2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

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資金収支計算書 平成 30 年度の収支状況を資金収支計算書の流れでみると 収入額は平成 31 年度新入生の入学時納付金の前受金等を含め 195 億 5,975 万 4 千円となり 前年度より繰越された 40 億 5,576 万 3 千円を加えると 収入合計は 236 億 1,551 万 7 千円とな

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

<87408A778D5A C89EF8C768AEE8F A982E782CC90568AEE8F80816A82C982C282A282C42E786C73>

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『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

学校法人加計学園平成 28 年度財務の概要 貸借対照表 ( 表 1) 資産の部 科 目 平成 29 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 本年度末前年度末増減 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 土 地 建 物 その他の有形固定資産 特 定 資 産 そ の 他 の 固 定 資 産 流動資産

2. 企業会計の資本金 と 学校法人会計の基本金 それぞれの会計の目的の違い 1) 事業を始めるためには 営利企業であれ学校であれ 元手 ( 創設及び当面の運営に係る資金 ) が必要です 企業はその元手を準備するために たとえば株式会社であるならば 株式という形で多くの人々から出資金を集め 出資者は

法人単位貸借対照表 平成 29 年 3 月 31 日現在 第三号第一様式 ( 第二十七条第四項関係 ) 法人名 : 社会福祉法人水巻みなみ保育所 資産の部当年度末前年度末 増減 負債の部当年度末前年度末 流動資産 23,113,482 23,430, ,370 流動負債 5,252,27

資金収支計算書 : 当該会計年度の学校法人全体の諸活動の収入及び支出の内容と 支払資金 ( 現金及びいつでも引き出すことができる預貯金 ) の収入及び支出のてん末を明らかにしたものです 本法人の平成 29 年度の資金収入総額 762,413 千円に前年度繰越支払資金 590,765 千円を加えた資金

学校法人明治大学 理事会御中 独立監査人の監査報告書 市東康男公認会計士事務所 平成 29 年 5 月 30 日 公認会計士市東康男 太田周二公認会計士事務所 公認会計士太田周二 私たちは 私立学校振興助成法第 14 条第 3 項の規定に基づく監査報告を行うため 平成 27 年 3 月 30 日付け

3 貸借対照表 当該年度末時点での資産 負債 基本金の状況を表し 財政状態を明らかにするものです 資金収支計算書と事業活動収支計算書は単年度の収支状況を表すもので 貸借対照表は今までの財政活動における積み重ねの結果を表すものです 貸借対照表は学校法人会計基準第 4 章に掲げられており 基本的には企業

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2

学校法人明治大学 理事会御中 独立監査人の監査報告書 太田周二公認会計士事務所 平成 30 年 5 月 31 日 公認会計士太田周二 平公認会計士事務所 公認会計士平善昭 私たちは 私立学校振興助成法第 14 条第 3 項の規定に基づく監査報告を行うため 平成 27 年 3 月 30 日付け文部科学

2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の概要 ページ Ⅰ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の内容 1 Ⅱ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算書の概要 3

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

綿貫財団会計

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12 70, , , , , , , , , , , , , ,0

貸借対照表 ( 平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 厚生年金勘定 ) ( 単位 : 円 ) 科 目 金 額 資産の部 Ⅰ 流動資産 現金及び預金 11,313,520,485 有価証券 13,390,000,000 販売用不動産 93,938,423,482 未収金 389,813,000 未

 資 料 2 

目   次

第4期 決算報告書

財産目録の概要 資産の部では 基本財産が前年度末に比べて 8 億 6,711 万 7,226 円減の 208 億 9,949 万 9,939 円となり 運用財産が前年度末に比べて 9 億 8,029 万 2,610 円増の 211 億 2,209 万 88 円となりました 資産の部合計は 420 億

