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Techno Forum 2015 きらり技術力 ビッグデータへの取り組み ~ 現状と課題 ~ 2015 年 11 月 24 日 株式会社 MTI 船舶技術部門部門長安藤英幸 1 発表の構成 1. ビッグデータとは 2. これまでの取り組み 3. 今後の課題 4. まとめ 2

発表の構成 1. ビッグデータとは 2. これまでの取り組み 3. 今後の課題 4. まとめ 3 1 1 ビッグデータ の変遷 1997 年頃 メモリに乗らないサイズのデータの扱い CFD 計算結果等の 規模データの可視化 2000 年頃 データ マネージメントの課題 3V Volume( サイズ ), Velocity( スピード ), Variety( 多様性 ) 2010 年頃 ユーザーが主役のデータや IT の活 従来のサービスや仕事のやり を IT やデータによってどう変えていくのか? ユーザー中 のデザイン の発想 4

1 2 IoT (Internet of Things) モノのインターネット 計装 制御 インターネット 自動制御 PLC* シリアル バス IP Connected Computer IP/ イーサネット インターネット シリアル バス アナログ アクチュエータ センサ 機械 装置 * PLC: Programmable Logic Controller 計装 制御 と インターネット の相互接続 フィールドデータへのアクセスが容易な 透明性の時代 5 1 3 海運におけるビッグデータ 海運におけるビッグデータの例 航海データ 動計測データ (IoT) レポート 機器データ 動計測データ (IoT) レポート メンテナンス記録 AIS データ 衛星 AIS / 陸の AIS 気象データ 予測データ / 過去の統計データ ビジネスデータ 貨物輸送データ 6

1 4 ビッグデータ活 のフロー 環境 データ 情報 状況認識 意思決定 動 要素技術 センサ 計測 ネットワーク 通信 情報インフラ データ解析 統計解析 学知識 情報共有 える化 Web 業務知識 ワークフロー 協業 組織 マネージメント 経営 情報伝達 援技術 トレーニング インセンティブ 情報宣伝 ビジネス変 データを活 して 仕事のやり を変える 7 1 5 IoT とビッグデータの活 例 役割機能 IoT/ ビッグデータの活用例 運航者 船主 運航 船隊整備 技術管理 省エネ運航 安全運航 スケジュール管理 フリート計画 サービス計画 傭船 安全管理 事故防止 船体 機器の保守管理 環境規制対応 船体 プロペラクリーニング 改造 レトロフィット 新造船 設計最適化 8 この他にも 荷主 造船所 メーカー 船級他も ビッグデータ活用のニーズがある データの持ち主である船主の了解の上で 今後 データ活用広がる方向

1 6 ビッグデータに取り組む 法論 1. ユーザーの特定 誰のためのビッグデータ? 2. ユーザー ニーズの理解 解くべき課題は? さく始める 3. 素早い仮説形成 プロトタイピング 検証 学習のサイクル 4. ユーザーの働き と道具の共進化 5. 持続性 継続性の実現 学習する組織 = 変化を創りだす組織 傭船者における省エネ運航のように 単 組織の中でのビッグデータ活 をこれまでに進めてきた バリューチェーンの中で 複数組織をまたがった活 に展開できるか? エコシステムは これからの課題 9 発表の構成 1. ビッグデータとは 2. これまでの取り組み 3. 今後の課題 4. まとめ 10

