アスベスト成形板対策マニュアル ( 東京都環境局 ) 湿潤剤の噴霧 ビニル床タイル (P タイル ) に撒いた湿潤剤 除去した成形板は手渡しで降ろす ネジの取り外し及び手ばらしによる除去の共同作業 原型のまま手ばらし ( 外装 ) HEPA フィルタ付真空掃除機を使用しながらのヒ ニル床タイル除去作業

作業場外周の養生 保護具等 原型のまま手ばらし ( 内装 ) 命綱を付けた除去作業

資料 8 近赤外線 (NIR) を利用したアスベストの簡易分析装置について [ 原理 ] 近赤外線 (Near-Infrared:NIR) とは波長が 0.7~2.5μm の可視光線に近い領域の電磁波である 近赤外線分光法 (Near Infrared Reflectance Spectroscopy:NIRS) とは 近赤外線域の特定波長が物質中の化学結合に特異的に吸収される性質を利用した方法である 対象の物体に近赤外光を照射し 透過 あるいは反射して出てくる光を測定すると その物体に含まれる成分に関する情報が非破壊で得ることができる この原理により6 種のアスベストの分析が可能となる 現在 この原理を用いたアスベスト含有建材の簡易的な分析装置が開発されており 商品化されている 例として 米国メーカーにより商品化されている分析装置について 次のとおり示す [ アスベスト含有建材携帯型非破壊調査分析器 ] 多様なアスベストを含んでいる建築材料を 現場で数秒という短時間で測定及び分析することが可能 6 種類のアスベスト ( クリソタイル アモサイト クロシドライト トレモライト アクチノライト アンソフィライト ) の識別も行うことができる 簡単な操作方法により 専門の技術者でなくとも現場で誰でも使用できる ただし 現在この機器による分析方法は国内において公定法には用いられていない 仕様 表示例 動作原理 : 近赤外分光での非破壊化学分析重量 :1.8kg 光源 : タングステン電球測定時間 :10 秒未満温度条件 :5~45 データ保存 : 解析結果は標準の USB 接続経由で PC に転送でき 表計算等の解析も可能である バッテリー : 連続 10 時間使用可能 充電可能なリチウムイオン電池使用 価格 :500 万円程度 ( 聴取確認 )

附属資料 1 川崎市環境審議会 公害対策部会の審議概要 2 川崎市環境審議会委員名簿 3 川崎市環境審議会公害対策部会委員名簿 4 諮問文

川崎市環境審議会 公害対策部会の審議概要 ( 今後のアスベスト環境対策のあり方について ) 年月日内容 第 1 回環境審議会 諮問 : 今後のアスベスト環境対策のあり方について 平成 22 年 4 月 22 日 環境審議会 第 1 回公害対策部会 平成 22 年 5 月 21 日 議事 : 今後のアスベスト環境対策のあり方について 公害対策部会の進め方について アスベスト環境対策の現状と課題 制度化に向けた検討項目 ( 案 ) について 等 環境審議会 第 2 回公害対策部会 平成 22 年 7 月 29 日 議事 : 今後のアスベスト環境対策のあり方について 今後のアスベスト環境対策に係る基本的考え方 今後のアスベスト環境対策のあり方について ( 報告 ) 骨子案 環境審議会 第 4 回公害対策部会 議事 : 今後のアスベスト環境対策のあり方について 今後のアスベスト環境対策のあり方について ( 報告案 ) 平成 22 年 9 月 29 日 第 3 回環境審議会 答申 : 今後のアスベスト環境対策のあり方について 平成 22 年 10 月 27 日

番号 第 4 期川崎市環境審議会委員名簿 (50 音順 敬称略 ) 氏名所属等専門分野等備考 1 畔津昭彦東海大学工学部機械工学科教授内燃機関 燃焼工学 2 飯田和子川崎 ごみを考える市民連絡会代表市民代表 3 石井誠一郎川崎市医師会理事市民代表 4 石川幹子東京大学大学院工学系研究科教授環境デザイン 5 伊藤治市民公募 ( 緑 公園分野 ) 市民代表 6 宇都宮深志東海大学名誉教授行政学 環境行政 7 大迫政浩 ( 独 ) 国立環境研究所循環技術システム研究室室長環境工学 8 岡野誠志市民公募 ( 公害分野 ) 市民代表 9 落合由紀子東海大学教養学部准教授経済政策 環境経済学 10 加藤邦彦市民公募 ( 廃棄物分野 ) 市民代表 11 神戸治夫川崎公害病患者と家族の会顧問市民代表 12 窪田亜矢東京大学大学院工学系研究科准教授都市デザイン 13 桑原勇進上智大学法学部教授環境法 行政法 14 小西淑人 エフアンドエーテクノロジー研究所代表取締役作業環境管理学 15 坂本和彦埼玉大学大学院理工学研究科教授環境科学 エアロゾル化学 16 柴原裕セレサ川崎農業協同組合代表理事副組合長市民代表 17 澁谷哲夫市民公募 ( 廃棄物分野 ) 市民代表 18 島岡功市民公募 ( 緑 公園分野 ) 市民代表 19 進士五十八東京農業大学名誉教授環境学 造園学会長 20 杉田進川崎市全町内会連合会常任理事市民代表 21 杉山涼子富士常葉大学社会環境学部教授社会工学 22 鈴木誠東京農業大学地域環境科学部教授造園学 23 髙野正美川崎商工会議所議員市民代表 24 中杉修身元上智大学大学院地球環境学研究科教授環境工学臨時委員 25 中山育美市民公募 ( 公害分野 ) 市民代表 26 原田三知夫川崎地域連合副議長市民代表 27 藤井修二東京工業大学大学院教授建築環境工学副会長 28 藤田由紀子専修大学法学部准教授行政学 公共政策 29 藤吉秀昭 ( 財 ) 日本環境衛生センター常務理事廃棄物処理工学 30 南佳典玉川大学農学部教授群集生態学 環境動態学 31 吉門洋埼玉大学大学院理工学研究科教授大気汚染気象学 任期 : 平成 22 年 3 月 1 日から平成 24 年 2 月 29 日まで

川崎市環境審議会公害対策部会委員名簿 番号 (H22 年 10 月 27 日現在 50 音順 ) 氏名所属等専門分野等備考 1 畔津昭彦東海大学工学部教授内燃機関 燃焼工学 2 石井誠一郎川崎市医師会理事市民代表 3 岡野誠志市民公募 ( 公害分野 ) 市民代表 4 神戸治夫川崎公害病患者と家族の会顧問市民代表 5 小西淑人 エフアント エーテクノロシ ー研究所代表取締役作業環境管理学 6 坂本和彦埼玉大学大学院理工学研究科教授環境科学 エアロゾル化学 7 髙野正美川崎商工会議所議員市民代表 8 中杉修身元上智大学大学院地球環境学研究科教授環境工学臨時委員 9 中山育美市民公募 ( 公害分野 ) 市民代表 10 藤井修二東京工業大学大学院教授建築環境工学部会長 11 藤田由紀子専修大学法学部准教授行政学 公共政策 12 吉門洋埼玉大学大学院理工学研究科教授大気汚染気象学副部会長 ( 敬称略 )