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地域包括ケアシステム

区分

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周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

計画の今後の方向性

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地域総合支援協議会

多様な主体の創出に向けて

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伊丹市における地域ケア会議マニュアル

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

地域包括ケアシステムの構築に向けた取組み 平成 30 年 3 月 30 日 ( 金 ) 厚生労働省老健局振興課

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平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

藤沢型地域包括ケアシステムの推進について 平成 30 年 2 月藤沢市議会定例会厚生環境常任委員会資料 1 ⅠⅠ 中長期を見据えた検討体制の見直し 1 これまでの経過等について現在, 国では 地域共生社会 の実現に向け, 様々な改革が進められており, 平成 30 年 4 月に施行される社会福祉法の一

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

第 2 章垂水市地域包括ケアシステムの概要 1 垂水市の地域包括ケアシステムの考え方地域包括ケアシステムとは 高齢者等に関わる様々な人や社会資源が 地域の中でつながりを持って高齢者等の生活を支える仕組みです 高齢者については 介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう 医

千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載

板橋区版 AIP の構築に向けた取組に関する検討報告書 < 概要版 > 平成 28 年 2 月 板橋区


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下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれにつ

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

( 別紙 ) 地域ケア会議 に関する Q&A 問 1 今般 地域ケア会議 を通知に位置づけた背景は何か 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年へ向けて 高齢者が尊厳を保ちながら 住み慣れた地域で自立した生活をおくることができるよう 国は 医療 介護 予防 住まい及び生活支援サービスが 日常生

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

1. 地域ケア会議の定義, 法的な位置づけ狛江市 ( 以下 市 ) では, 多様な生活課題を抱えている高齢者が, 地域で安心して自分らしく生活できる環境づくりを進めるため, 介護支援専門員 ( ケアマネジャー ) 等への個別支援や関係機関 団体等の連携体制の構築を通じて, 介護支援専門員等が包括的か

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2017介護保険制度改正.pptx

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

広島県における『地域ケア会議』

認知症医療従事者等向け研修事業要領

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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01 【北海道】

資料 平成 29 年 12 月 8 日 厚生労働省老健局振興課

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函館市のこれから 計 (2015 年比 ) 265, ,794 6% 232,635 13% 215,148 19% 197,467 26% 179,807 32% 0~14 歳 (2015 年比 ) 27,134 24,208

基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

別添 地域包括支援センター事業点検調書項目 ( レイアウト 部変更 ) 大項目 : 基本的事項 事業計画 設置場所 職員の姿勢 地域との連携 * については どちらかに を記入して下さい 地域包括支援センター運営マニュアルの最新版について 職員全員が内容を知っている 帯広市地域包括支援センター事業実

札幌市地域ケア会議推進事業実施要綱

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

平成 28 年度地域包括支援センター事業計画書及び収支予算書 資料 3 事業計画 地域包括支援センターでは 介護予防 日常生活支援総合事業 ( 総合事業 ) における介護予防ケアマネジメント 包括的支援事業 ( 総合相談支援事業 権利擁護事業 包括的 継続的ケアマネジメント支援事業 ) 包括的支援事

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

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高齢者個人に対する支援の充実+社会基盤の整備1. 地域ケア会議の設置 構築について 地域ケア会議の設置主体 : 地域包括 援センター または市町村 ( 保険者 ) 地域の実情に応じた地域包括ケアシステムを想定した上で その実現のために有効と考えられる地域ケア会議を設置 構築していくことが必要 地域ケ


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65歳~74歳 介護認定率(平成22年度)

<総論>

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平成 28 年度第 2 回射水在宅医療 介護連携推進協議会次第 日時平成 29 年 2 月 24 日 ( 金 ) 午後 1 時 30 分 ~ 会場射水役所 2 階 202 会議室 1 開会 2 あいさつ 3 議題 (1) 平成 28 年度射水在宅医療 介護連携推進事業実施状況及び課題の整理 ( 資料

地域子育て支援拠点事業について

事業内容

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

認知症サポーター養成講座

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高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

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はじめに 介護保険制度の改正に伴い 要支援に認定された高齢者への介護サービスのうち 訪問介護 通所介護は 市町村ごとに実施されることになり 平成 27 年 4 月から 3 年の間に移行されることになりました 要支援高齢者は増加傾向にあり この方々の介護や生活を支えることは喫緊の課題です このことに鑑