立及び運営のための資産を取得するのです 2) 私立学校を創立するためには 校地 校舎 機器備品 運営資金が必要です これらの元手 ( 財産 資金 ) は 個人または多数人による財産の寄付により準備されます この寄附された財産の取得価額が基本金となります それゆえ 第 1 号基本金は校地 校舎 機器備

科目当年度前年度増減 [ 負債の部 ] 流動負債未払金 3,44,15,654 3,486,316,11-46,3,357 給付金未払金 3,137,757,265 3,192,611,196-54,853,931 年金未払金 287,13, ,91,778 7,228,646 その他未

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国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 旧令長期経理 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 3

学校法人明星学園浦和学院高等学校 さいたま市緑区代山 /Fax 平成 30 年 6 月 30 日 平成 29 年度財務状況の公開について 本学園では一年間の教育活動を通じた財務状況について生徒 保護者の皆様をはじめ関係者の方々


連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

Microsoft Word - 公益法人会計の仕訳

7. 貸借対照表平成 29 年 3 月 31 日 資産の部 科目本年度末前年度末増減 ( 単位円 ) 固定資産 193,510,269, ,879,922,182 1,630,347,244 有形固定資産 149,448,403, ,593,555,535 3,145,151

財務比率推移 ( 過去 5 年間 ) ( 単位 :%) ( 単位 :%) 比率算式平成 26 年度比率算式平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度 1 帰 属 収 支 差 額 比 率 帰属収入 - 消費支出 59.2 帰属収入 54.4 事業活動収支差額比率 基本金組入前当年

株 主 各 位                          平成19年6月1日

第4期電子公告(東京)

学校法人会計基準の一部改正に伴う計算書類の作成について(通知)(平成25年9月2日)

貸借対照表 平成 31 年 3 月 31 日 ( 単位 円 ) 資産の部 科目 本年度末 前年度末 増 減 固定資産 ( 20,743,777,148 ) ( 20,495,357,106 ) ( 248,420,042 ) 有形固定資産 < 11,495,234,530 > < 11,115,77

平成 30 年度予算について 平成 30 年度予算は, 平成 30 年 3 月 16 日の理事会で承認されました 平成 30 年度 (H ~ H ) 予算の資金収支予算の概要, 事業活動収支予算の概要は以下のとおりです 1 資金収支予算の概要資金収支予算は, 当該会計年度の教

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価


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学校法人東京電機大学 Annual Report 2016 財務の概要 ( 平成 27 年度 ) 千円単位および百万円単位等で表示する際に単位未満を四捨五入しているため 端数調整のため差異が生じる場合があります また 予算 決算において すべて 0 円の科目は表示を省略しています 学校法人会計基準の

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野村アセットマネジメント株式会社 2019年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

営業報告書

営業活動によるキャッシュ フロー の区分には 税引前当期純利益 減価償却費などの非資金損益項目 有価証券売却損益などの投資活動や財務活動の区分に含まれる損益項目 営業活動に係る資産 負債の増減 利息および配当金の受取額等が表示されます この中で 小計欄 ( 1) の上と下で性質が異なる取引が表示され

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財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

平成30年度財務情報

(別添)新たな貸付制度の会計処理に関する基本的な考え方について

財剎諸表 (1).xlsx

法人単位事業活動計算書 当年度決算 (A) 前年度決算 (B) 増減 (A)-(B) サービス活動増減の部収益会費収益 4,402,000 4,559, ,000 寄附金収益 764, ,846 37,643 経常経費補助金収益 25,283,623 25,257,870 2

貸借対照表 平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 円 ) 資産の部 科目 本年度末 前年度末 増 減 固定資産 ( 20,495,357,106 ) ( 20,499,978,652 ) ( 4,621,546 ) 有形固定資産 < 11,115,779,991 > < 11,418,601,

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平成14年度予算の概要

野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

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事業活動計算書 第 2 号の 様式 サービス活動増減の部益費用収サービス活動外増減の部益費用至平成 26 年月 3 3 日収( 自 ) 平成 25 年 月 6 日 7 )( 勘 定 科 目 当年度決算 (A) 前年度決算 (B) 増減 (A)-(B ) 介護保険事業収益 95,62, ,

