目次 Part1 弥生給与 18... 1 弥生給与 18 の新機能と変更点... 1 [ ファイルを開く ] の ファイルの種類 に 17 データファイルを初期値で表示... 1 配偶者の設定の改善... 2 年末調整処理年度をステータスバーに追加... 3 提供済みの個人番号と相違ない旨の印字の対応... 3 非課税通勤費の遡及の削除... 5 平成 30 年分の源泉徴収簿様式に対応... 5 弥生給与 18 の法令改正対応... 6 配偶者控除および配偶者特別控除の見直しへの対応... 6 オンラインアプリとの連携... 11 やよいの給与明細オンラインとの連携機能を追加... 11
Part1 弥生給与 18 本テキスト内の機能を確認するにはサンプルデータをご利用ください サンプルデータを起動するには デスクトップの [ 弥生マイポータル ] のアイコンをクリックします [ 製品別メニュー ] から 弥生給与 を選択し [ ツールとマニュアル ] をクリックします [ サンプルデータ ] フォルダー内の サンプルデータ ( 操作マニュアル ) をダブルクリックすると 株式会社弥生トレーディング( サンプル ) のデータが復元できます 弥生給与 18 の新機能と変更点 [ ファイルを開く ] の ファイルの種類 に 17 データファイルを初期値で表示 データファイルを開く際に 旧製品 ( 弥生給与 17) も初期値で表示されるようになりました これにより 複数の給与データをコンバートする場合に 弥生給与 17 のデータが保存されているフォルダーを選択した後 ファイルの種類 を切り替えずにデータを選択することができます メニュークイックナビゲータの [ データ管理 ] - [ データの選択 ] 17 シリーズのデータファイルが保存されているフォルダーを選択 18 シリーズのデータファイル拡張子と 17 シリーズのデータファイル拡張子が初期値で設定されています 弥生給与 17 データファイルの種類を都度選択する必要がありました データコンバートは 弥生給与 18 を起動してから行ってください 弥生給与 17 で作成したデータファイル ( 拡張子.RD17 のファイル ) や バックアップファイル ( 拡張子.RB17 のファイル ) を直接ダブルクリックすると 弥生給与 17 が起動します 弥生給与 18 へのコンバートを行いたい場合は 必ず 弥生給与 18 を起動してからデータの選択 ( またはバックアップファイルの復元 ) をしてください 1
配偶者の設定の改善 21.1.1 より対応 控除対象ではない配偶者の名前などを設定できるようになりました [ 扶養親族等 ] ウィンドウの [ 本人 ] タブの [ 配偶者あり ] にチェックを付けるだけで [ 被扶養者 ] タブで配偶者の設定を変更できます メニュークイックナビゲータの [ 導入 ] - [ 扶養親族 ] 例 ) 萩原 ( 日給月給 ) さんの 配偶者あり チェックボックスを ON にした場合 [ 本人 ] タブで [ 配偶者あり ] のみにチェックを付ける 配偶者の情報入力が可能 弥生給与 17 控除対象配偶者 の情報は 配偶者あり と 控除対象配偶者 の両方にチェックを付けなければ入力できませんでした 配偶者あり にチェックを付けただけでは グレー表示になっていました 2
年末調整処理年度をステータスバーに追加 ステータスバーに年末調整処理年度が表示されるようになりました 弥生給与 17 提供済みの個人番号と相違ない旨の印字の対応 19.1.1 より対応 21.1.1 より対応 国税庁は 源泉所得税関係に関する FAQ において 下記の条件を満たせば 扶養控除等申告書の提出時に従業員等のマイナンバー ( 個人番号 ) を記載しなくても差し支えない としています 条件 給与支払者と従業員との間で合意にもとづく 従業員が 扶養控除等申告書の余白に マイナンバー ( 個人番号 ) については給与支払者に提出済みのマイナンバー ( 個人番号 ) と相違ない 旨を記載する 給与支払者が すでに提供を受けている従業員等のマイナンバー ( 個人番号 ) を確認し 確認した旨を扶養控除等申告書に表示する弥生給与では 翌年分の扶養控除等申告書に 提供済みの個人番号と相違ない旨を印字できるようになりました 提供済みの個人番号と相違ない旨を印字すると 従業員用のチェック欄と 給与支払者用の確認印欄もあわせて印字されます 3