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

高齢者虐待防止対応マニュアル別冊 6 関係機関との連携 (1) 各機関の役割 市町村や地域包括支援センター等の関係機関は それぞれ対応可能な範囲があります 範囲を超えた対応は行うことができません また 事例によって関係機関の対応を依頼する場合があります 市町村が中心となるコアメンバー会議によって 大

(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見

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Ⅱ 各論第 2 章 各 論 第 2 章 介護と医療 関係機関の連携 第 1 節 介護と医療 関係機関の連携 1 連携のための関係機関のネットワークづくり 現状 課題 平成 19 年度に内閣府が公表した 高齢者の健康に関する意識調査 によると 多くの高齢者が要介護状態になっても 可能な限り住み慣れた地

第3章 指導・監査等の実施

Microsoft PowerPoint 訪問サービス事業所向け研修会資料

第2部 各論3 地域の課題を解決するための体制づくり 各論3 地域の課題を解決するための体制づくり 本市は 14 の日常生活圏域により 人口 高齢化率に違いがあるほか 高齢者福祉 介護実態調査等からは 圏域により公共交通機関や生活環境に差があり 外出状況 移 動手段などにも差があることが分かります

新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(答申のポイント等)

はじめに

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1. 地域包括ケアシステム構築に向けた介護予防 生活支援の充実 2025 年に向けた地域包括ケアシステム構築の必要性 2025 年に向けて医療 介護 予防 住まい 生活支援の一体的な提供の仕組みづくりが必要 地域包括ケアシステムは 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを継続する

資料1 第1回会議のポイントについて

3) 職員配置高齢化の進展 相談件数の増加等に伴う業務量の増加が懸念される中で 地域包括ケアシステム構築にあたって重要な役割を担う地域包括支援センターの機能強化を図ることが求められています こうした中で 2015( 平成 27) 年度より 保健師又は看護師 社会福祉士 主任介護支援専門員 介護支援専

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老振発 0704 第 1 号 平成 3 0 年 7 月 4 日 都道府県 各指定都市介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 中核市 厚生労働省老健局振興課長 ( 公印省略 ) 地域包括支援センターの事業評価を通じた機能強化について ( 通知 ) 地域包括支援センターは 介護予防ケアマネジメントや包括的支援

平成19年6月

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2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

, 地域包括支援センターの組織と人材 2. 1 福祉専門職の歴史と特性

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

現状 課題 福祉用具貸与 特定福祉用具販売について ( 福祉用具貸与 特定福祉用具販売の価格 ) 福祉用具貸与 特定福祉用具販売の価格は 貸与 販売事業者がその運営規程において定めているが 価格の設定に当たっては 通常 製品価格のほか 計画書の作成や保守点検などの諸経費が含まれている しかしながら

持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)

法律の問題って実は身近にある

第 4 章基本的な考え方 1. 計画推進の基本的な視点 本計画は 以下に示す基本的な視点をふまえて 各施策 事業の展開を図っていきます 協働とパートナーシップにもとづく活動の充実地域福祉の主役は その地域に暮らす市民です 地域福祉の取り組みを進めていくためには 市民 事業者 行政がお互いに理解し 尊

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みんなの夢まちの魅力ともにつくる伊丹 資料 1 協議体及び生活支援コーディネーターについて 平成 28 年 8 月 8 日 健康福祉部地域福祉室介護保険課

