1. 少量新規 低生産量審査特例制度の改正について 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 が一部改正され 少量新規化学物質制度と低生産量新規化学物質制度 ( 少量新規 低生産量審査特例制度 という ) の全国数量上限が 製造 輸入数量から環境排出数量 に変更されました 製造 輸入量 用途別排出

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エポキシ樹脂の耐熱性・誘電特性を改良するポリアリレート樹脂低分子量タイプ「ユニファイナー Vシリーズ」の開発について

( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

事例2_自動車用材料

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踏まえ 方針 管理計画及び作業要領を周知徹底するとともに これらの確実かつ円滑な達成又は実施を確保するため 指定化学物質等を取り扱う者 指定化学物質を排出する工程に従事する者及び管理部門の従事者等全ての関係者に対して その内容に係る教育 訓練を継続的に実施すること エ他の事業者との連携指定化学物質等

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注 ) 材料の種類 名称及び使用量 については 硝酸化成抑制材 効果発現促進材 摂取防止材 組成均一化促進材又は着色材を使用した場合のみ記載が必要になり 他の材料については記載する必要はありません また 配合に当たって原料として使用した肥料に使用された組成均一化促進材又は着色材についても記載を省略す

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更新履歴 V 年 07 月 27 日 初版 V 年 06 月 27 日 保証の対象とする物質数の選択 V 年 08 月 26 日 誤記修正 <V2.1> で示す V 年 08 月 24 日 1) 除外用途細分化への対応 2) 保証の対象

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事業概要 事業概要 確認日 1. 事業概要の把握 従業員数 操業日数 操業時間 約 名 約 日 午前 時 ~ 午後 時 製造銘柄数 製造数量( 単位をそれぞれ選択 ) 約 銘柄 月産 kg 日産 約 トン 組織図 工場全体図 設備リスト 帳簿書類リスト 製品リスト 別添 1 組織 体制図のとおり別添

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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様式2-9産廃処理実績

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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Transcription:

少量新規 低生産量審査特例制度の 申出に添付する 用途証明書の作成について 平成 30 年 10 月 経済産業省製造産業局化学物質管理課化学物質安全室 独立行政法人製品評価技術基盤機構化学物質管理センター

1. 少量新規 低生産量審査特例制度の改正について 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 が一部改正され 少量新規化学物質制度と低生産量新規化学物質制度 ( 少量新規 低生産量審査特例制度 という ) の全国数量上限が 製造 輸入数量から環境排出数量 に変更されました 製造 輸入量 用途別排出係数 環境排出数量の算出においては 申出物質の用途を確認する必要があるため 申出の際に 原則として 用途が特定できる 使用者 が作成した用途を証明する書類 ( 用途証明書 という ) のコピーを添付していただきます 変更前 変更後 個社数量上限全国数量上限 個社数量上限全国数量上限 少量新規 1 トン ( 製造 輸入数量 ) 1 トン ( 製造 輸入数量 ) 少量新規 1 トン ( 製造 輸入数量 ) 1 トン ( 環境排出数量 ) 低生産量新規 10 トン ( 製造 輸入数量 ) 10 トン ( 製造 輸入数量 ) 低生産量新規 10 トン ( 製造 輸入数量 ) 10 トン ( 環境排出数量 ) 1

2. 申出における事業者の役割について 国に申出する者新規化学物質を製造する者 又は新規化学物質もしくは調合品を輸入する者 申出書に添付する用途証明書を作成する者新規化学物質又はその調合品が 48 分類のいずれかの用途に使われることを特定できる使用者 1,2,3 原則 工業的に使用 4 する調合品 又は家庭用 業務用で使用する製品を製造する者になります 注 1: 環境排出数量は 48 分類の用途ごとに設定されていますので 用途証明書はこれらの用途を特定できる使用者が作成する必要があります 注 2: いわゆる 商社 は使用者には当たりません ただし 商社が化学物質を輸出する場合には 輸出用 の用途証明書を作成することができます なお 用途分類の 輸出用 とは 化学物質又はその調合品を輸出することを指しており 製品 ( 成形品又は一般消費者用に小分けされた混合物をいう ) を輸出する場合には該当しません 注 3: 製造 輸入者が自ら使用 輸出する場合には 社内で使用 輸出する責任者が用途証明書を作成することができます 注 4: 工場内で製品又は他の化学物質を製造する際に その原材料として又は工程で使用することをい います 注意 用途証明書の添付がある申出は 事業の実現性が高いと考えられるため 用途証明書の添付がない申出よりも優先的に製造 輸入の確認数量が配分されます 2

