特定口座 早わかり 特定口座へ受け入れることができる上場株式等は 特定口座を開設している金融商品取引業者等 証券会社等 ) で買付 募集等により取得したもののほか 発行会社が実施した株式分割等や発行会社の合併 分割等または相続 贈与等税法で定められた事由により取得した上場株式等で一定の要件を満たすものとなっています また 源泉徴収あり の特定口座には 上場株式等の配当金 分配金を受け入れることもできます このパンフレットは 平成 27 年 4 月 1 日現在の法令に基づき作成しております 今後 法令の改正が行われた場合 内容が変更される可能性があります このパンフレットに掲載されている商品等に投資される際には 各商品等に所定の手数料や諸費用等をご負担いただく場合があります また 各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります 詳しくは 各商品のお客さま向け資料 契約締結前交付書面 目論見書等をご覧ください
特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管する上場株式等の譲渡損益の計算を行います 源泉徴収ありの特定口座内においては 上場株式等の配当金や公募株式投資信託の分配金 特別分配金を除く ) と上場株式等の譲渡損失との損益通算が自動的に行われます 上場株式等の配当金等については 別途 申告分離課税を選択して確定申告することによって上場株式等の譲渡損失との損益通算をすることができます 源泉徴収によりお客さまの納税手続きを代行します 源泉徴収ありの特定口座を選択すると 確定申告を要しないでに対する所得税 住民税の納税を完了することができます 確定申告を行う場合の添付書類を作成します 1 年間の譲渡損益の明細などを記載した特定口座年間取引報告書をお客さまへお送りします 特定口座年間取引報告書を利用すれば 所得税 住民税について簡易な確定申告ができます 申告納税の手続きの流れ 特定口座源泉徴収選択届出書 を提出 売買取引 翌年 1 月末 源泉徴収ありの特定口座 毎年選択可 源泉徴収なしの特定口座 売買損益の計算 一定の税率 ) による源泉徴収 売買損益の計算 年間取引報告書 をお客さまへ送付 年間取引報告書 をお客さまへ送付 申告しない 確定申告の際に選択 申告する申告する 自動的に納税完了 簡易な確定申告 年間取引報告書 を利用譲渡損失は 上場株式等の配当金との損益通算が可能 お客さま自身が管理 保存している書類や売買記録などに基づいて 確定申告書 と 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書 などを作成 確定申告 お客さま自身がすべてお手続き 源泉徴収税率は 平成 26 年 1 月以後は合計 20.315% 所得税および復興特別所得税 15.315% 住民税 5%) となっています
特定口座と一般口座の違い 一般口座とは異なり 特定口座には便利でお得な機能が用意されています 金融商品取引業者等 証券会社等 ) を通じて行う上場株式等の譲渡 源泉徴収選択口座 源泉徴収あり ) 特定口座 簡易申告口座 源泉徴収なし ) 一般口座 1 上場株式等の配当等に対する源泉徴収税額の還付 譲渡損の場合は年末に一括して自動的に還付される 譲渡損の場合は確定申告により還付が可能 譲渡損の場合は確定申告により還付が可能 2 確定申告の要否 申告不要 申告することも可能 ) 譲渡益の場合は必要 譲渡益の場合は必要 3 配偶者控除 扶養控除等への影響 合計所得金額への算入 ) 確定申告をしない場合は影響なし 譲渡益の場合は影響の可能性あり 譲渡益の場合は影響の可能性あり 4 特定口座年間取引報告書 お客さまに翌年 1 月末日までに送付 お客さまに翌年 1 月末日までに送付 送付されない 5 特定口座譲渡益税報告書 1 お客さまに送付送付されない送付されない 6 譲渡損失の3 年間繰越控除 2 毎年の確定申告により可能 毎年の確定申告により可能 毎年の確定申告により可能 7 特定管理株式の価値喪失によるみなし譲渡損失の特例 3 確定申告により適用可能 確定申告により適用可能 適用不可 1 源泉徴収ありの特定口座を選択したお客さまには 上場株式等の譲渡 信用取引等の差金決済を含む ) の都度 当社から 特定口座譲渡益税報告書 を送付します 特定口座の源泉徴収税額や還付税額は この報告書により確認できます 2 金融商品取引業者等 証券会社等 ) を通じて上場株式等を譲渡し 年間の譲渡損益を通算した結果 損失が残った場合は 