1 国のガイドラインに基づく協議体及びコーディネーターの目的 役割について

国のガイドラインに基づくコーディネーター 協議体の役割 生活支援 介護予防の基盤整備に向けた取組 (1) 生活支援コーディネーター ( 地域支え合い推進員 ) の配置 多様な主体による多様な取組のコーディネート機能を担い 一体的な活動を推進 コーディネート機能は 以下の A~Cの機能があるが 当面 AとBの機能を中心に充実 (A) 資源開発 (B) ネットワーク構築 地域に不足するサービスの創出 サービスの担い手の養成 元気な高齢者などが担い手として活動する場の確保など エリアとしては 第 1 層の市町村区域 第 2 層の日常生活圏域があり 平成 26 年度は第 1 層 平成 29 年度まで の間に第 2 層の充実を目指す 1 第 1 層 市町村区域で 主に資源開発 ( 不足するサービスや担い手の創出 養成 活動する場の確保 ) 中心 2 第 2 層 日常生活圏域で 第 1 層の機能の下で具体的な活動を展開 コーディネート機能には 第 3 層として 個々の生活支援 介護予防サービスの事業主体で 利用者と提供者をマッチング する機能があるが これは本事業の対象外 (2) 協議体の設置 関係者間の情報共有 サービス提供主体間の連携の体制づくりなど 多様な関係主体間の定期的な情報共有及び連携 協働による取組を推進 生活支援 介護予防介護予防サービスのサービスの多様多様な関係主体関係主体の参画例 (C) ニーズと取組取組のマッチング 地域の支援ニーズとサービス提供主体の活動をマッチングなど NPO 間企業協同組合ボランティア社会福祉法人 等 コーディネーターの職種や配置場所については 一律には限定せず 地域の実情に応じて多様な主体が活用できる仕組みとする予定であるが 市町村や地域包括支援センターと連携しながら活動することが重要 2

国のガイドラインに基づくコーディネーターの目的 役割について 設置目的 市町村が定める活動区域ごとに 関係者のネットワークや既存の取組 組織等も活用しながら関係者のネットワークや既存の取組 組織等も活用しながら 資源開発 関係者のネットワーク化 地域の支援ニーズとサービス提供主体のマッチング等のコーディネート業務を実施することにより 地域における生活支援 介護予防サービスの提供体制の整備に向けた取組を推進する 役割 生活支援の担い手の養成 サービスの開発等の資源開発資源開発 第 1 層 第 2 層 サービス提供主体等の関係者のネットワーク構築ネットワーク構築 第 1 層 第 2 層 地域の支援ニーズとサービス提供主体の活動のマッチング 第 2 層 配置 常勤 非常勤やボランティアなどの雇用形態については問わず また 職種 人数 配置場所 勤務形態等は一律には限定せず 地域の実情に応じた多様な配置が可能地域の実情に応じた多様な配置が可能であるが 市町村や地域包括支援センターと連携しながら活動市町村や地域包括支援センターと連携しながら活動することが重要 資格 要件 地域における助け合いや生活支援 介護予防サービスの提供実績がある者 または中間支援を行う団体等であって 地域でコーディネート機能を適切に担うことができる者 特定の資格要件は定めず 市民活動への理解があり 多様な理念をもつ地域のサービス提供主体と連絡調整できる立場の者であって 国や都道府県が実施する研修を修了した者が望ましい コーディネーターが属する組織の活動の枠組みを超えた視点 地域の公益的活動の視点 公平中立な視点を有することが適当 3

国のガイドラインに基づく協議体の目的 役割について 設置目的 生活支援 介護予防サービスの体制整備に向けて 多様なサービス提供主体の参画が求められることから 市町村が主体市町村が主体となって 定期的な情報の共有 連携強化の場 として設置する 定期的な情報の共有 連携強化の場 として設置することにより 多様な主体間の情報共有及び連携 協働による資源開発等を推進する 役割 コーディネーターの組織的な補完 地域ニーズの把握 情報の見える化の推進 ( アンケート調査やマッピング等の実施 ) 企画 立案 方針策定を行う場 地域づくりにおける意識の統一を図る場 情報交換の場 働きかけの場 設置主体 設置主体は市町村であり 第 1 層のコーディネーターが協力して地域の関係者のネットワーク化を図り 設置する 地域の実情に応じた様々なネットワーク化の手法が考えられるため 既に類似の目的を持ったネットワーク会議等が開催されている場合は その枠組みを活用することも可能 特定の事業者の活動の枠組みを超えた協議が行われることが重要 構成団体等 行政機関 ( 市町村 地域包括支援センター等 ) コーディネーター 地域の関係者 (NPO 社会福祉法人 社会福祉協議会 地縁組織 協同組合 民間企業 ボランティア団体 介護サービス事業者 シルバー人材センター等 ) この他にも地域の実情に応じて適宜参画者を募ることが望ましい 4