3. 用途証明書について 〇用途証明書の例 1 事業者間で締結している売買契約書 品質保証書 納品書等 2 用途を限定特記した SDS に 申出物質の使用者が署名押印した書類 3 用途確認書 ( 様式は次のアドレス参照 ) http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kasinhou/files/information/shinki/youtok akuninnsyoset2.doc 〇必要な記載事項は以下のとおり 用途証明書の宛先 ( 社名 部署 担当責任者氏名 ) 新規化学物質 ( 又は新規化学物質が含有されている商品 ) の名称 用途番号及び用途分類 使用者 ( 社名 部署 担当責任者氏名 住所 ) 3

( 参考 ) 用途証明書の様式 用途確認書 平成年月日 株式会社代表取締役社長 殿 ( 2) 株式会社代表取締役社長 ( 3) 印住所 今般 貴社から譲渡予定の下記 1. の化学物質 ( 又は商品 ) は 下記 2. に記載の用途にのみ使用することについて 下記のとおり確認する 記 1. 新規化学物質 ( 又は商品 ) の名称 ( 4) 2. 1. の新規化学物質 ( 又は商品 ) の用途番号及び用途分類 ( 5) 用途番号 : 用途分類 : 3. 貴社から当該新規化学物質の用途に関して説明や資料提出を求められた際には 貴社に協力する 4

4. 用途について 4-1 用途分類表について用途証明書に記載する用途は 用途番号 用途分類 環境排出係数の一覧表 (p7 参照 ) から用途番号と用途分類を選択する 用途分類の詳細については 次のURLを参照してください (https://www.nite.go.jp/chem/kasinn/tokureiyouto.html) * 注 1: 最初に次の 4 分類から 該当するものを 輸出用のもの 中間物 溶剤 溶剤以外 の順に選択し 次に各用途分類を選択してください 中間物 :#101( 新規化学物質に化学反応を起こさせて他の化学物質を製造すること ) 溶剤 :#102-109 溶剤以外 :#110-147 輸出用のもの :#199 * 注 2: 溶剤以外のうち 以下の機能用途に該当する場合には 使用目的により用途番号 が異なるため 必要に応じて出荷先に確認してください 着色剤 #111-113 115 116 125 126 129 殺生物剤 #115 117-120 123 125 126 136 137 140 表面処理剤 #112-117 123-132 134 138 144 水系洗浄剤 #112 113 125 126 129 130 133 塗料又はコーティング剤 #114 115 117 125-131 135 138 5

4. 用途について 4-2 同一物質を一つの事業者が複数の用途に使用する場合 が用途ごとに申出書を作成できるように 使用者は 原則用途ごとに用途証明書を作成してください ただし 用途ごとの使用量を予測できない又は管理できない場合には 複数の用途を併記した用途証明書を作成してください なお は 使用者から提供される情報を基に用途ごとの使用量を予測できない又は管理できない場合には 複数の用途をまとめて申出を行うことになります この場合 環境排出量は最大の排出係数を用いて算出されます 使用者 A( 用途証明書作成者 ) 複数の用途に使用する場合 製造 輸入者 B( 申出書作成者 ) 原料 (1) 用途ごとの使用量を予測 & 管理できる場合など 用途証明書 用途証明書 #112 水系洗浄剤 #113 水系洗浄剤 ( 工業用途 ) ( 家庭用 業務用の用途 ) (2) 用途ごとの使用量を予測又は管理できない場合など 用途証明書 #112 水系洗浄剤 ( 工業用途 ) #113 水系洗浄剤 ( 家庭用 業務用の用途 ) ある物質を複数の用途に使用することを記載した用途証明書を その中の一部の用途のみに使用する証明書として使用することはできません 申出書 #112 水系洗浄剤 申出書 #112 水系洗浄剤 #113 水系洗浄剤 申出書 #113 水系洗浄剤 この場合 記載された複数用途のうち最大の排出係数の用途に全量使用されるとの前提で 環境排出量が算出されます 6