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①別紙様式第13号 貸借対照表

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WWFジャパン 2007年度(平成19年度 第37期)決算報告書

収入に関しては 学生生徒等納付金収入が予算比 5,311 万円減 手数料収入が予算比 2,765 万円増 寄付金収入が予算比 6,926 万円増 補助金収入が予算比 1,511 万円減 資産運用収入が予算比 3 万円の増 雑収入が予算比 3,168 万円増となりました 事業収入が予算比 1 億 1,

Microsoft Word - 決箊喬å‚−表紎_18年度(第26æœ�ï¼›

財産目録の概要 資産の部では 九州保健福祉大学生命医科学部新設により基本財産が前年度末に比べて 4 億 7,101 万 3,339 円増の 233 億 360 万 6,821 円となり 運用財産が前年度末に比べて 6 億 716 万 5,719 円増の 231 億 5,143 万 7,985 円とな

つばめ保育園サービス区分貸借対照表 平成 27 年 3 月 31 日現在 資 産 の 部 負 債 の 部 当年前年当年前年増減度末度末度末度末 流動資産 35,328,927 流動負債 8,366,092 現金預金 31,069,025 事業未払金 2,777,912 現 金 0 その他の未払金 6

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Microsoft Word - 13kessan.doc

Microsoft Word 【公表】HP_T-BS・PL-H30年度

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

第28期貸借対照表


平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

計算書類等

ほくほくフィナンシャルグループ (8377) 2019 年 3 月期 4. 補足情報 株式会社北陸銀行の個別業績の概要 2019 年 5 月 10 日 代表者 ( 役職名 ) 取締役頭取 ( 氏名 ) 庵栄伸 問合せ先責任者 ( 役職名 ) 執行役員総合企画部長 ( 氏名 ) 小林正彦 TEL (0

第 76 期 計算書類 自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 大泉物流株式会社

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計 算 書 類

社会福祉法人名社会福祉法人井栗福祉会 第一号第四様式 ( 第十七条第四項関係 ) ふじの木保育園拠点区分資金収支計算書 ( 自 ) 平成 29 年 4 月 1 日 ( 至 ) 平成 3 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 支出保健衛生費支出 65, 648,383 1,617 勘定科目 予算

決算書目次 1 収支計算書 (1) 収支計算書総括表 1 (2) 一般会計収支計算書 2 (3) 基金特別会計収支計算書 4 2 正味財産増減計算書 (1) 正味財産増減計算書総括表 6 (2) 一般会計正味財産増減計算書 7 (3) 基金特別会計正味財産増減計算書 8 3 賃借対照表 (1) 賃借

第3 財務の概要

新規文書1

財務諸表に対する注記

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社会福祉法人心愛会 貸借対照表平成 26 年 3 月 31 日現在 第 5 号様式 社会福祉法人心愛会 ( 単位 : 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 勘 定 科 目 当年度末 前年度末 増 減 勘 定 科 目 当年度末 前年度末 増 減 流動資産 915,233, ,793,73

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

科 目 貸借対照表平成 30 年 3 月 31 日現在 当年度前年度増減 ( 単位 : 円 ) Ⅰ 資産の部 1. 流動資産 現金預金 28,313,776 24,804,212 3,509,564 未 収 金 5,810,958 5,810,958 0 流動資産合計 34,124,734 30,6

回答作成様式

3. 基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は 次のとおりです 科目当期末残高 ( うち指定正味財産からの充当額 ) ( うち一般正味財産からの充当額 ) ( うち負債に対応する額 ) 基本財産投資有価証券 800,000,000 (662,334,000) (137

第6期決算公告

第10期

第 36 期決算公告 浜松市中区常盤町 静岡エフエム放送株式会社代表取締役社長上野豊 貸借対照表 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 資産の部 負債の部 Ⅰ. 流 動 資 産 909,595 Ⅰ. 流 動 負 債 208,875 現金及び預金 508,