毎年確定申告を継続して行うことにより その譲渡損失を翌年以降 3 年間にわたり繰り越して その後の各年の株式等の譲渡益や上場株式等の配当所得 申告分離課税を選択したものに限る ) から控除することができます 3 特定口座内にある内国法人の上場株式が上場廃止となり その後も 株 ) 証券保管振替機構が取り扱いを継続する場合には その株式は特定管理口座 特定管理口座の開設手続きが別途必要です ) に移管されます その後当該株式が一定の事由により価値を失った場合 その損失は株式の譲渡損失 平成 28 年 1 月 1 日以後は 上場株式等の譲渡損失 ) とみなされ 確定申告を行うことによって他の株式等の譲渡益と通算する 平成 28 年 1 月 1 日以後は 他の上場株式等に係る譲渡益との通算または上場株式等に係る利子 分配金との損益通算のほか 翌年以降 3 年間の繰越控除の適用対象とする ) ことができます 特定口座をご利用になるには 特定口座開設届出書に必要事項を記入のうえ 本人確認書類を添えて当社にお申し込みください 特定口座は個人の利用に限定され 金融商品取引業者等 証券会社等 ) ごとに 1 つの特定口座 1 社 1 口座 ) を開設することができます
特定口座の留意点 取引上の留意点 特定口座内で管理する上場株式等の損益計算や税金の計算は 1 月 1 日から12 月 31 日までの暦年単位で行われ 売買は受渡日を基準としています 約定日を基準とすることはできません ) 特定口座内で管理する上場株式等の取得価額については 同一銘柄を同一日に売買した場合 売却 と 買い付け の順番に関係なく 先にすべての 買い付け が行われ その後にすべての 売却 がされたものとして処理されます 同一銘柄を複数回にわたって買い付けし 売却した場合の取得価額 取得費 ) は 総平均法に準ずる方法 によって計算します 取得日は 先入先出 の方法によって処理されます ) 外国株式等を外貨で決済 売買 ) する場合 取得価額 売却金額は邦貨 円 ) 換算後の金額により計算 管理されます 大口個人株主が内国法人から受ける上場株式等の配当金については 一般口座での受け取りはできますが 特定口座内への受け入れはできません 公募株式投資信託の特別分配金は 元本の払い戻しに相当しますので その公募株式投資信託の取得価額から控除すべきものであり 特定口座内の譲渡損失との損益通算の対象とはなりません 申告上の留意点 特定口座内で管理する上場株式等と同一銘柄が一般口座や他の金融商品取引業者等 証券会社等 ) の特定口座にある場合には 特定口座ごとに別々に取得価額を計算 管理することになっています 特定口座の 源泉徴収あり なし の選択の変更は 毎年最初に上場株式等の譲渡 信用取引等の差金決済を含む 以下同じ ) をする時までに行うことができます ただし 前年に 源泉徴収あり を選択していた場合で 本年最初に上場株式等の譲渡をする時より前にその特定口座に上場株式等の配当金 分配金を受け入れていたときは その年に 源泉徴収なし に変更することはできません なお 前年に 源泉徴収なし を選択していた場合は すでに他の取引口座で上場株式等の配当金 分配金を受け入れていたとしても 本年最初に上場株式等の譲渡をする時までは 源泉徴収あり に変更することができます 特定口座 源泉徴収あり ) を利用し 申告不要を選択した場合 その特定口座内で生じたや配当所得の金額については 合計所得金額に算入されませんが 確定申告をした場合のや配当所得の金額については 合計所得金額に算入されるため 所得控除の適用要件や国民健康保険の保険料 医療費の窓口負担割合などに影響する場合があります 配当金 分配金は 原則として 1 回に支払いを受けるごと 銘柄別の支払時期ごと ) に確定申告 申告不要の選択をすることができますが 特定口座に受け入れた配当金 分配金については 特定口座ごとに確定申告 申告不要の選択をしなければなりません 特定口座内の損益通算 は縦横で損益通算ができるもの ) 特定口座内での上場株式等の譲渡損益の計算期間は 1 月 1 日から 12 月 31 日までの暦年です 損利 益 上場株式の譲渡益 公募株式投資信託の譲渡益 上場株式の配当金 上場株式の譲渡損失 源泉徴収ありの 特定口座のみ 公募株式投資信託の譲渡損失 譲渡の都度損益通算 公募株式投資信託の分配金 年末に一括して損益通算