用途番号 用途分類 環境排出係数の一覧表少量新規 低生産量新規共通 ( 告示 ) 用途番号用途分類係数 101 中間物 0.004 102 塗料用 ワニス用 コーティング剤用 インキ用 複写用又は殺生物剤用溶剤 103 接着剤用 粘着剤用又はシーリング材用溶剤 0.9 104 金属洗浄用溶剤 0.8 105 クリーニング洗浄用溶剤 0.8 106 その他の洗浄用溶剤 (104 及び 105 に掲げるものを除く ) 0.8 107 工業用溶剤 (102 から 106 までに掲げるものを除く ) 0.4 108 エアゾール用溶剤又は物理発泡剤 1 109 その他の溶剤 (102 から 108 までに掲げるものを除く ) 1 110 化学プロセス調節剤 0.02 111 着色剤 ( 染料 顔料 色素 色材等に用いられるものをいう ) 0.01 112 水系洗浄剤 ( 工業用のものに限る ) 0.07 113 水系洗浄剤 ( 家庭用又は業務用のものに限る ) 1 114 ワックス ( 床用 自動車用 皮革用等のものをいう ) 1 115 塗料又はコーティング剤 0.01 116 インキ又は複写用薬剤 0.1 117 船底塗料用防汚剤又は漁網用防汚剤 0.9 118 殺生物剤 ( 成形品に含まれるものに限る ) 0.04 119 殺生物剤 ( 工業用のものであって 成形品に含まれるものを除く ) 0.2 120 殺生物剤 ( 家庭用又は業務用のものに限る ) 0.4 121 火薬類 化学発泡剤又は固形燃料 0.02 122 芳香剤又は消臭剤 1 123 接着剤 粘着剤又はシーリング材 0.02 124 レジスト材料 写真材料又は印刷版材料 0.05 0.9 用途番号 用途分類 係数 125 合成繊維又は繊維処理剤 0.2 126 紙製造用薬品又はパルプ製造用薬品 0.1 127 プラスチック プラスチック添加剤又はプラスチック加工助剤 0.03 128 合成ゴム ゴム用添加剤又はゴム用加工助剤 0.06 129 皮革処理剤 0.02 130 ガラス ほうろう又はセメント 0.03 131 陶磁器 耐火物又はファインセラミックス 0.1 132 研削砥石 研磨剤 摩擦材又は固体潤滑剤 0.1 133 金属製造加工用資材 0.1 134 表面処理剤 0.1 135 溶接材料 ろう接材料又は溶断材料 0.03 136 作動油 絶縁油又は潤滑油剤 0.02 137 金属等加工油又は防錆油 0.03 138 電気材料又は電子材料 0.01 139 電池材料 ( 一次電池又は二次電池に用いられるものに限る ) 0.03 140 水処理剤 0.05 141 乾燥剤又は吸着剤 0.09 142 熱媒体 0.08 143 不凍液 0.08 144 建設資材又は建設資材添加物 0.3 145 散布剤又は埋立処分前処理薬剤 1 146 分離又は精製プロセス剤 0.1 147 燃料又は燃料添加剤 0.004 199 輸出用のもの 0.001 7

( 参考 1) 用途証明書作成者その 1 新規化学物質が調合されて 工業的に使用される場合 物質の流れ 出荷 出荷 製品として出荷 ライフサイクルステージ 製造 / 輸入調合工業的使用 区分 製造者 / 輸入者 新規化学物質の使用者 調合品の使用者 申出時 用途証明書作成者 ( 用途証明書作成者 ) 具体例 (115: 塗料又はコーティング剤 ) 塗料等の成分である新規化学物質を製造 塗料成分を配合し 塗料を製造 塗料を購入し 自動車等に塗装 4-1 注 2 の機能用途に該当する場合には 調合品の使用用途により用途番号が異なるため 工業的使用をする者が用途証明書を作成する必要がある場合もあります 8

( 参考 1) 用途証明書作成者その 2 新規化学物質が調合されて製品となり 家庭やオフィスビル等で使用される場合 物質の流れ 出荷 製品として出荷 ライフサイクルステージ 区分 製造 / 輸入 製造者 / 輸入者 調合 新規化学物質の使用者 製品として家庭 業務で使用される 申出時 用途証明書作成者 具体例 1 (113: 水系洗浄剤 ( 家庭用 業務用 )) 水系洗浄剤の成分となる新規化学物質を製造 洗剤メーカ等が水系洗浄剤成分を配合し 洗剤を製造 具体例 2 (122: 芳香剤 消臭剤 ) 香りの成分となる新規化学物質を製造 香料メーカが香りの成分を調合して香料を製造 又は芳香剤メーカが香りと基材を調合して芳香剤を製造 9