(2) サマリー情報 1 ページ 1. 平成 29 年 3 月期の連結業績 ( 平成 28 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 ) (2) 連結財政状態 訂正前 総資産 純資産 自己資本比率 1 株当たり純資産 百万円 百万円 % 円銭 29 年 3 月期 2,699 1,23

貸借対照表 (2018 年 3 月 31 日現在 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ. 流動資産 8,741,419 千円 Ⅰ. 流動負債 4,074,330 千円 現 金 預 金 5,219,065 未 払 金 892,347 受 取 手 形 3,670 短

(訂正・数値データ修正)「平成29年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

移行認定の申請書類目次

6. 個別中間財務諸表等 株式会社キョーリン (1) 中間貸借対照表当社はより中間財務諸表を作成しているため 前中間会計期間末は記載しておりません 末 ( 平成 18 年 9 月 30 日 ) の要約貸借対照表 ( 平成 18 年 3 月 31 日 ) 区分 注記番号 構成比 構成比 ( 資産の部

Transcription:

学校法人会計基準の改正点 1 資金収支計算書関係 (1) 資金収支計算書の内訳書として 新たに活動区分ごとの資金の流れがわかる 活動区分資金収支計算書 の作成が必要となりました 第 14 条の 2 第 1 項関係 別添資料 p2 8 39 40 参照 知事所轄法人については 活動区分資金収支計算書の作成を要しません 資金収支計算書資金収支計算書 内訳書 資 金 収 支 内 訳 表 資 金 収 支 内 訳 表 内 人件費支出内訳表 訳 人件費支出内訳表 書 活動区分資金収支計算書 追加 活動区分資金収支計算書を作成することにより 活動区分ごと ( 教育活動による資金収支 施設整備等活動による資金収支 その他の活動による資金収支 の三区分 ) に資金の流れを把握することができます (2) 第 3 号基本金の運用収入を 第 3 号基本金引当特定資産運用収入 として表示 することとなりました 第 1 号様式関係 別添資料 p2 32 81 参照 改正前は 奨学基金の運用収入は 奨学基金運用収入 とし それ以外の運用収入は 受取利息 配当金収入 に計上していましたが 改正により 第 3 号基本金引当特定資産運用収入 として一括で表示することとなりました 奨学基金 ( 大科目 ) 資産運用収入 ( 小科目 ) 奨学基金運用収入 その他 ( 大科目 ) 資産運用収入 ( 小科目 ) 受取利息 配当金収入 一括表示 全ての第 3 号基本金引当特定資産運用収入 ( 大科目 ) 資産運用収入 ( 小科目 ) 第 3 号基本金引当特定資産運用収入 資金収支計算書の科目の改正内容については 別添資料 p31~40 及び p81( 新 旧対照表 ) を参照してください * 新旧対照表の 改正案 は 新 に 現行 は 旧 に それぞれ読み替えてください 1

2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出 経常的収支 臨時的収支 教育活動収支 教育活動外収支 特別収支 事業活動収入 事業活動支出 事業活動収入 事業活動支出 事業活動収入 事業活動支出 事業活動収支計算書の科目の改正内容については 別添資料 p41~46 及び p82 ( 新旧対照表 ) を参照してください (2) 基本金組入れ後の収支状況 に加えて 基本金組入れ前の収支状況 も表示 することとなりました 第 16 条第 3 項関係 別添資料 p2 9 43 82 参照 基本金組入れ後の収支差額は 施設設備の取得状況等により大きく変動するため 毎年度の収支バランスを見るのには適していません 改正により 基本金組入れ前の収支差額も表示することで 長期的な収支バランスと毎年度の収支バランスの両方を把握できるようになりました (3) 消費支出準備金 が廃止されました 改正前の第 21 条関係 別添資料 p2 11 43 参照 従前は 将来の特定の会計年度の消費支出に充当するために留保する準備金として 消費支出準備金 の計上が認められてきました しかし 消費支出準備金 は 実務上あまり利用されてこなかったことと 事業活動収支計算書 に 特別収支 の区分が設けられたため 廃止されました 2