平成 28 年から特定公社債等 注 ) も特定口座の対象以平成 28 年 1 月 1 日から 金融所得課税の一体化により 1 原則非課税とされていた公社債等の譲渡による所得が申告分離課税の対象になることや 2 源泉分離課税の対象とされていた公社債等の利子 分配金のうち 特定公社債等の利子 分配金については 改正後の上場株式等 特定公社債等を含みます ) の譲渡損失との損益通算や繰越控除の適用対象になることに伴い 特定口座の対象である 上場株式等 に特定公社債等も含まれることとなります 平成 27 年 12 月 31 日以前に取得した特定公社債等であっても 原則として 取得日および取得に要した金額が分かるものは 一定の手続きの下で 特定口座に受け入れることができます 特定口座に受け入れた特定公社債等の譲渡や償還による損益は いずれもに係る損益として 特定口座内で所定の方法により計算 管理されます 注 ) 特定公社債等 とは 1 特定公社債 = 国債 地方債 外国国債 上場公社債 公募公社債その他の一定の公社債 ) のほか 2 公社債投資信託や公社債等運用投資信託の受益権 特定目的信託の社債的受益権などのうち 金融商品取引所に上場されているものや受益権の募集が公募によるものをいいます 株式や公社債などの譲渡所得等に係る課税方式の変更と特定口座での取り扱い 改正前 ~ 平成 27 年 12 月 31 日 ) 改正後 平成 28 年 1 月 1 日 ~) は可 は不可を表します ) 課税方式 課税方式 特定口座での取り扱い 利子 配当との損益通算 損失の繰越控除 株 式 申告分離課税 20% 上場株式 一般株式 非上場株式 ) 公社債 原則非課税 特定公社債 一般公社債 証券投資信託証公社債等運用券公募非課税投投資信託投資信託資 信公社債等運用申告分離課税託私募投資信託以外の投資信託 20% 投資信託 特定公社債等以外の一般公社債等をいいます 以 公募社債的受益権 社債的受益権 非課税 私募社債的受益権 1) 譲渡所得等に対する申告分離課税の税率は20% 所得税 15% 住民税 5%) ですが 平成 49 年までは所得税 額の2.1% に相当する復興特別所得税が付加されます 2) 改正後の 一般株式等 とは 改正後の上場株式等に該当しない一般株式 非上場株式 ) 私募株式投資信託 証券投資信託外の投資信託公社債投資信託 株式投資信託 非課税 申告分離課税 20% 証券投資信託外の投資信託特定目的信託特定目的信託公募公社債投資信託 私募公社債投資信託 公募株式投資信託 私募株式投資信託
源泉徴収ありの特定口座内での損益通算の対象範囲の拡大 源泉徴収ありの特定口座を選択すると 特定公社債等の利子 分配金についても 一定の手続きの下で 特定口座に受け入れることができるようになります これに伴い その年中にその特定口座内で生じた上場株式等の譲渡損益を通算して譲渡損失が残った場合は その損失の金額とその特定口座内に受け入れた上場株式等の配当所得等 利子 配当金 分配金 ) の金額との損益通算が年末に一括して行われることから 原則として 確定申告は不要となります 確定申告を行う場合であっても 金融商品取引業者等 証券会社等 ) から送付される 特定口座年間取引報告書 を利用することにより 簡易な確定申告が可能となります 日々決算されるMMFやMRF いずれも実績型の追加型公社債投資信託のことで 外貨建てのものを含みます ) については 取得価額や譲渡損益 為替損益を含みます ) の計算などをお客さまご自身で行うことは大変お手数がかかると考えられますので これらを保有のお客さまには源泉徴収ありの特定口座の開設をおすすめします 注 ) 平成 28 年分以後は 上場株式等の譲渡損益と一般株式等の譲渡損益を通算することはできなくなります 損特定口座内の損益通算 は縦横で損益通算ができるもの ) 上場株式等グルー失プ特定口座のみ 利 益 上場株式等グループ 上場株式 公募株式投資 特定公社債 上場株式 の譲渡益 信託の譲渡益 等の譲渡益 の配当金 上場株式の譲渡損失 源泉徴収ありの 特定口座のみ 公募株式投資信託の譲渡損失 特定公社債の譲渡損失 源泉徴収ありの 公募公社債投資信託の譲渡損失 特定口座内での上場株式等の譲渡損益の計算期間は 1 月 1 日から 12 月 31 日までの暦年です 譲渡の都度損益通算 公募株式投資信託の分配金 年末に一括して損益通算 特定公社債等の利子等 商号等 : みずほ証券株式会社金融商品取引業者関東財務局長 金商 ) 第 94 号加入協会 : 日本証券業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 SS-1605-10000 MG4381-150909-21