( 参考 1) 用途証明書作成者その 3 新規化学物質が中間物用途などとして工業的に使用される場合 物質の流れ 出荷 ライフサイクルステージ 製造 / 輸入 工業的使用 区分 製造者 / 輸入者 新規化学物質の使用者 申出時 用途証明書作成者 具体例 (101: 中間物 ) 中間物となる新規化学物質を製造 新規化学物質に合成 重合反応を起こさせて別の物質を製造 10

( 参考 1) 用途証明書作成者その 4 新規化学物質が調合されて 輸出される場合 物質の流れ 出荷 出荷 輸出 ライフサイクルステージ 製造 / 輸入 調合 商社 / 輸出 区分 製造者 / 輸入者 新規化学物質の使用者 調合品の輸出者 申出時 - 用途証明書作成者 輸出用 を選択 具体例 (199: 輸出用 ) 合成樹脂を製造 合成樹脂に添加剤を配合 添加剤が入った合成樹脂を輸出 11

( 参考 1) 用途証明書作成者その 5 新規化学物質を製造 輸入した事業者が 調合する場合 物質の流れ 出荷 ライフサイクルステージ 区分 申出時 具体例 (110: 化学プロセス調節剤 ) 製造 / 輸入 & 調合 製造者 / 輸入者 & 新規化学物質の使用者 & 用途証明書作成者 1 触媒等化学プロセス調節剤の成分となる新規化学物質を製造 & 成分を配合し化学プロセス調整剤を製造 工業的使用 調合品の使用者 ( 用途証明書作成者 2 ) 化学反応工程で化学プロセス調節剤を使用 1 用途証明書は 新規化学物質の使用者である調合する部署の責任者が作成する必要があります 2 4-1 注 2の機能用途に該当する場合には 使用目的により用途番号が異なるため 工業的使用をする者が 用途証明書を作成する必要がある場合もあります 12

( 参考 1) 用途証明書作成者その 6 新規化学物質を含む調合品を輸入する場合 ただし 国内で更に調合する場合は その 1 をご覧ください 物質の流れ 出荷 ライフサイクルステージ 区分 申出時 具体例 (125: 合成繊維 繊維処理剤 ) 調合品の輸入国内で更に調合する場合を除く 輸入者 ( 新規化学物質が使用された調合品の輸入者 ) & 用途証明書作成者 1 新規化学物質が配合された繊維処理剤を輸入 工業的使用 調合品の使用者 ( 用途証明書作成者 2 ) 繊維製品を製造するため 繊維処理剤を防炎等の加工処理に使用 1 国内で更に調合する場合を除き 輸入する部署の責任者が作成することができます この場合 宛先は不要です 2 4-1 注 2の機能用途に該当する場合には 使用目的により用途番号が異なるため 工業的使用をする者が 用途証明書を作成する必要がある場合もあります 13

( 参考 2) 商社が介在した場合の確認方法について 新規化学物質を実際に使用している使用者の用途証明書が必要であるため 商社を介在する場合は 商社ではなく さらに川下の使用者の用途証明書が必要となります 商社が使用者の情報を秘匿したい場合は 使用者を黒塗りすることによる秘匿は可能です ( 商社名の送り状等が別途必要になります ) 商社を介さずに用途の確認ができる場合 製品名 用途情報 使用者 商社 商社を介して用途を確認する場合 1 製品名 用途情報 使用者 製品名 用途情報 使用者 1 枚の用途証明書等で済む 製品名 (SDSの場合 ) 商社名 製品名 (SDSの場合 ) 商社 商社を介して用途を確認する場合 2 商社名送付状 製品名 用途情報製品名 使用者 商社名 商社名 製品名 用途情報 使用者 使用者 使用者 使用者 2 枚の用途証明書等が必要 製品名 ) 商社名 製品名 商社 必要に応じ 使用者名のみを黒塗りにより 秘匿することを可とする 商社が使用者名をに開示したくない場合には 使用者からの用途証明書と併せて 商社が作成した送り状をに提出する 14

問い合わせ先 用途証明書の作成に関して 経済産業省製造産業局化学物質管理課化学物質安全室 e-mail:qqhbbfa@meti.go.jp TEL:03-3501-0605 用途分類の選択について 製品評価技術基盤機構化学物質管理センタ - リスク評価課化審法連絡システム (https://www.nite.go.jp/chem/kasinn/kashinrenraku.html) 一般問合せに関するお問合せ を選択の上 お問合せ分類 の 7. 用途分類についてのお問合せ を選択し お問い合わせ内容をフォームに入力してください 15