2 伊丹市における協議体の設置について

第 1 層協議体のあり方について 協議体設置の経緯 H28.2 月 伊丹市地域包括支援センター運営協議会( ) ( 以下 協議会 ) を第 1 層 ( 市全域 ) 協議体に位置付け委員構成 : 学識経験者 医師会 歯科医師会 薬剤師会 居宅介護支援事業所 介護保険事業所 自治会 市民公募 (H28.6 月現在 ) 社会福祉協議会 民生委員 地域包括ケアシステムを構築する上で主要な役割を担う各団体の代表で構成 H28.6 月 ~ 介護予防 日常生活支援総合事業のあり方を検討 ( 市からの諮問に基づき 市長の附属機関として調査 審議中 ) 国のガイドラインに基づく協議体に求められる役割 1. 定期的な情報の共有 連携強化の場 2. 企画 立案 方針策定を行う場 3. 地域づくりにおける意識の統一を図る場他 第 1 層協議体の設置初年度 ( 総合事業の基盤整備初年度 ) 特に有効に機能 4. 多様なサービス提供主体が参画する場 5. コーテ ィネーターを組織的に補完する場 6. 地域ニーズを把握し情報を見える化する場他 総合事業へ移行し 第 2 層協議体の設置後は 1 より多くの関係機関 ( 特にサービス提供主体となり得る団体や個人 ) が柔軟に参画できる場や 2 地域組織で課題となっていることを解決に向けて検討する場が必要 但し 設置時期は今後 検討 ( 3) 現状 市長の附属機関である協議会は条例で委員数 ( 1) や委員構成 ( 2) を規定 1 15 以内 2 学識経験者 指定居宅サーヒ ス事業者 利用者 被保険者他 3 第 2 層協議体からの課題抽出後 解決策を第 1 層で検討する場合等 必要な際に設置 新たな第 1 層協議体の設置 役割分担 連携 新たな第 1 層協議体を設置 多様なサービスを提供し得る法人 (NPO ( 民間企業等 ) や地域でボランティア活動を行う団体や個人等で構成 必要に応じて 児童や障がいのある方を支援する関係機関と連携することで 広く 地域福祉 を推進 既存の第 1 層協議体と連携 既存の第 1 層協議体と連携を図りつつ 第 1 層協議体 群 として設置 6

第 2 層協議体 ( 地域における協議の場 ) のあり方について 1 地域ケア会議の体系 ( 案 ) 地域包括ケア会議の休止 H26.4 月から事例検討等を行う個別ケア会議 ( 地域包括ケア会議 ) は休止中 但し ケースカンファレンス等は随時開催 地域ケア会議の体系再編 H29.4 月から地域ケア会議を再開する上で体系を再編 ( 以下はイメージ ) 個別 ~ おおむね自治会圏域 日常生活圏域 ( 小学校区 地域包括圏域 ) 伊丹市全域 概ね自治会圏域自治会圏域での住民の見守見守りネットワーク 見守り対象 : 気になる人 ( 高齢者に限定しない ) 住民が運営する会議で専門職がケースによって参加 CM 個別ケアケア会議 包括 本人 医療 住民 ケースごとの随時開催 本人 家族 専門職 住民の参加 ( 本人中心の課題解決支援 ) 支援困難ケースのケースの集合分析集合分析と課題化 地域福祉ネットネット会議 ( 小学校区 ) 当事者 住民 専門職等の定例会議 住民主導の会議運営 ( 対象限定なしが基本 ) 社協と包括の共同事務局 地区懇談会 ( 充実 ) ( 仮称 ) 多職種連携会議 ( 地域包括圏域 ) 事例点検及び支援困難ケース等の検討 分析 専門職連携における課題解決 資源開発 地域ケア会議課題調整会議 分野別又は分野を超えた合意形成 施策化会議 福祉対策審議会 地域包括支援センター運営協議会 ( 充実 ) 地域ケアケア推進会議機能 認知症ケア多職種研究会 地域包括ケアを進めるめる会 地域住民が主導 専門職が主導 地域型包括主導地域型包括主導市 基幹型包括主導 日常的な実践実践の基本 実践者レベルのレベルの会議 住民 専門職専門職 行政代表者レベルのレベルの会議 7

第 2 層協議体 ( 地域における協議の場 ) のあり方について 2 地域ケア会議との連携 地域ケア会議 個別事例の検討を通じて医療関係職種などを含めた多職種協働によるケアマネジメント支援を行う場密接な連携必要協議体 ( 地域における協議の場 ) 多様なサービス提供主体間の情報共有及び連携 協働による資源開発等を推進する場 地域福祉ネット会議 地区懇談会の活用 地域福祉ネット会議 地域の課題を地域住民が主体となって解決に向けた話し合いを行う場地区懇談会や既存の地域組織 ( まちづくり協議会等 ) の中で同様の機能を有している会議等 本市には既に 地域における協議の場 が複数存在 それぞれが別々に協議の場を設けるのではなく 地域福祉ネット会議等の既存のネットワークを活用して地域福祉を推進 地域福祉ネット会議等を 地域における協議の場 として活用 8