安全 (Safety) 環境 (Environment) 経済性 (Economy) のベストバランスの追究 2-1 モニタリングの進展と近未来ロードマップ ロードマップ 船位モニタリング FROM 従来型ウェザールーティング ( 荒天回避 ) 運航監視モニタリング NYK e-missions 2010 年 ~ CO2 minimize SEEMP 対応パッケージ 運航におけるPDCA モニタリング装置標準化 EEOI 認証との連携目標 2013 年 ~ 2013.07 Rev.10 Best balance S.E.E. スマートフリートマネージメント 最適配船 気象予測との高度な連携 次世代運航インフラ目標 2014 年 ~ オンボードウェザールーティングトライアル 2005~2006 年 燃費計 FUELNAVI 2007~2008 年 ブロードバンド フリートモニタリング 運航モニタリング SIMS 2008 年 ~ 総合ウェザールーティング ( 安全性 定時性 経済性 ) 2010 年 ~ ウェザールーティングとの連携 2010 年 ~ 実海域性能解析 ( コンテナ船 ) リアルタイム ウェザールーティング & モニタリング ブロードバンド通信 波浪 動揺の常時計測 耐航性能モデル利用 2012 年 ~ 現時点 レーダー波浪解析 性能解析用モニタリング 船体付加物 塗料 2008 年 ~ 主機ガバナー 新型プロペラ スマートシップ 航海 機関 荷役データ 船陸情報共有の高度化 本船モデルのオンボード推定 各種計測装置の精度向上とモデリング 高精度トルク & スラスト計測 高精度ログ計測 高精度燃費計測 2012 年 ~ 波浪 & 海流計測 実海域性能モデル開発 経年劣化評価 EEDI 認証 目標 2013 年 ~ トリム解析 CFD 解析 造船所へのフィードバック 11 電子アブログ SPAS 2006 年 ~ 自動車船, Bulker, タンカー, LNG 船への展開 11 省エネ機関モニタリング 減速運転対応 補機モニタリング 予防保全 2013 年 ~ 2-2 実海域性能 波による影響 < 対象船 > 6500TEU 積みコンテナ船喫水 12m Wind and wave effect 天候 ビューフォート階級ビューフォート スケール wind 風速 speed wave 波高 height wave 波周期 period (m/s) (m) (sec) BF0 0.0 0.0 0.0 BF3 4.5 0.6 3.0 BF4 6.8 1.0 3.9 BF5 9.4 2.0 5.5 BF6 12.4 3.0 6.7 BF7 15.6 4.0 7.7 BF8 19.0 5.5 9.1 BF9 22.7 7.0 10.2 0 度 ( 風, 波 ) 向い波 向い風 12

2 3 最適な航路 サービス計画 配船 航路サービス 船のパフォーマンス モデル 13 過去の気象統計 予測 推定 - 着時間 - 燃料マージン - 船速 - 燃費 船のパフォーマンス モデルと気象統計に基づきシミュレーションを行い 最適な航路 サービスを計画 2-4 運航プロファイルに基づく船型改良 23 % の燃費 CO2 削減 運航プロファイル 省エネ改造 船速 回転数 喫 トリム 排 量 天候 シーマージン etc バルブ改造 省エネデバイス (MT-FAST) etc 14

2 5 データ活 フロー ユーザー用ダッシュボード 専用データ解析 自動化 自動性能解析 ダッシュボード ( オペ 管理会社 船主 荷主 ) 実海域性能解析 深度化 汎用データ解析 データベース ( クラウド ) IoT + 航海 + 海気象 データアクセス データ解析ツールによる各種アプリ データ利用の拡大 15 2 6 複数船のデータ解析 機関系は 共通辞書によるデータ名称の統 が必要 取り出したデータを 汎 解析ツールで解析 餅は餅屋 専 家が でデータ解析 Data Finder 16

2 7 ユーザー向けのダッシュボード 管理会社向けダッシュボード 船の管理上 陸で知りたい情報を集約 17 この部分には 今後 安全に関する各種の KPI が表示される予定 2 8 複数組織をまたがったデータ活 の例 タイムリーな船体 プロペラクリーニングの実施を含む最適運航 性能低下船をリストアップ 人工知能技術活用 動性能解析船体 プロペラ汚損状況の把握 クリーニング対象船選定解析結果 船の航路 寄港地 ドック時期を考慮し 対象船を選定 船体クリーニング内地 外地のクリーニング対象港拡 中 船舶管理部門 船舶運航部門 クリーニング事業者 18

2 9 実海域性能解析 シミュレーションと計測データの融合 波抵抗は 海上技術安全研究所の VESTA モデルを利 し あらかじめ全ての組み合わせをシミュレーションし 多次元データベース化 (*1) ドラフト トリム影響は 槽試験結果 CFD がある場合には活 無い場合は推定 modified original 多次元のデータベースから 連続モデルを作成し 任意の条件 ( ドラフト トリム 波 ) における船体性能を取り出すことが可能 実船計測 IoT データによるモデルの補正機能 (*2) *1 ( 国研 ) 海上技術安全研究所との共同研究 *2 ( 国研 ) 産業総合技術研究所との共同研究 19 2 10 汎 解析ツール利 によるデータ活 拡 メリット1: 素早いプロトタイピング 試 錯誤が必要なデータ解析アプリの開発プロセス 継続的なカスタマイズに合う メリット2: ユーザー がデータ解析者になる 実務担当者の状況認識レベルあげる 例 ) オペレーション プロファイル 20 対象船種 期間他の各種条件によるデータ絞込 運航プロファイル 船体汚損リスク評価などに応用