3 貸借対照表関係 (1) 貸借対照表について 基本金の部 と 消費収支差額の部 を合わせて 純資産 の部 となりました 第 32 条関係 別添資料 p2 15 47 48 83 参照 負債の部 負債の部 基本金の部 消費収支差額の部 純 基本金 繰越収支差額 貸借対照表の科目の改正内容については 別紙 p47 48 83( 新旧対照表 ) を参照 してください (2) 第 2 号基本金について 対応する資産を 第 2 号基本金引当特定資産 として表 示することとなりました 第 7 号様式関係 別添資料 p2 47 83 参照 固定資産 固定資産 その他の固定資産 特定資産 ( 何 ) 引当特定資産 第 2 号基本金引当特定資産 ( 例 ) 施設設備引当特定資産 計画が複数あれば それぞれの計画に即した具体的な名称を付して表示 計画が複数あっても 合算して 第 2 号基本金引当特定資産 として表示 (3) 第 2 号基本金及び第 3 号基本金について 組入れ計画が複数ある場合に 新た に集計表を作成することが必要となりました 第 10 号様式第 1 の 1 及び様式第 2 の 1 関係 別添資料 p2 54 55 参照 様式第一の一第 2 号基本金の組入れに係る計画集計表 ( 単位円 ) 番号計画の名称第 2 号基本金当期末残高番号基金の名称 様式第二の一第 3 号基本金の組入れに係る計画集計表 第 3 号基本金引当特定資産運用収入 ( 単位円 ) 第 3 号基本金当期末残高 計計 ( 注 ) 計画が1 件のみの場合は本表の作成を要しない ( 注 ) 計画が1 件のみの場合は本表の作成を要しない 3

(4) 第 4 号基本金について 算定式が以下のとおり定められました 別添資料 p73~76 参照 前年度の事業活動収支計算書における 人件費 ( 退職給与引当金繰入額及び退職金を除く ) 教育研究経費 ( 減価償却額を除く ) 管理経費 ( 減価償却額を除く ) 借入金等利息 合 計 12 計算額が 第 4 号基本金の額の計算額が 前年度の保持すべき資金の額の 20% 以内の減少の場合には 前年度の保持すべき資金の額をもって 当年度の保持すべき資金の額とすることとなります 特例 ただし 平成 29 会計年度に係る計算額が 平成 28 会計年度に係る基本金の額を下回る場合については 上記の特例は適用せず その差額を取崩しの対象としなければなりません 前年度の保持すべき資金の額に比べて 当年度の計算額が 20% を超えて減少した場合には 一時的な減少ではなく 法人の支出規模が減少したものとみなして 前年度の額と当年度の計算額との差額を取崩しの対象としなければならないこととなります 前年度の保持すべき資金の額に比べて 当年度の計算額が 20% 以内の増加の場合には 前年度の保持すべき資金の額をもって 当年度の保持すべき資金の額とすることができます (5) 固定資産の中科目として新たに 特定資産 を設けることとなりました 第 7 号様式関係 別添資料 p2 47 83 参照 固定資産 固定資産 有形固定資産有形固定資産土地土地 建物 建物 その他の固定資産 電話加入権 特定資産 有価証券 第 2 号基本金引当特定資産第 3 号基本金引当特定資産 ( 何 ) 引当特定資産 ( 何 ) 引当特定資産 第 3 号基本金引当特定資産 その他の固定資産電話加入権有価証券 4