メニュー年末調整ナビの [2. 年末調整の準備をしよう ] - [ 会社情報と従業員情報を合わせて印刷 ] 拡大図 チェックボックスが追加されました チェックを付けると 提供済みの個人番号と相違ない旨の記載と従業員確認用のチェック欄 給与支払者の確認印欄が印字されます 拡大図 平成 30 年 1 月 1 日適用の配偶者控除と配偶者特別控除の見直しにより あらためて区分する必要があるため 源泉控除対象配偶者 の情報は印字されません 従業員本人に記載してもらう必要があります 扶養親族の情報は従来どおり印字されます 控除対象配偶者 欄が 源泉控除対象配偶者 欄に変更されているほか フリガナ枠が追加されたり 特定扶養親族や障害者等がチェックボックスになったりと 平成 30 年分の様式に合わせてレイアウトが変更されています マイナンバーが登録されている場合 マイナンバーが登録されている場合は 個人番号を印字 のチェックボックスも表示されます 個人番号を印字 と 提供済みの個人番号と相違ない旨を印字 のチェックボックスは どちらか片方の選択になります 一方を ON にすると もう一方は OFF になります 4
非課税通勤費の遡及の削除 21.1.1 より対応 平成 28 年分の非課税通勤費の遡及対応を削除しました メニュー年末調整ナビの [4. 年税額を算出しよう ] - [ 年調明細個人別 ] ボタンが削除されました 弥生給与 17 平成 30 年分の源泉徴収簿様式に対応 21.1.1 より対応 平成 30 年分の源泉徴収簿について 配偶者控除および配偶者特別控除の見直しに伴う変更に対応しました メニュー年末調整ナビの [6. 帳票を印刷しよう ] - [ 源泉徴収簿 ] [ 印刷の設定 ] で [ 官庁指定用紙 ] の 平成 30 年分 を選択 5
弥生給与 18 の法令改正対応 配偶者控除および配偶者特別控除の見直しへの対応 21.1.1 より対応 平成 29 年度の税制改正による配偶者控除および配偶者特別控除の見直しに伴い 扶養親族等の数の算定方法が変更されます この改正は 平成 30 年分以後の所得税に適用されます 弥生給与 18 での対応内容弥生給与では [ 法令基準改定 ] ダイアログから 配偶者の扶養人数算定方法 を更新後 [ 扶養親族等 ] ウィンドウの配偶者に関する設定項目が変更され この設定をもとにして扶養親族等の数が計算されるようになります 変更点は下記のとおりです 配偶者に関する設定項目の変更内容 [ 控除対象配偶者 ] の設定が削除されます [ 源泉控除対象配偶者 ] および [ 同一生計配偶者 ] の設定が追加されます [ 扶養区分 ] の選択肢 一般 が 対象外 に変更されます 配偶者の扶養人数算定方法 の更新は 平成 30 年 1 月度給与への月度更新時に行います 練習 給与の処理月度を 平成 30 年 1 月度給与 へ更新して 法令基準を改定してみましょう サンプルデータでは賞与が処理中となっています 賞与の終了処理を行ってから以下の操作を行ってください 操作手順 1 クイックナビゲータの [ 給与支払 ] カテゴリをクリックして [ 次月度へ更新 ] をクリックします [ 給与処理設定 ] ダイアログが表示されます 2 [ 次月度に更新 ] をクリックします 3 今月度給与の変動項目の値 を 次月度給与の変動項目 にコピーする場合は [ 変動項目の値を次月度へコピーする ] にチェックを付けます ここではチェックを付けません 4 [OK] ボタンをクリックします 6
5 必要に応じてバックアップファイルの保存場所と名称を変更します ここでは [ バックアップせずに実行 ] ボタンをクリックします 法令基準の改定を行うと戻すことができませんので 実際の業務では事前のバックアップは必要です 6 [ 法令基準改定 ] ダイアログが表示されます [ 配偶者の扶養人数算定方法 ] にチェックが入っていることを確認します 7 [ 更新開始 ] ボタンをクリックします 8 [ 配偶者の扶養人数算定方法変更のお知らせ ] が表示されるので [ 設定方法 ] ボタンをクリックして内容を確認し [ 次へ ] をクリックします [ 設定方法 ] クリックすると この法令改正に対応するための設定方法を説明した Web ページ ( 弥生ホームページの FAQ) が表示されます 必ず内容を確認してください 7