2 11 事業部と技術の連携 NYK IBIS Project IBIS で きな成果が出た理由 事業部 仕事の仕 を変える 技術 必要な技術 情報の提供 海技者の知 総合的な技術 学系の技術 ( 船舶 学 データ解析 IT 最適化 ) をベースとするソリューション提供 気象の専 家他とのコラボ 事業部と技術の専 家が連携し データを活 して 仕事の最適化を進める 新しい仕事のスタイル 21 発表の構成 1. ビッグデータとは 2. これまでの取り組み 3. 今後の課題 4. まとめ 22

3 1 船陸オープンプラットフォームの推進 船陸オープンプラットフォーム しっかりしたデータのセキュリティー アクセスコントロールの下 パートナーとの協業を進めるデータ共有プラットフォーム VDR 船陸オープンプラットフォーム 船会社アプリ ユーザー荷主 Engine D/L IAS オンボードデータサーバー ( 標準化 ) ブロードバンド データセンター ( 船級 ) フリート管理パフォーマンス 3 rd パーティー アプリ 傭船者船主管理会社 機器 装置 Ship LAN 船会社アプリ パフォーマンス 3 rd パーティー アプリ パフォーマンスウェザールーティング主機診断 造船所船級メーカー パフォーマンス 機器リモートメンテ 23 船 陸 3 2 機器 プラントの安全診断システムの構築 きな事故 トラブルにつながる予兆の発 防 正確な情報に基づく事後の迅速 的確な対応 現場エンジニアの 援 陸からのモニタリング 船陸協業 機器の 診断 メーカー 代理店のサービスエンジニア 援 船会社のユーザー視点で全体を ながら 各メーカーとのコラボで取り組みたい 船舶管理用ダッシュボード 各メーカーではじき出した部品の交換 故障リスクなど KPI を ココに表示するイメージ 24

3 3 リスク KPI を評価するアプローチ Fault Treeと った信頼性 学の 法と データによる状態監視を融合した管理システムの構築 指す プラント全体の安全管理マネージメントを 的とするユーザー 線でロジックを構築していく 今後 各メーカーとの協業を適宜進めたい KKD ( 勘 経験 度胸 ) とデータサイエンスの融合 Fault Tree( 故障木 ) とデータに基づく正常 異常判定ロジック 25 3 4 律化への取り組み ( 知能の応 ) 自律エージェント Input Perception Communication Output Action Communication Environment 船の航海 ( 無人船 自律船 ) に適用できる? > NO! 26

3 5 律エージェントのアーキテクチャ 自律エージェント High level High level 知識ベース コントローラ Low level Low level センサ コミュニケーション アクチュエータ 環境 船の航海で起こりうる全ての事象を想定して それをカバーするセンサ 知識ベース コントローラ コミュニケーションを設計することは複雑すぎて 現時点では難しい 27 3 6 しかし 問題を限定すれば 律は可能 例 ) オートパイロット ゴール : 指示された針路の維持 針路 ( 指示 実際 ) PID 制御器 ジャイロ コンパス 指示器 操舵機 Environ ment 操舵士 Environ ment 律性を実現するアプローチは 解ける問題に限定すること 戦略的な意思決定は 間が う がシステムとして安全の役割分担 と機械 28

3 7 その他の 知能技術の応 可能性 コンピューター ビジョン膨 なデータの学習に基づく パターン マッチングのアプローチ こうした技術は Radar/ARPA/AIS/ECDISなどとのセンサ フュージョン で 張り 援などに活 可能性ある 航海計器メーカーとのコ ラボを進めたい 29 発表の構成 1. ビッグデータとは 2. これまでの取り組み 3. 今後の課題 4. まとめ 30

まとめ ビッグデータの活 は ビジネスや専 性の具体的な課題を持つユーザーが主役で進める時代になった データの活 によって 仕事の仕 を変える ことを 指し 現在までの取り組みを紹介した 今後 オープンプラットフォームを活 して こうした取り組みに関 い業界のパートナーの皆様と連携進める 今後 機器のトラブル防 航海の安全と ったテーマに メーカー各社との協業 知能技術など新技術も取り れながら 取り組んでいきたい 31 ご清聴ありがとうございました 32