(6) 有価証券は 取得価額と比較して その時価が著しく低くなった場合には 回復が認められる場合を除き 時価によって評価することとなりました その具体的な取扱いが 以下のとおり定められました 別添資料 p60 参照 市場価格のある有価証券 市場価格のない有価証券のうち 債券等 市場価格のある有価証券 時価 = 市場価格 市場価格のない有価証券のうち 債券等 時価 = 当該有価証券を取引した金融機関等において合理的に算定した価額 下落率 =50% 以上の場合 特に合理的と認められる理由が示されない限り 時価が取得価額まで回復が可能とは認めないものとする 下落率 =30% 以上 50% 未満の場合 著しく低くなったと判断するための合理的な基準を設けて判断 市場価格のない有価証券のうち 株式 市場価格のない有価証券のうち 株式 当該株式の発行会社の実質価額を時価とみなす 実質価額 : 一般に公正妥当と認められた企業会計の基準に従い作成された財務諸表を基礎とした 1 株あたりの純資産額 下落率 =50% 以上の場合 十分な証拠によって裏付けられない限り その回復が可能とは認めないものとする (7) 大規模災害等により 使用 処分が困難となった校地校舎等の固定資産について 資産計上を続けることは学校法人の財政状態を適切に表さないと考えられることから 貸借対照表の資産計上額から除くことができるようになりました 別添資料 p59 60 参照 5

4 注記事項の追加 (1) 第 4 号基本金について その金額に相当する資金を年度末時点で有していない場合には その旨と対応策を注記することが必要になりました 第 34 条第 7 項関係 別添資料 p2 16 61 62 67 参照 第 4 号基本金に相当する資金 は 現金預金及びこれに類する金融商品である必要があります 現金預金 とは 貸借対照表上の現金預金を指します これに類する金融商品 とは 他の金融商品の決済手段として用いられるなど 支払資金としての機能をもっており かつ 当該金融商品を支払資金と同様に用いている金融商品をいい 第 4 号基本金に対応する名称を付した特定資産を含み その他の特定資産は含めません (2) 改正前の有価証券の時価情報に加えて 有価証券の種類ごとの時価情報も注記 することとなりました 別添資料 p62 63 67 68 参照 (3) 学校法人の経営状況や財政状態についてより透明性を高める観点から 学校法人間の取引について明らかにすべきとの課題に対応するため 学校法人間の取引について注記することとなりました 別添資料 p64 71 参照 学校法人間での貸付け 借入れ 寄付金 ( 現物寄付を含む ) 人件費等の負担及び債務保証その他これらに類する取引が 当該年度中にあるか又は期末に残高がある場合は 注記する必要があります 学校法人間取引についての注記は 関連当事者との取引に該当する場合であっても注記する必要があります (4) 活動区分資金収支計算書について 活動区分ごとの調整勘定等の加減の計算過 程の注記を 活動区分資金収支計算書 の末尾に記載することとなりました 別添資料 p60 61 参照 5 予算書について (1) 予算書については 平成 28 年度のものから 新基準の様式で作成する必要があります 予算書は通常 前年度との比較型で作成しますが 平成 28 年度の予算書については 次のいずれかの方法で作成することができます 別添資料 p88 89 参照 6

1 単年度の予算だけを作成する方法 2 前年度 ( 平成 27 年度 ) 予算については 新基準に組み替えた旨を注記して対比型として作成する方法 (2) 予算書は 資金収支計算書 及び 事業活動収支計算書 に対応する予算書を提出すれば足り 資金収支内訳表 人件費支出内訳表 活動区分資金収支計算書 及び 事業活動収支内訳表 に対応する予算書を提出する必要はありません 別添資料 p89 参照 資金収支計算書 及び 事業活動収支計算書 は 予算と決算を対比する様式を採っているため 収支予算を作成するに際しては それを前提として対比可能なように作成する必要があります しかし 資金収支内訳表 人件費支出内訳表 活動区分資金収支計算書 及び 事業活動収支内訳表 については 予算と決算を対比する様式を採っていないため 対応する収支予算の作成を必ずしも予定しているものではありません 7