9 一括設定を行うかどうかの選択画面が表示されるので どちらかを選択して [ 次へ ] をクリックします 10 ログファイルを出力したことを知らせる画面が表示されるので 確認して [ 完了 ] をクリックします 11 [ 扶養親族等 ] ダイアログが表示されます デスクトップに出力されたログファイルと 従業員から回収した扶養控除等申告書をもとに設定内容を確認し 必要に応じて再設定します 控除対象配偶者 のチェックボックスがなくなり 源泉控除対象配偶者 同一生計配偶者 のチェックボックスが追加されています これまで 一般 と表示されていた配偶者の扶養区分は 対象外 に変更されています 8
ログファイルの内容と平成 30 年 1 月度以降の配偶者の設定について ログファイルの内容について ログファイルには 一括設定 で設定された内容と該当する従業員名が 3 つのブロックに分けて記載されています 以下の 3 つに区分されています 1 [ 源泉控除対象配偶者 ] と [ 同一生計配偶者 ] の両方にチェックがついた従業員 2 両方にチェックがつかなかった従業員 3 扶養親族の詳細設定がされていない従業員 ( 未処理 ) 平成 30 年 1 月度以降の配偶者の設定について 源泉控除対象配偶者 または 同一生計配偶者 に該当する配偶者がいる場合は 次のとおりに設定してください 配偶者が 源泉控除対象配偶者 に該当する場合給与所得者 配偶者の合計所得金額がそれぞれ 900 万円以下 85 万円以下の場合 [ 源泉控除対象配偶者 ] にチェックを付けます 配偶者が 同一生計配偶者 に該当する場合配偶者の合計所得金額が 38 万円以下の場合 [ 同一生計配偶者 ] にチェックを付けます 注意 手順 9 で 一括設定を行う を選択した場合に行われる設定は 法令基準改定前に 控除対象配偶者 にチェックがついていた配偶者を 源泉控除対象配偶者 かつ 同一生計配偶者 にするだけです 今回の法令改正における判断をしているわけではありませんので 必ず従業員から提出される平成 30 年分の扶養控除等申告書をもとに確認 設定を行ってください また 退職者については一括設定の対象外となりますので必要に応じて修正してください 9
< 法令基準の適用状態の確認 > 法令基準の適用状態は [ 法令基準 ] ダイアログで確認できます 使用状況 が 最新の法令基準 になっている場合は更新されています 更新可能 になっている場合は法令基準の更新が必要です メニューメニューバーの [ ファイル ] - [ 法令基準 ] 参考 : 適用されていない場合 使用状況に 更新可能 と表示されています 法令基準を適用するには [ 更新 ] ボタンをクリックします 注意本テキストでは 法令基準の改定のみを練習していただくため そのまま給与処理月度の更新を行いましたが 実際の業務では 給与の処理月度を 平成 30 年 1 月度給与 へ更新する前に 必ず平成 29 年分の年末調整処理をすべて終了し 年末調整の処理年度が平成 30 年度へ更新されている必要がありますので ご注意ください 年末調整処理に関する詳細は 年末調整マニュアル を参照してください 10
オンラインアプリとの連携 やよいの給与明細オンラインとの連携機能を追加 会計事務所向けの機能として やよいの給与明細オンライン との連携機能を追加しました これにより やよいの給与明細オンライン を使用している顧問先の年末調整を 弥生給与で行えるようになります また 年末調整で生じた過不足税額を やよいの給与明細オンライン に反映することができます ご利用イメージ 会計事務所 ( 弥生 PAP 会員 ) さまへ ( 連携機能をご利用になる場合 ) 上記ご利用イメージの手順 2 と 4 は 会計事務所 ( 弥生 PAP 会員さま ) が顧問先さまの やよいの給与明細オンライン を操作して行います そのためにはあらかじめ データ共有申請 / 承認 の手続きを行っておく必要があります データ共有申請 / 承認 の具体的な操作は データ共有設定ガイド をご参照ください また 連携の操作を行っていただくにあたり いくつかの注意事項等があります 連携の具体的な操作は 弥生給与 と やよいの給与明細オンライン の データ連携 運用ガイド をご参照ください どちらも 弥生 PAP 会員専用サイト にてご提供しております 11