3 生活支援コーディネーター及び認知症地域支援推進員の配置

生活支援コーディネーター及び認知症地域支援推進員の現状把握 現状 生活支援コーディネーター H27.4に第 1 層 ( 市全域 ) のコーテ ィネーター業務を社協に委託し 基幹型包括にコーテ ィネーターを 1 名配置 認知症地域支援推進員との兼務で 予算上は 0.6 名分を計上 (H27 決算額 : 約 3,531 千円 ) 認知症地域支援推進員 H27.4に認知症地域支援推進事業を社協に委託し 基幹型包括に推進員を 1 名配置 生活支援コーテ ィネーターとの兼務で 予算上は 0.4 名分を計上 (H27 決算額 : 約 2,398 千円 ) 実績 生活支援コーディネーター 総合事業移行に向けたアンケート調査の実施 ( 介護予防訪問介護及び通所介護利用状況等 地域ふれ愛サロン利用状況等 ) 多様なサービス類型検討の基礎資料に活用 地域資源リスト ( 地域福祉活動リスト ) の作成 インフォーマルサホ ートの利用促進に活用予定他 認知症地域支援推進員 認知症ケアパス ( 認知症おたすけガイド ) の作成 認知症の人への支援を総合的に行うことが可能 認知症カフェの立ち上げ 認知症の人の家族支援に寄与 他 課題 生活支援コーディネーター 認知症地域支援推進員 国では 平成 29 年度までの間に第 1 及び第 2 層の充実を目指す としていることから 第 2 層の協議体立ち上げ及びコーテ ィネーターの配置を急ぐ必要 ( 現状 第 2 層はいずれも配置していない ) 現状は第 1 層に1 名の配置であることから 訪問型サービスB の実施に前向きな摂陽小校区との調整等 本来 第 2 層のコーテ ィネーターが行うべき業務に忙殺されている 推進員の業務内容は ( 要綱上 ) 大きく分けて 1 医療と介護の連携強化 2 認知症の人やその家族からの相談支援及び支援体制の構築 3 認知症の人の家族支援 ( 認知症カフェや家族介護者教室の開催等 ) 4 認知症ケアに携わる多職種協働のための研修等がある 現状 コーテ ィネーターとの兼務であることから多忙であり 特に 1 及び 2 の推進が進んでおらず H30.4 月に認知症初期集中支援チームの設置に向けて推進員の増員が必要 10

生活支援コーディネーターと市社協コミュニティワーカーの役割について 生活支援コーディネーターと協議体によるコーディネート機能の考え方 ( 国のガイドラインより 原文 ) 伊丹市社会福祉協議会コミュニティワーカーの役割 ( 市社協第 6 次発展計画より 一部加筆 ) 1 地域のニーズと資源の状況の見える化 問題提起 1 地域福祉資源 ( 人 組織 活動 拠点等 ) の把握と地域のアセスメント 2 地縁組織等多様な主体への協力依頼などの働きかけ 2 地域で生活課題 ( お困りごと ) を抱える人を支えるための住民福祉活動 3 関係者のネットワーク化 3 専門職と連携 協働して問題解決に向けた取り組みができる 地域づくりのための調整や相談 活動支援 ( 地域住民のサポート ) 4 目指す地域の姿 方針の共有 意識の統一 4 地域の今後のあり方協議 ( 地域の福祉計画作成 ) 5 生活支援の担い手の養成やサービスの開発 ( 担い手を養成し 組織化し 担い手を支援活動につなげる機能 ) 5 地域での新たな福祉ニーズに対する地域福祉資源の開発 ( 資源開発 政策提言 ) 6 ニーズとサービスのマッチング 6 ニーズ発見ができる人材育成と共助の基盤づくり ( 予防的福祉 ) 生活支援コーディネーターと市社協コミュニティワーカーの役割の多くは合致 既存のコミュニティワーカーとコーディネーターが連携し 常 活圏域を担当することが最も効率的かつ効果的 11